JP2019122927A - 軟水装置及び軟水製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】井戸水、湖水等の原水を利用して、軟水化手段に付着した硬度成分を自動的に除去する軟水装置の提供。【解決手段】原水HWと塩Sとを混合状態にした再生水WSを所要量貯留する再生水貯留部2を有し、再生水貯留部2の下端部と軟水生成部3よりも上流側の主管1に接続すると共に、再生水貯留部2の再生水を生成タンク30に圧送する圧送手段22と圧送手段22からの再生水の流れを制御する開閉弁23を有する再生水供給管21と、軟水生成部3よりも下流側の主管1又は軟水貯留部4に接続するサンプリング部55のいずれかに設けられた硬度測定手段11と、硬度測定手段11から得た情報を処理する制御部45とを備え、再生時、制御部45は再生水供給管21よりも上流側の主管1に設けられた、圧送手段22及び開閉弁23をそれぞれ制御し、再生水貯留部2に貯留されている再生水WSを自動的に前記軟水生成部3に供給する軟水装置X。【選択図】図1

Description

本発明は、井戸水、湖水等の原水を軟水にする軟水装置に関し、特に、軟水装置を構成する軟水化手段(例えばイオン交換樹脂)に付着した硬度成分を自動的に除去することができる軟水装置及び軟水製造方法に関する。
特許文献1の主たる課題は、蛇口が存在する家庭、宿泊施設等の所望する場所に手軽に持ち運べると共に、水道水の水圧を利用することにより、浄水装置の構成を簡易化し、かつ、硬水を軟水化して「ミネラル成分を含むおいしい水」を得ることができることである。これに加えて、メンテナンスの際には一時的に装置の稼動を停止する必要があるものの、イオン交換樹脂を交換する必要はなく、しかも、イオン交換樹脂を再生する際には、前記水道水の水圧を利用することにより、極力、労力がかからないようにすることである。
特許文献1に記載の発明は、発明者が提案したものであるが、再生水(塩水)を容器で運んで軟水化手段を内装する生成タンクに入れなければならないので、「省力化(労力を減らす)」の観点から幾つか改良すべき点があった。また、井戸水、湖水等の原水を生成水とすることができないので、ライフラインが十分でない発展途上国、島国、離島等で採用することが困難であるという問題点があった。
特許文献2は、カルシュウム,マグネシュウム等の硬度成分を除去するための軟水システム(たとえば、ボイラーの給水系統)における硬度漏れ検出装置に関するもので、第1図には、「軟水生成容器1と軟水を貯留する供水タンク8とを結ぶ軟水供給管に枝分かれしたサンプリング管4を設け、該サンプリング管4から供給される試料水容器に軟水の硬度を計測する硬度センサー7を設ける技術」が記載されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2には、本発明の主たる課題及び解決手段が開示されていない(符号は特許文献2に記載のもの)。
WO2017/109813A1 実公平7−44995号公報
本願発明の主たる課題は、特許文献1の問題点に鑑み、所定或いは所要の時期に再生水を軟水の生成タンクに自動的に入れ、軟水化手段に付着したカルシュウム,マグネシュウム等の硬度分を除去(再生)することである。また井戸水、湖水等の原水を生成水として利用することができることである。従たる課題は、「一度に所要量の比較的粒径の大きい塩」を再生水貯留部に入れると、制御部は軟水の硬度を監視し、前記再生水貯留部の再生水を利用して軟水化手段の再生を経時的に複数回(例えば3回〜5回)行うことができることである。また塩が貯留タンク本体の底壁部の再生水供給口に留まらないこと、主管に各構成部材を合理的に接続し、製作の容易化を図ること等である。
