JP2019138715A - 放射率測定装置、温度測定装置、放射率測定方法及び温度測定方法 - Google Patents

放射率測定装置、温度測定装置、放射率測定方法及び温度測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来、2波長法を用いて測定対象物の放射率を測定するためには、異なる波長を透過する2種類のフィルタを設けたり、2台のカメラを設けたりする必要があり、構成が複雑化していた。【解決手段】波長選択素子11は、制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域を選択する。制御部15は、一つ又は複数のセンサを有する検出素子13に垂直同期信号を出力すると共に、検出素子13に垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、波長選択素子11を赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ検出素子13からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の放射率、絶対温度のいずれか、又は放射率及び絶対温度の両方を出力する。電圧制御部17は、波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する制御電圧を波長選択素子11に出力する。【選択図】図2

Description

本発明は、放射率測定装置、温度測定装置、放射率測定方法及び温度測定方法に関する。
従来、測定対象物の温度分布を色分けした温度画像を表示装置に表示可能な赤外線サーモグラフィー装置が用いられている。赤外線サーモグラフィー装置は、測定対象物から放射される赤外線光の強度に応じて、例えば、高い温度は白色、低い温度は青色のように色分けした温度画像として表示される画像データを表示装置に出力する。
赤外線カメラを用いて測定対象物の絶対温度を詳細に測定するためには、測定対象物の放射率を知る必要がある。従来は、赤外線カメラで測定された温度が、熱電対で測定された温度と等しくなるように放射率が設定されていた。しかし、熱電対は測定対象物の一点に接触させて温度を測定するものであるため、全ての測定対象物の温度を測定するために多数の箇所に熱電対を設置することは困難である。さらには、測定対象物が密閉容器内にある、又は、遠方にあるなど熱電対の設置が不可能である場合もある。
ここで、2波長法又は2色法と呼ばれる放射率測定方法が知られている。2波長法では、異なる2波長でそれぞれ絶対温度と放射率の関係を示す2つの式を得て、2式の放射率が同じであることを利用して、測定対象物の絶対温度を測定することができる。このため、熱電対を用いないで、2つの異なる波長感度を有する赤外線カメラを用いて放射率を測定可能な測定装置が提供されていた。
例えば、特許文献1には、ビームスプリッターにより2方向に分けられた放射光のうち、第1の波長の放射光のみを透過させる第1の干渉フィルタ、第2の波長の放射光のみを透過させる第2の干渉フィルタを透過した放射光の光強度を、第1及び第2のモノクロビデオカメラで計測する技術が開示されている。この技術では、第1及び第2のモノクロビデオカメラで計測した光強度の比率を、基準物体における同じ2つの波長の光強度の比率と比較することで火炎温度を求めることが可能となる。
また、特許文献2には、前段のプリズムにより分割された光束の一方に特定の波長を透過する第1波長フィルタを設け、他方に第1波長フィルタが透過する波長とは異なる波長を透過する第2波長フィルタを設け、後段のプリズムに入射した2つの光束を平行光束として撮像素子に結像させ、2波長法により放射率を測定する技術が開示されている。
特開2015−99055号公報 特開2013−200227号公報
しかし、特許文献1に開示されたように第1及び第2のモノクロビデオカメラを用意すると、装置が大型化するだけでなく、高価格化も招いてしまう。また、ビームスプリッターにより分けられた放射光が、特許文献1に開示された第1及び第2のモノクロビデオカメラに届くようにするには、第1及び第2の干渉フィルタ、並びに第1及び第2のモノクロビデオカメラを厳密に配置しなければならず、測定の手間がかかっていた。
また、特許文献2に開示された技術では、1台の撮像素子に2つの光束を結像させることを可能としているが、2つのプリズム、各種ミラー、第1及び第2波長フィルタの厳密な位置合せを必要とするため、装置の構成が複雑化していた。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、簡易な構成でありながら、測定対象物の放射率、絶対温度のいずれか、又は放射率及び絶対温度の両方を測定できるようにすることを目的とする。
本発明の放射率測定装置は、制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択される波長選択素子と、選択された波長帯域で波長選択素子を透過した赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有し、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に検出信号を出力する検出素子と、を備える。
