JP2019126810A - 加圧装置及び溶接装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立可能とすること。【解決手段】加圧装置を適用したスポット溶接装置10は、螺旋状の急角度の大リードカム溝12aと緩角度の小リードカム溝12bが外周面に形成された円筒カム12と、各カム溝12a,12bに挿入される複数のローラR1,R2が突設され、円筒カム12の回転によって円筒カム12の回転軸方向に移動する加圧軸13とを備える。複数のローラR1,R2は、大リードカム溝12aへの挿入状態では、一端側のローラR1,R2がカム溝12aの一方の側面に当接すると共に、他端側のローラR1,R2がカム溝12aの他方の側面に当接し、小リードカム溝12bに挿入された状態では、複数のローラR1,R2がカム溝12bの一方及び他方の側面の少なくとも何れかに当接する構成とした。【選択図】 図1

Description

本発明は、モータの回転運動を直線運動に変換し、この直線運動によりスポット溶接等に必要な加圧力を発生させる加圧装置及び溶接装置に関する。
モータの回転運動を直線運動に変換する機構として例えばボールネジがある。このボールネジは、モータで回転する軸に形成された螺旋状の一様の雄ネジに、移動部のナットの雌ネジが鋼球を介在して組み合わされた構成となっている。この構成において、軸が回転するとナットの直線移動に応じて移動部が直線状に移動する。この時、ボールネジは、移動速度を速くする場合はネジリードを大きく、推力を大きくする場合はネジリードを小さくすることで所要能力が得られる。ネジは一様であるためそれらは反比例の関係にある。
このボールネジ機構の移動速度と推力が反比例する関係を改善して加圧力を発生させる加圧装置として、特許文献1に記載のスポット溶接ガンがある。このスポット溶接ガンは、サーボモータで円筒カムを回転させ、この円筒カムの中空部に組み合わされた棒状のロッドを直線移動させて加圧動作を行う。この構成は、円筒カムの内周面に螺旋状に形成されたカム溝に、ロッドの外周面から突出したピン先のボールベアリングが嵌め込まれて構成されている。円筒カムが回転すると、これに応じて回転するカム溝をボールベアリングが移動することによりロッドが直線状に移動する。
カム溝は、回転軸に垂直な面とカム溝との成すカム溝角度(カムリード)が大きく、傾斜が急峻となった空走域と、この逆にカム溝角度が小さく、傾斜が緩やかになった加圧域とを形成している。ロッドは、空走域では低加圧だが高速に直線状に進退移動し、加圧域では低速だが大加圧に進退移動する。換言すれば、ロッドは、カムリードが大きい(大リードカム溝)ほど高速移動し、カムリードが小さい(小リードカム溝)ほど大加圧力で移動する。
特開平7−124752号公報
従来の一般的なカム溝と一対のローラが組合わさるカム機構において、空走域と加圧域のカムリードを可変とし加圧域のカム溝を一周以上形成すれば、ストローク長を長くできるが、1個のローラにて大加圧力に耐えられるようにローラの径とカム溝の幅を大きくする必要がある。しかし、カム溝の幅を大きくすると、これに比例してカム溝のピッチが大きくなるため、従来の構造では加圧域のカムリードを小さくすることが困難であった。
上述の特許文献1では、加圧域に対応するカム溝が周回方向に90°の範囲で形成されている。しかし、90°の範囲のカム溝の長さで、加圧域の実用的なストローク長(例えば30mm)を確保しようとすると、カムリードが大きくなる。そのため、大きな加圧力を得るためには回転トルクの大きい大型モータが必要となる。
また、特許文献1では、2つのカム溝が円筒カムの周回面の周回方向に180°位相がずれた状態で形成されているので、ボールベアリングに掛かる荷重は分散される。しかし、カム溝は互いに交差できないし、2つのカム溝同士のピッチも確保しなければならないので、それを避けた構造とするとやはりカムリードが大きくなるか、或いはストローク長が短くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立可能な加圧装置及び溶接装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、螺旋状のリードカム溝が外周面に形成されたカム部材と、前記リードカム溝に挿入される複数の突出部が突設され、前記カム部材の回転によって前記カム部材の回転軸方向に移動する加圧部材と、を備え、前記リードカム溝は、前記回転軸に垂直な面に対して第1角度で傾斜する大リードカム溝と、前記回転軸に垂直な面に対して前記第1角度よりも小さい第2角度で傾斜する小リードカム溝とが繋がって形成され、前記複数の突出部は、前記大リードカム溝に挿入された状態では、一端側の突出部が前記大リードカム溝の一方の側面に当接すると共に、他端側の突出部が前記大リードカム溝の他方の側面に当接し、前記小リードカム溝に挿入された状態では、複数の突出部が前記小リードカム溝の一方及び他方の側面の少なくとも何れかに当接することを特徴とする加圧装置である。
