JP2019138786A - データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、誤差の少ない三次元点群データを得ることのできるデータ処理を可能とする。【解決手段】 データ処理装置(100)は、計測区間を移動する移動体(27)により取得される計測データに基いて、移動体(27)の軌跡を算出する軌跡算出部(112)と、軌跡に生じる仮想段差を検出する仮想段差検出部(113)と、仮想段差の大きさに応じて、仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化する軌跡平滑化処理部(114)と平滑化した軌跡、および計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成する点群データ生成部(115)とを備えることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、主としてMMS(Mobile・Mapping・System:モバイルマッピングシステム)に用いられる計測データの後処理を実行するデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムに関する。
従来、MMSは、車両等の移動体に、GNSS(Grobal・Navigation・Satellite・System:全地球航法衛星システム)アンテナ、IMU(Inertial・Measuring・Unit:慣性計測装置)、カメラ、レーザスキャナ等を搭載し、走行しながら建物や道路の形状,標識・ガードレール等、道路周辺の3次元位置情報を高精度で効率的に取得する装置として知られている(例えば、特許文献1参照)。MMSで得られる三次元位置情報は、都市計画、土木工事、防災計画等に利用されている。
MMSはデータの後処理を前提とした計測システムである。例えば、特許文献1に開示されたMMSを用いて三次元位置情報を取得する場合、まず、対象道路の計測区間を車両で走行しながら、GNSS航法信号に基づく自位置に関するデータ(以下、「衛星測位データ」という。)、IMUによる3次元の加速度および角速度データ(以下、「慣性測位データ」という。)ならびにレーザスキャナによるスキャン光の各点の測定データ(以下、「計測点群データ」という。)を取得する。
次いで、衛星測位データおよび慣性測位データに基いて車両の軌跡を算出し、算出した車両の軌跡と点群データとを合成して、三次元点群データを生成する。この際、測定の精度を向上するために、計測区間を車両で往復し、往路、復路の各々について点群データの生成を行い、これをマッチングすることで高精度な三次元点群データを生成している。
特開2017−138236号公報
しかしながら、図1(a)に示すように、MMSを構成する車両10が、対象道路11の計測区間を走行して計測を行う場合に、例えば、車両10が信号12等により停止している間や走行中に、受信している衛星13の個数や配置の変化や、一つの衛星からの電波にアンテナに直接受信されるものと建物14に反射してからアンテナに受信されるものとがあるというマルチパスの影響によって、航法信号の受信状況が変化する場合がある。
この結果、算出される軌跡Aには、図1(b−1)に示すように、急激な高さの変化など、空間的な不連続15が生じる場合がある(以下、このようなデータの不連続を「仮想段差」という。)。また、仮想段差15は、車両の振動によるドリフト等によっても起こる。
さらに、図1(b−2)に示すように、仮想段差を含む軌跡Aと、レーザスキャナにより取得した計測点群データとを合成して生成される合成点群データAPGには、図1(c−2)に示す本来あるべき点群データBPGには存在しない、局所的な歪み16が生じる。従って、往路と復路との合成点群データをマッチングしたとしても、正確な三次元モデルを得ることができないという不都合がある。
本発明は、係る事情を鑑みてなされたものであり、計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、誤差の少ない三次元点群データを得ることのできるデータ処理を可能とすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一つの態様に係るデータ処理装置は、計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、移動体の軌跡を算出する軌跡算出部と、前記軌跡に生じる仮想段差を検出する仮想段差検出部と、前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化する軌跡平滑化処理部と、平滑化した軌跡、および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成する点群データ生成部とを備えることを特徴とする。
上記の態様において、前記軌跡平滑化処理部が、前記仮想段差の大きさに応じて、前記軌跡上における前記仮想段差を含む平滑化処理を行う処理区間を設定し、前記処理区間の前端および後端を直線で結ぶことにより軌跡の平滑化を行うことも好ましい。
