JP2019118077A - 負性インピーダンス変換回路、及びそれを用いた点灯装置、照明器具 - Google Patents

負性インピーダンス変換回路、及びそれを用いた点灯装置、照明器具 Download PDF

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Abstract

【課題】入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減すること。【解決手段】負性インピーダンス変換回路1は、変換素子Z1と、2つのトランジスタTr1,Tr2と、を備える。変換素子Z1は、入力信号が入力される入力端P11と、負荷Z2が電気的に接続される出力端P21との間に電気的に接続される。2つのトランジスタTr1,Tr2は、それぞれ変換素子Z1に電気的に接続される。負性インピーダンス変換回路1は、2つのトランジスタTr1,Tr2のうち少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して直列に電気的に接続されるインピーダンス素子11を更に備える。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に負性インピーダンス変換回路、及びそれを用いた点灯装置、照明器具に関し、より詳細には、トランジスタの動作により負性インピーダンスを実現する負性インピーダンス変換回路、及びそれを用いた点灯装置、照明器具に関する。
従来、負性インピーダンスを実現するための負性インピーダンス変換回路が知られており、例えば非特許文献1に開示されている。非特許文献1に記載の負性インピーダンス変換回路は、トランジスタを含む回路である。
J. G. Linvill, "Transistor Negative Impedance Converters," Proc.IRE, vol. 41, June 1953
非特許文献1に記載されているような負性インピーダンス変換回路では、入力信号の周波数が高くなるにつれて負性インピーダンスが変化する、という問題があった。
本開示は、上記の点に鑑みてなされており、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することのできる負性インピーダンス変換回路、及びそれを用いた点灯装置、照明器具を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る負性インピーダンス変換回路は、変換素子と、2つのトランジスタと、を備える。前記変換素子は、入力信号が入力される一対の入力端のうちの一方の入力端と、負荷が電気的に接続される一対の出力端のうちの一方の出力端との間に電気的に接続される。前記2つのトランジスタは、それぞれ前記変換素子に電気的に接続される。前記負性インピーダンス変換回路は、前記2つのトランジスタの増幅作用により、前記一対の入力端から見たインピーダンスが前記変換素子のインピーダンスの正負を反転した負性インピーダンスとなるように構成される。前記負性インピーダンス変換回路は、前記2つのトランジスタのうち少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して直列に電気的に接続されるインピーダンス素子を更に備える。
本開示の一態様に係る点灯装置は、上記の負性インピーダンス変換回路と、点灯回路と、を備える。前記点灯回路は、前記負性インピーダンス変換回路に電気的に接続され、光源部に電力を供給する。
本開示の一態様に係る照明器具は、上記の点灯装置と、本体と、を備える。前記本体は、前記光源部を保持可能である。
本開示は、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
図1は、本開示の一実施形態に係る負性インピーダンス変換回路の回路図である。 図2は、比較例の負性インピーダンス変換回路の概略構成図である。 図3Aは、比較例の負性インピーダンス変換回路における、入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。図3Bは、本開示の一実施形態に係る負性インピーダンス変換回路における、入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 図4A〜図4Cは、それぞれ比較例の負性インピーダンス変換回路における、入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 図5A〜図5Dは、それぞれ本開示の一実施形態に係る負性インピーダンス変換回路において、インピーダンス素子の配置を変更した場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 図6A〜図6Cは、それぞれ同上の負性インピーダンス変換回路において、インピーダンス素子の配置を変更した場合の入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。 図7Aは、同上の負性インピーダンス変換回路を用いた点灯装置のブロック図である。図7Bは、同上の負性インピーダンス変換回路を用いた点灯装置を備える照明器具の斜視図である。 図8Aは、本開示の一実施形態の変形例に係る負性インピーダンス変換回路の回路図である。図8Bは、同上の負性インピーダンス変換回路における、入力インピーダンスの周波数特性を示す図である。
