JP2019132775A - 流体取扱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のロータリー部材を用いて複数の箇所において流体を別個に制御することができる流体取扱装置を提供すること。【解決手段】流体取扱装置は、第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムを有する流路チップの流路内の流体を制御する。流体取扱装置は、前記第1ダイヤフラムを押圧するための第1凸部を有する第1ロータリー部材と、前記第2ダイヤフラムを押圧するための第2凸部を有する第2ロータリー部材と、前記第1ロータリー部材の回転と前記第2ロータリー部材の回転とを切り替え可能な回転切替部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のダイヤフラムを有する流路チップの流路内の流体を制御するための流体取扱装置に関する。
近年、タンパク質や核酸などの微量な物質の分析を高精度かつ高速に行うために、流体取扱装置が使用されている。流体取扱装置は、分析に必要な試薬および試料の量が少なくてよいという利点を有しており、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途での使用が期待されている。流体取扱装置としては、回転可能なロータリー部材により流路を開閉することができる流体取扱装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の流体取扱装置は、反応容器と、一端が反応容器に接続された第1流路と、封止容器と、一端が封止容器に接続された第2流路と、送液用のシリンジと、シリンジを第1流路または第2流路に接続するための切替えバルブとを有する。特許文献1に記載の流体取扱装置では、切替えバルブは、回転式のロータリー部材であり、切替えバルブを回転させることによって、切替えバルブ内の流路を介して、シリンジを第1流路または第2流路に接続することができる。
特開2010−008217号公報
特許文献1に記載の流体取扱装置では、1つのロータリー部材(切替えバルブ)しか扱うことができないため、複数の箇所において流体を別個に制御することができない。
本発明の目的は、複数のロータリー部材を用いて複数の箇所において流体を別個に制御することができる流体取扱装置を提供することである。
本発明の流体取扱装置は、第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムを有する流路チップの流路内の流体を制御するための流体取扱装置であって、前記第1ダイヤフラムを押圧するための第1凸部を有し、第1回転軸を中心として回転可能な第1ロータリー部材と、前記第2ダイヤフラムを押圧するための第2凸部を有し、第2回転軸を中心として回転可能な第2ロータリー部材と、前記第1ロータリー部材の回転と前記第2ロータリー部材の回転とを切り替え可能な回転切替部と、を有し、前記第1回転軸は、前記流路チップの前記第1凸部が当接する面に対して略垂直であり、前記第2回転軸は、前記流路チップの前記第2凸部が当接する面に対して略垂直である。
本発明によれば、複数のダイヤフラムを有する流路チップにおいて、複数のロータリー部材を用いて複数の箇所において流体を別個に制御することができる。
図1は、実施の形態1に係る流体取扱装置の構成を示す斜視図である。 図2は、実施の形態1に係る流体取扱装置の構成を示す断面図である。 図3Aおよび図3Bは、回転切替部の動作を説明するための平面図である。 図4A〜Cは、実施の形態1に係る流路チップの構成を示す図である。 図5Aおよび図5Bは、実施の形態1に係る流体取扱装置の動作を説明するための模式図である。 図6は、実施の形態2に係る流体取扱装置の第1ロータリー部材および第2ロータリー部材の構成を示す平面図である。 図7Aおよび図7Bは、実施の形態2に係る流路チップの構成を示す図である。 図8Aおよび図8Bは、実施の形態2に係る流体取扱装置の動作を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[実施の形態1]
(流体取扱装置の構成)
図1は、実施の形態1に係る流体取扱装置100の構成を示す斜視図である。図2は、流体取扱装置100の構成を示す断面図である。図2では、流路チップ200も図示している。図3Aおよび図3Bは、回転切替部の動作を説明するための平面図である。図3Aおよび図3Bでは、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130の上部にある連結部材を省略している。
流体取扱装置100は、図示されていない保持部により流路チップ200を保持することが可能であり、保持された流路チップ200の流路内の流体を制御する。図1〜図3Bに示されるように、流体取扱装置100は、回転動力源110、第1伝達ギア120、第2伝達ギア130、ギア移動部140、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160を有する。回転動力源110、第1伝達ギア120、第2伝達ギア130およびギア移動部140は、第1ロータリー部材150の回転と第2ロータリー部材160の回転とを切り替え可能な回転切替部として機能する。以下、各構成要素について説明する。
回転動力源110は、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160を回転させるための動力源である。回転動力源110の種類は、特に限定されない。本実施の形態では、回転動力源110は、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の回転を正確に制御できるステッピングモーターである。回転動力源110の回転軸には、ギア111が固定されている。本実施の形態では、第1ロータリー部材150に駆動力を伝達するための下側に配置されているギア111aと、第2ロータリー部材160に駆動力を伝達するための上側に配置されているギア111bとが回転軸に固定されているが(図1参照)、ギア111aおよびギア111bは一体であってもよい。
第1伝達ギア120は、回転動力源110からの駆動力を第1ロータリー部材150に伝達するためのギアである。図3Aに示されるように、第1伝達ギア120は、回転動力源110の回転軸に固定されているギア111aと、第1ロータリー部材150の回転軸に固定されたギア152とに、同時に噛み合うことができる。この状態で、回転動力源110の回転軸が回転すると、第1ロータリー部材150は回転させられる。
第2伝達ギア130は、回転動力源110からの駆動力を第2ロータリー部材160に伝達するためのギアである。図3Bに示されるように、第2伝達ギア130は、回転動力源110の回転軸に固定されているギア111bと、第2ロータリー部材160の回転軸に固定されたギア162とに、同時に噛み合うことができる。この状態で、回転動力源110の回転軸が回転すると、第2ロータリー部材160は回転させられる。
