JP2019143419A - 柱接合用部材、柱接合構造 - Google Patents

柱接合用部材、柱接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 上下の柱のサイズが異なる場合において、柱の接合位置が異なる場合であっても、柱の接合位置を容易に把握することが可能な柱接合用部材および柱接合構造を提供する。【解決手段】 接合部材3は、略矩形の平板状である。接合部材3の下面17側は、略全面が平坦部13となる。平坦部13は、接合部材3の底面側の柱との接合部となる。また、接合部材3の上面15には、複数の溝11が形成される。なお、接合部材3は、溝11及び孔9を除き、略一定の肉厚であり、溝11は、部位によらす同一の深さに形成される。溝11は、接合部材3の上面側の柱との接合部となる。溝11は、中柱29、側柱31、隅柱33の柱のそれぞれの位置に対応した位置の溝が重ねられた形態である。【選択図】図2

Description

本発明は、構造物の柱の接合部に用いられる柱接合用部材およびこれを用いた柱接合構造に関するものである。
従来、例えば、鋼管柱等の柱を用いた構造物において、上下方向に柱を接合する部位がある。このような柱の接合部においては、上下に接合する柱のサイズが異なる場合がある。たとえば、下方の柱に対して、上方の柱のサイズが小さい場合である。このような場合には、接合する柱の間に、テーパ形状の接合部材を用いる方法がある。
しかし、このようなテーパ状部材は、その製造が困難である。また、テーパ状部材とこれと接合される上下の水平面とは斜めに接触するため、テーパ状部材と水平面との接合部に設けられる裏当金の端面とテーパ状部材とが面接触ではなく、線接触となる。このため、この部位での溶接が困難であり、溶接不良の原因ともなる。
一方、上下に接合される柱は、必ずしも同一軸心上に設置されるわけではない。例えば、構造物における柱の位置によって、中柱、側柱、隅柱に分類され、それぞれの柱構造において、上下の柱の接合位置が同一ではない。しかし、柱の接合位置ごとに別の接合部材を用いたのでは、部材の管理や設置ミス等の原因等なり望ましくない。
このような柱の接合構造としては、例えば、中柱、側柱、隅柱のそれぞれの接合位置を示した柱接合部材がある(特許文献1)。
特開2012ー172371号公報
しかし、特許文献1の柱接合部材を用いても、柱を柱接合部材のマーク位置と合わせて配置するのは必ずしも容易ではない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、上下の柱のサイズが異なる場合において、柱の接合位置が異なる場合であっても、柱の接合位置を容易に把握することが可能な柱接合用部材および柱接合構造を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、第1の発明は、上面および下面に柱が接合される柱接合用部材であって、柱接合用部材の少なくとも一方の面に複数の溝が形成され、第1の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心と一致し、第2の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心に対して、一方向に偏心し、第3の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心に対して、前記一方向と、前記一方向に直交する方向との二方向に偏心することを特徴とする柱接合用部材である。
前記柱接合用部材の前記一方の面には、縁部に行くにつれて肉厚が薄くなるテーパ部または段部が形成され、前記溝の少なくとも一部が前記テーパ部または前記段部に形成され、前記柱接合用部材の他方の面の柱接合部を基準とした、全ての前記溝の底面の深さ位置が、略同一であることが望ましい。
第1の発明によれば、一方の面の柱接合部に溝が形成されるため、柱の接合位置を容易に把握することができる。また、柱が中柱、側柱、隅柱のいずれの場合でも、それぞれに対応する溝に柱の下端を挿入することで、全ての柱の位置に対しても同一の柱接合用部材を用いて容易に柱の位置を把握することができる。
