JP2019135226A - 腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形製剤の製造方法 - Google Patents

腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形製剤の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019135226A
JP2019135226A JP2018173265A JP2018173265A JP2019135226A JP 2019135226 A JP2019135226 A JP 2019135226A JP 2018173265 A JP2018173265 A JP 2018173265A JP 2018173265 A JP2018173265 A JP 2018173265A JP 2019135226 A JP2019135226 A JP 2019135226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
compression
tablet
enteric polymer
granules
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2018173265A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7212484B2 (ja
Inventor
達矢 三明
Tatsuya Miake
達矢 三明
俊哉 谷口
Toshiya Taniguchi
俊哉 谷口
智彦 村上
Tomohiko Murakami
智彦 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ohara Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Ohara Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ohara Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Ohara Pharmaceutical Co Ltd
Publication of JP2019135226A publication Critical patent/JP2019135226A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7212484B2 publication Critical patent/JP7212484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】耐酸性等が有意に改善された、腸溶性高分子で被覆されたデュロキセチン塩酸塩等の酸に不安定な薬物を含む顆粒、を含有する圧縮成形錠剤を製造するための技術的手段を提供すること。【解決手段】酸に不安定な薬物を含む顆粒と当該顆粒を被覆する腸溶性高分子を含有する圧縮成形錠剤であって、当該腸溶性高分子がセルロース誘導体であることを特徴とする圧縮成形錠剤を提供する。当該酸に不安定な薬物はデュロキセチン塩酸塩であることが好ましく、当該腸溶性高分子はセルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタル酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、セルロースアセテートトリメリテート及びカルボキシメチルエチルセルロースから選択されることが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、デュロキセチン塩酸塩等の酸に不安定な薬物を含有する固形製剤に関するものである。
デュロキセチン塩酸塩(一般名)は、化学名が(S)−N−メチル−3−(1−ナフチルオキシ)−3−(2−チエニル)プロピルアミン・塩酸塩と記されるセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤であり、うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛、線維筋痛症に伴う疼痛、慢性腰痛症に伴う疼痛の治療に有用である(非特許文献1等参考)。
現在、デュロキセチン塩酸塩はカプセル剤の剤形で医療現場に提供されている。デュロキセチン塩酸塩は酸に不安定であり、胃酸で失活することがあることから、周囲に腸溶性高分子が被覆されている(非特許文献1の163ページ参照)。デュロキセチン塩酸塩の周囲に腸溶性高分子が被覆された、カプセル剤の処方及び製造方法は、特許文献1において紹介されている。
固形製剤の剤形として最も一般的なものは錠剤であり、錠剤には飲み易さ(特に口腔内崩壊錠)や文字の印字のし易さ等の多くの利点があることが知られている。しかし、被覆された薬物含有顆粒を含有する錠剤の製造においては、圧縮成形時に其の顆粒の被覆膜の一部が破壊されることがあり、耐酸性(酸性溶液中への薬物の溶出を抑制する効果。以下同じ。)が損なわれるといった問題がある。本願発明者は、先行技術文献に対してより一般的な製造条件や添加剤を用いた簡便な製造方法においても、薬物含有被覆顆粒の耐酸性が更に優れた、デュロキセチン塩酸塩を含有する圧縮成形錠剤を開発することを目指した。
