JP2019141880A - Fe食われ防止用はんだ合金、やに入りはんだ、線はんだ、やに入り線はんだ、フラックス被覆はんだ、はんだ継手およびはんだ付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】鏝先の長寿命化のために、鏝先食われを抑制し、且つ、炭化物の鏝先への付着が抑制されたFe食われ防止用はんだ合金、やに入りはんだ、線はんだ、やに入り線はんだ、フラックス被覆はんだ、はんだ継手およびはんだ付け方法を提供する。【解決手段】質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、残部がSnからなる合金組成を有し、Fe食われの防止用として使用される。【選択図】図1
Description
本発明は、鏝先食われ及びフラックスの炭化を抑制することができるFe食われ防止用はんだ合金、やに入りはんだ、線はんだ、やに入り線はんだ、フラックス被覆はんだ、はんだ継手およびはんだ付け方法に関する。
プリント基板等の端子の接続には、主にSn−Ag−Cu系鉛フリーはんだ合金が使用されている。Sn−Ag−Cu系鉛フリーはんだ合金は、フローソルダリング、リフローソルダリング、はんだ鏝を使用したはんだ付けなどの種々の工法に用いられている。
はんだ鏝を使用したはんだ付けとしては、マニュアルソルダリングのような手作業のはんだ付けが挙げられる。近年では、はんだ鏝を使用したはんだ付けの自動化が進み、はんだ付けはコテロボットにより自動で行われている。
はんだ鏝は、発熱体と鏝先で構成されており、発熱体の熱を鏝先へ伝導して鏝先を加熱する。発熱体の熱が効率的に鏝先へ伝導するようにするため、鏝先の芯材には良好な熱伝導性を有するCuが用いられている。しかし、Cuに直接はんだが接触すると、Cuがはんだ合金中のSnにより食われてしまい、鏝先形状が変形してはんだ鏝としての使用が困難になる。そこで、Snによる鏝先食われを抑制するため、鏝先にはFe及びFe合金メッキによる被覆が施されている。
このように、鏝先の寿命を延ばす観点から、鏝先にはFe及びFe合金メッキによる被覆が施されているが、はんだ付けの自動化によりはんだ付けの回数が増加するにつれて、鏝先表面の被覆に食われが発生するようになってきた。Fe及びFe合金の食われが発生する原因は、はんだ合金中のSnとFeとが相互拡散により合金化し、これが溶融はんだ中のSnに溶解し易くなるためである。このため、はんだ鏝側の対応では限界があり、Fe食われの発生が抑制されるようなはんだ合金が検討されている。
特許文献1では、Sn−Ag−Cu系はんだ合金にCoを添加した合金が提案されている。この文献によれば、Coは、Sn−Ag−Cu系はんだ合金に添加されるとはんだ合金中へのFeの拡散を抑制し、Fe食われを抑制することができる効果がある。
また、Sn−Ag−Cu−Co系はんだ合金として、特許文献2および3では、リフローソルダリングで使用することを前提とし、金属間化合物の生成やボイドの発生を抑制することを目的としたはんだ合金が提案されている。
上記のように、特許文献1〜3に記載のはんだ合金はいずれもCoを含有するため、Feのはんだ合金中への拡散を抑制することから、鏝先の寿命を延ばすことができる。
しかし、鏝先の寿命が延びるにつれて、新たな問題が発生することがわかった。CoはFe食われを抑制するものの炭素と反応しやすい性質も有する。このため、数千回のはんだ付けを行うと、鏝先に炭化物が付着する問題が表面化してきた。
はんだ鏝を使用したはんだ付けでは、端子表面の酸化膜を破壊してはんだを濡れ易くするため、通常ロジンを基材とするフラックスが用いられており、はんだ付けの際には、はんだとともにロジンも加熱される。この時に、はんだ合金中のCoは、ロジンの炭素及び酸素と反応して多量の炭化物を生成し、鏝先に炭化物を付着させる。炭化物はCoとの化学反応により鏝先に付着しているため、エアークリーニングをしても鏝先から除去され難い。したがって、使用頻度が増加するにつれて炭化物の付着面積が増加し、最終的にはんだ付けが困難になってしまう。
また、特許文献2および3に記載のはんだ合金は、リフローソルダリングで使用するはんだ合金であるため、はんだ鏝を用いることは想定されていない。たまたまCoを含有するためにFe食われを抑制することができたとしても、特許文献1と同様に炭化物の付着を抑制することはできない。ここで、特許文献3にはワイヤーの形態で使用することも開示されているが、実施例ではパンチングにより球状化することから、特許文献3に記載のはんだ合金はリフローソルダリングで使用することを前提としている。このため、特許文献3に記載の発明では、はんだ鏝ではんだ付けを行った場合の課題が想定されてなく、当然のことながら、その課題を解決するための手段も講じられていない。
