JP2019119490A - ボトルキャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 ボトルを横にして保管しても、内容物が漏れないボトルキャップを提供する。【解決手段】 ワインボトル(ボトル)2の口部に着脱自在に装着される固定部材3と、固定部材3に螺着されるキャップ部材4を備えたボトルキャップ1であって、固定部材3が、ワインボトル2の口部に弾性力により着脱自在に外嵌される円筒状部11と、円筒状部11の下端に下方へ突出するように形成された押さえ部12と、円筒状部11の外周面に形成された雄ネジ部13を備え、キャップ部材4が、キャップ本体部21と、キャップ本体部21内に収容された弾性体22と、キャップ本体部21の内周面に形成されかつ固定部材3の雄ネジ部13に螺合される雌ネジ部23を備えた。【選択図】 図9
Description
本発明は、ワインボトル等のボトルの口部を密閉するためのボトルキャップに関するものである。
従来のこの種の技術としては、ワインを飲み残した場合に、ワインボトルの口部を密閉するために前記口部内に押し込んで使用されるワインストッパー(例えば、非特許文献1参照。)等が知られている。
"ワインストッパー(FJ-P1) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット",[online],株式会社ニトリ,[平成29(2017)年10月31日検索],インターネット<URL:https://www.nitori-net.jp/store/ja/ec/8926068?ptr=item>
しかし、上記のようなワインストッパーにおいては、ワインボトルの口部内に押し込まれるだけであるので、ワインストッパーを装着したワインボトルを横にして冷蔵庫やワインセラーに入れた場合には、ワインが漏れるおそれがある。そのため、ワインストッパーを装着したワインボトルは、横にして保管できず、必ず立てて保管する必要があるという問題点がある。
本発明は、以上のような事情や問題点に鑑みてなされたものであり、ボトルを横にして保管しても、内容物が漏れないボトルキャップを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1の発明は、
ボトルの口部に着脱自在に装着される固定部材と、前記固定部材に螺着されるキャップ部材を備えたボトルキャップであって、
前記固定部材が、
断面形状がC字状に形成されかつ前記ボトルの口部に弾性力により着脱自在に外嵌される円筒状部と、
前記円筒状部の下端に下方へ突出するように形成された押さえ部と、
前記円筒状部の外周面に形成された雄ネジ部
を備え、
前記キャップ部材が、
キャップ本体部と、
前記キャップ本体部内に収容された弾性体と、
前記キャップ本体部の内周面に形成されかつ前記固定部材の雄ネジ部に螺合される雌ネジ部
を備えたものである。
ボトルの口部に着脱自在に装着される固定部材と、前記固定部材に螺着されるキャップ部材を備えたボトルキャップであって、
前記固定部材が、
断面形状がC字状に形成されかつ前記ボトルの口部に弾性力により着脱自在に外嵌される円筒状部と、
前記円筒状部の下端に下方へ突出するように形成された押さえ部と、
前記円筒状部の外周面に形成された雄ネジ部
を備え、
前記キャップ部材が、
キャップ本体部と、
前記キャップ本体部内に収容された弾性体と、
前記キャップ本体部の内周面に形成されかつ前記固定部材の雄ネジ部に螺合される雌ネジ部
を備えたものである。
第2の発明は、前記固定部材の円筒状部の内周面に固定用弾性シートを設けたものである。
第3の発明は、前記キャップ部材の弾性体の下面に当て用弾性シートを設けたものである。
第4の発明は、前記キャップ部材の弾性体の下面を、下方へ突出する凸面に形成したものである。
第5の発明は、前記当て用弾性シートの下面を、下方へ突出する凸面に形成したものである。
第6の発明は、前記固定部材の円筒状部の外周面に、周方向へ互いに間隔を開けて複数の雄ネジ部を形成したものである。
第7の発明は、前記キャップ部材のキャップ本体部の上部に、平面視形状が多角形状に形成された回転用多角形状部を突設したものである。
第8の発明は、前記固定部材の押さえ部の下端に、下方へ向かって外側に湾曲した反り部を設けたものである。
第1の発明によれば、キャップ部材の締め付けによる少なくとも弾性体の圧接によってボトルの口部がより強固に密閉されるので、ボトルを横にして保管しても、内容物が漏れない。また、固定部材の押さえ部は円筒状部の下端に下方へ突出するように形成されているので、固定部材が下方へずれるのを防止するストッパーにもなっている。
第2の発明によれば、固定用弾性シートの弾性力に抗しながらキャップ部材を締め付けることになるので、キャップ部材がゆるむのを防止することができる。
第3の発明によれば、当て用弾性シートを介して弾性体がボトルの口部に圧接されるので、当て用弾性シートを適宜取り替えれば、より衛生的である。
第4の発明によれば、当て用弾性シートを設けた場合ではボトルの口部への当て用弾性シートの密着度をより高めることができると共に、当て用弾性シートを設けない場合でもボトルの口部への弾性体の密着度をより高めることができる。
第5の発明によれば、ボトルの口部への当て用弾性シートの密着度をより高めることができる。
第6の発明によれば、固定部材の円筒状部の外周面の全面に渡って雄ネジ部を形成しなくてもよいので、固定部材の構成をよりシンプルにすることができる。