特許第3707831号公報
「サインバルタ(登録商標)カプセル20mg サインバルタ(登録商標)カプセル30mg」医薬品インタビューフォーム 2016年4月改訂(改訂第9版)
本発明は、耐酸性等が有意に改善された、腸溶性高分子で被覆されたデュロキセチン塩酸塩等の酸に不安定な薬物を含む顆粒、を含有する圧縮成形錠剤を製造するための技術的手段を提供することを目的とするものである。
本発明者は上記の課題を解決するべく鋭意検討した結果、セルロース誘導体である腸溶性高分子で被覆されたデュロキセチン塩酸塩を含有する顆粒を打錠して製造された錠剤は耐酸性が良好であることを見出した。本発明者はその知見に基づいて更に鋭意検討を重ね、下記の本発明を完成するに至った。
本発明は、セルロース誘導体である腸溶性高分子及びデュロキセチン等の酸に不安定な薬物を含む顆粒、を含有する圧縮成形錠剤に関するものであり、その好ましい構成は以下(1)〜(12)において記述されるものである。
(1)酸に不安定な薬物を含む顆粒と当該顆粒を被覆する腸溶性高分子を含有する圧縮成形錠剤であって、当該腸溶性高分子がセルロース誘導体であることを特徴とする圧縮成形錠剤。
(2)当該酸に不安定な薬物が、デュロキセチン塩酸塩、エソメプラゾールマグネシウム水和物、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウム及びランソプラゾールから選択される、前記(1)に記載の圧縮成形錠剤。
(3)当該酸に不安定な薬物がデュロキセチン塩酸塩である、前記(1)に記載の圧縮成形錠剤。
(4)当該腸溶性高分子が、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタル酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、セルロースアセテートトリメリテート及びカルボキシメチルエチルセルロースから選択される、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
(5)当該腸溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート又はカルボキシメチルエチルセルロースである、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
(6)酸に不安定な薬物と腸溶性高分子を含む被覆層との間に分離層が存在する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
(7)口腔内崩壊錠である、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
(8)第17改正日本薬局方溶出試験法(パドル法)に従い、下記の測定条件下における溶出試験の開始120分後の時点における酸に不安定な薬物の溶出率が5.0%以下であることを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
[測定条件]
試験液:溶出試験第1液(pH1.2)
試験液量:900mL
パドル回転数:75rpm
液温:37℃
(9)酸に不安定な薬物を含む顆粒と当該顆粒を被覆しているセルロース誘導体である腸溶性高分子を含有する粉末を圧縮成形して錠剤を製造する方法。
(10)酸に不安定な薬物を含む顆粒をセルロース誘導体である腸溶性高分子によって被覆して被覆顆粒を得る工程(C)及び当該工程(B)を介して得られた顆粒と賦形剤、崩壊剤及び滑沢剤を共に混合した後に打錠する工程(D)を含む、圧縮成形錠剤の製造方法。
(11)粒子径が50.0〜250.0μmの範囲内にある賦形剤等の核粒子の周囲に酸に不安定な薬物を被覆して核顆粒を得る工程(A)及び当該工程(A)を介して得られた核顆粒に非腸溶性添加剤からなる分離層を被覆して前記酸に不安定な薬物を含む顆粒を得る工程(B)を含む、前記(10)に記載の圧縮成形錠剤の製造方法。
(12)打錠する際の打圧が800kgf以上である、前記(10)又は(11)に記載の圧縮成形錠剤の製造方法。
本発明は、耐酸性等が有意に改善された、腸溶性高分子で被覆されたデュロキセチン塩酸塩等の酸に不安定な薬物を含む顆粒、を含有する圧縮成形錠剤を製造することを可能にする。
以下で本発明の、セルロース誘導体である腸溶性高分子で被覆されたデュロキセチン等の酸に不安定な薬物を含む顆粒(以下「本発明に係る被覆顆粒」という。)、を含有する圧縮成形錠剤又は其の製造方法を詳細に説明する。但し、以下の記載は本発明を説明するための例示であり、本発明の技術的範囲をこの記載範囲にのみ限定する趣旨ではない。
<酸に不安定な薬物>
本発明の錠剤の製造に使用される酸に不安定な薬物は、酸性領域で化学的に不安定又は酸によって不活性となる化合物のことであり、具体的にはデュロキセチン若しくは其の塩(特にデュロキセチン塩酸塩を示す。以下同じ。)、エソメプラゾール又は其の塩(特にエソメプラゾールマグネシウム水和物を示す。以下同じ。)、オメプラゾール、ラベプラゾール若しくは其の塩(特にラベプラゾールナトリウムを示す。以下同じ。)及びランソプラゾール等が挙げられるが、好ましくはデュロキセチン若しくは其の塩又はエソメプラゾール若しくは其の塩であり、最も好ましくはデュロキセチン若しくは其の塩である。
