JP2019122872A - 演出装置 - Google Patents

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JP2019122872A
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宏介 杉浦
Kosuke Sugiura
宏介 杉浦
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Abstract

【課題】演出体が重みによって傾くことを防止できる演出装置を提供する。【解決手段】演出体80は、待機位置と演出位置との間で移動する。第一リンク部材100と第二リンク部材120は平行クランク機構を構成し、前後方向に直交する平面における演出体80の向きを維持したまま、演出体80を移動可能に支持する。第三リンク部材140の基端部142は、装飾枠に直接又は間接的に締結されるねじ146を中心に回動可能である。先端部141から中央にかけて形成された長穴143には、演出体80に締結されるねじ149が係合する。演出位置において、ねじ149は、長穴143において先端部141に最も近い部分に位置する。第三リンク部材140は、演出体80の右端部を吊り下げ、演出体80の傾きを防止する。【選択図】図8

Description

本発明は、遊技状態に応じて演出体を図柄表示装置の前面に移動させ、演出を行う演出装置に関する。
従来、パチンコ機に設け、遊技状態に応じて演出体を図柄表示装置の前面に移動させて演出を行う演出装置が知られている。例えば特許文献1に記載の演出ユニットは、一端が、モータを固定するサブベースに回動自在に接続され、他端が、第一演出体を支持するベース部材に回動自在に接続された伝達部材と、同様に、一端と他端がそれぞれサブベースとベース部材に回動自在に接続された支持部材を備える。演出が行われないとき、第一演出体は、遊技領域に重なる第一位置に移動され、演出が行われるとき、第一演出体は表示装置に重なる第二位置に移動される。
特開2015−47509号公報
しかしながら、第一演出体が第二位置に移動したとき、伝達部材と支持部材は、第一演出体のサブベースに近い側の端部を支える。第一演出体のサブベースから遠い側の端部は伝達部材と支持部材に支持されないため、第一演出体は自らの重みによって、サブベースから遠い側の端部が下側に下がり、傾く可能性があった。
本発明の目的は、演出体が重みによって傾くことを防止できる演出装置を提供することである。
本発明の一態様によれば、前面に遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技盤の裏側に設けられて各種図柄を可変表示する図柄表示装置と、前記遊技盤に設けられて前後に貫通する開口部を有し、前記開口部を介して前記図柄表示装置の表示部を露出する装飾枠とを備えた遊技機の前記装飾枠に設けられ、動作による演出を行う演出装置であって、前記開口部の上方で前記装飾枠と前記遊技盤との間の待機位置と、前記待機位置の下方且つ前記開口部内で前記図柄表示装置の前面の演出位置との間を移動可能な演出体と、前記演出体を前記待機位置と前記演出位置との間で移動させる駆動力を発生する駆動源と、前記駆動源を保持する保持体と、第一端部と第二端部との間で延び、前記第一端部が前記演出体の左右方向における一方の端部に回動可能に軸支され、前記第二端部が前記保持体に回動可能に軸支され且つ前記駆動源に接続され、前記駆動源の駆動によって前記第二端部を軸に回動する駆動リンク部材と、第三端部と第四端部との間で延び、前記第三端部に、前記第四端部に対して接離可能な支点部を有し、前記支点部が前記演出体の前記一方の端部とは反対側の他方の端部に回動可能に軸支され、前記第四端部が前記装飾枠に直接又は間接的に回動可能に軸支された従動リンク部材とを備えたことを特徴とする演出装置が提供される。
演出体が演出位置に位置する場合、演出体は、一方の端部が駆動リンク部材に支持され、他方の端部が従動リンク部材に支持される。故に、演出体は、演出体の重みによって一方の端部または他方の端部の位置が下がり、傾くことが防止される。
本態様において、前記装飾枠が前記第四端部を軸支する軸支位置は、前記演出体が前記演出位置に位置する場合における前記第三端部の上方の位置であってもよい。演出体が演出位置に位置する場合に、従動リンク部材は、軸支位置が演出体の上方に位置するので、演出体の他方の端部を吊り下げる状態となる。故に従動リンク部材は、演出体の重みによる傾きを防止することができる。
また、軸支位置は、演出体が前記待機位置に位置する場合における第三端部の側方の位置であってもよい。また、従動リンク部材の支点部は、演出体が演出位置に位置する場合に、第四端部に対して接離可能な範囲において、第四端部から最大に離隔した位置に配置されてもよい。演出体が演出位置に位置する場合に、支点部は第四端部から最大に離隔しており、軸支位置と支点部との間はそれ以上離れない。故に従動リンク部材は、演出体が演出位置に位置する場合に、演出体の重みによる傾きを防止することができる。
また、演出体が待機位置に位置する場合、従動リンク部材の支点部と、軸支位置と、駆動リンク部材の第一端部が軸支される位置とは、左右方向に並ぶ位置に配置され、且つ支点部は、第四端部に対して接離可能な範囲において、第四端部から最大に離隔した位置に配置されてもよい。演出体が待機位置に位置する場合、従動リンク部材の支点部と、軸支位置と、第一端部が軸支される位置とが横方向に並ぶ。即ち、演出体と従動リンク部材とが、左右方向に張った状態となる。支点部は第四端部から最大に離隔しており、軸支位置と支点部との間はそれ以上離れない。演出体が重みによって傾こうとしても、他方の端部が従動リンク部材によって真横に引っ張られる形態となる。故に従動リンク部材は、演出体の重みによる傾きを抑制することができる。
また、演出体は、左右方向に長く延びる板状体であってもよい。演出体には、横書きの文字又は記号が示されてもよい。演出体は左右方向に長い形状であるので、演出位置では、駆動リンク部材と演出体が左右方向に長く延びることになり、第二端部の軸に大きなトルクがかかる。故に、演出位置において、演出体の他方の端部を従動リンク部材でつり下げる形態とすることで、他方の端部側が一方の端部側よりも下がり、演出体が傾いてしまうことを確実に防止できる。
また、前面に遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、遊技盤の裏側に設けられて各種図柄を可変表示する図柄表示装置と、遊技盤に設けられて前後に貫通する開口部を有し、開口部を介して図柄表示装置の表示部を露出する装飾枠と、装飾枠に設けられた本態様同様の演出装置とを備えた遊技機が提供されてもよい。
