JP2019138496A - 冷蔵庫 - Google Patents

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克則 堀井
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Abstract

【課題】 圧縮機の熱を除霜に利用しつつ、ユーザが不快に感じる音の発生を抑制する冷蔵庫を提供することを目的とする。【解決手段】 冷蔵庫が有する冷凍サイクルは、第1の凝縮器107の下流側で、冷気を生成するために冷媒を蒸発器106に供給する冷却経路と、冷媒を加熱し、加熱した冷媒を蒸発器106に供給することで除霜を行う除霜経路とに分岐する。除霜経路を流れる冷媒は、圧縮機105から第1の凝縮器107に冷媒が供給される経路と熱交換することで加熱される。また、除霜経路において、蓄熱剤と蒸発機構とで構成される蓄熱器116が、圧縮機105の近傍、かつ、蒸発器106の下流側に設けられる。除霜経路において蒸発器106から吐出した冷媒は、蓄熱器116において蒸発したうえで圧縮機105に戻る。【選択図】 図2

Description

本発明は冷蔵庫に関する。
蒸発器に付着した霜を融解する除霜機能を備える冷蔵庫が知られている。除霜機能は、蒸発器の下方に除霜ヒータを設け、この除霜ヒータに通電することで実現することが一般的である。一方、特許文献1には、圧縮機の出口と、蒸発器に配設される除霜パイプとを接続する経路を設け、圧縮機から吐出される高温の冷媒を除霜パイプに供給して除霜を行う冷蔵庫が開示されている。特許文献1の冷蔵庫は、圧縮機の熱を除霜に利用できる。
特開昭58−024774号公報
特許文献1の構成では、除霜時に三方弁を用いて冷媒の流路を除霜パイプに切り換えるが、三方弁を流れる冷媒の流速が速いため、三方弁において音が発生する。冷蔵庫の近くのユーザは、この音を不快に感じる。
そこで本発明は、圧縮機の熱を除霜に利用しつつ、ユーザが不快に感じる音の発生を抑制する冷蔵庫を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明が提供する冷蔵庫は、圧縮機、第1の凝縮器、第2の凝縮器、蒸発器とを少なくとも備え、前記圧縮機から前記第1の凝縮器に冷媒が供給される冷凍サイクルを有する冷蔵庫であって、前記冷凍サイクルは、前記第1の凝縮器の下流側で、冷気を生成するために冷媒を前記蒸発器に供給する冷却経路と、冷媒を加熱し、加熱した冷媒を前記蒸発器に供給することで除霜を行う除霜経路とに分岐し、前記冷却経路において、冷媒は、前記第2の凝縮器を通過したうえで前記蒸発器に供給され、前記除霜経路を流れる冷媒は、前記圧縮機から前記第1の凝縮器に冷媒が供給される経路と熱交換することで加熱され、前記除霜経路において、蓄熱剤と蒸発機構とで構成される蓄熱器が、前記圧縮機の近傍、かつ、前記蒸発器の下流側に設けられ、前記除霜経路において前記蒸発器から吐出した冷媒は、前記蓄熱器において蒸発したうえで前記圧縮機に戻ることを特徴とする。
本発明によれば、圧縮機の熱を除霜に利用しつつ、ユーザが不快に感じる音の発生を抑制できる。
冷蔵庫100の縦断面を示す図である。 冷蔵庫100の冷凍サイクルを示す図である。 除霜モードにおける冷蔵庫100の動作を示す図である。 冷蔵庫100が実行する処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(実施形態)
図1は、冷蔵庫100の縦断面を示す図である。冷蔵庫100は、冷蔵室101、冷蔵室101の下部に設けられた冷凍室102、冷蔵庫100の上部に設けられた第1の機械室103、冷蔵庫100の下部に設けられた第2の機械室104とを有する。また、冷蔵庫100は、冷凍サイクルを構成する部品として、第1の機械室103に収容されている圧縮機105、冷凍室102の背面に収容されている蒸発器106、第2の機械室104に収容されている第1の凝縮器107を有する。また、第1の機械室103の壁面には、蓄熱剤と蒸発機構とで構成される蓄熱器116が埋設されている。蓄熱器116については後ほど詳しく説明する。
