JP2019146031A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】カメラで撮影した映像を無線通信でモニタに送り表示するシステムで、無線リソースを有効利用して画像の送受信を行う無線通信システムを提供する。【解決手段】ハブ300は、時分割多重通信の制御局として動作し、玄関子機100は、ハブ300と通信することによりハブ300との同期を維持して、画像データの送信を行い、室内モニタ200は、ハブ300と通信することによりハブ300との同期を維持しながら、玄関子機100から送信された画像データを直接受信する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信でパケットの送受信を行う無線通信システムに関するものである。
近年、ドアホンシステムでは、来客画像をモニタに表示する機能を持ったモニタ付のものが主流となっており、設置の容易さから、カメラ(玄関子機)とモニタとの間の無線化が進められている。
例えば、ドアホンシステムでは、ドアまたはドア近傍に設置された玄関子機やカメラと室内に設置された親機や複数の副親機で構成され、玄関子機(カメラ)、親機、副親機間の通信を無線信号によって行う技術が開示されている(特許文献1参照)。これらのドアホンシステムでは、親機が制御局として動作し、玄関子機(カメラ)から送られてきた画像を受信し副親機に転送するようにして、玄関子機(カメラ)と親機との間、および、親機と副親機との間を無線通信で接続し、玄関子機(カメラ)で撮影された画像を親機や複数の副親機で表示できるようになっている。
特開2014−204398号公報
これらのドアホンシステムでは、玄関子機(カメラ)から副親機に送られる画像は、親機を経由して送られるため、玄関子機(カメラ)と親機との間、親機と副親機との間のそれぞれで無線による画像の送受信が行われ、多くの無線リソースが必要としていた。また、親機で受信した画像を副親機に転送するために、伝送遅延が大きくなり、玄関子機やカメラで画像を撮影してから副親機で表示されるまでの時間が長くなるという課題を有していた。また、親機で受信した画像を副親機に転送するために、親機で画像データを一旦記憶保持しなければならず、親機のメモリリソースの増加を招いていた。
本発明は、このような従来技術の問題点を解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、パケット通信を用いて1つの機器から複数の機器にデータの送受信を行う無線通信機器において、送信側の機器とすべての受信側の機器間において同一の無線信号を利用してデータの送受信を行うことにより、無線リソースの有効利用、伝達遅延の改善、受信側の機器のメモリリソースの低減を図るものである。
本発明の無線通信システムは、制御局と前記制御局に同期して通信を行う複数の従属局で構成される無線通信システムであって、前記従属局として動作しパケットの送信を行う送信局と、前記従属局として動作し前記送信局より送信されたパケットを受信する受信局で構成され、前記送信局は、前記制御局に同期してパケットを送信し、前記受信局は、前記制御局に同期して前記送信局より送信されたパケットを受信するように動作する構成とする。
パケット通信を用いて1つの機器から複数の機器にデータの送受信を行う無線通信機器において、送信側の機器とすべての受信側の機器間において同一の無線信号を利用してデータの送受信を行うようにしたので、データ通信時に送信元より送られた画像を他の機器に転送する必要がなく、無駄な無線リソースを使用することなくすべての機器でデータが受信できるようになるので、無線リソースの有効利用が可能となる。又、送信側の機器より送信されるデータを同時にすべての受信側の機器が受信できるようになるので、全ての機器で画像データの伝達遅延をなくすことができる。又、データ通信時に送信元より送られた画像を他の機器に転送する必要がないので、転送のためにデータ記憶する必要がなくなりメモリリソースの増加を抑えることができる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第1の構成によるドアホンシステムの一例を示す図 本発明の実施の形態に係る玄関子機の構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る室内モニタの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係るハブの構成例を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る時分割多重通信におけるフレーム、スロットの構成を示す図 本発明の実施の形態に係る時分割多重通信において使用される無線信号のフィールド構成を示す図 本発明の実施の形態に係る時分割多重通信において、ハブが送信する制御チャネルの送受信スロットの例を示す図 本発明の実施の形態に係る時分割多重通信において、玄関子機で呼び出し操作が行われた直後の送受信スロットの例を示す図 本発明の実施の形態に係る時分割多重通信において、室内モニタで着信応答した場合の送受信スロットの例を示す図 本発明の実施の形態に係るパケット通信において、玄関子機で呼び出し操作が行われた直後の再送制御の例を示す図 本発明の実施の形態に係るパケット通信において、室内モニタで受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示す図 本発明の実施の形態に係るパケット通信において、ハブで受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示す図 本発明の実施の形態に係るパケット通信において、ハブ及び室内モニタで同じパケットの受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示す図 室内モニタで複数の受信エラーが発生した場合の再送制御の様子の第2の例を示す図 本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第2の構成によるドアホンシステムの一例を示す図 本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第3の構成によるドアホンシステムの一例を示す図
