JP2019125172A - 材料管理方法及び材料管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】工事の引渡し場所へ条件に適合する材料を運搬することを可能とする。【解決手段】船舶8には船倉81又は船倉81に積み込まれた材料6を撮影するカメラユニット12と、カメラユニット12による撮影された画像をサーバ装置13に送信する端末装置11が配置されている。事務所Zにいる検収者は、端末装置14を用いて、端末装置11からサーバ装置13に送信された船倉81又は材料6の画像を見ることができる。検収者は、端末装置14に表示される画像を見ながら積出港Xにおいて船舶8にいる作業者に材料6の品質検査及び数量検査に関する指示を行い、端末装置14を用いてそれらの検査の結果をサーバ装置13に登録する。また、検収者は、端末装置14に表示される画像により、引渡場所Yにおいて全ての材料6が水中に投入されて空になった船倉81を確認する。【選択図】図1

Description

本発明は、水上運搬の後に引渡される材料を管理する技術に関する。
工事で使用する岩石、砂礫等の材料(以下、単に「材料」という)は、通常、施工業者等の材料の注文者から注文を受けた納入業者によって、石山から積出港まで陸上運搬された後、積出港から引渡場所まで水上運搬され、引渡場所において引渡される。なお、材料の引渡場所が施工水域である場合、材料の引渡しは材料の水中への投入により行われる。
材料の注文者は、納入業者によって引渡される材料の品質が注文時の条件に適合し、かつ、条件に適合した数量の材料が引渡されたことを確認する必要がある。以下、引渡される材料の品質及び数量が注文時の条件に適合するか否かを確認する作業を「材料の検収」という。
図8は、従来例における材料の運搬及び検収の工程のフローを示した図である。従来例において、材料は石山においてトラック等の車両に積み込まれ(ステップS701)、車両により石山から積出港まで運搬され(ステップS702)、積出港において車両からガット船等の船舶に積み替えられ(ステップS703)、船舶により積出港から引渡場所まで運搬される(ステップS704)。
材料が引渡場所に到着すると、引渡し前に材料の品質検査が検収者により行われる(ステップS705)。なお、材料の品質検査の種類としては、例えば、比重検査、形状寸法検査、外観検査等が挙げられるが、これらに限られない。材料の品質が注文時の条件に適合した場合(ステップS705;YES)、続いて検収者により数量検査が行われる(ステップS706)。船倉内の材料の数量が注文時の条件に適合した場合(ステップS706;YES)、材料は引渡場所において引渡される(ステップS707)。材料の引渡しが完了すると、船倉内に材料が残っていないことの確認(空船確認)が検収者により行われる(ステップS708)。ステップS708の空船確認の完了をもって、材料の検収が完了する。
ステップS705において、材料の品質が注文時の条件に適合しなかった場合(ステップS705;NO)、材料の再手配が行われ(ステップS801)、再手配された材料に関して、ステップS701以降の工程が行われる。また、品質が条件に適合しなかった材料(以下、「不適合材料」という)に関しては、産地への返送又は他の引渡場所への運搬が行われる(ステップS802)。
ステップS706において、材料の数量が不足した場合(ステップS706;NO)、不足分の材料の手配が行われる(ステップS901)。その後、既に引渡場所に到着している材料に関し、ステップS707以降の工程が行われるとともに、不足分の材料に関し、ステップS701以降の工程が行われる。以上が、従来例における材料の運搬及び検収の工程の説明である。
ところで、特許文献1には、インターネットに接続可能な情報端末を用いて工事現場の画像を発信することで、工事関係者(工事発注者を含む)が工事現場を監督、観察することを可能とする仕組みが提案されている。
特開2002−269176号公報
工事で使用する材料が船舶に積み込まれた後、当該材料が予定されていた引渡場所に必ず運搬されるとは限らない。例えば、引渡場所Aに運搬される予定であった材料が、引渡場所Aの気象海象が悪化した等の理由により引渡場所Bに運搬され、代わりに別の材料が引渡場所Aに運搬される、といった場合があり得る。そのため、従来、確実な検収を行うために、引渡場所において材料の検収が行われている。
ただし、材料の検収が引渡場所において行われる場合、その材料が不適合材料であると、積出港から引渡場所までの材料の運搬に要した費用が無駄となるとともに、工事の進捗が遅延する。
上記の事情に鑑み、本発明は、工事の引渡場所へ条件に適合しない材料が運搬される不都合を回避するための技術を提供する。
