JP2019132455A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コア部の非熱交換部への第1流体の流入を抑制することにより、熱交換性能の低下を抑制することができる熱交換器を提供する。【解決手段】スペーサプレート205は、流入口215側の端部213が一方のクーリングプレート203側に折り曲げられた壁部211を有する。壁部211は、スペーサプレート205と一方のクーリングプレート203との隙間214のうちダクト100の流入口215側に位置している。また、壁部211は、熱交換部201側が流出口216側に位置すると共に熱交換部201とは反対側が流入口215側に位置するように流入口215から流出口216への過給気流れ方向に対して傾けられている。そして、壁部211は、タンク400からコア部200の非熱交換部202に流入する過給気を熱交換部201側に導く。【選択図】図6
Description
本発明は、ダクトにコア部が収容された熱交換器に関する。
従来より、第1流体と第2流体との熱交換を行うコア部と、コア部を収容すると共に第1流体が流れるダクトと、ダクトに固定されるタンクと、を備えた熱交換器が、例えば特許文献1で提案されている。コア部は、第1流体と第2流体との熱交換を行わない非熱交換部を含んでいる。
しかしながら、上記従来の技術では、非熱交換部に流入する第1流体が熱交換されずにタンクに排出される可能性がある。このため、熱交換器の熱交換性能を低下させてしまうという問題がある。
本発明は上記点に鑑み、コア部の非熱交換部への第1流体の流入を抑制することにより、熱交換性能の低下を抑制することができる熱交換器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱交換器は、流入口(215)から第1流体が流入すると共に流出口(216)から第1流体が排出されるダクト(100)を備えている。
また、熱交換器は、第2流体が流れる流路と、ダクトに流れる第1流体と流路に流れる第2流体との熱交換を行う熱交換部(201)と、第1流体と第2流体との熱交換が行われない非熱交換部(202)と、を含んだコア部(200)を備えている。
また、熱交換器は、ダクトの流入口に固定されたタンク(400)を備えている。
さらに、熱交換器は、コア部の非熱交換部のうちダクトの流入口側に位置し、熱交換部側が流出口側に位置すると共に熱交換部とは反対側が流入口側に位置するように流入口から流出口への第1流体流れ方向に対して傾けられており、タンクから非熱交換部に流入する第1流体を熱交換部側に導く壁部(211、223、406)を備えている。
これによると、コア部のうち非熱交換部に流入する第1流体が壁部によって熱交換部側に誘導される。このため、非熱交換部側に流入する第1流体が、非熱交換部を通りにくくなる。よって、コア部の非熱交換部への第1流体の流入を抑制することができる。
また、非熱交換部側に流入する第1流体が熱交換部で熱交換されるので、ダクトに流入する第1流体のうち熱交換されずに排出される割合を低下させることができる。したがって、熱交換器の熱交換性能の低下を抑制することができる。
なお、この欄及び特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る熱交換器は、過給機にて加圧されて高温になった過給気と冷却水とを熱交換させて吸気を冷却する水冷式インタークーラとして用いられる。
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。本実施形態に係る熱交換器は、過給機にて加圧されて高温になった過給気と冷却水とを熱交換させて吸気を冷却する水冷式インタークーラとして用いられる。
図1〜図4に示されるように、熱交換器1は、ダクト100、コア部200、かしめプレート300、及びタンク400を備えて構成されている。
ダクト100は、第1流体としての過給気が通る部品である。図3に示されるように、ダクト100は、アルミニウム等の金属薄板が所定の形状にプレス加工された第1ダクトプレート101及び第2ダクトプレート102が筒状に組み合わされることで構成されている。
ダクト100は、流入口から過給気を導入すると共に流出口から過給気を排出する。したがって、過給気はダクト100の流入口からダクト100の内部の吸気流路に流入する。また、過給気は吸気流路を流れてダクト100の流出口から外部に流出する。すなわち、図1及び図3に示されるように、過給気は過給気流れ方向に沿ってダクト100の内部を流れる。図4に示されるように、ダクト100の流入口及び流出口は、略矩形に形成されている。
なお、図1等では過給気流れ方向の具体的な方向が示されているが、過給気は逆方向に流れても良い。この場合、ダクト100の流入口と流出口とが逆転する。
