JP2019133511A - 車載装置、車内通知方法、およびプログラム - Google Patents

車載装置、車内通知方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2019133511A
JP2019133511A JP2018016622A JP2018016622A JP2019133511A JP 2019133511 A JP2019133511 A JP 2019133511A JP 2018016622 A JP2018016622 A JP 2018016622A JP 2018016622 A JP2018016622 A JP 2018016622A JP 2019133511 A JP2019133511 A JP 2019133511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
driver
output
vehicle
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018016622A
Other languages
English (en)
Inventor
賢 華山
Ken Hanayama
賢 華山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2018016622A priority Critical patent/JP2019133511A/ja
Priority to CN201910095075.5A priority patent/CN110103939A/zh
Publication of JP2019133511A publication Critical patent/JP2019133511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W20/00Control systems specially adapted for hybrid vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W40/00Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models
    • B60W40/08Estimation or calculation of non-directly measurable driving parameters for road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub unit, e.g. by using mathematical models related to drivers or passengers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/08Interaction between the driver and the control system
    • B60W50/14Means for informing the driver, warning the driver or prompting a driver intervention
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/08Interaction between the driver and the control system
    • B60W50/14Means for informing the driver, warning the driver or prompting a driver intervention
    • B60W2050/143Alarm means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/08Interaction between the driver and the control system
    • B60W50/14Means for informing the driver, warning the driver or prompting a driver intervention
    • B60W2050/146Display means
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

Abstract

【課題】運転者の心情の揺れが発生する可能性がある場合に、事前に注意喚起させることができる。【解決手段】電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部と、前記運転席の付近に設けられる出力部と、前記状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断する診断部と、前記診断部により前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる通知部と、を備える車載装置。【選択図】図2

Description

本発明は、車載装置、車内通知方法、およびプログラムに関する。
正常なときは安全に運転できる運転者であっても、集中力が低下気味である場合や、感情的になっている場合に、正常なときのような運転ができない場合があった。これに対して、ブレーキの反応タイミングが普段よりも遅れた場合に、警告を発することでドライバーに体調不良を気付かせる技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−4495号公報
しかしながら、従来の技術では、ドライバーがブレーキ操作を行った後でなければ警告を発することができないため、注意喚起が不十分であった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、運転者の心情の揺れ等が発生する可能性がある場合に、事前に注意喚起させることができる車載装置、車内通知方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
(1):電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部と、前記運転席の付近に設けられる出力部と、前記状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断する診断部と、前記診断部により前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる通知部と、を備える車載装置。
(2):(1)において、前記通知部は、車両がパワーオンされた直後に前記運転者へ問いかける内容のメッセージを前記出力部から出力させ、前記診断部は、前記運転者へ問いかける内容のメッセージを前記出力部から出力した後、前記状態認識部により取得された音声に基づいて、前記運転者の状態を診断する。
(3):(1)または(2)において、前記状態認識部は、前記車両内に設けられた撮像部を含み、前記診断部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記運転者の状態を診断する。
