JP2020006343A - 流体取扱装置および流体取扱システム - Google Patents

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Abstract

【課題】起動時のロータリー部材の回転位置および動作時のロータリー部材の回転角度を特定することができ、ロータリー部材を所期の位置まで確実に回転させることができる流体取扱装置を提供すること。【解決手段】流体取扱装置は、回転軸を中心とする円の円周上に配置され、流路チップのバルブのダイヤフラムを押圧する凸部と、当該円周上に配置され、バルブのダイヤフラムを押圧しない凹部とを有し、回転軸を中心として回転可能なロータリー部材と、ロータリー部材に配置された第1マーカーおよびロータリー部材にその回転方向に沿って配置された複数の第2マーカーと、第1マーカーを透過した光または第1マーカーで反射された光を検出する第1検出部と、第2マーカーを透過した光または第2マーカーで反射された光を検出する第2検出部とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、流体取扱装置および流体取扱システムに関する。
近年、タンパク質や核酸などの微量な物質の分析を高精度かつ高速に行うために、流路チップが使用されている。流路チップは、分析に必要な試薬および試料の量が少なくてよいという利点を有しており、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途での使用が期待されている。
図1Aは、特許文献1のマイクロバルブユニット10を示す図であり、図1Bは、流路チップ1の流路を開閉する様子を示す図である。すなわち、特許文献1には、流路11a、11bおよび11cと、弾性膜を有する複数のマイクロバルブ15aおよび15bとを有する流路チップ1と、複数のマイクロバルブ15aおよび15bの開閉を制御するための加圧部61とを有するマイクロバルブユニット10が開示されている(図1AおよびB参照)。流路チップ1において、複数のマイクロバルブ15aおよび15bは、同一円周上に配置されている(図1B参照)。加圧部61は、平面視形状が円弧状の凸部を有し、ステッピングモーター62およびバネ64によって流路チップ1を加圧および回転可能に配置されている。
そして、ステッピングモーター62およびバネ64により、加圧部61を流路チップ1に当接させた状態で回転させると、加圧部61の凸部(図1Bにおいて、ハッチングした部分)が移動する。これにより、マイクロバルブ15aおよび15bは、加圧部61の凸部により押圧されたり、押圧されなくなったりする(図1B参照)。具体的には、マイクロバルブ15aおよび15bのいずれかが、加圧部61の凸部によって押圧されるときは閉じ、加圧部61の凸部によって押圧されていないとき(加圧部61の凸部が配置されていない部分、すなわち凹部と重なっているとき)は開く。
特開2013−143219号公報
このようなマイクロバルブユニット100(以下、「流体取扱システム」という)では、加圧部61(以下、「ロータリー部材」という)は、ステッピングモーター62(以下、「モーター」という)と通常、ギアなどで連結されている。そして、ロータリー部材の回転角度(回転量)は、モーターの回転角度によって調整されている。
しかしながら、実際には、ギア間の隙間や、ギア間のすべり、ロータリー部材と流路チップとの間の摩擦などにより、モーターの回転角度が、ロータリー部材に100%は反映されないことがあった。つまり、ロータリー部材の回転角度が、モーターの回転角度よりも少なくなり、ロータリー部材の凸部が、所期の位置まで移動しないことがあった。それにより、流路チップにおけるマイクロバルブ15aおよび15bの開閉を精度よく行うことができない場合があった。そのため、ロータリー部材(ロータリー部材の凸部または凹部)を所期の位置まで正確に回転させるためには、ロータリー部材を回転させた時の、ロータリー部材の実際の回転角度を特定できることが必要とされている。
また、流体取扱システムを起動させた時の、ロータリー部材の回転位置(ロータリー部材の凸部または凹部の回転位置)を特定できることも望まれている。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、起動時のロータリー部材の回転位置および動作時のロータリー部材の回転角度を特定することができ、ロータリー部材を所期の位置まで確実に回転させることができる流体取扱装置および流体取扱システムを提供することを目的とする。