酸に不安定な薬物(特にデュロキセチン若しくは其の塩を示す。以下同じ。)のメディアン径(d50)は1.0〜50.0μmが好ましく、より好ましくは1.0〜10.0μmである。デュロキセチン塩酸塩は、必要に応じて適宜乾式又は湿式粉砕を行い、任意の粒子径に調整することも可能である。尚、メディアン径等粒子径はレーザー回析・散乱法によって測定(体積基準)することが可能である。酸に不安定な薬物は素錠(コーティング層で覆われていない錠剤を指す。以下同じ。)部分に含有され、素錠の全重量に対して1.0〜50.0重量%、好ましくは2.0〜15.0重量%、より好ましくは5.0〜10.0重量%の範囲で素錠中(本発明に係る被覆顆粒中)に含有される。デュロキセチン塩酸塩は1錠あたりに22.4mg(デュロキセチンとして20mg)又は33.7mg(デュロキセチンとして30mg)含有されることが望ましい。
<錠剤の形態>
本発明の錠剤は打錠等により圧縮成形された錠剤(圧縮成形錠剤)であり、剤形は普通錠又は口腔内崩壊錠であり、好ましくは口腔内崩壊錠である。口腔内崩壊錠とは、口腔内に存在する唾液のみによって其の崩壊並びに嚥下が可能なもの(=水なしで服用可能なもの)として患者に提供して服用される錠剤であり、口腔内での崩壊時間については60秒未満(より好ましくは40秒未満で、更により好ましくは30秒未満)であることが望ましい。口腔内での崩壊時間は、例えば、錠剤を舌の上に乗せて唾液を浸潤させた際に其の崩壊にかかる時間を測定して求めたり、口腔内崩壊錠試験機(例:OD−mate/樋口商会)を用いて試験液:水(37℃)の条件における錠剤が崩壊する時間を測定して求めてもよく、またこれ以外の本発明が属する分野の当業者が口腔内での崩壊時間を測定するために一般的に行い得る方法によって求めてもよい。
本発明の錠剤(特に口腔内崩壊錠)は素錠のままであることが好ましいが、必要に応じてコーティング剤で被覆してフィルムコーティング錠にすることは可能である。本発明で得られる錠剤の形状は、円形錠、円形R錠、円形隅角錠、円形2段R錠や異形錠等のいずれの形状でもよいが、好ましくは円形錠である。本発明の錠剤の重量は200〜500mgの範囲内にあることが好ましい。
<セルロース誘導体である腸溶性高分子>
セルロース誘導体である腸溶性高分子として具体的には、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタル酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、セルロースアセテートトリメリテート、カルボキシメチルエチルセルロース等が挙げられるが、好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロースから選ばれ、より好ましくはヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネートである。本発明の錠剤に含有される上記腸溶性高分子は1種類であることが望ましい。本発明に係る腸溶性高分子は、胃内環境を想定した酸性のpH値をもつ水溶液溶媒に対して実質的に溶解せず、腸内環境を想定した中性〜アルカリ性のpH値をもつ水溶液溶媒に対して良好な溶解性を示すことを特徴とし、pHが6.8〜12.0の範囲内にある0.1mol/L以下のモル濃度をもつ水溶液溶媒(例えば、pHが10.2である0.05mol/L炭酸ナトリウム緩衝液)100gに対する25℃における溶解度が1.0g以上の、分子量が10000以上のポリマーであることが望ましい。腸溶性高分子は、素錠の全重量に対して5.0〜70.0重量%、好ましくは10.0〜50.0重量%の範囲で素錠中(本発明に係る被覆顆粒中)に含有される。
<添加剤>
本発明の錠剤を製造するためには、上記の添加剤に加えて、一般的に使用されている賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、可塑剤、矯味剤、コーティング剤等の添加剤を使用することができる。尚、本明細書において、各種添加剤(結合剤、可塑剤、コーティング剤等)の語句の解釈は其々、製剤化において其の添加剤としての役割を発揮することが必須に期待されて使用されるもので結果的に其の添加剤としての役割が発揮されるもの、と解することが好ましい。また当然であるが、本明細書における添加剤の語句の解釈において原薬が含まれることはない。
<賦形剤>
賦形剤として、具体的には糖{乳糖(無水乳糖、乳糖水和物含む。)、白糖、ショ糖、ブドウ糖等}若しくは糖アルコール(マンニトール、エリスリトール、キシリトール、ソルビトール、イソマルト、マルチトール等)、結晶セルロース、デンプン(トウモロコシデンプン、バレイショデンプン、コメデンプン、コムギデンプン等)、ヒドロキシプロピルスターチ、アルファー化デンプン、部分アルファー化デンプン、カルボキシメチルスターチナトリウム、デキストリン等を挙げる事ができ、好ましくは糖若しくは糖アルコール(特にマンニトール)又は結晶セルロースであり、より好ましくは結晶セルロース又は結晶セルロース及び糖若しくは糖アルコール(特にマンニトール)であり、更により好ましくは結晶セルロース及び糖アルコール(特にマンニトール)である。賦形剤は、素錠の全重量に対して10.0〜95.0重量%、好ましくは35.0〜85.0重量%の範囲で素錠中に含有される。
