JP2019125503A - 電子機器 - Google Patents

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Hiroshi Amano
宏 天野
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Abstract

【課題】電子機器の筐体内部においてカードスロットをアースするためのアースバネが変形することを抑えてカードスロットの接地不良を抑制できるようにする。【解決手段】電子機器は、筐体の一部を構成するブラケット2と、ブラケットの内面2aから突出する導電性突起部3と、導電性突起部と間隔をあけてブラケットの内面側に配されるカードスロット4と、導電性突起部とカードスロットとの間に配されてこれらを電気接続するアースバネ5と、を備え、アースバネは、ブラケットの内面に固定される固定部51と、固定部に対してブラケットの内面から離れる方向に延び、かつ、弾性的に変位可能とされ、カードスロットに接触可能な第一接触部52と、第一接触部から導電性突起部に向けて延び、かつ、第一接触部に対して弾性的に変位可能とされ、導電性突起部に接触する第二接触部53と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子機器に関する。
従来、表示装置等の電子機器には、映像データや画像データなどが記憶されたカード型記憶媒体(以下メモリーカードと呼ぶ。)を、挿抜可能に取り付けるためのカードスロットを備えたものがある。カードスロットは、電子機器の筐体内部に設けられる。カードスロットは、筐体にアース(接地)される必要がある。
特許文献1には、筐体内部に配されたプリント配線基板を筐体に接地するために、筐体の内面とプリント配線基板との間にアースバネを設けた構成が開示されている。
特開2014−203965号公報
カードスロットを備える電子機器では、例えば特許文献1のアースバネを、筐体の内面とカードスロットとの間に設けることで、カードスロットを筐体にアース(接地)することが考えられる。
しかしながら、筐体が大きくなる等して、カードスロットから筐体の内面までの距離が長くなってしまうと、これに伴ってアースバネの大型化が避けられない。その結果として、表示装置等の電子機器の組み立て作業において、作業者がアースバネに触れる等してアースバネが変形してしまう可能性が高い。アースバネが変形してしまうと、カードスロットの接地不良が発生する。
本発明は、上述した事情に鑑みたものであって、アースバネが変形することを効果的に抑えて、カードスロットの接地不良を抑制できる電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、導電性を有し、筐体の一部を構成するブラケットと、前記筐体の内面をなす前記ブラケットの内面から突出する導電性突起部と、前記導電性突起部と間隔をあけた位置において前記ブラケットの内面側に配されるカードスロットと、前記導電性突起部と前記カードスロットとの間に配され、前記導電性突起部と前記カードスロットとを電気接続することで、前記カードスロットをアースするアースバネと、を備え、前記アースバネは、前記ブラケットの内面に固定される固定部と、前記固定部に対して前記ブラケットの内面から離れる方向に延び、かつ、前記固定部に対して弾性的に変位可能とされ、前記カードスロットのうち前記導電性突起部に対向する部位に接触可能な第一接触部と、前記ブラケットの内面から離れた位置において、前記第一接触部から前記導電性突起部に向けて延び、かつ、前記第一接触部に対して弾性的に変位可能とされ、前記導電性突起部のうち前記カードスロットに対向する部位に接触する第二接触部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電子機器を組み立てる際に、作業者がアースバネに触れる等してアースバネが変形することを効果的に抑えることができ、カードスロットの接地不良を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る電子機器をバックカバー側から見た斜視図である。 