JP2020201386A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020201386A
JP2020201386A JP2019108133A JP2019108133A JP2020201386A JP 2020201386 A JP2020201386 A JP 2020201386A JP 2019108133 A JP2019108133 A JP 2019108133A JP 2019108133 A JP2019108133 A JP 2019108133A JP 2020201386 A JP2020201386 A JP 2020201386A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
optical waveguide
semiconductor device
locos
semiconductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019108133A
Other languages
English (en)
Inventor
飯田 哲也
Tetsuya Iida
哲也 飯田
中柴 康隆
Yasutaka Nakashiba
康隆 中柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2019108133A priority Critical patent/JP2020201386A/ja
Publication of JP2020201386A publication Critical patent/JP2020201386A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)

Abstract

【課題】光導波路を有する半導体装置の特性を向上させる。【解決手段】半導体装置は、絶縁層、光導波路およびLOCOS層を有する。光導波路は、絶縁層上に形成されている。LOCOS層は、絶縁層上に形成されており、かつ光導波路の幅方向において、光導波路を挟むように形成されている。【選択図】図2

Description

実施の形態は、半導体装置およびその製造方法に関し、例えば、光導波路を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
光通信技術として、シリコンフォトニクス技術が知られている。シリコンフォトニクス技術が採用された半導体装置は、例えば、光を伝達するための光導波路を有する(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の光導波路は、フォトレジストマスクを用いたドライエッチング法によって半導体層をパターニングすることによって形成される。これにより、所望のパターンを有する光導波路が形成され得る。
特開2017−181849号公報
しかしながら、光導波路がドライエッチング法によって形成される場合、光導波路のうち、エッチングされた側面はある程度粗くなる。これにより、光導波路内を伝搬する光は、粗い上記側面によって散乱される。結果として、光の伝搬損失が大きくなる。このように、従来の光導波路では、半導体装置の特性を高める観点から、改善の余地がある。
実施の形態の課題は、半導体装置の特性を高めることである。その他の課題および新規な特徴は、本明細書および図面の記載から明らかになる。
実施の形態に係る半導体装置は、絶縁層、光導波路およびLOCOS層を有する。光導波路は、絶縁層上に形成されている。LOCOS層は、絶縁層上に形成されており、かつ光導波路の幅方向において、光導波路を挟むように形成されている。
実施の形態に係る半導体装置の第1製造方法は、絶縁層および半導体層を有する半導体ウェハを準備する工程と、上記半導体層の一部を酸化させて、上記絶縁層上にLOCOS層を形成する工程と、を含む。上記半導体層のうち、上記LOCOS層で挟まれた部分は、光導波路を構成している。
実施の形態に係る半導体装置の第2製造方法は、絶縁層および半導体層を有する半導体ウェハを準備する工程と、上記半導体層の一部を酸化させて、第1LOCOS膜を形成する工程と、上記半導体層の一部を酸化させて、第2LOCOS膜を形成する工程と、を含む。上記半導体層のうち、上記第1LOCOS膜および上記第2LOCOS膜で挟まれた部分は、光変調部を構成している。
実施の形態によれば、半導体装置の特性を向上させることができる。
図1は、実施の形態に係る光電気混載装置の回路構成の一例を示すブロック図である。 図2は、実施の形態に係る半導体装置の要部断面図である。 図3は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図4は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図5は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図6は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図7は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図8は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図9は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図10は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図11は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図12は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図13は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図14は、実施の形態に係る半導体装置の製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。 図15は、実施の形態の変形例に係る半導体装置の要部断面図である。
