JP2019130644A - 長竿型研磨機 - Google Patents
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Abstract
【課題】伸縮可能な竿部に電源コードが配置されることによりシンプルでコンパクトな構成が実現され、且つ抵抗となる可能性及び断線の可能性が低減された長竿型研磨機を提供する。【解決手段】長竿型研磨機の一例としてのドライウォールサンダ1は、電動モータ、及びその駆動力により運動するパッドを有するヘッド部と、モータへ電力を供給する竿部リード線120と、竿部リード線120が連結されるハンドル部4と、前端部にヘッド部が接続され、後端部にハンドル部4が接続される竿部2と、を備えている。竿部2は、ヘッド部が接続される大径パイプ、及びハンドル部4が接続される小径パイプ12を有していて、伸縮自在である。ハンドル部4には、竿部2が縮むことによってたわむ竿部リード線120を収納するリード線収納部Pが設けられている。【選択図】図13
Description
本発明は、ドライウォールサンダ、長竿型ポリッシャ、長竿型グラインダ、長竿型コンクリートカンナ等の長竿型研磨機に関する。
国際公開第2006/039415号(特許文献1)に示されるような長竿型のドライウォールサンダが知られている。
このサンダでは、ハウジング102とサンディングアセンブリ108とが、伸縮可能なテレスコピック支持アームアセンブリ112でつながれている。ハウジング102にはモータ104が保持されている。又、テレスコピック支持アームアセンブリ112内には、モータ104の駆動力をサンディングアセンブリ108に対して機械的に伝達するドライブシャフト114が配置されている。ドライブシャフト114は、テレスコピック支持アームアセンブリ112の伸縮状態にかかわらず駆動力を伝達するために、折り畳み可能となっている。
このサンダでは、ハウジング102とサンディングアセンブリ108とが、伸縮可能なテレスコピック支持アームアセンブリ112でつながれている。ハウジング102にはモータ104が保持されている。又、テレスコピック支持アームアセンブリ112内には、モータ104の駆動力をサンディングアセンブリ108に対して機械的に伝達するドライブシャフト114が配置されている。ドライブシャフト114は、テレスコピック支持アームアセンブリ112の伸縮状態にかかわらず駆動力を伝達するために、折り畳み可能となっている。
このようなドライウォールサンダでは、モータ104の駆動力を十分に伝達しつつ折り畳み可能とされているドライブシャフト114の構造が複雑になるし、ドライブシャフト114及びこれを収納するテレスコピック支持アームアセンブリ112が大きくなる。
そこで、モータがサンディングアセンブリ側に配置され、モータの電源コードがテレスコピック支持アームアセンブリ(伸縮可能な竿部)を通るようにすることが考えられる。
しかし、この場合、電源コードが、テレスコピック支持アームアセンブリの伸長状態から収縮状態への変化等により、不規則にたわみ、伸縮に対する抵抗となる可能性が生じ、あるいは断線による不動作の可能性が生ずる。
そこで、本発明の主な目的は、伸縮可能な竿部に電源コードが配置されることによりシンプルでコンパクトな構成が実現され、且つ抵抗となる可能性及び断線の可能性が低減された長竿型研磨機を提供することである。
そこで、モータがサンディングアセンブリ側に配置され、モータの電源コードがテレスコピック支持アームアセンブリ(伸縮可能な竿部)を通るようにすることが考えられる。
しかし、この場合、電源コードが、テレスコピック支持アームアセンブリの伸長状態から収縮状態への変化等により、不規則にたわみ、伸縮に対する抵抗となる可能性が生じ、あるいは断線による不動作の可能性が生ずる。
そこで、本発明の主な目的は、伸縮可能な竿部に電源コードが配置されることによりシンプルでコンパクトな構成が実現され、且つ抵抗となる可能性及び断線の可能性が低減された長竿型研磨機を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、電動モータ、及び当該電動モータの駆動力により運動するパッドを有するヘッド部と、前記モータへ電力を供給するリード線と、前記リード線が連結されるハンドル部と、第1端部に前記ヘッド部が接続され、第2端部に前記ハンドル部が接続される竿部と、を備えており、前記竿部は、前記ヘッド部が接続される第1竿体、及び前記ハンドル部が接続される第2竿体を有していて、伸縮自在であり、前記ハンドル部には、前記竿部が縮むことによってたわむ前記リード線を収納するリード線収納部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記リード線は、前記竿部の内部を通過しており、前記リード線収納部は、前記竿部の前記第1端部の外側及び前記第2端部の外側の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記リード線収納部は、最も縮んだ前記竿部の前記第1端部又は前記第2端部から離れた壁部を有していることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記リード線収納部の幅は、前記竿部の幅より大きいことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、前記第1竿体及び前記第2竿体の一方が他方に対してスライド可能に入るテレスコピック機構を有しており、前記リード線収納部は、前記ハンドル部の内部に配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、前記リード線を収容するリード線収容スペースを有していることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、粉塵が通過する粉塵通路を備えており、前記粉塵通路と前記リード線収容スペースとの間に、仕切り壁が配置されていることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記リード線は、前記竿部の内部を通過しており、前記リード線収納部は、前記竿部の前記第1端部の外側及び前記第2端部の外側の少なくとも一方に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記リード線収納部は、最も縮んだ前記竿部の前記第1端部又は前記第2端部から離れた壁部を有していることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記リード線収納部の幅は、前記竿部の幅より大きいことを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、前記第1竿体及び前記第2竿体の一方が他方に対してスライド可能に入るテレスコピック機構を有しており、前記リード線収納部は、前記ハンドル部の内部に配置されていることを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、前記リード線を収容するリード線収容スペースを有していることを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、上記発明において、前記竿部は、粉塵が通過する粉塵通路を備えており、前記粉塵通路と前記リード線収容スペースとの間に、仕切り壁が配置されていることを特徴とするものである。
本発明の主な効果は、伸縮可能な竿部に電源コードが配置されることによりシンプルでコンパクトな構成が実現され、且つ抵抗となる可能性及び断線の可能性が低減された長竿型研磨機が提供されることである。
以下、本発明の実施の形態及びその変更例が、適宜図面に基づいて説明される。
当該形態は、長竿型研磨機の一例としてのドライウォールサンダに係るものである。
当該形態及び変更例における前後上下左右は、説明の便宜上定めたものであり、作業の状況及び移動する部材の状態の少なくとも一方等により変化することがある。
尚、本発明は、当該形態及び変更例に限定されない。
当該形態は、長竿型研磨機の一例としてのドライウォールサンダに係るものである。
当該形態及び変更例における前後上下左右は、説明の便宜上定めたものであり、作業の状況及び移動する部材の状態の少なくとも一方等により変化することがある。
尚、本発明は、当該形態及び変更例に限定されない。
図1は、本発明の実施形態に係るドライウォールサンダ1の左側からみた斜視図である。図2は、ドライウォールサンダ1の右側からみた斜視図である。図3は、ドライウォールサンダ1の右側面図である。図4は、ドライウォールサンダ1の前面図である。図5は、ドライウォールサンダ1の後部前の中央縦断面図である。図6は、ドライウォールサンダ1の後部後の中央縦断面図である。図7は、ドライウォールサンダ1の前部の中央縦断面図である。図8は、図6のB−B線断面図である。図9は、図3のA−A線断面図である。図10は、竿部2が最も短い状態における図1相当図である。
ドライウォールサンダ1は、竿部2と、竿部2の後部(第2端部)に設けられるハンドル部4と、竿部2の前端部(第1端部)において吊枠部6を介して連結されたヘッド部8と、を備えている。
ドライウォールサンダ1は、竿部2と、竿部2の後部(第2端部)に設けられるハンドル部4と、竿部2の前端部(第1端部)において吊枠部6を介して連結されたヘッド部8と、を備えている。