図1の電子機器において、ブラケット及び回路基板をバックカバーから取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1,2の電子機器において、カードスロットの近傍をブラケットの外面側から見た拡大斜視図である。 図3において、スロットカバーをブラケットから取り外した状態を示す分解斜視図である。 図1,2の電子機器において、カードスロットの近傍をブラケットの内面側から見た拡大斜視図である。 図5において、カードスロット及び回路基板をブラケットから取り外した状態を示す分解斜視図である。 図5において、ブラケット、カードスロット、回路基板、アースバネ及び導電性突起部を示す断面図である。 図5〜7におけるアースバネを示す斜視図である。 図6において、導電性突起部及びアースバネをブラケットの内面側から見た平面図である。 本発明の他の実施形態に係る電子機器のブラケット、カードスロット、アースバネ及び導電性突起部を示す断面図である。
以下、図1〜9を参照して本発明の一実施形態について説明する。
図1〜7に示すように、本実施形態の電子機器1は、ブラケット2と、導電性突起部3と、カードスロット4と、アースバネ5と、を備える。
ブラケット2は、導電性を有し、図1,2に示すように、筐体10の一部を構成している。導電性突起部3は、導電性を有し、図5〜7に示すように、筐体10の内面をなすブラケット2の内面2aから突出している。カードスロット4は、図5,7に示すように、カード型記憶媒体(不図示)を挿抜可能に取り付けるものであり、導電性突起部3と間隔をあけた位置においてブラケット2の内面2aに配されている。アースバネ5は、導電性を有し、図5,7に示すように、主に導電性突起部3とカードスロット4との間に配される。アースバネ5は、導電性突起部3とカードスロット4とを電気接続することでカードスロット4をアース(接地)する。
以下、本実施形態の電子機器1について、具体的に説明する。
図1,2に示すように、本実施形態に係る電子機器1は表示装置である。本実施形態における電子機器1の筐体10は、ブラケット2の他に、表示パネル(不図示)及びバックカバー12を備える。
表示パネルは、前面に画像を表示するための表示面11Aを有する。例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネル等、任意であってもよい。
バックカバー12は、表示パネルの背面(前面と反対側の面)側に配される。バックカバー12は、表示パネルの背面や表示パネルの背面側に配される各種電気部品などを覆って、これらを保護する。各種電気部品には、カードスロット4や、後述するコネクタ13、回路基板14(図6,7等参照)などが含まれる。
本実施形態のブラケット2は、バックカバー12に形成された開口15を塞ぐように配される。バックカバー12の開口15は、例えば筐体10の厚さ方向(Y軸方向)に直交する一方向(X軸方向;以下、直交方向と呼ぶ。)にのみ向いていてもよいが、本実施形態では、筐体10の厚さ方向にも向いている。
ブラケット2は、バックカバー12の開口15のうち直交方向に向く領域を塞ぐ第一カバー板部21を備える。第一カバー板部21は、その板厚方向が直交方向に向くように配される。図3,4,6,7に示すように、第一カバー板部21には、カード型記憶媒体を挿抜するためのカードスロット4の挿入口41を筐体10の外部に露出させるためのスロット用露出孔(露出孔)22が、第一カバー板部21の板厚方向に貫通して形成されている。スロット用露出孔22は、高さ寸法(カード型記憶媒体の厚さ方向に対応する寸法)が小さくかつ幅寸法(カード型記憶媒体の幅方向に対応する寸法)が大きいスリット状に形成されている。図示例において、スロット用露出孔22の高さ寸法はY軸方向におけるスロット用露出孔22の寸法であり、スロット用露出孔22の幅寸法はZ軸方向におけるスロット用露出孔22の寸法である。また、第一カバー板部21には、スロット用露出孔22と同様に、コネクタ13を筐体10の外部に露出させるコネクタ用露出孔23が、第一カバー板部21の板厚方向に貫通して形成されている。