また、第2ダクトプレート102は、第2流体としての冷却水が通る図示しない配管が接続される冷却水側パイプ103を有している。熱交換器1は、冷却水を冷却する図示しない熱交換器と当該配管を介して接続される。
コア部200は、冷却水とダクト100に流れる過給気とを熱交換する熱交換部201と、熱交換が行われない非熱交換部202と、を含んでいる。コア部200は、ダクト100に収容されている。また、コア部200は、アルミニウム等の金属部材によって形成されている。図4に示されるように、コア部200は、クーリングプレート203、アウターフィン204、及びスペーサプレート205を有している。
クーリングプレート203は、冷却水が流れる流路を構成している。図5に示されるように、クーリングプレート203は、第1板部206と第2板部207とが重ねられていると共に、各板部206、207の間に冷却水の図示しない流路が設けられている。この流路には、伝熱面積を増加させて熱交換を促進する図示しないインナーフィンが内包されている。
クーリングプレート203は、例えば、1枚の板部材が折り曲げられることで各板部206、207が重ねられた構成となる。そして、複数のクーリングプレート203が一定の間隔を持って積層されている。なお、最上層のクーリングプレート203は、第2板部207のみで構成されている。
また、クーリングプレート203は、第1カップ部208及び第2カップ部209を有している。第1カップ部208は、第1板部206の一部が第2板部207とは反対側に突出すると共に開口した部分である。第2カップ部209は、第2板部207のうち第1カップ部208に対応した部分が第1カップ部208とは反対側に突出すると共に開口した部分である。
アウターフィン204は、コア部200の熱交換部201に設けられている。熱交換部201において、アウターフィン204は、クーリングプレート203とアウターフィン204とが交互に積層されている。なお、図4では、長手方向におけるアウターフィン204の一部を示しており、他のアウターフィン204の描画を省略している。
一方、非熱交換部202は、過給気流れ方向及び各クーリングプレート203の積層方向の両方向に交差する方向、すなわち図1に示されたコア部200の長手方向において、コア部200のうち冷却水側パイプ103側の一定範囲に対応している。非熱交換部202は、コア部200に対する冷却水の流出入部である。
非熱交換部202では、各クーリングプレート203の積層方向において、各クーリングプレート203のうちの隣同士の一方のクーリングプレート203の第2カップ部209と他方のクーリングプレート203の第1カップ部208とが対向するように各クーリングプレート203が積層されている。
スペーサプレート205は、コア部200のうち非熱交換部202に設けられた板状の部品である。スペーサプレート205は、各クーリングプレート203のうちの隣同士の一方と他方とに挟まれている。
具体的には、図5に示されるように、スペーサプレート205は、貫通孔部210及び壁部211を有している。貫通孔部210は、積層方向において、一方のクーリングプレート203の第2カップ部209と他方のクーリングプレート203の第1カップ部208とを接続するための孔部である。貫通孔部210は、一方のクーリングプレート203の第2カップ部209と、他方のクーリングプレート203の第1カップ部208と、に挟まれている。これにより、全てのクーリングプレート203の最上層から最下層までが第1カップ部208及び第2カップ部209を介して繋がった柱構造部212が構成されている。柱構造部212は、長手方向においてコア部200のうちの非熱交換部202に含まれている。貫通孔部210は、この柱構造部212の一部を構成している。
なお、本実施形態では、一方のクーリングプレート203の第2カップ部209の開口端部と、他方のクーリングプレート203の第1カップ部208の開口端部と、は離間している。各開口端部は接合されていても良い。一方、各開口端部は貫通孔部210の孔部分に位置していなくても良い。すなわち、各開口端部はスペーサプレート205の板面に接合されていても良い。
最下層のスペーサプレート205の貫通孔部210には当該スペーサプレート205の上層のクーリングプレート203の第2カップ部209と、ダクト100の第1ダクトプレート101のうち当該貫通孔部210に対応する部分に設けられた突出部104と、が配置されている。
壁部211は、スペーサプレート205のうちダクト100の流入口側の端部213が一方のクーリングプレート203側に折り曲げられた部分である。これにより、壁部211は、スペーサプレート205と一方のクーリングプレート203との隙間214のうちダクト100の流入口215側に位置する。