<結合剤>
結合剤として、具体的にはヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(ヒプロメロース)、メチルセルロース、ポビドン、エチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルアルコール・アクリル酸・メタクリル酸メチル共重合体、ポリエチレングリコール、メタクリル酸コポリマー、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液等を挙げる事ができ、好ましくはヒプロメロースである。結合剤は、素錠の全重量に対して好ましくは0.1〜8.0重量%の範囲で素錠中(好ましくは本発明に係る被覆顆粒中)に含有される。尚、上記の結合剤はコーティング剤として対象物を被覆(望ましくはタルクと共に)するために用いることが可能である。
<崩壊剤>
崩壊剤として、具体的には低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、ヒドロキシプロピルスターチ、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、クロスポビドン等を挙げる事ができ、好ましくはクロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム及びクロスポビドンから選ばれ、より好ましくはクロスポビドンである。スーパー崩壊剤(クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム又はクロスポビドン)が本発明の口腔内崩壊錠に含有されることは口腔内での速やかな崩壊性を達成する観点からは極めて望ましい。崩壊剤は、素錠の全重量に対して好ましくは2.0〜15.0重量%、より好ましくは3.0〜8.0重量%の範囲で素錠中に含有される。
<滑沢剤>
滑沢剤として、具体的には軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、フマル酸ステアリルナトリウム、タルク、硬化油等を挙げる事ができ、好ましくはステアリン酸マグネシウムである。滑沢剤は、素錠の全重量に対して好ましくは0.1〜5.0重量%の範囲で素錠中に含有される。
<可塑剤>
可塑剤として、具体的にはクエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、グリセリン、グリセリンモノステアレート、ゴマ油、ヒマシ油、綿実油・ダイズ油混合物、ジメチルポリシロキサン・二酸化ケイ素混合物、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、フタル酸ジエチル、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、プロピレングリコール、マクロゴール、ポリソルベート80、ステアリン酸等を挙げる事ができ、好ましくはクエン酸トリブチル、クエン酸トリエチル、グリセリン、グリセリンモノステアレート、マクロゴール、ポリソルベート80、ステアリン酸等から選ばれ、より好ましくはクエン酸トリエチルである。可塑剤は、素錠の全重量に対して好ましくは0.5〜5.0重量%の範囲で素錠中(好ましくは本発明に係る被覆顆粒中)に含有される。
<矯味剤>
矯味剤として、具体的にはアスコルビン酸、L−アスパラギン酸、アスパルテーム、スクラロース、アセスルファムカリウム、ソーマチン等を挙げる事ができる。矯味剤は、素錠の全重量に対して好ましくは0.5〜2.0重量%の範囲で素錠中に含有される。
<腸溶性被覆顆粒>
本発明の錠剤は、酸に不安定な薬物を含む顆粒がセルロース誘導体である腸溶性高分子で被覆されたもの(本発明に係る被覆顆粒)を含有する。本発明に係る被覆顆粒は、酸に不安定な薬物を含む顆粒の周囲が腸溶性高分子を含む層(溶出制御層)(当該酸に不安定な薬物を含む顆粒100.0重量部に対して当該溶出制御層は20.0重量部以上、望ましくは30.0〜100.0重量部)で上記の通りに覆われているが、酸に不安定な薬物を含む部分(核顆粒)と腸溶性高分子を含む層(溶出制御層)の中間には腸溶性でない添加剤からなる被覆層(分離層)が存在することが特に好ましい(当然、当該分離層には薬物は含有されない。)。当該好ましい構成は、当該核顆粒に対して当該分離層(当該核顆粒100.0重量部に対して当該分離層は20.0重量部以上、望ましくは30.0〜100.0重量部)を被覆した後に当該溶出制御層を被覆することで得ることが可能である。当該分離層はヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース又はメチルセルロース等のコーティング剤(好ましくはヒプロメロース)を含むことが好ましく、より好ましくはタルクと共に其れらのコーティング剤を含む。