また、図1〜4に示すように、本実施形態のブラケット2は、バックカバー12の開口15のうち筐体10の厚さ方向(Y軸方向)に向く領域を塞ぐ第二カバー板部24も備える。第二カバー板部24は、第一カバー板部21のうち筐体10の厚さ方向の第一端部に接続され、筐体10の外面をなす第一カバー板部21の外面21bから離れる方向(X軸正方向)に延びている。
さらに、本実施形態のブラケット2は、第一カバー板部21のうち筐体10の厚さ方向の第二端部に接続され、筐体10の内面をなす第一カバー板部21の内面21aから離れる方向(X軸負方向)に延びる延長板部25を備える。延長板部25は、ブラケット2をバックカバー12に取り付けた状態において、筐体10の内部に配される(図1,2参照)。延長板部25は、例えばバックカバー12の内面に重ねて配される。
本実施形態のブラケット2は、例えば導電性を有する板状部材に折り曲げ加工を施して形成されてよい。
図5〜7に示すように、本実施形態の導電性突起部3は、第一カバー板部21の内面21aから突出している。導電性突起部3の形状は任意であってよい。導電性突起部3は、例えば板状に形成されてもよいし、例えば導電性突起部3の突出方向(X軸負方向)を軸方向とする円柱や四角柱など任意の外観を有する形状に形成されてよい。本実施形態の導電性突起部3は、その突出方向を軸方向とする六角柱の外観を有する形状に形成されている。
導電性突起部3は、第一カバー板部21の内面21aに固定されることで、ブラケット2に電気接続されている。導電性突起部3は、例えば接着など任意の手法によって第一カバー板部21の内面21aに固定されてよいが、本実施形態では、第一カバー板部21に圧入されることで第一カバー板部21の内面21aに固定されている。
導電性突起部3は、第一カバー板部21のスロット用露出孔22と間隔をあけた位置に配されている。具体的に、導電性突起部3は、スロット用露出孔22に対してその高さ方向(Y軸方向)に間隔をあけて位置している。また、導電性突起部3は、Y軸方向においてスロット用露出孔22と延長板部25との間に位置している。
本実施形態の導電性突起部3は、図3,4に示すように、ブラケット2の外面2b(第一カバー板部21の外面21b)側においてカードスロット4の挿入口41(第一カバー板部21のスロット用露出孔22)を覆うスロットカバー16を第一カバー板部21にねじ止めするためのナット部品である。具体的に、導電性突起部3は、第一カバー板部21に圧入されたクリンチングナットである。図3,4における符号17は、スロットカバー16をブラケット2にねじ止めするためのねじを示している。
図5〜7に示すように、本実施形態のカードスロット4は、回路基板14の主面14aに実装されている。回路基板14の主面14aには、カードスロット4の他に、コネクタ13も実装されている。回路基板14は、カードスロット4やコネクタ13を電子機器1の回路(不図示)に電気接続する役割を果たす。コネクタ13は、電子機器1を他の機器(例えばパソコンやサーバ)と電気接続する役割を果たす。
カードスロット4やコネクタ13は、例えば、回路基板14を筐体10(例えば表示パネルやバックカバー12)にねじ止め等によって固定することで、第一カバー板部21の内面21a側に配される。
カードスロット4は、第一カバー板部21の内面21a側に配された状態で、導電性突起部3と回路基板14との間に位置するように配される。また、カードスロット4は、ブラケット2の延長板部25との間に導電性突起部3が位置するように配される。
カードスロット4が第一カバー板部21の内面21a側に配された状態において、カードスロット4の挿入口41は、第一カバー板部21のスロット用露出孔22を通じて筐体10の外部に露出する。スロット用露出孔22は、カードスロット4の挿入口41がブラケット2によって覆われることを確実に防ぐために、カードスロット4よりも大きく形成されている(特に図7参照)。
図5〜9に示すように、アースバネ5は、固定部51と、第一接触部52と、第二接触部53と、を備える。固定部51は、ブラケット2の内面2a(第一カバー板部21の内面21a)に固定される。本実施形態の固定部51は、スロット用露出孔22の一部領域を覆っている。第一接触部52は、固定部51に対してブラケット2の内面2aから離れる方向(X軸負方向)に延びている。第一接触部52は、固定部51に対して弾性的に変位可能とされている。第一接触部52は、カードスロット4のうち導電性突起部3に対向する部位に接触可能となっている。第二接触部53は、ブラケット2の内面2aから離れた位置において、第一接触部52から導電性突起部3に向けて延びている。第二接触部53は、第一接触部52に対して弾性的に変位可能とされ、導電性突起部3のうちカードスロット4に対向する部位に接触する。