また、本発明の放射率測定装置は、検出素子から出力される検出信号をデジタルデータに変換する変換部と、検出素子に垂直同期信号を出力すると共に、検出素子に垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、波長選択素子を赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ検出素子からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の放射率を出力する制御部を備える。
さらに、波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する制御電圧を波長選択素子に出力する電圧制御部を備える。
本発明の温度測定装置は、上記放射率測定装置の構成と同じ波長選択素子、検出素子、変換部、制御部及び電圧制御部を備え、特に制御部は、検出素子からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の絶対温度を出力するようにしている。
また、本発明の放射率測定方法は、以下のステップ(a)〜(e)を含む。
(a)制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が波長選択素子を透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択されるステップ、
(b)選択された波長帯域で波長選択素子を透過した赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有する検出素子が、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に検出信号を出力するステップ、
(c)検出素子から出力される検出信号をデジタルデータに変換するステップ、
(d)検出素子に垂直同期信号を出力すると共に、検出素子に垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、波長選択素子を赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ検出素子からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の放射率を出力するステップ、
(e)波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する制御電圧を波長選択素子に出力するステップ。
本発明の温度測定方法は、上記放射率測定方法のステップ(a)〜(c)及び(e)を含み、上記ステップ(d)の代わりに、以下のステップ(d’)を含む。
(d’)検出素子に垂直同期信号を出力すると共に、検出素子に垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、波長選択素子を赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ検出素子からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の絶対温度を出力するステップ。
本発明によれば、制御電圧の入力に応じて波長選択素子を赤外線光が透過可能な波長帯域が選択される。そして、2つの異なる波長帯域で波長選択素子を透過した赤外線光の強度に応じてセンサが出力した検出信号により、測定対象物の放射率、絶対温度のいずれか、又は双方を演算して出力することができる。このように赤外線光の異なる波長毎に独立の検出素子を設ける必要がないため、装置の構成を簡易化することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施の形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態に係る測定装置の概要構成例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る測定装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る制御部の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態に係る電圧制御部が波長選択素子に電圧を印加するタイミングの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る測定装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態に係る放射率画像の表示例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態に係る温度画像の表示例を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態例について、添付図面を参照して説明する。本明細書及び図面において、実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図1は、測定装置1の概要構成例を示す説明図である。
測定装置1は、波長選択素子11、レンズ12及び検出素子13を備える。
波長選択素子11は、測定装置1に一つだけ設けられ、赤外線光が検出素子13に至るまでの光路上に配置される。そして、波長選択素子11は、後述する図2に示す制御部15からの制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域を選択して、赤外線光を透過させる。本実施の形態において使用される赤外線光の使用帯域は、いわゆる短波長(0.9μm〜1.7μm)の帯域である。そして、波長選択素子11は、短波長の帯域の内、例えば、1.2μm〜1.4μmの第1波長帯域、又は1.4μm〜1.6μmの第2波長帯域のいずれかの帯域の赤外線光を透過させることが可能である。このため、波長選択素子11は、特定の波長帯域の赤外線光を選択して透過するBPF(Band Pass Filter)として機能する。