以下、一実施の形態に係る半導体装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、明細書および図面において、同一の構成要件または対応する構成要件には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面では、説明の便宜上、構成を省略または簡略化している場合もある。
[光電気混載装置の回路構成]
図1は、本実施の形態に係る光電気混載装置LEの回路構成の一例を示すブロック図である。
図1に示されるように、光電気混載装置LEは、第1電子回路EC1、半導体装置SD、光源LSおよびICチップCPを有する。本実施の形態に係る半導体装置SDは、光導波路OW、光変調部OM、光出力部LO、光入力部LIおよび受光部ORを有する。ICチップCPは、第2電子回路EC2および第3電子回路EC3を有する。半導体装置SDの構成の詳細については、後述する。
第1電子回路EC1は、第2電子回路EC2および第3電子回路EC3をそれぞれ制御するための電気信号(制御信号)を出力する。また、第1電子回路EC1は、第3電子回路EC3から出力された電気信号を受信する。第1電子回路EC1は、第2電子回路EC2および第3電子回路EC3に電気的に接続されている。第1電子回路EC1は、例えば、制御回路および記憶回路を含む公知のCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field-Programmable gate array)によって構成されている。
光源LSは、光を出射する。光源LSの種類の例には、レーザダイオードが含まれる。光源LSからの出射光の波長は、当該出射光が光導波路OWの内部を透過できればよく、光導波路OWを構成する材料に応じて適宜設定され得る。たとえば、光源LSからの出射光のピーク波長は、1.0μm以上かつ1.6μm以下である。光源LSは、光導波路OWを介して光変調部OMに光学的に接続されている。
第2電子回路EC2は、光変調部OMの動作を制御するための電気信号(制御信号)を出力する。より具体的には、第2電子回路EC2は、第1電子回路EC1から受信した制御信号に基づいて、光変調部OMを制御する。第2電子回路EC2は、光変調部OMに電気的に接続されている。第2電子回路EC2は、例えば、制御回路を含む公知のトランシーバICによって構成されている。
光変調部OMは、第2電子回路EC2から受信した制御信号に基づいて、光源LSから出射された光の位相を変調する。光変調部OMは、当該制御信号に含まれる情報を含んだ光信号を生成する。光変調部OMの種類は、マッハツェンダ型光変調部である。光変調部OMは、電気制御型光変調部であってもよいし、電気制御および熱制御を併用した併用型光変調部であってもよい。光変調部OMは、光導波路OWを介して、光出力部LOに光学的に接続されている。
光出力部LOは、光変調部OMで変調された光信号を、半導体装置SDの外部に出力する。たとえば、光出力部LOは、光信号を外部の光ファイバに向けて出射する。光出力部LOの種類の例には、グレーティングカプラおよびスポットサイズコンバータが含まれる。
光入力部LIは、外部からの光を半導体装置SDの内部に入力する。たとえば、外部の光ファイバから出射された光信号を半導体装置SDの内部に入力する。光入力部LIの種類の例には、グレーティングカプラおよびスポットサイズコンバータが含まれる。光入力部LIは、光導波路OWを介して、受光部ORに光学的に接続されている。
受光部ORは、光入力部LIから受信した光信号に基づいて、電子正孔対を生成する。受光部ORは、光信号を電気信号に変換する。受光部ORは、光電変換特性を有していればよい。受光部ORの種類の例には、アバランシェフォトダイオード型受光部が含まれる。受光部PRは、第3電子回路EC3に電気的に接続されている。
第3電子回路EC3は、受光部ORから受信した電気信号を処理するとともに、処理された電気信号を第1電子回路EC1に出力する。より具体的には、第3電子回路EC3は、受光部ORから受信した電気信号を増幅し、第1電子回路EC1に出力する。第3電子回路EC3は、例えば、増幅回路を含む公知のレシーバICによって構成されている。
(光電気混載装置の動作)
次いで、本実施の形態に係る光電気混載装置LEの動作例について説明する。
まず、光電気混載装置LEの送信用部分について説明する。光源LSからの出射光は、光導波路OWを介して光変調部OMに到達する。第2電子回路EC2は、第1電子回路EC1から受信した制御信号に基づいて光変調部OMの動作を制御する。これにより、光変調部OMに到達した光が変調される。結果として、電気信号は、光信号に変換される。そして、当該光信号は、光導波路OWを介して光出力部LOに到達し、光出力部LOにおいて半導体装置SDの外部に出射される。半導体装置SDから出力された光信号は、光ファイバなどを介して他の半導体装置に導光される。
次いで、光電気混載装置LEの受信用部分について説明する。光ファイバなどを介して他の半導体装置から導光された光信号は、光入力部LIに到達する。当該光信号は、光入力部LIにおいて光導波路OWの内部に導かれる。上記光信号は、光導波路OWを介して受光部ORに到達し、電気信号に変換される。そして、当該電気信号は、第3電子回路EC3で処理された後、第1電子回路EC1に送信される。
(半導体装置の構成)
次いで、本実施の形態に係る半導体装置SDの構成について説明する。
図2は、半導体装置SDの要部断面図である。換言すると、図2は、半導体装置SDにおいて、光導波路OWの延在方向に直交し、かつ光導波路OWおよび光変調部OMを通る要部断面図である。
図2に示されるように、半導体装置SDは、基板SUB、絶縁層IL、光導波路OW、光変調部OM、LOCOS層LLおよび配線層WLを有する。配線層WLは、層間絶縁層IIL、第1プラグPL1および第2プラグPL2を有する。光変調部OMは、コア層(光導波路)CRL、一対のスラブ部SLB、誘電体層DLおよび導電層CLを有する。コア層CRLは、光導波路OWと同様の機能を有する。そこで、光導波路OWについてのみ説明し、コア層CRLについて重複した説明は行わない。
