JP2019124081A - 電子キー - Google Patents

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雄介 久米
Yusuke Kume
雄介 久米
勇人 森
Isato Mori
勇人 森
潤 水本
Jun Mizumoto
潤 水本
浩紀 今泉
Hiroki Imaizumi
浩紀 今泉
季依 久保
Kii Kubo
季依 久保
大介 三好
Daisuke Miyoshi
大介 三好
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Abstract

【課題】部品点数を削減した電子キーを提供する。【解決手段】電子キー1は、第1ハウジング21及び第2ハウジング22からなる箱状のハウジング2を備える。ハウジング2の内部には、受信アンテナ72を備えた通信モジュール5が収納されている。通信モジュール5の第1ハウジング21側の面は、弾性材4の本体部41によって覆われている。弾性材4は、通信モジュール5と第2ハウジング22とに挟まれる衝撃吸収部42を一体に備えている。衝撃吸収部42は、受信アンテナ72に加わる衝撃を吸収して、受信アンテナ72を衝撃から保護する。【選択図】図1

Description

本発明は、電子キーに関する。
従来、例えば車両において、運転者に所持される電子キーと車両に搭載される車載機との間の無線通信を通じて車両の制御を行う電子キーシステムが知られている。電子キーシステムとしては、車両からのリクエストに電子キーが自動で応答して無線によりID照合を行うスマート照合システムが周知である。この場合、電子キーは、車両からの電波を受信する受信アンテナと、電子キーから電波を送信する送信アンテナとを備えている。電子キーは、車両から送信されるリクエストを受信アンテナで受信すると、リクエストに対する応答を送信アンテナから送信する。
電子キーにおいて、第1ハウジング及び第2ハウジングで構成される箱状のハウジングには、電子キーの電子部品が実装された基板が内蔵されている(例えば、特許文献1参照)。基板の第1ハウジング側には、第1ハウジングに形成された操作部の押圧操作を検知する操作検知部が実装されている。操作検知部と操作部との間には、軟質の樹脂で形成された弾性材が介在されている。操作部の押圧操作は、この弾性材を介して操作検知部に伝達される。操作検知部は、操作部の押圧操作を、弾性材を介して検知した場合に、操作部に応じた検出信号を出力する。電子キーは、操作検知部で操作部の操作を検出すると、その操作に応じた制御信号(ワイヤレス信号)を、基板に実装された送信アンテナから送信する。
ここで、基板の第2ハウジング側に実装された受信アンテナとハウジングとの間には、軟質の樹脂で形成された緩衝材が配置されている。緩衝材は、受信アンテナとハウジングとの間に挟まれて弾性的に圧縮された状態で配置されている。このため、緩衝材は、反力により衝撃を吸収して、受信アンテナを保護する。
特開2004−150184号公報
ところで、緩衝材は、電子キーにおいて、受信アンテナの保護のために独立した部品として設けられている。そのため、受信アンテナの保護のために部品点数が増加している。これは、製造コストに支障をきたす。
本発明は、上記問題点を解決するためのものであって、その目的は、部品点数の削減を可能にした電子キーを提供することにある。
前記問題点を解決する電子キーは、操作面に設けられた操作部の操作を、前記操作面の裏面に配置された弾性材を介して、通信モジュールの第1面の操作検出部で検知し、前記通信モジュールの第2面に形成されたアンテナを通じて、通信相手と通信する電子キーにおいて、前記弾性材には、前記第2面を覆うように当該弾性材の本体部から延設されることにより、前記通信モジュールに発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部が一体形成されている。
本構成によれば、弾性材の衝撃吸収部によって、アンテナを保護することが可能となる。これにより、独立した緩衝材を配置する場合と比較して、部品点数の削減に寄与する。
前記電子キーにおいて、前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールを挿し込んで組み付けることが可能な形状に形成されていることが好ましい。
この構成によれば、通信モジュールを衝撃吸収部に挿し込んで組み付けることにより、弾性材に一体に組み付けることが可能となる。これにより、組立性の向上に寄与する。
前記電子キーにおいて、前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールの前記アンテナに対向配置されるように形成されることにより、当該アンテナに発生する衝撃を吸収することが好ましい。
この構成によれば、衝撃吸収部でアンテナを直に保護するので、アンテナに衝撃を一層加わり難くすることが可能となる。