(4):(1)から(3)のうちいずれかにおいて、前記通知部は、前記診断部により前記運転者が体調不良であることが診断された場合、または前記診断部により前記運転者の感情に悲しみが含まれることが診断された場合のうち少なくとも一方において、ブレーキペダルの操作タイミングが遅れないように注意するアドバイスを前記出力部から出力させる。
(5):(1)から(4)のうちいずれかにおいて、前記通知部は、前記診断部により前記運転者の感情に怒り、焦り、あるいはイラつきのうち少なくとも一つが含まれることが診断された場合、アクセルペダルの操作が荒くならないように注意するアドバイスを前記出力部から出力させる。
(6):(1)から(5)のうちいずれかにおいて、車両の走行状況を取得する走行状況取得部をさらに備え、前記通知部は、前記走行状況取得部により取得された走行状況に応じたアドバイスを前記出力部から出力させる。
(7):(6)において、前記通知部は、前記診断部による診断結果、および前記走行状況取得部により取得された走行状況の両方に合致するアドバイスを、前記出力部から出力させる。
(8):(1)から(7)のうちいずれかにおいて、前記運転者による運転の仕方を取得する運転仕方取得部をさらに備え、前記診断部は、前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の状態を診断する。
(9):(8)において、前記通知部は、前記診断部による診断結果、および前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方の両方に合致するアドバイスを、前記出力部から出力させる。
(10):(8)または(9)において、前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の癖を学習する学習部を更に備え、前記診断部は、学習された運転者の癖に基づいて、前記運転者の状態を診断する。
(11):(1)において、前記運転者による運転の仕方を取得する運転仕方取得部と、前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の癖を学習する学習部を更に備え、前記診断部は、前記運転仕方取得部により取得された前記運転者の運転の仕方が、前記学習部により学習された前記運転者の癖と類似するか否かを判定し、前記通知部は、前記診断部により、前記運転者の状態が正常でないと診断され、且つ、前記運転者の運転の仕方が前記学習部により学習された前記運転者の癖と類似しないと判定された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる。
(12):電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータが、運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断し、前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを、前記運転席の付近に設けられる出力部から出力させる、車内通知方法。
(13):電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータに、運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断させ、前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを、前記運転席の付近に設けられる出力部から出力させるプログラム。
(1)〜(13)によれば、運転者の心情の揺れが発生する可能性がある場合に、事前に注意喚起させることができる。
車両制御システム1を搭載した車両の構成の一例を示す図である。 車両制御システム1に含まれる構成の一例を示す図である。 アドバイスデータ108Aの一例を示す図である。 アドバイスデータ108Bの一例を示す図である。 アドバイスデータ108Cの一例を示す図である。 アドバイスデータ108Dの一例を示す図である。 車両制御システム1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。 図7に示す処理の続きの処理の流れを示すフローチャートである。 図8に示す処理の他の例の処理の流れを示すフローチャートである。 実施形態の制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御システム、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
<第1実施形態>
[全体構成]
図1は、車両制御システム1を搭載した車両の構成の一例を示す図である。車両制御システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機を備える場合、電動機は、内燃機関に連結された発電用の電動機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。以下の説明では、シリーズ方式を採用したハイブリッド車両を例に説明する。シリーズ方式とは、エンジンと駆動輪が機械的に連結されておらず、エンジンの動力は発電用の電動機による発電に用いられ、発電電力が走行用の電動機に供給される方式である。また、この車両は、バッテリをプラグイン充電可能な車両であってよい。
図1に示すように、車両には、例えば、エンジン10、第1モータ(発電用の電動機)12、第2モータ(走行用の電動機)18、駆動輪25、PCU(Power Control Unit)30、バッテリ(蓄電池)60等が搭載される。エンジン10と第1モータ12とを含む構成が、「発電部」である。
エンジン10は、ガソリンなどの燃料を燃焼させることで動力を出力する内燃機関である。エンジン10は、例えば、シリンダとピストン、吸気バルブ、排気バルブ、燃料噴射装置、点火プラグ、コンロッド、クランクシャフトなどを備えるレシプロエンジンである。また、エンジン10は、ロータリーエンジンであってもよい。エンジン10が出力可能な動力は、第1モータ12がリアルタイムで第2モータ18を駆動させるための電力量(または車両を所定速度以上で走行させることができる電力量)を発電するために必要な動力未満の動力である。エンジン10は小型・軽量であるため、車両レイアウトの自由度が高いというメリットを有する。
第1モータ12は、例えば、三相交流発電機である。第1モータ12は、エンジン10の出力軸(例えばクランクシャフト)にロータが連結され、エンジン10により出力される動力を用いて発電する。第1モータ12は、主に発電に用いられる。
第2モータ18は、例えば、三相交流電動機である。第2モータ18のロータは、駆動輪25に連結される。第2モータ18は、供給される電力を用いて動力を駆動輪25に出力する。また、第2モータ18は、車両の減速時に車両の運動エネルギを用いて発電する。以下、第2モータ18による発電動作を回生と称する場合がある。第2モータ18は、車両の駆動と回生を行う。
PCU30は、例えば、第1変換器32と、第2変換器38と、VCU(Voltage Control Unit)40とを備える。なお、これらの構成要素をPCU30として一まとまりの構成としたのは、あくまで一例であり、これらの構成要素は分散的に配置されても構わない。