(1)概要
以下、実施形態に係る負性インピーダンス変換回路(以下、単に「変換回路」ともいう)1について図1を用いて説明する。本実施形態の変換回路1は、能動素子としての2つのトランジスタTr1,Tr2を含む、いわゆるLinvill型のNIC(Negative Impedance Converter)回路である。変換回路1は、変換素子Z1と、2つのトランジスタTr1,Tr2と、を備えている。変換回路1の一対の入力端P11,P12(図2参照)には、入力信号が入力される。変換回路1の一対の出力端P21,P22(図2参照)には、負荷Z2が電気的に接続される。つまり、入力信号は、変換回路1を通して負荷Z2に入力される信号である。
変換素子Z1は、一対の入力端P11,P12のうちの一方の入力端(第1入力端)P11と、一対の出力端P21,P22のうちの一方の出力端(第1出力端)P21との間に電気的に接続されている。一対の入力端P11,P12のうちの他方の入力端(第2入力端)P12、及び一対の出力端P21,P22のうちの他方の出力端(第2出力端)P22は、いずれも基準電位に電気的に接続されている。変換素子Z1は、負荷Z2と同じ種類の素子であるのが好ましい。例えば、負荷Z2がインダクタであれば、変換素子Z1はインダクタであるのが好ましい。また、例えば、負荷Z2が抵抗であれば、変換素子Z1は抵抗であるのが好ましい。
2つのトランジスタTr1,Tr2の各々は、汎用のトランジスタであって、npn型のバイポーラトランジスタである。本実施形態では、2つのトランジスタTr1,Tr2は、いずれもルネサスエレクトロニクス株式会社製の“2SC3583”である。2つのトランジスタTr1,Tr2は、それぞれ変換素子Z1に電気的に接続されている。すなわち、2つのトランジスタTr1,Tr2のうちの一方のトランジスタ(第1トランジスタ)Tr1は、変換素子Z1の両端に電気的に接続されている。また、2つのトランジスタTr1,Tr2のうちの他方のトランジスタ(第2トランジスタ)Tr2は、変換素子Z1の両端に電気的に接続されている。
本実施形態の変換回路1は、2つのトランジスタTr1,Tr2の増幅作用により、一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスが変換素子Z1のインピーダンスの正負を反転した負性インピーダンスとなるように構成されている。すなわち、変換素子Z1のインピーダンスは正であるが、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、見かけ上、変換素子Z1のインピーダンスの正負を反転した負のインピーダンスとなる。
本実施形態の変換回路1は、インピーダンス素子11を更に備えている。インピーダンス素子11は、2つのトランジスタTr1,Tr2のうち少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して、直列に電気的に接続されている。図1に示す例では、インピーダンス素子11は、第1トランジスタTr1のコレクタに電気的に接続されていることから、ベース−コレクタ間の寄生容量に対して直列に電気的に接続されている。
上述のように、本実施形態では、インピーダンス素子11を備えることで、入力信号の周波数の変化に伴う変換回路1の負性インピーダンスの変化を低減している。このため、本実施形態では、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
(2)詳細
以下、本実施形態の負性インピーダンス変換回路1について図1を用いて詳細に説明する。変換回路1は、2つのトランジスタTr1,Tr2と、変換素子Z1と、インピーダンス素子11と、を備えている。また、変換回路1は、複数(ここでは、8つ)の抵抗R1〜R8と、複数(ここでは、4つ)のキャパシタC1〜C4と、を更に備えている。変換回路1の第1入力端P11には、終端抵抗RT1が電気的に接続されている。また、変換回路1の第1出力端P21には、負荷Z2と、終端抵抗RT2とが電気的に接続されている。本実施形態では、変換素子Z1及び負荷Z2は、いずれも抵抗素子である。また、本実施形態では、変換素子Z1のインピーダンスと、負荷Z2のインピーダンスとは、同じ値である。
第1トランジスタTr1のエミッタと基準電位との間には、抵抗R1が電気的に接続されている。第1トランジスタTr1のエミッタと第1入力端P11との間には、キャパシタC1が電気的に接続されている。第1トランジスタTr1のベースには、キャパシタC2が電気的に接続されている。キャパシタC2及び第2トランジスタTr2のコレクタの接続点は、抵抗R2を介して制御電源VC1に電気的に接続されている。制御電源VC1は、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々に動作電力を供給する電源である。第1トランジスタTr1のコレクタと基準電位との間には、インピーダンス素子11を介して抵抗R3,R4の直列回路が電気的に接続されている。抵抗R3及び抵抗R4の接続点は、第1トランジスタTr1のベースに電気的に接続されている。抵抗R1〜R4は、第1トランジスタTr1のバイアス抵抗として機能する。キャパシタC1,C2は、直流成分を遮断するフィルタとして機能する。また、本実施形態では、第1トランジスタTr1は、A級増幅で動作する。
