JP2019135349A - 間仕切パネル - Google Patents

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土山 和功
Waku Tsuchiyama
和功 土山
高橋 誠
Makoto Takahashi
誠 高橋
直也 安立
Naoya Adachi
直也 安立
寛人 渡部
Hiroto Watabe
寛人 渡部
隆久 小林
Takahisa Kobayashi
隆久 小林
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Abstract

【課題】進退機構の動作不良を防止できる間仕切パネルを提供する。【解決手段】天井面Rに配設されたレール3に沿って走行可能に吊支されたパネル本体20と、パネル本体20の進行方向に突出した状態でパネル本体20の下端部に収納される下部閉塞部材12と、パネル本体20と下部閉塞部材12との間に設けられ下部閉塞部材12がパネル本体20側に押し込まれることにより下部閉塞部材12を床面Fに向けて押し付ける進退機構13と、を備えた間仕切パネル1であって、パネル本体20の幅方向に一部突出する下部閉塞部材12の端部には上方に開放する溝部25を形成した。【選択図】図6

Description

本発明は、オフィス、大会場、会議室等を所定の区画に仕切って使用するための間仕切パネルに関する。
オフィスや会議室・病院等の室内空間を用途に合わせて区画して分割して使用する場合に、天井面に固定されたレールに沿って移動可能に吊支される間仕切パネルが用いられている。また、パネル本体内部における上端及び下端に収納された閉塞部材をパネル本体内部に設けられた進退機構により天井方向または床方向へそれぞれ進出させ、パネル本体と天井及び床との間の隙間を塞ぐことができるものがある(例えば特許文献1)。
実公昭59−32709号公報(第2頁、第2図)
特許文献1に記載の間仕切パネルにあっては、閉塞部材は初期状態においては進退機構によりパネル本体の幅方向に突出する構造になっており、複数の間仕切パネルを厚さ方向に並べて格納しておく時やレールに沿って移動させる時には閉塞部材の端部がパネル本体の側縁から突出しているため、閉塞部材の端部の上面には埃等が溜まり易い。また、閉塞部材の進出動作時には、パネル本体と閉塞部材との間に隙間が生じる構造であるため、パネル本体と閉塞部材とを接続する進退機構の周辺に、閉塞部材の端部の上面に溜まった埃等が侵入し、進退機構の動作不良に繋がる虞があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、進退機構の動作不良を防止できる間仕切パネルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の間仕切パネルは、
天井に配設されたレールに沿って走行可能に吊支されたパネル本体と、前記パネル本体の進行方向に突出した状態で前記パネル本体の下端部に収納される閉塞部材と、前記パネル本体と前記閉塞部材との間に設けられ該閉塞部材が前記パネル本体側に押し込まれることにより該閉塞部材を床に向けて押し付ける進退機構と、を備えた間仕切パネルであって、
前記パネル本体の幅方向に一部突出する前記閉塞部材の端部には、上方に開放する溝部が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞部材の端部に溝部を設けたことで、端部の上面に埃等が溜まりにくく、進退機構の周辺への埃等の侵入を防ぎ、進退機構の動作不良を防止することができる。
前記溝部は、前記閉塞部材の端部を上下方向に貫通していることを特徴としている。
この特徴によれば、溝部内の埃を床面側に落とすことができ、メンテナンスが容易となる。
前記溝部が、前記閉塞部材の長手方向に沿って形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞部材の端部の強度を確保しつつ、端部の上面に埃等を溜まりにくくすることができる。
前記溝部が、複数本形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、端部の上面の面積を小さくして埃等を溜まりにくくすることができる。
前記溝部の開口部分は、上方側が大きく開口するテーパ部により構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、テーパ部により溝部内に埃等を誘導でき、閉塞部材の端部の強度を確保しつつ、端部の上面に埃等を溜まりにくくすることができる。
前記閉塞部材の端部は、前記溝部が形成された合成樹脂を備えて構成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、閉塞部材の端部に弾性を備えることで、溝部を備えながらも閉塞部材の衝突における破損を防止することができる。