ギア移動部140は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、第1ロータリー部材150が回転する第1状態(図3A参照)と第2ロータリー部材160が回転する第2状態(図3B参照)とを切り替える。
第1状態では、ギア移動部140は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材150に接続されたギア152に第1伝達ギア120を接触させる(図3A参照)。このとき、第2伝達ギア130は、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材160に接続されたギア162のうち、少なくとも一方とは接触していない。したがって、第1状態では、回転動力源110からの駆動力が第1ロータリー部材150にのみ伝達され、第1ロータリー部材150のみが回転する。
一方、第2状態(図3B参照)では、ギア移動部140は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材160に接続されたギア162に第2伝達ギア130を接触させる。このとき、第1伝達ギア120は、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材150に接続されたギア152のうち、少なくとも一方とは接触していない。したがって、第2状態では、回転動力源110からの駆動力が第2ロータリー部材160にのみ伝達され、第2ロータリー部材160のみが回転する。
本実施の形態では、ギア移動部140は、アクチュエータ141および2つの連結部材142を有している。2つの連結部材142は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130をそれぞれ回転可能に挟持しつつ、アクチュエータ141に接続されている。アクチュエータ141は、連結部材142を介して第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を水平方向に移動させることで、前述の第1状態(図3A参照)と第2状態(図3B参照)とを切り替える。アクチュエータ141の種類は、特に限定されない。本実施の形態では、アクチュエータ141は、ソレノイドアクチュエータである。
第1ロータリー部材150は、第1回転軸を中心として回転可能な部材であり、流路チップ200と対向する面に流路チップ200の第1ダイヤフラム235(図4参照)を押圧するための第1凸部151を有している。第1回転軸は、流路チップ200の第1凸部151が当接する面に対して略垂直である。本実施の形態では、第1ロータリー部材150の本体部分は、円柱形状をしており、円柱の天面上に第1凸部151が配置されている。図2に示されるように、第1ロータリー部材150の回転軸には、ギア152が固定されている。
第1凸部151の数および形状は、流路チップ200の構成に応じて適宜設定される。本実施の形態では、第1凸部151は、第1ロータリー部材150の回転方向に沿って延在している1つの凸条である。より具体的には、第1凸部151は、円弧状に延在しているが、特定の位置(図3Aにおける右側の位置)に切欠き部を有している。
第2ロータリー部材160は、第1ロータリー部材150とは別個に、第2回転軸を中心として回転可能な部材であり、流路チップ200と対向する面に流路チップ200の第2ダイヤフラム251(図4参照)を押圧するための第2凸部161を有している。第2回転軸は、流路チップ200の第2凸部161が当接する面に対して略垂直である。本実施の形態では、第1回転軸および第2回転軸は一致している。すなわち、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160は、同一の軸に対して回転する。また、本実施の形態では、第1ロータリー部材150の本体部分は、第1ロータリー部材150の本体部分を取り囲む円筒形状をしており、円筒の天面(端面)上に第2凸部161が配置されている。図2に示されるように、第2ロータリー部材160には、ギア162が固定されている。
第2凸部161の数および形状は、流路チップ200の構成に応じて適宜設定される。本実施の形態では、第2凸部161は、第1凸部151に比べて短い1つの凸部である。より具体的には、第2凸部161は、特定の位置(図3Aにおける下側の位置)のみに配置されている。
第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の材料は、ある程度の剛性を有していれば特に限定されず、公知の材料から適宜選択されうる。第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の材料の例には、樹脂、ゴムおよび金属が含まれる。流路チップ200に対する摺動性を高める観点からは、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の材料は、例えば、ポリエチレンであることが好ましい。また、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の表面(特に第1凸部151および第2凸部161の表面)には、流路チップ200に対する摺動性を高めるためのコーティング処理が施されていてもよい。
(流路チップの構成)
前述のとおり、流体取扱装置100は、図示されていない保持部により流路チップ200を保持することが可能であり、保持された流路チップ200の流路内の流体を制御する。より具体的には、流路チップ200は、複数のダイヤフラムを有しており、流体取扱装置100は、第1凸部151および第2凸部161によりダイヤフラムを押圧することで、流路チップ200の流路内の流体を制御する。
図4A〜Cは、実施の形態1に係る流路チップ200の構成を示す図である。図4Aは、流路チップ200の底面図であり、図4Bは、図4Aに示されるB−B線の断面図であり、図4Bは、図4Aに示されるC−C線の断面図である。図4Aでは、フィルム220に隠れて見えなくなっている、基板210に形成された溝(流路)および貫通孔(収容部など)を破線で示している。
流路チップ200は、基板210およびフィルム220を有する。基板210には、本実施の形態の効果を得られる範囲内において、溝および貫通孔が適宜に形成されている。フィルム220は、基板210に形成された溝および貫通孔の開口部を塞ぐように基板210の一方の面に接合されている。フィルム220の一部の領域は、ダイヤフラムとして機能する。フィルム220により塞がれた基板210の溝は、試薬や液体試料、気体、紛体などの流体を流すための流路となる。
基板210の厚みは、特に限定されない。たとえば、基板210の厚みは、1mm以上10mm以下である。また、基板210の材料も、特に限定されない。たとえば、基板210の材料は、公知の樹脂およびガラスから適宜選択されうる。基板210の材料の例には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリスチレン、シリコーン樹脂およびエラストマーが含まれる。