パチンコ機1の正面図である。 遊技盤2の正面図である。 演出体80が待機位置に移動した状態の演出装置50の正面図である。 演出装置50の分解斜視図である。 第一リンク部材100の分解斜視図である。 第二リンク部材120の分解斜視図である。 演出体80の待機位置における各リンク部材の位置関係を示す演出装置50の正面図である。 演出体80の演出位置における各リンク部材の位置関係を示す演出装置50の正面図である。 演出体80が演出位置に移動した状態の演出装置50の正面図である。
以下、本発明の一実施形態である演出装置50及びパチンコ機1について、図面を参照して説明する。まず、演出装置50を備えるパチンコ機1の機械的な構成について、図1、図2を参照して説明する。なお、以下の説明において、パチンコ機1の上下方向、左右方向、及び表裏方向については、特に断りがない場合、遊技盤2の盤面の向きを基準とする。即ち、ホールに設置されたパチンコ機1で遊技を行う遊技者からパチンコ機1を見た向き(即ち図1に図示されるパチンコ機1の向き)が基準となる。以下では便宜上、表裏方向を前後方向として、説明を行う。また、パチンコ機1に使用される装置や部品についても、パチンコ機1に組み付けられた場合の向きを基準に、上下方向、左右方向、及び前後方向を規定するものとする。
図1、図2に示すように、パチンコ機1の上段側には遊技盤2が設けられている。遊技盤2は略正方形であり、透明なガラス板を保持した前面枠13によって前面を保護されている。遊技盤2の下段側には上皿5及び下皿6が設けられている。上皿5は遊技盤2の下部に設けられ、発射機(図示略)に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける。上皿5の上部中央には、遊技者によって操作される操作ボタン9が配設されている。下皿6は上皿5の直下に設けられ、上皿5から溢れたり排出されたりする賞品球を受ける。下皿6の右横には、遊技球の発射を調整する発射ハンドル7が設けられている。また、前面枠13の上部で左右の角には、スピーカ48が夫々設けられている。
遊技盤2の前面には、ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が形成されている。発射機によって発射された遊技球は、遊技領域4内を流下する。遊技領域4の略中央には、LCD(液晶ディスプレイ)等を用いて構成される図柄表示装置28が設けられている。図柄表示装置28は遊技盤2の背面側に配置され、遊技盤2の略中央に設けられた開口を介し、表示面27をパチンコ機1の前面に露出する。表示面27には動画、メッセージ等の様々な映像が表示され、特に、大当り判定の結果を報知するためのデモ図柄が表示される。パチンコ機1は、複数(本実施形態では3つ)のデモ図柄を変動させた後に、大当たり判定の結果を示すデモ図柄の組み合わせを確定表示させる報知演出を実行することで、大当たり判定の結果を遊技者に報知する。
遊技盤2の開口の縁部には装飾等が施され、図柄表示装置28の外縁を取り囲む装飾枠14が設けられている。図柄表示装置28は、装飾枠14の開口部19を介し、表示面27をパチンコ機1の前面に露出する。装飾枠14には、装飾枠14と共に各種演出を行う複数の演出装置が設けられている。演出装置は装飾枠14内、あるいは装飾枠14と図柄表示装置28との間に配置される。演出装置は、遊技状態に応じ、その場で、あるいは図柄表示装置28の前側にせり出して、LED等の発光体を発光させる等の演出を行う。そのうちの一つである演出装置50は、装飾枠14の背面側で、開口部19の左側縁部から上側縁部にかけての部分に配置されている。詳細については後述するが、演出装置50の演出体80は、非演出時には正面から見て装飾枠14の開口部19の上側縁部に隠れた位置に配置される(図2参照)。演出体80は、演出時には駆動モータ63の駆動力によって開口部19内に露出され、更にLED等の発光体を発光させ、図柄表示装置28及びスピーカ48等と連動しながら様々な演出を行う。
図柄表示装置28の左方には普通図柄始動ゲート12が設けられている。普通図柄始動ゲート12の下方には大入賞口17が設けられている。図柄表示装置28の下方には、第一特別図柄始動入賞口15が設けられている。第一特別図柄始動入賞口15の直下には第二特別図柄始動電動役物16が設けられている。第二特別図柄始動電動役物16は開閉部材を備える。遊技球は、開閉部材が開放された場合にのみ第二特別図柄始動電動役物16に入賞することができる。第一特別図柄始動入賞口15、第二特別図柄始動電動役物16に遊技球が入賞すると、夫々所定数の遊技球が賞品球として払い出される。第二特別図柄始動電動役物16の下側には、遊技領域4の中央下端部まで流下した遊技球を回収するアウト口18が設けられる(図2参照)。
遊技領域4の右斜め下部には図柄表示部24(図2参照)が設けられている。図柄表示部24は、普通図柄表示部、第一特別図柄表示部、第二特別図柄表示部、普通図柄記憶数表示LED、第一特別図柄記憶数表示LED、及び第二特別図柄記憶数表示LEDを備える。
本実施形態では、第一特別図柄始動入賞口15へ遊技球が入賞すると、第一大当り判定が行われ、判定の結果に応じて複数の特別図柄のうちの1つが図柄表示部24の第一特別図柄表示部に表示される。その結果、大当たりであると判定されると、大入賞口17が開放される大当たり遊技が実行される。大入賞口17に入賞した遊技球の流路には、特定領域が形成されている。パチンコ機1では、大当たり遊技中に遊技球が大入賞口17内の特定領域を通過することが、大当たり遊技終了後に確率変動状態を生起する条件となっている。なお、遊技盤2の背面側には、遊技の主制御、各種演出等を制御する制御部(図示略)が設けられている。
また、普通図柄始動ゲート12を遊技球が通過すると普通当り判定が行われて、判定結果が図柄表示部24の普通図柄表示部に表示される。その結果、普通当たりであると判定されると、第二特別図柄始動電動役物16が開放される。第二特別図柄始動電動役物16へ遊技球が入賞すると、第二大当り判定が行われ、判定結果は図柄表示部24の第二特別図柄表示部に表示される。その結果、大当たりであると判定されると、上記同様に大当たり遊技が実行される。
普通図柄記憶数表示LEDは、普通図柄作動保留球数を4つまで表示する。普通図柄作動保留球数とは、普通図柄始動ゲート12を通過し、且つ普通図柄表示部に普通当り判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数である。図柄表示部24の第一特別図柄記憶数表示LEDは、第一特別図柄作動保留球数を4つまで表示する。第一特別図柄作動保留球数とは、第一特別図柄始動入賞口15に入賞し、且つ第一大当り判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数である。第二特別図柄記憶数表示LEDは、第二特別図柄作動保留球数を4つまで表示する。第二特別図柄作動保留球数とは、第二特別図柄始動電動役物16に入賞し、且つ第二大当り判定の結果がまだ表示されていない遊技球の個数である。
