JP2019126205A - 電源装置及び電源装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池回路モジュールが使用困難となった場合に円滑に切り離す。【解決手段】電池Bと、電池Bに並列接続された第1のスイッチング素子S1と、第1のスイッチング素子S1のオン時にオフする第2のスイッチング素子S2とを備えた電池回路モジュール10a,10b,・・・と、第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2をオンオフ駆動するゲート信号を、電池回路モジュール10a,10b,・・・に対して一定時間毎にそれぞれ出力し、使用困難となった電池回路モジュールを切り離すデジタル出力回路14を有する制御回路11を備える。制御回路11は、電池回路モジュールを切り離す際に、デジタル出力回路14の応答時間分だけ遅延させたタイミングでゲート信号の周期を変更する。【選択図】図6
Description
本発明は、複数の電池回路モジュールを備えた電源装置及び電源装置の制御方法に関する。
従来から様々の電源装置が知られており、例えば、ハイブリッド車両や電動車両における走行モータの駆動に用いられる電源装置では、電池電圧を昇圧コンバータで昇圧してインバータに供給している。
特許文献1には、バッテリ等の電池からの直流電圧をスイッチング素子のスイッチングによりDC/DC変換して走行モータに出力するDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータの損失特性に基づいてスイッチング素子のスイッチング周波数を設定する周波数設定手段と、設定された周波数に基づきスイッチング素子をスイッチング制御する制御手段とを備えた電源装置が記載されている。この電源装置によれば、DC/DCコンバータの損失を小さくするスイッチング周波数を設定することにより、DC/DCコンバータを効率良く駆動できる。
特許文献1に記載の電源装置において、スイッチング素子やDC/DCコンバータに用いられる昇圧用リアクトルは、必要とされる電流容量や出力電圧に応じて設計される。また、それを収納する筐体も、使用する部品の大きさに応じて設計される。このため、スイッチング素子や昇圧用リアクトル、また、これらに関係する周辺部品等は、必要とされる電流容量や出力電圧に基づいて毎回、設計する必要がある。
すなわち、電源装置は、求められる仕様(必要とされる電流容量や出力電圧)に基づいて毎回新たに設計する必要があり汎用性が低く、車両に搭載する場合も多車種に展開することが困難である。このため、複数の電池回路モジュールを備え、各電池回路モジュールに指令信号を出力してPWM駆動することで出力電圧を可変とし、多車種に展開することを可能とする技術が検討されている。但し、複数の電池回路モジュールのいずれかに異常が生じた場合には当該電池回路モジュールを強制的に回路から切り離す必要が生じるところ、単に特定の電池回路モジュールの切り離しとともに指令信号を変更したのでは、出力電圧にゆれが生じ得る。
本発明の目的は、構成が簡素であり、所望の出力電圧に応じて容易に対応することができるとともに、特定の電池回路モジュールに異常等が生じて使用困難となった場合にこれを強制的に切り離し得る電源装置を提供することにある。
本発明の電源装置は、電池と、前記電池の電圧を出力する出力端子と、前記出力端子に接続されるとともに前記電池に並列接続された第1のスイッチング素子と、前記電池と前記第1のスイッチング素子との間において前記電池に直列接続され、前記第1のスイッチング素子のオン時にオフする第2のスイッチング素子とを備えた電池回路モジュールと、複数の前記電池回路モジュールを、前記出力端子を介して直列接続した電池回路モジュール群と、前記電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ駆動するゲート信号を、前記電池回路モジュール群の各電池回路モジュールに対して一定時間毎にそれぞれ出力する制御回路を備え、前記制御回路は、複数の前記電池回路モジュールの少なくともいずれかが使用困難となった場合に、使用困難な電池回路モジュールを前記電池回路モジュール群から切り離すための切り離し信号を出力する切り離し回路を備え、前記切り離し回路による切り離し実行タイミングに同期したタイミングで前記ゲート信号を変更することを特徴とする。
本発明の1つの実施形態では、前記切り離し回路は、切り離し指令を受けてから切り離し実行までに一定の応答時間を有し、前記制御回路は、前記切り離し回路に対する切り離し指令の出力タイミングから前記応答時間分だけ遅延させたタイミングで前記ゲート信号を変更する。
また、本発明の他の実施形態では、前記ゲート信号は、前記電池回路モジュール群を構成する複数の前記電池回路モジュールの数に応じた周期を有し、前記ゲート信号の変更は前記周期の変更を含む。
また、本発明のさらに他の実施形態では、前記切り離し回路は、使用困難な電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子を常時オンし、前記第2のスイッチング素子を常時オフすることにより切り離す。
