JP2019118446A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
遊技釘の角度の調整を行うことなく、入賞口への入賞率を調整可能とするものとして、先行技術文献1に弾球遊技機の傾斜角度を調整する技術が開示されている。
また、遊技者は特別報知と実際の入賞率を鑑みて、傾斜角度が有利な角度となっているのか、現在の入賞率はムラで悪い方向やいい方向に偏っているだけなのかといったことを予想して楽しむことが可能となる。
この場合、非遊技状態とは、図柄表示装置にて図柄の表示装置が変動しない状態、又は入賞装置が開放されていない状態である。また、待機状態とは、遊技者により遊技が行われていない遊技者待ちの待ち状態及び遊技者により遊技球が発射されている遊技中であっても図柄表示装置が変動していない変動待ち状態であるか、又は遊技者により遊技が行われていない遊技者待ちの待ち状態及び入賞装置が開放されていない開放待ち状態である。
[実施例1]
また、左方向を左、左側、左側方向、左方向等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準にして、天井方向を、上、上側、上方等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準にして、床方向を、下、下側、下方等として説明する。
また、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準にして、遊技者(手前)側の方向を、前、前側、前方、手前、手前側、表、表側、表方等として説明する。
さらに、パチンコ機50(図1に示す状態)を基準にして、島枠69の内部側の方向を、後、後側、後方、奥、奥側、奥方、裏、裏側、裏方等として説明する。
このように、以下の図面説明では、個々に視点及び視座が変化しても、該規定した方向に関する養母に基づいて説明を行うものである。
演出ボタン67を遊技者が所定期間中に押下することで、後述する演出図柄表示装置6に表示される演出内容を変化させ、スピーカにより出力される遊技音が変化させるものとなっている。また、ジョグダイヤル68を回転させることにより、演出用の画像に変化を与えることが可能に構成されている。
このパチンコ機50はいわゆるCR機であって、プリペイドカードの読み書き等を行うためのプリペイドカードユニット(CRユニット)が付属しており(図示省略)、パチンコ機50には、貸出ボタン57、精算ボタン58及び残高表示器59を有するCR精算表示装置が備わっている。
図3では、発射制御装置84が描かれていないが、発射制御装置84は払出制御装置81の下に設けられている。また、球タンク71の右側には、外部接続端子78が設けられており、この外部接続端子78より、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータに送られる。なお、従来はホールコンピュータへ信号を送信するための外部接続端子78には、盤用(遊技盤側から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)と枠用(枠側(前枠52、内枠70、外枠51)から出力される信号をホールコンピュータへ出力するための端子)の2種類を用いているが、本実施例では、一つの外部接続端子78を介してホールコンピュータへ遊技状態や遊技結果を示す信号を送信している。
傾斜計測器92は、パチンコ機50の本体が取り付けられた遊技盤1に設けられているので、パチンコ機50の傾きは遊技盤1の傾きであって傾斜計測器92の傾きである。そのため、傾斜計測器92の傾きを測定することは、パチンコ機50の傾きを測定することになる。なお、傾斜計測器92により検知された傾斜角度をサブ統合制御装置83にコマンドとして送信する。本実施例の傾斜計測器92としては、加速度センサや角速度センサ(ジャイロセンサ)等が用いられることが好適である。
図5(a)は、パチンコ機50が、島枠69の下板69bに対して直角に固定されている状態を示すパチンコ機50の断面略図である。図5(a)に示すように、直角に固定されているため傾斜角度Θ=0°である。
図5(b)は、パチンコ機50が、島枠69の下板69bに対して島枠69の裏側(後方)に傾いて固定されている状態を示すパチンコ機50の断面略図である。
本実施例では、パチンコ機50が島枠69の下板69bに対して後方に1°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=1°、島枠69の下板69bに対して後方に2°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=2°、島枠69の下板69bに対して後方に3°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=3°と示す。
また、図5(c)は、パチンコ機50が、島枠69の下板69bに対して遊技者側(前方)に傾いて固定されている状態を示すパチンコ機50の断面略図である。本実施例では、パチンコ機50が島枠69の下板69bに対して前方に1°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=−1°、島枠69の下板69bに対して前方に2°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=−2°、島枠69の下板69bに対して前方に3°傾いて固定されていれば傾斜角度Θ=−3°と示す。