また、本発明の別の態様に係るデータ処理方法は、計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、前記移動体の軌跡を算出するステップと、前記軌跡に生じる仮想段差を検出するステップと、前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化するステップと、平滑化した軌跡および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成するステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明の別の態様に係るプログラムは、計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、前記移動体の軌跡を算出するステップと、前記軌跡に生じる仮想段差を検出するステップと、前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化するステップと、平滑化した軌跡および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成するステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明の上記態様に係るデータ処理装置、データ処理方法およびデータ処理プログラムによれば、計測区間を移動する移動体により取得される計測データより求められる軌跡に仮想段差が生じた場合にも、仮想段差を検出し、軌跡を平滑化することができるので、誤差の少ない三次元点群データを得ることができる。
MMSを用いた計測において、軌跡に仮想段差が生じる様子を説明する図であり、(a)はMMSを用いて計測を行う様子を示す模式図、(b−1)および(b−2)は、それぞれ仮想段差がおきた場合の軌跡および点群の形状を示す模式図、(c−1)および(c−2)は、それぞれ本来計測されるべき軌跡および点群の形状を示す模式図である。 本発明の1つの実施の形態に係るデータ処理装置の対象となるデータを計測するMMSの概要を示す図である。 同形態に係るデータ処理装置の機能構成図である。 同形態に係るデータ処理装置の動作を示すフローチャートである。 同形態に係るデータ処理装置における仮想段差検出の処理動作を示すフローチャートである。 同形態に係るデータ処理装置において、車両停止中の仮想段差を検出する方法を説明する図である。 同形態に係るデータ処理装置において、車両走行中の仮想段差を検出する方法を説明する図である。 同形態に係るデータ処理装置における軌跡平滑化の処理動作を示すフローチャートである。 同形態に係る軌跡平滑化処理の方法を説明する図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施の形態)
本発明の実施の形態に係るデータ処理装置は、主として、図2に示すようなモバイルマッピングシステム(MMS)20によって取得された計測データの後処理を実行する装置である。
まず、MMS20の概要について説明する。MMS20は、アンテナ21と、IMU22と、カメラ23と、レーザスキャナ24と、ロータリエンコーダ25と、同期制御装置26とを搭載した移動体として構成されている計測システムである。本実施形態におけるMMS20において、移動体は車両27で構成されている。
アンテナ21は、GNSS衛星等の航法衛星28からの航法信号を受信する受信装置である。アンテナ21は航法信号に基いて、衛星測位データを取得する。航法信号には、航法信号の発信時刻、航法衛星28の軌道情報、搬送波の位相観測値、および航法信号の伝搬時間等の測定に利用されるコード情報等が含まれている。
IMU22は、慣性計測装置であり、3軸ジャイロと3方向の加速度計を備え、慣性測位データを取得する。
カメラ23は、複数のカメラで構成される全方位カメラであり、上方向も含めて全周(2π空間)の動画を撮影する。ここでは説明を省略するが、カメラが撮影した動画の画像データは、レーザスキャナが測定する点群データと組み合わせて周囲の三次元情報の構築に利用される。カメラおよびレーザスキャナの車両(この場合はIMUの位置)に対する外部標定要素(位置と姿勢)は、予め測定され、その情報は既知とされている。
レーザスキャナ24は、周囲全周(2π空間)に対するレーザスキャンニングを行い、周囲環境の点群データを取得する。具体的には、レーザスキャナ24は、スキャン光Laをスパイラル状に照射し、道路30や建築物等の対象物からの反射光Lbを受信する。この受信までの時間に基いて、反射点の三次元位置を各点において求めることで点群データを取得する。レーザスキャナ24については、例えば、特開2008−268004号公報等に記載されている。
ロータリエンコーダ25は、車両27のホイール29に取り付けられ、ホイール29の回転速度、回転角度から車両の移動距離データを取得する。
同期制御装置26は、ケーブル等を介してまたは無線により、アンテナ21、IMU22、カメラ23、レーザスキャナ24およびロータリエンコーダ25に接続されている。同期制御装置26はIMU22による慣性測位データ取得時刻、カメラ23による画像データ取得時刻、レーザスキャナ24による点群データ取得時刻、およびロータリエンコーダ25によるホイール29の移動距離データの取得時刻を同期させる。
