JP2019124028A - 排水ヘッダーおよび配管構造 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明に係る排水ヘッダーは、複数の排水設備それぞれに複数の排水枝管を介して接続される排水ヘッダーであって、前記複数の排水枝管それぞれに接続される複数の開口部が側面に形成されたヘッダー本体と、前記ヘッダー本体において前記ヘッダー本体の管軸方向に沿う両端部のうち、前記管軸方向の上流側の端部を閉塞する栓体と、を備え、前記栓体において前記管軸方向の下流側を向く端面は、前記複数の開口部のうち、最も前記上流側に位置する第1開口部の下方において前記下流側に向けて張り出す張り出し部を備え、前記張り出し部は、前記排水ヘッダーの管軸を含み鉛直方向に沿う縦断面視において前記第1開口部の開口縁に沿って延びる第1案内部を備えている。
また張り出し部が、第1案内部を備えている。したがって、第1開口部からヘッダー本体内に流入する汚物を、第1案内部によって下流側に向けて案内することができる。これにより、第1開口部からヘッダー本体内に流入する汚物が、ヘッダー本体の管底に堆積するのを抑えることができる。
以上のように、この排水ヘッダーによれば、ヘッダー本体内を遡上した汚物や第1開口部からヘッダー本体内に流入する汚物がヘッダー本体の管底に堆積するのを抑えることができる。これにより、例えば、汚物が管底に堆積して第1開口部を閉塞するのを抑制すること等が可能になり、汚物詰まりを改善することができる。
また、前記縦断面視において、第2案内部が下流側に向けて突となる曲線状である。これにより、例えば、第2案内部が下流側に向けて突でない場合に比べて、前記縦断面視における第2案内部の勾配をきつくし易くすることができる。
さらに、第1案内部と第2案内部とが変曲部を介して連なっている。したがって、張り出し部を滑らかに形成することが可能になり、例えば、張り出し部に汚物が引っかかるのを抑制すること等ができる。
以上より、汚物詰まりをより一層改善することができる。
以下、図1から図7を参照し、本発明の第1実施形態に係る配管構造1を説明する。
図1に示すように、配管構造1は、例えば、住宅用の排水を処理する住宅用排水システムとして用いられる。配管構造1は、例えば、宅地2内に建設された建物3の床下や壁内などに配置され、建物3内の複数の排水設備4から排出される排水を処理する。配管構造1は、複数の排水設備4からの排水を、例えば、建物3の宅地2内に配置された排水マス5に排出する。排水マス5に排出された排水は、公共マス6を通して図示しない下水道本管に排出される。
節水形便器4aとしては、例えば、JIS A 5207:2011に規定される節水形大便器であって、洗浄水量が8.5L以下の節水I形の便器や、洗浄水量が6.5L以下の節水II形の便器などが挙げられる。節水II形の便器としては、洗浄水量が4.8L以下の便器が好ましく、洗浄水量が3.8L以下の便器がより好ましい。
図2から図5に示すように、排水ヘッダー10は、ヘッダー本体20と、栓体40と、変換接手60と、を備えている。
なお以下では、管軸方向Lおよび鉛直方向Vの両方向に直交する方向を本体幅方向Wという。
脚部21は、ヘッダー本体20を支持する。脚部21は、ヘッダー本体20の下面に設けられている。脚部21は、管軸方向Lに間隔をあけて複数配置されている。排水ヘッダー10が建物3に設置されたときに、脚部21が建物3に固定される。
図5に示すように、各分割体26のうち、上流側Uの端部(以下、「受け口27」という。)は下流側Dの端部(以下、「挿し口28」という。)よりも大径であり、受け口27の開口面積は挿し口28の開口面積よりも大きい。
垂下部46は、前記縦断面視において、ヘッダー本体20の内周面から下方に向けて延び、張り出し部47の上端に連なる。垂下部46は、前記縦断面視において直線状に延びている。前記縦断面視において、垂下部46の上端は、ヘッダー本体20の内周面上に位置し、垂下部46は、ヘッダー本体20の内周面に直交している。前記縦断面視において、垂下部46の下端は、第1開口部24aの開口縁に外接していて、垂下部46は、第1開口部24aの開口縁から接線方向に延びている。
また張り出し部47が、第1案内部48を備えている。したがって、第1開口部24aからヘッダー本体20内に流入する汚物を、第1案内部48によって下流側Dに向けて案内することができる。これにより、第1開口部24aからヘッダー本体20内に流入する汚物が、ヘッダー本体20の管底20aに堆積するのを抑えることができる。
