JP2019124550A - コネクタ及び測温ユニット - Google Patents
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Description
加えて、一対の挟持片の対向する側面が接触することで、リード線の一定長を挟持するため、リード線と一対の挟持片との接触面積が大きくなり、小さな接触抵抗で電気的な導通状態を保持することができる。また、同様の理由でリード線と一対の挟持片との接触面積が大きくなることから、挟持部にせん断力が集中してリード線が損傷することも無い。
この場合、複数の電極棒それぞれにリード線を装着する際において、複数の電極棒それぞれに挟持されるリード線の挟持長さを一定にすることができる。これにより、脱着を繰り返してもリード線の挟持長さが異なることに起因する抵抗値のばらつきが生じるのを抑制でき、測温抵抗体素子の測定値のばらつきを軽減することができる。
この場合、電極棒が挿入可能なできるだけ小径のコイルばねを用いることで、低コストでコネクタの大径化を抑制することができる。
この場合、締めリングと、一対の挟持片とが互いに接触する面積を大きくすることができるとともに、締めリングの内周面全体で一対の挟持片を締め付けて、リード線を長手方向に均一な力で挟持することができる。
この場合、案内孔によって、リード線を一対の挟持片の間に確実に差し込ませることができる。
〔第1の実施形態について〕
図1は、本発明の第1の実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。
第1の実施形態に係るコネクタ100は、測温抵抗体素子1と、当該測温抵抗体素子1を用いる測定装置に接続される複数の外部導線5(5a、5b)とを接続するためのものである。コネクタ100は、測温抵抗体素子1から延びる4つのリード線4が装着されることで、4つのリード線4と、4つのリード線4に対応する複数の外部導線5とを接続する。なお、図1では、リード線4、後述する電極棒6、及び後述する締めリング13は、それぞれ4つ示されているが、その内の一つのみに符号を付している。
また、第2棒状部9の内部に注入されている樹脂16は、第1棒状部8における外部導線5の接続部を保護する目的もある。
つまり、両テーパ面12は、一対の挟持片7の先端部外側面同士の間隔が、一対の挟持片7の先端縁7aから当該一対の挟持片7の基端部側(電極棒6の他端側)に向かって漸次狭まるように形成されている。
具体的には、両テーパ面12は、外周面部42の軸方向端部42aを基端として、先端に向かって一対の挟持片の7の厚さが次第に大きくなるように形成されている。
締めリング13の内径寸法は、電極棒6の第1棒状部8の直径寸法よりもわずかに大きく、弾性変形していない状態の一対の挟持片7のテーパ面12同士の間隔よりも小さく設定されている。
一方、締めリング13及び枠体3に対して、電極棒6を貫通孔2の他端部側へ向けて軸方向に沿って相対移動させることで、締めリング13の内周面を一対の挟持片7のテーパ面12に当接させると、締めリング13は、両テーパ面12を押圧し、一対の挟持片7を締め付ける。
締めリング13により締め付けられた一対の挟持片7は、互いの対向面40が近づき、対向面40同士の間隔が狭まるように弾性変形し、対向面40同士の間でリード線4を挟持する。
締めリング13の内周面に形成されたテーパ面14は、挟持片7のテーパ面12に対応する傾斜角度に形成されているので、テーパ面14の全面が、テーパ面12を押圧でき、また、この力によって軸方向端部42aより下方のみ挟持片7が撓む効果も加わって、一対の挟持片7は、互いの対向面40の先端部から外周面部42の軸方向端部42aまでが接触し、接触面積を大きくとることができる。そのため、リード線4を挟持する場合の接触抵抗を小さくすることができるとともに、リード線が損傷するのを避けることができる。
コイルばね15は、締めリング13と、端面9aとを離間する方向に付勢している。よって、コイルばね15は、電極棒6を軸方向に沿って貫通孔2の他端部側へ向けて付勢する。
これにより、締めリング13から一対の挟持片7のテーパ面12が受けていた締め付け力が解除され、一対の挟持片7それぞれの対向面40が、離間した状態となる。つまり、一対の挟持片7は、締めリング13による締め付けから解放される。
この結果、一対の挟持片7の端部は、図2(b)に示すように、貫通孔2の端部に収納される。また、一対の挟持片7のテーパ面12は、締めリング13のテーパ面14に当接する。このとき、締めリング13から一対の挟持片7のテーパ面12に対して締め付け力が作用し、一対の挟持片7は互いに接近し、一対の挟持片7は、リード線4を挟持する。
また、リード線4を一対の挟持片7それぞれの対向面40で挟持するので、リード線4に大きなせん断力が作用するのを防止でき、当該リード線4の損傷を防止することもできる。
さらに、リード線4を対向面40で挟持するため、リード線4に対する接触面積を十分に確保でき、接触抵抗を抑え電気的な導通状態を良好に維持できる。
その一方、本実施形態のようにコイルばね15を用いれば、電極棒6が挿入可能なできるだけ小径のコイルばねを用いることができ、低コストでコネクタ100の小径化を図ることができる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係るコネクタを示す斜視図である。図8(a)は、コネクタの平面図、図8(b)は、図8(a)中のC−C線矢視断面図である。