また、柱接合用部材の上面の縁部近傍にテーパ形状又は段部を形成することで、柱接合用部材の強度を確保しつつ、軽量化を達成することができる。また、この場合でも、他面の柱接合部に対する溝の深さ位置を一定とすることで、いずれの位置の柱に対しても、同一の高さに接合することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる柱接合用部材と、前記柱接合用部材の上下面にそれぞれ接合される柱と、を具備し、前記溝は、前記柱接合用部材の上面に形成され、前記柱接合用部材の上面に接合される柱の下端が前記溝に挿入されて接合され、前記柱接合用部材の下面に接合された柱が、前記柱接合用部材の上面に接合される柱よりもサイズが大きいことを特徴とする柱接合構造である。
第2の発明によれば、いずれの位置の柱に対しても、柱の接合位置が正確な柱接合構造を得ることができる。
本発明によれば、上下の柱のサイズが異なる場合において、柱の接合位置が異なる場合であっても、柱の接合位置を容易に把握することが可能な柱接合用部材および柱接合構造を提供することができる。
接合部材3を用いた、柱の接合構造1を示す斜視図。 接合部材3を示す斜視図であり、(a)は上面斜視図、(b)は底面斜視図。 柱の接合構造1における柱の配置を示す模式図。 接合部材3を用いた中柱29の接合位置を示す平面図。 柱の接合構造1の一部を示す断面図であり、(a)は、図4のC−C線断面図、(b)は、図4のD−D線断面図。 接合部材3を用いた側柱31の接合位置を示す平面図。 柱の接合構造1の一部を示す断面図であり、(a)は、図6のC−C線断面図、(b)は、図6のD−D線断面図。 接合部材3を用いた隅柱33の接合位置を示す平面図。 柱の接合構造1の一部を示す断面図であり、(a)は、図8のC−C線断面図、(b)は、図8のD−D線断面図。 (a)は、接合部材3bを用いた柱の接合構造1aの一部を示す断面図、(b)は、接合部材3cを用いた柱の接合構造1bの一部を示す断面図。 接合部材3dの平面図。 接合部材3eの平面図。
以下、本発明の実施の形態にかかる柱の接合構造1について説明する。図1は、柱の接合構造1の一部(中柱)を示す斜視図である。柱の接合構造1は、下方から柱5a、5b、5cが鉛直方向に配置され、それぞれの柱間には柱接合用部材である接合部材3a、3が設けられる。下方の接合部材3aの下面には柱5aの上端が接合され、上面には柱5bの下端が接合される。また、柱5bの上端は接合部材3の下面と接合され、接合部材3の上面には柱5cの下端が接合される。なお、接合部材3aは、通常の平板形状の接合部材でよい。
柱5a、5bは同一サイズの中空の角形鋼管である。柱5cは、柱5a、5bよりもサイズの小さな中空の角形鋼管である。接合部材3、3aは、柱5bのサイズよりもわずかに大きなサイズの矩形形状の平板状部材である。なお、接合部材3、3aは例えば鋼製であり、概ね300〜1000mm角程度の大きさであるが、接合される柱のサイズにより任意に設定することができる。また、柱5a、5b、5cは、円鋼管やH鋼など他の形状であってもよい。
接合部材3、3aで挟まれた範囲の柱5bには、水平方向に梁7が接合される。したがって、梁7のフランジ部の端部は、接合部材3、3aの側面に接合され、梁7のウェブ部の端部が柱5bの側面と接合される。すなわち、上下の接合部材3、3aの設置間隔(柱5bの長さ)は、梁7の高さとほぼ一致する。なお、梁7のウェブ部の上下端部(フランジ部近傍)は、接合部材3、3aとの干渉を避けるため、切欠きが設けられる。また、柱5a、5b、5cと接合部材3、3aとの接合部において、柱5a、5b、5cの内面側には、図示を省略した裏当金が配置される。
次に、接合部材3について詳細を説明する。図2(a)は、接合部材3を示す上面斜視図、図2(b)は接合部材3を示す下面斜視図である。接合部材3は、略矩形の平板状である。
接合部材3の略中央には、孔9が形成される。孔9は、接合部材3を貫通する円形の貫通孔である。このように孔9を形成することで、軽量化が達成され、また、めっき処理などを行う際のガス抜き孔としても利用することができる。なお、孔9は、必要に応じて形成すればよく、必ずしも必要ではない。