本発明の実施例における間仕切パネルを用いた移動間仕切装置を示す正面図である。 (a)は間仕切パネルの構造を示す斜視図であり、(b)は同じく間仕切パネルの構造を示す分解斜視図である。 上部閉塞部材及び下部閉塞部材の収納状態を示す縦断面図である。 上部閉塞部材及び下部閉塞部材の閉塞状態を示す縦断面図である。 パネル本体下部に設置された進退機構を示す模式図であり、(a)は下部閉塞部材の収納状態を示し、(b)は下部閉塞部材の進出状態を示す。 収納状態の下部閉塞部材のパネル本体より突出する端部を示す拡大斜視図である。 下部閉塞部材の端部を示す分解斜視図である。 先端部材と対向する被当接部材を示す拡大斜視図である。 実施例2における間仕切パネルの下部閉塞部材の端部を示す模式図である。 実施例2の下部閉塞部材の端部の変形例を示す模式図である。 実施例3における間仕切パネルの下部閉塞部材の端部を示す模式図である。
本発明に係る間仕切パネルを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例1に係る間仕切パネルにつき、図1から図8を参照して説明する。以下、図1の紙面手前側及び図3の紙面右側を移動間仕切装置の正面側(前方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
間仕切パネル1は、例えば、オフィス、会議室、ショールーム、店舗等の建物内の室内を所定の区画に仕切るために用いられるものであり、図1に示されるように、本実施例では、複数の間仕切パネル1,1,…を組み合わせて移動間仕切装置10を構成している。
移動間仕切装置10は、室内空間の天井面Rに設けられるレール3に沿って移動可能な一対の吊支部材9,9により上端が吊支される複数の間仕切パネル1,1,…から主に構成され、間仕切パネル1,1,…をレール3に沿って所定の位置まで手動で順次移動させ、間仕切パネル1,1,…を左右方向(進行方向)に一列に連接させるとともに、後述する上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12がレール3及び床面Fに向けて押し付けられることにより天井面Rから床面Fに亘って室内空間を仕切ることができるようになっている。
図2(a)及び図2(b)に示されるように、間仕切パネル1は、前後に間隔をおいて対向配置される一対のガラスパネル4,4(透光パネル部材)と、ガラスパネル4,4を一体に保持する枠部材5(上部フレーム6、縦フレーム7,7及び下部フレーム8)と、上部フレーム6及び下部フレーム8(枠部材5の上下端部)に収納される上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12と、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12を進退動作させる進退機構13,13(図5参照)と、から主に構成される二重ガラスパネル構造を成し、パネル材として透明のガラスパネル4が使用されることにより、間仕切パネル1によって仕切られる室内空間の開放感を演出することができるとともに、強度や遮音性に優れている。尚、本実施例では、ガラスパネル4,4と枠部材5とが一体化されてパネル本体20を構成している。
図3を用いて、先ずガラスパネル4の構造について説明する。ガラスパネル4は、2枚の透明な板ガラス41,41を重合して強化された合わせガラスとなっている。尚、板ガラス41,41は、透明度の高いポリカーボネートやアクリル樹脂製を使用してもよい。
次いで、枠部材5の構造について説明する。図2(a)及び図2(b)に示されるように、枠部材5は、ガラスパネル4,4の上端部に沿って取付けられる上部フレーム6と、上端部が上部フレーム6の左右両端部に接続される一対の縦フレーム7,7と、ガラスパネル4,4の下端部に沿って取付けられ、左右両端部が一対の縦フレーム7,7の下端部に接続される下部フレーム8と、から主に構成され、一対のガラスパネル4,4の上下左右端に沿って配置される、いわゆる四方枠形状を成している。
図3に示されるように、上部フレーム6は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、下面側の前後に長手方向に沿って設けられる凹溝部61,61と、上面側の前後略中央部に長手方向に沿って設けられる上部チャンネル部62と、を備えている。凹溝部61は、側方から見て下向きコ字状を成し、ガラスパネル4,4の上端部を上方から嵌合している。上部チャンネル部62は、側方から見て上向きコ字状を成し、上部閉塞部材11を収容している。
