JP2019123975A - 吸引配管の合流構造、これを備えた糸巻取機及び紡績機 - Google Patents

吸引配管の合流構造、これを備えた糸巻取機及び紡績機 Download PDF

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Abstract

【課題】スムーズに繊維屑を回収することが可能になる吸引配管の合流構造、これを備えた糸巻取機及び紡績機を提供する。【解決手段】吸引配管の合流構造は、繊維屑を吸引する吸引流が流通する第一吸引配管43と、第一吸引配管43に連通され、吸引流が流通する第二吸引配管29と、第一吸引配管43に連通され、吸引流が流通する第三吸引配管51と、第一吸引配管43、第二吸引配管29、及び第三吸引配管51が接続され、第二吸引配管29及び第三吸引配管51を第一吸引配管43に合流させる接続部27と、を備え、接続部27の内部空間S11を形成する内面の一部には平坦な面である平面部27aが形成されており、第二吸引配管29は、平面部27aに接続されている。【選択図】図5

Description

本発明は、吸引配管の合流構造、これを備えた糸巻取機及び紡績機に関する。
稼働時に発生する屑糸及び風綿等の繊維屑等を吸引することにより当該繊維屑を回収する回収装置を備える糸巻取機(繊維機械)が知られている。例えば、特許文献1には、糸貯留ローラにおいて発生する繊維屑を吸引機構によって吸引することによって除去できる糸巻取機(紡績ユニット)が開示されている。
特開2013−67873号公報
上述したような繊維機械では、繊維屑を吸引する一方の吸引配管と他方の吸引配管とを合流させて、共通の回収室に繊維屑を回収させることがある。一方の吸引配管と他方の吸引配管とが合流する合流部では、一方の吸引配管における吸引流が他方の吸引配管における吸引流を阻害する場合がある。したがって、吸引配管の合流構造は、スムーズに繊維屑を回収することができる構成が求められている。
そこで、本発明は、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる吸引配管の合流構造、これを備えた糸巻取機及び紡績機を提供することを目的とする。
本発明の吸引配管の合流構造は、繊維機械において繊維屑を吸引する吸引配管の合流構造であって、繊維屑を吸引する吸引流が流通する第一吸引配管と、第一吸引配管に連通され、吸引流が流通する第二吸引配管と、第一吸引配管に連通され、吸引流が流通する第三吸引配管と、第一吸引配管、第二吸引配管、及び第三吸引配管が接続され、第二吸引配管及び第三吸引配管を第一吸引配管に合流させる接続部と、を備え、接続部の内部空間を形成する内面の一部には平坦な面である平面部が形成されており、第二吸引配管は、平面部に接続されている。
この構成の吸引配管の合流構造では、第一吸引配管の接続方向から見た内部空間の断面が円形形状である従来の接続部に第二吸引配管を接続させることに比べ、接続部の内部空間の断面面積を広く確保できたり、接続部の内部空間における第二吸引配管の突出量を小さくできたり突出しないようにできたりする。これにより、断面積が小さくなることで繊維屑が詰まる事態を抑制でき、また、第二吸引配管の突出が吸引流の流れを阻害することなく第二吸引配管から流入する吸引流と第三吸引配管から流入する吸引流とが接続部の内部空間で合流できて、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の吸引配管の合流構造では、第一吸引配管の接続方向から見た接続部における内部空間の断面は、D型形状に形成されてもよい。この構成の合流構造では、接続部のサイズを維持しつつ、第一吸引配管の接続方向から見た内部空間の断面が円形形状である従来の接続部に第二吸引配管を接続させることに比べ、第一吸引配管の接続方向に直交する接続部の内部空間の断面面積を広く確保できたり、接続部の内部空間における第二吸引配管の突出量を小さくできたりする。
本発明の吸引配管の合流構造では、第一吸引配管の接続方向から見た接続部における内部空間の断面は、直線部と半円部とからなるD型形状に形成されており、接続部に対する第二吸引配管の接続位置における第二吸引配管の軸線位置と、直線部における延在方向の中心位置とは、延在方向に互いにずれていてもよい。これにより、第二吸引配管からの流れが半円部に中心点で衝突して二分されることがなくなり、第二吸引配管から流入して二分された各流れによって接続部の内部空間における流れが乱れることがなくなる。すなわち、本構造では、第二吸引配管の接続位置における軸線位置が中心からずれていることで接続部の内部空間に1つの大きな渦状の吸引流を発生させることができる。この結果、第二吸引配管から流入する吸引流と第三吸引配管から流入する吸引流とが接続部の内部空間でスムーズに合流し、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の吸引配管の合流構造では、接続部における第三吸引配管の接続方向と第一吸引配管の接続方向との交差角度は45度以下としてもよい。これにより、第一吸引配管の接続方向(第一吸引配管への吸引流の流出方向)と第三吸引配管の接続方向(第三吸引配管からの吸引流の流入方向)とが互いに近づくので、第三吸引配管から第一吸引配管への繊維屑の流れがスムーズになる。また、第一吸引配管の接続方向と第三吸引配管の接続方向との角度差が小さくなれば、第三吸引配管からの流れが第一吸引配管の内周面又は接続部の内面に衝突せずに第一吸引配管へと向かって流れやすくなる(内周面又は内面に衝突する前に第三吸引配管からの流れが第一吸引配管への流れにスムーズに乗ることができる)。この結果、空気に含まれる不純物が内周面又は内面における衝突箇所に堆積する事態を抑制することができる。なお、ここでいう不純物とは、繊維屑以外の不純物であって、塵・汚れ等をいう。