接合部材3の下面17側は、略全面が平坦部13となる。平坦部13は、接合部材3の底面側の柱5bとの接合部となる。また、接合部材3の上面15には、複数の溝11が形成される。なお、本実施形態では、接合部材3は、溝11及び孔9を除き、略一定の肉厚であり、溝11は、部位によらす同一の深さに形成される。溝11は、接合部材3の上面側の柱5cとの接合部となる。なお、溝11の形態については、詳細を後述する。
次に、接合部材3を使用する構造体25について説明する。図3は、構造体25を示す平面模式図であり、周囲を外壁27で覆われ、所定間隔で柱5b(5a)が設置される。柱5b(5a)同士は梁7によって接続されている。なお、図3においては簡単のため接合部材3等は図示を省略する。下方に設置された柱5b(5a)上には、柱5b(5a)よりも外径の小さな柱5cが設置される。
ここで、四方向に梁7が接合される部位の柱を中柱29と称する。また、一方の側に外壁27が形成される部位の柱を側柱31と称する。また、構造体25の隅に形成され、2方向に外壁27が形成される部位の柱を隅柱33と称する。
中柱29は、水平方向の縦横両方に梁7が接合されており、柱5b(5a)に対して、柱5cは同心に配置される。すなわち、下方の柱5b(5a)の中心と、より外径の小さな柱5cの中心位置が一致する。
これに対し、側柱31は、下方の柱5b(5a)の中心と、より外径の小さな柱5cの中心位置が一致せず、柱5b(5a)に対して、柱5cは一方向に偏心して配置される(例えば図中上方向)。柱5cは、外壁27側に偏心し、柱5b(5a)の外壁27側の側面と柱5cの外壁27側の側面とが同一の位置となるように配置される。すなわち、柱5cは、柱5b(5a)の一方向側(外壁27側)に偏心し、偏心方向とは垂直な方向(例えば図中左右方向)には偏心しない。
一方、隅柱33は、2方向に接する外壁27方向それぞれの方向に偏心する。柱5cは、それぞれの外壁27側に偏心し、柱5b(5a)のそれぞれの外壁27側の側面と柱5cの対応する外壁27側の側面とが同一の位置となるように配置される。すなわち、柱5cは、柱5b(5a)の一方向側(例えば図中上側の外壁27側)に偏心するとともにこれと垂直な方向(例えば図中右側の外壁27側)にも同量だけ偏心する。
図4は、中柱29の位置における柱5bに対する柱5cの配置を示す平面断面図であり、図5(a)は、図4のC−C線断面図、図5(b)は、図4のD−D線断面図である。なお、以下の図において、梁7の図示を省略する。
前述したように、中柱29は、下方の柱5bと上方の柱5cの中心が一致する。ここで、下方の柱5bの中心位置は、接合部材3の中心と一致する。すなわち、柱5cの各辺を二分する互いに直交する中心線は、接合部材3の各辺を二分する互いに直交する中心線A、Bと略一致する。
ここで、図5(a)、図5(b)に示すように、柱5bの上端は、接合部材3の下面17における平坦部13に接合される。一方、柱5cの下端は、接合部材3の上面15において、溝11に挿入されて接合される。すなわち、少なくとも、中柱29における柱5cの位置に、溝11(第1の溝)が形成される。図示した例では、接合部材3の中心線A、Bと、柱5c(第1の溝)の中心線が一致するように、角形鋼管の形状に溝11が形成される。
同様に、図6は、側柱31の位置における柱5bに対する柱5cの配置を示す平面断面図であり、図7(a)は、図6のC−C線断面図、図7(b)は、図6のD−D線断面図である。
前述したように、側柱31では、接合部材3を挟んで、下方の柱5bの一方の側面(図6の上方)と、上方の柱5cの一方の側面(図6の上方)とが一致するように設置される。したがって、接合部材3の中心線Bと、柱5cの中心線Eとが偏心する。なお、側面が一致する側に対して垂直な方向(図6の左右方向)は、接合部材3の中心線Aと柱5cの中心線とが一致する。
また、図7(a)、図7(b)に示すように、柱5bの上端は、接合部材3の下面17における平坦部13に接合され、柱5cの下端は、接合部材3の上面15において、溝11に挿入されて接合される。すなわち、少なくとも、側柱31における柱5cの位置に、溝11(第2の溝)が形成される。図示した例では、接合部材3の中心線A、Bに対して、柱5c(第2の溝)の中心が一方向に偏心するように、角形鋼管の形状に溝11が形成される。
