JP2019136330A - スロットマシン - Google Patents

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紀之 四方
篤 世良田
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篤 世良田
篤史 吉川
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篤史 吉川
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Abstract

【課題】待機区間を有意義に用いて多様な遊技性を有するスロットマシンを提供すること。【解決手段】一の特別役(赤7−赤7−赤7)が当選状態である待機区間中かつ所定の遊技において、一の特別役(赤7−赤7−赤7)に対応する図柄が2個以上有効ライン上に停止している状況で、最後に停止操作される停止操作手段の停止操作が、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込める第一位置で操作されたときは第一の特別役図柄(赤7図柄)を有効ライン上に停止させ前記一の特別役が入賞し、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込めない第二位置で操作されたときは第二の特別役図柄(白7図柄)を有効ライン上に停止させないが表示窓内のいずれかに停止させる。【選択図】図19

Description

本発明は、複数の図柄が描かれたリールを停止させたときに表示された図柄の組合せに応じて結果が定まる単位遊技を行うスロットマシンに関する。
従来から遊技機の1つとして、スロットマシンが広く知られている。この種のスロットマシンは、遊技者によりメダルや遊技球などの遊技媒体が規定数投入されると、スタートスイッチの操作が有効になる。これにより、遊技者がスタートスイッチを操作すると、遊技が開始され、役抽選を行うとともに、各々複数の図柄が描かれた複数のリールを回転させる。リールの回転速度が一定の速度に達すると、各リールに対応して設けられたストップスイッチの操作が有効になり、遊技者がストップスイッチを操作するごとに、役抽選の結果に沿うように、対応するリールを停止していき、全てのリールが停止したときに、1回の遊技結果が定まる。そして、リールの表示窓内に定められている有効ラインに沿って表示された図柄の組合せが、何らかの役に対応していた場合は、その役が入賞したことになり、その役に対応する特典が遊技者に付与されて、1回の遊技が終了する。一方、役が入賞しなかった場合は特典が付与されることなく1回の遊技が終了する。なお、以下では、上述した1回の遊技を単位遊技という。
また、この種のスロットマシンには、AT抽選を実行可能な有利区間、ボーナス内部中かつAT抽選を実行不可能な待機区間を有するスロットマシンがある。
特開2017−164355号公報
特許文献1に記載されるようなスロットマシンでは、待機区間ではAT抽選を禁止する記載はあるが、待機区間を有意義に用いた具体的なゲーム性に関する記載はない。そのため、面白みに欠ける、遊技性の変化に乏しい等の問題点があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、待機区間を有意義に用いて多様な遊技性を有するスロットマシンの提供を目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、
複数の回胴と、
回胴の回転を停止させるための複数の停止操作手段と、
複数種類の特別役(MB)と、
ATを開始させるか否かを決定するAT抽選を実行可能な有利区間、特別役非内部中かつ前記AT抽選を実行不可能な通常区間、特別役内部中かつ前記AT抽選を実行不可能な待機区間と、を備え、
一の特別役(赤7−赤7−赤7)が当選状態である待機区間中かつ所定の遊技において、前記一の特別役(赤7−赤7−赤7)に対応する図柄が2個以上有効ライン上に停止している状況で、最後に停止操作される前記停止操作手段の停止操作が、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込める第一位置で操作されたときは第一の特別役図柄(赤7図柄)を有効ライン上に停止させ前記一の特別役が入賞し、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込めない第二位置で操作されたときは第二の特別役図柄(白7図柄)を有効ライン上に停止させないが表示窓内のいずれかに停止させる、ことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、
演出を制御する演出制御手段を、さらに備え、
前記演出制御手段は、表示窓内に停止された複数の特別役図柄に関する情報を記憶し、記憶された複数の特別役図柄に関する情報を前記所定の遊技が終了したのちの所定のタイミングで遊技者が確認できるように制御する、
ことを特徴とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、
待機区間中において、複数種類の特別役(MB)のうち、いずれの特別役(MB)が入賞可能かを特定不能な情報であって、当選状態にある特別役(MB)が入賞可能であることを示す情報を報知し、
有利区間中において、複数種類の特別役(MB)のうち、いずれの特別役(MB)が入賞可能かを特定可能な情報であって、当選状態にある特別役(MB)が入賞可能であることを示す情報を報知する、
ことを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、遊技状態に応じて、待機区間を有意義に用いて多様な遊技性を有するスロットマシンを提供することが可能となる。
本発明の実施形態におけるスロットマシンの概略構成を説明するための説明図である。 同スロットマシンが備える各リールの図柄配列を説明するための説明図である。 同スロットマシンを制御する制御回路の構成を示すブロック図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンに予め定められている各種の役に対応する図柄組合せの内容を説明するための説明図である。 同スロットマシンにおける条件装置と条件装置を構成する役との関係を説明するための説明図である。 同スロットマシンにおける非RT、RT1、MB作動中における役物条件装置と入賞再遊技条件装置との抽選テーブルを説明するための説明図である。 同スロットマシンにおける非RT、RT1、MB作動中における役物条件装置と入賞再遊技条件装置との置数を合算した抽選テーブルを説明するための説明図である。 同スロットマシンにおける遊技区間の説明をするための図である。 同スロットマシンにおける獲得枚数表示器における操作手順の報知を説明するための図である。 同スロットマシンにおけるRT状態、AT状態の遷移を説明するための図である。 同スロットマシンにおけるMBに対応する図柄組合せ番号と、役名称と、図柄組合せとの関係を示す図である。 同スロットマシンにおける内部中でないことが確認されたMBの種類が確認済図柄組合せ履歴として記憶されるRWMを説明する図である。 同スロットマシンにおけるMB−A4に対応するテンパイハズレ出目が表示窓内に停止表示された場合を説明する図である。 同スロットマシンにおける再遊技Bが当選し、JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおける再遊技Bが当選し、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおける再遊技Bが当選し、JAC揃いリプレイ(再遊技5)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおける再遊技Bが当選し、JAC不揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおけるJAC揃いリプレイ(再遊技7)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおけるJAC不揃いリプレイ(再遊技8)が入賞した場合を説明する図である。 同スロットマシンにおける内部中のMBの種類を示唆するコメント予告演出を説明するための図である。 同スロットマシンにおける内部中のMBの種類を示唆するコメント予告演出を説明するための図である。 同スロットマシンにおける内部中のMBの種類を示唆する背景演出を説明するための図である。 同スロットマシンにおける内部中のMBの種類を示唆する背景演出を説明するための図である。 同スロットマシンにおける所定の図柄を有効ラインL上に狙う旨を報知する演出を示す説明図である。 本発明の実施形態におけるスロットマシンの主制御回路で実行されるメインルーチンの内容を示すフローチャートである。 本発明の実施形態におけるスロットマシンの主制御回路で実行されるタイマ割込処理の内容の内容を示すフローチャートである。 同スロットマシンにおける遊技区間の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳細に説明する。
(スロットマシンの構成)
図1は、スロットマシンの概略構成を説明するための説明図である。図1(a)に、スロットマシン10の正面図を示す。同図において、スロットマシン10の筐体の前面部には、フロントパネル20が設けられている。このフロントパネル20の略中央には、表示窓22が形成されており、スロットマシン10の内部に回転自在に設けられている3個のリール40L,40C及び40Rの外周面に印刷された図柄が表示される。リール40L,40C及び40Rは、各回転軸が、水平方向の同一直線上に並ぶように設けられ、各々リング状の形状を有し、その外周面には20個の図柄が等間隔で印刷された帯状のリールテープが貼り付けられている。そして、表示窓22からは、リール40L,40C及び40Rが停止しているときに、各リールに印刷された20個の図柄のうち、各リールの回転方向に沿って連続する3つの図柄が視認可能となっている。すなわち、表示窓22には、3[図柄]×3[リール]=合計9つの図柄が停止表示される。ここで、リール40L,40C及び40Rが停止しているときに表示される連続する3つの図柄のうち、最も上側の停止表示位置を上段U、中央の停止表示位置を中段M、最も下側の停止表示位置を下段Lとする。
また、表示窓22には、1つの有効ライン(入賞ラインとも称する)、リール40Lの中段M,40Cの中段M及び40Rの中段Mを横切るラインL(有効ラインLとも称する)が定められている。このラインLは、予め定められた複数種類の役(後述する)に対応する図柄組合せが停止表示されたか否かを判定する際の基準となるラインである。すなわち、リール40L、40C及び40Rが停止したときに、ラインLが通過する停止表示位置に停止表示された3つの図柄からなる組合せがいずれかの役に対応していたときに、その役が入賞したことになる。また、「図柄組合せがラインLに沿って(停止)表示された」とは「入賞」と同義であるものとする。なお、有効ラインは、上記に限られない。
フロントパネル20には、表示窓22の他に、単位遊技に関する各種情報を遊技者へ知らせるための各種ランプ及び表示器が設けられている。表示窓22の下側には、図1中、下から順に、ベット数(賭け枚数)表示ランプ26a,26b,26c、クレジット数表示器27、及び、獲得枚数表示器28が設けられている。なお、押し順報知用の表示器29を別途設けても良い。ベット数表示ランプ26a,26b,26cは、1回の遊技に投入されるメダルの枚数を表示するものである。すなわち、1枚のメダルが投入されるとベット数表示ランプ26aのみが点灯し、2枚のメダルが投入されるとベット数表示ランプ26a及び26bが点灯し、3枚のメダルが投入されるとベット数表示ランプ26a,26b,26cが点灯する。
ここで、スロットマシン10で単位遊技を行うために投入するメダルは遊技媒体の一種であり、遊技媒体は、メダルに限らず、遊技球(いわゆるパチンコ球)や、磁気カード、非接触式ICカード又はICチップを内蔵したコインなどの記録媒体に記録された、単位遊技を行うことができる価値情報であってもよい。スロットマシン10では、規定枚数(例えば、3枚)のメダルが投入されると1回の単位遊技が可能となり、ラインLが有効ラインとなる。なお、2枚のメダルが投入されると1回の単位遊技が可能となり、ラインLが有効ラインとなるようにしてもよい。クレジット数表示器27(貯留数表示手段)は、2桁の7セグメント表示器からなり、スロットマシン10にクレジット(貯留)されている(より具体的には、後述する主制御回路100内のRWMに記憶されている)メダルの枚数を表示する。獲得枚数表示器28(付与数表示手段)は、2桁の7セグメント表示器からなり、スロットマシン10において単位遊技の結果に応じて遊技者へ払い出されるメダルの枚数を表示する。
上述したフロントパネル20の下側には、概略水平の操作パネル部30が設けられている。操作パネル部30の上面右側には、スロットマシン10へメダルを投入するためのメダル投入口32が設けられている。このメダル投入口32の内部には、メダル投入口32から投入されたメダルを検出すると、後述する主制御回路100へメダル検出信号を出力するメダルセンサが設けられている。これにより、主制御回路100においてメダル検出信号の出力回数を計数することで、投入されたメダルの枚数を認識することができる。
また、操作パネル部30の上面左側には、クレジットされているメダルをスロットマシン10へ投入することができる1−ベットスイッチ34及び最大ベットスイッチ35が設けられている。1−ベットスイッチ34は、1回操作されるごとにクレジットされているメダルのうち1枚だけを遊技の賭けの対象としてスロットマシン10へ投入するためのスイッチである。最大ベットスイッチ35は、クレジットされているメダルのうち、現在の単位遊技において投入が許容される最大枚数(規定枚数)のメダルを、遊技の賭けの対象としてスロットマシン10へ投入するためのスイッチである。
メダル投入口32から、又は、各種ベットスイッチ34,35を操作することにより、スロットマシン10に3枚のメダルを投入すると、メダルが投入されるごとにベット数表示ランプ26a,26b,26cが順次点灯していく。また、各種ベットスイッチ34,35を操作したときは、前述した主制御回路100のRWMに記憶されているクレジット数から、投入されたメダルの枚数が減算されることにより、クレジット数表示器27に表示されている値も減算される。さらに、規定枚数のメダルが既に投入されている状態で、さらにメダル投入口32からメダルが投入されると、当該投入されたメダルの枚数が、主制御回路100のRWMに記憶されているクレジット数に加算されることにより、クレジット数表示器27に表示されている値も加算される。
操作パネル部30の上面中央には、決定ボタンスイッチ39、左方向スイッチ39L、上方向スイッチ39U、下方向スイッチ39D、右方向スイッチ39Rが設けられている(図1(b)参照)。
操作パネル部30の正面左側には、スタートスイッチ36が傾動可能に設けられている。スタートスイッチ36は、遊技者がスロットマシン10に規定枚数のメダルを投入すると操作が有効となる。なお、単位遊技で後述する再遊技役が入賞したときは、メダルが投入されなくても、ベット数表示ランプ26a,26b,26cが規定枚数分だけ点灯し、次の単位遊技のための、スタートスイッチ36の操作が有効となる。この状態で遊技者がスタートスイッチ36を傾動操作すると、前述した3つのリール40L,40C及び40Rが一斉に回転を開始する。これにより、リール40L,40C及び40Rの各外周面に印刷された図柄は、表示窓22において上から下へと移動(スクロール)表示される。
操作パネル部30の正面中央部には、3つのストップスイッチ37L,37C及び37Rが設けられている。ここで、ストップスイッチ37L,37C及び37Rは、いわゆる自照式の押しボタンスイッチであり、押しボタンの部分が複数色に発光し得る構造になっている。また、左ストップスイッチ37Lは左リール40Lに対応し、中ストップスイッチ37Cは中リール40Cに対応し、右ストップスイッチ37Rは右リール40Rに対応している。ストップスイッチ37L,37C及び37Rは、3つのリール40L,40C及び40Rの回転速度が所定の定常回転速度(例えば、80回転/分。単に定速ともいう。)に達したときに、遊技者による操作が有効となる。ここで基本的に、各ストップスイッチの操作が無効になっているときは、各ストップスイッチの押しボタン部分における発光色が赤くなっており、定常回転速度に達して操作が有効になると、押しボタン部分の発光色は青に変化する。後述するように、各ストップスイッチの発光色は、状態により適宜制御される。なお、各ストップスイッチの操作が無効になっているときは、各ストップスイッチの押しボタン部分が消灯し、リールが定常回転速度に達して操作が有効になると、押しボタン部分が発光するようにしてもよい。
