JP2019147222A - ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】梱包箱と集合成型品との間に大きな隙間が形成されない場合でも、集合成型品の箱詰めを行えるロボットを提供することである。【解決手段】ロボットは、複数の成型品の分離可能な集合体である集合成型品80を梱包箱に詰め込むためのロボットであって、互いの間隔を小さくするように移動することにより、集合成型品80を掴むことが可能に構成される2本のクランプ50a、50bと、2本のクランプ50a、50bの間で伸縮可能であり、2本のクランプ50a、50bの間から突き出る方向に伸張することにより、集合成型品80を梱包箱内に押し込むプッシャー装置61とを含む。【選択図】図3A

Description

本開示は、ロボットに関する。
従来から、特許文献1に記載されているように、受け治具上の射出成型品を把持し、投入ステーションにハンドリングして、投入ステーションに位置するコンベア上の箱内の所定位置で成型品を離脱することにより箱詰め動作を行うロボットが知られている。
特開平5−147603号公報
特許文献1に記載されたロボットでは、箱と成型品との間に隙間がない場合、または大きな隙間が形成されない場合に、ロボットの把持部により成型品を掴んだ状態で、把持部の成型品を掴んだ部分を、箱の内部に十分に挿入できない可能性がある。そのために成型品を箱詰めするために、把持部が箱の開口に位置した状態で、把持部により成型品を離脱させることが考えられる。しかしながら、その場合には成型品が箱に十分に押し込まれず、箱詰めが困難となる可能性がある。特に、複数の成型品の分離可能な集合体である集合成型品を箱内に押し込む場合に、ロボットが箱の開口で集合成型品を離脱した場合には、集合成型品が複数の部分に分離してしまう可能性がある。
本開示の目的は、梱包箱と集合成型品との間に大きな隙間が形成されない場合でも、集合成型品の箱詰めを行えるロボットを提供することである。
本開示のロボットは、複数の成型品の分離可能な集合体である集合成型品を梱包箱に詰め込むためのロボットであって、互いの間隔を小さくするように移動することにより、集合成型品を掴むことが可能に構成される2本のクランプと、2本のクランプの間で伸縮可能であり、2本のクランプの間から突き出る方向に伸張することにより、集合成型品を梱包箱内に押し込むプッシャー装置と、を備える、ロボットである。
本開示に係るロボットによれば、梱包箱と集合成型品との間に大きな隙間が形成されない場合でも、集合成型品の箱詰めを行える。
本開示の実施形態のロボットを用いて工場内で集合成型品の箱詰めを行う状態を示している図であり、工場の箱詰めステーションを上方から見た図である。 図1に示すロボットにより、集合成型品の箱詰め動作を行っている状態を示している斜視図である。 図2に示すロボットが備えるロボットハンドを上方から見た図である。 図3Aにおいて、ロボットハンドで集合成型品を掴んだ状態を示す図である。 図3Bの下側から見た図である。 図3Aに示すロボットハンドを用いて、集合成型品の箱詰め動作を行う場合のプッシャー装置の作動前の工程を示す斜視図である。 図3Aに示すロボットハンドを用いて、集合成型品の箱詰め動作を行う場合のプッシャー装置の作動後の工程を示す斜視図である。 実施形態の別例のロボットが備えるロボットハンドを用いて、集合成型品の箱詰め動作を行う場合のロボットハンドの動作を示す斜視図である。
以下、図面を用いて本開示の実施形態を説明する。以下で説明する形状、個数、及び材料は、説明のための例示であって、ロボットの仕様に応じて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号を付して説明する。また、本文中の説明においては、必要に応じてそれ以前に述べた符号を用いるものとする。
図1は、本開示の実施形態のロボット10を用いて工場100内で集合成型品80の箱詰めを行う状態を示している図であり、工場100の箱詰めステーション101を上方から見た図である。図2は、ロボット10により、集合成型品80の箱詰め動作を行っている状態を示している斜視図である。図3Aは、ロボット10が備えるロボットハンド40を上方から見た図である。図3Bは、図3Aにおいて、ロボットハンドで集合成型品を掴んだ状態を示す図である。図4は、図3Bの下側から見た図である。
