JP2019124350A - 輸送機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】経時変化する摩擦係数の評価パラメータとして熱履歴を用いて、断接部を制御すること。【解決手段】駆動源と、出力軸と、駆動源と出力軸との間の動力伝達が可能な動力伝達装置と、を備える輸送機器は、駆動源および動力伝達装置を制御する制御装置CTを備える。動力伝達装置は、動力伝達を行う締結状態と、動力伝達を行わない解放状態と、を制御可能な断接部を有し、制御装置は、断接部の熱履歴に基づいて断接部を制御する。【選択図】図4

Description

本発明は輸送機器に関する。
特許文献1には、湿式多板クラッチの摩擦係数が経時変化により変化することが開示されている。
特開平5−231443号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、摩擦係数の経時変化によるトルク容量の変動を抑制するため、表面粗さの異なる部材を摩擦材に接触させるクラッチの構成が開示されているものの、摩擦係数の経時変化が何によって引き起こされているのか、すなわち、何をパラメータとすれば経時変化する摩擦係数を把握して、湿式多板クラッチのトルク容量を補正した制御を行うかを開示していない。
本発明の目的は、経時変化する摩擦係数の評価パラメータとして熱履歴を用いて、断接部を制御することが可能な技術の提供を目的とする。
本発明の一つの側面に係る輸送機器は、駆動源と、出力軸と、前記駆動源と前記出力軸との間の動力伝達が可能な動力伝達装置と、を備える輸送機器であって、前記駆動源および前記動力伝達装置を制御する制御装置を備え、
前記動力伝達装置は、前記動力伝達を行う締結状態と、前記動力伝達を行わない解放状態と、を制御可能な断接手段を有し、
前記制御装置は、前記断接手段の熱履歴に基づいて前記断接手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、経時変化する摩擦係数の評価パラメータとして熱履歴を用いて、断接部を制御することが可能になる。
実施形態に係る輸送機器の概略構成を示すブロック図。 実施形態に係る動力伝達装置の構成例を示すスケルトン図。 動力伝達装置が備える係合機構の係合組合せを示す係合表(締結表)。 制御装置CTの構成を示すブロック図。 換算テーブルの構成を例示する図。 温度算出部及び指示圧算出部の処理の流れを説明する図。 (A)は、ロックアップクラッチ容量と熱履歴との関係を示す図、(B)は、ロックアップクラッチ容量と走行距離との関係を示す図。 実施形態2の制御装置CTの構成を示すブロック図。 熱力算出部、発熱量算出部及び指示圧算出部の処理の流れを説明する図。 実施形態2の換算テーブルの構成を例示する図。
以下、図面を参照しながら本発明の輸送機器の実施形態について説明する。この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、以下の実施形態によって限定されるわけではない。
図1は、実施形態に係る輸送機器TAの概略構成を示すブロック図である。輸送機器TAは、例えば、エンジン、モータ等の駆動源EG、駆動輪Wが接続する出力軸Sと、駆動源EGと出力軸Sとの間の動力伝達が可能な動力伝達装置TMと、を備える。輸送機器TAには、ECU、TCUにより構成される制御装置CTが設けられており、制御装置(ECU、TCU)は、駆動源EG、及び動力伝達装置TMを制御する。動力伝達装置TMは、駆動源EGからの動力伝達を行う締結状態と、動力伝達を行わない解放状態と、を制御可能(切替可能)な断接部Cを備える。断接部Cの構成としては、例えば、ロックアップクラッチLC、トルクコンバータTC等を含む。制御装置(ECU、TCU)は、断接部Cの熱履歴に基づいて断接部Cを可変制御する。
図2は実施形態に係る動力伝達装置TM(自動変速機)の構成例を示すスケルトン図である。図2を参照して、動力伝達装置TMは、その変速機ケースを構成するケーシング12内に回転自在に軸支された入力軸10と、ケーシング12に支持された支持部材12aに、入力軸10と同軸回りに回転自在に支持された出力部材11と、出力軸Sと、を備える。
入力軸10には、駆動源EG(単にEGと呼ぶ場合がある)からの駆動力が入力され、該駆動力により入力軸10は回転する。入力軸10と駆動源EGとの間には発進デバイスが設けられている。発進デバイスとしては、クラッチタイプの発進デバイス(単板クラッチや多板クラッチ等)や、流体継手タイプの発進デバイス(トルクコンバータ等)を挙げることができるが、本実施形態では、トルクコンバータTCを設けている。したがって、駆動源EGの駆動力はトルクコンバータTCを介して入力軸10に入力される。駆動源EGは、例えば、筒内噴射型の複数気筒を有するエンジンとして構成されている。駆動源EGのシリンダヘッドには、気筒毎に、図示しない点火プラグ及び電磁式の燃料噴射弁(燃料供給部)が取り付けられており、燃料ポンプから供給された高圧燃料が燃料噴射弁から各気筒の燃焼室内に噴射される。
出力部材11は、入力軸10と同心のギヤを備え、出力軸Sはこのギヤに噛み合うギヤを備える。入力軸10の回転は以下に述べる変速機構により変速されて出力軸Sに伝達される。出力軸Sの回転(駆動力)は、例えば、不図示の差動歯車装置を介して駆動輪W(図1)に伝達されることになる。
動力伝達装置TMは変速機構として、遊星歯車機構P1乃至P4と、係合機構C1〜C3、B1〜B3及びF1を備える。本実施形態の場合、遊星歯車機構P1乃至P4はいずれもシングルピニオン型の遊星歯車機構である。遊星歯車機構P1乃至P4によって、入力軸10から出力部材11に駆動力を伝達する。遊星歯車機構P1乃至P4は、駆動力の伝達経路を複数経路形成可能である。そして、係合機構C1〜C3、B1〜B3及びF1によって遊星歯車機構P1乃至P4における駆動力の伝達経路を切り替えて複数の変速段を確立する。
遊星歯車機構P1乃至P4は、サンギヤS1乃至S4と、リングギヤR1乃至R4と、ピニオンギヤを支持するキャリアCr1乃至Cr4と、を回転要素(合計で12個)として備え、入力軸10と同軸上に配設されている。
係合機構C1〜C3、B1〜B3及びF1は、クラッチ又はブレーキとして機能する。クラッチは、動力伝達装置TMが備える回転要素間の断続を行う。ブレーキは、動力伝達装置TMが備える回転要素と、ケーシング12との間の断続を行う。動力伝達装置TMが備える回転要素とは、入力軸10、遊星歯車機構P1乃至P4のサンギヤ、リングギヤ、キャリアを含む。
本実施形態の場合、係合機構C1〜C3はクラッチであり、係合機構B1〜B3及びF1はブレーキである。したがって、係合機構C1〜C3をクラッチC1〜C3と呼び、係合機構B1〜B3及びF1をブレーキB1〜B3及びF1と呼ぶ場合がある。係合機構C1〜C3及びB1〜B3を係合状態(締結状態)と解除状態とで切り換えることで、また、係合機構F1の状態を切り替えることで、入力軸10から出力部材11への駆動力の伝達経路が切り替えられ、複数の変速段が実現される。