そして、遊技者が左ストップスイッチ37Lを押動操作したときには、左リール40Lが停止し、中ストップスイッチ37Cを押動操作したときには、中リール40Cが停止し、右ストップスイッチ37Rを押動操作したときには、右リール40Rが停止する。このとき、3つのリール40L、40C及び40Rの各々は、各リールの外周面に描かれている図柄のうち、連続するいずれか3つの図柄の各中心位置と、表示窓22内の上段U、中段M、及び、下段Lの各中央位置とが、一致するように停止制御される。ここで、図柄の中心と、停止表示位置の中央とが一致する位置を定位置といい、スロットマシン10がリールを停止させるときは、リールの各図柄が定位置で停止するようなリール停止制御が行われる。
操作パネル部30の左側には、精算スイッチ38が設けられており、メダル投入の受付期間内に操作されると、クレジットされていたメダルがすべて払い戻され、クレジット数表示器27に表示されている値が「0」になる。ここで、メダル投入の受付期間は、全てのリールが停止して(メダルが払い出される場合は、メダルの払い出しが終了して)から次遊技のスタートスイッチ36の操作がなされるまでの間とする。
操作パネル部30の下側には、スロットマシン10の機種名やモチーフとして採用されたキャラクタなどが描かれた下部パネル50が配設されている。下部パネル50の下方略中央には、遊技者に対してメダルを払い出すためのメダル払出口60が設けられている。例えば、リール40L、40C及び40Rが停止したときに、ラインLに沿って停止表示された3つの図柄の組合せが入賞役に対応していた場合、スロットマシン10の内部に設置されたメダル払出装置が作動してその入賞役に対応した枚数のメダルが払い出される。また、メダルがクレジットされている状態で精算スイッチ38が操作されると、クレジットされていたメダルが払い出される。そして、払い出されたメダルは、メダル払出口60から排出されて受け皿61に貯留される。メダル払出口60の右側及び左側には、各々、スロットマシン10内部に収納されたスピーカ64R,64Lから発せられた音を外部へ通すための透音孔62R,62Lが設けられている。
フロントパネル20には、液晶ディスプレイパネルから構成される画像表示装置70が設けられている。なお、画像表示装置70は、上述した液晶ディスプレイパネルに限られず、画像情報や文字情報を遊技者が遊技中に視認し得る装置であれば、その他あらゆる画像表示装置を用いることが可能である。この画像表示装置70は、遊技履歴を表示したり、単位遊技中に表示される演出画像、役抽選の結果を報知するための演出画像、単位遊技の進行(メダル投入→スタートスイッチ36の操作→リールの回転→ストップスイッチ37L,37C,37Rの操作→全リール回転停止)に応じた演出画像等を表示したりすることができる。画像表示装置70の上方には、リール40L,40C,40Rが停止し、何らかの役が入賞した場合、入賞した役に応じたパターンで点滅する演出用ランプ72が設けられている。
[リール図柄の説明]
次に、図2を参照して、リール40L、40C及び40Rの各外周面に貼り付けられるリールテープに印刷された図柄の配列について説明する。図2(a)に示すように、リール40L、40C及び40Rの各外周面には20個の図柄が印刷されているが、各図柄は、リールテープの長手方向において、20分割に区画された各図柄領域に1つの図柄が印刷されている。また、各図柄領域に表示される図柄の種類は、図2(b)に示すように、10種類あり、各種類に応じて種別コード(図示略)が予め定められている。スロットマシン10における図柄の種類には、数字の7を赤色で表した「赤7」図柄、数字の7を青色で表した「青7」図柄、数字の7を白色で表した「白7」図柄、数字の7を緑色で表した「緑7」図柄、ベルをモチーフとした「ベル」図柄、水色のプラムをモチーフとした「リプレイA」図柄、水色のプラムをモチーフとした「リプレイB」図柄、星状の図形をモチーフとした「ブランク」図柄、紫色の楕円状の図形をモチーフとした「JAC」図柄、黒色の長方形状の図形をモチーフとした「バー」図柄、がある。
なお、1リールにおける図柄数は20図柄に限らず、16、21図柄等、任意の図柄数に定めることができる。
また、リール40L、40C及び40Rの各々に貼り付けられるリールテープの各図柄領域には、図2(a)に示すように「0」〜「19」の図柄番号が予め定められており、各図柄番号に対応する図柄の種別コードが、主制御回路100のROMに記憶されている。各リールの図柄番号及び対応する種別コードは、後述するリール停止制御を行う際に参照される。以下では、図柄番号及び種別コードをまとめて図柄識別情報という。図2(a)に示す各リールテープは、図柄番号「0」と「1」の間を切り離して展開した状態を示し、実際にリール40L、40C及び40Rの外周面に貼り付けたときは、図柄番号「0」と「1」の図柄が連続することになる。
また、リール40L、40C及び40Rが回転すると、表示窓22内に表示される各リールの3つの図柄は、連続する3つの図柄番号の値が増加する方向にスクロール表示されることになる。たとえば、表示窓22の下段Lから上段Uに向かって、図柄番号「1」,「2」,「3」の図柄が表示されていた場合、それ以降、表示される図柄は、図柄番号「2」,「3」,「4」→図柄番号「3」,「4」,「5」→図柄番号「4」,「5」,「6」→……と変化する。そして、図柄番号「18」,「19」,「0」が表示されると、引き続き、図柄番号図柄番号「19」,「0」,「1」→図柄番号「0」,「1」,「2」→図柄番号「1」,「2」,「3」→……と変化していき、以下、リールが停止するまで図柄番号「0」から「19」のうち連続する3つの図柄が循環的にスクロール表示される。
(1−c−1)制御回路の構成
スロットマシン10を制御する制御回路は、主制御回路100(以下、主制御手段100や主制御基板100とも称する)と副制御回路200(以下、副制御手段200とも称する)とで構成されている。ここで、主制御回路100のブロック図、これに電気的に接続されている副制御回路200のブロック図を図3に示す。
[制御手段の説明]
次に、図3に示す機能ブロック図を参照して、スロットマシン10の制御を行う制御手段について説明する。スロットマシン10の制御手段は、遊技の進行を制御する主制御手段100と、遊技の演出を制御する副制御手段200とによって構成されている。主制御手段100は、遊技者の操作に応じて遊技を進行させる制御を行い、副制御手段200は、主制御手段100から送信された制御コマンドに基づいて遊技に伴って実行される演出を出力する制御や各種情報を報知する制御を行う。なお、主制御手段100と副制御手段200との間でやりとりされる情報の送信は、主制御手段100から副制御手段200への一方向に限られており、副制御手段200から何らかの情報が主制御手段100へ直接送信されることはない。
≪主制御手段の説明≫
<主制御手段及びその周辺のハードウェア構成>
主制御手段100は、CPU、ROM、RWM(RAMでもよい)、乱数生成手段(乱数回路)及びタイマカウント手段(タイマ回路)、I/Oポートが1つのチップ内に構成されたものである。この主制御手段100は、主制御回路又は主制御基板とも呼ばれ、主制御手段100の機能を実現するための回路は一枚の基板上に構成されている。
乱数生成手段は、各種抽選を行う際に使用される乱数を生成し、タイマカウント手段は、CPUなどが作動するためのクロック信号の計数値に基づいて割込要求信号を生成する。また、I/Oポートは、操作手段300、ベット数表示ランプ26a〜26c、クレジット数表示器27、獲得枚数表示器28、ステッピングモータ42L,42C,42R、リール回転位置センサ44L,44C,44R、ブロッカ45、ホッパーモータ46、払出センサ47、ドアスイッチ48、設定ドアスイッチ49及び外部集中端子基板84といった各部構成に対する信号を出力し、各部構成からの信号を入力する。
ここで、ステッピングモータ42L,42C,42Rは、主制御手段100から出力される励磁信号にしたがって、対応するリール40L,40C,40Rを回転又は停止させる。リール回転位置センサ44L,44C,44Rは、リール40L,40C,40Rに各々対応して設けられており、対応するリールの基準位置に設けられたインデックス(被検出部材)を検出すると、その検出信号を主制御手段100に対して出力する。これにより主制御手段100は、当該インデックスの位置から計数を開始したステッピングモータのステップ数に基づいて、リールの回転位置(表示窓22に表示されている図柄)を認識することができる。
ホッパーモータ46は、メダル投入口32から投入されたメダルを貯留するメダルホッパー(図示略)に設けられ、主制御手段100から出力される駆動信号にしたがってメダルホッパーに貯留されているメダルをメダル払出口60から排出させる。払出センサ47は、ホッパーモータ46が駆動することによって払い出されるメダルを検出し、その検出信号を主制御手段100へ出力する。ブロッカ45は、スロットマシン10の内部に設けられたメダル投入口32からメダルホッパーへ至るメダル流路の途中に設置され、主制御手段100からのオン/オフ信号にしたがってメダル流路を形成又は解除する。なお、メダル投入口32から投入されたメダルは、メダル流路が形成されている(ブロッカがオン)ときはメダルホッパーに貯留され、メダル流路が形成されていない(ブロッカがオフ)ときは、メダル払出口60から排出される。ドアスイッチ48は前述した前面扉の開閉を検出し、その検出信号を主制御手段100へ出力する。設定ドアスイッチ49は後述する設定値を設定するための設定変更キースイッチ92及びリセット/設定スイッチ93を開閉可能に覆っている設定ドアの開閉を検出し、その検出信号を主制御手段100へ出力する。
外部集中端子基板84は、スロットマシン10が現在行われている遊技に関する情報を外部の遊技情報表示装置(データ表示器とも称する)やホールコンピュータに対して主制御手段100から出力される各種信号を中継する。主制御手段100から外部へ送信される信号としては、遊技が行われる際にメダルがベットされたことを示すベット信号(IN信号)、遊技者にメダルが払い出されたことを示す払出信号(OUT信号)、遊技状態がMBに移行したことを示す信号(MB信号)、スロットマシン10に異常が発生したことを示す信号(異常発生信号)、スタートスイッチ36が操作されたことを示す信号(スタート信号)、ATに移行したことを示す信号等がある。
ここで、外部集中端子基板84は、上述した各種信号の内容を、ハイレベルを示す電位と、ローレベルを示す電位とによって表してもよいし、各種信号に対応するリレー回路を設けて、各リレー回路を開閉することで上述した各種信号の内容を表してもよい。
操作手段300は、図1に示したスロットマシン10の前面扉に設けられた各種スイッチの他に、スロットマシン10の内部に設けられた電源スイッチ91、設定変更キースイッチ92及びリセット/設定スイッチ93を含む。電源スイッチ91はスロットマシン10に供給される電力をオン/オフするスイッチである。設定変更キースイッチ92は鍵穴を有し、当該鍵穴に挿入した設定変更用の鍵を回動することでオン又はオフとなるスイッチである。リセット/設定スイッチ93はエラーが発生したときにそのエラー状態をリセットしたり、後述する設定値を変化させたりする際に操作される押しボタン式のスイッチである。
<主制御手段の機能ブロック>
次に、主制御手段100の機能ブロックについて説明する。主制御手段100は、当選役決定手段110と、フリーズ制御手段120と、リール制御手段130と、状態制御手段140と、報知制御手段146と、入賞判定手段150と、制御コマンド送信手段160と、外部信号出力手段170と、を含んでいる。以下に説明する各手段の機能は、主制御手段100を構成するCPUによって、ROMに記憶された制御プログラムを実行することで実現されるものとする。
(当選役決定手段の説明)
当選役決定手段110は、主制御手段100に含まれる乱数生成手段が発生する乱数(数値範囲:0〜65535)に基づく抽選によって当選番号(当選番号により当選役に対応する入賞再遊技当選番号や役物当選番号)を決定する。
ここで、当選役には大別するとボーナス(ボーナス役(役物)とも称する)、再遊技(再遊技役とも称する)及び入賞(入賞役とも称する)の3種類があり、これら当選役が入賞すると、遊技者に所定の特典が付与される。すなわち、ボーナス役が入賞すると、次の遊技から所定の終了条件が成立するまで、遊技者に有利なボーナスゲーム(特別遊技とも称する)が行われる。本実施形態では、ボーナスはCB、MBであるものとして説明するがBB、SRB(RB)、SB(シングルボーナス)を設けBB、SRB(RB)、SBを含めてもよい。BBとは、一種特別役物が連続して作動するものの略称であり、21枚のメダル払い出しを超えるまで連続して行うことができるものである。
CB(チャレンジボーナス)とは、二種特別役物が1回作動するものの略称であり、いかなる抽選結果であっても、少なくともすべての入賞役が当選した状態となる遊技を行うことが可能となるものである。MB(ミドルボーナス)とは、CB(二種特別役物)が連続して作動するものの略称であり、14枚の払い出しを超えるまで(15枚以上の払い出し)、または、RB(SRB)やSBが当選するという条件が成立するまで少なくともすべての入賞役が当選した状態となる遊技を行うことが可能となるものである。本明細書では、MB中は、CBが毎ゲーム連続して作動する。MBは、MBに対応する図柄組合せがラインLに停止表示される(入賞とも称する)と、開始(作動とも称する)し、終了条件を満たすと終了する。MBが開始してから終了するまでの期間をMB作動中又はMB中と称する。
役抽選手段110は、非RT中において、MB役(MB−A1〜A64、MB−B〜D)と一般役(再遊技役、入賞役)との抽選を行う。即ち、非RT中は、MB役と一般役とが抽選される。本実施例においては、MB役は、一般役とは重複当選することはなく、単独で当選する。役抽選手段110は、RT1(MB内部中)において、一般役(再遊技役、入賞役)の抽選のみを行う。即ち、RT1(MB内部中)においては、一般役(再遊技役、入賞役)のみが抽選される。MB中(MB作動時)は、一般役(再遊技役、入賞役)が抽選されるが、少なくともすべての入賞役が当選した状態となる。例えば、抽選により再遊技役が決定された場合、該遊技は当選した再遊技役と全ての入賞役が当選した状態となる。
再遊技役が入賞すると、次の遊技に限ってメダルを投入することなく再び遊技を行うことができる。ここで、再遊技役が入賞したことによってメダルを投入することなく実行することができる遊技を再遊技役という。また、入賞役が入賞すると、予め定められた枚数のメダルが遊技者に払い出される。
次に、各役に対応する図柄組合せを図4〜10に示し、役名称MB−A1〜A64、MB−B〜D、再遊技1〜4、入賞1〜5に対応する図柄組合せが示されている。これらの図に示すように、各役には1つ又は複数の図柄組合せが対応付けられており、対応づけられた図柄組合せのうちいずれかが揃うと、対応する当選役が入賞することになる。図4〜10の右欄には、規定数及び各遊技状態において、入賞すると作動する役又は払い出される払出枚数が示されている。ここで、入賞1、2は1枚のメダルの払い出しがあるので1枚役、入賞3は6枚のメダルの払い出しがあるので6枚役、入賞4は14枚のメダルの払い出しがあるので14枚役、入賞5は15枚のメダルの払い出しがあるので15枚役と呼ばれる。遊技状態1は役物未作動時を示し、遊技状態2はMB作動時を示す。
例えば、役名称MB−A1〜A64、MB−B〜Dに対応する図柄組合せがラインLに揃うと、次の遊技からMBゲームが開始し、再遊技1〜4のいずれかに対応する図柄組合せが揃うと再遊技が行われる。
入賞1〜5のいずれかに対応する図柄組合せがラインLに揃うと、予め定められた枚数のメダルが払い出される。ここで、図9、10に示すように、入賞1、2に対応する図柄組合せが揃ったときは1枚、入賞3に対応する図柄組合せが揃ったときは6枚、入賞4に対応する図柄組合せが揃ったときは14枚、入賞5に対応する図柄組合せが揃ったときは15枚のメダルが払い出される。
なお、以下では図柄組合せを文言で表す場合、左リール、中リール、右リールの順に各リールにおける図柄の名称を記し、カギ括弧で括ることとする。例えば図8に示す図柄組合せ名称が「再遊技役1」に対応する図柄組合せは「リプレイA−リプレイA−リプレイA」と表す。