図示しないが、パチンコ機1の背面側には、各種基板を備えた制御部が設けられている。制御部の各基板は、CPU、RAM、ROM等を備えており、パチンコ機1の各種動作を制御する。例えば、主基板は、普通当たり判定、大当たり判定等を行い、パチンコ機1の主制御を司る。中継基板は、主基板で行われた制御結果に基づいて、大入賞口17を開閉するソレノイドを駆動する。また、演出基板のCPU(図示略)は、演出装置50を作動する駆動モータ63(図4参照)の駆動制御、演出装置50が備える電飾用のLED(図示略)等の発光制御等を行う。
次に、演出装置50の構造について説明する。前述したように、本実施形態の演出装置50は、装飾枠14の開口部19の左側縁部から上側縁部にかけての部分に設けられる。図3、図4に示すように、演出装置50は、保持体60、演出体80、第一リンク部材100、第二リンク部材120、及び第三リンク部材140を備える。保持体60は、前後方向に厚みを有し、上下方向に延びる箱状体である。保持体60は、前壁及び前側の側壁を構成し、上下方向に延びる前カバー61と、後壁及び後側の側壁を構成し、上下方向に延びる後カバー62を備える。前カバー61と後カバー62はねじ留めによって固定され、箱状体を形成する。保持体60は、後カバー62が装飾枠14にねじ留めされることによって、パチンコ機1に組み付けられる。
保持体60は、前カバー61と後カバー62の間に、駆動モータ63、出力ギア64、従動ギア65、伝達ギア66、及びフォトセンサ67を収容する。駆動モータ63は、保持体60の上下方向の略中央に配置され、出力軸68を後方に突出する。後カバー62の上下方向略中央には、前方に台状に突出する棚板部69が形成される。駆動モータ63は、ねじ留めによって、棚板部69の前面側に固定される。出力軸68は、棚板部69に形成された切欠部を介し、棚板部69の後側に突出される。棚板部69の後面側には出力ギア64が配置され、出力軸68に固定される。出力ギア64の回転軸は、前後方向に配置される。
出力ギア64の右斜め上方には、従動ギア65が配置される。従動ギア65は、ねじ留めによって、後カバー62の前面に回転可能に固定される。従動ギア65の回転軸は、前後方向に配置される。従動ギア65の外径は、出力ギア64の外径より小さい。従動ギア65は出力ギア64に噛合し、出力ギア64に従動して回転する。
従動ギア65の左斜め上方には、伝達ギア66が配置される。伝達ギア66は、ねじ留めによって、後カバー62の前面に回転可能に固定される。伝達ギア66の回転軸は、前後方向に配置される。伝達ギア66は、例えば全周の約3/5の部分にのみギア歯が形成された欠歯ギアである。伝達ギア66と従動ギア65は、常時噛合する。伝達ギア66の外径は、出力ギア64の外径より大きい。伝達ギア66は、従動ギア65に噛合する。伝達ギア66は、従動ギア65を介し、出力ギア64に従動して回転する。伝達ギア66の外周部分で、正面視、ギア歯の形成範囲における反時計回り側の端部には、前方へ突出するピン状の駆動突起70が設けられる。駆動突起70は、ワッシャ71を介し、第一リンク部材100の従動穴103(図5参照)に係合する。
後カバー62の前面で、出力ギア64の左斜め上方、且つ伝達ギア66の左斜め下方には、保持穴72が形成されている。前カバー61の後面で、前後方向において保持穴72に対向する位置にも、保持穴73形成されている。前カバー61と後カバー62の保持穴72,73は、前後方向に延びる円柱状の第一支持軸104の前端部と後端部を夫々保持する。第一支持軸104は、第一リンク部材100を回動可能に支持する軸体である。同様に、後カバー62の前面で、出力ギア64の右斜め下方、且つ従動ギア65の下方には、保持穴74が形成されている。前カバー61の後面で、前後方向において保持穴74に対向する位置にも、保持穴75形成されている。前カバー61と後カバー62の保持穴74,75は、前後方向に延びる円柱状の第二支持軸124の前端部と後端部を夫々保持する。第二支持軸124は、第二リンク部材120を回動可能に支持する軸体である。
保持体60内で、第二支持軸124の下方の位置には、フォトセンサ67が設けられる。フォトセンサ67は、発光部と受光部からなる検知部を有する。フォトセンサ67は、ねじ留めによって、後カバー62の前面に固定される。フォトセンサ67は、第二リンク部材120の遮蔽板128(後述)が検知部に配置された場合に、演出基板のCPUに対して検出信号を出力する。演出基板のCPUは、演出体80を演出位置から待機位置に移動させる際に、フォトセンサ67の検出結果に基づいて、演出体80が待機位置に到達したことを検知する。図2の一点鎖線及び図9に示すように、演出位置は、演出体80を保持体60の右方に移動させ、装飾枠14の開口部19内に露出させる位置である。図2の点線及び図3に示すように、待機位置は、演出体80を保持体60の上方に移動させ、装飾枠14の上側縁部よりも上方で装飾枠14の背面側に配置させる位置である。
図3、図4に示すように、前カバー61の前面には、ねじ留めによって、中継基板76が取り付けられる。演出体80及び駆動モータ63は、中継基板76を介し、演出基板(図示略)と電気的に接続する。中継基板76の後面下部には、接続端子部77が設けられる。後述するが、接続端子部77には、演出体80と中継基板76とを接続する接続線135(図6参照)が接続される。中継基板76の前面には、複数のLEDが設けられている。演出基板のCPUは、演出時に所定の発光パターンに従って中継基板76のLEDを発光する。中継基板76のLEDが発するLED光は、装飾枠14を介してパチンコ機1の前方に照射される。
第一リンク部材100について説明する。図4、図5に示すように、第一リンク部材100は、先端部101と基端部102との間で棒状に延びる。第一リンク部材100は、前後方向において段状に形成され、先端部101が基端部102よりも前側に位置する。基端部102には、前後方向に開口し、第一支持軸104が挿通される支持穴109が形成される。第一支持軸104が支持穴109に挿通された状態で、第一支持軸104の前端部と後端部には、夫々、鍔付き円筒状のワッシャ105,106が配置される。ワッシャ105は、基端部102と前カバー61の間、及び、第一支持軸104と支持穴109の間に介在する。ワッシャ106は、基端部102と後カバー62の間、及び、第一支持軸104と支持穴109の間に介在する。第一リンク部材100は、基端部102が、前カバー61と後カバー62の間でワッシャ105,106を介して第一支持軸104に支持されることによって、第一支持軸104を中心に、保持体60に対して回動することができる。