第2の機械室104は、隔壁108によって2つの区画に分割されている。隔壁108には、第1の凝縮器107を空冷するファン109が設けられている。ファン109の風上側に第1の凝縮器107が収容されていて、ファン109の風下側に蒸発皿110が収容されている。
冷凍室102には、蒸発器106が生成する冷気を冷蔵室101と冷凍室102に供給する冷却ファン111、冷凍室102に供給される冷気を遮断するための冷凍室ダンパー112が収容されている。また、冷蔵室101には、冷蔵室101に冷気を供給するダクト113、冷蔵室101に供給される冷気を遮断するための冷蔵室ダンパー114が収容されている。また、冷凍室102には、蒸発器106の温度を検出するための温度センサ115が収容されている。
なお、図1で説明した構成の他に、冷蔵庫100は、除霜ヒータ200や図2で説明する冷凍サイクルを構成する部品を収容している。
次に図2を用いて、冷蔵庫100の冷凍サイクルを説明する。圧縮機105から吐出された冷媒は、第1の凝縮器107で外気と熱交換を行い、一部の気体を残して凝縮する。第1の凝縮器107を通過した冷媒は、ドライバ201によって水分が除去され、流路切り換えバルブ202に流入する。流路切り換えバルブ202に流入する冷媒は、液相冷媒と気相冷媒が混在する状態である。流路切り換えバルブ202によって、冷媒の流路は、冷却経路と除霜経路とに分岐する。冷却経路は、冷気を生成するために冷媒を蒸発器106に供給する経路である。一方、除霜経路は、冷媒を加熱し、加熱した冷媒を蒸発器106に供給することで除霜を行う経路である。
まず、冷却経路について説明する。冷却経路は、流路切り換えバルブ202から第2の凝縮器203に冷媒が流れる経路である。第2の凝縮器203は、冷蔵庫100の扉(冷蔵室101の扉と冷凍室102の扉のいずれか、又は、両方)に這わされている。第2の凝縮器203を通過する冷媒は、外部に放熱することで冷蔵庫100の扉を温め、冷蔵庫100の扉で結露が発生することを防止する。第2の凝縮器203を通過して液化した冷媒は、第1の絞り204によって減圧され、蒸発器106で蒸発する。冷媒が蒸発器106で蒸発することで冷気が生成され、この冷気が冷蔵室101と冷凍室102の冷却に利用される。なお、第2の凝縮器203と第1の絞り204との間には、二方弁205が設けられている。蒸発器106を通過した冷媒は、第1の吸入管206を介して圧縮機105に戻る。
次に、除霜経路について説明する。除霜経路は、流路切り換えバルブ202から第2の絞り207に冷媒が流れる経路である。冷媒は第2の絞り207によって減圧され、第2の絞り207を通過した冷媒は、熱交換部208において、圧縮機105から第1の凝縮器107に冷媒が供給される経路と熱交換することで加熱され、気化する。そして、蒸発器106に供給された冷媒が蒸発器106を加熱することで、蒸発器106の除霜が実現される。
なお、第2の絞り207から吐出された冷媒が流れる配管を、圧縮機105から第1の凝縮器107に冷媒が供給される配管の一部と例えば1m〜2m程度はんだ付けすることで、熱交換部208が形成される。また、熱交換部208を冷蔵庫100の筐体の外壁面に形成することで、筐体の顕熱を、除霜経路における冷媒の加熱に利用できる。
また、冷媒が第1の凝縮器107を通過することで、冷媒の一部が液化して冷媒の体積が減少し、流路切り換えバルブ202を流れる冷媒の流速が遅くなる。圧縮機105から吐出された、流速が速い気相冷媒がそのまま流路切り換えバルブ202を流れる訳ではないため、ユーザが不快に感じる音が流路切り換えバルブ202から発生することを抑制できる。
除霜経路について引き続き説明する。蒸発器106を加熱しながら凝縮した冷媒は、第3の絞り209によって再度減圧され、蓄熱器116の蒸発機構によって蒸発する。蓄熱器116を通過した冷媒は、第2の吸入管210を介して圧縮機105に戻る。
蓄熱器116の蓄熱剤について詳しく説明する。蓄熱器116の蓄熱剤は、圧縮機105から生じる熱を蓄熱する。蓄熱器116の蓄熱剤に蓄えられた熱によって、冷媒が蓄熱器116の蒸発機構によって蒸発する際に発生する冷却エネルギーを相殺できる。冷媒が蓄熱器116の蒸発機構によって蒸発する際に発生する冷却エネルギーを相殺することで、蓄熱器116、第2の吸入管210、圧縮機105の周囲で結露が発生することを防止できる。なお、本実施形態では、蓄熱器116の蓄熱剤としてパラフィン系の蓄熱剤を用いることを想定しているが、他の種類の蓄熱剤を適宜用いても良い。