本発明の吸引配管の合流構造では、上記交差角度は25度以下としてもよい。この構成の吸引配管の合流構造では、第三吸引配管から第一吸引配管への繊維屑の流れがより一層スムーズになる。
本発明の吸引配管の合流構造では、第二吸引配管の接続方向から見たとき、第三吸引配管は、第二吸引配管の左右方向の一方側に配置されており、第三吸引配管は、その接続方向を延長した直線が左右方向の他方側で第一吸引配管の内周面又は接続部の内面に交わるように接続部に接続されていてもよい。これにより、第一吸引配管の接続方向と第三吸引配管の接続方向とが互いに近づくので、第三吸引配管から第一吸引配管への繊維屑の流れがスムーズになる。また、第一吸引配管の接続方向と第三吸引配管の接続方向との角度差が小さくなれば、第三吸引配管からの流れが第一吸引配管の内周面又は接続部の内面に衝突せずに第一吸引配管へと向かって流れやすくなる。この結果、空気に含まれる不純物が衝突箇所に堆積する事態を抑制することができる。また、この構造によれば、スペース又は設計寸法に制約があっても、第一吸引配管の接続方向と第三吸引配管の接続方向との角度差を小さくできる。
本発明の吸引配管の合流構造では、糸を供給する給糸装置と、給糸装置から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、給糸装置と巻取装置との間において糸を貯留する糸貯留装置と、を備えた糸巻取機に設けられており、第二吸引配管は、糸貯留装置において糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、第一吸引配管は、第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されていてもよい。この構成の吸引配管の合流構造では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の吸引配管の合流構造では、第三吸引配管は、巻取装置と給糸装置との間に配置され、糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通していてもよい。この構成の吸引配管の合流構造では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と案内部に堆積する繊維屑を吸引する第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の糸巻取機では、上記の吸引配管の合流構造と、糸を供給する給糸装置と、給糸装置から供給された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、給糸装置と巻取装置との間において糸を貯留する糸貯留装置と、を備え、第二吸引配管は、糸貯留装置において糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、第一吸引配管は、第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されている。この構成の糸巻取機では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の糸巻取機では、第三吸引配管は、巻取装置と給糸装置との間に配置され、糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通していてもよい。この構成の糸巻取機では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と案内部に堆積する繊維屑を吸引する第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の紡績機では、上記の吸引配管の合流構造と、繊維束をドラフトするドラフト装置と、ドラフト装置でドラフトされた繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、空気紡績装置で生成された糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、空気紡績装置と巻取装置との間において糸を貯留する糸貯留装置と、を備え、第二吸引配管は、糸貯留装置において糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、第一吸引配管は、第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されている。この構成の紡績機では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明の紡績機では、第三吸引配管は、巻取装置と空気紡績装置との間に配置され、糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通していてもよい。この構成の紡績機では、糸貯留装置において発生する繊維屑を吸引する第二吸引配管と案内部に堆積する繊維屑を吸引する第三吸引配管とを合流させて吸引する場合であってもスムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
