JP2019119088A - プリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラム - Google Patents

プリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラム Download PDF

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【課題】製造原価の上昇を招くことなくスループットの短縮を行うことのできるプリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムの提供を図る。【解決手段】用紙(R)を搬送する用紙搬送部(17)と、前記用紙に対して印刷する印刷部(18)と、印刷された前記用紙を切断する用紙切断部(19)と、前記用紙搬送部,前記印刷部および前記用紙切断部を制御する制御部(100)と、前記用紙搬送部,前記印刷部,前記用紙切断部および前記制御部に電力を供給する電源部と、を備え、前記制御部は、前記印刷部および前記用紙搬送部が消費する電力を予測し、前記用紙切断部の起動を制御する。【選択図】図8

Description

本発明は、プリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムに関する。
従来、例えば、ロール紙を使用するサーマルプリンタは、印刷に続きカットを行うとき、過負荷検出による印刷停止が発生しないように、印刷に伴う用紙搬送が停止してからカッター(用紙切断部)を起動している。このようなサーマルプリンタは、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)システムを始めとして様々な場所で使用されているが、例えば、スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の清算業務において、処理時間が長いとPOSレジスタの前にお客様の列ができるといった事態が発生する虞がある。
そのため、レシート等の印刷を行うサーマルプリンタの印刷処理およびロール紙の切断処理(フルカットおよびパーシャルカット)に要する時間(以下、スループットとも称する)を短縮することが求められている。ここで、サーマルプリンタのスループットを短縮する手法として、例えば、高速印刷が可能な印刷ヘッドや用紙搬送モータに部品を交換することが考えられるが、この場合、プリンタの製造原価の上昇を招くことになってしまう。
ところで、従来、例えば、POSシステム(POSレジスタ)に適用するサーマルプリンタ(ラインサーマルプリンタ)としては、様々なものが提案されている。
特開2009−107090号公報 特開平11−192739号公報
上述したロール紙を使用するサーマルプリンタにおいて、印刷されたロール紙(用紙)を切断して出力する用紙切断部(カッター)は、例えば、固定刃および可動刃を有し、モータ(カッター用モータ)で駆動したカムの円運動をクランク機構により往復運動に変換して可動刃を駆動(移動)させている。すなわち、可動刃を移動させることにより、固定刃と可動刃の間に位置するロール紙を挟み込んでカットするようになっている。
カッターの可動刃は、停止状態(初期状態)のとき、固定刃から最も離れた位置に停止しており、可動刃と固定刃が接触してロール紙(サーマル紙)を切り始める位置から離れている。そのため、印刷に伴う用紙搬送が停止した後にカッターを起動した場合、直ちにロール紙をカットすることができず、カッターの可動刃が固定刃に接触してロール紙を切り始めるまでに遅延が生じ、スループットが低下する一因となっている。
ここで、初期状態におけるカッターの可動刃が固定刃から最も離れた位置(初期位置)に停止しているのは、カッター用モータ(DCモータ)の回転方向を制御することにより、例えば、DCモータの右回転時には、ロール紙の一部が繋がった状態で切断するパーシャルカット(パーシャルカットモード)を行い、DCモータの左回転時には、ロール紙を完全に切断するフルカット(フルカットモード)を行うようになっているためである。なお、パーシャルカットモードおよびフルカットモードは、例えば、ユーザにより任意に指定されるため、カッターの可動刃を予め固定刃に近接させておくことは困難である。
また、初期状態における可動刃の位置(初期位置)が固定刃から最も離れているのは、カッター用モータの回転方向に基づいてパーシャルカットモードとフルカットモードを選択する構成のカッターに限定されるものではなく、一般的に、可動刃の初期位置は、固定刃から離れた位置とされている。
ところで、例えば、ロール紙に対して印刷を行っているとき、同時にカッターを起動(可動刃を駆動)して、可動刃を初期位置から固定刃に近接させておくことが考えられる。しかしながら、サーマルプリンタの電源(プリンタに内蔵された電源、または、専用のACアダプタ)は、その電源容量が大きくなるほど高価になるため、通常、印刷とカットの同時駆動が可能な電源容量には対応していない。