第1変換器32および第2変換器38は、例えば、AC−DC変換器である。第1変換器32および第2変換器38の直流側端子は、直流リンクDLに接続されている。直流リンクDLには、VCU40を介してバッテリ60が接続されている。第1変換器32は、第1モータ12により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第1モータ12に供給したりする。同様に、第2変換器38は、第2モータ18により発電された交流を直流に変換して直流リンクDLに出力したり、直流リンクDLを介して供給される直流を交流に変換して第2モータ18に供給したりする。
VCU40は、例えば、DC―DCコンバータである。VCU40は、バッテリ60から供給される電力を昇圧してDCリンクDLに出力する。
バッテリ60は、例えば、リチウムイオン電池などの二次電池である。
[車両制御システム]
図2は、車両制御システム1に含まれる構成の一例を示す図である。図2に示す通り、車両制御システム1は、動力制御部70、車両センサ76、運転操作子77、カメラ(撮像部)81、マイク83、スピーカ85、表示部87、ナビゲーション装置89、車載装置100等を備える。
動力制御部70は、例えば、ハイブリッド制御部71と、エンジン制御部72と、モータ制御部73と、ブレーキ制御部74と、バッテリ制御部75とを含む。ハイブリッド制御部71は、エンジン制御部72、モータ制御部73、ブレーキ制御部74、およびバッテリ制御部75に指示を出力する。ハイブリッド制御部71による指示については、後述する。
エンジン制御部72は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、エンジン10の点火制御、スロットル開度制御、燃料噴射制御、燃料カット制御などを行う。また、エンジン制御部72は、クランクシャフトに取り付けられたクランク角センサの出力に基づいて、エンジン回転数を算出し、ハイブリッド制御部71に出力してもよい。
モータ制御部73は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、第1変換器32および/または第2変換器38のスイッチング制御を行う。
ブレーキ制御部74は、ハイブリッド制御部71からの指示に応じて、不図示のブレーキ装置を制御する。ブレーキ装置は、運転者の制動操作に応じたブレーキトルクを各車輪に出力する装置である。
バッテリ制御部75は、バッテリ60に取り付けられたバッテリセンサ62の出力に基づいて、バッテリ60の電力量(例えばState Of Charge;充電率)を算出し、ハイブリッド制御部71に出力する。
車両センサ76は、例えば、アクセル開度センサ、車速センサ、ブレーキ踏量センサ等を含む。アクセル開度センサは、運転者による加速指示を受け付ける操作子の一例であるアクセルペダルに取り付けられ、アクセルペダルの操作量を検出し、アクセル開度として動力制御部70に出力する。車速センサは、例えば、各車輪に取り付けられた車輪速センサと速度計算機とを備え、車輪速センサにより検出された車輪速を統合して車両の速度(車速)を導出し、動力制御部70に出力する。ブレーキ踏量センサは、運転者による減速または停止指示を受け付ける操作子の一例であるブレーキペダルに取り付けられ、ブレーキペダルの操作量を検出し、ブレーキ踏量として動力制御部70に出力する。
運転操作子77は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子77には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、ハイブリッド制御部71に出力される。
ここで、ハイブリッド制御部71による制御について説明する。ハイブリッド制御部71は、まず、アクセル開度と目標車速に基づいて、駆動軸要求トルクTdを導出し、第2モータ18の出力する駆動軸要求パワーPdを決定する。また、ハイブリッド制御部71は、決定した駆動軸要求パワーPdと、補機の消費電力やバッテリ60の電力量などとに基づいて、エンジン10を稼働させるか否かを決定し、エンジン10を稼働させると決定した場合、エンジン10の出力すべきエンジンパワーPeを決定する。
ハイブリッド制御部71は、決定したエンジンパワーPeに応じて、エンジンパワーPeに釣り合うように第1モータ12の反力トルクを決定する。ハイブリッド制御部71は、決定した情報を、エンジン制御部72に出力する。運転者によりブレーキが操作された場合、ハイブリッド制御部71は、第2モータ18の回生で出力可能なブレーキトルクと、ブレーキ装置が出力すべきブレーキトルクとの配分を決定し、モータ制御部73とブレーキ制御部74に出力する。
カメラ81は、車両内の所定位置に設置され、運転席に着座した状態のドライバーを撮像し、撮像した画像データを車載装置100に出力する。カメラ81は、車載装置100による制御に従って、所定タイミングで撮像してもよく、所定間隔をあけて連続して撮像してもよい。カメラ81は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。
マイク83は、車両内の運転席の付近に設置され、集音した音声を電気信号に変換し、変換した音声データを車載装置100に出力する。マイク83は、車載装置100による制御に従って、所定タイミングで音声データを生成してもよく、連続して音声データを生成してもよい。
なお、カメラ81とマイク83とは、運転席に着座したドライバーの状態を認識する状態認識部の一例である。
スピーカ85は、車両内の運転席の付近に設置され、車載装置100から入力する音声データを出力する。
表示部87は、車両内の運転席の付近に設置され、車載装置100から入力する画像データを出力する。表示部87は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)表示装置などである。
なお、スピーカ85と表示部87とは、運転席の付近に設けられる出力部の一例である。
ナビゲーション装置89は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機91と、ナビHMI92と、経路決定部93とを備え、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報94を保持している。GNSS受信機91は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ76の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI92は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI92は、前述した表示部87と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部93は、例えば、GNSS受信機91により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI92を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報94を参照して決定する。経路決定部93により決定された地図上経路には、最終目的地だけでなく、途中の経由地等も含まれ、また、目的地や経由地の到着予測時刻等が含まれていてもよい。また、地図上経路には、高速道路や市街地等の道路種別を示す情報が含まれていてもよい。第1地図情報94は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報94は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報などを含んでもよい。