以上のように、この排水ヘッダー10によれば、ヘッダー本体20内を遡上した汚物や第1開口部24aからヘッダー本体20内に流入する汚物がヘッダー本体20の管底20aに堆積するのを抑えることができる。これにより、例えば、汚物が管底20aに堆積して第1開口部24aを閉塞するのを抑制すること等が可能になり、汚物詰まりを改善することができる。
また、前記縦断面視において、第2案内部49が下流側Dに向けて突となる曲線状である。これにより、例えば、第2案内部49が下流側Dに向けて突でない場合に比べて、前記縦断面視における第2案内部49の勾配をきつくし易くすることができる。
さらに、第1案内部48と第2案内部49とが変曲部50を介して連なっている。したがって、張り出し部47を滑らかに形成することが可能になり、例えば、張り出し部47に汚物が引っかかるのを抑制すること等ができる。
以上より、汚物詰まりをより一層改善することができる。
また、第1排水枝管7aに、排水量が少なく、排水ヘッダー10で汚物詰まりが生じ易い節水形便器4aが接続される。そのため前述したような、汚物詰まりを抑制することができるという作用効果を顕著に奏功させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る配管構造70を、図8から図10を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
前記縦断面視において、張り出し部47が、第1開口部24aの開口軸Oよりも下流側Dに位置していてもよい。
4 排水設備
4a 節水形便器
7 排水枝管
7a 第1排水枝管
10 排水ヘッダー
20 ヘッダー本体
24 開口部
24a 第1開口部
40 栓体
45 第1端面(端面)
46 垂下部
47 張り出し部
48 第1案内部
49 第2案内部
50 変曲部
D 下流側
L 管軸方向
O 開口軸
U 上流側
V 鉛直方向
Claims (7)
- 複数の排水設備それぞれに複数の排水枝管を介して接続される排水ヘッダーであって、
前記複数の排水枝管それぞれに接続される複数の開口部が側面に形成されたヘッダー本体と、
前記ヘッダー本体において前記ヘッダー本体の管軸方向に沿う両端部のうち、前記管軸方向の上流側の端部を閉塞する栓体と、を備え、
前記栓体において前記管軸方向の下流側を向く端面は、前記複数の開口部のうち、最も前記上流側に位置する第1開口部の下方において前記下流側に向けて張り出す張り出し部を備え、
前記張り出し部は、前記排水ヘッダーの管軸を含み鉛直方向に沿う縦断面視において前記第1開口部の開口縁に沿って延びる第1案内部を備えている排水ヘッダー。 - 前記張り出し部は、前記縦断面視において、前記第1案内部から下方かつ前記下流側に延び、前記第1開口部の開口縁から下方に離間する第2案内部を更に備えている請求項1に記載の排水ヘッダー。
- 前記縦断面視において、前記第1開口部は円形状であり、前記第1案内部は前記上流側に向けて突となる曲線状であり、前記第2案内部は前記下流側に向けて突となる曲線状であり、前記第1案内部と前記第2案内部とは変曲部を介して連なっている請求項2に記載の排水ヘッダー。
- 前記縦断面視において、前記張り出し部は、前記第1開口部の開口軸よりも前記上流側に位置している請求項1から3のいずれか1項に記載の排水ヘッダー。
- 前記端面は、前記縦断面視において、前記ヘッダー本体の内周面から下方に向けて延びて前記張り出し部の上端に連なる垂下部を更に備えている請求項1から4のいずれか1項に記載の排水ヘッダー。
- 複数の排水設備それぞれに接続される複数の排水枝管と、
前記複数の排水設備それぞれに前記複数の排水枝管を介して接続される請求項1から5のいずれか1項に記載の排水ヘッダーと、を備えている配管構造。 - 前記複数の排水枝管は、前記第1開口部に接続される第1排水枝管を備え、
前記第1排水枝管には、前記排水設備としての節水形便器が接続される請求項6に記載の配管構造。
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JP2002276018A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-25 | Maezawa Kasei Ind Co Ltd | 排水桝および合流桝 |
JP2003301492A (ja) * | 2002-02-08 | 2003-10-24 | Sekisui Chem Co Ltd | 排水用ヘッダーおよびこのヘッダーを使用した排水システム |
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