JP2019120031A - 制振装置および監視システム - Google Patents
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Abstract
Description
構造物の制振装置は、構造物の寿命に合わせて耐久期間が定められ、その耐久期間において制振機能を発揮するように設計、製造される。しかしながら、構造物の制振装置は、春夏秋冬の季節の変化や、昼間、夜間の気温の変化、天候の変化などにより、氷点下から50℃を越す状況下において使用される。このような使用状況下においては、何らかの原因により制振装置がその機能を発揮できなくなる可能性は否定できない。
ところが、上述したように、制振装置は、壁の内側などの直接目の届かない場所に設置される。そのため、何らかの原因により制振装置に異常が発生した場合、構造物の所有者や管理者が当該異常を即座に認識することは難しい。
そこで、本発明は、壁の内側などに設置される制振部材の状態を適切に認識し、異常が発生した制振部材を適切に特定することを目的としている。
さらに、上記制振装置において、前記検出部は、前記判定部により判定された前記制振部材の異常のレベルが高いほど、当該制振部材の状態の検出インターバルを短くしてもよい。これにより、制振部材の異常レベルが低い場合には、制振部材の状態を検出するセンサの駆動を抑え、消費電力を削減することができる。また、異常を検出した後は、短い間隔で制振部材の状態を監視することができるので、制振部材の修理や交換が必要となるタイミングを適切に判断し、迅速な対応が可能となる。
さらに、上記制振装置において、前記検出部は、前記オイルの前記シリンダからの漏れを検出するオイル漏れセンサであってもよい。このように、油圧ダンパのシリンダからのオイルの漏れを検出することで、油圧ダンパとしての制振機能を発揮できなくなる状況を適切に検出することができる。
さらにまた、上記制振装置において、前記オイル漏れセンサは、前記ピストンロッドにおける鉛直方向下側の端部近傍に設置されていてもよい。これにより、適切にシリンダからのオイル漏れを検出することができる。
さらに、上記制振装置は、前記データベースを作成し、前記保持部に保持させる作成部をさらに備えていてもよい。制振部材を壁の内側等に設置した後に上記データベースを作成すれば、信頼性の高いデータベースを得ることができ、より適切に制振部材の設置位置を特定することができる。
さらに、上記制振装置において、前記送信部は、前記ログ情報を電子メールにて予め定められた送信先に送信してもよい。これにより、遠隔地にいる建物の所有者や管理者に対して、制振部材の状態を適切に通知することができる。
また、上記制振装置は、前記ログ情報を記録する記録部をさらに備えていてもよい。これにより、記録されたログ情報を、制振装置のメンテナンス計画の作成や制振装置の次機種の設計に有効に利用することができる。
これにより、建物の壁の内側など直接目で確認できない位置に設置された制振部材の異常発生の有無と、異常が発生している制振部材の設置位置とを、建物の所有者や管理者等に適切に通知可能なシステムとすることができる。したがって、建物の所有者や管理者は、制振部材に異常が発生したことを容易に認識することができると共に、異常が発生した制振部材の設置場所を適切に把握することができ、制振部材の修理や交換を迅速かつ正確に実行することが可能となる。
これにより、建物の所有者や管理者は、建物の壁の内側など直接目で確認できない位置に設置された制振部材の異常発生の有無と、異常が発生している制振部材の設置位置とを適切に把握することができる。したがって、制振部材に異常が発生した場合には、異常が発生した制振部材の修理や交換を迅速かつ正確に実行することが可能となる。
また、油圧ダンパ1の設置方法は、図1に示すように柱2と梁3との間に斜めに設置する方法に限定されるものではなく、例えば、柱2と柱2との間に設置してもよい。なお、油圧ダンパ1は、柱2と土台(不図示)との間や、柱2と梁3とを接続する接続部間など、様々な構造部材間に設置することができる。また、制振装置Aは、油圧ダンパ1を直接構造部材間に連結したものに限らず、ブレース構造の一部に本油圧ダンパ1を介在してもよい。
なお、上記所定値Pは、図5にあっては実質的に点で表示されている。該点のように狭い領域で上記急勾配(S部分)と緩勾配(T部分)に切換えられることが好ましいが、図5に鎖線で示すように、ある程度の範囲で滑らかに切換わるものでもよく、上記所定値は、このものも含む概念である。本実施の形態にあっては、第1および第2のピストンバルブ371,372の各バルブ座板50が2板、皿バネ51が3枚からなるが、これは、上記特性に応じて、その数およびその径方向寸法、板厚は適宜設定される。また、ピストン10の外周面には、所定の油密特性を有すると共にシリンダ5内周面に対して摺接する圧力リング53が装着されている。
これにより、油圧ダンパ1は、外力を加えていない自然状態にあっては、予め設定された所定長さにあり、該所定長さの油圧ダンパ1が、前述したように柱2と梁3との間に取付けられる。この状態では、ピストン10が油圧室27のストローク可能範囲の略々中央に位置している。