また、本発明の電源装置の制御方法は、電池と、前記電池の電圧を出力する出力端子と、前記出力端子に接続されるとともに前記電池に並列接続された第1のスイッチング素子と、前記電池と前記第1のスイッチング素子との間において前記電池に直列接続され、前記第1のスイッチング素子のオン時にオフする第2のスイッチング素子とを備えた電池回路モジュールと、複数の前記電池回路モジュールを、前記出力端子を介して直列接続した電池回路モジュール群を備えた電源装置の制御方法であって、前記電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ駆動するゲート信号を、前記電池回路モジュール群の各電池回路モジュールに対して一定時間毎にそれぞれ出力し、複数の前記電池回路モジュールの少なくともいずれかが使用困難となった場合に、使用困難な電池回路モジュールを前記電池回路モジュール群から切り離すための切り離し信号を切り離し回路から出力するとともに、前記切り離し回路による切り離し実行タイミングに同期したタイミングで前記ゲート信号を変更することを特徴とする。
本発明によれば、構成が簡素であり、所望の出力電圧に応じて容易に対応することができる、すなわち、汎用性が高い電源装置を得ることができるとともに、電池回路モジュールが使用困難となった場合に、当該電池回路モジュールを回路から強制的に切り離すことができる。そして、強制的に切り離す場合に、出力電圧のゆれを効果的に抑制できる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。まず、実施形態において前提となる複数の電池回路モジュールを備えた電源装置について説明する。
図1は、電源装置1の構成ブロック図を示す。電源装置1は、複数の電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・と、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に指令信号としてのゲート信号を出力して電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・をON/OFF駆動する制御回路11とを備える。
電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・は互いに直列接続されており、電池回路モジュール群100を構成する。電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の構成は同様であるので、電池回路モジュール10aの構成及び駆動について説明する。なお、制御回路11の詳細及び制御回路11による電源装置1の制御については後述する。
電池回路モジュール10aは、複数の電池セルが互いに直列接続された電池Bと、電池Bの電圧を出力する出力端子OTと、出力端子OTに接続されるとともに電池Bに並列接続された第1のスイッチング素子S1と、電池Bと第1のスイッチング素子S1との間において電池Bに直列接続された第2のスイッチング素子S2と、電池Bと第2のスイッチング素子S2との間に直列接続されたチョークコイルLと、電池Bに並列接続されたコンデンサCとを備える。
第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2は、例えば電界効果トランジスタとしてのMOS−FET等である。第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2は、制御回路11からのゲート信号によってスイッチング動作される。スイッチング動作可能な素子であれば、MOS−FET以外のスイッチング素子を使用し得る。
電池Bは充電可能な二次電池であり、内部抵抗損失の増加による電池Bの劣化を抑制するため、電池B、チョークコイルL及びコンデンサCによってRLCフィルタを形成して電流の平準化が図られる。
次に、電池回路モジュール10aの動作について図2及び図3を参照して説明する。図2は、電池回路モジュール10aの概略動作図を、図3は電池回路モジュール10aの動作に関するタイムチャートをそれぞれ示す。また、図3において、符号D1は、電池回路モジュール10aを駆動するゲート信号の矩形波を、符号D2は、第1のスイッチング素子S1のON/OFF状態を示す矩形波を、符号D3は、第2のスイッチング素子S2のON/OFF状態を示す矩形波を、符号D4は、電池回路モジュール10aにより出力される電圧Vmodの特性をそれぞれ示す。
電池回路モジュール10aの初期状態、すなわち、ゲート信号が出力されていない状態では、第1のスイッチング素子S1はON状態、第2のスイッチング素子S2はOFF状態となっている。そして、制御回路11からゲート信号が電池回路モジュール10aに供給されると、電池回路モジュール10aはPWM制御によりスイッチング動作する。このスイッチング動作は、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とが交互にON/OFFすることにより実行される。
図3の符号D1で示すように、制御回路11からゲート信号が出力されると、このゲート信号に応じて、電池回路モジュール10aの第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2が駆動される。第1のスイッチング素子S1は、ゲート信号の立ち上がりに応じて、ON状態からOFF状態に切り替わる。また、第1のスイッチング素子S1は、ゲート信号の立ち下がりから僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて、OFF状態からON状態に切り替わる(符号D2参照)。