なお、パチンコ機50には、サブ統合制御装置83に設けられたRAMの内容を保持するバックアップ電源が備えられていない構成となっている。
一方、本実施例の電源基板85が生成するバックアップ電源は、サブ統合制御装置83へ供給されないため、パチンコ機50への電源供給が停止した後は、サブ統合制御装置83のRAMに保持されていた遊技履歴情報や、演出内容の設定情報は保持されない構成となっている。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10と普通図柄保留数表示装置8の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19及び普通図柄表示装置7の点灯を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールメインコンピュータに送られる。主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
なお、本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6に表示させる。
なお、本実施例では、サブ統合制御装置83及び演出図柄制御装置82は別々の装置に分かれているが、1つの装置にまとめる構成にしてもよい。
当該コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、パチンコ機50が待機状態中に特図変動開始コマンドを受信すると、演出図柄表示装置6の画面にパチンコ機50の傾斜角度に基づく特別演出を表示したり(図23を参照)、又は電源投入時にパチンコ機50の傾斜角度が所定値以上であるときは、演出図柄表示装置6の画面にて警告表示などを行う(図25を参照)。
大当り図柄決定用乱数更新処理(S120)は「0」〜「99」の100個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に+1され最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
遊技球が第1始動口11、第2始動口12に入賞すると大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、変動パターン決定用乱数、リーチ判定用乱数など複数の乱数が取得されるのだが、保留記憶できる数を第1始動口11と第2始動口12でそれぞれ4個までとしており、保留記憶が満タンである4個のときに遊技球が第1始動口11又は第2始動口12に入賞しても賞球が払出されるだけで、前記複数の乱数は保留記憶されない構成になっている。
各出力処理(S150)では、遊技の進行に応じて主制御装置80は演出図柄制御装置82、払出制御装置81、発射制御装置84、サブ統合制御装置83、大入賞口ソレノイド14b等に対して各々出力処理を実行する。即ち、入賞確認処理(S150)により遊技盤1上の各入賞口に遊技球の入賞があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置81に賞球データを出力する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置83に出力する処理を、パチンコ機50に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置82にエラー信号を出力する処理を各々実行する。
第1保留記憶が満杯でなければ(S205:no)、上記の各乱数を第1保留記憶として記憶し、第1特別図柄保留数表示装置18の点灯数を1増加させ(S210)、その後S215に移行する。
先ず、図8において、主制御装置80は、特別電動役物が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判定する(S250)。S250の判定が否定判定で(S250:no)、特別図柄が変動中でなく(S255:no)、確定図柄の表示中でもなければ(S260:no)、図11のS300に移行する。
なお、S310において、第1保留記憶が無い場合には(S310:no)、特別図柄が変動しておらずパチンコ機50が待機状態であることを示す待機コマンドを、サブ統合制御装置83に送信して(S317)、大当り遊技処理に移行する。待機状態とは、遊技者により遊技がなされていない遊技者待ちの待ち状態及び遊技者により遊技球が発射されている遊技中であっても特図が変動していない変動待ち状態とされている。
なお、S370の処理により演出図柄表示装置6では演出図柄の変動表示が開始されるが、ほぼ同時に特別図柄の変動も主制御装置80によって開始される。
なお、本実施例では図柄確定コマンドをサブ統合制御装置83に送信する構成だが、変動開始コマンドにて変動時間を指定していることから、図柄確定コマンドを送信しない構成でもよい。この構成ならばコマンド数を抑えながら同等に演出表示を実行することができる。
なお、当否判定処理(S145)における主制御装置80からサブ統合制御装置83に状態指定コマンドを送信するタイミングは、特別図柄確定時間後となっているが、特別図柄変動開始時及び電源復旧時においても状態指定コマンドを送信する構成にしてもよい。
