JP2019127071A - 表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い表示自由度を有し、運転者に与える負担を軽減しつつ移動体に関する操作入力を受けることが可能な表示装置を提供する。【解決手段】移動体MOの運転位置から見て移動体MOのステアリングハンドルHAの後方に設けられ、情報を表示可能な表示パネル30と、操作入力を受付けることが可能であり、運転位置から見てステアリングハンドルHAの後方においてステアリングハンドルHAの回動方向に沿って回動し、当該回動方向において表示パネル30から離間しかつ運転位置から見て表示パネル30よりも手前にある操作位置に移動可能な操作入力面を有する少なくとも1つの操作パネルと、を有する。【選択図】図1A
Description
本発明は、表示装置、特に、移動体に搭載される表示装置に関する。
自動車などの車両には、当該車両の速度やエンジンの回転数など、当該車両の走行状態を示す情報を表示する表示装置が搭載されている。また、近年では、測位装置や撮像装置などと共に、車両の運転を支援する情報を表示する表示装置が普及している。例えば、特許文献1には、ナビゲーション本体部と、画像表示部と、画像表示制御部と、を有する車載インパネ画像表示装置が開示されている。
さらに、近年では、例えば、インターネットを介した外部との通信機能や、種々の自動運転機能が車両に搭載されることが一般化されつつある。従って、例えば、車両の運転者には、このような多数の情報を短時間で認識しつつ、運転その他の種々の操作を行うことが求められる。
従って、例えば、車両などの移動体には、種々の情報を運転者が直感的に認識できるような表示装置が搭載されていることが好ましい。また、当該表示装置には、当該車両内における種々の操作、例えば運転機能に関する操作やエンターテインメント機能に関する操作などを運転者が容易にかつ正確に行うことが可能な操作受付機能が搭載されていることが好ましい。
なお、車両の運転席の近傍には、インストルメントパネルとして、例えば、速度や回転数の表示器、シフトインジケータ、空調装置の表示器、オーディオ機器の表示器、ナビゲーション装置のディスプレイなどが設けられている。また、これらの機器類の近傍には、ユーザからの操作入力を受付けるボタンやパッドなどが設けられている。運転者は、これらを見ることで車両の状態を認識し、また各機器の操作を行う。
しかし、これらの表示器類は、例えば運転者に対して車両の状態を短時間で直感的に認識させることが難しく、また、表示の自由度が低いことが課題の1例として挙げられる。また、これらの機器類の中には、運転者が操作しにくい位置に操作ボタンや操作パッドが配置されている場合があることが課題の1例として挙げられる。
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、高い表示自由度を有し、運転者に与える負担を軽減しつつ移動体に関する操作入力を受けることが可能な表示装置を提供することを目的の1つとしている。
請求項1に記載の発明は、移動体の運転位置から見て移動体のステアリングハンドルの後方に設けられ、情報を表示可能な表示パネルと、操作入力を受付けることが可能であり、運転位置から見てステアリングハンドルの後方においてステアリングハンドルの回動方向に沿って回動し、当該回動方向において表示パネルから離間しかつ運転位置から見て表示パネルよりも手前にある操作位置に移動可能な操作入力面を有する少なくとも1つの操作パネルと、を有することを特徴とする。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
図1Aは、実施例1に係る表示装置10が搭載された移動体MOの運転席の近傍を示す図である。また、図1Bは、表示装置10のブロック図である。図1A及び図1Bを用いて、表示装置10について説明する。
まず、図1Aを用いて、移動体MOについて説明する。移動体MOは、例えば、自動車やオートバイ、船舶や航空機などである。本実施例においては、移動体MOが自動車などの車両からなる場合について説明する。なお、図1Aには、移動体MOを運転する運転者DRを2点鎖線で示している。
移動体MOは、移動体MOの操舵操作を行うステアリングハンドル(以下、単にハンドルと称する場合がある)HAを有する。本実施例においては、ハンドルHAは、移動体MOの操舵輪に接続され、回動軸AXの周りを回動させることで当該操舵輪の向きを変化させるステアリングホイールである。
また、移動体MOは、運転者DRから見てハンドルHAの後方に設けられたインストルメントパネルPAを有する。例えば、インストルメントパネルPAは、移動体MOのダッシュボードに埋設されている。インストルメントパネルPAは、例えば、移動体MOの移動速度を示す表示器、移動体MOの経路案内情報を示す表示器、移動体MOの空調装置の状態を示す表示器、及び移動体MOのエンターテインメント装置の状態を示す表示器を含む。
なお、図示していないが、本実施例においては、移動体MOは、移動体MOの移動速度及び移動方向を測定する計測器、移動体MOの内部空間の温度調節を行う空調装置、移動体MOの測位を行う測位装置、移動体MOの移動案内を行うナビゲーション装置、移動体MOの周辺の物体や天候などを認識する認識装置、移動体MOの周辺を撮像する撮像装置、並びに、音楽及び動画を再生する再生装置を有する。移動体MOは、これらの装置から得た情報を、移動体MOの状態を示す情報(以下、移動体状態情報と称する)として出力する機能を有する。
また、本実施例においては、移動体MOは、移動体MOの運転者DR及び同乗者の状態を認識する認識装置(図示せず)を有する。例えば、移動体MOは、撮像装置CAによって運転者DRを撮像し、運転者DRの頭部、目及び手などの体の部位の位置並びにその変化を認識する。移動体MOは、例えば当該認識装置による認識結果を、運転者DRの状態を示す情報(以下、運転者状態情報と称する)として出力する。
また、本実施例においては、移動体MOは、種々の運転支援機能を有する。移動体MOは、例えば上記した移動体状態情報及び運転者状態情報に対して種々の情報処理を行い、運転者DRの運転を支援する情報、例えば、移動体MOに近づく他の移動体に関する情報などを生成する。移動体MOは、移動体状態情報としてこれらの運転支援情報を出力する。
また、本実施例においては、移動体MOは、自動運転レベル2以上の自動運転機能を有する。なお、ここで説明する自動運転のレベルは、自動車技術者協会(SAE)によって定義された自動運転レベルに対応する場合について説明する。しかし、自動運転のレベルは、移動体MOの種類などに応じて定められた種々の移動動作に関する自動化のレベル(分類)であればよい。