図1に示すように、工場100内には、集合成型品80の箱詰めステーション101が配置される。集合成型品80は、図3Bに詳しく示すように、5つの成型品81の分離可能な集合体である。成型品81のそれぞれは、図3BにPの符号が付された成型品81で示すように、例えば樹脂の射出成型等により一体形成されたL字形のダクトであり、一端部に小径筒部82が形成される。小径筒部82は、成型品81の他の部分より外周形状及び内周形状がそれぞれ小さくなっている。図3Bでは、分かり易くするために、集合成型品80を砂地で示している。ダクトは、例えばエルボと呼ばれる部材であり、雨樋のコーナー部に配置され、2つの直線状の雨樋要素を連結する部材である。
集合成型品80は、5つの成型品81をリング状に組み合わせて形成する。このとき、隣り合う2つの成型品81の周方向一方側(図3Bの時計方向)に位置する成型品81の一端部の内側には、周方向他方側(図3Bの反時計方向)に位置する成型品81の小径筒部82を嵌合する。これにより、集合成型品80は、直径を大きくするようにある程度の力が加わることで、2つ以上の部分に分離することができる。このため、集合成型品80は、持ち運ぶときに、周りから3点以上で押さえて支持することが、分離を防止する面から好適である。
図1に示す工場100では、それぞれの成型品81の外観を検査ステーション102で検査した後、箱詰めステーション101に位置するロボット10で集合成型品80を梱包箱である箱90が配置された部分に移動させ、箱詰め動作を行っている。箱90は、例えばダンボール板により直方体形状に形成されたダンボール箱である。図1では、箱詰めステーションに位置するロボット10の最大移動可能範囲を一点鎖線αで示している。また、図1では、検査ステーションに位置するロボット(図示せず)の最大移動可能範囲を一点鎖線βで示している。
箱詰め動作では、ロボット10が、箱90に集合成型品80を1つずつ移動させ、箱90に集合成型品80を押し込み、その動作を複数の集合成型品80で繰り返すことにより、所定数の集合成型品80が押し込まれた成型品入りの箱を作成する。その後、その成型品入りの箱は、工場100から別の場所へ移動される。
図2〜図4を用いて、箱詰めに用いるロボット10を詳しく説明する。ロボット10は、集合成型品80を箱90に詰め込むために用いられる。図2では、分かり易くするために、箱90の内部を透視して示している。ロボット10は、床に固定されたベース11と、移動部12と、ロボットハンド40とを備える。移動部12は、旋回台13、第1アーム14、第2アーム15、及び複数のモータを含んで構成される。複数のモータは、旋回モータ16、第1アームモータ17、第2アームモータ18、第3アームモータ19、及び第4アームモータ20である。
旋回台13は、ベース11の上に配置され、上下方向に沿った回転軸を中心に回転可能に支持される。旋回モータ16は、ベース11の内部に、その駆動軸が上方に延びるように配置される。旋回台13は、旋回モータ16により上下方向の回転軸を中心に回転駆動される。
旋回台13には、第1アーム14の根元部(図2の下端部)が、幅方向(図2の左右方向)両側に配置された2つの第1リンク21を介して互いの回動を可能に連結される。第1アーム14の先端部(図2の上端部)には、第2アーム15の根元部(図2の紙面の表側端部)が、それぞれのアーム14,15の幅方向両側に配置された2つの第2リンク22を介して互いの回動を可能に連結される。第2アーム15の先端部(図2の紙面の裏側端部)の下側には、ロボットハンド支持部24を介して、ロボットハンド40が連結される。
第1アームモータ17は、旋回台13の内部に配置され、水平方向の軸O1を中心に第1リンク21を回転駆動する。第2アームモータ18は、第1アーム14の根元部の内部に配置され、水平方向の軸O2を中心に第1リンク21を回転駆動する。第3アームモータ19は、第1アーム14の先端部の内部に配置され、水平方向の軸O3を中心に第2リンク22を回転駆動する。第4アームモータ20は、第2アーム15の根元部の内部に配置され、水平方向の軸O4を中心に第2リンク22を回転駆動する。第1、第2、第3、及び第4アームモータ17,18,19,20と、旋回モータ16とは、制御装置26(図2)により制御される。