図2(a)及び図2(b)に示されるように、縦フレーム7は、間仕切パネル1の上下方向に延びる被覆部材70と、間仕切パネル1の上下方向に延び被覆部材70により被覆される芯部材71と、から主に構成され、左右方向に厚みを有する板状を成し、ガラスパネル4,4の間に配設されている。被覆部材70は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、芯部材71は、左右方向に厚みを有する鋼製の板材である。アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、ガラスパネル4,4の間に配設されている。この縦フレーム7の左右両側には、側部カバー部材76,77が取付けられている。
被覆部材70とガラスパネル4,4とは、図示しない接着層により固着されている。芯部材71は、板状を成し、被覆部材70よりも上下方向に長尺に構成され、その上下両端部が被覆部材70よりも上下に突出しており、上方の突出部分に上部フレーム6が、下方の突出部分71aに下部フレーム8がそれぞれ固定されている。また、この突出部分71aが露見しないように、側部カバー部材76の下方には下向きコ字状のカバー部材40が固定されている。
下部フレーム8は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、上面側の前後に長手方向に沿って設けられる凹溝部81,81と、下面側の前後略中央部に長手方向に沿って設けられる下部チャンネル部82と、を備えている。凹溝部81は、側方から見て上向きコ字状を成し、ガラスパネル4,4の下端部を下方から嵌合している。下部チャンネル部82は、側方から見て下向きコ字状を成し、下部閉塞部材12を収容している。
次に、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12について説明する。図2〜図4に示されるように、上部閉塞部材11は、アルミ合金等の金属製の押出成形品であり、上部フレーム6と略同一寸法で左右方向に延びており、側方から見て下向きコ字形状を成している。
図5に示されるように、上部閉塞部材11は、上部フレーム6の上部チャンネル部62に収納された状態において、パネル本体20よりも左側(間仕切り位置への進行方向)に向かって左端部(先端部)が突出している(図1参照)。尚、下部閉塞部材12も同様に、下部チャンネル部82に収納された状態において、パネル本体20よりも左側(間仕切り位置への進行方向)に向かって左端部(先端部)が突出している(図1参照)。
図3及び図4に示されるように、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12は、レール3及び床面Fに対して進退動作するようになっている。また、上部閉塞部材11の上面側の前後には、長手方向に沿って延びるゴム製等のシール部材14が固着されており、特に図4に示されるように、上部閉塞部材11がレール3に近づく方向に延出した状態にあっては、シール部材14が上部閉塞部材11とレール3の下面との間で圧接され、密閉性及び遮音性が高められる。
次に、進退機構13の構造について説明する。尚、上下の進退機構13は、上下対称をなす略同一構成であるため、ここでは、下方側の進退機構13について説明し、上方側の進退機構13の説明を省略する。
図5に示されるように、進退機構13は、下部チャンネル部82と下部閉塞部材12との間に配設される第1の捻りコイルバネ15と、第2の捻りコイルバネ16と、を備えている。また、ここでは図示しないが、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16とは、下部チャンネル部82と下部閉塞部材12との間の長手方向両側に配設されている。
第1の捻りコイルバネ15の一方端部15aは、下部チャンネル部82の上面部82aに固定された取付片17から前後方向に延びる軸部17aに対して回動自在に接続されている。また、第1の捻りコイルバネ15の他方端部15bは、下部閉塞部材12の底面部12aに取付片18を介して回動不能に接続されている。
第2の捻りコイルバネ16の一方端部16aは、下部チャンネル部82の上面部82aに固定された取付片17’から前後方向に延びる軸部17a’に対して回動自在に接続されている。また、第2の捻りコイルバネ16の他方端部16bは、下部閉塞部材12の底面部12aに固定された取付片18’から前後方向に延びる軸部18a’に対して回動自在に接続されている。
次に、下部閉塞部材12の閉塞動作について説明する。尚、ここでは、下部閉塞部材12の左端側のみを図示して説明し、下部閉塞部材12の右端側の図示及び説明を省略する。
間仕切パネル1を左方向に移動させると、パネル本体20の左側に突出する下部閉塞部材12の左端部が先行する間仕切パネル1’に接触する。