以下、本実施形態のアースバネ5について具体的に説明する。
本実施形態のアースバネ5は、導電性を有する板状部材に折り曲げ加工を施すことで弾性変形可能に形成されている。
固定部51は、平板状に形成され、第一カバー板部21の内面21aに重なるように配される。固定部51は、例えば接着等によって第一カバー板部21の内面21aに固定されてよい。
固定部51は、第一カバー板部21の内面21aのうち、主に第一カバー板部21に形成されたスロット用露出孔22よりも導電性突起部3側の領域に配される。本実施形態の固定部51には、その厚さ方向に貫通して導電性突起部3を挿通させる挿通孔54が形成されている。すなわち、固定部51は、その挿通孔54に導電性突起部3を挿通させた上で、第一カバー板部21の内面21aに固定されている。これにより、スロット用露出孔22と導電性突起部3との間隔が小さくても、第一カバー板部21の内面21aに対する固定部51の接触面積を十分に確保することができる。
本実施形態において、第一カバー板部21の内面21aに固定された固定部51は、図9に示すように、スロット用露出孔22の貫通方向(X軸方向)から見た平面視で、スロット用露出孔22のうちその高さ方向(Y軸方向)において導電性突起部3側に位置する領域を覆う。図9において、固定部51はスロット用露出孔22の高さ寸法の半分以上を覆っているが、これに限ることはない。
図5〜8に示すように、本実施形態の第一接触部52は、固定部51に対して折り曲げられることで、固定部51からその板厚方向に離れるように延びる帯板状に形成されている。第一接触部52を固定部51に対して折り曲げる部位は、導電性突起部3及びスロット用露出孔22の配列方向(Y軸方向)において導電性突起部3から離れた固定部51の端部に位置する。これにより、第一接触部52は固定部51に対して導電性突起部3及びスロット用露出孔22の配列方向に弾性的に撓み変形可能となる。
第一接触部52は、導電性突起部3に対向するカードスロット4の平坦な面に面接触可能な帯板部55を有する。また、第一接触部52は、帯板部55の延長方向の先端に接続され、帯板部55に対してカードスロット4から離れるように傾斜して延びる傾斜板部56を有する。
本実施形態のアースバネ5は、板状に形成された第二接触部53を二つ備える。二つの第二接触部53は、帯板状に形成された第一接触部52(帯板部55)の両側部から互いに逆向きに延びている。第一接触部52の両側部は、第一接触部52の幅方向(Z軸方向)の両端部である。各第二接触部53は、第一接触部52から第一接触部52の幅方向に延びる帯板状に形成されている。二つの第二接触部53は、第一接触部52の延長方向(X軸方向)において互いにずれて位置している。
二つの第二接触部53は、それぞれ第一接触部52に対して折り返されることで互いに交差する。第二接触部53を第一接触部52に対して折り曲げる部位は、第二接触部53の延長方向の基端部に位置する。各第二接触部53は、第一接触部52に対して90度よりも大きくかつ180度よりも小さい角度で折り返される。これにより、二つの第二接触部53が互いに交差する。図9において、第二接触部53を第一接触部52に対して折り返す角度θは135度となっているが、これに限ることはない。第二接触部53を第一接触部52に対して折り返す角度θは、二つの第二接触部53の間で、例えば互いに異なっていてもよいが、本実施形態では互いに等しい。
上記したように二つの第二接触部53が第一接触部52に対して折り返されることで、二つの第二接触部53は、それぞれ第一接触部52に対して導電性突起部3及びスロット用露出孔22の配列方向(Y軸方向)に弾性的に撓み変形可能となる。
図9に示すように、二つの第二接触部53のうち互いに交差する部分よりも第二接触部53の延長方向の先端側の部位57は、前述した導電性突起部3に接触する。
