JP2019139075A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体装置の性能を向上させることのできる半導体装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】絶縁層CL上に、半導体層SL1を形成し、半導体層SL1の上面および側面を覆うように、絶縁膜IF1を形成する。次に、少なくとも半導体層SL1の上面の一部が露出するように、絶縁膜IF1に開口部OP1を形成する。次に、開口部OP1内において、半導体層SL1に直接接するように、エピタキシャル層EP1を形成する。半導体層SL1およびエピタキシャル層EP1は、それぞれ、光導波路WO1の一部を構成する。【選択図】図5

Description

本発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、例えば、光デバイスを有する半導体装置およびその製造方法に好適に利用できるものである。
近年、シリコンフォトニクス技術が開発されている。このシリコンフォトニクス技術は、半導体基板上に、シリコンなどを材料とした光信号用の伝送線路を形成し、この光信号用の伝送線路により形成される種々の光デバイスと電子デバイスとを集積することにより、光通信用モジュールとしての半導体装置を実現する技術である。このような半導体装置の中には、光信号用の伝送線路として、半導体基板上に絶縁層を介して形成された半導体層からなる光導波路と、絶縁層上に光導波路を覆うように形成された絶縁膜と、を有するものがある。このとき、光導波路は、コア層として機能し、絶縁層および絶縁膜は、クラッド層として機能する。
特許文献1には、光方向性結合器の光導波路において、光導波路を構成する半導体層の側面のラインエッジラフネス(LER:Line Edge Roughness)を、光導波路の特定箇所で変化させる技術が開示されている。
特許文献2には、フォトレジスト膜をマスクとしてドライエッチング処理を行うことで、半導体層を選択的にパターニングして、光導波路を形成する技術が開示されている。
特開2016−45294号公報 特開2017−181849号公報
光導波路を有する光デバイスでは、光導波路を構成する半導体層を加工する工程において、加工面の粗さ(ラフネス)が増加する問題がある。また、リブ構造のコア層では、光導波路の形状を所望の形状に加工することが難しい。これらの問題から、光導波路における伝播損失の劣化などの光学特性の悪化が発生する。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される実施の形態のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
一実施の形態である半導体装置の製造方法は、基板と、基板上に形成された絶縁層と、絶縁層上に形成された第1半導体層と、を準備する工程と、第1半導体層を選択的にパターニングすることで、第2半導体層を形成する工程と、第2半導体層の上面および側面を覆うように、第1絶縁膜を形成する工程と、を有する。また、半導体装置の製造方法は、少なくとも第2半導体層の上面の一部が露出するように、第1絶縁膜に第1開口部を形成する工程と、第1開口部内において、第2半導体層に直接接するように、第3半導体層を形成する工程を有する。ここで、第2半導体層および第3半導体層は、それぞれ、第1光導波路の一部を構成する。
一実施の形態によれば、半導体装置の性能を向上させることができる。
実施の形態1の半導体装置の要部平面図である。 実施の形態1の半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図2に続く製造工程を示す断面図である。 図3に続く製造工程を示す断面図である。 図4に続く製造工程を示す断面図である。 図5に続く製造工程を示す断面図である。 図6に続く製造工程を示す断面図である。 実施の形態1の変形例の半導体装置の要部平面図である。 実施の形態2の半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図9に続く製造工程を示す断面図である。 図10に続く製造工程を示す断面図である。 図11に続く製造工程を示す断面図である。 図12に続く製造工程を示す断面図である。 図13に続く製造工程を示す断面図である。 実施の形態3の半導体装置の要部平面図である。 実施の形態3の半導体装置の要部断面図である。 検討例の半導体装置の製造工程を示す要部断面図である。 図17に続く製造工程を示す断面図である。 図18に続く製造工程を示す断面図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明などの関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数など(個数、数値、量、範囲などを含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合などを除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップなども含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合などを除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素などの形状、位置関係などに言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合などを除き、実質的にその形状などに近似または類似するものなどを含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、断面図および平面図において、各部位の大きさは実デバイスと対応するものではなく、図面を分かりやすくするため、特定の部位を相対的に大きく表示する場合がある。また、断面図が平面図と対応する場合においても、図面を分かりやすくするため、特定の部位を相対的に大きく表示する場合がある。
また、実施の形態で用いる図面においては、図面を見易くするためにハッチングを省略する場合もある。
また、本実施の形態において、p型の半導体とは、ボロン(B)または二フッ化ボロン(BF)などの不純物が導入された半導体を意味し、n型の半導体とは、ヒ素(As)またはリン(P)などの不純物が導入された半導体を意味する。また、本実施の形態において、i型の半導体とは、真性半導体、若しくは、1×1015/cm未満の不純物濃度を有するp型またはn型の半導体を意味する。
(実施の形態1)
本実施の形態の半導体装置は、シリコンフォトニクス技術に関連し、例えば、光信号の伝送線路である光導波路と、電気信号を光信号に変換する光変調部と、光信号を電気信号に変換する光電変換部とを有する。ここで、本実施の形態の半導体装置の特徴は、光導波路にあるため、以下では、主に、光導波路の構造および製造方法についての説明を行い、光電変換部および光変調部など、他の構造については、詳しい説明を省略する。光電変換部および光変調部などについては、例えば、シリコンフォトニクス技術において採用されている公知の構成を適用することができる。