そのため、通常の電源(内蔵電源や専用ACアダプタ)により印刷とカットの同時駆動を行うと、例えば、印刷終了間際の印刷データにおける印刷ドットが多かった場合には、プリンタの消費電力が電源の電流供給能力(定格電力)を超えてしまい、電源保護回路が作動し、或いは、ヒューズが溶断して電源供給停止が発生し、印刷とカットの同時駆動が継続できなくなる。
また、電流供給能力の高い電源を適用すると、印刷とカットの同時駆動が可能となっても、高出力タイプの電源は単価が高くて商品価格に影響し、また、放熱や専有面積といった新たな問題も生じる虞があり、安易に印刷とカットの同時駆動によりスループットを短縮することができないといった課題がある。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたもので、製造原価の上昇を招くことなくスループットの短縮を行うことのできるプリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムの提供を目的とする。
本発明に係る一実施形態によれば、用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙に対して印刷する印刷部と、印刷された前記用紙を切断する用紙切断部と、前記用紙搬送部,前記印刷部および前記用紙切断部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記印刷部および前記用紙搬送部が消費する電力を予測し、前記用紙切断部の起動を制御するプリンタが提供される。
本実施形態に係るプリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムによれば、製造原価の上昇を招くことなくスループットの短縮を行うことができるという効果を奏する。
図1は、本発明が適用されるプリンタの一例の外観を示す斜視図である。 図2は、図1に示すプリンタの構造を概略的に示す斜視図である。 図3は、図1および2図に示すプリンタを説明するための断面図である。 図4は、図2および図3に示すプリンタにおけるロール紙切断部の構造を説明するための図である。 図5は、図4に示すロール紙切断部によるパーシャルカットおよびフルカットを行う場合の動作を説明するための図である。 図6は、図5に示すロール紙切断部によるパーシャルカットを行う場合の可動刃の位置と支点の関係を説明するための図である。 図7は、図5に示すロール紙切断部によるフルカットを行う場合の可動刃の位置と支点の関係を説明するための図である。 図8は、本発明に係るプリンタの一実施例におけるロール紙切断部の動作を説明するための図である。 図9は、本発明に係るプリンタの一実施例を示すブロック図である。 図10は、本発明に係るプリンタの用紙切断制御プログラムの処理の一例を説明するためのフローチャート(その1)である。 図11は、本発明に係るプリンタの用紙切断制御プログラムの処理の一例を説明するためのフローチャート(その2)である。
以下、本発明に係るプリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムの実施例を、添付図面を参照して詳述する。
図1は、本発明が適用されるプリンタの一例の外観を示す斜視図であり、POS用のサーマルプリンタ(ラインサーマルプリンタ)10の一例を示すものである。また、図2は、図1に示すプリンタの構造を概略的に示す斜視図であり、図3は、図1および2図に示すプリンタを説明するための断面図である。
図1〜図3に示されるように、プリンタ10は、例えば、ロール紙(用紙)Rを使用してレシート等を印刷して出力するもので、内部にロール紙収容搬送部(用紙搬送部)17、印刷部18およびロール紙切断部(用紙切断部)19を配設した本体ユニット11と、これらロール紙収容搬送部17、印刷部18およびロール紙切断部19を露出/遮蔽可能に設けたトップユニット12と、を備える。ここで、参照符号13は、トップユニット12を開閉操作する操作レバーを示し、また、Swは、トップユニット12に配置され、各種操作指令を行う操作ボタンを示す。
外装ケース14で囲った本体ユニット11には、本体フレーム15が収容され、トップユニット12には、トップフレーム16が収容されている。本体フレーム15は、例えば、設計に基づいて薄板金に周知の塑性加工を施して形成され、底部側に制御ボード(制御部)Pbが配設されている。また、本体フレーム15内には、ロール紙収容搬送部17、印刷部18およびロール紙切断部19が配設されている。なお、ロール紙切断部19は、トップフレーム16の先端側に設けられた操作レバー13の下方位置に配置されている。
ロール紙収容搬送部17には、トップフレーム16および本体フレーム15により、所定の幅および巻径を有するロール紙Rを収容することができる収容空間が確保され、この収容空間から引き出されるロール紙Rを、印刷部18に搬送するためのガイド部20が設けられている。なお、ガイド部20は、トップフレーム16側に設けたアッパーガイドユニット21、並びに、所定の隙間を持って対峙する本体フレーム15側の搬送パネル22により構成されている。
