JP2019144340A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着部材の破損を抑制し、駆動部材によって定着部材を安定的に回転させる。【解決手段】定着装置8は、一方向に沿って延びている回転軸Xの周りを回転する定着部材11と、定着部材11と共に定着ニップを形成する加圧部材と、定着部材11を回転させる駆動部材14と、定着部材11を回転可能に支持する軸受部材15と、定着部材11と軸受部材15の間に介装される断熱部材16と、を備え、駆動部材14の回転が断熱部材16を介して定着部材11に伝達されることで、定着部材11が回転することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体にトナー像を定着させる定着装置と、この定着装置を備えた画像形成装置と、に関する。
従来、電子写真方式の画像形成装置は、用紙などの記録媒体にトナー像を定着させる定着装置を備えている。この定着装置は、例えば、回転軸の周りを回転する定着部材と、定着部材と共に定着ニップを形成する加圧部材と、定着部材を回転させる駆動部材と、を備えている。駆動部材から定着部材に回転を伝達する方式としては、例えば、駆動部材の嵌合部を定着部材の切欠部に嵌合させる方式が知られている。
上記のような定着装置において、省エネルギー性能を向上させるための有効な手段の一つは、定着部材の厚みを薄くすることで、定着部材の熱容量を減らすことである。しかしながら、定着部材の厚みを薄くすると、定着部材の切欠部の強度が不十分になり、定着部材の回転時に切欠部が破損する恐れがある。
そこで、特許文献1では、切欠部(特許文献1の「溝11」参照)の周縁部に曲げ加工によって補強リブ(特許文献1の「張り出し部分12」参照)を形成することで、切欠部の強度を確保しようとしている。
特開平8−248798号公報
しかしながら、定着部材の厚みが非常に薄い場合(例えば、定着部材の厚みが0.2mm以下の場合)、上記のように切欠部の周縁部に補強リブを形成したとしても、切欠部の強度を十分に確保できない恐れがある。また、定着部材の材質によっては、補強リブを形成するための曲げ加工によって発生する残留応力により、補強リブの形成前よりも形成後の方が却って切欠部の強度が低下してしまう恐れもある。
また、曲げ加工によって補強リブを形成すると、定着部材の形状が変化してしまい、定着部材を所望の円筒形状に保つことが困難になる恐れがある。また、曲げ加工によって補強リブを形成すると、切欠部の一部がだれてしまい、切欠部の深さが不十分になる。その結果、切欠部と駆動部材の嵌合部の嵌合が不用意に解除されて、駆動部材が定着部材に対して空転する恐れがある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、定着部材の破損を抑制し、駆動部材によって定着部材を安定的に回転させることを目的とする。
定着装置は、一方向に沿って延びている回転軸の周りを回転する定着部材と、前記定着部材と共に定着ニップを形成する加圧部材と、前記定着部材を回転させる駆動部材と、前記定着部材を回転可能に支持する軸受部材と、前記定着部材と前記軸受部材の間に介装される断熱部材と、を備え、前記駆動部材の回転が前記断熱部材を介して前記定着部材に伝達されることで、前記定着部材が回転する。
前記定着部材は、その外周面から内周面まで貫通する貫通穴を有し、前記断熱部材は、前記一方向内側の面から前記一方向外側の面まで連続するスリットを有し、前記スリットの幅が広がるように弾性変形することで前記定着部材の外周面に装着可能となり、前記断熱部材の内周面には、突起が設けられ、前記断熱部材が前記定着部材の前記外周面に装着された状態で、前記突起が前記貫通穴に係合することで、前記断熱部材に対する前記定着部材の相対的な回転が規制されても良い。
前記駆動部材の前記一方向内側の面には、フック又は溝のいずれか一方が設けられ、前記断熱部材の前記一方向外側の面には、前記フック又は前記溝のいずれか他方が設けられ、前記フックが前記溝に係合することで、前記駆動部材に対する前記断熱部材の相対的な回転が規制されても良い。
前記断熱部材は、前記軸受部材の内周面と嵌合する嵌合部と、前記嵌合部の前記一方向外側に設けられ、前記軸受部材の前記一方向外側の面と対向する対向部と、を備え、前記嵌合部は、前記定着部材と係合する第1係合部を有し、前記対向部は、前記駆動部材と係合する第2係合部を有していても良い。
前記第1係合部と前記第2係合部は、周方向の位置が重なっていても良い。