制御装置26は、演算処理部であるCPUと、RAM、ROM等の記憶部とを有する。CPUは、記憶部に予め記憶されたプログラム等を読み出して実行する機能を有する。記憶部は、読み出したプログラムや処理データを一時的に記憶する機能と、制御プログラムや所定の閾値等を予め記憶する機能を有する。制御装置26が、プログラムを実行することによって、本開示における装置、システム、または方法の主体の機能が実現される。演算処理部は、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。演算処理部は、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む1つまたは複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されていてもよいし、複数の装置に備えられていてもよい。記憶部として、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体が用いられてもよい。制御装置26には、記憶部として外部記憶装置が接続されてもよい。プログラムは、記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
さらに、制御装置26は、予め記憶されたプログラムにしたがって、上記の複数のモータ16,17,18,19,20を制御する。制御装置26は、後述のロボットハンド40のクランプ開閉用の吸排装置(図示せず)、及びプッシャー伸縮用の吸排装置(図示せず)も、予め記憶されたプログラムにしたがって制御する。これにより、移動部12は、制御装置26により制御されて、後述する2本のクランプ50a、50b(図3A)及びプッシャー装置61(図3A)を含むロボットハンド40を移動させる。このとき、移動部12は、2本のクランプ50a、50bを、第1位置である検査ステーション102の検査後待機位置Q1(図1)に移動させる。次いで、2本のクランプ50a、50bが集合成型品80を掴んだ後、移動部12は、2本のクランプ50a、50bを、箱90の開口が位置する第2位置である、箱詰めステーション101の箱待機位置に移動させる。これにより、ロボットハンド40により集合成型品80を検査ステーション102で掴んで、箱詰めステーション101の箱90の開口に移動させることができる。このとき、箱90は、図2に示すように、床面に対し傾斜した状態、または床面に対し直立した状態とし、箱90の開口をロボット10の側に向ける。なお、図2に示す構成において、第2アーム15の先端部の内部にモータを配置し、このモータの駆動によりロボットハンド40を、第2アームの先端部に対し左右方向に回動できる構成としてもよい。このときには、このモータの駆動も制御装置26により制御される。
次に、図3A、図3B、図4を用いてロボットハンド40を具体的に説明する。ロボットハンド40は、クランプ装置41と、プッシャー装置61とを含んで構成される。クランプ装置41の第1ケース43は、プッシャー装置61の第2ケース63の上側に重ね合わせた状態で固定される。図3A、図3Bでは、分かり易くするために、クランプ装置41を斜格子で示している。
クランプ装置41は、クランプ駆動部42と、2本のクランプ50a、50bとを含む。クランプ駆動部42は、エアで駆動されるエアチャックである。クランプ駆動部42は、上記の第1ケース43と、第1ケース43に直線方向の第1方向(図3A、図3Bの上下方向)に往復移動可能に支持された2つの移動部材44とを含む。クランプ装置41は、2つの移動部材44に固定された2本のクランプ50a、50bを、第1方向と平行な方向において逆方向に移動させる。例えば、第1ケース43の内部には、図示を省略する第1シリンダと、第1シリンダ内で往復移動する第1ピストンと、第1ピストンの先端部に支持された2つのレバーとが配置され、2つのレバーの先端部に移動部材44が連結される。