基板SUBは、絶縁層ILを介して光導波路OWおよび光変調部OMを支持する支持体である。基板SUBの種類の例には、シリコン基板が含まれる。当該シリコン基板は、例えば、ホウ素(B)およびリン(P)などの不純物を含むシリコン単結晶基板である。たとえば、当該シリコン基板の主面の面方位は(100)であり、当該シリコン基板の抵抗率は5Ω・cm以上かつ50Ω・cm以下である。基板SUBの厚さは、例えば、100μm以上かつ900μm以下である。
絶縁層ILは、基板SUB上に形成されている。絶縁層ILは、光導波路OWの内部を伝搬する光を、光導波路OWの内部に実質的に閉じ込めるためのクラッド層である。絶縁層ILの材料は、光導波路OWの材料の屈折率より小さい屈折率を有する。絶縁層ILの材料の例には、酸化シリコン(SiO)が含まれる。絶縁層ILの材料の屈折率は、例えば、1.46である。なお、本明細書における屈折率は、波長1.5μmの光に対する数値である。
絶縁層ILの厚さは、光導波路OWからの光の染み出し距離より大きいことが好ましい。半導体装置SDに加わる応力を低減させる観点と、半導体装置SDの製造時における静電チャックによる半導体ウェハの貼りつきを抑制する観点とから、絶縁層ILの厚さは、小さいことが好ましい。たとえば、絶縁層ILの厚さは、2μm以上かつ3μm以下である。
なお、絶縁層ILが支持体として機能する場合には、半導体装置SDは、基板SUBを有していなくてもよい。この場合、絶縁層ILは、例えば、サファイヤ基板である。
光導波路OWは、その内部を光が伝搬可能な経路である。光導波路OWは、絶縁層IL上に形成されている。光導波路OWは、絶縁層IL、LOCOS層LL、層間絶縁層IILにより、直接的または間接的に覆われている。実施の形態1では、光導波路OWの上面は、誘電体層DLと直接的に接している。光導波路の両側面は、LOCOS層LLと直接的に接している。光導波路OWの下面は、絶縁層ILと直接的に接している。
光導波路OWは、絶縁層IL、LOCOS層LL、誘電体層DLおよび導電層CLによって覆われている。絶縁層IL、LOCOS層LL、誘電体層DLおよび導電層CLは、光導波路OWの材料の屈折率より小さい屈折率を有する材料で構成されている。これにより、光は、光導波路OWの内部に実質的に閉じ込められた状態で、光導波路OWの内部を進行できる。ただし、当該光は、当該光の波長オーダ分、光導波路OWの外部に染み出しながら、光導波路OWの内部を進行する。
光導波路OWの延在方向に直交する断面における光導波路OWの断面形状は、光導波路OWの内部を光が伝搬できる形状であればよい。光導波路OWの側面は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。本実施の形態では、光導波路OWの側面は、平面である。光導波路OWの側面が曲面である場合、光導波路OWの側面の形状は、いわゆる、バーズビーク形状である(後述の図15参照)。
光導波路OWの幅および厚さ(高さ)は、光導波路OWの内部を光が適切に伝搬できる大きさであればよい。光導波路OWの幅および厚さは、光導波路OWの内部を通過する光の波長、および当該光のモードなどの条件に応じて適宜設定され得る。光導波路OWの幅は、例えば、300nm以上かつ500nm以下である。光導波路OWの厚さは、例えば、200nm以上かつ300nm以下である。
なお、光導波路OWの幅は、光導波路OWの両側面の間隔であり、光導波路OWの幅方向における、光導波路OWの上面の長さである。光導波路OWの厚さは、光導波路OWの下面と、光導波路OWの上面との間隔である。
光導波路OWの材料は、光導波路OWの内部を通る光に対して透明な半導体材料である。光導波路OWの材料の例には、シリコンおよびゲルマニウムが含まれる。光導波路OWの材料の結晶構造は、単結晶であってもよいし、多結晶であってもよい。光導波路OWの材料の屈折率は、例えば、3.5である。
実施の形態1に係る光変調部OMは、マッハツェンダ型光変調部である。すなわち、光変調部OMは、入力用光導波路と、当該入力用光導波路から分岐した一対の分岐導波路と、出力用光導波路と、を有する。図2は、本実施の形態に係る半導体装置SDの要部として、一対の分岐導波路のうちの一方の分岐導波路の近傍領域を示している。
光変調部OMは、コア層CRL、一対のスラブ部SLB、誘電体層DLおよび導電層CLを有する。
コア層CRLは、光変調部OMにおいて、その内部を光が伝搬可能な経路である。コア層CRLは、第1導電型を有する半導体層である。当該第1導電型は、n型であってもよいし、p型であってもよい。上記第1導電型がn型である場合、コア層CRLは、ヒ素(As)およびリン(P)などのn型不純物を含む。上記第1導電型がp型である場合、コア層CRLは、ホウ素(B)および二フッ化ボロン(BF)などのp型不純物を含む。コア層CRLの不純物濃度は、例えば、1×1017/cm以上である。
コア層CRLの延在方向に直交する断面におけるコア層CRLの断面形状は、光導波路OWの内部を光が伝搬できる形状であればよい。コア層CRLの側面は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。本実施の形態では、コア層CRLの側面は、平面である。コア層CRLの側面が曲面である場合、コア層CRLの側面の形状は、いわゆる、バーズビーク形状である。
コア層CRLの幅、高さおよび材料の例は、それぞれ光導波路OWの幅、高さおよび材料と同様である。
スラブ部SLBは、第1絶縁層IL上に形成されている。スラブ部SLBは、コア層CRLの幅方向において、コア層CRLと隣接するように第1絶縁層IL上に形成されている。スラブ部SLBは、コア層CRLと一体として形成されている。一対のスラブ部SLBは、コア層CRLを挟んで互いに対向している。