一方、第2のスイッチング素子S2は、ゲート信号の立ち上がりから僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて、OFF状態からON状態に切り替わる。また、第2のスイッチング素子S2は、ゲート信号の立ち下がりと同時に、ON状態からOFF状態に切り替わる(符号D3参照)。このように、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とは交互にON/OFF動作する。
なお、第1のスイッチング素子S1がゲート信号の立ち下がり時に僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて動作することと、第2のスイッチング素子S2がゲート信号の立ち上がり時に僅かな時間(デッドタイムdt)遅れて動作することは、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とが同時に動作することを防止するためである。すなわち、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とが同時にONして短絡することを防止している。この動作を遅らせているデッドタイムdtは、例えば、100nsであるが、適宜設定し得る。デッドタイムdt中はダイオードを還流し、その還流したダイオードと並列にあるスイッチング素子がONしたときと同じ状態になる。
そして、この動作によって、電池回路モジュール10aは、図3の符号D4で示すように、ゲート信号がOFF時(すなわち、第1のスイッチング素子S1がON、第2のスイッチング素子S2がOFF)では、コンデンサCが電池回路モジュール10aの出力端子OTから切り離されて出力端子OTには電圧が出力されない。この状態を、図4(a)に示す。図4(a)に示すように、電池回路モジュール10aの電池B(コンデンサC)をバイパス(スルー状態)している。
また、ゲート信号がON時(すなわち、第1のスイッチング素子S1がOFF、第2のスイッチング素子S2がON)では、コンデンサCが電池回路モジュール10aの出力端子OTに接続されて出力端子OTに電圧が出力される。この状態を、図4(b)に示す。図4(b)に示すように、電池回路モジュール10aにおけるコンデンサCを介して電圧Vmodが出力端子OTに出力される。
図1に戻り、制御回路11による電源装置1の制御について説明する。制御回路11は、電池回路モジュール群100の全体を制御する。すなわち、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の動作をそれぞれ制御して電源装置1としての出力電圧を制御する。
制御回路11は、矩形波のゲート信号を出力するゲート回路12と、ゲート回路12から出力されるゲート信号を、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に遅延させて順次出力する遅延回路13a,13b,13c,・・・とを備える。制御回路11は、これ以外にもゲート回路12、遅延回路13a,13b,13c,・・・の動作を制御する1個又は複数個のプロセッサ及びメモリを備えるが、電子制御装置(ECU)等で構成される制御回路11は公知であるため図示は省略している。
ゲート回路12は、電池回路モジュール群100において直列接続されている電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・のうちの最上流側の電池回路モジュール10aに接続される。
遅延回路13a,13b,13c,・・・は、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に対応してそれぞれ設けられる。遅延回路13aは、ゲート回路12からのゲート信号を、一定時間遅延させて隣接する電池回路モジュール10bに出力するとともに、遅延回路13bに出力する。この結果、ゲート回路12から出力されたゲート信号は、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に順次遅延されて伝達される。
遅延回路13a,13b,13c,・・・は、電気的な回路構成としては制御回路11に含まれるものであるが、ハード構成としては電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・と一体化して構成してもよい。図1において、例えば、破線Mで示すように、遅延回路13bと電池回路モジュール10bとを一体化(モジュール化)して構成する。
図1において、ゲート回路12から最上流側の電池回路モジュール10aにゲート信号を出力すると、電池回路モジュール10aが駆動されて、図4(a),(b)に示すように、電池回路モジュール10aにおける電圧が出力端子OTに出力される。また、ゲート回路12からのゲート信号は、遅延回路13aに供給されて、一定時間遅延された後、隣接する電池回路モジュール10bに供給される。このゲート信号により電池回路モジュール10bが駆動する。
一方、遅延回路13aからのゲート信号は、遅延回路13bにも供給されて、遅延回路13aと同様に、一定時間遅延されて、次に隣接する電池回路モジュール10cに供給される。以下、同様に、ゲート信号は遅延されて下流側の電池回路モジュールにそれぞれ供給される。そして、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・は、順次駆動されて、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の電圧が各出力端子OTに順次出力される。