上述のように、非熱交換部202は、コア部200のうち冷却水が出入りする部分であり、熱交換に寄与しない部分である。したがって、壁部211は、タンク400から非熱交換部202への過給気の流入を阻止する役割を果たす。壁部211については、後で詳しく説明する。
上記のコア部200の構成により、冷却水は、冷却水側パイプ103を介して非熱交換部202に流入または流出する。また、冷却水は、柱構造部212を介して各階層のクーリングプレート203に分散または集結する。過給気は、各クーリングプレート203の間を通過する。これにより、コア部200は、熱交換部201において過給気と冷却水との間で熱交換を行う。
かしめプレート300は、ダクト100を筒状に維持した状態で固定すると共に、タンク400を固定するための中継部品である。かしめプレート300は、アルミニウム等の金属薄板がプレス加工されて形成されている。かしめプレート300は、ダクト100の流入口及び流出口の開口形状に対応した略矩形の枠状に形成されている。そして、かしめプレート300は、ダクト100の流入口及び流出口にそれぞれ固定されている。
図4及び図5に示されるように、かしめプレート300は、溝部301、梁部302、及び波かしめ部303を有している。
溝部301は、ダクト100の流入口及び流出口に沿ってダクト100側に凹んだ部分である。溝部301は、タンク400の開口端部が差し込まれる部分である。また、溝部301は、ダクト100に固定される部分である。
梁部302は、かしめプレート300のうちの異なる2カ所を繋ぐ部分である。梁部302は、かしめプレート300の一方の長辺部と他方の長辺部とを繋いでいる。本実施形態では、4本の梁部302がかしめプレート300に設けられている。梁部302は、かしめプレート300がプレス加工によって形成された後の歪みや変形を防止する役割を果たす。
波かしめ部303は、タンク400をかしめプレート300にかしめ固定する部分である。波かしめ部303は、溝部301に接続されている。図4では波かしめ部303が変形させられる前の形状が示されている一方、図1〜図3では波かしめ部303が変形させられた後の形状が示されている。
タンク400は、過給気が通る配管である。タンク400は、かしめプレート300のうちダクト100及びコア部200側とは反対側に配置されている。タンク400は、図1及び図2に示されるように、過給気側パイプ401、開口部402、及び外周部403を有している。
過給気側パイプ401は、タンク400に対して過給気の出入口となる部分である。過給気側パイプ401は、図示しない配管を介して過給機に接続される。開口部402は、かしめプレート300の溝部301に挿入された部分である。
外周部403は、開口部402のうちのかしめプレート300の波かしめ部303に対応する部分である。外周部403は波かしめ部303によって全体がかしめ固定されている。図2に示されるように、外周部403は、開口部402の外周面に形成された山部404及び谷部405を有している。山部404及び谷部405は、開口部402の周方向に交互に配置されている。
そして、波かしめ部303は、タンク400の外周部403を覆うと共に、谷部405に対応した部分が当該谷部405に対応した形状になっている。これにより、波かしめ部303が外周部403の全体を波状にかしめ固定する。
かしめ固定は、タンク400がかしめプレート300に差し込まれると共に、外周部403が波かしめ部303に覆われ、波かしめ部303のうち谷部405に対応した部分が図示しないパンチによって谷部405側に押し込まれることで行われる。これ伴い、波かしめ部303のうち谷部405に対応した部分が当該谷部405側に変形させられる。
そして、波かしめ部のうち全ての谷部405に対応した部分がパンチによって変形させられる。このようにして、タンク400がかしめプレート300にかしめ固定される。以上が、熱交換器1の全体構成である。
次に、スペーサプレート205の壁部211の形状について説明する。図6に示されるように、壁部211は、熱交換部201側がダクト100の流出口216側に位置すると共に熱交換部201とは反対側が流入口215側に位置するように、流入口215から流出口216への過給気流れ方向に対して傾けられている。
壁部211の板面は、積層方向に平行になっている。すなわち、壁部211は、スペーサプレート205の本体の板面に対して垂直に立てられている。これにより、壁部211は、一方のタンク400からコア部200の非熱交換部202に流入する過給気を熱交換部201側に導く。