本発明の軟水装置は、原水を供給する主管に接続すると共に、前記原水を軟水化する軟水化手段を生成タンクに内装した軟水生成部と、この軟水生成部の接続ポイントよりも下流側の前記主管に接続すると共に、前記軟水生成部で生成した軟水を貯留する軟水貯留部とを備え、前記軟水化手段を前記生成タンク内で再生する軟水装置に於いて、前記軟水装置は、さらに、前記原水と塩とを混合状態にした再生水を所要量貯留する再生水貯留部を有し、この再生水貯留部の下端部と前記軟水生成部よりも上流側の前記主管に接続すると共に、前記再生水貯留部の再生水を前記生成タンクに圧送する圧送手段と該圧送手段からの再生水の流れを制御する開閉弁を有する再生水供給管と、前記軟水生成部よりも下流側の前記主管又は前記軟水貯留部に接続するサンプリング部のいずれかに設けられた硬度測定手段と、この硬度測定手段から得た情報を処理する制御部とを備え、前記軟水化手段に付着した硬度化成分を取り除く再生時、前記制御部は前記再生水供給管よりも上流側の前記主管に設けられた第1三方切り替弁、前記圧送手段及び前記開閉弁をそれぞれ制御し、前記再生水貯留部に貯留されている再生水を自動的に前記軟水生成部に供給することを特徴とする。
上記構成に於いて、前記再生水貯留部は、前記主管から前記第1三方切り替弁を介して分岐した副管に、その上端部の原水吸引口部が接続する貯留タンク本体と、この貯留タンク本体の下端部の再生水供給口部よりも上位に位置けされ、かつ、該貯留タンク本体に内設された塩支持体と、前記貯留タンク本体内の再生水の水位によって上下方向に位置変位するフロート弁から成ることを特徴とする。また前記再生水貯留部の再生水は、井戸水、湖水等の原水と網目状の塩支持体に支持された工業用の塩(塩支持体の網目よりも粒径が大きい塩)とが互いに混ざり合って再生水貯留部の貯留タンク本体内で生成されることを特徴とする。また前記主管には、原水の入口がある上流側から軟水貯留部に接続する下流側に至るまで、原水用開閉弁、原水を再生水貯留部に流す前記第1三方切り替弁、再生水の流量を計測する流量計、軟水化手段を再生した後の硬度成分を含んだ塩水を排出管に流す第2三方切り替弁、軟水の硬度を測定する硬度測定手段がそれぞれ順次設けられていることを特徴とする。また軟水貯留部には、さらに、少なくとも活性炭を有する浄化手段、又は濾過膜を有する浄化手段、或いは又ミネラル添加剤を有するミネラル添加槽のいずれか一つが接続していることを特徴とする。
また本発明の軟水製造方法は、塩と原水とを再生水貯留部内で混合して再生水を生成する再生水貯留工程(A)と、圧送手段を介して前記再生水を軟水生成部に導入し、該軟水生成部の軟水化手段を所定時間再生漬けにする再生工程(B)と、前記軟水化手段を再生した後、前記軟水生成部の生成タンク内の硬度成分を有する再生水を処理水として排水管から排出する処理水排出工程(C)と、前記処理水排出工程後に前記原水を前記軟水生成部に導入して軟水を生成する軟水生成工程(D)と、前記軟水生成工程で生成した軟水を一時的に貯留する軟水貯留工程(E)と、さらに、前記軟水貯留工程の水槽本体に所要量の軟水が溜まって時に前記軟水生成部での軟水を生成するのを停止する軟水生成停止工程(F)を含み、前記軟水生成停止工程後に前記再生工程(B)を再び自動的に行うことを特徴とする。
本発明の前記ならびにそのほかの課題と新規な特徴は、次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
合理的な機構により、所定或いは所要の時期に再生水を軟水の生成タンクに自動的に入れ、軟水化手段に付着したカルシュウム,マグネシュウム等の硬度分を除去(再生)することができる。また井戸水、湖水等の原水を生成水として利用することができるので、ライフラインが十分でない発展途上国、島国、離島等で採用することができる。さらに、各部材を合理的に組み合わせ、軟水化手段の再生と共に、軟水を自動的ら製造し、軟水貯留部に貯めることができる。実施形態によっては、安全でかつ美味しい飲料水を得ることができる。
図1乃至図11は本発明の第1実施形態を示す各説明図。