蓄熱器116の蓄熱剤は圧縮機105から生じる熱を蓄熱するため、蓄熱器116は、圧縮機105の近傍に設けることが望ましい。本実施形態では、圧縮機105が収容される第1の機械室103の壁面に蓄熱器116を設けると説明したが、圧縮機105から生じる熱を蓄熱するために適した場所であれば、他の場所に蓄熱器116を設けても良い。
また、蓄熱器116の蓄熱剤として、融点が低い第1の蓄熱剤(例えば融点が4〜10℃)と、融点が高い第2の蓄熱剤(例えば融点が26〜32℃)を組み合わせて用いても良い。この場合、蓄熱器116の蒸発機構から発生する冷却エネルギーが、第1の蓄熱剤、第2の蓄熱剤の順番に熱交換するように構成することが望ましい。もし、融点が低い第1の蓄熱剤だけを用いると、冷蔵庫100が置かれる環境が高温・高湿度である場合に、第2の吸入管210において結露が発生する懸念がある。融点が低い第1の蓄熱剤、融点が高い第2の蓄熱剤の順番で熱交換することで、冷媒の温度を26〜32℃程度まで上昇させることができるため、第2の吸入管210において結露が発生することを防止できる。
次に図3を用いて、蒸発器106の除霜を行う除霜モードにおける、冷蔵庫100の動作を説明する。図3は、左から右に進むにつれて時間の経過が進むことを示す。
圧縮機105の「ON」は、圧縮機105が動作していることを示す。また、圧縮機105の「OFF」は、圧縮機105が停止していることを示す。
流路切り換えバルブ202の「冷却」は、流路切り換えバルブ202から冷却経路への流路が開放され、流路切り換えバルブ202から除霜経路への流路が閉塞されていることを示す。また、流路切り換えバルブ202の「除霜」は、流路切り換えバルブ202から除霜経路への流路が開放され、流路切り換えバルブ202から冷却経路への流路が閉塞されていることを示す。また、流路切り換えバルブ202の「全閉」は、流路切り換えバルブ202から冷却経路への流路、及び、流路切り換えバルブ202から除霜経路への流路の両方が閉塞されていることを示す。
二方弁205の「開放」は、二方弁205が開放されていることを示す。また、二方弁205の「閉塞」は、二方弁205が閉塞されていることを示す。
冷却ファン111の「ON」は、冷却ファン111が動作していることを示す。また、冷却ファン111の「OFF」は、冷却ファン111が停止していることを示す。
冷凍室ダンパー112の「開放」は、冷凍室ダンパー112が開放されていることを示す。また、冷凍室ダンパー112の「閉塞」は、冷凍室ダンパー112が閉塞されていることを示す。
冷蔵室ダンパー114の「開放」は、冷蔵室ダンパー114が開放されていることを示す。また、冷蔵室ダンパー114の「閉塞」は、冷蔵室ダンパー114が閉塞されていることを示す。
除霜ヒータ200の「ON」は、除霜ヒータが通電され、除霜ヒータによる除霜が行われていることを示す。一方、除霜ヒータ200の「OFF」は、除霜ヒータへの通電が停止し、除霜ヒータによる除霜が行われていないことを示す。
タイミングT1は、圧縮機105の運転時間の累積が所定時間に達したタイミングである。タイミングT1において、冷蔵庫100は、通常の冷却モードから除霜モードに移行する。除霜によって冷凍室102の温度が上昇することが想定されるため、冷蔵庫100は、冷凍室ダンパー112をしばらくの間開放することで、除霜を開始する前に冷凍室102の温度を低下させる。
次にタイミングT2において、流路切り換えバルブ202の状態が「冷却」から「除霜」に切り換わる。タイミングT2において冷媒の流路が冷却経路から除霜経路に切り換わることで、加熱された冷媒が蒸発器106に供給されるようになり、蒸発器106の除霜が開始される。除霜経路による除霜は、蒸発器106の上側で行われる。蒸発器106の下側の除霜は、後述する除霜ヒータ200によって行われる。