なお、スペーサプレート205のうち熱交換部201側の端部217は、積層方向及び長手方向に平行になるように折り曲げられている。スペーサプレート205のうちダクト100の流出口216側の端部218は、積層方向及び過給気流れ方向に平行になるように折り曲げられている。よって、スペーサプレート205の壁部211、端部217、及び端部218によって非熱交換部202への過給気の侵入を防止している。
そして、図6の矢印に示されるように、非熱交換部202に流入する過給気は壁部211に衝突する。過給気は、壁部211の傾きに従って、進行方向を熱交換部201側に変更する。よって、過給気は、壁部211に沿って熱交換部201側に誘導される。これにより、非熱交換部202に流入する過給気は、非熱交換部202を通過するのではなく、熱交換部201を通過することになる。したがって、非熱交換部202に流入する過給気と冷却水とで熱交換を行うことができる。
本実施形態では、全てのスペーサプレート205に壁部211が設けられている。このため、非熱交換部202に流入する過給気の多くを熱交換部201に誘導することができる。よって、コア部200の熱交換性能を高めることができる。
なお、壁部211は全てのスペーサプレート205に設けられていなくても良い。壁部211が複数のスペーサプレート205のうちの少なくとも一段に設けられることで、その段に流入する過給気を熱交換部201側に誘導することができる。
比較例として、図7に示されるように、スペーサプレート205の端部213が長手方向に平行に立てられた構造が考えられる。この構造では、端部213に衝突した過給気が長手方向の一方と他方に分散してしまう。このため、ダクト100とスペーサプレート205との隙間を通る過給気は熱交換されずにダクト100から排出されてしまう。
しかし、本実施形態では、過給気流れ方向に対して傾斜した壁部211が設けられているので、コア部200のうち非熱交換部202に流入する過給気の多くを壁部211によって熱交換部201側に誘導することができる。また、非熱交換部202側に流入する過給気が、ダクト100とスペーサプレート205との隙間や、スペーサプレート205と一方のクーリングプレート203との隙間214を通ることを抑制できる。
そして、非熱交換部202側に流入する過給気を熱交換部201で熱交換させることができるので、ダクト100に流入する過給気のうち熱交換されずに排出される割合を低下させることができる。したがって、熱交換器1の熱交換性能の低下を抑制することができる。
変形例として、複数のスペーサプレート205に壁部211が設けられている場合、各壁部211は、過給気流れ方向に対して全て同じ角度に傾斜せずに、柱構造部212の段の位置に応じて異なる傾斜角度になっていても良い。例えば、柱構造部212の上段側及び下段側の壁部211の傾斜角度を、中段の壁部211の傾斜角度より小さくしても良い。もちろん、この傾斜角度の関係は逆転していても良い。各壁部211の傾斜角度が全て異なっていても良い。
別の変形例として、熱交換部201のアウターフィン204を図8のルーバフィン219に変更しても良い。ルーバフィン219は、波形状の断面を構成する波部に複数のルーバ220が形成されたフィンである。
ルーバ220は、フィンの一部が切り起こされた羽根である。ルーバ220は、ルーバフィン219に多数形成されている。ルーバ220の切り起こし角度、すなわち長手方向に対する傾斜角度は5°〜45°である。
ここで、ルーバ220の傾斜は、2パターンある。第1パターンは、ルーバ220は、壁部211側が流入口215側に位置すると共に壁部211とは反対側が流出口216側に位置するように過給気流れ方向に対して傾けられている。第2パターンは、ルーバ220は、壁部211側が流出口216側に位置すると共に壁部211とは反対側が流入口215側に位置するように過給気流れ方向に対して傾けられている。
そして、壁部211のうち熱交換部201側に対応する位置に配置されたルーバ220は、第1パターンの傾斜になっている。これにより、壁部211に沿って熱交換部201側に誘導された過給気が第1パターンのルーバ220を介してルーバフィン219の奥に誘導しやすくすることができる。
壁部211の傾斜角度θ1と第1パターンのルーバ220の傾斜角度θ2は同じ、あるいは近い角度である。これにより、過給気の流れを阻害することなく熱交換部201の奥に導くことができる。
別の変形例として、熱交換部201のアウターフィン204を図9のオフセットフィン221に変更しても良い。オフセットフィン221は、波形状の断面を構成する波部に部分的に切り起こされた切り起こし部222が形成されたフィンである。