図1は、光導波路の要部平面図を示している。本実施の形態では、それぞれ独立した光導波路として設けられた、3つの光導波路WO1〜WO3を有する半導体装置を例示する。なお、本実施の形態では、3つの光導波路WO1〜WO3の全てを有する半導体装置に限定されず、これらのうち少なくとも1つを有する半導体装置にも適用できる。
図1では、コア層として機能する光導波路WO1〜WO3のみが示され、クラッド層として機能する絶縁層CL、絶縁膜IF1および絶縁膜IF2については、図示を省略している。
図1に示されるように、本実施の形態では、光導波路WO1〜WO3が、Y方向に延在している場合を例示している。光導波路WO1〜WO3は、内部を通る光の進行方向を規定する。すなわち、光導波路WO1〜WO3は、内部を通る光の進行方向、または、光路に沿って延在する。光導波路WO1〜WO3は、クラッド層(絶縁層CL、絶縁膜IF1および絶縁膜IF2)により覆われている。光導波路WO1〜WO3の屈折率は、絶縁層CL、絶縁膜IF1及び絶縁膜IF2の屈折率より大きい。
光導波路WO1は、半導体層SL1とエピタキシャル層(半導体層)EP1とを有するリブ構造の光導波路である。ここで、リブ構造とは、コア層の一部に突起部を有する構造であり、断面形状が凸形状の構造である。本実施の形態では、エピタキシャル層EP1がコア層の上層部である突起部を構成しており、少なくとも半導体層SL1の上面の一部上に位置している。また、半導体層SL1が、コア層の下層部を構成している。そして、半導体層SL1とエピタキシャル層EP1とは一体化している。また、半導体層SL1およびエピタキシャル層EP1は、Y方向(光導波路の長さ方向かつ延在方向)に延在しており、X方向(光導波路の幅方向)において、エピタキシャル層EP1の幅は、半導体層SL1の幅よりも小さい。本実施の形態では、光導波路WO1の下面は、絶縁層CLにより覆われている。光導波路WO1(半導体層SL1およびエピタキシャル層EP1)の側面と、半導体層SL1の上面とは、絶縁膜IF1により覆われている。エピタキシャル層EP1の上面は、絶縁膜IF2により覆われている。
光導波路WO2は、半導体層SL2とエピタキシャル層(半導体層)EP2とを有する光導波路であり、半導体層SL2の上面および側面が、エピタキシャル層EP2に覆われた構造の光導波路である。すなわち、エピタキシャル層EP2がコア層の上層部を構成し、半導体層SL2がコア層の下層部を構成している。そして、半導体層SL2とエピタキシャル層EP2とは一体化している。また、半導体層SL2およびエピタキシャル層EP2は、Y方向に延在しており、X方向において、エピタキシャル層EP2の幅は、半導体層SL2の幅よりも大きい。また、絶縁層CLの上面から光導波路WO2の上面までの高さは、絶縁層CLの上面から光導波路WO1の突起部の上面までの高さと、ほぼ同じである。本実施の形態では、光導波路WO2の下面は、絶縁層CLにより覆われている。光導波路WO2の側面および上面は、絶縁膜IF1により覆われている。
光導波路WO3は、半導体層SL3を有する光導波路である。半導体層SL3は、Y方向に延在している。また、絶縁層CLの上面から光導波路WO3の上面までの高さは、絶縁層CLの上面から光導波路WO1の突起部の上面までの高さ、および、絶縁層CLの上面から光導波路WO2の上面までの高さよりも低い。本実施の形態では、光導波路WO3の下面は、絶縁層CLにより覆われている。光導波路WO3の側面および上面は、絶縁膜IF1により覆われている。また、絶縁層CLの上面から光導波路WO3の上面までの高さは、絶縁層CLの上面から光導波路WO1の半導体層SL1の上面までの高さと同等である。
以下に、図1のA−A線、B−B線およびC−C線に沿った各々の断面構造を、図2〜図7を用いて説明する。図2〜図7は、本実施の形態の半導体装置の製造方法を説明するための断面図であり、A−A断面は光導波路WO1が形成される領域であり、B−B断面は光導波路WO2が形成される領域であり、C−C断面は光導波路WO3が形成される領域である。
まず、図2に示されるように、支持基板である半導体基板(基板)SBと、半導体基板SB上に形成された絶縁層CLと、絶縁層CLを介して半導体基板SB上に形成された半導体層SLと、を有するSOI(Silicon on Insulator)基板を準備する。
半導体基板SBは、例えば面方位が(100)であり、抵抗率が5〜50Ωcm程度であるp型のシリコン(Si)単結晶基板からなる。ただし、支持基板は、シリコン単結晶基板に限定されるものではなく、例えば、SOS(Silicon on Sapphire)基板のように、支持基板として機能する絶縁層(サファイア)上に半導体層を設けた2層構造の基板であってもよい。絶縁層CLは、例えば酸化シリコンからなる。半導体層SLは、例えば面方位が(100)、抵抗率が5〜50Ωcm程度のi型のシリコン単結晶基板が薄化されたものである。絶縁層CLの厚さは、光導波路WO1〜WO3の外部に染み出しながら光導波路WO1〜WO3内部を進行する光の染み出し距離より大きいことが好ましい。絶縁層CLの厚さは、例えば1〜3μm程度であり、2〜3μm程度であることが好ましい。半導体層SLの厚さは、例えば120〜280nm程度であり、150〜200nm程度であることが好ましい。
このようなSOI基板を準備する工程の一例を以下に説明する。SOI基板は、例えば、貼り合わせ法により形成することができる。貼り合わせ法では、シリコンからなる第1半導体基板の表面を酸化することで絶縁層CLを形成した後、その絶縁層CLに、シリコンからなる第2半導体基板を高温下で圧着することにより貼り合わせる。その後、第2半導体基板を薄膜化する。この場合、絶縁層CL上に残存する第2半導体基板の薄膜が半導体層SLとなり、絶縁層CL下の第1半導体基板が半導体基板SBとなる。
次に、半導体層SLを選択的に覆うように、半導体層SL上にレジストパターンRP1を形成する。
図3は、半導体層SL1〜SL3の形成工程を示している。
まず、レジストパターンRP1(図2参照)をマスクとして、ドライエッチング処理を行うことで、半導体層SLを選択的に除去する。このドライエッチング処理は、例えばハロゲンガスを用いたプラズマエッチングにより行われる。これにより、図3に示されるように、半導体層SLが選択的にパターニングされ、半導体層SL1〜SL3が形成される。また、後で説明するが、半導体層SL1は光導波路WO1の一部を構成し、半導体層SL2は光導波路WO2の一部を構成し、半導体層SL3は光導波路WO3を構成する。
半導体層SL1〜SL3の幅は、それぞれ300〜500nm程度である。ここで説明する半導体層SL1〜SL3の幅とは、図1に示されるように、平面視において、光導波路WO1〜WO3の各々が延在するY方向と直交するX方向の長さである。
その後、レジストパターンRP1をアッシング処理などにより除去する。このアッシング処理は、例えば酸素プラズマによる処理である。
なお、図示はしないが、この工程によって、半導体層SLが選択的にパターニングされ、光変調部の一部、および、光電変換部の一部を構成する各半導体層も形成される。その後、これらの半導体層には、イオン注入によって、p型またはn型の不純物が導入される。