印刷部18は、本体フレーム15側に設けたプラテンローラ23、および、トップフレーム16のアッパーガイドユニット21側に設けた印字ヘッド(サーマルプリントヘッド)24を備えている。印字ヘッドは、用紙の移動方向に対して交わる方向(例えば、垂直方向)に並べられた複数の発熱体を有し、各発熱体に流す電流により温度を制御し、ロール紙(例えば、感熱紙)Rに対して、印刷データに基づいた印刷を行う。なお、印字ヘッド24は、感熱紙のロール紙Rに対して直接印刷するのではなく、インクリボンを使用して普通紙のロール紙Rに対して印刷する構成としてもよい。また、プラテンローラ23と隣接配置するロール紙切断部19の間には、ペーパーガイド25が配設されている。
図4は、図2および図3に示すプリンタにおけるロール紙切断部の構造を説明するための図である。ここで、ロール紙切断部19は、印刷部18の前方(印刷されたロール紙Rの出力側)に隣接し、本体フレーム15に着脱可能に配設したユニット構造とされている。すなわち、図2および図4に示されるように、ロール紙切断部19は、ギロチン方式のカット機構であり、トップフレーム16のアッパーガイドユニット21の先端に固定された直線状の刃をもつ固定刃26、並びに、フレーム27に一体的に収容された一対の部材28a,28bを互いに合わせることで鈍角のV字状の刃形状となるようにした、可動刃28を有する。なお、可動刃28を構成する一対の部材28a,28bのうち、突合せ個所上面には、パーシャルカットを実現するための切欠部Cが形成されている。
フレーム27は、本体フレーム15とは別体として設けられ、本体フレーム15における印刷部18の配置個所に隣接し、前方側に向けて下部側の支軸Bを中心として、上部側を開閉可能に装着されている。なお、フレーム27の上部側の両端は、本体フレーム15に対して固定ねじ29により固定され、また、フレーム27には、可動刃28が支持部材30を介して収容されている。
ここで、固定刃26に対して、切欠部Cに対応するロール紙Rの個所(中央個所)が切断されないように(中央個所が繋がるように)可動刃28を上昇させることにより、パーシャルカットを行うことができる。また、切欠部Cも含めて可動刃28の上部(刃の部分)を、固定刃26の下部(刃の部分)よりも上方になるように上昇させることで、ロール紙Rが完全に切断されるフルカットを行うことができる。
すなわち、ロール紙切断部19は、可動刃28を支持する支持部材30、可動刃28が固定刃26に向かって往動(上昇)するように支持部材30を駆動するカムレバー31、並びに、可動刃28を支持部材30と共に初期位置へ復動(下降)するように付勢する復帰ばね32を有している。なお、カムレバー31には、回動中心軸部31xに突設した往動レバー31a(以下、上昇レバー31a)と、復動レバー31b(以下、下降レバー31b)があり、回動中心軸部31xに対して、電動減速駆動機構33により、可動刃28を支持部材30を介して往復動(昇降)させるようになっている。
図5は、図4に示すロール紙切断部によるパーシャルカットおよびフルカットを行う場合の動作を説明するための図である。ここで、図5(a)は、パーシャルカットを行う場合の動作を説明するためのものであり、図5(b)は、フルカットを行う場合の動作を説明するためのものである。
また、図6は、図5に示すロール紙切断部によるパーシャルカットを行う場合の可動刃の位置と支点の関係を説明するための図であり、図7は、図5に示すロール紙切断部によるフルカットを行う場合の可動刃の位置と支点の関係を説明するための図である。なお、図6(a)〜図6(e)は、支点(伝達ピン)Pを、初期位置から短い第1駆動半径r1により反時計方向に回転させて再び初期位置に戻るまでの様子を示し、図7(a)〜図7(e)は、支点Pを、初期位置から長い第2駆動半径r2により時計方向に回転させて再び初期位置に戻るまでの様子を示す。
まず、図5(a)および図6(a)〜図6(e)に示されるように、パーシャルカットを行う場合、支点Pの回転方向を反時計回りとし、短い第1駆動半径r1で支点Pを回転移動させ、固定刃26と対峙する可動刃28の上昇を、切欠部Cによりロール紙Rの中央個所が切断されず繋がるように制御する(図6(c)参照)。
次に、図5(b)および図7(a)〜図7(e)に示されるように、フルカットを行う場合、支点Pの回転方向を時計回りとし、長い第2駆動半径r2で支点Pを回転移動させ、固定刃26と対峙する可動刃28の上昇を、切欠部Cも含めて可動刃28の上部が固定刃26の下部よりも上方になるようにしてロール紙Rを完全に切断するように制御する(図7(c)参照)。
図2,図4,図5(a)および図5(b)に示されるように、電動減速駆動機構33は、本体フレーム15の外側部に配置され、カムレバー31の回動中心軸部31xに対して駆動力を与えるもので、駆動モータ36、ウォームギヤ38、アイドルギヤ39、支持板40、および、伝達腕41を有する。ウォームギヤ38は、動力切換伝達機構として、駆動モータ36の出力軸37に装着され、アイドルギヤ39は、ウォームギヤ38と噛み合うようになっている。支持板40には、アイドルギヤ39の所定個所に設けた支軸Gに回動可能に軸止めすると共に、アイドルギヤ39の回転軸Zおよび連動軸Kにより駆動半径(第1駆動半径および第2駆動半径)を切換え可能にそれぞれ介装する第1および第2切換穴h1およびh2、並びに、支点Pが設けられている。伝達腕41は、支点(伝達ピン)Pを長穴Lhを介して機構的に連結して、支点Pの回転移動を可動刃28の上下移動に変換するようになっている。
