JP2019129004A - 電池異常検出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車中において電池パックの異常を検出することができる電池異常検出システムを提供する。【解決手段】制御装置35は、複数の車両駆動用電池21の推定温度TByのうち、最大推定温度TBy(max)と最小推定温度TBy(min)との差であるΔTByを算出する第3算出部43と、複数の車両駆動用電池21の温度TBxのうち、最大実測温度TBx(max)と最小実測温度TBx(min)との差であるΔTBxを算出する第4算出部45と、ΔTBxがΔTByより大きい場合には異常と判定する判定部47と、判定部47によって異常と判定されたとき、推定温度TByと温度TBxとを比較して異常の種類を判断する判断部49と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、電池異常検出システムに関する。
リチウムイオン二次電池等の電池は、一般に、複数個の電池を備えた電池スタックや、当該電池スタックを複数個組み合わせた電池パックとして利用される。ここで、同一スタック内で各電池に温度のばらつきが発生すると、電池間で電池性能のばらつきが生じ得る。電池性能にばらつきが生じると、各電池において過充電が発生する可能性が高まる。ここで、電池の温度変化を検出する技術として、例えば、特許文献1には、高負荷走行時において電池に向けて流れる冷却風を利用する技術が開示されている。また、電池の温度に基づく制御技術として特許文献2および特許文献3が挙げられる。
特開2015−129677号公報 特開2016−167420号公報 特開2012−029491号公報
ところで、特許文献1に記載の技術では、冷却風は高負荷走行時にしか流れず、通常走行時には流れない。また、市場での使用形態として最も頻度が高い駐車中においても冷却風は流れず、電池温度の変化を検出することができない。即ち、駐車中において複数の電池を有する電池パックの異常を検出することができない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、駐車中において電池パックの異常を検出することができる電池異常検出システムを提供することである。
本発明に係る電池異常検出システムは、複数の車両駆動用電池および複数の前記車両駆動用電池を収容する収容ケースを有する電池パックを含む車両に搭載される電池異常検出システムである。前記電池異常検出システムは、走行終了時の複数の前記車両駆動用電池の温度TBおよび走行終了時から所定の時間が経過したときの複数の前記車両駆動用電池の温度TBxを測定する第1温度検出装置と、走行終了時の前記収容ケース内の雰囲気温度TAを測定する第2温度検出装置と、走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記車両の外気温TOを測定する第3温度検出装置と、制御装置と、を備えている。前記制御装置は、走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記収容ケース内の推定雰囲気温度TAyを求めるための第1推定式と、走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記各車両駆動用電池の推定温度TByを求めるための第2推定式と、を記憶する記憶部と、前記第1推定式、前記雰囲気温度TAおよび前記外気温TOに基づいて、前記収容ケース内の推定雰囲気温度TAyを算出する第1算出部と、前記第2推定式、前記推定雰囲気温度TAyおよび前記温度TBに基づいて、前記各車両駆動用電池の推定温度TByを算出する第2算出部と、複数の前記車両駆動用電池の前記推定温度TByのうち、最大推定温度TBy(max)と最小推定温度TBy(min)との差であるΔTByを算出する第3算出部と、複数の前記車両駆動用電池の前記温度TBxのうち、最大実測温度TBx(max)と最小実測温度TBx(min)との差であるΔTBxを算出する第4算出部と、前記ΔTBxが前記ΔTByより大きい場合には異常と判定し、前記ΔTBxが前記ΔTBy以下の場合には正常と判定する判定部と、前記判定部によって異常と判定されたとき、前記推定温度TByと前記温度TBxとを比較して異常の種類を判断する判断部と、を備えている。