第一リンク部材100の先端部101には、前後方向に開口するねじ穴110が形成される。先端部101の前側にはワッシャ107が配置される。ねじ穴110とワッシャ107にはねじ111が挿通される。ねじ111は、演出体80の後面に設けられた第一留め穴81(図4参照)に締結される。ワッシャ107は、先端部101と演出体80の間、及び、ねじ111とねじ穴110の間に介在する。第一リンク部材100は、先端部101がワッシャ107を介してねじ111に支持されることによって、ねじ111を中心に、演出体80に対して回動することができる。
以下の説明では、第一リンク部材100の正面視において、基端部102における支持穴109の軸心位置と、先端部101におけるねじ穴110の軸心位置とを結ぶ方向を、第一延伸方向(図5参照)として定義する。第一延伸方向において、第一リンク部材100の中央よりも基端部102側の部分には、前後方向に開口し、第一延伸方向に延びる長円状の従動穴103が形成されている。伝達ギア66の駆動突起70は、ワッシャ71を介し、従動穴103に係合する。駆動モータ63の駆動力によって伝達ギア66が回転すると、駆動突起70は円弧状の軌道に沿って移動する。駆動突起70がワッシャ71を介し、従動穴103の内周面を押圧することによって、第一リンク部材100は、第一支持軸104を軸に先端部101側を揺動する。
第一リンク部材100の先端部101には、引張ばね90(後述)の一端が掛け留めされる掛留部108が設けられている。掛留部108は、先端部101において、第一リンク部材100の正面視で、基端部102を軸に先端部101が揺動する場合の時計回り側の端部に設けられる。また、第一リンク部材100は、先端部101側に、屈曲部113(図5参照)を有する。第一リンク部材100は、屈曲部113において、第一リンク部材100の正面視で、基端部102を軸に先端部101が揺動する場合の時計回り側へ向けて、第一延伸方向よりも張り出す状態に屈曲する。
次に、第二リンク部材120について説明する。図4、図6に示すように、第二リンク部材120は、先端部121と基端部122との間で屈曲する棒状に延びる。第二リンク部材120は、前後方向において段状に形成され、先端部121が基端部122よりも前側に位置する。基端部122には、前後方向に開口し、第二支持軸124が挿通される支持穴129が形成される。第二支持軸124が支持穴129に挿通された状態で、第二支持軸124の前端部と後端部には、夫々、鍔付き円筒状のワッシャ125,126が配置される。ワッシャ125は、基端部122と前カバー61の間、及び、第二支持軸124と支持穴129の間に介在する。ワッシャ126は、基端部122と後カバー62の間、及び、第二支持軸124と支持穴129の間に介在する。第二リンク部材120は、基端部122が、前カバー61と後カバー62の間でワッシャ125,126を介して第二支持軸124に支持されることによって、第二支持軸124を中心に、保持体60に対して回動することができる。
第二リンク部材120の先端部121には、前後方向に開口するねじ穴130が形成される。先端部121の前側にはワッシャ127が配置される。ねじ穴130とワッシャ127にはねじ131が挿通される。ねじ131は、演出体80の後面に設けられた第二留め穴82(図4参照)に締結される。ワッシャ127は、先端部121と演出体80の間、及び、ねじ131とねじ穴130の間に介在する。第二リンク部材120は、先端部121がワッシャ127を介してねじ131に支持されることによって、ねじ131を中心に、演出体80に対して回動することができる。
以下の説明では、第二リンク部材120の正面視において、基端部122における支持穴129の軸心位置と、先端部121におけるねじ穴130の軸心位置とを結ぶ方向を、第二延伸方向(図6参照)として定義する。第二リンク部材120は、第二延伸方向の略中央に、屈曲部123を有する。第二リンク部材120は、屈曲部123において、第二リンク部材120の正面視で、基端部122を軸に先端部121が揺動する場合の反時計回り側へ向けて、第二延伸方向よりも張り出す状態に屈曲する。
第二リンク部材120の基端部122には、遮蔽板128が設けられる。遮蔽板128は、先端部121とは第二延伸方向の反対側へ向けて、基端部122から突出する。遮蔽板128は、前後方向に厚みを有する板状体である。遮蔽板128は、演出体80が待機位置に移動した場合に、第二リンク部材120の回動に伴い、フォトセンサ67の検知部に配置される。
演出装置50の正面視において、第二リンク部材120の支持穴129の軸心位置と、ねじ穴130の軸心位置との間の長さL2は、第一リンク部材100の支持穴109の軸心位置と、ねじ穴110の軸心位置との間の長さL1(図5参照)と、略同じ長さである。
第二リンク部材120は、先端部121と基端部122との間の部分に、後面側を開口する溝状に形成された溝路132を有する。溝路132の開口部分には、ねじ留めによって、蓋部133が取り付けられる。蓋部133は、溝路132を閉塞する。即ち、溝路132と蓋部133は、第二リンク部材120内に筒状の通路を形成する。溝路132と蓋部133とが形成する通路は、第二リンク部材120の先端部121と基端部122において、夫々外部に連通する。溝路132内には、演出体80と中継基板76とを電気的に接続する接続線135が配置される。第二リンク部材120の基端部122において溝路132から引き出される接続線135の端部には、コネクタ136が設けられる。コネクタ136は、保持体60の中継基板76の後面に設けられる接続端子部77に係合する。第二リンク部材120の先端部121において溝路132から引き出される接続線135の端部には、コネクタ137が設けられる。コネクタ137は、演出体80のLED基板(図示略)の後面に設けられ、演出体80の後面に露出される接続端子部85に係合する。
第三リンク部材140について説明する。図4に示すように、第三リンク部材140は、先端部141と基端部142との間で前後方向を厚み方向とする板状に延びる。第三リンク部材140の基端部142は円板状に形成される。基端部142の中央には、前後方向に開口するねじ穴144が形成される。基端部142の後側には、ワッシャ145が配置される。ねじ穴144とワッシャ145には前側からねじ146が挿通される。ねじ146は、装飾枠14に、直接又は間接的に締結される。ワッシャ145は、基端部142と装飾枠14の間、及び、ねじ146とねじ穴144の間に介在する。第三リンク部材140は、基端部142がワッシャ145を介してねじ146に支持されることによって、ねじ146を中心に、装飾枠14に対して回動することができる。