図4は、絶縁膜IF1、開口部OP1および開口部OP2の形成工程を示している。
まず、半導体層SL1〜SL3上に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法の一種であるLPCVD(Low Pressure CVD)法によって、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜IF1を形成する。絶縁膜IF1は、エピタキシャル層を形成すべきでない領域を覆い、エピタキシャル層の形成位置を規定する膜である。絶縁膜IF1の厚さは、上記目的を達成できればよく、例えば、150〜300nm程度である。次に、フォトリソグラフィ法およびドライエッチング処理を用いて、絶縁膜IF1を選択的にパターニングすることで、絶縁膜IF1に開口部OP1および開口部OP2を形成する。これにより、開口部OP1内において、半導体層SL1の上面の一部が露出し、開口部OP2内において、半導体層SL2の上面および側面が露出する。言い換えれば、半導体層SL1の側面と、半導体層SL3の上面および側面とが、絶縁膜IF1によって覆われ、半導体層SL1の上面の一部と、半導体層SL2の上面および側面とが、絶縁膜IF1から露出する。
図5は、エピタキシャル層(半導体層)EP1およびエピタキシャル層(半導体層)EP2の形成工程を示している。
まず、絶縁膜IF1から露出している半導体層SL1の一部、および、半導体層SL2に対して、エピタキシャル成長を行うことで、例えばシリコン(Si)からなるエピタキシャル層を形成する。すなわち、半導体層SL1の上面の一部上にエピタキシャル層EP1が形成され、半導体層SL2の上面上および側面上にエピタキシャル層EP2が形成される。また、半導体層SL3の上面および側面は、絶縁膜IF1で覆われているため、半導体層SL3の上面上および側面上には、エピタキシャル層が形成されない。
また、半導体層SL1の上面からエピタキシャル層EP1の上面までの厚さ、および、半導体層SL2の上面からエピタキシャル層EP2の上面までの厚さは、それぞれ80〜120nm程度である。
このようにして、半導体層SL1およびエピタキシャル層EP1を有する光導波路WO1と、半導体層SL2およびエピタキシャル層EP2を有する光導波路WO2とが形成される。ここで、リブ構造である光導波路WO1の突起部は、エピタキシャル層EP1によって構成される。
また、エピタキシャル層EP1は、半導体層SL1と同じ材料で構成され、エピタキシャル層EP2は、半導体層SL2と同じ材料で構成されている。このため、エピタキシャル層EP1は、半導体層SL1と直接接するように形成され、半導体層SL1と一体化し、エピタキシャル層EP2は、半導体層SL2と直接接するように形成され、半導体層SL2と一体化する。
これらの材料は、本実施の形態ではシリコンであるが、互いに同じ材料であればゲルマニウム(Ge)またはシリコンゲルマニウム(SiGe)など、他の半導体材料を用いてもよい。このように、上層のエピタキシャル層EP1、EP2が、下層の半導体層SL1、SL2と同じ材料で構成されていれば、光導波路WO1内および光導波路WO2内を伝播する光の減衰を抑制することができる。例えば、エピタキシャル層EP1と、半導体層SL1とが別々の材料で構成されていると、光導波路WO1内で光の屈折率が変化し、光導波路WO1内を伝播する光が減衰する恐れがある。
また、エピタキシャル層EP1は、半導体層SL1と同じ導電型で構成され、エピタキシャル層EP2は、半導体層SL2と同じ導電型で構成されている。本実施の形態では、これらの導電型はi型である。このため、光導波路WO1内および光導波路WO2内を伝播する光の減衰を抑制することができる。
本実施の形態においては、半導体層SL1〜SL3の上面は(100)面であるが、半導体層SL1〜SL3の側面は(100)面よりも高指数面である。なお、本実施の形態では、結晶学の視点から、(100)面は、(001)面および(010)面と等価な結晶面として扱う。
一般的に、(100)面では、その他の高指数面よりも、エピタキシャル成長の核となるシリコン原子を捕獲しやすい部位が多く、エピタキシャル成長における成長速度が速い。このため、半導体層SL1および半導体層SL2の各々の上面に形成されるエピタキシャル層の成長速度は、半導体層SL2の側面に形成されるエピタキシャル層の成長速度よりも早くなる。従って、例えば、半導体層SL2の側面上に形成されるエピタキシャル層EP2の厚さは、半導体層SL2の上面上に形成されるエピタキシャル層EP2の厚さよりも薄くなる。
図1のB−B断面に示されるように、エピタキシャル層EP2(図5)は、開口部OP2内において、絶縁膜IF1と接しないように形成されている。すなわち、光導波路WO2の幅は、開口部OP2の幅よりも小さい。仮に、開口部OP2の幅が小さすぎる場合には、エピタキシャル層EP2は、途中までは開口部OP2の側面である絶縁膜IF1に沿って形成され、その後、エピタキシャル層EP2は、開口部OP2の外部の絶縁膜IF1の上面に沿って形成されることになる。
本実施の形態のエピタキシャル成長では、以下に示す主原料ガスと、HClガスと、Hガスとを有する混合ガスが用いられる。HClガスは、主に、エピタキシャル成長における選択性を確保するために用いられ、Hガスは、主に、混合ガス雰囲気中にできるだけ水分または酸素を含まないようにするために用いられる。本実施の形態では、主原料ガスとして、SiClガス、Siガス、SiHガス、SiHClガスまたはSiClガスが用いられる。このような混合ガスを用いたエピタキシャル成長では、シリコンの成長中に、Clによるエッチング作用が働くので、エピタキシャル層の形状がファセット構造となる。ここで、「ファセット構造」とは、断面視において、テーパ形状を意味し、特に、急な傾きの傾斜面から構成される端部形状を意味する。すなわち、エピタキシャル層がファセット構造を有する場合、エピタキシャル層の高さ方向に沿う断面において、エピタキシャル層の中心部の高さは、エピタキシャル層の周辺部の高さより大きい。
また、上記混合ガスにおいて、Si元素が多い方が低温での成長が可能であり、Cl元素が多い方が高温での成長が可能である。これらの条件は、所望のエピタキシャル層の厚さ、または、所望のファセット構造の形状などによって、適宜、変更可能である。エピタキシャル成長工程における上記支持基板の熱処理の温度は、例えば、650〜700℃程度である。
本実施の形態のエピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の各々の上面は、ファセット構造を有する。具体的には、図5に示されるように、エピタキシャル層EP1上面は、中央部に(100)面である結晶面S1aと、端部に(311)面または(111)面である結晶面S1bとを有する。エピタキシャル層EP2は、中央部に(100)面である結晶面S2aと、端部に(311)面または(111)面である結晶面S2bとを有する。
ここで、数学的に、(100)面を水平方向とした時、(100)面と(311)面とが成す最小角度は約25度であり、(100)面と(111)面とが成す最小角度は約55度である。