この際、ピストン10の押し側移動では、第2のピストンバルブ372のバルブ座板50が環状の突起45に当接して、非ロッド側油室27bから右油圧空間46および引き側油路49を通ってロッド側油室27aに流れるオイルの流れが阻止される。一方、ピストン10の引き側移動では、第1のピストンバルブ371のバルブ座板50が環状の突起45に当接して、ロッド側油室27aから左油圧空間46および押し側油路47を通って非ロッド側油室27bに流れるオイルの流れが阻止される。
同様に、油圧ダンパ1が伸長する方向、即ちピストン10がロッド側油室27aに向って移動する場合、ロッド側油室27aのオイルが引き側油路49を通って右油圧空間46に流れようとするが、該右油圧空間46の油圧も小さく、第2のピストンバルブ372は、バルブ座板50が環状の突起45に略々当接した状態(閉じ状態)に保持される。
そこで、本実施形態における制振装置Aは、構造物において外部から視認できない位置に設置された油圧ダンパ1の状態をモニタリングし、油圧ダンパ1の異常発生を即座に認識できるように構成されている。さらに、本実施形態における制振装置Aは、異常を検出した油圧ダンパ1の構造物内における設置位置を特定できるように構成されている。
オイル漏れセンサ60の検出信号(センサ信号)は、後述する監視装置に送信される。監視装置は、オイル漏れセンサ60のセンサ信号をもとに油圧ダンパ1の異常を判定し、判定結果を管理者等に通知する機能を有する。
オイル漏れセンサ60は、シートの色が変化したか否かを検出することで、オイル漏れが発生したか否かを検出し、検出結果を監視装置に送信する。また、オイル漏れセンサ60は、シートの色の変化度合や、シートの色が変化し始めてからの時間等を検出することでオイルの漏れ量を検出し、検出結果を監視装置に送信することもできる。
オイル漏れセンサ60が使用する通信方式は、無線LANに限定されるものではなく、近接無線通信(NFC)やBluetooth(登録商標)といった無線通信方式であってもよい。さらに、オイル漏れセンサ60が使用する通信方式は、無線通信方式に限定されるものではなく、有線通信方式であってもよい。ただし、オイル漏れセンサ60が有線通信方式を用いる場合は、その配線設備がさらに必要となる。
オイル漏れセンサ60の電源は、例えば乾電池などであってよい。
なお、ICチップ61の設置位置は、シリンダ5の外周面に限定されるものではなく、油圧ダンパ1の伸縮に干渉しない位置であればよい。
操作部71は、監視装置70のオンオフやリセットの指示をはじめ、操作者からの各種入力に用いられるスイッチ等を有する。操作部71への操作入力は、制御部73に入力される。表示部72は、液晶ディスプレイ(LCD)等のモニタを含んで構成されており、オイル漏れセンサ60の状態や異常判定結果、操作部71からの操作入力を表示する。
制御部73は、オイル漏れセンサ60のセンサ信号を取得する。制御部73はCPUを含むマイクロコンピュータからなり、所定のプログラムに従って監視装置70の機能を実現するための処理を実行する。具体的には、制御部73は、オイル漏れセンサ60のセンサ信号に基づいて、油圧ダンパ1の異常を判定するとともに当該異常のレベルを判定し、後述する送信部74に判定結果の送信を指示する異常判定処理を行う。異常判定処理の詳細については後述する。
また、記録部75は、建物に設置された複数の油圧ダンパ1の建物内における設置位置を管理するデータベースを保持する保持部としても機能する。当該データベースは、例えば、油圧ダンパ1の識別情報(製造シリアルナンバー)と建物内の設置位置に関する情報とを関連付けたテーブルである。当該データベースは、異常判定処理の実行に先立って、記録部75に記録される。
例えば、上記データベースは、油圧ダンパ1の設置後、ICチップ61が発信する識別情報と、ICチップ61の位置情報とを取得することで作成することができる。具体的には、読み取り装置62を建物の壁の外側から壁の内側に設置された油圧ダンパ1に近接させ、ICチップ61から油圧ダンパ1の識別情報を読み取る。また、このとき読み取り装置62は、ICチップ61の位置情報も取得する。ここで、ICチップ61の位置情報は、ICチップ61がGPS情報をもとに取得した位置情報であってもよいし、読み取り装置62がGPS情報をもとに取得した位置情報であってもよい。
電源部76は、監視装置70の各部を駆動するための電力を供給する。
図8に示す異常判定処理は、例えば、操作者が操作部71により監視装置70をオンする操作を行ったタイミングで開始され、操作者が操作部71により監視装置70をオフする操作を行うまで実行される。ただし、図8の処理の開始タイミングおよび終了タイミングは、上記のタイミングに限らない。監視装置70は、制御部73が必要なプログラムを読み出して実行することにより、図8に示す各処理を実現することができる。