移動体MOは、例えば、条件に応じて、運転者DRを介さずに移動体MOの加減速や操舵を行うなど、自動で移動体MOの操作を行う機能を有する。移動体MOは、移動体状態情報として、例えば、移動体MOが自動運転機能が動作中であるか否か、またその詳細を示す情報を出力する。
例えば、移動体MOは、移動体状態情報として、移動体MOが自動運転によって移動している状態(以下、自動運転状態)にあることを示す情報、又は移動体MOが手動運転によって移動している状態(以下、手動運転状態)にあることを示す情報を出力する。また、移動体MOは、移動体状態情報として、移動体MOの自動運転レベルを示す情報を出力する。また、移動体MOは、移動体状態情報として、移動体MOが自動で操舵を行う自動運転状態にあるか、又は移動体MOが自動で操舵を行わない(操舵以外の操作を自動で行う)自動運転状態にあるかを区別して出力する。
なお、上記した移動体MOの装置構成、また、これらの装置が生成する情報である移動体状態情報及び運転者状態情報は、一例に過ぎない。例えば、移動体MOには上記した装置及び機能の一部が搭載されていなくてもよい。また、移動体MOは通信装置を有していてもよい。そして、例えば移動体状態情報の一部が移動体MOの外部で生成され、移動体MOは当該外部で生成された移動体状態情報を受信してもよい。
次に、図1A及び図1Bを用いて、表示装置10について説明する。表示装置10は、移動体MOからの種々の情報を取得し、これらの情報を表示する。本実施例においては、表示装置10は、各々が当該情報を表示可能な複数の表示パネルからなる表示パネル群11と、表示パネル群11の制御を行う制御部12と、を含む。
表示パネル群11は、図1Aに示すように、移動体MOの運転位置(本実施例においては移動体MOの運転席に着席してハンドルHAを操作する運転者DR)から見てハンドルHAの後方に設けられている。本実施例においては、表示パネル群11は、ハンドルHAとインストルメントパネルPAとの間に設けられている。
また、表示パネル群11は、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方に設けられたメインパネル(第1の表示パネル又は固定表示パネル)20と、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方に設けられかつメインパネル20に対して移動可能な複数のサブパネル(第2の表示パネル又は可動表示パネル)31及び32を含むサブパネル群30と、を含む。メインパネル20、並びにサブパネル31及び32の各々は、種々の情報を表示することが可能な構成を有する。
本実施例においては、サブパネル31及び32は、その表示面がハンドルHAの回動方向に沿って回動するように、ハンドルHAとインストルメントパネルPAとの間に設けられている。また、サブパネル31及び32の各々は、ハンドルHAの回動から独立して回動するように構成されている。サブパネル31及び32の回動によって、メインパネル20とサブパネル31及び32との間の相対位置が変化する。なお、例えば、メインパネル20は、ハンドルHA並びにサブパネル31及び32の回動から独立して設けられており、ハンドルHAの後方に固定されている。
制御部12は、図1Bに示すように、移動体状態情報を取得する移動体情報取得部40、運転者状態情報を取得する運転者状態取得部50を有する。例えば、移動体情報取得部40及び運転者情報取得部50は、移動体MOから、上記したような移動体状態情報及び運転者状態情報をそれぞれ取得する。
また、制御部12は、取得された移動体状態情報及び運転者状態情報に基づいて、表示パネル群11の表示動作を制御するパネル制御部60を有する。パネル制御部60は、メインパネル20並びにサブパネル31及び32に当該移動体状態情報を表示するデータ(表示データ)を生成する。
また、パネル制御部60は、取得された移動体状態情報に応じてサブパネル31及び32のメインパネル20に対する相対位置を変化させるように、サブパネル31及び32を移動させる制御を行う。本実施例においては、パネル制御部60は、サブパネル31及び32の回動動作及び表示動作を制御する。
また、本実施例においては、サブパネル群30のサブパネル31及び32は、例えば運転者DRから移動体MOの種々の操作を行うための入力を受付けることが可能な構成を有する。例えば、サブパネル31及び32の各々は、タッチパネル式のディスプレイである。従って、本実施例においては、サブパネル31及び32の表示面は、当該操作入力を受付ける操作入力領域として機能する。
制御部12は、サブパネル31及び32を介して受付けた操作情報を生成する操作受付情報生成部70を有する。操作受付情報生成部70は、受付けた操作情報に対応する移動体MOの各装置に対し、当該操作情報を供給する。
例えば、サブパネル31及び32が移動体MOで再生されている音楽の音量調節を行う操作入力を受付けた場合、操作受付情報生成部70は、音楽再生装置に対し、当該音量調節を行う操作を受付けたことを示す情報を供給する。また、サブパネル31及び32が移動体MOのシフトチェンジなどの操作を受付けた場合、操作受付情報生成部70は、移動体MOの変速機に対して当該シフト操作を行う操作を受付けたことを示す情報を供給する。
また、サブパネル31及び32は、表示装置10におけるメインパネル20に関する操作入力、例えばメインパネル20に表示された情報を切替える操作を受付けてもよい。この場合、操作受付情報生成部70は、メインパネル20に対し、表示切替を行う操作入力を受付けたことを示す情報を供給する。
次に、図2A〜図2Cを用いて、サブパネル31及び32の動作について説明する。本実施例においては、サブパネル31及び32は、移動体状態情報に基づいて、メインパネル20との間の相対位置が3種類で変化するように、移動する。図2A〜図2Cには、サブパネル31及び32が移動した場合における移動体MOの運転位置から見たときのサブパネル31及び32とハンドルHAとの位置関係を示している。
なお、図2A〜図2Cの各々には、運転者DRが着席する運転席SEを示した。本実施例においては、移動体MOの運転位置とは、運転席SEに着席した運転者DRの目の位置に対応する。すなわち、図2A〜図2Cの各々は、運転席SEに着席した運転者DRの視野範囲に含まれるメインパネル20、サブパネル31及び32並びにハンドルHAなどを模式的に示している。