MMS20は、計測区間を経路に沿って移動しながら、アンテナ21、IMU22、カメラ23、レーザスキャナ24、およびロータリエンコーダ25により、衛星測位データ、慣性測位データ、計測点群データおよび移動距離データ(以下、これらのデータを総称して、「計測データ」という。)をそれぞれ取得する。
次に、本実施の形態における、データ処理装置100について説明する。データ処理装置100は、MMS20で計測された計測データを取得し、計測データを用いて、計測区間周辺の三次元点群データを生成する。
データ処理装置100はコンピュータである。データ処理装置100は、プロセッサとしてのCPU(中央処理装置)、主記憶装置としてのRAM(Random・Access・Memory)、および補助記憶装置としてのROM(Read・Only・Memory)、HDD(Hard・Disc・Drive)等のハードウェアを備える。
データ処理装置100は、同期制御装置26を介して、アンテナ21、IMU22、カメラ23、レーザスキャナ24およびロータリエンコーダ25に接続可能に構成されている。データ処理装置100は、車両の外部に配置されていてもよいし、車両の内部に配置されていてもよい。本実施の形態において、便宜上、データ処理装置100は、車両外部に配置されているものとする。
図3は、データ処理装置100の機能ブロック図である。図3に示すように、データ処理装置100は、データ取得部111、軌跡算出部112、仮想段差検出部113、軌跡平滑化処理部114、点群データ生成部115、点群マッチング部116、収束判定部117、軌跡調整部118の各機能部および記憶部119を備える。
各機能部は、ソフトウェア的に構成されていてもよいし、専用の演算回路によって構成されていてもよい。また、ソフトウェア的に構成された機能部と、専用の演算回路によって構成された機能部が混在していてもよい。例えば、図示する各機能部は、CPU(中央処理装置)、ASIC(特定用途向け集積回路)、FPGA(Field・Programmable・Gate・Array)などのPLD(プログラマブルロジックデバイス)により構成される。
データ取得部111は、入力インタフェース(図示せず)を介して計測データを受け付ける。受け付けられたデータは、記憶部119に保存される。
入力インタフェースは、同期制御装置26に接続されるポートである。入力インタフェースは、例えば、USB(Universal・Serial・Bus)端子である。また、入力インタフェースは、LAN(Local・Area・Network)と接続されるポートであってもよい。
軌跡算出部112は、アンテナ21により取得された衛星測位データおよびIMU22により取得された慣性測位データ、または、点群マッチング等の結果として出力される軌跡を含む外部軌跡データおよび慣性測位データを、カルマンフィルタを用いて融合し、車両の移動軌跡を算出する。
仮想段差検出部113は、軌跡に仮想段差があるか否かを検出する。
軌跡平滑化処理部114は、軌跡における仮想段差を平滑化する処理を実行する。
点群データ生成部115は、軌跡平滑化処理部114により平滑化した軌跡データとレーザスキャナ24により取得した各点における計測点群データとを合成して、合成点群データを生成する。
点群マッチング部116は、同一区間の往路および復路について、点群データ生成部115により生成された合成点群データのマッチング処理を実行する。
収束判定部117は、点群マッチングにより修正された軌跡に、所定の閾値を超える仮想段差が存在するか否か(仮想段差が収束したか否か)を判定する。
軌跡調整部118は、特徴点(計測区間の経路上にある、電柱、樹木、建築物等周囲から区別できる既知の点)の座標に基いて軌跡の調整を行う。
記憶部119は、計測データ、および各機能部で算出されたデータを記憶する。記憶部119は、主記憶装置および補助記憶装置により実現されるが、主記憶装置のみ、または補助記憶装置のみで実現されてもよい。
なお、各機能部の機能を実装するためのプログラムは、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ブルーレイ(登録商標)ディスク、DVD等の記憶媒体に記憶されていてもよい。
(データ処理装置の動作)
次に、データ処理装置100によるデータ処理方法、および当該データ処理方法をコンピュータに実行させるためのデータ処理プログラムによるデータ処理について、図4を参照しながら説明する。
処理が開始すると、ステップS101で、軌跡算出部112が、アンテナ21により取得された衛星測位データおよびIMU22により取得された慣性測位データに基づいて、カルマンフィルタを用いてデータ融合し、車両の移動軌跡を算出する。
次に、ステップS102では、仮想段差検出部113が、計算された移動軌跡における仮想段差の検出を行う。仮想段差の検出処理の詳細については後述する。
次に、ステップS103では、軌跡平滑化処理部114が、移動軌跡の仮想段差の平滑化処理を行う。平滑化処理の詳細については後述する。