このため、本実施の形態では、光導波路WO1が延在する方向と垂直な断面において、結晶面S1aと結晶面S1bとが成す角度は、鈍角であり、約155度または約125度である。また、光導波路WO2が延在する方向と垂直な断面において、結晶面S2aと結晶面S2bとが成す角度は、鈍角であり、約155度または約125度である。
言い換えれば、光導波路WO1が延在する方向と垂直な断面において、光導波路WO1の突出部の上部の角部は鈍角であるため、上記断面において、絶縁層CLの上面から光導波路WO1の上面(エピタキシャル層EP1の上面)までの高さは、光導波路WO1の中央部に比べて、光導波路WO1の端部の方が低くなっている。また、光導波路WO2が延在する方向と垂直な断面において、光導波路WO2の上部の角部は鈍角であるため、上記断面において、絶縁層CLの上面から光導波路WO2の上面(エピタキシャル層EP2の上面)までの高さは、光導波路WO2の中央部に比べて、光導波路WO2の端部の方が低くなっている。
このように、光導波路WO1および光導波路WO2において、各々の上部に鈍角の角部を設けることで、光の伝播損失を小さくすることができる。理想的には、光導波路WO1および光導波路WO2の形状を円形状とすることが、光の伝播損失を最も小さくできるが、光導波路WO1および光導波路WO2に上記の鈍角の角度を設けることによっても、ある程度、その効果が期待できる。
以下に、図5に続く製造工程を、図6を用いて説明する。図6は、絶縁膜IF2の形成工程を示している。
まず、エピタキシャル層EP1上、エピタキシャル層EP2上および絶縁膜IF1上に、例えばSACVD(Sub Atmospheric CVD)法を用いて、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜IF2を形成する。この絶縁膜IF2は、具体的には、オゾン(O)−TEOS(TEtraethOxySilane)膜である。
ここで、図5において、エピタキシャル層EP2は、開口部OP2の側面である絶縁膜IF1に接しないように形成されていた。従って、エピタキシャル層EP2と絶縁膜IF1との間には、隙間が形成されていた。上記隙間を絶縁膜IF2によって埋め込むため、図6の工程では、図4の絶縁膜IF1形成工程で使用したLPCVD法よりも、埋め込み性の高いSACVD法を採用している。
しかしながら、O−TEOS膜は、例えば絶縁膜IF1のような酸化シリコン膜よりも、緻密性が低い膜である。従って、その緻密性を高めるために、絶縁膜IF2の形成工程後に、650〜850℃程度の熱処理工程を実施する。この熱処理工程により、絶縁膜IF2の緻密性を高めることができる。
図7は、絶縁膜IF2の研磨工程を示している。
図6で説明した熱処理工程後に、例えばCMP(Chemical Mechanical Polishing)法によって、絶縁膜IF2を研磨することで、絶縁膜IF2の上面を平坦化する。
その後、図示は省略するが、絶縁膜IF2上に、アルミニウム等を主体とする配線層、および、層間絶縁膜などを複数形成することで、本実施の形態の半導体装置が製造される。
<検討例について>
以下に、図17〜図19を用いて、本願発明者が検討した検討例の半導体装置およびその製造方法を説明する。
検討例の半導体装置は、3種類の光導波路WOa1〜WOa3を有する。これらの光導波路WOa1〜WOa3は、それぞれ、本実施の形態の光導波路WO1〜WO3と類似した構造となっている。
光導波路WOa1は、半導体層SLa1の一部に突起部が形成されたリブ構造の光導波路である。光導波路WOa2は、相対的に厚さの大きい半導体層SLa2からなる光導波路である。光導波路WOa3は、相対的に厚さの小さい半導体層SLa3からなる光導波路である。
図17〜図19は、検討例の半導体装置の製造方法の一部を示している。また、各図に示されるA−A断面、B−B断面およびC−C断面は、本実施の形態と同様の箇所を示している。
まず、図17に示されるように、支持基板である半導体基板SBと、半導体基板SB上に形成された絶縁層CLと、絶縁層CLを介して半導体基板SB上に形成された半導体層SLaと、を有するSOI基板を準備する。検討例の半導体層SLaの厚さは、本実施の形態の半導体層SLの厚さよりも厚く、例えば200〜400nm程度である。
次に、半導体層SLaを選択的に覆うように、半導体層SLa上にレジストパターンRP2を形成する。
次に、図18に示されるように、レジストパターンRP2をマスクとして、ドライエッチング処理を行うことで、レジストパターンRP2に覆われていない半導体層SLaの高さを低くする。その後、レジストパターンRP2をアッシング処理などによって除去する。
次に、図19に示されるように、半導体層SLa上にレジストパターンRP3を形成する。次に、レジストパターンRP3をマスクとして、ドライエッチング処理を行うことで、半導体層SLaを選択的に除去する。これにより、半導体層SLaが、半導体層SLa1〜SLa3にパターニングされ、半導体層SLa1〜SLa3は、それぞれ光導波路WOa1〜WOa3となる。その後、レジストパターンRP3をアッシング処理などによって除去する。
以下に、検討例の半導体装置の問題点を説明する。
まず、図17に示されるように、検討例の半導体層SLaの厚さは、本実施の形態の半導体層SLの厚さよりも大きい。このため、図18に示されるように、リブ構造の光導波路WOa1、および、相対的に厚さの小さい光導波路WOa3を形成するため、半導体層SLaに対して1回目のドライエッチング処理を行う必要がある。
ここで、図18のレジストパターンRP2は、図1に示されるA−A断面の突起部のような幅の狭いパターンと、B−B断面のような幅の広いパターンとを含む。ドライエッチング処理では被加工膜のパターン依存性の問題があり、この状態でドライエッチング処理を行うと、例えば、B−B断面の半導体層SLa2は所望の形状に加工されるが、A−A断面の突起部では、サブトレンチSTRが形成される問題がある。サブトレンチSTRが形成された箇所は、光が乱反射し易い箇所となる。また、同一ウェハ面内において、ドライエッチング処理される半導体層SLaの処理後の厚さがばらつき易いという問題もある。これらの問題は、同一ウェハに形成される複数の半導体チップにおいて、各々の光学特性にばらつきが生じるということになる。
次に、図18および図19に示されるように、検討例では、2度のドライエッチング処理と、2度のアッシング処理とを行う必要がある。これらのドライエッチング処理は、例えばハロゲンガスを用いたプラズマエッチングにより行われ、これらのアッシング処理は、例えば酸素プラズマを用いたエッチングにより行われる。このため、各光導波路WOa1〜WOa3の上面および側面のラフネス(粗さ)が増加する問題がある。
光導波路WOa1のうち、半導体層SLa1の上面は、1度のドライエッチング処理および2度のアッシング処理に晒され、半導体層SLa1の側面は、1度のドライエッチング処理および1度のアッシング処理に晒される。
また、光導波路WOa1のうち、突起部を構成する半導体層SLa1の上面は、2度のアッシング処理に晒され、突起部を構成する半導体層SLa1の側面は、1度のドライエッチング処理および2度のアッシング処理に晒される。