図11は、条件装置と条件装置を構成する役との関係を示す。図11(a)は役物条件装置と役条件装置を構成する役との関係を示す。図11(b)は入賞再遊技条件装置と入賞再遊技条件装置を構成する役との関係を示す。図11(a)に示すように、役物として当選する条件装置はMB−A1〜A64、MB−B〜D条件装置であり、MB−A1〜A64、MB−B〜D条件装置は一旦当選すると入賞するまで当選している状態が維持される。MB−A1〜A64、MB−B〜D条件装置は対応する図柄組合せが有効ラインLに揃うと、入賞する。MB−A1〜A64、MB−B〜D条件装置が当選している状態が維持されることを「内部中」、「内部当選中」又は「ボーナスフラグ持越し中」という。
また、図11(b)に示すように、入賞再遊技条件装置には再遊技役及び入賞役が対応付けられている。入賞再遊技条件装置の欄に記載された条件装置が当選すると、当選した条件装置を構成する役の欄に記載された役が当選する。例えば、再遊技B条件装置が当選すると、再遊技1〜4が同時に当選することになる。また、各再遊技役及び入賞役に対応する条件装置は、役物(ボーナス役)に対応する条件装置と異なり、対応する当選役が決定された遊技の間だけ作動可能であり、当該遊技が終了すると、役物と異なり、次遊技に持ち越すことがない。
MB−A1〜A64(64択MB)内部中に入賞D条件装置が当選すると1枚役である入賞2が入賞する停止制御が行われ、MB−B〜D内部中に入賞D条件装置が当選すると6枚役である入賞3が入賞する停止制御が行われる。そのため、MB−B〜D内部中は64択MB内部中よりもメダルを獲得できる期待値が高くなる。いずれかのリール40をランダムに停止させる出玉試験においては、MB−B〜Dは目押ししなければ容易に入賞しないため、MB−B〜D内部中に長く滞在するので、1ゲームあたりのメダルの平均増加数(傾斜又はベースと称する)が上がり、メダルの最低平均増加数の試験通過の条件のクリアが容易になる。なお、再遊技A条件装置を略して再遊技Aと称してもよい(他の条件装置も同様)。図11における通称は、各条件装置が有する特徴を表す通称が示されている。
複数の役が対応付けられた条件装置が当選した場合は、ストップスイッチの操作順序(押し順とも称する)や操作タイミング(押し位置とも称する)に応じて、ラインL上に揃う図柄組合せ(条件装置)が異なるものがある。ここでは操作順序(押し順とも称する)や操作タイミング(押し位置とも称する)の総称を操作手順と呼ぶ。本実施例では、操作手順はMBが入賞する図柄組合せの操作タイミング(押し位置)を報知するものであり、具体的には目押しすべき図柄を示す情報が主制御回路100及び副制御回路200によって報知される。
また、当選役決定手段110による抽選の結果、ボーナス役(MB−A1〜A64、MB−B〜D)が当選したか否かに関係なく役物当選番号が副制御手段200へ送信される。役物当選番号は、いずれのボーナスが当選したかを判別するための番号であり、ボーナス役が当選していないときは「0」であり、MB−A1が当選しているときは役物当選番号が「1」、MB−A2〜A64が当選しているときは役物当選番号が「2」〜「64」、MB−B〜Dが当選しているときは役物当選番号が「65」〜「67」となる。役物当選番号は、副制御手段200が操作手順の報知や演出を実行するときに使用する情報となる。役物当選番号は指示番号に対応し、指示番号は操作手順を報知するための番号である。例えば、MB−A1が当選しているときは指示番号「1」、MB−A2〜A64が当選しているときは役物当選番号が「2」〜「64」が報知手段(指示機能)である獲得枚数表示器28等に表示される。
当選役決定手段110によって当選番号(当選役)が決定されると、決定された当選役に対応する条件装置が作動し、作動した条件装置に対応する図柄組合せがラインL上に揃うように(すなわち、当選役が入賞し得るように)リール停止制御が行われる。なお、以下の説明において、図柄組合せがラインL上に揃うことを、単に「図柄組合せが揃う」ともいう。
(抽選テーブル)
ここで、3枚賭けにおける役物条件装置と入賞再遊技条件装置との当選確率を定めた抽選テーブルを図12に示す。RT状態には、非RT、RT1(MB内部中)、ボーナス状態にはMB作動中があり、図12に各状態に対応する抽選テーブルが示されている。RT状態及びボーナス状態は、予め定められた移行条件に応じて移行するようになっており、移行条件の成立判断や移行先は、RT状態制御手段142によって制御される。
図12は、非RT、RT1(MB内部中)、MB作動中における役物条件装置と入賞再遊技条件装置との抽選テーブルを示す。図中の数値は当選置数を示し、図中の置数の合計値は65536になる。また図中R1〜R6は設定値1〜6を示す(図13も同様)。例えば、通常時における役物条件装置が「MB−A1」、入賞再遊技条件装置が「―」に対応する置数「88」は、MB−A1が単独当選する置数を示す。
図12の抽選テーブルにおいて、当選役決定手段110によって行われる抽選では、当選役として、ボーナス役(役物)であるMB−A1〜A64、MB−B〜D、再遊技役である再遊技A、B及び、入賞役である入賞A〜Eのうち1つ以上が決定される。また、MB作動中は、全ての抽選結果において入賞1〜5が当選している状態とする。
図13は、非RT、RT1(MB内部中)、MB作動中における役物条件装置と入賞再遊技条件装置との置数を合算した抽選テーブルを示す。図13は、MB−A1〜A64、MB−B〜DをMB、再遊技A、Bを再遊技、入賞A〜Eを入賞として合算した抽選テーブルを示す。
(フリーズ制御手段の説明)
フリーズ制御手段120は、所定の条件が成立すると、スタートスイッチ36が操作された後に遊技の進行を遅延させる、いわゆるフリーズ状態にする。本実施形態におけるフリーズ状態の発生タイミングは、スタートスイッチ36が操作されてからリールが回転を開始するまでの間であるが、この他にも、リールが回転を開始してからストップスイッチの操作が受け付け可能となるまでの間、ストップスイッチの操作が受け付け可能になってから各ストップスイッチが操作されるまでの間、全リールの回転が停止してから次の遊技を開始することができる状態になるまでの間、などにフリーズ状態を発生させてもよい。
(リール制御手段の説明)
リール制御手段130は、リール40L,40C,40Rを回転/停止させるステッピングモータ42L,42C,42Rを駆動制御する。すなわち、遊技者によってスタートレバー36が操作されたことに基づいてステッピングモータ42L,42C,42Rの回転を開始し、リール40L,40C,40Rの回転速度が前述した定速に達すると、以下、定速を維持する。そして、ストップスイッチ37L,37C,37Rのいずれかが操作されると、操作されたストップスイッチに対応するリール(より正確にはステッピングモータ)について停止制御を行う。
このとき、リール制御手段130は、ストップスイッチが操作されてから対応するリールの回転を190ミリ秒以内に停止させる。これにより、本実施形態のように各リールに20図柄が設けられたリールを、定速(80回転/分)の状態から190ミリ秒以内にリールの回転を停止させるとすると、80(回転)/60(秒)×0.19(秒)×20(図柄)=約5.067図柄分が回動するまで(停止制御範囲内)にリールを停止させればよい。
リール制御手段130は、当選役決定手段110によっていずれかの当選番号や役物当選番号が決定されたときは、その当選番号や役物当選番号に対応する当選役の図柄組合せが有効ラインLに停止するようにリールの回転を停止させる(いわゆる引込制御を行う)。ただし、当選役の図柄組合せ構成する図柄が停止制御範囲内に無かったときは、当選役以外の役が入賞しないようにリールを停止させる(いわゆる蹴飛ばし制御を行う)。複数の役(役物、入賞役、再遊技役)に当選している遊技では所定の優先順位(再遊技>入賞役>役物)に従って引込制御を行う。より具体的には役物と入賞役が当選している遊技では入賞役を引き込むことを優先する。役物と再遊技役が当選している遊技では再遊技を引き込むことを優先する。また、本実施例に限らず、役物よりも入賞役を優先して引き込むように設定してもよい。
また、出玉設計の通例として、入賞よりも役物を優先して引込む役物優先制御を行うときにはボーナス内部中(役物内部中)にハズレが決定される必要がないが、役物よりも入賞を優先して引込む入賞優先制御を行うときにはボーナス内部中(役物内部中)にハズレが決定される必要がある。即ち、ボーナス内部中(役物内部中)にはボーナス(役物)を入賞させる機会が設けられなければならない。
本実施例のスロットマシンでは、役物よりも入賞を優先して引込む入賞優先制御が採用されており、ボーナス内部中(役物内部中)はハズレの置数は、入賞又は再遊技の置数以上にする必要がある(図13(b)参照)。
(ATの説明)
遊技者に有利な遊技結果が得られる(有利な図柄組合せが有効ラインL上に揃う)ストップスイッチ37の押し順(操作順番)又は操作タイミングを報知するアシストタイム(ATと称する)を搭載したスロットマシンがあり、獲得枚数表示器28等を用いて、決定した操作手順の報知(指示表示(指示番号に対応する指示内容の表示)とも称する)等が行われる。
(MBの説明)
ここで、MB(2種特別役物)の特徴について説明する。MBの特徴として、MB中にSRB(RB)又はSB(シングルボーナス)が当選するとパンク(MBが終了すること)することがある。別のMBの特徴として、役抽選結果に関わらず全ての入賞(入賞1〜10)を当選とみなすことがある。また、本実施例では、左リール40Lのスベリコマ数は2コマ(左ストップスイッチ37を操作したとき、左リール40Lの有効ラインLにある図柄と、有効ラインLにある図柄の1コマ上にある図柄との2つの図柄が停止可能となる)に設定されている。
(状態制御手段の説明)
状態制御手段140は、RT状態制御手段142、遊技状態制御手段144を有し、当選役決定手段110で行われる抽選の当選確率(当選役の当選確率)が異なるRT状態の移行等を制御する。RT状態制御手段142は、RT状態の移行を制御するものであり、図16に示すように、RT状態を移行させる。遊技状態制御手段144は、遊技状態、遊技区間を制御する。
(遊技区間の説明)
図14は、遊技区間の説明をするための図である。遊技状態には、通常中と、MB内部中と、MB中と、AT中とがある。通常中とは、MB内部中、MB中、AT中以外の遊技状態である。MB内部中とは、MB条件装置が当選している状態が維持されている遊技状態である。MBが入賞すると、遊技区間は有利区間に移行されるが、抽選によって所定の確率で有利区間に移行されるようにしてもよい。
本実施例のスロットマシンでは、MB内部中に、MBが入賞したときAT抽選が行われる。MBが入賞すると抽選によって所定の確率でATが当選するが、本実施例のスロットマシンでは、MBが入賞すると100%の確率でATが当選する。ATは50ゲームを1セットとして、継続率で管理される。例えば、継続率50%のATに当選すれば、1セットのATが終了しても50%の確率でATが継続する。なお、ATは抽選によらず、所定の図柄組合せを有するMBが当選又は入賞したとき、例えば、左リール40Lが「赤7」図柄(赤7頭と称する)となる図柄組合せを有するMBが当選又は入賞したときAT又は有利区間が当選するようにしてもよい。
MB中とは、MBが開始してから終了するまでの期間である。AT中とは、ATが開始してから終了するまでの期間である。
遊技区間には、通常区間と、待機区間と、有利区間とがある。通常区間は、通常中に対応し、指示機能(押し順や、押し位置を指示する機能)を作動させない区間である。換言すると獲得枚数表示器28等を用いて、操作手順等を報知できない区間である。また、通常区間は、指示機能によりメダルの獲得性能に差異が生じる役抽選の結果に係る信号を副制御回路200に送信できない区間、有利区間への移行抽選を行える区間である。
待機区間は、MB内部中に対応し、指示機能(押し順や、押し位置を指示する機能)を作動させない区間である。換言すると獲得枚数表示器28等を用いて、押し順等を報知できない区間である。また、待機区間は、指示機能によりメダルの獲得性能に差異が生じる役抽選の結果に係る信号を副制御回路200に送信できない区間、有利区間への移行抽選を行えない区間である。なお、待機区間において、MBが入賞したときは、次遊技から有利区間となる。
有利区間は、MB中、AT中に対応し、指示機能(押し順や、押し位置を指示する機能)を作動できる区間である。換言すると獲得枚数表示器28等を用いて、操作手順等を報知できる区間である。また、有利区間は、指示機能によりメダルの獲得性能に差異が生じる役抽選の結果に係る信号を副制御回路200に送信してもよい区間、ATを開始させるか否かを決定するAT抽選、有利区間の性能を変更する抽選や、上乗せ抽選などを行える区間である。有利区間は、ATの終了と同時に終了する。なお、有利区間は、AT終了後、64択MBに当選しその当選した64択MBを入賞させることができなかったとき終了するものとしてもよい。有利区間は、AT終了後、64択MBに当選しその当選した64択MBを入賞させることができなかったとき終了するものとすると、AT終了後に当選した64択MBを入賞させることができると有利区間を長く継続させることが可能となり、AT中の獲得枚数を多く見せる(表示する)ことができる。
有利区間では、有利区間を終了するまでに、原則、1回は指示機能を作動させなくてはならない。なお、有利区間中に、ボーナス役に当選し、ボーナス遊技を終了しているときは、例外として、1回も指示機能を作動させていなくても、有利区間を終了できる。また、有利区間中のゲーム数が、1500Gに達したため、有利区間を終了するときは、例外として、1回も指示機能を作動させていなくても、有利区間を終了できる。
(操作手順報知のための表示器)
指示番号に対応する操作手順は副制御手段200のみならず、主制御手段100によっても報知される。この操作手順を報知するための報知手段(指示機能)としては、スロットマシン10の既存の表示器を流用してもよいし、操作手順報知用に新たな表示器を設けてもよい。本実施形態では、主制御手段100の処理負担を過度に増加させないようにするため、図15に示した獲得枚数表示器28を操作手順の報知用の表示器(指示機能)として流用し、決定された指示番号に対応する指示内容を表示している(獲得枚数表示器28に表示される指示内容は指示番号の値であるため、以下、指示番号に対応する指示内容を表示することを、指示番号を表示するとも記載する)。
図15は、獲得枚数表示器28における操作手順の報知を説明するための図である。図15のように、獲得枚数表示器28を操作手順の報知用の表示器として流用する場合、獲得枚数表示器28は2つの7セグメント表示器を用いて2桁の数字が表示可能になっているため、たとえば、1桁目の7セグメント表示器(図15において右側の表示器)と2桁目の7セグメント表示器(図15において左側の表示器)とを用いてMBの指示番号(0〜67)を表示してもよい。例えば、2桁目の7セグメント表示器において、払出枚数を報知するときはセグメントA、Bを点灯するようにしてもよい。図15において、網掛け部分が点灯している状態を示しており、表示している指示番号が2であることを図示している。
なお、2桁目の7セグメント表示器におけるセグメントA、Bは、1桁目の7セグメント表示器に表示している記号(文字、数字等)が払出枚数を示しているのか指示番号を示しているのかを区別するために用いられてもよい。たとえば、払出枚数を表示しているときはセグメントA、Bを点灯し、指示番号を表示しているときはセグメントA、Bを消灯させる。このようにすることで、獲得枚数表示器28を操作手順の報知用の表示器として流用する場合であっても、現在の表示が払出枚数を示しているのか指示番号を示しているのかを遊技者が誤認することがなくなる。
獲得枚数表示器28の右下には、現在の遊技区間が有利区間であるか否かを示す区間表示器51が設けられている。有利区間に滞在しているときは、有利区間中であることを必ず報知する必要があり、有利区間中は区間表示器51が点灯される。
(RT状態の遷移)
図16は、RT状態、AT状態の遷移を説明するための図である。図16(a)は、RT状態の遷移を説明するための図である。本実施例のスロットマシンのRT状態には、非RT、RT1(MB内部中)がある。RT1(MB内部中)は、非RT中にMBが当選したとき移行されるRT状態である。RT1(MB内部中)は、待機区間に対応する遊技区間である。MB作動中は、MBに対応する図柄組合せが有効ラインLに停止表示される(入賞とも称する)と、開始される状態である。非RTは、MBが終了したのち移行されるRT状態である。非RTは、AT中は有利区間に対応する遊技区間であり、非AT中且つMB内部中でないときは、通常区間に対応する遊技区間である。