軟水装置全体の概念図(但し、制御系は除く)。 制御系の概略説明図。特に、制御部と、主管に順次設けられた原水用開閉弁、第1三方切り替弁、流量計、第2三方切り替弁及び硬度測定手段を示す。 再生水貯留部と再生水供給管の具体的な構成部材を示す説明図。 網目状の塩支持体と、工業用の塩を示す説明図。 軟水生成部の具体的な構成部材を示す説明図(同時に各流体の流れも示す)。 再生時、軟水化手段に硬度成分が付着した説明図。 軟水化手段を再生するときの概略説明図。 軟水化手段を所要時間再生水漬けにし、硬度成分が軟水化手段から除去された概念図。 再生後、軟水生成部から処理水を排水する説明図。 処理水を排水した後、主管を流れる原水及び軟水の流れを示す概略説明図。 再生水貯留工程から飲料水生成停止工程までの循環的な軟水製造方法を示す工程図。 硬度測定手段の設置個所の異なる実施形態(第2実施形態)を示す概略説明図。 本発明の第1実施形態に、少なくとも活性炭を有する浄化手段、又は濾過膜を有する浄化手段、或いは又ミネラル添加剤を有するミネラル添加槽のいずれか一つが接続している第3実施形態の説明図。
図1乃至図11は、本発明の第1実施形態の軟水装置X(物の発明)である。まず、図1を参照にして、軟水装置Xの主な構成部材を説明する。但し、図1は制御系を省略し、原水の流れ、生成・貯留した再生水の流れ、再生水の排出、再生水を排出した後の軟水の流れ等を概略的に示してある。
原水HWは、井戸水、湖水、河川等の硬水である。軟水装置Xは、所要長の主管1に前記原水HWを、図示しない原水供給ポンプを介して導入する。この主管1には図面左側の上流側から図面右側の下流側に向かって、再生水貯留部2、軟水生成部3及び軟水貯留部4が直接又は間接的に順次接続している。
また主管1には、同様に上流側から原水HWの流れを制御(止める/流す)する入口電動弁6、原水HWの流れを制御(方向変換)する第1三方切り替弁7、再生水の流量を計測する流量計8、軟水化手段を再生した後の硬度成分を含んだ処理水(除去硬度分を含む塩水)WS1を排出管10に流す第2三方切り替弁9、軟水の硬度を測定する硬度測定手段(測定器)11がそれぞれ順次設けられている。なお、前記入口電動弁6、第1三方切り替弁7、第2三方切り替弁9等は、後述する制御部で制御可能である。
本発明は、発明の主たる課題(再生時の労力を極力省くこと)との関係で、再生水貯留部2で再生済みの再生水WSを、定期的又は必要な時期に、少なくとも二回以上(好ましくは4回、5回等)、測定器からの情報に基づいて軟水生成部3に前記再生水貯留部2に貯留されている再生水WSを、圧送手段、開閉弁等を介して自動的に軟水生成部3に圧送し、軟水生成部3の軟水化手段31を自動再生(付着物を除去)する構成を採用している。
そこで、主管1には第1三方切り替弁7及び副管12を介して再生水貯留部2が接続されている。実施形態の再生水貯留部2は、投入或いは予め収納した所要量の塩Sに原水HWとしての硬水を混合して「再生水WS」を所要量作り出す。この再生水WSは、後述の制御部45で制御される圧送手段22等により、自動的に軟水生成部3に所定量送られる。
図3は再生水貯留部2の一例を示す。この再生水貯留部2は、例えば100lの容積を有し、主管1から第1三方切り替弁7を介して分岐した副管12に、その上端部の原水吸引口部13が接続する貯留タンク本体14と、この貯留タンク本体14の下端部の再生水供給口部15よりも上位に位置けされ、かつ、該貯留タンク本体14に内設された略水平状態の塩支持体16と、前記貯留タンク本体内の再生水WSの水位によって上下方向に位置変位するフロートを有するフロート弁17から成る。前記フロート弁17は、例えばお手洗い(トイレ)等に設置されている機械式の流体開閉弁である。なお、このフロート弁17は、例えば電気的な水位センサーに置換することができる。
また図4で示すように、前記塩支持体16は、好ましくは工業用塩S(塩支持体の網目16aよりも粒径が大きい塩)が貯留タンク本体14の底面14aに落下しない形状の網体が用いられている。そして、貯留タンク本体14の下端部の内壁側面14bには、網状の塩支持体16を支持することができる複数の突片18が左右又は前後に設けられている。