光導波路WOa2では、半導体層SLa2の上面は、2度のアッシング処理に晒され、半導体層SLa2の側面は、1度のドライエッチング処理および1度のアッシング処理に晒される。
光導波路WOa3では、半導体層SLa3の上面は、1度のドライエッチング処理および2度のアッシング処理に晒され、半導体層SLa3の側面は、1度のドライエッチング処理および2度のアッシング処理に晒される。
光導波路WOa1〜WOa3の上面および側面は、光の反射が行われる箇所であるため、各面のラフネスが増加するということは、光の乱反射が発生し易くなり、光の伝播損失が増加することになる。
ここで、ラフネスとは、ラインエッジラフネス(LER)を意味する。例えば、各光導波路WOa1〜WOa3の側面のラフネスは、測長SEM(CD-SEM:Critical Dimension-Scanning Electron Microscope)によって得られる平面画像において、図1のX方向における各光導波路WOa1〜WOa3の幅を、Y方向で5nm毎に50点測定した時、それらの幅のばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される。すなわち、側面のラフネスとは、ある対象物の幅のばらつきである。
そして、各光導波路WOa1〜WOa3の上面のラフネスは、測長SEMによって得られる断面画像において、各光導波路WOa1〜WOa3の厚さを、Y方向で5nm毎に50点測定した時、それらの厚さのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される。すなわち、上面のラフネスとは、ある対象物の厚さのばらつきである。
また、測長SEMによって得られる画像に代えて、3D−AFM(3D-Atomic Force Microscope)によって得られる画像を用いてもよい。また、表面粗さは、粗さの平均値の2乗の値であるRqで表すことができる。
以上のように、検討例の半導体装置では、光の伝播損失が増加し易いので、半導体装置の性能を十分に向上させることが困難であった。
<本実施の形態の半導体装置の主な特徴について>
本実施の形態の半導体装置では、図3に示されるように、ドライエッチング処理によって、半導体層SLを半導体層SL1〜SL3にパターニングし、その後、レジストパターンRP1をアッシング処理で除去している。このため、半導体層SL1〜SL3の側面は、1度のドライエッチング処理および1度のアッシング処理に晒され、半導体層SL1〜SL3の上面は、1度のアッシング処理に晒されることになる。しかし、その後は、図5に示されるように、エピタキシャル成長によって、光導波路WO1および光導波路WO3の一部を形成している。このため、本実施の形態の光導波路WO1〜WO3は、検討例の光導波路WOa1〜WOa3よりも、ラフネスの増加を抑制することができる。
本実施の形態のラフネスの定義は、検討例で説明したラフネスの定義とほぼ同じであり、ラインエッジラフネス(LER)を意味する。例えば、各光導波路WO1〜WO3の側面のラフネスは、測長SEMによって得られる平面画像において、図1のX方向における各光導波路WO1〜WO3の幅を、Y方向で5nm毎に50点測定した時、それらの幅のばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される。そして、各光導波路WO1〜WO3の上面のラフネスは、測長SEMによって得られる断面画像において、各光導波路WO1〜WO3の厚さを、Y方向で5nm毎に50点測定した時、それらの厚さのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される。
また、本実施の形態では、各光導波路WO1〜WO3の上面のラフネスおよび側面のラフネスに、3σの値を用いたが、2σの値を用いてもよい。しかし、これらのラフネスは、2σの値に入る確率が約96%であり、3σの値に入る確率が約99.7%であることを考慮すると、これらのラフネスには、3σの値を用いることが好ましい。
また、測長SEMによって得られる画像に代えて、3D−AFMによって得られる画像を用いてもよい。また、表面粗さは、粗さの平均値の2乗の値であるRqで表すことができる。
ここで、光導波路WO1のうち、半導体層SL1の上面は、1度のアッシング処理に晒され、半導体層SL1の側面は、1度のドライエッチング処理および1度のアッシング処理に晒される。従って、半導体層SL1の上面におけるラフネスは、検討例と比較して、小さい。
また、光導波路WO1のうち、突起部を構成するエピタキシャル層EP1は、ドライエッチング処理およびアッシング処理に晒されること無く形成されている。従って、エピタキシャル層EP1の上面および側面は、半導体層SL1の上面および側面よりも、更にラフネスが小さい。すなわち、光導波路WO1の突起部の上面および側面におけるラフネスは、検討例と比較して、更に小さい。
光導波路WO2では、半導体層SL2の上面および側面を覆うように、エピタキシャル層EP2が形成されている。従って、半導体層SL2の上面および側面が、ドライエッチング処理およびアッシング処理に晒されていても、光導波路WO2は、これらの処理によるラフネスの増加の影響を受けない。すなわち、光導波路WO1〜WO3のうち、光導波路WO2は、ラフネスの増加が最も抑制された構造である。光導波路WO2の表面(上面および側面)のラフネスは、光導波路WO1の半導体層SL1の上面および側面のラフネスより小さい。また、光導波路WO2の表面(上面および側面)のラフネスは、光導波路WO3の表面(上面および側面)のラフネスより小さい。
光導波路WO3では、半導体層SL3の上面は、1度のアッシング処理に晒され、半導体層SL3の側面は、1度のドライエッチング処理および1度のアッシング処理に晒される。従って、半導体層SL3の上面および側面におけるラフネスは、検討例と比較して、小さい。また、ドライエッチング処理は、アッシング処理に比べてラフネスが増加する。このため、半導体層SL3の上面のラフネスは、半導体層SL3の側面におけるラフネスよりも小さくなっている。
以上のように、本実施の形態の光導波路WO1〜WO3の各々は、検討例の光導波路WOa1〜WOa3の各々と比較して、ラフネスの増加を抑制することができる。従って、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、検討例の半導体装置では、図18に示されるように、半導体層SLaにドライエッチング処理を施して、半導体層SLaの厚さを薄くする必要があった。このため、同一ウェハ面内において、ドライエッチング処理後の半導体層SLaの厚さがばらつき易いという問題、および、突起部においてサブトレンチSTRが発生し易いという問題があった。
これに対して、本実施の形態の半導体装置では、半導体層SLの厚さが最初から薄い状態で製造されるため、半導体層SLの厚さを薄くする工程を行う必要が無い。従って、本実施の形態の半導体装置では、同一ウェハ面内において、半導体層SLの厚さの均一性が良く、サブトレンチSTRが発生することも無い。このため、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態の図5で説明したように、光導波路WO1および光導波路WO2において、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2をファセット構造とすることができる。このため、光導波路WO1および光導波路WO2の上部に、鈍角の角部を設けることができるので、光の伝播損失を更に小さくすることができる。