前記課題を解決するためになされた第1の発明は、制御局と前記制御局に同期して通信を行う複数の従属局で構成される無線通信システムであって、前記従属局として動作しパケットの送信を行う送信局と、前記従属局として動作し前記送信局より送信されたパケットを受信する受信局で構成され、前記送信局は、前記制御局に同期してパケットを送信し、前記受信局は、前記制御局に同期して前記送信局より送信されたパケットを受信するように動作する構成とする。
これによると、送信局より送信されるパケットを受信局で直接受信するようにしたので、データ通信時に送信局より送られた画像を受信局間で転送する必要がなく、無駄な無線リソースを使用することなくすべての受信局でデータが受信できるようになるので、無線リソースの有効利用が可能となる。又、送信局より送信されるデータを同時にすべての受信局が受信できるようになるので、全ての機器で画像データの同時に受信できる伝達遅延をなくすことができる。又、データ通信時に送信局より送られた画像を受信局に転送する必要がないので、転送のためにデータ記憶する必要がなくなりメモリリソースの増加を抑えることができる。
また、第2の発明は、前記制御局は、前記送信局から送信されたパケットを受信する受信局として動作する構成とする。
これによれば、制御局として動作する機器においても画像の受信が可能となり、より利便性を向上することができる。
また、第3の発明は、前記制御局は、前記送信局より送信されるパケットを受信するための無線情報を前記従属局として動作する受信局に通知し、前記従属局として動作する受信局は、前記制御局から通知された前記無線情報に基づいて前記送信局から送信されるパケットの受信を行うように動作する構成とする。
これによれば、制御局が全ての受信局にパケットの受信に必要な無線情報を通知し、受信局は、通知された無線情報に基づいて送信局から送信されるパケットの受信ができるようになるので、送信局は、受信局の管理が不要となり、送信局の制御が簡単になるという効果を有し、システム内に複数の送信局を備える構成が容易となる効果を有する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第1の構成によるドアホンシステムの一例を示す図であり、玄関に設置されカメラで撮影された画像を室内のモニタと宅外の通信端末(例えば、スマートフォン)に映し出すドアホンシステムの図である。図1において、100は、映像データの送信局として動作すると共に無線の従属局として動作する玄関子機であり、家屋のドアDR、又は、その近傍に設置される。200は、受信局として動作すると共に無線の従属局として動作する室内モニタであり、リビング等使用者が在宅時の多くを過ごす部屋に設置される。300は、受信局として動作すると共に無線の制御局として動作するハブである。尚、以降の説明では制御局として動作する受信局(図1の例では、ハブ300)と従属局として動作する受信局(図1の例では、室内モニタ200)を区別するために、制御局として動作する受信局を主受信局、従属局として動作する受信局を副受信局と呼ぶことにする。400は、ルータであり、インターネット等のネットワーク網に接続される。500は、通信端末であり、例えば、通信業者の基地局(図示せず)を経由してインターネット網に接続されたスマートフォンやモデムとルータ(図示せず)を経由してインターネット網に接続されたパーソナルコンピュータ等である。
先ず図1を用いて、無線の制御局と従属局の動作について説明する。玄関子機100、室内モニタ200、ハブ300は、時分割多重通信を用いて、画像データのパケットや再送制御用の信号の送受信を行う。無線の制御局として動作するハブ300は、時分割多重通信のフレーム、スロットの同期を取るための基準信号(以下、制御信号と記す)を送信し、従属局として動作する玄関子機100、室内モニタ200は、制御信号を受信することにより時分割多重通信のフレーム、スロットの同期を維持する。又、玄関子機100、室内モニタ200がハブ300と通信状態になった場合、玄関子機100、室内モニタ200は、通信用に起動した通信の受信によって時分割多重通信のフレーム、スロットの同期を維持する。
次に、来訪者が、玄関子機100を操作したときの動作について図1を用いて説明する。待機状態では、制御局として動作するハブ300は自己の識別符号、時分割多重通信のフレーム、スロットの同期を取るための信号を含んだ制御信号を送信し、従属局として動作する玄関子機100、室内モニタ200は、制御信号を受信することにより、同期先の制御局を選別し、システム内での通信を行うためにフレーム、スロットの同期を維持する。来訪者が玄関子機100を操作すると、玄関子機100は、制御信号の受信によって生成したフレーム、スロットのタイミングをもとに、ハブ300との無線通信を起動し、玄関子機100が操作されたことを通知する。一方、ハブ300は、玄関子機100との双方向通信が起動され、玄関子機100から来客があったことを通知されると、着信状態に移行し、着信状態に移行したことを玄関子機100に通知する。玄関子機100は、着信状態に移行したことが通知されると、ハブ300との双方向通信により、ハブ300とのフレーム、スロットの同期を維持しながら、画像データのパケットを送信するためのスロットを選択し、選択したスロットで画像データのパケットの送信を開始し、画像データを受信するのに必要な無線情報(通信スロット、周波数)をハブ300に通知する。ハブ300は、映像データのパケットを受信するのに必要な無線情報(通信スロット、周波数)が通知されると、通知された無線情報を元に、映像信号のパケットの受信を開始する。又、ハブ300は、玄関子機100が操作されたことが通知されると、ルータ400、及び、ネットワークを経由して玄関子機100が操作されたことを通信端末500に通知し、玄関子機100から送られてきたパケットより映像データを取り出し、映像データを通信端末500に出力する。通信端末500は、玄関子機100が操作されたことが通知されると、チャイムを鳴らすなどして来客がきたことを報知し、ハブ300から送られてきた映像データを表示する。