第2トランジスタTr2のエミッタと基準電位との間には、抵抗R5が電気的に接続されている。第2トランジスタTr2のエミッタと第1出力端P21との間には、キャパシタC3が電気的に接続されている。第2トランジスタTr2のベースには、キャパシタC4が電気的に接続されている。キャパシタC4及び第1トランジスタTr1のコレクタ(又はインピーダンス素子11)の接続点は、抵抗R6を介して制御電源VC1に電気的に接続されている。第2トランジスタTr2のコレクタと基準電位との間には、抵抗R7,R8の直列回路が電気的に接続されている。抵抗R7及び抵抗R8の接続点は、第2トランジスタTr2のベースに電気的に接続されている。抵抗R5〜R8は、第2トランジスタTr2のバイアス抵抗として機能する。キャパシタC3,C4は、直流成分を遮断するフィルタとして機能する。また、本実施形態では、第2トランジスタTr2は、A級増幅で動作する。
変換素子Z1は、第1トランジスタTr1のコレクタと、第2トランジスタTr2のコレクタとの間に電気的に接続されている。具体的には、変換素子Z1の第1端は、インピーダンス素子11を介して第1トランジスタTr1のコレクタに電気的に接続されている。また、変換素子Z1の第2端は、第2トランジスタTr2のコレクタに電気的に接続されている。
インピーダンス素子11は、第1トランジスタTr1のコレクタに電気的に接続されている。つまり、インピーダンス素子11は、2つのトランジスタTr1,Tr2のうち少なくとも一方のトランジスタである第1トランジスタTr1のベース−コレクタ間の寄生容量に対して直列に電気的に接続されている。本実施形態では、特に、インピーダンス素子11は、トランジスタTr1,Tr2のうちの少なくとも一方のトランジスタの寄生容量との間に他のインピーダンス成分がないのが好ましい。本実施形態では、インピーダンス素子11は、インダクタである。つまり、本実施形態では、インピーダンス素子11は、インダクタンス成分を含んでいる。
インピーダンス素子11は、トランジスタの寄生容量による、入力信号の周波数の変化に対する変換回路1の負性インピーダンスの変化を小さくする機能を有している。ここでいう「トランジスタ」は、第1トランジスタTr1及び/又は第2トランジスタTr2である。また、ここでいう「寄生容量」は、ベース−コレクタ間の寄生容量、又はベース−エミッタ間の寄生容量である。本実施形態では、インピーダンス素子11は、トランジスタの寄生容量(例えば、数〜数十〔pF〕)に応じて、例えば数〜数十〔nH〕程度のインダクタンスを有することにより、上記の機能を実現している。なお、本実施形態では、インピーダンス素子11は、高周波成分を遮断する目的で用いられてないので、比較的小さなインダクタンスを有していればよい。
(3)利点
以下、本実施形態の負性インピーダンス変換回路1の利点について、比較例の負性インピーダンス変換回路(以下、単に「比較例の変換回路」ともいう)100との比較を交えながら説明する。比較例の変換回路100は、インピーダンス素子11を備えていない点で、本実施形態の変換回路1と相違する。
まず、比較例の変換回路100について図2を用いて説明する。図2に示す比較例の変換回路100では、説明を簡単にするために、抵抗R1〜R8、キャパシタC1〜C4、終端抵抗RT1,RT2、及び制御電源VC1を省いている。
図2において、第1入力端P11に入力される電流である第1電流を“i1”、第1出力端P21から出力される電流である第2電流を“i2”とする。また、図2において、トランジスタTr1のコレクタから変換素子Z1に流れる電流である第3電流を“i3”、変換素子Z1からトランジスタTr2のコレクタに流れる電流である第4電流を“i4”とする。また、図2において、第2入力端P12及び第2出力端P22の電位を基準電位として、第1入力端P11の電位である第1電位を“v1”、第1出力端P21の電位である第2電位を“v2”とする。また、図2において、第2入力端P12及び第2出力端P22の電位を基準電位として、変換素子Z1の第1端の電位である第3電位を“v3”、変換素子Z1の第2端の電位である第4電位を“v4”とする。
2つのトランジスタTr1,Tr2の各々において、ベース−エミッタ間電圧を無視すると、第1電位〜第4電位の関係は、以下の式(1)で表される。
Figure 2019118077
また、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々において、コレクタ電流及びエミッタ電流と比較して十分に小さいベース電流を無視すると、第1電流〜第4電流の関係は、以下の式(2)で表される。
Figure 2019118077
また、変換素子Z1のインピーダンスを“z1”、負荷Z2のインピーダンスを“z2”とすると、これらはそれぞれ以下の式(3)、(4)で表される。
Figure 2019118077