フィルム220の厚みは、ダイヤフラムとして機能することが可能であれば特に限定されない。たとえば、フィルム220の厚みは、30μm以上300μm以下である。また、フィルム220の材料も、特に限定されない。たとえば、フィルム220の材料は、公知の樹脂から適宜選択されうる。フィルム220の材料の例には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリスチレン、シリコーン樹脂およびエラストマーが含まれる。フィルム220は、例えば熱溶着やレーザ溶着、接着剤などにより基板210に接合される。
本実施の形態に係る流路チップ200は、3つの流路ユニット230a〜cと、1つの第2収容部240と、1つのダイヤフラムポンプ250とを有する。3つの流路ユニット230a〜cのそれぞれは、ダイヤフラムバルブを有している。
3つの流路ユニット230a〜cは、位置は異なるものの同一構造である。したがって、流路ユニット230aについてのみ説明し、流路ユニット230bおよび流路ユニット230cについての説明は省略する。
流路ユニット230aは、第1収容部231、第1流路232、隔壁233、第2流路234および第1ダイヤフラム235を有する。隔壁233および第1ダイヤフラム235は、第1流路232と第2流路234との間に位置するダイヤフラムバルブとして機能する。
第1収容部231は、流体を収容するための有底の凹部である。本実施の形態では、第1収容部231は、基板210に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。第1収容部231の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。第1収容部231の形状は、例えば、略円柱形状である。第1収容部231の幅は、例えば2mm程度である。第1収容部231に収容されうる流体は、流路チップ200の用途に応じて適宜選択されうる。当該流体は、試薬や液体試料、紛体などの流体である。
第1流路232は、その内部を流体が移動しうる流路である。第1流路232の上流端は、第1収容部231に接続されている。第1流路232の下流端には、隔壁233が配置されている。本実施の形態では、第1流路232は、基板210に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。第1流路232の断面積および断面形状は、特に限定されない。本明細書において、「流路の断面」とは、流体が流れる方向に直交する流路の断面を意味する。第1流路232の断面形状は、例えば、一辺の長さ(幅および深さ)が数十μm程度の略矩形状である。第1流路232の断面積は、流体の流れ方向において、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。本実施の形態では、第1流路232の断面積は、一定である。
隔壁233は、第1流路232の下流端と、第2流路234の上流端との間に配置されている壁である。隔壁233は、第1流路232と第2流路234との間を開閉するためのダイヤフラムバルブの弁座として機能する。隔壁223の形状および高さは、上記の機能を発揮することができれば、特に限定されない。隔壁233の形状は、例えば、四角柱形状である。隔壁233の高さは、例えば、第1流路232および第2流路234の深さと同じである。
第2流路234は、その内部を流体が移動しうる流路である。より具体的には、第2流路234は、隔壁233およびダイヤフラム235の間の隙間を介して第1流路232から移動してきた流体が流れる流路である。第2流路234の上流端には、隔壁233が配置されている。第2流路234の下流端は、他の流路ユニット230b,cの第2流路234の下流端と合流し、第2収容部240に接続されている。本実施の形態では、第2流路234は、基板210に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム220とにより構成されている。第2流路234の断面積および断面形状については、第1流路232の断面積および断面形状と同様である。
第1ダイヤフラム235は、可撓性を有するフィルム220の一部であり、略球冠形状を有している。フィルム220は、第1ダイヤフラム235が隔壁233に非接触でかつ対向するように基板210上に配置されている。第1ダイヤフラム235は、第1ロータリー部材150の第1凸部151により押圧されたときに隔壁233に向かって撓む。すなわち、第1ダイヤフラム235は、ダイヤフラムバルブの弁体として機能する。第1凸部151が第1ダイヤフラム235を押圧していないとき、第1流路232および第2流路234は、第1ダイヤフラム235および隔壁233の隙間を介して互いに連通した状態となる。一方、第1ダイヤフラム235が隔壁233に接触するように第1凸部151が第1ダイヤフラム235を押圧しているとき、第1流路232および第2流路234は互いに連通しない状態となる。
第1ダイヤフラム235と隔壁233の間隔は、所望の流体の流量や、第1ダイヤフラム235と隔壁233との密着のしやすさなどの観点から、適宜設定されうる。この間隔が大きいほど、流体は第1ダイヤフラム235および隔壁233の間の隙間を移動しやすくなり、この間隔が小さいほど、第1ダイヤフラム235と隔壁233とを密着させやすくなる。
第2収容部240は、その内部に流体を収容するための空間である。本実施の形態では、第2収容部240は、基板210に形成されている凹部と、当該凹部の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。第2収容部240の形状は、例えば、略六角柱形状である。第2収容部240の上流端は、3つの流路ユニット230a〜cにおける第2流路234の下流端に接続されている。第2収容部240の下流端は、ダイヤフラムポンプ250に接続されている。第2収容部240の断面積および断面形状は、特に限定されず、用途に応じて適宜調整されうる。
第2収容部240に収容される流体は、流路チップ200の用途に応じて適宜設定されうる。たとえば、第2収容部240は、3つの流路ユニット230a〜cにおける第1収容部231からの流体の混合用チャンバーとして使用されうる。この場合、第2収容部240の大きさは、3つの流路ユニット230a〜cにおける第1収容部231からの流体を収容するために十分な容積を有することが好ましい。
ダイヤフラムポンプ250は、第2ダイヤフラム251と、排出口252とを有する。