本発明に係る流体取扱装置は、第1流路、第2流路、および前記第1流路と前記第2流路との間に配置されたバルブを有する流路チップ内の流体を制御するための流体取扱装置であって、回転軸を中心とする円の円周上に配置され、前記バルブのダイヤフラムを押圧して前記バルブを閉じさせるための凸部と、前記円周上に配置され、前記バルブのダイヤフラムを押圧せずに前記バルブを開かせるための凹部とを有し、前記回転軸を中心として回転可能なロータリー部材と、前記ロータリー部材に配置された、前記ロータリー部材の回転位置を特定するための第1マーカーと、前記ロータリー部材に前記ロータリー部材の回転方向に沿って配置された、前記ロータリー部材の回転角度を特定するための複数の第2マーカーと、前記第1マーカーを透過した光または前記第1マーカーで反射された光を検出することにより、前記ロータリー部材の回転位置を検出する第1検出部と、前記第2マーカーを透過した光または前記第2マーカーで反射された光を検出することにより、前記ロータリー部材の回転角度を検出する第2検出部と、を有する。
本発明に係る流体取扱システムは、第1流路、第2流路、および前記第1流路と前記第2流路との間に配置されたバルブを有する流路チップと、本発明に係る流体取扱装置を有する。
本発明によれば、起動時のロータリー部材の回転位置および動作時のロータリー部材の回転角度を特定することができ、ロータリー部材を所期の位置まで確実に回転させることができる流体取扱装置および流体取扱システムを提供することができる。
図1Aは、特許文献1のマイクロバルブユニットを示す図であり、図1Bは、特許文献1の流路チップの流路を開閉する様子を示す図である。 図2は、本実施の形態に係る流体取扱システム(流体取扱装置および流路チップ)の構成を示す図である。 図3Aは、図2のA−A線の断面図であり、図3Bは、図2のB−B線の断面図である。 図4AおよびBは、図2の流路チップにおいて、フィルムを取り外した状態を示す底面図である。 図5は、図2の流体取扱装置の構成を示す斜視図である。 図6Aは、第1マーカーと凹部の位置関係を示す平面図であり、図6Bは、第2マーカーと凹部の大きさの関係を示す平面図である。 図7AおよびBは、流体取扱装置の動作を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(流体取扱システムの構成)
図2、3AおよびBは、本実施の形態に係る流体取扱システム(流体取扱装置100および流路チップ200)の構成を示す図である。図2は、平面図であり、図3Aは、図2のA−A線の断面図であり、図3Bは、図2のB−B線の断面図である。
図2、3AおよびBに示されるように、流体取扱装置100は、ロータリー部材110を有する。ロータリー部材110は、図示しない外部の駆動機構により回転軸RAを中心に回転させられる。流路チップ200は、基板210およびフィルム220を有し、フィルム220がロータリー部材110に接触するように流体取扱装置100に設置される。本明細書では、流体取扱装置100および流路チップ200を組み合わせたものを「流体取扱システム」とも称する。なお、図3AおよびBでは、流体取扱装置100および流路チップ200の構成をわかりやすくするために、これらを離して図示している。
(流路チップの構成)
図4Aは、本実施の形態における流路チップ200において、フィルム220を取り外した状態を示す底面図であり、図4Bは、図4Aの共通流路250付近の部分拡大図である。なお、図4Bでは、一部の導入口または取出口の図示を省略している。
図3B、4AおよびBに示されるように、流路チップ200は、基板210およびフィルム220を有する。
基板210には、流路となるための複数の溝(凹部)、および導入口または取出口となる複数の貫通孔が形成されている。
基板210の厚みは、特に限定されない。たとえば、基板210の厚みは、1mm以上10mm以下である。また、基板210の材料も、特に限定されない。たとえば、基板210の材料は、公知の樹脂およびガラスから適宜選択されうる。基板210の材料の例には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリスチレン、シリコーン樹脂およびエラストマーが含まれる。
フィルム220は、基板210に形成された複数の溝および複数の貫通孔の開口部を塞ぐように基板210の一方の面に接合されている。フィルム220の一部の領域は、ダイヤフラムとして機能する。フィルム220により塞がれた基板210の溝は、試薬や液体試料、気体、紛体などの流体を流すための流路となる。
フィルム220の厚みは、ダイヤフラムとして機能することが可能であれば特に限定されない。たとえば、フィルム220の厚みは、30μm以上300μm以下である。また、フィルム220の材料も、ダイヤフラムとして機能することが可能であれば特に限定されない。たとえば、フィルム220の材料は、公知の樹脂から適宜選択されうる。フィルム220の材料の例には、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエーテル、ポリエチレン、ポリスチレン、シリコーン樹脂およびエラストマーが含まれる。フィルム220は、例えば熱溶着やレーザ溶着、接着剤などにより基板210に接合される。