図16(b)は、AT状態の遷移を説明するための図である。図16(b)に記載されたAT状態の遷移は、遊技者が通常に遊技するゲームフローを示す。図16(b)において、上部の破線で囲われた部分は、ATが作動していない非AT中にあることを示し、下部の破線で囲われた部分は、ATが作動しているAT中にあることを示す。
非AT中のMB未当選状態(ステップS1)で、MBが当選すると非AT中のMB内部中に移行される(ステップS2)。非AT中のMB内部中にMBが入賞すると、非AT中のMB作動中に移行される(ステップS3)。非AT中のMB入賞時にAT抽選が行われ、ATが非当選であるとき、MB終了後に非AT中のMB未当選状態(ステップS1)に移行される。
非AT中のMB入賞時にAT抽選が行われ、ATが当選したとき、MB終了後にAT中のMB未当選状態(ステップS4)に移行される。AT中のMB未当選状態(ステップS4) で、MBが当選するとAT中のMB内部中に移行される(ステップS5)。AT中のMB内部中にMBが入賞すると、AT中のMB作動中に移行される(ステップS6)。AT中のMBが終了すると、AT中のMB未当選状態(ステップS4)に移行される。また、AT中にATの終了条件が満たされると、AT及び有利区間が終了し非AT中に移行される。
次に、遊技区間に関する遊技の経路について説明する。通常区間に対応する非RTでは、MBが9932/65536(図13参照)の確率で当選するため、遊技区間は通常区間から待機区間(MB内部中)に数ゲームで移行される。そのため、本実施例のスロットマシンでは、遊技者はMBに入賞するまで大部分の遊技(一般的に遊技)を待機区間(MB内部中)で行うことになる。また、本実施例のスロットマシンでは、MBに入賞すると遊技区間が待機区間(MB内部中)から有利区間に移行される。
本実施例のスロットマシンでは、一般的に遊技が行われる待機区間(MB内部中)でハズレが決定されたときボーナス(MB)が入賞可能となっている。このとき、MBの種類が少ないと遊技者はMBに対応する図柄組合せを有効ラインL上に狙うことで、簡単にMBを入賞させることができる。本実施例のスロットマシンでは、遊技者が簡単にMBを入賞させることができないように、プレミアムなMB(MB−B〜D)を除き、図柄組合せが異なるMBを64種類(64択MBと称する)設け、遊技者が64択MBが入賞する図柄組合せを予想して当てる遊技性を有している。
本実施例のスロットマシンでは、待機区間から作動した64択MBが終了するとATが開始される。本実施例のスロットマシンは、指示機能を有しているので、AT中は64択MBのいずれかが当選するとMBの種類を指示機能及び画像表示装置70で報知する。このように、本実施例のスロットマシンは、待機区間(MB内部中)では64択MBの種類を予想して当てる遊技性、AT中は64択MBが当選すると、内部中の64択MBの図柄組合せを報知し、内部中の64択MBが速やかに入賞可能となる遊技性を有する。AT中は64択MBが約1/6.5の確率で当選するため、64択MBが次々と入賞しメダルを増やすことができる。
ATが終了すると、通常区間に戻り、64択MBが当選しても内部中の64択MBの図柄組合せが報知されないため、運よくMBの図柄組合せを当てない限り、待機区間に移行される。本実施例のスロットマシンでは、待機区間で64択MBに入賞し、64択MB終了後にATが開始され、ATが終了すると通常区間に戻り、通常区間で64択MBが当選して待機区間に移行される一連の遊技が繰り返される。
(MBの説明)
本実施例のスロットマシンは、MB中の1ゲーム目に14枚役の入賞4を目押しすることにより14枚のメダルを取得し、2ゲーム目に15枚役の入賞5を目押しすることにより15枚のメダルを取得することが可能となっている。なお、入賞4は、左リール40Lの有効ラインL上に「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかを狙うと入賞し、入賞5は、左リール40Lの有効ラインL上に「バー」図柄を狙うと入賞する(図10参照)。具体的には、MB中はいかなる抽選結果となった場合でも、すべての小役が当選した状態となり、左リール40Lの有効ラインL上に「バー」図柄を停止させるためには、左リール40Lの図柄番号13,14,15の図柄が有効ラインL上に存在する状況で左ストップスイッチ37Lが操作されたときに有効ライン上Lに「バー」図柄を停止させ、15枚役を入賞させることが可能となる。一方、図柄番号13,14,15以外の図柄が有効ラインL上に存在する状況で左ストップスイッチ37Lが操作されたときに有効ライン上Lに「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかを停止させ、14枚役を入賞させることが可能となる。
(64択MBのテンパイハズレ出目の説明)
本実施例のスロットマシンは、待機区間(MB内部中)において表示窓22内に停止表示された64択MBのテンパイハズレ出目の履歴を記憶している。遊技者は、64択MBのテンパイハズレ出目の履歴を参照して、まだ表示窓22内に停止表示されていない64択MBの中から内部中の64択MBの種類を予測して当てることになる。テンパイハズレ出目とは、左リール40Lに「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかと、中リール40Cに「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかとが有効ラインL上に既に停止表示された状態で、右リール40Rの上段(U)又は下段(L)に「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかが停止表示されたときの出目をいう。
遊技者は、基本的には64択MBの種類を1種類ずつ予測していくことになるが、本実施例のスロットマシンは、入賞すると内部中にある64択MBの種類を絞り込むことが可能な特殊リプレイを備えている。特殊リプレイ(再遊技B条件装置)には、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすJAC揃いリプレイ(再遊技2)と、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすJAC不揃いリプレイ(再遊技3)とがある。
本実施例のスロットマシンでは、MB、入賞の当選確率に設定差が設けられていない。また、再遊技、入賞の当選に基づいてAT抽選も行っていない。そのため、再遊技2と再遊技3とが入賞し得る条件装置である再遊技B(特殊リプレイ)の当選確率に設定差を設け(図12参照)、64択MBの種類を絞り込む確率に設定差が生じるようにして64択MBを入賞させることができる確率に設定差を設けることにより、出玉に設定差を設けている。図12参照を参照すると、設定6は設定1〜5と比べて再遊技Bの当選確率が高いため、内部中でない64択MBの種類を減らすJAC揃いリプレイ(再遊技2)と、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が高頻度で入賞する。そのため、設定6は内部中でない64択MBの種類を設定1〜5と比べて早く絞り込むことができるため、内部中にある64択MBを早く入賞させることができる。なお、非RT中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選すると、再遊技4が入賞する停止制御が行われる。
待機区間(MB内部中)において、再遊技Bが当選すると、副制御手段200は画像表示装置70に、左リール40Lの有効ラインL上に「赤7」、「青7」、「緑7」、「白7」図柄のいずれかを狙う(目押し)旨の演出を表示する(図30(a)参照)。
図30は、所定の図柄を有効ラインL上に狙う旨を報知する演出を示す。図30(a)は、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの有効ラインL上に「赤7」、「青7」、「白7」、「緑7」図柄のいずれかを狙う(目押し)旨を報知する演出を示す。このとき、画像表示装置70に「特殊リプレイを狙え」との文字を表示してもよい。
また、図30(a)の演出は、待機区間において役抽選結果として「ハズレ」が決定されたときに、内部中にある64択MBの図柄組合せを予想して狙う(目押する)旨(64択チャレンジ)を報知するときにも表示される。このとき、画像表示装置70に「64択MBのいずれかを狙え」との文字を表示してもよい。
図30(b)の演出は、有利区間及び/又はAT中おいて、「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、MB−A1に対応する「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せを狙う(目押し)旨を報知するときに表示される。図30(c)の演出は、MB−B、C、Dが当選したとき、「バー−バー−バー」の図柄組合せを狙う(目押し)旨を報知するときに表示される。
図30(a)の演出のように、待機区間での64択MBの当選では図柄組合せの報知を行わないことで遊技者に64択MBを狙わせて自力で64択MBの入賞を勝ち取る意欲を高めることができる。図30(b)の演出のように、有利区間(AT中)での64択MBの当選では図柄組合せの報知を行うことで、有利区間中(AT中)の出玉速度を高めることができる。
(特殊リプレイについて)
左リール40Lが「赤7」図柄となる図柄組合せに対応するMB−A1〜A16内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選すると、図柄組合せ番号70の再遊技役3(JAC揃いリプレイ(再遊技2))と、図柄組合せ番号75〜77の再遊技役8〜10(JAC不揃いリプレイ(再遊技3))と、が入賞し得る停止制御が行われる(図8参照)。
左リール40Lが「赤7」図柄(赤7頭と称する)である図柄組合せを有する64択MBの内部中(例えば、MB−A1内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「赤7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右上がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞する停止制御が行われる(図20(a)参照)。JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞すると、内部中の64択MBは、赤7頭の64択MBであることが確定し、青7頭、白7頭、緑7頭の64択MBでないことが確定するため、青7頭、白7頭、緑7頭の64択MBに対応する48種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
左リール40Lが「赤7」図柄である図柄組合せ(赤7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A1内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「青7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、中リール40C、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞する停止制御が行われる(図21(a)参照)。JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞すると、内部中の64択MBは、青7頭の64択MBでないことが確定し、青7頭の64択MBに対応する16種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。なお、「白7」図柄又は「緑7」図柄が左リール40Lの有効ラインL上に停止表示された場合も同様である。
また、左リール40Lが「青7」図柄となる図柄組合せに対応するMB−A17〜A32内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選すると、図柄組合せ番号71の再遊技役4(JAC揃いリプレイ(再遊技2))と、図柄組合せ番号74、76、77の再遊技役7、9、10(JAC不揃いリプレイ(再遊技3))と、が入賞し得る停止制御が行われる(図8参照)。
左リール40Lが「青7」図柄である図柄組合せ(青7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A17内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「青7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右上がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞する停止制御が行われる。JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞すると、内部中の64択MBは、青7頭の64択MBであることが確定し、赤7頭、白7頭、緑7頭の64択MBでないことが確定するため、赤7頭、白7頭、緑7頭の64択MBに対応する48種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
左リール40Lが「青7」図柄である図柄組合せ(青7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A17内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「白7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「白7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、中リール40C、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞する停止制御が行われる。JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞すると、内部中の64択MBは、白7頭の64択MBでないことが確定し、白7頭のMBに対応する16種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。なお、「赤7」図柄又は「緑7」図柄が左リール40Lの有効ラインL上に停止表示された場合も同様である。
また、左リール40Lが「白7」図柄となる図柄組合せに対応するMB−A33〜A48内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選すると、図柄組合せ番号72の再遊技役5(JAC揃いリプレイ(再遊技2))と、図柄組合せ番号74、75、77の再遊技役7、8、10(JAC不揃いリプレイ(再遊技3))と、が入賞し得る停止制御が行われる(図8参照)。
左リール40Lが「白7」図柄である図柄組合せ(白7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A33内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「白7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「白7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右上がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞する停止制御が行われる。JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞すると、内部中の64択MBは、白7頭の64択MBであることが確定し、赤7頭、青7頭、緑7頭の64択MBでないことが確定するため、赤7頭、青7頭、緑7頭の64択MBに対応する48種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
