JP2019127488A - オロパタジンを含有する医薬組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】抗炎症作用に優れた医薬組成物を提供すること。【解決手段】(a)オロパタジン又はその塩;(b)ベラドンナ又はその抽出物、あるいはトラネキサム酸又はその塩;及び(c)前記(b)成分がベラドンナ又はその抽出物である場合には、フェニレフリン又はその塩及びグリチルリチン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上、前記(b)成分がトラネキサム酸又はその塩である場合には、フェニレフリン又はその塩、エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩、及びカフェインから選ばれる1種又は2種以上を含有する医薬組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、総合感冒薬又は鼻炎用薬として用いることができる抗炎症作用に優れた医薬組成物に関する。
総合感冒薬とはかぜの諸症状、例えば、鼻水、鼻づまり、発熱、のどの痛み、せき、たん、くしゃみ、悪寒、頭痛、関節の痛み、筋肉の痛み等の緩和を目的として使用される医薬品の総称である。総合感冒薬にはこれらの症状を緩和するために解熱鎮痛成分、抗ヒスタミン成分、鎮咳成分等、多様な成分が配合されている。
鼻炎用薬とは、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状、例えば、鼻水、鼻づまり、くしゃみ等の緩和を目的として使用される医薬品の総称である。鼻炎用薬には、これらの症状を緩和するために、抗ヒスタミン成分や抗炎症成分等、多様な成分が配合されている。
オロパタジン塩酸塩は、選択的抗ヒスタミンH1受容体拮抗作用を主作用とし、さらに化学伝達物質(ロイコトリエン、トロンボキサン、PAF等)の産生・遊離抑制作用を有し、神経伝達物質タキキニン遊離抑制作用を有し、本邦では、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、皮膚疾患に伴う掻痒の効能・効果が認められている(例えば、非特許文献1参照)。
ベラドンナ総アルカロイドは、ヨーロッパ原産のベラドンナ Atropa belladonnaの根茎や根から抽出されたアルカロイド成分であり、副交感神経の働きを抑え、鼻水・涙腺の分泌を減少させる作用があるので、鼻炎薬に利用されている(例えば、非特許文献2参照)。本邦では、総合感冒薬にも配合されている(非特許文献3)。
現在、オロパタジン又はその塩を配合した総合感冒薬は販売されていないが、オロパタジン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイド及びプソイドエフェドリン塩酸塩を配合したソフトカプセル剤(特許文献1参照)、及びオロパタジン塩酸塩、ベラドンナ総アルカロイド、プソイドエフェドリン塩酸塩及びメチルエフェドリン塩酸塩を配合した液状組成物(特許文献2参照)等が知られている。
トラネキサム酸は、抗プラスミン作用に基づく止血効果、抗アレルギー・抗炎症作用に基づく蕁麻疹や口内炎・咽頭炎への効果が知られている。トラネキサム酸を含有する医薬組成物としては、例えば、(A)フェキソフェナジン又はその塩、(B)非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAID)、及び(C)キサンチン誘導体、トラネキサム酸又はその塩、酸中和能を有する塩基性化合物、及びアスコルビン酸又はその塩から選ばれる1種以上を含有する医薬組成物が知られている(特許文献3)。
特開2014−84275号公報 特開2013−193981号公報 特開2016−155761号公報
アレロック(登録商標)錠2.5、アレロック(登録商標)錠5 添付文書 第17改正日本薬局方 D‐854頁〜D‐857頁 JAPIC 一般用医薬品集 2018 94頁
本発明者らは、オロパタジン又はその塩と、ベラドンナ又はその抽出物あるいはトラネキサム酸又はその塩とを組み合わせると、抗炎症作用が著しく減少することを見出した。本発明の課題は、かかる課題を解決し、優れた抗炎症作用を有するオロパタジン又はその塩を含有する医薬組成物を提供することである。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、オロパタジン又はその塩と、ベラドンナ又はその抽出物あるいはトラネキサム酸又はその塩との組み合わせに、さらに、フェニレフリン又はその塩、グリチルリチン酸又はその塩、エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩、あるいはカフェインのいずれか一以上を配合することにより、ベラドンナ又はその抽出物あるいはトラネキサム酸又はその塩の添加によって減少した抗炎症作用を大幅に改善できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は下記に関する。
[1] (a)オロパタジン又はその塩;
(b)ベラドンナ又はその抽出物、あるいはトラネキサム酸又はその塩;及び
(c)前記(b)成分がベラドンナ又はその抽出物である場合には、フェニレフリン又はその塩及びグリチルリチン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上、前記(b)成分がトラネキサム酸又はその塩である場合には、フェニレフリン又はその塩、エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩、及びカフェインから選ばれる1種又は2種以上;
を含有する医薬組成物。
[2] オロパタジン又はその塩が、オロパタジン塩酸塩である、[1]に記載の医薬組成物。
[3] ベラドンナ又はその抽出物が、ベラドンナ総アルカロイドである、[1]1又は[2]に記載の医薬組成物。
[4] トラネキサム酸又はその塩が、トラネキサム酸である、[1]又は[2]に記載の医薬組成物。
[5] フェニレフリン又はその塩が、フェニレフリン塩酸塩である、[1]から[4]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[6] グリチルリチン酸又はその塩が、グリチルリチン酸である、[1]から[3]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[7] エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩が、メチルエフェドリン塩酸塩である、[1]、[2]及び[4]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[8] (b)成分としてベラドンナ又はその抽出物を含み、(c)成分としてグリチルリチン酸又はその塩を含む、[1]から[3]及び[6]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[9] 抗炎症用である、[1]から[8]のいずれか一記載の医薬組成物。
[10] 鼻炎の予防又は治療用である、[1]から[8]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[11] かぜの諸症状の緩和のための、[1]から[8]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[12] オロパタジン又はその塩の成人への一日分の投与量が1mg〜20mgであり、ベラドンナ又はその抽出物の成人への一日分の投与量が0.1mg〜10mgである、[1]から[11]のいずれか一に記載の医薬組成物。