竿部2は、前後に延びており、第1竿体としての大径パイプ10と、その内側にスライド可能に入る第2竿体としての小径パイプ12と、を有している。大径パイプ10と小径パイプ12との一方が他方に対してスライドすることにより、竿部2がテレスコピック機構を有して伸縮自在となる。
小径パイプ12は、円筒状であり、ハンドル部4の外郭であるハンドルハウジング14に取り付けられている。小径パイプ12の前端部には、フランジ筒16が固定されている。フランジ筒16における前部のフランジ部は、小径パイプ12の前端から飛び出して大径パイプ10の内面に接触している。他方、フランジ筒16におけるフランジ部以外の部分の外面は、小径パイプ12の内面と接触している。フランジ筒16におけるフランジ部の径方向内方における孔は、前広がりとなっている。
大径パイプ10は、小径パイプ12が通る円筒状の第1中空部20及びその下部に添うような断面“U”字状の第2中空部22を有する二穴管であり、アルミニウム材の押し出しにより形成されている。大径パイプ10の外面(第1中空部20と第2中空部22とを仕切る仕切り壁の隣接部)には、大径パイプ10の前後方向のスライドの案内を行い、又大径パイプの上下左右方向の位置決めを行うための大径パイプガイド溝23が形成されている。
大径パイプ10の第1中空部20の後端部には、小径パイプ12の外面に接触し又は近接する円筒状のストップリング24が固定されている。又、大径パイプ10の第2中空部22の後端は、第1中空部20の後端より前方に配置されている。第1中空部20の後端部の下方であって、第2中空部22の後端の後側には、断面“U”字状のリード線ガイド26が取り付けられている。
小径パイプ12は、円筒状であり、ハンドル部4の外郭であるハンドルハウジング14に取り付けられている。小径パイプ12の前端部には、フランジ筒16が固定されている。フランジ筒16における前部のフランジ部は、小径パイプ12の前端から飛び出して大径パイプ10の内面に接触している。他方、フランジ筒16におけるフランジ部以外の部分の外面は、小径パイプ12の内面と接触している。フランジ筒16におけるフランジ部の径方向内方における孔は、前広がりとなっている。
大径パイプ10は、小径パイプ12が通る円筒状の第1中空部20及びその下部に添うような断面“U”字状の第2中空部22を有する二穴管であり、アルミニウム材の押し出しにより形成されている。大径パイプ10の外面(第1中空部20と第2中空部22とを仕切る仕切り壁の隣接部)には、大径パイプ10の前後方向のスライドの案内を行い、又大径パイプの上下左右方向の位置決めを行うための大径パイプガイド溝23が形成されている。
大径パイプ10の第1中空部20の後端部には、小径パイプ12の外面に接触し又は近接する円筒状のストップリング24が固定されている。又、大径パイプ10の第2中空部22の後端は、第1中空部20の後端より前方に配置されている。第1中空部20の後端部の下方であって、第2中空部22の後端の後側には、断面“U”字状のリード線ガイド26が取り付けられている。
ハンドルハウジング14は、左右半割であり、左部と右部とが互いに組み合わせられた状態でネジ28によって止められることで形成されている。
ハンドルハウジング14は、前後に延びており竿部2を収める竿収納部30と、その後部の上方に配置された丘状のグリップ基部32と、その後上部から後方に突出した上方視“T”字状のグリップ部34と、竿収納部30の後方に配置されたバッテリ装着部36と、その下前方に配置された、後ろに広がるジョイント保持部38と、を有している。
グリップ部34は、前後方向に延びるグリップ部本体部34aと、その後端部において左右両側に延びる補助グリップ部34bと、を有している。
ジョイント保持部38には、竿収納部30及びバッテリ装着部36の間からバッテリ装着部36の下側までにわたる側面視“S”字状の空間を含む筒状のジョイント40が保持される。ジョイント40は、左右半割であり、左部と右部とが互いに合わせられた状態でネジ41が通されることにより組み合わせられている。ジョイント40の前方に開放された上端部には、小径パイプ12の後端部が接続され、ジョイント40の後方に開放された下端部には、図3及び図6に先端部のみ図示された集塵機の集塵ホース42が接続される(集塵ホース接続部,集塵機接続部)。
ハンドルハウジング14は、前後に延びており竿部2を収める竿収納部30と、その後部の上方に配置された丘状のグリップ基部32と、その後上部から後方に突出した上方視“T”字状のグリップ部34と、竿収納部30の後方に配置されたバッテリ装着部36と、その下前方に配置された、後ろに広がるジョイント保持部38と、を有している。
グリップ部34は、前後方向に延びるグリップ部本体部34aと、その後端部において左右両側に延びる補助グリップ部34bと、を有している。
ジョイント保持部38には、竿収納部30及びバッテリ装着部36の間からバッテリ装着部36の下側までにわたる側面視“S”字状の空間を含む筒状のジョイント40が保持される。ジョイント40は、左右半割であり、左部と右部とが互いに合わせられた状態でネジ41が通されることにより組み合わせられている。ジョイント40の前方に開放された上端部には、小径パイプ12の後端部が接続され、ジョイント40の後方に開放された下端部には、図3及び図6に先端部のみ図示された集塵機の集塵ホース42が接続される(集塵ホース接続部,集塵機接続部)。
竿収納部30の前部は、円筒状に形成されて外部に露出している(図5参照)。竿収納部30の後部の上とグリップ基部32の下との境界には、左右両側から内方へ突出し前後方向に延びる上竿収納部リブ44が立てられている(図6,図8参照)。双方の上竿収納部リブ44は、竿部2の上方に位置しており、それらの先端は、互いに接触している。上竿収納部リブ44の後端部は、断面“7”字状に形成されており、その内方には、小径パイプ12の後端部を保持するバンド46が取り付けられている。バンド46の後上部は、ジョイント40の前上部と接触しあるいは隣接している。又、竿収納部30の下部であって、竿部2の下端部の側方には、左右両側から内方へ突出し前後方向に延びる下竿収納部リブ48が立てられている(図8参照)。双方の下竿収納部リブ48の先端部は、竿部2における対応する大径パイプガイド溝23に入っている。又、下竿収納部リブ48の下方であって、下のネジ28の上側には、竿収納部底部49が配置されている。
竿収納部30の前端部には、外面に形成された第1ネジ溝50を有するネジ溝部52が配置されている。ネジ溝部52の内側には、固定筒54が配置されている。固定筒54の後部の外面は、ネジ溝部52の内面と接触しており、固定筒54の内面は、大径パイプ10の外面に接触している。固定筒54の前部には、他の部分に対して径方向外方に突出するリング状の固定筒突出部56が形成されている。固定筒突出部56は、前部において、後方へと広がる第1テーパ面58を有している。又、ネジ溝部52の外側には、外筒60が配置されている。外筒60の内面には、ネジ溝部52の第1ネジ溝50に入る第2ネジ溝62と、その前方においてリング状に配置された前すぼまりの第2テーパ面64とが形成されている。
使用者により外筒60が前進する方向に回転されると、第2テーパ面64が固定筒54の第1テーパ面58から離れて、固定筒54の大径パイプ10に対する圧接が解除される。この状態では、大径パイプ10が小径パイプ12に対して相対的に前後移動可能であり、竿部2の長さが変更可能である。使用者は、竿部2において所望の長さが得られた状態で、外筒60を後退する方向に回していく。すると、第2テーパ面64が固定筒54の第1テーパ面58に接触して固定筒54を径方向内方に押すようになり、固定筒54はその内方の大径パイプ10に圧接して、大径パイプ10を固定する。このように、外筒60と固定筒54と(ネジ溝部52と)により、竿部2が任意の伸縮位置で固定可能とされている。
竿部2が短くなる場合、大径パイプ10はハンドルハウジング14(竿収納部30)と小径パイプ12との間を通過する。
竿部2が最も長い状態である場合、大径パイプ10のストップリング24が小径パイプ12のフランジ筒16のフランジ部に当たる。このとき、大径パイプ10の後端部は、外筒60の内方に位置する。
他方、竿部2が最も短い状態である場合(図10)、大径パイプ10の後端が上竿収納部リブ44の後端部に当たる。このとき、吊枠部6が、外筒60の前側に位置する。
竿収納部30の前端部には、外面に形成された第1ネジ溝50を有するネジ溝部52が配置されている。ネジ溝部52の内側には、固定筒54が配置されている。固定筒54の後部の外面は、ネジ溝部52の内面と接触しており、固定筒54の内面は、大径パイプ10の外面に接触している。固定筒54の前部には、他の部分に対して径方向外方に突出するリング状の固定筒突出部56が形成されている。固定筒突出部56は、前部において、後方へと広がる第1テーパ面58を有している。又、ネジ溝部52の外側には、外筒60が配置されている。外筒60の内面には、ネジ溝部52の第1ネジ溝50に入る第2ネジ溝62と、その前方においてリング状に配置された前すぼまりの第2テーパ面64とが形成されている。
使用者により外筒60が前進する方向に回転されると、第2テーパ面64が固定筒54の第1テーパ面58から離れて、固定筒54の大径パイプ10に対する圧接が解除される。この状態では、大径パイプ10が小径パイプ12に対して相対的に前後移動可能であり、竿部2の長さが変更可能である。使用者は、竿部2において所望の長さが得られた状態で、外筒60を後退する方向に回していく。すると、第2テーパ面64が固定筒54の第1テーパ面58に接触して固定筒54を径方向内方に押すようになり、固定筒54はその内方の大径パイプ10に圧接して、大径パイプ10を固定する。このように、外筒60と固定筒54と(ネジ溝部52と)により、竿部2が任意の伸縮位置で固定可能とされている。