次に、ステップS104では、点群データ生成部115が、平滑化された車両軌跡と、レーザスキャナ24により取得した計測点群データとを合成して、合成点群データを生成する。合成点群データは、計測区間の往路および復路の両方について生成する。
次に、ステップS105では、点群マッチング部116が、往路側の合成点群データと、復路側の合成点群データとをマッチングさせる。
次に、ステップS106では、収束判定部117が、ステップS105における点群マッチング結果より、修正軌跡を算出し、ステップS102で検出された全ての仮想段差において、仮想段差の大きさDが所定の閾値Th以下になっているかを判定する。
仮想段差の大きさDが所定の閾値Th以下になっていない場合(No)、処理はステップS101に戻り、修正軌跡およびIMUにより取得された慣性測位データに基づいて、ステップS101〜S106の処理を、仮想段差の大きさDが所定の閾値Th以下の大きさになるまで繰り返す。
仮想段差の大きさDが所定の閾値Th以下になっている場合(Yes)、処理はステップS107に移行して、点群データ生成部115が、ステップS106で得られた修正軌跡と、レーザスキャナ24により取得された計測点群データとを合成し、合成点群データを生成する。
次に、ステップS108では、軌跡調整部118が、合成点群データから得られる軌跡を特徴点の座標に基づいて調整する。
次に、ステップS109では、軌跡算出部112が、ステップS108で調整した軌跡と、IMUにより取得された慣性測位データに基いて、カルマンフィルタを用いてデータ融合し、軌跡の再計算を行う。
次に、ステップS110では、ステップS109で再計算された軌跡についてステップS102と同様にして仮想段差の検出を行う。
次に、ステップS111では、軌跡平滑化処理部114が、ステップS103と同様にして、ステップS109で再計算された軌跡について平滑化処理を行う。平滑化処理は、ステップS110で検出された全ての仮想段差について行う。
次に、ステップS112では、点群データ生成部115が、ステップS111で平滑化された軌跡とレーザスキャナ24により取得された計測点群データとを合成して、成果三次元点群データを生成し、処理が終了する。
ここで、ステップS102の仮想段差の検出の詳細を、図5〜図7を参照して説明する。図5は、仮想段差検出処理のフローチャートである。図6は、車両停止中の仮想段差を検出する方法を説明する図であり、図7は、車両走行中の仮想段差を検出する方法を説明する図である。
ステップS102の処理が開始すると、まず、ステップS201において、仮想段差検出部113が、各位置において、車両27が停止しているかどうかを判断する。車両27が停止しているかどうかは、ロータリエンコーダ25から得られる移動距離データにより求められる車両の速度が、所定の閾値Thよりも小さいかどうかを判断することにより行う。
ステップS201において車両27が停止していると判断された場合(Yes)、処理はステップS202に移行して、ステップS201で特定された、車両停車中の、車両の停止直後の位置Pasの座標と発進直前の位置Pbsの座標の差、すなわち車両停止前後の座標の差、PDを求める(図6参照)。
次に、ステップS203において、ステップS202で求めた車両停止前後の座標の差PDが所定の閾値Th以上であるかどうかを判断する。
ステップS203において、図6(a)に示すように車両の停止直後の位置Pasの座標と発進直前の位置Pbsの座標との差PDが閾値Th以上である場合(Yes)、処理はステップS204に移行して、仮想段差検出部113は、ステップS101で算出された移動軌跡に、仮想段差があると判断して処理を終了する。
ステップS203において、図6(b)に示すように、車両の停止直後の位置Pasの座標と発進直前の位置Pbsの座標との差PDが閾値Thよりも小さい場合(No)、処理はステップS205に移行して、仮想段差検出部113が、ステップS101で算出された移動軌跡に、仮想段差がないと判断して、処理を終了する。
一方、ステップS201で、ある位置Pにおいて車両27が停止していないと判断された場合(No)、処理はステップS206に移行して、仮想段差検出部113が、その位置において車両27が等速運動をしていると仮定して、位置Pの時間から微少時間Δt後の車両27の位置Ppの座標を予測する(図7参照)。図7において、●は、計測データに基づいて算出された軌跡の座標、○は、予測により求められた座標を示す。
次に、ステップS207に移行して、予測した微少時間Δt後の車両27の位置Ppの座標と、計測データに基いて得られた微少時間Δt後の車両27の位置Pの座標とを比較し、その座標の差PDが所定の閾値Th以上であるかどうかを判断する。
ステップS207で、図7(a)に示すように予測した微少時間Δt後の車両27の位置Ppの座標と、計測データに基いて得られた微少時間Δt後の車両27の位置Pの座標との差が閾値Th以上である場合(Yes)、処理はステップS208に移行して、仮想段差検出部113は、ステップS101で算出された移動軌跡に、仮想段差があると判断して処理を終了する。