画像形成装置は、前記定着装置を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、定着部材の破損を抑制し、駆動部材によって定着部材を安定的に回転させることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る定着装置を示す斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係る定着ローラー、駆動部材、軸受部材及び断熱部材を示す斜視図である。 図2のIV−IV断面図である。 図2のV−V断面図である。 本発明の他の異なる実施形態に係る定着装置を示す断面図である。
(画像形成装置1)
以下、図1〜図5を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1について説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側を画像形成装置1の前側とする。各図に適宜付される矢印Fr、Rr、L、R、U、Loは、それぞれ画像形成装置1の前側、後側、左側、右側、上側、下側を示している。
まず、画像形成装置1の全体の構成について説明する。
図1を参照して、画像形成装置1は、例えば、プリンターである。画像形成装置1は、箱型の装置本体2を備えている。装置本体2の下部には、用紙S(記録媒体の一例)を収納する給紙カセット3が収容されている。装置本体2の上面には排紙トレイ4が設けられている。装置本体2の上部には、排紙トレイ4の下方に露光器5が収容されている。
装置本体2の内部には、用紙Sの搬送路Pが設けられている。搬送路Pの上流端部には、給紙部6が設けられている。搬送路Pの中流部には、画像形成部7が設けられている。搬送路Pの下流部には、定着装置8が設けられている。
次に、このような構成を備えた画像形成装置1の動作について説明する。
まず、露光器5からのレーザー光(図1の二点鎖線参照)により画像形成部7において静電潜像が形成される。次に、画像形成部7において上記の静電潜像が現像され、トナー像が形成される。これにより、画像形成動作が完了する。
一方、給紙部6によって給紙カセット3から取り出された用紙Sは、上記した画像形成動作とタイミングを合わせて画像形成部7へと搬送され、画像形成部7において上記のトナー像が用紙Sに転写される。トナー像を転写された用紙Sは、定着装置8に進入し、この定着装置8において用紙Sにトナー像が定着される。トナー像が定着された用紙Sは、排紙トレイ4に排出される。
(定着装置8)
次に、定着装置8について更に説明する。
各図に適宜付される矢印Iは、定着装置8の前後方向内側(定着装置8の前後方向中央部に接近する側)を示しており、各図に適宜付される矢印Oは、定着装置8の前後方向外側(定着装置8の前後方向中央部から離間する側)を示している。
図2を参照して、定着装置8は、定着ローラー11(定着部材の一例)と、定着ローラー11の下方に配置される加圧ローラー12(加圧部材の一例)と、定着ローラー11に内包される熱源13と、定着ローラー11の後端側(前後方向一端側)に配置される駆動部材14と、定着ローラー11を回転可能に支持する前後一対の軸受部材15(図2では後側の軸受部材15のみを表示)と、定着ローラー11と前後一対の軸受部材15の間に介装される前後一対の断熱部材16(図2では後側の断熱部材16のみを表示)と、を主体として構成されている。以下、上記各構成要素について順番に説明する。
(定着ローラー11)
図3〜図5を参照して、定着ローラー11は、前後方向に長い円筒状を成している。定着ローラー11は、前後方向(一方向の一例)に沿って延びている回転軸Xの周りを回転方向Yに回転する。定着ローラー11は、例えば、円筒状の芯材と、この芯材を被覆する離型層と、を備えている。定着ローラー11の芯材は、例えば、厚み0.2mm以下のSUS(Steel Use Stainless)によって構成されている。
定着ローラー11には、その後端部11a(前後方向外側の端部)よりもやや前側(前後方向内側)に、一対の貫通穴22が設けられている。一対の貫通穴22は、互いに周方向の位置が異なるように、等角度間隔(例えば、180度間隔)で形成されている。各貫通穴22は、正円形を成しており、定着ローラー11の外周面から内周面まで貫通している。各貫通穴22は、定着ローラー11の後縁部11b(前後方向外側の縁部)とは前後方向に間隔を介して設けられている。つまり、各貫通穴22は、定着ローラー11の後縁部11bとは連続していない。各貫通穴22の前後方向の位置は、互いに重なっている。
(加圧ローラー12)