レンズ12は、波長選択素子11を透過した赤外線光を検出素子13に結像させるために、赤外線光を集光する。このため、波長選択素子11は、通常はレンズ12の光軸に沿って、レンズ12の前段に配置される。なお、波長選択素子11は、レンズ12の光軸に沿って、レンズ12及び検出素子13との間(レンズ12の後段)に配置してもよい。これにより、レンズ12を透過した赤外線光のうち、波長選択素子11により選択された波長帯域で透過した赤外線光が検出素子13に結像する。
検出素子13は、後述する図2に示すように一つ又は複数のセンサ13aを有しており、検出素子13に垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に検出信号を出力する。検出素子13が単位時間あたりに出力可能な検出信号のフレーム数は、例えば、100fps(frames per second)である。
図2は、測定装置1の内部構成例を示すブロック図である。
測定装置1は、上述した図1に示した波長選択素子11及び検出素子13に加えて、A/D(Analog/Digital)変換部14、制御部15、表示部16、電圧制御部17及び操作部18を備える。
上述したように波長選択素子11及び検出素子13は、レンズ12の光軸に沿って測定装置1に一つずつ設けられる。波長選択素子11は、電圧制御部17から印加される制御電圧により駆動する液晶素子である。波長選択素子11の応答時間は、例えば5msのように非常に短い。波長選択素子11は、機械部品ではないため、耐久性に優れており、小型化も容易である。
検出素子13が有するセンサ13aは、測定装置1をカメラとして用いた時に、画素単位で設けられるセンサである。そして、センサ13aは、選択された波長帯域で波長選択素子11を透過した赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する。センサ13aとして、例えば、測定対象物の絶対温度に応じて抵抗値が変化するマイクロボロメータが用いられる。検出素子13には、多数のマイクロボロメータが、例えば、横320個×縦240個のように2次元に配列されている。マイクロボロメータは、赤外線光を検出すると、赤外線光の強度に応じたアナログの検出信号を出力する。ただし、検出素子13には、一つのマイクロボロメータだけが用いられてもよい。
A/D変換部14は、検出素子13の画素単位のセンサ13aから出力される検出信号をデジタルデータに変換し、制御部15にデジタルデータを出力する。
制御部15は、A/D変換部14から入力する検出信号のデジタルデータに対して、後述する図3に示すゲイン補正及びオフセット補正を行い、測定対象物の放射率と絶対温度とを演算する。放射率とは、ある絶対温度における黒体の放射量と、測定対象物の放射量との比であり、1以下の値をとる。そして、制御部15は、演算した測定対象物の放射率と絶対温度に基づいて画像処理を行って得た画像データを表示部16に出力する。ここで、制御部15は、操作部18の操作に従って、放射率画像又は温度画像の画像データを生成し、表示部16に画像データを出力する。
また、制御部15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ等により構成されており、CPUがメモリから読み出したプログラムを実行することにより、制御部15の機能が実現される。そして、制御部15は、検出素子13に垂直同期信号を出力する。また、制御部15は、検出素子13に垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、波長選択素子11を赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行う。このため、制御部15は、波長選択素子11を透過可能な赤外線光の波長帯域を切替えるための制御信号を電圧制御部17に出力する。
表示部16は、制御部15により生成された画像データに基づいて、測定対象物の放射率の分布状況を示す放射率画像、又は測定対象物の絶対温度の分布状況を示す温度画像を表示する。表示部16に表示される放射率画像、温度画像は、それぞれ後述する図6及び図7に示されている。
電圧制御部17は、制御部15の制御により切替えられる波長帯域に対応する制御電圧を波長選択素子11に出力する。電圧制御部17から波長選択素子11に加えられる制御電圧は、検出素子13の垂直同期信号と同期して変化する。このため、波長選択素子11に印加される制御電圧は、検出素子13が出力する検出信号のフレームを単位として切り替わる。
操作部18は、制御部15に対して測定対象物の放射率又は絶対温度のいずれかを出力させる指示を入力するために用いられる。制御部15は、操作部18からの指示により、表示する画像データを放射率画像又は温度画像のいずれかに切替えて表示部16に出力する。
なお、測定装置1にPC(Personal Computer)端末等を接続することにより、測定装置1の構成から表示部16を除く構成としてもよい。この場合、制御部15は、検出素子13からフレーム毎に入力する検出信号に基づいて演算した測定対象物の放射率、絶対温度のいずれか、又は放射率及び絶対温度の両方をPC端末に出力する。これにより、測定装置1に接続されたPC端末等にて測定対象物の放射率、絶対温度のいずれか、又は放射率及び絶対温度の両方を表示することができる。
