JP2019120326A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動の入力方向を問わず、入力された振動を確実に減衰、吸収する。【解決手段】外側部材11は枠状に形成されるとともに、弾性体30は直方体状に形成され、弾性体の長辺部分は、外側部材の長辺部分の内周面に接着され、弾性体の短辺部分35は、外側部材の短辺部分13の内周面13aに対して非接着状態で当接し、筒状部材40は、上面視で外側部材の内側に配置され、筒状部材の中心軸線O2は、上面視で外側部材および弾性体それぞれの短辺部分が延びる短辺方向に延び、外側部材の長辺部分のうち、下端部は上端縁より短辺方向の内側に位置し、かつ弾性体の長辺部分を弾性体の下方から支持し、外側部材の短辺部分には、弾性体の短辺部分に対して、弾性体の下方から非接着状態で当接する、若しくは下方に離れて上下方向で対向する規制部21が配設されている。【選択図】図3

Description

本発明は、防振装置に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるような、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される筒状の外側取付部材、および他方に連結され、外側取付部材の内側に配置された筒状の内側取付部材と、外側取付部材と内側取付部材との間に配置され、外側取付部材の内周面および内側取付部材の外周面を、互いに連結した弾性体と、を備える防振装置が知られている。外側取付部材および内側取付部材それぞれの中心軸線は、互いに位置がずらされた状態で平行に延びている。
この防振装置では、径方向の振動が入力された場合に、弾性体がせん断変形ではなく圧縮変形することで、振動を確実に減衰、吸収することができる。
特開2009−115136号公報
しかしながら、前記従来の防振装置では、外側取付部材および内側取付部材の各中心軸線に沿う軸方向の振動が入力された場合には、弾性体が圧縮変形ではなく、せん断変形することとなり、振動を十分に減衰、吸収することができないという問題があった。
この発明は、このような事情に考慮してなされたもので、振動の入力方向を問わず、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る防振装置は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側部材、および他方に連結される筒状部材と、前記外側部材と前記筒状部材とを連結した弾性体と、を備え、前記外側部材は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する枠状に形成されるとともに、前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成され、前記弾性体の長辺部分は、前記外側部材の長辺部分の内周面に接着され、前記弾性体の短辺部分は、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、前記筒状部材は、上面視で前記外側部材の内側に配置され、前記筒状部材の中心軸線は、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの短辺部分が延びる短辺方向に延び、前記外側部材の長辺部分のうち、下端部は上端縁より前記短辺方向の内側に位置し、かつ前記弾性体の長辺部分を前記弾性体の下方から支持し、前記外側部材の短辺部分には、前記弾性体の短辺部分に対して、前記弾性体の下方から非接着状態で当接する、若しくは下方に離れて上下方向で対向する規制部が配設されていることを特徴とする。
この発明によれば、外側部材の長辺部分のうち、下端部が上端縁より短辺方向の内側に位置し、かつ弾性体の長辺部分を弾性体の下方から支持しているので、この防振装置に上下方向の振動が入力されたときに、弾性体の長辺部分を上下方向に圧縮変形させることができる。
また、外側部材における一対の長辺部分の内周面に、弾性体における一対の長辺部分が各別に接着されているので、この防振装置に短辺方向の振動が入力されたときに、弾性体の長辺部分を短辺方向に圧縮変形させることができる。
また、外側部材の短辺部分の内周面に、弾性体における一対の短辺部分が各別に当接しているので、この防振装置に、上面視で外側部材および弾性体それぞれの長辺部分が延びる長辺方向の振動が入力されたときに、弾性体の短辺部分を長辺方向に圧縮変形させることができる。
以上より、振動の入力方向を問わず、弾性体を圧縮変形させることにより、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる。
しかも、弾性体が上面視で長方形状を呈する直方体状に形成されているので、弾性体の体積を維持しつつ上下方向の高さを低く抑えることが可能になり、防振性能を確保しつつ防振装置を上下方向にコンパクトにすることができる。