竿部2が短くなる場合、大径パイプ10はハンドルハウジング14(竿収納部30)と小径パイプ12との間を通過する。
竿部2が最も長い状態である場合、大径パイプ10のストップリング24が小径パイプ12のフランジ筒16のフランジ部に当たる。このとき、大径パイプ10の後端部は、外筒60の内方に位置する。
他方、竿部2が最も短い状態である場合(図10)、大径パイプ10の後端が上竿収納部リブ44の後端部に当たる。このとき、吊枠部6が、外筒60の前側に位置する。
ハンドル部4は、上述のハンドルハウジング14及びジョイント40と、ハンドルハウジング14のバッテリ装着部36に保持されたターミナル基板70と、グリップ部34の前端部内に保持されたスイッチ72と、その下方において後部が露出するように配置された前後に延びるトリガ74と、その上側に配置されたロックオン部材76と、トリガ74の前側に配置されたトリガロック部材78と、グリップ基部32の上部に保持された速度調節ダイヤル80と、グリップ基部32の前部に保持されたコントローラ82と、グリップ基部32内に形成された無線通信アダプタ挿入部84と、を備えている。
ターミナル基板70には、充電器(図示略)により充電可能である、電力供給源としての直方体(四角柱)状のバッテリ86を装着可能である。
ターミナル基板70は、それぞれ後方へ突出し左右方向に延びる、一対の電源端子88と、通信端子90と、を有している。
他方、バッテリ86は、これらに対応するように配置されたバッテリ電源端子92及びバッテリ通信端子94が設けられている。バッテリ電源端子92及びバッテリ通信端子94は、バッテリ86の最長辺Jと同様な方向に形成された端子溝内に配置されている。
又、バッテリ86は、取り外しの際に使用するバッテリボタン95を有している。バッテリボタン95は、バッテリ装着部36に係止可能な図示されないバッテリ爪と一体であり、当該バッテリ爪が外方に突出している状態から内部へ退く状態となるまでスライド可能であり、当該バッテリ爪が突出している状態となるよう図示されない弾性体により付勢されている。
バッテリ86は、その最長辺Jが左右方向を向き、バッテリボタン95が右側となる状態で、バッテリ装着部36の右側から左方へスライドされることにより、バッテリ装着部36に装着される。このとき、突出したバッテリ爪がバッテリ装着部36に係止する。又、電源端子88は、バッテリ電源端子92に接続される。更に、通信端子90は、バッテリ通信端子94に接続される。
又、装着されたバッテリ86は、バッテリボタン95が後方にスライド操作されてバッテリ装着部36に対する係止が解かれた状態で右方へスライドされることにより、取り外される。
バッテリ86は、18V出力のリチウムイオンバッテリであり、他の電動工具等においても用いることができる汎用的なものである。
ターミナル基板70は、それぞれ後方へ突出し左右方向に延びる、一対の電源端子88と、通信端子90と、を有している。
他方、バッテリ86は、これらに対応するように配置されたバッテリ電源端子92及びバッテリ通信端子94が設けられている。バッテリ電源端子92及びバッテリ通信端子94は、バッテリ86の最長辺Jと同様な方向に形成された端子溝内に配置されている。
又、バッテリ86は、取り外しの際に使用するバッテリボタン95を有している。バッテリボタン95は、バッテリ装着部36に係止可能な図示されないバッテリ爪と一体であり、当該バッテリ爪が外方に突出している状態から内部へ退く状態となるまでスライド可能であり、当該バッテリ爪が突出している状態となるよう図示されない弾性体により付勢されている。
バッテリ86は、その最長辺Jが左右方向を向き、バッテリボタン95が右側となる状態で、バッテリ装着部36の右側から左方へスライドされることにより、バッテリ装着部36に装着される。このとき、突出したバッテリ爪がバッテリ装着部36に係止する。又、電源端子88は、バッテリ電源端子92に接続される。更に、通信端子90は、バッテリ通信端子94に接続される。
又、装着されたバッテリ86は、バッテリボタン95が後方にスライド操作されてバッテリ装着部36に対する係止が解かれた状態で右方へスライドされることにより、取り外される。
バッテリ86は、18V出力のリチウムイオンバッテリであり、他の電動工具等においても用いることができる汎用的なものである。
スイッチ72は、スイッチ本体部96にプランジャ97が弾性力により復帰可能に入ることで切替状態が変化するものであり、プランジャ97が下側となるように設置されている。プランジャ97が(遊びを超えて)スイッチ本体部96に入ると、スイッチ72の切替状態がオフからオンになる。
トリガ74は、中央のトリガ軸部98に設けられた左右方向の軸(図示略)がハンドルハウジング14に支えられることで、揺動可能とされている。トリガ74の上面とハンドルハウジング14との間には、スプリング99が渡されている。トリガ74の上面後部は、スプリング99が自然長あるいはこれに近い伸長状態である場合、スイッチ72のプランジャ97に隣接しており、トリガ74が上方に引かれると、スプリング99が圧縮状態となり、トリガ74の上面後部がプランジャ97に接触してプランジャ97を押す。
ロックオン部材76は、左右方向に延び、左右各端部がロックオンボタン100として露出する状態で設けられている。使用者がトリガ74を引いた状態で左右何れかのロックオンボタン100を押す(オンにする)と、移動したロックオン部材76がトリガ74の中央部に掛かり、引きを止めた場合に下方に戻ろうとするトリガ74を食い止めて引き状態に維持する。よって、ロックオンボタン100のオン操作時、スイッチ72はオンに維持される。使用者がトリガ74を更に上方に引くと、ロックオン部材76は元の位置に戻り、トリガ74の引き状態の維持が解除されるので、スイッチ72のオン状態の維持が解かれる。
トリガロック部材78は、左右方向に延び、左右両端部がトリガロックボタン101として露出する状態で設けられている。使用者がトリガ74を引かない状態で左のトリガロックボタン101を押す(オンにする)と、トリガ74の前端部にトリガロック部材78が掛かり、引かれることで後部が上昇(前部が下降)しようとするトリガ74を食い止めて、トリガ74の引き操作が規制される。他方、使用者が右のトリガロックボタン101を押す(オフにする)と、左方に復帰したトリガロックボタン101はトリガ74の引き操作の規制を解除する。
速度調節ダイヤル80は、円盤状のダイヤル部102における曲面の上部が露出するように設けられている。使用者は、ダイヤル部102の操作により、速度調節ダイヤル80の切替状態を変更可能である。速度調節ダイヤル80の切替状態は、速度設定に対応する。
トリガ74は、中央のトリガ軸部98に設けられた左右方向の軸(図示略)がハンドルハウジング14に支えられることで、揺動可能とされている。トリガ74の上面とハンドルハウジング14との間には、スプリング99が渡されている。トリガ74の上面後部は、スプリング99が自然長あるいはこれに近い伸長状態である場合、スイッチ72のプランジャ97に隣接しており、トリガ74が上方に引かれると、スプリング99が圧縮状態となり、トリガ74の上面後部がプランジャ97に接触してプランジャ97を押す。
ロックオン部材76は、左右方向に延び、左右各端部がロックオンボタン100として露出する状態で設けられている。使用者がトリガ74を引いた状態で左右何れかのロックオンボタン100を押す(オンにする)と、移動したロックオン部材76がトリガ74の中央部に掛かり、引きを止めた場合に下方に戻ろうとするトリガ74を食い止めて引き状態に維持する。よって、ロックオンボタン100のオン操作時、スイッチ72はオンに維持される。使用者がトリガ74を更に上方に引くと、ロックオン部材76は元の位置に戻り、トリガ74の引き状態の維持が解除されるので、スイッチ72のオン状態の維持が解かれる。
トリガロック部材78は、左右方向に延び、左右両端部がトリガロックボタン101として露出する状態で設けられている。使用者がトリガ74を引かない状態で左のトリガロックボタン101を押す(オンにする)と、トリガ74の前端部にトリガロック部材78が掛かり、引かれることで後部が上昇(前部が下降)しようとするトリガ74を食い止めて、トリガ74の引き操作が規制される。他方、使用者が右のトリガロックボタン101を押す(オフにする)と、左方に復帰したトリガロックボタン101はトリガ74の引き操作の規制を解除する。
速度調節ダイヤル80は、円盤状のダイヤル部102における曲面の上部が露出するように設けられている。使用者は、ダイヤル部102の操作により、速度調節ダイヤル80の切替状態を変更可能である。速度調節ダイヤル80の切替状態は、速度設定に対応する。
コントローラ82は、上方に開いた開蓋箱状のコントローラケース104と、その上部において保持された制御回路基板106と、を備えている。
コントローラ82は、上竿収納部リブ44と一体に形成された、断面“J”字状の前方の第1リブ108と断面逆“J”字状の後方の第2リブ110とにより保持される。上竿収納部リブ44における第2リブ110の後方の部分には、配線用スリット112が設けられている。又、ハンドルハウジング14の左内壁における上竿収納部リブ44の前端部の下方から配線用スリット112にかけての部分には、側面視“C”字状の配線用溝114が形成されている。更に、ハンドルハウジング14におけるコントローラ82の両側方の部分には、スリット状の通気孔116が形成されている。
