JP2019126871A - 工具及びスライドハンマ - Google Patents
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Abstract
【課題】挟持対象となる部材を引く際に強い力を瞬発的に付与し得る構成を、ユーザの負担を増大させにくい形で実現する。【解決手段】引き抜き工具1に、固定ピンPを挟持した状態を外力なしで維持し得る挟持具10と、軸状に構成されるとともに挟持具10に着脱される着脱部67が軸方向一端側に設けられた軸部材60と、軸部材60の軸方向に移動自在な状態で軸部材60に支持されるスライド部材70と、を有するスライドハンマ50と、設け、軸部材60に、スライド部材70が着脱部67から離れる方向に所定位置まで移動したときにスライド部材70と接触しつつスライド部材70の移動を規制する規制部66を設ける。【選択図】図3
Description
本発明は、工具及びスライドハンマに関するものである。
従来、釘等の部材を引き抜く際に用いられる工具として、例えば特許文献1に示すようなロッキングプライヤ等の挟持具が知られている。この挟持具は、ペンチのような形状をなしており、ユーザが挟持具のハンドルを握ると部材を挟み込み、ユーザがハンドルを離した後も、部材を挟み込んだままのロック状態とすることができる。このロック状態とすれば、ユーザが部材を引き抜いた後に力を緩めてしまっても挟持されたままとなるので、その引き抜いた部材が挟持具から離れて紛失してしまうのを防止することができる。
しかし、特許文献1で開示される挟持具(ロッキングプライヤ)は、挟持対象となる部材を引く際に、引く方向に強い力を瞬発的に加えるような操作を行いにくいため、挟持対象となる部材を極めて強い力で引き抜かなければならないような場面(例えば摩擦力が強い状態で挿入されているピンを引き抜くような場面)では採用しにくいという問題があった。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものであり、挟持対象となる部材を引く際に強い力を瞬発的に付与し得る構成を、ユーザの負担を増大させにくい形で実現することを目的とする。
本発明の1つの例である工具は、外部からの操作に応じて、挟持対象部材を挟持した状態で維持するロック状態と、前記ロック状態が解除された解除状態とに切り替わる挟持具と、前記挟持具に着脱されるスライドハンマと、を備え、前記スライドハンマは、筒状に構成されたスライド部材と、軸状に構成されるとともに前記スライド部材に挿入され且つ前記スライド部材をスライド可能に支持する支持軸と、前記支持軸の軸方向一端側に配置され且つ前記挟持具に着脱される着脱部と、前記支持軸の軸方向他端側に配置される規制部と、を備え、前記支持軸と前記着脱部と前記規制部とが一体的に連結されて軸状の形態をなす軸部材と、を有し、前記スライド部材が前記支持軸に対して前記軸方向他端側の所定位置まで相対移動したときに前記規制部に衝突し、前記軸部材において前記挟持具を前記軸方向他端側に引く力が生じる。
本発明の1つの例であるスライドハンマは、外部からの操作に応じて、挟持対象部材を挟持した状態を維持するロック状態と、前記ロック状態が解除された解除状態とに切り替わる構成をなす挟持具に着脱されるスライドハンマであって、筒状に構成されたスライド部材と、軸状に構成されるとともに前記スライド部材に挿入され且つ前記スライド部材をスライド可能に支持する支持軸と、前記支持軸の軸方向一端側に配置され且つ前記挟持具に着脱される着脱部と、前記支持軸の軸方向他端側に配置される規制部と、を備え、前記支持軸と前記着脱部と前記規制部とが一体的に連結されて軸状の形態をなす軸部材と、を有し、前記スライド部材が前記支持軸に対して前記軸方向他端側の所定位置まで相対移動したときに前記規制部に衝突し、前記軸部材において前記挟持具を前記軸方向他端側に引く力が生じる。
本発明の工具は、ユーザが当該工具を用いて挟持対象部材を挟持するように操作し、更にロック状態に切り替えるように操作すれば、ユーザが挟持具を強く握り続けなくても、挟持具は、挟持対象部材を挟持した状態を維持する。この状態で、スライドハンマに設けられたスライド部材を着脱部から離れる方向に移動させると、スライド部材が支持軸に対して軸方向他端側の所定位置まで相対移動したときに規制部に衝突し、軸部材において挟持具を軸方向他端側に引く力が生じる。特に、スライド部材が規制部に衝突するときの衝突力が大きいほど、挟持対象部材に対してより大きな力を瞬発的に付与することができるため、ユーザはスライド部材の移動を調整することで挟持対象部材をより強く引くことができるようになる。