まず、図2Aは、移動体MOの運転位置から見てメインパネル20の後方においてメインパネル20と重なる位置(第1の位置、以下、待機位置と称する)P0に配置されたサブパネル31及び32を示す図である。
例えば、待機位置P0においては、サブパネル31及び32の各々は、運転位置から見たときにメインパネル20の後方に隠れている。また、例えば、サブパネル31及び32は、待機位置P0においては、表示動作及び操作受付動作を停止する。
例えば、移動体情報取得部40が取得した移動体状態情報の量が比較的少ない場合、サブパネル31及び32は表示動作を行う必要がない。また、例えば、移動体MOが手動運転状態にありかつその移動速度が所定速度以上であることを示す情報を取得した場合、多数の情報を表示しても運転者DRが全ての情報を認識することができない場合がある。
パネル制御部60は、移動体情報取得部40及び運転者情報取得部50が上記したような情報を取得した場合、サブパネル31及び32を待機位置P0に移動させ、動作を停止させる。そして、パネル制御部60は、例えば、取得した情報をその量や移動体MOの状態に応じて選択し、当該選択した情報をメインパネル20のみに表示させる。
次に、図2Bは、移動体MOの運転位置に向けて表示面が露出した位置(第2の位置、以下、第1の表示位置と称する)P1に配置されたサブパネル31及び32を示す図である。サブパネル31及び32の各々は、メインパネル20との間の相対位置を変化させるように回動する。サブパネル31及び32の表示面は、第1の表示位置P1に配置された場合、運転者DRによって視認されることができる。
例えば、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々は、第1の表示位置P1として、運転位置から見たとき、メインパネル20の表示面とサブパネル31及び32の表示面とが1つの大きな表示面となるように、メインパネル20の側方に配置される。また、サブパネル31及び32は、第1の表示位置P1においては、メインパネル20と連動した表示動作を行う。なお、例えば、サブパネル31及び32の各々は、第1の表示位置P1においては、操作受付動作を停止する。
例えば、サブパネル31及び32が待機位置P0に配置されている場合において、移動体状態情報として、移動体MOの運転支援に関する情報、例えば次の交差点で右左折を行うことを指示する案内情報や、歩行者や障害物などの接近を示す情報が取得された場合、臨時的に当該情報を運転者DRに知らせる必要が生じる場合がある。
パネル制御部60は、例えば移動体情報取得部40が運転支援に関する情報を取得した場合、サブパネル31及び32を第1の表示位置P1に移動させる。そして、パネル制御部60は、当該運転支援情報をメインパネル20と連携しつつサブパネル31及び32に表示させる。これによって、表示装置10は、例えばメインパネル20並びにサブパネル31及び32の各々の表示面によって表示面積を拡大することで、高い自由度で種々の情報表示を行う。
なお、サブパネル31及び32の一方のみが第1の表示位置P1に移動してもよい。例えば、運転支援情報として右折を促す情報を表示する場合、又は移動体MOの右前方に障害物が存在することを示す情報を表示する場合、サブパネル32のみが第1の表示位置P1に配置(展開)されてその情報表示を行ってもよい。
次に、図2Cは、移動体MOの運転位置から見てメインパネル20から離間した位置で表示面が露出した位置(第3の位置、以下、第2の表示位置又は操作位置と称する)P2に配置されたサブパネル31及び32を示す図である。
例えば、第2の表示位置P2においては、サブパネル31及び32の各々は、運転者DRから見てハンドルHAの下方に配置される。また、例えば、第2の表示位置P2においては、サブパネル31及び32の各々は、メインパネル20とは異なる情報を表示する。
また、例えば第2の表示位置P2においては、サブパネル31及び32の各々は、運転者DRから移動体MOの操作に関する情報入力を受付ける動作を行う。すなわち、第2の表示位置P2においては、サブパネル31及び32は、表示動作及び操作受付動作を行う。
例えば、移動体MOが自動運転状態にあり、移動体MOが自動で操舵操作を行う機能が動作している場合、運転者DRは、ハンドルHAを握る必要がなく、また移動体MOの周辺状況に常に注意する必要がなくなる場合がある。この場合、運転者DRは、移動体MOの移動に直結する情報のみならず、例えばエンターテインメントに関する情報など、多数の情報が表示パネル群11に表示された場合でも、これらの情報の多くを取得することができる。また、運転者DRは、移動体MOの運転以外の操作を行うことができる。
パネル制御部60は、例えば、移動体状態情報として、移動体MOが自動運転状態にあることを示す情報が取得された場合、サブパネル31及び32を第2の表示位置P2に移動させ、表示動作及び操作受付動作を行わせる。また、操作受付情報生成部70は、サブパネル31及び32を介して受付けた操作情報を生成し、移動体MO内の各装置に供給する。
これによって、多数の情報がハンドルHAの近傍に集約されて表示され、また、運転者DRは、移動体MOの運転操作を含む多数の操作をハンドルHAの近傍で行うことができる。従って、運転者DRは、大きな視線移動を行うことなく多数の情報の取得を行うことができ、また大きな姿勢移動を行うことなく移動体MOに関する多数の操作を行うことができる。従って、移動体MOの移動に伴う運転者DRへの負担が軽減され、快適に移動を行うことができる。
なお、上記した第1の表示位置P1は、移動体MOの運転位置から見て表示面が露出するようなサブパネル31及び32の位置(すなわちサブパネル31及び32が表示動作を行う位置)を例示するものである。また、第2の表示位置P2は、サブパネル31及び32が表示動作及び操作受付動作を行う位置を例示するものである。すなわち、表示動作を行う位置としては、第1の表示位置P1は第2の表示位置P2を含む概念であり、第2の表示位置P2は第1の表示位置P1の1つの位置態様である。
換言すれば、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々は、表示動作を行う場合、少なくとも、移動体MOの運転位置から見てメインパネル20の後方でメインパネル20と重なる位置としての待機位置P0と、当該運転位置から見て表示面が露出した位置としての第1の表示位置P1と、の間で移動可能な構成を有していればよい。また、サブパネル31及び32の各々は、例えば、表示動作及び操作受付動作の両方を行う場合、少なくとも、待機位置P0と第2の表示位置P2との間で移動可能な構成を有していればよい。