本発明の課題は、鏝先の長寿命化のために、鏝先食われを抑制し、且つ、炭化物の鏝先への付着が抑制されたFe食われ防止用はんだ合金、やに入りはんだ、線はんだ、やに入り線はんだ、フラックス被覆はんだ、はんだ継手およびはんだ付け方法を提供することである。
本発明者らは、当初、Co含有量の低減により炭化物の鏝先への付着を抑制することを検討した。しかし、炭化物の付着は抑制されたものの、Fe食われを抑制することはできなかった。そこで、本発明者らは、Coを含有しない合金組成に立ち返り、まずは、Fe食われを抑制するとともにCoよりも炭化物の付着が抑制される可能性がある、Feを含有するはんだ合金に着目した。すなわち、発明者らは、Sn−Ag−Cu−Feはんだ合金に関して、Fe食われとロジンの炭化抑制との両立が可能な元素について検討した。
Zrは酸化し易く、製造上の観点から取扱い難い元素のため、従来、積極的に添加されることはかった。一方で、ZrがSn−Ag−Cu−Feはんだ合金に添加されると、はんだ接合界面での金属間化合物の界面成長を抑制することが知られている。そこで、Sn−Ag−Cu−Feはんだ合金では、Feが添加されていることによりFe食われの抑制効果はあるものの、さらに、Snの拡散を抑制してFe食われの抑制効果を向上させるため、敢えて、取扱い難い元素であるZrを添加した。その結果、Fe食われの抑制効果が向上するとともに、予想外にも、ロジンの炭化を抑制する知見が得られた。さらには、ロジンがわずかに炭化したとしても、鏝先への炭化物の付着はほとんど見られない知見も得られた。
また、電極の材質としては一般にCuが用いられているが、用途によってはNiやAlが用いられることがある。Ni/Auメッキが施された電極も使用されている。そこで、電極の材質によらずに、鏝先寿命の長期化および炭化抑制効果を発揮することを確認するため、Cuを含有しないSn−Ag−Fe−Zrはんだ合金の検討を行った。さらに、コスト低減の観点からAgを含有しないSn−Fe−Zrはんだ合金の検討を行った。その結果、いずれのはんだ合金においてもSn−Ag−Cu−Feはんだ合金と同様の効果を発揮する知見が得られた。
これらの知見により得られた本発明は次の通りである。
(1) 質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、残部がSnからなる合金組成を有することを特徴とする、炭化物の鏝先への付着が抑制されたFe食われ防止用はんだ合金。
(1) 質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、残部がSnからなる合金組成を有することを特徴とする、炭化物の鏝先への付着が抑制されたFe食われ防止用はんだ合金。
(2) 合金組成は、更に、Cu:0.1〜4%を含有する、上記(1)に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
(3) 合金組成は、更に、Sb:5〜20%、Ag:4%以下、およびBi:3%以下の1種以上を含有する、上記(1)または上記(2)に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
(4) 合金組成は、更に、Ni:0.3%以下、およびCo:0.2%以下の1種以上を含有する、上記(1)〜上記(3)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
(5) 合金組成は、更に、P:0.1%以下、Ge:0.1%以下、およびGa:0.1%以下の1種以上を含有する、上記(1)〜上記(4)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
(6) 上記(1)〜上記(5)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するやに入りはんだ。
(7)上記(1)〜上記(5)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有する線はんだ。
(8)上記(1)〜上記(5)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するやに入り線はんだ。
(9)はんだの表面がフラックスで被覆されている、上記(1)〜上記(8)のいずれか1項に記載のフラックス被覆はんだ。