次に、副受信局として動作する室内モニタ200に対する制御について説明する。ハブ300は、玄関子機100が操作されたことが通知されると、着信状態に移行したこと、及び、玄関子機100が映像データのパケットを送信するのに使用している無線通信の無線情報(通信スロット、周波数)を室内モニタ200に通知する。室内モニタ200は、玄関子機100が操作されたことが通知されると、チャイムを鳴らすなどして来客がきたことを報知し、主受信局として動作するハブ300との間で双方向通信を起動する。ハブ300は、室内モニタ200と双方向通信が起動されると、映像データのパケットを受信するのに必要な無線通信の無線情報(通信スロット、周波数)を室内モニタ200に通知する。室内モニタ200は、映像データのパケットを受信するのに必要な無線情報(通信スロット、周波数)が通知されると、ハブ300との間に起動した双方向通信の受信によりハブ300とフレーム、スロットの同期を維持して、通知された無線情報を元に、映像信号のパケットの受信を開始し、受信した画像データを表示する。
図2は、本発明の実施の形態に係る玄関子機100の構成例を示すブロック図である。図2に示されるように、玄関子機100は、主制御を行う制御部120と、制御部120に接続された画像処理部107と、制御部120に接続された音声処理部104と、制御部120に接続されかつ玄関子機100に設けられているボタンスイッチ等の操作を制御部120に伝える操作部109とを有している。音声処理部104にはマイク105とスピーカー106とが接続され、画像処理部107には例えば家屋の外を撮影するためのカメラ部118が接続されている。制御部120には、音声処理部104に接続されたフレーム処理部103と、そのフレーム処理部103に接続された無線部102とがそれぞれ接続されている。無線部102には無線通信用のアンテナ101が接続されている。又、制御部120には、動作状態等を表示する表示部108と、登録された制御局の識別符号を記憶する制御局識別符号記憶部111と、画像データの再送制御を管理する再送制御部115が接続されている。
図3は、本発明の実施の形態に係る室内モニタ200の構成例を示すブロック図である。図3に示されるように、室内モニタ200は、室内モニタ200の主制御を行う制御部220と、制御部220に接続された画像処理部207と、制御部220に接続された音声処理部204と、制御部220に接続されかつ室内モニタ200に設けられているボタンスイッチ等の操作を制御部220に伝える操作部209とを有している。音声処理部204にはマイク205とスピーカー206とが接続され、画像処理部207には例えばLCDを有する表示部208が接続されている。又、表示部208は制御部220にも接続されており、動作状態等を表示する。制御部220には、音声処理部204に接続されたフレーム処理部203と、そのフレーム処理部203に接続された無線部202とがそれぞれ接続されている。無線部202には無線通信用のアンテナ201が接続されている。又、制御部220には、登録された制御局の識別符号を記憶する制御局識別符号記憶部211と、登録した従属局の識別符号を記憶する従属局識別符号記憶部212と、画像データの再送制御を管理する再送制御部215が接続されている。
図4は、ハブ300の回路構成を概略示すブロック図である。図4に示されるように、ハブ300は、主制御を行う制御部320と、制御部320に接続されかつハブ300に設けられているボタンスイッチ等の操作を制御部320に伝える操作部309と、表示部308を有している。又、制御部320には、フレーム処理部303と、そのフレーム処理部303に接続された無線部302とがそれぞれ接続されている。無線部302には無線通信用のアンテナ301が接続されている。又、制御部320には、ルータ400に接続されたルータインターフェース部310が接続されている。又、制御部320には、登録した従属局の識別符号を記憶する第1の従属局識別符号記憶部312と第2の従属局識別符号記憶部313、画像データの再送制御を管理する再送制御部315が接続されている。
次に、このようにして構成された無線通信システムにおける無線通信の要領について以下に述べる。
図5は、本発明が適用された時分割多重通信方式におけるフレーム・スロットの構成例を示す図である。この時分割多重通信は、玄関子機100、室内モニタ200、及び、ハブ300間の無線通信に用いられる。図5において、1フレームは、例えば10msec単位で通信される基本単位であり、国内DECT(ETSI商標)規格に合わせている。その1フレーム内には図示例では24のスロット(スロット1〜スロット24)が設けられている。本図示例では、2つのスロットで1つの通信チャネルを構成し、5msec(12スロット)間隔で組み合わされており、例えばスロット1とスロット13とにより1つのチャネルが構成される。
図6は、本実施形態での時分割多重通信において使用される無線信号のフィールド構成を示す図であり、図5で示した各々のスロットで通信される1スロット分の信号のデータ列のフィールド構成を示している。図6に示すよう、1スロットで送受信される信号のデータ列のフィールド構成は、同期信号フィールドF1と、制御データフィールドF2と、CRC1フィールドF3と、情報データフィールドF4と、CRC2フィールドF5からなる。同期信号フィールドF1は、ビット同期を取るためのデータ列とスロット同期を取るためのデータ列とから構成される固定データのためのフィールドである。従属局は、制御局より送信される信号より、同期フィールドで送信されるビット同期の信号によりビット同期を取り、スロット同期用の固定データを検出し、送受信のタイミングを合わせることにより制御局とのスロットの同期を確立、維持する。又、画像の送受信時、受信局は、送信局より画像データと共に送信される同期フィールドF1のビット同期の信号によりビット同期を取り受信データの復調を行い、後続のスロット同期用の固定データを検出し、画像データの取り込みを行う。制御データフィールドF2は、時分割多重通信のためのフレーム、スロット同期のための信号、玄関子機100、室内親機200、ハブ300を識別する情報、玄関子機100、室内親機200、ハブ300相互間の無線通信の接続制御のために送信される信号、玄関子機100から送信されている画像データを受信するのに必要な無線情報、パケット通信の再送制御のための情報等の制御データのためのフィールドである。従属局は、制御局より送信されるスロット同期のための信号(例えば、スロット番号)を受信することにより、その信号が送信されているレーム内のスロットの位置を認識し、制御局とのフレーム同期を確立、維持する。CRC1フィールドF3は、制御データフィールドのエラー検知用のデータのためのフィールドであり、制御データフィールドのデータ列に応じたエラー検知用のデータが挿入されるフィールドである。情報データフィールドF4は、音声データ・画像データ・再送制御データのためのフィールドである。CRC2フィールドF5は、情報データフィールドF4のエラー検知用のデータのためのフィールドであり、情報データフィールドF4のデータ列に応じたエラー検知用のデータが挿入されるフィールドである。