左リール40Lが「白7」図柄である図柄組合せ(白7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A33内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「緑7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「緑7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、中リール40C、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞する停止制御が行われる。JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞すると、内部中の64択MBは、緑7頭の64択MBでないことが確定し、緑7頭のMBに対応する16種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。なお、「赤7」図柄又は「青7」図柄が左リール40Lの有効ラインL上に停止表示された場合も同様である。
また、左リール40Lが「緑7」図柄となる図柄組合せに対応するMB−A49〜A64内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選すると、図柄組合せ番号73の再遊技役6(JAC揃いリプレイ(再遊技2))と、図柄組合せ番号74〜76の再遊技役7〜9(JAC不揃いリプレイ(再遊技3))と、が入賞し得る停止制御が行われる(図8参照)。
左リール40Lが「緑7」図柄である図柄組合せ(緑7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A49内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「緑7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右上がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞する停止制御が行われる。JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞すると、内部中の64択MBは、緑7頭の64択MBであることが確定し、赤7頭、青7頭、白7頭の64択MBでないことが確定し、赤7頭、青7頭、白7頭の64択MBに対応する48種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
左リール40Lが「緑7」図柄である図柄組合せ(緑7頭と称する)を有する64択MBの内部中(例えば、MB−A49内部中)に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、左リール40Lの「赤7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングでストップスイッチ37を操作した場合は、「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、中リール40C、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞する停止制御が行われる。JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞すると、内部中の64択MBは、赤7頭の64択MBでないことが確定し、赤7頭のMBに対応する16種類が減るため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。なお、「青7」図柄又は「白7」図柄が左リール40Lの有効ラインL上に停止表示された場合も同様である。
即ち、内部中の64択MBの種類によって、再遊技B(特殊リプレイ)が当選したときに、再遊技2が入賞する「7」図柄の種類と再遊技3が入賞する「7」図柄の種類が異なってくる。
(確認済図柄組合せ履歴の説明)
表示窓22内に停止表示された64択MBのテンパイハズレ出目に対応する図柄組合せと、特殊リプレイの入賞により、内部中でないことが確認された64択MBに対応する図柄組合せとが、内部中でないことが確認された図柄組合せの履歴(確認済図柄組合せ履歴と称する)としてRWMに記憶される。
図17は、MBに対応する図柄組合せ番号と、役名称と、図柄組合せとの関係を示す図である。図17は、図4〜7に記載された事項を纏めたものである。
図18は、表示窓内に停止表示された64択MBのテンパイハズレ出目と、特殊リプレイの入賞により、内部中でないことが確認された64択MBの種類とが確認済図柄組合せ履歴として記憶されるRWMを説明する図である。
ここで、主制御手段100のRWMの第1、2バイトには、赤7頭のMB(MB−A1〜A16)に対応する確認済図柄組合せ履歴の情報が記憶される。第1バイトのA0〜A7ビットには順に、図柄組合せ番号1〜8に対応する確認済フラグ、第2バイトのB0〜B7ビットには順に、図柄組合せ番号9〜16に対応する確認済フラグが記憶される。ここで、確認済フラグとは、内部中の64択MBの図柄組合せでないことを確認したか否かを示すフラグであり、確認済フラグの「1」は内部中の64択MBの図柄組合せでないことが確認済であること、「0」は内部中の64択MBの図柄組合せないことが未確認であることを示す。図18では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が記憶されている。
主制御手段100のRWMの第3、4バイトには、青7頭のMB(MB−A17〜A32)に対応する確認済図柄組合せ履歴の情報が記憶される。第3バイトのC0〜C7ビットには順に、図柄組合せ番号17〜24に対応する確認済図柄組合せの確認済フラグ、第4バイトのD0〜D7ビットには順に、図柄組合せ番号25〜32に対応する確認済フラグが記憶される。
主制御手段100のRWMの第5、6バイトには、白7頭のMB(MB−A33〜A48)に対応する確認済図柄組合せ履歴の情報が記憶される。第5バイトのE0〜E7ビットには順に、図柄組合せ番号33〜40に対応する確認済図柄組合せの確認済フラグ、第6バイトのF0〜F7ビットには順に、図柄組合せ番号41〜48に対応する確認済フラグが記憶される。
主制御手段100のRWMの第7、8バイトには、緑7頭のMB(MB−A49〜A64)に対応する確認済図柄組合せ履歴の情報が記憶される。第7バイトのG0〜G7ビットには順に、図柄組合せ番号49〜56の確認済図柄組合せに対応する確認済フラグ、第8バイトのH0〜H7ビットには順に、図柄組合せ番号57〜64に対応する確認済フラグが記憶される。
図19は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、MB−A4に対応するテンパイハズレ出目「赤7−赤7−×白7」が表示窓22内に停止表示された場合を説明する図である。ここで、左リール40Lに「赤7」図柄、中リール40Cに「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、右リール40Rの上段(U)又は下段(L)に「白7」図柄が停止表示されたときのテンパイハズレ出目を、有効ラインL上に停止表示されなかった「白7」図柄の前に「×」を付すことによって示す(以下同様)。また、右リール40Rの「赤7」図柄を有効ラインL上に停止表示可能なタイミングで右ストップスイッチ37Rを操作した場合は、「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、MB−A1が入賞する。
図19の例では、MB−A5に対応するテンパイハズレ出目「赤7−青7−×赤7」が表示窓22内に既に停止表示された後に、MB−A4に対応するテンパイハズレ出目「赤7−赤7−×白7」が表示窓22内に停止表示されている。
内部中でない64択MBの図柄組合せを狙い、表示窓内に狙つた図柄組合せがテンパイハズレ出目として表示されることで、遊技者はいずれのMBが内部中であるか否かを停止したテンパイハズレ出目によつて絞り込むことが可能となる。
図19(a1)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、MB−A4に対応するテンパイハズレ出目「赤7−赤7−×白7」の図柄組合せが表示窓22内に停止表示された場合を示す。図19(a1)では、左リール40Lの「赤7」図柄と、中リール40Cの「赤7」図柄とが有効ラインL上に既に停止表示されており、右リール40Rの「白7」図柄が有効ラインL上にあるとき右ストップスイッチ37Rが操作された場合であって、そのとき、「白7」図柄は右リール40Rの下段(L)に停止表示される。
各リール40の表示窓22の上方の画像表示装置70には、未確認図柄表示画像91が表示される。未確認図柄表示画像91には、内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性がある図柄が表示される。各リール40の表示窓22の下方の画像表示装置70には、確認済図柄表示画像92が表示される。確認済図柄表示画像92には、内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性がない図柄が表示される。例えば、左リール40Lが「赤7」図柄に対応するMB−A1〜A16のテンパイハズレ出目が全て停止表示されると、未確認図柄表示画像91に表示されていた「赤7」図柄は、確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。遊技者は、役抽選結果として「ハズレ」が決定されたときに、内部中にある64択MBの図柄組合せを予想して狙う(目押する)旨(64択チャレンジ)の報知があると、確認済図柄表示画像92に表示された「赤7」図柄を参照して、左リール40Lの有効ラインL上に「赤7」図柄以外の「7」図柄を狙うことになる。
図19(a2)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、MB−A4に対応するテンパイハズレ出目「赤7−赤7−×白7」の図柄組合せが表示窓22内に停止表示された場合を示す。図19(a2)では、左リール40Lの「赤7」図柄と、中リール40Cの「赤7」図柄とが有効ラインL上に既に停止表示されており、右リール40Rの「白7」図柄が有効ラインLから1〜4コマ手前にあるとき右ストップスイッチ37Rが操作された場合であって、そのとき、「白7」図柄は右リール40Rの上段(U)に停止表示される。
図19(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にMB−A4、MB−A5に対応するテンパイハズレ出目が表示窓内に停止表示された場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図19(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が記憶されている。主制御回路100のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報は、副制御回路200に送信され副制御回路200のRWMに記憶される(図20〜25も同様)。なお、主制御回路100のRWM及び副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報は、MBが入賞するとクリアされる(図20〜25も同様)。
図19(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にMB−A4、MB−A5に対応するテンパイハズレ出目が表示窓内に停止表示された場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する(図20〜25も同様)。内部中でないことを確認済である図柄組合せに対応する欄は灰色に塗りつぶされ、内部中でないことを未確認である図柄組合せに対応する欄は白色で示される(図20〜25も同様)。図19(c)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。遊技者は、図19(c)の一覧画像を参考に、灰色に塗りつぶされていない図柄組合せを順番に狙っていくことにより最終的には、内部中の64択MBの図柄組合せを絞り込むことが可能になる(図20〜25も同様)。
図19(c)に示される確認済図柄組合せ履歴の一覧画像は、遊技期間中及び非遊技期間中に画像表示装置70に表示される。遊技期間中とは、メダルの投入に伴う処理(ベット処理)が行われてから払出処理が行われるまでの期間であり、非遊技期間中とは、遊技期間中以外の期間をいう。なお、非遊技期間中に決定ボタンスイッチ39が操作(サブボタンメニュー画面操作)されると確認済図柄組合せ履歴の一覧画像が画像表示装置70に表示されるようにしてもよい。また、スタートスイッチ36の操作時、各ストップスイッチ37の操作毎、全てのリール40停止後に確認済図柄組合せ履歴の一覧画像が画像表示装置70に表示されるようにしてもよい。内部中でないことが確認された64択MBの確認済図柄組合せ履歴を遊技者が視認できるようにすることで、内部中の64択MBの表示可能性(入賞可能性)を高めることが可能となる。
遊技者は、役抽選結果として「ハズレ」が決定されたときに、内部中にある64択MBの図柄組合せを予想して狙う(目押する)旨(64択チャレンジ)の報知があると、確認済図柄組合せ履歴の一覧画像を参照して、未だ内部中でないことが確認されていない64択MBの図柄組合せを狙うことになる。
なお、副制御回路200(副制御CPU)が確認済図柄組合せ履歴を画像表示装置70に出力、報知、表示するが、音声報知等によって出力、報知してもよい。
(第1実施例:左リール40Lに「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され特殊リプレイが入賞した場合)
図20は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞した場合を説明する図である。図20は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
図20(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、左リール40Lの「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右上がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、赤7頭のMBであることが確定し、青7頭(16種類)、白7頭(16種類)、緑7頭(16種類)のMBが内部中でないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
図20(a)の場合、左リール40Lの「赤7」図柄は内部中の64択MBの図柄組合せの一部であることが確定しているため、左リール40Lの未確認図柄表示画像91には、「赤7」図柄のみが表示される。また、左リール40Lの「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、左リール40Lの未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。
図20(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図20(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号17〜64の確認済フラグに「1」が記憶される。
図20(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技2)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図20(c)では、図柄組合せ番号4、5、17〜64に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
図21は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞した場合を説明する図である。図21は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
図21(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、左リール40Lの「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、中リール40C、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、青7頭のMBでないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。