本発明によれば、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
一実施形態の糸巻取機である紡績機の正面図である。 一実施形態の糸処理モジュールの正面図である。 図3の糸処理モジュールの背面図である。 図3の吸引配管を拡大して示した正面図である。 図3の接続部を拡大して示した正面図である。 図5に示す接続部におけるVI-VI線に沿って切断した断面図である。 (A)は、図5の接続部を拡大して示した正面図であり、(B)は、従来の接続部を拡大して示した正面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[紡績機の構成]
図1に示されるように、紡績機1は、複数の紡績ユニット(糸巻取機)2と、糸継台車3と、玉揚台車(図示省略)と、第一エンドフレーム4と、第二エンドフレーム5と、を備えている。複数の紡績ユニット2は、一列に配列されている。各紡績ユニット2は、糸Yを生成してパッケージPに巻き取る。糸継台車3は、ある紡績ユニット2で糸Yが切断されたり、何らかの理由で糸Yが切れたりした場合、当該紡績ユニット2で糸継動作を行う。玉揚台車は、ある紡績ユニット2でパッケージPが満巻になった場合、パッケージPを玉揚げし、新しいボビンBを当該紡績ユニット2に供給する。
第一エンドフレーム4には、紡績ユニット2で発生した繊維屑等を回収する回収装置等が収容されている。第二エンドフレーム5には、紡績機1に供給される圧縮空気(空気)の空気圧を調整して紡績機1の各部に空気を供給する空気供給部、及び紡績ユニット2の各部に動力を供給するための駆動モータ等が収容されている。第二エンドフレーム5には、機台制御装置5aと、表示画面5bと、入力キー5cと、が設けられている。機台制御装置5aは、紡績機1の各部を集中的に管理及び制御する。表示画面5bは、紡績ユニット2の設定内容及び/又は状態に関する情報等を表示することができる。オペレータが入力キー5cを用いて適宜の操作を行うことにより、紡績ユニット2の設定作業を行うことができる。
各紡績ユニット2は、糸Yの走行方向において上流側から順に、ドラフト装置6と、空気紡績装置7と、糸監視装置8と、テンションセンサ9と、糸貯留装置11と、ワキシング装置12と、巻取装置13と、を備えている。ユニットコントローラ10は、所定数の紡績ユニット2ごとに設けられており、紡績ユニット2の動作を制御する。各紡績ユニット2においては、ドラフト装置6及び空気紡績装置7が、糸Yを供給する給糸装置として機能する。
ドラフト装置6は、スライバ(繊維束)Sをドラフトする。空気紡績装置7は、ドラフト装置6でドラフトされた繊維束Fに旋回空気流によって撚りを与えて糸Yを生成する。糸貯留装置11は、空気紡績装置7と巻取装置13との間に設置されている。糸貯留装置11は、電動モータ11aと糸貯留ローラ11bと糸掛け部材11cとを備えている。糸貯留ローラ11bは円筒状に形成され、外周面に糸Yを巻き付けて貯留する。糸掛け部材11cは、糸Yを引っ掛けて糸貯留ローラ11bに巻き付ける部材であり、糸貯留ローラ11bの先端部(下流側端部)に設けられている。糸貯留装置11は、空気紡績装置7から糸Yを安定して引き出す機能、糸継台車3による糸継動作時等に空気紡績装置7から送り出される糸Yを滞留させて糸Yが弛むのを防止する機能、及び糸貯留装置11よりも下流側の糸Yのテンションの変動が空気紡績装置7に伝わるのを防止する機能を有している。ワキシング装置12は、糸貯留装置11と巻取装置13との間において、糸Yにワックスを付与する。巻取装置13は、給糸装置として機能するドラフト装置6及び空気紡績装置7から供給された糸YをボビンBに巻き取ってパッケージPを形成する。
糸監視装置8は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yの情報を監視して、監視した情報に基づいて糸欠陥の有無を検出する。糸監視装置8は、糸欠陥を検出した場合、糸欠陥検出信号をユニットコントローラ10に送信する。テンションセンサ9は、空気紡績装置7と糸貯留装置11との間において、走行する糸Yのテンションを測定し、テンション測定信号をユニットコントローラ10に送信する。糸監視装置8及び/又はテンションセンサ9の検出結果に基づきユニットコントローラ10が異常有りと判断した場合、紡績ユニット2において、糸Yが切断される。
[糸処理モジュールの構成]
