JP2019144509A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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雅人 酒井
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雅人 酒井
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Abstract

【課題】定着ベルトの破損を抑制する手段を提供する。【解決手段】媒体に転写された現像剤を定着させる回転可能な定着部材と、前記定着部材の回転方向における両側方にそれぞれ配置された支持部材と、それぞれの前記支持部材に回転可能に支持され、回転する前記定着部材と接触して従動回転する回転部材と、を有し、前記回転部材は、それぞれの前記支持部材に、前記定着部材の外周面と接触する位置に前記定着部材の回転軌道に沿って複数配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、回転する定着ベルトにより、熱と圧力で媒体に転写された現像剤を定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
従来の定着装置は、回転する定着ベルトの端部が、定着ベルトを支持するフランジに接触した場合、定着ベルトの端部と静止状態のフランジとの速度差により定着ベルトの端部が破損しないようにするため、定着ベルトの端部とフランジとの間に定着ベルトの回転軌道に沿って回転可能な環状の平板を設け、その平板が従動回転することにより定着ベルトの端部と平板との回転速度差をなくすようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2013−134306号公報
しかしながら、従来の技術においては、定着部材としての定着ベルトの外径を変えることなく、定着ベルトの回転方向において、定着ベルトと媒体との接触部を拡大した場合、定着ベルトの回転軌道は円形でなくなり、定着ベルトの端部が支持部材としてのフランジと接触してしまい定着ベルトが破損してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、定着ベルトの破損を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、媒体に転写された現像剤を定着させる回転可能な定着部材と、前記定着部材の回転方向における両側方にそれぞれ配置された支持部材と、それぞれの前記支持部材に回転可能に支持され、回転する前記定着部材と接触して従動回転する回転部材と、を有し、前記回転部材は、それぞれの前記支持部材に、前記定着部材の外周面と接触する位置に前記定着部材の回転軌道に沿って複数配置されていることを特徴とする。
このようにした本発明は、定着ベルトの破損を抑制することができるという効果が得られる。
実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図 実施例における定着装置の構成を示す概略側断面図 実施例における定着ベルトの構成を示す断面図 実施例における定着ベルト、リング機構およびフランジの斜視図 実施例における定着ベルト、リング機構およびフランジの上面図および側面図 実施例におけるリング機構の構成を示す説明図 実施例におけるリングBの説明図 実施例におけるリング機構の配置の説明図 変形例におけるリングAの説明図 変形例におけるリングBの説明図
以下、図面を参照して本発明による定着装置および画像形成装置の実施例を説明する。
図1は実施例における画像形成装置の構成を示す概略側断面図である。
図1において、画像形成装置1は、媒体に画像を形成して印刷するものであり、例えば電子写真方式のカラープリンタである。なお、本実施例では、画像形成装置1をカラープリンタとして説明するが、モノクロプリンタであっても良い。また、本実施例では、予め所定の大きさに切断された定型の媒体(プレカット紙)を印刷するプリンタとして説明するが、連続する媒体(例えば、連続紙にラベル部が設けられた媒体など)を印刷するプリンタとしても良い。
画像形成装置1は、給紙カセット10と、レジストローラ11と、現像装置12(12C、12M、12Y、12BK)と、転写装置13と、定着装置14と、排出ローラ15、16と、排紙積載部17とを有している。
給紙カセット10は、現像剤像が形成される媒体Pを積層して収容するものであり、給紙ローラ10aが回転することにより、媒体Pを1枚ずつ分離して図中矢印Aが示す媒体搬送方向に給紙してレジストローラ11へ搬送する。
レジストローラ11は、給紙ローラ10aにより給紙カセット10から搬送された媒体Pを現像装置12による現像のタイミングに合わせて現像装置12に供給するものである。
現像装置12は、シアン色(C)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12C、マゼンタ色(M)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12M、イエロー色(Y)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12Y、およびブラック色(BK)の現像剤像としてのトナー像を形成する現像装置12BKを有している。なお、現像装置12C、12M、12Y、12BKは、取扱う現像剤としてのトナーは異なるが、構成は同様なので現像装置12Cを代表として説明する。