すなわち、図4に示されるように、ロール紙切断部19において、可動刃28が固定刃26に向かって動くように、支持部材30を駆動するカムレバー31および支持部材30は、カムレバー31における回動中心軸部31xに突設した上昇レバー31aおよび下降レバー31bを介して係合している。上昇レバー31aは、支持部材30の下部に切込み形成した係合部で、係合溝42に対して下側から当接するように係合している。その際、上昇レバー31aおよび係合溝42は、例えば、上昇レバー31aが傾斜しても、面接触から線接触となって段差なく連続的に接触個所が進行していくように、係合溝42の内側上壁面を適切な曲率の凸面状として形成されている。
また、下降レバー31bおよび支持部材30は、支持部材30に形成した係合部で、挿通孔43に下降レバー31bの先端側を挿通して係合されている。その際、下降レバー31bおよび挿通孔43は、例えば、下降レバー31bが下降傾斜しても、段差なく連続的に接触個所が進行していくように、挿通孔43の内側下壁面を、適切な曲率の凸面状として形成されている。
このように、本発明が適用されるプリンタの一例は、例えば、回転運動する支点Pの回転方向により、例えば、図6(a)〜図6(e)に示されるように、支点Pを初期位置(最も下方の位置)から反時計回りに回転させることによりロール紙Rのパーシャルカットを行い、また、図7(a)〜図7(e)に示されるように、支点Pを初期位置から時計回りに回転させることによりロール紙Rのフルカットを行うようになっている。なお、支点Pを初期位置から回転させる方向によりパーシャルカットとフルカットを選択的に行うのは、上述したものに限定されず、様々な構成により実現可能なのはもちろんである。
また、本発明の適用は、支点Pの回転方向により用紙のパーシャルカットとフルカットを選択的に行う構成のプリンタに限定されるものではなく、本発明は、可動刃28の初期位置(停止状態の位置)が、実際に用紙(ロール紙)を切断するために最も固定刃26に近い位置(切断開始位置)に設定することができない構成の用紙切断部(ロール紙切断部)19を有するプリンタ10に対してもスループットを短縮することが可能となる。さらに、本発明は、例えば、印刷データに応じて印刷時の消費電力が大きく変化するサーマルプリンタで大きな効果を奏するが、サーマルプリンタに限定されず、様々なプリンタに対しても幅広く適用可能なのはいうまでもない。
ところで、近年、例えば、サーマルプリンタに搭載されるマイコン(演算処理装置)は、高性能化が進み、印刷中における消費電力の予測を高精度で行うことが可能となっている。
そこで、本発明に係る実施形態を概略すると、例えば、印刷に続きカットを行う場合、制御部(マイコン)は、印刷とカットの同時駆動が可能か否かを判定するために、印刷中に、印刷部に与える印刷データに基づいて、印刷が完了する直前の消費電力(印刷部における印刷時予測消費電力)を予測する。さらに、制御部は、カッター駆動の消費電力(用紙切断部を駆動したときの切断部駆動消費電力)を求める。
そして、制御部は、印刷時予測消費電力および切断部駆動消費電力を合算して、印刷部および用紙切断部を同時に駆動したときの同時駆動時消費電力を求め、その同時駆動時消費電力が、予め設定した電源の供給能力(定格消費電力)を下回っているかどうかを比較判定する。ここで、同時駆動時消費電力が、定格消費電力を下回っていると判定した場合には、印刷およびカッター駆動を同時に行ってスループットの短縮を図る。
なお、プリンタの電源として、例えば、プリンタに内蔵された電源、または、専用のACアダプタの場合には、その電源の定格消費電力は、例えば、予め不揮発性メモリ等に格納され、制御部(マイコン)が認識可能となっている。また、プリンタの外部に設けた汎用の電源(ACアダプタ)を使用する場合、例えば、その電源の定格消費電力をユーザが手動により設定し、或いは、自動的に設定されるように構成することで、マイコンが認識できるようになっている。
図8は、本発明に係るプリンタの一実施例におけるロール紙切断部の動作を説明するための図である。ここで、図8(a)は、例えば、上述した印刷時予測消費電力と切断部駆動消費電力を合算した同時駆動時消費電力が、電源の定格消費電力を超えている場合、すなわち、従前と同様に、ロール紙に対する印刷がすべて完了した後、ロール紙切断部を起動してロール紙を切断する場合の動作を説明するものである。また、図8(b)は、例えば、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えていない場合、すなわち、本実施例によりスループットの短縮が可能になる場合の動作を説明するためのものである。
図8(a)および図8(b)において、参照符号Lp1およびLp2は、横軸に時間を取り、縦軸に印刷時間を取ったとき、例えば、1枚のある領収書を印刷するときの特性曲線を示し、また、参照符号Lc1およびLc2は、横軸に時間を取り、縦軸に可動刃28の支点Pの高さを取ったとき、例えば、1枚のある領収書を切断(カット)するときの特性曲線を示す。