図21(a)の場合、左リール40Lの「青7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄は、確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。なお、「赤7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定していないため、未確認図柄表示画像91に表示される。
図21(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図20(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号17〜32の確認済フラグに「1」が記憶される。
図21(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC不揃いリプレイ(再遊技3)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図21(c)では、図柄組合せ番号4、5、17〜32に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
(第2実施例:中リール40Cに「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され特殊リプレイが入賞した場合)
図22は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC揃いリプレイ(再遊技5)が入賞した場合を説明する図である。図20は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
第2実施例では、中リール40Cの「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が各リールの上段(U)に揃うJAC揃いリプレイ(再遊技5)が新たに設けられている。
図22(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、中リール40Cの「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が各リールの上段(U)に揃いJAC揃いリプレイ(再遊技5)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、中リール40Cの図柄が「赤7」図柄のMBであることが確定し、中リール40Cの図柄が「青7」図柄(16種類)、「白7」図柄(16種類)、「緑7」図柄(16種類)のMBが内部中でないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
図22(a)の場合、中リール40Cの図柄が「赤7」図柄は内部中の64択MBの図柄組合せの一部であることが確定しているため、中リール40Cの未確認図柄表示画像91には、「赤7」図柄のみが表示される。また、中リール40Cの「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、中リール40Cの未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。「7」図柄が未確認図柄表示画像91から確認済図柄表示画像92に移動するタイミングは、入賞後でもよいし、第一停止後でもよい。「7」図柄が移動する際はフリーズを行うようにしてもよい。
図22(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技5)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図22(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号6〜16、21〜32、37〜48、53〜64の確認済フラグに「1」が記憶される。
図22(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技5)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図22(c)では、図柄組合せ番号4〜16、21〜32、37〜48、53〜64に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
図23は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC不揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した場合を説明する図である。図23は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
第2実施例では、中リール40Cの「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が左リール40L、右リール40Rの有効ラインL上に停止表示されるJAC揃いリプレイ(再遊技6)が新たに設けられている。
図23(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、中リール40Cの「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、左リール40L、右リール40Rの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、中リール40Cの図柄が「青7」図柄(16種類)でないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。
図23(a)の場合、中リール40Cの「青7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、中リール40Cの未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄は、中リール40Cの確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。なお、「赤7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定していないため、中リール40Cの未確認図柄表示画像91に表示される。
図23(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図23(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号6〜8、21〜24、37〜40、53〜56の確認済フラグに「1」が記憶される。
図23(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図23(c)では、図柄組合せ番号4〜8、21〜24、37〜40、53〜56に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
(第3実施例:右リール40Rに「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され特殊リプレイが入賞した場合)
図24は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC揃いリプレイ(再遊技7)が入賞した場合を説明する図である。図20は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
第3実施例では、右リール40Rの「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右下がりに揃うJAC揃いリプレイ(再遊技7)が新たに設けられている。
図24(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、右リール40Rの「赤7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が右下がりに揃いJAC揃いリプレイ(再遊技7)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、右リール40Rの図柄が「赤7」図柄のMBであることが確定し、右リール40Rの図柄が「青7」図柄(16種類)、「白7」図柄(16種類)、「緑7」図柄(16種類)のMBが内部中でないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を48種類減らすことができる。
図24(a)の場合、右リール40Rの図柄が「赤7」図柄は内部中の64択MBの図柄組合せの一部であることが確定しているため、右リール40Rの未確認図柄表示画像91には、「赤7」図柄のみが表示される。また、右リール40Rの「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、右リール40Rの未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。
図24(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技7)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図24(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号2、3、6〜8、10〜12、14〜16、18〜20、22〜24、26〜28、30〜32、34〜36、38〜40、42〜44、46〜48、50〜52、54〜56、58〜60、62〜64の確認済フラグに「1」が記憶される。
図24(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技7)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図24(c)では、図柄組合せ番号2〜8、10〜12、14〜16、18〜20、22〜24、26〜28、30〜32、34〜36、38〜40、42〜44、46〜48、50〜52、54〜56、58〜60、62〜64に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
図25は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、再遊技B(特殊リプレイ)が当選し、JAC不揃いリプレイ(再遊技8)が入賞した場合を説明する図である。図25は、図19(b)に示された確認済フラグが主制御回路100のRWMに記憶された状態で遊技が行われた場合を示す。
第3実施例では、右リール40Rの「7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、「JAC」図柄が左リール40L、右リール40Rの有効ラインL上に停止表示されるJAC揃いリプレイ(再遊技8)が新たに設けられている。
図25(a)は、待機区間における「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中に、右リール40Rの「青7」図柄が有効ラインL上に停止表示され、左リール40L、中リール40Cの有効ラインL上に「JAC」図柄が停止表示され、JAC不揃いリプレイ(再遊技8)が入賞した様子を示す。このとき、内部中の64択MBは、中リール40Cの図柄が「青7」図柄(16種類)でないことが確定するため、内部中でない64択MBの種類を16種類減らすことができる。
図25(a)の場合、右リール40Rの「青7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定したため、右リール40Rの未確認図柄表示画像91に表示されていた「青7」図柄は、右リール40Rの確認済図柄表示画像92に移動されて表示される。なお、「赤7」図柄、「白7」図柄、「緑7」図柄は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部でないことが確定していないため、右リール40Rの未確認図柄表示画像91に表示される。
図25(b)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技6)が入賞した場合に主制御回路100のRWMに記憶される確認済フラグを示す。図23(b)では、図柄組合せ番号4と図柄組合せ番号5の確認済フラグに「1」が既に記憶されており、追加して図柄組合せ番号2、6、10、14、18、20〜22、26、30、34、36〜38、42、46、50、52〜54、58、62の確認済フラグに「1」が記憶される。
図25(c)は、待機区間におけるMB−A1内部中にJAC揃いリプレイ(再遊技8)が入賞した場合に画像表示装置70に表示される画像を示す。副制御回路200は、主制御回路100から送信され副制御回路200のRWMに記憶された各64択MBの図柄組合せに対応する確認済フラグの情報に基づき、画像表示装置70に各64択MBの図柄組合せが内部中でないことを確認済であるか未確認であるかを示す一覧画像を表示する。図25(c)では、図柄組合せ番号2、4〜6、10、14、18、20〜22、26、30、34、36〜38、42、46、50、52〜54、58、62に対応する欄が確認済であることを示す灰色に塗りつぶされている。
なお、第1実施例から第3実施例に記載された内容、構成、図柄組合せ等は、相互に矛盾無く組み合わせることが可能である。第1実施例から第3実施例に記載された内容、構成、図柄組合せ等を組み合わせることにより、例えば、図20における実施形態において、左リール40Lの「赤7」図柄は内部中の64択MBの図柄組合せの一部であることが確定し64択MBの図柄組合せの種類を16種類まで絞れたあとに、再度再遊技B(特殊リプレイ)が当選したとき、図22における実施形態のように、中リール40Cの「赤7」図柄は内部中の64択MBの図柄組合せの一部であることが確定すると64択MBの図柄組合せの種類を4種類まで絞ることができる。
このように、第1実施例から第3実施例に記載された内容、構成、図柄組合せ等を組み合わせることにより、JAC揃いリプレイ又はJAC不揃いリプレイが入賞したあと、再遊技B(特殊リプレイ)が再度当選しても、再度当選した再遊技B(特殊リプレイ)が無駄になることがなくなる。また、中リール40C、右リール40Rが「7」図柄となる特殊リプレイを設けることにより、内部中の64択MBの種類をより速やかに絞り込むことが可能になる。
(図柄示唆演出1)
図26は、内部中の64択MBの種類を示唆するコメント予告演出を説明するための図である。図26〜29に記載された演出は、画像表示装置70に表示される。図26(a)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図26(a)は、中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示されるコメント予告演出の選択率を示している。
図26(a)における前半パートには、内部中の64択MBの図柄組合せの中リール40Cの「7」図柄の種類を示唆する風景画像の演出の配分が示されている。風景画像の演出は、スタートスイッチ36が操作されると画像表示装置70に表示される。風景画像の演出には、「夕日」、「空」、「雲」、「森」、「海」がある。前半パートにおける「夕日」は「赤7」図柄、「空」は「青7」図柄、「雲」は「白7」図柄、「森」は「緑7」図柄に関連づけられている。「海」はいずれの図柄とも関連性がない演出である。表示された各演出と関連づけられた「7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの中リール40Cの「7」図柄である可能性が高くなる。上段の数値は置数を示し母数は256であり、下段の数値は全体に対する割合(%)を示す(図27〜29も同様)。図26(a)の例では、中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「赤7」図柄に関連づけられた「夕日」が約60%の割合で表示され、「夕日」が最も選択されやすい。
このため、前半パートの演出で「夕日」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。