また、タイミングT2において、二方弁205の状態が「開放」から「閉塞」に切り換わる。タイミングT2において二方弁205を閉塞することで、蒸発器106による冷気の生成が停止した状態で除霜が開始されることになり、除霜の効率が向上する。また、タイミングT2において、冷凍室ダンパー112の状態が「開放」から「閉塞」に切り換わり、冷蔵室ダンパー114の状態が「閉塞」から「開放」に切り換わる。これは、冷蔵室101の内部の空気を循環させながら蒸発器106を空気側からも加熱することで、蒸発器106の配管に残留する冷媒を蒸発させて圧縮機105に戻すためである。
次にタイミングT3において、冷却ファン111の状態が「ON」から「OFF」に切り換わり、冷蔵室ダンパー114の状態が「開放」から「閉塞」に切り換わる。蔵室ダンパー114を閉塞し、かつ、冷却ファン111を停止するのは、蒸発器106の配管に残留する冷媒が蒸発し、蒸発器106の温度が冷蔵室101の空気温度に近づいて熱交換が困難になるからである。
次にタイミングT4において、冷凍室ダンパー112の状態が「閉塞」から「開放」に切り換わり、除霜ヒータ200の状態が「OFF」から「ON」に切り換わる。除霜ヒータ200への通電が開始されることで、蒸発器106の下側の除霜が開始される。
次にタイミングT5において、圧縮機105の状態が「ON」から「OFF」に切り換わり、二方弁205の状態が「閉塞」から「開放」に切り換わる。これにより、第1の凝縮器107に残留している高圧の冷媒を圧力差によって蒸発器106に流入させることができる。即ち、タイミングT5以降の蒸発器106の上側の除霜は、圧縮機105を停止させた状態で実現でき、圧縮機105を停止させた分だけ消費電力を低減できる。
タイミングT6は、温度センサ115が検知する温度が所定の温度に達したタイミングであり、蒸発器106の除霜が完了したと冷蔵庫100が判断するタイミングである。タイミングT6において、流路切り換えバルブ202の状態が「除霜」から「冷却」に切り換わり、除霜ヒータ200の状態が「ON」から「OFF」に切り換わる。
次にタイミングT7において、圧縮機105の状態が「OFF」から「ON」に切り換わり、冷却ファン111の状態が「OFF」から「ON」に切り換わり、冷蔵室ダンパー114の状態が「閉塞」から「開放」に切り換わる。タイミングT7において、冷蔵庫100は除霜モードから冷却モードに移行する。冷蔵庫100は、圧縮機105を停止した状態で冷媒の流路を除霜経路から冷却経路に切り換え、冷媒の流路を切り換えた後に圧縮機105を動作させる。これにより、冷媒の流路を除霜経路から冷却経路に切り換える際に、流路切り換えバルブ202において音が発生することを抑制できる。
次に、冷蔵庫100が実行する処理を、図4のフローチャートに示す。図4のフローチャートに示す各ステップは、冷蔵庫100のCPUが冷蔵庫100のROM等のメモリに格納された制御プログラムを実行することによって実現される。なお、CPUやROMは図1には図示されていないが、CPUやROMで構成される制御コントローラが冷蔵庫100の天面に収容されている。
ステップ401において、CPUは、除霜を行うか否かを判定する。本実施形態では、圧縮機105の運転時間の累積が所定時間に達した場合に、除霜を行うとCPUが判定し、処理はステップ402に進む。
次にステップ402において、CPUは、冷媒の流路を除霜経路に切り換える。CPUは、冷媒の流路を冷却経路から除霜経路に切り換えるように流路切り換えバルブ202を制御する。冷媒の流路が除霜経路に切り換わることで、熱交換部208で加熱された冷媒が蒸発器106に供給されるようになり、蒸発器106の除霜が行われる。なお、除霜経路による除霜は、蒸発器106の上側を中心に行われる。
次にステップ403において、CPUは、除霜ヒータ200の動作を開始する。CPUが除霜ヒータ200への通電を開始することで、蒸発器106の除霜が行われる。なお、除霜ヒータ200による除霜は、蒸発器106の下側を中心に行われる。
次にステップ404において、CPUは、除霜が完了したか否かを判定する。本実施形態では、温度センサ115が検知する温度が所定の温度に達した場合に、除霜が完了したとCPUが判定し、処理はステップ405に進む。