スラブ部SLBは、突出部PPを有する。突出部PPは、コア層CRLおよび突出部PPがLOCOS層LLの一部(第2LOCOS膜LL2)を挟むように形成されている。突出部PPは、スラブ部SLBと一体として形成されている。突出部PPおよびスラブ部SLBの厚さの合計は、コア層CRLの厚さと同程度である。スラブ部SLBが突出部PPを有することによって、第1プラグPL1の高さを小さくすることができる。
スラブ部SLB(突出部PP)の側面形状は、特に限定されない。スラブ部SLBの側面は、平面であってもよいし、曲面であってもよい。本実施の形態では、スラブ部SLBの側面は、平面である。スラブ部SLBの側面が曲面である場合、スラブ部SLBの側面の形状は、いわゆる、バーズビーク形状である。
スラブ部SLBの厚さは、コア層CRLの内部に光を適切に閉じ込める観点から、コア層CRLの厚さより小さいことが好ましい。スラブ部SLBの厚さは、100nm程度であることが好ましい。
スラブ部SLBの材料の例は、コア層CRLの材料と同様である。スラブ部SLBに含まれる不純物の種類の例も、コア層CRLに含まれる不純物の例と同様である。スラブ部SLBにおける電圧降下を抑制する観点と、第1プラグPL1およびスラブ部SLBの間でオーミック接合を形成する観点とから、スラブ部SLBの不純物濃度は、コア層CRLの不純物濃度より大きいことが好ましい。
誘電体層DLは、コア層CRLの上に形成されている。本実施の形態では、誘電体層DLは、光導波路OWおよび突出部PPの上にも形成されている。誘電体層DLは、コア層CRLおよび導電層CLを電気的に絶縁する。誘電体層DLの厚さは、当該機能を発揮できればよい。例えば、10nm以上かつ30nm以下である。誘電体層DLの材料は、例えば、酸化シリコン(SiO)である。
導電層CLは、誘電体層DLおよび第2LOCOS膜LL2上に亘って形成されている。導電層CLは、光変調部OMにおける電極を構成している。導電層CLの導電率は、例えば、300μΩcm以上かつ700μΩcm以下である。導電層CLの材料は、例えば、不純物を含むポリシリコンである。導電層CLに含まれる不純物は、ヒ素(As)およびリン(P)などのn型不純物と、ホウ素(B)および二フッ化ボロン(BF)などのp型不純物とを含む。導電層CLの不純物濃度は、例えば、1×1017/cm以上である。
導電層CLの厚さは、コア層CRLから染み出した光が、第2プラグPL2に到達し、散乱されることを抑制する観点から、大きいことが好ましい。たとえば、導電層CLの厚さは、350nm以上かつ450nm以下であることが好ましい。
導電層CLは、第2導電型を有する。当該第2導電型は、n型であってもよいし、p型であってもよい。すなわち、上記第1導電型および上記第2導電型は、互いに同じであってもよいし、異なっていてもよい。本実施の形態では、当該第2導電型は、n型である。導電層CLに含まれる不純物の例は、コア層CRLに含まれる不純物の例と同様である。導電層CLの不純物濃度は、1×1017/cm以上である。導電層CLの材料の例は、例えば、多結晶シリコンである。
導電層CLの幅は、コア層CRLの幅より大きいことが好ましい。これにより、平面視において、コア層CRLと重ならない位置に第2プラグPL2を形成することができる。プラズモン共鳴に起因して生じる光導波路OWから染み出た光の損失と、コンタクトリークの増大とを抑制することができる。なお、導電層CLの幅は、コア層CRLの幅方向における導電層CLの両側面の間隔である。
LOCOS層LLは、絶縁層IL上に形成されている。本実施の形態に係るLOCOS層LLは、第1LOCOS膜LL1および第2LOCOS膜LL2を有する。
第1LOCOS膜LL1は、光導波路OWの幅方向において、光導波路OWを挟むように形成されている。また、第1LOCOS膜LL1は、光変調部OMのコア層CRLの幅方向において、光変調部OMを挟むように形成されている。より具体的には、第1LOCOS膜LL1は、スラブ部SLBの側面と直接的に接している。
第1LOCOS膜LL1の厚さは、光導波路OWの高さと同程度である。第1LOCOS膜LL1の厚さは、例えば、200nm以上かつ300nm以下である。第1LOCOS膜LL1は、光導波路OWの内部を伝搬する光を、光導波路OWの内部に実質的に閉じ込めるためのクラッド層である。第1LOCOS膜LL1の材料は、光導波路OWの材料の屈折率より小さい屈折率を有する。第1LOCOS膜LL1の材料の例には、酸化シリコン(SiO)が含まれる。
第2LOCOS膜LL2は、コア層CRLの幅方向において、コア層CRLを挟むように形成されている。第2LOCOS膜LL2は、光導波路OWの側面と、スラブ部SLBの上面と、突出部PPの側面とに直接的に接している。
第2LOCOS膜LL2の上面と、誘電体層DLの上面との段差は、20nm以下であることが好ましい。これにより、LOCOS層LLの上面を平坦化処理することなく、導電層CLがLOCOS層LL上に適切に形成され得る。
第2LOCOS膜LL2の厚さは、第1LOCOS膜LL1の厚さより小さい。第2LOCOS膜LL2の厚さは、例えば、100nm以上かつ160nm以下である。第2LOCOS膜LL2は、コア層CRLの内部を伝搬する光を、コア層CRLの内部に実質的に閉じ込めるためのクラッド層である。第2LOCOS膜LL2の材料の例は、第1LOCOS膜LL1の材料と同様である。
配線層WLは、2つ以上の配線層により構成された層である。配線層WLは、LOCOS層LL上に形成されている。配線層WLは、層間絶縁層と、当該層間絶縁層内に形成された配線およびビア(「プラグ」ともいう)の一方または両方と、を有する層である。当該ビアは、互いに異なる層に形成された2つの配線を電気的に接続する導電体である。本実施の形態では、配線層WLは、層間絶縁層IIL、第1プラグPL1および第2プラグPL2を有する。
層間絶縁層IILは、導電層CLを覆うようにLOCOS層LL上に形成されている。層間絶縁層IILの材料は、例えば、酸化シリコン(SiO)が含まれる。層間絶縁層IILの厚さは、2μm程度であることがより好ましい。
第1プラグPL1は、スラブ部SLBの突出部PPに達するように、かつ層間絶縁層IILに形成された貫通孔を埋めるように形成されている。第1プラグPL1は、スラブ部SLBの突出部PPと電気的に接続されている。第1プラグPL1は、スラブ部SLBの突出部PPと、配線(不図示)とを互いに電気的に接続している。第1プラグPL1は、層間絶縁層IILの厚さ方向に沿って延在している。第1プラグPL1については、半導体技術においてプラグとして採用されている公知の構成が採用され得る。第1プラグPL1の材料の例には、タングステン(W)が含まれる。