さらに、弾性体において、加硫成形後に大きく収縮する長辺方向の両端部に位置する短辺部分が、外側部材の短辺部分の内周面に非接着状態で当接しているので、弾性体の短辺部分が加硫成形後の収縮により破断するのを防ぐことができる。
また、外側部材の短辺部分に、弾性体の短辺部分に対して、弾性体の下方から非接着状態で当接する、若しくは下方に離れて上下方向で対向する規制部が配設されているので、上下方向の振動の入力に伴い、弾性体が外側部材に対して相対的に下降移動しようとしたときに、規制部が、弾性体の短辺部分を弾性体の下方から支持することとなる。したがって、この防振装置に上下方向の振動が入力されたときに、弾性体の短辺部分が、外側部材の短辺部分の内周面を摺動するのを抑制することが可能になり、この短辺部分の摩耗を抑えることができる。
また、外側部材の短辺部分に、規制部が配設されていることから、この防振装置に上下方向の振動が入力されたときに、弾性体の短辺部分が上下方向に圧縮変形することとなり、この方向の振動をより一層確実に減衰、吸収することができる。
また、前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成された本体部と、前記本体部の短辺部分から、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの長辺部分が延びる長辺方向の外側に向けて突出した突出部と、を備え、前記突出部が、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、かつ前記規制部に対して、前記規制部の上方から非接着状態で当接する、若しくは上方に離れて上下方向で対向してもよい。
この場合、弾性体の突出部が、外側部材の短辺部分の内周面に当接しているので、本体部の短辺部分が、外側部材の短辺部分の内周面に当接している場合と比べて、上下方向の振動が入力されたときに、弾性体に大きな応力が生じて、外側部材の短辺部分の内周面を摺動しやすくなっているにもかかわらず、外側部材に規制部が配設されていることから、このような摺動が抑えられるため、顕著な作用効果が奏功される。
本発明に係る防振装置によれば、振動の入力方向を問わず、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる。
本発明の一実施形態に係る防振装置の斜視図である。 図1に示す防振装置の外側部材の斜視図である。 図1に示す防振装置の長辺方向に沿う縦断面図である。 図1に示す防振装置の短辺方向に沿う縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る防振装置1を、図1から図4を参照して説明する。
防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側部材11、および他方に連結される筒状部材40と、外側部材11と筒状部材40とを連結した弾性体30と、を備える。
この防振装置1が、例えば自動車のエンジンマウントとして使用される場合、外側部材11が振動受部としての車体に連結され、筒状部材40が振動発生部としてのエンジンに連結される。これにより、エンジンの振動が車体に伝達することが抑えられる。
外側部材11は、枠状に形成され、中心軸線O1と同軸に配設されている。外側部材11および筒状部材40それぞれの、中心軸線O1に沿う方向の位置が、互いに異なっている。以下、中心軸線O1に沿う方向のうち、筒状部材40が位置する側を上側といい、外側部材11が位置する側を下側という。
外側部材11は、上面視で一対の長辺部分12a、12bおよび一対の短辺部分13を有する長方形状を呈する。以下、上面視において、外側部材11の長辺部分12a、12bが延びる方向を長辺方向Xといい、外側部材11の短辺部分13が延びる方向を短辺方向Yという。
なお例えば、防振装置1は、長辺方向Xを車両前後方向に向け、かつ短辺方向Yを車両左右方向に向けた状態で、車両に装着される。防振装置1の車両に対する向きは、適宜変更してもよい。
図4に示されるように、外側部材11において、短辺方向Yで互いに対向する一対の長辺部分12a、12bのうち、短辺方向Yの一方側に位置する一方側長辺部分12aの上下方向の寸法は、短辺方向Yの他方側に位置する他方側長辺部分12bの上下方向の寸法より長くなっている。一方側長辺部分12aおよび他方側長辺部分12bの各下端縁は、上下方向における同等の位置に位置している。
外側部材11における一方側長辺部分12aの上端縁に、上方に向けて延びる背面板15が配設されている。背面板15は、表裏面が短辺方向Yを向く板状に形成され、一方側長辺部分12aの内周面12cおよび外周面に段差なく連なっている。背面板15は、上下方向に真直ぐ延びている。背面板15は、一方側長辺部分12aと一体に形成されている。
なお防振装置1は、短辺方向Yの一方側を車両の左側に位置させ、かつ短辺方向Yの他方側を車両の右側に位置させた状態で、車両に装着されてもよい。