図3は、制御部15の内部構成例を示すブロック図である。
検出素子13の各センサ13aから出力される検出信号は、測定対象物の絶対温度が高くなるほど、大きい値となるような1次式に近似して表される。ただし、検出素子13の各センサ13aに対応するマイクロボロメータの特性がばらついており、1次式自体が標準の1次式から乖離している。このため、例えば、測定装置1の工場出荷時において、各センサ13aに対応するマイクロボロメータの特性を揃えるためのゲイン補正及びオフセット補正に用いる補正値が不図示のメモリに保存される。そして、制御部15は、メモリから読み出した補正値に基づいてデジタルデータを補正する。
ここで、制御部15は、ゲイン補正部15a、オフセット補正部15b、演算部15c及び画像データ生成部15dを備える。
ゲイン補正部15aは、A/D変換部14から入力したデジタルデータに変換された検出信号のゲイン補正を行う。ゲイン補正部15aによりゲイン、すなわち1次式の傾きが補正される。
オフセット補正部15bは、ゲイン補正部15aによりゲインが補正されたデジタルデータのオフセット補正を行う。オフセット補正部15bによりオフセット、すなわち1次式の切片が補正される。
演算部15cは、ゲイン補正部15a及びオフセット補正部15bにより補正された2種類の検出信号を変換したデジタルデータに基づいて、測定対象物の放射率及び絶対温度を画素毎に演算する。上記演算に当たって、演算部15cは、波長選択素子11を透過した第1波長帯域の赤外線光と、同じく波長選択素子11を透過した第2波長帯域の赤外線光とを検出素子13が検出して出力する検出信号に基づいて測定対象物の放射率及び絶対温度を演算する。
以下に、演算部15cが測定対象物の放射率及び絶対温度を演算する処理について説明する。本実施の形態に係る演算部15cは、2波長法を用いて測定対象物の放射率及び絶対温度を演算している。
物体からの電磁放射は、物体の絶対温度が高くなるにつれて、放射量が増大すると共に、放射量が最大となる波長が短くなることが知られている。このため、既知の放射曲線を用いることで、ある絶対温度の黒体の放射に関して、測定対象物の絶対温度を求めることができる。ここで、2つの波長の輝度の比と、予め求めた黒体の輝度の比とを比較し、2つの波長の輝度の比と、予め求めた黒体の輝度の比とが等しくなるときの黒体の絶対温度を、測定対象物の絶対温度として測定する方法を2波長法と呼ぶ。
2波長法では、異なる2つの帯域の波長の赤外線光を測定する。波長選択素子11により異なる波長帯域の赤外線光を透過させた時に、波長選択素子11を透過する赤外線光の波長λは、波長選択素子11を透過可能な波長帯域(第1波長帯域又は第2波長帯域)から特定される。例えば、波長選択素子11を透過した第1波長帯域の赤外線光の波長をλとし、波長選択素子11を透過した第2波長帯域の赤外線光の波長をλとする。
実際には、波長選択素子11の波長選択性には拡がりがあり、例えば、波長λを選択した場合は、波長選択素子11によりλ−Δλからλ+Δλの波長の光が選択され、透過することとなる。同様に、波長λを選択した場合は、波長選択素子11によりλ−Δλからλ+Δλの波長の光が選択され、透過することとなる。
そして、測定対象物からの波長λの赤外線光の放射エネルギーをMとし、波長λの赤外線光の放射エネルギーをMとする。放射エネルギーMは次式(1)で表され、放射エネルギーMは次式(2)で表される。次式(1)、(2)における各定数の意味は以下の通りである。
λ:測定対象物から放射される赤外線光の第1波長帯域の波長[μm]
λ:測定対象物から放射される赤外線光の第2波長帯域の波長[μm]
T:測定対象物の絶対温度[K]
β:比例定数
τ:測定対象物から測定装置1までの透過率
:第二放射定数=ch/k=1.438769××10−2[mK]
ε:波長λの赤外線光を放射する測定対象物の放射率
ε:波長λの赤外線光を放射する測定対象物の放射率
Figure 2019138715
Figure 2019138715
ここでβ、τは、式(1)、(2)にて共通の値である。また、放射エネルギーM、Mは、対象物から放射され検出素子13に入射する赤外線光の強度であり、測定対象物の輝度温度を波長について積分した値である。すなわち、放射エネルギーMは、λ−Δλ〜λ+Δλまでの輝度温度の積分値であり、放射エネルギーMは、λ−Δλ〜λ+Δλまでの輝度温度の積分値である。ここで、Δλ=Δλ=0.1μmが典型的な値となる。
式(1)、(2)により、数値が不明である放射率ε、εと絶対温度Tとを変数とした2つの方程式が得られる。ただし、波長λ、λが十分に近い波長であるとき、放射率ε、εを同じ値の放射率εとみなすことができる。そこで、制御部15は、2つの方程式に基づいて、測定対象物の放射率εと、絶対温度Tを求めることが可能となる。
画像データ生成部15dは、演算部15cによりセンサ13a毎に演算された測定対象物の放射率及び絶対温度に基づいて、放射率画像又は温度画像を表示するための画像データを生成する。画像データ生成部15dが生成した画像データは表示部16に出力され、表示部16にて測定対象物の放射率画像又は温度画像として表示される。
図4は、電圧制御部17が波長選択素子11に制御電圧を印加するタイミングの例を示す説明図である。図4の上側には、検出素子13においてフレーム毎に発生する垂直同期信号の発生タイミングの例が示される。また、図4の下側には、波長選択素子11に印加される制御電圧の印加タイミングの例が示される。