先ず、図14において、主制御装置80は、役物連続作動装置が作動中か否かを大当りフラグに基づいて判定する(S550)。肯定判定の場合には(S550:yes)、大入賞口14が開放中か否かを判定する(S555)。大入賞口14の開放中ではない場合は(S555:no)、ラウンド間のインターバル中により大入賞口14が閉鎖しているのか判定する(S560)。インターバル中でもない場合は(S560:no)、大当り終了演出中であるか判定する(S565)。これも否定判定の場合は(S565:no)、今から大当り遊技を開始する演出に要する時間が経過したか否かを判定する(S570)。大当り開始演出時間が経過した場合は(S470:yes)、大入賞口開放処理(S575)を行い、大当り遊技処理は終了(リターン)する。
なお、大入賞口14を開放・閉鎖する処理においては、サブ統合制御装置83にも信号を送信する。サブ統合制御装置83は、その信号に基づいて、現在のラウンドを把握し、該ラウンドに応じた演出を行う。
図17のS700において、サブ統合制御装置83は変動開始コマンドを受信したか否かを判定する。肯定判定の場合には(S700:yes)、受信した変動開始コマンドに基づいて演出パターン決定処理(S705)にて演出パターンを決定する。
図18のS750において、サブ統合制御装置83は、主制御装置80が待機コマンド送信処理(S317)にて送信した待機コマンドを受信したか否かを判定する(S750)。肯定判定の場合には(S750:yes)、待機コマンドを受信してから15秒を経過したか否かを判定する(S755)。肯定判定の場合には(S755:yes)、待機フラグを1にセットし(S760)、本処理を終了(リターン)する。待機フラグが「1」にセットされることで、パチンコ機50は待機状態となる。待機コマンドを受信していない場合(S750:no)又は待機コマンドを受信して15秒を経過していない場合には(S755:no)、本処理を終了する。
図19のS770において、サブ統合制御装置83は待機フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(S800)。肯定判定の場合には(S800:yes)、待機状態へ移行してから15秒を経過したか否かを判定する(S805)。肯定判定の場合には(S805:yes)、デモフラグが0であるか否かを判定する(S810)。肯定判定の場合には(S810:yes)、演出図柄表示装置6の画面にデモ画面を表示するように制御し(S840)、デモフラグを「1」にセットし(S845)、表示切替処理を終了(リターン)する。
また、デモフラグが1である場合には(S810:no)、デモ表示中である否かを判定する(S815)。肯定判定の場合には(S815:yes)、演出図柄表示装置6にデモ画面が表示されてから30秒経過したか否かを判定する(S830)。肯定判定の場合には(S830:yes)、演出図柄表示装置6に図柄待機画面を表示し(S835)、本処理は終了となる。
また、デモ表示中ではないと判定された場合には(S815:no)、図柄待機画面が表示されてから30秒を経過したか否かを判定する(S820)。肯定判定の場合には(S820:yes)、演出図柄表示装置6にデモ画面を表示し(S825)、本処理は終了となる。
S900において、サブ統合制御装置83は、待機フラグが「1」にセットされているか否かを判定し(S900)、「1」にセットされていれば(S900:yes)、デモフラグが「1」にセットされているか否かを判定し(S905)、「1」にセットされていれば(S905:yes)、パチンコ機50が待機状態となってから、始めて主制御装置80から特図変動開始コマンドを受信したか否かを判定し(S910)、肯定判定の場合には(S910:yes)、前記特図変動開始コマンドを受信した際に、後述する5種類の特別演出のうち(図23を参照)、何れの特別演出を実行するのか決定するために用いる乱数(「0」〜「19」)を抽出し(S915)、傾斜計測器92から送信されたコマンドに含まれるパチンコ機50の傾斜角度の情報と、S915で抽出した乱数に基づいて、5種類の特別演出のうち(図24を参照)、何れの特別演出を実行するのか決定し(S925)、S925で決定した特別演出を実行し(S930)、本処理を終了する。
図21(a)に示すように、パチンコ機50が待機中であるとき、演出図柄表示装置6に待機図柄表示画面が表示される。なお、演出図柄表示装置6の画面中央には、演出図柄1000が停止表示している。
そして、待機図柄表示画面が表示されてから30秒を経過すると、演出図柄表示装置6の画面は図21(b)に示すように、デモ画面に切り替る。なお、演出図柄表示装置6の画面中央には演出キャラクタ1001「熊の達吉」が表示され、演出キャラクタ1001の上方に機種名表示1002が表示されている。機種名表示1002には「CR熊の達吉」と表示されている。
また、図21(b)に示すデモ画面が表示されてから30秒を経過すると、図21(a)に示す待機図柄表示画面に切り替る。
図21(c)に示すように、演出図柄表示装置6の画面下方に、パチンコ機50の傾斜角度を示唆する特別演出表示1003が表示される。なお、本実施例では、特別演出表示1003に応じて演出キャラクタ1002(熊の達吉)の表情が変化する。図21(c)では、笑顔の熊の達吉が表示されている。
そこで、本実施例では、パチンコ機50が後方へ傾斜角度が大きいほど、遊技者にとって有利な状態であることを示唆する特別演出(例えば、図23(d)に示す特別演出4や図23(e)に示す特別演出5)が演出図柄表示の画面に表示される可能性が高い構成となっている。なお、本実施例では、待機状態中に、始動口(第1始動口11、第2始動口12)に1個の遊技球が入賞して開始した一変動にて、特別演出を実行する構成となっており、当該変動が終了すると特別演出も終了する。