2つのレバーの中間部は、第1ケース43に支持された軸に支持され、各レバーを軸中心に揺動する。第1シリンダ内の第1ピストンを挟んだ両側位置には、クランプ開閉用の吸排装置が接続される。これにより、クランプ開閉用の吸排装置の作動による第1ピストンの往復移動に伴ってレバーが揺動し、移動部材44が移動することで、クランプの開閉が行われる。ここで、「クランプの開」とは、2本のクランプ50a、50bが最大限離れた状態を意味し、「クランプの閉」とは、2本のクランプ50a、50bが最大限近づいた状態を意味する。クランプの閉状態では、2本のクランプ50a、50bの間隔が小さくなる。このため、2本のクランプ50a、50bは、互いの間隔を小さくするように移動することにより、集合成型品80を掴むことが可能に構成される。2本のクランプ50a、50bの形状は、後で説明する。
プッシャー装置61は、プッシャー駆動部62と、プッシャー本体70とを含む。プッシャー駆動部62は、エアで駆動されるエアシリンダ装置である。プッシャー駆動部62は、第2ケース63を有する。例えば、第2ケース63の内部には、図示を省略する第2シリンダと、第2シリンダ内で往復移動する第2ピストンと、第2ピストンに一端が固定された3本のロッド64(図5、図6参照)とが配置される。各ロッド64の先端部は、第2ケース63の一方側(図3A、図5、図6の左側)から突出する。第2ケース63は、プッシャー装置61の固定部に相当する。第2シリンダ内の第2ピストンを挟んだ両側位置には、プッシャー伸縮用の吸排装置が接続される。これにより、プッシャー伸縮用の吸排装置の作動による第2ピストンの往復移動に伴って、各ロッド64の第2ケース63からの突出量が変化するので、プッシャー装置61の伸縮が可能となる。
ロボットハンド40を第1ケース43と第2ケース63との重ね合わせ方向の一方側(図3Aの紙面の表側)から見た状態で、3本のロッド64は、2本のクランプ50a、50bの間で伸縮可能に配置される。プッシャー本体70は、3本のロッド64の先端部に固定される。図3Aでは、3本のロッド64のうち、中央のロッド64のみが見えている。これにより、プッシャー装置61は、2本のクランプ50a、50bの間で伸縮可能である。プッシャー装置61は、2本のクランプ50a、50bの間から突き出る方向に伸張することにより、プッシャー本体70で押された集合成型品80を箱90(図2)内に押し込むことが可能に構成される。
次に、2本のクランプ50a、50bと、プッシャー本体70との形状を説明する。2本のクランプ50a、50bのそれぞれは、プッシャー装置61の第2ケース63付近に位置する平板状の根元部51と、板状の中間部52と、先端部に向かって広がる形状の先端把持部53とを含んでいる。中間部52は、根元部51の先端から連続して2本のクランプ50a、50bで互いに離れるように延びる。より具体的には、2本のクランプ50a、50bの中間部52のそれぞれは、根元部51から先端把持部53に向かって、2本のクランプ50a、50bで互いに離れる方向にプッシャー装置61の突出方向(図3A、図3Bの左方向)に対し傾斜している。2本のクランプ50a、50bの根元部51は互いに平行である。2本のクランプ50a、50bで中間部52は、互いに逆方向に、プッシャー装置61の突出方向に対し傾斜している。また、図4に示すように、各クランプ50a、50bの中間部52は、先端把持部53に向かって、上記の重ね合わせ方向におけるプッシャー装置61側(図4の下側)に、プッシャー装置61の突出方向(図4の左方向)に対し傾斜している。
先端把持部53は、プッシャー装置61の伸張状態で、プッシャー装置61の外側に位置するように配置され、中間部52の先端から連続してプッシャー装置61の突出方向(図3Aの左方向)に延びる。図4に示すように、先端把持部53の先端部は、幅方向(図4の上下方向)に広がって、その広がった幅方向両端部が、プッシャー装置61側(図4の紙面の裏側)に向かって傾斜して折れ曲がっている。これにより、先端把持部53で掴んだ集合成型品80の幅方向のずれを防止しやすい。