上記の目的を達成するため、本発明は、工事で使用する材料を船舶によって積出場所から引渡場所まで運搬する工程と、前記運搬する工程の完了前に、前記船舶に積み込まれた前記材料の品質を検査する工程とを備え、前記検査する工程は、前記材料を撮影する工程と、前記材料を撮影する工程において撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する工程と、当該画像データが表す画像を見て前記船舶の外にいる検収者が前記材料の品質を確認する工程とを含む材料管理方法を第1の態様として提案する。
上記の第1の態様に係る材料管理方法によれば、材料が引渡場所に到着する前に当該材料の品質検査の合否が判明するため、引渡場所へ条件に適合しない材料が運搬される不都合が回避される。
また、上記の第1の態様に係る材料管理方法において、前記検査する工程は、前記船舶が運搬する前記材料の中から前記検収者が撮影対象のサンプルを指定する工程と、前記サンプルを前記船舶の乗組員が撮影する工程とを含む、という構成が本発明の第2の態様として採用されてもよい。
上記の第2の態様に係る材料管理方法によれば、品質検査に用いる材料のサンプルの選択が公正に行われる。
また、上記の第1又は第2の態様に係る材料管理方法において、前記引渡場所において前記材料を前記船舶から積み降ろす工程と、前記積み降ろす工程の期間中に、前記材料の積み降ろし状況を撮影する工程と、前記積み降ろし状況を撮影する工程において撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する工程とを含む、という構成が本発明の第3の態様として採用されてもよい。
上記の第3の態様に係る材料管理方法によれば、品質検査時に船倉の下方に埋もれていた部分に条件に不適合な材料が含まれていた場合、それらの不適合な材料の画像が船舶の外で閲覧可能となるため、不適合な材料の引渡しが回避される。
また、本発明は、工事で使用する材料を運搬する船舶において前記材料を撮影する撮影手段と、前記撮影手段が撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する送信手段と、前記装置に送信された前記画像データが表す前記材料の画像を表示する表示手段とを備える材料管理システムを第4の態様として提案する。
上記の第4の態様に係る材料管理システムによれば、検収者は船舶に赴かなくても、材料の検収を行うことができる。
また、上記の第4の態様に係る材料管理システムにおいて、前記表示手段により表示された前記材料の画像を見て検収者が行った前記材料の品質検査の結果を示す検査結果データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記検査結果データを記憶する記憶手段とを備える、という構成が本発明の第5の態様として採用されてもよい。
上記の第5の態様に係る材料管理システムによれば、検収者が行った材料の品質検査の結果が記憶される。
また、上記の第4又は第5の態様に係る材料管理システムにおいて、前記船舶の外にいる検収者と前記船舶の乗組員との間で通話を行う通話手段を備える、という構成が本発明の第6の態様として採用されてもよい。
上記の第6の態様に係る材料管理システムによれば、検収者は材料の品質検査に必要な指示(撮影対象の材料のサンプルの指定等)を船舶の乗組員に口頭で行うことができる。
本発明によれば、工事の引渡場所へ条件に適合しない材料が運搬される不都合が回避される。
一実施形態に係る材料管理方法が実施される様子を模式的に示した図。 一実施形態に係る材料管理システムが備える端末装置とカメラユニットの構成を示したブロック図。 一実施形態に係る材料管理システムが備えるサーバ装置の構成を示したブロック図。 一実施形態に係る材料管理システムが備える端末装置の構成と示したブロック図。 一実施形態に係る材料管理方法のフローを示した図。 一実施形態に係る材料管理システムの処理のシーケンスを示した図。 一実施形態に係る材料管理システムが備える端末装置に表示される画面を模式的に示した図。 従来例における材料の運搬及び検収の工程のフローを示した図。
[実施形態]
図1は、本発明の一実施形態に係る材料管理システム1を用いて、本発明の一実施形態に係る材料管理方法が実施される様子を模式的に示した図である。材料管理システム1は、積出港Xから引渡場所Yに運搬される材料6(工事で使用する材料の一例)を管理するためのシステムである。材料6は、納入業者によって、石山から車両7によって積出港Xまで運搬された後、船舶8に積み替えられ、船舶8によって積出港Xから引渡場所Yまで運搬される。その後、引渡場所Yにおいて納入業者から注文者に材料の引渡しが行われる。なお、引渡場所Yが施工水域である場合、材料の引渡しは材料の水中投入により行われる。
