JP2019120326A - 防振装置 - Google Patents
防振装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019120326A JP2019120326A JP2018000862A JP2018000862A JP2019120326A JP 2019120326 A JP2019120326 A JP 2019120326A JP 2018000862 A JP2018000862 A JP 2018000862A JP 2018000862 A JP2018000862 A JP 2018000862A JP 2019120326 A JP2019120326 A JP 2019120326A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer member
- elastic body
- short side
- side portion
- long side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
Description
この防振装置では、径方向の振動が入力された場合に、弾性体がせん断変形ではなく圧縮変形することで、振動を確実に減衰、吸収することができる。
また、外側部材における一対の長辺部分の内周面に、弾性体における一対の長辺部分が各別に接着されているので、この防振装置に短辺方向の振動が入力されたときに、弾性体の長辺部分を短辺方向に圧縮変形させることができる。
また、外側部材の短辺部分の内周面に、弾性体における一対の短辺部分が各別に当接しているので、この防振装置に、上面視で外側部材および弾性体それぞれの長辺部分が延びる長辺方向の振動が入力されたときに、弾性体の短辺部分を長辺方向に圧縮変形させることができる。
以上より、振動の入力方向を問わず、弾性体を圧縮変形させることにより、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる。
さらに、弾性体において、加硫成形後に大きく収縮する長辺方向の両端部に位置する短辺部分が、外側部材の短辺部分の内周面に非接着状態で当接しているので、弾性体の短辺部分が加硫成形後の収縮により破断するのを防ぐことができる。
また、外側部材の短辺部分に、規制部が配設されていることから、この防振装置に上下方向の振動が入力されたときに、弾性体の短辺部分が上下方向に圧縮変形することとなり、この方向の振動をより一層確実に減衰、吸収することができる。
防振装置1は、振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側部材11、および他方に連結される筒状部材40と、外側部材11と筒状部材40とを連結した弾性体30と、を備える。
この防振装置1が、例えば自動車のエンジンマウントとして使用される場合、外側部材11が振動受部としての車体に連結され、筒状部材40が振動発生部としてのエンジンに連結される。これにより、エンジンの振動が車体に伝達することが抑えられる。
外側部材11は、上面視で一対の長辺部分12a、12bおよび一対の短辺部分13を有する長方形状を呈する。以下、上面視において、外側部材11の長辺部分12a、12bが延びる方向を長辺方向Xといい、外側部材11の短辺部分13が延びる方向を短辺方向Yという。
なお例えば、防振装置1は、長辺方向Xを車両前後方向に向け、かつ短辺方向Yを車両左右方向に向けた状態で、車両に装着される。防振装置1の車両に対する向きは、適宜変更してもよい。
なお防振装置1は、短辺方向Yの一方側を車両の左側に位置させ、かつ短辺方向Yの他方側を車両の右側に位置させた状態で、車両に装着されてもよい。
なお、受部16は、外側部材11における一方側長辺部分12aおよび他方側長辺部分12bのうちのいずれか一方にのみ形成してもよいし、いずれにも形成しなくてもよい。また、外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cは、上下方向に真直ぐ延びてもよい。
例えば、外側部材11の長辺部分12a、12bの内周面12cを、前述のように傾斜させていれば、長辺部分12a、12bに受部16を形成しなくてもよく、また、長辺部分12a、12bに受部16が形成されていれば、長辺部分12a、12bの内周面12cを上下方向に真直ぐ延ばしてもよい。
なお、筒状部材40は、例えば円筒等の他の形状に形成されてもよいし、金属材料以外の他の材質で形成されてもよい。
筒状部材40には、図4に示すように、補助金具50が配設されている。補助金具50は、筒状部材40の短辺方向Yの一方側の開口を閉塞する閉塞板51と、筒状部材40の下方に配置された下側部材52と、を備える。
下側部材52は、長辺方向Xに延び、上方に向けて開口する半割りの筒状に形成されている。下側部材52において、短辺方向Yに間隔をあけて位置する一対の上端縁のうち、短辺方向Yの一方側に位置する部分は閉塞板51の下端縁に連結され、短辺方向Yの他方側に位置する部分は筒状部材40の下面に当接若しくは近接している。下側部材52の短辺方向Yの大きさは、下方に向かうに従い漸次、小さくなっている。
なお、筒状部材40に補助金具50を配設しなくてもよい。
本体部32における一対の長辺部分32a、32bのうち、短辺方向Yの他方側に位置する他方側長辺部分32bは、受部16の上面の全域、並びに、外側部材11の他方側長辺部分12bの内周面12cにおける上下方向の全域にわたって一体に加硫接着されている。本体部32の他方側長辺部分32bのうち、下部が外側部材11に連結され、上部は、外側部材11の他方側長辺部分12bの上端縁より上方に位置し、外側部材11から外部に露呈している。
突出部35は、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに対して、長辺方向Xに非接着状態で当接している。
なお、規制部21は、突出部35に対して下方に離れ対向して配設されてもよい。また、規制部21は、外側部材11における一対の短辺部分13のうちのいずれか一方にのみ形成してもよい。規制部21は、長辺方向Xの内側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びてもよい。
また、外側部材11における一対の長辺部分12a、12bの内周面12cに、本体部32における一対の長辺部分32a、32bが各別に接着されているので、この防振装置1に短辺方向Yの振動が入力されたときに、本体部32の長辺部分32a、32bを短辺方向Yに圧縮変形させることができる。
また、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに、突出部35が各別に当接しているので、この防振装置1に長辺方向Xの振動が入力されたときに、突出部35を長辺方向Xに圧縮変形させることができる。
以上より、振動の入力方向を問わず、弾性体30を圧縮変形させることにより、入力された振動を確実に減衰、吸収することができる。
さらに、弾性体30において、加硫成形後に大きく収縮する長辺方向Xの両端部に位置する突出部35が、外側部材11の短辺部分13の内周面13aに非接着状態で当接しているので、突出部35が加硫成形後の収縮により破断するのを防ぐことができる。