図2を参照して、加圧ローラー12は、前後方向に長い円筒状を成している。加圧ローラー12は、定着ローラー11に所定の圧力で接触しており、定着ローラー11と共に定着ニップNを形成している。加圧ローラー12は、定着ローラー11の回転に従動して回転する。加圧ローラー12は、例えば、円筒状の芯材と、この芯材の周りに設けられる弾性層と、この弾性層を被覆する離型層と、を備えている。なお、加圧ローラー12は、図2を除いて表示が省略されている。
(熱源13)
図2を参照して、熱源13は、例えば、ハロゲンヒーターによって構成されている。熱源13は、前後方向に長い形状を成しており、定着ローラー11を貫通している。なお、熱源13は、図2を除いて表示が省略されている。
(駆動部材14)
図3〜図5を参照して、駆動部材14は、例えば、耐熱性樹脂によって形成されている。駆動部材14は、外壁部31と、外壁部31の内周面の後端部(前後方向外側の端部)から突出している内壁部32と、外壁部31の前面(前後方向内側の面)から突出している一対のフック33と、を備えている。
駆動部材14の外壁部31は、回転軸Xを中心とする円筒状を成している。外壁部31は、定着ローラー11の後端部11aの外周を覆っている。外壁部31の外周面には、段差31aが設けられており、段差31aよりも後側(前後方向外側)の部分の外径が、段差31aよりも前側(前後方向内側)の部分の外径よりも大きくなっている。外壁部31の外周面には、段差31aよりも後側(前後方向外側)に、駆動ギア31bが設けられている。駆動ギア31bは、モーター等によって構成される駆動源36に接続されている。
駆動部材14の内壁部32は、回転軸Xを中心とする円環状を成している。内壁部32は、定着ローラー11の後端部11aの後側(前後方向外側)を覆っている。これにより、駆動部材14に対する定着ローラー11の挿入量が規制されている。
駆動部材14の一対のフック33は、互いに周方向の位置が異なるように、等角度間隔(例えば、180度間隔)で形成されている。各フック33は、L字状を成している。各フック33は、外壁部31の前面から前側(前後方向内側)に向かって延びている第1腕部33aと、第1腕部33aの前端部(前後方向内側の端部)から定着ローラー11の回転方向Yにおける下流側に向かって延びている第2腕部33bと、を備えている。
(各軸受部材15)
図3〜図5を参照して、後側の軸受部材15は、例えば、ボールベアリングによって構成されている。後側の軸受部材15は、回転軸Xを中心とする円環状を成している。後側の軸受部材15の外周面は、定着フレーム39(図4、図5参照)に嵌合している。なお、前側の軸受部材15は、後側の軸受部材15と同様であるため、説明を省略する。
(各断熱部材16)
図3〜図5を参照して、後側の断熱部材16は、例えば、耐熱性樹脂によって形成されている。後側の断熱部材16は、回転軸Xを中心とする略円環状を成している。後側の断熱部材16は、前面(前後方向内側の面)から後面(前後方向外側の面)まで連続するスリット41を有している。
後側の断熱部材16は、嵌合部42と、嵌合部42の後側(前後方向外側)に設けられる対向部43と、を備えている。
後側の断熱部材16の嵌合部42の外周面は、後側の軸受部材15の内周面に嵌合している。嵌合部42の内周面には、一対の突起45(第1係合部の一例)が設けられている。一対の突起45は、互いに周方向の位置が異なるように、等角度間隔(例えば、180度間隔)で形成されている。各突起45は、半球状を成している。各突起45の前後方向の位置は、互いに重なっている。各突起45は、定着ローラー11の各貫通穴22に係合している。これにより、断熱部材16に対する定着ローラー11の相対的な回転が規制されている。
後側の断熱部材16の対向部43の外径は、嵌合部42の外径よりも大きい。対向部43の前面(前後方向内側の面)は、後側の軸受部材15の後面(前後方向外側の面)と対向している。対向部43の後面(前後方向外側の面)は、駆動部材14の外壁部31の前面(前後方向内側の面)と対向している。
後側の断熱部材16の対向部43の後面(前後方向外側の面)には、一対の溝46(第2係合部の一例)が設けられている。一対の溝46は、互いに周方向の位置が異なるように、等角度間隔(例えば、180度間隔)で形成されている。各溝46は、嵌合部42の各突起45と周方向の位置が重なっている。各溝46には、駆動部材14の各フック33が係合している。これにより、駆動部材14に対する後側の断熱部材16の相対的な回転が規制されている。