制御回路基板106は、バッテリ装着部36のターミナル基板70(通信端子90)と、スイッチ72と、速度調節ダイヤル80とに対して、図示されないリード線により電気的に接続されている。
又、制御回路基板106は、表示部118を搭載しており、表示部118の上部(4個のLEDを含む)は、ハンドルハウジング14上面から露出している。制御回路基板106は、表示部118において、ターミナル基板70に接続されたバッテリ86の残量及びモータ負荷の大小を表示する。
更に、制御回路基板106には、ヘッド部8へ延びる竿部リード線120が接続されている。竿部リード線120は、複数の単リード線の束であり(図9参照)、その単リード線の一部(制御リード線)が制御回路基板106に接続されている。単リード線の別の一部(電源リード線)は、ターミナル基板70(電源端子88)に接続されている。即ち、竿部リード線120は、ハンドル部4に連結されている。竿部リード線120は、配線用スリット112の手前で一本化し、配線用スリット112及び配線用溝114を通過して、双方の下竿収納部リブ48及び小径パイプ12の下部と、竿収納部底部49との間の空間であるリード線収納部Pに入り、一旦後方に向かった後でUターンして(たわんで)前方に向かい、リード線ガイド26を介して大径パイプ10の第2中空部22(リード線収容スペース)に入る。尚、竿部リード線120の後端部(制御リード線と電源リード線との分岐)の図示は省略されている。
リード線収納部Pには、竿部リード線120の後部が収納される。リード線収納部Pは、竿収納部30及び竿部2(小径パイプ12)の径方向外方(下方)に配置されている。リード線収納部Pは、後端部において、ジョイント40の前壁の一部である壁部Qを有している。壁部Qは、竿部2が最も短い収縮状態となって大径パイプ10が竿収納部30に完全に収納された場合の、大径パイプ10の後端より後方に離れて配置されている。又、リード線収納部Pの幅(左右方向の大きさ)は、竿部2(大径パイプ10)の幅(太さ,直径)より大きくなっている。
コントローラ82は、上竿収納部リブ44と一体に形成された、断面“J”字状の前方の第1リブ108と断面逆“J”字状の後方の第2リブ110とにより保持される。上竿収納部リブ44における第2リブ110の後方の部分には、配線用スリット112が設けられている。又、ハンドルハウジング14の左内壁における上竿収納部リブ44の前端部の下方から配線用スリット112にかけての部分には、側面視“C”字状の配線用溝114が形成されている。更に、ハンドルハウジング14におけるコントローラ82の両側方の部分には、スリット状の通気孔116が形成されている。
制御回路基板106は、バッテリ装着部36のターミナル基板70(通信端子90)と、スイッチ72と、速度調節ダイヤル80とに対して、図示されないリード線により電気的に接続されている。
又、制御回路基板106は、表示部118を搭載しており、表示部118の上部(4個のLEDを含む)は、ハンドルハウジング14上面から露出している。制御回路基板106は、表示部118において、ターミナル基板70に接続されたバッテリ86の残量及びモータ負荷の大小を表示する。
更に、制御回路基板106には、ヘッド部8へ延びる竿部リード線120が接続されている。竿部リード線120は、複数の単リード線の束であり(図9参照)、その単リード線の一部(制御リード線)が制御回路基板106に接続されている。単リード線の別の一部(電源リード線)は、ターミナル基板70(電源端子88)に接続されている。即ち、竿部リード線120は、ハンドル部4に連結されている。竿部リード線120は、配線用スリット112の手前で一本化し、配線用スリット112及び配線用溝114を通過して、双方の下竿収納部リブ48及び小径パイプ12の下部と、竿収納部底部49との間の空間であるリード線収納部Pに入り、一旦後方に向かった後でUターンして(たわんで)前方に向かい、リード線ガイド26を介して大径パイプ10の第2中空部22(リード線収容スペース)に入る。尚、竿部リード線120の後端部(制御リード線と電源リード線との分岐)の図示は省略されている。
リード線収納部Pには、竿部リード線120の後部が収納される。リード線収納部Pは、竿収納部30及び竿部2(小径パイプ12)の径方向外方(下方)に配置されている。リード線収納部Pは、後端部において、ジョイント40の前壁の一部である壁部Qを有している。壁部Qは、竿部2が最も短い収縮状態となって大径パイプ10が竿収納部30に完全に収納された場合の、大径パイプ10の後端より後方に離れて配置されている。又、リード線収納部Pの幅(左右方向の大きさ)は、竿部2(大径パイプ10)の幅(太さ,直径)より大きくなっている。
無線通信アダプタ挿入部84は、ハンドルハウジング14右部の外面から内方へ箱状に凹むように形成されており、無線通信アダプタ122(図3にのみ図示)を差し込み可能である。差し込んだ場合、無線通信アダプタ122は、コントローラ82の制御回路基板106に搭載された無線通信用コントローラ(図示略)と電気的に接続される。
無線通信アダプタ122は、他の付帯設備としての上述の集塵機との間で無線通信を行う。無線通信によって、集塵機の起動動作,停止動作が、ドライウォールサンダ1の起動動作,停止動作と連動する。
予め、無線通信アダプタ122と、集塵機に取り付けられた集塵機側無線通信アダプタとの間において、無線通信可能とするための関連付け(ペアリング)が行われる。ペアリングは、使用者が、集塵機側無線通信アダプタのボタンを押し、所定時間内に無線通信アダプタ122のボタン(図示略)を操作することでなされる。
ペアリングが完了した状態でスイッチ72がオンとなりドライウォールサンダ1が起動すると、その起動を示す起動情報が無線通信アダプタ122から集塵機に送信され、集塵機側無線通信アダプタによる当該起動情報の受信に基づいて集塵機が自動的に起動する。無線通信状態は、無線通信アダプタ122に設けられたランプの点灯状態によって、使用者に知らされる。
無線通信アダプタ122は、他の付帯設備としての上述の集塵機との間で無線通信を行う。無線通信によって、集塵機の起動動作,停止動作が、ドライウォールサンダ1の起動動作,停止動作と連動する。
予め、無線通信アダプタ122と、集塵機に取り付けられた集塵機側無線通信アダプタとの間において、無線通信可能とするための関連付け(ペアリング)が行われる。ペアリングは、使用者が、集塵機側無線通信アダプタのボタンを押し、所定時間内に無線通信アダプタ122のボタン(図示略)を操作することでなされる。
ペアリングが完了した状態でスイッチ72がオンとなりドライウォールサンダ1が起動すると、その起動を示す起動情報が無線通信アダプタ122から集塵機に送信され、集塵機側無線通信アダプタによる当該起動情報の受信に基づいて集塵機が自動的に起動する。無線通信状態は、無線通信アダプタ122に設けられたランプの点灯状態によって、使用者に知らされる。
吊枠部6は、大径パイプ10の先端部に取り付けられた左右二股の外枠124と、その先端部内において左右方向の軸周りに回転可能に接続された上面視矩形状の内枠126と、を備えている。
内枠126は、前面視及び後面視で共に“V”字状であり、それらの各最下部に挟まれるようにヘッド部8が配置される。ヘッド部8は、内枠126に、前後方向の軸の周りで回転可能に接続されている。
ヘッド部8は、吊枠部6によって、左右方向及び前後方向の合計2軸の周りで姿勢の変化が可能となっている。ヘッド部8は、比較的に大きな外枠124によって、主に左右方向の軸の周りで姿勢変化し、比較的に小さな内枠126によって、補助的に前後方向の軸の周りで姿勢変化する。
内枠126は、前面視及び後面視で共に“V”字状であり、それらの各最下部に挟まれるようにヘッド部8が配置される。ヘッド部8は、内枠126に、前後方向の軸の周りで回転可能に接続されている。
ヘッド部8は、吊枠部6によって、左右方向及び前後方向の合計2軸の周りで姿勢の変化が可能となっている。ヘッド部8は、比較的に大きな外枠124によって、主に左右方向の軸の周りで姿勢変化し、比較的に小さな内枠126によって、補助的に前後方向の軸の周りで姿勢変化する。
ヘッド部8は、釣鐘状のヘッド部外側ハウジング130と、その内方に配置されたモータハウジング132と、その下方に取り付けられた、上部が筒状で下部が円盤状であるギヤハウジング134と、その下端部の外側に装着されたリング状のバンパー136と、モータハウジング132に保持された駆動源としての電動モータ138と、ギヤハウジング134の上部に保持された遊星歯車機構140と、ギヤハウジング134の下部に配置されたスピンドル142と、スピンドル142に対しネジ144により取り付けられており、上部がバンパー136内に配置されている円盤状のパッド146と、を備えている。
尚、ヘッド部外側ハウジング130と、モータハウジング132と、ギヤハウジング134と、により、ヘッド部ハウジング147が構成される。
尚、ヘッド部外側ハウジング130と、モータハウジング132と、ギヤハウジング134と、により、ヘッド部ハウジング147が構成される。
ヘッド部外側ハウジング130の前後には、ボス部148が形成されている。各ボス部148には、吊枠部6(内枠126)が、ボルト150を介して相対的に回転可能に接続されている。
ヘッド部外側ハウジング130の前上部には、他の部分より上方に円筒状に突出した第1ホース接続部152が形成されている。第1ホース接続部152には、大径パイプ10の第1中空部20と連通する状態で吊枠部6の後上部に接続された第1ホース154の前端部が接続される。第1ホース154は、側面視で逆“U”字状の形状を維持するように取り回されている。