現像装置12Cは、感光ドラム121Cと、帯電装置122Cと、露光装置123Cと、現像剤供給装置124Cと、クリーニング装置125Cとを有している。
像担持体としての感光ドラム121Cは、露光装置123Cによって静電潜像が形成されるものである。感光ドラム121Cは、現像装置12Cに、図中矢印が示す方向に回転可能に支持され、その回転方向の上流から順に、帯電装置122C、露光装置123C、現像剤供給装置124C、およびクリーニング装置125Cが配置されている。なお、像担持体は、ドラム状でなく、ベルト状のものであっても良い。
帯電装置122Cは、感光ドラム121Cの表面を一様に帯電させるものである。
露光装置123Cは、LED(Light Emitting Diode)等の光源により、帯電装置122Cで帯電された感光ドラム121Cの表面を選択的に露光し、感光ドラム121Cの表面に静電潜像を形成するものである。
現像剤供給装置124Cは、内部にトナーを収容し、露光装置123Cにより感光ドラム121Cの表面に形成された静電潜像にトナーを供給してトナー像を現像するものである。
クリーニング装置125Cは、感光ドラム121Cの表面に残留した転写残トナー等のトナーを除去するものである。
転写装置13は、2つのローラ132、133に張架され、図中矢印Aが示す媒体搬送方向に回転可能な転写ベルト131を有するものである。転写装置13は、現像装置12C、12M、12Y、12BKと対向配置され、回転する転写ベルト131により、媒体Pを搬送するとともに、現像装置12C、12M、12Y、12BKの感光ドラムに形成されたトナー像を媒体Pに転写する。
なお、ローラ132、133の少なくともいずれか一方はモータ等の駆動源により回転可能に構成されている。
定着装置14は、転写装置13から搬送された媒体Pに転写されたトナー像を熱と圧力で定着させるものである。
排出ローラ15、16は、定着装置14でトナー像が定着された媒体Pを装置外へ搬送し、排出するものである。
排紙積載部17は、排出ローラ15、16により排出された媒体Pを積載するものである。
図2は実施例における定着装置の構成を示す概略側断面図である。なお、図2は、図中矢印Aが示す媒体搬送方向における定着装置14の断面を示している。
図2において、定着装置14は、上部ユニット20と、上部ユニット20に対向配置された下部ユニット30とを有し、上部ユニット20と下部ユニット30との間を搬送される媒体Pに転写されたトナー像を熱と圧力で定着させるものである。
第1のユニットとしての上部ユニット20は、駆動ローラ21と、定着ベルト22と、張架ローラ23a、23b、23cと、リング機構24a、24b、24cと、加圧部材25と、ハロゲンランプ26と、反射板27と、フランジ28と、サーモパイル29とを有している。
第2のユニットとしての下部ユニット30は、駆動ローラ31と、定着ベルト32と、張架ローラ33a、33b、33cと、リング機構34a、34b、34cと、加圧部材35と、ハロゲンランプ36と、反射板37と、フランジ38と、サーモパイル39とを有している。
なお、上部ユニット20と下部ユニット30とは、上下対称な構成となっている。また、リング機構24a、24b、24cおよびフランジ28は、定着ベルト22の回転方向(図中矢印B1が示す方向)における両側方に、即ち回転する定着ベルト22を挟んで対向配置されている。同様に、リング機構34a、34b、34cおよびフランジ38は、定着ベルト32の回転方向(図中矢印B2が示す方向)における両側方に、即ち回転する定着ベルト32を挟んで対向配置されている。
また、上部ユニット20の定着ベルト22と下部ユニット30の定着ベルト32とが接触し、その定着ベルト22および定着ベルト32を介して上部ユニット20と下部ユニット30とが対向配置されている。
第1の駆動手段としての駆動ローラ21は、定着ベルト22の内周側に配設され、定着ベルト22の回転方向と直交する方向に延伸するローラシャフトにより回転可能に支持され、ギヤ等を介してモータからの駆動力により回転するものである。駆動ローラ21は、定着ベルト22の内周面と接触し、回転することにより、定着ベルト22を回転させる。
第1の定着部材としての定着ベルト22は、媒体に転写されたトナーを定着させる無端状のベルトであり、駆動ローラ21により図中矢印B1が示す方向に回転可能なものである。定着ベルト22は、回転することにより媒体を図中矢印Aが示す媒体搬送方向に搬送するとともに、回転軌道の内側に配置された熱源(ハロゲンランプ26)により加熱されて媒体と面接触することにより媒体に転写されたトナーを熱と圧力で定着させる。
ここで、定着ベルト22の構成を図3の実施例における定着ベルトの構成を示す断面図に基づいて説明する。
図3に示すように、定着ベルト22は、基材221と、弾性層222と、離型層223とを有し、最も内側の基材221に、弾性層222が積層され、弾性層222に離型層223が積層されて形成されたものである。
基材221は、ニッケルやSUS(ステンレス)等の金属基材、またはPI(ポリイミド)樹脂基材で構成されたものである。本実施例では、基材221に厚さ50μmのSUS材を使用した。なお、基材221に厚さ30μm〜50μmのSUS材を使用することができる。
弾性層222は、厚さ100μm〜350μmのシリコンゴムを成形したものであり、本実施例では、厚さを300μmとした。
離型層223は、PFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等の樹脂で構成されたものである。