[13] オロパタジン又はその塩の成人への一日分の投与量が1mg〜20mgであり、トラネキサム酸又はその塩の成人への一日分の投与量が100mg〜3000mgである、[1]から[7]及び[9]から[11]のいずれか一に記載の医薬組成物。
本発明によれば、抗炎症作用に優れた医薬組成物を提供することができる。
本発明の実施の形態について以下に説明する。
本発明の医薬組成物は、
(a)オロパタジン又はその塩;
(b)ベラドンナ又はその抽出物、あるいはトラネキサム酸又はその塩;及び
(c)前記(b)成分がベラドンナ又はその抽出物である場合には、フェニレフリン又はその塩及びグリチルリチン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上、前記(b)成分がトラネキサム酸又はその塩である場合には、フェニレフリン又はその塩、エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩、及びカフェインから選ばれる1種又は2種以上;
を含有する医薬組成物である。
本発明の一例としては、(b)成分としてベラドンナ又はその抽出物を含み、(c)成分としてグリチルリチン酸又はその塩を含む、上記医薬組成物を挙げることができる。
本発明において、「オロパタジン又はその塩」は、例えば、オロパタジン、オロパタジン塩酸塩等が挙げられる。これらは公知の化合物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
本発明において、「オロパタジン又はその塩」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えば、オロパタジン又はその塩が、オロパタジン塩酸塩の場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常1mg〜20mgであり、好ましくは5mg〜10mgであり、最も好ましくは10mgである。
本発明において、「ベラドンナ又はその抽出物」は、例えば、ベラドンナ、ベラドンナコン、ベラドンナエキス及びベラドンナ総アルカロイド等が挙げられる。これらは公知の物質であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
本発明において、「ベラドンナ又はその抽出物」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えば、ベラドンナ又はその抽出物が、ベラドンナ総アルカロイドの場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常0.1mg〜10mgであり、好ましくは0.12mg〜0.6mgであり、より好ましくは0.3mg〜0.6mgである。
本発明において、「トラネキサム酸又はその塩」とは、トラネキサム酸、又はトラネキサム酸の塩を意味する。トラネキサム酸の塩としては、塩酸塩、硝酸塩、硫酸塩等の鉱酸塩、メタンスルホン酸塩等の有機酸塩、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩等を挙げることができる。本発明において用いられる「トラネキサム酸」は、第17改正日本薬局方に収載され、市販されており、容易に入手することができる。
本発明において、「トラネキサム酸又はその塩」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えば、「トラネキサム酸又はその塩」がトラネキサム酸の場合は、1日量として、通常100mg〜3000mgであり、好ましくは210〜1500mgであり、より好ましくは420mg〜750mgである。
本発明において、「フェニレフリン又はその塩」は、例えば、フェニレフリン、フェニレフリン塩酸塩等が挙げられる。これらは公知の化合物であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
本発明において、「フェニレフリン又はその塩」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えば、フェニレフリン又はその塩が、フェニレフリン塩酸塩の場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常1mg〜50mgであり、好ましくは5mg〜30mgであり、より好ましくは10mg〜30mgである。
本発明において、「グリチルリチン酸又はその塩」は、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸二アンモニウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム等が挙げられる。これらは公知の物質であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
本発明において、「グリチルリチン酸又はその塩」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えばグリチルリチン酸又はその塩が、グリチルリチン酸の場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常1mg〜300mgであり、好ましくは5mg〜200mgであり、より好ましくは10〜200mgである。
本発明において、「エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩」は、例えば、プソイドエフェドリン塩酸塩、プソイドエフェドリン硫酸塩、dl−メチルエフェドリン塩酸塩、dl−メチルエフェドリンサッカリン塩等が挙げられる。これらは公知の物質であり、公知の方法により製造できるほか、市販のものを用いることができる。
本発明において、「エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えばエフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩が、dl−メチルエフェドリン塩酸塩の場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常1mg〜300mgであり、好ましくは10mg〜150mgであり、より好ましくは25mg〜75mgである。
本発明において、カフェインとしては、カフェイン水和物、無水カフェイン、安息香酸ナトリウムカフェイン及びクエン酸カフェインなどを使用することができ、無水カフェイン及びカフェイン水和物が好ましく、無水カフェインが特に好ましい。無水カフェイン及びカフェイン水和物は第17改正日本薬局方に収載されている。
本発明において、「カフェイン」の含有量は特に限定されず、服用者の性別、年齢、症状等に応じて、適宜検討して決定すればよい。例えば、カフェインが無水カフェインの場合は、1日量として(好ましくは成人に対して)、通常1mg〜1000mgであり、好ましくは75mg〜600mgであり、より好ましくは150mg〜300mgである。
本発明においては、上記した成分に加えて、効果を損なわない範囲で、通常総合感冒薬又は鼻炎用薬に使用されているその他の成分を必要に応じて配合することができる。例えば、一般用医薬品製造販売承認基準に記載されている成分等を配合することができる。具体的には、解熱鎮痛剤、抗ヒスタミン剤、血管収縮剤、鎮咳剤、ノスカピン類、気管支拡張剤、去痰剤、抗コリン剤、抗炎症剤、ビタミン類、胃粘膜保護剤、生薬類、催眠鎮静剤、及び漢方処方等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