図3Aに示すように、プッシャー本体70は、プッシャー装置61の先端部に形成され、2つの平板状の外側部分71と、平板状の連結部72とを有し、先端に向かうほど両側部分の間隔が広がった略U字形の部分である。2つの外側部分71は、プッシャー装置61の短縮状態で、2つのクランプ50a、50bのそれぞれの中間部52に沿うように、プッシャー装置61の突出方向(図3Aの左方向)に対し傾斜している。連結部72は、2つの外側部分71を連結し、クランプ50a、50bの中間部52の根元端付近に位置する。連結部72は、プッシャー装置61の突出方向に対し直交する方向に沿っている。連結部72は、平板状の板部74の外側面(図3Aの左側面)に固定される。この板部74の内側面(図3Aの右側面)には、3本のロッド64の先端部が固定される。これにより、連結部72は、板部74を介してロッド64に固定される。
さらに、プッシャー装置61は、集合成型品80に押し付ける部分である2つの外側押圧部76と内側押圧部77とを含む。2つの外側押圧部76及び内側押圧部77は、ポリウレタン等の樹脂材料またはゴム等の柔軟性を有する材料により形成された平板状、または外側面が断面円弧形の凹面である板状の部分である。2つの外側押圧部76及び内側押圧部77の外側面を凹面とする場合、集合成型品80に向く側が窪んでいる。2つの外側押圧部76は、プッシャー本体70の2つの外側部分71の外側にそれぞれ固定される。内側押圧部77は、プッシャー本体70の連結部72の外側に固定される。図3B、図4に示すように、2つの外側押圧部76及び内側押圧部77は、プッシャー本体70の短縮状態で、先端把持部53とともに集合成型品80を支持するように、集合成型品80に押し付けられる。
次に、ロボット10を用いて集合成型品80を箱に押し込む箱詰め動作を説明する。図5は、ロボットハンド40を用いて、集合成型品80の箱詰め動作を行う場合のプッシャー装置61の作動前の工程を示す斜視図である。図6は、集合成型品80の箱詰め動作を行う場合のプッシャー装置61の作動後の工程を示す斜視図である。
上記のようにロボット10は、制御装置26(図2)により制御されて、検査ステーション102の検査後待機位置Q1(図1)にロボットハンド40を移動させる。ロボットハンド40は、この位置でクランプ装置41が作動されることによりクランプの開状態から閉状態に、2本のクランプ50a、50bを移動させて、検査後待機位置Q1に位置する集合成型品80を掴む。このとき、図3Bに示したように、2本のクランプ50a、50bの先端把持部53が集合成型品80を掴んで支持するとともに、2つの外側押圧部76及び内側押圧部77が集合成型品80に押し付けられることで、集合成型品80が5点で支持される。これにより、集合成型品80を安定して掴むことが可能となる。
その後、ロボット10は、制御装置26(図2)により制御されて、ロボットハンド40を箱詰めステーション101(図1)に位置する箱90の開口位置に移動させる。図5(a)は、箱90にすでに1つの集合成型品80が押し込まれた後の状態を示している。上記の図2に示したように、箱詰め動作では、箱90は、図2に示したように、床面に対し傾斜した状態、または床面に対し直立した状態とし、箱90の開口92をロボット10の側に向ける。このとき、箱90を床面に対し(例えば箱90の底面91が床面に対し60度〜80度の範囲で傾斜するように)傾斜させて、開口92が斜め上側に向くように配置することが、箱90より高い位置からロボットハンド40を開口92内に挿入しやすくする面から好ましい。
図5(a)に示すように、箱詰め動作では、まず、ロボットハンド40の先端部を箱の奥行き方向(図5(a)の紙面の表裏方向)に対し若干斜めに向ける。この状態で、集合成型品80を掴んだ2本のクランプ50a、50bのうち、一方(図5(a)の右側)のクランプ50aの先端部を、他方(図5(a)の左側)のクランプ50bより先に、箱90の開口92の内側に、図5(a)の矢印A1方向に押し込むように、移動部12(図2)を移動させる。このとき、一方のクランプ50aの先端部は、箱90の開口92に位置し、略平行に両開き状に開いた2つの蓋93の内側に挿入される。
次に、図5(b)に示すように、他方のクランプ50bを箱90の開口92の内側に、図5(b)の矢印A2方向に押し込むように、移動部12(図2)を移動させる。このとき、他方のクランプ52bの先端部は、箱90の略平行に開いた2つの蓋93の内側に挿入される。