次に、通信制御について説明する。図7は、制御局として動作するハブ300が従属局として動作する玄関子機100と従属局として動作する室内モニタ200に送信する制御信号の送受信スロットの例を示す図である。図7に示されるように、制御信号は、1フレーム内の1つのスロット(図7の例ではスロット2)で制御局として動作するハブ300から常時送信される。その制御信号では、制御局の識別情報、送信しているスロット番号等、従属局が制御局と時分割多重通信のフレーム、スロットの同期をとるための制御情報(例えば、スロット番号)、呼出等の装置間の通信を起動するための制御情報等が送信される。従属局として動作する玄関子機100と室内モニタ200は、制御局(ハブ300)より送信される制御信号をそれぞれ受信し、制御信号が送信されているスロット番号を知るなどして時分割多重通信のフレーム、スロットの同期を確立、維持する。
次に、玄関子機100で呼び出し操作が行われたときの動作について説明する。図8は、玄関子機100で呼び出し操作が行われた際の送受信スロットの例を示す図である。玄関子機100の操作部109で着信操作が行われると、玄関子機100は、ハブ300と双方向の通信を起動し(図8の例ではスロット4とスロット16)、着信操作が行われたことを通知する。一方、ハブ300は、玄関子機100との双方向通信が起動され着信操作が行われたことが通知されると、双方向通信の送信スロット(図8の例ではスロット4)で、着信が許可されたことを玄関子機100に通知する。又、ハブ300は、起動された双方呼通信の送信スロットのデータとして図6に示す同期信号フィールドF1でスロット同期のためのデータを毎スロット送信し、制御データフィールドF2でフレーム同期のためのスロット番号等の情報を定期的に送信する。尚、図8では、着信操作が行われたことを通知するメッセージ、着信許可のメッセージを省略している。玄関子機100は、ハブ300より着信が許可されたことが通知されると、5msec(12スロット)間隔の2組のスロット(図8の例では、スロット6とスロット18、及び、スロット7とスロット19)を用いてカメラ部118で撮影された映像より生成された画像データを送信する動作を開始し、ハブ300との間で起動した双方向通信の送信スロット(図8の例ではスロット16)で画像データを送信する信号の情報(使用スロット、周波数(以下、無線情報と記す))を通知する。このとき玄関子機100は、ハブ300より送られてくる双方向通信の同期信号フィールドを受信することによりハブ300とのスロットの同期を維持し、又、双方向通信の制御データフィールドのスロット番号等の情報を受信することによりフレームの同期を維持して、双方向通信と画像データの送信を行う。尚、玄関子機100より送信される画像データは、図6に示す情報データフィールドF4で送信され、画像データを送信するスロットで送信される信号の図6に示す同期信号フィールドF1では、ビット同期、スロット同期を行うための信号が、制御データフィールドでは、送信元を特定するための情報(例えば、制御局の識別情報)を合わせて送信する。
次に、図8を用いて玄関子機100で呼び出し操作が行われたときのハブ300の動作を説明する。ハブ300は、玄関子機100とハブ300との間の双方向の通信(図8の例ではスロット4とスロット16の通信)が起動され、玄関子機100からハブ300への送信スロット(図8の例ではスロット16)で画像データを送信する信号の情報(無線情報)が通知されると、この情報を元に、画像データを受信するスロット、周波数を決定し、画像データの受信、すなわち、図8の例ではスロット6、スロット7、スロット18、及び、スロット19の受信を開始する。このとき、ハブ300は、画像が送られてくるスロットの同期信号フィールドF1を受信することにより、画像データが送られてくるスロットの信号のビット同期、スロット同期を取り、情報データフィールドF4に含まれる画像データを取り出す。又、このとき、制御データフィールドのF2で送られてくる送信元を特定するための情報を利用して、送信元を特定し、混信時のデータの破棄等の制御を行う。そして、受信した画像データのパケット番号を基に肯定応答、再送要求等のパケット通信の再送制御信号を玄関子機100との間で起動された双方向通信の送信スロット(図8の例ではスロット4)で玄関子機100に送信する制御を開始する。又、ハブ300は、玄関子機100から受信した画像データを適当なフォーマットに変換し、ルータインターフェース部310よりルータ400に出力し、ネットワークを介して通信端末500に画像データが届けられ、通信端末500にて玄関子機100のカメラ部118で撮影された映像が再生される。又、ハブ300は、制御信号(図8の例ではスロット2で送信している信号)にて着信状態に移行したことを室内モニタ200に報知する。
次に、玄関子機100で呼び出し操作が行われたときの室内モニタ200とハブ300との間の動作を説明する。図9は、室内モニタ200で画像データの受信を開始した後の送受信スロットの例を示す図である。上述の説明のように、玄関子機100で呼び出し操作が行われると、制御信号(図9の例ではスロット2で送信している信号)にて着信状態に移行したことが報知され、室内モニタ200は、着信状態移行したことを報知する制御信号を受信すると、ハブ300と双方向の通信を起動し(図9の例ではスロット9とスロット21)、着信表示状態への移行をしたことを通知する。一方、ハブ300は、室内モニタ200との双方向通信が起動され着信表示状態に移行したことが通知されると、双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット9)で着信表示状態への移行を確認したことを室内モニタ200に通知する。