図2の説明に戻る。
第1の張架部材としての張架ローラ23a、23b、23cは、定着ベルト22を張架するものであり、定着ベルト22の回転軌道の内側に回転可能に支持され、定着ベルト22の回転に従動して回転するものである。
第1の回転部材としてのリング機構24a、24b、24cは、フランジ28に回転可能に支持され、回転する定着ベルト22と接触して従動回転するリングを有するものである。このリング機構24a、24b、24cは、定着ベルト22を挟んで対向配置されたそれぞれのフランジ28に、定着ベルト22の外側となるように、回転可能に支持されている。また、リング機構24a、24b、24cは、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向における定着ベルト22の端部と接触し、定着ベルト22の回転に従動して回転する2つのリングを有している。なお、リング機構24a、24b、24cの構成は同様の構成であり、その詳細は後述する。
第1の加圧部材25は、媒体搬送方向(定着ベルト22の回転方向)における駆動ローラ21の上流に配置され、定着ベルト22を通過する媒体および下部ユニット30の定着ベルト32に押圧するものである。
定着ベルト22は、駆動ローラ21および加圧部材25により、下部ユニット30の定着ベルト32と面接触する接触部としてのニップ部を形成する。
本実施例では、駆動ローラ21および加圧部材25により、上部ユニット20の定着ベルト22と下部ユニット30の定着ベルト32との間に形成されるニップ部が媒体搬送方向および媒体搬送方向と直交する方向において広くなるように形成され、トナー像の定着性を向上させるようにしている。
したがって、定着ベルト22の回転軌道は、回転方向における側面から見て、下部ユニット30の定着ベルト32との間に形成されるニップ部が直線状になり、また回転方向における駆動ローラ21の下流側の湾曲が強く(曲率が大きく)なるようになっている。これは、駆動ローラ21の回転により媒体搬送方向に送り出された定着ベルト22を図中矢印B1が示す方向に回転軌道を変更するためである。
このように、本実施例の定着ベルト22の回転軌道は、略三角形状の各角が湾曲した形状の非円形軌道を形成している。なお、定着ベルト22の回転軌道は、上方が半円状の非円形軌道を形成するようにしても良い。
ハロゲンランプ26は、定着ベルト22の回転軌道の内側に配設された熱源であり、定着ベルト22を加熱するものである。
反射板27は、ハロゲンランプ26と、駆動ローラ21および加圧部材25との間に配設され、ハロゲンランプ26からの熱を反射させ、定着ベルト22を加熱するものである。
第1の支持部材としてのフランジ28は、定着ベルト22の回転軌道に沿って形成されたものであり、定着ベルト22の回転方向における定着ベルト22の両側方の画像形成装置本体にそれぞれ配設されたものである。
また、それぞれのフランジ28は、リング機構24a、24b、24cを支持する。したがって、リング機構24a、24b、24cは、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向における定着ベルト22の両端部と接触するように配設されている。
サーモパイル29は、定着ベルト22の外側に配設され、定着ベルト22の温度を測定するものである。
第2の駆動手段としての駆動ローラ31は、定着ベルト32の内周側に配設され、定着ベルト32の回転方向と直交する方向に延伸するローラシャフトにより回転可能に支持され、ギヤ等を介してモータからの駆動力により回転するものである。駆動ローラ31は、定着ベルト32の内周面と接触し、回転することにより、定着ベルト32を回転させる。
第2の定着部材としての定着ベルト32は、媒体に転写されたトナーを定着させる無端状のベルトであり、駆動ローラ31により図中矢印B2が示す方向に回転可能なものである。定着ベルト32は、回転することにより媒体を図中矢印Aが示す媒体搬送方向に搬送するとともに、回転軌道の内側に配置された熱源(ハロゲンランプ36)により加熱されて媒体と面接触することにより媒体に転写されたトナーを熱と圧力で定着させる。
なお、定着ベルト32の構成は、上述した定着ベルト22の構成と同様なのでその説明を省略する。
第2の張架部材としての張架ローラ33a、33b、33cは、定着ベルト32を張架するものであり、定着ベルト32の回転軌道の内側に回転可能に支持され、定着ベルト32の回転に従動して回転するものである。
第2の回転部材としてのリング機構34a、34b、34cは、フランジ38に回転可能に支持され、回転する定着ベルト32と接触して従動回転するリングを有するものである。このリング機構34a、34b、34cは、定着ベルト32を挟んで対向配置されたそれぞれのフランジ38に、定着ベルト32の外側となるように、回転可能に支持されている。また、リング機構34a、34b、34cは、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向における定着ベルト32の端部と接触し、定着ベルト32の回転に従動して回転する2つのリングを有している。なお、リング機構34a、34b、34cの構成は同様の構成であり、その詳細は後述する。
第2の加圧部材35は、媒体搬送方向(定着ベルト32の回転方向)における駆動ローラ31の上流に配置され、定着ベルト32を通過する媒体および上部ユニット20の定着ベルト22に押圧するものである。
