JP2019139385A - 構造物設計装置、構造物設計プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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本発明の一実施形態について図1〜図10に基づいて説明すると、以下の通りである。
区間列表記法の特徴として1つの値を複数の形式で表現できることが挙げられる。
{10,2@300,10}
また、表記例2では、区間を数値に展開した形式で表記しており、4つの区間の寸法が、左端より、10,300,300,10であることを表している。
{10,300,300,10}
また、表記例3では、最後の寸法値の次に│を記載することで区間の区切位置を表記しており、各区間の区切位置が、左端を基準として、0,10,310,610,620であることを表している。
{0,10,310,610,620│}
このように、区間列表記法は多様な表現形式を備えている。これにより、各区間長を所望の形式で表現することができる。
{10,2@300,10}={>│10,2@300,10}
={0,10,310,610,620│}…(1)
また、表記例2では、位置表記部に記載された「<>│」によって中央合わせを表記している。<>の間に数値がないのは0(原点)を表しており、0は省略可能である。表記例2は、さらに区間に展開すると、(2)に示すように表される。
{<>│10,2@300,10}
={−310,−300,0,300,310│}…(2)
また、表記例3では、位置表記部に記載された「<│」によって右端合わせを表記している。表記例3は、さらに区切位置で表記すると、(3)に示すように表される。表記例3は、(4)に示すように、右端からの距離0を記載することも可能である。
{<│10,2@300,10}
={−620,−610,−310,−10,0│}…(3)
={<0│10,2@300,10}…(4)
また、表記例4では、右端からの指定位置100に合わせることを表記している。表記例4は、さらに区切位置で表記すると、(5)に示すように表される。
{<100│10,2@300,10}
={−520,−510,−210,90,100│}…(5)
このように、位置指定機能は、区間列の全長における位置を簡潔に表記することができる。
3000{,2400,}={300,2400,300}
また、表記例2では、1つの「,」によって2つの区間の存在を表記しており、全長と、2つの区間のうちの右側の区間の長さが既知である。表記例2は、(3000−2400)/(2−1)=600を演算して、左側の区間に600を補完することを意味している。
3000{,2400}={600,2400}
また、表記例3では、4つの「,」によって5つの区間の存在を表記しており、全長と、5つの区間のうちの左端から2番目の区間および右端から2番目の区間の長さが既知である。表記例3は、(3000−1200−1200)/(5−2)=200を演算して、左側、中央および右端のそれぞれの区間に200を補完することを意味している。
3000{,1200,,1200,}
={200,1200,200,1200,200}
また、表記例4は、全長および各区間の長さが既知であり、全長を各区間長で除算した商の値である12を区間数として補完することを意味している。この場合、全長を各区間長で割り切れるので、区間数を特定することができる。
3000{@250}={12@250}
また、表記例5では、全長および各区間の長さが既知であるが、全長を各区間長で割り切れないので、区間数を特定することができず、構文の誤りとなる。
3000{@1200}
また、表記例6では、2つの「,」によって両端の区間の存在を表記しており、全長が既知であり、かつ、両端の間の複数の各区間の長さが既知である。表記例6は、全長を各区間長で除算した商の値である2を区間数として補完すること、および除算の余りを両端の区間に2等分した300を補完することを意味している。
3000{,@1200,}={300,2@1200,300}
このように、同値補完機能は、既知の値を用いた補完計算に利用することができる。設計処理部72は、この補完計算を行う。
{<>│2@1000}^{<>│200}
={<>|200,800,200,800,200}
={−1100,−900,−100,100,900,1100│}
また、表記例2は、{<>│2@1000}で表される2つの区間{1000,1000}を、500の長さを有する5つの区間に分割することを意味している。
{<>│2@1000}^{@500}={<>│5@500}
このように、演算機能は、基準の区間長から左右に離れた位置に区切位置を増やす演算を行うことができる。設計処理部72は、この演算機能を実現する。