また、このS1においては、監視装置70は、油圧ダンパ1の識別情報を取得する。例えば、監視装置70は、オイル漏れセンサ60に対して識別情報の送信を要求する信号を送信する。すると、オイル漏れセンサ60は、監視装置70からの要求に応じてICチップ61から識別情報を読み取り、読み取った識別情報を監視装置70に送信する。監視装置70は、オイル漏れセンサ60から送信される識別情報を取得する。
具体的には、監視装置70は、(1)油圧ダンパ1の状態(正常/異常)を表す文章、(2)電子メールの送信日時(年、月、日、時、分)、もしくは油圧ダンパ1の異常判定を行った日時、(3)異常レベル(高/中/低)、(4)油圧ダンパ1の識別情報(製造シリアルナンバー)、(5)建物の場所(住所)、(6)油圧ダンパ1の建物内の設置位置(壁の位置)を含むログ情報を電子メールで送信する。
S8では、監視装置70は、タイマをリセットし、S4に戻る。
このように、監視装置70は、油圧ダンパ1が正常であると判定されている間は、期間T1(例えば、1週間)ごとにオイル漏れセンサ60のセンサ信号を取得し、油圧ダンパ1の状態を監視する。そして、監視装置70は、油圧ダンパ1に異常が発生したことを検知すると(S2もしくはS6でNo)、S9以降の処理を実行する。
S11では、監視装置70は、タイマをリセットし、S12に移行する。S12では、監視装置70は、タイマの値が予め設定された期間T2に達しているか否かを判定する。ここで、期間T2は、期間T1よりも短い期間であり、例えば3日とすることができる。そして、監視装置70は、期間T2に達していないと判定した場合には、期間T2が経過するまで待機し、期間T2に達するとS13に移行する。なお、上記期間T2は、3日に限定されるものではなく、期間T1よりも短い期間であれば任意に設定可能である。
S13では、監視装置70は、S1と同様に、オイル漏れセンサ60のセンサ信号を取得し、S9に戻る。
S15では、監視装置70は、油圧ダンパ1が正常な状態に復元されたか否かを判定する。例えば、監視装置70は、操作者からの指示により異常が発生した油圧ダンパ1を修理または交換したことを確認した場合や、オイル漏れセンサ60のセンサ信号が正常値となったことを確認した場合に、油圧ダンパ1が正常な状態に復元されたと判定する。監視装置70は、油圧ダンパ1が正常な状態に復元されるまで待機し、正常な状態に復元されたと判定すると、S3に移行する。
また、制振装置Aは、オイル漏れセンサ60によって検出されたオイルの漏れ量に基づいて、油圧ダンパ1の異常のレベルを判定する。油圧ダンパ1においては、オイルの漏れ量が一定量に達するまでは、油圧ダンパ1としての機能は維持される。そのため、オイルの漏れ量を監視することで、異常のレベルが経過を観察すればよいレベルであるのか、修理や交換が必要なレベルであるのかを判定することができる。その結果、不必要に油圧ダンパ1の修理や交換を行わないようにすることができる。
また、監視装置70は、タイマを計測してオイル漏れセンサ60の検出タイミングを判定し、オイル漏れセンサ60に対してセンサ信号の送信を要求するプッシュ通知を送信する。そして、オイル漏れセンサ60は、監視装置70からのプッシュ通知を受けてセンサ信号を監視装置70へ送信する。このような構成により、オイル漏れセンサ60を常時駆動させる必要がなくなり、消費電力を低減することができる。
油圧ダンパ1は、壁の内側などに設置されており、異常が発生した油圧ダンパ1の修理や交換を行うためには、対応する位置の壁を解体する必要がある。異常が発生した油圧ダンパ1の設置位置を適切に特定することで、誤って正常な油圧ダンパ1に対応する壁を解体してしまうといった事態を回避することができる。
さらに、制振装置Aは、上記のログ情報をUSBメモリなどの記録部75に記録することもできる。これにより、記録されたログ情報を、制振装置Aのメンテナンス計画の作成や制振装置Aの次機種の設計に有効に利用することができる。
上記実施形態においては、油圧ダンパ1の異常としてオイル漏れを検出する場合について説明したが、スプリング40の弾性力の低下など、他の異常を検出するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、監視装置70は、油圧ダンパ1の異常のレベルとして、2段階(経過観察/修理)の異常レベルを判定する場合について説明したが、3段階以上の異常レベルを判定するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、オイル漏れセンサ60自体の異常を検出する手段を設け、オイル漏れセンサ60自体に異常が発生したことを検知した場合には、これを通知するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、油圧ダンパ1が正常である場合にも、油圧ダンパ1の識別情報や設置位置を電子メールにて通知する場合について説明したが、異常が発生した場合にのみ、当該異常が発生した油圧ダンパ1の識別情報や設置位置を電子メールにて通知するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、監視装置70が図8に示す異常判定処理を実行する場合について説明したが、オイル漏れセンサ60の電源(例えば、乾電池)が制振装置Aの耐久期間に亘って使用可能である場合には、上述した監視装置70と同様の機能をオイル漏れセンサ60が実現するようにしてもよい。つまり、オイル漏れセンサ60が、監視装置70の制御部73、送信部74および記録部75に対応する構成を備えていてもよい。