電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・が順次駆動される状態を図5に示す。図5に示すように、ゲート信号に応じて、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・が、一定の遅延時間を持って上流側から下流側に次々と駆動される。図5において、符号E1は、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の第1のスイッチング素子S1がOFF、第2のスイッチング素子S2がONして、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・が出力端子OTから電圧を出力している状態(接続状態)を示している。また、符号E2は、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の第1のスイッチング素子S1がON、第2のスイッチング素子S2がOFFして、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・が出力端子OTから電圧を出力していない状態(スルー状態)を示す。このように、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・は、一定の遅延時間を持って順次駆動される。
図5を参照して、ゲート信号やゲート信号の遅延時間の設定について説明する。指令信号としてのゲート信号の指令周期Fは、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の遅延時間を合計することによって設定される。このため、遅延時間を長く設定すると、ゲート信号の周波数は低周波になる。逆に、遅延時間を短く設定すると、ゲート信号の周波数は高周波になる。また、ゲート信号を遅延する遅延時間は、電源装置1に求められる仕様に応じて適宜設定し得る。
ゲート信号の指令周期FにおけるON時比率G1、すなわち、指令周期FのうちのON時間の比率は、電源装置1の出力電圧/電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の合計電圧(電池回路モジュール電池電圧×電池回路モジュール数)により算出することができる。なお、厳密には、デッドタイムdtだけON時比率がずれてしまうので、チョッパ回路で一般的に行われているようにフィードバックまたはフィードフォワードでON時比率の補正を行う。
電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の合計電圧は、説明の都合上、全ての電池回路モジュールの電圧が等しい場合で説明すると、電池回路モジュール電池電圧×接続状態の電池回路モジュール数によって表すことができる。この場合、電源装置1の出力電圧が、一つの電池回路モジュール10aの電池電圧で割り切れる値であれば、電池回路モジュール10aが通過(スルー状態)から接続に切り替わる瞬間に、他の電池回路モジュールが接続から通過(スルー状態)に切り替わるので、電池回路モジュール群100の全体の出力電圧に変動はない。
しかし、電源装置1の出力電圧が、電池回路モジュール10aの電池電圧で割り切れない値であれば、電源装置1の出力電圧と、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の合計電圧とは整合しない。換言すると、電源装置1の出力電圧(電池回路モジュール群100の全体の出力電圧)が変動してしまう。ただし、このときの変動振幅は1つの電池回路モジュール分の電圧であり、また、この変動周期は、ゲート信号の指令周期F/電池回路モジュール数となる。ここでは、数十個の電池回路モジュールを直列接続しているので、電池回路モジュール全体の寄生インダクタンスは大きな値となっており、この電圧変動はフィルタされて結果的には電源装置1の出力電圧を得ることができる。
図5において、例えば、電源装置1としての所望の出力電圧が400V、電池回路モジュール10aの電池電圧が15V、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・数が40個、遅延時間が200nsであるとする。なお、この場合は、電源装置1の出力電圧(400V)が、電池回路モジュール10aの電池電圧(15V)で割り切れない場合に相当する。
これらの数値に基づくと、ゲート信号の指令周期Fは、遅延時間×電池回路モジュール数により算出されるので、200ns×40個=8μsとなり、ゲート信号は125kHz相当の矩形波になる。また、ゲート信号のON時比率G1は、電源装置出力電圧/(電池回路モジュール電池電圧×電池回路モジュール数)により算出されるので、ON時比率G1は、400V/(15V×40個)≒0.67となる。
これらの数値に基づいて、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・を順次駆動すると、電源装置1として、図5中、符号H1で示す矩形波状の出力特性が得られる。この出力特性は、390Vと405Vとの間で変動する電圧出力特性となる。すなわち、ゲート信号の周期F/電池回路モジュール数により算出される周期で変動する出力特性となり、8μs/40個=200ns(5MHz相当)で変動する出力特性となる。この変動は、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の配線による寄生インダクタンスでフィルタリングされるので、符号H2で示すように、電源装置1としては、400Vの電圧が出力される。