解熱鎮痛剤としては、例えば、アスピリン、アスピリンアルミニウム、アセトアミノフェン、エテンザミド、サザピリン、サリチルアミド、ラクチルフェネチジン、イブプロフェン、イソプロピルアンチピリン、ロキソプロフェンナトリウム水和物、プラノプフェン、ジクロフェナクナトリウム、メフェナム酸、インドメタシンファルネシル、アセメタシン、エトドラク、ナプロキセン、メロキシカム、セレコキシブ、及びチアラミド塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
抗ヒスタミン剤としては、例えば、塩酸イソチペンジル、塩酸ジフェテロール、塩酸トリペレナミン、塩酸トンジルアミン、塩酸フェネタジン、塩酸メトジラジン、dl−クロルフェニラミンマレイン酸塩、d−クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェニルジスルホン酸カルビノキサミン、ジフェニルピラリン塩酸塩、ジフェニルピラリンテオクル酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ジフェンヒドラミンサリチル酸塩、酒石酸アリメマジン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、トリプロリジン塩酸塩水和物、ナパジシル酸メブヒドロリン、プロメタジンメチレン二サリチル酸塩、マレイン酸カルビノキサミン、リン酸ジフェテロール、クレマスチンフマル酸塩、メキタジン、ケトチフェンフマル酸塩、プロメタジン塩酸塩、エピナスチン塩酸塩、エメダスチンフマル酸塩、フェキソフェナジン、アゼラスチン塩酸塩、及びセチリジン塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
血管収縮剤としては、メトキシフェナミン塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
鎮咳剤としては、例えば、塩酸アロクラミド、クロペラスチン塩酸塩、クロペラスチンフェンジゾ酸塩、コデインリン酸塩水和物、ジヒドロコデインリン酸塩、デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物、デキストロメトルファン・フェノールフタリン塩、クエン酸チペピジン、チペピジンヒベンズ酸塩、ジブナートナトリウム、ペントキシベリンクエン酸塩、ジメモルファンリン酸塩、エプラジノン塩酸塩、ペントキシベリンクエン酸塩、ベンプロペリンリン酸塩、及びクロフェダノール塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
ノスカピン類としては、例えば、ノスカピン、及びノスカピン塩酸塩水和物等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
気管支拡張剤としては、例えば、アミノフィリン、ジプロフィリン、テオフィリン、プロキシフィリン、トリメトキノール塩酸塩、フェニルプロパノールアミン塩酸塩、メトキシフェナミン塩酸塩、及びイソプレナリン塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
去痰剤としては、例えば、グアイフェネシン、グアヤコールスルホン酸カリウム、クレゾールスルホン酸カリウム、ブロムヘキシン塩酸塩、l−カルボシステイン、l−エチルシステイン塩酸塩、l−メチルシステイン塩酸塩、アンブロキソール塩酸塩、塩化アンモニウム、l−メントール、アンモニア・ウイキョウ精、桜皮エキス、メチルシステイン塩酸塩、及びフドステイン等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
抗コリン剤としては、例えば、ヨウ化イソプロパミド等の成分を配合することができる。
抗炎症剤としては、セラペプターゼ、ブロメライン、セミアルカリプロティナーゼ、プロナーゼ、セアプローゼ、プロクターゼ、及びリゾチーム塩酸塩等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
ビタミン類としては、例えば、チアミン、チアミン塩化物塩酸塩、チアミン硝化物、ジセチアミン塩酸塩、セトチアミン塩酸塩、フルスルチアミン、フルスルチアミン塩酸塩、オクトチアミン、シコチアミン、チアミンジスルフィド、ビスイブチアミン、ビスベンチアミン、プロスルチアミン、及びベンフォチアミン等のビタミンB1及びその誘導体並びにそれらの塩類、リボフラビン、リボフラビンリン酸エステル、リボフラビン酪酸エステル、及びリン酸リボフラビンナトリウム等のビタミンB2及びその誘導体並びにそれらの塩類、パントテン酸、パンテノール、パンテチン、パントテン酸カルシウム、及びパントテン酸ナトリウム等のビタミンB5及びその誘導体並びにそれらの塩類、ピリドキシン塩酸塩、及びピリドキサールリン酸エステル等のビタミンB6及びその誘導体並びにそれらの塩類、シアノコバラミン、及びメコバラミン等のビタミンB12及びその誘導体並びにそれらの塩類、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、及びアスコルビン酸カルシウム等のビタミンC及びその誘導体並びにそれらの塩類、及びヘスペリジン及びその誘導体並びにそれらの塩類等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
胃粘膜保護剤としては、グリシン、ケイ酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、 合成ヒドロタルサイト、酸化マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアルノアセテート(アルミニウムグリシネート)、水酸化アルミニウムゲル、乾燥水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウムの共沈生成物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム混合乾燥ゲル、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウムの共沈物、水酸化マグネシウム・ 硫酸アルミニウムカリウムの共沈生成物、炭酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、アルジオキサ、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィリンカリウム、メチルメチオニンスルホニウムクロリド、スクラルファート、セトラキサート塩酸塩、ソファルコン、ゲファルナート、テプレノン、及びレバミピド等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
生薬類としては、マオウ、ナンテンジツ、オウヒ、オンジ、カンゾウ、キキョウ、シャゼンシ、シャゼンソウ、セキサン(石蒜)、セネガ、バイモ、ウイキョウ、オウバク、オウレン、ガジュツ、カミツレ、ケイヒ、ゲンチアナ、ゴオウ、獣胆(ユウタン含む)、シャジン、ショウキョウ、ソウジュツ、チョウジ、チンピ、ビャクジュツ、ジリュウ、チクセツニンジン、ニンジン、アカメガシワ、アセンヤク、インヨウカク、エンゴサク、オウゴン、オウセイ、カノコソウ、カロニン、キョウニン、クコシ、クコヨウ、ケイガイ、ケツメイシ、ゲンノショウコ、 コウブシ、ゴミシ、サイシン、サンショウ、シオン、ジコッピ、シャクヤク、ジャコウ、シンイ、センキュウ、ゼンコ、センブリ、ソウハクヒ、ソヨウ、タイサン、トウキ、トコン、バクモンドウ、ハンゲ、バンコウカ、ハンピ、ビャクシ、ブクリョウ、ボタンピ、ボレイ、ロクジョウ等の生薬及びこれらの抽出物(エキス、チンキ、乾燥エキス等)等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