全ての水平材を50mmずらす場合、設計処理部72は、図4に示すように、各水平材の位置を一括してずらす。この位置をずらす処理は、区間列表記法にしたがって次のように表される。
ベントでは、ベント柱や水平材のように直交方向に長さの異なる部材を組み合わせてベントを構成する。また、ベントで使用される部材の寸法(長さ、幅等)が予め決まっており、ボルト孔のピッチ(例えば100mm)も決まっている。このため、部材の芯が中心位置に一致するように部材配置すると、ボルト孔のピッチが中心位置に対して50mmだけずれることがある。組み合わせる部材がそのずれに合う場合と合わない場合とがあるので、合わない場合は、50mmずらす必要がある。
これにより、高さ方向に、5000mmのベント柱が2本、2000mmのベント柱が1本、500mmのベント柱が2本、250mmのベント柱が1本配分される。
設計処理部72は、下記の演算を行うことにより、{<>│2@4500}で表される2つの区間を区切る3つの区切位置に中央を合わせる、{<>│2000}で表される3つの区間を設ける。
これにより、図6に示すように、2つの区間は区切り位置が左右にシフトした6つの区切位置が設けられる。この区間および区切位置は次のように表される。
={−5500,−3500,−1000,1000,3500,5500|}
したがって、設計処理部72は、3つの区切位置から左右に1000mm離れた位置にベント柱配置位置を決定する。
次に、設計処理部72は、次の演算を行うことにより、ボルト孔の100mmピッチに合致するように、次に示す変換処理を行うことにより、主桁ピッチDwを100mm単位の値に変換する。
={<>│5500,3@5700,5800}
そして、設計処理部72は、次の演算を行うことにより、桁ごと2000mmの間隔でベント柱の配置位置を決定する。
={<>│2000,3500,2000,3700,2000,3700,2000,3700,2000,3800,2000}
このようにして、1つの主桁に対して2つのベント柱を配置する位置が決定される。
Dbc={<>│2000,2400,2000}
Hbc={−13813│2@5000,2000,500}
設計処理部72は、ベント柱の配置位置と高さ配分とが定まると、ベント頂部より、サンドル架台、上段頂部梁、下段頂部梁、水平材、基礎梁、ベント梯子と、斜材などの他の部材の配置も決定する。
ベント自動モデリング装置10は、ベント設計部7および3Dモデリング部8の各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータによって構成されている。このコンピュータは、1つ以上のプロセッサを備えているとともに、上記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
72 設計処理部(演算部)
81 引当部(モデル化部)
Claims (7)
- 複数の部材を組み合わせることにより構築される構造物を設計する構造物設計装置であって、
前記部材の配置を決定するための基礎となる基礎情報に基づいて演算を行うことにより、前記部材の配置を決定する部材配置情報を得る演算部を備え、
前記基礎情報および前記部材配置情報の少なくとも一方は、隣接した複数の区間の長さと、各区間の位置とを含み、各区間の長さおよび位置が予め定められた複数の形式のいずれか1つで列記されることを特徴とする構造物設計装置。 - 前記基礎情報は、前記演算部が行う演算の内容を規定していることを特徴とする請求項1に記載の構造物設計装置。
- 前記部材配置情報で規定される各区間および各区間の位置に、予め用意されている複数種の前記部材のモデルから各区間に適応する前記モデルを引き当てて配置することにより前記構造物をモデル化するモデル化部をさらに備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の構造物設計装置。
- 前記構造物が、同一機能を有し、かつ寸法が異なる複数の部材を少なくとも1つの機能について含む部材群から選択された部材を組み合わせて構築される架設構造物であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の構造物設計装置。
- 前記構造物がベントであることを特徴とする請求項4に記載の構造物設計装置。
- 請求項1から5のいずれか1項に記載の構造物設計装置としてコンピュータを機能させるための構造物設計プログラムであって、各部としてコンピュータを機能させるための構造物設計プログラム。
- 請求項6に記載の構造物設計プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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