図2及び図3に示されるように、糸処理モジュール20は、上述した糸監視装置8、テンションセンサ9及び糸貯留装置11が一体化されたモジュールである。糸処理モジュール20は、図1に示される支持フレーム15に対して着脱可能である。支持フレーム15は、紡績機1のフレームの一部であり、ドラフト装置6、空気紡績装置7及び巻取装置13の少なくとも1つを直接的に又は間接的に支持している。なお、図2及び図3では、上述したワキシング装置12が省略されているが、ワキシング装置12も糸処理モジュール20に対して取付可能である。
糸処理モジュール20は、シャシー21と、フロントパネル22と、案内部材23と、を備えている。フロントパネル22は、シャシー21の前側に取り付けられている。案内部材23は、フロントパネル22の上端部に取り付けられており、空気紡績装置7(図1参照)から供給された糸Yを糸監視装置8に案内する。
シャシー21は、一対のサイドフレーム21aと、ミドルフレーム21bと、ボトムフレーム21cと、フロントフレーム21dと、を有している。ミドルフレーム21bは、一対のサイドフレーム21aの中間部間に掛け渡されている。ボトムフレーム21cは、一対のサイドフレーム21aの下端部間に掛け渡されている。フロントフレーム21dは、ミドルフレーム21bの上側において、一対のサイドフレーム21a間に掛け渡されている。
なお、シャシー21の構成は、特に限定されず、種々変形可能である。例えばシャシー21では、フロントフレーム21d及び一対のサイドフレーム21aが、一体で構成(一枚の板金が折り曲げ加工されて形成)されていてもよい。この場合、ミドルフレーム21b及びボトムフレーム21cのそれぞれが、フロントフレーム21d及び一対のサイドフレーム21aとは別体で構成(別の板金で形成)されていてもよい。ミドルフレーム21bは、一対のサイドフレーム21aの中間部間に掛け渡され、ボトムフレーム21cは一対のサイドフレーム21aの下部間に掛け渡されていてもよい。
一対のサイドフレーム21aのそれぞれには、案内溝21eが設けられている。各案内溝21eには、支持フレーム15(図1参照)側に設けられたピン(図示省略)が係合する。当該ピンが案内溝21eに係合した状態で、ボトムフレーム21cが支持フレーム15にねじ止めされる。つまり、シャシー21(延いては、糸処理モジュール20)は、支持フレーム15に対して着脱可能である。
糸監視装置8は、フロントフレーム21dに取り付けられている。糸監視装置8のスリット85は、フロントパネル22に設けられた開口部22aを介して、フロントパネル22の前側に突出している。
テンションセンサ9は、ミドルフレーム21bに取り付けられている。テンションセンサ9のうち、糸Yが走行する領域を画定するスリット9aは、フロントパネル22に設けられた切欠き部22bを介して、フロントパネル22の前側に突出している。
糸貯留装置11は、ミドルフレーム21bに取り付けられている。糸貯留装置11の構成のうち、電動モータ11aは、フロントパネル22の後側の上側空間S1に配置されている。上側空間S1は、一対のサイドフレーム21a間の空間のうち、ミドルフレーム21bよりも上側の空間である。糸貯留装置11の構成のうち、糸貯留ローラ11b及び糸掛け部材11cは、下側空間S2に配置されており、切欠き部22bを介して、フロントパネル22の前側に露出している。下側空間S2は、一対のサイドフレーム21a間の空間のうち、ミドルフレーム21bよりも下側の空間である。
糸処理モジュール20は、更に、回路基板25と、吸引機構26の一部と、を備えている。回路基板25は、上側空間S1に配置されており、フロントフレーム21dに取り付けられている。回路基板25は、テンションセンサ9及び電動モータ11a等と電気的に接続されている。回路基板25のコネクタ25aには、電源ライン及び信号ライン等を含む外部配線(図示省略)が接続される。当該外部配線は、ユニットコントローラ10に電気的に接続されており、コネクタ25aに対して着脱可能である。なお、フロントパネル22には、回路基板25と電気的に接続された表示部及び操作部(図示省略)が設けられている。表示部は、各種情報を表示するディスプレイである。操作部は、オペレータ用の操作ボタン等である。
吸引機構26は、吸引管28と、第二吸引配管29と、接続部27と、第一吸引配管43(図6参照)と、吸引部41a(図1参照)と、繊維屑回収部41b(図1参照)と、第三吸引配管51と、を有している。糸処理モジュール20には、吸引機構26のうち、吸引管28と、第二吸引配管29と、接続部27と、が備えられている。第二吸引配管29は、第一吸引配管43に連通され、吸引流が流通する。第二吸引配管29は、ブラケット21fを介してサイドフレーム21aに取り付けられている。これにより、サイドフレーム21aに対する第二吸引配管29の位置を安定させることができるので、部品の個体差又は組み付け誤差があるために生じ得るガタを抑制できる。吸引管28は、第二吸引配管29の一方の端部29aに取り付けられている。吸引管28の先端部は、糸貯留ローラ11bの基端部分(上流側端部)の近傍に位置しており、第一吸引口28aを形成している。第一吸引口28aは、糸Yが巻き付けられる部分である糸貯留ローラ11bの外周面に対向して配置されている。すなわち、第二吸引配管29は、糸貯留ローラ11bから繊維屑を吸引する第一吸引口28aに連通している。