(10)上記(1)〜上記(5)のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するはんだ継手。
(11)やに入りはんだを用いてはんだ鏝ではんだ付けを行うはんだ付け方法であって、やに入りはんだは、質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、Sn:67.9%以上を含むはんだ合金とフラックスからなり、はんだ合金の溶融温度は350℃以下であり、はんだ鏝でやに入りはんだを240℃〜450℃の温度域まで加熱してはんだ合金中のZrを酸化させて酸化ジルコニウムとし、酸化ジルコニウムの触媒作用によりフラックス成分の炭化を抑制してはんだ鏝の鏝先にフラックスの炭化物の付着を抑制するはんだ付け方法。
本発明を以下により詳しく説明する。本明細書において、はんだ合金組成に関する「%」は、特に指定しない限り「質量%」である。
1. 合金組成
(1) Fe:0.02〜0.1%
Feは、はんだ合金中へのFeの溶出を抑制し、はんだ鏝の鏝先を被覆するFe合金の食われを防止するために有効な元素である。Fe含有量が0.02%未満であるとこれらの効果を十分に発揮することができない。Fe含有量の下限は0.02%以上であり、好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.04%以上である。一方、Fe含有量が0.1%を超えると、はんだ合金の溶融温度が高くなり過ぎてしまい、はんだ鏝の設定温度を上げなければならず、はんだ付けを行う電子部品の耐熱温度等の観点から好ましくない。Fe含有量の上限は0.1%以下であり、好ましくは0.08%以下であり、より好ましくは0.06%以下である。
(1) Fe:0.02〜0.1%
Feは、はんだ合金中へのFeの溶出を抑制し、はんだ鏝の鏝先を被覆するFe合金の食われを防止するために有効な元素である。Fe含有量が0.02%未満であるとこれらの効果を十分に発揮することができない。Fe含有量の下限は0.02%以上であり、好ましくは0.03%以上であり、より好ましくは0.04%以上である。一方、Fe含有量が0.1%を超えると、はんだ合金の溶融温度が高くなり過ぎてしまい、はんだ鏝の設定温度を上げなければならず、はんだ付けを行う電子部品の耐熱温度等の観点から好ましくない。Fe含有量の上限は0.1%以下であり、好ましくは0.08%以下であり、より好ましくは0.06%以下である。
(2)Zr:0%超え0.2%以下
Zrは、Zrに基づく触媒作用により、フラックス中に存在するロジンの炭化を抑制するために必要な元素である。Zrに基づく触媒作用は、以下のような挙動を示すと推察される。
Zrは、Zrに基づく触媒作用により、フラックス中に存在するロジンの炭化を抑制するために必要な元素である。Zrに基づく触媒作用は、以下のような挙動を示すと推察される。
酸化ジルコニウムは酸化性と還元性の両方の特性を示すことから触媒作用を示すとも考えられる(山口力 石油学会誌 Vol.36 No.4 P.250〜267(1993))。このため、酸化ジルコニウムは、酸化還元によるロジンの炭化自体を抑制することができると推察される。これに加えて、仮に炭化物が生成したとしても生成した炭化物への還元作用によって炭化の進行が阻害されるため、副次的にロジンの炭化を抑制することができると推察される。また、仮にロジンがわずかに炭化したとしても、鏝先への炭化物の付着はほとんど見られない。
また、Zrは、240〜290℃で酸化が開始するという報告がある(中村英嗣ら 工業火薬 51(6) P.383(1990))。よって、上記効果を得るため、はんだ付け温度は240℃以上が有効であると考えられる。
ここで、はんだ鏝によるはんだ付けを行う場合、通常鏝先温度は350℃〜450℃である。本発明のはんだ合金をはんだ鏝によるはんだ付けに用いると、はんだ付け時にはんだ合金中のZrの大部分が酸化ジルコニウムとして存在していると考えられる。このため、酸化ジルコニウムによる触媒作用が発揮される温度域を鑑みると、本発明のはんだ合金ははんだ鏝によるはんだ付けに好適に用いられるのである。
Zr含有量が0%であると炭化抑制効果を発揮することができない。Zr含有量の下限は0%超えであり、好ましくは0.001%以上であり、より好ましくは0.005%以上である。一方、Zr含有量が0.2%を超えると、Zr化合物が異常析出するため、はんだ合金の溶融温度が高くなり過ぎてしまい、はんだ鏝の設定温度を上げなければならず、はんだ付けを行う電子部品の耐熱温度等の観点から好ましくない。Zr含有量の上限は0.2%以下であり、好ましくは0.05%以下であり、より好ましくは0.03%以下である。本発明のはんだ合金はZr含有量が微量であっても炭化抑制効果を十分に発揮することができるため、Zr含有量の上限は特に好ましくは0.006%以下である。