次に、図3を用いて、移動体状態情報と、これに基づいたサブパネル31及び32が移動する際の動作フローの例について説明する。まず、図3に示すように、移動体情報取得部40が移動体状態情報を取得することで、制御部12は、表示パネル群11の制御を開始する(ステップS11)。
制御部12は、まず、移動体状態情報として、移動体MOがレベル2以上の自動運転状態にあることを示す情報が取得されたか否かを判定する(ステップS12)。次に、移動体MOがレベル2以上の自動運転状態にある場合、パネル制御部60は、サブパネル31及び32を第2に表示位置P2に移動させ、表示動作及び操作受付動作を行わせる制御を行う(ステップS13)。
一方、制御部12は、移動体MOがレベル2以上の自動運転状態にはない場合、移動体状態情報を解析し、移動体MOが手動運転状態(レベル0の自動運転状態)にあるか否かを判定する(ステップS14)。そして、移動体MOが手動運転状態にあると判定された場合、パネル制御部60は、サブパネル31及び32を待機位置P0に移動させ、動作を停止させる(ステップS15)。
また、移動体MOがレベル2以上の自動運転状態にはなく、かつ手動運転状態にもない(例えばレベル1の自動運転状態にある)と判定された場合、パネル制御部60は、サブパネル31又は32を必要に応じて第1の表示位置P1に配置し、表示動作を行わせる。
このように、例えば、サブパネル31及び32は、移動体MOが手動運転状態にある場合には待機位置P0に配置され、移動体MOが自動運転状態にある場合には第1の表示位置P1又は第2の表示位置P2に配置される。これによって、運転者DRは、サブパネル31又は32が第1の表示位置P1又は第2の表示位置P2に配置されている場合には、少なくとも一部の自動運転機能が動作している状態にあることを直感的に認識することができる。
なお、図3においては、サブパネル31及び32の各々が自動運転のレベルに応じて第1及び第2の表示位置P1及びP2間で変位する例について説明した。しかし、サブパネル31及び32は、例えば、移動体MOが自動で操舵を行う自動運転状態にあるか否かに応じてその位置を変化させるように構成されていてもよい。
この場合、移動体情報取得部40は、移動体状態情報として、移動体MOが手動運転によって移動している手動運転状態にあることを示す情報と、移動体MOが自動で操舵を行う自動運転状態にあることを示す情報と、移動体MOが自動で操舵を行わない自動運転状態にあることを示す情報と、を取得すればよい。
なお、移動体MOが手動運転状態にあるとは、移動体MOの移動に関する全ての操作を運転者DRが行っている(運転者DRに依存している)状態にあることをいう。また、移動体MOが自動で操舵を行う自動運転状態にあるとは、少なくとも移動体MOが自動で操舵を行っている状態にあることをいう。また、移動体MOが自動で操舵を行わない自動運転状態にあるとは、操舵以外の移動体MOの移動に関する操作を移動体MOが行っている状態をいい、例えば、加減速を移動体MOが自動で行っており、操舵は運転者DRに依存している状態にあることをいう。移動体情報取得部40は、移動体状態情報として、少なくとも、移動体MOがこれらのいずれの運転状態にあるかを示す情報を取得すればよい。
そして、例えば、サブパネル31及び32は、移動体MOが自動で操舵を行っていない場合は第1の表示位置P1で表示動作を行い、移動体MOが自動で操舵を行っている場合は第2の表示位置P2で表示動作及び操作受付動作を行ってもよい。これによって、例えば、運転者DRは、ハンドルHAを操作する必要がある状態にあるか否かを直感的に認識できる。
次に、図4を用いて、サブパネル31及び32の他の動作フローの例について説明する。図4に示すフローは、移動体状態情報として、移動体MOの運転状態に関する情報以外の情報が取得された場合の動作例を示す。なお、図4は、例えば、前提として移動体MOが手動運転状態にある場合のフローに対応する。まず、移動体情報取得部40は、移動体状態情報を取得する(ステップS21)。
次に、制御部12は、移動体状態情報として、移動体MOの移動に支障が生じていることを示す情報が取得されたか否かを判定する(ステップS22)。当該支障が生じていることを示す情報とは、例えば、移動体MOに対して、歩行者、他車両及び障害物などの種々の物体が所定距離未満まで接近していることを示す情報である。
そして、移動体MOの移動に支障が生じていると判定された場合、パネル制御部60は、サブパネル31又は32を第1の表示位置P1に配置し、表示動作を行わせる(ステップS23)。例えば、パネル制御部60は、サブパネル31及び32のうち、移動体MOに接近している物体の運転者DRから見た位置に対応するサブパネルを選択し、当該選択したサブパネルに当該情報を表示させる。
次に、制御部12は、移動体状態情報として、移動体MOへの支障が解消されたことを示す情報が取得されたか否かを判定する(ステップS24)。そして、当該支障が解消されたと判定された場合、パネル制御部60は、サブパネル31及び32を待機位置P0に移動させ、動作を停止させる(ステップS25)。なお、移動体MOへの支障が解消されていないと判定された場合、パネル制御部60は、、引き続きサブパネル31及び32に表示動作を行わせる(ステップS23に戻る)。
また、ステップS22において、移動体MOに支障が生じていないと判定された場合、パネル制御部60は、サブパネル31及び32を待機位置P0に移動させて動作を停止させる(ステップS26)。
このように、サブパネル31及び32の各々は、移動体に生じている種々の事象に応じてメインパネル20に対する相対位置が変化するように構成されている。従って、運転者DRは、サブパネル31及び32の位置に応じて、移動体MOに生じている種々の状況を直感的に認識することができる。
また、具体例として上記したように、歩行者、他車両及び障害物などの種々の物体が移動体MOに所定距離未満まで接近している場合において、パネル制御部60は、サブパネル31及び32のうち、移動体MOの運転者DRから見たときの当該物体の位置(方向)に対応するサブパネルに当該物体の情報を表示させる。これによって、運転者DRは、例えば、表示さればサブパネルを見ることによって、当該物体が接近していることのみならず、当該物体が当該表示されたサブパネル側から接近していることを直感的に認識することができる。従って、運転者DRは、移動体MOに生じている種々の状況を直感的に認識し、必要な運転操作を正確に行うことができる。