しかも、本発明の工具は、スライド部材の移動速度や規制部に衝突させるときの力をユーザが自在に調整しやすい構成であるため、ユーザはスライド部材の移動を加減することで、挟持対象部材に加える力(引く力)を非常に強い力から弱い力まで広い範囲にわたって自在に調整し得る。
更に、スライド部材によって強い力を加えた後でも、挟持具によって挟持対象部材が挟持され続ける構成であるため、強い力を加えた時の衝撃で挟持対象部材が飛んでしまうような事態が生じにくく、部材の紛失を効果的に防止し得る。
また、挟持具を着脱し得る構成であるため、様々な種類の挟持具に交換することが可能となり、様々な大きさの挟持対象部材に対応しやすくなる。
しかも、本発明の工具は、スライド部材の移動速度や規制部に衝突させるときの力をユーザが自在に調整しやすい構成であるため、ユーザはスライド部材の移動を加減することで、挟持対象部材に加える力(引く力)を非常に強い力から弱い力まで広い範囲にわたって自在に調整し得る。
更に、スライド部材によって強い力を加えた後でも、挟持具によって挟持対象部材が挟持され続ける構成であるため、強い力を加えた時の衝撃で挟持対象部材が飛んでしまうような事態が生じにくく、部材の紛失を効果的に防止し得る。
また、挟持具を着脱し得る構成であるため、様々な種類の挟持具に交換することが可能となり、様々な大きさの挟持対象部材に対応しやすくなる。
本発明のスライドハンマによれば、本発明の引き抜き工具と同様の効果を奏することができる。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。以下の説明では、軸部材60の軸方向を前後方向とし、挟持具10側を前方とし、規制部66側を後方とする。また、前後方向と直交する方向のうち、可動ハンドル32の回動軸の方向を左右方向とする。
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図3を参照して説明する。以下の説明では、軸部材60の軸方向を前後方向とし、挟持具10側を前方とし、規制部66側を後方とする。また、前後方向と直交する方向のうち、可動ハンドル32の回動軸の方向を左右方向とする。
本実施例1の引き抜き工具1は、図1及び図2に示すように、挟持具10と、スライドハンマ50と、を備えてなる。
挟持具10は、引き抜き対象となる部材を挟持するとともに、挟持したままの状態を維持し得る工具であり、例えばロッキングプライヤである。挟持具10は、引き抜き対象となる部材を挟持する挟持部20と、ユーザが把持する挟持具側把持部30と、を備えてなる。
挟持部20は、固定顎22と、可動顎24と、を備えてなる。固定顎22及び可動顎24は上下に配置され、互いに対向する面が、部材を挟持する挟持面23,25を構成している。各挟持面23,25には、左右方向に延びる複数の溝が形成されている。挟持部20は、これら固定顎22及び可動顎24が口を開閉するようにして動作し、開いた口が閉じるようにして物を挟み込む。
挟持具側把持部30は、固定ハンドル31と可動ハンドル32とを備えている。固定ハンドル31は、金属板を折り曲げて下方に開放した形状をなしており、前後方向に長い。固定ハンドル31は、第1ピン41を介して固定顎22の後端部(挟持面23よりも後方の部分)に固定されている。
可動顎24は、後端部(挟持面25よりも後方の部分)が、第2ピン42を介して、固定ハンドル31に連結されている。可動顎24は、第2ピン42を軸として回動自在である。なお、可動顎24は、固定ハンドル31でなく、固定顎22に連結させてもよい。
可動ハンドル32は、金属板を折り曲げて上方に開放した形状をなす。可動ハンドル32は、前後方向に長く、上側に張り出すように反った形状をなしている。可動ハンドル32の前端部は、第3ピン43を介して、可動顎24の後端部に連結されている。より詳しくは、可動ハンドル32の前端部は、可動顎24の後端部における固定ハンドル31との連結部分(第2ピン42)よりも下方の位置で可動顎24に連結されている。可動ハンドル32は、第3ピン43を軸として回動自在である。