本発明に係る電池異常検出システムによれば、推定された推定温度TByから算出されるΔTByと実際に測定された温度TBxから算出されるΔTBxとを比較することによって、電池パックの異常を判定することができる。即ち、判定部は、ΔTBxがΔTByより大きい場合には異常と判定し、ΔTBxがΔTBy以下の場合には正常と判定する。このように、車両が駐車中であっても、電池パックに異常が発生しているか否かを精度よく検出することができる。また、車両駆動用電池を使用していない状態で電池パックの異常の有無を検出することができるため、安全性により優れる。さらに、判断部は、推定温度TByと温度TBxとを比較することによって、電池パックの異常の種類を判断する。これにより、異常の原因を特定することができる。
車両に搭載されている電池異常検出システムを模式的に示す上面図である。 駐車後の電池パックの状態を確認する手順を示すフローチャートである。 正常状態における車両駆動用電池の駐車後の温度変化を示すグラフである。 異常状態における車両駆動用電池の駐車後の温度変化を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態を説明する。本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。なお、各図面は、模式的に描いており、必ずしも実物を反映しない。また、各図面は、一例を示すのみであり、各図面は、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。また、図面中の符号F、Rr、L、Rは、それぞれ前、後、左、右を意味するものとする。ただし、これらは説明の便宜上の方向であり、電池異常検出システムの設置態様を何ら限定するものではない。
図1に示すように、車両10は、電池パック20と、電池異常検出システム30とを備えている。本実施形態において、電池パック20は、車両10の後部座席の下側に配置され、フロアパネルに固定されている。ただし、電池パック20は、後部座席の下側以外に配置されていてもよい。
電池パック20は、電池スタック22と、収容ケース23と、フィルター24と、を備えている。電池スタック22は、4つの車両駆動用電池21を備えている。4つの車両駆動用電池21は、それぞれ角型の外形を有しており、一対の平坦面が対向するように図1の左右方向に一列に配置されている。4つの車両駆動用電池21は、バスバーによって相互に直列に電気接続されている。4つの車両駆動用電池21は、拘束バンド等によって一体的に保持されている。ただし、車両駆動用電池21の形状や個数、配置等は適宜変更してもよい。車両駆動用電池21は、典型的には充放電可能な二次電池、例えばリチウムイオン二次電池である。車両駆動用電池21は、典型的には、正極と負極と電解液と、これらを収容する単電池ケースとを備えている。電解液は、例えばカーボネート類等の非水溶媒と、リチウム塩等の支持塩と、を含んでいる。なお、単電池の構成については従来と同様でよく、特に限定されない。
収容ケース23は、電池スタック22を収容する筐体である。収容ケース23の材質は、例えば金属や樹脂である。収容ケース23の形状やサイズは、例えば、電池スタック22のサイズや個数等に応じて、適宜、変更してよい。フィルター24は、収容ケース23に着脱自在に設けられている。収容ケース23の内部と収容ケース23の外部とはフィルター24を介して連通している。フィルター24は、収容ケース23内に埃が侵入することを抑制する。
図1に示すように、電池異常検出システム30は、第1温度検出装置31と、第2温度検出装置32と、第3温度検出装置33と、制御装置35とを備えている。
第1温度検出装置31は、車両駆動用電池21の温度を測定する装置である。第1温度検出装置31としては、例えば、熱電対が挙げられる。第1温度検出装置31は、各車両駆動用電池21に設けられている。第1温度検出装置31は、例えば、車両駆動用電池21の単電池ケースに取り付けられている。第1温度検出装置31は、制御装置35と電気的に接続されている。第1温度検出装置31において測定された温度情報は、制御装置35に送信される。
第1温度検出装置31は、走行終了時の各車両駆動用電池21の温度TBを測定する。第1温度検出装置31は、走行終了時から所定の時間tが経過したとき(即ち駐車後所定の時間tが経過したとき)の各車両駆動用電池21の温度TBxを測定する。上記所定の時間tは、例えば、10分、30分または1時間等任意に設定することができる。
