JP2019119592A - 乗りかご及びエレベーター - Google Patents

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Shun Kobayashi
舜 小林
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Abstract

【課題】収納凹部内にゴミ等の異物が侵入せず、かつ乗客の乗降が容易な乗りかご及びエレベーターを提供する。【解決手段】乗りかごに設けられたかご戸10及びかご敷居11と、乗場に設けられた乗場戸及び乗場敷居と、を備えたエレベーターにおいて、かご敷居及び/又は乗場敷居に形成された収納凹部15の内部に収納され、かご戸及び/又は乗場戸の開閉動作に応じて上下方向に移動する可動部17を備える。可動部は、かご戸及び/又は前記乗場戸からの押圧力を受けている状態では、可動部の上面17aが前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面11aよりも下方となる位置に移動し、かご戸及び/又は乗場戸からの押圧力を受けていない状態では、可動部の上面がかご敷居及び/又は乗場敷居の上面と同一面となる位置に移動する。【選択図】図2

Description

本発明は、乗りかご及びエレベーターに関する。
従来、かご戸及び/又は乗場戸の下部に配置したドアシューと、かご敷居及び/又は乗場敷居に形成した収納凹部内に上下動可能に配置した案内部材と、案内部材をドアシューと係合する方向に付勢する付勢手段と、かご戸及び/又は乗場戸の所定の開方向位置で案内部材をかご敷居及び/又は乗場敷居とほぼ同一面になるよう付勢手段に抗して下方へ押し下げる押下手段と、を備えたエレベータ装置が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1には、このような構成によれば、かご戸及び/又は乗場戸が所定の開方向位置に達したときに、案内部材が収納凹部内に収納された状態となるため、乗降に際して乗客が案内部材に躓くことがなく、しかも案内部材によって収納凹部が塞がれているため、摺動部でのごみ詰まりを解決できる、と記載されている。
特開2012−121683号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエレベータ装置は、かご戸及び/又は乗場戸が所定の開放方向位置に達するまでは、案内部材がかご敷居及び/又は乗場敷居の上面よりも上方に突出する構成となっているので、かご戸及び/又は乗場戸が所定の開放方向位置に達する以前に乗客が乗降しようとしたとき、案内部材に乗客が躓くおそれがある。即ち、乗りかごへの乗降は、かご戸及び乗場戸が完全に開放した後に行うことが安全上推奨されるが、現実にはかご戸及び乗場戸が完全に開放される前に乗降する乗客もあり、このような乗客についても案内部材が乗降の邪魔にならないようにして安全を確保する必要がある。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、収納凹部内にゴミ等の異物が侵入せず、かつ乗客の乗降が容易な乗りかご及びエレベーターを提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明の一態様は、乗りかごに設けられたかご戸及びかご敷居と、乗場に設けられた乗場戸及び乗場敷居と、を備えたエレベーターにおいて、前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居に形成された収納凹部の内部に収納され、前記かご戸及び/又は前記乗場戸の開閉動作に応じて上下方向に移動する可動部を備え、前記可動部は、前記かご戸及び/又は前記乗場戸からの押圧力を受けている状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面よりも下方となる位置に移動し、前記かご戸及び/又は前記乗場戸からの押圧力を受けていない状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面と同一面となる位置に移動することを特徴とする。
本発明によれば、かご敷居及び/又は乗場敷居に形成された収納凹部内に異物が侵入せず、かつ乗客の乗降を容易化できる。前記した以外の課題、構成及び効果は、以下に記載する実施形態の説明により明らかにされる。
第1実施形態に係るかご敷居及び可動部の戸開状態を示す要部断面図である。 第1実施形態に係るかご敷居及び可動部の戸閉状態を示す要部断面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの全体構成を模式的に示す断面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの乗場付近を俯瞰する平面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの戸閉状態を示すかご戸の正面方向から見た要部断面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの戸開状態を示すかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。 第1実施形態に係るエレベーターの戸閉状態を示すかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。 第2実施形態に係るエレベーターのかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。