この構成によれば、大リードカム溝の第1角度よりも緩やかな第2角度の小リードカム溝で、複数の突出部を同時に押圧できる。このため、各突出部を押圧する力が分散される。つまり、1つの突出部に掛かる押圧力が小さくなるので、突出部のサイズを小型化できる。また、押圧力を受けるカム山(溝と溝の間)も小さくできる。この小型化に伴い、円筒カムの外周面に形成されるカム溝のリードを小さくできる。この構成によって、小リードカム溝でありながら押圧力が複数の突出部で分散されるので、突出部に掛かる押圧力でリードカム溝が壊れなくなる。
このため、円筒カムの外周面に少なくとも1周以上の小リードカム溝を形成できるので、加圧域のストローク長を長くできる。加圧域のカムリードが小さければ、円筒カムの回転トルクが小さくて済むため、加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立できる。従って、円筒カムを回転させるモータを、回転トルクの低い小型モータで実現できる。
請求項2に記載の前記リードカム溝は、1つの前記小リードカム溝から分岐する複数条の前記大リードカム溝を有し、前記加圧部材は、前記複数の突出部を1組とする複数組の突出部を備え、前記複数組の突出部は、前記複数条の前記大リードカム溝にそれぞれ挿入されると共に、1つの前記小リードカム溝に全ての組が挿入されることを特徴とする請求項1に記載の加圧装置である。
この構成によれば、複数条の大リードカム溝に繋がる1条の小リードカム溝の緩傾斜面で複数組(例えば4組)の突出部を同時に押圧できるので、1組の突出部を押圧する場合の押圧力に比べ、押圧力が1/4に分散される。つまり、1つの突出部に掛かる押圧力が大幅に小さくなるので、突出部のサイズが大幅に小型化できる。また、カム山(溝と溝の間)も小さくできる。この小型化に伴い、小リードカム溝のカムリードを小さくすることができるため、円筒カムを回転させるモータを、回転トルクの低い小型モータで実現することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の加圧装置を備えた溶接装置であって、前記加圧部材は、被溶接物に当接して溶接個所を加圧する加圧電極であることを特徴とする溶接装置である。
この構成によれば、溶接装置において、上記請求項1又は2と同様な作用効果を得ることができる。
本発明によれば、加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立可能な加圧装置及び溶接装置及び溶接装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る加圧装置を適用したスポット溶接装置の構成を示す一部断面及び側面図である。 第1実施形態のスポット溶接装置における円筒カムの大リードカム溝に2つのローラが挿入された様態を示す図である。 円筒カムの大リードカム溝及び小リードカム溝を、円筒カムの回転角−720°〜0°〜720°に対応付けて展開した各カム溝の展開図である。 (a)はスポット溶接装置の加圧軸上のローラ取付部から突き出た2つのローラが大リードカム溝に挿入された様態を示す平面図、(b)はローラ取付部から突き出た2つのローラが小リードカム溝に挿入された様態を示す平面図である。 円筒カムの小リードカム溝に2つのローラが挿入された様態を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る加圧装置を適用したスポット溶接装置の円筒カムにおける4条の大リードカム溝及び1条の小リードカム溝の構成を示すと共に、大リードカム溝への4対のローラの挿入状態における一部のローラの表出様態を示す側面図である。 小リードカム溝への4対のローラの挿入状態における一部のローラの表出様態を示す側面図である。 (a)は加圧軸のローラ取付部から突き出た2つで1対を成す4対のローラが、4条の大リードカム溝に挿入された様態を示す平面図、(b)は4対のローラが小リードカム溝に挿入された様態を示す平面図である。 円筒カムの周回面に形成された4条の大リードカム溝及び1条の小リードカム溝を、円筒カムの回転角−1080°〜0°〜990°に対応付けて展開した各カム溝の展開図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態の構成>