前記電子キーにおいて、前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールにおいて基板が組み付けられる基板ケースに対向配置されるように形成されることにより、前記通信モジュールの前記アンテナ及び前記基板に発生する衝撃を吸収することが好ましい。
この構成によれば、衝撃吸収部で通信モジュールを保護するので、アンテナのみならず通信モジュールの他の部品にも、衝撃を一層加わり難くすることが可能となる。これにより、アンテナも保護される。
前記電子キーにおいて、前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールの前記基板の平面方向において対称配置されるように複数形成されていることが好ましい。
この構成によれば、前記通信モジュールがハウジング内での平行を保持することが容易となる。これにより、前記通信モジュールの揺動を防止できる。これは、操作部の操作感を確保するのに有効である。
前記電子キーにおいて、前記衝撃吸収部は、前記弾性材の組み付け時、前記通信モジュールに密着して配置されるように突部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、衝撃吸収部の突部が密着してアンテナ(通信モジュール)を支持するので、アンテナの衝撃からの保護に一層寄与する。
前記電子キーにおいて、前記通信モジュールは、前記通信モジュール及び前記弾性材を収納するハウジングとの間に前記弾性材が介在されることにより、当該ハウジングの内面と接触しないように配置されていることが好ましい。
この構成によれば、前記通信モジュールが、外部からの衝撃を受けた場合にハウジング内面と接触し難くすることが可能となる。これは、アンテナの保護に有利となる。
本発明の電子キーでは、部品点数の削減を可能にする。
第1実施形態である電子キーの分解斜視図。 第1実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。 第1実施形態における弾性材の長手方向側面図。 第1実施形態における弾性材の幅方向側面図。 第1実施形態である電子キーの端面図。 図5において、衝撃吸収部による反力を示した図。 第2実施形態における弾性材の表面から見た斜視図。 第2実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。 第2実施形態における弾性材の幅方向側面図。 第2実施形態である電子キーの端面図。 他の実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。 他の実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。 他の実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。 他の実施形態における弾性材の裏面から見た斜視図。
以下、本発明の第1実施形態として、車両の電子キーを図1〜4に従って説明する。
図1に示すように、電子キー1は、第1ハウジング21及び第2ハウジング22からなる箱状のハウジング2を備える。第1ハウジング21には、電子キー1の操作部3(本例では操作ボタン3a)が設けられている。このように、本例の場合、第1ハウジング21の外頂面が電子キー1の操作面23を構成する。操作面23には、三つの貫孔部21aが形成され、これら貫孔部21aに、第2ハウジング22側から嵌め込むように三つの操作ボタン3aが係合されている。操作ボタン3aには、例えばドアロック解錠ボタンやドアロック施錠ボタン等がある。
ハウジング2は、一方に開口した有底箱形状の第2ハウジング22の開口を第1ハウジング21が塞ぐようにして係合することによって構成される。第1ハウジング21及び第2ハウジング22は、それぞれの外縁に備えられた周知の係合構造(図示略)によって互いに係合される。第1ハウジング21の外縁に対応する内頂面には、第1フランジ部25が周方向一帯に形成されている。第2ハウジング22の内底面には、第1ハウジング21の第1フランジ部25に対向する第2フランジ部26が周方向一帯に形成されている。
ハウジング2の内部には、電子キー1の電子部品として通信モジュール5が収納されている。第1ハウジング21と通信モジュール5との間には、通信モジュール5の基板70を防水する弾性材4が介装されている。弾性材4は、例えばシリコーンゴム製のカバー材からなる。
通信モジュール5は、前述の基板70と、基板70を収納する基板ケース60と、電子キー1の電源となるバッテリ73とを備える。基板ケース60は、第1ハウジング21の操作面23の裏面に対向するアッパーケース61と、第2ハウジング22の内底面に対向するロアケース62とが係合することによって形成されている。通信モジュール5は、基板ケース60により外郭が覆われている。