催眠鎮静剤としては、ブロムワレリル尿素、及びアリルイソプロピルアセチル尿素等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
漢方処方としては、葛根湯、葛根湯加桔梗、桂枝湯、香蘇散、柴胡桂枝湯、小柴胡湯、小青竜湯、麦門冬湯、半夏厚朴湯、麻黄湯等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
さらに、本発明の医薬組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、製剤を製造するために必要な医薬品添加物を配合することができる。例えば、医薬品添加物は、薬食審査発1204第1号(薬事行政法令)、医薬品添加物辞典2007(日本医薬品添加剤協会編集、薬事日報社)、及び第8版食品添加物公定書(日本食品添加物協会)等に記載されているものを配合することができる。具体的には、賦形剤、結合剤、崩壊剤、崩壊補助剤、流動化剤、滑沢剤、可塑剤、コーティング剤、糖衣剤、光沢化剤、溶剤、pH調節剤、着色剤、矯味剤、甘味剤、香料、着香剤・香料等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
賦形剤としては、アメ粉、アルファー化デンプン、イソマルト、カカオ脂、加水分解デンプン乾燥物、カラメル、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、含水二酸化ケイ素、含水無結晶酸化ケイ素、乾燥水酸化アルミニウムゲル、乾燥バレイショデンプン、カンゾウ末、乾燥硫酸マグネシウム、カンテン、カンテン末、寒梅粉、キシリトール、クロスカルメロースナトリウム、クロスポビドン、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、ケイヒ末、結晶セルロース、結晶セルロース・カルメロースナトリウム、結晶セルロース(微粒子)、結晶セルロース(粒)、合成ケイ酸アルミニウム、合成ケイ酸アルミニウム・ヒドロキシプロピルスターチ・結晶セルロース、合成ヒドロタルサイト、コムギデンプン、米粉、コメデンプン、β―シクロデキストリン、重質無水ケイ酸、水酸化アルミナマグネシウム、水酸化アルミニウムゲル、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム共沈物、水酸化アルミニウム・炭酸マグネシウム・炭酸カルシウム共沈物、水酸化マグネシウム、D−ソルビトール、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、トウモロコシデンプン、トウモロコシデンプン造粒物、トレハロース水和物、二酸化ケイ素、乳糖水和物、乳糖造粒物、ノンパレル、白糖、バレイショデンプン、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース(2208)、ヒプロメロース(2906)、ヒプロメロース(2910)、ヒプロメロースフタル酸エステル(200731型)、ヒプロメロースフタル酸エステル(220824型)、微粒二酸化ケイ素、部分アルファー化でんぷん、プルラン、粉糖、粉末還元麦芽糖水アメ、粉末セルロース、粉末セルロース(平均重合度:800〜1100)、ポビドン(K25)、ポビドン(K30)、ポビドン(K90)、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリソルベート80、ポリビニルアセタールジエチルアセトアセテート、ポリビニルアルコール・ジエチレングリコール混合物、マルチトール、マルトース水和物、D−マンニトール、D−マンニトール・クロスポビドン・D−ソルビトール・含水二酸化ケイ素混合物、無水ケイ酸水和物、無水乳糖、無水リン酸水素カルシウム、無水リン酸水素カルシウム造粒物、メタクリル酸コポリマーLD、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、メチルアクリレート・メタクリル酸コポリマー、メチルアクリレート・メチルメタクリレート、メチルセルロース、リン酸水素カルシウム水和物、リン酸水素カルシウム造粒物、リン酸水素ナトリウム水和物、リン酸二水素カリウム、リン酸二水素カルシウム水和物、リン酸二水素ナトリウム、及びエリスリトール等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
結合剤としては、例えば、アラビアゴム、アラビアゴム末、カンテン、カンテン末、寒梅粉、結晶セルロース、コポリビドン、ゼラチン、セラック、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、トウモロコシデンプン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、ヒドロキシプロピルセルロース、ビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体、ヒプロメロース(2208)、ヒプロメロース(2906)、ヒプロメロース(2910)、ヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル、ヒプロメロースフタル酸エステル(200731型)、ヒプロメロースフタル酸エステル(220824型)、フマル酸・ステアリン酸・ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート・ヒドロキシプロピルセルロース2910混合物、プルラン、ポビドン(K25)、ポビドン(K30)、ポビドン(K90)、ポリビニルアルコール(完全ケン化物)、ポリビニルアルコール(部分ケン化物)、ポリビニルアルコール・ポリエチレングリコール・グラフトポリマー、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーLD、メタクリル酸コポリマーS、メタクリル酸ブチル・メタクリル酸メチルコポリマー、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、及びメチルセルロース等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
崩壊剤としては、例えば、アルファー化デンプン、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、クロスポピドン、低置換度カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、バレイショデンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、及び部分アルファー化デンプン等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
崩壊補助剤としては、例えば、カルメロース、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、クロスカルメロースナトリウム、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、デンプングリコール酸ナトリウム、及びヒドロキシプロピルスターチ等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