(3) Cu:0.1〜4%
Cuは、電極の材質がCuである場合に電極の食われを抑制することができる任意元素である。Cu含有量が0.1%以上であると上記効果を発揮することができる。この観点から、Cu含有量の下限は好ましくは0.1%以上であり、より好ましくは0.3%以上であり、さらに好ましくは0.5%以上である。一方、Cu含有量が4%以下であると、はんだ付けの作業温度(240℃〜450℃)の温度域にはんだ鏝温度を設定することができ、はんだ付けを行う電子部品の熱的損傷を抑制することができる。このため、Cu含有量の上限は好ましくは4%以下であり、より好ましくは1.0%以下であり、さらに好ましくは0.7%以下である。
Cuは、電極の材質がCuである場合に電極の食われを抑制することができる任意元素である。Cu含有量が0.1%以上であると上記効果を発揮することができる。この観点から、Cu含有量の下限は好ましくは0.1%以上であり、より好ましくは0.3%以上であり、さらに好ましくは0.5%以上である。一方、Cu含有量が4%以下であると、はんだ付けの作業温度(240℃〜450℃)の温度域にはんだ鏝温度を設定することができ、はんだ付けを行う電子部品の熱的損傷を抑制することができる。このため、Cu含有量の上限は好ましくは4%以下であり、より好ましくは1.0%以下であり、さらに好ましくは0.7%以下である。
(4) Sb:5〜20%、Ag:4%以下、およびBi:3%以下の1種以上
Sb、Ag、およびBiは、はんだ合金の濡れ性を向上させることができる任意元素である。
Sb、Ag、およびBiは、はんだ合金の濡れ性を向上させることができる任意元素である。
Sbは、上記効果に加えて、温度サイクル特性や耐疲労特性を向上させることができる。このような効果を発揮するため、本発明のはんだ合金がSbを含有する場合には、Sb含有量の下限は好ましくは5%以上であり、より好ましくは6%以上、さらに好ましくは7%以上である。Sb含有量が20%以下であるとはんだ合金を形成することが可能となる。本発明のはんだ合金がSbを含有する場合には、Sb含有量の上限は好ましくは20%以下であり、より好ましくは15%以下であり、さらに好ましくは10%以下である。
Agは、0.3%以上含有すると濡れ性が顕著に向上し、1%以上では更に濡れ性が向上する。本発明のはんだ合金がAgを含有する場合には、Ag含有量の下限は好ましくは0.3%以上であり、より好ましくは1%以上である。また、Ag含有量が0.3%以上であると、上記効果に加えてはんだ合金の溶融温度を低下させるため、はんだ鏝の設定温度を下げることができ、これに加えてFe食われの発生をも抑制することができる。一方、Ag含有量が4%以下であると、SnAgの粗大な化合物の晶出を抑制し、はんだ付け作業を行う際、ブリッジ等の欠陥を抑えることができる。本発明のはんだ合金がAgを含有する場合には、Ag含有量の上限は好ましくは4%以下であり、より好ましくは3.5%以下である。
Biは、上記効果に加えて、はんだ合金の強度を向上させ、はんだ合金の溶融温度を低下させることができる。このような効果を十分に発揮するため、本発明のはんだ合金がBiを含有する場合には、Bi含有量の下限は好ましくは0.06%以上であり、より好ましくは0.3%以上、さらに好ましくは0.5%以上である。一方、Bi含有量が3%以下であると、Bi単相の晶出を抑制し、落下衝撃性の低下を抑えることができる。本発明のはんだ合金がBiを含有する場合には、Bi含有量の上限は好ましくは3%以下であり、より好ましくは2%以下であり、さらに好ましくは1%以下である。
(5) Ni:0.3%以下、およびCo:0.2%以下の1種以上
NiおよびCoは、Fe合金に対する食われを抑制することができる任意元素である。
NiおよびCoは、Fe合金に対する食われを抑制することができる任意元素である。
Niは、上記効果に加えて、はんだ合金の耐疲労性を改善することができる。これらの効果を十分に発揮するため、本発明のはんだ合金がNiを含有する場合には、Ni含有量の下限は好ましくは0.01%以上である。また、Ni含有量が0.3%以下であると、はんだ合金の溶融温度の上昇に伴うはんだ鏝の設定温度の上昇を防ぐと共に、Fe食われの発生を抑制することができる。本発明のはんだ合金がNiを含有する場合には、Ni含有量の上限は好ましくは0.3%以下であり、より好ましくは0.1%以下である。