本実施形態の場合、係合機構C1〜C3及びB1〜B3は、いずれも油圧式摩擦係合機構を想定している。油圧式摩擦係合機構としては、乾式又は湿式の単板クラッチ、乾式又は湿式の多板クラッチ等が挙げられる。係合機構C1〜C3及びB1〜B3は、駆動源EGからの動力伝達を行う断接部Cとして機能することが可能である。
係合機構F1は、所定の回転要素(ここでは互いに連結されているキャリアCr1及びCr2)とケーシング12との間に設けられている。係合機構F1は、所定の回転要素(キャリアCr1及びCr2)の一方向の回転のみ規制し逆方向の回転を許容する一方向回転許容状態(OWCと呼ぶ場合がある)と、その双方向の回転を規制する回転阻止状態(TWCと呼ぶ場合がある)と、に切り替え可能である。
遊星歯車機構P3のサンギヤS3は、入力軸10に連結されている。リングギヤR3は遊星歯車機構P2のサンギヤS2に連結されている。キャリアCr3は遊星歯車機構P1のリングギヤR1及び遊星歯車機構P4のキャリアCr4に連結されている。遊星歯車機構P2のキャリアCr2は遊星歯車機構P1のキャリアCr1に連結されている。リングギヤR2は出力部材11に連結されている。したがって、遊星歯車機構P2は入力された回転駆動を出力軸Sに伝達を行う遊星歯車機構である。
クラッチC1は、その係合状態において入力軸10と遊星歯車機構P1のキャリアCr1及びこれに連結されるキャリアCr2とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。なお、解放状態のことを係合解除状態と呼ぶ場合がある。クラッチC2は、その係合状態において遊星歯車機構P3のリングギヤR3と遊星歯車機構P4のサンギヤS4とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。クラッチC3は、その係合状態において入力軸10と遊星歯車機構P4のリングギヤR4とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。
ブレーキB1は、その係合状態においてケーシング12と遊星歯車機構P1のサンギヤS1とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。ブレーキB2は、その係合状態においてケーシング12と遊星歯車機構P4のサンギヤS4とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。ブレーキB3は、その係合状態においてケーシング12と遊星歯車機構P4のリングギヤR4とを連結し、その解放状態においてこれらの連結を解除する。
係合機構F1は、既に述べたとおり、一方向回転許容状態の場合に、遊星歯車機構P2のキャリアCr2(及びこれに連結されるキャリアCr1)の一方向の回転のみ規制し、回転阻止状態の場合に、遊星歯車機構P2のキャリアCr2(及びこれに連結されるキャリアCr1)をケーシング12に固定された状態とする。
図3は動力伝達装置TMが備える係合機構の係合組合せを示す係合表(締結表)である。本実施形態の場合、前進10段(1st〜10th)、後進1段(RVS)を確立可能である。”P/N”は、非走行レンジを示しており、”P”がパーキングレンジ、”N”がニュートラルレンジである。
図3の係合表の例において、「○」は係合状態であることを示し、無印は解放状態であることを示す。なお、変速段の確立に必須ではないが、隣接する前後の変速段への移行をスムーズにするために、係合状態としている係合機構が含まれている。例えば、一速段(1st)の場合、ブレーキB2の係合は必須ではないが、後進段(RVS)や二速段(2nd)へ移行する場合に、係合状態を切り替える係合機構を少なくする目的で、係合状態としている。同様に、五速段(5th)の場合、クラッチC3の係合は必須ではないが、四速段(4th)や六速段(6th)への移行する場合に、係合状態を切り替える係合機構を少なくする目的で、係合状態としている。
係合機構F1については、「○」は回転阻止状態であることを示し、「△」は一方向回転許容状態であることを示す。一速段(1st)の場合、係合機構F1は回転阻止状態と一方向回転許容状態のいずれの状態でもよいが、回転阻止状態の場合、エンジンブレーキが有効化される。一速段においては係合機構F1が一方向回転許容状態で、ブレーキB3の係合、解放により、エンジンブレーキの有効化と無効化とを切り替えられる。図3において、一速段(1st)におけるブレーキB3の”(○)”は、このことを示している。
一速段(1st)の場合に係合機構F1をどちらの状態とするかのアルゴリズムは適宜設計できるが、本実施形態では、一速段(1st)に移行する前の状態を継承するものとする。例えば、後進段(RVS)から一速段(1st)に移行する場合、一速段(1st)は回転阻止状態のままとする。ただし、車速が所定速度よりも高くなった場合等は、一方向回転許容状態に切り替える。同様に、他の前進段(2nd〜10th)から一速段(1st)に移行する場合、一速段(1st)は一方向回転許容状態のままとする。
非走行レンジ(P/N)においても、係合機構F1の状態は回転阻止状態と一方向回転許容状態のいずれの状態でもよい。本実施形態の場合、一速段(1st)と同様に、非走行レンジ(P/N)に移行する前の状態を継承するものとする。二速段(2nd)から十速段(10th)において、係合機構F1は一方向回転許容状態とされるが、動力伝達装置TMの構成上、空転状態となる。このため、係合機構F1の状態を”(△)”と表示している。
<制御装置>
図4は制御装置CTの構成を示すブロック図である。制御装置CTは、変速機TCU100および駆動源ECU200を有する。駆動源ECU200は駆動源EGを制御することが可能である。また、変速機TCU100は、駆動源EGの出力軸2と動力伝達装置TMの入力軸10とを連結可能なロックアップクラッチLCを有するトルクコンバータTCを備えた動力伝達装置TMを制御することが可能である。変速機TCU100は駆動源ECU200から駆動源EGや輸送機器TA(車両)の各種情報を受信することができる。
駆動源ECU200は、センサ210からの情報に基づいて駆動源EGを制御する。ここで、センサ210には、駆動源EGの回転数を検出する駆動源回転数センサ211、駆動源EGのトルクを検出する駆動源トルクセンサ212等が含まれる。駆動源ECU200は、センサ210に含まれる各種センサの検出結果に基づいて、駆動源EGにおける運転状態(動作状態)を判定することが可能である。
駆動源EGの回転出力は駆動源出力軸2に出力される。この駆動源出力軸2の回転はトルクコンバータTCを介して動力伝達装置TMの入力軸10に伝達される。トルクコンバータTCは流体(作動油(ATF))を介して駆動源出力軸2の回転トルクを動力伝達装置TMの入力軸10に伝達を行うものである。