図8(a)に示されるように、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えている場合、すなわち、印刷およびカッター起動(可動刃の移動)を同時に行うと、電源の定格消費電力を超えてしまう場合には、例えば、ロール紙Rに対して、特性曲線Lp1に基づいてある領収書に関する印刷を行い、その領収書に関する印刷がすべて完了した後、ロール紙切断部19を起動し、例えば、特性曲線Lp1に基づいて支点Pを移動させて、その領収書を切断する。従って、1枚のある領収書を印刷および切断するには、[刷時間Tp1]+[カット時間Tc1]の時間を要することになる。
これに対して、図8(b)に示されるように、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えていない場合、すなわち、印刷および可動刃の移動を同時に行っても電源の定格消費電力を超えない場合には、例えば、ロール紙Rに対して、特性曲線Lp1に基づいてある領収書に関する印刷を行うと共に、その領収書に関する印刷を行っている間にロール紙切断部19を起動して、可動刃28を固定刃26に近接させておき、その領収書に関する印刷がすべて完了したら、直ちに可動刃28および固定刃26によるロール紙Rの切断を行う。これにより、例えば、可動刃28を初期位置から固定刃26に近接させるまでの時間(短縮時間Tr)だけスループットを向上(短縮)することが可能となる。従って、1枚のある領収書を印刷および切断する時間は、[刷時間Tp1]+[カット時間Tc1]−[短縮時間Tr]となる。
以上において、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えていないとき、領収書を印刷および切断する時間は、例えば、支点Pを反時計方向に回転させるパーシャルカット、並びに、支点Pを時計方向に回転させるフルカットの両方で短縮することが可能である。また、印刷時予測消費電力は、例えば、演算処理装置(マイコン)が、印刷部に与える印刷データから算出することができ、また、切断部駆動消費電力は、例えば、マイコンが、可動刃を駆動するカッターモータ(DCモータ)の負荷から算出することができる。
図9は、本発明に係るプリンタの一実施例を示すブロック図であり、プリンタ10における制御部100と、制御部100により制御されるカッターモータ200a,サーマルヘッド200bおよび用紙送りモータ200cを抜き出して示すものである。ここで、制御部100は、例えば、図3における制御ボードPbに設けられ、カッターモータ200a,サーマルヘッド200bおよび用紙送りモータ200cを含むプリンタ10全体の制御を行う。また、カッターモータ200aは、例えば、図4における駆動モータ36に対応し、サーマルヘッド200bは、例えば、図3における印字ヘッド24に対応する。なお、用紙送りモータ200cは、図3におけるロール紙収容搬送部17に収容されたロール紙Rを、印刷部18および用紙切断部19へ搬送するためのもので、例えば、プラテンローラ23を回転駆動するために使用される。
図9に示されるように、制御部100は、外部(例えば、POS本体)から与えられる印刷データを一時的に格納する印刷イメージバッファ(例えば、RAM:Random Access Memory)101、マイコン(演算処理装置)102、並びに、それぞれカッターモータ200a,サーマルヘッド200bおよび用紙送りモータ200cを制御するためのカッターモータ制御回路103a,サーマルヘッド制御回路103bおよび用紙送りモータ制御回路103cを有する。
マイコン102は、カッタ起動制御部121aおよびカッターモータ駆動波形生成部121bを含むカッター制御部121、並びに、ヘッド制御波形性西部122aおよび用紙送りモータ駆動波形生成部122bを含む印刷制御部122を有する。マイコン102は、与えられたプログラムに従って処理を行い、カッターモータ制御回路103aを介してカッターモータ200a(用紙切断部19)を制御し、サーマルヘッド制御回路103bを介してサーマルヘッド200b(印刷部18)を制御し、そして、用紙送りモータ制御回路103cを介して用紙送りモータ200c(用紙搬送部:ロール紙収容搬送部17等)を制御する。
すなわち、マイコン102は、印刷イメージバッファ101に格納されたデータ(サーマルヘッド200b(印刷部18)に与える印刷データ)に基づいて印刷部18における印刷時予測消費電力を予測し、カッターモータ200a(用紙切断部19)を駆動したときの切断部駆動消費電力と合算して、印刷部18および用紙切断部19を同時に駆動したときの同時駆動時消費電力を算出する。