Coは、Zrを含有しないはんだ合金に添加されるとロジンの炭化を促進してしまう。しかし、はんだ合金がZrとともにCoを含有する場合には、Zrに基づくロジンの炭化自体が抑制されるため、炭化物の付着を低減させつつ、Fe食われ抑制効果も得られる。本発明のはんだ合金がCoを含有する場合にCoが上記効果を発揮するためには、Co含有量の下限は好ましくは0.005%以上である。また、Co含有量が0.2%以下であると、はんだ合金の溶融温度の上昇を防ぐことができる。本発明のはんだ合金がCoを含有する場合には、Co含有量の上限は好ましくは0.2%以下であり、より好ましくは0.05%未満である。
(6) P:0.1%以下、Ge:0.1%以下、およびGa:0.1%以下の1種以上
P、GeおよびGaは、Snの酸化を抑制することができる任意元素である。本発明のはんだ合金がこれらの元素を含有する場合には、これらの下限値は、各々好ましくは0.001%以上である。
P、GeおよびGaは、Snの酸化を抑制することができる任意元素である。本発明のはんだ合金がこれらの元素を含有する場合には、これらの下限値は、各々好ましくは0.001%以上である。
また、PおよびGeの含有量が上記範囲内であると、はんだ合金の溶融温度の上昇を防ぐことができる。本発明のはんだ合金がこれらの元素を含有する場合には、これらの含有量の上限は、各々好ましくは0.01%以下である。
また、Ga含有量が0.1%以下であると、Gaの偏析による低融点相の生成リスクを低減することができる。本発明のはんだ合金がGaを含有する場合には、Ga含有量の上限は、好ましくは0.01%以下である。
本発明に係るはんだ合金の残部はSnである。前述の元素の他に不可避的不純物を含有してもよい。不可避的不純物を含有する場合であっても、前述の効果に影響することはない。また、後述するように、本発明では含有しない元素が不可避的不純物として含有されても前述の効果に影響することはない。
2.はんだ合金の溶融温度
本発明に係るはんだ合金は、溶融温度が350℃以下であることが望ましい。これは、はんだ鏝によるはんだ付けの際、鏝先温度は通常350〜450℃に加熱されるためである。
本発明に係るはんだ合金は、溶融温度が350℃以下であることが望ましい。これは、はんだ鏝によるはんだ付けの際、鏝先温度は通常350〜450℃に加熱されるためである。
3.やに入りはんだ、線はんだ、やに入り線はんだ、フラックス被覆はんだ
本発明に係るはんだ合金は、予めはんだ中にフラックスを有するやに入りはんだに好適に用いられる。また、鏝にはんだを供給する観点から、線はんだの形態で用いることもできる。さらには、線はんだにフラックスが封止されているやに入り線はんだに適用することもできる。さらに、それぞれのはんだの表面にフラックスが被覆されていてもよい。これに加えて、はんだ中にフラックスを有さないはんだの表面にフラックスが被覆されていてもよい。
本発明に係るはんだ合金は、予めはんだ中にフラックスを有するやに入りはんだに好適に用いられる。また、鏝にはんだを供給する観点から、線はんだの形態で用いることもできる。さらには、線はんだにフラックスが封止されているやに入り線はんだに適用することもできる。さらに、それぞれのはんだの表面にフラックスが被覆されていてもよい。これに加えて、はんだ中にフラックスを有さないはんだの表面にフラックスが被覆されていてもよい。
はんだ中のフラックス含有量は、例えば1〜10質量%であり、フラックス中のロジン含有量は70〜95%である。一般に、ロジンは有機化合物であり炭素や酸素を含有することから、本発明では末端の官能基などに限定されることがない。
4.はんだ継手
また、本発明における「はんだ継手」とは電極の接続部をいい、本発明に係るはんだ合金で接続部が形成される。また、電極の材質としては、Cu、Ni、Alが挙げられ、Cu電極にNi/Auメッキが施された電極であってもよい。
また、本発明における「はんだ継手」とは電極の接続部をいい、本発明に係るはんだ合金で接続部が形成される。また、電極の材質としては、Cu、Ni、Alが挙げられ、Cu電極にNi/Auメッキが施された電極であってもよい。
5.はんだ付け方法
本発明のはんだ合金を用いたはんだ付け方法は、やに入りはんだを用いてはんだ鏝ではんだ付けを行うはんだ付け方法である。
本発明のはんだ合金を用いたはんだ付け方法は、やに入りはんだを用いてはんだ鏝ではんだ付けを行うはんだ付け方法である。
本発明で使用するやに入りはんだは前述フラックスとはんだ合金からなる。
やに入りはんだのはんだ合金は、質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、Sn:67.9%以上を含むはんだ合金とフラックスからなり、前述のはんだ合金の合金組成を有することが好ましい。フラックス成分は前述したとおりである。