ロックアップクラッチLCは、変速機TCU100の指令に基づく油圧制御により、ポンプ翼車33とタービン翼車32とを接続するロックアップ制御を行う。ロックアップクラッチLCの開放状態、すなわち、ポンプ翼車33とタービン翼車32とが接続されていない状態では、ポンプ翼車33とタービン翼車32の相対回転が許容される。この状態において、駆動源出力軸2の回転トルクがポンプ翼車33に伝達されると、トルクコンバータTC内を満たしている作動油(ATF)は、ポンプ翼車33の回転により、ポンプ翼車33からタービン翼車32へと循環する。これにより、ポンプ翼車33の回転トルクがタービン翼車32に伝達され、入力軸10を駆動する。一方、ロックアップクラッチの係合状態では、ポンプ翼車33とタービン翼車32との相対回転が拘束された状態となり、駆動源出力軸2の回転トルクが動力伝達装置TMの入力軸10に直接伝達される。
変速機TCU100は、CPU等の処理部101と、RAM1(102a)、ROM102c等の記憶部102と、外部デバイスや駆動源ECUと処理部101との間で通信を行うための接続部として機能するIF部103と、を備える。IF部103は例えば通信インタフェースや入出力インタフェース等から構成される。
変速機TCU100の処理部101は、断接部の温度を算出する温度算出部101aと、温度を寿命評価の基準となる基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブルの参照により、温度算出部101aで算出された温度に対応する換算係数を取得する指示圧算出部101bと、を備える。
指示圧算出部101bは、算出された温度に対応する換算係数と累積加算された基準温度の換算係数とを加算した加算換算係数を、基準温度における寿命時間で除算して熱履歴を算出する。指示圧算出部101bは、熱履歴の上限値に到達するまで、断接部の制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により断接部を制御する。
RAM1(102a)は、例えば、断接部の熱履歴を記憶する。変速機TCU100は、断接部の交換に基づいて、RAM1(102a)に記憶した熱履歴をリセットする。RAM1(102a)は、輸送機器TAの走行距離を記憶し、変速機TCU100は、断接部の交換に基づいて、RAM1(102a)に記憶した走行距離をリセットする。
輸送機器TAは、RAM1(102a)に記憶されている熱履歴をバックアップする第2の記憶部としてRAM2(102b)を備える。変速機TCU100が交換された場合、交換された変速機TCU100は、RAM2(102b)に記憶されている熱履歴を交換された変速機TCU100のRAM1(102a)に記憶する。
処理部101は記憶部102に記憶されたプログラムを実行し、各種のセンサ110の検出結果に基づいて、各種のアクチュエータ120を制御する。
各種のセンサ110には、動力伝達装置TMに設けられる各種のセンサが含まれるが、図4では以下のセンサを例示している。入力回転数センサ111は駆動源EGからトルクコンバータTCへ入力される回転数、つまり駆動源EGの出力軸の回転数(回転速度)を検出するセンサである。入力軸回転数センサ112は入力軸10の回転数(回転速度)を検出するセンサである。トルクコンバータTCのスリップ率:ETRは以下の(1)式で算出される。
ETR(%)=(入力軸回転数センサ112の検出回転数)/(入力回転数センサ111の検出回転数)×100 ・・・(1)
出力回転数センサ113は出力軸Sの回転数(回転速度)を検出するセンサである。
SPセンサ(シフトポジションセンサ)114は運転者が選択したシフトポジションを検出するセンサである。本実施形態の場合、シフトポジションとして、Pレンジ(パーキングレンジ)、Dレンジ(前進レンジ)、Nレンジ(ニュートラルレンジ)、Rレンジ(後進レンジ)の4種類を想定している。Dレンジが選択された場合、処理部101は記憶部102に記憶された変速マップにしたがって一速段(1st)から十速段(10th)のいずれかを選択して変速を行うことが可能である。Rレンジが選択された場合、処理部101は後進段を選択する。
油圧センサ115には、係合機構C1〜C3、B1〜B3の各作動油の油圧を検出するセンサが含まれる。車速センサ116は、動力伝達装置TMが搭載される輸送機器TA(車両)の走行速度を検出する。車速センサ116の検出結果を積分することにより、輸送機器TA(車両)の走行距離を算出することが可能である。
各種のアクチュエータ120には、動力伝達装置TMに設けられる各種のアクチュエータが含まれる。例えば、ロックアップクラッチLCや係合機構C1〜C3、B1〜B3及びF1の動作状態を切り替えるための推力(荷重、スラスト力)を生成する電磁ソレノイド等の電磁アクチュエータが含まれる。こうして、処理部101は各種のアクチュエータ120を制御する。
図4(B)は油圧センサ115の配設例を示す。油圧センサ115は、例えば、係合機構C1〜C3、B1〜B3毎に設けることができる。これにより各係合機構の作動油の油圧を検出することができる。
各係合機構には、作動油を供給する電磁弁LSが割り当てられており、作動油の供給ラインLを電磁弁LSで開放又は遮断することで、係合機構の係合、解放を切り替えることができる。油圧センサ115は電磁弁LSから係合機構に供給される作動油が供給されるように設けられ、油圧センサ115の検出結果は係合機構に供給される作動油の油圧を示すことになる。供給ラインLには駆動源EGにより駆動されるオイルポンプ117により作動油が圧送される。断接部は流体圧によって締結状態および解放状態を制御し、制御装置は、流体圧を可変することにより断接部を制御する。
図6は、温度算出部101a及び指示圧算出部101bの処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS61で、演算処理の実行を制御する時間をTime=0にセットする。
ステップS62において、ロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)を計算する。処理部101の温度算出部101aは、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源EGの回転数、エアー吸入量、点火時期等の情報から推定した駆動源EGのトルクを取得してロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)を算出する。尚、図2に示すように駆動源トルクセンサ212や油圧センサ115を備える場合、温度算出部101aは、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源トルクセンサ212および油圧センサ115から検出結果を取得して、ロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)を算出してもよい。