上記のように、塩支持体16を貯留タンク本体14の底面14aから底上げする理由は、再生水供給口部15に固形状の工業用塩Sが詰まらないようにするためである。なお、塩支持体16は、容器状又は袋状であっても良い。
以上のように、再生水貯留部2の再生水WSは、井戸水、湖水等の原水HWと網目状の塩支持体16に支持された工業用の塩Sとが互いに混ざり合って貯留タンク本体14内で生成される。そして、この再生水貯留部2の再生水WSは、再生時、再生水供給管21、該再生水供給管に設けられた圧送手段(例えば塩水ポンプ)22及び開閉弁(例えば塩水電磁弁)23を介して第1三方切り替弁7の接続ポイントより下流側の主管1を介して再生及び軟水生成可能な軟水生成部3に送られる。
前記再生水供給管21は、例えば図3で示すように(貯留タンク本体14の外に配設)、再生水貯留部2の下端部と軟水生成部3よりも上流側の主管1に接続すると共に、前記再生水貯留部2の再生水WSを前記軟水生成部3の生成タンクに圧送する圧送手段22と、該圧送手段からの再生水WSの流れを制御(止める/流す)する開閉弁23とを有する。そして、前述した流量計8は、前記再生水供給管21と軟水生成部3の間の主管1の適宜部位に設けられ、再生水WSの流量を「パルス信号」として計測し、この計測情報は図2で示す制御部45に送られる。
次に、図5及び図6を参照にして軟水生成部3を説明する。この軟水生成部3は、再生時、再生水貯留部2に貯留されている再生水WSを生成タンク30内に所要量受入れ、かつ、所要時間、いわゆる塩漬け状態にして軟水化手段(例えば粒状のイオン交換樹脂)31を再生する。
しかして、軟水生成部3は、円筒状の生成及び再生タンク(便宜上「生成タンク」という)30と、この生成タンク30に内設された粒状或いは顆粒状のイオン交換樹脂31とから成り、前記生成タンク30は、上部の流入口部32と略垂直のパイプ状送出管33に接続する上部の流出口部34をそれぞれ有している。
実施形態のイオン交換樹脂31は塩化物イオン型の顆粒状の強塩基性陰イオン交換樹脂が望ましく、この種のイオン交換樹脂により、原水HWに含まれる硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素がイオン交換によって除去される。このように軟水生成部3の顆粒状イオン交換樹脂31は、原水HWのpHに左右されずに中性塩を分解することが可能な陰イオン交換樹脂である。
したがって、中性塩を分解することが可能であれば、陰イオン交換樹脂を積層状態の脱塩膜部材に置換しても良い。また、生成タンク30内に顆粒状のイオン交換樹脂31のみを内装する場合するのみならず、該イオン交換樹脂と共に、重金属吸着剤であるセラミックス系吸着剤等を適宜に併存していても良い。
この実施形態では、再生時、生成タンク30の流入口部32から入る原水HWは、好ましくは再生水貯留部2に貯留されている再生水WSの量よりも少ない。イオン交換樹脂31は、再生時、生成タンク30内で、例えば80lの再生水WSで40分間再生漬け(塩漬け)されると、それに付着していたカルシュウム,マグネシュウム等の硬度成分HTは除去される(いわば綺麗に洗浄される)。そして、再生後、処理水(除去硬度成分を含む塩水)WS1は、第2三方切り替弁9を介して自動的に排出管10から排出される。
前記排出管10は、図1で示すように、第2三方切り替弁9から分岐し、例えば軟水生成部3と硬度測定手段11との間に主管1に接続する。前記硬度測定手段11は、軟水生成部3で生成された軟水の硬度を測定する高精度のインライン水硬度計であり、実施形態では、当業者に「EC」と称されている高精度の水硬度計が用いられている。