切り起こし部222は、オフセットフィン221に複数設けられている。そして、複数の切り起こし部222の少なくとも一つが、壁部211のうち熱交換部201側の延長線上に位置している。これにより、壁部211に沿って熱交換部201側に誘導された過給気が、オフセットフィン221の切り起こし部222を介してオフセットフィン221の奥に誘導しやすくすることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図10に示されるように、上述の壁部211を構成するものとして、クーリングプレート203及びスペーサプレート205とは異なる別部品223がスペーサプレート205に固定されている。別部品223は、接着剤や溶接等の方法によってスペーサプレート205に固定されている。このように、過給気の流れを変更する手段は、スペーサプレート205以外の部品でも良い。
本実施形態では、第1実施形態と異なる部分について説明する。図10に示されるように、上述の壁部211を構成するものとして、クーリングプレート203及びスペーサプレート205とは異なる別部品223がスペーサプレート205に固定されている。別部品223は、接着剤や溶接等の方法によってスペーサプレート205に固定されている。このように、過給気の流れを変更する手段は、スペーサプレート205以外の部品でも良い。
変形例として、図11に示されるように、別部品223は過給気が当たる面が平面ではなく、ダクト100の流入口215側に突出するように湾曲していても良い。
別の変形例として、図12に示されるように、別部品223は過給気が当たる面が平面ではなく、ダクト100の流出口216側に突出するように湾曲していても良い。
なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、別部品223が特許請求の範囲の「壁部」に対応する。
(第3実施形態)
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図13及び図14に示されるように、過給気をダクト100に導入するタンク400は、複数の板状部品406を有している。図15に示されるように、板状部品406は、タンク400のうちコア部200の非熱交換部202側の端部407に一体化されている。
本実施形態では、第1、第2実施形態と異なる部分について説明する。図13及び図14に示されるように、過給気をダクト100に導入するタンク400は、複数の板状部品406を有している。図15に示されるように、板状部品406は、タンク400のうちコア部200の非熱交換部202側の端部407に一体化されている。
板状部品406は、タンク400のうち、スペーサプレート205と一方のクーリングプレート203との隙間214に対応する位置に設けられている。また、板状部品406は、熱交換部201側がダクト100流出口216側に位置すると共に熱交換部201とは反対側が流入口215側に位置するように過給気流れ方向に対して傾けられている。板状部品406は、隙間214に収容可能な高さに形成されている。
そして、図16に示されるように、タンク400がダクト100に固定されることで、板状部品406はスペーサプレート205と一方のクーリングプレート203との隙間214のうちダクト100の流入口215側に配置される。スペーサプレート205の端部213は折り曲げられていないので、板状部品406が当該端部213に当たることはない。
ここで、スペーサプレート205の端部217のうちダクト100の流入口215側は、タンク400の板状部品406の延長線よりも流出口216側に位置している。これにより、板状部品406に誘導される過給気の流れは、スペーサプレート205の端部217によって阻害されない。
以上のように、非熱交換部202に流入する過給気を熱交換部201側に導く手段として、タンク400に設けられた板状部品406を採用することができる。なお、本実施形態の記載と特許請求の範囲の記載との対応関係については、板状部品406が特許請求の範囲の「壁部」に対応する。
(他の実施形態)
上記各実施形態で示された熱交換器1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、熱交換器1を水冷式インタークーラとして用いる例を示したが、熱交換器1を他の用途に適用しても良い。
上記各実施形態で示された熱交換器1の構成は一例であり、上記で示した構成に限定されることなく、本発明を実現できる他の構成とすることもできる。例えば、熱交換器1を水冷式インタークーラとして用いる例を示したが、熱交換器1を他の用途に適用しても良い。
壁部211及び別部品223は、一方のクーリングプレート203に一体化されていても良い。板状部品406は、スペーサプレート205及び一方のクーリングプレート203の両方に一体化されていても良い。これにより、隙間214が完全に塞がれるので、過給気のほとんどを熱交換部201に誘導することができる。