検出素子13からフレーム毎に出力されるデジタルデータには、それぞれフレーム番号が付されている。フレーム番号は、例えば、4n+1、4n+2、4n+3、4n+4(nは0以上の整数)により、連続する4フレームが一組として表される。
電圧制御部17が波長選択素子11に印加する制御電圧の大きさは、V1又はV2のいずれかである。ここで、制御電圧V1は、例えば−10Vであり、制御電圧V2は、例えば+10Vである。制御電圧V1が印加された波長選択素子11は、第1波長帯域である1.2〜1.4μmの波長の赤外線光を透過することが可能となる。また、制御電圧V2が印加された波長選択素子11は、第2波長帯域である1.4〜1.6μmの波長の赤外線光を透過することが可能となる。
電圧制御部17が波長選択素子11に制御電圧を印加した直後は、波長選択素子11の波長帯域の切り替わりが完了するまでには、例えば、5msの時間がかかる。このため、制御部15は、波長選択素子11の波長帯域を切替えた直後に出力される所定数のフレームに含まれる検出信号を不使用とする。例えば、制御部15は、電圧制御部17がV1からV2、又はV2からV1に制御電圧を切替えた直後の1フレーム目を、画像データとして使用しない不使用フレームとする。すなわち、フレーム番号が、4n+1、4n+3のフレームが不使用フレームとなる。
そして、制御部15は、不使用とされた所定数のフレームが出力された後に出力されるフレームに含まれる検出信号を使用して測定対象物の放射率及び絶対温度を演算する。例えば、制御部15は、波長選択素子11の波長帯域が切り替わって安定化した2フレーム目を、画像データとして使用する使用フレームとする。すなわち、フレーム番号が、4n+2、4n+4のフレームが使用フレームとなる。
図5は、測定装置1の動作例を示すフローチャートである。このフローチャートは、放射率測定方法、温度測定方法及び測定方法を表す。
始めに、制御部15は、A/D変換部14から検出素子13の基本フレームレート(100fps)に従ってデジタルデータを取得する(S1)。そして、制御部15は、ゲイン補正部15aでデジタルデータのゲイン補正を行い、オフセット補正部15bでデジタルデータのオフセット補正を行う。
次に、制御部15の画像データ生成部15dは、デジタルデータのフレーム毎に付加されたフレーム番号を判定し(S2)、後続の処理を振り分ける。フレーム番号が、4n+1又は4n+3であれば、不使用フレームであるため、画像データ生成部15dは、このフレームを画像データとしては不使用とする(S3)。
フレーム番号が4n+2であれば使用フレームであるため、画像データ生成部15dは、このフレームに含まれるデジタルデータを、測定対象物の放射率及び絶対温度を演算するために使用する(S4)。同様に、フレーム番号が4n+4であれば使用フレームであるため、画像データ生成部15dは、このフレームに含まれるデジタルデータを、測定対象物の放射率及び絶対温度を演算するために使用する(S5)。
ステップS4,S5の後、演算部15cが画素毎に測定対象物の放射率及び絶対温度を演算する(S6)。そして、画像データ生成部15dは、演算対象として使用するフレームに基づいて画像データを生成する(S7)。ここで、演算対象として使用するフレームは、連続する4フレームのうちの2フレーム分である。また、使用フレーム毎に、上述した式(3)に示す2つの方程式を作成した後、測定対象物の放射率εと、絶対温度Tを求める。このため、画像データとして使用可能なフレームレートは、基本フレームレートの1/4、すなわち25fpsとなる。
また、ステップS7にて、画像データ生成部15dにより画像データとして生成される画像は、操作部18により指示された放射率画像又は温度画像のいずれかである。このため、表示部16には、放射率画像又は温度画像のいずれかが表示される。
次に、放射率画像と温度画像の表示例について図6と図7を参照して説明する。ここで、図6と図7に示す放射率画像と温度画像は、測定対象物の同じ箇所から放射される赤外線光に基づいて表示部16に表示される画像であるとする。
図6は、表示部16に表示される放射率画像の例を示す説明図である。
表示部16には、画像データ生成部15dにより生成された画像データに基づいて放射率画像が表示される。この放射率画像には、例えば、測定対象物の放射率εの分布状況と凡例が示される。このため、測定装置1のユーザーは、例えば、測定対象物のうち、放射率εが「0.6±0.05」、「0.7±0.05」、「0.8±0.05」、「0.9±0.05」である領域を一目で把握することができる。このため、ユーザーは、測定対象物の状態が変わった箇所を特定することが容易となる。
図7は、表示部16に表示される温度画像の例を示す説明図である。
表示部16には、画像データ生成部15dにより生成された画像データに基づいて温度画像が表示される。この温度画像には、例えば、測定対象物の絶対温度Tの分布状況と凡例が示される。このため、測定装置1のユーザーは、例えば、測定対象物のうち、絶対温度Tが「300±2.5」、「295±2.5」、「290±2.5」、「285±2.5」である領域を一目で把握することができる。このため、ユーザーは、測定対象物の温度分布状況を特定することが容易となる。
図6に示した放射率画像と、図7に示した温度画像は、操作部18の操作により切替えて表示することが可能である。また、例えば、表示部16の画面を2分割することにより、一方には放射率画像を表示し、他方には温度画像を表示してもよい。