流動化剤としては、例えば、含水二酸化ケイ素、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム、重質無水ケイ酸、水酸化アルミナマグネシウム、第三リン酸カルシウム、タルク、トウモロシデンプン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、及びリン酸水素カルシウム造粒物等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
滑沢剤としては、例えば、含水二酸化ケイ素、含水無晶形酸化ケイ素、グリセリン脂肪酸エステル、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、硬化油、重質無水ケイ酸、ショ糖脂肪酸エステル、ステアリルアルコール、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ポリオキシル40、ステアリン酸マグネシウム、ダイズ硬化油、タルク、フマル酸ステアリルナトリウム、ミツロウ、無水ケイ酸水和物、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、及びモノステアリン酸グリセリン等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
可塑剤としては、クエン酸トリエチル、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、中鎖脂肪酸トリグリセリド、トリアセチン、濃グリセリン、ヒマシ油、プロピレングリコール、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリソルベート80、マクロゴール400、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、マクロゴール6000NF、モノステアリン酸グリセリン、リノール酸イソプロピル、及び流動パラフィン等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
コーティング剤としては、アクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマー分散液、アセチルグリセリン脂肪酸エステル、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、アラビアゴム、アラビアゴム末、アンモニオアルキルメタクリレートコポリマー、エチルセルロース、エチルセルロース水分散液、オクチルデシルトリグリセリド、オパドライOY−6950、オパドライOY−L−28900、オパドライOY−LS−20291、オパドライOY−LS−23016、オパドライOY−S−7135、オパドライOY−S−8471、オパドライOY−S−9607、オパドライOY−S−22829、オパドライOY−S−22835、オパドライOY−S−22961、オパドライOY−S−28924、オパドライYS−1−7003白、オパドライYS−1−12524−A、オパドライYS−1−14762−A、オパドライYS−1−15585−A、オパドライYS−1−19025A、オパドライYS−2−19114−A、オパドライIIイエロー、オパドライクリアー(YS−2−19114−A)、オパドライIIグレイ85F17659、オパドライ白03K280000、オパドライピンク(02F34337)、オパドライIIピンク、オパドライIIピンク85F97191、オパドライIIブルー(85G20427)、オパドライIIベージュ85F17438、オパドライホワイト(15B180002)、オパドライホワイトOY−LS−28914、オパドライホワイトYS−1−18177−A、オパドライホワイト(YS−1−18202−A)、オパドライIIホワイト(33G28523)、オパドライIIホワイト(85F28751)、オパドライIIホワイト(OY−LS−28914)、オパドライIIライトブルー(85G20426)、オパドライIIライトベージュ85F17498、オパドライIIレッド(32K15441)、カルナウバロウ、カルメロースカルシウム、カルメロースナトリウム、含水二酸化ケイ素、乾燥水酸化アルミニウムゲル、乾燥メタクリル酸コポリマーLD、クエン酸トリエチル、グリセリン、グリセリン脂肪酸エステル、ケイ酸マグネシウム、軽質無水ケイ酸、軽質無水ケイ酸含有ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セルロース、合成ケイ酸アルミニウム、合成ヒドロタルサイト、酸化チタン、酸化マグネシウム、ジメチルアミノエチルメタアクリレート・メチルメタアクリレートコポリマー、ショ糖脂肪酸エステル、水酸化アルミニウムゲル、ステアリルアルコール、ステアリン酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ポリオキシル40、ステアリン酸マグネシウム、精製ゼラチン、精製セラック、精製白糖、ゼラチン、セラック、D−ソルビトール、D−ソルビトール液、タルク、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、濃グリセリン、白色セラック、白糖、パラフィン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910・酸化チタン・マクロゴール混合物、ヒプロメロース(2208)、ヒプロメロース(2906)、ヒプロメロース(2910)、ヒプロメロース酢酸エステルコハク酸エステル、ヒプロメロースフタル酸エステル(200731型)、ヒプロメロースフタル酸エステル(220824型)、フマル酸・ステアリン酸・ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート・ヒドロキシプロピルメチルセルロース2910混合物、プルラン、プレミックス添加剤Opadry White、ベントナイト、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール、ポリスチレンスルホン酸ナトリウム、ポリソルベート80、ポリビニルアセタールジエチルアセトアセテート、ポリビニルアルコール(部分ケン化物)、マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール600、マクロゴール1500、マクロゴール1540、マクロゴール4000、マクロゴール6000、マクロゴール6000EP、マクロゴール20000、マクロゴール35000、D−マンニトール、無水クエン酸、無水ケイ酸水和物、無水フタル酸、無水リン酸水素カルシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーLD、メタクリル酸コポリマーS、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、メチルメタクリレート・メタアクリル酸・メチルメタアクリレートコポリマー、モノステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン、モノステアリン酸ソルビタン、モノラウリン酸ソルビタン、硫酸カルシウム、及びDL−リンゴ酸等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