さらに、マイコン102は、算出された同時駆動時消費電力が、プリンタに対して電力を供給する電源の定格消費電力を超えていないかどうかを判定する。すなわち、マイコン102は、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えていないと判定したとき、印刷部18が印刷を行っている間に、用紙切断部19(カッターモータ200a)を制御して可動刃28を固定刃26に向けて移動させる。そして、図8(b)を参照して説明したように、マイコン102は、サーマルヘッド200bによる印刷がすべて完了したら(印刷部18が印刷を完了したら)、直ちに用紙切断部19(可動刃28および固定刃26)により用紙を切断させるように制御する。
なお、同時駆動時消費電力が電源の定格消費電力を超えていると判定したときには、図8(a)を参照して説明した従前と同様に、マイコン102は、印刷およびカッター起動(可動刃の移動)を同時に行うことなく、サーマルヘッド200b(印刷部18)による印刷を完了した後、カッターモータ200a(用紙切断部19)を起動して用紙を切断させるように制御することになる。
ここで、一例として、例えば、最高速度300mm/secの宝くじ印刷仕様のサーマルプリンタに対して、本発明を適用したところ、1シートあたり0.1秒のスループット短縮の効果があった。すなわち、このサーマルプリンタは、1秒間に300mmの印刷が可能であるが、100mmの印刷を行った場合、印刷時間は0.33秒(100mm÷300mm/sec)であり、本発明を適用することにより、最高速度434mm/sec(100mm÷(0.33秒−0.1秒))で印刷できるプリンタと同等のスループットを得られることが確認できた。
図10および図11は、本発明に係るプリンタの用紙切断制御プログラムの処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図10および図11に示すフローチャートの処理は、例えば、図9を参照して説明した演算処理装置(マイコン)102が実行することになる。
図10および図11に示されるように、本発明に係るプリンタの用紙切断制御プログラムの処理(カッターの起動制御処理)の一例が開始すると、ステップST1において、印刷中かどうかを判定し、印刷中である(YES)と判定すると、ステップST2に進んで、同時駆動チェックラスタカウンタをゼロにクリア(初期化)し、さらに、ステップST3に進んで、カッター起動時間カウンタをゼロにクリア(初期化)して、ステップST4に進む。
なお、ステップST1において、印刷中ではない(NO)と判定すると、ステップST15に進んで、カッターを起動する。すなわち、カッターの起動制御処理において、印刷中ではない(印刷が完了している)と判定した場合には、そのままステップST15に進み、可動刃は、初期状態の位置から移動を開始することになる。
ステップST4では、[最終印刷ラスタ−同時駆動チェックラスタカウンタ]の示す発熱ドット数から印刷時の消費電力を予測し、さらに、ステップST5に進んで、予測した印刷時の消費電力とカッター駆動時の消費電力を合算した同時駆動時の消費電力を求めて、ステップST6に進む。なお、ステップST4における印刷時の消費電力は、例えば、以下の式(1)から求めることができる。
[印刷時の消費電力]=([ラスタ内ハツネツドット数]×[1ドット当たりの消費電流]×[電圧])×([1ラスタ内印加パルス時間]÷[1ラスタ印刷時間])……(1)
ステップST6では、同時駆動時の消費電力は電源の定格消費電力を超えていないかどうかを判定し、同時駆動時の消費電力が電源の定格消費電力を超えていない(YES)と判定すると、ステップST7に進む。すなわち、印刷およびカッター起動(可動刃の移動)を同時に行っても、電源の定格消費電力を超えない(電源の定格容量の方が大きくて余裕がある)と判定すると、ステップST7に進んで、カッター起動時間カウンタに対して、[最終印刷ラスタ−同時駆動チェックラスタカウンタ]の示すラスタの印刷時間を加算してステップST8に進む。なお、ステップST6において、同時駆動時の消費電力が電源の定格消費電力を超えている(NO)と判定すると、そのままステップST11に進む。
ステップST8では、カッター起動時間カウンタは、所望のカッター起動時間を超えていないかどうかを判定し、カッター起動時間カウンタが所望のカッター起動時間を超えていない(YES)と判定すると、ステップST9に進む。ここで、所望のカッター起動時間とは、カッターを起動してからカッターの可動刃が固定刃に接触して用紙(ロール紙)を切り始めるまでの時間を意味する。
ステップST9では、同時駆動チェックラスタカウンタをインクリメント(+1)してステップST4に戻り、同様の処理を繰り返す。すなわち、カッター起動時間カウンタが所望のカッター起動時間を超えていないと判定した場合には、さらなるラスタに対する同時駆動が可能かどうかを判定するために、同時駆動チェックラスタカウンタをインクリメントしてステップST4に戻ることになる。
ステップST8において、カッター起動時間カウンタが所望のカッター起動時間を超えている(NO)と判定すると、ステップST10に進んで、カッター起動時間カウンタに対して、前述した所望のカッター起動時間をセットし、ステップST11に進む。すなわち、ステップST6において、同時駆動時の消費電力が電源の定格消費電力を超えていない(YES)と判定した場合、並びに、ステップST8において、カッター起動時間カウンタが所望のカッター起動時間を超えている(NO)と判定してステップST10の処理を行った場合には、ステップST11に進んで、印刷中にカッターの同時駆動が可能かどうか(カッター起動時間カウンタ≠0)を判定し、印刷中にカッターの同時駆動が可能である(YES)と判定すると、ステップST12に進んで、残印刷ラスタから残印刷時間を求め、さらに、ステップST13に進む。