挟持具側把持部30は、リンク35を備える。リンク35は一方向に長い平板状をなす。リンク35の一端は、第4ピン44を介して可動ハンドル32に連結された固定端となっている。リンク35は、可動ハンドル32における可動顎24との連結部分(第3ピン43)よりも後方の位置で可動ハンドル32に連結されている。リンク35は、第4ピン44を軸として回動自在である。リンク35の他端は、自由端となっており、リンク35の固定端よりも後方に配置され固定ハンドル31の内側上面に当接した状態で後方への移動が後述の調整ネジ47によって規制されている。このため、可動ハンドル32は、固定ハンドル31に接近すると、リンク35によって前方に押され、第3ピン43を介して可動顎24を前方に押す。前方に押された可動顎24は、第2ピン42を軸として図面手前側から見て時計回りの方向に回動して、前端部が固定顎22に接近し、挟持部20の口を閉じるように動作する。
挟持具側把持部30は、弾性部材としてのバネ36を備える。バネ36は、引張方向に弾性力を付与する。バネ36は、一端が可動顎24における固定ハンドル31との連結部分よりも下方の位置で可動顎24に固定され、他端が一端よりも後方の位置で固定ハンドル31に固定されている。このため、バネ36は、可動顎24に対し、第2ピン42を軸として図面手前側から見て反時計回りの方向に弾性力を付与するので、挟持部20の口を開き、可動ハンドル32の後端部が固定ハンドル31から離れるように弾性力を付与する。
挟持具側把持部30は、リリースレバー37を備える。リリースレバー37は、可動ハンドル32の上面側において、第5ピン45を介して可動ハンドル32に連結されている。リリースレバー37は、可動ハンドル32におけるリンク35との連結部分(第4ピン44)よりも後方の位置で連結されている。リリースレバー37は、第5ピン45を軸として回動自在である。リリースレバー37の後端部は、可動ハンドル32の後端部よりも後方に突出している。リリースレバー37は、挟持部20が部材を挟持した状態で、固定ハンドル31と可動ハンドル32との間隔が所定間隔まで縮まると、リンク35と係止される。すなわち、挟持具10が部材を挟持したままの状態を維持するロック状態となる。このため、挟持具側把持部30が把持されなくなって挟持具側把持部30(挟持具10)に外力が付与されなくなった後も、挟持部20は部材を挟持したままとなる。このロック状態で、リリースレバー37が、第5ピン45を軸として、図面手前側から見て反時計周りの方向に回動すると、リンク35と係止された状態(ロック状態)が解除される。その結果、可動ハンドル32が固定ハンドル31から離れる方向に移動して、挟持部20の口が開く。したがって、リンク35及びリリースレバー37は、挟持部20が部材を挟持した状態を外力なしで維持するロック手段として機能するとともに、ロック状態を解除する解除手段として機能する。このように、ロック状態が解除され、挟持部20の口が開きうる状態が「解除状態」の一例に相当する。
挟持具10は、調整ネジ47を備えている。調整ネジ47は、固定ハンドル31の後端部に形成されたネジ孔(図示省略)にねじ込まれる。調整ネジ47の前端部は、リンク35の自由端の後端部に当接し、リンク35の後方への移動を規制する。また、調整ネジ47の固定ハンドル31へのねじ込み具合に応じて、リンク35の自由端の位置が前後方向に移動する。その結果、可動顎24の可動範囲が変化し、挟持部20が挟持することが可能な部材の大きさが変化する。挟持具10は、ナット48を備えている。ナット48は、調整ネジ47の後端部(ネジ頭)に固定される。
スライドハンマ50は、金属製であり、軸部材60と、スライド部材70と、を備えてなる。軸部材60は、後述する支持軸65と着脱部67と規制部66とが一体的に連結されて軸状の形態をなす部材である。軸部材60は、軸状の第1軸部材61及び第2軸部材62と、第1軸部材61及び第2軸部材62を軸方向に連結させる抜止部材63と、を備える。抜止部材63は、円筒形状をなす。抜止部材63の内径は、第1軸部材61の直径及び第2軸部材62の直径よりも僅かに大きい。抜止部材63の内周面は、雌ねじ状のねじ溝形状でねじ切りされている。