なお、本実施例においては、図4に示したように、移動体状態情報として、移動体MOに支障が生じていることを示す情報が取得されたか否か、すなわち、歩行者、他車両及び障害物などが移動体MOに接近しているか否かに応じてサブパネル31又は32の位置が変化する場合について説明した。しかし、サブパネル31及び32は、他の情報に応じて変位してもよい。
例えば、サブパネル31又は32は、移動体MOが経路案内を受けて移動している場合において、移動体情報取得部40が移動体状態情報として、当該経路案内に関する情報を取得した場合に、その情報に応じて変位しつつ表示動作を行うように構成されていてもよい。この場合、図4に示すステップS22において、制御部12は、「移動体MOに支障が生じているか否か」に代えて、「経路案内に関する情報を取得したか否か」を判定すればよい。
例えば、当該経路案内に関する情報とは、経路案内に従って移動した場合に運転者DRが移動体MOを操作すべき位置、例えば右左折を行うべき交差点に接近していることを示す情報である。具体例として、ステップS21において、移動体情報取得部60が、当該経路案内に関する情報として「左折を行うべき交差点までの距離が所定距離未満であること」を示す情報を取得した場合を考える。
この場合、制御部12は、ステップS22において、当該情報が経路案内に関する情報であることを判定する。そして、ステップS23において、パネル制御部60は、サブパネル31を第1の表示位置P1に配置して当該情報を表示させればよい。そして、制御部12は、ステップS24において移動体MOが当該交差点を実際に左折したことを示す情報を取得したか否かを判定し、これに応じてサブパネル31の位置を制御すればよい。これによって、運転者DRは、例えば当該交差点で左折をすべきことを直感的に認識することができる。
また、制御部12は、例えば左折すべき交差点など、移動体MOを操作すべき位置までの距離に関する情報を取得し、これに応じてサブパネル31又は32の動作態様を変化させてもよい。この場合、例えば、移動体情報取得部40は、例えば、移動体状態情報として、当該交差点及び当該交差点までの距離に関する情報を取得すればよい。具体例としては、当該交差点の500m手前まで接近したことを示す情報、及び当該交差点の100m手前まで接近したことを示す情報を、区別して取得すればよい。
そして、パネル制御部60は、例えば、当該交差点の500m手前ではサブパネル31のメインパネル20からの露出量及び表示情報を比較的小さく、当該交差点の100m手前ではサブパネル31の当該露出量及び表示情報を比較的大きくするように、サブパネル31を制御してもよい。このようにサブパネル31又は32が動作することによって、運転者DRは、より直感的に当該交差点への接近などを認識することができる。
図5は、サブパネル31及び32が第2の表示位置P2、すなわち操作受付を行う操作位置に配置されたときの表示装置10の模式的な側面図である。図5には、表示装置10の他、ハンドルHA、ハンドルHAに接続されたステアリングシャフトSH、及びステアリングシャフトSHをするシャフトカバーSCを模式的に示している。なお、シャフトカバーSCは、ステアリングシャフトSHの回動に対して固定されている。図5を用いて、第2の表示位置P2におけるサブパネル31及び32の配置構成について説明する。
まず、本実施例においては、メインパネル20は、ハンドルHA側、すなわち運転者DRに向かって露出した表示機能部20Dを有する。表示機能部20Dは、例えば液晶部である。メインパネル20における表示機能部20Dの表面は、メインパネル20の表示面20Sを構成する。すなわち、メインパネル20は、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方に設けられ、また、当該運転位置側に設けられた表示面20Sを有する。
サブパネル31及び32の各々は、メインパネル20と同様に、移動体MOの運転位置側に設けられた表示機能部31D及び32Dをそれぞれ有する。また、サブパネル31における表示機能部31Dの表面はサブパネル31の表示面31Sを構成し、サブパネル32における表示機能部32Dの表面はサブパネル32の表示面32Sを構成する。従って、サブパネル31及び32は、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方に設けられており、それぞれ当該運転位置側に設けられた表示面31S及び32Sを有する。
次に、本実施例においては、サブパネル31は、表示面31Sの反対側の表面(インストルメントパネルPA側の表面)に、移動体MO及びメインパネル20に関する操作入力を受付ける操作入力面31SBを有する。同様に、サブパネル32は、表示面32Sとは反対側の表面(インストルメントパネルPA側の表面)に、当該操作入力を受付ける操作入力面32SBを有する。
すなわち、サブパネル31及び32の各々の表示面31S及び32Sは、表側操作入力面として機能する。また、サブパネル31及び32の各々における表示面31S及び32Sの裏側に設けられた操作入力面31SB及び32SBは、裏側操作入力面として機能する。
また、本実施例においては、表示面31S及び操作入力面31SBは、サブパネル31の操作入力領域として機能する。同様に、表示面32S及び操作入力面32SBは、サブパネル32の操作入力領域として機能する。
また、図5に示すように、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々の操作入力領域(表示面31S及び32S並びに操作入力面31SB及び32SB)は、第2の表示位置(操作位置)P2においては、移動体MOの運転位置から見たときにメインパネル20よりも手前に配置される。
具体的には、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々は、それぞれ、ハンドルHAの回動軸AXに対して角度を持った回動軸RX1及びRX2の周りを回動するように、メインパネル20の後方においてシャフトカバーSCに支持されている。
例えば、サブパネル31及び32の各々は、回動力を生成する駆動源部(図示せず)と、回動軸RX1及びRX2の周りをそれぞれ回動するようにシャフトカバーSCに固定された軸受けユニット(図示せず)と、からなる回動機構(図示せず)を有する。
従って、サブパネル31及び32の各々は、待機位置P0及び第1の表示位置P1においては運転位置から見たときにメインパネル20の後方に配置され、第2の表示位置P2においてはハンドルHAの回動軸AXの軸方向においてメインパネル20よりも手前側に配置される。