尚、図9では、着信表示状態に移行したことを通知するメッセージ、着信表示状態に移行したことを確認したメッセージを省略している。又、ハブ300は、室内モニタ200との間の双方向通信が起動されると、室内モニタ200との間で起動された双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット9)で、玄関子機100が画像データを送信する信号の情報(使用スロット、周波数(無線情報))を通知する。又、ハブ300は、起動された双方呼通信の送信スロットのデータとして図6に示す同期信号フィールドでスロット同期のためのデータを送信し、制御データフィールドでフレーム同期のためのスロット番号等の情報を定期的に送信する。一方、室内モニタ200は、玄関子機100が画像データを送信する信号の情報(使用スロット、周波数(無線情報))が通知されると、この情報を元に画像データを受信するスロット、周波数を決定し、画像データの受信、すなわち、図9の例ではスロット6、スロット7、スロット18、及び、スロット19の受信を開始する。このとき室内モニタ200は、ハブ300より送られてくる双方向通信の同期信号フィールドを受信することによりハブ300とのスロットの同期を維持し、又、双方向通信の制御データフィールドのスロット番号等の情報を受信することによりフレームの同期を維持して、双方向通信と画像データの受信を行う。又、室内モニタ200は、画像が送られてくるスロットの同期信号フィールドF1を受信することにより、画像データが送られてくるスロットの信号のビット同期、スロット同期を取り、情報データフィールドF4に含まれる画像データを取り出す。又、このとき、制御データフィールドのF2で送られてくる送信元を特定するための情報を利用して、送信元を特定し、混信時のデータの破棄等の制御を行う。そして、受信した画像データのパケット番号を基に肯定応答、再送要求等のパケット通信の再送制御信号をハブ300との間で起動された双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット21)でハブ300に送信する制御を開始する。
次に、ハブ300が、室内モニタ200から肯定応答、再送要求等のパケット通信の再送制御信号を受信したときの動作を説明する。ハブ300は、室内モニタ200から、再送制御信号を受信すると受信した肯定応答のパケット番号、再送要求のパケット番号を再送制御部315に記憶する。そして、ハブ300は、再送制御信号の送信タイミングになると、再送制御部315に記憶されていた室内モニタ200から送られてきた肯定応答のパケット番号、再送要求のパケット番号と自己のパケットの受信状態に応じて肯定応答、再送要求を生成して玄関子機100との双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット4)で肯定応答、再送要求を玄関子機100に送る。
次に、玄関子機100からの着信中に室内モニタ200で応答操作が行われた場合の動作について説明する。室内モニタ200は、操作部209で着信応答の操作が行われると、ハブ300と双方向通信の送信スロットで(図9の例ではスロット21)、着信応答操作が行われたことを通知する。一方、ハブ300は、着信応答操作が行われたことが通知されると、双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット9)で着信応答が許可されたことを室内モニタ200に通知すると共に玄関子機100とハブ300との間の双方向の通信の送信スロット(図9の例ではスロット4)で着信応答状態に移行したことを玄関子機100に通知し、室内モニタ200との間で起動された双方向通信を利用して送られてきた室内モニタ200の音声データ(図9の例ではスロット21で受信した音声データ)を玄関子機100との双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット4)で玄関子機100に送信し、玄関子機100との間の双方向通信を利用して送られてきた玄関子機100の音声データ(図9の例ではスロット16で受信した音声データ)を室内モニタ200との双方向通信の送信スロット(図9の例ではスロット9)で室内モニタ200に送信するように動作する。又、ハブ300は、室内モニタ応答状態に移行すると、通信端末500に室内モニタ応答状態に移行したことを通知し、通信端末500は、着信状態から待機状態に遷移する。
尚、着信応答状態に移行すると、室内モニタ200からハブ300に送られる再送制御信号と音声データの両方が1つのスロット(図9の例ではスロット21)で送受信され、再送制御信号は、図6で示した制御情報フィールドF2で、音声データは、図6で示した情報データフィールドF4で送受信される。又、着信応答状態に移行するとハブ300から玄関子機100に送られるスロット、フレーム同期のための信号、再送制御信号、音声データが1つのスロット(図9の例ではスロット21)で送受信され、スロット同期のための信号は、図6で示した同期信号フィールドF1で、フレーム同期のための信号と再送制御信号は、図6で示した制御情報フィールドF2で、音声データは、図6で示した情報データフィールドF4で送受信される。又、着信応答状態に移行すると玄関子機100からハブ300に送られる画像データのパケットを送信しているスロット、周波数を通知する無線情報と音声データの両方が1つのスロット(図9の例ではスロット16)で送受信され、無線情報は、図6で示した制御情報フィールドF2で、音声データは、図6で示した情報データフィールドF4で送受信される。又、ハブ300から室内モニタ200に送られるスロット、フレーム同期のための信号、無線情報、音声データが1つのスロット(図9の例ではスロット9)で送受信され、スロット同期のための信号は、図6で示した同期信号フィールドF1で、フレーム同期のための信号と再送制御信号は、図6で示した制御情報フィールドF2で、音声データは、図6で示した情報データフィールドF4で送受信される。