[車載装置]
車載装置100は、撮像制御部101と、取得部102と、診断部103と、通知部104と、走行状況取得部105と、運転仕方取得部106と、学習部107と、記憶部108とを備える。撮像制御部101、取得部102、診断部103、通知部104、走行状況取得部105、運転仕方取得部106、および学習部107は、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。記憶部108は、例えば、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶装置によって実現される。
撮像制御部101は、カメラ81による撮像を制御する。例えば、撮像制御部101は、所定のタイミングにおいて、カメラ81に対して撮像指示を出力する。所定のタイミングは、車両がパワーオン(例えばアクセルペダルが操作された場合に車両が発進可能な状態に制御されて)してからパワーオフするまでの間で所定間隔ごとに設定されていてもよく、走行状況取得部105により取得された走行状況が予め決められた走行状況(例えば、交差点の100m手前等)であった場合等であってもよい。
取得部102は、カメラ81から出力された画像データを取得し、記憶部108に格納する。また、取得部102は、マイク83から出力された音声データを取得し、記憶部108に格納する。
診断部103は、人工知能の技術を用いて、状態認識部による認識結果(画像データ、音声データ等)に基づき、ドライバーの状態を診断する。ドライバーの状態には、正常な状態、体調不良、所定の感情(悲しみ、怒り、焦り、イラつき等)を含む状態等が含まれる。診断部103は、用意された学習データ、および画像データや音声データ等に基づいて、ドライバーの状態を診断する人工知能を備える。用意された学習データは、例えば、外部のサーバ装置により機械学習により取得されたものである。また、診断部103は、ニューラルネットワークなどを用いたディープラーニング技術等を用いて、画像データや音声データに対するドライバーの状態を取得してもよい。
また、診断部103は、後述するように学習部107によって各ドライバーの運転の癖の学習データが作成された場合、用意された学習データに加え、学習部107により作成された学習データを用いて、運転者の状態を診断してもよい。詳細については、後述する。
診断部103は、人工知能の技術を用いることにより、以下のようなことを診断することができる。例えば、診断部103は、ドライバーの表情や顔色に基づいて、ドライバーの健康状態や感情を診断する。また、診断部103は、問いかけに対するドライバーの応答に基づいて、応答速度、声のトーン、言葉遣い、応答の内容等に基づいて、健康状態や感情を診断する。
通知部104は、診断部103による診断結果に基づいて、加減速操作に関するアドバイスを出力部(スピーカ85、表示部87)から出力する。加減速操作には、ブレーキペダルあるいはアクセルペダルのうち少なくともいずれか一方に対する操作が含まれる。加減速操作に関するアドバイスには、ブレーキが遅くならないように注意すること、急発進あるいは急ブレーキをかけないように注意すること等が含まれる。また、加減速操作に関するアドバイスには、場面に応じたアドバイスが含まれていてもよく、車間距離を十分に取ること、黄色信号では止まること等が含まれていてもよい。アドバイスを示す情報は、記憶部108に格納されており、音声データまたは画像データ、あるいはその両方であってもよい。
通知部104は、診断部103による診断結果に応じたアドバイスを決定する。また、通知部104は、走行状況取得部105により取得された走行状況に応じたアドバイスを決定してもよく、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方に応じてアドバイスを決定してもよい。通知部104による処理の詳細については、後述する。
また、通知部104は、運転操作子77によりドライバーにより車両のパワーオンが指示された場合(以下、車両のパワーオンが指示された場合)、ドライバーへ問いかける内容のメッセージ(以下、問いかけメッセージと記す)をスピーカ85から出力する。問いかけメッセージには、例えば、今日はどちらへお出かけですか?、体調はいかがですか?、今日の気分はどうですか?等が含まれる。
走行状況取得部105は、ナビゲーション装置89からの出力に基づいて、車両の走行状況を取得する。また、走行状況取得部105は、車両センサ76からの出力に基づいて、車両の走行状況を取得してもよい。走行状況には、例えば、車両が走行している場所(交差点手前、交差点通過直後、一般道路、高速道路、右カーブの交差点内)、車両が走行している車両の混雑状況、所定距離以上の直線道路を走行中、走行速度、走行しているか停止しているか等が含まれる。
運転仕方取得部106は、車両センサ76からの出力に基づいて、ドライバーの運転の仕方を取得する。運転の仕方には、例えば、急発進、急ブレーキ、走行速度のばらつきが多い(あるいは少ない)等が含まれる。
学習部107は、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方についての学習データを、ドライバー毎に作成し、記憶部108に格納する。学習部107は、ドライバーの癖を学習した学習データを作成する。例えば、学習部107は、ドライバーの過去の操作量(単位時間当たりのブレーキ踏み込み量や単位時間当たりのアクセル踏み込み量)に基づいて、ドライバーの運転の癖を示す学習データを作成する。
診断部103は、正常でないと診断した場合、学習部107により作成された学習データを用いて、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方に基づき、ドライバーの運転の癖の観点からドライバーの状態を再診断してもよい。例えば、診断部103は、ドライバーの運転状態が正常でないと判定された場合であっても、それがドライバーのいつもの運転の癖であれば、運転状態が正常であると判定する。具体的に説明すると、診断部103は、運転仕方取得部106により取得されたドライバーの運転の仕方(最新の情報であってもよく、判断時から所定時間以内に取得されたものであってもよい)が、学習部107により学習されたドライバーの運転の癖と類似するか否かを判定する。診断部103は、ドライバーの運転が学習されたドライバーの運転の癖と類似すると判定した場合、ドライバーの状態に正常でない要素(例えば、体調不良、悲しみの感情、怒りの感情等)が含まれる場合であっても、ドライバーの状態は正常であると再診断する。このように、診断部103によりドライバーの状態が正常であると再診断された場合、通知部104は、アドバイスを出力しない。これにより、ドライバーの状態に正常でない要素が含まれる場合であっても、運転の仕方がいつも通りである場合には、通知部104によりアドバイスが通知されることを防止することができる。また、ドライバーの状態が正常でない場合であって、且つ、運転の仕方がいつも通りでない場合に、通知部104によりアドバイスが通知される。これにより、運転者の状態が運転の仕方に影響してきた場合に、アドバイスを通知させることができる。