ヘッド部外側ハウジング130の後のボス部148の下方には、開口部が開けられている。
ヘッド部外側ハウジング130の前上部には、他の部分より上方に円筒状に突出した第1ホース接続部152が形成されている。第1ホース接続部152には、大径パイプ10の第1中空部20と連通する状態で吊枠部6の後上部に接続された第1ホース154の前端部が接続される。第1ホース154は、側面視で逆“U”字状の形状を維持するように取り回されている。
ヘッド部外側ハウジング130の後のボス部148の下方には、開口部が開けられている。
モータハウジング132は、左右半割であり、複数(7個)のネジ156によって組み合わせられている。
モータハウジング132は、円筒状のモータハウジング本体部158と、その後部から後方及び下方へ側面視“J”字状に突出した筒状部160と、を有する。
筒状部160は、ヘッド部外側ハウジング130の後の開口部から外に出ている。
筒状部160の後上端部には、大径パイプ10の第2中空部22と連通する状態で吊枠部6の後下部に接続された第2ホース162の前端部が接続される。第2ホース162は、側面視で逆“J”字状の形状を維持するように取り回されている。大径パイプ10の第2中空部22、第2ホース162及び筒状部160の内部において、ハンドル部4のコントローラ82から出て竿部2を通過する竿部リード線120の前部が配置されている。竿部リード線120における筒状部160に配置された部分には、着脱によって接続及び切り離しが自在である一対(雄雌)のコネクタ164が介装されている。
モータハウジング132は、円筒状のモータハウジング本体部158と、その後部から後方及び下方へ側面視“J”字状に突出した筒状部160と、を有する。
筒状部160は、ヘッド部外側ハウジング130の後の開口部から外に出ている。
筒状部160の後上端部には、大径パイプ10の第2中空部22と連通する状態で吊枠部6の後下部に接続された第2ホース162の前端部が接続される。第2ホース162は、側面視で逆“J”字状の形状を維持するように取り回されている。大径パイプ10の第2中空部22、第2ホース162及び筒状部160の内部において、ハンドル部4のコントローラ82から出て竿部2を通過する竿部リード線120の前部が配置されている。竿部リード線120における筒状部160に配置された部分には、着脱によって接続及び切り離しが自在である一対(雄雌)のコネクタ164が介装されている。
ギヤハウジング134上端部の開口部には、モータハウジング本体部158の下端部が嵌まっている。ギヤハウジング134は、その下部の上面辺縁がヘッド部外側ハウジング130下端部の開口部に入り込むことで、モータハウジング132と共にヘッド部外側ハウジング130に取り付けられている。
電動モータ138は、DC駆動のブラシレスモータであり、モータハウジング本体部158の上部内に保持されている。
電動モータ138は、ステータ166及びロータ168を備えている。電動モータ138は、コントローラ82により制御される。
電動モータ138は、ステータ166及びロータ168を備えている。電動モータ138は、コントローラ82により制御される。
ステータ166は、固定子鉄心170と、固定子鉄心170の前後に設けられる上絶縁部材172及び下絶縁部材174と、上絶縁部材172及び下絶縁部材174を介して固定子鉄心170にそれぞれ巻かれる複数(ここでは6個)の駆動コイル176と、駆動コイル176同士を所定の接続態様で短絡すると共に竿部リード線120(電源リード線)と電気的に接続されるリング状の短絡部材177と、を有する。上絶縁部材172には、センサ回路基板178が固定されている。
ステータ166の内部には、ロータ168が配置されている(インナーロータ型)。ロータ168は、回転駆動軸としてのモータ軸180と、モータ軸180の周囲に配置された筒状の回転子鉄心182と、回転子鉄心182の内部に配置されており、複数(4個)の上下に延びる板状で周方向に極性を交互に変えて並べた永久磁石184と、これらの上側(センサ回路基板178側)において放射状に配置された複数のセンサ用永久磁石(図示略)を有する。モータ軸180の下端部には、ピニオン185が装着されている。回転子鉄心182と、永久磁石184と、センサ用永久磁石は、ロータアッセンブリを構成する。
センサ回路基板178には、センサ用永久磁石によってロータ168(モータ軸180)の回転角(回転位置)を検出する図示されないセンサ(回転検出素子)が複数(3個)搭載されている。センサ回路基板178は、筒状部160からモータハウジング本体部158内に入った竿部リード線120(信号リード線)によって、コントローラ82と電気的に接続されている。コントローラ82(制御回路基板106)は、6個のスイッチング素子(図示略)を有している。各スイッチング素子は、何れかの駆動コイル176と対応して設けられ、対応する駆動コイル176のスイッチングを行う。尚、コントローラ82(制御回路基板106)は、図示されないマイコンを有しており、当該マイコンは、上記スイッチング素子のスイッチングを制御する。制御回路基板106は、電動モータ138を制御する各種の素子を搭載している。
センサ回路基板178の上側には、モータ軸180を回転可能に支持する上軸受192が設けられている。上軸受192は、モータハウジング132に保持されている。
ピニオン185の上側には、モータ軸180を回転可能に支持する下軸受194が設けられている。下軸受194は、モータハウジング132の下中央部において固定されている。
モータ軸180の下軸受194と回転子鉄心182の間には、冷却用のファン196が配置されている。ファン196は、モータ軸180に対して固定されており、回転により、遠心方向に風を送り出す(遠心ファン)。ファン196は、モータハウジング132の中央部内に配置されており、モータハウジング132の左右の中央部には、内排気口(図示略)が形成され、ヘッド部外側ハウジング130の左右の中央部であって各内排気口の外側には、外排気口198が形成されている。内排気口及び外排気口198は、ファン196の放射方向外方に位置しており、ファン196の風は、効率的に排出される。
他方、モータハウジング132の筒状部160の下部には、吸気口199(図7)が形成されている。
センサ回路基板178には、センサ用永久磁石によってロータ168(モータ軸180)の回転角(回転位置)を検出する図示されないセンサ(回転検出素子)が複数(3個)搭載されている。センサ回路基板178は、筒状部160からモータハウジング本体部158内に入った竿部リード線120(信号リード線)によって、コントローラ82と電気的に接続されている。コントローラ82(制御回路基板106)は、6個のスイッチング素子(図示略)を有している。各スイッチング素子は、何れかの駆動コイル176と対応して設けられ、対応する駆動コイル176のスイッチングを行う。尚、コントローラ82(制御回路基板106)は、図示されないマイコンを有しており、当該マイコンは、上記スイッチング素子のスイッチングを制御する。制御回路基板106は、電動モータ138を制御する各種の素子を搭載している。
センサ回路基板178の上側には、モータ軸180を回転可能に支持する上軸受192が設けられている。上軸受192は、モータハウジング132に保持されている。
ピニオン185の上側には、モータ軸180を回転可能に支持する下軸受194が設けられている。下軸受194は、モータハウジング132の下中央部において固定されている。
モータ軸180の下軸受194と回転子鉄心182の間には、冷却用のファン196が配置されている。ファン196は、モータ軸180に対して固定されており、回転により、遠心方向に風を送り出す(遠心ファン)。ファン196は、モータハウジング132の中央部内に配置されており、モータハウジング132の左右の中央部には、内排気口(図示略)が形成され、ヘッド部外側ハウジング130の左右の中央部であって各内排気口の外側には、外排気口198が形成されている。内排気口及び外排気口198は、ファン196の放射方向外方に位置しており、ファン196の風は、効率的に排出される。
他方、モータハウジング132の筒状部160の下部には、吸気口199(図7)が形成されている。
遊星歯車機構140は、ギヤハウジング134を外郭とし、それぞれ上下方向の機軸(モータ軸180の中心軸及びスピンドル142の中心軸が含まれる)を中心に配置された2段の遊星歯車列を有していて、モータ軸180の回転を減速してスピンドル142に伝える。即ち、遊星歯車機構140は、上遊星歯車列200(1段目の減速機構)と、下遊星歯車列210(2段目の減速機構)と、上遊星歯車列200及び下遊星歯車列210に共通するインターナルギヤ220と、を有する。
上遊星歯車列200は、ピニオン185及びインターナルギヤ220にそれぞれ噛み合う複数(3個)の遊星ギヤ202と、全遊星ギヤ202についてそれぞれピン203を介して回転可能に支持する1個のキャリア204と、を有する。
下遊星歯車列210は、1段目のキャリア204の縮径した下部(サンギヤ部)及びインターナルギヤ220にそれぞれ噛み合う複数(3個)の遊星ギヤ212と、それらのピン213及びキャリア214と、を有する。
上遊星歯車列200は、ピニオン185及びインターナルギヤ220にそれぞれ噛み合う複数(3個)の遊星ギヤ202と、全遊星ギヤ202についてそれぞれピン203を介して回転可能に支持する1個のキャリア204と、を有する。
下遊星歯車列210は、1段目のキャリア204の縮径した下部(サンギヤ部)及びインターナルギヤ220にそれぞれ噛み合う複数(3個)の遊星ギヤ212と、それらのピン213及びキャリア214と、を有する。