ここで、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の一対の入力端P11,P12から見た入力インピーダンスを“Zin”とする。負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、上記の式(1)〜(4)を連立させて解くことにより、以下の式(5)で表される。
Figure 2019118077
つまり、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、正負が反転した変換素子Z1のインピーダンスと、負荷Z2のインピーダンスとの和で表される。言い換えれば、比較例の変換回路100の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、絶対値が変換素子Z1のインピーダンスであって、変換素子Z1のインピーダンスの正負を反転した負性インピーダンスとなっている。このため、例えば変換素子Z1のインピーダンスと、負荷Z2のインピーダンスとを等しくすることにより、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスを零に近付けることが可能である。
ここで、比較例の変換回路100を用いてシミュレーションを行った結果を図3Aに示す。図3Aにおいて、縦軸は、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンス、横軸は、比較例の変換回路100に入力される入力信号の周波数を表している。また、図3Aでは、入力信号の周波数は、常用対数にて表示されている。以下、図4A〜図4Cにおいても同様である。
図3Aに示すように、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜100〔MHz〕の範囲では略零となっている。一方、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が100〔MHz〕を上回ると、周波数が高くなるにつれて大きくなっている。つまり、比較例の変換回路100では、入力信号の周波数が高くなるにつれて、負性インピーダンスが変化している。
そこで、本願の発明者は、上記の原因を探るべく、比較例の変換回路100において、2つのトランジスタTr1,Tr2の条件を変えてシミュレーションを行った。
第1に、比較例の変換回路100において、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々を寄生容量の存在しない理想的なトランジスタに置き換えた場合のシミュレーションの結果を図4Aに示す。図4Aに示すように、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々が理想的なトランジスタである場合、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲において略零である。つまり、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々に寄生容量が存在しない場合、比較例の変換回路100の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、入力信号の周波数に依らず、概ね一定値の負性インピーダンスとなる。
第2に、比較例の変換回路100において、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々をベース−コレクタ間に寄生容量が存在するトランジスタに置き換えた場合のシミュレーションの結果を図4Bに示す。図4Bに示すように、この場合、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜100〔MHz〕の範囲においては略零である。一方、この場合、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が100〔MHz〕を上回ると、周波数が高くなるにつれて大きくなっている。
ここで、シミュレーションにおいては、負荷Z2は、寄生インダクタンス及び寄生容量の存在しない純粋な抵抗である。したがって、負荷Z2のインピーダンスは周波数に依存しない。このため、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスの変化は、比較例の変換回路100の負性インピーダンスの変化に依ると考えられる。つまり、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々のベース−コレクタ間の寄生容量は、比較例の変換回路100の負性インピーダンスに影響を与えていると考えられる。
第3に、比較例の変換回路100において、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々をベース−エミッタ間に寄生容量が存在するトランジスタに置き換えた場合のシミュレーションの結果を図4Cに示す。図4Cに示すように、この場合も、負荷Z2が接続された比較例の変換回路100の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が100〔MHz〕を上回ると、周波数が高くなるにつれて大きくなっている。この結果から、上記と同様に、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々のベース−エミッタ間の寄生容量は、比較例の変換回路100の負性インピーダンスに影響を与えていると考えられる。