酸に不安定な薬物を含有する顆粒は、賦形剤(マンニトールや結晶セルロース等が特に挙げられ、好ましくは結晶セルロース)等である核粒子(其の粒子径は500.0μm以下、望ましくは300.0μm以下、より望ましくは50.0〜250.0μm)の周囲に酸に不安定な薬物を含む被覆層(薬物含有層)が存在するもの(更に其の周囲に上記分離層が被覆されて存在するものも含む。)であることが好ましい。当該薬物含有層は薬物と共にヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース又はメチルセルロース等のコーティング剤(好ましくはヒプロメロース)を含むことが好ましい。当該核粒子100.0重量部に対して当該薬物含有層は50.0重量部以上、好ましくは120.0重量部以上、より好ましくは150.0重量部以上、更により好ましくは200.0重量部以上存在する。本発明に係る被覆顆粒は素錠の全重量に対して20.0〜80.0重量%、好ましくは30.0〜70.0重量%、より好ましくは30.0〜45.0重量%の範囲で素錠中に含有される。
本発明に係る被覆顆粒を含有する圧縮成形錠剤は、pH1.2の水溶液(例:溶出試験第1液)を用いて行った溶出試験の開始120分後の時点における薬物の溶出率が5.0%以下(望ましくは3.0%以下)であることが好ましく、pH6.8の水溶液(例:溶出試験第2液)を用いて行った溶出試験の開始120分後の時点における薬物の溶出率が50.0%以上(望ましくは70.0%以上)であることが好ましい。当該溶出試験の詳細な条件は試験例1又は2を参考にすることが可能である。
<製造方法>
本発明に係る被覆顆粒の製造方法の具体的な例として、流動層造粒法、微粒子コーティング法が挙げられるが、好ましくは微粒子コーティング法である。前記の製造方法の操作法に困難はなく、常法にしたがって容易に目的の被覆顆粒を製造することができる。例えば微粒子コーティング法では、流動層造粒機中で流動させた賦形剤(核粒子)に薬物を含有するコーティング液を噴霧・乾燥して薬物によって被覆(即ち、上記薬物含有層を形成)した上で、更に非腸溶性の添加剤を含むコーティング液を噴霧・乾燥して非腸溶性の添加剤のみによって被覆(即ち、上記分離層を形成)して上記の酸に不安定な薬物を含む顆粒を得て、また更に其れを腸溶性高分子を含むコーティング液を噴霧・乾燥することで腸溶性高分子によって被覆(即ち、上記溶出制御層を形成)して本発明に係る被覆顆粒を製造することができる。本発明に係る被覆顆粒(更にそれを1回以上被覆した顆粒も含む。)は、賦形剤、崩壊剤及び滑沢剤と共に混合・打錠することで本発明の錠剤を製造することが可能である。打錠する際の打圧は、300kgf以上、好ましくは700kgf以上(特には1500kgf以下)、より好ましくは800kgf以上(特には1500kgf以下)、更により好ましくは800〜1300kgfの範囲内の任意の数値である。
<包装>
また、包装用シートとアルミ箔等で錠剤を挟んで覆い、加熱シールすることで、本発明の錠剤を含むPTPシート製品を得ることは可能である。其の包装用シートに使用される具体的な素材としては、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリクロロトリフルオロエチレン等が挙げられる。尚、湿度に対する本発明の錠剤の安定性を改善するためには、乾燥機能を有した素材を用いてPTPシート製品を製造したり、PTPシート製品をアルミピロー包装したり、乾燥剤を錠剤と共に瓶に封入する等の周知の方法を行うことが可能である。
以下に実施例等により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例等に限定されるものではない。尚、実施例1、2及び比較例1の錠剤製造に使用されたデュロキセチン塩酸塩は、粒度分布がd10=2.0、d50=7.0、d90=18.0{レーザー回析・散乱法によって測定(体積基準)}であることが確認された。
(A:核顆粒)結晶セルロース{セルフィアCP−102(粒度範囲:106〜212μm/旭化成社製}500.0gを噴流流動層造粒機(MP−01−SPC型/パウレック社製)に投入し、ヒドロキシプロピルメチルセルロース250.0gを精製水6250gに溶解した液に、デュロキセチン塩酸塩1120.0gを分散・懸濁させた液を噴霧・乾燥し、造粒物Aを得た。
(B:バリア層)上記で得られた造粒物A748.0gを噴流流動層造粒機に投入し、ヒドロキシプロピルメチルセルロース75.0gを精製水1875gに溶解した液にタルク150.0g、及び酸化チタン150.0gを分散・懸濁させた液を噴霧・乾燥し、造粒物Bを得た。
(C:溶出制御層)上記で得られた造粒物B561.5gを噴流流動層造粒機に投入し、カルボキシメチルエチルセルロース376.0g及びクエン酸トリエチル37.6gを溶解させ、軽質無水ケイ酸37.6gを分散・懸濁させたエタノール5760gと精製水1440gの混液を噴霧・乾燥し、腸溶性被覆顆粒を得た。
(D:圧縮成形錠剤)上記で得られた腸溶性被覆顆粒101.27gに、マンニトール128.23g、結晶セルロース60.0g、クロスポビドン9.0g及びステアリン酸マグネシウム1.5gを加えて混合機で混合した。其の混合末を打錠機で1000kgfの打圧で打錠して1錠重量300.0mgの口腔内崩壊錠(円形錠、直径9.5mm、厚さ3.4mm)を得た。