図4AおよびBに示されるように、流路チップ200は、複数の導入口230a〜i、複数の導入流路240a〜i(第1流路)、共通流路250(第2流路)、複数のバルブ260a〜i、および取出口270を有する。
複数の導入口230a〜jは、それぞれ、流体を導入するための有底の凹部である。本実施の形態では、複数の導入口230a〜jは、それぞれ、基板210に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。これらの導入口の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。本実施の形態では、これらの導入口の形状は、例えば、略円柱形状であり、これらの導入口の幅は、例えば2mm程度である。これらの導入口に収容される流体の種類は、流路チップ200の用途に応じて適宜選択されうる。当該流体は、試薬や液体試料、紛体などの流体である。
複数の導入流路240a〜jは、その内部を流体が移動しうる流路である。複数の導入流路240a〜jの上流端は、それぞれ、複数の導入口230a〜jに接続されている。複数の導入流路240a〜jの下流端は、それぞれ異なる位置で共通流路250に接続されている。
本実施の形態では、複数の導入流路240a〜jは、それぞれ、基板210に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。これらの導入流路の断面積および断面形状は、特に限定されない。本明細書において、「流路の断面」とは、流体が流れる方向に直交する流路の断面を意味する。これらの導入流路の断面形状は、例えば、一辺の長さ(幅および深さ)が数十μm程度の略矩形状である。これらの導入流路の断面積は、流体の流れ方向において、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。本実施の形態では、これらの導入流路の断面積は、一定である。
複数のバルブ260a〜jは、それぞれ、複数の導入流路240a〜j内の流体の流れを制御するダイヤフラムバルブである。たとえば、バルブ260bは、導入流路240bと共通流路250との合流部に配置されている。同様に、バルブ260aおよびc〜jは、導入流路240aおよびc〜jと共通流路250との合流部にそれぞれ配置されている。また、複数のバルブ260a〜jは、回転軸RAを中心とする円の円周上に配置されている。
バルブ260bは、隔壁261bおよびダイヤフラム262bを有する(図3B参照)。同様に、他のバルブ260aおよびc〜jも、それぞれ隔壁およびダイヤフラムを有する。
隔壁261bは、導入流路240bと共通流路250との間を開閉するためのバルブ260bの弁座として機能する。同様に、他の隔壁も、導入流路240aおよびc〜jと共通流路250との間を開閉するためのバルブ260aおよびc〜jの弁座としてそれぞれ機能する。これらの隔壁の形状および高さは、上記の機能を発揮することができれば、特に限定されない。これらの隔壁の形状は、例えば、四角柱形状である。これらの隔壁の高さは、例えば、導入流路240a〜jおよび共通流路250の深さと同じである。
ダイヤフラム262bは、可撓性を有するフィルム220の一部であり、略球冠形状を有している(図3B参照)。ダイヤフラム262bは、隔壁261bと対向するように配置されている。そして、ダイヤフラム262bは、ロータリー部材110の凸部161(後述)により押圧されたときに対応する隔壁に向かって撓む。同様に、他のダイヤフラム262aおよびc〜jも、対応する隔壁と対向するようにそれぞれ配置されている。
それぞれのダイヤフラム262a〜jは、バルブ260a〜jの弁体として機能する。たとえば、凸部161がダイヤフラム262bを押圧していないとき、導入流路240bおよび共通流路250は、ダイヤフラム262bおよび隔壁261bの隙間を介して互いに連通した状態となる。一方、ダイヤフラム262bが隔壁261bに接触するように凸部161がダイヤフラム262bを押圧しているとき、導入流路240bおよび共通流路250は、互いに連通しない状態となる。
共通流路250は、その内部を流体が移動しうる流路である。共通流路250は、バルブ260bを介して導入流路240bに接続されている(図4AおよびB参照)。同様に、共通流路250は、バルブ260aおよびc〜jを介して導入流路240aおよびc〜jにそれぞれ接続されている。したがって、共通流路250には、導入口230a〜jに導入された流体が流れる。共通流路250の下流端は、取出口270に接続されている。