第2ダイヤフラム251は、可撓性を有するフィルム220の一部であり、基板210とは反対側に突出している。第2ダイヤフラム251の平面視形状は、略円弧状である。第2ダイヤフラム251の上流端は、第2収容部240または第2収容部240に接続された流路の一部に対向している。また、第2ダイヤフラム251の下流端は、排出口252または排出口252に接続された流路の一部に対向している。第2ダイヤフラム251のそれ以外の部分は、基板210の溝および貫通孔が形成されていない面に対向するように配置されている。すなわち、フィルム220は、第2ダイヤフラム251が基板210の流路が形成されていない面および流路の一部の両方に対向するように基板210上に配置されている。第2ダイヤフラム251は、第2ロータリー部材160の第2凸部161が第2ダイヤフラム251を押圧しながら第2ダイヤフラム251上を移動できるように配置されている。第2ダイヤフラム251は、第2凸部161により押圧されたときに基板210に向かって撓む。
第2ダイヤフラム251の幅および第2ダイヤフラム251と基板210の間隔は、所望の流体の流量や、第2ダイヤフラム251と基板210との密着のしやすさなどの観点から、適宜調整されうる。これらが大きいほど、第2凸部161を移動させたときの流体の移動量が大きくなり、これらが小さいほど、第2ダイヤフラム251と基板210とを密着させやすくなる。
排出口252は、基板210と第2ダイヤフラム251との間の空間(流路)の下流端に接続されており、かつ外部に開放されている有底の凹部である。本実施の形態では、排出口252は、基板210に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。排出口252の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設計されうる。排出口252の形状は、例えば、略円柱形状である。排出口252の幅は、例えば2mm程度である。
前述のとおり、第2ダイヤフラム251は、第2ロータリー部材160の第2凸部161が第2ダイヤフラム251を押圧しながら第2ダイヤフラム251上を移動できるように配置されている。第2凸部161が第2ダイヤフラム251を押圧しながら第2収容部240側から排出口252側に向かって第2ダイヤフラム251上を移動すると、基板210と第2ダイヤフラム251との間の空間(流路)内の流体が排出口252に向かって押し出され、第2収容部240内の圧力が低下する。これにより、3つの流路ユニット230a〜cのうち、ダイヤフラムバルブが開いている流路ユニット230a〜cから流体が第2収容部240内に移動してくる。すなわち、ダイヤフラムポンプ250は、3つの流路ユニット230a〜cのうち、ダイヤフラムバルブが開いている流路ユニット230a〜cから第2収容部240内に流体を移動させるポンプとして機能する。
(流体取扱装置の動作)
次に、流体取扱装置100が流路チップ200内の流体を制御する方法について説明する。ここでは、3つの流路ユニット230a〜cのうち、流路ユニット230aの第1収容部231内に収容されている流体と、流路ユニット230bの第1収容部231内に収容されている流体とを、第2収容部240内において混合する例について説明する。
図5Aおよび図5Bは、流体取扱装置100の動作を説明するための模式図である。これらの図では、流体取扱装置100の第1ロータリー部材150の第1凸部151および第2ロータリー部材160の第2凸部161と、流路チップ200の第1ダイヤフラム235および第2ダイヤフラム251との位置関係を示している。
まず、3つの流路ユニット230a〜cの第1収容部231内のそれぞれに、所定の流体をあらかじめ収容しておく。そして、流路チップ200を流体取扱装置100の所定の位置(第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160の上)にセットする(図2参照)。これにより、第1ロータリー部材150の第1凸部151および第2ロータリー部材160の第2凸部161は、流路チップ200のフィルム220に当接する。なお、第1ロータリー部材150および第2ロータリー部材160とフィルム220との間に、別のフィルムなどが配置されていてもよい。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材150に接続されたギア152に第1伝達ギア120を接触させる(第1状態:図3A参照)。この第1状態において、回転動力源110は、第1凸部151の切欠きが流路ユニット230aの第1ダイヤフラム235上に位置するまで第1ロータリー部材150を回転させる(図5A参照)。これにより、流路ユニット230aのダイヤフラムバルブが開状態となり、流路ユニット230aの第1収容部231と第2収容部240とが連通する。一方、この状態では、流路ユニット230bの第1ダイヤフラム235および流路ユニット230cの第1ダイヤフラム235は、第1凸部151により押圧される(図5A参照)。このため、流路ユニット230bおよび流路ユニット230cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、流路ユニット230bの第1収容部231および流路ユニット230cの第1収容部231と第2収容部240とは連通しない状態となる。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材160に接続されたギア162に第2伝達ギア130を接触させる(第2状態:図3B参照)。この第2状態において、回転動力源110は、第2凸部161を第2ダイヤフラム251に沿って反時計回りに移動するように第2ロータリー部材160を回転させる(図5A参照)。これにより、第2収容部240内が陰圧となり、流路ユニット230aの第1収容部231内の流体の少なくとも一部は、第2収容部240内に移動する。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材150に接続されたギア152に第1伝達ギア120を接触させる(第1状態:図3A参照)。この第1状態において、回転動力源110は、第1凸部151の切欠きが流路ユニット230bの第1ダイヤフラム235上に位置するまで第1ロータリー部材150を回転させる(図5B参照)。これにより、流路ユニット230bのダイヤフラムバルブが開状態となり、流路ユニット230bの第1収容部231と第2収容部240とが連通する。一方、この状態では、流路ユニット230aの第1ダイヤフラム235および流路ユニット230cの第1ダイヤフラム235は、第1凸部151により押圧される(図5B参照)。このため、流路ユニット230aおよび流路ユニット230cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、流路ユニット230aの第1収容部231および流路ユニット230cの第1収容部231と第2収容部240とは連通しない状態となる。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材160に接続されたギア162に第2伝達ギア130を接触させる(第2状態:図3B参照)。この第2状態において、回転動力源110は、第2凸部161を第2ダイヤフラム251に沿って反時計回りに移動するように第2ロータリー部材160を回転させる(図5B参照)。これにより、第2収容部240内が陰圧となり、流路ユニット230bの第1収容部231内の流体の少なくとも一部は、第2収容部240内に移動する。その結果、第2収容部240内において、流路ユニット230aの第1収容部231内に収容されていた流体と、流路ユニット230bの第1収容部231内に収容されていた流体とが混合される。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る流体取扱装置100は、第1ロータリー部材150と第2ロータリー部材160とを別個に回転させて、流路チップ200内の流体を複雑に制御することができる。