図26(a)における後半パートには、全てのリール40が停止表示されると画像表示装置70に表示されるコメント予告演出の配分が示されている。後半パートに対応するコメント予告演出は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部となる右リール40Rの「7」図柄を示唆する演出である。コメント予告演出は、キャラクタのコメントが画像表示装置70において出力されるか、音声により出力される演出であり、コメント予告演出には、「キレイだ」、「美しい」、「素晴らしい」、「みごとだ」、「ふつうだ」がある。後半パートにおける「キレイだ」は「赤7」図柄、「美しい」は「青7」図柄、「素晴らしい」は「白7」図柄、「みごとだ」は「緑7」図柄に関連づけられている。「ふつうだ」はいずれの図柄とも関連性がない演出である。表示された各演出と関連づけられた「7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの右リール40Rの「7」図柄である可能性が高くなる。
図26(a)の例では、右リール40Rの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「赤7」図柄に関連づけられた「キレイだ」が約60%の割合で出力され、「キレイだ」が最も選択されやすい。また、右リール40Rの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「青7」図柄に関連づけられた「美しい」が約60%の割合で出力され、「美しい」が最も選択されやすい。
また、右リール40Rの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「白7」図柄に関連づけられた「素晴らしい」が約60%の割合で出力され、「素晴らしい」が最も選択されやすい。また、右リール40Rの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「緑7」図柄に関連づけられた「みごとだ」が約60%の割合で出力され、「みごとだ」が最も選択されやすい。
図26(b)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図26(b)は、中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示されるコメント予告演出の選択率を示している。
図26(b)の前半パートでは、中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「青7」図柄に関連づけられた「空」が約60%の割合で表示され、「空」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「空」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図26(b)のその他の記載は、図26(a)の記載と同様である。
図27は、内部中の64択MBの種類を示唆するコメント予告演出を説明するための図である。図27(a)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図27(a)は、中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示されるコメント予告演出の選択率を示している。
図27(a)の前半パートでは、中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「白7」図柄に関連づけられた「雲」が約60%の割合で表示され、「雲」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「雲」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図27(a)のその他の記載は、図26(a)の記載と同様である。
図27(b)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図27(b)は、中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示されるコメント予告演出の選択率を示している。
図27(b)の前半パートでは、中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「緑7」図柄に関連づけられた「森」が約60%の割合で表示され、「森」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「森」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図27(b)のその他の記載は、図26(a)の記載と同様である。
(図柄示唆演出2)
図28は、内部中の64択MBの種類を示唆する背景演出を説明するための図である。図28(a)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図28(a)は、中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示される背景演出の選択率を示している。
図28(a)における背景画像には、内部中の64択MBの図柄組合せの中リール40Cの「7」図柄の種類を示唆する背景画像の演出の配分が示されている。背景画像の演出には、「朝」、「昼」、「夕方」、「夜」、「真夜中」がある。背景画像における「朝」は「赤7」図柄、「昼」は「青7」図柄、「夕方」は「白7」図柄、「夜」は「緑7」図柄に関連づけられている。「真夜中」はいずれの図柄とも関連性がない演出である。表示された各演出と関連づけられた「7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの中リール40Cの「7」図柄である可能性が高くなる。図28(a)の例では、中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「赤7」図柄に関連づけられた「朝」が約60%の割合で表示され、「朝」が最も選択されやすい。
このため、背景画像の演出で「夕日」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。
図28(a)におけるキャラ画像には、内部中の64択MBの図柄組合せの中リール40Cの「7」図柄の種類を示唆するキャラ画像の演出の配分が示されている。キャラ画像の演出は、内部中の64択MBの図柄組合せの一部となる右リール40Rの「7」図柄を示唆する演出である。キャラ画像は、画像表示装置70に背景画像とともに表示され、キャラ画像には、「ライオン」、「ダチョウ」、「ゴリラ」、「ゾウ」、「キリン」がある。キャラ画像における「ライオン」は「赤7」図柄、「ダチョウ」は「青7」図柄、「ゴリラ」は「白7」図柄、「ゾウ」は「緑7」図柄に関連づけられている。「キリン」はいずれの図柄とも関連性がない演出である。表示された各演出と関連づけられた「7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの右リール40Rの「7」図柄である可能性が高くなる。
図28(a)の例では、右リール40Rの「赤7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「赤7」図柄に関連づけられた「ライオン」が約60%の割合で出力され、「ライオン」が最も選択されやすい。また、右リール40Rの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「青7」図柄に関連づけられた「ダチョウ」が約60%の割合で出力され、「ダチョウ」が最も選択されやすい。
また、右リール40Rの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「白7」図柄に関連づけられた「ゴリラ」が約60%の割合で出力され、「ゴリラ」が最も選択されやすい。また、右リール40Rの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるとき、「緑7」図柄に関連づけられた「ゾウ」が約60%の割合で出力され、「ゾウ」が最も選択されやすい。
図28(a)の例では、例えば「赤7−赤7−赤7」の図柄組合せに対応するMB−A1内部中であるとき、「朝」背景に「ライオン」が表示されたが画像が表示されやすくなる。また、図28、29に記載された背景演出の切り替えは、例えば、10ゲーム毎、MB終了毎、MBを狙う旨の演出が5回表示された後、特殊リプレイ当選毎に行われてもよい。
図28(b)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図28(b)は、中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示されるコメント予告演出の選択率を示している。
図28(b)の背景画像の演出では、中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「青7」図柄に関連づけられた「昼」が約60%の割合で表示され、「昼」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「昼」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「青7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図28(b)のその他の記載は、図28(a)の記載と同様である。
図28(b)の例では、例えば「青7−青7−青7」の図柄組合せに対応するMB−A17内部中であるとき、「昼」背景に「ダチョウ」が表示されたが画像が表示されやすくなる。
図29は、内部中の64択MBの種類を示唆する背景演出を説明するための図である。図29(a)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図29(a)は、中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示される背景演出の選択率を示している。
図29(a)の背景画像の演出では、中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「白7」図柄に関連づけられた「夕方」が約60%の割合で表示され、「夕方」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「夕方」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「白7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図29(a)のその他の記載は、図28(a)の記載と同様である。
図29(a)の例では、例えば「白7−白7−白7」の図柄組合せに対応するMB−A33内部中であるとき、「夕方」背景に「ゴリラ」が表示されたが画像が表示されやすくなる。
図29(b)は、内部中の64択MBの図柄組合せの左リール40Lの「7」図柄の種類が確定したのちに表示される頻度が上がる演出である。図29(b)は、中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるときに表示される背景演出の選択率を示している。
図29(b)の背景画像の演出では、中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部であるため、「緑7」図柄に関連づけられた「夜」が約60%の割合で表示され、「夜」が最も選択されやすい。このため、前半パートの演出で「夜」が表示されると、遊技者は中リール40Cの「緑7」図柄が内部中の64択MBの図柄組合せの一部である可能性が高いものと予想をすることができる。図29(b)のその他の記載は、図28(a)の記載と同様である。
図29(b)の例では、例えば「緑7−緑7−緑7」の図柄組合せに対応するMB−A49内部中であるとき、「夜」背景に「ゾウ」が表示された画像が表示されやすくなる。
なお、図26〜29に記載されたコメント予告演出、背景画像の演出は、再遊技B(特殊リプレイ)が当選した後に、表示されることが多くなる。
設定変更時にはRT状態と、内部中の64択MBの役物当選状態とは維持され、有利区間の状態、確認済図柄組合せ履歴はクリアされる。設定変更時に確認済図柄組合せ履歴がクリアされることにより、前日に行われた確認済図柄組合せ履歴が翌日まで維持されることがないと、遊技者は最初から確認済図柄組合せ履歴を蓄積しなければならないため、遊技店はメダルが不要に取得されてしまうことを防げる。また、遊技者は最初から確認済図柄組合せ履歴を蓄積していく楽しみを得ることができ、特殊リプレイが当選したときでも図柄組合せを絞る楽しみを失わずに済む。なお、設定変更があっても、有利区間の状態、確認済図柄組合せ履歴は維持されるようにしてもよい。
(入賞判定手段の説明)
入賞判定手段150は、リール40L,40C,40Rがすべて停止すると、有効ラインL上に停止表示された図柄組合せが、図4〜10に示した図柄組合せのいずれかに対応するか否かを判定する。これにより、MBが入賞したと判定された場合は、次の遊技からボーナスゲームが開始され、再遊技役が入賞したと判定された場合は、次の遊技で再遊技が行われ、入賞役が入賞した場合は、入賞した入賞役に対応する枚数のメダルが払い出される。なお、メダルの払い出しは、クレジット枚数の上限値(例えば50枚)に達するまで、現在のクレジット枚数に、入賞した入賞役に対応するメダル枚数を加算することによって行い、クレジット枚数の上限値(例えば50枚)に達した後は、図1に示したメダル払出口60からメダルを排出する。
(制御コマンド送信手段の説明)
制御コマンド送信手段160は、主制御手段100の各部で決定された遊技に関する各種情報を副制御手段200へ送信する。主制御手段100と副制御手段200との間でやり取りされる情報は、主制御手段100から副制御手段200への一方向に限られており、副制御手段200から主制御手段100に対して何らかの情報が直接送信されることはない。主制御手段100から副制御手段200への情報は、シリアル通信によって制御コマンドという形態で送信される。制御コマンドは、送信する情報の種別を示す第1制御コマンド(1バイト)と、送信する情報の内容を示す第2制御コマンド(1バイト)とで構成されている。
「RT状態番号」コマンド(3300〜3302)は、遊技が開始する前(スタートスイッチが操作される前)に送信される制御コマンドである。RT状態番号は、現在のRT状態が、非RT、RT1、MB作動中のいずれであるかを示す情報である。RT状態番号は、非RTであるときは「0」、RT1であるときは「1」、MB作動中であるときは「2」となっている。非RTは3300、RT1はコマンド3301、MB作動中は3302に対応する。
また「役物当選番号」コマンドは、スタートスイッチが操作された後に送信される制御コマンドである。当選役決定手段110によって当選役にMB−A1が決定されると、役物当選番号は1となり、MB−A1が入賞するまで役物当選番号1が、毎遊技、副制御手段200に送信される。そしてMB−A1が入賞して、ボーナスゲームが開始されると役物当選番号は0となり、当選役にMBが決定されるまで役物当選番号0が、毎遊技、副制御手段200に送信される。同様に、当選役決定手段110によって当選役にMB−2A〜64A、MB−B、MB−C、MB−Dが決定されると、役物当選番号は2〜67となる。
なお、通常時にMB−A1〜A64、MB−B〜Dが決定されなかった場合は、「役物当選番号」コマンドの第2制御コマンドの値が「0」となる。また、MB−A1〜A64、MB−B〜Dが当選すると抽選状態はMB内部中となり、「役物当選番号」コマンドの第2制御コマンドの値は「1」〜「67」となる。そして、MB−A1〜A64、MB−B〜Dが入賞するまでは、「役物当選番号」コマンドの第2制御コマンドの値は「1」〜「67」になったままになる。これにより、副制御手段200は、「役物当選番号」コマンドの第2制御コマンドに基づいて、決定された当選役に応じた演出を行うことができる。また、「役物当選番号」コマンドは、スタートスイッチ36が操作されたことを副制御手段200へ伝達するという役割も兼ねている。副制御手段200では、「役物当選番号」コマンドに基づいて、スタートスイッチが操作されたときの処理を行う。
(外部信号送信手段の説明)