外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cは、図4に示されるように、下方に向かうに従い漸次、短辺方向Yの内側に向けて延びるように傾斜している。外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cのうち、下端部は上端縁より短辺方向Yの内側に位置している。外側部材11の一方側長辺部分12aは、他方側長辺部分12bよりも、外側部材11の中心軸線O1に直交する水平面に対する傾斜角度が大きくなっている。
図2および図4に示すように、外側部材11の長辺部分12a、12bの下端部に、短辺方向Yの内側に向けて突出する受部16が形成されている。受部16は、外側部材11の長辺部分12a、12bの上端縁より短辺方向Yの内側に位置している。受部16は、上面視で長辺方向Xに長い長方形状を呈する。受部16は、外側部材11の一方側長辺部分12aおよび他方側長辺部分12bの双方に形成されている。一方側長辺部分12aに形成された受部16は、他方側長辺部分12bに形成された受部16よりも、短辺方向Yの内側に向けた突出量が短くなっている。受部16は、外側部材11の長辺部分12a、12bの下端部のうち、長辺方向Xの両端部を除く全域にわたって形成されている。
外側部材11の長辺部分12a、12bのうち、前述のように傾斜した内周面12c、並びに、受部16の上面が、弾性体30の後述する長辺部分32a、32bを弾性体30の下方から支持する。
なお、受部16は、外側部材11における一方側長辺部分12aおよび他方側長辺部分12bのうちのいずれか一方にのみ形成してもよいし、いずれにも形成しなくてもよい。また、外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cは、上下方向に真直ぐ延びてもよい。
例えば、外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cを、前述のように傾斜させていれば、長辺部分12a、12bに受部16を形成しなくてもよく、また、長辺部分12a、12bに受部16が形成されていれば、長辺部分12a、12bの内周面12cを上下方向に真直ぐ延ばしてもよい。
外側部材11の一対の短辺部分13は、互いに同等の大きさで、同等の形状に形成されている。外側部材11における短辺部分13および一方側長辺部分12aそれぞれの上下方向の寸法は、互いに同等になっている。外側部材11における短辺部分13および長辺部分12a、12bの各下端縁は、上下方向における同等に位置に位置している。短辺部分13は、上下方向に真直ぐ延びている。
外側部材11の厚さは、中心軸線O1回りの全周にわたって同等になっている。外側部材11の厚さは、外側部材11における長辺部分12a、12b、および短辺部分13それぞれの上下方向の寸法よりも小さくなっている。外側部材11は、例えば金属材料、若しくは樹脂材料等で形成される。
筒状部材40は、上面視で外側部材11の内側に配置され、筒状部材40の中心軸線O2は短辺方向Yに延びている。筒状部材40は、外側部材11の一方側長辺部分12aより上方に位置している。図3に示すように、筒状部材40は、長辺方向Xに沿う縦断面視において、上下方向よりも長辺方向Xに長い長方形状を呈する。筒状部材40の厚さは、全周および短辺方向Yの全域にわたって同等になっている。筒状部材40は例えば金属材料等で形成される。
なお、筒状部材40は、例えば円筒等の他の形状に形成されてもよいし、金属材料以外の他の材質で形成されてもよい。
筒状部材40における内周面および外周面は、全域にわたって被覆ゴム31で覆われている。筒状部材40は、内側に嵌合される図示されない連結部材を介して振動発生部としてのエンジン等に連結される。
筒状部材40には、図4に示すように、補助金具50が配設されている。補助金具50は、筒状部材40の短辺方向Yの一方側の開口を閉塞する閉塞板51と、筒状部材40の下方に配置された下側部材52と、を備える。
閉塞板51の表裏面は、被覆ゴム31で覆われている。
下側部材52は、長辺方向Xに延び、上方に向けて開口する半割りの筒状に形成されている。下側部材52において、短辺方向Yに間隔をあけて位置する一対の上端縁のうち、短辺方向Yの一方側に位置する部分は閉塞板51の下端縁に連結され、短辺方向Yの他方側に位置する部分は筒状部材40の下面に当接若しくは近接している。下側部材52の短辺方向Yの大きさは、下方に向かうに従い漸次、小さくなっている。
なお、筒状部材40に補助金具50を配設しなくてもよい。
弾性体30は、ゴム材料で形成され、被覆ゴム31と一体に形成されている。弾性体30は、上面視で一対の長辺部分(弾性体の長辺部分)32a、32bおよび一対の短辺部分33を有する長方形状を呈する直方体状に形成された本体部32と、本体部32の短辺部分33から突出した突出部(弾性体の短辺部分)35と、を備える。本体部32および突出部35は一体に形成されている。本体部32の体積は、突出部35の体積より大きい。本体部32の長辺部分32a、32bは、上面視で長辺方向Xに延び、本体部32の短辺部分33は、上面視で短辺方向Yに延びている。本体部32の内側に、補助金具50が埋設されている。本体部32は、筒状部材40に筒状部材40の下側から連結されている。