基板70は、基板ケース60内に配置される。基板70のアッパーケース61側の面には、各操作ボタン3aの操作を検知する三つの操作検出部71(本例ではメカスイッチ71a)が実装されている。アッパーケース61は、メカスイッチ71aに対応した貫孔部61aを備えている。すなわち、メカスイッチ71aは、アッパーケース61の貫孔部61aからその外方へ露出されている。メカスイッチ71aは、操作ボタン3aのいずれか一つと対をなすように対向に配置される。なお、本例の場合、このように構成された通信モジュール5の第1ハウジング21側の面を、通信モジュール5の第1面51とする。
基板70のロアケース62側の面には、電子キー1の受信アンテナ72が実装されている。受信アンテナ72は、例えばX軸、Y軸及びZ軸の各方向の電波を受信可能な3軸アンテナであって、X、Y、Zの軸ごとに設けられたコイルアンテナ(図示略)が筐体内に組み込まれたユニット部品からなる。受信アンテナ72は、LF(Low Frequency)帯の電波を受信する。
電子キー1は、車両からLF送信されたリクエストを受信アンテナ72で受信すると、その応答を、電子キー1の送信アンテナ(図示略)から送信する。この応答は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波で送信される。車両は、電子キー1からの応答を受信すると、電子キー1との間のスマート照合を開始する。スマート照合は、例えば電子キー1のキーIDの正否を確認する照合や、暗号鍵を用いたチャレンジレスポンス認証を含むことが好ましい。スマート照合が成立すると、車両ドアの施解錠が許可又は実行されたり、エンジンの始動操作が許可されたりする。
また、電子キー1は、操作ボタン3aの操作をメカスイッチ71aで検知した場合、操作された操作ボタン3aに応じた制御信号(ワイヤレス信号)を、電子キー1の送信アンテナから送信する。車両は、この制御信号を受信すると、それに対応した制御(例えばドアの施解錠等)を行う。
基板70のロアケース62側の面には、例えばボタン電池等からなるバッテリ73が取り付けられている。ロアケース62は、受信アンテナ72とバッテリ73とにそれぞれ対応した貫孔部62a,62bを備える。すなわち、受信アンテナ72及びバッテリ73は、ロアケース62の貫孔部62a,62b内に収納されるとともに、貫孔部62a,62bからその外方へ露出するように配置されている。本例の場合、ロアケース62が受信アンテナ72よりも高く形成されることにより、受信アンテナ72の表面がロアケース62の外底面より凹んでいる。バッテリ73は、貫孔部62b周辺の係合部(図示略)によって取り外し可能に係合されるとともに、基板70の電池ターミナル(図示略)を介して基板70に電気接続されている。なお、本例の場合、このように構成された通信モジュール5の第2ハウジング22側の面を、通信モジュール5の第2面52とする。
図2〜図4に示すように、弾性材4は、通信モジュール5の第1面51全体を覆うように略シート状に形成された本体部41を備える。本体部41の裏面には、外縁よりも一段低くなった凹部41aが形成され、この凹部41a内に通信モジュール5の上部が嵌り込むように配置されている。本体部41は、通信モジュール5の第1面51側、すなわち基板70(基板ケース60)の第1ハウジング21側を保護する。メカスイッチ71aは、操作ボタン3aが押圧操作された場合、弾性材4を介してその操作を検出し、その検出信号を出力する。
弾性材4の本体部41は、操作ボタン3aが押圧操作されるとき、その操作に対する反力を付与することで好適な操作感を発生させる。また、弾性材4の本体部41はメカスイッチ71aから指が離されて非操作となったとき、操作ボタン3aを操作前の初期位置に戻す反力も付与する。
弾性材4の本体部41の外縁一体には、通信モジュール5(基板70や受信アンテナ72)の防水を確保するシール部43が一体形成されている。本例のシール部43は、本体部41の外縁において外方に延びるように形成されている。
弾性材4には、通信モジュール5に発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部42が本体部41に一体形成されている。本例の衝撃吸収部42は、通信モジュール5の第2面52を覆うように弾性材4の本体部41から延設されることにより、受信アンテナ72の下側に潜り込むように配置されている。衝撃吸収部42は、通信モジュール5の第2面52と第2ハウジング22との間に介在するように配置される。
衝撃吸収部42は、受信アンテナ72に生じ得る衝撃を受ける受け部45と、受け部45を本体部41に繋ぐ連結部46とを備える。本例の受け部45は、弾性材4の本体部41に対して所定の間隔を空けて平行に配置されている。また、受け部45には、受信アンテナ72の表面に接して受信アンテナ72を支持する突部47が形成されている。本例の連結部46は、衝撃吸収部42の一面(側面)が開口した形状となるように、三面の壁にて形成されている。すなわち、本例の衝撃吸収部42は、一側面が開口した筒状部位が弾性材4の裏面に設けられる形状に形成されている。このように、衝撃吸収部42は、前記通信モジュール5を挿し込んで組み付けることが可能な形状に形成されている。