次に、軟水貯留部4は、軟水生成部3の接続ポイントCPよりも下流側の主管1に接続すると共に、軟水生成部3で生成した軟水を貯留する。軟水生成部3は、好ましくは再生水貯留部2よりも容量が大きく、再生水貯留部2の略二倍である。この軟水貯留部4は、例えば「井戸」に代わる「水飲み場」としての意味合いがあるので、好ましくは水槽本体36及び蓋体37とから成り、前記水槽本体36の側壁の下端部には飲料水出口部38と蛇口39がそれぞれ設けられ、一方、前記蓋体37の適宜箇所には液面を検知するレベル計(例えば電極計)40が設けられている。前記レベル計40は水槽本体36内の飲料水としての軟水(SW)の水位を検知し、該検知信号を制御部45に送る。
図2は制御系の概略説明図で、特に、制御部45と、主管1及び再生水供給管21の適宜箇所にそれぞれ設けられた原水用開閉弁6、第1三方切り替弁7、圧送手段22、再生水用の開閉弁23及び流量計8、第2三方切り替弁9、硬度測定手段11、レベル計40を示す。
制御部45は軟水化手段に付着した硬度化成分を取り除く再生時、前述した再生水供給管21よりも上流側の主管1に設けられた第1三方切り替弁7、前記再生水供給管21に設けられた圧送手段22及び再生水用開閉弁23をそれぞれ制御し、再生水貯留部2に貯留されている再生水WSを自動的に軟水生成部3に供給する。
そこで、制御部45は図示しない自然エネルギー(ソーラー発電の電源)と接続する。また操作スイッチ44からの入力信号、硬度測定手段11からの測定情報、レベル計40からの液面情報等の測定情報aを受け入れる入力部46を有する。また制御プログラム47を格納した記憶部48と共に、タイマー49を有する。さらに、出力部50から制御信号bが出力される。
したがって、制御部45は前記制御プログラム47、タイマー49、測定情報a等に基づき、かつ、制御プログラム47に基づいて情報を出力し、制御信号bを原水用開閉弁6、第1三方切り替弁7、圧送手段22、再生水用の開閉弁23、第2三方切り替弁9等に送る。
次に、図5は軟水生成部の具体的な構成部材を示すと共に、各流体の流れも示すものであるが、ここてば図6乃至図10を参照にして主に再生時の流れを説明する。図6は軟水化手段31に硬度成分HTが付着した説明図である。図6で示すように、軟水装置Xを一定期間使用すると、軟水化手段31に硬度成分HTが付着する。そこで、軟水化手段31を再生(洗浄)する必要がある。
図7は軟水化手段31を再生するときの概略説明図である。前述したように、再生水貯留部2の再生タンク本体14には十分な生成済みの再生水WSが確保されている。この時、制御部45は原水用開閉弁6を「閉」にして原水HWの流れを止める。また再生タンク本体14の液面は所定の水位まで上昇済みなので、フロート弁17は作動を停止状態に切換え、また第1三方切り替弁7は「閉」の状態に切り替えられている。したがって、原水HWが軟水生成部3に流れる込むことはない。
そこで、制御部45は再生水用の開閉弁23を「開」の状態に制御すると共に圧送手段(塩水ポンプ)22を起動させる。この時、再生水貯留部2の再生水WSが必要以上に軟水生成部3に流れ込まないように「タイマー49」をスタートさせる。それに加えて、実施形態では再生水供給管21を介して主管1に流れる再生水WSの流量を流量計8で計測する。再生水WSは前記流量計8を通過して生成タンク30に流れ込む。そこで、制御部45は所定時間(例えば3分)経過すると、又は/及び流量計8の測定情報aに基づいて、圧送手段22を停止させると共に、再生水用の開閉弁23を「閉」の状態に制御する。これにより、前記生成タンク30内に、例えば80lの再生水WSが充填される。そして、所要時間(例えば40分間)、再生水(塩水)WSで顆粒状のイオン交換樹脂31を塩漬け状態にする。その結果、図8で示すように、顆粒状のイオン交換樹脂31に付着していた硬度成分HTが除去される。付言すると、図8は軟水化手段31を所要時間再生水漬けにし、硬度成分HTが軟水化手段31から除去された概念図である。本発明は、発明の主たる課題との関係では、「軟水SWを製造する過程」を具体的に説明する必要がないので、以下、簡単に説明する。