島枠69の下板69bに対して島枠69の裏側(後方)に傾いて固定され、傾斜角度が0°≦Θ<1°の場合、抽出した乱数値が「0〜2」であれば、6種類の特別演出のうち、特別演出1(図23(a)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「3〜6」であれば特別演出2(図23(b)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「7〜11」であれば特別演出3(図23(c)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「12〜16」であれば特別演出4(図23(d)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「17〜19」であれば特別演出5(図23(e)を参照)が決定される。
パチンコ機50が、島枠69の下板69bに対して遊技者側(前方)に傾いて固定され、傾斜角度が0°<Θ<−1°の場合に、抽出した乱数値が「0〜3」であれば、5種類の特別演出のうち、特別演出1(図23(a)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「4〜7」であれば特別演出2(図23(b)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「8〜12」であれば特別演出3(図23(c)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「13〜16」であれば特別演出4(図23(d)を参照)が決定され、抽出した乱数値が「17〜19」であれば特別演出5(図23(e)を参照)が決定される。
図23(a)に示す特別演出1の特別演出表示1003には、「・・・・」と表示されている。図23(b)に示す特別演出2の特別演出表示1003には、「・・うーん」と表示されている。図23(c)に示す特別演出3の特別演出表示1003には、「頑張れ!」と表示されている。図23(d)に示す特別演出4の特別演出表示1003には、「チャンスかも!?」と表示されている。最後に、図23(e)に示す特別演出5の特別演出表示1003には、「チャンス!」と表示されている。以上により、本実施例の特別演出は、特別演出1<特別演出2<特別演出3<特別演出4<特別演出5の順で、遊技者にとって有利な内容を示唆している。
本実施例では、パチンコ機50の上側が後方へ傾斜し、その傾斜角度が大きいほうが5種類の特別演出のうち、遊技者にとって有利な特別演出(特別演出4や特別演出5)が実行され易いものとなっている。一方、パチンコ機50の上側が前方へ傾斜し、その傾斜角度が大きいほうが5種類の特別演出のうち、遊技者にとって不利な特別演出(特別演出2や特別演出1)が実行され易いものとなっている。
また、遊技者は特別演出と実際の入賞率を鑑みて、傾斜角度が有利な角度となっているのか、現在の入賞率はムラで悪い方向やいい方向に偏っているだけなのかといった予想を楽しむことが可能となる。
さらに、本実施例のパチンコ機50が待機状態であるときに、遊技を開始して第1始動口11又は第2始動口に遊技球が入球し、特別図柄の変動が開始されると、演出図柄表示装置6の画面に5種類の特別演出のうちの何れかがが実行されることになるので、特別演出の内容と遊技結果に基づく入賞率とで、パチンコ機の良し悪しの判断をある程度遊技を行うことで可能となり、パチンコ機の良し悪しを判断するのに過剰な投資をするといった抑制することができる。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信された電源投入コマンドを受信したか否かを判定し(S950)、肯定判定の場合には(S950:yes)、傾斜角度比較処理を行い(S955)、S955にて比較した結果に基づいて、現在のパチンコ機50の傾斜角度が所定値以上に大きいか否かを判定し(S960)、肯定判定の場合には(S960:yes)、演出図柄表示装置6の画面にて警告表示を行い(S965)、傾斜角度異常報知処理を終了(リターン)する。なお、本実施例ではS965にて警告表示を行う際に、警告音を出力する構成となっている。
傾斜角度比較処理(S955)では、傾斜計測器92から送信されたコマンドからパチンコ機50の傾斜角度と所定値を比較する処理となっている。所定値とは傾斜角度Θ=−3°又は3°である。
電源投入時のパチンコ機50の傾斜角度が所定値以上の場合、演出図柄表示装置6の画面に、図25に示す警告表示が表示される。図25に示すように、符号1004が示す表示には、「電源復帰中」と表示されている。また、警告表示1005には、「パチンコ機が後方に、所定値以上の傾斜角度で固定されています。」と表示されている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信された電源投入コマンドを受信したか否かを判定し(S1000)、肯定判定の場合には(S1000:yes)、演出図柄表示装置6の画面にて図25に示す警告表示が表示されているか否かを判定し(S1005)、否定判定の場合には(S1005:no)、電源復帰状態中であるか否かを判定し(S1010)、肯定判定の場合には(S1010:yes)、演出ボタン68が操作されたか否かを判定し(S1015)、演出ボタン68が操作された場合には(S1015:yes)、傾斜計測器92により計測された傾き度合確認モードを設定し(S1020)、本処理を終了(リターン)する。