ステップS207で、図7(b)に示すように予測した微少時間Δt後の車両27の位置Ppの座標と、計測データに基いて得られた微少時間Δt後の車両27の位置Pの座標との差PDが閾値Thよりも小さい場合(No)、処理はステップS209に移行して、仮想段差検出部113が、ステップS101で算出された移動軌跡に仮想段差Dがないと判断して処理を終了する。
なお、ステップS202〜ステップS205の処理は、ステップS201で車両が停止していると判断された位置全てについて実行する。また、ステップS206〜ステップS209の処理は、ステップS201で車両が走行していると判断された位置全てについて実行する。
ここで、ステップS103の軌跡平滑化処理の詳細を、図8、図9を参照しながら説明する。図8は、軌跡平滑化処理のフローチャートである。図9は、平滑化処理前(a)および平滑化処理後(b)の軌跡を模式的に表した図である。
ステップS103の処理が開始すると、まずステップS301において、軌跡平滑化処理部114が、ステップS102で検出した仮想段差の大きさDを算出する。
次に、ステップS302にでは、軌跡平滑化処理部114が、仮想段差の大きさDに応じて軌跡上の段差の前後の所定区間を処理区間Sとして設定する。処理区間Sとしては、例えば、図9(a)に示すように、仮想段差の位置Pの前後±n×Dの区間を設定する。ここで、nは、例えば任意の自然数であり、例えば、nが8〜22の範囲であると軌跡が十分に平滑化されるので好ましく、nが10〜20の範囲であることがより好ましい。処理区間Sが狭すぎると平滑化が十分ではなく、本来の形状とのマッチングが困難であり、処理区間Sが広すぎると本来平滑化処理の必要のない、精度がよく誤差の少ない軌跡に、平滑化処理によりかえって誤差を与えてしまうことになる虞があるからである。
次いで、ステップS303において、処理区間Sの範囲の平滑化処理を行い、処理を終了する。軌跡の平滑化処理は、図9(b)に示すように、処理区間Sの前端Pの座標と後端Pの座標とを直線で結ぶ等の方法により行われる。
なお、ステップS102において、車両の移動軌跡にN個の仮想段差が検出された場合には、N個全ての仮想段差それぞれについて上記軌跡平滑化処理を実行する。
上記の構成によれば、MMS20の計測データに基いて得られる車両の移動軌跡に不連続が生じた場合であっても、その不連続を的確に検出し、不連続な部分を局所的に平滑化することによって、誤差の少ない成果三次元点群データを得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について述べたが、上記の実施例は本発明の一例であり、これらを当業者の知識に基づいて組み合わせることが可能であり、そのような形態も本発明の範囲に含まれる。
27 移動体(車両)
100 データ処理装置
112 軌跡算出部
113 仮想段差検出部
114 軌跡平滑化処理部
115 点群データ生成部

Claims (4)

  1. 計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、移動体の軌跡を算出する軌跡算出部と、
    前記軌跡に生じる仮想段差を検出する仮想段差検出部と、
    前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化する軌跡平滑化処理部と、
    平滑化した軌跡、および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成する点群データ生成部
    とを備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記軌跡平滑化処理部が、前記仮想段差の大きさに応じて、前記軌跡上における前記仮想段差を含む平滑化処理を行う処理区間を設定し、前記処理区間の前端および後端を直線で結ぶことにより軌跡の平滑化を行うことを特徴とするデータ処理装置。
  3. 計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、前記移動体の軌跡を算出するステップと、
    前記軌跡に生じる仮想段差を検出するステップと、
    前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化するステップと、
    平滑化した軌跡および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成するステップ
    とを備えることを特徴とするデータ処理方法。
  4. 計測区間を移動する移動体により取得される計測データに基いて、前記移動体の軌跡を算出するステップと、
    前記軌跡に生じる仮想段差を検出するステップと、
    前記仮想段差の大きさに応じて、前記仮想段差の前後区間で軌跡を平滑化するステップと、
    平滑化した軌跡および前記計測データに含まれる点群データを合成することにより、合成点群データを生成するステップ
    とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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