次に、図5(c)に示すように、ロボットハンド40の先端部を箱90の奥行き方向にほぼまっすぐに向けた状態で、ロボットハンド40の先端部が箱90の蓋93より直方体形状部分に入り込んだ位置まで、図5(c)の矢印A3方向に、移動部12(図2)により移動させる。
その後、図6(a)に示すように、プッシャー装置61を作動させて、2本のクランプ50a、50bの間からロッド64の第2ケース63からの突出部分を、図6(a)の矢印A4方向に伸張させて、プッシャー本体70により集合成型品80を箱90の内側に押し入れる。
次に、図6(b)に示すように、プッシャー装置61を逆方向に作動させる。これにより、プッシャー装置61を、図6(b)の矢印A5方向に短縮させて、プッシャー本体70を集合成型品80から離隔させる。その後、ロボットハンド40を移動部12(図2)により箱90から抜き出すように移動させた後、次の集合成型品80を掴むように、検査ステーション102(図1)に移動させる。ロボットが上記の動作を繰り返すことにより、箱90の上下方向に一列に集合成型品80を押し入れることができる。このとき、次の箱詰め動作では、ロボットハンド40は、箱90の開口付近の上下方向において、前の箱詰め動作のときより上側に位置させる。
上記のロボット10によれば、箱詰め時に2本のクランプ50a、50bは、箱90内に少しだけ挿入し、その状態でプッシャー装置61により集合成型品80を押し込めばよい。これにより、箱90と集合成型品80との間に左右方向に大きな隙間が形成されない場合でも、集合成型品80の箱詰めを行える。また、箱90と集合成型品80との間に大きな隙間を形成する必要がないので、集合成型品80が箱90内でがたつくことを防止できる。
また、2つの外側押圧部76及び内側押圧部77は、プッシャー装置61の短縮状態で、2本のクランプ50a、50bの先端把持部53とともに集合成型品80を支持するように、集合成型品80に押し付けられる。これにより、集合成型品80が5点で支持されるので、ロボットハンド40で安定して集合成型品80を掴むとともに、安定して集合成型品80を箱90内に押し込むことができる。また、本例のように集合成型品80がリング状である場合に、箱90内への押し込み時に集合成型品80の回転を防止できる。特に集合成型品80が分離しやすい場合に、その集合成型品80を掴む場合においても、集合成型品80が分離しにくくなる。
なお、プッシャー装置61から内側押圧部77を省略して、2つの外側押圧部76が、プッシャー装置61の短縮状態で先端把持部53とともに集合成型品80を支持するように、集合成型品80に押し付けられる構成としてもよい。この場合には、集合成型品80が4点で支持されるので、5点で支持される場合より安定性は劣るが、2つの先端把持部53の2点のみで支持する場合よりも、安定して集合成型品80を掴むとともに、安定して集合成型品80を箱90内に押し込むことができる。
また、上記では、箱90内に上下方向に1列のみ集合成型品80を押し入れるように箱詰めする場合を説明したが、箱90内に左右方向に隣り合う2列または3列以上の集合成型品80を押し入れるように箱詰めしてもよい。
図7は、実施形態の別例のロボットが備えるロボットハンド40aを用いて、集合成型品80の箱詰め動作を行う場合のロボットハンド40の動作を示す斜視図である。
本例の場合には、図7(a)に示すように、プッシャー本体70aは、図1〜図6の構成の連結部72(図3A)に相当する略平板状の板部のみにより形成される。プッシャー本体70aの外側には、外側面が凹面である押圧部78が固定される。押圧部78は、図1〜図6の構成の内側押圧部77(図3A)に相当する。押圧部78は、プッシャー装置61の短縮状態で2本のクランプ50a、50bの先端把持部53とともに集合成型品80を支持するように、集合成型品80に押し付けられる。