[実施の形態2]
(流体取扱装置の構成)
実施の形態2に係る流体取扱装置は、第1ロータリー部材150の第1凸部151の形状および第2ロータリー部材160の第2凸部161の形状のみが実施の形態1に係る流体取扱装置100と異なる。そこで、実施の形態1に係る流体取扱装置100と同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を省略する。
実施の形態2に係る流体取扱装置は、保持部により流路チップ400を保持することが可能であり、保持された流路チップ400の流路内の流体を制御する。実施の形態2に係る流体取扱装置は、回転動力源110、第1伝達ギア120、第2伝達ギア130、ギア移動部140、第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360を有する(図1〜図3B参照)。回転動力源110、第1伝達ギア120、第2伝達ギア130およびギア移動部140は、第1ロータリー部材350の回転と第2ロータリー部材360の回転とを切り替え可能な回転切替部として機能する。以下、実施の形態1に係る流体取扱装置100と異なる第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360について説明する。
図6は、実施の形態2に係る流体取扱装置の第1ロータリー部材350の本体部分および第2ロータリー部材360の本体部分の構成を示す平面図である。図6では、第1凸部351(の天面)および第2凸部361(の天面)にハッチングを付している。
第1ロータリー部材350は、第1回転軸を中心として回転可能な部材であり、流路チップ400の収容ユニット450a〜cの第1ダイヤフラム454(図7参照)を押圧するための第1凸部351を流路チップ400と対向する面に有している。第1回転軸は、流路チップ400の第1凸部351が当接する面に対して略垂直である。本実施の形態では、第1ロータリー部材350の本体部分は、円柱形状をしており、円柱の天面上に第1凸部351が配置されている。第1ロータリー部材350の回転軸には、ギア152が固定されている(図2参照)。
第1凸部351の数および形状は、流路チップ400の構成に応じて適宜設定される。本実施の形態では、第1凸部351は、第1ロータリー部材350の回転方向に沿って延在している1つの凸条である。より具体的には、第1凸部351は、円弧状に延在しているが、特定の位置(図6における上側の位置)に切欠き部を有している。
第2ロータリー部材360は、第1ロータリー部材350とは別個に、第2回転軸を中心として回転可能な部材であり、流路チップ400の導入ユニット430a〜cの第1ダイヤフラム434(図7参照)を押圧するための第2凸部361を流路チップ400と対向する面に有している。第2回転軸は、流路チップ400の第2凸部361が当接する面に対して略垂直である。本実施の形態では、第1回転軸および第2回転軸は一致している。すなわち、第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360は、同一の軸に対して回転する。また、本実施の形態では、第1ロータリー部材350の本体部分は、第1ロータリー部材350の本体部分を取り囲む円筒形状をしており、円筒の天面(端面)上に第2凸部361が配置されている。第2ロータリー部材360には、ギア162が固定されている(図2参照)。
第2凸部361の数および形状は、流路チップ400の構成に応じて適宜設定される。本実施の形態では、第2凸部361は、第2ロータリー部材360の回転方向に沿って延在している1つの凸条である。より具体的には、第2凸部361は、円弧状に延在しているが、特定の位置(図6における上側の位置)に切欠き部を有している。
(流路チップの構成)
前述のとおり、実施の形態2に係る流体取扱装置は、保持部により流路チップ400を保持することが可能であり、保持された流路チップ400の流路内の流体を制御する。より具体的には、流路チップ400は、複数のダイヤフラムを有しており、実施の形態2に係る流体取扱装置は、第1凸部351および第2凸部361によりダイヤフラムを押圧することで、流路チップ400の流路内の流体を制御する。
図7Aおよび図7Bは、実施の形態2に係る流路チップ400の構成を示す図である。図7Aは、流路チップ400の底面図であり、図7Bは、図7Aに示されるB−B線の断面図である。図7Aでは、フィルム420に隠れて見えなくなっている、基板410に形成された溝(流路)および貫通孔(収容部など)を破線で示している。
流路チップ400は、基板410およびフィルム420を有する。基板410には、本実施の形態の効果を得られる範囲内において、溝および貫通孔が適宜に形成されている。フィルム420は、基板410に形成された溝および貫通孔の開口部を塞ぐように基板410の一方の面に接合されている。フィルム420の一部の領域は、ダイヤフラムとして機能する。フィルム420により塞がれた基板410の溝は、試薬や液体試料、気体、紛体などの流体を流すための流路となる。
基板410の厚みおよび材料は、特に限定されない。基板410の厚みおよび材料の例は、実施の形態1に係る流路チップ200の基板210と同じである。
フィルム420の厚みおよび材料は、ダイヤフラムとして機能することが可能であれば特に限定されない。フィルム420の厚みおよび材料の例は、実施の形態1に係る流路チップ200の基板220と同じである。フィルム420は、例えば熱溶着やレーザ溶着、接着剤などにより基板410に接合される。
本実施の形態に係る流路チップ400は、3つの導入ユニット430a〜cと、1つの流路440と、3つの収容ユニット450a〜cとを有する。3つの導入ユニット430a〜cおよび3つの収容ユニット450a〜cのそれぞれは、ダイヤフラムバルブを有している。
3つの導入ユニット430a〜cは、位置は異なるものの同一構造である。したがって、導入ユニット430aについてのみ説明し、導入ユニット430bおよび導入ユニット430cについての説明は省略する。
導入ユニット430aは、導入口431、接続流路432、隔壁433および第1ダイヤフラム434を有する。隔壁433および第1ダイヤフラム434は、接続流路432(特許請求の範囲における第1流路)と流路440(特許請求の範囲における第2流路)との間に位置するダイヤフラムバルブとして機能する。