そして、最上流側の電池回路モジュール10aのコンデンサCには、接続状態の場合に電流が流れるため、図5中符号J1で示すように、コンデンサ電流波形は矩形波になる。
電池BとコンデンサCはRLCフィルタを形成しているので、電源装置1にはフィルタリングされて平準化された電流が出力される(図5中、符号J2参照)。
電池BとコンデンサCはRLCフィルタを形成しているので、電源装置1にはフィルタリングされて平準化された電流が出力される(図5中、符号J2参照)。
このように、全ての電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・において電流波形は同様であり、また、全ての電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・から均等に電流を出力することができる。
このように、電池回路モジュール群100を駆動する場合、最上流側の電池回路モジュール10aに出力したゲート信号を、下流側の電池回路モジュール10bに一定時間遅延して出力して、さらに、このゲート信号を一定時間遅延して下流側の電池回路モジュールに順次伝達するので、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・は、一定時間遅延しながら順次電圧をそれぞれ出力する。そして、これらの電圧が合計されることによって、電源装置1としての電圧が出力されることになり、所望の電圧が得られる。このため、昇圧回路が必要なくなり、電源装置1の構成を簡素化し得、小型化、低コスト化し得る。また、構成が簡素化されるので、損失が発生する部分が減少して昇圧効率が向上する。さらに、複数の電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・から略均等に電圧を出力しているので、特定の電池回路モジュールに駆動が集中することもなく、電源装置1の内部抵抗損失を低減し得る。また、ON時比率G1を調整することによって、所望の電圧に容易に対応することができ、電源装置1としての汎用性を向上し得る。
他方で、特に、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・のいずれかがフェイル(故障)し、あるいはSOC(充電状態)が著しく低下する等により、使用困難な電池回路モジュールが発生した場合、当該電池回路モジュールを回路から強制的に切り離して正常な電池回路モジュールのみを使用し、ゲート信号の指令周期F、ON時比率G1、遅延時間を再設定することにより、所望の電圧が得られる。
フェイル等により使用困難となった電池回路モジュールを強制的に切り離すには、ゲート信号とは独立して、制御回路11から電池回路モジュール10a、10b、10c、・・・に切り離し信号を供給して図4(a)に示す状態、すなわち第1のスイッチング素子S1をONし、第2のスイッチング素子S2をOFFしてスルーする状態に遷移させればよく、これとともに、動作する電池回路モジュールの数が減少したことに応じてゲート信号の指令周期Fを変更すればよい。
但し、制御回路11から電池モジュール10a,10b,10c,・・・に切り離し信号を供給する場合に、その出力ポート、例えばフォトカプラ等のデジタル出力が実際に特定の電池回路モジュールを回路から切り離すには一定の応答時間があるため、当該応答時間(応答遅れ)を考慮せずに直ちに指令周期Fを変更してしまうと、実際に動作している電池回路モジュールの数と指令周期Fとが一致しないため、所望の出力電圧が得られない問題が生じる。
そこで、本実施形態では、フェイル等して使用困難となった特定の電池回路モジュールを回路から強制的に切り離す際に、実際に切り離しが完了するまでの応答時間の遅れを考慮することで円滑な切り離しを実現する。
図6は、実施形態の電源装置1の構成ブロック図を示す。基本的には図1に示す電源装置1の構成ブロック図と同様であるが、制御回路11にさらにデジタル出力回路14が設けられる。
デジタル出力回路14は、具体的にはフォトカプラ等で構成され、各電池モジュール10a,10b,10c,・・・のそれぞれに切り離し信号を供給する。デジタル出力回路14は、特定の電池回路モジュールを回路から強制的に切り離す場合には切り離し信号をONとして当該電池回路モジュールの第1のスイッチング素子S1を常にON、第2のスイッチング素子S2を常にOFFとする。これにより、当該電池回路モジュールは図4(a)に示すような回路構成となり、出力電圧は0Vでスルー状態(切り離し状態)となる。他方、これ以外の強制的に切り離さない電池回路モジュールについては切り離し信号をOFFとする。これらの強制的に切り離さない電池回路モジュールについては、既述したように指令信号としてのゲート信号のON/OFFにより第1のスイッチング素子S1及び第2のスイッチング素子S2が交互にON/OFFする。
制御回路11は、デジタル出力回路14から切り離し信号を出力する際には、ゲート信号の指令周期Fを変更する。但し、制御回路11は、デジタル出力回路14により実際に特定の電池回路モジュールが回路から強制的に切り離されるまでの応答時間(応答遅れ)を考慮し、当該応答遅れの分だけゲート信号の指令周期Fの変更タイミングを遅延させる。例えば、デジタル出力回路14での応答時間をΔtとし、特定の電池回路モジュールの切り離し指令タイミングをt1、実際に切り離しが完了するタイミングをt2とすると、ゲート信号の指令周期Fの変更タイミングはt1ではなくt2=t1+Δtまで遅延させる。