次に、再送制御の様子について説明する。再送制御の説明に当たり、パケット番号nのパケットをPn(n:整数)と記す。例えば、P0とは、パケット番号0のパケット、P1は、パケット番号1のパケットを意味する。玄関子機100は、画像データ用に起動したスロットで、1つのスロットで1つのパケットを送信するように動作する。例えば、図9に示した例であれば、スロット6、スロット7、スロット18、スロット19の各スロットで、各々1つのパケットの送信を行い、例えば、スロット6でP0を送信し、スロット7でP1送信し、スロット18でP2送信し、スロット19でP3送信し、そして次のフレームのスロット6でP4送信し、以後、同様に各スロット各々1つのパケットの送信する動作を繰り返す。
再送制御に使用する再送制御信号のうち、肯定応答を、“ACKn(n:整数)”と記す。“ACK”に続く番号nは、次に受信を期待するパケットの番号であり、正常に受信されているパケット番号の次の番号である。又、再送制御に使用する再送要求を“NACKn、m(n、m:整数)”と記す。“NACK”に続く番号n、mは、再送を要求するパケットの番号であり、本実施例では、1度に2つのパケット番号が指定できる場合の動作例を用いて説明を行う。再送制御信号は、1つのスロットで複数送ることが可能であり、正常に受信されているパケット番号を通知する肯定応答“ACKnと再送が必要なパケット番号を通知する“NACKn、m...”を組みあわせて1つのスロットで送信することができる。これらの再送制御信号は、例えば、図9に示した例であれば、スロット21で室内モニタ200からハブ300に送られ、スロット4でハブ300から玄関子機100に送られる。玄関子機100は、ACKnを受信すると、再送制御のために保持していたパケットうち、ACKnで通知され番号nの1つ前のパケット番号(n−1)のパケットP(n−1)まで破棄する。又、玄関子機100は、NACKnを受信すると、再送制御のために保持していたパケットから、パケット番号nのパケットPnを読み出し、再送する。
次に、図10を用いて再送制御の動作について説明する。図10は、玄関子機100で呼び出し操作が行われた直後の再送制御の様子を示す図である。図10において、玄関子機100から延びる右向きの矢印は、矢印に記されたパケット番号のパケット(P0であれば、パケット番号0のパケット)がハブ300、室内モニタ200に送信されたことを意味しており、矢印上の×印は、そのパケットの受信を失敗したことを意味している。ハブ300から延びる左向きの矢印は、矢印に記された再送制御信号が玄関子機100に送信されたことを意味し、室内モニタ200から延びる左向きの矢印は、矢印に記された再送制御信号がハブ300に送信されたことを意味している。図10は、玄関子機100で呼び出し操作が行われた直後の再送制御の様子を示しており、図10に示すよう、玄関子機100は、P0、P1、P3...と順次パケットを送信する(A)。ハブ300は、画像データの送信開始時、室内モニタ200の通信が始まるまで(例えば、室内モニタ200からの最初の再送制御信号を受信するまで)は、自己の受信状態のみで再送制御を行う。図10の例では、ハブ300は、P0とP1を受信し、ACK2を送信し(B)、P2、P3、P4、P5を受信し、ACK6を送信する(C)。玄関子機100とハブ300の通信開始後に、室内モニタ200とハブ300の通信が起動される為、玄関子機100が画像データの送信を開始する時点で室内モニタ200は、画像データの受信が起動されていない場合がある。図10では、P4が送信された後で室内モニタ200の受信が開始されている場合の動作例を示している。室内モニタ200は、P4が送信された後で、パケットの受信が開始され、最初にP5を受信し(D)、続いてP6、P7を受信する。室内モニタ200は、通信開始時、最初に受信したパケット以降のパケットを受信するように動作する。すなわち、最初に受信したパケットがPnであれば、P(n−1)受信済みとして処理し、P(n−1)までの再送を要求する再送要求は行わず、再送制御信号のタイミングで、最初に受信したパケット以降の受信状態に応じた制御信号を送信する。図10の例では、室内モニタ200は、通信開始後、P5、P6、P7を受信し、ACK8をハブ300に送信する(E)。ハブ300は、室内モニタ200より再送制御信号を受信すると、その情報(室内モニタ200での正常受信されたパケット番号、再送が要求されているパケット番号)を記憶し、再送制御信号を送信する際に、自己のパケットの受信状態と比較し、玄関子機100に送信する再送制御信号を決定するように動作する。図10の例では、ハブ300は、P0からP9まで正常に受信し、再送制御信号の送信タイミングを迎え、室内モニタ200からは、P7まで正常に受信をしたことが通知されているので、P7まで正常受信したことを通知するACK8を玄関子機100に送信する(F)。
次に、室内モニタ200で受信エラーが発生したときの動作について説明を行う。図11は、室内モニタ200で受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示している。図11の例は、P12まで正常に受信され、室内モニタ200がP13を受信エラーした場合の例を示している。図11に示すよう、室内モニタ200は、受信エラーが発生したP13の後の再送制御信号の送信で、P12まで正常受信し、P13の再送を要求するACK13NACK13を送信する(G)。ハブ300は、ACK13NACK13受信後の再送制御信号の送信タイミングで、自身の正常受信のパケット番号が17、室内モニタ200の正常受信のパケット番号が12、室内モニタ200からの再送要求のパケット番号が13であるため、正常受信のパケット番号が12、再送要求のパケット番号が13を通知するACK13NACK13を玄関子機100に送信する(H)。玄関子機100は、ACK13NACK13を受信すると、P12までの再送待ちパケットを破棄し、P13のパケットを送信する(I)。
次に、ハブ300で受信エラーが発生したときの動作について説明を行う。図12は、ハブ300で受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示している。図12の例は、P11まで正常に受信され、ハブ300がP12を受信エラーした場合の例を示している。図12に示すよう、ハブ300は、受信エラーが発生したP12の後の再送制御信号の送信で、P10まで正常受信し、P12の再送を要求するACK11NACK12を送信する(J)。これは、ハブ300自身の正常受信のパケット番号が11、室内モニタ200の正常受信のパケット番号が10であることから選択されたACK11と、自己の受信エラーによって欠落したP12の再送を要求するためのNACK12を組み合わせることで構築されている。玄関子機100は、ACK11NACK12を受信すると、P10までの再送待ちパケットを破棄し、P12のパケットを送信する(K)。