図1は本発明の第1実施形態に係る加圧装置を適用したスポット溶接装置の構成を示す一部断面及び側面図である。
図1に示すスポット溶接装置10は、複数枚重ねた金属板(被加圧物)1a,1b等の金属材を大加圧力で加圧(押圧)しながら溶接するものである。このスポット溶接装置10は、円筒状箱型の本体フレーム11と、本体フレーム11の内部に組み込まれた円筒カム(カム部材)12と、円筒カム12に組み付けられた円柱状の加圧軸(加圧部材)13と、円筒カム12の回転軸12rに回転軸14rが連結されたサーボモータ14とを備えて構成されている。
本体フレーム11は、円筒状の胴体フレーム11aと、胴体フレーム11aの上部に配設された上部フレーム11b及び、下部に配設された下部フレーム11cとを備えて構成されている。
上部フレーム11bは、上下に貫通する円柱状の空洞11b1を有し、この空洞11b1に、サーボモータ14の回転軸14rと円筒カム12の回転軸12rとを連結する連結具16が収容されている。連結具16で連結された円筒カム12の回転軸12rの上端部は、上部フレーム11bの空洞11b1の下側の貫通孔にボールベアリング17を介して回転自在に挿通されている。
下部フレーム11cは、上部フレーム11bの貫通孔と上下で一致する位置に凹部11c1を備え、この凹部11c1内にボールベアリング17を介して円筒カム12の回転軸12rの下端部が回転自在に支持されている。また、下部フレーム11cは、凹部11c1の横に円筒状の摺動軸受18が嵌め込まれた貫通孔を備え、摺動軸受18に加圧軸13の円柱状のロッド13aが摺動自在に挿通されている。
図2に示すように、円筒カム12は、回転軸12rを有する円柱の外周に螺旋状にカム溝(リード)が形成されており、この螺旋状のカム溝角度(カムリード)が第1角度とされた大リードカム溝12aが形成されている空走域20aを有する。更に、円筒カム12は、空走域20aの下に、螺旋状のカム溝角度が第1角度より小さい第2角度とされた小リードカム溝12bが形成されている加圧域20bを有する。大リードカム溝12aの上下間のリード幅は、小リードカム溝12bより大きくなっている。また、大リードカム溝12aの溝幅の方が、小リードカム溝12bよりも広くなっている。但し、第1角度及び第2角度は、後述する加圧軸13において必要な移動速度及び加圧力に応じて決定される。また、大リードカム溝12a及び小リードカム溝12bの双方が繋がって、請求項記載のリードカム溝を構成する。
更に説明すると、大リードカム溝12aはカム溝角度が所定角度より大きい急峻な第1角度としての急角度に傾斜しており、小リードカム溝12bはカム溝角度が所定角度より小さい緩やかな第2角度としての緩角度に傾斜している。大リードカム溝12aと小リードカム溝12bとの境界部分は溝側面がR形状となっている。なお、大リードカム溝12aと小リードカム溝12bを、単にカム溝12a,12bとも称す。
ここで、図3は円筒カム12の周回面に形成された大リードカム溝12a及び小リードカム溝12bを、円筒カム12の回転角−720°〜0°〜720°に対応付けて展開した各カム溝12a,12bの展開図である。この図3の0°〜720°間に示すように、大リードカム溝12aは、円筒カム12の外周面を2周、周回している。小リードカム溝12bは、回転角0°〜−720°間に示すように、円筒カム12の外周面を2周、周回している。
図1に示す加圧軸13には、ロッド13aの上端にローラ取付部13bが固定されている。このローラ取付部13bには、図4(a)の平面図に示すように、上下位置にずれて隣り合う2つのローラ(突出部)R1,R2が取り付けられている。これらのローラR1,R2は、ローラ取付部13bの円弧状の側面から横方向に突出する軸に回転自在に取り付けられ、大リードカム溝12aに挿入されている。また、各ローラR1,R2は、一方のローラR1が他方のローラR2よりも高い位置に配設されている。なお、ローラは請求項記載の突出部を構成するが、突出部はローラのように回転しない凸部であってもよい。
各ローラR1,R2は、円筒カム12の回転により、図5に示すように、小リードカム溝12bにも挿入される。この小リードカム溝12bに双方のローラR1,R2が挿入された様態を、図4(b)の平面図に示す。これらローラR1,R2のカム溝12aへの挿入と、図1に示すロッド13aの摺動軸受18への挿通とにより、加圧軸13が円筒カム12に組み合わされている。加圧軸13の下端には、下方に突出した凸状の溶接電極19が固定されている。溶接電極19は、複数枚の金属板1a,1bを高圧力で加圧(押圧)して溶接するものである。