本例の構成では、図7(b)に示すように、2本のクランプ50a、50bが集合成型品80を掴んだ状態で、集合成型品80に押圧部78が押し付けられる。これにより、集合成型品80は、2本のクランプ50a、50bの先端把持部53と押圧部78との3点で支持される。この場合にも2つの先端把持部53の2点のみで集合成型品80を支持する場合よりも、安定して集合成型品80を掴むとともに、安定して集合成型品80を箱内に押し込むことができる。図7(c)は、プッシャー装置61で集合成型品80を押し出す場合の動作を示している。本例において、その他の構成及び作用は、図1〜図6の構成と同様である。
10 ロボット、11 ベース、12 移動部、13 旋回台、14 第1アーム、15 第2アーム、16 旋回モータ、17 第1アームモータ、18 第2アームモータ、19 第3アームモータ、20 第4アームモータ、21 第1リンク、22 第2リンク、24 ロボットハンド支持部、26 制御装置、40,40a ロボットハンド、41 クランプ装置、42 クランプ駆動部、43 第1ケース、44 移動部材、50a,50b クランプ、51 根元部、52 中間部、53 先端把持部、61 プッシャー装置、62 プッシャー駆動部、63 第2ケース、64 ロッド、70,70a プッシャー本体、71 外側部分、72 連結部、74 板部、76 外側押圧部、77 内側押圧部、78 押圧部、80 集合成型品、81 成型品、82 小径筒部、90 箱、91 底面、92 開口、93 蓋、100 工場、101 箱詰めステーション、102 検査ステーション。

Claims (7)

  1. 複数の成型品の分離可能な集合体である集合成型品を梱包箱に詰め込むためのロボットであって、
    互いの間隔を小さくするように移動することにより、前記集合成型品を掴むことが可能に構成される2本のクランプと、
    前記2本のクランプの間で伸縮可能であり、前記2本のクランプの間から突き出る方向に伸張することにより、前記集合成型品を前記梱包箱内に押し込むプッシャー装置と、を備える、
    ロボット。
  2. 請求項1に記載のロボットにおいて、
    前記2本のクランプ及び前記プッシャー装置を移動させる移動部であって、前記2本のクランプを第1位置に移動して、前記2本のクランプが前記集合成型品を掴んだ後、前記2本のクランプを、前記梱包箱の開口が位置する第2位置に移動させる移動部を備える、ロボット。
  3. 請求項1または請求項2に記載のロボットにおいて、
    前記2本のクランプのそれぞれは、前記プッシャー装置の固定部付近に位置する根元部と、前記根元部から連続して前記2本のクランプで互いに離れるように延びる中間部と、前記中間部から連続して前記プッシャー装置の突出方向に延びる先端把持部とを含み、
    前記プッシャー装置は、先端部に形成され、前記プッシャー装置の短縮状態で、前記2つのクランプのそれぞれの前記中間部に沿った2つの外側部分と、前記2つの外側部分を連結し、前記中間部の根元端付近に位置する連結部とを有するプッシャー本体を含んでいる、ロボット。
  4. 請求項3に記載のロボットにおいて、
    前記2本のクランプの前記中間部のそれぞれは、前記根元部から前記先端把持部に向かって、前記2本のクランプで互いに離れる方向に前記プッシャー装置の突出方向に対し傾斜している、ロボット。
  5. 請求項3または請求項4に記載のロボットにおいて、
    前記プッシャー装置は、前記プッシャー本体の前記2つの外側部分の外側に固定され、前記プッシャー装置の短縮状態で前記先端把持部とともに前記集合成型品を支持するように、前記集合成型品に押し付けられる2つの外側押圧部を含む、ロボット。
  6. 請求項5に記載のロボットにおいて、
    前記プッシャー装置は、前記プッシャー本体の前記連結部の外側に固定され、前記プッシャー装置の短縮状態で前記先端把持部及び前記外側押圧部とともに前記集合成型品を支持するように、前記集合成型品に押し付けられる内側押圧部を含む、ロボット。
  7. 請求項3または請求項4に記載のロボットにおいて、
    前記プッシャー装置は、前記プッシャー本体の前記連結部の外側に固定され、前記プッシャー装置の短縮状態で前記先端把持部とともに前記集合成型品を支持するように、前記集合成型品に押し付けられる押圧部を含む、ロボット。

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