また、外側部材11の短辺部分13に、規制部21が配設されていることから、この防振装置1に上下方向の振動が入力されたときに、突出部35が上下方向に圧縮変形することとなり、この方向の振動をより一層確実に減衰、吸収することができる。
また、外側部材11の短辺部分13に、外周面が長辺方向Xの内側に向けて窪み、かつ内周面13aが長辺方向Xの内側に向けて突出する予圧縮部を形成することで、弾性体の短辺部分を長辺方向Xに予圧縮してもよい。
11 外側部材
12a、12b 外側部材の長辺部分
13 外側部材の短辺部分
21 規制部
30 弾性体
32 本体部
32a、32b 本体部の長辺部分(弾性体の長辺部分)
33 本体部の短辺部分
35 突出部(弾性体の短辺部分)
40 筒状部材
O2 筒状部材の中心軸線
X 長辺方向
Y 短辺方向
Claims (2)
- 振動発生部および振動受部のうちのいずれか一方に連結される外側部材、および他方に連結される筒状部材と、
前記外側部材と前記筒状部材とを連結した弾性体と、を備え、
前記外側部材は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する枠状に形成されるとともに、前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成され、
前記弾性体の長辺部分は、前記外側部材の長辺部分の内周面に接着され、
前記弾性体の短辺部分は、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、
前記筒状部材は、上面視で前記外側部材の内側に配置され、
前記筒状部材の中心軸線は、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの短辺部分が延びる短辺方向に延び、
前記外側部材の長辺部分のうち、下端部は上端縁より前記短辺方向の内側に位置し、かつ前記弾性体の長辺部分を前記弾性体の下方から支持し、
前記外側部材の短辺部分には、前記弾性体の短辺部分に対して、前記弾性体の下方から非接着状態で当接する、若しくは下方に離れて上下方向で対向する規制部が配設されていることを特徴とする防振装置。 - 前記弾性体は、上面視で一対の長辺部分および一対の短辺部分を有する長方形状を呈する直方体状に形成された本体部と、前記本体部の短辺部分から、上面視で前記外側部材および前記弾性体それぞれの長辺部分が延びる長辺方向の外側に向けて突出した突出部と、を備え、
前記突出部が、前記外側部材の短辺部分の内周面に対して非接着状態で当接し、かつ前記規制部に対して、前記規制部の上方から非接着状態で当接する、若しくは上方に離れて上下方向で対向することを特徴とする請求項1に記載の防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000862A JP6985156B2 (ja) | 2018-01-05 | 2018-01-05 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000862A JP6985156B2 (ja) | 2018-01-05 | 2018-01-05 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019120326A true JP2019120326A (ja) | 2019-07-22 |
JP6985156B2 JP6985156B2 (ja) | 2021-12-22 |
Family
ID=67307133
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018000862A Active JP6985156B2 (ja) | 2018-01-05 | 2018-01-05 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6985156B2 (ja) |
-
2018
- 2018-01-05 JP JP2018000862A patent/JP6985156B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6985156B2 (ja) | 2021-12-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6355255B2 (ja) | 防振装置 | |
KR101492872B1 (ko) | 방진 장치 | |
JP6358747B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2015021613A (ja) | 防振装置 | |
JP2014092218A (ja) | 防振装置 | |
WO2018070504A1 (ja) | 防振装置 | |
JP5264400B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2018071602A (ja) | アッパサポート用の下クッションゴム | |
JP2019120326A (ja) | 防振装置 | |
JP6410577B2 (ja) | 防振装置用ブラケットおよび防振装置 | |
CN108223687B (zh) | 防振装置 | |
JP5562821B2 (ja) | 防振装置 | |
JP5210933B2 (ja) | 液入り防振装置 | |
JP6231761B2 (ja) | 液封入式防振装置 | |
JP5809882B2 (ja) | 防振装置 | |
JP6469497B2 (ja) | 防振装置 | |
CN109416104B (zh) | 防振装置 | |
JP2012207761A (ja) | 防振装置 | |
JP2010270873A (ja) | 防振装置 | |
JP6543144B2 (ja) | 防振装置 | |
JP2018100728A (ja) | 防振装置 | |
JPH02117472A (ja) | フロントフレームにおけるボデーマウント構造 | |
JP2017125563A (ja) | エンジンマウント装置 | |
JP2018168929A (ja) | 防振装置 | |
JP6552153B2 (ja) | 防振装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180502 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200625 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210831 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211102 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20211125 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6985156 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |