JP2019146787A - キャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラム - Google Patents

キャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】使い勝手がよくて便利なキャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラムを提供する。【解決手段】本実施の形態に係るキャビネット1は、物品が収納されるキャビネット1において、開き戸又は折れ戸であり、被写体(例えば使用者の後ろ姿)を撮像して画像を出力する撮像装置13が配される第1扉11と、開き戸又は折れ戸であり、前記撮像装置13が出力した画像を表示する表示装置14が配される第2扉12とを備えることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、物品が収納されるキャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラムに関する。
従来、物品が収納されるキャビネットが用いられている。使用者が身に着ける物、又は身繕いのための物が収容されるキャビネットは、鏡を備えていることがある。使用者は、鏡に映った自分の姿を見ながら、衣類、アクセサリー、又は鞄等を身に着け、或いは櫛又は化粧品等で身なりを整える。
ところで、特許文献1に開示されている表示装置付きミラーは、透明基板と表示装置とを備える。透明基板の一面の一部には鏡面膜が形成されている。表示装置は、透明基板の一面における鏡面膜が形成されていない部分に接合されている。表示装置付きミラーは、透明基板の他面が使用者に向くようにして、壁又は柱等に設けられる。すると、鏡面膜が形成されている部分は鏡として作用する。
例えば表示装置付きミラーが衣料品店の試着室に設けられる場合、試着室にはカメラ(撮像装置)が据え付けられてもよい。カメラは使用者の後ろ姿を撮像する。カメラが出力した画像は表示装置に表示される。使用者は、鏡に映った自分の前姿を視認する。また、使用者は、表示装置に表示された画像(即ち自分の後ろ姿)を視認する。
特開2015−231454号公報
鏡に映った自分の後ろ姿を見ることは困難である。従って、従来のキャビネットは、鏡を備えていたとしても、自分の姿を見るという点で使い勝手が悪い。
特許文献1に開示されている表示装置付きミラーは、表示装置付きミラーの置き場所とカメラの置き場所とを夫々確保する必要があるので、不便である。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、使い勝手がよくて便利なキャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本実施の形態に係るキャビネットは、物品が収納されるキャビネットにおいて、開き戸又は折れ戸であり、被写体を撮像して画像を出力する撮像装置が配される第1扉と、開き戸又は折れ戸であり、前記撮像装置が出力した画像を表示する表示装置が配される第2扉とを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記撮像装置は、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉の前記第2扉に対向する面に配され、前記表示装置は、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第2扉の前記第1扉に対向する面に配されることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記第1扉及び前記第2扉は夫々開き戸であり、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉及び前記第2扉夫々の裏側の面が対向することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記第1扉及び前記第2扉は夫々折れ戸であり、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉及び前記第2扉夫々の一部の表側の面が対向することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記第1扉と前記第2扉との間に配された第3扉を更に備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記表示装置は、前記撮像装置が出力した画像を表示する表示パネルと、該表示パネルを覆うハーフミラーとを備えることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記撮像装置は、上下方向に移動可能に前記第1扉に取り付けられることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記撮像装置は、前記被写体を撮像して画像を出力する撮像部を有する携帯情報端末機であり、前記第1扉は、前記撮像装置を着脱可能に保持する保持部材を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材は、互いに接離可能であり、前記撮像装置を挟み持つ2つの保持片を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材は係合部を有し、前記第1扉には複数の被係合部が一方向に並設されており、前記係合部は前記被係合部に着脱可能に係合することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材は、長さ方向に伸縮可能な保持棒を有し、該保持棒の先端部にて前記撮像装置が保持され、前記保持棒の基端部は前記第1扉に取り付けられていることを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材は、前記第1扉に取り付けられる取付部と、該取付部に対して相対的に回動可能であり、前記撮像装置が保持される保持部とを有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材又は前記第1扉は、前記撮像装置に給電するための給電部を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材又は前記第1扉は、前記撮像装置に着脱可能に接続されるケーブルが着脱可能に接続されるコネクタを有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記保持部材又は前記第1扉は、前記ケーブルが収容される収容部を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記表示装置は、表示パネルを有する携帯情報端末機であり、前記第2扉は、前記表示装置を着脱可能に保持する装置保持部材を有することを特徴とする。
本実施の形態に係るキャビネットは、前記表示装置は前記第2扉に固定されていることを特徴とする。
本実施の形態に係る洗面化粧台は、洗面台と、前記洗面台の後部上方に設けられているキャビネットとを備える洗面化粧台において、前記キャビネットは、本実施の形態に係るキャビネットであることを特徴とする。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、キャビネットの第1扉に配されるコンピュータに、前記キャビネットの第2扉に配され、ハーフミラーに覆われた表示パネルを備える表示装置との通信を確立し、被写体の背面を撮像する撮像部が出力した画像を前記表示パネルに表示させるべく前記表示装置に送信する処理を実行させることを特徴とする。
本実施の形態に係るコンピュータプログラムは、前記コンピュータに、音声入力によりオフコマンドを受け付け、該オフコマンドを受け付けた場合に、前記ハーフミラー上に前記被写体の正面の像を顕示すべく前記画像の前記表示装置への送信を停止する処理を実行させることを特徴とする。
本実施の形態にあっては、キャビネットが備える第1扉に撮像装置が配され、第2扉に表示装置が配される。故に、撮像装置及び表示装置夫々の置き場所を確保する必要がないので、便利である。
撮像装置が出力した画像は、表示装置に表示される。
第1扉は開き戸又は折れ戸である。故に、使用者が第1扉を開閉方向に動かすことによって、第1扉に配されている撮像装置の位置及び向きを調整することができる。
第2扉は開き戸又は折れ戸である。故に、使用者が第2扉を開閉方向に動かすことによって、第2扉に配されている表示装置の位置及び向きを変更することができる。
使用者は、自分が所望する角度から見た自分の姿を撮像装置が撮像し、且つ、表示装置に表示された画像を見やすいように、撮像装置の位置及び向き、並びに表示装置の位置及び向きを適宜に調整する。そして、使用者は、表示装置に表示された画像(即ち自分が所望する角度から見た自分の姿)を視認する。
以上の結果、キャビネットは使い勝手がよい。
キャビネットは、例えば衣装箪笥、整理箪笥、又は下駄箱等の収納家具でもよく、洗面化粧台が備える収納棚でもよい。洗面化粧台は商用電源に接続される給電線を備えることが多いので、洗面化粧台が備える給電線を利用して、撮像装置又は表示装置に給電するよう洗面化粧台を構成することができる。
本実施の形態にあっては、第1扉及び第2扉夫々の互いに対向する面に、撮像装置及び表示装置が配される。
例えば第1扉及び第2扉が互いに平行に開かれている場合、使用者が表示装置に正対したとき、撮像装置は使用者の後ろ姿を撮像する。故に、使用者は、表示装置に表示された画像を見ることによって、自分の後ろ姿を見ることができる。
本実施の形態にあっては、第1扉及び第2扉が夫々開き戸である。撮像装置及び表示装置は、第1扉及び第2扉夫々の裏側の面に配される。故に、第1扉及び第2扉を閉じることによって、撮像装置及び表示装置を目隠しすることができる。
本実施の形態にあっては、第1扉及び第2扉が夫々折れ戸である。撮像装置及び表示装置は、第1扉及び第2扉夫々の表側の面に配される。故に、第1扉及び第2扉を閉じている場合でも、撮像装置及び表示装置夫々を有効利用することができる。
本実施の形態にあっては、キャビネットが3つ以上の扉を備える。第1扉と第2扉との間に第3扉が配されているので、第1扉に配される撮像装置と第2扉に配される表示装置との間の距離は長い。撮像装置と表示装置との間の距離が長い場合、撮像装置と表示装置との間の距離が短い場合よりも、撮像装置は広い範囲を撮像することができる。
本実施の形態にあっては、表示装置は表示パネルとハーフミラーとを備える。ハーフミラーは表示パネルを覆っている。
故に、例えば透過型の表示パネルをバックライトが照明している場合、又は自発光型の表示パネルが発光している場合、使用者は、表示パネルに表示された画像を見ることができる。一方、透過型の表示パネルをバックライトが照明していない場合、又は自発光型の表示パネルが発光していない場合、使用者は、ハーフミラーに映った自分の像を見ることができる。
