JPH0921706A - 熱電対用温度測定器 - Google Patents
熱電対用温度測定器Info
- Publication number
- JPH0921706A JPH0921706A JP17055095A JP17055095A JPH0921706A JP H0921706 A JPH0921706 A JP H0921706A JP 17055095 A JP17055095 A JP 17055095A JP 17055095 A JP17055095 A JP 17055095A JP H0921706 A JPH0921706 A JP H0921706A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- thermocouple
- resistor
- terminal
- compensation
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】測定器の内部温度上昇による温度補償抵抗変化
によって生ずる測定誤差を無くし、温度を熱電対で正確
に測定する。 【構成】筐体15内のプリント配線板18とバネ性によ
って電気接続が可能な接続部16aがある入力端子16
の一つと接続し、他端を同様の構成で筐体15内に導通
させる補償端子17と接続する温度補償用の外付け抵抗
1を設ける。
によって生ずる測定誤差を無くし、温度を熱電対で正確
に測定する。 【構成】筐体15内のプリント配線板18とバネ性によ
って電気接続が可能な接続部16aがある入力端子16
の一つと接続し、他端を同様の構成で筐体15内に導通
させる補償端子17と接続する温度補償用の外付け抵抗
1を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱電対を用いて温度
を測定できる温度測定器や温度調節計の入力端子周囲の
温度補償の改良に関する。
を測定できる温度測定器や温度調節計の入力端子周囲の
温度補償の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】熱電対を用いて温度を測定する方法は古
くから信頼され実用化されてきた。熱電対は2種の異な
る金属の一端を接合させて被測定部に配置し、他端で得
られる熱起電力から二ケ所の温度差が判るセンサであ
る。被測定部の温度を正確に測定するため、冷接点と呼
ぶ熱電対の被測定部と反対端の温度補償は必ず必要であ
り、たとえば補償導線を用いる方法などいくつかが実用
されており、この発明は温度補償抵抗を用いた温度測定
器に関する。
くから信頼され実用化されてきた。熱電対は2種の異な
る金属の一端を接合させて被測定部に配置し、他端で得
られる熱起電力から二ケ所の温度差が判るセンサであ
る。被測定部の温度を正確に測定するため、冷接点と呼
ぶ熱電対の被測定部と反対端の温度補償は必ず必要であ
り、たとえば補償導線を用いる方法などいくつかが実用
されており、この発明は温度補償抵抗を用いた温度測定
器に関する。
【0003】図3はこの温度補償抵抗を用いた原理をわ
かり易く描いた図で、端子記号をHおよびLとする測定
器の入力端子11まで温度がT1 の温接点から熱電対1
2が接続されていて、測定器の内部は導線13で接続さ
れている。一端が入力端子Lと接続されていて、温度依
存性があり0℃からの抵抗変化分14(実際は抵抗値が
あって温度で抵抗値が変化するのであるが説明を簡略に
するために変化分だけにした)の変化抵抗値ΔRに定電
流iを流す。周囲温度がT2 の入力端子11間にはT1 −
T2 に比例する電圧vが生じている。このT2 と0℃に
よる熱電対の起電力と前記のΔR×iを等しくさせると
図3の電圧Vは、測定温度T1 の起電力となり、正しく
温度補正されたことになる。
かり易く描いた図で、端子記号をHおよびLとする測定
器の入力端子11まで温度がT1 の温接点から熱電対1
2が接続されていて、測定器の内部は導線13で接続さ
れている。一端が入力端子Lと接続されていて、温度依
存性があり0℃からの抵抗変化分14(実際は抵抗値が
あって温度で抵抗値が変化するのであるが説明を簡略に
するために変化分だけにした)の変化抵抗値ΔRに定電
流iを流す。周囲温度がT2 の入力端子11間にはT1 −
T2 に比例する電圧vが生じている。このT2 と0℃に
よる熱電対の起電力と前記のΔR×iを等しくさせると
図3の電圧Vは、測定温度T1 の起電力となり、正しく
温度補正されたことになる。
【0004】図4はその具体例を示す図でバネ性があっ
て筐体15bと一体に製造される入力端子16は、補償
抵抗19が固着されているプリント配線板18aが内部
に押し込まれるとバネ性によってプリント配線板18aの
導電部と電気導通ができる構造であった。また、図5は
他の具体例を示し、筐体15cと一体に製造される端子
21は外部からネジ22によってコード23が固定さ
れ、補償抵抗19が固着されているプリント配線板18
bが内部に押し込まれると接続端子24のばね性によっ
てプリント配線板18bの導電部と電気導通ができる構造
であった。
て筐体15bと一体に製造される入力端子16は、補償
抵抗19が固着されているプリント配線板18aが内部
に押し込まれるとバネ性によってプリント配線板18aの
導電部と電気導通ができる構造であった。また、図5は
他の具体例を示し、筐体15cと一体に製造される端子
21は外部からネジ22によってコード23が固定さ
れ、補償抵抗19が固着されているプリント配線板18
bが内部に押し込まれると接続端子24のばね性によっ
てプリント配線板18bの導電部と電気導通ができる構造
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術で述べた例
では測定器内部のプリント配線板に補償抵抗が固着され
ていたため、測定器内部の発熱部品によって生じる温度
上昇による入力端子近傍の温度と入力端子の外部との差
が測定誤差の原因となっていた。この発明の課題は、温
度補償を正確にして測定精度が高い熱電対用温度測定器
を提供することである。
では測定器内部のプリント配線板に補償抵抗が固着され
ていたため、測定器内部の発熱部品によって生じる温度
上昇による入力端子近傍の温度と入力端子の外部との差
が測定誤差の原因となっていた。この発明の課題は、温
度補償を正確にして測定精度が高い熱電対用温度測定器
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、熱電対と共
に冷接点補償抵抗を用いる温度測定器において、冷接点
補償抵抗は、一つの導電部が熱電対の入力端子と、他の
導電部が補償端子と接続されることにより測定器外側に
固定される構造である。また、この発明は、請求項1に
記載の測定器において、冷接点補償抵抗の両端は測定器
内の弾性体を介してプリント配線板の導電部と別々の接