上記のシミュレーション結果を踏まえて、本願の発明者は、以下の知見を得た。すなわち、2つのトランジスタTr1,Tr2の各々に存在するベース−コレクタ間(又はベース−エミッタ間)の寄生容量により、入力信号の周波数が高くなるにつれて比較例の変換回路100の負性インピーダンスが小さくなる。そして、例えば入力信号の周波数が100〔MHz〕を超える高周波域では、寄生容量による比較例の変換回路100の負性インピーダンスの低下が顕著に表れている。
そこで、本願の発明者は、2つのトランジスタTr1,Tr2のうちの少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して、インピーダンス素子11を直列に電気的に接続する構成を見出した。そして、本願の発明者は、この構成により、トランジスタの寄生容量による変換回路1の負性インピーダンスの低下を打ち消し、入力信号の周波数の変化に対する変換回路1の負性インピーダンスの変化を低減することが可能なことを見出した。
ここで、本実施形態の変換回路1を用いてシミュレーションを行った結果を図3Bに示す。図3Bにおいて、縦軸は、負荷Z2が接続された変換回路1の入力インピーダンス、横軸は、変換回路1に入力される入力信号の周波数を表している。また、図3Bでは、入力信号の周波数は、常用対数にて表示されている。以下、図5A〜図6C、及び図8Bにおいても同様である。
図3Bに示すように、負荷Z2が接続された変換回路1の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲において略零である。つまり、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲においては、入力信号の周波数に依らず、概ね一定値の負性インピーダンスとなっている。このように、変換回路1では、比較例の変換回路100と比較して、入力信号の周波数の変化に対する負性インピーダンスの変化が低減されている。したがって、本実施形態の変換回路1では、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
ところで、本実施形態の変換回路1は、インピーダンス素子11を図1における領域A1〜A7のいずれに配置した場合でも、上記の利点を得ることが可能である。領域A1は、第1トランジスタTr1のベースと、抵抗R3及び抵抗R4の接続点との間に位置する。領域A2は、抵抗R3及び抵抗R4の接続点と、キャパシタC2との間に位置する。領域A3は、第2トランジスタTr2のコレクタ及び抵抗R2の接続点と、キャパシタC2との間に位置する。領域A4は、第2トランジスタTr2のエミッタと、抵抗R5との間に位置する。領域A5は、抵抗R3及び変換素子Z1の接続点と、変換素子Z1との間に位置する。領域A6は、抵抗R3及び変換素子Z1の接続点と、第1トランジスタTr1のコレクタ及び抵抗R6の接続点との間に位置する。領域A7は、第1トランジスタTr1のコレクタ及び抵抗R6の接続点と、キャパシタC4との間に位置する。領域A1〜A7のいずれに配置されても、インピーダンス素子11は、第1トランジスタTr1の寄生容量、又は第2トランジスタTr2の寄生容量に直列に電気的に接続される。
本実施形態の変換回路1において、インピーダンス素子11を領域A1〜A7に配置した場合のシミュレーションの結果を図5A〜図6Cに示す。図5A、図5B、図5C、図5D、図6A、図6B、及び図6Cは、それぞれインピーダンス素子11を領域A1〜A7に配置した場合のシミュレーションの結果を示している。
図5A〜図5Dに示すように、負荷Z2が接続された変換回路1の入力インピーダンスは、インピーダンス素子11を領域A1〜A4のいずれに配置した場合でも、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲において略零である。つまり、インピーダンス素子11を領域A1〜A4のいずれに配置した場合でも、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲においては、概ね一定値となっている。
図6A〜図6Cに示すように、負荷Z2が接続された変換回路1の入力インピーダンスは、インピーダンス素子11を領域A5〜A7のいずれに配置した場合でも、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜600〔MHz〕の範囲において略零である。つまり、インピーダンス素子11を領域A5〜A7のいずれに配置した場合でも、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜600〔MHz〕の範囲においては、概ね一定値となっている。