後側の断熱部材16の各溝46は、L字状を成している。各溝46は、対向部43の後面から前側(前後方向内側)に向かって延びている第1溝部46aと、第1溝部46aの前端部(前後方向内側の端部)から定着ローラー11の回転方向Yにおける下流側に向かって延びている第2溝部46bと、を備えている。第1溝部46aには、各フック33の第1腕部33aが挿入され、第2溝部46bには、各フック33の第2腕部33bが挿入されている。なお、前側の断熱部材16は、一対の突起45及び一対の溝46を有していない点を除いて、後側の断熱部材16と前後対称であるため、説明を省略する。以下、単に「断熱部材16」と記載する場合には、後側の断熱部材16を指すものとする。
(定着装置8の動作)
定着装置8の稼働時には、駆動源36が駆動部材14を回転させる。このように駆動部材14が回転すると、この回転が断熱部材16を介して定着ローラー11に伝達されることで、定着ローラー11が回転する。このように定着ローラー11が回転すると、これに従動して加圧ローラー12が回転する。また、定着装置8の稼働時には、熱源13が定着ローラー11を加熱する。
この状態で、未定着のトナー像を保持した用紙Sが定着ニップNに進入すると、定着ローラー11と加圧ローラー12によって用紙Sとトナー像が加熱及び加圧されて、用紙Sにトナー像が定着する。
(定着ローラー11と断熱部材16の組み付け)
定着ローラー11と断熱部材16を組み付ける前の状態では、断熱部材16の内径が定着ローラー11の外径よりもわずかに小さい。これに対して、定着ローラー11と断熱部材16を組み付ける際には、作業者が、断熱部材16の周方向におけるスリット41の幅が広がるように断熱部材16を弾性変形させる。これにより、断熱部材16の内径が定着ローラー11の外径よりも大きくなり、断熱部材16を定着ローラー11の外周面に装着可能となる。
そこで、作業者は、断熱部材16を定着ローラー11の外周面に装着し、定着ローラー11の各貫通穴22に断熱部材16の各突起45を係合させる。これにより、断熱部材16に対する定着ローラー11の相対的な回転が規制される。以上により、定着ローラー11と断熱部材16の組み付けが完了する。
(効果)
本実施形態の定着装置8は、一対のローラー11、12を用いて定着ニップNを形成する「ローラー定着方式」を採用している。このようなローラー定着方式の定着装置8において、省エネルギー性能を向上させるための有効な手段の一つは、定着ローラー11の厚みを薄くすることで、定着ローラー11の熱容量を減らすことである。しかしながら、定着ローラー11の厚みを薄くすると、定着ローラー11の後縁部21bに設けられた切欠部に駆動部材14の嵌合部を嵌合させることで駆動部材14から定着ローラー11に回転を伝達するような場合に、定着ローラー11の切欠部の強度が不十分になり、定着ローラー11の回転時に切欠部が破損する恐れがある。
そこで、本実施形態では、断熱部材16を介して駆動部材14の回転を定着ローラー11に伝達することで、定着ローラー11を回転させている。このような構成を採用することで、定着ローラー11の後縁部21bに切欠部を設けることなく、駆動部材14の回転を定着ローラー11に伝達することが可能となる。そのため、定着ローラー11の破損を抑制することが可能となり、駆動部材14によって定着ローラー11を安定的に回転させることが可能となる。
また、断熱部材16が定着ローラー11の外周面に装着された状態で、断熱部材16の各突起45が定着ローラー11の各貫通穴22に係合することで、断熱部材16に対する定着ローラー11の相対的な回転が規制されている。このような構成を採用することで、断熱部材16と定着ローラー11の間でスリップが発生するのを抑制することが可能となり、上記のスリップに伴う異音の発生を抑制することができる。
また、駆動部材14の各フック33が断熱部材16の各溝46に係合することで、駆動部材14に対する断熱部材16の相対的な回転が規制されている。このような構成を採用することで、簡易な構成によって、駆動部材14と断熱部材16の間でスリップが発生するのを抑制することが可能となる。
また、断熱部材16の嵌合部42は、定着ローラー11の各貫通穴22と係合する各突起45を有し、断熱部材16の対向部43は、駆動部材14の各フック33と係合する各溝46を有している。このような構成を採用することで、断熱部材16と定着ローラー11の係合部分に掛かる負荷と断熱部材16と駆動部材14の係合部分に掛かる負荷を嵌合部42と対向部43に分散させることが可能となる。