類似するか否かの判定は、例えば、以下のようにして判定する。例えば、診断部103は、運転仕方取得部106により取得された操作量が、過去に取得された操作量の平均値を含む一定の範囲内に含まれるか否かを判定する。運転仕方取得部106により取得された操作量が、過去に取得された操作量の平均値を含む一定の範囲内に含まれると判定した場合、診断部103は、運転仕方取得部106により取得されたドライバーの運転が、学習部107により学習されたドライバーの運転の癖と類似すると判定する。
また、上記処理等において、診断部103は、学習部107により作成された学習データを用いて、運転者の癖を診断しているものであってもよい。例えば、診断部103は、予め決められた基準運転の操作量と、運転仕方取得部106により取得された操作量とを比較して、運転者の運転の仕方のうち、基準運転と異なる運転の仕方(つまり、癖)を取得する。
記憶部108には、アドバイスデータ、学習データと、問いかけメッセージデータ等が格納されている。
アドバイスデータは、診断結果に応じて予め決められているアドバイスフレーズを含む。図3は、アドバイスデータ108Aの一例を示す図である。図3に示す通り、診断結果には、少なくとも一つのアドバイスフレーズが対応付けられている。通知部104は、診断部103による診断結果に基づいて、図3に示すアドバイスデータ108Aを参照し、対応するアドバイスフレーズのうちの一つを選択して、スピーカ85等から出力する。
図4〜6は、アドバイスデータ108Aと異なるアドバイスデータ108B〜108Dの一例を示す図である。図4に示す通り、診断結果には、少なくとも一つのアドバイスフレーズ(前段)が対応付けられている。図5に示す通り、走行状況には、少なくとも一つのアドバイスフレーズ(後段)が対応付けられている。図6に示す通り、運転の仕方には、少なくとも一つのアドバイスフレーズ(後段)が対応付けられている。通知部104は、診断部103による診断結果に基づいて、図4に示すアドバイスデータ108Bを参照し、対応するアドバイスフレーズ(前段)のうちの一つを選択する。また、通知部104は、走行状況取得部105により取得された走行状況に基づいて、図5に示すアドバイスデータ108Cを参照し、対応するアドバイスフレーズ(後段)のうちの一つを選択する。なお、通知部104は、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方に基づいて、図6に示すアドバイスデータ108Dを参照し、対応するアドバイスフレーズ(後段)のうちの一つを選択してもよい。そして、通知部104は、選択したアドバイスフレーズ(前段)とアドバイスフレーズ(後段)とを組み合わせてアドバイスフレーズを作成し、スピーカ85等から出力する。
[パワーオン時の処理]
図7は、車両制御システム1により実行される処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、車両のパワーオンが指示された直後に実行される。まず、通知部104は、問いかけメッセージをスピーカ85から出力する(ステップS101)。診断部103は、マイク83から入力する音声データを解析して、問いかけメッセージに対する運転者の応答を取得する(ステップS103)。診断部103は、所定時間の間、問いかけメッセージの出力と、音声データの解析とを続ける(ステップS105)。ここで、通知部104は、ドライバーの応答に合わせて、複数の問いかけメッセージを出力してもよい。所定時間が経過した場合、診断部103は、ステップS103の処理により得られた音声データの解析結果に基づいて、ドライバーの状態を診断する(ステップS107)。
そして、通知部104は、診断部103による診断結果が正常であるか否かを判定する(ステップS121)。診断結果が正常であると判定した場合、通知部104は、何らアドバイスを出力しない。一方、診断結果が正常でないと判定した場合、通知部104は、診断部103による診断結果が体調不良であるか否かを判定する(ステップS123)。診断結果が体調不良であると判定した場合、通知部104は、記憶部108に格納されているアドバイスデータを参照して、体調不良という診断結果に対応するアドバイスフレーズを決定し、出力部から出力させる(ステップS124)。
一方、診断結果が体調不良でないと判定した場合、通知部104は、診断部103による診断結果が悲しみの感情を含むか否かを判定する(ステップS125)。診断結果が悲しみの感情を含むと判定した場合、通知部104は、記憶部108に格納されているアドバイスデータを参照して、悲しみの感情を含むという診断結果に対応するアドバイスフレーズを決定し、出力部から出力させる(ステップS126)。
一方、診断結果が悲しみの感情を含まないと判定した場合、通知部104は、診断部103による診断結果が怒りの感情を含むか否かを判定する(ステップS127)。診断結果が怒りの感情を含むと判定した場合、通知部104は、記憶部108に格納されているアドバイスデータを参照して、怒りの感情を含むという診断結果に対応するアドバイスフレーズを決定し、出力部から出力させる(ステップS128)。
[走行開始後の処理]
図8は、図7に示す処理の続きの処理の流れを示すフローチャートである。この処理は、車両の走行が開始された後に繰り返し実行される。なお、図8の処理の開始は、車両の走行が開始されたことを条件とするものではない。撮像制御部101は、所定のタイミングであるか否かを判定する(ステップS111)。所定のタイミングであると判定した場合、撮像指示をカメラ81に出力し、ドライバーを撮像させる(ステップS113)。診断部103は、カメラ81から入力する画像データを解析して、ドライバーの表情や所定の動作を取得する(ステップS115)。所定の動作には、指でステアリングを小刻みにタップする動作や、ステアリングの上を何回も撫でるような動作等が含まれる。診断部103は、画像データの解析結果に基づいて、ドライバーの状態を診断する(ステップS117)。
そして、上述したステップS121〜128のうち該当する処理が実行される。そして、通知部104は、車両のパワーオフが指示されたか否かを判定する(ステップS131)。車両のパワーオフが指示されるまで、ステップS111に戻って、処理を繰り返す。
[走行開始後の処理のその他の例]
図9は、図8に示す処理の他の例の処理の流れを示すフローチャートである。図8に示す処理と異なる点について説明する。図9に示す通り、診断部103は、診断結果が正常でないと診断した場合、学習部107により作成された学習データを用いて、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方に基づき、ドライバーの運転の癖の観点からドライバーの状態を再診断する(ステップS122)。例えば、診断部103は、運転仕方取得部106により取得されたドライバーの運転の仕方が、学習部107により学習されたドライバーの運転の癖と類似するか否かを判定する。運転仕方取得部106により取得されたドライバーの運転の仕方が、学習部107により学習されたドライバーの運転の癖と類似しないと判定しない場合(言い換えると、ドライバーの運転の癖と類似すると判定する場合)、診断部103は、ドライバーの状態は正常であると再診断し、ステップS131に移行し、上述したような処理を実行する。一方、運転仕方取得部106により取得されたドライバーの運転の仕方が、学習部107により学習されたドライバーの運転の癖と類似しないと判定した場合、診断部103は、ステップS123に移行し、上述したような処理を実行する。