ステップS63において、指示圧算出部101bは、今回計算したロックアップクラッチLCのプレート表面の温度の換算係数を取得する。すなわち、指示圧算出部101bは、設定された時間間隔(ΔTM)ごとに算出されたロックアップクラッチLCのプレート表面の温度に対応する換算係数を、換算テーブルを参照して取得する。
図5は換算テーブル510の構成を例示する図であり、例えば、変速機TCU100のROM102cに記憶されている。換算テーブル510において、ロックアップクラッチLCの温度T0は寿命評価の基準となる基準温度であり、基準温度に対応する基準換算係数K0は、基準温度T0での使用時間換算値を示すパラメータである。
換算テーブル510には、複数の温度と、各温度に対応する換算係数との組み合わせが保存されている。換算テーブル510には、基準温度T0よりも高い温度(例えば、T1、・・・)、あるいは、基準温度T0より低い温度(例えば、T2、・・・)について、対応する換算係数(例えば、K1、K2、・・・)が設定されている。換算係数(K1、K2、・・・)は、対応する温度を寿命評価の基準となる基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値を示すパラメータである。
温度算出部101aが算出した温度(推定値)が温度T1である場合、指示圧算出部101bは、換算テーブル510を参照して、温度T1に対応する換算係数K1を取得する。指示圧算出部101bは、温度算出部101aにより計算された温度T1に対応する換算係数K1をSG(n)に設定する。温度T1に対応する換算係数K1は、温度T1を寿命評価の基準となる基準温度T0に換算した温度環境下での使用時間換算値を示す。すなわち、温度T1でのロックアップクラッチLCの使用は、基準温度T0での使用に換算すると、換算係数比K1/K0倍の使用時間換算値での使用となる。例えば、換算係数比K1/K0=Nの場合、温度T1での使用を基準温度T0に換算するとN時間分の使用となる。
ステップS64において、指示圧算出部101bは、既に計算されている前回までの演算処理により累積加算された基準温度の換算係数(SG(n−1))をRAM1(102a)から取得する。
ステップS65において、指示圧算出部101bは、熱履歴を算出する。指示圧算出部101bは、今回の計算により取得した温度(例えば、T1)を基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値を示す換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積加算された基準温度の換算係数(SG(n−1))とを加算し、加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))を、基準温度における寿命時間で除算して熱履歴を算出する。
以上の演算処理を数式で示すと、以下の(2)式となる。指示圧算出部101bは、設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、以下の(2)式の演算を実行して熱履歴を算出する。
熱履歴=(SG(n)+SG(n−1))/寿命時間 ・・・(2)
ここで寿命時間は、ロックアップクラッチLCと作動油(ATF)とを組み合わせた物性値であり、例えば、摩擦係数比(μ比:クラッチの差回転小の時の摩擦係数μ/差回転大のときの摩擦係数μ)を基準にして決定される。ロックアップクラッチLCと作動油(ATF)との熱を継続的に与えて、μ比が1を上回るまでの時間が寿命時間である。
今回の計算により取得した温度に対応する換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積された基準温度の換算係数(SG(n−1))と、を加算した加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))は、基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値の累積値(積分値)であり、熱履歴は基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値の累積値が寿命時間に対してどこまで増えたかを示すパラメータである。
本ステップで、指示圧算出部101bは、今回の計算により取得した温度に対応する換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積された基準温度の換算係数(SG(n−1))と、を加算した加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))をRAM1(102a)に保存する。ここで保存した加算換算係数は、次の熱履歴を求める演算処理において、前回までの演算処理により累積された換算係数として使用される。
ステップS66において、指示圧算出部101bは、熱履歴に基づいてロックアップクラッチLCを制御する制御圧を補正するための制御圧補正値を算出する。
ステップS67において、指示圧算出部101bは、算出した制御圧補正値に基づいて、制御圧を補正してロックアップクラッチLCを制御する。
ステップS68において、演算処理の実行を制御する時間をTime=Time+ΔTMとする。
ステップS69において、ロックアップクラッチLCの使用時間として、Timeが、新品状態から予め設定した期間経過していない場合(S69−No)、処理はステップS62に戻され、同様の処理が実行される。
一方、ステップS69において、Timeが、設定した期間を経過した場合(S69−Yes)、処理は終了となる。本処理が終了すると、指示圧算出部101bは、ロックアップクラッチLCの制御圧の補正処理を行わない。
図7(A)は、ロックアップクラッチ容量(LC容量:縦軸)と熱履歴(LC熱履歴:横軸)との関係を示す図であり、図7(B)は、ロックアップクラッチ容量(LC容量:縦軸)と走行距離(横軸)との関係を示す図である。
図7(A)において、破線701で示すLC容量は、従来におけるLC容量の設定を示すものであり、この設定では、一律のLC容量としてロックアップクラッチの制御圧は制御される。
しかしながら、LC容量の変化は、実線702で示すように変化するもので、ロックアップクラッチLCが新品の状態703(あるいは、ロックアップクラッチLC及び作動油(ATF)全量交換時)では、熱履歴が低く、LC容量は、破線701の設定値よりも多めのLC容量となる。ロックアップクラッチLCを使用していくうちに、摩擦係数が小さくなりLC容量は低下していく。
実線702で示すLC容量が破線701で示すLC容量よりも多い領域704がロックアップクラッチの制御圧を補正する領域となる。ステップS66の制御圧補正値の算出処理において、指示圧算出部101bは、実線702のLC容量(実LC容量)を破線701のLC容量(基準LC容量)に近づけるように、両者の差分値を制御圧補正値として算出する。ステップS67のLC制御圧の補正処理において、指示圧算出部101bは、実LC容量から、算出した制御圧補正値を減算することにより制御圧を補正してロックアップクラッチLCを制御する。