定着ベルト32は、駆動ローラ31および加圧部材35により、上部ユニット20の定着ベルト22と面接触する接触部としてのニップ部を形成する。
本実施例では、駆動ローラ31および加圧部材35により、下部ユニット30の定着ベルト32と上部ユニット20の定着ベルト22との間に形成されるニップ部が媒体搬送方向および媒体搬送方向と直交する方向において広くなるように形成され、トナー像の定着性を向上させるようにしている。
したがって、定着ベルト32の回転軌道は、回転方向における側面から見て、上部ユニット20の定着ベルト22との間に形成されるニップ部が直線状になり、また回転方向における駆動ローラ31の下流側の湾曲が強く(曲率が大きく)なるようになっている。これは、駆動ローラ31の回転により媒体搬送方向に送り出された定着ベルト32を図中矢印B2が示す方向に回転軌道を変更するためである。
このように、本実施例の定着ベルト32の回転軌道は、略三角形状の各角が湾曲した形状の非円形軌道を形成している。なお、定着ベルト32の回転軌道は、下方が半円状の非円形軌道を形成するようにしても良い。
ハロゲンランプ36は、定着ベルト32の回転軌道の内側に配設された熱源であり、定着ベルト32を加熱するものである。
反射板37は、ハロゲンランプ36と、駆動ローラ31および加圧部材35との間に配設され、ハロゲンランプ36からの熱を反射させ、定着ベルト32を加熱するものである。
第2の支持部材としてのフランジ38は、定着ベルト32の回転軌道に沿って形成されたものであり、定着ベルト32の回転方向における定着ベルト32の両側方の画像形成装置本体にそれぞれ配設されたものである。
また、それぞれのフランジ38は、リング機構34a、34b、34cを支持する。したがって、リング機構34a、34b、34cは、媒体搬送方向と直交する媒体幅方向における定着ベルト32の両端部と接触するように配設されている。
サーモパイル39は、定着ベルト32の外側に配設され、定着ベルト32の温度を測定するものである。
このように、本実施例の定着装置14は、上部ユニット20では、リング機構24a、24b、24cが、定着ベルト22を挟んで対向配置されるそれぞれのフランジ28に、定着ベルト22の外周面と接触する位置に定着ベルト22の回転軌道に沿って複数配置されている。また、同様に、下部ユニット30では、リング機構34a、34b、34cが、定着ベルト32を挟んで対向配置されるそれぞれのフランジ38に、定着ベルト32の外周面と接触する位置に定着ベルト32の回転軌道に沿って複数配置されている。
より具体的には、上部ユニット20では、定着ベルト22が駆動ローラ21と加圧部材25との間で媒体と面接触して非円形軌道で回転し、リング機構24a、24b、24cが定着ベルト22の非円形回転軌道に沿って複数配置されている。また、同様に、下部ユニット30では、定着ベルト32が駆動ローラ31と加圧部材35との間で媒体と面接触して非円形軌道で回転し、リング機構34a、34b、34cが定着ベルト32の非円形回転軌道に沿って複数配置されている。
また、上部ユニット20では、リング機構24a、24b、24cのうち、少なくとも1つのリング機構24(24a)が定着ベルト22の回転方向における駆動ローラ21の直下流に配置されている。また、同様に、下部ユニット30では、リング機構34a、34b、34cのうち、少なくとも1つのリング機構34(34a)が定着ベルト32の回転方向における駆動ローラ31の直下流に配置されている。
なお、本実施例では、上部ユニット20では、3つのリング機構24を設けたものとしたが、2つ以下または4つ以上のリング機構24を定着ベルト22の回転軌道に沿って配置するようにしても良い。また、同様に、下部ユニット30では、3つのリング機構34を設けたものとしたが、2つ以下または4つ以上のリング機構34を定着ベルト32の回転軌道に沿って配置するようにしても良い。
図4は実施例における定着ベルト、リング機構およびフランジの斜視図、図5は実施例における定着ベルト、リング機構およびフランジの上面図および側面図である。
なお、図5(a)は定着ベルト、リング機構およびフランジの上面図、図5(b)は定着ベルト、リング機構およびフランジの側面図である。
また、定着ベルト、リング機構およびフランジの構成は、図2に示す上部ユニット20と下部ユニット30において同様の構成を有するため、上部ユニット20の定着ベルト22、リング機構24a、24b、24cおよびフランジ28の構成を説明する。
さらに、リング機構24a、24b、24cおよびフランジ28は、媒体搬送方向(回転方向)における定着ベルト22の両側部にそれぞれ配設されているが、それぞれ同様の構成を有しているため、一方のリング機構24a、24b、24cおよびフランジ28を説明する。
また、図4および図5は、定着ベルト22の側端部付近を示している。
図4および図5において、定着ベルト22は、内側の側端部を、フランジ28に形成されたガイドリブ281に支持され、そのガイドリブ281に案内されながら回転するように構成されている。
リング機構24a、24b、24cは、ガイドリブ281に案内されながら回転する定着ベルト22の回転方向における側端部と常に接触するように配設されている。
図6は実施例におけるリング機構の構成を示す説明図であり、例えば図5(b)におけるリング機構24aのCC矢視断面図である。なお、図2に示すリング機構24a、24b、24c、34a、34b、34cは、同様の構成なのでリング機構24aを代表として以下に説明する。