第2プラグPL2は、導電層CLに達するように、かつ層間絶縁層IILに形成された貫通孔を埋めるように形成されている。第2プラグPL2は、導電層CLと電気的に接続されている。第2プラグPL2は、導電層CLおよび配線(不図示)を互いに電気的に接続している。第2プラグPL2は、層間絶縁層IILの厚さ方向に沿って延在している。第2プラグPL2は、平面視において、光導波路OWと異なる位置に形成されていることが好ましい。本実施の形態では、第2プラグPL2は、導電層CLのうち、第2LOCOS膜LL2上に位置する部分と接触している。
第2プラグPL2についても、半導体技術においてプラグとして採用されている公知の構成が採用され得る。第2プラグPL2の材料の例には、第1プラグPL1と同様である。
(半導体装置の製造方法)
次いで、本実施の形態に係る半導体装置SDの製造方法の一例について説明する。図3〜図14は、半導体装置SDの製造方法に含まれる工程の一例を示す要部断面図である。
本実施の形態に係る半導体装置SDの製造方法は、(1)半導体ウェハSWの準備工程、(2)誘電体層DLの形成工程、(3)マスクMKの形成工程、(4)マスクMKの第1パターニング工程、(5)第1凹部RP1の形成工程、(6)第1LOCOS膜LL1の形成工程、(7)マスクMKの第2パターニング工程、(8)第2凹部RP2の形成工程、(9)第2LOCOS膜LL2の形成工程、(10)導電層CLの形成工程、および(11)配線層WLの形成工程を含む。
(1)半導体ウェハSWの準備
まず、図3に示されるように、基板SUBと、基板SUB上に形成された第1絶縁層ILと、第1絶縁層IL上に形成された半導体層SLと、を有する半導体ウェハSWを準備する。
半導体ウェハSWは、製造されてもよいし、市販品として購入されてもよい。半導体ウェハSWは、例えば、SOI(Silicon On Insulator)基板である。SOI基板の製造方法としては、公知の製造方法から適宜選択され得る。SOI基板の製造方法の例には、SIMOX(Separation by Implantation of Oxygen)法およびスマートカット法が含まれる。
基板SUBおよび不純物の材料の例は、前述の通りである。半導体層SLの材料の例には、シリコンおよびゲルマニウムが含まれる。半導体層SLの材料の結晶構造は、単結晶であってもよいし、多結晶であってもよい。
(2)誘電体層DLの形成
次いで、図4に示されるように、半導体層SLの上に誘電体層DLを形成する。誘電体層DLの形成方法の例には、CVD法および熱酸化法が含まれる。
(3)マスクMKの形成
次いで、図5に示されるように、誘電体層DLの上にマスクMKを形成する。マスクMKの形成方法は、例えば、CVD法が含まれる。マスクMKの材料および厚さは、マスクとしての機能を有していればよい。マスクMKの材料は、例えば、窒化シリコン(SiN)である。マスクMKの厚さは、例えば、50nmである。
(4)マスクMKの第1パターニング
次いで、図6に示されるように、マスクMKをパターニングする。マスクMKは、例えば、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって行われ得る。本工程では、マスクMKのうち、光導波路OWおよび光変調部OMが形成されるべき領域上に位置する部分が残るように、マスクMKをパターニングする。
(5)第1凹部RP1の形成
次いで、図7に示されるように、半導体層SLの上面に第1凹部RP1を形成する。具体的には、マスクMKをエッチングマスクとして用いて、半導体層SLの上面のうち、マスクMKから露出する部分に第1凹部RP1を形成する。第1凹部RP1の形成方法は、例えば、エッチング法である。
第1凹部RP1の深さは、光導波路OWおよび光変調部OMの形状に応じて適宜調整され得る。たとえば、第1凹部RP1の深さは、半導体層SLの厚さの30%以上かつ半導体層SLの厚さの40%以下であることが好ましく、半導体層SLの厚さの約34%であることがより好ましい。
(6)第1LOCOS膜LL1の形成
次いで、図8に示されるように、マスクMKを選択マスクとして用いて、第1LOCOS膜LL1を形成する。具体的には、半導体層SLのうち、マスクMKから露出し、かつ第1凹部RP1内に露出する部分を酸化させて、第1LOCOS膜LL1を形成する。
(7)マスクMKの第2パターニング
次いで、図9に示されるように、マスクMKをパターニングする。マスクMKは、例えば、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって行われ得る。本工程では、マスクMKのうち、光導波路OWと、光変調部OMにおけるコア層CRLおよび突出部PPとが形成されるべき領域上に位置する部分が残るように、マスクMKをパターニングする。結果として、マスクMKには、互いに離間し、かつ導電層DLの一部を露出する第1貫通部PP1および第2貫通部PP2が形成される。
(8)第2凹部RP2の形成
次いで、図10に示されるように、半導体層SLの上面に第2凹部RP2を形成する。具体的には、マスクMKをエッチングマスクとして用いて、半導体層SLの上面のうち、マスクMKから露出する部分に第2凹部RP2を形成する。本実施の形態では、半導体層SLの上面のうち、マスクMKの第1貫通部PP1および第2貫通部PP2内に露出する部分に第2凹部RP2を第1形成する。第2凹部RP2の形成方法は、例えば、エッチング法である。
第2凹部RP2の深さは、光変調部OMの形状に応じて適宜調整され得る。たとえば、第2凹部RP2の深さは、半導体層SLの厚さの15%以上かつ半導体層SLの厚さの20%以下であることが好ましく、半導体層SLの厚さの約17%であることがより好ましい。
(9)第2LOCOS膜LL2の形成