第7の発明によれば、キャップ部材の回転操作をしやすい。
第8の発明によれば、固定部材の取り外しの際に反り部に指をかけやすいので、固定部材の取り外しをより簡単に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図9に示すように、第1実施形態におけるボトルキャップ1は、例えばワインボトル(ボトル)2の口部に着脱自在に装着される固定部材3と、固定部材3に螺着されるキャップ部材4を備えている。
図1〜図9に示すように、第1実施形態におけるボトルキャップ1は、例えばワインボトル(ボトル)2の口部に着脱自在に装着される固定部材3と、固定部材3に螺着されるキャップ部材4を備えている。
ボトルとしては、ワインボトル2の他、洋酒ボトル、日本酒ボトル、焼酎ボトル、リキュールボトル、清涼飲料ボトル、調味料ボトル等の各種の飲料・調味料等のボトルが挙げられる。
固定部材3は、円筒状部11と押さえ部12と雄ネジ部13を備えている。円筒状部11は、断面形状がC字状に形成されており、ワインボトル2の口部に弾性力により着脱自在に外嵌される。押さえ部12は、円筒状部11の下端に下方へ突出するように形成されている。雄ネジ部13は、円筒状部11の外周面に形成されている。また、円筒状部11の内周面には、固定用弾性シート14が設けられている。円筒状部11の外周面には、周方向へ互いに間隔を開けて例えば2つの雄ネジ部13が形成されているが、この場合の雄ネジ部13の数は3つ以上でもよい。このように、円筒状部11の外周面に、周方向へ互いに間隔を開けて複数の雄ネジ部13を形成すれば、円筒状部11の外周面の全面に渡って雄ネジ部13を形成しなくてもよいので、固定部材3の構成をよりシンプルにできるという利点がある。
固定部材3の材質としては、プラスチック、金属等が挙げられる。固定用弾性シート14の材質としては、ゴム、熱可塑性エラストマー、プラスチック発泡体等が挙げられる。
キャップ部材4は、キャップ本体部21と弾性体22と雌ネジ部23を備えている。キャップ本体部21は、上部が閉塞された円筒状に形成されている。弾性体22は、円柱状に形成されており、キャップ本体部21内に収容されている。雌ネジ部23は、キャップ本体部21の内周面に形成されており、固定部材3の雄ネジ部13に螺合される。また、弾性体22の下面には、当て用弾性シート24が設けられている。キャップ本体部21の上部には、平面視形状が例えば六角形状に形成された回転用多角形状部25が突設されている。
弾性体22以外のキャップ部材4の材質としては、プラスチック、金属等が挙げられる。弾性体22の材質としては、プラスチック発泡体、ゴム、熱可塑性エラストマー等が挙げられる。当て用弾性シート24の材質としては、ゴム、熱可塑性エラストマー、プラスチック発泡体等が挙げられる。回転用多角形状部25の平面視形状としては、六角形状の他、三角形状、四角形状、五角形状等の多角形状が挙げられる。
ボトルキャップ1の使用に際しては、図7及び図8に示すように、まず、ワインボトル2の口部に、固定部材3の円筒状部11を弾性力により外嵌することによって着脱自在に装着する。そして、固定部材3の押さえ部12を介してワインボトル2の口部を握持等しながらキャップ部材4の雌ネジ部23を固定部材3の雄ネジ部13に螺合し、図9に示すように、キャップ部材4内の弾性体22がワインボトル2の口部に圧接されるようにキャップ部材4を締め付ければよい。なお、固定部材3の押さえ部12は円筒状部11の下端に下方へ突出するように形成されているので、固定部材3が下方へずれるのを防止するストッパーにもなっているという利点がある。
ここで、本実施形態のように、キャップ部材4の弾性体22の下面に当て用弾性シート24を設けておけば、当て用弾性シート24を介して弾性体22がワインボトル2の口部に圧接されるので、当て用弾性シート24を適宜取り替えれば、より衛生的であるという利点がある。また、固定部材3の円筒状部11の内周面に固定用弾性シート14を設けておけば、固定用弾性シート14の弾性力に抗しながらキャップ部材4を締め付けることになるので、キャップ部材4がゆるむのを防止できるという利点がある。更に、キャップ本体部21の上部に回転用多角形状部25を突設しておけば、キャップ部材4の回転操作をしやすいという利点がある。
上記のように構成されたボトルキャップ1によれば、キャップ部材4の締め付けによる少なくとも弾性体22の圧接によってワインボトル2の口部がより強固に密閉されるので、ワインボトル2を横にして保管しても、内容物が漏れないという利点がある。
図10に示すように、第2実施形態におけるボトルキャップの固定部材3は、第1実施形態において、押さえ部12の下端に、下方へ向かって外側に湾曲した反り部31を設けたものである。
このように、固定部材3の押さえ部12の下端に反り部31を設けておけば、固定部材3の取り外しの際に反り部31に指をかけやすいので、固定部材3の取り外しをより簡単に行えるという利点がある。
図11に示すように、第3実施形態におけるボトルキャップのキャップ部材4は、第1実施形態において、当て用弾性シート24の下面を、下方へ突出する凸面41に形成したものである。
このように、当て用弾性シート24の下面を凸面41に形成しておけば、ワインボトル2の口部への当て用弾性シート24の密着度をより高めることができるという利点がある。