同様に、図8は、隅柱33の位置における柱5bに対する柱5cの配置を示す平面断面図であり、図9(a)は、図8のC−C線断面図、図9(b)は、図8のD−D線断面図である。
前述したように、隅柱33では、接合部材3を挟んで、下方の柱5bの一方の側面(図6の上方)と、上方の柱5cの一方の側面(図6の上方)とが一致するように設置され、さらに、これと垂直な方向(図6の右側)に対しても柱5bの側面(図6中右側)と、上方の柱5cの側面(図6の右側)とが一致するように設置される。したがって、接合部材3の中心線Aと柱5cの中心線Fとが偏心し、かつ、中心線Aと直交する接合部材3の中心線Bと、柱5cの中心線Eとが偏心する。
また、図9(a)、図9(b)に示すように、柱5bの上端は、接合部材3の下面17における平坦部13に接合され、柱5cの下端は、接合部材3の上面15において、溝11に挿入されて接合される。すなわち、少なくとも、隅柱33における柱5cの位置に、溝11(第3の溝)のが形成される。図示した例では、接合部材3の中心線A、Bに対して、柱5c(第3の溝)の中心が二方向に偏心するように、角形鋼管の形状に溝11が形成される。なお、二方向のそれぞれに対する、接合部材3の中心からの偏心量はほぼ同一である。
本実施の形態にかかる接合部材3によれば、中柱29、側柱31、隅柱33の柱5cのそれぞれの位置に対応した位置に溝11が重ねて形成されている。すなわち、溝11は、中柱29の柱5cに対応した第1の溝と、側柱31の柱5cに対応した第2の溝と、隅柱33の柱5cに対応した第3の溝のそれぞれの溝が重ねられた形態である。このため、一種類の接合部材3を用いて、中柱29、側柱31、隅柱33のいずれの位置においても、柱5cの位置合わせが容易である。
次に、第2の実施形態について説明する。図10(a)は、第2の実施形態にかかる柱の接合構造1aを示す図である。なお、図は中柱の位置を示すが、他の位置も同様である。また、以下の図において、第1の実施形態と同様の機能を奏する構成については、図1〜図9と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
柱の接合構造1aは、柱の接合構造1とほぼ同様の構造であるが、接合部材3bが用いられる点で異なる。接合部材3bは、接合部材3と同様に、孔9を有する略平板状の部材であり、接合部材3bの上面15において、溝11が形成される。
接合部材3bの上面15においては、外縁部近傍にテーパ部19が形成される。テーパ部19は、接合部材3aの外周に向かって肉厚が薄くなるテーパ形状に形成される。接合部材3bの上面15においては、溝11の一部が、テーパ部19に形成される。例えば、前述したように、側柱31や隅柱33に対応する溝の一部が、テーパ部19に形成される。
このようにテーパ部19を形成することで、接合部材3bを軽量化することができる。特に、上部に接合される柱5cのサイズが小さい場合、接合部材3aの上面における外縁部近傍は、強度に対する寄与率が小さいため、この部位を除肉しても、強度低下は小さい。
ここで、接合部材3bの上面15の縁部に、テーパ部19を形成した場合にも、接合部材3bの下面17の平坦部13(柱接合部)を基準として、全ての溝11の底面の深さ位置(図中G)が、略同一である。すなわち、接合部材3bの上面に接合される柱5cの下端位置は、溝11のいずれの位置(中柱29、側柱31、隅柱33)においても、全て同一高さとなる。このため、テーパ部19を設けても、柱5bに対する柱5cの高さが変わることがない。
なお、このような接合部材3aに代えて、図10(b)に示す柱の接合構造1bのように、接合部材3cを用いてもよい。接合部材3cは、接合部材3bのテーパ部19に代えて、段部21が形成される。また、接合部材3cの上面15においては、溝11の一部が、段部21に形成される。例えば、前述したように、側柱31や隅柱33に対応する溝の一部が、段部21に形成される。
この場合にも、接合部材3cの下面17の面(柱接合部)を基準として、全ての溝11の底面の深さ位置(図中G)が、略同一である。したがって、段部21を設けても、柱5bに対する柱5cの高さが変わることがない。
第2の実施の形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、接合部材3b、3cの上面15に、縁部近傍が薄肉となるようなテーパ部19や段部21を形成することで、接合部材3b、3cの強度を維持しつつ、軽量化を達成することができる。