ステップST13では、残印刷時間はカッター起動時間カウンタと等しいか小さいかどうかを判定し、残印刷時間がカッター起動時間カウンタと等しいか小さい(YES)と判定すると、ステップST15に進んでカッターを起動して処理(カッター起動処理)を終了する。また、ステップST13において、残印刷時間がカッター起動時間カウンタよりも大きい(NO)と判定すると、ステップST12に戻り、残印刷ラスタから残印刷時間を求めてステップST13に進み、同様の処理を繰り返す。
なお、ステップST11において、印刷中にカッターの同時駆動が可能ではない(NO)と判定すると、ステップST14に進んで、印刷が完了したかどうかを判定し、印刷が完了したと判定すると、ステップST15に進んでカッターを起動して処理を終了する。なお、上述したプリンタの用紙切断制御プログラムの処理は、単なる例であり、様々な変更および変形が可能なのはいうまでもない。
以上において、本発明の適用は、ロール紙を用いたサーマルプリンタに限定されるものではなく、用紙を搬送する用紙搬送部と、用紙に対して印刷する印刷部と、印刷された用紙を切断する用紙切断部と、用紙搬送部,印刷部および用紙切断部を制御する制御部と、を備える様々なプリンタに対して適用することが可能である。
このように、本発明によれば、プリンタの製造原価の上昇を招くことなく、制御方法の変更によりスループットの短縮を行うことのできるプリンタ、プリンタの用紙切断制御方法およびプログラムを提供することが可能となる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものであり、特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではない。また、明細書のそのような記載は、発明の利点および欠点を示すものでもない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
10 プリンタ
11 本体ユニット
12 トップユニット
13 操作レバー
14 外装ケース
15 本体フレーム
16 トップフレーム
17 ロール紙収容搬送部
18 印刷部
19 用紙切断部
20 ガイド部
21 アッパーガイドユニット
22 搬送パネル
23 プラテンローラ
24 印字ヘッド
25 ペーパーガイド
26 固定刃
27 フレーム
28 可動刃
29 固定ねじ
30 支持部材
31 カムレバー
31a 上昇レバー
31b 下降レバー
31x 回動中心軸部
32 復帰ばね
33 電動減速駆動機構
34 検出腕
35 フォトセンサ
36 駆動モータ
37 出力軸
38 ウォームギヤ
39 アイドルギヤ
40 支持板
41 伝達腕
42 係合溝
43 挿通孔
Sw 操作ボタン
Pb 制御ボード
R ロール紙
C 切欠部
B 支軸
h1 第1切換穴
h2 第2切換穴
P 支点(伝達ピン)
Lh 長穴
G 支軸
Z 回転軸
K 連動軸

Claims (15)

  1. 用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙に対して印刷する印刷部と、
    印刷された前記用紙を切断する用紙切断部と、
    前記用紙搬送部,前記印刷部および前記用紙切断部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記印刷部および前記用紙搬送部が消費する電力を予測し、前記用紙切断部の起動を制御する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記制御部は、
    前記印刷部に与える印刷データに基づいて予測した前記印刷部における印刷時予測消費電力、および、前記用紙切断部を駆動したときの切断部駆動消費電力を合算し、前記印刷部および前記用紙切断部を同時に駆動したときの同時駆動時消費電力を求め、
    前記同時駆動時消費電力が、前記プリンタに対して電力を供給する電源の定格消費電力を超えていないかどうかに基づいて、前記用紙切断部の起動を制御する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記用紙切断部は、固定刃および可動刃を有し、
    前記制御部は、
    前記同時駆動時消費電力が前記電源の定格消費電力を超えていないと判定したとき、前記印刷部が印刷を行っている間に、前記可動刃を前記固定刃に向けて移動させ、前記印刷部が印刷を完了したら、直ちに前記用紙切断部により前記用紙を切断させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のプリンタ。
  4. 前記制御部は、