なお、図7〜9に示す処理のステップS124,126,128において、通知部104は、診断結果に対応するアドバイスフレーズに加え、いつもの運転の仕方(癖)のうち、改善すべき運転の仕方について注意するアドバイスを、出力部から出力させてもよい。例えば、診断結果に対応するアドバイスフレーズに加え、「急ブレーキに気を付けながら運転すると、いいですよ」などのアドバイスフレーズを出力する。これにより、自分では気が付きにくい癖についても合わせてアドバイスすることができる。なお、通知部104は、診断結果に対して複数のアドバイスフレーズが対応づけられている場合、運転者の運転の癖のうち、改善すべき運転の仕方について注意するアドバイスフレーズを選択するようにしてもよい。
なお、図7〜9において、通知部104は、診断部103による診断結果が悲しみあるいは怒りの感情を含むか否かに応じて、診断結果に応じたアドバイスフレーズを出力させることについて説明したが、これに限られない。例えば、通知部104は、診断部103による診断結果が焦り、イラつき等の感情を含むと判定された場合に、診断結果に応じたアドバイスフレーズを出力してもよい。
以上説明した実施形態によれば、運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部(カメラ81、マイク83)と、前記運転席の付近に設けられる出力部(スピーカ85、表示部87)と、前記状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断する診断部103と、診断部103により前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる通知部104と、を備えることにより、運転者の心情の揺れが発生しやすい状況である場合には、注意喚起のアドバイスを出力することができる。よって、運転者の心情の揺れが実際に発生するよりも前に、ドライバーに対する注意喚起ができる。
例えば、ドライバーの体調が良くなかったり、ドライバーに悲しみや怒り等の感情がある場合、集中力が低下して、ブレーキのタイミングがいつもより遅れたり、いつもよりアクセル操作が荒くなる場合がある。このように、ドライバーの状態が正常でない場合、状態に合わせたアドバイスを出力することにより、より一層の交通安全に貢献することができる。
例えば、通知部104は、ドライバーの体調がよくないことが診断された場合、またはドライバーの感情に悲しみが含まれることが診断された場合、あるいはその両方の場合において、ブレーキペダルの操作タイミングが遅れないように注意するアドバイスを出力部から出力させる。つまり、診断部103によりブレーキペダルの操作タイミングが遅れる可能性があると判定された場合に、通知部104は、判定結果に応じた最適なアドバイスを出力することができる。
また、診断部103は、車両がパワーオンされた直後に出力された問いかけメッセージに対する応答に基づいて、ドライバーの状態を診断することにより、走行に先立って、加減速操作が遅れるか否かを判定することができる。
また、通知部104は、ドライバーの体調がよくないことが診断された場合、またはドライバーの感情に悲しみが含まれることが診断された場合、あるいはその両方の場合において、ブレーキペダルの操作タイミングが遅れないように注意するアドバイスを出力部から出力させる。こうすることにより、通知部104は、ブレーキペダルの操作タイミングが遅れる可能性があると事前に診断された場合に、診断結果に応じた最適なアドバイスを出力することができる。
また、通知部104は、ドライバーの感情に怒り、焦り、イラつきのうち少なくとも一つが含まれることが診断された場合、アクセルペダルの操作が荒くならないように注意するアドバイスを出力部から出力させる。こうすることにより、通知部104は、アクセルペダルの操作が荒くなる可能性があると事前に診断された場合に、診断結果に応じた最適なアドバイスを出力することができる。
また、通知部104は、診断結果に加え、走行状況取得部105により取得された走行状況に応じたアドバイスを、出力部から出力させることにより、ドライバーが走行している場面に応じたアドバイスを提供することができる。つまり、通知部104は、診断部103による診断結果、走行状況取得部105により取得された走行状況の両方に合致するアドバイスを提供することができる。例えば、交差点手前において急ブレーキを注意したり、進行方向の交差点の信号が黄色信号であるにも関わらず減速が十分でないことを注意したり、交差点に進入したときの減速が十分でないことを注意したり、交差点での信号待ちにおいて急発進を注意することができる。
また、通知部104は、診断結果に加え、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方に応じたアドバイスを、出力部から出力させることにより、診断結果に応じた複数のアドバイスフレーズの中から、ドライバーの走行傾向に応じたアドバイスを選択することができる。つまり、通知部104は、診断部103による診断結果、運転仕方取得部106により取得された運転の仕方の両方に合致するアドバイスを提供することができる。例えば、アドバイスを出力しているにも関わらず、急ブレーキが頻発する場合、アクセルに関するアドバイスを選択せずに、急ブレーキを注意するアドバイスを繰り返し出力する。
また、ブレーキのタイミングがいつもより遅れたり、いつもよりアクセル操作が荒くなると、急加速や急減速が増える。このような不必要な加減速が増えることにより、エンジン10の燃費や、第1モータ12や第2モータ18の電費が悪くなる場合がある。これに対しても、ドライバーの状態が正常でない場合、ドライバーの状態に合わせたアドバイスを出力することにより、燃費や電費の悪化の防止に貢献することができる。
[ハードウェア構成]
上述した実施形態の車両制御システム1の車載装置100は、例えば、図10に示すようなハードウェアの構成により実現される。図10は、実施形態の制御部のハードウェア構成の一例を示す図である。
車載装置100は、通信コントローラ100−1、CPU100−2、RAM100−3、ROM100−4、フラッシュメモリやHDDなどの二次記憶装置100−5、およびドライブ装置100−6が、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。ドライブ装置100−6には、光ディスクなどの可搬型記憶媒体が装着される。二次記憶装置100−5に格納されたプログラム100−5aがDMAコントローラ(不図示)などによってRAM100−3に展開され、CPU100−2によって実行されることで、車載装置100の機能部が実現される。また、CPU100−2が参照するプログラムは、ドライブ装置100−6に装着された可搬型記憶媒体に格納されていてもよいし、ネットワークNWを介して他の装置からダウンロードされてもよい。
上記実施形態は、以下のように表現することができる。
記憶装置と、
前記記憶装置に格納されたプログラムを実行するハードウェアプロセッサと、を備え、