上記各実施形態の手段を組み合わせても良い。具体的には、熱交換器1は、壁部211と別部品223との両方を備えた構成、壁部211と板状部品406との両方を備えた構成、別部品223と板状部品406との両方を備えた構成が可能である。さらに、熱交換器1は、壁部211、別部品223、及び板状部品406の全てを備えていても良い。このように、複数の種類を組み合わせる場合、柱構造部212の同じ段に複数の種類を配置しても良いし、柱構造部212の各段に異なる種類を配置しても良い。同じ段に複数の種類を配置する場合は、各々の高さや幅を変更すれば良い。
100 ダクト、200 コア部、201 熱交換部、202 非熱交換部、203 クーリングプレート、205 スペーサプレート、206 第1板部、207 第2板部、208 第1カップ部、209 第2カップ部、211 壁部、212 柱構造部、214 隙間、215 流入口、216 流出口、223 別部品、400 タンク、406 板状部品
Claims (6)
- 流入口(215)から第1流体が流入すると共に流出口(216)から前記第1流体が排出されるダクト(100)と、
第2流体が流れる流路と、前記ダクトに流れる前記第1流体と前記流路に流れる前記第2流体との熱交換を行う熱交換部(201)と、前記第1流体と前記第2流体との熱交換が行われない非熱交換部(202)と、を含んだコア部(200)と、
前記ダクトの前記流入口に固定されたタンク(400)と、
前記コア部の前記非熱交換部のうち前記ダクトの前記流入口側に位置し、前記熱交換部側が前記流出口側に位置すると共に前記熱交換部とは反対側が前記流入口側に位置するように前記流入口から前記流出口への第1流体流れ方向に対して傾けられており、前記タンクから前記非熱交換部に流入する前記第1流体を前記熱交換部側に導く壁部(211、223、406)と、
を備えている熱交換器。 - 前記コア部は、第1板部(206)と第2板部(207)とが重ねられていると共に前記各板部(206、207)の間に前記第2流体の前記流路が設けられた複数のクーリングプレート(203)と、前記複数のクーリングプレートのうちの隣同士の一方と他方とに挟まれた板状のスペーサプレート(205)と、を含み、
前記スペーサプレートは、前記非熱交換部に設けられており、
前記壁部は、前記スペーサプレートと前記一方のクーリングプレートとの隙間(214)のうち前記ダクトの前記流入口側に位置し、前記スペーサプレートのうち前記流入口側の端部(213)が前記一方のクーリングプレート側に折り曲げられて構成されている請求項1に記載の熱交換器。 - 前記コア部は、第1板部(206)と第2板部(207)とが重ねられていると共に前記各板部(206、207)の間に前記第2流体の前記流路が設けられた複数のクーリングプレート(203)と、前記複数のクーリングプレートのうちの隣同士の一方と他方とに挟まれた板状のスペーサプレート(205)と、を含み、
前記スペーサプレートは、前記非熱交換部に設けられており、
前記壁部は、前記スペーサプレートと前記一方のクーリングプレートとの隙間(214)のうち前記ダクトの前記流入口側に位置し、前記クーリングプレート及び前記スペーサプレートとは異なる別部品(223)である請求項1または2に記載の熱交換器。 - 前記コア部は、第1板部(206)と第2板部(207)とが重ねられていると共に前記各板部(206、207)の間に前記第2流体の前記流路が設けられた複数のクーリングプレート(203)と、前記複数のクーリングプレートのうちの隣同士の一方と他方とに挟まれた板状のスペーサプレート(205)と、を含み、
前記スペーサプレートは、前記非熱交換部に設けられており、
前記壁部は、前記スペーサプレートと前記一方のクーリングプレートとの隙間(214)のうち前記ダクトの前記流入口側に位置し、前記タンクに設けられた板状部品(406)である請求項1ないし3のいずれか1つに記載の熱交換器。 - 前記コア部は、前記熱交換部に配置されていると共に、波形状の断面を構成する波部に複数のルーバ(220)が形成されたルーバフィン(219)を含み、
前記複数のルーバは、前記壁部のうち前記熱交換部側に対応する位置に配置されており、前記壁部側が前記流入口側に位置すると共に前記壁部とは反対側が前記流出口側に位置するように前記第1流体流れ方向に対して傾けられている請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。 - 前記コア部は、前記熱交換部に配置されていると共に、波形状の断面を構成する波部に部分的に切り起こされた切り起こし部(222)が形成されたオフセットフィン(221)を含み、
前記切り起こし部は、前記壁部のうち前記熱交換部側の延長線上に位置している請求項1ないし4のいずれか1つに記載の熱交換器。
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