次いで、パネル本体20を更に左側に移動させると、図5(b)に示されるように、下部閉塞部材12がパネル本体20側に押し込まれる。下部閉塞部材12がパネル本体20側に押し込まれると、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16とが、一方端部15aと一方端部16aとをそれぞれ回動中心として回動し、下部閉塞部材12が下方に押し出され、該下部閉塞部材12が床面Fに押圧される。
また、下部閉塞部材12が押し出され、床面Fに押圧されることで、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16が上下方向に圧縮され、これら第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16との弾性復帰力の作用で下部閉塞部材12により間仕切パネル1の下方が閉塞された状態が保持される。
また、閉塞状態では、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16により下部閉塞部材12は床面F側に圧接されているため、この状態でパネル本体20を先行する間仕切パネル1’から引き離すように移動させることで、パネル本体20と下部閉塞部材12とが相対的に下部閉塞部材12の長手方向に離間するように動作する。この動作により、前述の進出動作と反対方向に、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16が回動し、これら第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16の弾性復帰力により下部閉塞部材12が下部チャンネル部82方向に引き上げられ、簡単な操作で退行動作を完了させることができる。
図6及び図7に示されるように、下部閉塞部材12は、アルミ合金等の金属製の押出成形品でありその長手方向である側方から見て上向きコ字形状を成す本体部材21と、本体部材21の長手方向における一方端部に挿入により取付けられた先端部材22とを備えて構成されている。下部閉塞部材12の下面側の前後には、長手方向に沿って延びるゴム製等のシール部材14が固着されている。
また、下部フレーム8の強度を確保しながら、下部フレーム8及び下部閉塞部材12の上下寸法を小さくするため、下部閉塞部材12の収納状態において、下部フレーム8の下部チャンネル部82の一部及び前述の縦フレーム7を構成する芯部材71の突出部分が下部閉塞部材12を構成する本体部材21のコ字状の内部空間に配置される構造となっている。
先端部材22は、ポリプロピレン等の合成樹脂により形成され、本体部材21の内部に挿入配置されて図示しない固定手段により固定される基部23と、本体部材21よりも長手方向外部に露出する先端部24とを備えている。
先端部24は、パネル本体20の前後方向における幅寸法が基部23に比べて大きな肩部24a,24aが形成されており、肩部24a,24aは、本体部材21の起立片21a,21aの長手方向の端部21b,21bにそれぞれ当接するようになっている。また、先端部材22における先端部24の下端部24bが下部閉塞部材12の底面部12aを構成する本体部材21の底面部21cの端部21dに当接するようになっている。これによれば、下部閉塞部材12を先行する間仕切パネル1’に当接させた際には合成樹脂で形成された先端部24を介して力が作用するため、本体部材21の破損を防止するとともに、基部23と本体部材21との固定箇所に応力が作用することを防止し、強度を保持することができる。
また、先端部24の肩部24a,24a,下端部24bは、下部閉塞部材12の下面に取付けられたゴム製等のシール部材14の下端14aと略同じ上下位置まで延設されており、後述する下部閉塞部材12の進出動作時には、床面Fに近接若しくは当接して、シール部材14と同様に下部閉塞部材12の下方を閉塞可能となっている。
基部23には、上下方向に貫通する貫通孔25,25が形成されている。貫通孔25は、下部閉塞部材12の長手方向に沿って延びる長孔であり、前後幅方向に平行に並んで2本形成されている。
また、基部23の上面23aは、先端部24の上端面24cより下方に位置するように形成されており、下部閉塞部材12の進退動作において、前述した芯部材71の突出部分71aとの干渉を避けられる形状となっている。
図5(a)に示されるように、下部閉塞部材12が下部チャンネル部82内に収納された初期状態においては、下部閉塞部材12の左側の端部を構成する先端部材22における基部23と先端部24とがパネル本体20よりも左側(間仕切り位置への進行方向)に向かって突出し、かつ芯部材71の突出部分71aと先端部材22の後部である基部23とが近接することで、進退機構13が配置される下部閉塞部材12と下部チャンネル部82との間の空間Sと下部閉塞部材12の基部23と先端部24とが隔離されている。そして、先端部材22を設けることで基部23の先端部24とは反対側とカバー部材40と間は僅かな隙間となっているため、この初期状態にあっては、間仕切パネル1が設置される空間内に存在する埃等が進退機構13に侵入し難くなっている。