各ローラR1,R2は、図2に示すように、大リードカム溝12aに挿入されている場合、上側位置(上方側)のローラR1の周回面下側がカム溝12aの下側側面(一方の側面)に当接し、下側位置(下方側)のローラR2の周回面上側がカム溝12aの上側側面(他方の側面)に当接するようになっている。
また、各ローラR1,R2は、図5に示すように、小リードカム溝12bに挿入されている場合は、双方のローラR1,R2の周回面の上側及び下側が、カム溝12bの上側面又は下側面に当接するようになっている。
サーボモータ14の左方向の回転(左回転)に応じて円筒カム12が左回転(図2に向かって左側から右側に回転)すると、大リードカム溝12aにおいて、下方側のローラR2がカム溝12aの急峻な角度の上側の急傾斜面により矢印Y2で示す下方側に押圧される。このような下方側への押圧力(Y2)によって各ローラR1,R2が下方へ移動する。このローラR1,R2の下方への移動に応じて加圧軸13が溶接電極19を先頭にして下方へ移動する。
この逆に、サーボモータ14が右方向に回転(右回転)する場合、円筒カム12が右回転(図2に向かって右側から左側に回転)するので、大リードカム溝12aにおいて、上側位置のローラR1がカム溝12aの下側の急傾斜面により矢印Y3で示す上方側に押圧される。このような上方側への押圧力(Y3)によって各ローラR1,R2が上方へ移動する。このローラR1,R2の上方への移動に応じて加圧軸13が溶接電極19を末尾にして上方へ移動する。
このような大リードカム溝12aでのローラR1,R2の移動においては、カム溝12aの急傾斜面でローラR1,R2が押圧されるので、ローラR1,R2が高速に移動し、これに応じて加圧軸13が高速移動するようになっている。
一方、図5に示す小リードカム溝12bに挿入された各ローラR1,R2においては、円筒カム12が左回転すると、双方のローラR1,R2がカム溝12bの緩やかな角度の上側の緩傾斜面で矢印Y4a,Y4bで示す下方側に押圧される。この下方側への押圧力によって各ローラR1,R2が下方へ移動し、加圧軸13が溶接電極19を先頭にして下方へ移動するようになっている。
この逆に、円筒カム12が右回転すると、双方のローラR1,R2がカム溝12bの下側の緩傾斜面で矢印Y5a,Y5bで示す上方側に押圧される。この上方側への押圧力によって各ローラR1,R2が上方へ移動し、加圧軸13が溶接電極19を末尾にして上方へ移動するようになっている。
各ローラR1,R2の下方への移動では、小リードカム溝12bの緩傾斜面で双方のローラR1,R2が同時に押圧されるので、ローラR1,R2を押圧する力が分散される。
<第1実施形態の動作>
次に、第1実施形態の加圧装置を適用したスポット溶接装置10によって、複数枚重ねた金属板1a,1bを溶接時に加圧する際の加圧動作について説明する。
前提条件として、図3に示すように、各ローラR1,R2は、空走域20aの最上位位置H1で大リードカム溝12aに挿入されているとする。このカム溝12aへのローラR1,R2の挿入位置は、円筒カム12の回転角540°付近であるとする。この際、加圧軸13の溶接電極19は最上位位置に位置している。
サーボモータ14が左回転することにより円筒カム12が左回転すると、大リードカム溝12aに挿入された下方側のローラR2がカム溝12aの急傾斜面によって下方側に押圧(図2の矢印Y2)されながら高速に移動する。このため、加圧軸13が下方側へ高速移動し、図3に示すように、溶接電極19が矢印Y6で示すように下方側へ高速移動する。
この高速移動により、各ローラR1,R2の内、移動方向前方のローラR2が大リードカム溝12aと小リードカム溝12bとの境界H2を下方側に越え、後方のローラR1が境界H2に到達したとする。この場合、ローラR1及びR2の中間位置が回転角−90°付近となっている。この−90°付近の位置は、双方のローラR1,R2が小リードカム溝12bに挿入される位置であり、この際、溶接電極19は、金属板1a,1bの上方近傍位置にある。
その位置の各ローラR1,R2は、カム溝12bの緩傾斜面により下方側へ同時に押圧(図5の矢印Y4a,Y4b)されるので、緩傾斜面で各ローラR1,R2を押圧する力が分散される。つまり、1つのローラR1又はR2に掛かる荷重(押圧力)が小さくなる。但し、各ローラR1,R2を押圧する小リードカム溝12bの側面は緩傾斜面なので、急傾斜面に比べてローラR1,R2の押圧力が強くなる。
更に、各ローラR1,R2が下方へ移動し、この移動に応じて溶接電極19が金属板1a,1bを全ローラR1,R2に掛かる荷重(押圧力)に等しい加圧力で押圧する。この押圧時に溶接電極19により金属板1a,1bの溶接が行われる。また、各ローラR1,R2が更に下方へ移動し、小リードカム溝12bの最下位位置H3に到達すると停止する。