次いで、図11に示されるように、マスクMKを選択マスクとして用いて、第2LOCOS膜LL2を形成する。具体的には、半導体層SLのうち、第2凹部RP2内に露出する部分を酸化させて、第2LOCOS膜LL2を形成する。これにより、第1LOCOS膜LL1および第2LOCOS膜LL2を有するLOCOS層LLが形成される。なお、マスクMKは、例えば、ドライエッチング法およびウェットエッチング法などによって除去され得る。
(10)導電層CLの形成
次いで、図12に示されるように、誘電体層DLおよび第2LOCOS膜LL2の上に導電層CLを形成する。導電層CLは、誘電体層DLおよび第2LOCOS膜LL2の上に導電膜を形成した後、当該導電膜を所望の形状にパターニングすることによって、形成され得る。上記導電膜の形成方法は、例えば、スパッタリング法である。上記導電膜は、フォトリソグラフィ技術およびエッチング技術によって、パターニングされ得る。
(11)配線層WLの形成
次いで、配線層WLをLOCOS層LL上に形成する。配線層WLの形成工程は、層間絶縁層IILの形成工程と、第1プラグPL1および第2プラグPL2の形成工程とを含む。
まず、図13に示されるように、導電層CLを覆うように、層間絶縁層IILをLOCOS層LLおよび誘電体層DLの上に形成する。層間絶縁層IILの形成方法は、例えば、CVD法である。なお、層間絶縁層IILの上面は、例えば、CMP法によって平坦化処理されてもよい。
次いで、図14に示されるように、第1プラグPL1および第2プラグPL2を形成する。具体的には、層間絶縁層IILを貫通し、スラブ部SLBの突出部PPに達する貫通孔を形成した後に、当該貫通孔を埋めるように導電膜を形成することによって、第1プラグPL1が形成され得る。また、層間絶縁層IILを貫通し、導電層CLに達する貫通孔を形成した後に、当該貫通孔を埋めるように導電膜を形成することによって、第2プラグPL2が形成され得る。第1プラグPL1および第2プラグPL2は、共通の工程で同じタイミングで形成され得る。第1プラグPL1および第2プラグPL2の形成方法は、特に限定されず、公知の方法から適宜選択され得る。
最後に、半導体ウェハSWをダイシングすることによって、個片化された複数の半導体装置SDが得られる。
以上の製造方法により、本実施の形態に係る半導体装置SDが製造され得る。なお、本実施の形態に係る半導体装置SDの製造方法は、必要に応じて、他の工程をさらに含んでいてもよい。たとえば、他の工程の例には、光源としてのレーザダイオードの配置工程、グレーティングカプラの形成工程、スポットサイズコンバータの形成工程、および受光部の形成工程が含まれる。当該他の工程は、シリコンフォトニクス技術において公知の形成方法から適宜採用され得る。
また、第1LOCOS膜LL1の形成工程と、第2LOCOS膜LL2の形成工程とは、いわゆるSWAMI法により行われてもよい(例えば、米国特許第5976950号明細書参照)。この場合、第1LOCOS膜LL1の形成工程の前に、第1凹部RP1の側面を覆うマスクが形成される。また、第2LOCOS膜LL2の形成工程の前に、第2凹部RP2の側面を覆うマスクが形成される。上記マスクは、例えば、窒化シリコン(SiN)である。これにより、光導波路OWの側面の曲率が、より一層低減される。すなわち、光導波路OWの端部の丸みが抑制される。結果として、意図しないモードの光が生じることを抑制でき、シングルモードの光の維持特性が高くなる。
(LOCOS層LLの役割)
ここで、本実施の形態に係る半導体装置SDにおけるLOCOS層LLの役割について説明する。
光導波路OWの側面は、LOCOS層LLの第1LOCOS膜LL1によって覆われている。光変調部OMにおけるコア層CRLの側面は、LOCOS層LLの第2LOCOS膜LL2によって覆われている。前述のとおり、第1LOCOS膜LL1および第2LOCOS膜LL2は、半導体層SLのLOCOS酸化によって形成されている。このため、光導波路OWおよび光変調部OMが半導体層SLのエッチングによって形成される場合と比較して、光変調部OWの側面とコア層CRLの側面との粗さが、より低減される。この結果として、本実施の形態に係る半導体装置SDでは、粗い光導波路の側面に起因する光の伝搬損失が低減され得る。すなわち、本実施の形態によれば、半導体装置の特性を高めることができる。
また、図13に示されるように、導電層CLが形成される前の状態において、導電層CLの形成面である第2LOCOS膜LL2の上面と、誘電体層DLの上面との段差は、小さい。これは、上記段差が小さくなるように、LOCOS層LLが、半導体層SLのLOCOS酸化によって形成されるためである。ここで、光導波路OWおよび光変調部OMを覆う絶縁層を、LOCOS酸化ではなくCVD法によって形成する場合、導電層CLの形成面を平坦化する観点からは、半導体層SLを覆うように形成された絶縁層の上面をCMP法によって研磨する必要がある。一方で、上記のとおり、本実施の形態に係る半導体装置SDの製造方法では、選択エピタキシャル法により、上記段差が小さくなるように、導電層CLの形成面が形成されるため、上記導電層CLの形成面を平坦化するための処理が必要ない。この結果として、本実施の形態に係る半導体装置SDは、低コストに製造され得る。
さらに、導電層CLの形成面をCMP法によって平坦化する場合、導電層CLの厚さが不十分であると、所望の研磨精度が得られないことがある。このため、コア層CRL内を進行する光の導波モードを調整することが難しい。これに対して、本実施の形態に係る半導体装置SDでは、導電層CLの形成面をCMP法によって平坦化する必要がないため、コア層CRL内を進行する光の導波モードを調整する自由度が高められる。
(効果)
本実施の形態に係る半導体装置SDにおいて、光導波路OWおよび光変調部OMなどの光学素子の側面は、LOCOS層LLによって覆われている。このため、光学素子の表面粗さが小さい。結果として、光の伝搬損失が抑制され得る。すなわち、半導体装置の特性を高めることができる。
[変形例]