第一接触部52の幅方向(Z軸方向)における二つの第二接触部53の先端58同士の間隔I1は、少なくとも第一接触部52の幅方向における導電性突起部3の寸法W1よりも大きいとよい。例えば、導電性突起部3が円柱状の外観を有する場合、二つの第二接触部53の先端58同士の間隔I1は、導電性突起部3の直径寸法よりも大きければよい。本実施形態のように導電性突起部3が正多角形(図示例では六角形)の外観を有する場合、二つの第二接触部53の先端58同士の間隔は、導電性突起部3の正多角形の外接円C1の直径の寸法W1よりも大きければよい。この場合、第二接触部53の先端58が導電性突起部3に突き当たって、第一接触部52に対する第二接触部53の弾性的な撓み変形を阻害することを防止できる。
以上のように構成される本実施形態の電子機器1を組み立てる際には、はじめに、図6に示すように、ブラケット2(第一カバー板部21)に対して導電性突起部3及びアースバネ5を固定すればよい。その後、ブラケット2と、カードスロット4が搭載された回路基板14とを、それぞれ表示パネルやバックカバー12に取り付ける等することで、図5に示すように、カードスロット4をブラケット2に対して取り付ければよい。
この状態では、導電性突起部3とカードスロット4との間にアースバネ5の第一接触部52及び第二接触部53が挟み込まれる。これにより、アースバネ5の第一接触部52は、カードスロット4に押されて固定部51に対して弾性的に撓み変形する。この撓み変形によって生じる弾性力によって、第一接触部52がカードスロット4に押し付けられる。また、アースバネ5の二つの第二接触部53は、それぞれ上記した第一接触部52の撓み変形に応じて、第一接触部52に対して弾性的に撓み変形する。この撓み変形によって生じる弾性力によって、二つの第二接触部53が導電性突起部3に押し付けられる。
以上により、導電性突起部3とカードスロット4とをアースバネ5によって確実に電気接続して、カードスロット4のアース(接地)を十分に確保できる。
以上説明したように、本実施形態の電子機器1によれば、導電性突起部3をカードスロット4の近くに配することで、筐体10の大きさに関わらず、アースバネ5の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の電子機器1によれば、アースバネ5の固定部51がブラケット2の内面2aに固定され、アースバネ5の第一接触部52及び第二接触部53が導電性突起部3に対してブラケット2の内面2aに沿う方向(Y軸方向)に隣り合わせて配される。このため、電子機器1を組み立てる際に、作業者がアースバネ5に触れる等してアースバネ5が変形することを効果的に抑えることができる。その結果として、カードスロット4の接地不良を抑制することができる。
また、本実施形態の電子機器1によれば、アースバネ5の二つの第二接触部53が互いに交差するように第一接触部52に対して折り返される。さらに、二つの第二接触部53のうち互いに交差する部分よりも第二接触部53の延長方向の先端側の部位57が、導電性突起部3に接触する。具体的には、二つの第二接触部53が導電性突起部3を挟み込むように導電性突起部3に接触する。このため、アースバネ5によるカードスロット4の押し付けに偏りが生じることを好適に抑制できる。すなわち、第一接触部52を安定にカードスロット4に押し付けることができる。
また、本実施形態の電子機器1によれば、アースバネ5の固定部51が、スロット用露出孔22の一部領域を覆っている。このため、ブラケット2のスロット用露出孔22がカードスロット4よりも大きく形成され、カードスロット4とスロット用露出孔22との間に隙間G1(図7参照)があっても、この隙間G1を固定部51によって埋めることができる。これにより、カード型記憶媒体がカードスロット4とスロット用露出孔22との間の隙間G1に誤って挿入されることを防止できる。
また、アースバネ5がカード型記憶媒体の誤挿入を防止する機能を兼用することで、隙間G1を埋めるための部材を別個に用意する必要がない。したがって、電子機器1の構成部品点数を少なく抑え、電子機器1の組立工数や製造コストの削減を図ることができる。