本実施の形態にあっては、撮像装置が上下方向に移動可能なので、例えば使用者の身長に合わせて、撮像装置の上下方向の位置を調整することができる。
本実施の形態にあっては、第1扉が有する保持部材に撮像装置が保持される。
撮像装置は保持部材に対して着脱可能である。故に、撮像装置に不具合が生じた場合の撮像装置の交換が容易である。
キャビネットに配される撮像装置として、使用者が所有している携帯情報端末機を用いることができる。故に、キャビネットの製造コストを低減することができる。また、保持部材を、携帯情報端末機の置き場所として利用することができる。
本実施の形態にあっては、保持部材が2つの保持片を有する。2つの保持片は撮像装置を挟み持つ。2つの保持片間の距離を調整することによって、異なるサイズの撮像装置(又は、向きを変えた撮像装置)を保持することができる。
本実施の形態にあっては、第1扉に、複数の被係合部が一方向に並設されている。保持部材が有する係合部は、被係合部に係合する。
係合部は被係合部に対して着脱可能である。故に、係合部が係合する被係合部を変更することによって、撮像装置の一方向の位置を変更することができる。
本実施の形態にあっては、保持部材が有する保持棒の基端部が第1扉に取り付けられている。撮像装置は保持棒の先端部にて保持される。
保持棒は保持棒の長さ方向に伸縮可能である。故に、保持棒を伸縮させることによって、撮像装置の位置を保持棒の長さ方向に変更することができる。
本実施の形態にあっては、保持部材が有する取付部が第1扉に取り付けられる。撮像装置は、保持部材が有する保持部にて保持される。
保持部は取付部に対して相対的に回動可能なので、保持部材に保持された撮像装置を回動させることによって、撮像装置の位置及び向きを調整することができる。
本実施の形態にあっては、保持部材又は第1扉が有する給電部によって、保持部材に保持された撮像装置に給電することができる。
本実施の形態にあっては、保持部材又は第1扉が有するコネクタ、及び撮像装置夫々に、ケーブルが接続される。
ケーブルはコネクタ及び撮像装置夫々に対して着脱可能である。故に、ケーブルに不具合が生じた場合のケーブルの交換が容易である。
本実施の形態にあっては、保持部材又は第1扉が有する収容部に、ケーブルが収容される。故に、放置されたケーブルによって美観が損なわれることを防止することができる。また、ケーブルの遺失を防止することができる。
本実施の形態にあっては、第2扉が有する装置保持部材に表示装置が保持される。
表示装置は装置保持部材に対して着脱可能である。故に、表示装置に不具合が生じた場合の表示装置の交換が容易である。
キャビネットに配される表示装置として、使用者が所有している携帯情報端末機を用いることができる。故に、キャビネットの製造コストを低減することができる。また、装置保持部材を、携帯情報端末機の置き場所として利用することができる。
本実施の形態にあっては、表示装置が第2扉に固定されている。即ち、表示装置は取り外されることがない。故に、大型の表示装置を用いることができる。
本実施の形態にあっては、コンピュータがキャビネットの第1扉に配される。また、表示装置がキャビネットの第2扉に配される。故に、コンピュータ及び表示装置夫々の置き場所を確保する必要がないので、便利である。
撮像部が出力した画像(即ち被写体の背面の画像)は、表示装置の表示パネルに表示される。故に、被写体である使用者は、自分の後ろ姿を見ることができる。
以上の結果、本実施の形態に係るコンピュータプログラムをインストールしてあるコンピュータは、使い勝手がよいキャビネットを実現することができる。
本実施の形態にあっては、使用者が、音声入力によってコンピュータにオフコマンドを与えることができるので、便利である。
オフコマンドが与えられた場合、撮像部が出力した画像は表示装置に送信されない。
表示装置において、例えば透過型の表示パネルをバックライトが照明していない場合、又は自発光型の表示パネルが発光していない場合、ハーフミラーに映った被写体の正面の像が顕示される(使用者に見える)。
本実施の形態のキャビネット、洗面化粧台、及びコンピュータプログラムは、使い勝手がよくて便利である。
実施の形態1に係るキャビネットを示す斜視図である。 キャビネットを示す他の斜視図である。 キャビネットを模式的に示す平面図である。 キャビネットの制御系の構成を示すブロック図である。 ハーフミラーに映る像の一例を示す模式図である。 表示パネルに表示される動画像の一例を示す模式図である。 実施の形態2に係るキャビネットを示す斜視図である。 キャビネットを模式的に示す平面図である。 実施の形態3に係るキャビネットを示す斜視図である。 キャビネットを模式的に示す平面図である。 実施の形態4に係るキャビネットが備える第1扉の裏面を示す正面図である。 第1扉における保持部材の近傍を示す正面図である。 保持部材を示す斜視図である。 キャビネットの制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態5に係るキャビネットが備える第2扉の裏面を示す正面図である。 第2扉における装置保持部材の近傍を示す正面図である。 キャビネットの制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態6に係るキャビネットが備える第1扉の裏面を示す正面図である。 保持部材を示す斜視図である。 キャビネットを模式的に示す平面図である。 実施の形態7に係るキャビネットが備える第1扉の裏面を示す正面図である。 保持部材を示す斜視図である。 実施の形態8に係るキャビネットで実行される画像送信処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態9に係る洗面化粧台を示す斜視図である。 第1扉の裏面を示す正面図である。 洗面化粧台を模式的に示す平面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1は、実施の形態1に係るキャビネットを示す斜視図である。
図2は、キャビネットを示す他の斜視図である。
図中1はキャビネットであり、キャビネット1は、キャビネット本体10、第1扉11、及び第2扉12を備える。図1に示すキャビネット1においては、第1扉11及び第2扉12夫々は閉じられている。図2に示すキャビネット1においては、第1扉11及び第2扉12夫々は開かれている。
キャビネット本体10は矩形箱であり、一方向に長い。キャビネット本体10の長手方向に沿う一面は、全面的に開口している。キャビネット本体10は、長手方向が上下に延び、キャビネット本体10の開口が前に向くようにして、床面上に載置される。図1及び図2には、キャビネット本体10の天板10a、向かって左側の側板10b、向かって右側の側板10c、及び背板10dが示されている。天板10a、側板10b,10c、及び背板10d夫々は矩形板である。
キャビネット本体10は仕切り板101を備える。仕切り板101は矩形板である。仕切り板101の3辺は、仕切り板101が天板10aに平行になるようにして、側板10b,10c及び背板10dに取り付けられている。仕切り板101は、キャビネット本体10の内部を上下2つの空間に仕切っている。仕切り板101の位置は、天板10aよりもキャビネット本体10の底板に近い。
キャビネット本体10は上下2段の抽斗102,102を備える。抽斗102,102は、仕切り板101の下側の空間に収容されている。
キャビネット本体10はハンガーポール103を備える。ハンガーポール103は直棒である。ハンガーポール103の両端は、ハンガーポール103が天板10aに平行になるようにして、側板10b,10cに取り付けられている。
第1扉11は、上下方向に長い矩形の開き戸であり、ヒンジ110,110を介して、側板10bに連結されている。第1扉11は、キャビネット本体10の天板10a、側板10b,10c、及び仕切り板101に囲まれた開口の左半分を開閉する。第1扉11の裏面11aは、第1扉11が閉じられている場合にキャビネット本体10の背板10dに対向する。第1扉11は中空である(例えばフラッシュ構造である)。なお、キャビネット1は、第1扉11とキャビネット本体10とがヒンジ110,110を介して連結されている構成に限定されものではない。例えば、第1扉11は枢戸でもよい。
第2扉12は、第1扉11と同様の開き戸である。第2扉12は、ヒンジ120,120を介して側板10cに連結されており、開口の右半分を開閉する。第2扉12の裏面12aは、第2扉12が閉じられている場合に背板10dに対向する。
以下では、第1扉11の短辺に沿う方向を扉短辺方向という。
図3は、キャビネット1を模式的に示す平面図である。ただし、図3におけるキャビネット本体10の天板10aの図示は省略している。
第1扉11及び第2扉12が、互いに平行になるように開けられた場合、第1扉11の裏面11aと第2扉12の裏面12aとは対面する。裏面11a,12a間には、使用者が入ることができる空間が形成される。
図1〜図3に示すように、キャビネット1は撮像装置13、表示装置14、及びケーブル15を備える。
撮像装置13はデジタルカメラである。撮像装置13は、被写体を撮像することによって生成した被写体の動画像を出力する。撮像装置13として、例えば一般的な小型カメラを用いることができる。
撮像装置13は第1扉11の裏面11aに配されている。撮像装置13のレンズは裏面11a側の逆側に向いている。撮像装置13は、例えばブラケットを用いて第1扉11に固定されている。
図4は、キャビネット1の制御系の構成を示すブロック図である。
表示装置14は、表示パネル141、バックライト142、ハーフミラー143、及びI/F(インタフェース)144を備える。
表示パネル141は透過型の表示パネル(例えば液晶表示パネル)である。表示パネル141に入力された動画像は、表示パネル141の表示面に表示される。
バックライト142は、表示パネル141の表示面の裏側から表示パネル141を照明する。
表示パネル141の表示面は、フィルム状のハーフミラー143によって覆われている。バックライト142がオンである(表示パネル141を照明している)場合、バックライト142が発した光はハーフミラー143を透過する。すると、表示パネル141に表示された動画像が見える。バックライト142がオフである(表示パネル141を照明していない)場合、ハーフミラー143に映った像が見える。
図1〜図3に示すように、表示装置14は第2扉12の裏面12aに配されている。表示装置14の表示パネル141は裏面12aの逆側に向いている。表示装置14は、例えばブラケットを用いて第2扉12に固定されている。即ち、表示装置14は取り外されることがない。故に、大型の(例えば姿見と同程度のサイズの)表示装置14を用いることができる。
表示装置14は、図示しない給電線を介して商用電源から給電される。給電線は、第2扉12の内部を通って、表示装置14に接続されている。なお、表示装置14はバッテリを内蔵していてもよく、内蔵のバッテリから給電されてもよい。
ケーブル15は、通信線及び給電線を内蔵している。