以下の説明では、第三リンク部材140の正面視において、先端部141における幅方向中央の位置と、基端部142のねじ穴144の軸心位置とを結ぶ方向を、第三延伸方向(図7参照)として定義する。第三リンク部材140は、第三延伸方向の略中央の位置から先端部141にかけて、前後方向に貫通し、第三延伸方向に延びる長穴143を有する。長穴143内には、鍔付き円筒状のワッシャ147,148が、夫々、第三リンク部材140の前側と後側から筒穴を合わせて配置される。ワッシャ147,148内には、第三リンク部材140の後側からねじ149が挿通される。ねじ149はワッシャ147,148を介して長穴143内を前後方向に貫通し、演出体80の後面に設けられた第三留め穴83に締結される。ワッシャ147,148は、先端部141と演出体80の間、及び、ねじ149と長穴143の間に介在する。第三リンク部材140は、先端部141がワッシャ147,148を介してねじ149に支持されることによって、ねじ149を中心に、演出体80に対して回動することができる。また、第三リンク部材140は、長穴143内でワッシャ147,148をスライドさせることによって、演出体80に対し、第三延伸方向に移動することができる。
演出体80について説明する。図3、図4に示すように、演出体80は、左右方向に長く、前後方向を厚み方向とする箱状の板状体である。演出体80は、透明な樹脂により形成され、前面に、凹凸状の装飾が施される。演出体80の前面には、横書きの文字と記号が示される。本実施形態では、演出体80の前面に、「でちゃった!」の文字と記号が凹凸状の装飾によって形成され、横書きに示される。
演出体80の内部には、電飾基板(図示略)と拡散板(図示略)が設けられる。電飾基板は、前面に、複数のLEDを実装し、背面に、接続端子部85を実装する。電飾基板は、演出体80の正面視形状に合わせた外形形状を有し、演出体80内に収容される。接続端子部85は、演出体80の後面に露出される。接続端子部85には、接続線135のコネクタ137(図6参照)が係合する。電飾基板は、中継基板76を介して演出基板(図示略)に接続する。演出基板のCPUは、演出時に所定の発光パターンに従って電飾基板のLEDを発光する。拡散板は、電飾基板の形状と略同じ外形形状を有し、演出体80内で電飾基板の前面側に配置される。拡散板は、電飾基板のLEDが発するLED光を、光の強度が略均一となるように拡散し、前方へ出射する。拡散板に拡散されたLED光は、演出体80の前面を介してパチンコ機1の前方に照射される。
図4、図7に示すように、演出体80の後面には、第一留め穴81、第二留め穴82、第三留め穴83、掛留部84が設けられる。第一留め穴81は、演出体80後面の左端部に設けられる(図7参照)。第二留め穴82は、第一留め穴81の右方且つ下方の位置に設けられる。演出装置50の正面視において、演出体80における第一留め穴81の位置と、第二留め穴82の位置との位置関係は、保持体60における保持穴72,73の位置と、保持穴74,75の位置との位置関係と、略同じである。即ち、演出装置50の正面視において、第二留め穴82は、第一留め穴81の位置に対し、保持穴72,73の位置に対する保持穴74,75の位置の方向及び距離と、略同じ方向及び距離となる位置に設けられる。第一留め穴81に締結されるねじ111は、第一リンク部材100を先端部101において回動可能に支持する。保持穴72,73に保持される第一支持軸104は、第一リンク部材100を基端部102において回動可能に支持する。第二留め穴82に締結されるねじ131は、第二リンク部材120を先端部121において回動可能に支持する。保持穴74,75に保持され第二支持軸124は、第二リンク部材120を基端部122において回動可能に支持する。そして、前述したように、第一リンク部材100の長さL1と、第二リンク部材120の長さL2は、略同じである。即ち、第一リンク部材100と第二リンク部材120は、平行クランク機構を構成する。従って、演出体80が演出位置と待機位置との間で移動するとき、第一リンク部材100と第二リンク部材120は、第一延伸方向と第二延伸方向とを略平行に維持した状態で回動する。また、電飾基板の接続端子部85は、第二留め穴82の近傍において、演出体80の後面に露出される。
第三留め穴83は、演出体80後面の右端部に設けられる。第三留め穴83は、上下方向において、第一留め穴81と第二留め穴82の間で第一留め穴81寄りの位置に設けられる。掛留部84は、演出体80後面の左右方向略中央に設けられる。掛留部84は、上下方向において、第一留め穴81よりも下側に設けられる。掛留部84には、引張ばね90の他端が掛け留められる。前述したように、引張ばね90の一端は、第一リンク部材100の先端部101に設けられた掛留部108に掛け留められる。後述するが、引張ばね90は、正面視、第一リンク部材100に対してねじ111を中心に演出体80が時計回りに回動する向きに演出体80を付勢する。
次に、演出装置50の動作について、図3、図7〜図9を参照して説明する。非演出時、演出体80は、装飾枠14の後側に配置されている(図2参照)。図3、図7に示すように、第一リンク部材100は、先端部101が基端部102の上方に位置する状態に配置される。第二リンク部材120も同様に、先端部121が基端部122の上方に位置する状態に配置される。第一リンク部材100と第二リンク部材120とは、第一延伸方向と第二延伸方向とが平行な状態に維持される。演出体80は、待機位置(図2参照)に配置される。第二リンク部材120の基端部122に設けられた遮蔽板128は、フォトセンサ67の検知部に配置される。第三リンク部材140は、基端部142が装飾枠14に締結されたねじ146に支持されて回動し、第三延伸方向を左右方向に向け、先端部141を基端部142の左方に配置する。
演出時、演出基板のCPUは、駆動モータ63を制御し、出力ギア64を正面視で時計回りに回転させる。出力ギア64の回転に伴い、従動ギア65が正面視で反時計回りに回転して、伝達ギア66を正面視時計回りに回転させる。演出体80が待機位置にある場合、伝達ギア66の駆動突起70は、正面視で伝達ギア66の回転軸の左斜め上方に位置する。伝達ギア66が時計回りに回転すると、駆動突起70は、ワッシャ71を介し、第一リンク部材100の従動穴103の内周面を右方向に押圧し、更に下方に押圧する。第一リンク部材100は、駆動突起70による押圧によって、第一支持軸104を中心に、正面視、先端部101側を時計回りに回動する。第一リンク部材100と平行クランク機構を構成する第二リンク部材120は、第二支持軸124を中心に、正面視、先端部121側を時計回りに回動する。演出体80は、第一リンク部材100と第二リンク部材120が描く円弧状の軌道に沿って、待機位置から右斜め下方へ向けて移動する。平行クランク機構によって、演出体80における第一留め穴81の位置と、第二留め穴82の位置との位置関係は、保持体60における保持穴72,73の位置と、保持穴74,75の位置との位置関係と、略同じ状態に維持される。従って、演出体80は、待機位置から演出位置に移動する過程において、前後方向に直交する平面における向きを待機位置における向きと同じ向きに維持した状態で移動することができる。よって、演出装置50は、演出体80の移動中に、演出体80前面の文字の読みやすさを確保できる。