本体部32の長辺部分32a、32bは、外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cに接着されている。本体部32の長辺部分32a、32bは、図4に示されるような短辺方向Yに沿う縦断面視において、下方に向かうに従い漸次、短辺方向Yの外側に向けて延びている。
本体部32における一対の長辺部分32a、32bのうち、短辺方向Yの一方側に位置する一方側長辺部分32aは、受部16の上面の全域、並びに、外側部材11の一方側長辺部分12aの内周面12c、および背面板15の内側面それぞれにおける上下方向の全域にわたって一体に加硫接着されている。本体部32の一方側長辺部分32aは、上下方向のほぼ全域にわたって、外側部材11に連結されている。
本体部32における一対の長辺部分32a、32bのうち、短辺方向Yの他方側に位置する他方側長辺部分32bは、受部16の上面の全域、並びに、外側部材11の他方側長辺部分12bの内周面12cにおける上下方向の全域にわたって一体に加硫接着されている。本体部32の他方側長辺部分32bのうち、下部が外側部材11に連結され、上部は、外側部材11の他方側長辺部分12bの上端縁より上方に位置し、外側部材11から外部に露呈している。
突出部35は、図3に示されるような長辺方向Xに沿う縦断面視において、下方に向かうに従い漸次、長辺方向Xの外側に向けて延びている。突出部35は、下方に向かうに従い漸次、長辺方向Xの外側に向けて延びる角柱状に形成されている。突出部35は、本体部32における短辺方向Yの中央部に配設されている。一対の突出部35は、互いに同等の大きさで、同等の形状に形成されている。突出部35、および本体部32の長辺部分32a、32bの各下端部は、上下方向における同等に位置に位置し、本体部32の短辺部分33の下端部より下方に位置している。
突出部35は、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに対して、長辺方向Xに非接着状態で当接している。
そして本実施形態では、外側部材11の短辺部分13に、突出部35に突出部35の下方から非接着状態で当接する規制部21が配設されている。規制部21は、外側部材11と一体に形成されている。規制部21は、外側部材11の短辺部分13の下端部に形成され、長辺方向Xの内側に向けて突出している。規制部21は表裏面が上下方向を向く板状に形成されている。規制部21は、上面視で短辺方向Yに長い長方形状を呈する。規制部21は、外側部材11における一対の短辺部分13の双方に形成されている。規制部21は、外側部材11の短辺部分13の下端部における短辺方向Yの中央部に形成されている。
突出部35は、外側部材11の短辺部分13の内周面13a、規制部21の上面、および規制部21における長辺方向Xの内端縁それぞれにおける全域にわたって一体に非接着状態で当接している。
なお、規制部21は、突出部35に対して下方に離れ対向して配設されてもよい。また、規制部21は、外側部材11における一対の短辺部分13のうちのいずれか一方にのみ形成してもよい。規制部21は、長辺方向Xの内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る防振装置1によれば、外側部材11の長辺部分12a、12bのうち、下端部が上端縁より短辺方向Yの内側に位置し、かつ本体部32の長辺部分32a、32bを弾性体30の下方から支持しているので、この防振装置1に上下方向の振動が入力されたときに、本体部32の長辺部分32a、32bを上下方向に圧縮変形させることができる。
また、外側部材11における一対の長辺部分12a、12bの内周面12cに、本体部32における一対の長辺部分32a、32bが各別に接着されているので、この防振装置1に短辺方向Yの振動が入力されたときに、本体部32の長辺部分32a、32bを短辺方向Yに圧縮変形させることができる。
また、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに、突出部35が各別に当接しているので、この防振装置1に長辺方向Xの振動が入力されたときに、突出部35を長辺方向Xに圧縮変形させることができる。
以上より、振動の入力方向を問わず、弾性体30を圧縮変形させることにより、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる。
しかも、弾性体30が上面視で長方形状を呈する直方体状の本体部32を備えるので、弾性体30の体積を維持しつつ上下方向の高さを低く抑えることが可能になり、防振性能を確保しつつ防振装置1を上下方向にコンパクトにすることができる。
さらに、弾性体30において、加硫成形後に大きく収縮する長辺方向Xの両端部に位置する突出部35が、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに非接着状態で当接しているので、突出部35が加硫成形後の収縮により破断するのを防ぐことができる。