図6において、リング機構24(24a)は、定着ベルト22の回転方向(図5(b)中の矢印B1が示す方向)における一側方である左側のフランジ28Lと、他側方である右側のフランジ28Rとに、定着ベルト22に向かって突出するように対向し、それぞれ設けられている。
リング機構24は、第1の回転体としてのリングA241L、241Rと、第2の回転体としてのリングB242L、242Rと、回転軸243L、243Rとを有している。なお、リングA241LとリングA241Rは同じ構成であり、リングB242LとリングB242Rは同じ構成であり、回転軸243Lと回転軸243Rは同じ構成である。
リングA241LおよびリングB242Lは、フランジ28Lと一体に構成された回転軸243Lにそれぞれ個別に回転可能に支持されたものである。
また、リングA241RおよびリングB242Rは、フランジ28Rと一体に構成された回転軸243Rにそれぞれ個別に回転可能に支持されたものである。
リングA241Lは、定着ベルト22の外周面22aと接触する当接面241aLを有し、その当接面241aLが回転する定着ベルト22の回転方向における左側端部の外周面22aと常に接触し、押圧するように配設されている。
また、リングA241Rは、定着ベルト22の外周面22aと接触する当接面241aRを有し、その当接面241aRが回転する定着ベルト22の回転方向における右側端部の外周面22aと常に接触し、押圧するように配設されている。
さらに、リングA241LおよびリングA241Rは、定着ベルト22の回転方向と直交する方向において印刷可能範囲PR(例えば、130mm)の外側になるように配置されている。即ち、リングA241LおよびリングA241Rは、媒体に転写されたトナーが通過する定着ベルト22の領域(印刷可能範囲PR)外に対応して配置されている。
このように、リングA241LおよびリングA241Rを配置することにより、リングA241LおよびリングA241Rによる印刷品位への影響を最小限に留めている。
リングB242Lは、フランジ28LとリングA241Lとの間に、定着ベルト22の回転方向における定着ベルト22の左側端部と接触可能に配設された円板状(本実施例では、厚さ1.0mm)のものである。なお、リングB242Lは、回転する定着ベルト22の回転方向における左側端部と常に接触しているものではない。
また、リングB242Rは、フランジ28RとリングA241Rとの間に、定着ベルト22の回転方向における定着ベルト22の右側端部と接触可能に配設された円板状(本実施例では、厚さ1.0mm)のものである。なお、リングB242Rは、回転する定着ベルト22の回転方向における右側端部と常に接触しているものではない。
リングB242LおよびリングB242Rは、リングA241LおよびリングA241R側の面と、フランジ28Lおよびフランジ28R側の面とで表面粗さが異なっている。
具体的には、図7に示すように、リングB242のフランジ側の面242aの表面粗さを、リングA側の面242bの表面粗さより大きく(粗く)、即ちリングB242のリングA側の面242bの表面粗さを、フランジ側の面242aの表面粗さより小さくしてある。このようにすることより、フランジとフランジ側の面242aとの摩擦が少なくなり、リングBに定着ベルトが接触した場合、フランジに対してリングBの回転が滑らかになるようにしている。なお、図7(a)はリングBを回転軸方向から見た正面図であり、図7(b)はリングBを回転軸方向と直交する方向から見た側面図である。
定着ベルト22の回転方向において定着ベルト22の両側方に配置された2つのフランジ28L、28Rの間の距離は、定着ベルト22の回転方向と直交する方向の定着ベルト22の幅より大きく(本実施例では、2.0mm〜6.0mm)設定されており、定着ベルト22の左側端部とフランジ28Lとの間に隙間DL1(例えば、2mm)が形成され、また定着ベルト22の左側端部とリングB242Lとの間に隙間DL2(例えば、1mm)が形成されている。同様に、定着ベルト22の右側端部とフランジ28Rとの間に隙間DR1(例えば、2mm)が形成され、また定着ベルト22の右側端部とリングB242Rとの間に隙間DR2(例えば、1mm)が形成されている。
本実施例では、隙間DL2と隙間DR2とを合わせた隙間が、例えば1mm〜4mmとなっており、定着ベルト22がリングB242LおよびリングB242Rとの間の幅方向(回転方向と直交する方向)に移動できる隙間が形成されている。
なお、リングA241L、241RおよびリングB242L、242Rの材料は、耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチック(例えば、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、PAI(ポリアミドイミド))を使用することが望ましい。
上述した構成の作用について説明する。
まず、画像形成装置が行う画像形成動作を図1に基づいて説明する。
画像形成装置1は、通信回線等で接続された外部装置から画像情報を含む印刷命令を受信すると、給紙ローラ10aを回転させ、給紙カセット10に積載した媒体Pを分離し、図中矢印Aが示す媒体搬送方向に送り出し、レジストローラ11、現像装置12、および転写装置13へと搬送する。
このとき、現像装置12(12C、12M、12Y、12BK)では、トナー像を感光ドラムに形成する現像工程が行われる。
ここで、現像装置12Cで行われる現像工程を代表として説明する。なお、現像装置12M、12Y、12BKでも同様な現像工程が行われる。