(実施の形態1の変形例)
以下に、実施の形態1の変形例の半導体装置を、本変形例の要部平面図である図8を用いて説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
実施の形態1では、3つの光導波路WO1〜WO3は、それぞれ別の光導波路であり、互いに独立した光導波路として設けられていた。
これに対して、本変形例では、光導波路WO1〜WO3は、1つの光導波路WO4のうち互いに異なる箇所の構造となっている。例えば、図8に示されるように、1つの光導波路WO4では、B−B断面で示される光導波路WO2が形成される箇所と、C−C断面で示される光導波路WO3が形成される箇所と、が接続しており、光導波路WO4は、これらの箇所が一体となった構造である。
このように、光導波路WO4の断面構造は、必ずしも1種類である必要はなく、求められる製品要求に沿って、複数種類の断面構造に変更することができる。
また、本変形例では、複数種類の断面構造として、光導波路WO2(B−B断面)と光導波路WO3(C−C断面)の2種類を例示したが、本変形例の主旨はこれに限られない。例えば、複数種類の断面構造として、光導波路WO1と光導波路WO2とを組み合わせた構造、光導波路WO1と光導波路WO3とを組み合わせた構造、または、光導波路WO1〜光導波路WO3を組み合わせた構造を採用することも可能である。
(実施の形態2)
以下に、実施の形態2の半導体装置とその製造方法を、図9〜図14を用いて説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
実施の形態1では、図5で説明したように、開口部OP1内および開口部OP2内に、それぞれエピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2を形成していたが、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の各々の厚さおよび形状は、エピタキシャル成長法の条件を適宜変更することで、調整していた。
これに対して、実施の形態2では、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の各々の厚さおよび形状は、主に、絶縁膜IF4の厚さと、絶縁膜IF3および絶縁膜IF4に形成される開口部OP1および開口部OP2の各々の幅(大きさ)によって、調整される。
図9は、実施の形態1の図3に続く製造工程を示しており、絶縁膜IF3および絶縁膜IF4の形成工程を示している。絶縁層CL上には、半導体層SLが選択的にパターニングされ、半導体層SL1〜SL3が形成されている。
まず、半導体層SL1〜SL3上および絶縁層CL上に、例えばLPCVD(Low Pressure CVD)法によって、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜IF3を形成する。絶縁膜IF3の厚さは、50〜100nm程度である。次に、絶縁膜IF3上に、例えばSACVD法によって、例えばO−TEOS膜である絶縁膜IF4を形成する。絶縁膜IF4の厚さは、300〜500nm程度である。その後、絶縁膜IF4の緻密性を高めるために、650〜850℃程度の熱処理工程を実施する。
ここで、絶縁膜IF3の厚さと、絶縁膜IF4の厚さとの合計が、少なくとも半導体層SL1〜SL3の各々の厚さよりも大きくなるようにする。
図10は、絶縁膜IF4の研磨工程を示している。
例えばCMP法によって、絶縁膜IF4を研磨することで、絶縁膜IF4の上面を平坦化する。ここで、研磨後の絶縁膜IF4の上面の位置は、半導体層SL1〜SL3の各々の上面の位置よりも、高い位置となるように、研磨される絶縁膜IF4の厚さが調整されている。
図11は、開口部OP1および開口部OP2の形成工程を示している。
フォトリソグラフィ法およびドライエッチング処理を用いて、絶縁膜IF4および絶縁膜IF3を選択的に順次除去することで、絶縁膜IF4および絶縁膜IF3に、開口部OP1および開口部OP2を形成する。開口部OP1は、半導体層SL1の上面の一部を露出するように形成され、開口部OP2は、半導体層SL2の上面および側面を露出するように形成される。すなわち、開口部OP2内において、半導体層SL2が、絶縁膜IF3および絶縁膜IF4と接しないように、開口部OP2が形成される。
図12は、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の形成工程を示している。
実施の形態1のエピタキシャル成長法と同様の手法によって、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2を形成する。ただし、実施の形態2においては、エピタキシャル層EP1は、開口部OP1内を埋め込み、且つ、開口部OP1外の絶縁膜IF4上に至るように形成される。また、実施の形態2においては、エピタキシャル層EP2は、絶縁膜IF4と接し、開口部OP2内を埋め込み、且つ、開口部OP2外の絶縁膜IF4上に至るように形成される。例えば、実施の形態1のエピタキシャル成長法と比較して、ガスの供給量を多くしたり、熱処理の温度を高くしたりすることによって、エピタキシャル層EP2が、絶縁膜IF4と接し、かつ開口部OP2外の絶縁膜IF4上に至るように、エピタキシャル層EP2を形成し易くなる。
図13は、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の研磨工程を示している。
例えばCMP法によって、開口部OP1外に形成されているエピタキシャル層EP1、および、開口部OP2外に形成されているエピタキシャル層EP2を除去する。これにより、エピタキシャル層EP1および半導体層SL1を有する光導波路WO1が形成され、エピタキシャル層EP2および半導体層SL2を有する光導波路WO2が形成される。また、開口部OP1内に埋め込まれたエピタキシャル層EP1の上面、開口部OP2内に埋め込まれたエピタキシャル層EP2の上面、および、絶縁膜IF4の上面は、それぞれ、ほぼ同じ高さとなる。
図14は、絶縁膜IF5の形成工程を示している。
エピタキシャル層EP1上、エピタキシャル層EP2上および絶縁膜IF4上に、例えばLPCVD法を用いて、例えば酸化シリコンからなる絶縁膜IF5を形成する。実施の形態2では、絶縁膜IF3〜IF5および絶縁層CLが、クラッド層として機能する。絶縁膜IF3〜IF5の合計膜厚は、光導波路WO1〜WO3内部を進行する光の染み出し距離より大きいことが好ましい。絶縁膜IF3〜IF5の合計膜厚は、例えば1〜3μm程度であり、2〜3μm程度であることが好ましい。
その後、図示は省略するが、絶縁膜IF5上に、アルミニウム等を主体とする配線層、および、層間絶縁膜などを複数形成することで、実施の形態2の半導体装置が製造される。