本実施の形態では、共通流路250は、基板210に形成されている溝と、当該溝の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。共通流路250の断面積および断面形状は、特に限定されない。共通流路250の断面形状は、例えば、一辺の長さ(幅および深さ)が数十μm程度の略矩形状である。共通流路250の断面積は、流体の流れ方向において、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。本実施の形態では、共通流路250の断面積は、一定である。
取出口270は、有底の凹部である。取出口270は、空気孔として機能したり、共通流路250内の流体を取り出すための取り出し口として機能したりする。本実施の形態では、取出口270は、基板210に形成されている貫通孔と、当該貫通孔の一方の開口部を閉塞しているフィルム220とから構成されている。取出口270の形状および大きさは、特に限定されず、必要に応じて適宜設定されうる。取出口270の形状は、例えば、略円柱形状である。取出口270の幅は、例えば2mm程度である。
(流体取扱装置100の構成)
図5は、本実施の形態に係る流体取扱装置100の斜視図である。図6Aは、第1マーカー120と凹部162の位置関係を示す平面図であり、図6Bは、第2マーカー130と凹部162の大きさの関係を示す平面図である。図6Bでは、説明の都合上、第2マーカー130を1つだけ示している。
図5に示されるように、流体取扱装置100は、ロータリー部材110、第1マーカー120、複数の第2マーカー130、第1検出部140および第2検出部150を有する。
ロータリー部材110は、円柱形状の本体160および円盤170を有する。
本体160は、回転軸RAを中心として回転可能である。本体160は、図示しない外部の駆動機構により回転させられる。本体160は、その端面(上部)に、凸部161および凹部162を有する。
凸部161は、流路チップ200の複数のダイヤフラム262a〜jを押圧して複数のバルブ260a〜jを閉じさせる機能を有する。凹部162は、複数のダイヤフラム262a〜jを押圧せずに複数のバルブ260a〜jを開かせる機能を有する。
凸部161および凹部162は、本体160の端面の回転軸RAを中心とする円周上に配置されている。本実施の形態では、凸部161の平面視形状は、回転軸RAを中心とする円の一部に対応する円弧状であり、当該円周上において凸部161が存在しない領域が、凹部162である。
なお、凸部161は、凹部162に対して相対的に突出していればよく、凹部162は、凸部161に対して相対的に凹んでいればよい。すなわち、凸部161は、押圧部として機能できればよく、凹部162は、非押圧部として機能できればよい。たとえば、本実施の形態では、凸部161は、本体160の端面(基準面)から突出しており、凹部162の底面は、本体160の端面(基準面)と同じ高さの面である(図3A参照)。逆に、凸部161の天面は、本体160の端面(基準面)と同じ高さの面であってもよく、この場合、凹部162は、本体160の端面(基準面)から凹んでいる。
円盤170は、本体160の回転軸と同軸かつ本体160と一体的に配置されている。本実施の形態では、円盤170は、後述する第1マーカー120および複数の第2マーカー130を保持するとともに、第1検出部140および第2検出部150とともに、ロータリーエンコーダーを構成する。
第1マーカー120は、ロータリー部材110の回転位置、具体的には、流体取扱装置100の起動時における、ロータリー部材110の凹部162の回転位置を特定するためのマーカーである。
第1マーカー120は、ロータリー部材110に配置されている。具体的には、第1マーカー120は、ロータリー部材110の本体160に配置されてもよいし、円盤170に配置されてもよい。本実施の形態では、第1マーカー120は、ロータリー部材110の円盤170に、回転軸RAを中心とする第1円の円周上に配置されている。
また、第1マーカー120は、ロータリー部材110の凹部162と関連付けられて(対応するように)配置されている。それにより、流体取扱装置100を起動した際に、第1マーカー120の回転位置を特定することで、ロータリー部材110の凹部162の回転位置を特定することができる。
第1マーカー120がロータリー部材110の凹部162と関連付けられている(対応している)とは、具体的には、第1マーカー120とロータリー部材110の凹部162とが、特定の位置関係(回転位置の関係)となるように配置されていることを意味する。本実施の形態では、ロータリー部材110を平面視したときに、第1マーカー120は、ロータリー部材110の凹部162の中心と回転軸RAの中心とを結ぶ直線L1上に配置されている(図6A参照)。