船舶8には端末装置11とカメラユニット12が配置されている。カメラユニット12は船舶8において材料6を撮影する。端末装置11は船舶8の乗組員により用いられ、カメラユニット12が撮影した画像を表す画像データを無線により船舶8の外に配置されたサーバ装置13に送信する役割を果たす。
陸上の事務所Zには、検収者が用いる端末装置14が配置されている。端末装置14はサーバ装置13との間でデータ通信を行い、カメラユニット12により撮影された材料6の画像を検収者に対し表示する役割を果たす。
サーバ装置13は、端末装置11から送信されてくる材料6の画像データを記憶し、記憶した画像データを端末装置14に送信する役割を果たす。
端末装置11、カメラユニット12、サーバ装置13、及び、端末装置14が材料管理システム1を構成する。
図2は、端末装置11とカメラユニット12の構成を示したブロック図である。端末装置11は、メモリ112に記憶されているプログラムに従いデータ処理を行うことにより端末装置11の他の構成部及び端末装置11に接続されたカメラユニット12を制御するプロセッサ111と、各種データを記憶するメモリ112と、画像を表示するディスプレイ113と、ユーザの操作を受け付ける操作部114(キーボード、タッチパッド等)と、拾音を行うマイク115と、発音を行うスピーカ116(マイク115とともに通話手段を構成)と、無線によりデータ通信を行う通信IF(Interface)117(送信手段の一例)と、カメラユニット12との間でデータの入出力を行う入出力IF118を備える。
カメラユニット12は、撮影を行うカメラ121(撮影手段の一例)と、マウントされたカメラ121のパン及びチルトを行う二軸雲台122と、カメラ121の地球上の位置を計測するGNSSユニット(Global Navigation Satellite System)123を備える。なお、GNSSユニット123は、GNSSの人工衛星から送信される時刻情報等のデータをアンテナにより受信し、受信したデータに基づき当該アンテナの地球上の位置を算出するユニットである。
図3は、サーバ装置13の構成を示したブロック図である。サーバ装置13は、メモリ132に記憶されているプログラムに従いデータ処理を行うことによりサーバ装置13の他の構成部を制御するプロセッサ131と、各種データを記憶するメモリ132(記憶手段の一例)と、データ通信を行う通信IF133を備える。
図4は、端末装置14の構成と示したブロック図である。端末装置14は、メモリ142に記憶されているプログラムに従いデータ処理を行うことにより端末装置14の他の構成部を制御するプロセッサ141と、各種データを記憶するメモリ142と、画像を表示するディスプレイ143(表示手段の一例)と、ユーザの操作を受け付ける操作部144(キーボード、タッチパッド等、取得手段の一例)と、拾音を行うマイク145と、発音を行うスピーカ146(マイク145とともに通話手段を構成)と、データ通信を行う通信IF147を備える。
図5は、本実施形態に係る材料管理方法のフローを示した図である。まず、材料6は石山において車両7に積み込まれ(ステップS101)、車両7により石山から積出港Xまで運搬され(ステップS102)、積出港Xにおいて車両7から船舶8に積み替えられる(ステップS103)。
続いて、船舶8の乗組員と、事務所Zにいる検収者との共同作業により、材料6の品質検査が行われる(ステップS104)。ステップS104における乗組員と検収者の共同作業による品質検査については後述する。
材料6の品質が注文時の条件に適合した場合(ステップS104;YES)、続いて、船舶8の乗組員と、事務所Zにいる検収者との共同作業により、材料6の数量検査が行われる(ステップS105)。ステップS105における乗組員と検収者の共同作業による数量検査については後述する。
船倉内の材料6の数量が注文時の条件に適合した場合(ステップS105;YES)、船舶8により材料6が積出港Xから引渡場所Yまで運搬される(ステップS106)。続いて、引渡場所Yにおいて乗組員により材料6の引渡しが行われる(ステップS107)。なお、引渡場所Yが施工水域であれば、ステップS107において材料6は水中に投入される。
材料6の引渡しが完了すると、船舶8の乗組員と、事務所Zにいる検収者との共同作業により、船倉81内に材料6が残っていないことの確認(空船確認)が行われる(ステップS108)。ステップS108の空船確認の完了をもって、材料6の検収が完了する。ステップS108における乗組員と検収者の共同作業による空船確認については後述する。
ステップS104において、材料6の品質が注文時の条件に適合しなかった場合(ステップS104;NO)、材料の再手配が行われ(ステップS201)、再手配された材料に関して、ステップS101以降の工程が行われる。また、品質が条件に適合しなかった材料6に関しては、産地への返送又は他の引渡場所への運搬が行われる(ステップS202)。