換言すれば、本実施例においては、サブパネル31及び32は、操作位置P2においては、移動体MOの操作入力を受付ける操作入力領域としての操作入力面31S及び31SBを有する操作パネルとして機能する。また、サブパネル群12は、操作位置P2においては操作パネル群として機能する。
従って、表示装置10は、移動体MOの操作入力を受付けることが可能であり、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方においてハンドルHAの回動方向に沿って回動し、当該回動方向においてメインパネル20から離間しかつ当該運転位置から見てメインパネル20よりも手前にある操作位置(第2の表示位置)P2に移動可能な操作入力面(表示面31S及び32S又は操作入力面31SB及び32SB)を有する操作パネル(サブパネル31及び32)を有する。
また、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々の操作入力領域である表示面31S及び32S並びに操作入力面31SB及び32SBの各々は、第2の表示位置P2においては、その少なくとも一部がハンドルHAの下方に配置される。また、本実施例においては、サブパネル31及び32の各々の当該操作入力領域は、第2の表示位置P2においては、ハンドルHAの回動軸AXの半径方向において、ハンドルHAの側方から突き出す。
サブパネル31及び32の当該操作入力領域が操作位置P2においてメインパネル20よりも手前に移動することで、運転者DRがサブパネル31及び32を用いて移動体MOの操作を行う際の運転者DRの腕の移動を大幅に抑制することができる。
例えば、上記したように、サブパネル31及び32は、移動体MOが自動運転状態にある場合、操作位置P2に配置される。運転者DRが運転席SEに着席しており、かつハンドルHAを握っていない場合、膝の上に腕を置いている姿勢が自然でかつ疲労が少ない姿勢と言える。サブパネル31及び32の操作位置P2は、この運転者DRの自然な姿勢からほとんど腕を移動させる必要がない位置に設けられることができる。
従って、サブパネル31及び32による操作入力に係る運転者DRの肉体的負担が大幅に軽減される。また、表示面31S及び32Sの裏側(インストルメントパネルPA側)に設けられた操作入力面31SB及び32SBを用いて操作を行う場合、運転者DRは、わずかな手首及び指の移動のみで当該操作を行うことができる。従って、運転者DRへの負担軽減効果が大きい。
また、例えば、運転者DRは、サブパネル31及び32を介した移動体MOの操作と、ハンドルHAによる移動体MOの操作とを容易に切り替えることができる。従って、例えば、自動運転中であっても、容易にかつ短時間でハンドルHAの操作(手動運転)に移行することができる。従って、例えば、自動運転状態と手動運転状態との間の移行期間(遷移期間)においても、運転者DRへの負担が軽減される。
また、操作位置P2は、移動体MOが自動運転状態にあり、運転者DRがハンドルHAから手を離している場合を想定したサブパネル31及び32の位置である。従って、運転者DRは、例えば図1Aに示すように、運転者DRの足の付近に手を置いている状態、また、運転席SEのリクライニングを利用してリラックスした状態(背中が運転席SEの背もたれに密着し、上半身が後方に傾いている状態)にあることが想定される。このような場合でも、サブパネル31及び32が操作位置P2に配置されることで、運転者DRは当該リラックスした状態のまま種々の操作入力を行うことができる。
なお、本実施例においては、サブパネル31及び32は、ハンドルHAの回動軸AXに対して角度を持った回動軸RX1及びRX2の周りを回動することによって、メインパネル20よりも手前側の操作位置P2に移動するように構成される場合について説明した。しかし、サブパネル31及び32の構成はこれに限定されない。
図6は、実施例1の変形例1に係る表示装置10Aの操作位置P2におけるサブパネル31Aを示す図である。図6は、表示装置10Aにおける図5と同様の模式的な側面図である。表示装置10Aは、サブパネル31に代えてサブパネル31Aを有する点を除いては、表示装置10と同様の構成を有する。
サブパネル31Aは、ハンドルHAの回動軸AXの周りを回動し、かつ操作位置P2への移動時においてハンドルHAの回動軸AXの軸方向DMに沿って表示面31Sを移動させるように構成されている。本変形例においては、サブパネル31Aは、ハンドルHAの回動軸AXの周りを回動する本体部MPと、ハンドルHAの回動軸AXの軸方向DMに沿って本体部MPから昇降(平行移動)する昇降部EPと、を有する。表示機能部31D(表示面31S)は、昇降部EPの表面に設けられている。
例えば、昇降部EPは、操作位置P2に対応する回動位置にサブパネル31Aが移動した際に、表示機能部31Dを、本体部MPに収容された状態(例えば待機位置P0の状態)から、回動軸AXの軸方向において運転位置側に向かって本体部MPから突出した状態まで、移動させる機構(昇降機構)を含む。
換言すれば、本変形例においては、サブパネル31Aにおいては、本体部MP及び昇降部EPがハンドルHAの後方で回動し、かつ昇降部EPが昇降することで、その表示面31Sがメインパネル20の手前側(操作位置P2)に移動するような構成となる。これによって、サブパネル31Aの表示面31Sは、回動及び昇降動作を行う。なお、本変形例においては、昇降部EPの昇降時においても、表示面31Sの裏側の操作入力面31SBの位置は変化しないように構成されている。
図7は、実施例1の変形例2に係る表示装置10Bの操作位置P2におけるサブパネル31Bを示す図である。図7は、表示装置10Bにおける図5と同様の模式的な側面図である。表示装置10Bは、サブパネル31に代えてサブパネル31Bを有する点を除いては、表示装置10と同様の構成を有する。
サブパネル31Bは、ハンドルHAの回動軸AXの周りを回動し、かつ操作位置P2への移動時において表示面31Sを運転位置側に屈曲させるように構成されている。本変形例においては、サブパネル31Bは、ハンドルHAの回動軸AXの周りを回動する本体部MPと、ハンドルHAの回動軸AXの軸方向DMにおいて本体部MPから運転位置側に屈曲する(折れ曲がる)屈曲部BPと、を有する。表示機能部31D(表示面31S)は、屈曲部BPの表面に設けられている。
例えば、サブパネル31Bは、屈曲部BPと本体部MPとを互いの主面が傾斜可能なように結合するヒンジ部31Hを有する。そして、屈曲部BPは、操作位置P2に対応する回動位置にサブパネル31Bが移動した際に、本体部MPと平行な状態(例えば待機位置P0の状態)から、回動軸AXの軸方向において運転位置側に向かって本体部MPから屈曲した状態まで、屈曲させる機構(屈曲機構)を含む。