図5に示すように、通信モジュール5は、第1面51全体が弾性材4の本体部41に覆われるように配置されている。弾性材4のシール部43は、ハウジング2の組み付け時、第1ハウジング21の第1フランジ部25と第2ハウジング22の第2フランジ部26とに密着するように挟まれて取り付けられている。これにより、ハウジング2内への液体等の侵入が防止されている。
弾性材4の衝撃吸収部42は、通信モジュール5の第2面52と第2ハウジング22の間において、受信アンテナ72と対向する位置に配置されている。衝撃吸収部42(受け部45)の内面には、受信アンテナ72に接触して受信アンテナ72を支持する突部47が形成されている。この突部47は、ロアケース62の貫孔部62aに嵌合され、受信アンテナ72と密着されている。このように、衝撃吸収部42は、受信アンテナ72とロアケース62とに密着するように挟まれて配置されている。
次に、図6を用いて、本実施例の電子キー1(衝撃吸収部42)の作用及び効果を説明する。
図6に示すように、弾性材4の衝撃吸収部42における突部47は、電子キー1の組立時、受信アンテナ72と第2ハウジング22とに挟まれて密着されている。これにより、弾性材4は、その弾性力により受信アンテナ72へ反力Rを加えている。
ここで、例えば、電子キー1の落下等で受信アンテナ72から第2ハウジング22方向への衝撃Sが発生したとする。この場合、受信アンテナ72に印加される衝撃Sは、反力Rの分だけ吸収または緩和される。これにより、弾性材4に一体に備えた衝撃吸収部42によって、受信アンテナ72を保護することが可能となる。
このように、弾性材4と一体に設けられた衝撃吸収部42が、受信アンテナ72を落下などの衝撃から保護する構造としたので、受信アンテナ72を衝撃から保護する構造を設けるにあたり、独立した緩衝材を配置する必要がない。そのため、独立した緩衝材を配置する場合と比較して、部品点数を少なくすることができる。また、製造コストの低減にも寄与する。
また、本例においては、弾性材4は、通信モジュール5を取り付け可能な形状(本例は、一面が開口した筒形状)としたため、通信モジュール5と一体に組み付けることができる。これにより、組立性の向上に有利である。
また、受信アンテナ72は、3軸のコイルアンテナであり重量がある。本例においては、衝撃吸収部42を受信アンテナ72に対向配置することで、衝撃吸収部42で受信アンテナ72を直に保護するので、受信アンテナ72に衝撃を一層加わり難くすることができる。従って、受信アンテナ72を保護するために、本構造を採用することは有利である。
さらに、衝撃吸収部42には受信アンテナ72に密着する突部47を備えた。これにより、衝撃吸収部42の突部47で受信アンテナ72を支持するので、受信アンテナ72の保護に一層寄与する。
次に、第2実施形態における電子キーについて、図7〜図10を用いて説明する。第2実施形態は、弾性材4の構成において主に第1実施形態と異なる。従って、第1実施形態と同一の部材構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略し、異なる部分のみ詳述する。
図7〜図10に示すように、衝撃吸収部42は、通信モジュール5において基板70が組み付けられる基板ケース60を支持することにより、通信モジュール5の受信アンテナ72及び基板70に発生する衝撃を吸収する。衝撃吸収部42は、基板ケース60を下から支持できるように、基板ケース60に対向配置されている。また、衝撃吸収部42は、弾性材4に二つ設けられ、通信モジュール5の第2面52の平面方向において対称に配置されている。
衝撃吸収部42は、基板ケース60を支持する受け部45と、この受け部45を本体部41に連結するように一面のみに形成された連結部46とを備える。このように、本例の衝撃吸収部42は、断面略L字形状に形成されている。
図10に示すように、衝撃吸収部42は、通信モジュール5のロアケース62と対向に配置され、通信モジュール5と第2ハウジング22との間に介在されている。このとき、通信モジュール5の第2面52と第2ハウジング22とは、衝撃吸収部42によって接触しないように離間されている。また、通信モジュール5は、衝撃吸収部42が通信モジュール5の第2面52の平面方向において対称配置されることによって、ハウジング2内で平行に保たれている。
衝撃吸収部42は、通信モジュール5のロアケース62と第2ハウジング22と密着するように挟まれて配置されている。このとき、弾性材4の衝撃吸収部42は、その弾性力により圧縮方向に対して反力を生じる。例えば、電子キー1の落下等で通信モジュール5から第2ハウジング22方向への衝撃応力がかかった場合には、この反力の分だけ衝撃が吸収または緩和される。また、通信モジュール5は、ハウジング2と離間されており、ハウジング2内面に接触することがない。これらにより、通信モジュール5は保護される。その結果、通信モジュール5内の受信アンテナ72も保護される。