指示圧算出部101bは、補正処理を、熱履歴の上限値に到達するまで(予め設定した期間経過まで)実行する。熱履歴の上限値では、実線702のLC容量(実LC容量)と破線701のLC容量(基準LC容量)との差分値がゼロになる。すなわち、実線702のLC容量(実LC容量)と破線701のLC容量(基準LC容量)とが等しくなる。熱履歴の上限値SLIMは予め設定しておくことが可能であり、指示圧算出部101bは、予め設定されている熱履歴の上限値SLIMと、算出した熱履歴とを比較する。算出した熱履歴に基づいて、指示圧算出部101bは、熱履歴の上限値に到達するまで、断接部Cの制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により断接部Cを制御する。
領域705では、作動油(ATF)が部分的に交換されることにより、LC容量は増加するが、LC容量は破線701で示すLC容量を超えないため、指示圧算出部101bは、補正処理を行わない。
図7(B)において、破線711で示すLC容量は、従来におけるLC容量の設定を示すものであり、この設定では、図7(A)と同様に一律のLC容量としてロックアップクラッチの制御圧は制御される。
しかしながら、LC容量の変化は、実線712で示すように変化するもので、走行距離が短い状態713では、LC容量は、破線711の設定値よりも多めのLC容量となる。走行距離が増加しロックアップクラッチLCを使用していくうちに、摩擦係数が小さくなりLC容量は実線712で示すように低下していく。
実線712で示すLC容量が破線711で示すLC容量よりも多い領域714がロックアップクラッチの制御圧を補正する領域となる。
制御圧の補正処理において、指示圧算出部101bは、実線712のLC容量(実LC容量)を破線711のLC容量(基準LC容量)に近づけるように、両者の差分値を制御圧補正値として算出する。指示圧算出部101bは、実LC容量から、算出した制御圧補正値を減算することにより制御圧を補正してロックアップクラッチLCを制御する。
指示圧算出部101bは、実線712のLC容量(実LC容量)と破線711のLC容量(基準LC容量)との差分値がゼロになる走行距離を熱履歴上限距離として設定し、走行距離が熱履歴上限距離に到達するまで補正処理を実行する。すなわち、指示圧算出部101bは、熱履歴が上限値となる走行距離(熱履歴上限距離)に到達するまで補正処理を実行する。熱履歴上限距離を超える領域715では、作動油(ATF)が部分的に交換されることにより、実線712のLC容量(実LC容量)は増加するが、実線712のLC容量(実LC容量)は破線711のLC容量(基準LC容量)を超えないため、指示圧算出部101bは、補正処理を行わない。
<変形例>
先に説明した実施形態では、換算テーブルを参照して断接部の温度に対応する換算係数を取得し、換算係数と寿命時間とに基づいて熱履歴を算出する構成を説明した。この例の他、例えば、断接部の温度と、この温度で断接部が加熱された加熱時間とを積算した積算値に基づいて熱履歴として算出してもよい。
温度算出部101aは、例えば、先の実施形態と同様に、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源EGの回転数、エアー吸入量、点火時期等の情報から推定した駆動源EGのトルクを取得してロックアップクラッチLCのプレート表面の温度Ti(推定値)を算出する。温度算出部101aは、温度Tiを算出する際に時間の情報を記憶して時間間隔(ΔTM)を積算することにより、温度Tiでの加熱時間HTiを取得する。
指示圧算出部101bは、温度算出部101aにより算出された温度Tiと、当該温度で断接部Cが加熱された加熱時間HTiとを積算した積算値Siに基づいて熱履歴を算出する。例えば、温度T1での加熱時間HT1とすると、積算値S1=T1×HT1となる。また、温度T2での加熱時間HT2とすると、積算値S2=T2×HT2となる。
指示圧算出部101bは、各温度と加熱時間に基づいて計算された積算値の和(累積積算値S=S1+S2+・・・+Sn)を熱履歴として算出する。
熱履歴の上限値SLIMは、例えば、図7(A)の実線702のLC容量(実LC容量)と破線701のLC容量(基準LC容量)とが等しくなるポイントであり、図7(A)の熱履歴上限に対応し、図7(B)の熱履歴上限距離に対応する。
指示圧算出部101bは、予め設定されている熱履歴の上限値SLIMと、算出した熱履歴(累積積算値S)とを比較する。そして、算出した熱履歴に基づいて、指示圧算出部101bは、熱履歴の上限値に到達するまで、断接部Cの制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により断接部Cを制御する。
本例によれば、換算テーブルによらず、算出された温度と加熱時間に基づいて熱履歴を算出することができ、係る熱履歴によって断接部を制御するので、熱履歴に基づいて経時変化する摩擦係数に合せた締結圧の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
<実施形態2>
先の実施形態では、断接部の温度に基づいて熱履歴を求める構成を説明したが、本実施形態では、断接部Cの温度及び発熱量に基づいて熱履歴を算出し、断接部Cの制御圧を補正する構成を説明する。
図8は、実施形態2の制御装置CTの構成を示すブロック図である。制御装置CTの構成は、先の実施形態で説明した図4(A)の制御装置CTと基本的な構成は同様であるが、図8の制御装置CTでは、変速機TCU100の処理部101の構成として熱量算出部101cを有する点で図4(A)の制御装置CTの構成と相違する。以下、図4(A)の構成と相違する部分について説明する。
変速機TCU100の処理部101は、断接部Cの温度を算出する温度算出部101aと、断接部Cの発熱量を算出する発熱量算出部101cと、使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブルの参照により、断接部Cの温度及び発熱量に対応する換算係数を取得する指示圧算出部101bと、を備える。ここで、使用時間換算値を示す換算係数とは、断接部Cの温度及び発熱量を組み合わせた情報を断接部Cの使用時間に換算した係数であり、指示圧算出部101bは、換算係数を記憶した換算テーブルの参照により、温度算出部101aで算出された温度および発熱量算出部101cで算出された発熱量に対応する換算係数を取得する。
指示圧算出部101bは、温度算出部101a算出された温度および発熱量算出部101cで算出された発熱量に対応する換算係数と累積加算された換算係数とを加算した加算換算係数を、基準温度および基準発熱量における寿命時間で除算して熱履歴を算出する。指示圧算出部101bは、熱履歴の上限値に到達するまで、断接部Cの制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により断接部Cを制御する。