換言すれば、本変形例においては、サブパネル31Bにおいては、本体部MP及び屈曲部BPがハンドルHAの後方で回動し、かつ屈曲部BPが屈曲することで、その表示面31Sがメインパネル20の手前側(操作位置P2)に移動するような構成となる。これによって、サブパネル31Bの表示面31Sは、回動及び屈曲動作を行う。なお、本変形例においては、屈曲部BPの屈曲時においては、表示面31Sの裏側の操作入力面31SBも同様に屈曲するように構成されている。
表示装置10は、例えば、表示装置10Aのサブパネル31Aを有していてもよいし、表示装置10Bのサブパネル31Bを有していてもよい。すなわち、サブパネル31、32、31A及び31Bは、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方において回動し、当該回動方向においてメインパネル20から離間しかつ運転位置から見てメインパネル20よりも手前にある操作位置P2に移動可能な操作入力面(表示面31S及び32S並びに操作入力面31SB及び32SB)を有する。従って、容易に移動体MOに関する操作入力を受けることができる。
なお、本実施例においては、メインパネル20は、サブパネル31及び32と干渉しない範囲内で、ハンドルHAの回動方向に沿って回動するように、シャフトカバーSCに支持されていてもよい。従って、本実施例においては、メインパネル20並びにサブパネル31及び32の各々が回動可能な構成を有する。従って、高い自由度で移動体MOに関する情報を表示することができる。
また、表示パネル群11がハンドルHAの後方に設けられている。従って、運転者DRは、ほとんど視線を移動させることなく種々の情報を認識することができる。また、サブパネル31及び32は、メインパネル20との間の相対位置を変化させつつ、高い自由度で表示動作を行う。従って、運転者DRは、例えば移動体MOがどんな状態にあるかを直感的に認識することができる。
また、表示装置10は、運転者DRの目の位置に基づいて、表示パネル群11における情報表示位置を調整するように構成されていてもよい。例えば、パネル制御部60は、運転者情報取得部50から運転者DRの目の位置に関する情報を取得し、これに基づいてメインパネル20の表示面20S内における表示領域を決定及び変更してもよい。同様に、パネル制御部60は、当該目の位置に関する情報に基づいて、サブパネル31及び32の表示面31S及び32S内における表示領域を決定及び変更してもよい。
換言すれば、運転者情報取得部50は、運転者状態情報として、移動体MOの運転位置において移動体MOを運転する運転者DRの目の位置に関する情報を取得してもよい。そして、表示パネル群11(メインパネル20、並びにサブパネル31及び32)は、当該目の位置に基づいて定められた領域に表示を行ってもよい。
これによって、例えば、運転者DRの身長や座高などに応じて情報表示が行われる領域が微調整されることができる。従って、例えば、運転者DRから見たときにハンドルHAに重なる位置(ハンドルHAの死角となる位置)に情報表示が行われることが抑制される。従って、明確に運転者DRが情報表示を視認することができる。
なお、本実施例においては、サブパネル群30が2つのサブパネル31及び32からなる場合について説明した。しかし、サブパネル群30の構成はこれに限定されない。表示装置10は、少なくとも1つのサブパネル(例えばサブパネル31)を有していればよい。
また、上記においては、サブパネル31、32、31A及び31Bは、メインパネル20よりも運転位置側の操作位置P2に移動可能であり、操作位置P2において操作入力を受付ける場合について説明した。しかし、サブパネル31、32、31A及び31Bの動作構成はこれに限定されない。例えば、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、第1の表示位置P1において操作入力を受付けてもよい。
また、上記においては、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、待機位置P0においてメインパネル20の後方に隠れるように構成されている場合について説明した。しかし、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、移動体MOの運転位置から見てハンドルHAの後方においてハンドルHAの回動方向に沿って回動し、メインパネル20から離間しかつメインパネル20よりも手前の操作位置P2に移動可能な操作入力面(例えば表示面31S及び32S)を有していればよい。
また、上記においては、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々の表示面(例えば表示面31S)及び操作入力面(例えば操作入力面31SB)が操作入力領域として機能する場合について説明した。しかし、操作入力領域を有する場合、サブパネル31、32、31A及び31Bの任意の領域が操作入力領域として機能すればよい。
また、上記においては、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、表示動作及び操作受付動作を行う場合について説明した。しかし、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、操作受付動作のみを行ってもよい。すなわち、サブパネル31、32、31A及び31Bの各々は、表示動作を行わず、操作パネルとしてのみ機能してもよい。この場合でも、例えば、メインパネル20が移動体MOに関する種々の情報を表示し、サブパネル31及び32によって運転者DRに負担を与えることなく種々の操作入力を受付けるような表示装置10となる。
このように、本実施例においては、表示装置10は、移動体MOの運転位置から見て移動体MOのステアリングハンドルHAの後方に設けられ、情報を表示可能な表示パネル(メインパネル20)と、操作入力を受付けることが可能であり、当該運転位置から見てステアリングハンドルHAの後方においてステアリングハンドルHAの回動方向に沿って回動し、当該回動方向において当該表示パネルから離間しかつ当該運転位置から見て当該表示パネルよりも手前にある操作位置P2に移動可能な操作入力面(表示面31S及び32S並びに操作入力面31SB及び32SB)を有する少なくとも1つの操作パネル(サブパネル31及び32)と、を有する。従って、高い表示自由度を有し、運転者DRに与える負担を軽減しつつ移動体MOに関する操作入力を受けることが可能な表示装置10を提供することができる。