図3に戻り、外部信号送信手段170は、主制御手段100において所定周期で実行されるタイマ割込処理により外部集中端子基板84を介して、IN信号、OUT信号、BB信号、異常発生信号及びスタート信号のオン/オフを外部へ出力する。
≪副制御手段の説明≫
<副制御手段及びその周辺のハードウェア構成>
副制御手段200(副制御回路200)は、CPU、ROM、RWM等を含んで構成され、主制御手段100(主制御回路100)から送信された制御コマンドに基づいて、実行する演出を制御する副制御基板202と、副制御基板202から送信されたサブ制御コマンドに基づいて、画像表示装置70、スピーカ64L,64R及び演出用ランプ72などの演出手段を駆動する画像制御基板204とを含んで構成されている。
<副制御基板の機能ブロック>
副制御基板202は、主制御手段100から送信された制御コマンドに基づいて演出の内容を決定し、決定した演出を実行するためのサブ制御コマンドを生成する演出制御手段210と、主制御手段100から送信された制御コマンドを受信する制御コマンド受信手段220と、演出制御手段210によって生成されたサブ制御コマンドを画像制御基板204へ送信するサブ制御コマンド送受信手段230とを含んで構成されている。
(演出制御手段の説明)
演出制御手段210は、演出状態に応じて実行する演出を制御する手段であって、演出抽選手段212及び演出状態制御手段214を含んで構成されている。演出制御手段210は、主制御手段100から受信した制御コマンド(RT状態番号コマンド、役物当選番号コマンド等)と、現在の演出状態とに応じた演出を抽選によって決定する演出抽選手段212と、主制御手段100から送信された制御コマンドに基づいて演出状態の移行制御を行う演出状態制御手段214とを有している。
(制御コマンド受信手段の説明)
制御コマンド受信手段220は、主制御手段100からシリアル通信で送信された制御コマンドを受信し、受信した制御コマンドをパラレルデータに変換して、受信した順に副制御手段200が有するコマンドバッファ(例えばRWMの記憶領域の一部)に蓄積していく。これにより、演出制御手段210は、コマンドバッファに蓄積されている制御コマンドのうち、最先に蓄積された制御コマンドに基づく処理を順次行っていく。なお、一部の制御コマンドに基づく処理は行わないことがある。その場合、制御コマンドは、RWMの別の記憶領域に記憶され、その後、他の制御コマンドに基づく処理において、参照されたりする。
(サブ制御コマンド送信受手段の説明)
サブ制御コマンド送受信手段230は、演出制御手段210によって生成されたサブ制御コマンドを、所定周期(例えば16ミリ秒)ごとにシリアル通信によって画像制御基板204に送信する。また、サブ制御コマンド送受信手段230は、サブ制御コマンド送受信手段250から送信されたコマンドを受信する。
<画像制御基板の機能ブロック>
画像制御基板204は、サブ制御コマンド送受信手段250と、画像/サウンド出力手段240とを含み、副制御基板202から送信されたサブ制御コマンドに基づいて画像表示装置70、スピーカ64L,64R及び演出用ランプ72を駆動制御し、演出制御手段210によって決定された演出を実行する。
(サブ制御コマンド送受信手段の説明)
サブ制御コマンド送受信手段250は、サブ制御コマンド送受信手段230からシリアル通信で送信されたサブ制御コマンドを受信し、受信したサブ制御コマンドをパラレルデータに変換して、受信した順に、サブコマンドバッファに蓄積していく。また、サブ制御コマンド送受信手段250は、画像制御基板204が正常に作動しているか否かを示すコマンドや、サブ制御コマンド送受信手段230から送信されたコマンドを正常に受信できたか否かを示すコマンドを、サブ制御コマンド送受信手段230に送信する。これにより、副制御基板202は、画像制御基板204で発生した異常を検知することができ、画像制御基板204がサブ制御コマンドの受信に失敗した場合は、そのサブ制御コマンドを再送することができる。
(画像/サウンド出力手段の説明)
画像/サウンド出力手段240は、画像制御基板204で生成された演出用の画像信号及び音声信号を、画像表示装置70とスピーカ64L,64Rへ出力する。これにより、画像表示装置70には演出画像が表示され、スピーカ64L,64Rから音声が発生する。一方、画像表示装置70やスピーカ64L、64Rからは、正常に動作可能な状態であるか否かを示す正常動作信号が画像制御基板204(又は副制御基板202)に対して出力される。正常動作信号が受信できない場合には、画像/音声信号を送ることなく保持してもよいし、遊技の進行に伴い破棄するようにしてもよい。
[制御手段による処理の説明]
≪主制御手段における制御処理の説明≫
まず、主制御手段100において実行され、遊技の進行を制御する遊技進行メイン処理の内容について、図31のフローチャートを参照しつつ説明する。図31に示す遊技進行メイン処理は、スロットマシン10の電源投入後に実行される各種チェック処理が行われた後に実行されるものであり、遊技進行メイン処理を繰り返し実行することで遊技の制御を行うことができる。
<遊技進行メイン処理の説明>
遊技進行メイン処理が開始されると、主制御手段100は、遊技開始処理を行う(ステップS10)。この遊技開始処理では、RT状態番号をRWMの所定の記憶領域から読み出して、リングバッファに保存する(これにより、後述するタイマ割込処理によって、各制御コマンドが副制御手段へ送信される)。また、ブロッカ45(図3参照。)をオンにしてメダル流路を形成し、メダル投入口32からのメダル投入を有効にする。但し、次に行う遊技が再遊技役の場合は、メダルの自動投入処理(例えばベット数表示ランプ26a,26b,26cを自動的に点灯させるなど)を行い、さらにクレジット枚数が上限値に達していた場合はブロッカ45をオフにして、メダル投入口32から投入されたメダルを受け皿62から返却する。そして、前回の遊技で決定された指示番号をクリア(「0」に更新)する。
次に、主制御手段100は、メダルの投入に伴う処理(遊技メダル管理処理)を行う(ステップS12)。この処理としては、例えば、クレジット数表示器27の表示の更新処理、クレジット数の減算処理、メダル投入口32からのメダル投入に関する不正行為の判断処理、ベット数のカウント処理などを実行する。次に主制御手段100は、投入されたメダル枚数が規定数に達してスタートスイッチ36の操作を受け付けられる状態になるとスタートスイッチ36が操作されたか否かを判断し(ステップS14)、操作されていない(NO)と判断したときは、ステップS12の処理に戻る。
また、ステップS14の判断処理で、スタートスイッチ36が操作された(YES)と判断したときは、ブロッカ45をオフにして、メダル投入口32からのメダル投入を無効にする(ステップS16)。次に主制御手段100は、図12に示した抽選テーブルに基づいて役抽選処理を行う(ステップS18)。
そして、主制御手段100は、役物当選番号をリングバッファに保存する(ステップS20)。これにより、後述するタイマ割込処理によって、役物当選番号コマンドが副制御手段200へ送信される。
そして、主制御手段100は、最小遊技時間が経過したか否かを判断し(ステップS22)、最小遊技時間が経過したと判断すると(ステップS22/YES)、リール停止管理処理を行う(ステップS24)。リール停止管理処理では、リール40L,40C,40Rの回転を開始し、ストップスイッチ37L,37C,37Rが操作されると、操作されたストップスイッチに対応するリールについて停止制御を行う。
そして、有効ラインL上に停止表示された図柄組合せが、図4〜10に示した図柄組合せのいずれかに一致するか否かを判断する表示判定処理を行う(ステップS26)。また、有効ラインL上に停止表示された図柄組合せが、入賞役の図柄組合せ(図9〜10参照)のいずれかと一致していた場合は、ホッパーモータ46を駆動して、一致した入賞役に対応する枚数のメダルを払い出すための払出処理を行う(ステップS28)。
次に主制御手段100は、遊技終了チェック処理を行い(ステップS30)、停止表示された図柄組合せなどに基づいて、RT状態の移行制御を行う。
以上の処理によって1回の遊技が終了すると、主制御手段100は、再びステップS10の処理に戻って次の遊技のための処理を実行する。
<タイマ割込処理の説明>
主制御手段100において遊技を制御する上で重要な処理として、図31に示した遊技進行メイン処理の他に、所定の周期ごとに実行されるタイマ割込処理がある。このタイマ割込処理は、約2.235ミリ秒の周期で繰り返し実行され、図3に示した操作手段300の各スイッチに対する操作の検出、副制御手段200に対する制御コマンドの送信、ステッピングモータ42L,42C,42Rの駆動制御を行うための制御信号の生成及び出力、乱数の値やタイマとして用いる各種カウンタ値の更新などの処理を行っている。以下、図31に示すフローチャートを参照して、上述したタイマ割込処理の内容について説明する。
主制御手段100は、チップ内に設けられているタイマカウント手段から割込要求信号(発生周期:約2.235ミリ秒)が出力されると、図32に示すタイマ割込処理を開始する。まず、主制御手段100は、これから実行するタイマ割込処理の初期処理を行う(ステップS100)。例えば、CPUのレジスタにセットされていたデータをRWMのスタック領域に格納し、これから行うタイマ割込処理中に、新たなタイマ割込処理が開始されないように、割込禁止フラグをオンにする。
次に主制御手段100は、入力ポートに入力されている電源断検知信号に基づいて電源断(電源電圧が所定値よりも下回ったこと)が検知されたか否かを判断する(ステップS102)。なお、この電源断検知信号は、主制御基板上に設けられた電源監視回路から出力されているものとする。主制御手段100によって電源断が検出された場合は、ステップS102の判断結果がYESとなり、電断時に行う電源断処理を行う(ステップS126)。この電源断処理では、電源断処理を行ったことを示す電源断処理済みフラグの値を「1」にセットし、RWMのチェックサムを算出して、その結果を不揮発性メモリに記憶する。また、RWM内の各フラグの値を、CPUのレジスタ及びスタックポインタの値と共に不揮発性メモリに保存した後、RWMへのアクセスを禁止し、外部から入力されるリセット信号の待機状態となる。
これに対して、ステップS102の判断処理で電源断が検出されなかった場合は、判断結果がNOとなり、主制御手段100は、各種制御を行う際に参照される各種制御用カウンタの値を更新し(ステップS104)、所定時間を計時するために汎用的に利用される計時タイマの計数値を更新する(ステップS106)。そして、クレジット数表示器27や獲得枚数表示器28の表示内容を更新するための7セグ表示制御を行う(ステップS108)。ここで、7セグ表示制御として、本実施形態ではいわゆるダイナミック駆動制御を行っている。
次に主制御手段100は、入力ポートに入力された外部からの各種信号を読み込んでRWMの所定アドレスに各々格納する(ステップS110)。そして、リール40L,40C,40Rの回転を制御するために、ステッピングモータ42L,42C,42Rの各々に対してリール駆動管理処理を実行する(ステップS112)。そして、全てのステッピングモータについてリール駆動管理処理を行うと(ステップS114/YES)、主制御手段100は、各種表示器の表示データや、各ステッピングモータ42L,42C,42Rに対する制御信号などを、内部の出力ポートから出力する(ステップS116)。
次に主制御手段100は、RWM内に設定されているリングバッファに保存されている制御コマンドのうち、最先に保存された制御コマンドを副制御手段200へ送信する(ステップS118)。
次いで主制御手段100は、外部集中端子基板84を介して外部へ出力する各種信号(IN信号、OUT信号、MB信号、異常発生信号及びスタート信号など)の出力処理を行い(ステップS120)、役抽選などに使用する乱数の値を更新する(ステップS122)。さらに主制御手段100は、初期処理によってRWMの所定アドレスに格納していたレジスタの値や各種フラグの状態を元に戻す復帰処理を行って(ステップS124)、図32のタイマ割込処理を終了する。
また本発明は、カジノマシンや、パチンコ機、メダルを用いずに遊技球や電子遊技媒体で遊技を行う遊技機にも適用可能である。
(変形例)
上述した実施例では、64択MBに当選した遊技から64択MB遊技が開始するまでは待機区間としていた。これに限らず、64択MBに当選したとしても有利区間に移行させず、別の契機に基づいて有利区間に移行させるようにしてもよい。具体的には、入賞C、D、Eに当選すること又は当選したとき抽選することにより有利区間への移行を決定する。
図33は、遊技区間の変形例を説明をするための図である。図33(a)によると、ボーナス当選したとしても有利区間に移行せず、通常区間が維持され、通常区間中かつボーナス内部中にボーナス遊技に移行したとしても、AT遊技への移行権利が獲得されていないため、ボーナス遊技終了後は再び通常中から開始され、通常中に入賞C、D、Eのいずれかに当選したことで有利区間に移行される。
一方、図33(b)によると、ボーナス内部中に、入賞C、D、Eのいずれかに当選したことで有利区間に移行され、その後、有利区間中かつボーナス内部中にボーナス遊技に移行した場合は、AT遊技への移行権利を獲得するため、ボーナス遊技終了後はAT(準備中)へ移行される。これにより、遊技者はボーナスに関する図柄組み合わせが入賞するタイミングに応じてAT遊技へ移行するか否かを楽しむことができる。
さらに、有利区間中であることを認識することができる区間表示器51の点灯制御について、有利区間に移行したことで点灯するようにするのではなく、ボーナス遊技に移行したとき、またはボーナス遊技終了後に点灯するように制御するようにしてもよい。これにより、区間表示器51が点灯していなくても、ボーナス遊技に移行したとき、またはボーナス遊技終了後に有利区間滞在中である区間表示器51を点灯させることで、遊技者にゲーム性の興趣をより高めることが可能となる。
10 スロットマシン
26a、26b、26c ベット数表示ランプ
27 クレジット数表示器
28 獲得枚数表示器
36 スタートスイッチ
37L、37C、37R ストップスイッチ
38 精算スイッチ
40L、40C、40R、40E リール
64L、64R スピーカ
70 画像表示装置
72 演出用ランプ
84 外部集中端子基板
100 主制御回路
110 役抽選手段
130 リール制御手段
170 外部信号出力手段
200 副制御回路
202 副制御基板
204 画像制御基板

Claims (3)

  1. 複数の回胴と、
    回胴の回転を停止させるための複数の停止操作手段と、
    複数種類の特別役(MB)と、
    ATを開始させるか否かを決定するAT抽選を実行可能な有利区間、特別役非内部中かつ前記AT抽選を実行不可能な通常区間、特別役内部中かつ前記AT抽選を実行不可能な待機区間と、を備え、
    一の特別役(赤7−赤7−赤7)が当選状態である待機区間中かつ所定の遊技において、前記一の特別役(赤7−赤7−赤7)に対応する図柄が2個以上有効ライン上に停止している状況で、最後に停止操作される前記停止操作手段の停止操作が、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込める第一位置で操作されたときは第一の特別役図柄(赤7図柄)を有効ライン上に停止させ前記一の特別役が入賞し、第一の特別役図柄(赤7図柄)を引き込めない第二位置で操作されたときは第二の特別役図柄(白7図柄)を有効ライン上に停止させないが表示窓内のいずれかに停止させる、
    ことを特徴とする回胴式遊技機。
  2. 演出を制御する演出制御手段を、さらに備え、
    前記演出制御手段は、表示窓内に停止された複数の特別役図柄に関する情報を記憶し、記憶された複数の特別役図柄に関する情報を前記所定の遊技が終了したのちの所定のタイミングで遊技者が確認できるように制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回胴式遊技機。
  3. 待機区間中において、複数種類の特別役(MB)のうち、いずれの特別役(MB)が入賞可能かを特定不能な情報であって、当選状態にある特別役(MB)が入賞可能であることを示す情報を報知し、
    有利区間中において、複数種類の特別役(MB)のうち、いずれの特別役(MB)が入賞可能かを特定可能な情報であって、当選状態にある特別役(MB)が入賞可能であることを示す情報を報知する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の回胴式遊技機。
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