掛留部84は、第一留め穴81及び第二留め穴82と同じく演出体80の後面に設けられている。故に、掛留部84の位置と第一留め穴81の位置との位置関係は変わらない。演出体80が待機位置から演出位置に移動する過程において、第一リンク部材100は、第一留め穴81に締結されるねじ111を中心に、演出体80に対して時計回りに回動する。従って、第一リンク部材100の先端部101に設けられた掛留部108は、ねじ111を中心に、演出体80に対して時計回りに回動する。待機位置において、掛留部108は、第一留め穴81の右斜め下方に位置する(図7参照)。演出体80が待機位置から演出位置に移動する過程において、掛留部108は、第一留め穴81の下側で左方へ向けて円弧状の軌道に沿って移動する。言い換えると、演出体80が待機位置から演出位置に移動する過程において、掛留部108は、演出体80の掛留部84から離れる方向に移動する。演出位置において、掛留部108は、第一留め穴81の左斜め下方に位置する(図8参照)。故に演出体80が待機位置から演出位置に移動すると、第一リンク部材100の掛留部108と、演出体80の掛留部84との間の距離は大きくなる。引張ばね90は、掛留部84,108間で引っ張られ、掛留部84,108間が近づく方向に付勢力を付与する。演出体80の掛留部84は、正面視、第一リンク部材100の先端部101における演出体80の回動の支点であるねじ111よりも第一延伸方向の右側且つ基端部102側に位置する。よって引張ばね90の付勢力は、演出体80がねじ111を支点に時計回りに回転する向きに働く。しかし、第一リンク部材100と平行クランク機構を構成する第二リンク部材120によって、演出体80の回転は阻止される。故に引張ばね90の付勢力は、演出体80を演出位置から待機位置へ向かう方向に働く。その結果、演出体80が、演出体80にかかる重力によって待機位置から演出位置へ向かう方向に移動する勢いが緩和される。
演出体80に締結されたねじ149と、第三リンク部材140の基端部142を支持するねじ146との間の距離は、演出体80の位置に応じて変化する。ねじ149は、第三リンク部材140の先端部141側において、ワッシャ147,148を介して長穴143に係合する。よって、ねじ149は、長穴143に係合したまま、長穴143に沿ってねじ146との間の距離を変更することができる。この構成により、第三リンク部材140は、演出体80の移動に伴い、基端部142のねじ146を支点に正面視、反時計回りに回動することができる。
接続線135は、第二リンク部材120の溝路132内に配線されている(図6参照)。従って、第二リンク部材120が回動しても、接続線135は、第二リンク部材120の回動を妨げない。また、第一リンク部材100の基端部102の周囲には、駆動力を伝達する出力ギア64、従動ギア65、伝達ギア66が設けられる。接続線135は、それらのギア等よりも接続端子部77に近い側で第二リンク部材120の溝路132内に引き込まれる。よって、接続線135は、第二リンク部材120が回動しても、第一リンク部材100やギア等に接触することがない。
第二リンク部材120の回動に伴い、遮蔽板128は、フォトセンサ67の検知部から離れ、第二支持軸124を中心とする時計回りに左側へ移動する。演出基板のCPUは、フォトセンサ67が遮蔽板128を非検出となったときを基準に、駆動モータ63のステップ数を設定する。よってCPUは、演出位置もしくは演出位置に移動する途中の任意の位置に、演出体80を移動させることができる。図8,図9に示すように、CPUは、演出体80を移動させてから、あるいは移動させながら、演出装置50による演出動作を行う。演出装置50は、中継基板76及び演出体80の電飾基板(図示略)に設けた複数のLEDを所定の発光パターンに従って発光させることによって、演出動作を行う。LED光は、装飾枠14又は演出体80の前面を介してパチンコ機1の前方に照射される。
演出体80が演出位置に位置しても、平行クランク機構によって、演出体80における第一留め穴81の位置と、第二留め穴82の位置との位置関係は、保持体60における保持穴72,73の位置と、保持穴74,75の位置との位置関係と、略同じ状態に維持される。従って、演出体80は、演出位置に移動しても、前後方向に直交する平面における向きを待機位置における向きと同じ向きに維持することができる。よって、演出装置50は、演出体80が演出位置に移動しても、演出体80前面の文字の読みやすさを確保できる。
また、演出体80が演出位置に位置する場合、第三リンク部材140は、第三延伸方向を上下方向に向け、先端部141を基端部142の下方に配置する。演出体80に締結されたねじ149は、第三リンク部材140の長穴143において、先端部141に最も近い部分に位置する。即ち、長穴143の開口部分のうち、基端部142のねじ穴144(図4参照)から第三延伸方向に最も離れた開口部分は、演出体80が演出位置に位置する場合のねじ149の位置と、基端部142を支持するねじ146が装飾枠14に締結される位置との間の距離に合わせた位置に形成されている。従って、第三リンク部材140は、演出体80の右端部を吊り下げる状態となる。故に、第三リンク部材140は、演出体80が重みによって右端部を下側に傾くことを防止できる。
演出体80が演出位置に移動しても、第一延伸方向と第二延伸方向は、略平行な状態を維持する。第二リンク部材120は、第二延伸方向に沿って真っ直ぐには伸びず、屈曲部123を有する。屈曲部123は、正面視で、第一リンク部材100側に張り出して屈曲する。このため、第二リンク部材120は、先端部121と基端部122においては第一リンク部材100から離れ、屈曲部123において、第一リンク部材100に近接する。演出位置において、演出体80は、保持体60の右側に、保持体60から離れて位置する。演出体80を支える第一リンク部材100と第二リンク部材120は、演出体80と保持体60との間で一部を露出する。屈曲部123は、演出体80と保持体60との間で露出された部分に含まれる。演出体80と保持体60との間で第一リンク部材100と第二リンク部材120とが露出された部分は、装飾枠14の開口部19内で、図柄表示装置28の前方に位置する。従って、演出体80の演出位置において、屈曲部123が第一リンク部材100に近づいて配置されることによって、第一リンク部材100と第二リンク部材120は、図柄表示装置28の表示面27を遮る範囲を狭くすることができる。