また、例えば、当該少なくとも1つの操作パネルは、操作位置P2と、当該運転位置から見て当該表示パネルの後方において当該表示パネルと重なる待機位置P0と、の間で移動可能である。従って、例えば、運転者DRが運転に集中したい場合などにおいては、運転者DRの選択に応じて、当該操作パネルをメインパネル20の後方にまで移動させることができる。従って、例えば運転者DRは操作パネルの存在を気にすることなくハンドルHAを操作することができる。
また、例えば、表示装置10は、移動体MOの状態に関する情報である移動体状態情報を取得する移動体情報取得部40を有し、当該少なくとも1つの操作パネルは、当該移動体状態情報に応じて当該待機位置P0と当該操作位置P2との間で移動可能である。これによって、移動体MOの状況の変化に応じて操作パネルの位置が変化する。従って、例えば、操作パネルによって操作を受付けることが好ましい状況などにおいては自動で操作パネルが操作位置P2まで移動する。従って、利便性の高い操作パネルとなる。
また、例えば、当該移動体状態情報は、当該移動体MOが自動運転によって移動している自動運転状態にあることを示す情報と、当該移動体MOが手動運転によって移動している手動運転状態にあることを示す情報とを含む。また、当該少なくとも1つの操作パネルは、移動体MOが手動運転状態にある場合には待機位置P0に移動し、移動体MOが自動運転状態にある場合には操作位置P2に移動する。従って、運転者DRは、移動体MOが自動運転状態にあ場合には操作パネルを用いて移動体MOの種々の操作を負担なく行うことができ、手動運転状態においてはハンドルHAの操作に集中することができる。
また、例えば、当該少なくとも1つの操作パネルは、ステアリングハンドルHAの回動軸AXに対して角度を持った回動軸(回動軸RX1又はRX2)の周りを回動可能である。従って、操作パネルは、回動することによって待機位置P0と操作位置P2との間で移動することができ、その構造が単純化される。
また、例えば、当該少なくとも1つの操作パネルは、操作位置P2への移動時において当該操作入力面をステアリングハンドルHAの回動軸AXの軸方向DMに沿って移動させる。これによって、高い自由度で操作パネルの操作入力面を移動させることができる。例えば、運転者状態情報として運転者DRの腕の位置に関する情報を取得することで、運転者DRの状態(姿勢)に応じた回動位置で操作入力面を運転者DR側に近づけることができる。従って、運転者DRに対する操作パネルの操作への負担が軽減される。
また、例えば、当該少なくとも1つの操作パネルは、操作位置P2への移動時において当該操作入力面を当該運転位置側に屈曲させる。これによって、運転者DRへの負担を軽減しつつ操作パネルを介した操作入力を受付けることができる。また、単純な構成で操作入力面を運転者DR側に近づけることができる。
また、当該少なくとも1つの操作パネルは、操作位置P2において当該運転位置側に露出しかつ情報を表示可能な表示面(表示面31S及び32S)を有し、当該少なくとも1つの操作パネルは、当該表示面の反対側に操作入力面(操作入力面31SB及び32SB)を有する。これによって、運転者DRは、表示パネル及び操作パネルの各々から多数の情報を取得することができ、また、ハンドルHAから手を離した際に、姿勢移動をほとんど行うことなく多数の操作を行うことができる。
10、10A、10B 表示装置
20 メインパネル
31、32、31A、31B サブパネル
20 メインパネル
31、32、31A、31B サブパネル
Claims (8)
- 移動体の運転位置から見て前記移動体のステアリングハンドルの後方に設けられ、情報を表示可能な表示パネルと、
操作入力を受付けることが可能であり、前記運転位置から見て前記ステアリングハンドルの後方において前記ステアリングハンドルの回動方向に沿って回動し、当該回動方向において前記表示パネルから離間しかつ前記運転位置から見て前記表示パネルよりも手前にある操作位置に移動可能な操作入力面を有する少なくとも1つの操作パネルと、を有することを特徴とする表示装置。 - 前記少なくとも1つの操作パネルは、前記操作位置と、前記運転位置から見て前記表示パネルの後方において前記表示パネルと重なる待機位置と、の間で移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
- 前記移動体の状態に関する情報である移動体状態情報を取得する移動体情報取得部を有し、
前記少なくとも1つの操作パネルは、前記移動体状態情報に応じて前記待機位置と前記操作位置との間で移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。 - 前記移動体状態情報は、前記移動体が自動運転によって移動している自動運転状態にあることを示す情報と、前記移動体が手動運転によって移動している手動運転状態にあることを示す情報と、を含み、
前記少なくとも1つの操作パネルは、前記移動体が前記手動運転状態にある場合には前記待機位置に移動し、前記移動体が前記自動運転状態にある場合には前記操作位置に移動することを特徴とする請求項3に記載の表示装置。 - 前記少なくとも1つの操作パネルは、前記ステアリングハンドルの回動軸に対して角度を持った回動軸の周りを回動可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記少なくとも1つの操作パネルは、前記操作位置への移動時において前記操作入力面を前記ステアリングハンドルの回動軸の軸方向に沿って移動させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記少なくとも1つの操作パネルは、前記操作位置への移動時において前記操作入力面を前記運転位置側に屈曲させることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の表示装置。
- 前記少なくとも1つの操作パネルは、前記操作位置において前記運転位置側に露出しかつ情報を表示可能な表示面を有し、
前記少なくとも1つの操作パネルは、前記表示面の反対側に操作入力面を有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の表示装置。
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2018
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