上記実施の形態では、第1LOCOS膜LL1の形成工程の前に、第1凹部RP1が形成され、かつ第2LOCOS膜LL2の形成工程の前に、第2凹部RP2が形成される場合について説明した。しかしながら、第1凹部RP1および第2凹部RP2は、形成されなくてもよい。変形例では、第1LOCOS膜LL1の形成工程は、マスクMKの第1パターニング工程の後、他の工程を介することなく行われる。また、第2LOCOS膜LL2の形成工程は、マスクMKの第2パターニング工程の後、他の工程を介することなく行われる。
図15は、本実施の形態の変形例に係る半導体装置mSDの要部断面図である。図15に示されるように、半導体装置mSDは、半導体装置SDのLOCOS層LLと比較して、より緩やかに傾斜した側面を有するLOCOS層mLLを有する。このため、変形例に係る半導体装置mSDでは、半導体装置SDの光導波路OWと比較して、光導波路OWは、より緩やかに傾斜した側面を有する。
光導波路OWの側面の曲率をより小さくして、光の伝搬損を低減する観点からは、半導体装置の製造方法は、第1凹部RP1の形成工程および第2凹部RP2の形成工程を含むことが好ましい(上記実施の形態)。一方で、光導波路OWの側面の曲率をより大きくして、製造工程を簡素化し、製造コストを低減する観点からは、半導体装置の製造方法は、第1凹部RP1の形成工程および第2凹部RP2の形成工程を含まないことが好ましい(上記実施の形態の変形例)。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更され得る。たとえば、上記実施の形態に係る半導体装置SDは、光学素子として、光導波路OWおよび光変調部OMを有する態様について説明したが、必要に応じてグレーティングカプラ、スポットサイズコンバータ、および受光部などの他の光学素子を有していてもよい。当該他の光学素子は、光導波路OWと同様の材料で構成され得る。
また、特定の数値例について記載した場合であっても、理論的に明らかにその数値に限定される場合を除き、その特定の数値を超える数値であってもよいし、その特定の数値未満の数値であってもよい。また、成分については、「Aを主要な成分として含むB」などの意味であり、他の成分を含む態様を排除するものではない。
CL 導電層
CP ICチップ
CRL コア層
DL 誘電体層
EC1 第1電子回路
EC2 第2電子回路
EC3 第3電子回路
IL 絶縁層
IIL 層間絶縁層
LI 光入力部
LE 光電気混載装置
LL、mLL LOCOS層
LL1 第1LOCOS膜
LL2 第2LOCOS膜
MK マスク
OM 光変調部
OW 光導波路
PL1 第1プラグ
PL2 第2プラグ
PP 突出部
PP1 第1貫通部
PP2 第2貫通部
RP1 第1凹部
RP2 第2凹部
SD、mSD 半導体装置
SL 半導体層
SLB スラブ部
SUB 基板
SW 半導体ウェハ

Claims (15)

  1. 絶縁層と、
    前記絶縁層上に形成された光導波路と、
    前記絶縁層上に形成されており、かつ前記光導波路の幅方向において、前記光導波路を挟むように形成されているLOCOS層と、
    を有する、半導体装置。
  2. 前記LOCOS層は、前記光導波路の側面と直接的に接している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記光導波路の側面は、曲面である、請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記光導波路を挟んで互いに対向している一対のスラブ部をさらに有し、
    前記LOCOS層は、
    前記スラブ部の側面と直接的に接している第1LOCOS膜と、
    前記光導波路の側面と、前記スラブ部の上面とに直接的に接している第2LOCOS膜と、
    を有する、請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記第2LOCOS膜の厚さは、前記第1LOCOS膜の厚さより小さい、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記光導波路上に形成された誘電体層と、
    前記誘電体層および前記第2LOCOS膜上に亘って形成された導電層と、
    をさらに有する、請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記スラブ部と電気的に接続された第1プラグと、
    前記導電層と電気的に接続された第2プラグと、
    をさらに有し、
    前記第2プラグは、前記導電層のうち、前記第2LOCOS膜上に位置する部分と接触している、請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記第2LOCOS膜の上面と、前記誘電体層の上面との段差は、20nm以下である、請求項6に記載の半導体装置。
  9. 前記光導波路の側面は、曲面であり、かつ、
    前記スラブ部の側面は、曲面である、
    請求項4に記載の半導体装置。
  10. (a)絶縁層と、前記絶縁層上に形成された半導体層とを有する半導体ウェハを準備する工程と、
    (b)前記半導体層の一部上にマスクを形成する工程と、
    (c)前記半導体層のうち、前記マスクから露出する部分を酸化させて、前記絶縁層上にLOCOS層を形成する工程と、
    を含み、
    前記半導体層のうち、前記LOCOS層で挟まれた部分は、光導波路を構成している、
    半導体装置の製造方法。
  11. 前記(c)は、
    (c1)前記半導体層のうち、前記マスクから露出する部分に凹部を形成する工程と、
    (c2)前記半導体層のうち、前記凹部内に露出する部分を酸化させて、前記LOCOS層を形成する工程と、
    を含む、請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. (a)絶縁層と、前記絶縁層上に形成された半導体層とを有する半導体ウェハを準備する工程と、
    (b)前記半導体層上に誘電体層を形成する工程と、
    (c)前記誘電体層上にマスクを形成する工程と、
    (d)前記マスクをパターニングする工程と、
    (e)前記半導体層のうち、前記誘電体層を介して前記マスクから露出する部分を酸化させて、第1LOCOS膜を形成する工程と、