図4に示されるように、第二吸引配管29は、糸貯留装置11に吸引管28を介して面する一方の端部29aと、一方の端部29aに吸引流を発生させる吸引部41a(図1参照)に、接続部27(図3参照)及び第一吸引配管43(図3参照)を介して接続される他方の端部29bと、一方の端部29aから他方の端部29bまで延在し、一方の端部29aと他方の端部29bとの間に三つ(複数)の屈曲部31と四つ(複数)の直線部33とが形成されている本体部30と、を備えている。屈曲部31の延在方向両側には、軸線AL方向が互いに異なる直線部33,33が形成されている。なお、第二吸引配管29の他方の端部29bには、鉄製のカラーが取り付けられてもよい。この場合には、糸Yによる他方の端部29bの傷付きを抑制することができる。
本体部30では、少なくとも屈曲部31における内径Dが8mm以上である。なお、直線部33を含め本体部30における全体の内径D1を8mm以上としてもよい。また、少なくとも屈曲部31における内径Dを12mm以上としてもよい。更に、直線部33を含め本体部30における全体の内径D1を12mm以上としてもよい。
本体部30は、すなわち、第二吸引配管29は、所定の形状に形成された成型品であり、例えば、PP(ポリプロピレン)等の樹脂材料により形成されている。第二吸引配管29の曲げ強さは、例えば、420〜560(kgf/cm)である。第二吸引配管29は、応力を受けることにより多少の変形は許容されるが、基本的に可撓性のない成型品である。本実施形態の第二吸引配管29は、本体部30が略C字形状に延びている成型品である。
図5及び図6に示されるように、第一吸引配管43は、繊維屑を吸引する吸引流が流通する配管である。第一吸引配管43における一方の端部43aは、第一エンドフレーム4(図1参照)に収容された繊維屑回収部41b(図1参照)に接続されている。繊維屑回収部41bは、後段にて詳述する第一吸引配管43を介して接続される第二吸引配管29における一方の端部29a(更には、吸引管28の第一吸引口28a)、及び後段にて詳述する第三吸引配管51における一方の端部51aに吸引流を発生させる吸引部41a(図1参照)を有している。すなわち、第一吸引配管43は、吸引部41aに接続されていると言える。
第三吸引配管51は、第一吸引配管43に連通され、吸引流が流通する。第三吸引配管51は、フロントパネル22の前面において案内部材23の近傍に設けられる一方の端部51aと、一方の端部51aとは反対側の他方の端部51bと、一方の端部51aから他方の端部51bにまで連通する連通部51cと、を備えている。一方の端部51aには、後段にて述べる第二吸引口22cが形成されている。第三吸引配管51は、一方の端部51aから他方の端部51bにまで一直線(屈曲部なし)に形成されている。
接続部27は、第一吸引配管43、第二吸引配管29、及び第三吸引配管51が接続され、第二吸引配管29及び第三吸引配管51を第一吸引配管43に合流させる。接続部27は、第一吸引配管43の上流側に配置されている。なお、吸引配管における「上流側」「下流側」とは、繊維屑の吸引方向で見たときの上流側及び下流側をいう。接続部27は、上側空間S1に配置されており、フロントフレーム21dに取り付けられている。すなわち、図1に示されるように紡績機1を正面から見たときに、第二吸引配管29は前方から接続部27に接続され、第三吸引配管51は側方から接続部27に接続され、第一吸引配管43は後方から接続部27に接続されている。このような接続構成により、糸貯留ローラ11bの基端部分の近傍にある繊維屑等が、第二吸引配管29を介して吸引されると共に、案内部材23の近傍にある繊維屑等が、第三吸引配管51を介して吸引される。
以下、接続部27の構造(吸引配管の合流構造)について更に詳細に説明する。図5に示されるように、接続部27の内部空間S11を形成する内面27bの一部には平坦な面である平面部27aが形成されており、第二吸引配管29は、平面部27aに接続されている。また、第一吸引配管43の接続方向(接続部27への接続位置における軸線AL1(図6参照)方向)から見た接続部27における内部空間S11の断面は、D型形状に形成されている。言い換えれば、第一吸引配管43の接続方向から見たときに、接続部27における内面27b(内部空間S11の断面の外形)は、平面部27aの一部である直線部27cと半円部27dとからなるD型形状となるように形成されている。ここでいうD型形状には、略D型形状も含まれる。また、図7(A)に示されるように、接続部27への接続位置における第二吸引配管29の軸線AL2の位置P1と、直線部27cにおける延在方向の中心位置P2とは、上記直線部27cの延在方向において距離Gずれている。なお、ここでいう第二吸引配管29の軸線AL2は、第二吸引配管29における最下流端における軸線ALに一致する。