次にステップ405において、CPUは、冷媒の流路を冷却経路に戻し、また、除霜ヒータ200の動作を停止する。CPUは、冷媒の流路を除霜経路から冷却経路に切り換えるように流路切り換えバルブ202を制御する。また、CPUは、除霜ヒータ200への通電を停止する。
本実施形態では、1つのCPUが図4のフローチャートに示す各ステップが実現されると説明したが、複数のCPUが協働することで実現される構成にしても良い。また、図3で説明した各タイミングの動作も、冷蔵庫100のCPUが冷蔵庫100のROM等のメモリに格納された制御プログラムを実行することによって実現される。
本実施形態によれば、除霜経路を流れる冷媒が、熱交換部208において圧縮機105から吐出された高温の冷媒によって加熱されるため、圧縮機105の熱を除霜に利用できる。圧縮機105の熱を除霜に利用することで、除霜ヒータ200に通電する時間を短縮できるため、除霜時の冷蔵庫100の消費電力を低減できる。また、圧縮機105から吐出された冷媒がそのまま流路切り換えバルブ202を流れる訳ではないため、ユーザが不快に感じる音が流路切り換えバルブ202から発生することを抑制できる。
本発明は、家庭用の冷蔵庫や冷凍庫、業務用の冷蔵庫や冷凍庫に適用できる。
100 冷蔵庫
105 圧縮機
106 蒸発器
107 第1の凝縮器
116 蓄熱器
200 除霜ヒータ
202 流路切り換えバルブ
208 熱交換部

Claims (8)

  1. 圧縮機、第1の凝縮器、第2の凝縮器、蒸発器とを少なくとも備え、前記圧縮機から前記第1の凝縮器に冷媒が供給される冷凍サイクルを有する冷蔵庫であって、
    前記冷凍サイクルは、前記第1の凝縮器の下流側で、冷気を生成するために冷媒を前記蒸発器に供給する冷却経路と、冷媒を加熱し、加熱した冷媒を前記蒸発器に供給することで除霜を行う除霜経路とに分岐し、
    前記冷却経路において、冷媒は、前記第2の凝縮器を通過したうえで前記蒸発器に供給され、
    前記除霜経路を流れる冷媒は、前記圧縮機から前記第1の凝縮器に冷媒が供給される経路と熱交換することで加熱され、
    前記除霜経路において、蓄熱剤と蒸発機構とで構成される蓄熱器が、前記圧縮機の近傍、かつ、前記蒸発器の下流側に設けられ、
    前記除霜経路において前記蒸発器から吐出した冷媒は、前記蓄熱器において蒸発したうえで前記圧縮機に戻ることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 除霜を行う場合に、前記冷蔵庫は、冷媒が流れる流路を前記冷却経路から前記除霜経路に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 除霜が完了した場合に、前記冷蔵庫は、冷媒が流れる流路を前記除霜経路から前記冷却経路に戻すことを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 冷媒が流れる流路が前記除霜経路に切り換えられた後に、前記冷蔵庫は、除霜ヒータの動作を開始することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  5. 除霜が完了した場合に、前記冷蔵庫は、冷媒が流れる流路を前記除霜経路から前記冷却経路に戻し、かつ、前記除霜ヒータの動作を停止することを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 除霜が完了した場合に、前記冷蔵庫は、前記圧縮機を停止した状態で、冷媒が流れる流路を前記除霜経路から前記冷却経路に戻すことを特徴とする請求項3又は5に記載の冷蔵庫。
  7. 前記蓄熱器は、前記圧縮機が収納されている機械室の壁面に埋設されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  8. 前記機械室は、前記冷蔵庫の上部に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の冷蔵庫。
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