以上説明した一実施の形態に係る測定装置1では、ここで、電圧制御部17が波長選択素子11に印加する制御電圧を変更することで、波長選択素子11を透過可能な赤外線光の波長帯域を切替えることができる。このため、波長選択素子11により、異なる波長帯域の赤外線光が検出素子13に結像する。そして、検出素子13は、異なる波長帯域の赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する。このため、制御部15は、異なる波長の赤外線光により、測定対象物の放射率εと絶対温度Tを正確に演算することができる。
そして、測定装置1は、レンズ12の光軸に沿って設けられた波長選択素子11及び検出素子13を一つずつ備える簡易な構成であるため、従来のように複数台のカメラや、プリズム、ミラー等の厳密な位置合せが不要となる。また、波長選択素子11は、例えば液晶素子であるため、従来の放射率測定装置と比べて故障しにくい。このため、本実施の形態に係る測定装置1のメンテナンスが容易となり、小型化して持ち運ぶことも容易となる。また、部品構成を簡素化したことにより、測定装置1の低価格化を実現することも可能である。
また、測定対象物の放射率が放射率画像として表示部16に表示されるため、例えば、測定対象物の酸化、腐食等の進行を把握することができる。また、従来のように測定対象物の絶対温度を測定し、表示部16にて温度画像を表示することで、測定対象物の温度分布を把握することができる。
また、測定装置1は、操作部18の操作により、測定対象物の放射率だけを測定する放射率測定装置、測定対象物の絶対温度だけを測定する温度測定装置として切替えて用いることが可能である。なお、操作部18の操作によらずとも、測定装置1を単機能の放射率測定装置、温度測定装置として構成してもよい。
また、上述した実施の形態では、波長選択素子11の波長帯域が切替えられた直後の1フレーム目に含まれる検出信号を破棄し、2フレーム目に含まれる検出信号を演算に用いた。これにより、波長選択素子11の波長帯域が完全に切り替わった後に、波長選択素子11を透過した赤外線光を検出素子13が検出して出力する検出信号により制御部15が演算することができる。
なお、制御部15は、波長選択素子11の波長帯域が切替えられた直後の3フレーム以上を一つの単位とした検出信号により、放射率及び絶対温度を演算してもよい。この場合、波長選択素子11の波長帯域が切替えられた直後の連続する複数のフレームに含まれる検出信号を破棄してもよい。例えば、1フレーム目に含まれる検出信号を破棄し、2フレーム目以降の複数のフレームに含まれる検出信号を演算に用いてもよい。また、1フレーム目に連続する複数のフレームに含まれる検出信号を破棄してもよい。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りその他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施の形態は本発明を分かりやすく説明するために測定装置の構成を詳細かつ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1…測定装置、11…波長選択素子、12…レンズ、13…検出素子、14…A/D変換部、15…制御部、15a…ゲイン補正部、15b…オフセット補正部、15c…演算部、15d…画像データ生成部、16…表示部、17…電圧制御部、18…操作部

Claims (10)

  1. 制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択される波長選択素子と、
    選択された波長帯域で前記波長選択素子を透過した前記赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有し、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に前記検出信号を出力する検出素子と、
    前記検出素子から出力される前記検出信号をデジタルデータに変換する変換部と、
    前記検出素子に前記垂直同期信号を出力すると共に、前記検出素子に前記垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、前記波長選択素子を前記赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ前記検出素子から前記フレーム毎に入力する前記検出信号に基づいて演算した前記測定対象物の放射率を出力する制御部と、
    波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する前記制御電圧を前記波長選択素子に出力する電圧制御部と、を備える
    放射率測定装置。
  2. 前記制御部は、
    前記波長選択素子を透過した第1波長帯域の前記赤外線光により前記検出素子から出力された前記検出信号と、前記波長選択素子を透過した第2波長帯域の前記赤外線光により前記検出素子から出力された前記検出信号とに基づいて、前記測定対象物の放射率を演算する演算部と、を備える
    請求項1に記載の放射率測定装置。
  3. さらに、表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記演算部により演算された前記測定対象物の放射率に基づいて画像データを生成する画像データ生成部を有し、
    前記表示部は、前記画像データに基づいて、前記測定対象物の放射率画像を表示する
    請求項2に記載の放射率測定装置。