第2温度検出装置32は、収容ケース23内の雰囲気温度を測定する装置である。第2温度検出装置32は、走行終了時の収容ケース23内の雰囲気温度TAを測定する。第2温度検出装置32としては、例えば、熱電対が挙げられる。第2温度検出装置32は、収容ケース23内に配置されている。第2温度検出装置32は、制御装置35と電気的に接続されている。第2温度検出装置32において測定された温度情報は、制御装置35に送信される。
第3温度検出装置33は、車両10の外気温を測定する装置である。第3温度検出装置33は、走行終了時から所定の時間tが経過したとき即ち駐車後所定の時間tが経過したとき)の車両10の外気温TOを測定する。第3温度検出装置33としては、例えば、サーミスタが挙げられる。第3温度検出装置33は、例えば、車両10のフロントバンパーの裏側等に設けられている。第3温度検出装置33は、制御装置35と電気的に接続されている。第3温度検出装置33において測定された温度情報は、制御装置35に送信される。
制御装置35は、制御プログラムの命令を実行する中央演算処理装置(CPU)と、CPUが実行するプログラムを格納したROMと、プログラムを展開するワーキングエリアとして使用されるRAMと、上記プログラムや各種データを格納するメモリなどの記憶装置とを備えている。制御装置35は、記憶部37と、第1算出部39と、第2算出部41と、第3算出部43と、第4算出部45と、判定部47と、判断部49と、通知部51とを備えている。これら各部は、プログラムによって実現されている。このプログラムは、インターネットを通じてダウンロードされ得る。また、これら各部は、プロセッサおよび/または回路などによって実現可能なものであってもよい。なお、上述した各部の具体的な制御などについては後述する。
記憶部37は、第1推定式と第2推定式とを記憶する。第1推定式は、走行終了時から所定の時間tが経過したときの収容ケース23内の推定雰囲気温度TAyを求めるための式であり、下記(1)式によって表される。(1)式中、βは予備実験によって求められる定数である。第2推定式は、走行終了時から所定の時間tが経過したときの各車両駆動用電池21の推定温度TByを求めるための式であり、下記(2)式によって表される。(2)式中、αは予備実験によって求められる定数である。Cは車両駆動用電池21の熱容量である。tは走行終了時から経過した所定の時間である。
Figure 2019129004
Figure 2019129004
第1算出部39は、記憶部37に記憶された第1推定式、第2温度検出装置32によって測定された雰囲気温度TAおよび第3温度検出装置33によって測定された外気温TOに基づいて、収容ケース23内の推定雰囲気温度TAyを算出する。
第2算出部41は、記憶部37に記憶された第2推定式、第1算出部39によって算出された推定雰囲気温度TAyおよび第1温度検出装置31によって測定された温度TBに基づいて、各車両駆動用電池21の推定温度TByを算出する。
第3算出部43は、第2算出部41によって算出された複数の車両駆動用電池21の各推定温度TByのうち、最大推定温度TBy(max)と最小推定温度TBy(min)との差であるΔTByを算出する。例えば、第1の車両駆動用電池21の推定温度TByがX1℃、第2の車両駆動用電池21の推定温度TByがX2℃、第3の車両駆動用電池21の推定温度TByがX3℃、第4の車両駆動用電池21の推定温度TByがX4℃(X1>X2>X3>X4)の場合、X1℃が最大推定温度TBy(max)に相当し、X4℃が最小推定温度TBy(min)に相当する。
第4算出部45は、第1温度検出装置31によって実際に測定された複数の車両駆動用電池21の各温度TBxのうち、最大実測温度TBx(max)と最小実測温度TBx(min)との差であるΔTBxを算出する。例えば、第1の車両駆動用電池21の温度TBxがY1℃、第2の車両駆動用電池21の温度TBxがY2℃、第3の車両駆動用電池21の温度TBxがY3℃、第4の車両駆動用電池21の温度TBxがY4℃(Y1>Y2>Y3>Y4)の場合、Y1℃が最大実測温度TBx(max)に相当し、Y4℃が最小実測温度TBx(min)に相当する。
判定部47は、第4算出部45によって算出されたΔTBxが第3算出部43によって算出されたΔTByより大きい場合には異常と判定する。即ち、判定部47は、電池パック20に異常が発生していると判定する。判定部47は、ΔTBxがΔTBy以下の場合には正常と判定する。即ち、判定部47は、電池パック20は正常であると判定する。
判断部49は、判定部47によって異常と判定されたとき、推定温度TByと温度TBxとを比較して異常の種類を判断する。即ち判断部49は、各車両駆動用電池21の推定温度TByおよび温度TBxを比較し、推定温度TByと温度TBxとが実質的に等しい車両駆動用電池21が存在するかを判断する。