(C:溶出制御層)実施例1で得られた造粒物B673.8gを噴流流動層造粒機に投入し、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート511.2gを溶解させ、タルク163.2gを分散・懸濁させた精製水8750gと10%アンモニア水126.8gの混液を噴霧・乾燥し、腸溶性被覆顆粒を得た。
(D:圧縮成形錠剤)上記で得られた腸溶性被覆顆粒112.35gに、マンニトール117.15g、結晶セルロース60.0g、クロスポビドン9.0g及びステアリン酸マグネシウム1.5gを加えて混合機で混合した。其の混合末を打錠機で1000kgfの打圧で打錠して1錠重量300.0mgの口腔内崩壊錠(円形錠、直径9.5mm、厚さ3.4mm)を得た。
[比較例1]
(A:核顆粒)結晶セルロース{セルフィアCP−102(粒度範囲:106〜212μm/旭化成社製}500.0gを噴流流動層造粒機(MP−01−SPC型/パウレック社製)に投入し、ヒドロキシプロピルメチルセルロース250.0gを精製水6250gに溶解した液に、デュロキセチン塩酸塩1120.0gを分散・懸濁させた液を噴霧・乾燥し、造粒物Aを得た。
(B:バリア層)得られた造粒物A748.0gを噴流流動層造粒機に投入し、ヒドロキシプロピルメチルセルロース44.0gを精製水1320gに溶解した液にタルク176.0gを分散・懸濁させた液を噴霧・乾燥し、造粒物B(2次被覆顆粒物)を得た。
(C:溶出制御層)前記で得られた造粒物B484.0gを噴流流動層造粒機に投入し、グリセリンモノステアレート24.0g、クエン酸トリエチル75.0g、ポリソルベート80 8.0g及びクエン酸0.5gを精製水1662.5gに溶解した液に、メタクリル酸コポリマーLD(L30D−55)1128.3g(固形分:338.5g)、及びアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液(NE30D)126.7g(固形分:38.0g)を加え、緩やかに混合撹拌した液を噴霧・乾燥し、腸溶性被覆顆粒を得た。
(D:圧縮成形錠剤)上記で得られた腸溶性被覆顆粒96.8gに、マンニトール132.7g、結晶セルロース60.0g、クロスポビドン9.0g及びステアリン酸マグネシウム1.5gを加えて混合機で混合した。其の混合末を打錠機で1000kgfの打圧で打錠して1錠重量300.0mgの口腔内崩壊錠(円形錠、直径9.5mm、厚さ3.4mm)を得た。
実施例1、2及び比較例1で得られた各々の錠剤の処方を下記の表1に一覧して示す。尚、数値の単位はmgである。
Figure 2019135226
〔試験例1〕酸性環境下における薬物の溶出試験
実施例1、2及び比較例1で其々製造した腸溶性被覆顆粒及び錠剤について、第17改正日本薬局方・一般試験法の溶出試験法(パドル法)により試験開始120分後のデュロキセチン塩酸塩の溶出率を求め、結果(n=3)を下記の表2に示した。
使用した装置:溶出試験機/NTR‐6100型(富山産業製)
紫外線吸光光度計/UV‐1600型(島津製作所製)
測定条件:試験液:日局第1液(溶出試験第1液、pH1.2)
(ナカライテスク製)
試験液量:900mL
パドル回転数:75rpm
液温:37℃
測定波長(デュロキセチン):288nm
Figure 2019135226
〔試験例2〕中性環境下における錠剤からの薬物の溶出試験
実施例1、2及び比較例1で其々製造した錠剤について、第17改正日本薬局方・一般試験法の溶出試験法(パドル法)により試験開始15分後、30分後、45分後、60分後、90分後、120分後のデュロキセチン塩酸塩の溶出率を求め、結果(n=3)を下記の表3に示した。
使用した装置:溶出試験機/NTR‐6100型(富山産業製)
紫外線吸光光度計/UV‐1600型(島津製作所製)
測定条件:試験液:日局第2液(溶出試験第2液、pH6.8)
(ナカライテスク製)
試験液量:900mL
パドル回転数:75rpm
液温:37℃
測定波長(デュロキセチン):288nm
Figure 2019135226
表2において、酸性環境下(胃内環境を想定)でのデュロキセチン塩酸塩の溶出率は、実施例1及び2においては顆粒の場合と圧縮成形した錠剤の場合で同程度に低く抑えられていたのに対し、比較例1においては顆粒の場合に比べて圧縮成形した錠剤の場合で顕著に高くなっていた。よって本発明のデュロキセチン塩酸塩を含む被覆顆粒を含有する圧縮成形錠剤は、耐酸性に優れた(即ち、胃における溶出が抑えられた)ものであることが示された。
また表3において、中性環境下(腸内環境を想定)でのデュロキセチン塩酸塩の溶出率は、比較例1の錠剤に比べて、実施例1及び2の錠剤においては有意に高いものであった。よって本発明の錠剤は、腸においてはデュロキセチン塩酸塩が速やかに溶出するものであることが確認された。
本発明によれば、耐酸性等が有意に改善された、腸溶性高分子で被覆されている、デュロキセチン塩酸塩等の酸に不安定な薬物を含む顆粒、を含有する圧縮成形錠剤を簡便な方法で製造することが可能とされる。よって、其の高品質な錠剤を医療現場に提供することも併せて可能となる。