糖衣剤としては、アラビアゴム、アラビアゴム末、エチルセルロース、カルナウバロウ、カルメロースナトリウム、結晶セルロース、酸化チタン、ステアリン酸、ステアリン酸ポリオキシル40、精製ゼラチン、精製セラック、精製白糖、ゼラチン、セラック、タルク、沈降炭酸カルシウム、白色セラック、白糖、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒプロメロース(2208)、ヒプロメロース(2910)、プルラン、ポビドン(K25)、ポビドン(K30)、ポビドン(K90)、ポリオキシエチレン(105)ポリオキシプロピレン(5)グリコール、ポリビニルアルコール(部分ケン化物)、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、及びD−マンニトール等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
光沢化剤としては、カルナウバロウ、精製セラック、マクロゴール400、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000、及びミツロウ等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
溶剤としては、イソプロパノール、エタノール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、及びマクロゴールなどから選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
pH調節剤としては、塩酸、酢酸、りん酸、乳酸、クエン酸、コハク酸、酒石酸、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、及びトリエタノールアミン等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
着色剤としては、黄酸化鉄、黄色5号プレミックス、褐色酸化鉄、カーボンブラック、カラメル、β―カロテン、カンゾウエキス、黒酸化鉄、酸化チタン、三二酸化鉄、三二酸化鉄・グリセリン懸濁液、食用青色1号、食用青色2号アルミニウムレーキ、食用黄色4号、食用黄色4号アルミニウムレーキ、食用黄色5号、食用赤色2号、食用赤色3号、食用赤色102号、銅クロロフィリンナトリウム、銅クロロフィル、リボフラビン、リボフラビン酪酸エステル、リボフラビンリン酸エステルナトリウム、緑茶末、及びローズ油等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
矯味剤としては、エリスリトール、塩化ナトリウム、オウバク末、オウヒエキス、オウレン、オウレン末、オノニス根乾燥エキス、オレンジ、オレンジ油、カカオ末、果糖、カラメル、カンゾウ、カンゾウエキス、カンゾウ粗エキス、カンゾウ末、キシリトール、クエン酸カルシウム、クエン酸水和物、クエン酸ナトリウム水和物、L−グルタミン酸、L−グルタミン酸L−アルギニン、L−グルタミン酸塩酸塩、L−グルタミン酸ナトリウム、グレープフルーツエキス、黒砂糖、ケイヒチンキ、ケイヒ末、ケイヒ油、コンブ末、サッカリン、サッカリンナトリウム水和物、サフラン、サフランチンキ、サンショウチンキ、サンショウ末、酒石酸、D−酒石酸、酒石酸水素カリウム、DL−酒石酸ナトリウム、ショウキョウチンキ、ショウキョウ末、スクラロース、ステビアエキス、ステビア抽出精製物、精製カンゾウエキス末、精製白糖、センブリ、ソヨウ末、D−ソルビトール、タイソウ末、タウリン、タラクサシ根・草乾燥エキス、タンニン酸、チョウジチンキ、チョウジ油、チンピチンキ、トウガラシ、トウガラシチンキ、トウガラシ末、トウヒチンキ、トウヒ末、トレハロース水和物、ニガキ末、梅肉エキス、白糖、フラクトオリゴ糖、粉糖、ペパーミントパウダー、マルトース水和物、D−マンニトール、dl−メントール、l−メントール、メントールパウダー、リュウノウ、リュウノウ末、緑茶末、DL−リンゴ酸、DL−リンゴ酸ナトリウム、レモン油、及びローズ油等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
甘味剤としては、アスパルテーム、アセスルファムカリウム、アマチャ、アマチャ末、還元麦芽糖水アメ、カンゾウ、カンゾウエキス、カンゾウ末、キシリトール、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、グリチルリチン酸モノカリウム、サッカリン、サッカリンナトリウム水和物、スクラロース、ステビアエキス、ステビア抽出精製物、精製白糖、精製白糖球状顆粒、白糖、粉末還元麦芽糖水アメ、マルチトール、D−マンニトール、及びエリスリトール等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
香料としては、オレンジフレーバー、オレンジフレーバーパウダーSH−1171−A、オレンジミクロンH−800092、ガラナエキス、香料(スイートオレンジ)、香料(ストロベリー)、香料(レモン)、黒糖フレーバー、ストロベリーエッセンス、ストロベリーフレーバーB86173、チェリーフレーバー181612、デントミント1148J、バナナパウダーフレーバー、ピーチエッセンス、ヒノキ6E−84211、ブラックカレントフレーバー290012SYM、フルーツエッセンス、ペパーミントNAEFCOPO551957685、ペパーミントミクロンH−81550、ミックスフレーバーパウダー、メロンパウダーフレーバー、l−メントール、及びメントールL163592SYM等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
着香剤・香料としては、ウイキョウ末、ウイキョウ油、エチルバニリン、オレンジ、オレンジエキス、オレンジエッセンス、オレンジ油、カミツレ油、カラメル、カンゾウ末、d−カンフル、dl−カンフル、ケイヒ末、ケイヒ油、シトロネラー油、シュガーフレーバー、スペアミント油、チェリーフレーバー、チョウジ油、チリフレーバー、トウヒチンキ、トウヒ油、パインオイル、ハッカ油、バニラフレーバー、バニリン、ビターエッセンス、ビタベース、ヒマラヤスギ油、フルーツフレーバー、フレーバーG1、ヘスペリジンペパーミントエッセンス、ベルガモット油、ベルモットフレーバー、d−ボルネオール、dl−ボルネオール、マッチャ、ミックスフレーバー、ミントフレーバー、dl−メントール、l−メントール、ユーカリ油、ラベンダー油、リュウノウ、リュウノウ末、レモンパウダー、レモン油、ローズ水、ローズ油、ロート油、及びローマカミツレ油等から選ばれる1種又は2種以上の成分を配合することができる。
本発明の医薬組成物の剤形としては、特に限定されるべきものではなく、例えば、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤、液剤、シロップ剤、ゼリー剤、トローチ剤等の経口投与製剤や外用液剤、軟膏剤、クリーム剤、ゲルクリーム剤、パップ剤、経皮吸収型製剤、貼付剤、リニメント剤、ローション剤、坐剤、点眼剤、点鼻剤等の非経口投与製剤が挙げられる。好ましくは経口投与製剤、点鼻剤又は点眼剤であり、より好ましくは経口投与製剤であり、カプセル剤、丸剤、顆粒剤、細粒剤、散剤、錠剤等の固形製剤がさらに好ましい。なお、これらの固形製剤は、必要に応じて公知の方法により、糖衣やフィルムコーティング等により被覆されていても良い。
本発明の医薬組成物は、第17改正日本薬局方等に記載された方法に従い、上記に挙げた剤形の製剤とすることができる。例えば、本発明の医薬組成物の剤形が錠剤の場合は、日本薬局方製剤総則「錠剤」の項に準じて製造することができる。また、本発明の医薬組成物の剤形が顆粒剤の場合には、日本薬局方製剤総則「顆粒剤」の項に準じて製造することができる。なお、本発明の医薬組成物が固形製剤の場合、かかる固形製剤における、本発明で規定する成分及びその他の成分・添加物が、互いに配合禁忌等の課題により、保存安定性等に問題が生じる場合には、適宜、顆粒分け、多層化等により互いに接触しないように製剤化することができる。