Claims (15)
- 構造物において外部から視認できない位置に設置される制振部材を備える制振装置であって、
前記制振部材の状態を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記制振部材の状態に基づいて、当該制振部材の異常を判定する判定部と、
前記構造物内において前記異常が発生している前記制振部材の設置位置を特定する特定部と、
前記判定部による判定結果および前記特定部により特定された前記設置位置に関する情報を少なくとも含むログ情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする制振装置。 - 前記判定部は、前記制振部材の異常のレベルを判定することを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
- 前記検出部は、
前記判定部により判定された前記制振部材の異常のレベルが高いほど、当該制振部材の状態の検出インターバルを短くすることを特徴とする請求項2に記載の制振装置。 - 前記制振部材は、オイルを充填したシリンダと、前記シリンダ内に設けられたピストンと、を有する油圧ダンパであり、
前記油圧ダンパは、前記ピストンに連結するピストンロッドの端部を一方の構造部材に連結すると共に、前記シリンダの端部を他方の構造部材に連結して、前記一方および他方の構造部材の間に斜めに設置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制振装置。 - 前記検出部は、
前記オイルの前記シリンダからの漏れを検出するオイル漏れセンサであることを特徴とする請求項4に記載の制振装置。 - 前記判定部は、
前記オイル漏れセンサにより検出された前記オイルの漏れ量に基づいて、前記制振部材の異常のレベルを判定することを特徴とする請求項5に記載の制振装置。 - 前記オイル漏れセンサは、
前記ピストンロッドにおける鉛直方向下側の端部近傍に設置されていることを特徴とする請求項5または6に記載の制振装置。 - 前記制振部材の識別情報と当該制振部材の設置位置とを関連付けたデータベースを保持する保持部と、
前記制振部材に設けられ、当該制振部材の識別情報を発信する発信部と、をさらに備え、
前記特定部は、
前記発信部により発信された前記識別情報に基づいて、前記保持部により保持されたデータベースを参照し、前記設置位置を特定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の制振装置。 - 前記データベースを作成し、前記保持部に保持させる作成部をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の制振装置。
- 前記制振部材に設けられ、当該制振部材の位置情報を発信する発信部をさらに備え、
前記特定部は、
前記発信部により発信された前記位置情報に基づいて、前記設置位置を特定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の制振装置。 - 前記送信部は、
前記ログ情報を電子メールにて予め定められた送信先に送信することを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の制振装置。 - 前記ログ情報を記録する記録部をさらに備えることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の制振装置。
- 構造物において外部から視認できない位置に設置される制振部材を監視する監視システムであって、
前記制振部材の状態を検出する検出部と、
前記検出部により検出された前記制振部材の状態に基づいて、当該制振部材の異常を判定する判定部と、
前記構造物内において前記異常が発生している前記制振部材の設置位置を特定する特定部と、
前記判定部による判定結果および前記特定部により特定された前記設置位置に関する情報を少なくとも含むログ情報を送信する送信部と、を備えることを特徴とする監視システム。 - 構造物において外部から視認できない位置に設置される制振部材の監視方法であって、
前記制振部材の状態を検出するステップと、
検出された前記制振部材の状態に基づいて、当該制振部材の異常を判定するステップと、
前記構造物内において前記異常が発生している前記制振部材の設置位置を特定するステップと、
前記異常の判定結果および特定された前記設置位置に関する情報を少なくとも含むログ情報を外部装置へ送信するステップと、を含むことを特徴とする監視方法。 - コンピュータを、請求項1から12のいずれか1項に記載の制振装置の各部として機能させるためのプログラム。
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