導入口431は、流体を収容するための有底の凹部である。本実施の形態では、導入口431は、基板410に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム420とから構成されている。導入口431の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。導入口431の形状は、例えば、略円柱形状である。導入口431の幅は、例えば2mm程度である。導入口431に収容されうる流体は、流路チップ400の用途に応じて適宜選択されうる。当該流体は、試薬や液体試料、紛体などの流体である。
接続流路432は、その内部を流体が移動しうる流路である。接続流路432の上流端は、導入口431に接続されている。接続流路432の下流端には、隔壁433が配置されている。本実施の形態では、接続流路432は、基板410に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム420とから構成されている。接続流路432の断面積および断面形状は、特に限定されない。接続流路432の断面形状は、例えば、一辺の長さ(幅および深さ)が数十μm程度の略矩形状である。接続流路432の断面積は、流体の流れ方向において、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。本実施の形態では、接続流路432の断面積は、一定である。
隔壁433は、接続流路432の下流端と、流路440との間に配置されている壁である。隔壁433は、接続流路432と流路440との間を開閉するためのダイヤフラムバルブの弁座として機能する。隔壁433の形状および高さは、上記の機能を発揮することができれば、特に限定されない。隔壁433の形状は、例えば、四角柱形状である。隔壁433の高さは、例えば、接続流路432および流路440の深さと同じである。
第1ダイヤフラム434は、可撓性を有するフィルム420の一部であり、略球冠形状を有している。フィルム420は、第1ダイヤフラム434が隔壁433に非接触でかつ対向するように基板410上に配置されている。第1ダイヤフラム434は、第2ロータリー部材360の第2凸部361により押圧されたときに隔壁433に向かって撓む。すなわち、第1ダイヤフラム434は、ダイヤフラムバルブの弁体として機能する。第2凸部361が第1ダイヤフラム434を押圧していないとき、接続流路432および流路440は、第1ダイヤフラム434および隔壁433の隙間を介して互いに連通した状態となる。一方、第1ダイヤフラム434が隔壁433に接触するように第2凸部361が第1ダイヤフラム434を押圧しているとき、接続流路432および流路440は互いに連通しない状態となる。
第1ダイヤフラム434と隔壁433の間隔は、所望の流体の流量や、第1ダイヤフラム434と隔壁433との密着のしやすさなどの観点から、適宜設定されうる。この間隔が大きいほど、流体は第1ダイヤフラム434および隔壁433の間の隙間を移動しやすくなり、この間隔が小さいほど、第1ダイヤフラム434と隔壁433とを密着させやすくなる。
流路440は、その内部を流体が移動しうる流路である。より具体的には、流路440は、3つの導入ユニット430a〜cのいずれかから移動してきた流体が、3つの収容ユニット450a〜cのいずれかに向かって流れる流路である。本実施の形態では、流路440は、基板410に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム420とにより構成されている。流路440の断面積および断面形状については、接続流路432の断面積および断面形状と同様である。
本実施の形態では、流路440は、円弧状の流路と、前記円弧状の流路と同心になるように前記円弧状の流路の内側に配置された円状の流路と、これらを接続する直線状の流路とを有している。外側の円弧状の流路は、3つの導入ユニット430a〜cと接続されており、内側の円状の流路は、3つの収容ユニット450a〜cと接続されている。3つの導入ユニット430a〜cにおいては、流路440は、ダイヤフラムバルブの下流側の流路(特許請求の範囲における第2流路)として機能する。一方、3つの収容ユニット450a〜cにおいては、流路440は、ダイヤフラムバルブの上流側の流路(特許請求の範囲における第1流路)として機能する。
3つの収容ユニット450a〜cは、位置は異なるものの同一構造である。したがって、収容ユニット450aについてのみ説明し、収容ユニット450bおよび収容ユニット450cについての説明は省略する。
収容ユニット450aは、収容部451、接続流路452、隔壁453および第1ダイヤフラム454を有する。隔壁453および第1ダイヤフラム454は、流路440(特許請求の範囲における第1流路)と接続流路452(特許請求の範囲における第2流路)との間に位置するダイヤフラムバルブとして機能する。
収容部451は、流体を収容するための有底の凹部である。本実施の形態では、収容部451は、基板410に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム420とから構成されている。収容部451の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。収容部451の形状は、例えば、略円柱形状である。収容部451の幅は、例えば2mm程度である。
収容部451に収容される流体は、流路チップ400の用途に応じて適宜設定されうる。たとえば、収容部451は、3つの導入ユニット430a〜cにおける導入口431からの流体の混合用チャンバーとして使用されうる。この場合、収容部451の大きさは、3つの導入ユニット430a〜cにおける導入口431からの流体を収容するために十分な容積を有することが好ましい。
接続流路452は、その内部を流体が移動しうる流路である。接続流路452の上流端には、隔壁453が配置されている。接続流路452の下流端は、収容部451に接続されている。本実施の形態では、接続流路432は、基板410に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム420とから構成されている。流路440の断面積および断面形状については、接続流路432の断面積および断面形状と同様である。
隔壁453は、流路440と、接続流路452の上流端との間に配置されている壁である。隔壁453は、流路440と接続流路452との間を開閉するためのダイヤフラムバルブの弁座として機能する。隔壁453の形状および高さについては、隔壁433の形状および高さと同様である。
第1ダイヤフラム454は、可撓性を有するフィルム420の一部であり、略球冠形状を有している。フィルム420は、第1ダイヤフラム454が隔壁453に非接触でかつ対向するように基板410上に配置されている。第1ダイヤフラム454は、第1ロータリー部材350の第1凸部351により押圧されたときに隔壁453に向かって撓む。すなわち、第1ダイヤフラム454は、ダイヤフラムバルブの弁体として機能する。第1凸部351が第1ダイヤフラム454を押圧していないとき、流路440および接続流路452は、第1ダイヤフラム454および隔壁453の隙間を介して互いに連通した状態となる。一方、第1ダイヤフラム454が隔壁453に接触するように第1凸部351が第1ダイヤフラム454を押圧しているとき、流路440および接続流路452は互いに連通しない状態となる。