以下、本発明に係る乗りかご及びエレベーターにつき、実施形態毎に図を用いて説明する。
〈第1実施形態〉
図3は、第1実施形態に係るエレベーターの全体構成を模式的に示す断面図、図4は、第1実施形態に係るエレベーターの乗場付近を俯瞰する平面図である。図3に示すように、本例のエレベーター100は、建築構造物内に形成された昇降路1内を図示しないガイドレールに沿って昇降する乗りかご2及びつり合いおもり3と、乗りかご2及びつり合いおもり3を連結する主索4と、昇降路1の上部に設けられた機械室6内に配設された巻上機5と、巻上機5の近傍に配設された反らせ車7と、を備える。主索4は、巻上機5に備えられたシーブ及び反らせ車7に巻き掛けられ、両端に乗りかご2及びつり合いおもり3が連結されている。従って、乗りかご2及びつり合いおもり3は、巻上機5を駆動することにより、互いに衝突することなく昇降路1に沿って昇降される。
図3及び図4に示すように、乗りかご2には、乗客が乗降する際に開閉するかご戸10と、かご戸10を開閉方向に案内するかご敷居11と、が備えられている。また、昇降路1に面した乗場8、9には、乗客が乗降する際にかご戸10と共に開閉する乗場戸12と、乗場戸12を開閉方向に案内する乗場敷居13と、が備えられている。乗りかご2は、乗りかご2内に備えられた行き先階釦又は乗場8、9に備えられた呼び釦を押すことにより指示された階床まで移動し、その階床の乗場で停止する。乗りかご2が停止すると、かご戸10及び乗場戸12が開いて、乗りかご2からの乗客の降車及び乗りかご2への乗客の乗車が可能になる。また、乗客の乗降が終了した後は、かご戸10及び乗場戸12が閉じて、他の階床への乗りかご2の移動が可能になる。
図5は、第1実施形態に係るエレベーターの戸閉状態を示すかご戸の正面方向から見た要部断面図、図6は、第1実施形態に係るエレベーターの戸開状態を示すかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。図5及び図6に示すように、かご戸10の下部には、複数のガイドローラー14がかご戸10の幅方向に沿って備えられている。なお、図中の符号14aは、かご戸10の最も戸閉寄りの端部に備えられたガイドローラーを示している。
一方、かご敷居11の上面11aには、中央部に深さ寸法が大きな収納凹部15が形成されると共に、当該収納凹部15の両側部分には、収納凹部15よりも深さ寸法が小さくかつ収納凹部15に連通するガイド溝11bが形成されている。ガイドローラー14、14aは、戸開状態においてガイド溝11bの底面と接するように配置されている。従って、ガイドローラー14は、かご戸10の開閉時、ガイド溝11bの底面上で転動する。
収納凹部15内には、ばね受け部材20に保持された複数のばね16と、これら複数のばね16によって上向きに付勢された可動部17と、が収納されている。ばね16としては、コイルばね、トーションばね等、公知に属する適宜のばね部材を用いることができる。可動部17は、かご戸10の全幅よりも長い角棒状に形成されており、両端部には、かご戸10の開方向に至るにしたがって下方に傾斜するテーパ面24が形成されている。テーパ面24は、かご戸10が戸閉位置にあるときに、かご戸10の戸開方向の端部よりも戸開側に突出した位置に形成される。
可動部17は、ガイドローラー14の移動経路上に配置されており、戸閉時においては可動部17の上面がばね16の付勢力により、複数のガイドローラー14のそれぞれに押し付けられている。従って、可動部17は、かご戸10が図5に示す戸閉位置にあり、かご戸10からの押圧力を受けている状態にあっては、ばね16の付勢力に抗して、かご敷居11に形成されたガイド溝11bとほぼ同一高さとなるまで下方に移動している。これに対して、可動部17は、かご戸10が図6に示す戸開位置にあり、かご戸10からの押圧力を受けていない状態にあっては、ばね16の付勢力により、かご敷居11の上面11aと同一面となる位置まで上方に移動する。
以下、図1及び図2を用いて、第1実施形態に係るエレベーター100に備えられるかご敷居11、ばね16、可動部17及びばね受け部材20の構成をより詳細に説明する。
図1は第1実施形態に係るかご敷居及び可動部の戸開状態を示す要部断面図、図2は第1実施形態に係るかご敷居及び可動部の戸閉状態を示す要部断面図である。図1及び図2に示すように、収納凹部15の上端部内面には、突出部22が相対向に形成され、収納凹部15の内面と突出部22の下面との間に形成される段部が、ストッパ受け部18になっている。これに対して、可動部17は、内部空間が形成されたばね挿入部23と、ばね挿入部23よりも幅寸法が小さい閉塞部21と、から構成されており、閉塞部21の側面とばね挿入部23の上面との間に形成される段部が、ストッパ受け部18に係合されるストッパ部19になっている。
ばね受け部材20は、断面形状が上向きコの字形の樋型に形成されており、収納凹部15の底面に配置されている。ばね受け部材20の上部は、可動部17に形成されたばね挿入部23の内部空間内に摺動自在に挿入されており、ばね受け部材20と可動部17のばね挿入部23とにより、ばね16の収納空間を構成している。ばね16の両端は、ばね受け部材20の底面とばね挿入部23の天井面とに当接される。