上述のように、本実施形態の変換回路1は、インピーダンス素子11を領域A1〜A7のいずれに配置した場合でも、比較例の変換回路100と比較して、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することが可能である。
(4)点灯装置及び照明器具
以下、本実施形態の負性インピーダンス変換回路1を備えた点灯装置2、及び点灯装置2を備えた照明器具4の一例について図7A及び図7Bを用いて説明する。照明器具4は、天井材6に直付けされるように構成されている。本実施形態では、照明器具4は、ベースライトである。照明器具4は、点灯装置2と、光源部3と、本体41とを備えている。
点灯装置2は、ダイオードブリッジ20と、点灯回路21と、を備えている。点灯装置2は、負性インピーダンス変換回路1に電気的に接続され、光源部3に電力を供給する。本実施形態では、負性インピーダンス変換回路1は、点灯回路21と光源部3との間に電気的に接続されている。つまり、負性インピーダンス変換回路1は、光源部3を負荷Z2とするように配置されている。
光源部3は、直管型のLEDランプである。本実施形態では、照明器具4は、光源部3を2つ備えている。光源部3は、複数の固体発光素子31を備えている。本実施形態では、複数の固体発光素子31の各々は、LED(Light Emitting Diode)である。複数の固体発光素子31の電気的な接続関係は、直列接続である。複数の固体発光素子31の各々の発光色は、例えば白色である。
ダイオードブリッジ20の一対の入力端は、交流電源5と電気的に接続される。交流電源5は、所定範囲内(例えば、90〜270V)の交流電圧を出力するように構成されている。言い換えれば、ダイオードブリッジ20の一対の入力端間には、所定範囲内の交流電圧が印加されるように構成されている。ダイオードブリッジ20は、交流電源5からの交流電圧を全波整流し、整流後の脈流電圧を点灯回路21に出力する。
点灯回路21は、例えば力率改善機能を有する昇圧コンバータと、降圧コンバータと、を有している。昇圧コンバータは、ダイオードブリッジ20からの脈流電圧を所定の大きさの直流電圧に昇圧し、昇圧した直流電圧を降圧コンバータに出力する。降圧コンバータは、昇圧コンバータからの直流電圧を所定の大きさの直流電圧に降圧し、降圧した直流電圧を光源部3に供給する。つまり、点灯回路21は、交流電源5からの交流電圧を所定の大きさの直流電圧に変換し、変換した直流電圧を光源部3に供給する。これにより、光源部3の複数の固体発光素子31に所定の大きさの電流が流れ、複数の固体発光素子31が発光することにより、光源部3が点灯する。
本体41は、点灯装置2を収納するように構成されている。また、本体41は、光源部3を保持可能に構成されている。具体的には、本体41は、光源部3を保持する一対の保持具42A,42Bを備えている。本実施形態では、本体41は、一対の保持具42A,42Bを2組備えている。
本実施形態では、負性インピーダンス変換回路1は、光源部3を負荷Z2とするように配置されているが、これに限定する趣旨ではない。例えば、負性インピーダンス変換回路1は、点灯回路21を構成する部品を負荷Z2とするように配置されてもよい。
その他、負性インピーダンス変換回路1は、コモンモードノイズの伝搬経路となる寄生容量を打ち消すために用いられてもよい。例えば、本体41をグランドとしている場合、点灯回路21と本体41との間の寄生容量を打ち消すために、点灯回路21と本体41との間に負性インピーダンス変換回路1を電気的に接続すればよい。この場合、負性インピーダンス変換回路1では、変換素子Z1としてキャパシタを用いればよい。
本実施形態では、光源部3の複数の固体発光素子31の電気的な接続関係を直列接続としているが、この接続に限らず、例えば、並列接続であってもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせた接続であってもよい。また、上述の実施形態では、固体発光素子31の数を複数としているが、1つであってもよい。さらに、上述の実施形態では、固体発光素子31としてLEDを用いているが、これに限らず、例えば、半導体レーザ素子、有機エレクトロルミネッセンス素子等を用いてもよい。また、上述の実施形態では、複数の固体発光素子31の各々の発光色を白色としているが、白色以外の色であってもよい。
本実施形態では、照明器具4は、天井材6に直付けされるように構成されているが、この構成に限らない。照明器具4は、例えば、天井材6に埋め込み配置するように構成されていてもよい。また、本実施形態では、照明器具4はベースライトであるが、これに限らず、例えば、ダウンライト等であってもよい。
(5)変形例
上述の実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上述の実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
上述の実施形態では、負性インピーダンス変換回路1が備えるインピーダンス素子11は1つであるが、これに限定する趣旨ではない。すなわち、変換回路1は、例えば図8Aに示すように、複数(ここでは、2つ)のインピーダンス素子11を備えていてもよい。図8Aに示す例では、2つのインピーダンス素子11のうち一方のインピーダンス素子11は、上述の実施形態と同様に、第1トランジスタTr1のコレクタに電気的に接続されている。また、2つのインピーダンス素子11のうち他方のインピーダンス素子11は、第1トランジスタTr1のベースと、抵抗R3及び抵抗R4の接続点との間に電気的に接続されている。つまり、他方のインピーダンス素子11は、図1でいう領域A1に配置されている。