第三吸引配管51は、巻取装置13と給糸装置(ドラフト装置6及び空気紡績装置7)との間において糸Yを案内する案内部材23の上方(上流側)に設けられた第二吸引口22cに連通している。第三吸引配管51は、第三吸引配管51の接続方向(接続部27への接続位置における軸線AL3方向)と第一吸引配管43の接続方向との交差角度αが45度以下となるように形成されている。また、第三吸引配管51は、第三吸引配管51の接続方向と第一吸引配管43の接続方向との交差角度αが25度以下となるように形成されていてもよい。
第二吸引配管29の接続方向から見たとき、第三吸引配管51は、第二吸引配管29の左右方向の一方側29dに配置されており、第三吸引配管51は、その接続方向を延長した直線(接続位置での軸線AL3)が左右方向の他方側29cで第一吸引配管43の内周面43cに交わるように接続されている。なお、第三吸引配管51は、その接続方向を延長した直線(軸線AL3)が左右方向の他方側29cで接続部27の内面の一部である半円部27dに交わるように接続されてもよい。
接続部27において、第一吸引配管43が接続される開口の面積A1と、第二吸引配管29が接続される開口の面積A2と、第三吸引配管51が接続される開口の面積A3は、A3<A2<A1かつA3+A2≦A1の関係にある。
[作用及び効果]
上記実施形態では、図5に示されるように、第二吸引配管29が接続される接続部27は、内部空間S11を形成する内面27bの一部に平面部27aを有しており、第二吸引配管29は、当該平面部27aに接続されている。これにより、図7(A)及び図7(B)に示されるように、第一吸引配管43の接続方向から見たときに、円形状の内部空間S12を形成する内面127aの一部127bに第二吸引配管29が接続される接続部127に比べ、接続部27の内部空間S11の断面面積を広く確保できたり、接続部27の内部空間S11における第二吸引配管29の突出量L1を小さくできたり突出しないようにできたりする。これにより、断面積が小さくなることで繊維屑が詰まる事態を抑制でき、また、第二吸引配管29の突出が吸引流の流れを阻害することなく第二吸引配管29から流入する吸引流と第三吸引配管51から流入する吸引流とが接続部27の内部空間S11で合流できて、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる。上記実施形態の構成により、垂直二方向(略垂直二方向も含む)からの吸引流れの合流乱れを抑制することができる。
上記従来の紡績機では、複数箇所から吸引した繊維屑を回収室に回収するために、一の吸引配管に他の吸引配管を接続させる合流構造(接続部)が設けられている。このように、一の吸引配管に他の吸引配管が合流する接続部では、他の吸引配管は、スペースの制約上、一の吸引配管に比べその径を大幅に小さくせざるを得ない。なぜなら、他の吸引配管の径を小さくしない場合、他の吸引配管の端部を一の吸引配管のより奥深くにまで位置させる必要が生じ、この場合、奥深くにまで挿入された他の吸引配管によって一の吸引配管の内空面積が小さくなる。この結果、スムーズに繊維屑を回収することができなくなる。また、他の吸引配管を一の吸引配管に比べその径を大幅に小さくした場合、吸引された空気に含まれる不純物が吸引配管の内周面に堆積し、当該堆積した部分に屑糸及び風綿等の繊維屑が引っ掛かり、やはり、スムーズな繊維屑の回収を妨げる。上記実施形態では、上記でいう他の吸引配管に該当する第二吸引配管29の径を、上記でいう一の吸引配管に該当する第一吸引配管43に比べ大幅に小さくすることなく、接続部27の内部空間S11における第二吸引配管29の突出量L1を小さくできる。
上記実施形態では、図7(A)に示されるように、第一吸引配管43の接続方向から見たときに、接続部27の内面27bは直線部27cと半円部27dとからなるD型形状に形成されている。これにより、接続部27の内部空間S11における第二吸引配管29(又は鉄製のカラー)の突出量L1を第二吸引配管129(又は鉄カラー)の突出量L11よりもより一層小さくすること(L1<L11)ができ、また、これに伴い、接続部27の内部空間S11の面積を接続部127の内部空間S12の面積よりも大きくすることができる。
上記実施形態では、接続位置における第二吸引配管29の軸線AL2の位置P1と、直線部27cにおける延在方向の中心位置P2とは、延在方向に互いにずれている。これにより、第二吸引配管29からの流れが半円部27dに中心点で衝突して二分されることがなくなり、第二吸引配管29から流入して二分された各流れによって接続部27の内部空間S11における流れが乱れることがなくなる。すなわち、本構造では、第二吸引配管29の接続位置における軸線位置P1が、中心位置P2ひいては半円部27dの中心点からずれていることで、接続部27の内部空間S11に1つの大きな渦状の吸引流を発生させることができる。この結果、第二吸引配管29から流入する吸引流と第三吸引配管51から流入する吸引流とが接続部27の内部空間S11でスムーズに合流し、スムーズに繊維屑を回収することが可能になる。