また、外側部材11の短辺部分13に、突出部35に対して、弾性体30の下方から非接着状態で当接する規制部21が配設されているので、上下方向の振動の入力に伴い、弾性体30が外側部材11に対して相対的に下降移動しようとしたときに、規制部21が、突出部35を弾性体30の下方から支持することとなる。したがって、この防振装置1に上下方向の振動が入力されたときに、突出部35が、外側部材11の短辺部分13の内周面13aを摺動するのを抑制することが可能になり、突出部35の摩耗を抑えることができる。
また、外側部材11の短辺部分13に、規制部21が配設されていることから、この防振装置1に上下方向の振動が入力されたときに、突出部35が上下方向に圧縮変形することとなり、この方向の振動をより一層確実に減衰、吸収することができる。
また、突出部35が、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに当接しているので、本体部32の短辺部分33が、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに当接している場合と比べて、上下方向の振動が入力されたときに、弾性体30に大きな応力が生じて、外側部材11の短辺部分13の内周面13aを摺動しやすくなっているにもかかわらず、外側部材11に規制部21が配設されていることから、このような摺動が抑えられるため、顕著な作用効果が奏功される。
なお、本発明の技術範囲は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では、弾性体30として、本体部32および突出部35を備え、突出部35が、外側部材11の短辺部分13の内周面13a、および規制部21の上面に対して非接着状態で当接した構成を示したが、突出部35を有さず本体部32のみを有し、この本体部32の短辺部分33が、外側部材11の短辺部分13の内周面13a、および規制部21の上面に対して非接着状態で当接した構成を採用してもよい。
また、外側部材11の短辺部分13に、外周面が長辺方向Xの内側に向けて窪み、かつ内周面13aが長辺方向Xの内側に向けて突出する予圧縮部を形成することで、弾性体の短辺部分を長辺方向Xに予圧縮してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 防振装置
11 外側部材
12a、12b 外側部材の長辺部分
13 外側部材の短辺部分
21 規制部
30 弾性体
32 本体部
32a、32b 本体部の長辺部分(弾性体の長辺部分)
33 本体部の短辺部分
35 突出部(弾性体の短辺部分)
40 筒状部材
O2 筒状部材の中心軸線
X 長辺方向
Y 短辺方向

Claims (2)

  1. 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側部材、および他方に連結される筒状部材と、
    前記外側部材と前記筒状部材とを連結した弾性体と、を備え、
    前記外側部材は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する枠状に形成されるとともに、前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成され、
    前記弾性体の長辺部分は、前記外側部材の長辺部分の内周面に接着され、
    前記弾性体の短辺部分は、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、
    前記筒状部材は、上面視で前記外側部材の内側に配置され、
    前記筒状部材の中心軸線は、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの短辺部分が延びる短辺方向に延び、
    前記外側部材の長辺部分のうち、下端部は上端縁より前記短辺方向の内側に位置し、かつ前記弾性体の長辺部分を前記弾性体の下方から支持し、
    前記外側部材の短辺部分には、前記弾性体の短辺部分に対して、前記弾性体の下方から非接着状態で当接する、若しくは下方に離れて上下方向で対向する規制部が配設されていることを特徴とする防振装置。
  2. 前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成された本体部と、前記本体部の短辺部分から、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの長辺部分が延びる長辺方向の外側に向けて突出した突出部と、を備え、
    前記突出部が、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、かつ前記規制部に対して、前記規制部の上方から非接着状態で当接する、若しくは上方に離れて上下方向で対向することを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
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