図8Aに示す変換回路1にてシミュレーションを行った結果を図8Bに示す。図8Bに示すように、負荷Z2が接続された変換回路1の入力インピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲において略零である。つまり、インピーダンス素子11を複数備える場合でも、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスは、入力信号の周波数が10〔kHz〕〜1〔GHz〕の範囲においては、概ね一定値となっている。
上述のように、変換回路1は、インピーダンス素子11を複数備える場合でも、比較例の変換回路100と比較して、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することが可能である。また、インピーダンス素子11を複数備える態様では、1つのインピーダンス素子11のみを備える態様と比較して、個々のインピーダンス素子11を小型化することができる、という利点がある。この場合、例えばインピーダンス素子11を実装する基板のスペースが比較的狭い場合でも、インピーダンス素子11を実装しやすい、という利点がある。例えば、1つの大型のインピーダンス素子11を実装可能な程度の纏まったスペースが基板に存在しない場合でも、小型の複数のインピーダンス素子11であれば基板に実装可能な場合がある。
上述の実施形態では、変換素子Z1のインピーダンスと、負荷Z2のインピーダンスとは、同じ値であるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、負荷Z2が接続された変換回路1の必要とする入力インピーダンスに応じて、変換素子Z1のインピーダンスと、負荷Z2のインピーダンスとを、それぞれ独立して適宜設定してもよい。
上述の実施形態において、変換素子Z1は、負荷Z2と同じ種類の素子でなくてもよい。例えば、変換回路1の一対の入力端P11,P12から見たインピーダンスとして、見かけ上、変換素子Z1のキャパシタンスの正負を反転した負のキャパシタンスを必要とする場合、変換素子Z1をキャパシタ、負荷Z2を抵抗としてもよい。
上述の実施形態では、インピーダンス素子11はインダクタであるが、これに限定する趣旨ではない。つまり、インピーダンス素子11は、入力信号の周波数の変化に対する負性インピーダンスの変化を低減することが可能であれば、インダクタ以外の素子であってもよい。例えば、2つのトランジスタTr1,Tr2のインダクタンス成分が負性インピーダンスに影響を与える場合には、インピーダンス素子11としてキャパシタを用いてもよい。
上述の実施形態において、インピーダンス素子11は、基板に実装するディスクリート部品であってもよいし、基板に形成される配線としての導体、又は基板に形成される配線としてのジャンパで構成されていてもよい。
上述の実施形態において、変換回路1に接続される負荷Z2は、光源部3又は点灯回路21を構成する部品に限らず、アンテナ等であってもよい。例えば、負荷Z2がアンテナである場合、変換回路1を用いることで、アンテナを小型化することにより発生を免れえないリアクタンス成分を、変換回路1の発生する負性インピーダンス(負性リアクタンス)で打ち消すことが可能である。この場合、変換回路1を用いることにより、アンテナの小型化を図りやすくなる、という利点がある。
(まとめ)
以上述べたように、第1の態様に係る負性インピーダンス変換回路(1)は、変換素子(Z1)と、2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)と、を備える。変換素子(Z1)は、入力信号が入力される一対の入力端(P11,P12)のうちの一方の入力端(P11)と、負荷(Z2)が電気的に接続される一対の出力端(P21,P22)のうちの一方の出力端(P21)との間に電気的に接続される。2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)は、それぞれ変換素子(Z1)に電気的に接続される。負性インピーダンス変換回路(1)は、2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)の増幅作用により、一対の入力端(P11,P12)から見たインピーダンスが変換素子(Z1)のインピーダンスの正負を反転した負性インピーダンスとなるように構成される。負性インピーダンス変換回路(1)は、2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)のうち少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して直列に電気的に接続されるインピーダンス素子(11)を更に備える。
この態様によれば、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