  4. 前記制御部は、前記波長選択素子の波長帯域を切替えた直後に出力される所定数の前記フレームに含まれる前記検出信号を不使用とし、不使用とされた前記所定数の前記フレームが出力された後に出力される前記フレームに含まれる前記検出信号を使用して前記測定対象物の放射率を演算する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の放射率測定装置。
  5. 制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択される波長選択素子と、
    選択された波長帯域で前記波長選択素子を透過した前記赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有し、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に前記検出信号を出力する検出素子と、
    前記検出素子から出力される前記検出信号をデジタルデータに変換する変換部と、
    前記検出素子に前記垂直同期信号を出力すると共に、前記検出素子に前記垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、前記波長選択素子を前記赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ前記検出素子から前記フレーム毎に入力する前記検出信号に基づいて演算した前記測定対象物の絶対温度を出力する制御部と、
    波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する前記制御電圧を前記波長選択素子に出力する電圧制御部と、を備える
    温度測定装置。
  6. 前記制御部は、
    前記波長選択素子を透過した第1波長帯域の前記赤外線光により前記検出素子から出力された前記検出信号と、前記波長選択素子を透過した第2波長帯域の前記赤外線光により前記検出素子から出力された前記検出信号とに基づいて、前記測定対象物の絶対温度を演算する演算部と、を備える
    請求項5に記載の温度測定装置。
  7. さらに、表示部を備え、
    前記制御部は、
    前記演算部により演算された前記測定対象物の絶対温度に基づいて画像データを生成する画像データ生成部を有し、
    前記表示部は、前記画像データに基づいて、前記測定対象物の温度画像を表示する
    請求項6に記載の温度測定装置。
  8. 前記制御部は、前記波長選択素子の波長帯域を切替えた直後に出力される所定数の前記フレームに含まれる前記検出信号を不使用とし、不使用とされた前記所定数の前記フレームが出力された後に出力される前記フレームに含まれる前記検出信号を使用して前記測定対象物の絶対温度を演算する
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の温度測定装置。
  9. 制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が波長選択素子を透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択されるステップと、
    選択された波長帯域で前記波長選択素子を透過した前記赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有する検出素子が、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に前記検出信号を出力するステップと、
    前記検出素子から出力される前記検出信号をデジタルデータに変換するステップと、
    前記検出素子に前記垂直同期信号を出力すると共に、前記検出素子に前記垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、前記波長選択素子を前記赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ前記検出素子から前記フレーム毎に入力する前記検出信号に基づいて演算した前記測定対象物の放射率を出力するステップと、
    波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する前記制御電圧を前記波長選択素子に出力するステップと、を含む
    放射率測定方法。
  10. 制御電圧の入力に応じて、測定対象物から放射される赤外線光が波長選択素子を透過可能な少なくとも2つの異なる波長帯域が選択されるステップと、
    選択された波長帯域で前記波長選択素子を透過した前記赤外線光の強度を検出して検出信号を出力する一つ又は複数のセンサを有する検出素子が、垂直同期信号が入力するタイミングでフレーム毎に前記検出信号を出力するステップと、
    前記検出素子から出力される前記検出信号をデジタルデータに変換するステップと、
    前記検出素子に前記垂直同期信号を出力すると共に、前記検出素子に前記垂直同期信号を出力するタイミングに合わせて、前記波長選択素子を前記赤外線光が透過可能な波長帯域を切替える制御を行い、かつ前記検出素子から前記フレーム毎に入力する前記検出信号に基づいて演算した前記測定対象物の絶対温度を出力するステップと、
    波長帯域を切替える制御により切替えられる波長帯域に対応する前記制御電圧を前記波長選択素子に出力するステップと、を含む
    温度測定方法。
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