図9は、温度算出部101a、発熱量算出部101c及び指示圧算出部101bの処理の流れを説明するフローチャートである。ステップS91で、演算処理の実行を制御する時間をTime=0にセットする。
ステップS92において、ロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)および発熱量(推定値)を計算する。処理部101の温度算出部101aは、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源EGの回転数、エアー吸入量、点火時期等の情報から推定した駆動源EGのトルクを取得して、ロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)を算出する。また、処理部101の発熱量算出部101cは、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源EGの回転数、エアー吸入量、点火時期等の情報から推定した駆動源EGのトルクを取得して、ロックアップクラッチLCの温度変化(例えば、プレート表面の温度変化)を取得し、取得した温度変化とロックアップクラッチLCの熱容量とに基づいて発熱量(推定値)を算出する。尚、図8に示すように駆動源トルクセンサ212や油圧センサ115を備える場合、温度算出部101aおよび発熱量算出部101cは、予め設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、駆動源トルクセンサ212および油圧センサ115から検出結果を取得して、ロックアップクラッチLCのプレート表面の温度(推定値)および発熱量(推定値)を算出してもよい。
ステップS93において、指示圧算出部101bは、今回計算したロックアップクラッチLCのプレート表面の温度および発熱量に対応する換算係数を取得する。すなわち、指示圧算出部101bは、設定された時間間隔(ΔTM)ごとに算出されたロックアップクラッチLCのプレート表面の温度および発熱量に対応する換算係数を、換算テーブルを参照して取得する。
図10は換算テーブル1010の構成を例示する図であり、例えば、変速機TCU100のROM102cに記憶されている。換算テーブル1010において、ロックアップクラッチLCの温度T5(LCプレート温度)は寿命評価の基準となる基準温度であり、ロックアップクラッチLCの発熱量CV4(LC発熱量)は寿命評価の基準となる基準発熱量である。基準温度T5および基準発熱量CV4に対応する基準換算係数KS54は、基準温度T5および基準発熱量CV4での使用時間換算値を示すパラメータである。
換算テーブル1010において、LCプレート温度T6、T7、T8は、基準温度T5よりも高い温度を示しており、LCプレート温度T1、T2、T3、T4は基準温度T5よりも低い温度を示している。また、換算テーブル1010において、LC発熱量CV5、CV6、CV7は、基準発熱量CV4よりも高い発熱量を示しており、LC発熱量CV1、CV2、CV3は基準発熱量CV4よりも低い発熱量を示している。
換算テーブル1010には、複数の温度(LCプレート温度)および複数の発熱量(LC発熱量)のそれぞれの組み合わせに対応する換算係数KS(例えば、・・・KS53、KS54、KS55・・・)が設定されている。換算係数KSは、対応する温度および発熱量を、寿命評価の基準となる基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値を示すパラメータである。
温度算出部101aが算出した温度(推定値)が、例えば、温度T6であり、発熱量算出部101cが算出した発熱量(推定値)が、例えば、発熱量CV5である場合、指示圧算出部101bは、換算テーブル1010を参照して、温度T6および発熱量CV5に対応する換算係数KS65を取得する。指示圧算出部101bは、温度T6および発熱量CV5に対応する換算係数KS65をSG(n)に設定する。温度T6および発熱量CV5に対応する換算係数KS65は、温度T6および発熱量CV5を、寿命評価の基準となる基準温度T5および基準発熱量CV4に換算した環境下での使用時間換算値を示す。すなわち、温度T6および発熱量CV5でのロックアップクラッチLCの使用は、基準温度T5および基準発熱量CV4での使用に換算すると、換算係数比KS65/KS54倍の使用時間換算値での使用となる。例えば、換算係数比KS65/KS54=NSの場合、温度T6および発熱量CV5での使用を基準温度T5および基準発熱量CV4に換算するとNS時間分の使用となる。
ステップS94において、指示圧算出部101bは、既に計算されている前回までの演算処理により累積加算された換算係数(SG(n−1))をRAM1(102a)から取得する。
ステップS95において、指示圧算出部101bは、熱履歴を算出する。指示圧算出部101bは、今回の計算により取得した温度および発熱量(例えば、T17、CV5)を基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値を示す換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積加算された基準温度および基準発熱量の換算係数(SG(n−1))とを加算し、加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))を、基準温度および基準発熱量における寿命時間で除算して熱履歴を算出する。以上の演算処理を数式で示すと、先に説明した(2)式と同様の式となる。指示圧算出部101bは、設定された時間間隔(ΔTM)ごとに、(2)式の演算を実行して熱履歴を算出する。
今回の計算により取得した換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積加算された基準温度および基準発熱量の換算係数(SG(n−1))と、を加算した加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))は、基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値の累積値(積分値)であり、本実施形態において、熱履歴は基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値の累積値が寿命時間に対してどこまで増えたかを示すパラメータである。
本ステップで、指示圧算出部101bは、今回の計算により取得した換算係数(SG(n))と、前回までの演算処理により累積加算された基準温度および基準発熱量の換算係数(SG(n−1))と、を加算した加算換算係数(SG(n)+SG(n−1))をRAM1(102a)に保存する。ここで保存した加算換算係数は、次の熱履歴を求める演算処理において、前回までの演算処理により累積された換算係数として使用される。
ステップS96において、指示圧算出部101bは、熱履歴に基づいてロックアップクラッチLCを制御する制御圧を補正するための制御圧補正値を算出する。