推定温度TByと温度TBxとが実質的に等しい車両駆動用電池21が存在する場合には、推定温度TByと温度TBxとが実質的に等しくない車両駆動用電池21に埃が堆積するなどして十分に放熱することができていないことが確認できる。即ち、正常な車両駆動用電池21では、十分に放熱することができるため推定温度TByと温度TBxとが実質的に等しくなる。
推定温度TByと温度TBxとが実質的に等しい車両駆動用電池21が存在しない場合には、収容ケース23に設けられたフィルター24に目詰まりが発生していることが確認できる。即ち、フィルター24に目詰まりが発生することによって、収容ケース23内に熱がこもり、複数の車両駆動用電池21の全体において温度が高くなっている。
通知部51は、電池パック20の異常をユーザーに通知する。通知部51は、いずれかの車両駆動用電池21に埃が堆積するなどして放熱が十分でないこと、あるいは、フィルター24に目詰まりが発生していることを通知する。なお、通知方法は特に限定されず、例えば、視覚的な表示、音声等による通知が挙げられる。本実施形態では、車両10に設けられた表示パネル(図示せず)を通じて視覚的に作業者に対する通知を行う。
次に、駐車後の電池パック20の状態を確認する方法について説明する。図2は、一実施形態に係るフローチャートである。車両10の出荷時には、第1推定式(1)式および第2推定式(2)式が記憶部37に記憶されている。車両10の駐車時には、車両駆動用電池21の充放電は行われない。
まず、車両10の走行が終了すると(即ち車両10が駐車されると)、ステップS10において、第1温度検出装置31は、走行終了時の車両駆動用電池21の温度TBを測定する。また、第2温度検出装置32は、走行終了時の収容ケース23内の雰囲気温度TAを測定する。
次に、所定の時間tが経過すると、ステップS20において、第3温度検出装置33は、車両10の外気温TOを測定する。
ステップS30において、第1算出部39は、記憶部37に記憶された第1推定式(1)式、ステップS10において測定された雰囲気温度TAおよびステップS20において測定された外気温TOに基づいて、収容ケース23内の推定雰囲気温度TAyを算出する。
ステップS40において、第2算出部41は、記憶部37に記憶された第2推定式(2)式、ステップS30において算出された推定雰囲気温度TAyおよびステップS10において測定された温度TBに基づいて、各車両駆動用電池21の推定温度TByを算出する。
ステップS50において、第3算出部43は、ステップS40において算出された各推定温度TByのうち、最大推定温度TBy(max)と最小推定温度TBy(min)との差であるΔTByを算出する。
ステップS60において、第1温度検出装置31は、走行終了時から所定の時間tが経過したときの各車両駆動用電池21の温度TBxを測定する。
ステップS70において、第4算出部45は、ステップS60において算出された各温度TBxのうち、最大実測温度TBx(max)と最小実測温度TBx(min)との差であるΔTBxを算出する。
ステップS80において、判定部47は、ステップS70において算出されたΔTBxがステップS50において算出されたΔTByより大きいか否かを判定する。ΔTBxがΔTByより大きいと判定された場合、ステップS90に進む。一方、ΔTBxがΔTBy以下と判定された場合、電池パック20は正常状態であるため処理を終了する。
ステップS90において、判断部49は、複数の車両駆動用電池21のうち、推定温度TByが温度TBxと等しい車両駆動用電池21が存在するか否かを判断する。推定温度TByが温度TBxと等しい車両駆動用電池21が存在する場合には、ステップS100に進む。一方、推定温度TByが温度TBxと等しい車両駆動用電池21が存在しない場合には、ステップS110に進む。
ステップS100において、通知部51は、複数の車両駆動用電池21の一部において、埃が堆積していることをユーザーに通知し、処理を終了する。これにより、ユーザーは、電池パック20内の清掃が必要であることを認識することができる。
ステップS110において、通知部51は、フィルター24に目詰まりが発生していることをユーザーに通知し、処理を終了する。これにより、ユーザーはフィルター24の清掃または交換が必要であることを認識することができる。