キャリア214の中央部には、スピンドル142の後端部が取り付けられている。
スピンドル142は、スピンドル上軸受222及びスピンドル下軸受224により、回転可能に支持されている。スピンドル上軸受222及びスピンドル下軸受224は、ギヤハウジング134に保持されている。
スピンドル142は、スピンドル上軸受222及びスピンドル下軸受224により、回転可能に支持されている。スピンドル上軸受222及びスピンドル下軸受224は、ギヤハウジング134に保持されている。
パッド146は、モータハウジング132の下方に配置されている。
パッド146の下面には、サンドペーパーを始めとする先端工具(図示略)が装着される。パッド146の下面は、先端工具を介した接触により被加工材に研磨を施す研磨面となっている。
パッド146は、中心を同じくする仮想的な円に沿って並ぶように、上下方向のパッド孔230を複数有している。これらのパッド孔230は、周方向で等間隔に並んでいる。先端工具は、パッド孔230と同様の先端工具孔を有している。
又、ギヤハウジング134の前下部には、上下方向のギヤハウジング孔232が形成されている。ギヤハウジング孔232の上方には、ヘッド部外側ハウジング130前部とモータハウジング132前部との間の空間が位置しており、更に上方には、第1ホース接続部152が位置している。
パッド146の下面には、サンドペーパーを始めとする先端工具(図示略)が装着される。パッド146の下面は、先端工具を介した接触により被加工材に研磨を施す研磨面となっている。
パッド146は、中心を同じくする仮想的な円に沿って並ぶように、上下方向のパッド孔230を複数有している。これらのパッド孔230は、周方向で等間隔に並んでいる。先端工具は、パッド孔230と同様の先端工具孔を有している。
又、ギヤハウジング134の前下部には、上下方向のギヤハウジング孔232が形成されている。ギヤハウジング孔232の上方には、ヘッド部外側ハウジング130前部とモータハウジング132前部との間の空間が位置しており、更に上方には、第1ホース接続部152が位置している。
かようなドライウォールサンダ1では、バッテリ装着部36に装着されたバッテリ86の最長辺Jの方向は、主に図6,図10に示されるように、竿部2の中心軸M(仮想的なもので、前後方向を向き、竿部2から出る部分を含む)と、中心軸Mに直交し且つパッド146の研磨面に平行な第1仮想直線L(左右方向)とに直交する第2仮想直線K(上下方向)に対して角度を有している。より詳細には、バッテリ86の最長辺Jの方向は、第2仮想直線Kに対して90°の角度を有していて、左右方向を向いている。
パッド146の研磨面の向きは、吊枠部6によるヘッド部8の姿勢変化により変化する。ヘッド部8の竿部2に対する姿勢は、被加工材への接触がなければ、ヘッド部8に作用する重力により定まり、左右方向の軸が水平であれば、内枠126が水平になり、パッド146の研磨面も水平になる。ヘッド部8の姿勢変化は、主に左右方向の軸の周りである。よって、第1仮想直線Lが定められるに当たり、補助的な前後方向の軸の周りでのヘッド部8の姿勢変化は考慮されなくても良い。すると、パッド146の研磨面の向きがどのようなものであっても、パッド146の研磨面に平行な第1仮想直線Lは、左右方向となる。
パッド146の研磨面の向きは、吊枠部6によるヘッド部8の姿勢変化により変化する。ヘッド部8の竿部2に対する姿勢は、被加工材への接触がなければ、ヘッド部8に作用する重力により定まり、左右方向の軸が水平であれば、内枠126が水平になり、パッド146の研磨面も水平になる。ヘッド部8の姿勢変化は、主に左右方向の軸の周りである。よって、第1仮想直線Lが定められるに当たり、補助的な前後方向の軸の周りでのヘッド部8の姿勢変化は考慮されなくても良い。すると、パッド146の研磨面の向きがどのようなものであっても、パッド146の研磨面に平行な第1仮想直線Lは、左右方向となる。
又、装着されたバッテリ86は、竿部2の中心軸Mと交わっており、より詳しくは、バッテリ86における上下方向の中央において交わっている。
更に、バッテリ装着部36に装着されたバッテリ86における第2仮想直線Kの方向(上下方向)の中心は、竿部2の中心軸Mと、左方あるいは右方からみてオーバーラップしており、第1仮想直線Lの方向(左右方向)において重なっている。
加えて、装着されたバッテリ86は、上下方向において、上方のグリップ部34と下方のジョイント40との間に配置されている。
更に、バッテリ装着部36に装着されたバッテリ86における第2仮想直線Kの方向(上下方向)の中心は、竿部2の中心軸Mと、左方あるいは右方からみてオーバーラップしており、第1仮想直線Lの方向(左右方向)において重なっている。
加えて、装着されたバッテリ86は、上下方向において、上方のグリップ部34と下方のジョイント40との間に配置されている。
更に、図11ないしは図13にも示されるように、竿部リード線120は、竿部2の伸縮に応じ、次のようになる。
即ち、竿部2が伸張していると、大径パイプ10の後端T、及びその後端部に配置されたリード線ガイド26は、ハンドルハウジング14左内壁の配線用溝114の下端部より前方に位置する。そして、配線用溝114の下端部からリード線収納部Pに出た竿部リード線120は、後方から右方へハンドルハウジング14左内壁に当たる程度に円弧状のカーブを描き、たわむことで前方へ向かい(Uターン形状)、左右方向における中央左に開口したリード線ガイド26の後端部に入る。リード線ガイド26は、下面視で“S”字状に曲がっており、左右方向における中央に竿部リード線120を案内する。
竿部2が伸張状態から縮められると、大径パイプ10の後端Tが後方に移動し、竿部リード線120が移動不能に固定されたリード線ガイド26が、後方に移動する。これに伴い、竿部リード線120は、その長手方向の剛性とカーブ部分U(Uターン部分)における柔軟性(たわみ)により、カーブ部分Uを、竿部リード線120におけるより下流側の部分に伝達させる。ここで、竿部リード線120の制御回路基板106側(バッテリ86側)が上流側とされ、電動モータ138側が下流側とされる。これにより、竿部リード線120におけるカーブ部分Uがリード線収納部P内で後方に移動し、配線用溝114の下端部から後方に延びる部分が増加する。よって、リード線収納部Pは、竿部2が縮むことによってことによってたわむ(たわんだ部分が移動する)竿部リード線120を収納する。
リード線収納部Pの高さ(上下方向の大きさ)は、竿部リード線120の直径ないしその2倍程度であるのに対し、リード線収納部Pの幅(左右方向の大きさ)は、その高さより大きいので、竿部リード線120の上下方向の移動が規制され、カーブ部分Uの伝達といった竿部リード線120の移動(所望の変形)が円滑に行われる。
竿部2が最も短い状態となった場合でも、大径パイプ10の後端T(リード線ガイド26の後端)はリード線収納部P後端の壁部Qから離れており、それら後端Tと壁部Qとの間において大径パイプ10のカーブ部分Uは維持されている。
竿部2が短い状態から伸びる場合は、縮む場合と丁度逆となり、カーブ部分Uが竿部リード線120における上流側に移って、前方に移動するリード線ガイド26とカーブ部分Uとの間の部分が適宜前後方向に長くなり、配線用溝114の下端部から後方に延びる部分が減少していく。
即ち、竿部2が伸張していると、大径パイプ10の後端T、及びその後端部に配置されたリード線ガイド26は、ハンドルハウジング14左内壁の配線用溝114の下端部より前方に位置する。そして、配線用溝114の下端部からリード線収納部Pに出た竿部リード線120は、後方から右方へハンドルハウジング14左内壁に当たる程度に円弧状のカーブを描き、たわむことで前方へ向かい(Uターン形状)、左右方向における中央左に開口したリード線ガイド26の後端部に入る。リード線ガイド26は、下面視で“S”字状に曲がっており、左右方向における中央に竿部リード線120を案内する。
竿部2が伸張状態から縮められると、大径パイプ10の後端Tが後方に移動し、竿部リード線120が移動不能に固定されたリード線ガイド26が、後方に移動する。これに伴い、竿部リード線120は、その長手方向の剛性とカーブ部分U(Uターン部分)における柔軟性(たわみ)により、カーブ部分Uを、竿部リード線120におけるより下流側の部分に伝達させる。ここで、竿部リード線120の制御回路基板106側(バッテリ86側)が上流側とされ、電動モータ138側が下流側とされる。これにより、竿部リード線120におけるカーブ部分Uがリード線収納部P内で後方に移動し、配線用溝114の下端部から後方に延びる部分が増加する。よって、リード線収納部Pは、竿部2が縮むことによってことによってたわむ(たわんだ部分が移動する)竿部リード線120を収納する。
リード線収納部Pの高さ(上下方向の大きさ)は、竿部リード線120の直径ないしその2倍程度であるのに対し、リード線収納部Pの幅(左右方向の大きさ)は、その高さより大きいので、竿部リード線120の上下方向の移動が規制され、カーブ部分Uの伝達といった竿部リード線120の移動(所望の変形)が円滑に行われる。
竿部2が最も短い状態となった場合でも、大径パイプ10の後端T(リード線ガイド26の後端)はリード線収納部P後端の壁部Qから離れており、それら後端Tと壁部Qとの間において大径パイプ10のカーブ部分Uは維持されている。
竿部2が短い状態から伸びる場合は、縮む場合と丁度逆となり、カーブ部分Uが竿部リード線120における上流側に移って、前方に移動するリード線ガイド26とカーブ部分Uとの間の部分が適宜前後方向に長くなり、配線用溝114の下端部から後方に延びる部分が減少していく。