図2及び図4に示すように、ケーブル15の一端部は、第1扉11の内部を通って、撮像装置13に接続されている。ケーブル15の他端部は、第2扉12の内部を通って、表示装置14のI/F144に接続されている。ケーブル15は、第1扉11の裏面11aに設けられた貫通孔を通って、第1扉11の内部から引き出されている。同様に、ケーブル15は、第2扉12の裏面12aに設けられた貫通孔を通って、第2扉12の内部から引き出されている。
ケーブル15の中途は、天板10aの下面に固定されている。なお、天板10aに幕板を設けてケーブル15を目隠ししてもよい。天板10aに設けられた幕板は、第1扉11及び第2扉12夫々の戸当たりと兼用でもよい。
撮像装置13は、ケーブル15の通信線を介して表示装置14に動画像を出力する。また、撮像装置13は、ケーブル15の給電線を介して表示装置14から給電される。なお、撮像装置13は商用電源から直接的に給電されてもよい。撮像装置13はバッテリを内蔵していてもよく、内蔵のバッテリから給電されてもよい。
図4に示すように、表示装置14は、制御部145、画像処理部146、及び操作部147を備える。
制御部145はCPUを備える。制御部145は、表示パネル141、バックライト142、I/F144、画像処理部146、及び操作部147夫々にバスを介して接続されている。制御部145は、表示装置14の各部の動作を制御する。
撮像装置13が出力した動画像は、表示装置14に入力される。画像処理部146は、表示装置14に入力された動画像に所定の画像処理を施す。画像処理部146による画像処理は、例えば表示装置14に入力された動画像の歪みを補正する処理である。画像処理が施された動画像は、表示パネル141に入力され、表示パネル141の表示面に表示される。
操作部147は、例えば表示パネル141の近傍に設けられたハードウェアキーである(図2参照)。使用者は、操作部147に触れることによって操作部147を操作する。操作部147が操作される都度、制御部145は、バックライト142のオンとオフとを切り替える。なお、操作部147はソフトウェアキーでもよい。
以上のようなキャビネット1は収納家具であり、例えば衣装箪笥である。抽斗102には、例えば折り畳んだ衣類が収納される。仕切り板101の上側の空間には、例えばハンガーに吊り下げられた衣類、及び鞄が収納される。ハンガーはハンガーポール103に掛止される。鞄は仕切り板101に載置される。
使用者は、第1扉11及び第2扉12を開けて、例えば背負い鞄を取り出し、背負う。
また、使用者は、図3に示すように、第1扉11及び第2扉12が互いに平行になるように第1扉11及び第2扉12夫々の向きを調整する。次に、使用者は、表示装置14に向かって立つ。すると、使用者の背面が撮像装置13に向く。
図5は、ハーフミラー143に映る像の一例を示す模式図である。
表示装置14のバックライト142がオフの場合、ハーフミラー143に使用者の前姿が映る。
使用者は、第2扉12を開閉方向に動かすことによって、ハーフミラー143の位置及び向きを調整することができる(図3参照)。
使用者は、ハーフミラー143に映った自分の姿を見ながら身なりを整える。
次に、使用者は、操作部147を操作する。すると、バックライト142がオンになる。
図6は、表示パネル141に表示される動画像の一例を示す模式図である。
使用者の背面が撮像装置13に向いているので、撮像装置13は使用者の後ろ姿を撮像する。撮像装置13が出力した動画像は表示パネル141に表示される。
使用者は、第1扉11を開閉方向に動かすことによって、撮像装置13の位置及び向きを調整することができる。また、使用者は、第2扉12を開閉方向に動かすことによって、表示パネル141の位置及び向きを調整することができる。
使用者は、自分が所望する角度から見た自分の姿を撮像装置13が撮像し、且つ、表示パネル141に表示された動画像を見やすいように、撮像装置13の位置及び向き、並びに表示パネル141の位置及び向きを適宜に調整する。そして、使用者は、表示パネル141に表示された動画像(即ち自分が所望する角度から見た自分の姿。例えば自分の後ろ姿)を見ながら身なりを整える。
キャビネット1には、使用者が身に着ける物が収容される。しかも、キャビネット1に、使用者を撮像して動画像を出力する撮像装置13と、撮像装置13が出力した動画像を表示する表示装置14とが備えられている。故に、キャビネット1の置き場所とは別に、撮像装置13及び表示装置14夫々の置き場所を確保する必要がない。
また、第1扉11及び第2扉12を閉じることによって、撮像装置13及び表示装置14を目隠しすることができる。
以上の結果、キャビネット1は使い勝手がよくて便利である。
本実施の形態では、撮像装置13と表示装置14とが互いに有線接続されている。有線接続の場合、無線接続の場合よりもキャビネット1を安価に製造することができる。
なお、撮像装置13と表示装置14とは、互いに無線接続(例えばBluetooth(登録商標)接続又はWi−Fi(登録商標)接続)されてもよい。無線接続の場合、ケーブル15をキャビネット1に配線する必要がないので、キャビネット1を簡易に製造することができる。
表示装置14は、表示パネル141に表示された動画像を記憶する記憶部を備えていてもよい。記憶部に記憶された動画像は、例えば使用者が操作部147を用いて所定の操作を行なった場合に、表示パネル141に表示される。記憶部には、動画像から生成された静止画像が記憶されてもよい。
表示装置14は、表示パネル141及びバックライト142に替えて、自発光型の表示パネルを備えていてもよい。操作部147が操作される都度、制御部145は、表示パネルのオンとオフとを切り替える。表示パネルがオンである場合、表示パネルが発した光はハーフミラー143を透過する。すると、表示パネルに表示された動画像が見える。表示パネルがオフである場合、ハーフミラー143に映った像が見える。
第1扉11は中空なので、撮像装置13は、撮像装置13のレンズが露出するようにして、第1扉11に埋設されていてもよい。
第2扉12は中空なので、表示装置14は、ハーフミラー143及び操作部147が露出するようにして、第2扉12に埋設されていてもよい。
第1扉11及び第2扉12夫々が中実である(例えばベタ芯構造である)場合、ケーブル15は、例えば第1扉11の裏面11a及び第2扉12の裏面12a夫々に形成された溝を通って配線される。第1扉11及び第2扉12夫々の溝及びケーブル15は、化粧材で目隠しされる。
キャビネット1は衣装箪笥に限定されず、例えば整理箪笥又は靴箱でもよい。
キャビネット1は移動可能でもよく、壁又は床に固定されていてもよい。
キャビネット1は作り付けでもよい。
キャビネット本体10は、仕切り板101、抽斗102,102、及びハンガーポール103を備えていなくてもよい。
第1扉11の裏面11a(第2扉12の裏面12a)に、物品を載置するトレイ、又は物品を掛止するフック等が、撮像装置13(表示装置14)に干渉しないようにして設けられていてもよい。
キャビネット1は、第1扉11の左側又は第2扉12の右側に配された扉を更に備えていてもよい。
本実施の形態においては、撮像装置13が第1扉11の定位置に固定されているので、キャビネット1の構成が簡易である。しかしながら、撮像装置13の上下方向の位置が調整可能であってもよい。
例えば、撮像装置13が係合部を有し、第1扉11に複数の被係合部が上下方向に並設される。係合部は被係合部に着脱可能に係合する。使用者は、例えば自分の身長に合わせて、撮像装置13の係合部を第1扉11の適宜の被係合部に係合させる。
第1扉11の裏面11aを有孔ボードで覆うことによって、第1扉11に複数の被係合部を容易に並設することができる。この場合、被係合部は有孔ボードの孔である。撮像装置13は、係合部として、例えば有孔ボードの孔に掛止されるフックを有する。
或いは、第1扉11の裏面11aをワイヤーネットで覆うことによって、第1扉11に複数の被係合部を容易に並設することができる。この場合、被係合部は扉短辺方向に延びるワイヤーである。撮像装置13は、係合部として、例えばワイヤーに掛止されるフックを有する。
撮像装置13の係合部は、例えばハンガーポール103又はハンガーポール103に係止されたハンガーに係合可能でもよい。
撮像装置13は、上下方向に伸縮可能なポールの先端に取り付けられており、ポールの基端が第1扉11に固定されていてもよい。
また、撮像装置13と第1扉11とが、例えばフレキシブルアームを介して連結されていてもよい。この場合、フレキシブルアームを曲げ伸ばしすることによって、撮像装置13の位置及び向きを調整することができる。
撮像装置13は、撮像装置13の動作を制御する制御部と、使用者によって操作される操作部とを備えていてもよい。撮像装置13の制御部は、表示装置14の動作を制御可能であってもよい。
表示装置14の制御部145は、撮像装置13の動作を制御可能であってもよい。
キャビネット1は、撮像装置13及び表示装置14とは別に、撮像装置13及び表示装置14夫々の動作を制御する制御部を備えていてもよい。キャビネット1は、撮像装置13及び表示装置14とは別に、操作部を備えていてもよい。
使用者は主に表示装置14の方を向いているので、使用者が接触することによって操作される操作部は、表示装置14又は第1扉11に設けられていることが望ましい。
操作部はマイクを有し、使用者が発する音声による操作を受け付けてもよい。
操作部は、目線の動き又は手足の動き等による操作を受け付けてもよい。例えば、使用者が所定位置を見る都度、又は所定方向に腕を振る都度、制御部145は、バックライト142のオンとオフとを切り替える。或いは、使用者が表示装置14に近づくほど、拡大された画像が表示パネル141に表示されてもよい。この場合、画像処理部146は、使用者と表示装置14との間の距離に応じた倍率で動画像が拡大(又は縮小)されるように、動画像に画像処理を施す。
本実施の形態では操作部147が操作される都度、バックライト142のオンとオフとが切り替えられるが、これに限定されるものではない。例えば、バックライト142のオンとオフとが所定の時間間隔で切り替えられてもよい。バックライト142のオンとオフとが切り替わる時間間隔は、制御部145に所与であってもよく、使用者が操作部147を操作して設定可能であってもよい。
操作部147が操作される都度、表示装置14のオンとオフとが切り替えられてもよい。表示装置14のオンとオフとの切り替えと同時的に、撮像装置13のオンとオフとが切り替えられてもよい。
撮像装置13及び表示装置14は、第1扉11及び第2扉12の開閉と連動してオンとオフとが切り替えられてもよい。
次に、実施の形態2〜4を説明する。実施の形態2〜4のキャビネット1は、実施の形態1のキャビネット1と略同様の構成である。実施の形態2〜4のキャビネット1は、実施の形態1のキャビネット1の作用効果と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態1との差異について説明し、その他、実施の形態1と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態 2.