やに入りはんだのはんだ合金は、質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、Sn:67.9%以上を含むはんだ合金とフラックスからなり、前述のはんだ合金の合金組成を有することが好ましい。フラックス成分は前述したとおりである。
本発明のはんだ付け方法は、所定の合金組成を有するはんだ合金を所定の温度に設定された鏝先に供給し、はんだ合金を加熱、溶融して電極などにはんだ付けを行う。例えば短時間でのはんだ付け回数が多い自動はんだ付け装置に適している。なお、本発明では、当然のことながら、はんだ鏝の鏝先温度ははんだ合金の溶融温度よりも高温に設定されている。このため、はんだ合金が溶融してやに入りはんだが対流することにより、Zrが酸化して十分な酸化ジルコニウムが生成し、その触媒作用により炭化を抑制することができるようになる。はんだ鏝の鏝先温度は、Zrの酸化により得られた酸化ジルコニウムの触媒作用を発揮させるため、240〜450℃とする必要があり、望ましくは350〜450℃である。加熱雰囲気は特に制限されず、酸化ジルコニウムによる触媒作用が発揮できれば特に限定されない。
このように、本発明のはんだ付け方法は、通常のはんだ鏝によるはんだ付けと比較して上記のはんだ鏝の温度範囲を満たすため、Zrの酸化を促進してフラックス成分の炭化を抑制することができる。
表1〜3に示すはんだ合金を作製した。これらのはんだ合金はいずれも溶融温度が350℃以下であることを確認した。このはんだ合金を用いて脂入りはんだを形成し、Fe食われと炭化について評価を行った。評価した結果を表1に示す。
<Fe食われ>
自動はんだ付け装置(JAPAN UNIX社製、UNIX−413S)を用いて、鏝先の温度は380℃とし、はんだ送りスピードは10mm/秒とし、はんだ送り量は1ショットで15mmとして大気中ではんだ付けを行い、10ショット毎に1回、鏝先にエアークリーニングを行いながら、鏝先のFe食われを評価した。使用した鏝は、JAPAN UNIX社製の型番がP2D−Rであり、鏝の芯であるCuの表面に膜厚が500μmのFeメッキが施されている。また、やに入りはんだは、はんだ中のフラックス含有量が3質量%であり、フラックス中のロジン含有量が90%のものを用いた。
自動はんだ付け装置(JAPAN UNIX社製、UNIX−413S)を用いて、鏝先の温度は380℃とし、はんだ送りスピードは10mm/秒とし、はんだ送り量は1ショットで15mmとして大気中ではんだ付けを行い、10ショット毎に1回、鏝先にエアークリーニングを行いながら、鏝先のFe食われを評価した。使用した鏝は、JAPAN UNIX社製の型番がP2D−Rであり、鏝の芯であるCuの表面に膜厚が500μmのFeメッキが施されている。また、やに入りはんだは、はんだ中のフラックス含有量が3質量%であり、フラックス中のロジン含有量が90%のものを用いた。
Fe食われの評価方法は、25000ショット時に、鏝先のFeメッキに穴が開き、芯材のCuが露出した状態を×とし、穴が開いていない状態を○とした。
<炭化>
自動はんだ付け装置(JAPAN UNIX社製、UNIX−413S)を用いて、鏝先の温度は380℃とし、はんだ送りスピードを10mm/秒とし、はんだ送り量は1ショットで15mmとしてはんだ付けを行い、10ショット毎に1回エアークリーニングを行いながら、鏝先の炭化を評価した。使用したやに入りはんだはFe食われの評価で用いたものである。
自動はんだ付け装置(JAPAN UNIX社製、UNIX−413S)を用いて、鏝先の温度は380℃とし、はんだ送りスピードを10mm/秒とし、はんだ送り量は1ショットで15mmとしてはんだ付けを行い、10ショット毎に1回エアークリーニングを行いながら、鏝先の炭化を評価した。使用したやに入りはんだはFe食われの評価で用いたものである。
炭化の評価方法は、10000ショット時に、鏝先のFeメッキ部分に炭化物が付着した状態を×とし、炭化物が付着していない状態を○とした。鏝先のFeメッキ部分に炭化物が付着すると、はんだとの接触面積が小さくなり、はんだ付け性が悪くなる。
なお、表1〜3では、Fe食われ及び炭化の評価において、評価ができなかった場合には「−」とした。
表1〜3に示すように、実施例1〜91では、いずれも、Fe食われの評価が○であり、且つ、炭化の評価も○であった。