第1軸部材61(軸部材60)の前端部には着脱部67が形成されている。着脱部67は、支持軸65よりも軸方向一端側に配置され部材であり、挟持具10の後端部に着脱自在に固定される部材である。着脱部67は、雄ねじ状のねじ溝形状で外周面がねじ切りされており、挟持具10のナット48にねじ込まれることで、挟持具10に固定される。第1軸部材61の後端部の外周面は、雄ねじ状のねじ溝形状でねじ切りされている。第1軸部材61は、第1軸部材61の後端部を抜止部材63の前端部にねじ込むことで、抜止部材63に連結される。
第2軸部材62は、支持軸65と、規制部66と、を備えてなる。支持軸65は、軸状に構成されるとともにスライド部材70に挿入され且つスライド部材70をスライド可能に支持する機能を有する。支持軸65は、前端部の外周面に雄ねじ状のねじ溝が形成されている。第2軸部材62は、支持軸65の前端部を抜止部材63の後端部にねじ込むことで、抜止部材63に連結される。規制部66は、支持軸65の軸方向他端側(後端側)に配置される部分であり、具体的には、支持軸65(第2軸部材62、軸部材60)の後端部において支持軸65と一体的に形成され、支持軸65の外周面よりも径方向外側に突出した形状(例えば円板状)をなす。規制部66は、スライド部材70が着脱部67から離れる方向に所定位置まで移動したときに接触して、スライド部材70の後方への移動を規制する。
スライド部材70は、例えば分銅であり、筒状(具体的には円筒状)をなしている。スライド部材70の内径は、第2軸部材62の支持軸65の外径よりも大きく、規制部66の外径よりも小さく、抜止部材63の外径よりも小さい。スライド部材70は、ハンマ側把持部71と、拡径部72と、を備えてなる。ハンマ側把持部71は、ユーザが把持する部分であり、スライド部材70の後端部を除く大部分を構成している。ハンマ側把持部71には、周方向に沿って円環状に形成された複数の溝部73が形成されている。拡径部72は、ハンマ側把持部71の後端部に連続しており、スライド部材70の後端部を構成している。拡径部72の外径は、ハンマ側把持部71の外径よりも大きい。
スライド部材70は、第2軸部材62の前方から第2軸部材62に挿入されることで、軸部材60の軸方向に移動自在な状態で軸部材60に支持される。そして、スライド部材70は、第2軸部材62の前端部に抜止部材63が連結されると、抜止部材63によって前方への抜けが防止される。さらに、抜止部材63の前端部に、第1軸部材61が連結されることで、スライドハンマ50が組み立てられる。このスライドハンマ50を挟持具10に組み付けることで、図2に示すように、引き抜き工具1が完成する。
続いて、引き抜き工具1の使用例及びその効果について説明する。図3には、金型Mを台座Tに固定した固定ピンPを引き抜く様子が示されている。なお、固定ピンPが本発明の「挟持対象部材」の一例に相当する。
図3(A)では、挟持具10にスライドハンマ50が連結されている。挟持具10は、口が開いた状態となっており、まだ固定ピンPを挟持していない。挟持具10の挟持具側把持部30が把持されて、挟持部20が固定ピンPを挟持し、固定ハンドル31と可動ハンドル32との間隔が所定間隔まで縮まると、図3(B)に示すように、ロック状態となる。
このロック状態において、ユーザは、スライド部材70のハンマ側把持部71を把持してスライド部材70を着脱部67から離れる方向に引っ張る。ハンマ側把持部71には溝部73が形成されているので、手が滑りにくい。また、ハンマ側把持部71の後端部には、拡径部72が設けられているので、後方へ移動する手が引っ掛かりやすく、荷重がかかりやすい。ユーザがスライド部材70を着脱部67から離れる方向に勢いよく引っ張ると、スライド部材70は加速した状態で規制部66に接触し、移動が規制される。これにより、固定ピンPを引き抜く方向に瞬発的に大きな力が働くので、図3(C)のように、この力によって固定ピンPを引き抜くことができる。このため、挟持具10をそのまま引っ張って部材を引き抜く場合と比較して、部材を引き抜く負担を軽減することができる。