図7は、実施の形態2に係るキャビネット1を示す斜視図である。
本実施の形態におけるキャビネット本体10は、仕切り板101及び抽斗102,102を備えていない。
第1扉11は折れ戸であり、2枚の矩形戸111,112を有する。矩形戸111,112は、折り畳み可能にヒンジ結合されている。矩形戸111は、ヒンジ110,110を介して、側板10bに連結されている。矩形戸111,112が折り畳まれた場合、矩形戸111,112夫々の裏面が互いに対向し、第1扉11が開く。矩形戸111,112が開かれた場合、第1扉11が閉じる。第1扉11は、キャビネット本体10の天板10a、側板10b,10c、及び底板10eに囲まれた開口の左半分を開閉する。
同様に、第2扉12は折れ戸であり、2枚の矩形戸121,122を有する。矩形戸121,122は、折り畳み可能にヒンジ結合されている。矩形戸121は、ヒンジ120,120を介して、側板10cに連結されている。矩形戸121,122が折り畳まれた場合、第2扉12が開く。矩形戸121,122が開かれた場合、第2扉12が閉じる。第2扉12は、キャビネット本体10の天板10a、側板10b,10c、及び底板10eに囲まれた開口の右半分を開閉する。
図8は、キャビネット1を模式的に示す平面図である。ただし、図8におけるキャビネット本体10の天板10aの図示は省略している。
第1扉11及び第2扉12が、互いに平行になるように開けられた場合、第1扉11の矩形戸112の表面11bと第2扉12の矩形戸122の表面12bとが対面する。表面11b,12b間には、使用者が入ることができる空間が形成される。
図7及び図8に示すように、撮像装置13は第1扉11の矩形戸112の表面11bに配されている。撮像装置13のレンズは表面11bの逆側に向いている。表示装置14は第2扉12の矩形戸122の表面12bに配されている。表示装置14の表示パネル141は表面12bの逆側に向いている。
以上のようなキャビネット1は、実施の形態1のキャビネット1と同様に用いられる。この結果、使用者は、ハーフミラー143に映った自分の姿、又は表示パネル141に表示された動画像(即ち撮像装置13によって撮像された自分の姿)を見ることができる。
ただし、本実施の形態のキャビネット1の場合、第1扉11及び第2扉12を閉じることによって撮像装置13及び表示装置14を目隠しすることはできない。しかしながら、常に露出している撮像装置13及び表示装置14夫々を、別の用途に有効利用することができる。
例えば、撮像装置13は、防犯又は居住者の見守りのための監視カメラとして用いることができる。撮像装置13は、時計又は美術品等に偽装されていてもよい。
表示装置14は、撮像装置13が出力した動画像以外の画像を表示するための装置として用いることができる。例えば、第1扉11及び第2扉12が閉じられている場合、表示パネル141に、予め表示装置14に与えられている美的な画像、又は外部から受信した情報(ニュース、天気予報等)を含む画像が表示される。
実施の形態1,2において、第1扉11及び第2扉12は開き戸同士、又は折れ戸同士に限定されない。例えば第1扉11及び第2扉12の一方が開き戸で、他方が折れ戸であってもよい。
撮像装置13及び表示装置14は、一方が扉の表面に配され、他方が扉の裏面に配されてもよい。
実施の形態 3.
図9は、実施の形態3に係るキャビネット1を示す斜視図である。
図10は、キャビネット1を模式的に示す平面図である。ただし、図10におけるキャビネット本体10の天板10aの図示は省略している。
キャビネット本体10は仕切り板104を備える。
仕切り板104は矩形板である。仕切り板104の3辺は、仕切り板104が側板10b,10c夫々に平行になるようにして、天板10a、背板10d、及び仕切り板101に取り付けられている。仕切り板104は、キャビネット本体10の内部を左右2つの空間に仕切っている。仕切り板104の左側の空間は、仕切り板104の右側の空間よりも、左右方向に狭い。
キャビネット本体10は、2本のハンガーポール103,105を備える。
ハンガーポール103の両端は、ハンガーポール103が天板10aに平行になるようにして、仕切り板104及び側板10cに取り付けられている。
ハンガーポール105はハンガーポール103よりも短い。ハンガーポール105の両端は、ハンガーポール105が天板10aに平行になるようにして、側板10b及び仕切り板104に取り付けられている。
本実施の形態における第1扉11は、キャビネット本体10の天板10a、側板10b、仕切り板104、及び仕切り板101に囲まれた開口を開閉する。一方、第2扉12は、キャビネット本体10の天板10a、仕切り板104、側板10c、及び仕切り板101に囲まれた開口の右半分を開閉する。
キャビネット1は第3扉17を備える。
第3扉17は矩形の開き戸であり、仕切り板104にヒンジ結合されている。第3扉17は、キャビネット本体10の天板10a、仕切り板104、側板10c、及び仕切り板101に囲まれた開口の左半分を開閉する。つまり、第3扉17は第1扉11と第2扉12との間に配されている。
なお、第1扉11と第2扉12との間に複数枚の第3扉17,17,…が配されていてもよい。第3扉17は開き戸に限定されず、折れ戸又は引き戸等でもよい。
以上のようなキャビネット1は、実施の形態1のキャビネット1と同様に用いられる。この結果、使用者は、ハーフミラー143に映った自分の姿、又は表示パネル141に表示された動画像(即ち撮像装置13によって撮像された自分の姿)を見ることができる。
しかも、本実施の形態のキャビネット1の場合、実施の形態1のキャビネット1の場合よりも、第1扉11及び第2扉12の間の距離が長い。故に、撮像装置13は、より広い範囲を撮像することができる。
実施の形態 4.