ステップS97において、指示圧算出部101bは、算出した制御圧補正値に基づいて、制御圧を補正してロックアップクラッチLCを制御する。
ステップS98において、演算処理の実行を制御する時間をTime=Time+ΔTMとする。
ステップS99において、ロックアップクラッチLCの使用時間として、Timeが、新品状態から予め設定した期間を経過していない場合(S99−No)、処理はステップS92に戻され、同様の処理が実行される。
一方、ステップS99において、Timeが、設定した期間を経過した場合(S99−Yes)、処理は終了となる。本処理が終了すると、指示圧算出部101bは、ロックアップクラッチLCの制御圧の補正処理を行わない。
本実施形態によれば、断接部Cの温度及び発熱量に基づいて熱履歴を算出することができ、断接部Cの温度及び発熱量を反映した熱履歴に基づいて、断接部Cの制御圧を補正することが可能になる。
<実施形態のまとめ>
構成1.上記実施形態の輸送機器(例えば、図1、TA)は、駆動源(例えば、図1、EG)と、
出力軸(例えば、図1、S)と、
前記駆動源と前記出力軸との間の動力伝達が可能な動力伝達装置(例えば、図1、TM)と、を備える輸送機器であって、
前記駆動源(EG)および前記動力伝達装置(TM)を制御する制御装置(例えば、CT)を備え、
前記動力伝達装置(TM)は、前記動力伝達を行う締結状態と、前記動力伝達を行わない解放状態と、を制御可能な断接手段(例えば、図1のC、図2のLC、TC等)を有し、
前記制御装置(CT)は、前記断接手段(C)の熱履歴に基づいて前記断接手段(C)を制御することを特徴とする。
構成1の実施形態によれば、経時変化する摩擦係数の評価パラメータとして熱履歴を用いて、断接部を制御することが可能になる。また、熱履歴によって断接手段を制御するので、熱履歴に基づいて経時変化する摩擦係数に合せた締結圧の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成2.前記制御装置は、前記動力伝達装置の使用開始から予め設定した期間の経過まで前記制御を行うことを特徴とする。
構成2の実施形態によれば、熱履歴によって断接手段の摩擦係数が変化するのは、断接手段が新品状態から予め設定した期間が経過するまでの間なので、その期間内では可変制御を行うことで、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。また、期間の経過後は、摩擦係数が安定するため、可変制御を行う必要は無く、制御を簡素化することが可能になる。
構成3.前記制御装置(CT)は、前記期間を前記輸送機器(TA)の走行距離に基づいて決定し、前記期間を経過した後では、前記断接手段(C)の制御を行わないことをと特徴とする。
構成3の実施形態によれば、熱履歴によって断接手段の摩擦係数が変化するのは、断接手段が新品状態から所定距離を走行するまでの間なので、その期間内では可変制御を行うことで、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
期間経過後は、摩擦係数が安定するため、可変制御を行う必要は無く,制御を簡素化することが可能になる。
構成4.前記制御装置(CT)は、前記熱履歴を記憶する記憶手段(例えば、102、RAM1)を有し、前記制御装置は、前記断接手段の交換に基づいて、前記記憶手段(102、RAM1)に記憶した前記熱履歴をリセットすることを特徴とする。
構成5.前記制御装置(CT)は、前記記憶手段(102、RAM1)は、前記輸送機器の走行距離を記憶し、前記制御装置(CT)は、前記断接手段(C)の交換に基づいて、前記記憶手段(C)に記憶した前記走行距離をリセットすることを特徴とする。
構成4、5の実施形態によれば、断接手段が交換されるときは,断接手段そのものだけでなく,動力伝達装置の内部の潤滑油も交換されるため、熱履歴をリセットすることで再度熱履歴に基づいて経時変化する摩擦係数に合せた締結圧の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成6.前記輸送機器(TA)は、前記記憶手段(102、RAM1)に記憶されている前記熱履歴をバックアップする第2の記憶手段(例えば、RAM2)を備え、
前記制御装置(CT)が交換された場合、当該交換された制御装置(CT)は、前記第2の記憶手段(RAM2)に記憶されている前記熱履歴を前記交換された制御装置の記憶手段(RAM1)に記憶することを特徴とする。
構成6の実施形態によれば、断接手段が交換されていないにも関わらず熱履歴がリセットされてしまうと、断接手段の実際の状態と制御上の状態が異なる可能性が生じ得る。制御装置の交換だけでは熱履歴をリセットしないことで,制御装置の交換後も締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成7.前記断接手段(C)は流体圧によって前記締結状態および前記解放状態を制御し、前記制御装置(CT)は、前記流体圧を可変することにより前記断接手段(C)を制御することを特徴とする。
構成7の実施形態によれば、断接手段は流体圧によって制御するもののため、流体圧を可変することで断接手段の伝達トルクを可変することができる。流体圧を熱履歴に基づいて可変することで、経時変化する摩擦係数に合せた締結圧の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成8.前記輸送機器(TA)は、前記断接手段の動作状態を切り替えるための推力を生成するアクチュエータ(例えば、120)を備え、
前記制御装置(CT)は、前記アクチュエータを制御することにより、前記断接手段(C)を制御することを特徴とする。
構成8の実施形態によれば、推力を生成するアクチュエータを制御することにより、経時変化する摩擦係数に合せた推力の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成9.前記制御装置(CT)は、
前記断接手段(C)の温度を算出する温度算出手段(例えば、101a)と、
温度を寿命評価の基準となる基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブル(例えば、図5の510)の参照により、前記算出された温度に対応する換算係数を取得する指示圧算出手段(例えば、101b)と、を備え、
前記指示圧算出手段は、前記算出された温度に対応する換算係数と累積加算された基準温度の換算係数とを加算した加算換算係数を、前記基準温度における寿命時間で除算して前記熱履歴(例えば、(2)式)を算出することを特徴とする。
構成10.前記制御装置(CT)は、
前記断接手段(C)の温度を算出する温度算出手段(例えば、101a)と、
前記温度算出手段(101a)により算出された温度と、当該温度で前記断接手段が加熱された加熱時間とを積算した積算値に基づいて前記熱履歴を算出する指示圧算出手段(例えば、101b)と、を備えることを特徴とする。