可動部17に形成された閉塞部21は、かご敷居11に形成された突出部22内に摺動自在に挿入されている。このため、かご戸10が戸開位置にあり、可動部17がかご戸10からの押圧力を受けていない状態にあるときには、図1に示すように、可動部17がばね16の付勢力により上方に移動し、ストッパ部19がストッパ受け部18に係合されて、可動部17の上面17aがかご敷居11の上面11aと同一面となる。従って、可動部17に形成されたストッパ部19とかご敷居11に形成されたストッパ受け部18とは、可動部17の上限位置を規制する上限位置規制部として機能する。なお、本明細書の「同一面」とは、数学的に厳密な同一面を意味するものではなく、エレベーターの使用上同一面と見なせる程度の段差を有する状態をも含むものである。
一方、かご戸10が戸閉位置にあり、可動部17の上面にガイドローラー14が乗り上げて、可動部17がかご戸10からの押圧力を受けている状態にあるときには、図2に示すように、可動部17がばね16の付勢力に抗して下方に移動し、可動部17の上面17aはかご敷居11の上面11aよりも下方に移動する。この状態においても閉塞部21は、突出部22から脱落せず、突出部22との間の摺動状態を維持している。即ち、閉塞部21は、常時突出部22内で上下動する。
図7は、第1実施形態に係るエレベーターの戸閉状態を示すかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。図7に示すように、本例のエレベーターに備えられる可動部17のばね挿入部23には、可動部17に形成された閉塞部21とかご敷居11に形成された突出部22との間の隙間から収納凹部15内に侵入したゴミを収納凹部15の底面に落とすための複数のゴミ落とし部25が形成されている。ゴミ落とし部25は、溝形状であっても孔形状であっても構わない。
本例のゴミ落とし部25は、ストッパ受け部18に接触する接触部25aと、収納凹部の上部から侵入したゴミを収納凹部15の底面に向けて落下させるシュート部25bと、収納凹部の上部から侵入したゴミを受けてシュート部25bに案内するテーパ部25cと、から構成されている。なお、シュート部25bの幅を大きくすることにより、テーパ部25cを省略した構成とすることもできる。
以下、第1実施形態に係る可動部17の動作について説明する。
図5に示すように、かご戸10が戸閉状態にあるとき、可動部17の上面17aにはかご戸10の下部に備えられたガイドローラー14が押し付けられている。従って、可動部17は、ばね16の付勢力に抗して押し下げられ、可動部17の上面17aは、かご敷居11の上面11aよりも下方となる位置まで移動している。
この状態から、かご戸10が戸開方向に移動し、かご戸10の最も戸閉側の端部に備えられたガイドローラー14aが可動部17の端部に形成されたテーパ面24の形成位置に達すると、可動部17は、ばね16の付勢力により上方への移動を開始する。
そして、かご戸10が戸開方向の端部に達すると、全てのガイドローラー14がかご敷居11に形成されたガイド溝11bの底面に乗り上げるので、可動部17は、かご戸10からの押圧力を受けていない状態となる。このとき、可動部17は、ばね16の付勢力により上方に移動し、可動部17に形成されたストッパ部19がかご敷居11に形成されたストッパ受け部18に係合されて、ストッパ部19とストッパ受け部18とによって規制される上限位置に達する。これにより、可動部17の上面17aは、かご敷居11の上面11aと同一面に配置される。
なお、乗場敷居13についても、上記したかご敷居11と同様に構成できる。また、かご敷居11と乗場敷居13とは、必ずしも同一構成とする必要はなく、かご敷居11及び乗場敷居13のいずれか一方については、上記と異なる構成とすることもできる。
以下、第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100の効果を列挙する。
(1)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、かご戸10及び/又は乗場戸12からの押圧力を受けている状態では、可動部17の上面17aをかご敷居11及び/又は乗場敷居13の上面11aよりも下方となる位置に移動させ、かご戸10及び/又は乗場戸12からの押圧力を受けていない状態では、可動部17の上面17aをかご敷居11及び/又は乗場敷居13の上面11aと同一面となる位置に移動させる構成を有しているので、仮に戸開または戸閉の途中で乗客が乗降しても、可動部17が乗客の邪魔にならず、乗客の乗降を容易化できる。
(2)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17とかご敷居11及び/又は乗場敷居13との間に上限位置規制部を形成するので、可動部17の上面17aを確実にかご敷居11及び/又は乗場敷居13の上面と同一面となる位置に停止させることができる。
(3)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17の上限位置規制部を、可動部17に形成されたストッパ部19と、収納凹部15に形成されたストッパ受け部18とによって構成するので、上限位置規制部を構成するための特別な部材を必要とせず、構成を簡略化することができる。