次に、第3の実施形態について説明する。図11は、第3の実施形態にかかる接合部材3dを示す平面図である。接合部材3dは、接合部材3等と略同一であるが、溝11の形態が異なる。
前述した接合部材3の溝11は、中柱29、側柱31、隅柱33のそれぞれに対応した溝を重ねた形態であるが、側柱31および隅柱33については、それぞれ所定の一方向にのみ偏心した溝が形成された。したがって、側柱31および隅柱33に用いる場合には、接合部材3の向きを考慮する必要がある。
これに対し、接合部材3dは、側柱31および隅柱33として、それぞれ4方向に偏心した溝が形成される。すなわち、接合部材3dは、いずれの中心線に対しても線対称に形成され、方向性はない。したがって、接合部材3dの向きを考慮することなく使用することができる。
第3の実施の形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、接合部材3dの溝11が、1カ所の中柱29と、それぞれ4か所の側柱31および隅柱33の全てが重ね合わせられて形成されるため、接合部材3dをいずれの向きでも使用することができる。なお、接合部材3dに対しても、縁部にテーパ部19または段部21を形成してもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、柱の形状は実施例のような略正方形の角形柱に限られず、略長方形や円断面、H形など柱の形状によらず、本発明は適用可能である。すなわち、柱5cの形状に対応する溝11を形成すればよい。この場合でも、中柱29、側柱31、隅柱33の柱5cのそれぞれの位置に対応した位置に溝11を重ねて形成することで、同様の効果を得ることができる。
例えば、図12に示す接合部材3eのように、円形の柱5cを接合する場合には、中柱29、側柱31、隅柱33に対応した位置に形成した円形の溝を重ねて溝11を形成すればよい。この場合にも、縁部にテーパ部19または段部21を形成してもよく、また、全ての方向に側柱31および隅柱33用の溝を重ねてもよい。また、上面にのみ溝11を形成したが、下面17においても、柱の接合部位に溝を形成してもよい。
1、1a、1b………柱の接合構造
3、3a、3b、3c、3d、3e………接合部材
5a、5b、5c………柱
7………梁
9………孔
11………溝
13………平坦部
15………上面
17………下面
19………テーパ部
21………段部
25………構造体
27………外壁
29………中柱
31………側柱
33………隅柱

Claims (3)

  1. 上面および下面に柱が接合される柱接合用部材であって、
    柱接合用部材の少なくとも一方の面に溝が形成され、
    第1の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心と一致し、
    第2の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心に対して、一方向に偏心し、
    第3の前記溝の配置の中心は、前記柱接合用部材の中心に対して、前記一方向と、前記一方向に直交する方向との二方向に偏心することを特徴とする柱接合用部材。
  2. 前記柱接合用部材の前記一方の面には、縁部に行くにつれて肉厚が薄くなるテーパ部または段部が形成され、前記溝の少なくとも一部が前記テーパ部または前記段部に形成され、前記柱接合用部材の他方の面の柱接合部を基準とした、全ての前記溝の底面の深さ位置が、略同一であることを特徴とする請求項1記載の柱接合用部材。
  3. 請求項1または請求項2に記載の柱接合用部材と、
    前記柱接合用部材の上下面にそれぞれ接合される柱と、
    を具備し、
    前記溝は、前記柱接合用部材の上面に形成され、前記柱接合用部材の上面に接合される柱の下端が前記溝に挿入されて接合され、
    前記柱接合用部材の下面に接合された柱が、前記柱接合用部材の上面に接合される柱よりもサイズが大きいことを特徴とする柱接合構造。
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