また、サブ統合制御装置83は、電源投入コマンドを受信していない場合(S1000:no)、演出図柄表示装置6の画面に警告表示が表示されている場合(S1005:yes)、電源復帰状態中ではないと判定した場合(S1010:no)、又は演出ボタン68が操作されていない場合には(S1015:no)、そのまま傾き度合確認モード処理を終了(リターン)する。
操作示唆表示1006の表示中に、演出ボタン68を操作すると、傾き度合確認モードが設定され、演出図柄表示装置6の画面に図27(b)に示す表示が表示される。
なお、電源復帰時から所定期間を経過すると、演出図柄表示装置6に図27に示した演出表示の表示時間が終了となる。
また、パチンコ機50にリアルタイムクロック(RTC)などを搭載し、所定時間の経過ごとに実行される特定演出中に特別演出を実行する構成とし、表示される特定演出の一部を特別演出として表示してもよい。
なお、弾球遊技機の場合はある程度遊技を行うと始動口への入賞率を把握することができてしまうので、大当り遊技中、通常時、開放延長状態、高確率遊技状態など遊技中に所定の確率で表示される構成よりも、待機中に始動口に遊技球が入球したときといった、遊技の開始時に特別演出が行われる構成のほうが好適である。
例えば、遊技機が前方に傾いて固定されている状態であるほうが遊技者にとって有利な場合もあり、この場合、遊技機が前方に傾いたほうが有利であることを示唆する特別演出を実行する、又は実行する確率が高いなど遊技機ごとに有利となる傾斜角度の設定を異ならせる構成でもよい。
他の弾球遊技機として、当否判定の結果が小当りであれば特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実行し、特定領域への遊技球の入球により大当り遊技を実行する、所謂第2種タイプの弾球遊技機がある。その他にも、役物の動きなどによって遊技球の流下に影響を与え、特定の入賞口に遊技球が入球することができれば、大当り遊技が実行される、一発台のような弾球遊技機もある。
第2種タイプの場合、役物の動作によって、特定領域、又は外れへと振り分ける構成となっているため、弾球遊技機の傾斜角度によって、特定領域への入賞率が左右されることになる。また、一発台のような弾球遊技機の場合も、役物の動作によって、特定の入賞口、又は外れへと振り分ける構成であるため、弾球遊技機の傾斜角度によって、特定の入賞口への入賞率が左右されることになる。
そのため、上述した本実施例の構成は、第1種タイプの弾球遊技機よりも、第2種タイプの弾球遊技機や一発台のような弾球遊技機に適用したほうが、遊技者にとってより不利な状態となること抑えることができ、所定の角度以上で角度異常であると、大当り遊技が実行される特定領域や特定の入賞口への入賞率が著しく変化してしまうことになりかねないので、十分に防ぐことが可能となる。
3:遊技領域
4:遊技釘
6:演出図柄表示装置
11:第1始動口
12:第2始動口
31:第1左入賞口
32:第2左入賞口
33:第3左入賞口
34:第4左入賞口
51:外枠
69:島枠
70:内枠
80:主制御装置
82:演出図柄制御装置
83:サブ統合制御装置
92:傾斜計測器
Claims (4)
- 発射装置により発射された遊技球が到達可能な遊技領域を設けた遊技盤と、
前記遊技領域に植設され且つ、該遊技領域を流下する前記遊技球を流下方向に影響を及ぼす複数の遊技釘と、
前記流下した遊技球が入球可能な入球口を備えた弾球遊技機において、
前記弾球遊技機又は前記遊技盤の傾斜角度を検出する傾斜角度検出手段と、
該傾斜角度検出手段により検出された傾斜角度に基づいて選択した特別報知を実行する特別報知実行手段とを備え、
該特別報知実行手段は所定のタイミングで特別報知を実行することを特徴とする弾球遊技機。 - 前記傾斜角度検出手段により検出された傾斜角度が所定の角度以上である場合に、異常報知を実行する異常報知手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
- 電源復帰時の所定の期間において、前記弾球遊技機又は前記遊技盤の傾き度合を表示する傾き度合表示手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の弾球遊技機。
- 前記入球口は、特定の入球口を設け、
非遊技状態となってから所定時間を経過すると遊技待機状態へと移行する待機状態移行手段を備え、
前記特別報知は、前記遊技待機状態に移行してから最初に前記特定の入球口に遊技球が入球することにより実行されることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の弾球遊技機。
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Cited By (1)
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- 2017-12-28 JP JP2017253383A patent/JP7061306B2/ja active Active
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WO2020262184A1 (ja) | 2019-06-26 | 2020-12-30 | 神戸天然物化学株式会社 | ミオスタチン遺伝子のmRNAの産生を抑制する核酸医薬 |
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