このようなドライウォールサンダ1は、例えば次のように動作する。
即ち、使用者は、充電されたバッテリ86を、最長辺Jが左右方向を向いた状態で、バッテリ装着部36の右側から左方へスライドすることにより、バッテリ装着部36に装着する。装着されたバッテリ86の最長辺Jは、第2仮想直線Kに直交する方向である左右方向を向く。
又、使用者は、外筒60を緩めて竿部2の伸縮状態を変更し、竿部2を所望の長さにした状態で外筒60を締めることで、竿部2の長さを調節する。
即ち、使用者は、充電されたバッテリ86を、最長辺Jが左右方向を向いた状態で、バッテリ装着部36の右側から左方へスライドすることにより、バッテリ装着部36に装着する。装着されたバッテリ86の最長辺Jは、第2仮想直線Kに直交する方向である左右方向を向く。
又、使用者は、外筒60を緩めて竿部2の伸縮状態を変更し、竿部2を所望の長さにした状態で外筒60を締めることで、竿部2の長さを調節する。
そして、トリガロック部材78がオフである状態で使用者がトリガ74を引くと、スイッチ72がオンとなり、コントローラ82の制御回路基板106により、バッテリ86の電力が、バッテリ電源端子92及び電源端子88並びに竿部リード線120(電源リード線)を介して電動モータ138に供給され、モータ軸180が回転駆動される。よって、トリガ74は、スイッチ72を介して電動モータ138のオンオフを切替えるものであり、電動モータ138のオンオフを操作するスイッチ操作部であって、トリガ74及びスイッチ72は電動モータ138のメインスイッチを構成する。
センサ回路基板178の磁気センサにより把握されたロータ168の回転位置に応じ、コントローラ82(制御回路基板106)のスイッチング素子が各駆動コイル176のスイッチングを行って、ロータ168(モータ軸180)が回転する。
制御回路基板106は、電動モータ138の制御により熱を発する場合があり、その熱は、コントローラケース104に伝わって放散され、又通気孔116から自然対流により導入された外気によって冷却される。
センサ回路基板178の磁気センサにより把握されたロータ168の回転位置に応じ、コントローラ82(制御回路基板106)のスイッチング素子が各駆動コイル176のスイッチングを行って、ロータ168(モータ軸180)が回転する。
制御回路基板106は、電動モータ138の制御により熱を発する場合があり、その熱は、コントローラケース104に伝わって放散され、又通気孔116から自然対流により導入された外気によって冷却される。
モータ軸180の回転力は、遊星歯車機構140により減速されてスピンドル142に伝わり、スピンドル142先端のパッド146が運動(回転)する。
かように運動するパッド146が、グリップ部34及び竿部2の把持により、被加工材に対し押し付けられるようにし又移動されるようにすることで、被加工材の表面に研磨等の加工が施される。
被加工材は、例えば建築物の壁あるいは天井に張られるドライウォール(石膏ボード)であり、より詳しくはドライウォールの施工時においてネジ孔及び継ぎ目を埋めるために用いられるパテである。ドライウォールにおける他の部分から出たパテが、研磨により平坦にされる。
壁の低い位置を研磨する場合、使用者は、竿部2を使用者の左右方向に向け、パッド146を使用者から離れた側で壁に向けた状態で、使用者からみて上下方向となった補助グリップ部34bと、大径パイプ10又は竿収納部30前部とを持つ。
壁の高い位置あるいは天井を研磨する場合、使用者は、竿部2を使用者の上下方向に向け、パッド146を使用者から離れた側で壁又は天井に向けた状態で、グリップ部34(使用者の上下方向となったグリップ部本体部34a又は使用者の左右方向となった補助グリップ部34b)と、大径パイプ10又は竿収納部30前部とを持つ。
いずれの場合においても、吊枠部6により、竿部2に対するヘッド部8の向き即ちパッド146の向きが所定の範囲内において調整される。
かように運動するパッド146が、グリップ部34及び竿部2の把持により、被加工材に対し押し付けられるようにし又移動されるようにすることで、被加工材の表面に研磨等の加工が施される。
被加工材は、例えば建築物の壁あるいは天井に張られるドライウォール(石膏ボード)であり、より詳しくはドライウォールの施工時においてネジ孔及び継ぎ目を埋めるために用いられるパテである。ドライウォールにおける他の部分から出たパテが、研磨により平坦にされる。
壁の低い位置を研磨する場合、使用者は、竿部2を使用者の左右方向に向け、パッド146を使用者から離れた側で壁に向けた状態で、使用者からみて上下方向となった補助グリップ部34bと、大径パイプ10又は竿収納部30前部とを持つ。
壁の高い位置あるいは天井を研磨する場合、使用者は、竿部2を使用者の上下方向に向け、パッド146を使用者から離れた側で壁又は天井に向けた状態で、グリップ部34(使用者の上下方向となったグリップ部本体部34a又は使用者の左右方向となった補助グリップ部34b)と、大径パイプ10又は竿収納部30前部とを持つ。
いずれの場合においても、吊枠部6により、竿部2に対するヘッド部8の向き即ちパッド146の向きが所定の範囲内において調整される。
又、モータ軸180の回転により、ファン196が回転して内排気口及び外排気口198から空気が排気され、吸気口199から外排気口198への空気の流れ(風)が形成される。この風は、モータハウジング本体部158の後部内を上昇し、モータハウジング本体部158の上部内を経て、中央部内のファン196に至る。
この風によって、電動モータ138を始めとするヘッド部8の内部機構が冷却される。
特に、モータハウジング本体部158の上部内から下降する風は、電動モータ138のセンサ回路基板178の下側、及びステータ166とロータ168との間を通り、電動モータ138が効率的に冷却される。
この風によって、電動モータ138を始めとするヘッド部8の内部機構が冷却される。
特に、モータハウジング本体部158の上部内から下降する風は、電動モータ138のセンサ回路基板178の下側、及びステータ166とロータ168との間を通り、電動モータ138が効率的に冷却される。
更に、スイッチ72がオンとなると、コントローラ82の制御回路基板106に搭載された無線通信用コントローラにより無線通信アダプタ122が制御され、集塵機側無線通信アダプタとの無線通信により集塵機の起動がなされる。
集塵機のエアの吸込による集塵は、次のようになされる。即ち、加工により適宜回転するパッド146及び先端工具の周囲に生じた粉塵は、先端工具孔及びパッド孔230から、ギヤハウジング孔232、ヘッド部外側ハウジング130とギヤハウジング134との間、及びヘッド部外側ハウジング130とモータハウジング132との間を経て、第1ホース154に導かれる(図7の矢印G1参照)。第1ホース154に導かれた粉塵は、大径パイプ10の第1中空部20(粉塵通路)から小径パイプ12に達する(図5の矢印G2参照)。小径パイプ12に達した粉塵は、ジョイント40を介して集塵ホース42に吸引される(図6の矢印G3参照)。
集塵機のエアの吸込による集塵は、次のようになされる。即ち、加工により適宜回転するパッド146及び先端工具の周囲に生じた粉塵は、先端工具孔及びパッド孔230から、ギヤハウジング孔232、ヘッド部外側ハウジング130とギヤハウジング134との間、及びヘッド部外側ハウジング130とモータハウジング132との間を経て、第1ホース154に導かれる(図7の矢印G1参照)。第1ホース154に導かれた粉塵は、大径パイプ10の第1中空部20(粉塵通路)から小径パイプ12に達する(図5の矢印G2参照)。小径パイプ12に達した粉塵は、ジョイント40を介して集塵ホース42に吸引される(図6の矢印G3参照)。
以上のドライウォールサンダ1では、電動モータ138、及びその駆動力により運動するパッド146を有するヘッド部8と、電動モータ138へ電力を供給する竿部リード線120と、竿部リード線120が連結されるハンドル部4と、前端部にヘッド部8が接続され、後端部にハンドル部4が接続される竿部2と、を備えており、竿部2は、ヘッド部8が接続される大径パイプ10、及びハンドル部4が接続される小径パイプ12を有していて、伸縮自在であり、ハンドル部4には、竿部2が縮むことによってたわむ竿部リード線120を収納するリード線収納部Pが設けられている。
よって、竿部2が伸縮される際において、竿部リード線120がリード線収納部Pに収納されることでその位置が安定し、竿部リード線120が、伸縮の抵抗になったり、断線したり、飛び出して作業の邪魔になったりすることが防止される。
よって、竿部2が伸縮される際において、竿部リード線120がリード線収納部Pに収納されることでその位置が安定し、竿部リード線120が、伸縮の抵抗になったり、断線したり、飛び出して作業の邪魔になったりすることが防止される。
又、竿部リード線120は、竿部2の内部を通過しており、リード線収納部Pは、竿部2の後端部の外側に設けられている。よって、竿部2と同様な方向となっている竿部リード線120は、伸縮時にたわむことで竿部の長手方向(前後方向)にはみ出ようとするところ、後端部の外側に設けられたリード線収納部Pによって、そのはみ出しが食い止められる。従って、竿部リード線120が飛び出して作業の邪魔になる事態が防止される。
更に、リード線収納部Pは、最も縮んだ竿部2の後端部から離れた壁部Qを有している。よって、竿部2が最も短い状態となった場合においても、竿部リード線120を確実に収納することができる。