第1ダイヤフラム454と隔壁453の間隔は、所望の流体の流量や、第1ダイヤフラム454と隔壁453との密着のしやすさなどの観点から、適宜設定されうる。この間隔が大きいほど、流体は第1ダイヤフラム454および隔壁453の間の隙間を移動しやすくなり、この間隔が小さいほど、第1ダイヤフラム454と隔壁453とを密着させやすくなる。
(流体取扱装置の動作)
次に、実施の形態2に係る流体取扱装置が流路チップ400内の流体を制御する方法について説明する。ここでは、まず、導入ユニット430aの導入口431内に収容されている流体を、収容ユニット450aの収容部451内に移動させ、次いで、導入ユニット430bの導入口431内に収容されている流体を、収容ユニット450bの収容部451内に移動させる例について説明する。
図8Aおよび図8Bは、実施の形態2に係る流体取扱装置の動作を説明するための模式図である。これらの図では、流体取扱装置の第1ロータリー部材350の第1凸部351および第2ロータリー部材360の第2凸部361と、流路チップ400の第1ダイヤフラム434および第1ダイヤフラム454との位置関係を示している。
まず、3つの導入ユニット430a〜cの導入口431内のそれぞれに、所定の流体をあらかじめ収容しておく。そして、流路チップ400を流体取扱装置の所定の位置(第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360の上)にセットする(図2参照)。これにより、第1ロータリー部材350の第1凸部351および第2ロータリー部材360の第2凸部361は、流路チップ400のフィルム420に当接する。なお、第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360とフィルム420との間に、別のフィルムなどが配置されていてもよい。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材360に接続されたギア162に第2伝達ギア130を接触させる(第2状態:図3B参照)。この第2状態において、回転動力源110は、第2凸部361の切欠きが導入ユニット430aの第1ダイヤフラム434上に位置するまで第2ロータリー部材360を回転させる(図8A参照)。これにより、導入ユニット430aのダイヤフラムバルブが開状態となり、導入ユニット430aの導入口431と流路440とが連通する。一方、この状態では、導入ユニット430bの第1ダイヤフラム434および導入ユニット430cの第1ダイヤフラム434は、第2凸部361により押圧される(図8A参照)。このため、導入ユニット430bおよび導入ユニット430cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、導入ユニット430bの導入口431および導入ユニット430cの導入口431と流路440とは連通しない状態となる。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材350に接続されたギア152に第1伝達ギア120を接触させる(第1状態:図3A参照)。この第1状態において、回転動力源110は、第1凸部351の切欠きが収容ユニット450aの第1ダイヤフラム454上に位置するまで第1ロータリー部材350を回転させる(図8A参照)。これにより、収容ユニット450aのダイヤフラムバルブが開状態となり、収容ユニット450aの収容部451と流路440とが連通する。一方、この状態では、収容ユニット450bの第1ダイヤフラム454および収容ユニット450cの第1ダイヤフラム454は、第1凸部351により押圧される(図8A参照)。このため、収容ユニット450bおよび収容ユニット450cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、収容ユニット450bの収容部451および収容ユニット450cの収容部451と流路440とは連通しない状態となる。
このように、導入ユニット430aの導入口431および収容ユニット450aの収容部451のみが流路440に連通した状態で、導入ユニット430aの導入口431内を昇圧するか収容ユニット450aの収容部451内を減圧すると、導入ユニット430aの導入口431内に収容されている流体は、収容ユニット450aの収容部451内に移動する(図8A参照)。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材360に接続されたギア162に第2伝達ギア130を接触させる(第2状態:図3B参照)。この第2状態において、回転動力源110は、第2凸部361の切欠きが導入ユニット430bの第1ダイヤフラム434上に位置するまで第2ロータリー部材360を回転させる(図8B参照)。これにより、導入ユニット430bのダイヤフラムバルブが開状態となり、導入ユニット430bの導入口431と流路440とが連通する。一方、この状態では、導入ユニット430aの第1ダイヤフラム434および導入ユニット430cの第1ダイヤフラム434は、第2凸部361により押圧される(図8B参照)。このため、導入ユニット430aおよび導入ユニット430cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、導入ユニット430aの導入口431および導入ユニット430cの導入口431と流路440とは連通しない状態となる。
次いで、ギア移動部140(アクチュエータ141)は、第1伝達ギア120および第2伝達ギア130を移動させて、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材350に接続されたギア152に第1伝達ギア120を接触させる(第1状態:図3A参照)。この第1状態において、回転動力源110は、第1凸部351の切欠きが収容ユニット450bの第1ダイヤフラム454上に位置するまで第1ロータリー部材350を回転させる(図8B参照)。これにより、収容ユニット450bのダイヤフラムバルブが開状態となり、収容ユニット450bの収容部451と流路440とが連通する。一方、この状態では、収容ユニット450aの第1ダイヤフラム454および収容ユニット450cの第1ダイヤフラム454は、第1凸部351により押圧される(図8B参照)。このため、収容ユニット450aおよび収容ユニット450cのダイヤフラムバルブは閉状態となり、収容ユニット450aの収容部451および収容ユニット450cの収容部451と流路440とは連通しない状態となる。