また、本実施形態の電子機器1では、導電性突起部3がスロットカバー16をブラケット2にねじ止めするためのナット部品を構成している。すなわち、スロットカバー16をブラケット2に取り付けるためのナット部品が、カードスロット4をアース(接地)するための部品としても機能する。このため、カードスロット4をアース(接地)するための部品を別個に用意する必要がない。したがって、電子機器1の構成部品点数を少なく抑え、電子機器1の組立工数や製造コストの削減を図ることができる。
以上、本発明に係る電子機器の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
アースバネ5の第二接触部53は、例えば図10に示すように、第一接触部52の延長方向の先端において第一接触部52に対して折り返されることで、導電性突起部3に向けて延びてもよい。この場合、第二接触部53の延長方向の先端が導電性突起部3に突き当たらないように、図示例のように第二接触部53はその延長方向の中途部において折り曲げられるとよい。
また、ブラケット2の内面2aに固定されるアースバネ5の固定部51は、例えば図10に示すように、スロット用露出孔を覆わないようにブラケット2の内面2aに固定されてもよい。
本発明の電子機器は、カード型記憶媒体に記憶された映像情報や画像情報を表示するモニター(例えばマルチモニタシステムなどに利用されるモニター)等の表示装置に適用可能である。また、本発明の電子機器は、カード型記憶媒体に記憶された映像情報や画像情報を再生する再生装置、映像情報や画像情報をカード型記憶媒体に記憶させる記憶装置などにも適用可能である。再生装置には、プロジェクタなどが含まれてよい。
1 電子機器
2 ブラケット
2a 内面
2b 外面
3 導電性突起部
4 カードスロット
5 アースバネ
16 スロットカバー
22 スロット用露出孔(露出孔)
41 挿入口
51 固定部
52 第一接触部
53 第二接触部

Claims (4)

  1. 導電性を有し、筐体の一部を構成するブラケットと、
    前記筐体の内面をなす前記ブラケットの内面から突出する導電性突起部と、
    前記導電性突起部と間隔をあけた位置において前記ブラケットの内面側に配されるカードスロットと、
    前記導電性突起部と前記カードスロットとの間に配され、前記導電性突起部と前記カードスロットとを電気接続することで、前記カードスロットをアースするアースバネと、を備え、
    前記アースバネは、
    前記ブラケットの内面に固定される固定部と、
    前記固定部に対して前記ブラケットの内面から離れる方向に延び、かつ、前記固定部に対して弾性的に変位可能とされ、前記カードスロットのうち前記導電性突起部に対向する部位に接触可能な第一接触部と、
    前記ブラケットの内面から離れた位置において、前記第一接触部から前記導電性突起部に向けて延び、かつ、前記第一接触部に対して弾性的に変位可能とされ、前記導電性突起部のうち前記カードスロットに対向する部位に接触する第二接触部と、
    を備える電子機器。
  2. 前記第一接触部は、前記固定部から延びる帯板状に形成され、
    二つの前記第二接触部が、前記第一接触部の両側部から互いに逆向きに延びると共に、それぞれ前記第一接触部に対して折り返されることで互いに交差し、
    二つの前記第二接触部のうち互いに交差する部分よりも前記第二接触部の延長方向の先端側の部位が、前記導電性突起部に接触する請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記ブラケットには、前記カードスロットの挿入口を前記筐体の外部に露出させるための露出孔が形成され、
    前記固定部は、前記露出孔の一部領域を覆っている請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記導電性突起部は、前記ブラケットの外面側において前記カードスロットの挿入口を覆うスロットカバーを前記ブラケットにねじ止めするためのナット部品である請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電子機器。
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