一方で、図5(b)に示されるように、下部閉塞部材12が下部チャンネル部82内から押し出された進出状態では、下部閉塞部材12の基部23と先端部24がパネル本体20の下方に移動する。そのため、収納状態では下部閉塞部材12と下部チャンネル部82との間の空間Sの外部に位置し、進退機構13と隔離されていた下部閉塞部材12の基部23と先端部24が、進出動作時には進退機構13と同じ空間内に位置することになる。
前述したように、先端部材22における基部23には、貫通孔25が形成されていることから、上面23aの表面積が小さく、埃等がこの基部23の上面23aに溜まり難くなっている。そのため、下部閉塞部材12の進出状態において、進退機構13と同じ空間内に位置する下部閉塞部材12の基部23の上面23aを介して、進退機構13の周辺に埃等が侵入することを効果的に防止することができ、ひいては進退機構13の動作不良を防止することができる。
また、貫通孔25は、下部閉塞部材12の長手方向に形成され、かつ貫通孔25は基部23の上面23aに前後幅方向(パネル本体20の前後方向)に平行に並んで2本形成されており、これによれば、先行する間仕切パネル1’に衝突する先端部材22の強度を確保しつつ、効率よく基部23の上面23aの面積を小さくできる。
また、下部閉塞部材12の端部は、合成樹脂により形成された先端部材22を備え、貫通孔25はこの先端部材22に備えられている。そのため、下部閉塞部材12の端部に弾性を備えることで、貫通孔25を備えて下部閉塞部材12の端部の上面23aの面積を小さくしながらも、先行する間仕切パネル1’への衝突時における下部閉塞部材12の端部の破損を防止することができる。
また、図8に示されるように、下部閉塞部材12を構成する本体部材21の長手方向における前述の先端部材22と反対側の端部には、図示しない固定手段により被当接部材26が固定されている。
被当接部材26は、合成樹脂にて形成され、山型に形成された先端部24(図7参照)の先端形状と対応する谷型に先端が形成されている。また、図5に示されるように、被当接部材26は、先行する間仕切パネル1’において、後続の間仕切パネル1の下部閉塞部材12の端部である先端部24が当接する箇所を構成している。
また、被当接部材26の先端面には、鉄などの磁性体27を備え、先端部24の先端面に備えられた磁石28(図7参照)と磁着可能になっている。そのため、これら磁性体27と磁石28とが引き合うことで、間仕切パネル1’に間仕切パネル1を連接させる際に、間仕切パネル1’側の被当接部材26と間仕切パネル1側の先端部24との位置合わせが行い易い。
また、間仕切パネル1は、オフィス等で使用される場合、床面がナイロン等の繊維で形成されたフロアマットで形成されていることが多く、下部閉塞部材12の進退動作により先端部材22における先端部24の肩部24a,24a,下端部24bがフロアマットと擦れ合うことになる。フロアマットを構成するナイロンと先端部材22を構成するポリプロピレンとは、帯電列上において離れているため、強い静電気を発生させることができるため、帯電した先端部材22の表面に埃を吸着させることで、下部閉塞部材12の進出動作時に、先端部材22を介して進退機構13の周辺に埃が移動することを効果的に防止することができる。尚、本体部材21は表面塗装され、この塗装層により先端部材22が独立絶縁されており、質量の少ない先端部材22に埃の吸着に十分な静電気を帯電させ易い。
次に、実施例2に係る間仕切パネルにつき、図9を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
前記実施例1では、下部閉塞部材12の先端に上方に開放するように形成される溝部は、貫通孔25と、貫通孔25の下方を塞ぐ本体部材21の底面部21cとにより構成される態様で説明したが、これに限らず、図9に示されるように、下部閉塞部材12を構成する本体部材21の底面部21cに、貫通孔25,25と垂直方向に重なる位置に上下方向に貫通する孔部21eを形成することで、下部閉塞部材12の先端を上下に貫通する態様で溝部を構成してもよい。これによれば、貫通孔25内に入り込んだ埃は貫通孔25の内面により下方向に案内されて孔部21eから床面F側に落とすことができ、埃の除去作業を省略することでき、メンテナンスが容易となる。
また、貫通孔25は、下部閉塞部材12の長手方向、即ち間仕切パネル1の移動方向及び下部閉塞部材12の進出動作時の移動方向に沿って延びる長孔であるため、間仕切パネル1の移動時や下部閉塞部材12の進出動作時における空気の移動により貫通孔25内に入り込んだ埃が本体部材21に形成された孔部21eから外部に排出されやすい。