図3および図4は、車両駆動用電池21の駐車後1時間の温度変化を示すグラフである。図3および図4の破線は、最大推定温度TBy(max)の温度変化を示す。図3および図4の一点鎖線は、最大実測温度TBx(max)の温度変化を示す。図3および図4の実線は、最小推定温度TBy(min)の温度変化を示す。図3および図4の二点鎖線は、最小実測温度TBx(min)の温度変化を示す。図3に示すように、ΔTBxがΔTBy以下の場合には、判定部47によって電池パック20は正常状態であると判定される。一方、図4に示すように、ΔTBxがΔTByより大きい場合には、判定部47によって電池パック20に異常が発生していると判定される。本実施形態では、環境状態を考慮してΔTByが設定されるため、従来のように一様にΔTByを設定する場合と比較して精度よく電池パック20の状態を検出することができる。
以上のように、本実施形態に係る電池異常検出システム30によれば、推定された推定温度TByから算出されるΔTByと実際に測定された温度TBxから算出されるΔTBxとを比較することによって、電池パック20の異常を判定することができる。即ち、判定部47は、ΔTBxがΔTByより大きい場合には電池パック20に異常が発生していると判定し、ΔTBxがΔTBy以下の場合には電池パック20は正常状態であると判定する。このように、車両10が駐車中であっても、電池パック20に異常が発生しているか否かを精度よく検出することができる。また、車両駆動用電池21を使用していない状態で電池パック20の異常の有無を検出することができるため、安全性により優れる。さらに、判断部49は、推定温度TByと温度TBxとを比較することによって、電池パック20の異常の種類を判断する。これにより、異常の原因を特定することができる。
以上、ここで提案される電池異常検出システムについて、種々説明したが、特に言及されない限りにおいて、ここで挙げられた実施形態および実施例は、本発明を限定しない。
例えば、上記したフローチャートでは、ステップS20〜S50の後にステップS60〜S70の処理を行っているが、ステップS20〜S50の前にステップS60〜S70を処理してもよい。
10 車両
20 電池パック
21 車両駆動用電池
23 収容ケース
24 フィルター
30 電池異常検出システム
31 第1温度検出装置
32 第2温度検出装置
33 第3温度検出装置
35 制御装置
39 第1算出部
41 第2算出部
43 第3算出部
45 第4算出部
47 判定部
49 判断部

Claims (1)

  1. 複数の車両駆動用電池および複数の前記車両駆動用電池を収容する収容ケースを有する電池パックを含む車両に搭載される電池異常検出システムであって、
    走行終了時の複数の前記車両駆動用電池の温度TBおよび走行終了時から所定の時間が経過したときの複数の前記車両駆動用電池の温度TBxを測定する第1温度検出装置と、
    走行終了時の前記収容ケース内の雰囲気温度TAを測定する第2温度検出装置と、
    走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記車両の外気温TOを測定する第3温度検出装置と、
    制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記収容ケース内の推定雰囲気温度TAyを求めるための第1推定式と、走行終了時から前記所定の時間が経過したときの前記各車両駆動用電池の推定温度TByを求めるための第2推定式と、を記憶する記憶部と、
    前記第1推定式、前記雰囲気温度TAおよび前記外気温TOに基づいて、前記収容ケース内の推定雰囲気温度TAyを算出する第1算出部と、
    前記第2推定式、前記推定雰囲気温度TAyおよび前記温度TBに基づいて、前記各車両駆動用電池の推定温度TByを算出する第2算出部と、
    複数の前記車両駆動用電池の前記推定温度TByのうち、最大推定温度TBy(max)と最小推定温度TBy(min)との差であるΔTByを算出する第3算出部と、
    複数の前記車両駆動用電池の前記温度TBxのうち、最大実測温度TBx(max)と最小実測温度TBx(min)との差であるΔTBxを算出する第4算出部と、
    前記ΔTBxが前記ΔTByより大きい場合には異常と判定し、前記ΔTBxが前記ΔTBy以下の場合には正常と判定する判定部と、
    前記判定部によって異常と判定されたとき、前記推定温度TByと前記温度TBxとを比較して異常の種類を判断する判断部と、を備えている、電池異常検出システム。
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