以上のように、実施の形態2では、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2を、それぞれ、開口部OP1内および開口部OP2内を埋め込むように、開口部OP1外および開口部OP2外まで成長させている。そして、その後、開口部OP1外のエピタキシャル層EP1、および、開口部OP2外のエピタキシャル層EP2を、CMP法による研磨工程によって除去している。
このため、エピタキシャル層EP1およびエピタキシャル層EP2の各々の厚さは、絶縁膜IF4の厚さに依存し、絶縁膜IF4の上面の位置によって決定される。また、光導波路WO1の突起部を構成するエピタキシャル層EP1の幅は、開口部OP1の幅によって決定され、光導波路WO2自体の幅となるエピタキシャル層EP2の幅は、開口部OP2の幅によって決定される。
すなわち、実施の形態2では、光導波路WO1および光導波路WO2の高さおよび形状を、エピタキシャル成長法によって制御する必要が無い。また、CMP法による研磨工程を使用するため、同一ウェハ面内における光導波路WO1および光導波路WO2の高さのばらつきが小さい。従って、半導体装置の信頼性を向上させることができる。
なお、実施の形態2に開示した技術は、実施の形態1の変形例にも適用することができる。
また、本実施の形態では、絶縁膜IF3および絶縁膜IF4を形成する場合について説明したが、絶縁膜IF3および絶縁膜IF4の合計膜厚に相当する膜厚を有する1つの絶縁膜を形成してもよい。
(実施の形態3)
以下に、実施の形態3の半導体装置を、図15および図16を用いて説明する。なお、以下の説明では、実施の形態1との相違点を主に説明する。
実施の形態1では、半導体層SL1およびエピタキシャル層EP1を、リブ構造の光導波路WO1に適用していた。
実施の形態3では、これらの技術思想を、クレーティングカプラ(Grating Coupler)GCに適用した例について説明する。
実施の形態3におけるグレーティングカプラGCは、光導波路の1種であり、光導波路を伝搬する光に、外部から入射するレーザ光を結合したり、光導波路を伝搬する光を外部へ出射する領域である。グレーティングカプラGCを伝搬する光は、光導波路面に、伝搬方向に沿って設けられた凹部および凸部により、周期的屈折率変調(導波路グレーティング)が行われ、ある特定の方向に回析放射される。また、グレーティングカプラGCは、例えば実施の形態1の光導波路WO1〜WO3に接続されている。ここでは、グレーティングカプラGCが、光導波路WO3に接続されている場合で説明する。
図15は、グレーティングカプラGCの要部平面図であり、図16は、図15のD−D線に沿った断面図である。また、図15では、実施の形態1の図1と同様に、クラッド層として機能する絶縁層CL、絶縁膜IF1および絶縁膜IF2については、図示を省略している。
グレーティングカプラGCは、主に、半導体層SL4と、半導体層SL4に一体化した突起部である複数のエピタキシャル層EP1とから構成される。複数のエピタキシャル層EP1は、半導体層SL4の幅方向に沿うように延在し、且つ、互いに並列している。半導体層SL4は、半導体層SLがパターニングされた層であり、実施の形態1の図3の工程において、半導体層SL1〜SL3などと共に形成される。
上述のように、グレーティングカプラGCは、光導波路WO3と接続されているので、半導体層SL4は、半導体層SL3と一体化しているが、ここでは、両者を区別して説明する。このため、図16では、半導体層SL4と半導体層SL3との境界を破線で示している。なお、半導体層SL4も、半導体層SL1〜SL3と同様に、i型の導電型を有する。
図15に示されるように、平面視において、グレーティングカプラGCの突起部を構成するエピタキシャル層EP1は、X方向に延在するように形成されており、複数のエピタキシャル層EP1が、Y方向に隣接して形成されている。このため、グレーティングカプラGCは、凹部である半導体層SL4と、凸部(突起部)であるエピタキシャル層EP1とが、交互に配置されて構成されている。
実施の形態1と異なり、グレーティングカプラGCが形成される領域の絶縁膜IF1には、複数の開口部OP1が形成されており、この複数の開口部OP1の各々の内部に、グレーティングカプラGCの突起部を構成するエピタキシャル層EP1が形成されている。断面視において、実施の形態3のグレーティングカプラGCのエピタキシャル層EP1と、実施の形態1の光導波路WO1のエピタキシャル層EP1とは、各々の幅が異なること以外は、基本的に同じ構造である。具体的には、実施の形態3のグレーティングカプラGCのエピタキシャル層EP1の各々の幅は、実施の形態1の光導波路WO1のエピタキシャル層EP1の幅よりも小さい。また、グレーティングカプラGCのエピタキシャル層EP1は、光導波路WO1のエピタキシャル層EP1と同様の製造工程で形成される。
以上のように、実施の形態1の技術思想を、クレーティングカプラGCに適用することもできる。従って、グレーティングカプラGCにおいても、突起部にエピタキシャル層EP1を適用しているため、突起部の上面および側面のラフネスの増加を抑制することができる。よって、半導体装置の性能を向上させることができる。
また、クレーティングカプラGCのエピタキシャル層EP1の各々は、実施の形態2の技術を適用して形成されてもよく、CMP法によって、開口部OP1内に埋め込まれた構造としてもよい。
また、クレーティングカプラGCに接続する光導波路としては、上述の光導波路WO3の他に、実施の形態1の光導波路WO1または光導波路WO2、若しくは、実施の形態1の変形例の光導波路WO4を用いてもよい。また、これらの光導波路WO1〜WO4に、実施の形態2に開示した技術を適用してもよい。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
CL 絶縁層
EP1、EP2 エピタキシャル層(半導体層)
GC グレーティングカプラ
IF1〜IF5 絶縁膜
OP1、OP2 開口部
RP1〜PR3 レジストパターン
S1a、S1b、S2a、S2b 結晶面
SB 半導体基板(基板)
SL、SL1〜SL4、SLa、SLa1〜SLa3 半導体層
STR サブトレンチ
WO1〜WO4、WOa1〜WOa3 光導波路

Claims (20)

  1. (a)絶縁層と、前記絶縁層上に形成された第1半導体層と、を準備する工程、
    (b)前記第1半導体層を選択的にパターニングすることで、第2半導体層を形成する工程、
    (c)前記第2半導体層の上面および側面を覆うように、第1絶縁膜を形成する工程、
    (d)少なくとも前記第2半導体層の前記上面の一部が露出するように、前記第1絶縁膜に第1開口部を形成する工程、
    (e)前記第1開口部内において、前記第2半導体層に直接接するように、エピタキシャル成長法によって第3半導体層を形成する工程、
    を有し、
    前記第2半導体層および前記第3半導体層は、それぞれ、第1光導波路の一部を構成する、半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2半導体層は、前記第3半導体層と同じ材料からなり、