このように、切り離し指令に同期したタイミングで指令周期Fを変更するのではなく、実際に切り離しが完了するタイミングまで指令周期Fの変更タイミングを遅延させることで、実際に動作している電池回路モジュールの数と変更後の指令周期Fとが正しく対応することとなり、所望の出力電圧が得られる。
なお、デジタル出力回路14における応答時間(応答遅れ)は、予め計測する、あるいはデジタル出力回路14のデータシートあるいは公称値を取得して制御回路11のメモリに記憶しておき、指令周期Fを変更する際にメモリに記憶された応答時間を参照してその分だけ指令周期Fの変更タイミングを遅延させればよい。
また、制御回路11は、指令周期Fとともに、ゲート信号のON時比率G1も変更する。ON時比率G1は、電源装置出力電圧/(電池回路モジュール電池電圧×電池回路モジュール数)により算出されるので、40個の電池回路モジュールから1個の電池回路モジュールを強制的に切り離して39個とする場合、ON時比率G1は、400V/(15V×39個)となる。
さらに、制御回路11は、指令周期Fとともに、回路から強制的に切り離す電池回路モジュールに対応する遅延回路の遅延時間を無視し得る程度の十分に小さな値に変更する。例えば、図6において、電池回路モジュール10bを切り離す場合、電池回路モジュール10bに対応する遅延回路13aの遅延時間を十分小さな値に変更し、遅延回路13aを実質的にスルーする。
指令周期Fの変更、ON時比率の変更、及び遅延時間の変更は、電池回路モジュールの切り離しに伴う電池回路モジュール数の変更に応じたゲート信号の変更と総称することができる。
図7は、本実施形態における電池回路モジュールの強制切り離し時の処理フローチャートである。この処理フローチャートは、一定時間間隔毎に繰り返し実行される。
まず、制御回路11のプロセッサは、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の中の特定の電池回路モジュールの切り離しを実行するか否かを判定する(S101)。この判定は、各電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の状態を監視する電池ECUから供給される監視信号に基づき実行される。電池ECUは、電池モジュール10a,10b,10c,・・・の電池Bの電圧や電流、SOCを監視し、異常が検出された場合にフェイル信号を制御回路11に供給する。例えば、電池回路モジュール10a,10b、10c,・・・の中で電池回路モジュール10cが使用困難となった場合(電池Bの電圧あるいはSOCが著しく低下した等)、電池ECUは電池回路モジュール10cを特定してフェイル信号を供給する。
制御回路11のプロセッサは、電池ECUからフェイル信号が供給されると、電池回路モジュールの強制的な切り離しの実行が必要と判定し(S101でYES)、デジタル出力回路14に対してフェイル信号で特定された電池回路モジュールの切り離し指令を出力する(S102)。
また、制御回路11のプロセッサは、この切り離し指令と並行して、ゲート回路に対してゲート信号の指令周期Fの変更を指令する。但し、この指令周期Fの変更指令は、デジタル出力回路14における応答時間Δt、すなわち切り離し指令を出力してから実際に電池回路モジュールが回路から切り離されるまでの時間分だけ遅延させて指令周期Fの変更指令を出力する(S104)。ゲート信号の指令周期Fは、遅延時間×電池回路モジュール数により算出されるので、例えば遅延時間を200ns、切り離す前の電池回路モジュール数を40個、1個の電池回路モジュールを切り離すものとすると、200ns×40個=8μsから200ns×39個=7.8μsに指令周期Fを変更する。また、指令周期Fの変更とともに、ON時比率を変更し、対応する遅延回路の遅延時間を無視し得る程度の小さな値に変更する。
デジタル出力回路14は、プロセッサからの指令を受けてフェイルした電池回路モジュールに対して切り離し信号をONとし、切り離しを実行する(S103)。切り離し指令を受けてから実際にフェイルした電池回路モジュールが回路から切り離されるまでは既述したように一定の応答時間Δtを要する。従って、フェイルした電池回路モジュールの切り離しタイミングと、指令周期Fの変更タイミングは同期する。
図8は、比較例としての処理フローチャートを示す。フェイルした電池回路モジュールの切り離し指令と、指令周期Fの変更指令とを同時に出力した場合である。
制御回路11のプロセッサは、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の中の特定の電池回路モジュールの切り離しを実行するか否かを判定する(S201)。
制御回路11のプロセッサは、電池ECUからフェイル信号が供給されると、電池回路モジュールの強制的な切り離しの実行が必要と判定し(S201でYES)、デジタル出力回路14に対してフェイル信号で特定された電池回路モジュールの切り離し指令を出力する(S202)。
また、制御回路11のプロセッサは、この切り離し指令と同時に、ゲート回路12に対してゲート信号の指令周期Fの変更を指令する(S204)。