但し、カム溝12a,12bに挿入されるローラは3つ以上であってもよい。例えば、ローラが3つの場合、大リードカム溝12aにおいては、一端側のローラの周回面上側がカム溝12aの上側の急傾斜面に当接し、他端側のローラの周回面下側がカム溝12aの下側の急傾斜面に当接する。更に、小リードカム溝12bにおいては、複数のローラがカム溝12bの上下面に当接する。
<第1実施形態の効果>
以上説明したように、第1実施形態の加圧装置を適用したスポット溶接装置10は、螺旋状のリードカム溝が外周面に形成された円筒カム12と、リードカム溝に挿入される複数のローラR1,R2が突設され、円筒カム12の回転によって円筒カム12の回転軸方向に移動する加圧軸13とを備える。リードカム溝は、回転軸12rに垂直な面に対して第1角度で傾斜する大リードカム溝12aと、回転軸12rに垂直な面に対して第1角度よりも小さい第2角度で傾斜する小リードカム溝12bとが繋がって形成されている。複数のローラR1,R2は、大リードカム溝12aに挿入された状態では、一端側のローラR1,R2が大リードカム溝12aの一方の側面に当接すると共に、他端側のローラR1,R2が大リードカム溝12aの他方の側面に当接し、小リードカム溝12bに挿入された状態では、複数のローラR1,R2が小リードカム溝12bの一方及び他方の側面の何れかに当接する構成とした。
この構成によれば、円筒カム12の回転軸がサーボモータ14の回転軸に結合されている場合に、サーボモータ14の回転に応じて円筒カム12が回転すると、例えば複数のローラR1,R2が大リードカム溝12aを移動後に小リードカム溝12bへ移って移動する。大リードカム溝12aでのローラR1,R2の移動では、第2角度よりも急角度の第1角度による大リードカム溝12aの急傾斜面で、一端側のローラR1,R2が押圧される。このため、各ローラR1,R2が高速に軸方向に移動し、この移動に応じて加圧軸13が回転軸方向に高速移動する。
一方、小リードカム溝12bでのローラR1,R2の移動では、第1角度よりも緩やかな第2角度の小リードカム溝12bの緩傾斜面で、複数のローラR1,R2が同時に押圧される。このため、緩傾斜面で各ローラR1,R2を押圧する力が分散される。つまり、1つのローラR1又はR2に掛かる押圧力が小さくなるので、ローラR1,R2のサイズが小型化できる。この小型化に伴い、円筒カム12の外周面に螺旋状に形成される小リードカム溝12bの溝幅及びカム山を小さくできるため、カムリードを小さくできる。
小リードカム溝12bの緩傾斜面での押圧力が複数のローラR1,R2で分散されることによって、ローラR1,R2に掛かる押圧力でリードカム溝が破損しなくなる。
このため、円筒カム12の外周面に少なくとも1周以上の小リードカム溝12bを形成できるので、加圧域のストローク長を長くできる。加圧域のカムリードが小さければ、円筒カム12の回転トルクが小さくて済むため、加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立可能とできる。従って、円筒カム12を回転させるサーボモータ14を、回転トルクの低い小型サーボモータで実現できる。
特許文献1の技術では、円筒カム12の小リードカム溝(リード)が1/4周形成されており、この1/4周のカム溝の上下間のリード幅が例えば実用的なストローク30mmであるとすると、1周でリード幅が120mmとなり、2周で240mmとなる。本実施形態では、一般的な溶接ガンの加圧力を5000Nとするとリード幅を2周で30mmにできるので、特許文献1と比較すると、リード幅の比は30mm÷240mm=1/8となる。このため、特許文献1の1/8の回転トルクの小型サーボモータ14で済む。
小型のサーボモータ14で済めば、加圧装置を適用したスポット溶接装置10の小型化、低消費電力化、低コスト化等の利益を得ることができる。
被加圧物を加圧しない空走域では、各ローラR1,R2に大きな荷重(押圧力)が掛からないので、一方の端部のローラR2だけに大リードカム溝12aの側壁と当接させて、加圧軸13を高速で移動させることができる。このため、例えば加圧工程で被加圧物を加圧する際にタクトタイムを速くできる。
<第2実施形態の構成>
図6は本発明の第2実施形態に係る加圧装置を適用したスポット溶接装置の円筒カム40における4条の大リードカム溝41〜44及び1条の小リードカム溝45の構成を示すと共に、大リードカム溝41〜44への4対のローラR11〜R18の挿入状態における一部のローラR11,R16,R17,R18の表出様態を示す側面図である。