Claims (10)

  1. 酸に不安定な薬物を含む顆粒と当該顆粒を被覆する腸溶性高分子を含有する圧縮成形錠剤であって、当該腸溶性高分子がセルロース誘導体であることを特徴とする圧縮成形錠剤。
  2. 酸に不安定な薬物が、デュロキセチン塩酸塩、エソメプラゾールマグネシウム水和物、オメプラゾール、ラベプラゾールナトリウム及びランソプラゾールから選択される、請求項1に記載の圧縮成形錠剤。
  3. 酸に不安定な薬物がデュロキセチン塩酸塩である、請求項1に記載の圧縮成形錠剤。
  4. 腸溶性高分子が、セルロースアセテートフタレート、セルロースアセテートブチレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタル酸エステル、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、セルロースアセテートトリメリテート及びカルボキシメチルエチルセルロースから選択される、請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
  5. 腸溶性高分子が、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート又はカルボキシメチルエチルセルロースである、請求項1〜3のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
  6. 酸に不安定な薬物と腸溶性高分子を含む被覆層との間に分離層が存在する、請求項1〜5のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
  7. 口腔内崩壊錠である、請求項1〜6のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
  8. 第17改正日本薬局方溶出試験法(パドル法)に従い、溶出試験第1液(pH1.2)を用いて行った溶出試験の開始120分後の時点における酸に不安定な薬物の溶出率が5.0%以下であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の圧縮成形錠剤。
  9. 酸に不安定な薬物を含む顆粒を腸溶性高分子によって被覆して被覆顆粒を得る工程及び当該工程を介して得られた顆粒と賦形剤、崩壊剤及び滑沢剤を共に混合した後に打錠する工程を含む、請求項1〜8のいずれかに記載の圧縮成形錠剤の製造方法。
  10. 粒子径が50.0〜250.0μmの範囲内にある核粒子の周囲に酸に不安定な薬物を被覆して顆粒を得る工程及び当該工程を介して得られた顆粒に非腸溶性添加剤からなる分離層を被覆して前記酸に不安定な薬物を含む顆粒を得る工程を含む、請求項9に記載の圧縮成形錠剤の製造方法。
JP2018173265A 2017-09-20 2018-09-18 腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形製剤の製造方法 Active JP7212484B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017179853 2017-09-20
JP2017179853 2017-09-20
JP2018018807 2018-02-06
JP2018018807 2018-02-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019135226A true JP2019135226A (ja) 2019-08-15
JP7212484B2 JP7212484B2 (ja) 2023-01-25