触にて電気導通ができる構造である。
に冷接点補償抵抗を用いる温度測定器において、冷接点
補償抵抗は、一つの導電部が熱電対の入力端子と、他の
導電部が補償端子と接続されることにより測定器外側に
固定される構造である。また、この発明は、請求項1に
記載の測定器において、冷接点補償抵抗の両端は測定器
内の弾性体を介してプリント配線板の導電部と別々の接
触にて電気導通ができる構造である。
【0007】
【作用】この発明によれば、冷接点補償抵抗を熱電対端
が接続される温度測定器の外側の入力端子に直接接続す
るため、電流がほとんど流れずジュール熱が発生しない
入力端子温度と冷接点補償抵抗の温度が同一になり、温
度補償を正確にできる。また、この発明によれば、温度
補償が正確にできる機能を有しながらバネ性の端子によ
ってプリント配線板の抜き差しが容易にできる。
が接続される温度測定器の外側の入力端子に直接接続す
るため、電流がほとんど流れずジュール熱が発生しない
入力端子温度と冷接点補償抵抗の温度が同一になり、温
度補償を正確にできる。また、この発明によれば、温度
補償が正確にできる機能を有しながらバネ性の端子によ
ってプリント配線板の抜き差しが容易にできる。
【0008】
【実施例】この発明の実施例を図1に示す。温度依存性
が有る外付け抵抗1の両端を入力端子16と補償端子1
7に接合させて他の入力端子16と共に筐体15に固定す
る。プリント配線板18を筐体15に挿入させて入力端
子16および補償端子17のバネ性を利用してプリント配線
板18の導体と接触させる。図2はこの発明の他の実施例
で、温度依存性が有る外付け抵抗2の両端を圧着端子3
にて固定して、記号がLの入力端子と記号がRの補償端
子とネジ接続する。測定器内部のバネ性の接触は図5の
通りである。
が有る外付け抵抗1の両端を入力端子16と補償端子1
7に接合させて他の入力端子16と共に筐体15に固定す
る。プリント配線板18を筐体15に挿入させて入力端
子16および補償端子17のバネ性を利用してプリント配線
板18の導体と接触させる。図2はこの発明の他の実施例
で、温度依存性が有る外付け抵抗2の両端を圧着端子3
にて固定して、記号がLの入力端子と記号がRの補償端
子とネジ接続する。測定器内部のバネ性の接触は図5の
通りである。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、温度測定器の外部の
入力端子に熱電対の一端と共に温度補償抵抗を接続した
ため、理論通りの温度補償ができ、更に、従来のプリン
ト配線板を小型にできるのでより小さな温度測定器を提
供できる。
入力端子に熱電対の一端と共に温度補償抵抗を接続した
ため、理論通りの温度補償ができ、更に、従来のプリン
ト配線板を小型にできるのでより小さな温度測定器を提
供できる。
【図1】この発明の実施例の構造図
【図2】この発明の他の実施例の斜視図
【図3】入力端子部の温度変化の補償説明図
【図4】従来例の構造図
【図5】従来例の他の構造図
1 外付け抵抗 2 外付け抵抗 3 圧着端子 11 入力端子 12 熱電対 14 抵抗変化分 15 筐体 16 入力端子 17 補償端子 18 プリント配線板 19 補償抵抗 21 端子 24 接続端子
Claims (2)
- 【請求項1】熱電対と共に冷接点補償抵抗を用いる温度
測定器において、 冷接点補償抵抗は、一つの導電部が熱電対の入力端子と
他の導電部が補償端子と接続されることにより測定器外
側に固定されることを特徴とする熱電対用温度測定器。 - 【請求項2】請求項1に記載の測定器において、 冷接点補償抵抗の両端は、測定器内の弾性体を介してプ
リント配線板の導電部と別々の接触にて電気導通ができ
る構造であることを特徴とする熱電対用温度測定器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17055095A JPH0921706A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 熱電対用温度測定器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17055095A JPH0921706A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 熱電対用温度測定器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0921706A true JPH0921706A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15906959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17055095A Pending JPH0921706A (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 熱電対用温度測定器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0921706A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017521684A (ja) * | 2014-08-12 | 2017-08-03 | オートニクス コーポレイション | 熱電対の温度補償のための端子盤 |
CN107271068A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-10-20 | 国网山东省电力公司电力科学研究院 | 一种智能电能表接插件的温度检测装置及检测方法 |
WO2017191935A1 (ko) * | 2016-05-03 | 2017-11-09 | 주식회사 오토닉스 | 온도 측정 장치 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17055095A patent/JPH0921706A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017521684A (ja) * | 2014-08-12 | 2017-08-03 | オートニクス コーポレイション | 熱電対の温度補償のための端子盤 |
WO2017191935A1 (ko) * | 2016-05-03 | 2017-11-09 | 주식회사 오토닉스 | 온도 측정 장치 |
CN107271068A (zh) * | 2017-06-05 | 2017-10-20 | 国网山东省电力公司电力科学研究院 | 一种智能电能表接插件的温度检测装置及检测方法 |
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