図7は円筒カム40における4条の大リードカム溝41〜44及び1条の小リードカム溝45の構成を示すと共に、小リードカム溝45への4対のローラR11〜R18の挿入状態における一部のローラR11,R12,R13,R18の表出様態を示す側面図である。
図8(a)は加圧軸33のローラ取付部33bから突き出た2つで1対(1組)を成す4対(4組)のローラ(突出部)R11及びR12,R13及びR14,R15及びR16,R17及びR18が、4条の大リードカム溝41,42,43,44に挿入された様態を示す平面図、(b)は4対のローラR11〜R18が小リードカム溝45に挿入された様態を示す平面図である。なお、大リードカム溝41〜44及び小リードカム溝45の双方が繋がって、請求項記載のリードカム溝を構成する。
図9は円筒カム(カム部材)40の周回面に形成された4条の大リードカム溝41〜44及び1条の小リードカム溝45を、円筒カム40の回転角−1080°〜0°〜990°に対応付けて展開した各カム溝41〜44,45の展開図である。
第2実施形態のスポット溶接装置30が、図1に示した第1実施形態のスポット溶接装置10と異なる点は、円筒カム40及び加圧軸(加圧部材)33を次の通り構成したことにある。
即ち、図6に示すように、回転軸40rを中心に回転する円筒カム40は、この外周に、互いに平行に離間した4条の大リードカム溝41〜44(図9参照)が各々急角度で形成されている。各カム溝41〜44の下端は、緩角度で形成された1条の小リードカム溝45の上端に繋がって形成されている。また、円筒カム40において、4条の大リードカム溝41〜44が形成された部分が空走域50aとなり、1条の小リードカム溝45が形成された部分が加圧域50aとなる。各大リードカム溝41〜44と小リードカム溝45との境界部分の一部は、溝側面がR形状(図9参照)となっている。
なお、大リードカム溝41を第1カム溝41といい、大リードカム溝42を第2カム溝42、大リードカム溝43を第3カム溝43、大リードカム溝44を第4カム溝44という。
図8(a)に示すように、加圧軸33は、円環形状のローラ取付部33bと、このローラ取付部33bの下面から下方側に突き出る状態で、且つ互いが対向状態に配設された2本のロッド33a1,33a2とを備えて構成されている。各ロッド33a1,33a2の下端には凸状の溶接電極19a1,19a2が固定されている。
ローラ取付部33bの内周面には、4対のローラR11〜R18が所定間隔で周回状に取り付けられている。各ローラR11〜R18は、ローラ取付部33bの内周面から当該内周円の中心に向かって突出する軸に回転自在に取り付けられ、大リードカム溝41〜44又は小リードカム溝45{図8(b)}に挿入されている。
各ローラR11〜R18は、大リードカム溝41〜44及び小リードカム溝45に螺旋状に配列可能な高低差を付けてローラ取付部33bの内周面に配設されている。即ち、各ローラR11〜R18は、図9に示す小リードカム溝45への挿入状態において、複数のローラR11〜R18がカム溝45の上側面又は下側面に当接する傾斜高さで、ローラ取付部33bの内周面に取り付けられている。これらローラR11〜R18は、図9に示すように、小リードカム溝12bの傾斜角度と同じ角度で配列されている。
図9に示す大リードカム溝41〜44においては、最上位位置にある1対のローラR11,R12(第1組ローラR11,R12という)が第1カム溝41に挿入され、次に高い位置にある1対のローラR13,R14(第2組ローラR13,R14という)が第2カム溝42に挿入されている。更に、その次に高い位置にある1対のローラR15,R16(第3組ローラR15,R16という)が第3カム溝43に挿入され、最下位位置にある1対のローラR17,R18(第4組ローラR17,R18という)が第4カム溝44に挿入される。
第1組ローラR11,R12は、第1カム溝41への挿入状態において、上側位置のローラR11の周回面下側が第1カム溝41の下側側面に当接し、下側位置のローラR12の周回面上側が第1カム溝41の上側側面に当接するようになっている。
第2組ローラR13,R14は、第2カム溝42への挿入状態において、上側位置のローラR13の周回面下側が第2カム溝42の下側側面に当接し、下側位置のローラR14の周回面上側が第2カム溝42の上側側面に当接するようになっている。
第3組ローラR15,R16は、第3カム溝43への挿入状態において、上側位置のローラR15の周回面下側が第3カム溝43の下側側面に当接し、下側位置のローラR16の周回面上側が第3カム溝43の上側側面に当接するようになっている。