現像工程が開始されると、現像装置12Cの感光ドラム121Cは、図中矢印が示す方向に回転し、その回転に伴い、帯電装置122Cにより表面が一様に帯電され、画像情報に応じた露光装置123Cの露光により静電潜像が形成され、さらに現像剤供給装置124Cにより静電潜像が現像されてトナー像が形成される。
感光ドラム121C上に形成されたトナー像は、転写装置13の転写ベルト131により媒体搬送方向に搬送される媒体P上に転写される。
転写後に感光ドラム121C上に残留したトナーはクリーニング装置125Cによって掻き取られ、感光ドラム121Cの表面がクリーニングされた後、感光ドラム121Cは帯電装置122Cによる次の帯電に供され、新たな現像工程に入る。
上述した現像工程が現像装置12M、12Y、12BKでも行われ、転写装置13の転写ベルト131により媒体搬送方向に搬送される媒体P上に、画像形成に必要なすべてのトナー像であるブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの各色のトナー像が転写され、その媒体Pが転写装置13から定着装置14へ搬送される。
定着装置14は、トナー像が転写された媒体Pが搬送されると、熱と圧力でトナー像を媒体Pに定着させ、その媒体Pを排出ローラ15、16へ搬送する。
排出ローラ15、16に搬送された媒体Pは、さらに装置外へと搬送され、排紙積載部17に積層される。
次に、定着装置の動作を図2および図6に基づいて説明する。
画像形成装置は通信回線等で接続された外部装置から画像情報を含む印刷命令を受信すると、定着装置14の駆動ローラ21、31の回転駆動を開始し、駆動ローラ21、31が回転を開始すると、駆動ローラ21に接触している定着ベルト22が従動して図2中の矢印B1が示す方向の回転を開始するとともに、駆動ローラ31に接触している定着ベルト32が従動して図2中の矢印B2が示す方向の回転を開始する。
定着装置14の定着ベルト22および定着ベルト32が回転を開始すると、画像形成装置の制御部の制御により、ハロゲンランプ26、36に電流が流され、ハロゲンランプ26、36は発熱を開始する。
ハロゲンランプ26、36が発熱を開始すると、定着ベルト22および定着ベルト32の表面温度が上昇する。
定着ベルト22表面温度は、サーモパイル29により測定され、制御部により、予め設定された温度になるように制御され、また定着ベルト32表面温度もサーモパイル39により測定され、制御部により、予め設定された温度になるように制御される。
このとき、リング機構24a、24b、24cのリングA241L、241Rは、回転する定着ベルト22の外周面と接触して従動回転することにより、定着ベルト22のバタつきを抑制して回転走行を安定させるようにしている。同様に、リング機構34a、34b、34cのリングA241L、241Rは、回転する定着ベルト32の外周面と接触して従動回転することにより、定着ベルト32のバタつきを抑制して回転走行を安定させるようにしている。
定着ベルト22および定着ベルト32の表面温度が予め設定された温度になると、トナー像が転写された媒体が上部ユニット20の定着ベルト22と下部ユニット30の定着ベルト32との間に形成されるニップ部に搬送される。
定着ベルト22と定着ベルト32との間のニップ部に媒体が搬送されると、定着ベルト22と定着ベルト32は、媒体との抵抗や媒体から受ける力により、回転方向と直交する方向に徐々に移動し、図6に示すフランジ28Lまたはフランジ28Rに接近する。
ここで、媒体が図6に示すフランジ28L側の左端部を基準として搬送される場合、定着ベルト22と定着ベルト32は、フランジ28R側に移動し、フランジ28Rに接近する。
なお、媒体が図6に示すフランジ28Lとフランジ28Rとの間の中央部を基準として搬送される場合、定着ベルト22と定着ベルト32は、媒体の厚さや剛性によってフランジ28L側またはフランジ28R側に移動し、フランジ28Lまたはフランジ28Rに接近する。
図6に示すように、定着ベルト22が回転方向と直交する方向に徐々に移動してフランジ28Lまたはフランジ28Rに接近しても、リングA241Lは、リングB242Lと個別に回転可能なので、定着ベルト22の外周面と接触しているときは従動回転することにより、定着ベルト22の外周面が接触しても定着ベルト22の外周面に傷をつけることがない。
同様に、リングA241Rは、リングB242Rと個別に回転可能なので、定着ベルト22の外周面と接触しているときは従動回転することにより、定着ベルト22の外周面が接触しても定着ベルト22の外周面に傷をつけることがない。
定着ベルト22が回転方向と直交する方向に、さらに移動すると、定着ベルト22の回転方向における側端部はリングB242LまたはリングB242Rと接触する。
リングB242LまたはリングB242Rは、定着ベルト22と接触すると、回転しないフランジ28Lまたはフランジ28Rとの間に速度差が発生するが、定着ベルト22の端部と接触することにより、定着ベルト22の回転に従動的に回転するため、接触する定着ベルト22の端部と同速度で回転する。
このように、リングB242LまたはリングB242Rは、接触する定着ベルト22の端部と速度差を発生させることなく同速度で回転するため、速度差による定着ベルト22の側端面のせん断力が発生することがなく、定着ベルト22の破断を抑制し、定着ベルト22の長寿命化を図ることができる。
また、リングB242LまたはリングB242Rにより、定着ベルト22の側端面は固定されたフランジ28Lまたはフランジ28Rと接触することがないため、定着ベルト22の側端面とフランジ28Lまたはフランジ28Rとの摺動音を抑制して異音の発生を抑制することができる。