第1マーカー120の数は、流路チップ200の構成などに応じて設定されればよく、1つであってもよいし、複数であってもよい。本実施の形態では、第1マーカー120の数は、1つである。
複数の第2マーカー130は、ロータリー部材110の回転角度、具体的には、流体取扱装置100の動作時における、ロータリー部材110の凹部162の回転角度(回転変位量)を特定するためのマーカーである。
複数の第2マーカー130は、ロータリー部材110に、その回転方向(周方向)に沿って配置されている。具体的には、複数の第2マーカー130は、ロータリー部材110の本体160に配置されてもよいし、円盤170に配置されてもよい。本実施の形態では、複数の第2マーカー130は、ロータリー部材110の円盤170に、回転軸RAを中心とする第2円の円周上に配置されている。
複数の第2マーカー130は、等間隔に配置されてもよいし、異なる間隔で配置されてもよい。本実施の形態では、等間隔に配置されている。
第1マーカー120および第2マーカー130は、第1検出部140および第2検出部150によって検出可能なものであれば、特に制限されず、第1検出部140および第2検出部の発光部141から発せられる光を透過する透過部(スリットなど)であってもよいし、当該光を反射する反射部であってもよい。本実施の形態では、第1マーカー120および第2マーカー130は、いずれも当該光を透過させるスリットである。
第2マーカー130の大きさは、第2検出部150によるロータリー部材110の回転位置の検出精度を低下させない程度の大きさであることが好ましい。具体的には、ロータリー部材110を平面視したとき、第2マーカー130の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角は、凹部162の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角よりも小さいことが好ましい(図6B参照)。
第2マーカー130の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角とは、第2マーカー130の回転方向の一方の端部と回転軸RAとを結ぶ直線a1と、第2マーカー130の回転方向の他方の端部と回転軸RAとを結ぶ直線a2とがなす角度をいう(図6B参照)。同様に、凹部162の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角とは、凹部162の回転方向の一方の端部と回転軸RAとを結ぶ直線A1と、凹部162の回転方向の他方の端部と回転軸RAとを結ぶ直線A2とがなす角度をいう(図6B参照)。つまり、第2マーカー130は、凹部162の回転方向における一方の端部と回転軸RAとを結ぶ直線A1と、当該凹部162の回転方向における他方の端部と回転軸とを結ぶ直線A2との間を超えないような大きさであることが好ましい(図6B参照)。
具体的には、第2マーカー130の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角が、ロータリー部材110の凹部162の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角よりも大きい場合(第2マーカー130が、直線A1と直線A2との間を超えて存在する場合)、第2検出部150によって検出されるロータリー部材110の回転角度の誤差範囲が広いため、第2検出部150によるロータリー部材110の回転位置の検出精度が低下しやすい。これに対して、第2マーカー130の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角が、ロータリー部材110の凹部162の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角よりも小さい場合(第2マーカー130が、直線A1と直線A2との間にある場合)、第2検出部150によって検出できるロータリー部材110の回転角度の誤差範囲が狭いため、第2検出部150によるロータリー部材110の回転位置の検出精度が向上しやすい。
第1マーカー120が配置される第1円は、複数の第2マーカー130が配置される第2円よりも外側にあってもよいし、内側にあってもよい。本実施の形態では、第1マーカー120が配置される第1円は、第2マーカー130が配置される第2円よりも外側にある。