本発明の医薬組成物の剤形が、固形製剤の場合、適宜、ガラス瓶やPTP等の包装形態とすることができる。さらに、必要に応じて、乾燥剤を本発明の医薬品組成物とともに封入することができる。
本発明の医薬組成物は、抗炎症用として投与することができる。抗炎症用医薬組成物が適用される疾患としては、かぜ、鼻炎、湿疹、蕁麻疹、扁桃炎、咽喉頭炎、痔疾患、口内炎、及びこれらの疾患に伴う諸症状の緩和等が挙げられる。すなわち、かぜ(感冒)の予防及び/又は治療薬、鼻炎の予防及び/又は治療薬、虫さされ、痒み止め、皮膚炎用の予防及び/又は治療薬、水虫・たむし用薬ならびに痔疾患時の痒み等の症状に対する予防及び/又は治療薬、及びのどの炎症によるのどのあれや痛み等の予防及び/又は治療薬等として使用することができる。
本発明の医薬組成物は、かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み、くしゃみ)を緩和するために投与することができる。
さらに本発明の医薬組成物は、急性鼻炎、アレルギー性鼻炎又は副鼻腔炎による諸症状(鼻水、鼻づまり、くしゃみ)の緩和のために投与することができる。
以下、実施例及び製造例を示すが、本発明は下記の例に制限されるものではない。
(試験例1)ラットを用いたブラジキニン‐プラスミン足浮腫に対する抗炎症試験
1−1.被験物質及び起炎用試薬
本試験において、メチルセルロースは信越化学工業(株)製のものを、オロパタジン塩酸塩(以下、オロパタジン)はTORONTO RESEARCH CHEMICALSINC社製のものを、ベラドンナ総アルカロイド(以下、ベラドンナ)はアルプス薬品工業(株)製のものを、フェニレフリン塩酸塩(以下、フェニレフリン)は和光純薬工業(株)製のものを、グリチルリチン酸はアルプス薬品工業(株)製のもの、トラネキサム酸は第一ファインケミカル(株)製のものを、無水カフェイン(以下、カフェイン)は株式会社静岡カフェイン工業所製のものを、dl−メチルエフェドリン塩酸塩(以下、メチルエフェドリン)はアルプス薬品工業(株)製のものを使用した。また、ブラジキニンは和光純薬工業(株)のものを、Human Plasmin(以下、プラスミン)はHaemagtologic Technology Inc社製のものを使用した。
(検体)
0群:媒体(0.5%メチルセルロース) ※起炎対照群
1群:オロパタジン0.1mg/kg
2群:オロパタジン0.1mg/kg+ベラドンナ0.6mg/kg
3群:オロパタジン0.1mg/kg+フェニレフリン30mg/kg
4群:オロパタジン0.1mg/kg+ベラドンナ0.6mg/kg+フェニレフリン30mg/kg
5群:オロパタジン0.1mg/kg+グリチルリチン酸200mg/kg
6群:オロパタジン0.1mg/kg+ベラドンナ0.6mg/kg+グリチルリチン酸200mg/kg
7群:オロパタジン0.1mg/kg+トラネキサム酸100mg/kg
8群:オロパタジン0.1mg/kg+トラネキサム酸100mg/kg+フェニレフリン30mg/kg
9群:オロパタジン0.1mg/kg+トラネキサム酸100mg/kg
+メチルエフェドリン110mg/kg
10群:オロパタジン0.1mg/kg+トラネキサム酸100mg/kg+カフェイン150mg/kg
11群:オロパタジン0.1mg/kg+トラネキサム酸100mg/kg+フェニレフリン30mg/kg+カフェイン150mg/kg
(起炎剤)
ブラジキニン1mg及びプラスミン0.5Uを生理食塩液に溶解し20mLとした。
1−2.試験方法
5週齢のCrij:WI系雄性ラット[日本チャールスリバー(株)]に5日間の検疫期間を設け、その後2〜4日間馴化させた。馴化後に体重測定結果を用いて群分け(1群5匹)を行い、ゾンデを用いて被験物質を経口投与した。30分後、右側後肢足蹠に、起炎剤としてブラジキニン‐プラスミン溶液0.1mlを皮下注射し、炎症を惹起させた。個体ごとに群分け前及び起炎後60分の足蹠容積を測定し、後述する数式を用いて浮腫率、曲線下面積及び抑制率を算出した。
1−3.足蹠容積の測定及び浮腫率、曲線下面積(AUC)及び抑制率の算出
群分け前、起炎後、15、30、45、60分に、マウス・ラット後肢足蹠浮腫容積測定装置(TK−101CMP、(有)ユニコム社製)を用いて右側後肢足蹠容積(mL)を測定した。個体ごとに群分け前の足蹠容積と各測定時間における足蹠容積の値から、以下の数式を用いて浮腫率を算出した。
Figure 2019127488
さらに、個体ごとに、各時間の浮腫率から以下の数式を用いて曲面下面積(AUC0−1hr)を算出した。
Figure 2019127488
a:起炎後15分の浮腫率
b:起炎後30分の浮腫率
c:起炎後45分の浮腫率
d:起炎後60分の浮腫率
さらに、起炎対照群(0群)のAUC0−1hrの値と、各薬剤群(1〜6群)のAUC0−1hrの値から、以下の数式を用いて各薬剤群の抑制率を算出した。
Figure 2019127488
1.4.試験結果
試験結果を表1に示す。
Figure 2019127488
表1において、オロパタジンを単独投与した1群に比べて、オロパタジンにベラドンナを併用した2群は、浮腫の抑制率が低化したが、オロパタジンとベラドンナにフェニレフリンを併用した4群は、オロパタジンとフェニレフリンを併用した3群と比較して、浮腫の抑制率が著しく改善し、高い抗炎症作用が確認された。
また、オロパタジンを単独投与した1群に比べ、オロパタジンにグリチルリチン酸を併用した5群は、浮腫抑制率が低化したが、オロパタジンとグリチルリチン酸にベラドンナを併用した6群では、2群及び5群の結果にもかかわらず、浮腫の抑制率が著しく改善し、高い抗炎症作用が確認された。
また、オロパタジンを単独投与した1群に比べて、オロパタジンにトラネキサム酸を併用した7群は、浮腫の抑制率が低化したが、オロパタジンとトラネキサム酸にフェニレフリンを併用した8群、オロパタジンとトラネキサム酸にメチルエフェドリンを併用した9群、オロパタジンとトラネキサム酸にカフェインを併用した10群は、浮腫の抑制率が著しく改善し、高い抗炎症効果が確認された。さらに、オロパタジンとトラネキサム酸に、フェニレフリンとカフェインを併用した11群は極めて高い抗炎症効果が確認された。
(試験例2)ラットを用いたブラジキニン‐プラスミン足浮腫に対する抗炎症試験
2−1.被験物質及び起炎用試薬
本試験において、メチルセルロースは信越化学工業(株)製のものを、オロパタジン塩酸塩(以下、オロパタジン)はTORONTO RESEARCH CHEMICALSINC社製のものを、ベラドンナ総アルカロイド(以下、ベラドンナ)はアルプス薬品工業(株)製のものを、グリチルリチン酸はアルプス薬品工業(株)製のものを使用した。また、ブラジキニンは富士フィルム和光純薬(株)のものを、Human Plasmin(以下、プラスミン)はHaemagtologic Technology Inc社製のものを使用した。
(検体)
0群:媒体(0.5%メチルセルロース) ※起炎対照群
1群:オロパタジン0.1mg/kg
2群:ベラドンナ0.006mg/kg
3群:グリチルリチン酸2.0mg/kg
4群:オロパタジン0.1mg/kg+ベラドンナ0.006mg/kg+グリチルリチン酸2.0mg/kg
(起炎剤)
ブラジキニン1mg及びプラスミン0.5Uを生理食塩液に溶解し20mLとした。
2−2.試験方法
試験例1の「1−2.試験方法」と同様の方法で試験を行った。
2−3.足蹠容積の測定及び浮腫率、曲線下面積(AUC)及び抑制率の算出
試験例1の「1−3.足蹠容積の測定及び浮腫率、曲線下面積(AUC)及び抑制率の算出」と同様の方法により、各薬剤群の抑制率を算出した。