又更に、リード線収納部Pの幅は、竿部2の幅より大きい。よって、竿部リード線120が余裕を持って収納され、断線が発生し難いし、抵抗がより一層小さくなって伸縮が行い易い。
加えて、竿部2は、小径パイプ12が大径パイプ10に対してスライド可能に入るテレスコピック機構を有しており、リード線収納部Pは、ハンドル部4の内部に配置されている。よって、竿部2の伸縮機構、及びリード線収納部Pが、動作の確実性が高くシンプルな状態で形成される。
又、竿部2は、竿部リード線120を収容する第2中空部22を有している。よって、竿部リード線120が竿部2において確実に収容される。
更に、竿部2は、粉塵が通過する第1中空部20を備えており、第1中空部20と第2中空部22との間に、仕切り壁が配置されている。よって、竿部リード線120が粉塵から保護され、又竿部リード線120が粉塵の通過を妨げず、粉塵の吸引効率に優れた状態が確保される。
更に、リード線収納部Pは、最も縮んだ竿部2の後端部から離れた壁部Qを有している。よって、竿部2が最も短い状態となった場合においても、竿部リード線120を確実に収納することができる。
又更に、リード線収納部Pの幅は、竿部2の幅より大きい。よって、竿部リード線120が余裕を持って収納され、断線が発生し難いし、抵抗がより一層小さくなって伸縮が行い易い。
加えて、竿部2は、小径パイプ12が大径パイプ10に対してスライド可能に入るテレスコピック機構を有しており、リード線収納部Pは、ハンドル部4の内部に配置されている。よって、竿部2の伸縮機構、及びリード線収納部Pが、動作の確実性が高くシンプルな状態で形成される。
又、竿部2は、竿部リード線120を収容する第2中空部22を有している。よって、竿部リード線120が竿部2において確実に収容される。
更に、竿部2は、粉塵が通過する第1中空部20を備えており、第1中空部20と第2中空部22との間に、仕切り壁が配置されている。よって、竿部リード線120が粉塵から保護され、又竿部リード線120が粉塵の通過を妨げず、粉塵の吸引効率に優れた状態が確保される。
尚、本発明の形態は上記形態に限定されず、例えば次のような変更例を適宜有する。
第1仮想直線L(左右方向)は、グリップ部34(補助グリップ部34b)に基づいて定められても良い。
バッテリ86は、バッテリ装着部36に対して、左側から右方への方向あるいは上側から下方等の他の方向でスライドさせることで装着されるようにしても良い。バッテリ装着部36は、ハンドルハウジング14における他の部分に設けられても良い。バッテリ装着部36及びバッテリ86の少なくとも何れかは、複数設けられても良い。バッテリ装着部36は、ハンドルハウジング14に代えて、あるいはハンドルハウジング14と共に、ヘッド部ハウジング147に設けられても良い。
バッテリ86は、六角柱状等であっても良い。
又、バッテリ86は、円柱状であっても良い。円柱の底面の直径が高さより小さい場合、円柱の高さがバッテリ86の最長辺Jとなり、円柱の底面の直径が高さより大きい場合、円柱の直径がバッテリ86の最長辺Jとなる。
第1仮想直線L(左右方向)は、グリップ部34(補助グリップ部34b)に基づいて定められても良い。
バッテリ86は、バッテリ装着部36に対して、左側から右方への方向あるいは上側から下方等の他の方向でスライドさせることで装着されるようにしても良い。バッテリ装着部36は、ハンドルハウジング14における他の部分に設けられても良い。バッテリ装着部36及びバッテリ86の少なくとも何れかは、複数設けられても良い。バッテリ装着部36は、ハンドルハウジング14に代えて、あるいはハンドルハウジング14と共に、ヘッド部ハウジング147に設けられても良い。
バッテリ86は、六角柱状等であっても良い。
又、バッテリ86は、円柱状であっても良い。円柱の底面の直径が高さより小さい場合、円柱の高さがバッテリ86の最長辺Jとなり、円柱の底面の直径が高さより大きい場合、円柱の直径がバッテリ86の最長辺Jとなる。
遊星歯車機構140の段数は、1であっても良いし、3以上であっても良い。又、他の形式の減速機構が用いられても良い。
通気孔116、内排気口,外排気口198及び吸気口199の少なくとも何れかの設置数、配置、大きさ等は、様々に変更可能である。
ファン196につき、遠心ファン以外の形式のファンが用いられても良い。
電動モータ138は、アウターロータ型であっても良いし、ブラシ付きのモータであっても良い。
電動モータ138は、電源コードを介して商用電源に接続されるものであっても良く、ACにより駆動されるものであっても良い。
パッド146は、偏心スピンドルを介して偏心運動しても良い。又、パッド146の形状は、三角形であっても良い。
通気孔116、内排気口,外排気口198及び吸気口199の少なくとも何れかの設置数、配置、大きさ等は、様々に変更可能である。
ファン196につき、遠心ファン以外の形式のファンが用いられても良い。
電動モータ138は、アウターロータ型であっても良いし、ブラシ付きのモータであっても良い。
電動モータ138は、電源コードを介して商用電源に接続されるものであっても良く、ACにより駆動されるものであっても良い。
パッド146は、偏心スピンドルを介して偏心運動しても良い。又、パッド146の形状は、三角形であっても良い。
バッテリ爪及び集塵ノズルの少なくとも何れかが省略されたり、各種軸受、ネジ、及びボタンのうちの少なくとも何れかの数が増減されたり、ボタンに替えてレバースイッチが用いられたり、ピニオン185がベルトとプーリに代えられたり、ネジがリベットとされたり、モータハウジング132とギヤハウジング134が一体とされたり、バッテリ装着部36においてバッテリ86が充電可能とされたり、使い切りのバッテリが用いられたりする等、各種部材又は部分の機能、配置、種類、形式、数の少なくとも何れかが適宜変更されても良い。
又、本発明は、長竿型ポリッシャあるいは長竿型グラインダ、長竿型コンクリートカンナ等の他の長竿型研磨機に適用することができる。
又、本発明は、長竿型ポリッシャあるいは長竿型グラインダ、長竿型コンクリートカンナ等の他の長竿型研磨機に適用することができる。
1・・ドライウォールサンダ(長竿型研磨機)、2・・竿部、4・・ハンドル部、8・・ヘッド部、10・・大径パイプ(第1竿体)、12・・小径パイプ(第2竿体)、20・・第1中空部(粉塵通路)、22・・第2中空部(リード線収容スペース)、120・・竿部リード線、138・・電動モータ、146・・パッド、P・・リード線収納部、Q・・壁部。
Claims (7)
- 電動モータ、及び当該電動モータの駆動力により運動するパッドを有するヘッド部と、
前記電動モータへ電力を供給するリード線と、
前記リード線が連結されるハンドル部と、
第1端部に前記ヘッド部が接続され、第2端部に前記ハンドル部が接続される竿部と、
を備えており、
前記竿部は、前記ヘッド部が接続される第1竿体、及び前記ハンドル部が接続される第2竿体を有していて、伸縮自在であり、
前記ハンドル部には、前記竿部が縮むことによってたわむ前記リード線を収納するリード線収納部が設けられている
ことを特徴とする長竿型研磨機。 - 前記リード線は、前記竿部の内部を通過しており、
前記リード線収納部は、前記竿部の前記第1端部の外側及び前記第2端部の外側の少なくとも一方に設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の長竿型研磨機。 - 前記リード線収納部は、最も縮んだ前記竿部の前記第1端部又は前記第2端部から離れた壁部を有している
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の長竿型研磨機。 - 前記リード線収納部の幅は、前記竿部の幅より大きい
ことを特徴とする請求項1ないしは請求項3の何れかに記載の長竿型研磨機。 - 前記竿部は、前記第1竿体及び前記第2竿体の一方が他方に対してスライド可能に入るテレスコピック機構を有しており、
前記リード線収納部は、前記ハンドル部の内部に配置されている
ことを特徴とする請求項1ないしは請求項4の何れかに記載の長竿型研磨機。 - 前記竿部は、前記リード線を収容するリード線収容スペースを有している
ことを特徴とする請求項1ないしは請求項5の何れかに記載の長竿型研磨機。 - 前記竿部は、粉塵が通過する粉塵通路を備えており、
前記粉塵通路と前記リード線収容スペースとの間に、仕切り壁が配置されている
ことを特徴とする請求項6に記載の長竿型研磨機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018016667A JP2019130644A (ja) | 2018-02-01 | 2018-02-01 | 長竿型研磨機 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112621430A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-09 | 郭亚平 | 一种环保型建筑施工用墙面磨平装置及建筑施工方法 |
-
2018
- 2018-02-01 JP JP2018016667A patent/JP2019130644A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112621430A (zh) * | 2020-12-08 | 2021-04-09 | 郭亚平 | 一种环保型建筑施工用墙面磨平装置及建筑施工方法 |
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