Family

ID=67624055

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018173265A Active JP7212484B2 (ja) 2017-09-20 2018-09-18 腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形製剤の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7212484B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081753A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 大原薬品工業株式会社 デュロキセチン塩酸塩の溶出性が改善された腸溶性製剤
KR102163637B1 (ko) * 2020-04-06 2020-10-08 김한철 건강기능식품의 제조방법
JP2021084905A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ニプロ株式会社 経口医薬製剤およびその製造方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536349A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ニコメッド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 新規の医薬剤形及び製造方法
JP2016507485A (ja) * 2012-12-04 2016-03-10 サムスン ファイン ケミカルズ カンパニー リミテッドSamsungfine Chemicals Co.,Ltd. 積層フィルム及びフィルム積層方法
US20160101055A1 (en) * 2014-10-14 2016-04-14 PharmaDax Inc. Method of preparing drug agglomerate
JP2018016622A (ja) * 2016-07-15 2018-02-01 Meiji Seikaファルマ株式会社 デュロキセチン含有医薬組成物
JP2018090510A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 共和薬品工業株式会社 デュロキセチン塩酸塩を含む口腔内崩壊錠

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007536349A (ja) * 2004-05-07 2007-12-13 ニコメッド ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 新規の医薬剤形及び製造方法
JP2016507485A (ja) * 2012-12-04 2016-03-10 サムスン ファイン ケミカルズ カンパニー リミテッドSamsungfine Chemicals Co.,Ltd. 積層フィルム及びフィルム積層方法
US20160101055A1 (en) * 2014-10-14 2016-04-14 PharmaDax Inc. Method of preparing drug agglomerate
JP2018016622A (ja) * 2016-07-15 2018-02-01 Meiji Seikaファルマ株式会社 デュロキセチン含有医薬組成物
JP2018090510A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 共和薬品工業株式会社 デュロキセチン塩酸塩を含む口腔内崩壊錠

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019081753A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 大原薬品工業株式会社 デュロキセチン塩酸塩の溶出性が改善された腸溶性製剤
JP2021084905A (ja) * 2019-11-29 2021-06-03 ニプロ株式会社 経口医薬製剤およびその製造方法
JP7404828B2 (ja) 2019-11-29 2023-12-26 ニプロ株式会社 経口医薬製剤およびその製造方法
KR102163637B1 (ko) * 2020-04-06 2020-10-08 김한철 건강기능식품의 제조방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP7212484B2 (ja) 2023-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
DK1736144T3 (en) Orally disintegrating tablets.
KR101752014B1 (ko) 고용량 및 저용량 약물들의 조합을 포함하는 구강붕해정 조성물
CA2823166C (en) Orally disintegrating tablet
JP2009256344A (ja) プロトンポンプ阻害剤を含有する被覆微粒子
JP2010248106A (ja) フィルムコーティング錠
JP7361833B2 (ja) 2-[3-シアノ-4-(2-メチルプロポキシ)フェニル]-4-メチルチアゾール-5-カルボン酸の口腔内崩壊錠
JP7212484B2 (ja) 腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形製剤の製造方法
WO2012018056A1 (ja) 圧縮組成物
JP2017222645A (ja) 腸溶性被覆顆粒の耐酸性が改善された圧縮成形錠剤
JP2013510128A (ja) 固形製剤
JP6366794B2 (ja) 原薬の化学的安定性や服用感を向上した、口腔内崩壊錠
JP2017048174A (ja) 化学的に安定な原薬含有被覆粒子を含む口腔内崩壊錠剤
WO2012029838A1 (ja) 口腔内崩壊錠
EP3513784A1 (en) Esomeprazole-containing complex capsule and preparation method therefor
JP2005139085A (ja) 顆粒
JP2019156723A (ja) 圧縮成形性に優れた賦形剤を用いる、浸透膨潤型口腔内崩壊錠
JP2019034914A (ja) 良好な徐放性を有する、レボドパ含有小型化錠剤
JP6420508B2 (ja) 化学的な安定性が改善された、メマンチン塩酸塩を含有する製剤
JP2018172363A (ja) 腸溶性組成物中に含まれる薬物塩の溶出性を改善する方法
JP7308022B2 (ja) 速溶性薬物の苦味が抑制された口腔内崩壊錠
JP6639034B2 (ja) 矯味剤含有顆粒を内在する、服用性が改善された口腔内崩壊錠
JP7404828B2 (ja) 経口医薬製剤およびその製造方法
JP7023186B2 (ja) 認知症治療薬を含有する口腔内崩壊性錠剤
JP2019081753A (ja) デュロキセチン塩酸塩の溶出性が改善された腸溶性製剤
JP6336651B1 (ja) 化学的安定性が改善されたエソメプラゾール塩を含有する錠剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210804

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220506

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220624

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220729

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221028

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20221028

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20221108

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20221109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221128

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7212484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150