上記実施形態では、図6に示されるように、第三吸引配管51の接続方向に延長した直線(軸線AL3)と第一吸引配管43の接続方向(軸線AL1)との交差角度αが45度以下であるので、第一吸引配管43の接続方向(第一吸引配管43への吸引流の流出方向)と第三吸引配管51の接続方向(第三吸引配管51からの吸引流の流入方向)とが互いに近づき、第三吸引配管51から第一吸引配管43への繊維屑の流れがスムーズになる。また、第一吸引配管43の接続方向と第三吸引配管51の接続方向との角度差が小さくなれば、第三吸引配管51からの流れが第一吸引配管43の内周面43cに衝突せずに第一吸引配管43へと向かって流れるようになる。たとえ衝突したとしても、内周面43cへの衝突角度は浅いので、衝突角度が深い場合(例えば直角に衝突する場合)に比べて空気に含まれる不純物が内周面43cに付着しにくい。この結果、空気に含まれる不純物が第一吸引配管43の内周面43cの衝突箇所に堆積する事態を抑制することができる。また、上記実施形態では、上記交差角度を25度以下とすれば、第三吸引配管51から第一吸引配管43への繊維屑の流れがより一層スムーズになる。
上記実施形態では、第二吸引配管29の接続方向から見たとき、第三吸引配管51は、第二吸引配管29の左右方向の一方側29dに配置されており、第三吸引配管51は、その接続方向(軸線AL3)を延長した直線が左右方向の他方側29cで第一吸引配管43の内周面43cに交わるように接続されている。この構成により、第一吸引配管43の接続方向と第三吸引配管51の接続方向とが互いに近づくので、第三吸引配管51から第一吸引配管43への繊維屑の流れがスムーズになる。また、第一吸引配管43の接続方向と第三吸引配管51の接続方向との角度差が小さくなれば、第三吸引配管51からの流れが第一吸引配管43の内周面43cに衝突せずに第一吸引配管43へと向かって流れるようになる。この結果、空気に含まれる不純物が衝突箇所に堆積する事態を抑制することができる。また、この構造によれば、スペース又は設計寸法に制約があっても、第一吸引配管43の接続方向と第三吸引配管51の接続方向との角度差を小さくできる。
上述した空気に含まれる不純物が衝突箇所に堆積する事態の抑制は、図6に示されるように、第三吸引配管51の接続位置を接続部27の上方(高さ方向における中心位置よりも上方)とし、かつ第一吸引配管43の接続方向と第三吸引配管51の接続方向との角度差を小さく(浅く)することで、より効果的となる。すなわち、第三吸引配管51の接続位置が一方向(本実施形態では上方)に偏っており、且つ、接続部27の他方向(本実施形態では下方)側の内面(本実施形態では内部空間S11を構成する底壁面)に対する第三吸引配管51の接続角度(第三吸引配管51からの吸引流の流入角度)が浅ければ、より効果的に不純物の堆積を抑制することができる。
[変形例]
以上、一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。上記実施形態では第二吸引配管29に樹脂材料からなる成型品を適用した例を挙げて説明したが、樹脂材料からなる成型品の代わりに、可撓性のある軟質の塩化ビニル等の樹脂部材からなるチューブを用いてもよい。この場合、ガイド部材等も用いて、図4に示されるような形状に調整してもよい。
上記実施形態又は変形例では、第一吸引配管43及び第二吸引配管29は、第一吸引配管43及び第二吸引配管29とは異なる部材である接続部27を介して接続されている例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、第一吸引配管43と接続部27は一体的に形成されていてもよい。また、この場合の接続部27に対する第一吸引配管43の接続方向は、接続部27と第二吸引配管29との境界部分での第一吸引配管43の軸線AL1方向となる。
上記実施形態又は変形例では、本発明を紡績機1に適用した例を挙げて説明したが、例えば、自動ワインダ又は精紡機のような糸巻取機以外の繊維機械、糸になる前の繊維束処理機である練条機又は粗紡機等の繊維機械に適用することができる。
紡績ユニット2では、機台高さ方向において、上側で供給された糸Yが下側で巻き取られるように各装置が配置されていたが、各装置は、下側で供給された糸Yが上側で巻き取られるように配置されていてもよい。図1では、紡績機1は、チーズ形状のパッケージPを巻き取るように図示されているが、コーン形状のパッケージPを巻き取ることも可能である。
紡績ユニット2では、糸貯留装置11が空気紡績装置7から糸Yを引き出す機能を有していたが、デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yが引き出されてもよい。デリベリローラとニップローラとで空気紡績装置7から糸Yを引き出す場合、糸貯留装置11の代わりに、吸引空気流で糸Yの弛みを吸収するスラックチューブ又は機械的なコンペンセータ等を設けてもよい。
糸Yの走行方向において、テンションセンサ9が糸監視装置8の上流側に配置されてもよい。ユニットコントローラ10は、紡績ユニット2ごとに設けられてもよい。紡績ユニット2において、ワキシング装置12、テンションセンサ9及び糸監視装置8は、省略されてもよい。
1…紡績機、2…紡績ユニット(糸巻取機)、11…糸貯留装置、22c…第二吸引口、23…案内部材、26…吸引機構、27…接続部、27a…平面部、27b…内面、27c…直線部、27d…半円部、28a…第一吸引口、29…第二吸引配管、29a…一方の端部、29b…他方の端部、41a…吸引部、43…第一吸引配管、51…第三吸引配管、51a…一方の端部、51b…他方の端部、51c…連通部。