運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断し、
前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを、前記運転席の付近に設けられる出力部から出力させるように構成されている車載装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
10 エンジン
12 第1モータ
18 第2モータ
60 バッテリ
70 動力制御部
71 ハイブリッド制御部
72 エンジン制御部
73 モータ制御部
74 ブレーキ制御部
75 バッテリ制御部
76 車両センサ
77 運転操作子
81 カメラ
83 マイク
85 スピーカ
87 表示部
89 ナビゲーション装置
100 車載装置
101 撮像制御部
102 取得部
103 診断部
104 通知部
105 走行状況取得部
106 運転仕方取得部
107 学習部
108 記憶部

Claims (13)

  1. 電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、
    運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部と、
    前記運転席の付近に設けられる出力部と、
    前記状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断する診断部と、
    前記診断部により前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる通知部と、
    を備える車載装置。
  2. 前記通知部は、
    車両がパワーオンされた直後に前記運転者へ問いかける内容のメッセージを前記出力部から出力させ、
    前記診断部は、
    前記運転者へ問いかける内容のメッセージを前記出力部から出力した後、前記状態認識部により取得された音声に基づいて、前記運転者の状態を診断する、
    請求項1に記載された車載装置。
  3. 前記状態認識部は、前記車両内に設けられた撮像部を含み、
    前記診断部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記運転者の状態を診断する、
    請求項1または2に記載の車載装置。
  4. 前記通知部は、
    前記診断部により前記運転者が体調不良であることが診断された場合、または前記診断部により前記運転者の感情に悲しみが含まれることが診断された場合のうち少なくとも一方において、ブレーキペダルの操作タイミングが遅れないように注意するアドバイスを前記出力部から出力させる、
    請求項1から3のうちいずれか一項に記載の車載装置。
  5. 前記通知部は、
    前記診断部により前記運転者の感情に怒り、焦り、あるいはイラつきのうち少なくとも一つが含まれることが診断された場合、アクセルペダルの操作が荒くならないように注意するアドバイスを前記出力部から出力させる、
    請求項1から4のうちいずれか一項に記載の車載装置。
  6. 車両の走行状況を取得する走行状況取得部をさらに備え、
    前記通知部は、
    前記走行状況取得部により取得された走行状況に応じたアドバイスを前記出力部から出力させる、
    請求項1から5のうちいずれか一項に記載の車載装置。
  7. 前記通知部は、
    前記診断部による診断結果、および前記走行状況取得部により取得された走行状況の両方に合致するアドバイスを、前記出力部から出力させる、
    請求項6に記載の車載装置。
  8. 前記運転者による運転の仕方を取得する運転仕方取得部をさらに備え、
    前記診断部は、
    前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の状態を診断する、
    請求項1から7のうちいずれか一項に記載の車載装置。
  9. 前記通知部は、
    前記診断部による診断結果、および前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方の両方に合致するアドバイスを、前記出力部から出力させる、
    請求項8に記載の車載装置。
  10. 前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の癖を学習する学習部を更に備え、
    前記診断部は、学習された運転者の癖に基づいて、前記運転者の状態を診断する、
    請求項8あるいは9に記載の車載装置。
  11. 前記運転者による運転の仕方を取得する運転仕方取得部と、
    前記運転仕方取得部により取得された前記運転者による運転の仕方に基づいて、前記運転者の癖を学習する学習部を更に備え、
    前記診断部は、
    前記運転仕方取得部により取得された前記運転者の運転の仕方が、前記学習部により学習された前記運転者の癖と類似するか否かを判定し、
    前記通知部は、
    前記診断部により、前記運転者の状態が正常でないと診断され、且つ、前記運転者の運転の仕方が前記学習部により学習された前記運転者の癖と類似しないと判定された場合、加減速操作に関するアドバイスを前記出力部から出力させる、
    請求項1に記載の車載装置。
  12. 電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータが、
    運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断し、
    前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを、前記運転席の付近に設けられる出力部から出力させる、
    車内通知方法。
  13. 電動機によって使用される動力を出力するエンジンと、前記エンジンにより出力された動力を用いて発電する前記電動機とを含む発電部と、
    前記発電部により発電された電力を蓄える蓄電池と、
    車両の駆動輪に連結され、前記蓄電池から供給される電力を用いて駆動することで前記駆動輪を回転させる走行用電動機と、を備える車両に搭載されたコンピュータに、
    運転席に着座した運転者の状態を認識する状態認識部による認識結果に基づいて、前記運転者の状態を診断させ、
    前記運転者の状態が正常でないと診断された場合、加減速操作に関するアドバイスを、前記運転席の付近に設けられる出力部から出力させる
    プログラム。
JP2018016622A 2018-02-01 2018-02-01 車載装置、車内通知方法、およびプログラム Pending JP2019133511A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016622A JP2019133511A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車載装置、車内通知方法、およびプログラム
CN201910095075.5A CN110103939A (zh) 2018-02-01 2019-01-30 车载装置、车内通知方法及存储介质