なお、第1検出部140が第2マーカー130を透過する光を読み込んだり、第2検出部150が第1マーカー120を透過する光を読み込んだりすると、検出精度が低下するおそれがあることから、第1マーカー120と第2マーカー130とは、離れて配置されていることが好ましい。
第1検出部140は、第1マーカー120を透過した光または第1マーカー120で反射された光を検出することにより、ロータリー部材110の回転位置を検出する。具体的には、第1検出部140は、発光部141、および当該発光部141から発せられ、第1マーカー120を透過した光を受光する受光部142を有する(図3A参照)。本実施の形態では、第1検出部140は、第1マーカー120を透過した光を検出する。
第2検出部150は、第2マーカー130を透過した光または第2マーカー130で反射された光を検出することにより、ロータリー部材110の回転角度を検出する。具体的には、第2検出部150は、発光部(不図示)、および当該発光部から発せられ、第2マーカー130を透過した光を受光する受光部(不図示)を有する。本実施の形態では、第2検出部150は、第2マーカー130を透過した光を検出する。
つまり、本実施の形態では、第1検出部140および第2検出部150は、いずれもフォトインタラプタでありうる。
第1検出部140および第2検出部150は、いずれもロータリー部材110の円盤170の周方向の任意の位置に配置されている。本実施の形態では、第1検出部140は、例えばロータリー部材110の回転動作の起点となる位置(初期位置、またはゼロ点位置)に配置されうる。
ロータリー部材110は、通常、図示しない駆動手段によりパルス的に回転させられる。そのようなパルス的な回転動作によっても、ロータリー部材110の凹部162を、所期の位置まで正確に回転させる(過不足なく移動させる)ことが望まれる。そのような観点から、隣り合うバルブ260aおよびbがなす中心角が、隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角の整数倍となり、かつ隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角が、ロータリー部材110の最小回転角度の整数倍となるように、複数のバルブ260a〜iおよび複数の第2マーカー130が配置されることが好ましい(図2参照)。
隣り合うバルブ260aおよびbがなす中心角とは、例えば図2において(流路チップ200と流体取扱装置100を平面視したときに)、バルブ260aの中心と回転軸RAとを結ぶ直線とバルブ260bの中心と回転軸RAとを結ぶ直線とがなす角度をいう。同様に、隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角とは、1つの第2マーカー130の中心と回転軸RAとを結ぶ直線と、その隣の第2マーカー130の中心と回転軸RAとを結ぶ直線とがなす角度をいう。ロータリー部材110の最小回転角度とは、図示しない駆動手段による1パルス分の回転指令に対応するロータリー部材110の回転角度(回転変位量)を意味する。
本実施の形態では、隣り合うバルブ260aおよびbがなす中心角は、隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角の2倍である。また、隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角は、ロータリー部材110の最小回転角度と同じ(等倍)である(図2参照)。
(流体取扱装置の動作)
次に、図7AおよびBを参照しながら、流体取扱装置100の動作について説明する。図7AおよびBは、流体取扱装置100の動作を説明するための模式図である。同図では、ロータリー部材110の凸部161で押圧される部分をハッチングで示している。
まず、流体取扱装置100の電源を入れて、起動させる。このとき、ロータリー部材110の回転位置(例えば、凹部162の回転位置)は、通常、前回使用した際の終了時の位置にあるが、それがどの位置にあるかは、従来は特定することができなかった。
本発明では、第1検出部140が、第1マーカー120を透過する光を検出するまで、図示しない駆動手段によりロータリー部材110を回転させる。そして、第1検出部140が第1マーカー120を透過する光を検出した時点で、図示しない駆動手段は、ロータリー部材110の回転を止める。
ここで、第1マーカー120は、ロータリー部材110の凹部162に関連付けられて配置されている。本実施の形態では、ロータリー部材110を平面視したときに、第1マーカー120が、凹部162の中心と回転軸RAの中心とを結ぶ直線L1上にあるように配置されている。それにより、第1検出部140が第1マーカー120を透過する光を検出した時点で、ロータリー部材110の凹部162の回転位置が、第1検出部140に対応する位置にあることを特定することができる。