このように、本例の場合、弾性材4と一体に設けられた衝撃吸収部42が、受信アンテナ72を保護する。これにより、基板ケース60や受信アンテナ72を保護するにあたり、独立した緩衝材を配置する必要がない。よって、部品点数を削減することができる。また、製造コストの低減にも寄与する。
また、本例においても、弾性材4は、通信モジュール5を取り付け可能な形状としたため、通信モジュール5と一体に組み付けることができる。これにより、組立性の向上に有利である。
また、衝撃吸収部42は基板ケース60に対向配置されるように形成した。これにより、衝撃吸収部42で通信モジュール5を保護するので、受信アンテナ72のみならず通信モジュール5の他の部品にも、衝撃を一層加わり難くすることが可能である。
また、衝撃吸収部42は、通信モジュール5の第2面52の平面方向において対称に配置されることで、通信モジュール5をハウジング2に対して平行に保つ。これは、例えば操作ボタン3aの押圧操作が行われた場合に、通信モジュール5を揺動し難くすることが可能となる。よって、操作ボタン3aの操作感が確保される。
さらに、通信モジュール5は、通信モジュール5の第2面52とハウジング2の間に弾性材4の衝撃吸収部42が介在されることにより、ハウジング2の内面と接触しないように配置されている。これにより、通信モジュール5は、外部からの衝撃を受けた場合にもハウジング2内面と接触し難くすることが可能となる。これは、受信アンテナ72ひいては通信モジュール5の保護に有利となる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は技術的に矛盾しない範囲で組み合わせて実施することができる。
・各実施形態において、衝撃吸収部42は、弾性材4に一体に形成されていれば形状は特に限定されない。例えば、他の実施形態として以下に述べる図11〜図14のように変更可能である。
第1実施形態において、図11に示すように、弾性材4の衝撃吸収部42において、その受け部45を本体部41に連結する連結部46を、本体部41の長手方向の一側面から延設する形状としてもよい。換言すれば、衝撃吸収部42は、断面略L字形状に形成されてもよい。
第1実施形態において、図12に示すように、弾性材4の衝撃吸収部42において、その連結部46を、弾性材4の幅方向に対向する二面の壁によって形成される形状としてもよい。換言すれば、衝撃吸収部42は、弾性材4の裏面において長手方向の両方向に開口をもつ筒状部位が設けられる形状に、形成されてもよい。
第2実施形態において、図13に示すように、衝撃吸収部42は、弾性材4の平面方向に対称となるようにその裏面の四隅に設けられてもよい。具体的には、基板ケース60の端縁を幅方向から挟み込むように支持する一対の衝撃吸収部42を、弾性材4の長手方向に二つ(二組)設けた形状としてもよい。この場合、各衝撃吸収部42は、長手方向から見て断面略L字形状に形成される。
第2実施形態において、図14に示すように、衝撃吸収部42は、弾性材4の裏面の四隅に襷掛けに配置された帯状にて形成されてもよい。この場合、各衝撃吸収部42の両端には、連結部46が、弾性材4の各々異なる辺に配置された形状を取る。よって、衝撃吸収部42は、弾性材4の長手方向の一方の二つで基板ケース60の一方の端部を支持し、他方の二つで基板ケース60の他方の端部を支持する。
・各実施形態において、弾性材4の連結部46は本体部41の端部以外の位置に配置されていてもよい。例えば、本体部41の内頂面から延設されるように連結部46が延設されてもよい。
・第1実施形態において、衝撃吸収部42を複数設けてもよい。
・第2実施形態において、通信モジュール5は、ハウジング2との接触箇所があってもよい。例えば基板ケース60に十分な強度がある材質を使用する場合など、受信アンテナ72の保護が可能であれば基板ケース60とハウジング2とが接触していてもよい。通信モジュール5とハウジング2とが接触する場合においても、衝撃吸収部42を設けることは、受信アンテナ72への衝撃を吸収することができるため、受信アンテナ72の保護に有利である。
・各実施形態において、弾性材4の衝撃吸収部42に突部47の個数及び形状は特に限定されない。もしくは突部47を備えなくてもよい。突部47は通信モジュール5の第2面52の形状に合わせて形成されるものであり、例えばバッテリ73がロアケース62よりも凹んで設置されている場合等には、バッテリ73に密着するように突部47が形成されていてもよい。また、例えば、通信モジュール5の第2面52が平坦な平面に形成されている場合等には、突部47が形成されていなくてもよい。