次に、室内モニタ200とハブ300が同じパケットを受信できなかった場合の再送制御について説明を行う。図13は、ハブ300と室内モニタ200で同じパケットの受信エラーが発生した場合の再送制御の様子の例を示している。図13の例は、P12まで正常に受信され、ハブ300と室内モニタ200の両方が同じP13を受信エラーした場合の例を示している。図13に示すよう、室内モニタ200は、受信エラーが発生したP13の後の再送制御信号の送信で、P12まで正常受信し、P13の再送を要求するACK13NACK13を送信する(L)。ハブ300は、ACK13NACK13受信後の再送制御信号の送信タイミングで、自身の正常受信のパケット番号が12、再送要求のパケット番号が13、室内モニタ200の正常受信のパケット番号が12、室内モニタ200からの再送要求のパケット番号が13であるため、正常受信のパケット番号が12、再送要求のパケット番号が13を通知するACK13NACK13を玄関子機100に送信する(M)。玄関子機100は、ACK13NACK13を受信すると、P12までの再送待ちパケットを破棄し、P13のパケットを送信する(N)。このように、ハブ300は、自身の受信エラーによる再送要求が発生したパケット番号と、室内モニタ200からの再送要求(NACK)で通知された室内モニタ200の再送要求のパケット番号が重複している場合、玄関子機100へは、該当するパケットの再送要求を1回のみ行うように動作する。
次に、室内モニタ200とハブ300で複数の受信エラーが発生したときの動作について説明を行う。図14は、室内モニタ200とハブ300で複数の受信エラーが発生した場合の再送制御の例を示している。図14の例は、室内モニタ200でP11のパケットの受信をエラーし、ハブ300でP12とP13のパケットの受信をエラーした場合の動作の例を示している。図14に示すよう、室内モニタ200は、受信エラーが発生したP11の後の再送制御信号の送信で、P10まで正常受信し、P11の再送を要求するACK11NACK11を送信する(O)。ハブ300は、ACK11NACK11受信後の再送制御信号の送信タイミングで、自身の正常受信のパケット番号が11、再送要求のパケット番号が12,13、室内モニタ200の正常受信のパケット番号が10、室内モニタ200からの再送要求のパケット番号が11であるため、正常受信のパケット番号が10、再送要求のパケット番号が11、12を通知するACK11NACK11、12を玄関子機100に送信する(P)。更に、ハブ300は、次の再送制御信号の送信タイミングで、残りの再送要求を行うACK13NACK13を送信する(Q)。このように、ハブ300は、ハブ300と室内モニタ200で異なるパケット番号のパケットの再送要求が発生している場合、一番先に送信されたパケットから順に再送されるよう再送制御要求で通知するパケット番号を選択して玄関子機100に再送要求を送信するように動作する。
次に、複数の副受信局を有する場合の実施例について説明する。図15は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第2の構成によるドアホンシステムの一例を示す図であり、図1に示した構成に室内モニタ200Bを加えた構成である。図15の例では、図1で示した構成の動作と同様に、着信状態では、玄関子機100とハブ300との間、ハブ300と室内モニタ200との間、及び、ハブ300と室内モニタ200Bとの間の双方向通信路が起動される。このとき、玄関子機100、室内モニタ200、室内モニタ200Bそれぞれは、ハブ300との間で起動した双方通信でハブ300から送られてきた信号の同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、制御データフィールドのスロット番号等のフレーム同期用のデータよりフレーム同期をとる。そして、玄関子機100が画像データのパケットを送信する無線情報が、双方向の通信路を経由して玄関子機100からハブ300へ。そしてハブ300から、室内モニタ200、室内モニタ200Bへと伝えられ、ハブ300、室内モニタ200、室内モニタ300Bで画像データのパケットの受信が開始される。このとき、玄関子機100は、画像データとともに同期フィールドでビット同期を取るためのデータ列とスロット同期を取るためのデータ列を送信し、室内モニタ200、室内モニタ200B、ハブ300それぞれは、玄関子機100から画像信号と共に送られてきた同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、情報データフィールドの画像データを取り出し、画像を表示する等の制御を行う。又、室内モニタ200と室内モニタ200Bは、画像パケットの受信状態に応じて再送制御信号(肯定応答、再送要求)をハブ300に送り、ハブ300は、自身の画像パケットの受信状態と室内モニタ200と室内モニタ200Bから送られてきた再送制御信号より、玄関子機100に送る再送制御信号を構築し、玄関子機100に送信する。このように、本発明の無線通信システムは、副受信局の台数を増やすことが容易であり、無線通信システムの拡張性が高い。