図11は、実施の形態4に係るキャビネット1が備える第1扉11の裏面11aを示す正面図である。
実施の形態1〜3のキャビネット1には、キャビネット1が工場から出荷される前に、撮像装置13が備えられる。
一方、本実施の形態のキャビネット1は、撮像装置13が備えられることなく、工場から出荷される。使用者は、自分が所有している携帯情報端末機をキャビネット1に取り付ける。このために、第1扉11は、携帯情報端末機を着脱可能に保持する保持部材3を備える。
図12は、第1扉11における保持部材3の近傍を示す正面図である。
図13は、保持部材3を示す斜視図である。
図11〜図13に示すように、保持部材3は、2つの支持部材31,31と2つの保持片32,33とを備える。
各支持部材31は、矩形断面を有する棒材である。支持部材31には長孔311が設けられている。長孔311は、支持部材31の長手方向に長い。
保持片32,33夫々は、矩形断面を有する棒材である。
支持部材31,31及び保持片32,33は、井桁状に組まれている。保持部材3は、各支持部材31が上下方向に延びるようにして、第1扉11に取り付けられる。支持部材31,31は互いに平行であり、扉短辺方向に適長離隔して対向する。長孔311の深さ方向は前後方向に沿う。保持片32,33夫々は扉短辺方向に延びる。保持片32,33は互いに平行であり、支持部材31,31の前側にて上下方向に対向する。
保持片32は、支持部材31,31夫々に固定(例えば接着又は溶接)されている。
保持片33は、保持片32に接離可能であるようにして支持部材31,31に取り付けられている。例えば、保持片33は、ボルト34,34及び蝶ナット35,35を用いて支持部材31,31に締結される。各ボルト34は、支持部材31の長孔311と保持片32に形成されている貫通孔とを後側からこの順に貫通している。蝶ナット35は、保持片33の前側からボルト34に取り付けられている。蝶ナット35,35夫々が緩められている場合、ボルト34,34が長孔311,311に案内されて上下方向に移動可能なので、保持片33が保持片32に接離可能である。蝶ナット35,35夫々が締められた場合、保持片33は支持部材31,31に固定される。
以下では、保持部材3に保持される携帯情報端末機として、スマートフォン21を例示する。
図12に示すスマートフォン21は、一方向に長い矩形板状をなす。スマートフォン21は、撮像部211及びI/F212を備える。
撮像部211はスマートフォンの一面に設けられている。撮像部211は被写体を撮像して動画像を出力する。撮像部211はオートフォーカス機能を有していることが望ましい。撮像部211は、いわゆるアウトサイドカメラである。なお、撮像部211はインサイドカメラでもよい。
I/F212はスマートフォン21の短辺部に設けられている。I/F212は、通信・充電両用の端子(例えばUSB端子)である。
スマートフォン21は、保持片32,33の間にて、長手方向が扉短辺方向に延びるようにして、保持片32の上面に載置される。スマートフォン21の、撮像部211が設けられていない面は、支持部材31,31に接触する。保持片33が保持片32に接近し、蝶ナット35,35夫々が締められることによって、スマートフォン21は、保持片32,33に挟み持たれる。
ケーブル41は、通信線及び給電線を内蔵している。ケーブル41の一方の端子411は、スマートフォン21のI/F212に接続される。保持片32,33はスマートフォン21の下側及び上側にあり、支持部材31,31は保持片32,33の後側にあるので、保持部材3がスマートフォン21とケーブル41との接続を阻害することはない。
蝶ナット35,35が再び緩められれば、スマートフォン21の取り外しは容易である。また、保持片32,33間の距離を調整することによって、異なるサイズのスマートフォン21、又は縦向きのスマートフォン21を保持することができる。
保持片32の中途には溝321が設けられている。溝321は上下に延びている。縦向きのスマートフォン21は、I/F212が溝321の上端に連通するよう保持部材3に保持される。ケーブル41の端子411は、溝321の下端から溝321に挿入されて、I/F212に接続される。
支持部材31,31夫々の上端部には係合部312,312が設けられている。係合部312は、例えばフックである。
第1扉11には、被係合部113,113,…が設けられている。各被係合部113は、例えば有孔ボードの孔であり、有孔ボードは第1扉11の裏面11aを覆うようにして第1扉11に取り付けられている。なお、被係合部113は、有孔ボードの孔に限定されず、例えば第1扉11の裏面11aに直接的に形成された穴でもよい。
保持部材3の係合部312は、第1扉11の被係合部113に着脱可能に係合する。この結果、保持部材3は着脱可能に第1扉11に取り付けられる。係合部312と被係合部113との係合を解除することによって、保持部材3を第1扉11から取り外すことができる。係合部312が係合する被係合部113を変更すれば、保持部材3に保持されたスマートフォン21の位置を変更することができる。具体的には、床面からの高さが異なる被係合部113に係合部312を係合させれば、保持部材3に保持されたスマートフォン21の上下方向の位置を変更することができる。
第1扉11は、コネクタ151を備える。
コネクタ151は、第1扉11の裏面11aに開口している凹部に嵌め込まれている。コネクタ151にはケーブル41の他方の端子412が接続される。
ケーブル41はコネクタ151及びスマートフォン21夫々に対して着脱可能である。故に、ケーブル41に不具合が生じた場合のケーブル41の交換が容易である。
第1扉11は、収容部114を備える。収容部114はコネクタ151の近傍に設けられている。収容部114には、少なくともスマートフォン21から取り外されたケーブル41が収容される。故に、スマートフォン21から取り外されて放置されたケーブル41によってキャビネット1の美観が損なわれることを防止することができる。また、スマートフォン21及びコネクタ151夫々から取り外されたケーブル41の遺失を防止することができる。
収容部114は、例えば第1扉11の裏面11aに吊り下げられたウォールポケットである。なお、収容部114はウォールポケットに限定されず、例えば、第1扉11に固定されたトレイ又は蓋付きの箱でもよい。また、収容部114は第1扉11に形成された凹部でもよい。
図14は、キャビネット1の制御系の構成を示すブロック図である。
コネクタ151は、ケーブル15の一端部に設けられている。ケーブル15の他端部は、表示装置14のI/F144に接続されている。スマートフォン21は、ケーブル41,15を介して表示装置14から給電される。コネクタ151は第1扉11が有する給電部として機能する。
スマートフォン21はバッテリ210を備える。スマートフォン21が表示装置14から給電されている場合、バッテリ210は充電される。
スマートフォン21は制御部213、画像処理部214、及び操作部215を備える。
制御部213はCPUを備える。制御部213は、撮像部211、I/F212、画像処理部214、及び操作部215夫々にバスを介して接続されている。制御部213は、スマートフォン21の各部の動作を制御する。
画像処理部214は、撮像部211が出力した動画像に所定の画像処理を施す。画像処理が施された動画像は、ケーブル41,15を介して表示装置14に送信される。このために、スマートフォン21には、表示装置14との通信を確立し、動画像を表示装置14に送信する処理を制御部213に実行させるコンピュータプログラムがインストールされる。
表示装置14が受信した動画像は、画像処理部146を経て表示パネル141に入力され、表示パネル141の表示面に表示される。
操作部215は、タッチパネルに設けられたソフトウェアキーである。使用者は、操作部215に触れることによって操作部215を操作する。操作部215が所定の操作を受け付ける都度、制御部213は、撮像部211による撮像を実行するカメラモードと、撮像を実行しない非カメラモードとを切り替える。なお、操作部215はハードウェアキーでもよい。
以上のようなキャビネット1の場合、使用者は、スマートフォン21を保持部材3に保持させる。また、使用者は、例えば自分の身長に合わせて、保持部材3の係合部312,312を第1扉11の適宜の被係合部113,113に係合させる。更に、使用者は、ケーブル41の端子411,412をスマートフォン21のI/F212とコネクタ151とに接続させる。更にまた、使用者は、操作部215を操作してスマートフォン21をカメラモードにする。
撮像部211が出力した動画像はスマートフォン21から表示装置14へ送られ、表示パネル141に表示される。
使用者は、表示装置14の操作部147を操作して、バックライト142をオンにする。この結果、使用者は、表示パネル141に表示された動画像(即ちスマートフォン21によって撮像された自分の姿)を見ることができる。
以上のようなキャビネット1によれば、キャビネット1に配される撮像装置として、使用者が所有しているスマートフォン21を用いることができる。この場合、キャビネット1の製造コストを低減することができる。また、スマートフォン21の置き場所として保持部材3を利用することができる。更に、スマートフォン21として、例えば機種変更で使わなくなったスマートフォンを有効利用することができる。
スマートフォン21は保持部材3に対して着脱可能である。故に、スマートフォン21に不具合が生じた場合のスマートフォン21の交換が容易である。
なお、スマートフォン21と表示装置14とは互いに無線接続されてもよい。
保持部材3は、スマートフォン21を挟み持つ構成に限定されない。例えば、保持部材3は、スマートフォン21が載置される構成でもよい。
スマートフォン21は、撮像部211が出力した動画像を記憶する記憶部を備えていてもよい。
保持部材3の係合部312は、例えばキャビネット本体10のハンガーポール103又はハンガーポール103に係止されたハンガーに係合可能でもよい。
次に、実施の形態5〜9を説明する。実施の形態5〜9のキャビネット1は、実施の形態4のキャビネット1と略同様の構成である。実施の形態5〜9のキャビネット1は、実施の形態4のキャビネット1の作用効果と略同様の作用効果を奏する。以下では、実施の形態4との差異について説明し、その他、実施の形態4と同一の構成要素には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
実施の形態 5.