・第2実施形態において、衝撃吸収部42は通信モジュール5の第2面52の平面方向において対称配置されていなくてもよい。衝撃吸収部42が前記対称配置でなくても、通信モジュール5への衝撃は吸収できる。ただし、衝撃吸収部42を前記対称配置にすることで、外部から衝撃が加わったときに、各衝撃吸収部42にその衝撃を均等に分散することができるため、受信アンテナ72(通信モジュール5)の保護に一層有利である。
・各実施形態において、基板70は、基板ケース60に覆われていなくてもよい。例えば、ロアケース62のみがバッテリ73を支持固定するバッテリ支持部材として形成されていてもよい。また、基板ケース60がない場合には、弾性材4が受信アンテナ72に密着されるように配置されてもよい。もしくは、基板ケース60がない場合に、基板70全体を弾性材4が覆うような構造でもよい。
・各実施形態において、弾性材4は、通信モジュール5を取り付ける構造を備えていなくても良い。例えば、弾性材4の本体部41と衝撃吸収部42とは紐状の部材でつながっている構成でもよい。ただし、弾性材4に通信モジュール5を取り付け可能とすることで、組立性は向上する。
・各実施形態において、アンテナは受信アンテナに限らず、送信アンテナとしてもよいし、送受両用のアンテナとしてもよい。
・各実施形態において、電子キー1は車両用に限定されない。例えば、住宅のドアを施解錠するための電子キーでもよい。
・各実施形態において、弾性材4にシール部43を備えていなくてもよい。例えば、防水構造としてハウジング2のフランジ部にOリングが取り付けられるのでもよい。ただし、弾性材4にシール部43を備えることで、防水構造のために部材が増加することがないため、製造コストの低減に寄与する。
・各実施形態において、弾性材4の材質はシリコーンゴムに限定されない。例えばウレタンゴム等、軟質の樹脂であり、通信モジュール5の保護や操作ボタン3aの操作感の確保等に好適な弾力性を備えた材質が使用可能である。
次に、上述した実施形態やその変形例から把握できる技術的思想について、それらの効果とともに以下に記載する。
(イ)前記電子キーにおいて、前記弾性材が、前記通信モジュールの全体を覆うように形成される電子キー。この構成によれば、前記通信モジュールの全方位からの衝撃を弾性材で吸収または緩和することが可能となる。また、前記通信モジュールへの液体の侵入を防ぎ、電子部品を保護することが可能となる。
1…電子キー、2…ハウジング、21…第1ハウジング、22…第2ハウジング、3…操作部、3a…操作ボタン、4…弾性材、41…本体部、42…衝撃吸収部、43…シール部、5…通信モジュール、60…基板ケース、61…アッパーケース、62…ロアケース、70…基板、71…操作検出部、71a…メカスイッチ、72…受信アンテナ、73…バッテリ。

Claims (7)

  1. 操作面に設けられた操作部の操作を、前記操作面の裏面に配置された弾性材を介して、通信モジュールの第1面の操作検出部で検知し、前記通信モジュールの第2面に形成されたアンテナを通じて、通信相手と通信する電子キーにおいて、
    前記弾性材には、前記第2面を覆うように当該弾性材の本体部から延設されることにより、前記通信モジュールに発生する衝撃を吸収する衝撃吸収部が一体形成されている電子キー。
  2. 前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールを挿し込んで組み付けることが可能な形状に形成されている
    請求項1に記載の電子キー。
  3. 前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールの前記アンテナに対向配置されるように形成されることにより、当該アンテナに発生する衝撃を吸収する
    請求項1又は2に記載の電子キー。
  4. 前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールにおいて基板が組み付けられる基板ケースに対向配置されるように形成されることにより、前記通信モジュールの前記アンテナ及び前記基板に発生する衝撃を吸収する
    請求項1又は2に記載の電子キー。
  5. 前記衝撃吸収部は、前記通信モジュールの前記基板の平面方向において対称配置されるように複数形成されている
    請求項4に記載の電子キー。
  6. 前記衝撃吸収部は、前記弾性材の組み付け時、前記通信モジュールに密着して配置されるように突部が形成されている
    請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の電子キー。
  7. 前記通信モジュールは、前記通信モジュール及び前記弾性材を収納するハウジングとの間に前記弾性材が介在されることにより、当該ハウジングの内面と接触しないように配置されている
    請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の電子キー。
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