また、本実施の形態では、第1検出部140が、回転動作の起点となる位置(初期位置)に配置されている(図5および7A参照)。それにより、第1検出部140が、第1マーカー120を透過する光を検出した時点で、ロータリー部材の凹部162が、回転動作の起点となる位置にあることを特定することができる。なお、本実施の形態では、回転動作の起点となる位置は、バルブ260a〜jが全て閉じた状態となるような位置である。
次に、流路チップ200の導入口230b内の液体を共通流路250に流したいとする。その場合、ロータリー部材110の凹部162が流路チップ200のバルブ260bのダイヤフラム262b上に位置するまで、図示しない駆動手段によりロータリー部材110の本体160を回転させる(図7B参照)。このとき、第2検出部150は、円盤170に配置された複数の第2マーカー140を透過した光を検出する。それにより、ロータリー部材110が実際にどれくらい回転したか(ロータリー部材110の回転角度)を特定することができる。
本実施の形態では、流路チップ200における隣り合うバルブ260aおよびbがなす中心角が、ロータリー部材110における隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角の2倍となるように、複数のバルブ260a〜jおよび複数の第2マーカー130が配置されている(図2参照)。また、隣り合う複数の第2マーカー130がなす中心角は、ロータリー部材110の最小回転角度と同じ(等倍)に設定されている。それにより、ロータリー部材110を、図示しない駆動手段によりパルス的に回転動作させても、ロータリー部材110の凹部162を、バルブ260bのダイヤフラム262b上に正確に回転させることができる。
なお、第2検出部150で検出されたロータリー部材110の回転角度が、所期の角度に満たなかった場合は、第2検出部150での検出結果に基づいて、不足する回転角度の分だけ、図示しない駆動手段によりロータリー部材110をさらに回転させればよい。
(効果)
以上説明したように、流体取扱装置100を起動した際、第1マーカー120を透過した光を第1検出部140が検出するまでロータリー部材110を回転させることで、ロータリー部材110の回転位置を特定することができる。さらに、ロータリー部材110を動作させる際、第2マーカー130を透過した光を第2検出部150で検出することで、ロータリー部材110の回転角度(変位量)を特定することができる。それにより、ロータリー部材110を、所期の位置まで確実に回転させることができ、精度の高いバルブ開閉動作を行うことができる。
(変形例)
なお、本実施の形態では、第1マーカー120および第2マーカー130が、いずれもロータリー部材110の円盤170に配置される例を示したが、これに限定されず、ロータリー部材110の本体160の外周面に配置されてもよい。その場合、ロータリー部材110は、円盤170を有しなくてもよい。
また、本実施の形態では、第1マーカー120および第2マーカー130が、いずれも光を透過するスリット(透過部)である例を示したが、これに限定されず、光を反射する反射部であってもよい。反射部は、白色部であってもよいし、金属反射部であってもよいし、再帰反射部であってもよい。
また、本実施の形態では、ロータリー部材110を平面視したときに、第1マーカー120が、凹部162の中心と回転軸RAの中心とを結ぶ直線L1上にある例を示したが、これに限定されず、ロータリー部材110の凹部162に対して決められた位置に配置されていればよい。その場合、第1検出部140が第1マーカー120を透過する光を検出した時点で、ロータリー部材110の凹部162は、第1検出部140に対応する回転位置にはないため、ロータリー部材110の凹部162が第1検出部140に対応する位置に到達するように、ロータリー部材110をさらに回転させればよい。
また、本実施の形態では、第1マーカー120が1つだけである例を示したが、これに限定されず、流路チップ200の構成に応じて複数あってもよい。その場合、複数の第1マーカー120は、ロータリー部材110に、その回転方向(周方向)に沿って配置される。
また、本実施の形態では、起動時に、全てのバルブ260a〜jが閉じられた状態となる位置を、回転動作の起点となる位置(初期位置)とする例を示したが、これに限定されず、特定のバルブが開かれた状態となる位置を、回転動作の起点となる位置(初期位置)としてもよい。その場合、ロータリー部材110の回転位置の検出精度を低下させないようにする観点から、ロータリー部材110を平面視したとき、第1マーカー120は、第2マーカー130と同様に、凹部162の回転方向における一方の端部と回転軸RAとを結ぶ第1直線A1と、当該凹部162の回転方向における他方の端部と回転軸RAとを結ぶ第2直線A2との間に配置されていることが好ましい。