図9は再生後、軟水生成部3から処理水WS1を排水する説明図である。この時、制御部45は、原水用開閉弁6及び第1三方切り替弁7をそれぞれ「開く」状態に制御すると共に、前記処理水WS1が軟水貯留部4に流れ込まないように第2三方切り替弁9を切替える。これにより、矢印でしめすように原水HWが主管1を介して生成タンク30に導入されるので、生成タンク内の再生水WSは処理水WS1として排出管10から排出される。この排出時間は、例えば「タイマー49」の時間情報に基づいて処理される。制御部45は所定時間経過後、生成タンク内の再生水WSが全て排出されたことを推測して、前記第2三方切り替弁9を切替える。そうすると、図10で示すように、原水HWが主管1の原水用開閉弁6、第1三方切り替弁7を経過して生成タンク30内に流れ込み、そこで原水HWとしての硬水は図5で記すように軟水化され、該軟水SWは、第2三方切り替弁9、硬度測定手段11を順次経過して軟水貯留部4に流れ込む。軟水貯留部4の軟水SWの液面は、レベル計40によって計測され、該測定情報aは制御部45に送られる。制御部45が前記測定情報aを適宜に処理する。そして、実施形態では、主管1の適宜箇所(例えば第2三方切り替弁9と軟水貯留部4の間)に硬度測定手段11を備えているので、主管1を流れる硬度情報を該硬度測定手段11から取得し、記憶部48に記録されている「硬度情報の閾値(国によって異なる)」を参照にして、再生段階に入るか否か判定される。
次に、図11は再生水貯留工程から飲料水生成停止工程までの循環的な軟水製造方法を示す工程図(方法の発明)である(符号は軟水装置Xの符号を援用する)。図11に於いて、Aは再生水貯留工程で、この再生水貯留工程では塩Sと原水(硬水)HWとを再生水貯留部2内で混合して、例えば100lの再生水WSを生成する。Bは圧送手段を介して前記再生水WSを軟水生成部3に導入し、該軟水生成部3の軟水化手段31を所定時間再生漬け(塩漬け)する再生工程である。Cは前記軟水化手段31を再生した後、前記軟水生成部3の生成タンク30内の硬度成分を有する再生水WSを処理水WS1として排水管10から排出する処理水(塩水)排出工程である。Dは前記処理水排出工程後に前記原水(硬水)HWを前記軟水生成部3に導入して軟水SWを生成する軟水生成工程である。Eは前記軟水生成工程Dで生成した軟水SWを一時的に貯留する軟水貯留工程である。さらにもFは前記軟水貯留工程Eの水槽本体36に所要量の軟水が溜まって時に前記軟水生成部3での軟水を生成するのを停止する軟水生成停止工程である。しかる後、前記再生工程Bを再び自動的に実行する。
次に、図12は硬度測定手段11の設置個所の異なる実施形態(第2実施形態)を示す概略説明図である。第2実施形態では、硬度測定手段11は主管1ではなく、他の適宜な場所に配設されている。例えば硬度測定手段11は軟水貯留部に接続するケース状のサンプリング部55の適宜箇所に内設又は外設されている。このように構成しても、本発明の主たる課題を達成することができる。
最後、図13は本発明の第1実施形態に、少なくとも軟水を活性炭有する浄化手段、又は濾過膜を有する浄化手段、或いは又ミネラル添加剤を有するミネラル添加槽のいずれか一つの浄化手段60が接続している第3実施形態の説明図である。この第3実施形態では、浄化手段60として、「ミネラルを含んだ美味しい水」或いは「より安全な水」を取得することを目的として、例えばミネラル添加槽には、麦飯石や珊瑚などのカートリッジ式のミネラル添加槽が接続している。
本発明は、井戸水、湖水等の原水を軟水にする軟水装置で、飲料水、透析装置用の水、工業用ボイラーの洗浄等に利用される。
X…軟水装置、
HW…原水、S…塩水、
WS…再生水、
WS1…処理水(排水)、
SW…軟水、
CP…接続ポイント、
1…主管、
2…再生水貯留部、
3…軟水生成部、
4…軟水貯留部、
7…第1三方切り替弁、
8…流量計、
9…第2三方切り替弁、
10…排出管、
11…硬度測定手段、
14…貯留タンク本体、
17…フロート弁、
16…塩支持体、
21…再生水供給管、
22…圧送手段、
23…再生水用開閉弁、