尚、孔部21eから床面F側に埃を排出する代わりに、図10に示されるように、本体部材21の底面部21cにトレー30を着脱可能に設けて、トレー30で埃を受けられるようにしてもよい。これによれば、床面F側から孔部21eと貫通孔25を通って先端部材22の上方に埃が侵入することを防ぐことができるとともに、トレー30を取り外すことで埃を除去できる。このような構成である場合、貫通孔25と孔部21eとトレー30とにより、下部閉塞部材12の先端の溝部が構成される。
次に、実施例3に係る間仕切パネルにつき、図11を参照して説明する。尚、前記実施例と同一構成で重複する構成の説明を省略する。
図11(a)及び(b)に示されるように、下部閉塞部材を構成する先端部材32に形成された貫通孔35は、その開口部分が孔部36より大きく開口するテーパ部37により構成されている。これによれば、テーパ部37により孔部36内に埃等を効率よく誘導できるため、孔部36自体を小さくして先端部材32の強度を確保しつつ、基部33の上面33aに埃等を溜まりにくくすることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、進退機構13として、第1の捻りコイルバネ15と第2の捻りコイルバネ16を併用する形態を例示したが、先行する間仕切パネル1’に押し当てることで、上部閉塞部材11及び下部閉塞部材12を天井面R側及び床面F側に突出させる構成であれば、どのような構成であってもよく、例えば従来から利用されているリンク部材と捻りコイルバネとを備え、上部閉塞部材がパネル本体側に押し込まれることで、リンク部材が一端を中心として回動して立ち上がり上部閉塞部材を天井側に押し上げる進出機構を採用してもよい。
また、下部閉塞部材12の端部は、本体部材21と先端部材22とにより構成される態様に限らず、例えば本体部材21の長手方向の端部を折り曲げ、この折り曲げ部分に溝部を直接形成することで、先端部材を省略してもよい。
また、上部閉塞部材11においても、下部閉塞部材12と同様の構造を適用してもよく、これによれば、間仕切パネル1を構成する部品点数を減らし、製造コストを抑えることができる。
また、下部フレーム8の強度を確保しながら、下部フレーム8及び下部閉塞部材12の上下寸法を小さくするため、芯部材71の突出部分が下部閉塞部材12を構成する本体部材21の内部に配置される構造となっている。そのため、芯部材71の突出部分71aとの干渉を避けるため、先端部材22の基部23の上面23aは、先端部24の上端面24cより下方に位置するように形成されているが、このような枠の形状でない間仕切パネルに適用される場合には、基部と先端部との上下方向の厚み寸法を同寸法としてもよいことはいうまでもない。
1,1’ 間仕切パネル
3 レール
10 移動間仕切装置
11 上部閉塞部材(閉塞部材)
12 下部閉塞部材(閉塞部材)
13 進退機構
20 パネル本体
21 本体部材
21a 起立片
21c 底面部(溝部)
21e 孔部(溝部)
22 先端部材(閉塞部材の端部)
23 基部
23a 基部上面
24 先端部
24b 先端部下端部
24c 先端部上端面
25 貫通孔(溝部)
26 被当接部材
27 磁性体
28 磁石
30 トレー(溝部)
35 貫通孔(溝部)
36 孔部
37 テーパ部
62 上部チャンネル部
82 下部チャンネル部
R 天井面
F 床面
S 空間

Claims (6)

  1. 天井に配設されたレールに沿って走行可能に吊支されたパネル本体と、前記パネル本体の進行方向に突出した状態で前記パネル本体の下端部に収納される閉塞部材と、前記パネル本体と前記閉塞部材との間に設けられ該閉塞部材が前記パネル本体側に押し込まれることにより該閉塞部材を天井面及び床面に向けて押し付ける進退機構と、を備えた間仕切パネルであって、
    前記パネル本体の幅方向に一部突出する前記閉塞部材の端部の上面には、上方に開放する溝部が形成されていることを特徴とする間仕切パネル。
  2. 前記溝部は、前記閉塞部材の端部を上下方向に貫通していることを特徴とする請求項1に記載の間仕切パネル。
  3. 前記溝部が、前記閉塞部材の長手方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の間仕切パネル。
  4. 前記溝部が、複数本形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の間仕切パネル。
  5. 前記溝部の開口部分は、上方側が大きく開口するテーパ部により構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の間仕切パネル。
  6. 前記閉塞部材の端部は、前記溝部が形成された合成樹脂を備えて構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の間仕切パネル。
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