第4組ローラR17,R18は、第4カム溝44への挿入状態において、上側位置のローラR17の周回面下側が第4カム溝44の下側側面に当接し、下側位置のローラR18の周回面上側が第4カム溝44の上側側面に当接するようになっている。
円筒カム40(図6)が左回転すると、各大リードカム溝41〜44において、4対のローラR11〜R18の内の下方側のローラR12,R14,R16,R18が、各カム溝41〜44の上側の急傾斜面により下方側に同時に押圧される。この下方側への押圧力によって各ローラR11〜R18が下方へ移動する。この移動に応じて加圧軸40が溶接電極19a1,19a2を先頭にして下方へ移動する。
この逆に、円筒カム40(図6)が右回転すると、各大リードカム溝41〜44において、4対のローラR11〜R18の内の上方側のローラR11,R13,R15,R17がカム溝41〜44の下側の急傾斜面で上方側に押圧される。この上方側への押圧力によって各ローラR11〜R18が上方へ移動する。この移動に応じて加圧軸33が溶接電極19a1,19a2を末尾にして上方へ移動する。
このような大リードカム溝41〜44でのローラR11〜R18の移動では、各カム溝41〜44の急傾斜面で各ローラR11〜R18が押圧されるので、各ローラR11〜R18が高速に移動し、これに応じて加圧軸33が高速移動する。
また、図9に示すように、複数のローラR11〜R18は、小リードカム溝45への挿入状態において、当該ローラR11〜R18の周回面の上側及び下側が、小リードカム溝45の上側面又は下側面に当接するようになっている。
小リードカム溝45に挿入された各ローラR11〜R18においては、円筒カム40(図7)が左回転すると、複数のローラR11〜R18がカム溝45の上側の緩傾斜面で下方側に同時に押圧される。この下方側への押圧力によって各ローラR11〜R18が下方へ移動し、加圧軸33が溶接電極19a1,19a2を先頭にして下方へ移動する。
この下方への移動では、小リードカム溝45の緩傾斜面で複数(最大4対)のローラR11〜R18が同時に押圧されるので、各ローラR11〜R18に掛かる押圧力(荷重)が分散される。
この逆に、円筒カム40(図7)が右回転すると、複数(最大4対)のローラR11〜R18がカム溝45の下側の緩傾斜面で上方側に押圧される。この上方側への押圧力によって各ローラR11〜R18が上方へ移動し、加圧軸33が溶接電極19a1,19a2を末尾にして上方へ移動する。
<第2実施形態の動作>
次に、第2実施形態の加圧装置を適用したスポット溶接装置30によって、複数枚重ねた金属板1a,1b(図1参照)を溶接する際の加圧動作について説明する。
前提条件として、図9に示すように、各ローラR11〜R18は、空走域50aの最上位位置H11で各大リードカム溝41〜44に挿入されているとする。このカム溝41〜44へのローラR11〜R18の挿入位置は、円筒カム40の回転角600°〜990°付近であるとする。この際、加圧軸13の溶接電極19a1,19a2は最上位位置に位置している。
サーボモータ14(図1参照)の左回転により円筒カム40が左回転すると、各大リードカム溝41〜44に挿入された各対の下方側のローラR12,R14,R16,R18がカム溝41〜44の上側の急傾斜面により下方側に押圧されながら高速に移動する。この移動により加圧軸33が下方側へ高速移動する。従って溶接電極19a1,19a2が下方側へ高速移動する。
この移動により、各ローラR11〜R18の内、1番目に、移動方向最前方のローラR18が第1カム溝41と小リードカム溝45との境界H12を下方側に移動する。次に、ローラR18の後方のローラR17が境界H12を下方側に移動する。2番目に、第3組ローラR16,R15が境界H12を下方側に移動し、3番目に、第2組ローラR14,R13が境界H12を下方側に移動する。4番目に、第1組ローラR12,R11が下方側へ移動し、境界H12に到達したとする。この到達位置において、溶接電極19a1,19a2は、金属板1a,1bの上方近傍位置にある。
各ローラR11〜R18は、小リードカム溝45の上側の緩傾斜面により下方側へ同時に押圧されるので、緩傾斜面で各ローラR11〜R18を押圧する力が分散される。つまり、1つのローラに掛かる荷重(押圧力)が小さくなる。但し、この際、各ローラR11〜R18を押圧する小リードカム溝45の側面は緩傾斜面なので、急傾斜面に比べてローラR11〜R18の押圧力が強くなる。
更に、各ローラR11〜R18が下方へ移動し、この移動に応じて溶接電極19a1,19a2が金属板1a,1bを全ローラR11〜R18に掛かる荷重(押圧力)に等しい加圧力で押圧する。この押圧時に溶接電極19a1又は19a2により金属板1a,1bの溶接が行われる。また、各ローラR11〜R18が更に下方へ移動し、進行方向最後尾のローラR11が小リードカム溝45の下位位置H3に到達すると停止する。