Claims (12)

  1. 繊維機械において繊維屑を吸引する吸引配管の合流構造であって、
    前記繊維屑を吸引する吸引流が流通する第一吸引配管と、
    前記第一吸引配管に連通され、前記吸引流が流通する第二吸引配管と、
    前記第一吸引配管に連通され、前記吸引流が流通する第三吸引配管と、
    前記第一吸引配管、前記第二吸引配管、及び前記第三吸引配管が接続され、前記第二吸引配管及び前記第三吸引配管を前記第一吸引配管に合流させる接続部と、を備え、
    前記接続部の内部空間を形成する内面の一部には平坦な面である平面部が形成されており、
    前記第二吸引配管は、前記平面部に接続されている、吸引配管の合流構造。
  2. 前記第一吸引配管の接続方向から見た前記接続部における内部空間の断面は、D型形状に形成されている、請求項1記載の吸引配管の合流構造。
  3. 前記第一吸引配管の接続方向から見た前記接続部における内部空間の断面は、直線部と半円部とからなるD型形状に形成されており、
    前記接続部に対する前記第二吸引配管の接続位置における前記第二吸引配管の軸線位置と、前記直線部における延在方向の中心位置とは、前記延在方向に互いにずれている、請求項1記載の吸引配管の合流構造。
  4. 前記接続部における前記第三吸引配管の接続方向と前記第一吸引配管の接続方向との交差角度は45度以下である、請求項1〜3の何れか一項記載の吸引配管の合流構造。
  5. 前記交差角度は25度以下である、請求項4記載の吸引配管の合流構造。
  6. 前記第二吸引配管の接続方向から見たとき、前記第三吸引配管は、前記第二吸引配管の左右方向の一方側に配置されており、前記第三吸引配管は、その接続方向を延長した直線が前記左右方向の他方側で前記第一吸引配管の内周面又は前記接続部の前記内面に交わるように前記接続部に接続されている、請求項4又は5記載の吸引配管の合流構造。
  7. 糸を供給する給糸装置と、前記給糸装置から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、前記給糸装置と前記巻取装置との間において前記糸を貯留する糸貯留装置と、を備えた糸巻取機に設けられており、
    前記第二吸引配管は、前記糸貯留装置において前記糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、
    前記第一吸引配管は、前記第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されている、請求項1〜6の何れか一項記載の吸引配管の合流構造。
  8. 前記第三吸引配管は、前記巻取装置と前記給糸装置との間に配置され、前記糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通している、請求項7記載の吸引配管の合流構造。
  9. 請求項1〜6の何れか一項記載の吸引配管の合流構造と、
    糸を供給する給糸装置と、
    前記給糸装置から供給された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、
    前記給糸装置と前記巻取装置との間において前記糸を貯留する糸貯留装置と、を備え、
    前記第二吸引配管は、前記糸貯留装置において前記糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、
    前記第一吸引配管は、前記第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されている、糸巻取機。
  10. 前記第三吸引配管は、前記巻取装置と前記給糸装置との間に配置され、前記糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通している、請求項9記載の糸巻取機。
  11. 請求項1〜6の何れか一項記載の吸引配管の合流構造と、
    繊維束をドラフトするドラフト装置と、
    前記ドラフト装置でドラフトされた前記繊維束に撚りを与えて糸を生成する空気紡績装置と、
    前記空気紡績装置で生成された前記糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置と、
    前記空気紡績装置と前記巻取装置との間において前記糸を貯留する糸貯留装置と、を備え、
    前記第二吸引配管は、前記糸貯留装置において前記糸を貯留する部分から繊維屑を吸引する第一吸引口に連通しており、
    前記第一吸引配管は、前記第一吸引口に吸引流を発生させる吸引部に接続されている、紡績機。
  12. 前記第三吸引配管は、前記巻取装置と前記空気紡績装置との間に配置され、前記糸を案内する案内部の上方に設けられた第二吸引口に連通している、請求項11記載の紡績機。
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