ステップS105において、材料6の数量が不足した場合(ステップS105;NO)、不足分の材料6の手配が行われる(ステップS301)。その後、不足分の材料6に関し、ステップS101〜S103が行われる間、船舶8は積出港Xに停泊する。そして、不足分の材料6が船舶8に積み込まれた後、ステップS104以降の工程が行われる。
図6は、乗組員と検収者の共同作業により、ステップS104における品質検査、ステップS105における数量検査、及び、ステップS108における空船確認が行われる際の材料管理システム1の処理のシーケンスを示した図である。
まず、材料6又は船倉81をカメラユニット12により撮影する(ステップS501)。ステップS501において、乗組員は端末装置11を操作して、撮影対象が適切な画角及び大きさで撮影されるように、カメラユニット12に対するパン、チルト、ズームの指示を行う。
カメラユニット12は、カメラ121により撮影した画像を表す画像データを端末装置11に出力する(ステップS502)。カメラユニット12から出力された画像データは端末装置11に入力される(ステップS503)。端末装置11は、カメラユニット12から入力された画像データをサーバ装置13に送信する(ステップS504)。端末装置11から送信された画像データはサーバ装置13に受信される(ステップS505)。サーバ装置13は端末装置11から受信した画像データを記憶する(ステップS506)。
続いて、サーバ装置13は記憶した画像データを端末装置14に送信する(ステップS507)。サーバ装置13から送信された画像データは端末装置14に受信される(ステップS508)。端末装置14はサーバ装置13から受信した画像データが表す画像を表示する(ステップS509)。
ステップS501〜S509の処理は、所定の時間間隔で繰り返される。その結果、端末装置14には船舶8において撮影された材料6又は船倉81の画像が実質的にリアルタイムで動画として表示される。
検収者は、端末装置14に表示される材料6又は船倉81の画像を見ながら、材料6の品質が注文時の条件に適合しているか(ステップS104における品質検査時)、船倉81に積み込まれている材料6の数量が注文時の条件に適合しているか(ステップS105における数量検査時)、又は、全ての材料6が水中に投入されて船倉81が空になっているか(ステップS108における空船確認時)の検査を行い、検査の結果を端末装置14に入力する(ステップS510)。
端末装置14は、検収者により入力された検査の結果を示す検査結果データをサーバ装置13に送信する(ステップS511)。端末装置14から送信された検査結果データはサーバ装置13に受信される(ステップS512)。サーバ装置13は端末装置14から受信した検査結果データを記憶する(ステップS513)。
続いて、サーバ装置13は記憶した検査結果データを端末装置11に送信する(ステップS514)。サーバ装置13から送信された検査結果データは端末装置11に受信される(ステップS515)。端末装置11はサーバ装置13から受信した検査結果データが表す検査結果を表示する(ステップS516)。
以上が、乗組員と検収者の共同作業により、品質検査、数量検査、又は、空船確認が行われる際の材料管理システム1の処理である。なお、品質検査、数量検査、空船確認の各々において、必要に応じて、図6のシーケンスに従う工程が複数回、行われる。例えば、品質検査は重量検査、寸法検査等の複数の検査項目の各々に関し、図6のシーケンスに従う工程が行われる必要がある。また、数量検査においては、船倉81内に積み上げられている材料6の集合体が成す多面体の各辺の長さが計測される毎に、図6のシーケンスに従う工程が行われる。
また、図6のシーケンスに従う工程が行われる間、乗組員と検収者は、サーバ装置13を介して相互にデータ通信可能な端末装置11と端末装置14のマイク145及びスピーカ146を用いて、音声通話を行うことができる。従って、例えば検収者は、端末装置14に表示される船倉81の画像を見ながら、船倉81内の適当な材料6を検査対象のサンプルとして指定したり、船倉81又は材料6の画像がよく見えるように乗組員に対しカメラ121のパン、チルト、ズームの指示をしたりする。
図7は、図6のシーケンスに従う工程が行われる間、端末装置11及び端末装置14に表示される画面(以下、「材料検収画面」という)を模式的に示した図である。材料検収画面には、検査項目のリストCと、カメラ121が撮影している画像をリアルタイムに表示する動画欄Dと、ユーザ(乗組員又は検収者)の操作を受け付けるボタン群Eと、ボタン群Eに含まれる「静止画」ボタンに対する操作が行われた時点で動画欄Dに写っていた画像を静止画として表示する静止画欄Fと、船舶8の現在位置を表示する地図欄Gが含まれる。