30…生成タンク、
31…軟水化手段、
45…制御部、
47…制御プログラム、
48…記憶部、
49…タイマー、
50…出力部、
36…水槽本体、
40…レベル計。
55…サンプリング部、
60…浄化手段、
A…再生水貯留工程、
B…再生工程、
C…処理水排出工程、
D…軟水生成工程、
E…軟水貯留工程、
F…軟水生成停止工程。

Claims (6)

  1. 原水を供給する主管に接続すると共に、前記原水を軟水化する軟水化手段を生成タンクに内装した軟水生成部と、この軟水生成部の接続ポイントよりも下流側の前記主管に接続すると共に、前記軟水生成部で生成した軟水を貯留する軟水貯留部とを備え、前記軟水化手段を前記生成タンク内で再生する軟水装置に於いて、
    前記軟水装置は、さらに、前記原水と塩とを混合状態にした再生水を所要量貯留する再生水貯留部を有し、この再生水貯留部の下端部と前記軟水生成部よりも上流側の前記主管に接続すると共に、前記再生水貯留部の再生水を前記生成タンクに圧送する圧送手段と該圧送手段からの再生水の流れを制御する開閉弁を有する再生水供給管と、前記軟水生成部よりも下流側の前記主管又は前記軟水貯留部に接続するサンプリング部のいずれかに設けられた硬度測定手段と、この硬度測定手段から得た情報を処理する制御部とを備え、
    前記軟水化手段に付着した硬度化成分を取り除く再生時、前記制御部は前記再生水供給管よりも上流側の前記主管に設けられた第1三方切り替弁、前記圧送手段及び前記開閉弁をそれぞれ制御し、前記再生水貯留部に貯留されている再生水を自動的に前記軟水生成部に供給する軟水装置。
  2. 請求項1に於いて、前記再生水貯留部は、前記主管から前記第1三方切り替弁を介して分岐した副管に、その上端部の原水吸引口部が接続する貯留タンク本体と、この貯留タンク本体の下端部の再生水供給口部よりも上位に位置けされ、かつ、該貯留タンク本体に内設された塩支持体と、前記貯留タンク本体内の再生水の水位によって上下方向に位置変位するフロート弁から成ることを特徴とする軟水装置。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、前記再生水貯留部の再生水は、井戸水、湖水等の原水と網目状の塩支持体に支持された工業用の塩とが互いに混ざり合って再生水貯留部の貯留タンク本体内で生成されることを特徴とする軟水装置。
  4. 請求項1に於いて、前記主管には、原水の入口がある上流側から軟水貯留部に接続する下流側に至るまで、原水用開閉弁、原水を再生水貯留部に流す前記第1三方切り替弁、再生水の流量を計測する流量計、軟水化手段を再生した後の硬度成分を含んだ塩水を排出管に流す第2三方切り替弁、軟水の硬度を測定する硬度測定手段がそれぞれ順次設けられていることを特徴とする軟水装置。
  5. 請求項1に於いて、軟水貯留部には、さらに、少なくとも活性炭を有する浄化手段、又は濾過膜を有する浄化手段、或いは又ミネラル添加剤を有するミネラル添加槽のいずれか一つが接続していることを特徴とする軟水装置。
  6. 塩と原水とを再生水貯留部内で混合して再生水を生成する再生水貯留工程(A)と、圧送手段を介して前記再生水を軟水生成部に導入し、該軟水生成部の軟水化手段を所定時間再生漬けにする再生工程(B)と、前記軟水化手段を再生した後、前記軟水生成部の生成タンク内の硬度成分を有する再生水を処理水として排水管から排出する処理水排出工程(C)と、前記処理水排出工程後に前記原水を前記軟水生成部に導入して軟水を生成する軟水生成工程(D)と、前記軟水生成工程で生成した軟水を一時的に貯留する軟水貯留工程(E)と、さらに前記軟水貯留工程の水槽本体に所要量の軟水が溜まって時に前記軟水生成部での軟水を生成するのを停止する軟水生成停止工程(F)を含み、前記軟水生成停止工程後に、前記再生工程(B)を再び自動的に行うことを特徴とする軟水製造方法。
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