(4)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17に形成された閉塞部21を、収納凹部15の内面に突設された突出部22の内面に摺動可能に挿入するので、収納凹部15内へのゴミの侵入を極力防止できる。
(5)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17にゴミ落とし部25を形成したので、可動部17に形成された閉塞部21とかご敷居11及び/又は乗場敷居13に形成された突出部22との隙間から仮にゴミが侵入した場合にも、侵入したゴミを速やかに収納凹部15の底面側に落とすことができる。よって、上限位置規制部にゴミが付着しにくく、可動部127の上限位置を常に適正位置に維持できる。
(6)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、ゴミ落とし部25に、ストッパ受け部18に接する接触部25aと、かご敷居11及び/又は乗場敷居13の上部から侵入したゴミを収納凹部15の底面に向けて落下させるシュート部25bと、収納凹部15内に侵入したゴミを受けてシュート部25bに案内するテーパ部25cと、を形成したので、収納凹部15内に侵入したゴミを効率よく収納凹部15の底面に落とすことができる。
(7)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17と収納凹部15との間に、可動部17を上下動可能に支持するばね16を配置したので、簡単な構造で可動部を確実に保持できる。
(8)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、ばね16の一端を収納凹部15の底面に配置されたばね受け部材20に保持したので、ばね16を安定に保持できると共に、ばね16の付勢力によるかご敷居11及び/又は乗場敷居13の損傷を防止できる。
(9)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、ばね受け部材20の上端部を可動部17に形成されたばね挿入部23の内部空間内に摺動自在に挿入し、ばね16の収納空間を密閉するようにしたので、ばね16へのゴミの付着を防止できる。
(10)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、可動部17の長さ方向の両端部に、かご戸10及び/又は前記乗場戸12の開方向位置に至るに従って下方に傾斜するテーパ面24を形成したので、可動部17の上下方向への移動を緩やかに行うことができ、振動や騒音等の発生を防止できる。
(11)第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、かご戸10及び/又は乗場戸12が戸閉位置にある状態で、テーパ面24をかご戸10及び/又は乗場戸12の戸開方向の端部よりも戸開側に突出した位置に形成したので、戸閉状態において、かご戸10及び/又は乗場戸12の下部に備えられた複数のガイドローラー14を可動部17の上面17aに均等に当接することができる。また、第1実施形態に係る乗りかご2及びエレベーター100は、かご戸10及び/又は乗場戸12の下部にガイドローラー14を備えたので、かご戸10及び/又は乗場戸12の開閉を円滑に行うことができる。
〈第2実施形態〉
図8は、第2実施形態に係るエレベーターのかご戸の正面方向から見た拡大断面図である。この図から明らかなように、本例のエレベーター101は、第1実施形態に係るエレベーター100が、かご戸10及び/又は乗場戸12の下部に複数のガイドローラー14を備えたのに対して、かご戸10及び/又は乗場戸12の下部に摺動部材27を備えたことを特徴とする。その他の部分については第1実施形態に係るエレベーター100と同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態に係るエレベーター101は、かご戸10及び/又は乗場戸12の下部に摺動部材27を備えたので、ガイドローラー14を備えた場合に比べてかご戸10とかご敷居11及び乗場戸12と乗場敷居13の密閉性を高めることができ、遮音性や遮煙性を高めることができる。このような効果は、かご戸10及び/又は乗場戸12が戸閉位置にある状態で、テーパ面24をかご戸10及び/又は乗場戸12の戸開方向の端部よりも戸開側に突出した位置に形成することにより、特に高められる。その他の部分の効果については、第1実施形態に係るエレベーター100と同じである。
なお、本発明は上記の実施形態に記載の範囲に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、種々変更した形態を含むものである。例えば、前記第1及び第2実施形態においては、所謂1:1ローピングタイプのエレベーターを例にとって説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、2:1ローピングタイプのエレベーターにも適用できる。
また、前記第1及び第2実施形態においては、昇降路1の上部に機械室6を備えたエレベーターを例にとって説明したが、本発明の要旨はこれに限定されるものではなく、機械室6を備えない機械室レスのエレベーターにも適用できる。
100、101…エレベーター、1…昇降路、2…乗りかご、3…つり合いおもり、4…主索、5…巻上機、6…機械室、7…反らせ車、8、9…乗場、10…かご戸、11…かご敷居、11a…かご敷居の上面、11b…ガイド溝、12…乗場戸、13…乗場敷居、14、14a…ガイドローラー、15…収納凹部、16…ばね、17…可動部、17a…可動部の上面、18…ストッパ受け部、19…ストッパ部、20…ばね受け部材、21…閉塞部、22…突出部、23…ばね挿入部、24…テーパ面、27…摺動部材。