第2の態様に係る負性インピーダンス変換回路(1)では、第1の態様において、インピーダンス素子(11)は、入力信号の周波数の変化に対する負性インピーダンスの変化を小さくする。
この態様によれば、入力信号の周波数の変化に依らず、負性インピーダンスが一定値になりやすい、という利点がある。
第3の態様に係る負性インピーダンス変換回路(1)では、第1又は第2の態様において、インピーダンス素子(11)は、インダクタンス成分を含む。
この態様によれば、入力信号の周波数が高くなるにつれてトランジスタの寄生容量のインピーダンスが小さくなるのに対して、インダクタンス成分は、入力信号の周波数が高くなるにつれてインピーダンスが大きくなる。このため、この態様によれば、インダクタンス成分により、トランジスタの寄生容量によるインピーダンスの低下分を補いやすい、という利点がある。
第4の態様に係る負性インピーダンス変換回路(1)は、第1〜第3のいずれかの態様において、2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)は、いずれもバイポーラトランジスタである。インピーダンス素子(11)は、2つのトランジスタ(Tr1,Tr2)のうち少なくとも一方のトランジスタのベース−コレクタ間の寄生容量に対して直列に電気的に接続される。
この態様によれば、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減しやすい、という利点がある。
第5の態様に係る負性インピーダンス変換回路(1)は、第1〜第4のいずれかの態様において、インピーダンス素子(11)を複数備える。
この態様によれば、1つのインピーダンス素子(11)のみを備える態様と比較して、個々のインピーダンス素子(11)を小型化することができる、という利点がある。
第6の態様に係る点灯装置(2)は、第1〜第5のいずれかの態様の負性インピーダンス変換回路(1)と、点灯回路(21)と、を備える。点灯回路(21)は、負性インピーダンス変換回路(1)に電気的に接続され、光源部(3)に電力を供給する。
この態様によれば、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
第7の態様に係る照明器具(4)は、第6の態様の点灯装置(2)と、本体(41)と、を備える。本体(41)は、光源部(3)を保持可能である。
この態様によれば、入力信号の周波数が高くなることによる負性インピーダンスの変化を低減することができる、という利点がある。
第2〜第5の態様に係る構成については、負性インピーダンス変換回路(1)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 負性インピーダンス変換回路
11 インピーダンス素子
2 点灯装置
21 点灯回路
3 光源部
4 照明器具
41 本体
P11,P12 一対の入力端
P21,P22 一対の出力端
Tr1,Tr2 トランジスタ
Z1 変換素子
Z2 負荷

Claims (7)

  1. 入力信号が入力される一対の入力端のうちの一方の入力端と、負荷が電気的に接続される一対の出力端のうちの一方の出力端との間に電気的に接続される変換素子と、
    それぞれ前記変換素子に電気的に接続される2つのトランジスタと、を備え、
    前記2つのトランジスタの増幅作用により、前記一対の入力端から見たインピーダンスが前記変換素子のインピーダンスの正負を反転した負性インピーダンスとなるように構成される負性インピーダンス変換回路であって、
    前記2つのトランジスタのうち少なくとも一方のトランジスタの寄生容量に対して直列に電気的に接続されるインピーダンス素子を更に備える
    負性インピーダンス変換回路。
  2. 前記インピーダンス素子は、前記入力信号の周波数の変化に対する前記負性インピーダンスの変化を小さくする
    請求項1記載の負性インピーダンス変換回路。
  3. 前記インピーダンス素子は、インダクタンス成分を含む
    請求項1又は2に記載の負性インピーダンス変換回路。
  4. 前記2つのトランジスタは、いずれもバイポーラトランジスタであって、
    前記インピーダンス素子は、前記2つのトランジスタのうち少なくとも一方のトランジスタのベース−コレクタ間の寄生容量に対して直列に電気的に接続される
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の負性インピーダンス変換回路。
  5. 前記インピーダンス素子を複数備える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の負性インピーダンス変換回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の負性インピーダンス変換回路と、
    前記負性インピーダンス変換回路に電気的に接続され、光源部に電力を供給する点灯回路と、を備える
    点灯装置。
  7. 請求項6記載の点灯装置と、
    前記光源部を保持可能な本体と、を備える
    照明器具。
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