    前記同時駆動時消費電力が前記電源の定格消費電力を超えていないと判定したとき、前記印刷データにおける残印刷ラスタ数から残印刷時間を求め、初期位置で停止している前記可動刃が前記固定刃に接触するまでの時間が前記残印刷時間等しくなったときに前記可動刃の移動を開始する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のプリンタ。
  5. 前記電源は、前記プリンタに内蔵され、前記用紙搬送部,前記印刷部,前記用紙切断部および前記制御部に対して電力を供給する、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプリンタ。
  6. 前記電源は、前記プリンタの外部に設けられ、前記用紙搬送部,前記印刷部,前記用紙切断部および前記制御部に対して電力を供給し、
    前記制御部は、前記プリンタの外部に設けられた前記電源の定格消費電力を認識する、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のプリンタ。
  7. 前記用紙切断部は、前記用紙を完全に切断するフルカットモード、および、前記用紙の一部が繋がった状態で切断するパーシャルカットモードを有し、
    前記フルカットモードおよび前記パーシャルカットモードは、前記可動刃の同じ初期位置からの移動により選択される、
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項6のいずれか1項に記載のプリンタ。
  8. 前記パーシャルカットモードは、前記可動刃を駆動するカッター用モータを第1回転方向に回転させ、
    前記フルカットモードは、前記カッター用モータを前記第1回転方向とは逆の第2回転方向に回転させる、
    ことを特徴とする請求項7に記載のプリンタ。
  9. 前記印刷部は、前記用紙の移動方向に対して交わる方向に並べられた複数の発熱体を有するサーマルプリントヘッドを含み、
    前記プリンタは、サーマルプリンタである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のプリンタ。
  10. 前記用紙は、ロール紙であり、
    前記用紙切断部は、印刷された前記ロール紙を切断して出力する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のプリンタ。
  11. 用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙に対して印刷する印刷部と、印刷された前記用紙を切断する用紙切断部と、を備え、前記用紙切断部を制御して、印刷された前記用紙を切断するプリンタの用紙切断制御方法であって、
    前記印刷部および前記用紙搬送部が消費する電力を予測し、前記用紙切断部の起動を制御する、
    ことを特徴とするプリンタの用紙切断制御方法。
  12. 前記用紙切断部の起動を制御するのは、
    前記印刷部に与える印刷データに基づいて予測した前記印刷部における印刷時予測消費電力、および、前記用紙切断部を駆動したときの切断部駆動消費電力を合算し、前記印刷部および前記用紙切断部を同時に駆動したときの同時駆動時消費電力を求め、
    前記同時駆動時消費電力が、前記プリンタに対して電力を供給する電源の定格消費電力を超えていないかどうかに基づいて、前記用紙切断部の起動を制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載のプリンタの用紙切断制御方法。
  13. 前記用紙切断部は、固定刃および可動刃を有し、
    前記用紙切断部の起動を制御するのは、
    前記同時駆動時消費電力が前記電源の定格消費電力を超えていないと判定したとき、前記印刷部が印刷を行っている間に、前記可動刃を前記固定刃に向けて移動させ、前記印刷部が印刷を完了したら、直ちに前記用紙切断部により前記用紙を切断させるように制御する、
    ことを特徴とする請求項12に記載のプリンタの用紙切断制御方法。
  14. 前記用紙切断部の起動を制御するのは、
    前記同時駆動時消費電力が前記電源の定格消費電力を超えていないと判定したとき、前記印刷データにおける残印刷ラスタ数から残印刷時間を求め、初期位置で停止している前記可動刃が前記固定刃に接触するまでの時間が前記残印刷時間等しくなったときに前記可動刃の移動を開始する、
    ことを特徴とする請求項13に記載のプリンタの用紙切断制御方法。
  15. 用紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙に対して印刷する印刷部と、印刷された前記用紙を切断する用紙切断部と、を備え、前記用紙切断部を制御して、印刷された前記用紙を切断するプリンタの用紙切断制御プログラムであって、
    演算処理装置に、
    前記印刷部および前記用紙搬送部が消費する電力を予測し、前記用紙切断部の起動を制御する処理を実行させる、
    ことを特徴とするプリンタの用紙切断制御プログラム。
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