Claims (14)

  1. 乗りかごに設けられたかご戸及びかご敷居と、乗場に設けられた乗場戸及び乗場敷居と、を備えたエレベーターにおいて、
    前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居に形成された収納凹部の内部に収納され、前記かご戸及び/又は前記乗場戸の開閉動作に応じて上下方向に移動する可動部を備え、
    前記可動部は、前記かご戸及び/又は前記乗場戸からの押圧力を受けている状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面よりも下方となる位置に移動し、前記かご戸及び/又は前記乗場戸からの押圧力を受けていない状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面と同一面となる位置に移動することを特徴とするエレベーター。
  2. 前記可動部と前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居との間に、前記可動部の上面が前記かご敷居及び/又は前記乗場敷居の上面と同一面となる位置に前記可動部の上限位置を規制する上限位置規制部を形成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  3. 前記上限位置規制部は、前記可動部に形成されたストッパ部と、前記収納凹部の内面に形成され、前記ストッパ部が当接されるストッパ受け部と、から構成されていることを特徴とする請求項2に記載のエレベーター。
  4. 前記可動部は、内部空間が形成されたばね挿入部と、前記ばね挿入部よりも幅寸法が小さい閉塞部と、から構成されており、前記閉塞部は、前記収納凹部の内面に突設された突出部の内面に摺動可能に挿入され、前記突出部内で上下動することを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  5. 前記可動部に、前記突出部と前記閉塞部との隙間から前記収納凹部内に侵入したゴミを前記収納凹部の底面側に落とすゴミ落とし部を形成したことを特徴とする請求項4に記載のエレベーター。
  6. 前記ゴミ落とし部は、前記収納凹部の内面に形成されたストッパ受け部に当接する当接部と、前記突出部と前記閉塞部との隙間から前記収納凹部内に侵入したゴミを前記収納凹部の底面に向けて落下させるシュート部と、前記収納凹部内に侵入したゴミを受けて前記シュート部に案内するテーパ部と、を有することを特徴とする請求項5に記載のエレベーター。
  7. 前記可動部と前記収納凹部との間に、前記可動部を上向きに付勢するばねを配置したことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  8. 前記ばねの一端は、ばね受け部材に保持され、前記ばね受け部材は、前記収納凹部の底面に配置されていることを特徴とする請求項7に記載のエレベーター。
  9. 前記ばね受け部材の上部は、前記可動部に形成されたばね挿入部の内部空間内に摺動自在に挿入されていることを特徴とする請求項8に記載のエレベーター。
  10. 前記可動部の長さ方向の両端部に、前記かご戸及び/又は前記乗場戸の開方向位置に至るにしたがって下方に傾斜するテーパ面を形成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  11. 前記テーパ面は、前記かご戸及び/又は前記乗場戸が戸閉位置にあるときに、前記かご戸及び/又は前記乗場戸の戸開方向の端部よりも戸開側に突出した位置に形成することを特徴とする請求項10に記載のエレベーター。
  12. 前記かご戸及び/又は前記乗場戸の下部に、前記可動部の上面に沿って転動するガイドローラーを設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  13. 前記かご戸及び/又は前記乗場戸の下部に、前記可動部の上面に沿って摺動する摺動部材を設けたことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター。
  14. かご戸及びかご敷居を備えたエレベーターの乗りかごにおいて、
    前記かご敷居に形成された収納凹部の内部に収納され、前記かご戸の開閉動作に応じて上下方向に移動する可動部を備え、
    前記可動部は、前記かご戸からの押圧力を受けている状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居の上面よりも下方となる位置に移動し、前記可動部が前記かご戸からの押圧力を受けていない状態では、前記可動部の上面が前記かご敷居の上面と同一面となる位置に移動することを特徴とするエレベーターの乗りかご。
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CN111498658A (zh) * 2020-04-27 2020-08-07 北菱电梯股份有限公司 一种电梯厅门安全保护结构

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