次に、複数の送信局を有する場合の実施例について説明する。図16は、本発明の実施の形態に係る無線通信システムを用いた第3の構成によるドアホンシステムの一例を示す図であり、図1に示した構成に玄関子機100Bを加えた構成である。図16の例では、図1で示した構成の動作と同様に、玄関子機100からの着信状態では、玄関子機100とハブ300との間、ハブ300と室内モニタ200との間の双方向通信路が起動される。そして、玄関子機100が画像データのパケットを送信する無線情報が、双方向の通信路を経由して玄関子機100からハブ300へ。そしてハブ300から、室内モニタ200へと伝えられ、ハブ300、室内モニタ200で画像データのパケットの受信が開始される。このとき、玄関子機100、室内モニタ200それぞれは、ハブ300との間で起動した双方通信でハブ300から送られてきた信号の同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、制御データフィールドのスロット番号等のフレーム同期用のデータよりフレーム同期をとり、玄関子機100は、画像データとともに同期フィールドでビット同期を取るためのデータ列とスロット同期を取るためのデータ列を送信し、室内モニタ200、ハブ300それぞれは、玄関子機100から画像信号と共に送られてきた同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、情報データフィールドの画像データを取り出し、画像を表示する等の制御を行う。室内モニタ200は、画像パケットの受信状態に応じて再送制御信号(肯定応答、再送要求)をハブ300に送り、ハブ300は、自身の画像パケットの受信状態と室内モニタ200から送られてきた再送制御信号より、玄関子機100に送る再送制御信号を構築し、玄関子機100に送信する。同様に玄関子機100Bからの着信状態では、玄関子機100Bとハブ300との間、ハブ300と室内モニタ200との間の双方向通信路が起動される。そして、玄関子機100Bが画像データのパケットを送信する無線情報が、双方向の通信路を経由して玄関子機100Bからハブ300へ。そしてハブ300から、室内モニタ200へと伝えられ、ハブ300、室内モニタ200で画像データのパケットの受信が開始される。このとき、玄関子機100B、室内モニタ200それぞれは、ハブ300との間で起動した双方通信でハブ300から送られてきた信号の同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、制御データフィールドのスロット番号等のフレーム同期用のデータよりフレーム同期をとり、玄関子機100Bは、画像データとともに同期フィールドでビット同期を取るためのデータ列とスロット同期を取るためのデータ列を送信し、室内モニタ200、ハブ300それぞれは、玄関子機100Bから画像信号と共に送られてきた同期フィールドのビット同期を取るためのデータ列によりビット同期を行い、スロット同期を取るためのデータ列を検出して、スロット同期をとり、情報データフィールドの画像データを取り出し、画像を表示する等の制御を行う。そして、室内モニタ200は、画像パケットの受信状態に応じて再送制御信号(肯定応答、再送要求)をハブ300に送り、ハブ300は、自身の画像パケットの受信状態と室内モニタ200から送られてきた再送制御信号より、玄関子機100Bに送る再送制御信号を構築し、玄関子機100Bに送信する。このように、無線通信システム内に従属局として動作する送信局が複数あっても、制御局に同期しながら画像送信を行い、従属局として動作する副受信局が制御局として動作する主受信局に同期しながら画像受信を行うことですべての送信局と受信局の同期が保たれ、主受信局のみが接続先の送信局を認識するだけで副受信局は、送信局がどれであるかを認識することなく、パケット通信が可能である。又、このように、本発明の無線通信システムは、送信局の台数を増やすことが容易であり、無線通信システムの拡張性が高い。
以上、本発明を、その好適実施形態の実施例について説明したが、当業者であれば容易に理解できるように、本発明はこのような実施例により限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。例えば、着信状態において、制御局として動作する主受信局と従属局として動作する副受信局が双方向の通信を起動し、双方向の通信を利用して、画像データが送信されている無線情報の通知と同期維持を行う場合についての動作を説明したが、着信状態に移行した際に、制御局として動作する主受信局より制御信号で着信状態への移行と画像データが送信されている無線情報の通知を行い、従属局として動作する副受信局は、制御信号の受信を継続して同期を維持して、通知された無線情報に基づいて画像データの受信を行うようにしてもよい。又、画像通信で使用する無線信号は、通信の途中で、別のスロット、周波数等に切り替えてもよく、この場合、切り替えが発生した際に、送信局より新たに画像通信で使用する無線信号を受信するのに必要な無線情報(スロット、周波数等)を送信局より主受信局に伝え、通知された新たな無線情報を主受信局より副受信局に通知し、主受信局、副受信局では通知された無線情報に基づいて画像通信で使用する無線信号を切り替える。また、実施例では本発明の無線通信措置をドアホンシステムに使用した場合の無線通信システムの説明を行ったが、センサで反応するカメラとモニタで構築されるような防犯カメラシステム等、映像信号を無線通信でモニタに送信するようなシステムへの応用も可能である。また、上記実施形態に示した構成要素は必ずしも全てが必須なものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて適宜取捨選択することが可能である。
本発明に係る無線通信システムは、ドアホンシステムを構築するための無線通信システムとして有用であり、無線リソースの有効利用、伝達遅延の改善、メモリリソースの低減が実現できる。
100 玄関子機
200 室内モニタ
300 ハブ
400 ルータ
500 通信端末

Claims (3)

  1. 制御局と前記制御局に同期して通信を行う複数の従属局で構成される無線通信システムであって、
    前記従属局として動作しパケットの送信を行う送信局と、前記従属局として動作し前記送信局より送信されたパケットを受信する受信局で構成され、
    前記送信局は、前記制御局に同期してパケットを送信し、
    前記受信局は、前記制御局に同期して前記送信局より送信されたパケットを受信する、
    無線通信システム。
  2. 前記制御局は、前記送信局から送信されたパケットを受信する受信局として動作する、
    請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記制御局は、前記送信局より送信されるパケットを受信するための無線情報を前記従属局として動作する受信局に通知し、
    前記従属局として動作する受信局は、前記制御局から通知された前記無線情報に基づいて前記送信局から送信されるパケットの受信を行う、
    請求項1又は請求項2記載の無線通信システム。
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