    (f)互いに離間した第1貫通部および第2貫通部を前記マスクに形成する工程と、
    (g)前記半導体層のうち、前記第1貫通部から露出する第1部分と、前記第2貫通部から露出する第2部分とを酸化させて、第2LOCOS膜を形成する工程と、
    を含み、
    前記(g)では、前記半導体層の厚さ方向において、前記第1部分の一部と前記第2部分の一部とを酸化させ、
    前記半導体層のうち、前記第1LOCOS膜および前記第2LOCOS膜で挟まれた部分は、光変調部を構成している、半導体装置の製造方法。
  13. 前記(e)は、
    (e1)前記半導体層のうち、前記マスクから露出する部分に第1凹部を形成する工程と、
    (e2)前記半導体層のうち、前記第1凹部内に露出する部分を酸化させて、前記第1LOCOS膜を形成する工程と、
    を含む、請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
  14. 前記(g)は、
    (g1)前記半導体層のうち、前記第1貫通部内に露出する部分に第2凹部を形成するとともに、前記半導体層のうち、前記第2貫通部内に露出する部分に第3凹部を形成する工程と、
    (g2)前記半導体層のうち、前記第2凹部内に露出する部分と、前記第3凹部内に露出する部分とを酸化させて、前記第2LOCOS膜を形成する工程と、
    を含む、請求項13に記載の半導体装置の製造方法。
  15. (h)前記誘電体層および前記第2LOCOS膜上に導電層を形成する工程と、
    (i)前記半導体層と電気的に接続された第1プラグと、前記導電層と電気的に接続された第2プラグと、を形成する工程と、
    をさらに有する、請求項12に記載の半導体装置の製造方法。
JP2019108133A 2019-06-10 2019-06-10 半導体装置およびその製造方法 Pending JP2020201386A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108133A JP2020201386A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 半導体装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019108133A JP2020201386A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 半導体装置およびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020201386A true JP2020201386A (ja) 2020-12-17

Family

ID=73743611

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019108133A Pending JP2020201386A (ja) 2019-06-10 2019-06-10 半導体装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020201386A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10466415B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP5773410B2 (ja) シリコンベース電気光学装置
US11079540B2 (en) Semiconductor device
JP5984958B2 (ja) 電子/フォトニック集積回路アーキテクチャおよびその製造方法
CN107039350A (zh) 在cmos工艺中单片集成光子元件与电子元件
US10921515B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US11262500B2 (en) Semiconductor device and including an optical waveguide and method of manufacturing the same
US10553734B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US11002997B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
JP2020201386A (ja) 半導体装置およびその製造方法
KR101857160B1 (ko) 반도체 레이저 및 그의 제조방법
US11307479B2 (en) Semiconductor device
US11630270B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US11112624B2 (en) Semiconductor device and manufacturing method thereof
US10895683B1 (en) Semiconductor device
US11435645B2 (en) Semiconductor device and method of manufacturing the same
US11322668B2 (en) Semiconductor device
US11892681B2 (en) Fiber to chip coupler and method of making the same
JP2015129827A (ja) Mos型光変調器及びグレーティングカプラの製造方法
US10416481B2 (en) Semiconductor device
JP7217464B2 (ja) 光モジュール及びその製造方法
JP2020095186A (ja) 半導体装置
JP2020144211A (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2021002614A (ja) 半導体装置およびその製造方法