なお、第1実施形態においては、キャップ部材4の弾性体22の下面を、下方へ突出する凸面に形成しておいてもよい。このように、弾性体22の下面を凸面に形成しておけば、当て用弾性シート24を設けた場合ではワインボトル2の口部への当て用弾性シート24の密着度をより高めることができると共に、当て用弾性シート24を設けない場合でもワインボトル2の口部への弾性体22の密着度をより高めることができるという利点がある。
以上のように、本発明のボトルキャップは、ボトルを横にして保管しても、内容物が漏れないようにするための手段として有用である。
1 ボトルキャップ
2 ワインボトル(ボトル)
3 固定部材
4 キャップ部材
11 円筒状部
12 押さえ部
13 雄ネジ部
14 固定用弾性シート
21 キャップ本体部
22 弾性体
23 雌ネジ部
24 当て用弾性シート
25 回転用多角形状部
31 反り部
41 凸面
2 ワインボトル(ボトル)
3 固定部材
4 キャップ部材
11 円筒状部
12 押さえ部
13 雄ネジ部
14 固定用弾性シート
21 キャップ本体部
22 弾性体
23 雌ネジ部
24 当て用弾性シート
25 回転用多角形状部
31 反り部
41 凸面
Claims (8)
- ボトルの口部に着脱自在に装着される固定部材と、前記固定部材に螺着されるキャップ部材を備えたボトルキャップであって、
前記固定部材が、
断面形状がC字状に形成されかつ前記ボトルの口部に弾性力により着脱自在に外嵌される円筒状部と、
前記円筒状部の下端に下方へ突出するように形成された押さえ部と、
前記円筒状部の外周面に形成された雄ネジ部
を備え、
前記キャップ部材が、
キャップ本体部と、
前記キャップ本体部内に収容された弾性体と、
前記キャップ本体部の内周面に形成されかつ前記固定部材の雄ネジ部に螺合される雌ネジ部
を備えたことを特徴とするボトルキャップ。 - 前記固定部材の円筒状部の内周面に固定用弾性シートを設けた請求項1に記載のボトルキャップ。
- 前記キャップ部材の弾性体の下面に当て用弾性シートを設けた請求項1又は2に記載のボトルキャップ。
- 前記キャップ部材の弾性体の下面を、下方へ突出する凸面に形成した請求項1から3のいずれかに記載のボトルキャップ。
- 前記当て用弾性シートの下面を、下方へ突出する凸面に形成した請求項3に記載のボトルキャップ。
- 前記固定部材の円筒状部の外周面に、周方向へ互いに間隔を開けて複数の雄ネジ部を形成した請求項1から5のいずれかに記載のボトルキャップ。
- 前記キャップ部材のキャップ本体部の上部に、平面視形状が多角形状に形成された回転用多角形状部を突設した請求項1から6のいずれかに記載のボトルキャップ。
- 前記固定部材の押さえ部の下端に、下方へ向かって外側に湾曲した反り部を設けた請求項1から7のいずれかに記載のボトルキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000180A JP2019119490A (ja) | 2018-01-04 | 2018-01-04 | ボトルキャップ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018000180A JP2019119490A (ja) | 2018-01-04 | 2018-01-04 | ボトルキャップ |
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ID=67305960
Family Applications (1)
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JP2018000180A Pending JP2019119490A (ja) | 2018-01-04 | 2018-01-04 | ボトルキャップ |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019119490A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0429954U (ja) * | 1990-07-03 | 1992-03-10 | ||
JPH10139061A (ja) * | 1996-11-12 | 1998-05-26 | Dotsuji Shokai:Kk | ペットボトルの漏洩防止材 |
JP2012232784A (ja) * | 2011-05-02 | 2012-11-29 | Metro Japan Co Ltd | 高粘度液体用容器の逆さキャップ |
US20150239621A1 (en) * | 2013-12-30 | 2015-08-27 | Walter J. Averill | Bottle closure |
-
2018
- 2018-01-04 JP JP2018000180A patent/JP2019119490A/ja active Pending
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US20150239621A1 (en) * | 2013-12-30 | 2015-08-27 | Walter J. Averill | Bottle closure |
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