構成10の実施形態によれば、換算テーブルによらず、算出された温度と加熱時間に基づいて熱履歴を算出することができ、係る熱履歴によって断接部を制御するので、熱履歴に基づいて経時変化する摩擦係数に合せた締結圧の指示が可能となり、締結ショック等を抑えた運転が可能になる。
構成11.前記制御装置(CT)は、
前記断接手段の温度を算出する温度算出手段(例えば、101a)と、
前記断接手段の発熱量を算出する発熱量算出手段(例えば、101c)と、
温度および発熱量を寿命評価の基準となる基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブル(例えば、図10の1010)の参照により、前記算出された温度および発熱量に対応する換算係数を取得する指示圧算出手段(例えば、101b)と、を備え、
前記指示圧算出手段(101b)は、前記算出された温度および発熱量に対応する換算係数と累積加算された基準温度および基準発熱量の換算係数とを加算した加算換算係数を、前記基準温度および前記基準発熱量における寿命時間で除算して前記熱履歴(例えば、(2)式)を算出することを特徴とする。
構成11によれば、断接手段(断接部C)の温度及び発熱量に基づいて熱履歴を算出することができ、断接手段(断接部C)の温度及び発熱量を反映した熱履歴に基づいて、断接手段(断接部C)の制御圧を補正することが可能になる。
構成12.前記指示圧算出手段(101b)は、前記熱履歴の上限値に到達するまで、前記断接手段(C)の制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により前記断接手段(C)を制御することを特徴とする。
構成9、10、11、12の実施形態によれば、経時変化する摩擦係数の評価パラメータとして熱履歴を用いて、断接部を制御することが可能になる。
P1〜P4:遊星歯車機構、C1〜C3、B1〜B3、F1:係合機構
1:動力伝達装置TM、100:変速機TCU、200:駆動源ECU
300:制御装置

Claims (12)

  1. 駆動源と、
    出力軸と、
    前記駆動源と前記出力軸との間の動力伝達が可能な動力伝達装置と、を備える輸送機器であって、
    前記駆動源および前記動力伝達装置を制御する制御装置を備え、
    前記動力伝達装置は、前記動力伝達を行う締結状態と、前記動力伝達を行わない解放状態と、を制御可能な断接手段を有し、
    前記制御装置は、前記断接手段の熱履歴に基づいて前記断接手段を制御する
    ことを特徴とする輸送機器。
  2. 前記制御装置は、前記動力伝達装置の使用開始から予め設定した期間の経過まで前記制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の輸送機器。
  3. 前記制御装置は、前記期間を前記輸送機器の走行距離に基づいて決定し、前記期間を経過した後では、前記断接手段の制御を行わないことをと特徴とする請求項2に記載の輸送機器。
  4. 前記制御装置は、前記熱履歴を記憶する記憶手段を有し、
    前記制御装置は、前記断接手段の交換に基づいて、前記記憶手段に記憶した前記熱履歴をリセットすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の輸送機器。
  5. 前記記憶手段は、前記輸送機器の走行距離を記憶し、
    前記制御装置は、前記断接手段の交換に基づいて、前記記憶手段に記憶した前記走行距離をリセットすることを特徴とする請求項4に記載の輸送機器。
  6. 前記輸送機器は、前記記憶手段に記憶されている前記熱履歴をバックアップする第2の記憶手段を備え、
    前記制御装置が交換された場合、当該交換された制御装置は、前記第2の記憶手段に記憶されている前記熱履歴を前記交換された制御装置の記憶手段に記憶することを特徴とする請求項4に記載の輸送機器。
  7. 前記断接手段は流体圧によって前記締結状態および前記解放状態を制御し、
    前記制御装置は、前記流体圧を可変することにより前記断接手段を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の輸送機器。
  8. 前記輸送機器は、前記断接手段の動作状態を切り替えるための推力を生成するアクチュエータを備え、
    前記制御装置は、前記アクチュエータを制御することにより、前記断接手段を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の輸送機器。
  9. 前記制御装置は、
    前記断接手段の温度を算出する温度算出手段と、
    温度を寿命評価の基準となる基準温度に換算した温度環境下での使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブルの参照により、前記算出された温度に対応する換算係数を取得する指示圧算出手段と、を備え、
    前記指示圧算出手段は、前記算出された温度に対応する換算係数と累積加算された基準温度の換算係数とを加算した加算換算係数を、前記基準温度における寿命時間で除算して前記熱履歴を算出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の輸送機器。
  10. 前記制御装置は、
    前記断接手段の温度を算出する温度算出手段と、
    前記温度算出手段により算出された温度と、当該温度で前記断接手段が加熱された加熱時間とを積算した積算値に基づいて前記熱履歴を算出する指示圧算出手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の輸送機器。
  11. 前記制御装置は、
    前記断接手段の温度を算出する温度算出手段と、
    前記断接手段の発熱量を算出する発熱量算出手段と、
    温度および発熱量を寿命評価の基準となる基準温度および基準発熱量に換算した環境下での使用時間換算値を示す換算係数を記憶した換算テーブルの参照により、前記算出された温度および発熱量に対応する換算係数を取得する指示圧算出手段と、を備え、
    前記指示圧算出手段は、前記算出された温度および発熱量に対応する換算係数と累積加算された基準温度および基準発熱量の換算係数とを加算した加算換算係数を、前記基準温度および前記基準発熱量における寿命時間で除算して前記熱履歴を算出することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の輸送機器。
  12. 前記指示圧算出手段は、前記熱履歴の上限値に到達するまで、前記断接手段の制御圧を補正するための制御圧補正値を算出し、算出した制御圧補正値に基づいて、補正した制御圧により前記断接手段を制御する
    ことを特徴とする請求項9乃至11のいずれか1項に記載の輸送機器。
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