デジタル出力回路14は、プロセッサからの指令を受けてフェイルした電池回路モジュールに対して切り離し信号をONとし、切り離しを実行する(S203)。切り離し指令を受けてから実際にフェイルした電池回路モジュールが回路から切り離されるまでは既述したように一定の応答時間Δtを要する。従って、フェイルした電池回路モジュールの切り離しタイミングと、指令周期Fの変更タイミングは一致せず、指令周期Fの変更が実際の切り離しよりも先行して実行されてしまう。従って、例えば40個の電池回路モジュールの中の1個の電池回路モジュールを切り離す場合、未だ切り離されていない期間では40個の電池回路モジュール用の指令周期F(上記の例では8μs)であるべきところ、39個の電池回路モジュール用の指令周期F(上記の例では7.8μs)で駆動してしまうことになり、出力電圧にゆらぎ(電圧リプル)が生じてしまう。
図9は、比較例における電池回路モジュール全体の出力電圧のタイミングチャートを示す。ある時刻t1で電池回路モジュールの切り離し指令が出力されると同時にゲート信号の指令周期Fの変更指令を出力する。電池切り離しまでの応答時間内では実際には切り離しが実行されていないため、電池回路モジュール数と指令周期Fとが一致しておらず、この期間は出力電圧にゆれが生じる。図において、遅延時間=2μs、10個の電池回路モジュールがあり、指令電圧を7.5モジュール相当とし、そのうちの5番目の電池回路モジュールが使用困難となったためこれを強制的に切り離す場合において、ON時間を15μsに維持し、切り離し指令と同時に指令周期FをF=20μsからF=18μsに変更する。切り離しの指令を送っても、フォトカプラ等のデジタル出力回路14の応答時間により実際の切り離しは少し遅れて実行されるので、切り離し指令と切り離し実行の間は指令周期とモジュール数が合致していないため7.5モジュール相当と8.5モジュール相当の間で電圧がゆれ、電圧リプルが生じてしまう。本実施形態のように、指令周期Fの変更タイミングを実際の切り離し実行タイミングに同期させることで、このような出力電圧のゆらぎ(電圧リプル)が抑制される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
<変形例1>
電池回路モジュール10aの構成として、図6に示す電池回路モジュール10aのチョークコイルLと電池Bとの配置位置(接続位置)を入れ替えてもよい。また、第2のスイッチング素子S2を、第1のスイッチング素子S1に対して出力端子OTの反対側に配置してもよい。すなわち、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とのスイッチング動作により電池B(コンデンサC)の電圧を出力端子OTに出力できるのであれば、電池回路モジュール10aにおける各素子、電気部品の配置を適宜変更し得る。他の電池回路モジュール10b,10c,・・・についても同様である。
電池回路モジュール10aの構成として、図6に示す電池回路モジュール10aのチョークコイルLと電池Bとの配置位置(接続位置)を入れ替えてもよい。また、第2のスイッチング素子S2を、第1のスイッチング素子S1に対して出力端子OTの反対側に配置してもよい。すなわち、第1のスイッチング素子S1と第2のスイッチング素子S2とのスイッチング動作により電池B(コンデンサC)の電圧を出力端子OTに出力できるのであれば、電池回路モジュール10aにおける各素子、電気部品の配置を適宜変更し得る。他の電池回路モジュール10b,10c,・・・についても同様である。
<変形例2>
電池Bの電圧出力特性が優れている場合、すなわち、電源電流がコンデンサ電流と一致して、出力波形が矩形波となっても電源回路において問題がないときには、RLCフィルタを省略してもよい。また、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の配線による寄生インダクタンスを利用していたが、配線による寄生インダクタンスを利用する代わりに、必要なインダクタンス値を担保するためにインダクタンス部品を実装してもよい。
電池Bの電圧出力特性が優れている場合、すなわち、電源電流がコンデンサ電流と一致して、出力波形が矩形波となっても電源回路において問題がないときには、RLCフィルタを省略してもよい。また、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の配線による寄生インダクタンスを利用していたが、配線による寄生インダクタンスを利用する代わりに、必要なインダクタンス値を担保するためにインダクタンス部品を実装してもよい。
<変形例3>
実施形態では、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・からいずれか1個の電池回路モジュールを強制的に切り離す場合について説明したが、フェイル等して使用困難となった電池回路モジュールが複数の場合には、複数個の電池回路モジュールを強制的に切り離すことはいうまでもなく、切り離しの個数に上限を設定してもよい。
実施形態では、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・からいずれか1個の電池回路モジュールを強制的に切り離す場合について説明したが、フェイル等して使用困難となった電池回路モジュールが複数の場合には、複数個の電池回路モジュールを強制的に切り離すことはいうまでもなく、切り離しの個数に上限を設定してもよい。
<変形例4>