検収者は、動画欄Dに表示される画像を見ながら、音声で乗組員に検査のための作業を指示する。検査のための作業には、検査対象の材料6のサンプルの指定、サンプルの材料6の重量等の計測に関する指示、カメラ121のパン、チルト、ズームに関する指示等が含まれる。なお、カメラ121のパン、チルト、ズームに関しては、検収者はボタン群Eに含まれる矢印ボタンを用いて直接、調整することもできる。
検収者は、自らの指示に従い乗組員により行われる計測等の作業の内容を、動画欄Dに表示される画像や音声により確認し、検査日、計測値、検査結果をリストCに入力する。
また、検収者は、ボタン群Eに含まれる「静止画」ボタンを操作して、動画欄Dに表示されている画像を静止画として取り出すことができる。静止画として取り出された画像は静止画欄Fに表示される。検収者は、静止画欄Fに表示されている画像を、例えばリストCの対応する検査項目の写真ファイル欄にドラッグ・アンド・ドロップすることにより、リストCに登録することができる。また、検収者は、リストCの写真ファイル欄に登録されているファイル名をクリック等することにより、リストCに登録されている画像を静止画欄Fに表示させることができる。検収者は、例えば計測装置により計測値が表示されている様子を撮影した画像を、計測のエビデンスとしてリストCに登録したり、登録されている画像を閲覧することで、エビデンスの確認を行ったりすることができる。
なお、ボタン群Eに含まれる矢印ボタンは、カメラ121のパン、チルトの指示を受け付けるボタンであり、ボタン群Eに含まれる「+」ボタン及び「−」ボタンは、カメラ121のズームの指示を受け付けるボタンである。
また、地図欄Gには、GNSSユニット123により計測された船舶8の位置に基づき、船舶8の航行経路及び現在位置が表示される。なお、地図欄Gに表示される「○」は、引渡場所Yの位置を示している。
検収者により、リストCに挙げられている検査項目の全てに関し合格の判定が行われると、材料6の検収が無事、完了したことになる。リストCに登録されたデータは、サーバ装置13に記憶され、乗組員及び検収者によりいつでも閲覧することができる。
上述した材料管理システム1を用いた材料管理方法によれば、船舶8に積み込まれた材料6の品質が注文時の条件に適合しない場合、船舶8が引渡場所Yに到着する前に材料6の再手配が行われ、不適合な材料6が引渡場所Yに向かうことはない。そのため、不適合な材料6が引渡場所Yまで運搬されることにより生じる無駄な費用の発生と工事の進捗遅延が低減される。
また、上述した材料管理システム1を用いた材料管理方法によれば、船舶8に積み込まれた材料6の数量が注文時の条件に適合しない場合、船舶8が引渡場所Yに到着する前に材料6の不足分の手配が行われる。その結果、材料6の不足による工事の進捗遅延が低減される。
[変形例]
上述した実施形態は様々に変形されてよい。以下にそれらの変形の例を示す。なお、以下の変形例のうち複数が組み合わされてもよい。
(1)上述した材料管理システム1を用いた材料管理方法によれば、積出港Xにおいて材料6の船舶8への積み込みが開始された時点から、材料6の引渡場所Yにおける引渡しが完了する時点までの期間中、材料6の状況はいつカメラ121により撮影され、船舶8の外にいる検収者により確認されてもよい。
例えば、材料6が積出港Xから引渡場所Yまで運搬される期間中、船倉81の状況が常時、カメラ121により撮影されてもよい。この場合、検収者はいつでも端末装置14を用いて船舶8の位置を知るとともに、その時点における船倉81の画像を見ることができる。従って、例えば材料6が引渡場所Y以外の場所において水中に投入されたり、いずれかの港で他の材料によって材料6が積み替えられたりした場合、検収者は容易にその事実を知ることができる。従って、検収者が材料の検収のために引渡場所Yに赴かなくても、検査に合格した材料6の引渡場所Yにおける引渡しが担保される。
また、材料6が引渡場所Yに到着した後、引渡場所Yにおいて引渡される期間中、材料6の引渡しの状況が常時、カメラ121により撮影されてもよい。この場合、検収者は、例えば検収時に材料6のうち下の方に埋もれて見えなかった部分に関しても、それらの材料が順次、引渡される状況を画像で確認することができるため、不適合材料の引渡しが回避される。
(2)上述した実施形態において、材料6の品質検査及び数量検査は積出港Xにおいて行われるものとしたが、材料6の品質検査及び数量検査が、積出港Xから引渡場所Yに材料6が運搬される期間中に行われてもよい。