このように、導入ユニット430bの導入口431および収容ユニット450bの収容部451のみが流路440に連通した状態で、導入ユニット430bの導入口431内を昇圧するか収容ユニット450bの収容部451内を減圧すると、導入ユニット430bの導入口431内に収容されている流体は、収容ユニット450bの収容部451内に移動する(図8B参照)。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る流体取扱装置は、第1ロータリー部材350と第2ロータリー部材360とを別個に回転させて、流路チップ400内の流体を複雑に制御することができる。
[変形例]
なお、上記実施の形態1では、第1ロータリー部材150が流路チップ200のダイヤフラムバルブの開閉を制御し、第2ロータリー部材160が流路チップ200のダイヤフラムポンプの駆動を制御する例について説明し、上記実施の形態2では、第1ロータリー部材350および第2ロータリー部材360が流路チップ400のダイヤフラムバルブの開閉を制御する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。たとえば、第1ロータリー部材が流路チップのダイヤフラムポンプの駆動を制御し、第2ロータリー部材が流路チップのダイヤフラムバルブの開閉を制御してもよい。また、第1ロータリー部材および第2ロータリー部材が流路チップのダイヤフラムポンプの駆動を制御してもよい。
また、上記実施の形態1および実施の形態2では、第1ロータリー部材150、350用の第1伝達ギア120および第2ロータリー部材160、360用の第2伝達ギア130を有する流体取扱装置について説明したが、回転動力源110の駆動力を第1ロータリー部材150、350および第2ロータリー部材160、360に伝達する伝達ギアは、1つであってもよい。この場合、第1状態では、伝達ギアは、回転動力源110に接続されたギア111aおよび第1ロータリー部材150、350に接続されたギア152に接触し、第2状態では、伝達ギアは、回転動力源110に接続されたギア111bおよび第2ロータリー部材160、360に接続されたギア162に接触する。
本発明の流体取扱装置は、例えば、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途において有用である。
100 流体取扱装置
110 回転動力源
111、111a、111b 回転動力源の回転軸に固定されているギア
120 第1伝達ギア
130 第2伝達ギア
140 ギア移動部
141 アクチュエータ
142 連結部材
150、350 第1ロータリー部材
151、351 第1凸部
152 第1ロータリー部材の回転軸に固定されているギア
160、360 第2ロータリー部材
161、361 第2凸部
162 第2ロータリー部材の回転軸に固定されているギア
200、400 流路チップ
210、410 基板
220、420 フィルム
230a〜c 流路ユニット
231 第1収容部
232 第1流路
233 隔壁
234 第2流路
235 第1ダイヤフラム
240 第2収容部
250 ダイヤフラムポンプ
251 第2ダイヤフラム
252 排出口
430a〜c 導入ユニット
431 導入口
432 接続流路
433 隔壁
434 第1ダイヤフラム
440 流路
450a〜c 収容ユニット
451 収容部
452 接続流路
453 隔壁
454 第1ダイヤフラム

Claims (6)

  1. 第1ダイヤフラムおよび第2ダイヤフラムを有する流路チップの流路内の流体を制御するための流体取扱装置であって、
    前記第1ダイヤフラムを押圧するための第1凸部を有し、第1回転軸を中心として回転可能な第1ロータリー部材と、
    前記第2ダイヤフラムを押圧するための第2凸部を有し、第2回転軸を中心として回転可能な第2ロータリー部材と、
    前記第1ロータリー部材の回転と前記第2ロータリー部材の回転とを切り替え可能な回転切替部と、
    を有し、
    前記第1回転軸は、前記流路チップの前記第1凸部が当接する面に対して略垂直であり、
    前記第2回転軸は、前記流路チップの前記第2凸部が当接する面に対して略垂直である、
    流体取扱装置。
  2. 前記第1回転軸および前記第2回転軸は一致している、請求項1に記載の流体取扱装置。
  3. 前記回転切替部は、
    回転動力源と、
    前記回転動力源からの駆動力を前記第1ロータリー部材または前記第2ロータリー部材に伝達するための伝達ギアと、
    前記伝達ギアを移動させて、前記回転動力源に接続されたギアおよび前記第1ロータリー部材に接続されたギアに前記伝達ギアを接触させる第1状態と、前記回転動力源に接続されたギアおよび前記第2ロータリー部材に接続されたギアに前記伝達ギアを接触させる第2状態とを切り替える、ギア移動部と、
    を有する、請求項1または請求項2に記載の流体取扱装置。
  4. 前記回転切替部は、
    回転動力源と、
    前記回転動力源からの駆動力を前記第1ロータリー部材に伝達するための第1伝達ギアと、
    前記回転動力源からの駆動力を前記第2ロータリー部材に伝達するための第2伝達ギアと、
    前記第1伝達ギアおよび前記第2伝達ギアを移動させて、前記回転動力源に接続されたギアおよび前記第1ロータリー部材に接続されたギアに前記第1伝達ギアを接触させる第1状態と、前記回転動力源に接続されたギアおよび前記第2ロータリー部材に接続されたギアに前記第2伝達ギアを接触させる第2状態とを切り替える、ギア移動部と、
    を有する、請求項1または請求項2に記載の流体取扱装置。
  5. 前記流路チップは、
    第1流路と、第2流路と、前記第1流路の一端および前記第2流路の一端の間に形成されている隔壁とを含む基板と、
    前記第1ダイヤフラムを含み、前記第1ダイヤフラムが前記隔壁に非接触でかつ対向するように前記基板上に配置されているフィルムと、
    を有し、
    前記第1凸部が前記第1ダイヤフラムを押圧していないとき、前記第1流路および前記第2流路は、前記第1ダイヤフラムおよび前記隔壁の隙間を介して互いに連通し、
    前記第1ダイヤフラムが前記隔壁に接触するように前記第1凸部が前記第1ダイヤフラムを押圧しているとき、前記第1流路および前記第2流路は互いに連通しない、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体取扱装置。
  6. 前記流路チップは、
    流路を含む基板と、
    平面視形状が略円弧状の前記第2ダイヤフラムを含み、前記第2ダイヤフラムが前記基板の前記流路が形成されていない面および前記流路の一部の両方に対向するように前記基板上に配置されているフィルムと、
    を有し、
    前記流路内の圧力が変化するように前記第2凸部が前記第2ダイヤフラムを押圧しながら前記第2ダイヤフラム上を移動しているとき、前記流路内の流体が移動する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の流体取扱装置。
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