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018016622A JP2019133511A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車載装置、車内通知方法、およびプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019133511A true JP2019133511A (ja) 2019-08-08

Family

ID=67483992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018016622A Pending JP2019133511A (ja) 2018-02-01 2018-02-01 車載装置、車内通知方法、およびプログラム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2019133511A (ja)
CN (1) CN110103939A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422206A (zh) * 2020-03-27 2020-07-17 广州小鹏汽车科技有限公司 异常驾驶状态的预警模拟方法、系统、存储介质及汽车
JP2021195043A (ja) * 2020-06-16 2021-12-27 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御システム及び制御方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112051925A (zh) * 2020-09-04 2020-12-08 华人运通(上海)云计算科技有限公司 一种调整车辆驾驶场景的系统及方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100413331C (zh) * 2004-10-20 2008-08-20 南京Lg新港显示有限公司 具有困倦防止功能的图像显示设备及其控制方法
US8190319B2 (en) * 2010-06-08 2012-05-29 Ford Global Technologies, Llc Adaptive real-time driver advisory control for a hybrid electric vehicle to achieve fuel economy improvement
GB201201221D0 (en) * 2012-01-25 2012-03-07 Jaguar Cars Hybrid electric vehicle and method of control thereof
JP6475428B2 (ja) * 2014-06-18 2019-02-27 矢崎エナジーシステム株式会社 車載装置及び安全運転システム
GB2527515B (en) * 2014-06-23 2018-11-14 Jaguar Land Rover Ltd Control system for hybrid vehicle and method
JP5970513B2 (ja) * 2014-09-29 2016-08-17 富士重工業株式会社 運転支援制御装置
JP6508137B2 (ja) * 2016-06-24 2019-05-08 トヨタ自動車株式会社 車両走行制御装置
CN205931052U (zh) * 2016-07-29 2017-02-08 广东绿畅智能科技有限公司 一种具有在线监测健康指数功能的自行车
CN107316436B (zh) * 2017-07-31 2021-06-18 努比亚技术有限公司 危险驾驶状态处理方法、电子设备及存储介质

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111422206A (zh) * 2020-03-27 2020-07-17 广州小鹏汽车科技有限公司 异常驾驶状态的预警模拟方法、系统、存储介质及汽车
CN111422206B (zh) * 2020-03-27 2021-04-13 广州小鹏汽车科技有限公司 异常驾驶状态的预警模拟方法、系统、存储介质及汽车
JP2021195043A (ja) * 2020-06-16 2021-12-27 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御システム及び制御方法
JP7363676B2 (ja) 2020-06-16 2023-10-18 トヨタ自動車株式会社 ハイブリッド車両の制御システム及び制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN110103939A (zh) 2019-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6946351B2 (ja) 車両制御装置及び車両制御方法
CN108028015B (zh) 信息处理装置、信息处理方法和存储介质
JP6275187B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
CN108725322B (zh) 用于车辆的显示器控制系统和方法
US10906550B2 (en) Vehicle control apparatus
JP2019133511A (ja) 車載装置、車内通知方法、およびプログラム
CN109564734A (zh) 驾驶辅助装置、驾驶辅助方法、移动体和程序
US20200307644A1 (en) Control system for vehicle, notification method for vehicle, and medium
JP2019196124A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
CN109878506A (zh) 车辆控制系统、车辆控制方法及存储介质
JP2020164113A (ja) 自動車用演算装置
JP2023073264A (ja) 自動運転車用情報提示装置
GB2516690A (en) Vehicle emission control
JP2019104462A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP2021092981A (ja) 自動運転車用情報提示装置
US20220001852A1 (en) Control system and control method for hybrid vehicle
JP2019131109A (ja) 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム
JP7120079B2 (ja) 車両の制御装置
JP2021107801A (ja) 自動運転車両、画像表示方法およびプログラム
JP2021092977A (ja) 自動運転車用情報提示装置
JP7290679B2 (ja) ヨーレート推定装置
JP7151743B2 (ja) 車両用機械学習システム
JP7320928B2 (ja) 運転評価装置及び運転評価方法
JP2014103433A (ja) 車両用画像表示装置
JP2022125932A (ja) ヨーレート推定装置