図15は、実施の形態5に係るキャビネット1が備える第2扉12の裏面12aを示す正面図である。
実施の形態4のキャビネット1には、キャビネット1が工場から出荷される前に、表示装置14が備えられる。
一方、本実施の形態のキャビネット1は、表示装置14が備えられることなく、工場から出荷される。使用者は、自分が所有している携帯情報端末機をキャビネット1に取り付ける。このために、第2扉12は、携帯情報端末機を着脱可能に保持する装置保持部材5を有する。
図16は、第2扉12における装置保持部材5の近傍を示す正面図である。
図15及び図16に示す装置保持部材5の構成は、実施の形態4の保持部材3の構成と同様である。装置保持部材5は、支持部材31,31及び保持片32,33と同様の支持部材51,51及び保持片52,53を備える。保持片53は、ボルト54,54及び蝶ナット55,55を用いて支持部材51,51に締結される。蝶ナット55,55夫々が緩められている場合、ボルト54,54が支持部材51,51の長孔511,511に案内されて上下方向に移動可能なので、保持片53が保持片52に接離可能である。
以下では、装置保持部材5に保持される携帯情報端末機として、タブレット22を例示する。
図17は、キャビネット1の制御系の構成を示すブロック図である。
図16及び図17に示すタブレット22は、一方向に長い矩形板状をなす。タブレット22は、表示パネル221、バックライト222、ハーフミラー223、及びI/F224を備える。
表示パネル221は、タブレット22の一面に設けられている。表示パネル221は透過型の表示パネルである。表示パネル221に入力された動画像は、表示パネル221の表示面に表示される。
バックライト222は、表示パネル221の表示面の裏側から表示パネル221を照明する。
表示パネル221の表示面は、表示パネル221の保護フィルムを兼ねるハーフミラー223によって覆われている。バックライト222がオンである場合、バックライト222が発した光はハーフミラー223を透過する。すると、表示パネル221に表示された動画像が見える。バックライト222がオフである場合、ハーフミラー223に映った像が見える。
I/F224はタブレット22の短辺部に設けられている。I/F224は、通信・充電両用の端子である。
図15及び図16に示すように、タブレット22は、保持片52,53の間にて、長手方向が縦に延びるようにして、保持片52の上面に載置される。タブレット22の、表示パネル221が設けられていない面は、支持部材51,51に接触する。保持片53が保持片52に接近し、蝶ナット55,55夫々が締められることによって、タブレット22は、保持片52,53に挟み持たれる。装置保持部材5に保持されたタブレット22のI/F224は、保持片52の中途に設けられている溝521の上端に連通する。
ケーブル42は、少なくとも給電線を内蔵している。ケーブル42の一方の端子421は、溝521の下端から溝521に挿入されて、タブレット22のI/F224に接続される。
蝶ナット55,55が再び緩められれば、タブレット22の取り外しは容易である。また、保持片52,53間の距離を調整することによって、異なるサイズのタブレット22、又は横向きのタブレット22を保持することができる。
第1扉11に複数の被係合部113,113,…が並設されているのと同様に、第2扉12には複数の被係合部123,123,…が並設されている。
支持部材51,51に設けられている係合部は、第2扉12の被係合部123に着脱可能に係合する。この結果、装置保持部材5は着脱可能に第2扉12に取り付けられる。装置保持部材5の係合部と被係合部123との係合を解除することによって、装置保持部材5を第2扉12から取り外すことができる。装置保持部材5の係合部が係合する被係合部123を変更すれば、装置保持部材5に保持されたタブレット22の位置を変更することができる。
ケーブル16は、少なくとも給電線を内蔵している。ケーブル16の一端部にはコネクタ161が設けられている。コネクタ161は、第2扉12の裏面12aに開口している凹部に嵌め込まれている。コネクタ161にはケーブル42の他方の端子422が接続される。
ケーブル42はコネクタ161及びタブレット22のI/F224夫々に対して着脱可能である。故に、ケーブル42に不具合が生じた場合のケーブル42の交換が容易である。
第1扉11が収容部114を備えているのと同様に、第2扉12は収容部124を備える。収容部124はコネクタ161の近傍に設けられている。収容部124には、少なくともタブレット22から取り外されたケーブル42が収容される。故に、タブレット22から取り外されて放置されたケーブル42によってキャビネット1の美観が損なわれることを防止することができる。また、タブレット22及びコネクタ161夫々から取り外されたケーブル42の遺失を防止することができる。
図17に示すように、キャビネット1は電源装置18を備える。電源装置18は、例えば商用電源から給電される。電源装置18には、ケーブル15,16が接続されている。スマートフォン21は、ケーブル15,41を介して電源装置18から給電される。タブレット22は、ケーブル16,42を介して表示装置14から給電される。コネクタ161は第2扉12が有する給電部として機能する。
タブレット22はバッテリ220を備える。タブレット22が電源装置18から給電されている場合、バッテリ220は充電される。
タブレット22は制御部225、通信部226、画像処理部227、及び操作部228を備える。
制御部225はCPUを備える。制御部225は、表示パネル221、バックライト222、I/F224、通信部226、画像処理部227、及び操作部228夫々にバスを介して接続されている。制御部225は、タブレット22の各部の動作を制御する。
通信部226は、スマートフォン21との間で無線通信を行なうためのアンテナを含む。タブレット22には、スマートフォン21との通信を確立し、スマートフォン21から受信した動画像を表示パネル221に表示する処理を制御部225に実行させるコンピュータプログラムがインストールされる。
スマートフォン21は通信部216を備える。通信部216は、バスを介して制御部213に接続されている。通信部216は、タブレット22との間で無線通信を行なうためのアンテナを含む。スマートフォン21には、タブレット22との通信を確立し、動画像をタブレット22に送信する処理を制御部213に実行させるコンピュータプログラムがインストールされる。撮像部211から出力され、画像処理部214によって画像処理が施された動画像は、通信部216,226を介してタブレット22に送信される。
画像処理部227は、通信部226が受信した動画像に所定の画像処理を施す。画像処理が施された動画像は、表示パネル221に入力され、表示パネル221の表示面に表示される。
操作部228は、タッチパネルに設けられたソフトウェアキーである。使用者は、操作部228に触れることによって操作部228を操作する。操作部228が所定の操作を受け付ける都度、制御部225は、バックライト222のオンとオフとを切り替える。なお、操作部228はハードウェアキーでもよい。
以上のようなキャビネット1の場合、使用者は、タブレット22を装置保持部材5に保持させる。また、使用者は、例えば自分の身長に合わせて、装置保持部材5の係合部を第2扉12の適宜の被係合部123,123に係合させる。更に、使用者は、ケーブル42の端子411,412をタブレット22のI/F224とコネクタ161とに接続させる。
撮像部211が出力した動画像はスマートフォン21からタブレット22へ送られ、表示パネル221に表示される。
使用者は、タブレット22の操作部228を操作して、バックライト222をオンにする。この結果、使用者は、表示パネル221に表示された動画像(即ちスマートフォン21によって撮像された自分の姿)を見ることができる。
以上のようなキャビネット1によれば、キャビネット1に配される撮像装置として、使用者が所有しているタブレット22を用いることができる。この場合、キャビネット1の製造コストを低減することができる。また、タブレット22の置き場所として装置保持部材5を利用することができる。更に、タブレット22として、例えば機種変更で使わなくなったタブレットを有効利用することができる。
タブレット22は装置保持部材5に対して着脱可能である。故に、タブレット22に不具合が生じた場合のタブレット22の交換が容易である。
なお、スマートフォン21とタブレット22とは互いに有線接続されてもよい。
装置保持部材5は、タブレット22を挟み持つ構成に限定されない。
タブレット22は、表示パネル221に表示された動画像を記憶する記憶部を備えていてもよい。
装置保持部材5の係合部は、例えばキャビネット本体10のハンガーポール103又はハンガーポール103に係止されたハンガーに係合可能でもよい。
スマートフォン21及びタブレット22にはケーブル41,42が接続されず、非接触で給電されてもよい。この場合、例えば第1扉11及び第2扉12夫々に非接触型の送電装置が内蔵される。第1扉11(第2扉12)に内蔵された送電装置は、第1扉11(第2扉12)に配されたスマートフォン21(タブレット22)に非接触で送電する。送電装置は給電部として機能する。非接触で給電された場合も、スマートフォン21のバッテリ210及びタブレット22のバッテリ220は充電される。
実施の形態 6.
図18は、実施の形態6に係るキャビネット1が備える第1扉11の裏面11aを示す正面図である。
図19は、保持部材3を示す斜視図である。
図20は、キャビネット1を模式的に示す平面図である。ただし、図20におけるキャビネット本体10の天板10aの図示は省略している。
本実施の形態の保持部材3においては、支持部材31,31に係合部312,312が設けられていない。
保持部材3は取付部36を備える。
取付部36は矩形断面を有する棒材である。取付部36は、係合部312,312と同様の係合部361,361を有する。係合部361,361は取付部36の長手方向に併設されている。取付部36は、長手方向が扉短辺方向に沿うようにして第1扉11に取り付けられる。取付部36の係合部361,361は、第1扉11の裏面11aの被係合部113,113に係合する。
取付部36の、第1扉11の開閉端の側の端部には、枢軸362が設けられている。枢軸362は、取付部36から上向きに突出している。
保持片32には、保持片32が第1扉11の開閉端に向けて延長されたような延長部322が設けられている。延長部322は、取付部36の上面に重なり、枢軸362を介して回動可能に取付部36に連結されている。
支持部材31,31及び保持片32,33は、スマートフォン21を保持する保持部である。支持部材31,31及び保持片32,33は、枢軸362を中心にして、取付部36に対して相対的に回動可能である。
以上のようなキャビネット1によれば、保持部材3に保持されたスマートフォン21を回動させることによって、スマートフォン21の位置及び向きを調整することができる。
取付部36を第1扉11の開閉端の近傍に取り付けた場合、スマートフォン21を第1扉11の開閉端から扉短辺方向に突出させることができる。支持部材31,31が第1扉11の裏面11aに接近するように回動した場合、装置保持部材5をコンパクトに収納することができる。
なお、スマートフォン21の向きに応じて、アウトサイドカメラ及びインサイドカメラの何れか一方が選択され、選択されたカメラが使用者を撮像してもよい。
実施の形態 7.