特に、本実施例1では、挟持具10(引き抜き工具1)が固定ピンPを挟持した状態において、固定ピンPとスライドハンマ50の軸部材60とが略同軸状となっている。換言すると、スライドハンマ50の軸部材60は、固定ピンPを後方に仮想的に延長した延長線上に概ね沿って延びている。このため、スライド部材70が接触することで規制部66にかかる力が略全て固定ピンPを引き抜く力に変換されるので、固定ピンPの軸と軸部材60の軸とがずれている場合と比較して小さい力で引き抜くことができる。また、固定ピンPが嵌まり込んだ方向と直交する方向に力がかかることで、固定ピンPが金型Mに押し付けられて折れてしまったり、金型Mを損傷させたりすることを防止できる。
さらに、固定ピンPが引き抜かれた後も挟持具10は固定ピンPを挟持したままとなっているので、固定ピンPが紛失することも防止できる。以上のように、本実施例1の引き抜き工具1は、引き抜いた固定ピンPの紛失を防止しつつ、固定ピンPを引き抜く負担を軽減することができる。また、挟持具10をスライドハンマ50に対して着脱することができるので、挟持具10の種類を交換することで、様々な大きさの部材を挟持して、引き抜くことが可能となる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例の特徴や後述する実施例の特徴は矛盾しない範囲で様々に組み合わせることが可能である。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例の特徴や後述する実施例の特徴は矛盾しない範囲で様々に組み合わせることが可能である。
上述した実施例では、挟持具(引き抜き工具)が固定ピンを挟持した状態において、スライドハンマの軸部材が固定ピンと同軸状となるようにした。しかし、スライドハンマの軸部材は固定ピンの後方に延びるものであれば同軸状でなくてもよく、例えば、固定ピンと軸がずれていてもよいし、固定ピンの斜め後方に延びるものであってもよい。
1…引き抜き工具(工具)、10…挟持具、50…スライドハンマ、60…軸部材、65…支持軸、66…規制部、67…着脱部、70…スライド部材、P…固定ピン(挟持対象部材)
Claims (2)
- 外部からの操作に応じて、挟持対象部材を挟持した状態で維持するロック状態と、前記ロック状態が解除された解除状態とに切り替わる挟持具と、前記挟持具に着脱されるスライドハンマと、を備え、
前記スライドハンマは、
筒状に構成されたスライド部材と、
軸状に構成されるとともに前記スライド部材に挿入され且つ前記スライド部材をスライド可能に支持する支持軸と、前記支持軸の軸方向一端側に配置され且つ前記挟持具に着脱される着脱部と、前記支持軸の軸方向他端側に配置される規制部と、を備え、前記支持軸と前記着脱部と前記規制部とが一体的に連結されて軸状の形態をなす軸部材と、
を有し、
前記スライド部材が前記支持軸に対して前記軸方向他端側の所定位置まで相対移動したときに前記規制部に衝突し、前記軸部材において前記挟持具を前記軸方向他端側に引く力が生じる工具。 - 外部からの操作に応じて、挟持対象部材を挟持した状態で維持するロック状態と、前記ロック状態が解除された解除状態とに切り替わる構成をなす挟持具に着脱されるスライドハンマであって、
筒状に構成されたスライド部材と、
軸状に構成されるとともに前記スライド部材に挿入され且つ前記スライド部材をスライド可能に支持する支持軸と、前記支持軸の軸方向一端側に配置され且つ前記挟持具に着脱される着脱部と、前記支持軸の軸方向他端側に配置される規制部と、を備え、前記支持軸と前記着脱部と前記規制部とが一体的に連結されて軸状の形態をなす軸部材と、
を有し、
前記スライド部材が前記支持軸に対して前記軸方向他端側の所定位置まで相対移動したときに前記規制部に衝突し、前記軸部材において前記挟持具を前記軸方向他端側に引く力が生じるスライドハンマ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018009318A JP2019126871A (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 工具及びスライドハンマ |
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JP2018009318A Pending JP2019126871A (ja) | 2018-01-24 | 2018-01-24 | 工具及びスライドハンマ |
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