また、本実施の形態では、第1検出部140が、回転動作の起点となる位置(初期位置)に配置される例を示したが、これに限定されず、それとは異なる位置に配置されていてもよい。
また、本実施の形態では、ロータリー部材110の端面に、凸部161が1つだけ配置される例を示したが、これに限定されず、複数配置されてもよい。
また、本実施の形態では、バルブ260a〜jが、複数の導入流路240a〜jと共通流路250との間にそれぞれ配置される例を示したが、これに限定されず、複数の導入流路240a〜j内にそれぞれ配置されてもよい。
本発明に係る流体取扱装置および流体取扱システムは、例えば、臨床検査や食物検査、環境検査などの様々な用途において有用である。
100 流体取扱装置
110 ロータリー部材
120 第1マーカー
130 第2マーカー
140 第1検出部
141 発光部
142 受光部
150 第2検出部
160 本体
161 凸部
162 凹部
170 円盤
200 流路チップ
210 基板
220 フィルム
230a〜j 導入口
240a〜j 導入流路
250 共通流路
260a〜j バルブ
261b 隔壁
262a〜j ダイヤフラム
270 取出口
RA 回転軸

Claims (7)

  1. 第1流路、第2流路、および前記第1流路と前記第2流路との間に配置されたバルブを有する流路チップ内の流体を制御するための流体取扱装置であって、
    回転軸を中心とする円の円周上に配置され、前記バルブのダイヤフラムを押圧して前記バルブを閉じさせるための凸部と、前記円周上に配置され、前記バルブのダイヤフラムを押圧せずに前記バルブを開かせるための凹部とを有し、前記回転軸を中心として回転可能なロータリー部材と、
    前記ロータリー部材に配置された、前記ロータリー部材の回転位置を特定するための第1マーカーと、
    前記ロータリー部材に前記ロータリー部材の回転方向に沿って配置された、前記ロータリー部材の回転角度を特定するための複数の第2マーカーと、
    前記第1マーカーを透過した光または前記第1マーカーで反射された光を検出することにより、前記ロータリー部材の回転位置を検出する第1検出部と、
    前記第2マーカーを透過した光または前記第2マーカーで反射された光を検出することにより、前記ロータリー部材の回転角度を検出する第2検出部と、
    を有する、流体取扱装置。
  2. 前記ロータリー部材は、端面に前記凸部および前記凹部を有する本体と、前記本体の前記回転軸と同軸かつ前記本体と一体的に配置された円盤とを有し、
    前記第1マーカーは、前記円盤に、前記回転軸を中心とする第1円の円周上に配置されており、
    前記複数の第2マーカーは、前記円盤に、前記回転軸を中心とする第2円の円周上に配置されている、
    請求項1に記載の流体取扱装置。
  3. 前記第1マーカーおよび前記第2マーカーは、スリットであり、
    前記第1検出部は、前記第1マーカーを透過する光を検出し、
    前記第2検出部は、前記第2マーカーを透過する光を検出する、
    請求項1または請求項2に記載の流体取扱装置。
  4. 前記流路チップは、複数の前記バルブを有し、
    前記複数のバルブは、前記流路チップ上の前記ロータリー部材の回転軸と交わる点を中心とする円の円周上に配置されており、
    隣り合う前記バルブがなす中心角は、隣り合う前記複数の第2マーカーがなす中心角の整数倍であり、かつ
    隣り合う前記複数の第2マーカーがなす中心角は、前記ロータリー部材の最小回転角度の整数倍である、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の流体取扱装置。
  5. 前記第2マーカーの回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角は、前記凹部の回転方向の一方の端部と他方の端部とがなす中心角よりも小さい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の流体取扱装置。
  6. 前記第1円は、前記第2円の外側に配置されている、請求項2に記載の流体取扱装置。
  7. 第1流路、第2流路、および前記第1流路と前記第2流路との間に配置されたバルブを有する流路チップと、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の流体取扱装置と、
    を有する、流体取扱システム。
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