図21は、実施の形態7に係るキャビネット1が備える第1扉11の裏面11aを示す正面図である。
第1扉11は保持部材6を備える。
図22は、保持部材6を示す斜視図である。
図21及び図22に示す保持部材6は保持棒61、保持片62,63、及びケーブル64を備える。
保持棒61は、長手方向に伸縮可能にしてある。具体的には、複数本のパイプ材611,611,…が互いに入れ子に連結されており、外側のパイプ材611に対して内側のパイプ材611が出没することによって、保持棒61が伸縮する。保持棒61の長さは、例えば外側のパイプ材611の内周面と内側のパイプ材611の外周面との摩擦によって維持される。
保持棒61の基端部612は箱状であり、第1扉11に固定されている。最下端のパイプ材611は、基端部612の上面から上向きに突出している。基端部612の内部は、パイプ材611,611,…の内部及び第1扉11の内部夫々と連通している。
保持棒61の先端部には、保持片62が連結されている。
保持片62は矩形板状をなす。保持片62の一面は上向きである。保持片62の長辺は扉短辺方向に沿う。保持片62の下面から、最上端のパイプ材611が下向きに突出している。なお、保持片62は、保持棒61に対して保持片62の傾きが変更可能であるように保持棒61に連結されていてもよい。
保持片62は連結筒621,621を有する。連結筒621,621夫々は保持片62の上面に立設されている。連結筒621,621は、保持片62の第1扉11に近い方の長辺に沿って並んでいる。各連結筒621には弾性部材(例えばコイルばね)が内蔵されている。
保持片63はU字状に湾曲する棒材又はパイプ材である。保持片63の両端部には連結部631,631が設けられている。連結部631,631夫々は棒状又はパイプ状をなし、保持片63に直交する同じ向きに突出している。連結部631,631は、保持片62の連結筒621,621に挿入され、連結筒621,621に内蔵されている弾性部材に連結されている。連結筒621,621に内蔵されている弾性部材によって、保持片63は、連結部631,631が連結筒621,621に没入する方向に付勢されている。
保持片63は、保持片62の上面に対向している。保持片63に上向きの外力が加えられた場合、保持片63は保持片62から離隔する。保持片63に加えられた外力が失われた場合、保持片63は保持片62に接近する方向に付勢される。即ち、保持片63は保持片62に接離可能である。
保持片62,63が引き離された場合、スマートフォン21は、保持片62,63の間にて、長手方向が扉短辺方向に延び、一面が連結筒621,621に接触するようにして、保持片63の上面に載置される。保持片63が保持片62に向けて付勢されることによって、スマートフォン21は、保持片62,63に挟み持たれる。
保持棒61を伸縮させれば、保持部材6に保持されたスマートフォン21の上下方向の位置を変更することができる。
ケーブル64は、通信線及び給電線を内蔵している。ケーブル64は、最上端のパイプ材611の周面を貫通して保持棒61の内部に導かれている。スマートフォン21の端子には、ケーブル64の一方の端子が接続される。ケーブル64の他方の端子は、第1扉11の内部にてケーブル15に接続されている。
スマートフォン21は、ケーブル15,64を介して表示装置14から給電される。ケーブル64は、保持部材6が有する給電部として機能する。
以上のようなキャビネット1の場合、使用者は、スマートフォン21を保持部材6に保持させる。また、使用者は、例えば自分の身長に合わせて、保持部材6の保持棒61を伸縮させる。更に、使用者は、ケーブル64をスマートフォン21に接続させる。更にまた、使用者は、操作部215を操作してスマートフォン21をカメラモードにする。
なお、保持部材6がケーブル64を備えておらず、ケーブル15のコネクタ151が、例えば保持部材6の基端部612又は第1扉11に設けられていてもよい。この場合、コネクタ151とスマートフォン21とがケーブル41によって接続される。ケーブル41が収容される収容部は、例えば保持部材6の基端部612に設けられていてもよい。
保持部材6は、公知の自分撮り用の支持具(いわゆる自撮り棒)でもよい。
実施の形態 8.
図23は、実施の形態8に係るキャビネット1で実行される画像送信処理の手順を示すフローチャートである。
スマートフォン21の操作部215は図示しないマイクを有する。操作部215のマイクには音声が入力される。スマートフォン21が備える図示しない音声処理部は、操作部215のマイクに入力された音声から所定のコマンドを抽出する。制御部213は、抽出されたコマンドを受け付ける。即ち、制御部213は音声入力によりコマンドを受け付ける。
スマートフォン21が備える図示しない記憶部には、本実施の形態に係るコンピュータプログラムがインストールされる。コンピュータプログラムは、例えば通信回線を介してダウンロードされ、インストールされる。
制御部213は、所定の通信開始コマンドを受け付けたか否かを判定する(S11)。通信開始コマンドを受け付けていない場合(S11でNO)、制御部213は処理をS11へ戻す。
通信開始コマンドを受け付けた場合(S11でYES)、制御部213は、表示装置14との間で所定の信号を送受信することによって、表示装置14との通信を確立する(S12)。
次に、制御部213は、所定のオンコマンドを受け付けたか否かを判定する(S13)。
オンコマンドを受け付けた場合(S13でYES)、制御部213はスマートフォン21をカメラモードに移行させる(S14)。この結果、撮像部211が使用者の後ろ姿(被写体の背面)を撮像し、撮像部211から出力された動画像に、画像処理部214が画像処理を施す。
制御部213は、画像処理が施された動画像を、表示装置14に送信し始める(S15)。
表示装置14が受信した動画像は、画像処理部146を経て表示パネル141に入力され、表示パネル141の表示面に表示される。このとき、表示装置14の制御部145はバックライト142をオンにする。この結果、使用者は、表示パネル141に表示された動画像(自分の後ろ姿)を見ることができる。
S15の処理の終了後、スマートフォン21の制御部213は、所定のオフコマンドを受け付けたか否かを判定する(S16)。
オフコマンドを受け付けていない場合(S16でNO)、制御部213は処理をS16へ戻す。撮像部211による撮像、画像処理部214による画像処理、及び表示装置14への動画像の送信は継続される。
オフコマンドを受け付けた場合(S16でYES)、制御部213はスマートフォン21を非カメラモードに移行させる(S17)。この結果、撮像部211が撮像を停止する。
制御部213は、動画像の表示装置14への送信を停止する(S18)。
表示装置14においては、動画像が受信されなくなるので、表示パネル141に動画像が表示されなくなる。このとき、表示装置14の制御部145はバックライト142をオフにする。この結果、使用者は、ハーフミラー143に映った自分の前姿(被写体の正面)の像を見ることができる。
S18の処理終了後、又は、オンコマンドを受け付けていない場合(S13でNO)、スマートフォン21の制御部213は、所定の通信終了コマンドを受け付けたか否かを判定する(S19)。通信終了コマンドを受け付けていない場合(S19でNO)、制御部213は処理をS13へ戻す。
通信終了コマンドを受け付けた場合(S19でYES)、制御部213は表示装置14との通信を終了し(S20)、画像送信処理を終了する。なお、制御部213は、スマートフォン21がオフにされるまでの間、S20の処理終了後に処理をS11へ戻してもよい。
以上のようなキャビネット1によれば、使用者が、音声入力によってコンピュータにコマンドを与えることができるので、便利である。
実施の形態 9.