材料6の積み込まれた船舶8が引渡場所Yに向かい航行を開始した後に材料6の品質検査及び数量検査が行われる場合、それらの検査で材料6が注文時の条件に適合しないと判定されたなら、その時点までに船舶8が行った航行は無駄となるが、船舶8が引渡場所Yに到着した後に材料6の品質検査及び数量検査が行われる場合と比較し、無駄が低減される。
(3)端末装置11とサーバ装置13の間のデータ通信が不能な期間中、カメラ121により撮影された画像を表す画像データ等の送信対象のデータを端末装置11が記憶し、端末装置11とサーバ装置13の間のデータ通信が可能となった後、記憶していたそれらのデータをサーバ装置13に送信してもよい。
この場合、検収者は端末装置11がサーバ装置13とデータ通信不能な期間中はリアルタイムで材料6の画像を見ることができないが、端末装置11がサーバ装置13とデータ通信可能となった後に、録画されていた画像を見ることによって、品質検査及び数量検査の行われた材料6が引渡場所Yに正しく運搬されたことを確認することができる。
(4)カメラ121により撮影された画像を表す画像データが、例えば当該画像の撮影された時刻及び位置を示すデータと対応付けて、サーバ装置13に記憶されてもよい。例えば、材料6が引渡場所Yにおいて引き渡される状況がカメラ121により撮影される場合、その状況を表す画像が撮影の日時及び位置に対応付けてサーバ装置13に記録されてもよい。この場合、例えば引渡された材料6の一部に不適合材料が含まれていることが後に判明したような場合、検収者は不適合材料がいつどこで引渡されたかを容易に知ることができる。このように、本変形例によれば、引渡された材料6のトレーサビリティが向上する。
(5)材料検収画面を閲覧可能な人は船舶8の乗組員及び検収者に限られない。例えば、工事発注者等の工事関係者が端末装置を用いてサーバ装置13にアクセスし、サーバ装置13に記憶されている画像データが表す材料6又は船倉81の画像や、検査結果データが示す検査結果等を閲覧してもよい。
1…材料管理システム、6…材料、7…車両、8…船舶、11…端末装置、12…カメラユニット、13…サーバ装置、14…端末装置、81…船倉、111…プロセッサ、112…メモリ、113…ディスプレイ、114…操作部、115…マイク、116…スピーカ、117…通信IF、118…入出力IF、121…カメラ、122…二軸雲台、123…GNSSユニット、131…プロセッサ、132…メモリ、133…通信IF、141…プロセッサ、142…メモリ、143…ディスプレイ、144…操作部、145…マイク、146…スピーカ、147…通信IF。

Claims (6)

  1. 工事で使用する材料を船舶によって積出場所から引渡場所まで運搬する工程と、
    前記運搬する工程の完了前に、前記船舶に積み込まれた前記材料の品質を検査する工程と
    を備え、
    前記検査する工程は、前記材料を撮影する工程と、前記材料を撮影する工程において撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する工程と、当該画像データが表す画像を見て前記船舶の外にいる検収者が前記材料の品質を確認する工程とを含む
    材料管理方法。
  2. 前記検査する工程は、前記船舶が運搬する前記材料の中から前記検収者が撮影対象のサンプルを指定する工程と、前記サンプルを前記船舶の乗組員が撮影する工程とを含む
    請求項1に記載の材料管理方法。
  3. 前記引渡場所において前記材料を前記船舶から積み降ろす工程と、
    前記積み降ろす工程の期間中に、前記材料の積み降ろし状況を撮影する工程と、前記積み降ろし状況を撮影する工程において撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する工程とを含む
    請求項1又は2に記載の材料管理方法。
  4. 工事で使用する材料を運搬する船舶において前記材料を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段が撮影した画像を表す画像データを前記船舶の外に配置された装置に送信する送信手段と、
    前記装置に送信された前記画像データが表す前記材料の画像を表示する表示手段と
    を備える材料管理システム。
  5. 前記表示手段により表示された前記材料の画像を見て検収者が行った前記材料の品質検査の結果を示す検査結果データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記検査結果データを記憶する記憶手段と
    を備える請求項4に記載の材料管理システム。
  6. 前記船舶の外にいる検収者と前記船舶の乗組員との間で通話を行う通話手段
    を備える請求項4又は5に記載の材料管理システム。
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