2−4.試験結果
試験結果を表2に示す。
Figure 2019127488
表2において、オロパタジン、ベラドンナ及びグリチルリチン酸を併用した4群は、オロパタジンを単独投与した1群、ベラドンナを単独投与した2群、及びグリチルリチン酸を単独投与した3群における浮腫の抑制率と比較して、浮腫の抑制率が著しく改善し、高い抗炎症作用が確認された。
以下に製造例を示す。なお、数値は、製剤に含まれる成分の1日あたりの配合量を示す。
(製造例1)
下記成分を用いて、日本薬局方製剤総則「錠剤」の項に準じて製造し、錠剤とする。
アセトアミノフェン 900mg
オロパタジン塩酸塩 10mg
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 48mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
ベラドンナ総アルカロイド 0.3mg
グリチルリチン酸 39mg
無水カフェイン 60mg
ベンフォチアミン 24mg
結晶セルロース 適量
カルメロースカルシウム 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 適量
ステアリン酸マグネシウム 適量
ヒプロメロース 適量
マクロゴール 適量
酸化チタン 適量
(製剤例2)
下記成分を用いて、ステアリン酸マグネシウム以外の成分を混合した後、造粒して顆粒を製造した。さらに該顆粒にステアリン酸マグネシウムを加えて硬カプセルに封入し、カプセル剤を製造する。
プソイドエフェドリン塩酸塩 120mg
フェニレフリン塩酸塩 10mg
オロパタジン塩酸塩 10mg
ベラドンナ総アルカロイド 0.4mg
グリチルリチン酸 45mg
無水カフェイン 100mg
ベンフォチアミン 24mg
トウモロコシデンプン 適量
乳糖 適量
結晶セルロース 適量
カルメロースカルシウム 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 適量
ステアリン酸マグネシウム 適量
(製造例3)
下記成分を用いて、日本薬局方製剤総則「錠剤」の項に準じて製造し、錠剤とする。
イブプロフェン 600mg
オロパタジン塩酸塩 10mg
ジヒドロコデインリン酸塩 24mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
ベラドンナ総アルカロイド 0.3mg
グリチルリチン酸 39mg
無水カフェイン 60mg
ベンフォチアミン 24mg
結晶セルロース 適量
カルメロースカルシウム 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 適量
ステアリン酸マグネシウム 適量
ヒプロメロース 適量
マクロゴール 適量
酸化チタン 適量
カルナウバロウ 適量
(製剤例4)
下記成分を用いて、ステアリン酸マグネシウム以外の成分を混合した後、造粒して顆粒を製造した。さらに該顆粒にステアリン酸マグネシウムを加えて硬カプセルに封入し、カプセル剤を製造する。
プソイドエフェドリン塩酸塩 120mg
フェニレフリン塩酸塩 10mg
オロパタジン塩酸塩 10mg
トラネキサム酸 420mg
グリチルリチン酸 45mg
無水カフェイン 100mg
ベンフォチアミン 24mg
トウモロコシデンプン 適量
乳糖 適量
結晶セルロース 適量
カルメロースカルシウム 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 適量
ステアリン酸マグネシウム 適量
(製造例5)
下記成分を用いて、日本薬局方製剤総則「錠剤」の項に準じて製造し、錠剤とする。
ロキソプロフェン 180mg
トラネキサム酸 750mg
オロパタジン塩酸塩 10mg
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 48mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 60mg
ブロムヘキシン塩酸塩 12mg
グリチルリチン酸 39mg
無水カフェイン 60mg
ベンフォチアミン 24mg
結晶セルロース 適量
カルメロースカルシウム 適量
ヒドロキシプロピルセルロース 適量
ステアリン酸マグネシウム 適量
ヒプロメロース 適量
マクロゴール 適量
酸化チタン 適量
カルナウバロウ 適量

Claims (13)

  1. (a)オロパタジン又はその塩;
    (b)ベラドンナ又はその抽出物、あるいはトラネキサム酸又はその塩;及び
    (c)前記(b)成分がベラドンナ又はその抽出物である場合には、フェニレフリン又はその塩及びグリチルリチン酸又はその塩から選ばれる1種又は2種以上、前記(b)成分がトラネキサム酸又はその塩である場合には、フェニレフリン又はその塩、エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩、及びカフェインから選ばれる1種又は2種以上;
    を含有する医薬組成物。
  2. オロパタジン又はその塩が、オロパタジン塩酸塩である、請求項1に記載の医薬組成物。
  3. ベラドンナ又はその抽出物が、ベラドンナ総アルカロイドである、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
  4. トラネキサム酸又はその塩が、トラネキサム酸である、請求項1又は2に記載の医薬組成物。
  5. フェニレフリン又はその塩が、フェニレフリン塩酸塩である、請求項1から4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  6. グリチルリチン酸又はその塩が、グリチルリチン酸である、請求項1から3のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  7. エフェドリン又はその誘導体又はそれらの塩が、メチルエフェドリン塩酸塩である、請求項1、2及び4のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  8. (b)成分としてベラドンナ又はその抽出物を含み、(c)成分としてグリチルリチン酸又はその塩を含む、請求項1から3及び6のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  9. 抗炎症用である、請求項1から8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  10. 鼻炎の予防又は治療用である、請求項1から8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  11. かぜの諸症状の緩和のための、請求項1から8のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  12. オロパタジン又はその塩の成人への一日分の投与量が1mg〜20mgであり、ベラドンナ又はその抽出物の成人への一日分の投与量が0.1mg〜10mgである、請求項1から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
  13. オロパタジン又はその塩の成人への一日分の投与量が1mg〜20mgであり、トラネキサム酸又はその塩の成人への一日分の投与量が100mg〜3000mgである、請求項1から7及び9から11のいずれか一項に記載の医薬組成物。
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