但し、上記では大リードカム溝41〜44が4条の場合を説明したが、大リードカム溝が2条以上で各々のカム溝に、複数ローラを1組とするローラが挿入される構成であってもよい。
<第2実施形態の効果>
以上説明したように、第2実施形態の加圧装置を適用したスポット溶接装置30は、リードカム溝が、1つの小リードカム溝45から分岐する4条の大リードカム溝41〜44を有する。加圧軸33は、2つのローラを1組とする4組のローラR11〜R18を備える。4組のローラR11〜R18は、4条の大リードカム溝41〜44にそれぞれ挿入されると共に、1つの小リードカム溝45に全ての組が挿入される構成とした。
この構成によれば、1条の小リードカム溝45の緩傾斜面で4組のローラR11〜R18を同時に押圧できるので、1組のローラを押圧する場合の押圧力に比べ、押圧力が1/4に分散される。つまり、1つのローラに掛かる押圧力が大幅に小さくなるので、ローラのサイズが大幅に小型化できる。また、この反力を受けるカム山の幅も小さくできる。この小型化に伴い、円筒カム40の外周面に螺旋状に形成される小リードカム溝45のカムリードを小さくできる。
この小リードカム溝45の緩傾斜面での押圧力が複数のローラR11〜R18で分散されることによって、ローラR11〜R18に掛かる押圧力でリードカム溝が破損しなくなる。
このため、円筒カム40の外周面に少なくとも1周以上の小リードカム溝45を形成できるので、加圧域のストローク長を長くできる。加圧域のカムリードが小さければ、円筒カム40の回転トルクが小さくて済むため、加圧域でのカムリードを小さくすることと、加圧域でのストローク長を長くすることを両立可能とできる。従って、円筒カム40を回転させるサーボモータ14を、回転トルクの低い小型サーボモータで実現できる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。上述したようにスポット溶接装置10,30への適用例で説明した加圧装置は、その他に、摩擦撹拌接合装置、プレス装置、圧入装置、カシメ装置、シーム溶接装置、プロジェクション溶接装置等に適用可能である。
1a,1b 金属板
10,30 スポット溶接装置
11 本体フレーム
11a 胴体フレーム
11b 上部フレーム
11b1 空洞
11c 下部フレーム
11c1 凹部
12,40 円筒カム
12r,40r 円筒カムの回転軸
12a,41〜44 大リードカム溝
12b,45 小リードカム溝
13,33 加圧軸
13a,33a1,33a2 ロッド
13b,33b ローラ取付部
14 サーボモータ
14r サーボモータの回転軸
16 連結具
17 ボールベアリング
18 摺動軸受
19,19a1,19a2 溶接電極
20a,50a 空走域
20b,50b 加圧域
R1,R2,R11〜R18 ローラ

Claims (3)

  1. 螺旋状のリードカム溝が外周面に形成されたカム部材と、
    前記リードカム溝に挿入される複数の突出部が突設され、前記カム部材の回転によって前記カム部材の回転軸方向に移動する加圧部材と、を備え、
    前記リードカム溝は、前記回転軸に垂直な面に対して第1角度で傾斜する大リードカム溝と、前記回転軸に垂直な面に対して前記第1角度よりも小さい第2角度で傾斜する小リードカム溝とが繋がって形成され、
    前記複数の突出部は、前記大リードカム溝に挿入された状態では、一端側の突出部が前記大リードカム溝の一方の側面に当接すると共に、他端側の突出部が前記大リードカム溝の他方の側面に当接し、前記小リードカム溝に挿入された状態では、複数の突出部が前記小リードカム溝の一方及び他方の側面の少なくとも何れかに当接する
    ことを特徴とする加圧装置。
  2. 前記リードカム溝は、1つの前記小リードカム溝から分岐する複数条の前記大リードカム溝を有し、
    前記加圧部材は、前記複数の突出部を1組とする複数組の突出部を備え、
    前記複数組の突出部は、前記複数条の前記大リードカム溝にそれぞれ挿入されると共に、1つの前記小リードカム溝に全ての組が挿入される
    ことを特徴とする請求項1に記載の加圧装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の加圧装置を備えた溶接装置であって、
    前記加圧部材は、被溶接物に当接して溶接個所を加圧する加圧電極であることを特徴とする溶接装置。
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