一方、Fe含有量が少ない比較例1および6は、25000ショット時点でFe食われが発生し、鏝の芯であるCuが露出していた。また、Feを含有しない比較例5については10000ショット時点でFe食われが発生したため、炭化の評価を行わなかった。
Fe含有量が多い比較例2および7では、はんだ合金の溶融温度が高くなり過ぎてしまい、鏝先の設定温度を上げなければならず、電子部品の耐熱温度の観点から好ましくない。従って、やに入りはんだとしての最低限の性能を有さないため、Fe食われ及び炭化の評価を行わなかった。
Zrを含有しない比較例3および8では、Fe含有量が適切であるためFe食われが発生しなかったものの、Zrを含有しないために炭化を抑制することができなかった。
Zr含有量が多い比較例4および9では、Zr化合物が異常析出し、はんだ合金の溶融温度が高くなり過ぎてしまい、鏝先の設定温度を上げなければならず、上記と同様の理由で、Fe食われ及び炭化の評価を行わなかった。
Fe及びZrを含有せず、Coを含有する比較例10では、Fe食われの問題は解決できても、炭化物の付着が見られた。尚、Sn−Ag−Cuはんだ合金にCoを含有する比較例10は、Sn−Ag−Cuはんだ合金にFeを含有する比較例8よりも多量の炭化物が付着した。
また、本実施例のSn−Fe−Zr系はんだ合金について3元図を用いて詳述する。図1は、Sn−Fe−Zrはんだ合金の3元図を示す。図1中、底辺はSn含有量(質量%)、左辺はZr含有量(質量%)、右辺はFe含有量(質量%)であり、「○」は実施例1〜3、および実施例5〜6を示し、「×」は比較例1〜4を示し、網模様の領域は本発明の組成域を示す。図1から明らかなように、FeおよびZrが本発明の範囲内の合金組成では、いずれもFe食われ及び炭化を抑制することができることがわかる。特に、Zrの含有量が0.001%の実施例3においても、十分な炭化抑制効果を発揮できることが明らかになった。一方、本発明の範囲外の合金組成では両者を同時に満たすことができなかった。これは、本発明の任意元素を含有する合金組成においても同様のことが言える。
Claims (11)
- 質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、残部がSnからなる合金組成を有することを特徴とする、炭化物の鏝先への付着が抑制されたFe食われ防止用はんだ合金。
- 前記合金組成は、更に、Cu:0.1〜4%を含有する、請求項1に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
- 前記合金組成は、更に、Sb:5〜20%、Ag:4%以下、およびBi:3%以下の1種以上を含有する、請求項1または2に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
- 前記合金組成は、更に、Ni:0.3%以下、およびCo:0.2%以下の1種以上を含有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
- 前記合金組成は、更に、質量%で、P:0.1%以下、Ge:0.1%以下、およびGa:0.1%以下の1種以上を含有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するやに入りはんだ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有する線はんだ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するやに入り線はんだ。
- はんだの表面がフラックスで被覆されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載のフラックス被覆はんだ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のFe食われ防止用はんだ合金を有するはんだ継手。
- やに入りはんだを用いてはんだ鏝ではんだ付けを行うはんだ付け方法であって、
前記やに入りはんだは、質量%で、Fe:0.02〜0.1%、Zr:0%超え0.2%以下、Sn:67.9%以上を含むはんだ合金とフラックスからなり、
前記はんだ合金の溶融温度は350℃以下であり、
前記はんだ鏝で前記やに入りはんだを240℃〜450℃の温度域まで加熱して前記はんだ合金中のZrを酸化させて酸化ジルコニウムとし、
前記酸化ジルコニウムの触媒作用により前記フラックス成分の炭化を抑制して前記はんだ鏝の鏝先にフラックスの炭化物の付着を抑制するはんだ付け方法。
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