さらに、先端キャップ21の内部には、一対の挟持片7が貫通孔2の端部から突出するのを許容するための空間である空洞23が設けられている。
また、テーパ面25は、差し込まれようとするリード線4の先端が当接すると、当該リード線4の先端を孔部24へ導く。
このように、案内孔22は、コネクタ100に装着されるリード線4の先端を、一対の挟持片7の対向面40同士の間に確実に差し込ませることができる。
本実施形態では、電極棒6としてSUS304−WPBなどのばね用ステンレス鋼線を用いているが、さらに接触抵抗を小さくするために、電極棒6の表面に金メッキを施すことができる。
2 貫通孔
3 枠体
4 リード線
5 外部導線
5a,5b 外部導線
6 電極棒
7 挟持片
7a 先端縁
8 第1棒状部
9 第2棒状部
9a 端面
10 凸部
10a 当接面
11 凹部
12 テーパ面
13 締めリング
13a 内側端面
14 テーパ面
15 コイルばね
16 樹脂
21 先端キャップ
22 案内孔
23 空洞
24 孔部
25 テーパ面
40 対向面
42 外周面部
42a 軸方向端部
43 側面部
100 コネクタ
Claims (6)
- 測温抵抗体素子から延びるリード線と、前記リード線に対応する外部導線とを接続するコネクタであって、
前記コネクタの長手方向に沿って、複数の貫通孔が形成されている、絶縁物質からなる枠体と、
前記枠体の各貫通孔内部に収容されて、前記リード線と、前記外部導線とを電気的に導通状態にする電極棒と、
前記各貫通孔の一端部に固定され、前記電極棒の一端部に外嵌された締めリングと、
前記電極棒を、軸方向に沿って前記各貫通孔の他端部側へ向けて付勢する付勢要素と、を備え、
前記電極棒には、一端部に前記リード線を挟持するための互いに対向した一対の挟持片が形成されるとともに、他端部に前記外部導線が接続され、
前記一対の挟持片の少なくとも一方の先端部外側面には、前記一対の挟持片の先端部外側面同士の間隔が、前記一対の挟持片の先端縁から前記電極棒の他端側に向かって漸次狭まる第1テーパ面が形成され、
前記締めリングが、前記第1テーパ面に当接することで前記一対の挟持片を締め付けて、互いに近づくように前記一対の挟持片を弾性変形させ、弾性変形前における前記一対の挟持片の間に前記先端部側から差し込まれる前記リード線を、前記一対の挟持片の対向面で挟持させるコネクタ。 - 前記一対の挟持片それぞれの対向面のうち、一方の対向面には、前記リード線の先端が当接されて前記リード線が挟持される挟持長さを所定長さに制限するための凸部が設けられ、他方の対向面には、前記凸部を収容するための凹部が設けられている
請求項1に記載のコネクタ。 - 前記付勢要素は、前記電極棒の周囲に巻回され前記各貫通孔に収容されるとともに、前記締めリングと、前記電極棒の外側面に設けられた段差面との間に介装されて、前記電極棒の軸方向に沿って伸縮可能なコイルばねである請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。
- 前記締めリングの内側面には、前記第1テーパ面に当接する第2テーパ面が形成されている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
- 前記各貫通孔の一端部側に設けられ、前記リード線の端部を前記一対の挟持片の間に案内するための先端が開いたテーパ面を有した案内孔と、前記一対の挟持片を前記各貫通孔から進出させるための空洞と、を含む、先端キャップをさらに備えている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
- リード線を有する測温抵抗体素子と、
前記リード線に対応する外部導線と、
請求項1に記載のコネクタと、を備えている
測温ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018004752A JP6515216B1 (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | コネクタ及び測温ユニット |
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JP2018004752A JP6515216B1 (ja) | 2018-01-16 | 2018-01-16 | コネクタ及び測温ユニット |
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Publication Number | Publication Date |
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JP6515216B1 JP6515216B1 (ja) | 2019-05-15 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210052311A (ko) * | 2019-10-31 | 2021-05-10 | 주식회사 동진쎄미켐 | 신규한 캡핑층용 유기화합물 및 이를 포함하는 유기 발광 소자 |
-
2018
- 2018-01-16 JP JP2018004752A patent/JP6515216B1/ja active Active
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