なお、上述した作用は、図2に示すリング機構24b、24c、34a、34b、34cも同様である。
さらに、図2に示すように、上部ユニット20では、リング機構24a、24b、24cのうち、少なくとも1つのリング機構24(24a)を定着ベルト22の回転方向における駆動ローラ21の直下流に配置するようにしているため、湾曲部の曲率が大きい定着ベルト22をリング機構24(24a)で案内することができ定着ベルト22の回転走行の安定化を図ることができる。また、同様に、下部ユニット30では、リング機構34a、34b、34cのうち、少なくとも1つのリング機構34(34a)を定着ベルト32の回転方向における駆動ローラ31の直下流に配置するようにしているため、湾曲部の曲率が大きい定着ベルト32をリング機構34(34a)で案内することができ定着ベルト32の回転走行の安定化を図ることができる。
このように、リングA241L、241Rは、回転する定着ベルトの外周面と接触して従動回転することにより、定着ベルトのバタつきを抑制して回転軌道を安定させるようにしているため、図8に示すように、上部ユニット20の定着ベルト22と、定着ベルト22の幅方向における中央部付近に配置されたサーモパイル29との間に、リング機構24dを配置することにより、定着ベルト22とサーモパイル29との距離を一定に保つことができ、サーモパイル29による定着ベルト22の検出温度のバラツキを抑制して印刷品位を安定(向上)させることができる。
また、定着装置にサーモスタットを設ける場合、定着ベルト22と、サーモスタットとの間に、リング機構24を配置することにより、定着ベルト22とサーモスタットとの間の距離が、リングA241L、241Rと接触することなくフリーの状態で回転する定着ベルト22とサーモパイル29との間の距離よりも、安定するため、サーモスタットの動作温度のバラツキがなくなり、安全性を向上させることができる。
なお、図2に示す下部ユニット30も、同様に定着ベルト32とサーモパイル39との間に、リング機構を配置することができる。
ここで、各リング機構のリングAの変形例を説明する。
本実施例では、図4、図5、および図6に示すように、リングAを円筒(円柱)形状として説明したが、図9(a)に示すように、リングA241に段差部241bを形成し、リングA241とリングB242との接触面積を小さくするようにしても良い。これにより、リングA241とリングB242との摩擦が減少し、リングA241が滑らかに回転することができるようになる。
また、図9(b)に示すように、リングA241のリングB242側の外径が小さくなるに絞り部241cを形成し、リングA241とリングB242との接触面積を小さくするようにしても良い。このようにしても、リングA241とリングB242との摩擦を減少させることができ、リングA241が滑らかに回転することができるようになる。
このように、リングA241におけるリングB242と接触する摺動部(段差部241b、絞り部241c)の外径を、定着ベルトの外周面と接触する接触部241aの外径より小さくすることにより、リングA241の回転を滑らかにすることができる。
次に、リングBの変形例を説明する。
図10に示すように、リングB242のフランジ側の面242bに、フランジと接触し、リングB242の外径より小さい外径を有する摺動部材としての段差部242cを取り付けるようにしても良い。これによりリングB242とフランジの摩擦を減少させることができ、リングB242を滑らかに回転させることができるようになる。なお、図10(a)はリングBを回転軸方向から見た正面図であり、図10(b)はリングBを回転軸方向と直交する方向から見た側面図である。
なお、上述したリングAおよびリングBの変形例は、図2に示す定着ユニット14のすべてのリング機構に適用することが可能である。
以上説明したように、本実施例では、定着装置に、回転する定着ベルトの外周面と接触して従動回転するリング機構を設けたことにより、定着ベルトの破損を抑制することができるという効果が得られる。
また、定着ベルトの回転を安定させることができるという効果が得られる。
さらに、リング機構を定着ベルトの非円形回転軌道に沿ってフランジに複数配置したことにより、定着ベルトが円形の回転軌道で回転しない場合であっても、自由に定着ベルトの支持形態を決めることができるという効果が得られる。
また、定着ベルトの支持形態を自由に決めることができるため、定着ベルトの外径(回転軌道)を大きくすることなく、上部ユニットの定着ベルトと下部ユニットの定着ベルトとのニップ部を広くすることができ、定着器の定着動作を高速化することができるという効果が得られる。
またさらに、リング機構に、リングAとリングBの2つの回転体を設けたことにより、定着ベルトの側端面および外周面と回転体との間に回転速度差を発生させることがないため、定着ベルトの側端部の破損を抑制することができるという効果が得られる。
また、定着ベルトの外周面の回転軌道を安定化することができ、異音の発生を抑制することができるという効果が得られる。
またさらに、定着ベルトの表面と温度検知手段としてのサーモパイルとの距離のバラツキを少なくすることができるため、定着ベルトの温度検知精度の向上させることができ、印刷品位のバラツキを最小限に留めることができるという効果が得られる。
また、定着ベルトの表面とサーモスタットとの距離のバラツキを少なくすることができ、安全性を向上させることができるという効果が得られる。