図24は、実施の形態9に係る洗面化粧台を示す斜視図である。
図中7は洗面化粧台であり、洗面化粧台7は洗面台71を備える。
洗面台71は床面上に設置されている。洗面台71は、天板710、洗面ボウル711、及び混合水栓712を備える。天板710は所定の高さに配されている。洗面ボウル711及び混合水栓712は天板710の上面に設けられている。使用者は、混合水栓712から放出される湯水を利用し、洗面ボウル711内で洗面、洗髪等の洗い作業を実施する。天板710の下側には、抽斗713及び扉714を有する収納部が設けてある。
実施の形態1〜7のキャビネット1は衣装箪笥であるが、本実施の形態のキャビネット1は、洗面化粧台7が備える収納棚である。
キャビネット1は、洗面台71の後部上方に設けられている。このために、洗面台71は支持壁715を備える。支持壁715は、天板710の後縁に沿って、天板710の上面から垂直に立ち上がっている。
キャビネット1は、2つのキャビネット本体10,10を備える。キャビネット本体10,10は、洗面化粧台7に向かって左右方向に並置されている。各キャビネット本体10は、支持壁715の上部がキャビネット本体10の背板として利用されることによって、支持壁715の上部に固定されている。キャビネット本体10は、仕切り板101、抽斗102,102、及びハンガーポール103を備えていない。キャビネット本体10には、例えばトレイ状の棚板(不図示)が収容されている。
キャビネット本体10は、天板710の前後長さより短い前後長さを有する。左側のキャビネット本体10の開口は第1扉11によって覆われている。右側のキャビネット本体10の開口は、第2扉12によって覆われている。第1扉11及び第2扉12夫々の表面には鏡115,125が取り付けられている。支持壁715のキャビネット本体10,10の間には鏡716が取り付けられている。
第2扉12には、実施の形態1の第2扉12と同様に、表示装置14が配されている。
図25は、第1扉11の裏面11aを示す正面図である。
図26は、洗面化粧台7を模式的に示す平面図である。
本実施の形態の保持部材6は、実施の形態7の保持部材6と略同様である。ただし、本実施の形態の保持部材6は保持棒65を備える。
保持棒65の構成は保持棒61の構成と同様である。保持棒65の基端部は保持棒61の先端部に連結されている。保持棒65は扉短辺方向に延びている。ケーブル64は、保持棒61,65の内部を通って、保持棒65の先端近傍から外部へ引き出されている。
保持棒65の先端部には、保持片62の一面が上向きになるようにして、保持片62が連結されている。保持棒61,65夫々を伸縮させれば、保持部材6に保持されたスマートフォン21の位置を変更することができる。例えば、第1扉11が前後方向に延びるように開いている場合、保持棒65を伸縮させれば、スマートフォン21の前後方向の位置を変更することができる。
使用者はスマートフォン21を洗面台71よりも前側に移動させ、スマートフォン21に背を向けて立つ。
本実施の形態では、第1扉11及び第2扉12を開けたとしても、第1扉11と第2扉12との間には洗面台71がある。故に、第1扉11と第2扉12との間に使用者が立つことはできない。従って、表示装置14を使用者に正対させることはできない。そこで、使用者は、表示パネル141に表示された動画像(即ち自分が所望する角度から見た自分の姿)を斜めに見ながら身なりを整える。
なお、スマートフォン21は第1扉11の裏面11aに対向する位置に配されていてもよい。この場合、使用者は、互いに平行になるように開けられた第1扉11及び第2扉12の間に身を乗り出し、表示装置14の表示パネル141の方を向く。すると、スマートフォン21の撮像部211が使用者の後ろ頭を撮像するので、使用者の顔に正対する表示パネル141に、使用者の後ろ頭の動画像が表示される。
第1扉11には、実施の形態1の第1扉11と同様に撮像装置13が配されていてもよく、実施の形態4,6,7の第1扉11と同様にスマートフォン21が配されていてもよい。
表示装置14は、第2扉12の表面に配されていてもよい。この場合、使用者は、第2扉12を開かずとも表示パネル141に表示された動画像を見ることができる。また、第2扉12の表面に鏡125を取り付ける必要がない。
第2扉12には、実施の形態5と同様にタブレット22が配されてもよい。タブレット22は、本実施の形態の保持部材6と同様の装置保持部材に保持されてもよい。
第1扉11又は第2扉12は、短辺方向に伸縮可能な構成でもよい。例えば、第2扉12は、側板10cにヒンジ結合された扉本体と、扉本体を覆うカバーとを備える。扉本体には、短辺方向に延びるレールが設けられている。カバーがレールに案内されて短辺方向に移動することによって、第2扉12は短辺方向に伸縮する。表示装置14はカバーの表面に取り付けられる。この結果、第2扉12を伸縮させることによって、表示装置14の位置を変更することができる。
今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
各実施の形態に開示されている構成要件(技術的特徴)はお互いに組み合わせ可能であり、組み合わせによって新しい技術的特徴を形成することができる。
1 キャビネット
11 第1扉
113 被係合部
114 収容部
12 第2扉
123 被係合部
124 収容部
13 撮像装置
14 表示装置
141 表示パネル
143 ハーフミラー
151 コネクタ(給電部)
161 コネクタ(給電部)
17 第3扉
21 スマートフォン(携帯情報端末機)
211 撮像部
22 タブレット(携帯情報端末機)
221 表示パネル
223 ハーフミラー
3 保持部材
31 支持部材(保持部)
312 係合部
32 保持片(保持部)
33 保持片(保持部)
36 取付部
361 係合部
41 ケーブル
42 ケーブル
5 装置保持部材
52 保持片
53 保持片
6 保持部材
61 保持棒
62 保持片
63 保持片
64 ケーブル(給電部)
65 保持棒
7 洗面化粧台
71 洗面台

Claims (20)

  1. 物品が収納されるキャビネットにおいて、
    開き戸又は折れ戸であり、被写体を撮像して画像を出力する撮像装置が配される第1扉と、
    開き戸又は折れ戸であり、前記撮像装置が出力した画像を表示する表示装置が配される第2扉と
    を備えることを特徴とするキャビネット。
  2. 前記撮像装置は、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉の前記第2扉に対向する面に配され、
    前記表示装置は、前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第2扉の前記第1扉に対向する面に配されることを特徴とする請求項1に記載のキャビネット。
  3. 前記第1扉及び前記第2扉は夫々開き戸であり、
    前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉及び前記第2扉夫々の裏側の面が対向することを特徴とする請求項2に記載のキャビネット。
  4. 前記第1扉及び前記第2扉は夫々折れ戸であり、
    前記第1扉及び前記第2扉が開いた場合に前記第1扉及び前記第2扉夫々の一部の表側の面が対向することを特徴とする請求項2に記載のキャビネット。
  5. 前記第1扉と前記第2扉との間に配された第3扉を更に備えることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載のキャビネット。
  6. 前記表示装置は、
    前記撮像装置が出力した画像を表示する表示パネルと、
    該表示パネルを覆うハーフミラーと
    を備えることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のキャビネット。
  7. 前記撮像装置は、上下方向に移動可能に前記第1扉に取り付けられることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のキャビネット。
  8. 前記撮像装置は、前記被写体を撮像して画像を出力する撮像部を有する携帯情報端末機であり、
    前記第1扉は、前記撮像装置を着脱可能に保持する保持部材を有することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のキャビネット。
  9. 前記保持部材は、互いに接離可能であり、前記撮像装置を挟み持つ2つの保持片を有することを特徴とする請求項8に記載のキャビネット。
  10. 前記保持部材は係合部を有し、
    前記第1扉には複数の被係合部が一方向に並設されており、
    前記係合部は前記被係合部に着脱可能に係合することを特徴とする請求項8又は9に記載のキャビネット。
  11. 前記保持部材は、長さ方向に伸縮可能な保持棒を有し、
    該保持棒の先端部にて前記撮像装置が保持され、
    前記保持棒の基端部は前記第1扉に取り付けられていることを特徴とする請求項8から10の何れか一項に記載のキャビネット。
  12. 前記保持部材は、
    前記第1扉に取り付けられる取付部と、
    該取付部に対して相対的に回動可能であり、前記撮像装置が保持される保持部と
    を有することを特徴とする請求項8から11の何れか一項に記載のキャビネット。
  13. 前記保持部材又は前記第1扉は、前記撮像装置に給電するための給電部を有することを特徴とする請求項8から12の何れか一項に記載のキャビネット。
  14. 前記保持部材又は前記第1扉は、前記撮像装置に着脱可能に接続されるケーブルが着脱可能に接続されるコネクタを有することを特徴とする請求項8から13の何れか一項に記載のキャビネット。
  15. 前記保持部材又は前記第1扉は、前記ケーブルが収容される収容部を有することを特徴とする請求項14に記載のキャビネット。
  16. 前記表示装置は、表示パネルを有する携帯情報端末機であり、
    前記第2扉は、前記表示装置を着脱可能に保持する装置保持部材を有することを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載のキャビネット。
  17. 前記表示装置は前記第2扉に固定されていることを特徴とする請求項1から15の何れか一項に記載のキャビネット。
  18. 洗面台と、
    前記洗面台の後部上方に設けられているキャビネットと
    を備える洗面化粧台において、
    前記キャビネットは、請求項1から17の何れか一項に記載のキャビネットであることを特徴とする洗面化粧台。
  19. キャビネットの第1扉に配されるコンピュータに、
    前記キャビネットの第2扉に配され、ハーフミラーに覆われた表示パネルを備える表示装置との通信を確立し、
    被写体の背面を撮像する撮像部が出力した画像を前記表示パネルに表示させるべく前記表示装置に送信する
    処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  20. 前記コンピュータに、
    音声入力によりオフコマンドを受け付け、
    該オフコマンドを受け付けた場合に、前記ハーフミラー上に前記被写体の正面の像を顕示すべく前記画像の前記表示装置への送信を停止する
    処理を実行させることを特徴とする請求項19に記載のコンピュータプログラム。
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RU2779678C1 (ru) * 2022-02-22 2022-09-12 Денис Вадимович Бирюков Зеркальная дверца с двухосевым поворотным механизмом. шкаф с одной зеркальной дверцей. шкаф с одной зеркальной дверцей и сдвижной зеркальной панелью. шкаф с двумя зеркальными дверцами. шкаф с двумя зеркальными дверцами и одной внутренней поворотной зеркальной панелью. шкаф-трельяж с поворотной центральной зеркальной панелью. зеркало-трельяж со скрытой центральной зеркальной панелью. зеркало-трельяж с открытой центральной зеркальной панелью.

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JPH0664530U (ja) * 1993-01-27 1994-09-13 晧▲アキ▼ 堀 扉を利用した姿見三面鏡付洋服ダンス
JP2012061182A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Lixil Corp 住宅設備機器

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FURNITURE VILLAGE / KINGSTOWN KINGSLEY 4 DOOR CENTRE MIRROR BI-FOLD WARDROBE , INTERNET ARCHIVE WAYB, JPN6021038782, 13 October 2017 (2017-10-13), ISSN: 0004607359 *

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