更に、第一リンク部材100も、第二リンク部材120同様に、正面視で、第二リンク部材120側に張り出す屈曲部113を有する。屈曲部113の形成位置は、演出体80が演出位置に位置する場合に、演出体80と保持体60との間で第一リンク部材100と第二リンク部材120とが露出された部分よりもやや先端部101側に位置する。且つ、屈曲部113の形成位置は、演出体80が演出位置に位置する場合に、第二リンク部材120の屈曲部123とは干渉しない位置である。従って、演出体80の演出位置において、屈曲部123が第一リンク部材100に近づいて配置され、且つ、屈曲部113が第二リンク部材120に近づいて配置されることによって、第一リンク部材100と第二リンク部材120は、図柄表示装置28の表示面27を遮る範囲を、更に狭くすることができる。
演出が終了すると、演出基板のCPUは、駆動モータ63を制御し、出力ギア64を正面視、反時計回りに回転させる。従動ギア65は、正面視、時計回りに回転し、伝達ギア66は、正面視、反時計回りに回転する。演出体80が演出位置にある場合、伝達ギア66の駆動突起70は、正面視で伝達ギア66の回転軸の左斜め下方に位置する。伝達ギア66が反時計回りに回転すると、駆動突起70は、ワッシャ71を介し、第一リンク部材100の従動穴103の内周面を上方に押圧し、更に左方向に押圧する。第一リンク部材100は、駆動突起70による押圧によって、第一支持軸104を中心に、正面視、先端部101側を反時計回りに回動する。第二リンク部材120は、平行クランク機構によって、第二支持軸124を中心に、正面視、先端部121側を時計回りに回動する。演出体80は、第一リンク部材100と第二リンク部材120が描く円弧状の軌道に沿って、演出位置から左斜め上方へ向けて移動する。上記同様、演出体80は、演出位置から待機位置に移動する過程において、前後方向に直交する平面における向きを演出位置における向きと同じ向きに維持した状態で移動する。
引張ばね90は、演出位置において掛留部84,108間で引っ張られた状態にあり、掛留部84,108間が近づく方向に付勢力を付与する。従って前述したように、引張ばね90の付勢力は、演出体80を演出位置から待機位置へ向かう方向に働く。その結果、演出体80にかかる重力は、引張ばね90の発生するトルクによって軽減される。駆動モータ63にかかる負荷が低減され、演出体80は、スムーズに待機位置へ向けて移動する。
第三リンク部材140は、上記同様に、演出体80のねじ149と、基端部142を支持するねじ146との間の距離を長穴143によって変更しつつ、ねじ146を支点に正面視、時計回りに回動する。接続線135は、第二リンク部材120が正面視、時計回りに回動しても、上記同様、第二リンク部材120の回動を妨げず、且つ第一リンク部材100やギア等に接触することもない。
第二リンク部材120の回動に伴い、遮蔽板128は、第二支持軸124を中心とする反時計回りに右側へ移動する。演出体80を演出位置から待機位置へ向けて移動する場合、駆動モータ63は、演出体80にかかる重力による負荷によって、脱調する可能性がある。故に、図7に示すように、演出基板のCPUは、フォトセンサ67の検知部が遮蔽板128を検出すると、遮蔽板128を検出したときを基準に、演出体80を待機位置に配置させるための駆動モータ63のステップ数を設定する。CPUが設定するステップ数によって第二リンク部材120を回動できる角度は、第二リンク部材120が、フォトセンサ67が遮蔽板128を検出する位置から演出体80が待機位置に移動するまでの角度より大きい。故にCPUは、演出体80の重さによって、たとえ駆動モータ63に脱調が生じても、確実に、演出体80を待機位置に移動させることができる。
演出体80が待機位置に位置するとき、前述したように、第三リンク部材140は、第三延伸方向を左右方向に向け、先端部141を基端部142の左方に配置する。演出体80に締結されたねじ149の演出位置における位置と、待機位置における位置とは、夫々、第三リンク部材140の基端部142を支持するねじ146の位置を中心とする円弧の軌道上に位置する。故に、待機位置において、演出体80に締結されたねじ149は、演出位置における場合と同様に、第三リンク部材140の長穴143の部分のうち先端部141に最も近い部分に位置する。また、演出体80が待機位置において、演出体80に締結されたねじ149の位置と、基端部142を支持するねじ146の位置とは、第一リンク部材100の先端部101がねじ111によって演出体80に軸支される位置と、左右方向に並ぶ。つまり、演出体80と第三リンク部材140とは、左右方向に張った状態となる。言い換えると、演出体80は、ねじ111に係合する第一リンク部材100の先端部101によって左端部が位置決められ、右端部が、第三リンク部材140によって真横に引っ張られる形態となる。よって、演出体80は、待機位置において、演出体80の重みによって傾くことなく、前後方向に直交する平面における向きが維持される。演出体80は、待機位置において、その重みによって傾くことがないので、装飾枠14の下側縁部から露出しない。
そして、演出体80は、引張ばね90によって、演出位置から待機位置へ向かう方向に付勢された状態に維持される。また、演出体80の待機位置において、第一延伸方向及び第二延伸方向は、演出位置よりも上下方向に近い角度に向けられる。故に、待機位置において演出体80にかかる回転モーメントは、演出位置において演出体80にかかる回転モーメントよりも小さい。よって駆動モータ63は、静止トルクによって、容易に、演出体80を待機位置に配置した状態を維持することができる。
以上説明したように、本発明に係る演出装置50の演出体80が演出位置に位置する場合、演出体80は、第一リンク部材100と第二リンク部材120に左端部を支持される。演出体80は、演出体80の重みによって右端部の位置が下がり、傾く可能性がある。このとき、第三リンク部材140は、軸支位置(基端部142を支持するねじ146の位置)が演出体80の上方に位置するので、演出体80の右端部を吊り下げる状態となる。支点部(演出体80に締結されるねじ149が長穴143内で係合する部分)は基端部142から最大に離隔しており、軸支位置と支点部との間はそれ以上離れない。故に第三リンク部材140は、演出体80が演出位置に位置する場合に、演出体80の重みによる傾きを防止することができる。