なお、本実施例では、画像形成装置をカラープリンタとして説明したが、それに限られることなく、定着装置を有するものであればモノクロプリンタ、複写装置、ファクシミリ装置、複合機(MFP)等としても良い。
1 画像形成装置
10 給紙カセット
11 レジストローラ
12(12C、12M、12Y、12BK) 現像装置
13 転写装置
14 定着装置
15、16 排出ローラ
17 排紙積載部
20 上部ユニット
21、31 駆動ローラ
22、32 定着ベルト
23a、23b、23c、33a、33b、33c 張架ローラ
24a、24b、24c、34a、34b、34c リング機構
25、35 加圧部材
26、36 ハロゲンランプ
27、37 反射板
28、28L、28R、38 フランジ
29、39 サーモパイル
30 下部ユニット
241、241L、241R リングA
242、242L、242R リングB
243、243L、243R 回転軸

Claims (10)

  1. 媒体に転写された現像剤を定着させる回転可能な定着部材と、
    前記定着部材の回転方向における両側方にそれぞれ配置された支持部材と、
    それぞれの前記支持部材に回転可能に支持され、回転する前記定着部材と接触して従動回転する回転部材と、
    を有し、
    前記回転部材は、
    それぞれの前記支持部材に、前記定着部材の外周面と接触する位置に前記定着部材の回転軌道に沿って複数配置されていることを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、
    それぞれの前記回転部材は、
    前記支持部材に回転可能に支持された第1の回転体および第2の回転体を有し、
    前記第1の回転体は、前記定着部材の外周面と接触し、
    前記第2の回転体は、前記支持部材と前記第1の回転体との間に、前記定着部材の回転方向における前記定着部材の側端部と接触可能に配置されていることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、
    前記第1の回転体は、媒体に転写された現像剤が通過する前記定着部材の領域外に対応して配置されていることを特徴とする定着装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載の定着装置において、
    前記第2の回転体は、
    前記支持部材側の面の表面粗さが、前記第1の回転体側の面の表面粗さより大きいことを特徴とする定着装置。
  5. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記第1の回転体は、
    前記第2の回転体と接触する摺動部の外径が、前記定着部材の外周面と接触する接触部の外径より小さいことを特徴とする定着装置。
  6. 請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記第2の回転体は、前記支持部材側の面に、前記支持部材と接触する摺動部材が取り付けられ、
    前記摺動部材の外径は、前記第2の回転体の外径より小さいことを特徴とする定着装置。
  7. 請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の定着装置において、
    前記定着部材を回転させる駆動ローラと、
    前記定着部材の回転方向における前記駆動ローラの上流に配置され、前記定着部材を媒体に押圧する加圧部材と、
    を有し、
    前記定着部材は、前記駆動ローラと加圧部材との間で媒体と面接触して非円形軌道で回転し、
    前記回転部材は、前記定着部材の非円形回転軌道に沿って複数配置され、
    前記第1の回転体は、前記定着部材の外周面を押圧することを特徴とする定着装置。
  8. 請求項7に記載の定着装置において、
    少なくとも1つの前記回転部材は、前記定着部材の回転方向における前記駆動ローラの下流に配置され、
    前記回転部材の第1の回転体は、前記駆動ローラから送り出される前記定着部材の外周面を押圧することを特徴とする定着装置。
  9. 請求項1に記載の定着装置において、
    前記定着部材を第1の定着部材とし、
    前記支持部材を第1の支持部材とし、
    前記回転部材を第1の回転部材とし、
    前記第1の回転部材が、それぞれの前記第1の支持部材に、前記第1の定着部材の外周面と接触する位置に前記第1の定着部材の回転軌道に沿って複数配置されている第1のユニットと、
    媒体に転写された現像剤を定着させる回転可能な第2の定着部材と、
    前記第2の定着部材の回転方向における両側方にそれぞれ配置された第2の支持部材と、
    それぞれの前記第2の支持部材に回転可能に支持され、回転する前記第2の定着部材と接触して従動回転する第2の回転部材と、
    を有し、
    前記第2の回転部材が、それぞれの前記第2の支持部材に、前記第2の定着部材の外周面と接触する位置に前記第2の定着部材の回転軌道に沿って複数配置されている第2のユニットと、
    を有し、
    前記第1の定着部材と前記第2の定着部材とが接触し、前記第1の定着部材および前記第2の定着部材を介して前記第1のユニットと前記第2のユニットとが対向配置されていることを特徴とする定着装置。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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