    前記第2半導体層に含まれる不純物の導電型は、前記第3半導体層に含まれる不純物の導電型と同じである、半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    平面視において、前記第2半導体層および前記第3半導体層は、第1方向に延在し、
    平面視において、前記第1方向と直交する第2方向における前記第3半導体層の幅は、前記第2方向における前記第2半導体層の幅よりも小さい、半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程において、前記第1開口部は、前記第2半導体層の前記上面および前記側面を露出するように形成され、
    前記(e)工程において、前記第3半導体層は、前記第2半導体層の前記上面および前記側面を覆うように形成される、半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(e)工程において、前記第3半導体層は、前記第1開口部内において、前記第1絶縁膜に接しないように形成される、半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(e)工程は、
    (e1)前記第1開口部内を埋め込み、且つ、前記第1開口部外の前記第1絶縁膜上に至るように、前記第3半導体層を形成する工程、
    (e2)前記(e1)工程後に、CMP法を用いることで、前記第1開口部外の前記第1絶縁膜上に形成されている前記第3半導体層を除去する工程、
    を有する、半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記絶縁層の上面から前記第3半導体層の上面までの高さは、前記第3半導体層の中央部より、前記第3半導体層の端部の方が低い、半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(d)工程において、互いに並列する複数の前記第1開口部が、前記第1絶縁膜に形成され、
    前記(e)工程において、複数の前記第3半導体層の各々が、前記複数の第1開口部の各々の内部に形成される、半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(b)工程では、前記第1半導体層を選択的にパターニングすることで、前記第2半導体層および第4半導体層を形成し、
    前記(c)工程では、前記第1絶縁膜を、前記第4半導体層の上面および側面も覆うように形成し、
    前記(e)工程では、前記第4半導体層の前記上面および前記側面は、前記第1絶縁膜によって覆われている、半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第4半導体層は、前記第1光導波路とは別の第2光導波路を構成する、半導体装置の製造方法。
  11. 請求項9に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第4半導体層は、前記第1光導波路の一部であり、前記第2半導体層および前記第3半導体層が形成されている箇所とは、別の箇所に形成される、半導体装置の製造方法。
  12. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された第1光導波路と、
    を有し、
    前記第1光導波路は、第1下層部と、少なくとも前記第1下層部の上面の一部上に位置し、且つ、前記第1下層部と一体化している第1上層部と、を含み、
    前記第1上層部の上面のラフネスまたは側面のラフネスは、前記第1下層部の側面のラフネスよりも小さい、半導体装置。
  13. 請求項12に記載の半導体装置において、
    前記第1上層部は、前記第1下層部と同じ材料からなり、
    前記第1上層部に含まれる不純物の導電型は、前記第1下層部に含まれる不純物の導電型と同じである、半導体装置。
  14. 請求項12に記載の半導体装置において、
    前記絶縁層の上面から前記第1上層部の前記上面までの高さは、前記第1上層部の中央部より、前記第1上層部の端部の方が低い、半導体装置。
  15. 請求項12に記載の半導体装置において、
    前記第1下層部上には、互いに並列する複数の前記第1上層部が形成されている、半導体装置。
  16. 請求項12に記載の半導体装置において、
    平面視において、前記第1上層部および前記第1下層部は、第1方向に延在し、
    前記第1上層部の前記上面のラフネスは、前記第1上層部の厚さを、前記第1方向で5nm毎に50点測定した時、それらのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義され、
    前記第1上層部の前記側面のラフネスは、前記第1方向と直交する第2方向における前記第1上層部の幅を、前記第1方向で5nm毎に50点測定した時、それらのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義され、
    前記第1下層部の前記側面のラフネスは、前記第2方向における前記第1下層部の幅を、前記第1方向で5nm毎に50点測定した時、それらのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される、半導体装置。
  17. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された第1光導波路と、
    を有し、
    前記第1光導波路の上面のラフネスは、前記第1光導波路の側面のラフネスよりも小さい、半導体装置。
  18. 請求項17に記載の半導体装置において、
    前記絶縁層上には、更に、第2光導波路が形成され、
    前記絶縁層の上面から前記第2光導波路の上面までの高さは、前記絶縁層の前記上面から前記第1光導波路の前記上面までの高さよりも高く、
    前記第2光導波路の前記上面および側面のラフネスは、それぞれ、前記第1光導波路の前記上面および前記側面のラフネスよりも小さい、半導体装置。
  19. 請求項18に記載の半導体装置において
    前記第2光導波路の上層部の角部を構成する互いに隣り合う2つの面のなす角度は、鈍角である、半導体装置。
  20. 請求項17に記載の半導体装置において、
    平面視において、前記第1光導波路は、第1方向に延在し、
    前記第1光導波路の前記上面のラフネスは、前記第1光導波路の厚さを、前記第1方向で5nm毎に50点測定した時、それらのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義され、
    前記第1光導波路の前記側面のラフネスは、前記第1方向と直交する第2方向における前記第1光導波路の幅を、前記第1方向で5nm毎に50点測定した時、それらのばらつきである標準偏差σを用いて、3σの値で定義される、半導体装置。
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