演出体80が待機位置に位置する場合、支点部と、軸支位置と、演出体80に第一リンク部材100の先端部101がねじ111によって軸支される位置とが横方向に並ぶ。即ち、演出体80と第三リンク部材140とが、左右方向に張った状態となる。演出体80に締結されるねじ149が長穴143内で係合する部分は基端部142から最大に離隔しており、軸支位置と演出体80に締結されるねじ149が長穴143内で係合する部分との間はそれ以上離れない。演出体80が重みによって傾こうとしても、他方の端部が第三リンク部材140によって真横に引っ張られる形態となるので、演出体80の向きが維持される。故に第三リンク部材140は、演出体80が待機位置に位置する場合においても、演出体80の重みによる傾きを抑制することができる。
演出体80は左右方向に長い形状である。演出位置において、第一リンク部材100と演出体80は、左右方向に長く延びることになり、基端部102の軸に大きなトルクがかかる。故に、演出位置において、演出体80の右端部を第三リンク部材140でつり下げる形態とすることで、他方の端部側が一方の端部側よりも下がり、演出体80が傾いてしまうことを確実に防止できる。
本発明は、以上詳述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、伝達ギア66は欠歯ギアに限らず、全周にギア歯が設けられたギアであってもよい。また、従動ギア65がなく、出力ギア64に伝達ギア66が噛合する構成であってもよい。あるいは、出力ギア64の動力が2つ以上のギアを介して伝達ギア66に伝達される構成であってもよい。
演出装置50は、演出体80が保持体60に対して時計回りに回動して待機位置から演出位置に移動する向きに演出体80を設けたが、反時計回りに回動する向きに設けてもよい。この場合、パチンコ機1は、図柄表示装置28の右側縁部から上側縁部にかけての部分に演出装置50を設けてもよい。
第一リンク部材100は屈曲部113を有し、第二リンク部材120は屈曲部123を有するが、屈曲部113,123はなくてもよい。又は、一方のリンク部材のみが屈曲部を有する構成であってもよい。例えば、第一リンク部材100の屈曲部113はなくてもよい。この場合、第一リンク部材100は、第一延伸方向に沿って真っ直ぐ延びてもよい。
引張ばね90は、第一リンク部材100と演出体80の間に付勢力を付与したが、引張ばね90に限らない。例えば、ねじ111の周囲に巻きばねを設け、巻きばねが、第一リンク部材100に対して演出体80が時計回りに回動する向きに付勢力を付与してもよい。
演出体80の待機位置において、ねじ149の位置と、ねじ146の位置と、ねじ111の位置とは、左右方向において必ずしも一直線上に並ばなくてもよい。
第三リンク部材140の基端部142を支持するねじ146は、装飾枠14に、直接締結されてもよい。あるいは、ねじ146は、例えば、装飾枠14に固定される他の演出装置に締結され、間接的に、装飾枠14に締結されてもよい。
特許請求の範囲、明細書及び図面に記載される全ての要素(例えば、表示装置、普通電動役物、図柄作動口等)は、個数を意識的に限定する明確な記載がない限り、物理的に単一であっても複数であっても構わないし、適宜配置の変更が行われても構わない。また、各要素につけられた名称(要素名)は、単に本件の記載のために便宜上付与したにすぎないものであり、それによって特別な意味が生じることを特に意識したものではない。従って、要素名のみによって要素が何であるかが限定解釈されるものではない。例えば、「表示装置」は、ハード単体でも、ソフトを含んだものであっても構わない。更には、上記全ての要素のうちの複数の要素を適宜一体的に構成するか、もしくはひとつの要素を複数の要素に分けて構成するかは、特許請求の範囲等において特定していない限り、何れも当業者であれば極めて容易に考えられる事項であるため、あえて明細書等において全パターンを記載しなくても何れのパターンも想定範囲内であることは明らかであることから、本発明に係る権利範囲に含まれることは勿論である。従って、その程度の範囲内での構成上の差異を有する遊技機を、本実施形態に記載がなされていないことを理由に採用することのみでは、本発明に係る権利を回避したことにはならない。その他、各要素の構成や形状等における、本実施形態から当業者であれば容易に考えられる自明な範囲の差異についても同様である。
なお、本発明においては、パチンコ機1が「遊技機」に相当する。駆動モータ63が「駆動源」に相当する。先端部101が「第一端部」に相当する。基端部102が「第二端部」に相当する。第一リンク部材100が「駆動リンク部材」に相当する。先端部141が「第三端部」に相当する。基端部142が「第四端部」に相当する。第三リンク部材140が「従動リンク部材」に相当する。
1 パチンコ機
2 遊技盤
4 遊技領域
14 装飾枠
19 開口部
28 図柄表示装置
50 演出装置
60 保持体
63 駆動モータ
80 演出体
100 第一リンク部材
101 先端部
102 基端部
140 第三リンク部材
141 先端部
142 基端部

Claims (2)

  1. 前面に遊技球が流下する遊技領域が形成された遊技盤と、前記遊技盤の裏側に設けられて各種図柄を可変表示する図柄表示装置と、前記遊技盤に設けられて前後に貫通する開口部を有し、前記開口部を介して前記図柄表示装置の表示部を露出する装飾枠とを備えた遊技機の前記装飾枠に設けられ、動作による演出を行う演出装置であって、
    前記開口部の上方で前記装飾枠と前記遊技盤との間の待機位置と、前記待機位置の下方且つ前記開口部内で前記図柄表示装置の前面の演出位置との間を移動可能な演出体と、
    前記演出体を前記待機位置と前記演出位置との間で移動させる駆動力を発生する駆動源と、
    前記駆動源を保持する保持体と、
    第一端部と第二端部との間で延び、前記第一端部が前記演出体の左右方向における一方の端部に回動可能に軸支され、前記第二端部が前記保持体に回動可能に軸支され且つ前記駆動源に接続され、前記駆動源の駆動によって前記第二端部を軸に回動する駆動リンク部材と、
    第三端部と第四端部との間で延び、前記第三端部に、前記第四端部に対して接離可能な支点部を有し、前記支点部が前記演出体の前記一方の端部とは反対側の他方の端部に回動可能に軸支され、前記第四端部が前記装飾枠に直接又は間接的に回動可能に軸支された従動リンク部材と
    を備えたことを特徴とする演出装置。
  2. 前記装飾枠が前記第四端部を軸支する軸支位置は、前記演出体が前記演出位置に位置する場合における前記第三端部の上方の位置であることを特徴とする請求項1に記載の演出装置。
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