実施形態では、図6に示すようにフォトカプラ等のデジタル出力回路14から電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に個別に切り離し信号を供給しているが、デジタル出力回路14から1本のシリアル線を介して切り離しデータ信号を電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の全てに供給し、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・で個別に切り離しデータ信号をデコードする構成としてもよい。
実施形態では、図6に示すようにフォトカプラ等のデジタル出力回路14から電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・に個別に切り離し信号を供給しているが、デジタル出力回路14から1本のシリアル線を介して切り離しデータ信号を電池回路モジュール10a,10b,10c,・・・の全てに供給し、電池回路モジュール10a,10b,10c,・・で個別に切り離しデータ信号をデコードする構成としてもよい。
1 電源装置、10a,10b,10c 電池回路モジュール、11 制御回路、12 ゲート回路、13a,13b,13c 遅延回路、100 電池回路モジュール群、B 電池、C コンデンサ、L チョークコイル、OT 出力端子、S1 第1のスイッチング素子、S2 第2のスイッチング素子。
Claims (5)
- 電池と、前記電池の電圧を出力する出力端子と、前記出力端子に接続されるとともに前記電池に並列接続された第1のスイッチング素子と、前記電池と前記第1のスイッチング素子との間において前記電池に直列接続され、前記第1のスイッチング素子のオン時にオフする第2のスイッチング素子とを備えた電池回路モジュールと、
複数の前記電池回路モジュールを、前記出力端子を介して直列接続した電池回路モジュール群と、
前記電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ駆動するゲート信号を、前記電池回路モジュール群の各電池回路モジュールに対して一定時間毎にそれぞれ出力する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、複数の前記電池回路モジュールの少なくともいずれかが使用困難となった場合に、使用困難な電池回路モジュールを前記電池回路モジュール群から切り離すための切り離し信号を出力する切り離し回路を備え、前記切り離し回路による切り離し実行タイミングに同期したタイミングで前記ゲート信号を変更する
ことを特徴とする電源装置。 - 請求項1に記載の電源装置において、
前記切り離し回路は、切り離し指令を受けてから切り離し実行までに一定の応答時間を有し、
前記制御回路は、前記切り離し回路に対する切り離し指令の出力タイミングから前記応答時間分だけ遅延させたタイミングで前記ゲート信号を変更する
ことを特徴とする電源装置。 - 請求項1,2のいずれかに記載の電源装置において、
前記ゲート信号は、前記電池回路モジュール群を構成する複数の前記電池回路モジュールの数に応じた周期を有し、
前記ゲート信号の変更は前記周期の変更を含む
ことを特徴とする電源装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の電源装置において、
前記切り離し回路は、使用困難な電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子を常時オンし、前記第2のスイッチング素子を常時オフすることにより切り離す
ことを特徴とする電源装置。 - 電池と、前記電池の電圧を出力する出力端子と、前記出力端子に接続されるとともに前記電池に並列接続された第1のスイッチング素子と、前記電池と前記第1のスイッチング素子との間において前記電池に直列接続され、前記第1のスイッチング素子のオン時にオフする第2のスイッチング素子とを備えた電池回路モジュールと、
複数の前記電池回路モジュールを、前記出力端子を介して直列接続した電池回路モジュール群と、
を備えた電源装置の制御方法であって、
前記電池回路モジュールの前記第1のスイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子をオンオフ駆動するゲート信号を、前記電池回路モジュール群の各電池回路モジュールに対して一定時間毎にそれぞれ出力し、
複数の前記電池回路モジュールの少なくともいずれかが使用困難となった場合に、使用困難な電池回路モジュールを前記電池回路モジュール群から切り離すための切り離し信号を切り離し回路から出力するとともに、前記切り離し回路による切り離し実行タイミングに同期したタイミングで前記ゲート信号を変更する
ことを特徴とする電源装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018006159A JP2019126205A (ja) | 2018-01-18 | 2018-01-18 | 電源装置及び電源装置の制御方法 |
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---|---|---|---|---|
JP2021103918A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 株式会社豊田中央研究所 | 電源装置 |
-
2018
- 2018-01-18 JP JP2018006159A patent/JP2019126205A/ja active Pending
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