また、嵌合部42の各突起45と対向部43の各溝46は、周方向の位置が重なっている。このような構成を採用することで、作業者が各突起45や各溝46を容易に見つけることが可能となり、定着ローラー11と断熱部材16の組み付けや駆動部材14と断熱部材16の組み付けの作業性が向上する。 また、画像形成装置1は、上記のような定着装置8を備えている。そのため、駆動部材14によって定着ローラー11を安定的に回転させることが可能な定着装置8を備えた画像形成装置1を提供することが可能となる。
(変形例)
本実施形態では、駆動部材14の前面(前後方向内側の面)に設けられたフック33が断熱部材16の後面(前後方向外側の面)に設けられた溝46に係合することで、駆動部材14に対する断熱部材16の相対的な回転が規制されている。一方で、他の異なる実施形態では、図6に示されるように、断熱部材16の後面(前後方向外側の面)に設けられたフック33が駆動部材14の前面(前後方向内側の面)に設けられた溝46に係合することで、駆動部材14に対する断熱部材16の相対的な回転が規制されても良い。
本実施形態では、駆動部材14の内壁部32が定着ローラー11の後端部11aの後側(前後方向外側)を覆うことで、駆動部材14に対する定着ローラー11の挿入量が規制されている。一方で、他の異なる実施形態では、駆動部材14が内壁部32を備えておらず、定着ローラー11が駆動部材14を貫通していても良い。
本実施形態では、駆動部材14が耐熱性樹脂によって形成されている。一方で、他の異なる実施形態では、駆動部材14が金属によって形成されていても良い。
本実施形態では、各断熱部材16が耐熱性樹脂によって形成されている。一方で、他の異なる実施形態では、各断熱部材16が金属によって形成されていても良い。
本実施形態では、画像形成装置1がプリンターである。一方で、他の異なる実施形態では、画像形成装置1がコピー機、ファクシミリ、複合機(プリント機能、コピー機能及びファックス機能等を複合的に備えた画像形成装置)等であっても良い。
1 画像形成装置
8 定着装置
11 定着ローラー(定着部材の一例)
12 加圧ローラー(加圧部材の一例)
14 駆動部材
15 軸受部材
16 断熱部材
22 貫通穴
33 フック
41 スリット
42 嵌合部
43 対向部
45 突起(第1係合部の一例)
46 溝(第2係合部の一例)
N 定着ニップ
X 回転軸

Claims (6)

  1. 一方向に沿って延びている回転軸の周りを回転する定着部材と、
    前記定着部材と共に定着ニップを形成する加圧部材と、
    前記定着部材を回転させる駆動部材と、
    前記定着部材を回転可能に支持する軸受部材と、
    前記定着部材と前記軸受部材の間に介装される断熱部材と、を備え、
    前記駆動部材の回転が前記断熱部材を介して前記定着部材に伝達されることで、前記定着部材が回転することを特徴とする定着装置。
  2. 前記定着部材は、その外周面から内周面まで貫通する貫通穴を有し、
    前記断熱部材は、前記一方向内側の面から前記一方向外側の面まで連続するスリットを有し、前記スリットの幅が広がるように弾性変形することで前記定着部材の外周面に装着可能となり、
    前記断熱部材の内周面には、突起が設けられ、
    前記断熱部材が前記定着部材の前記外周面に装着された状態で、前記突起が前記貫通穴に係合することで、前記断熱部材に対する前記定着部材の相対的な回転が規制されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記駆動部材の前記一方向内側の面には、フック又は溝のいずれか一方が設けられ、
    前記断熱部材の前記一方向外側の面には、前記フック又は前記溝のいずれか他方が設けられ、
    前記フックが前記溝に係合することで、前記駆動部材に対する前記断熱部材の相対的な回転が規制されることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記断熱部材は、
    前記軸受部材の内周面と嵌合する嵌合部と、
    前記嵌合部の前記一方向外側に設けられ、前記軸受部材の前記一方向外側の面と対向する対向部と、を備え、
    前記嵌合部は、前記定着部材と係合する第1係合部を有し、
    前記対向部は、前記駆動部材と係合する第2係合部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1係合部と前記第2係合部は、周方向の位置が重なっていることを特徴とする請求項4に記載の定着装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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