JP6120217B2 - 可視光通信装置およびそれを用いた照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、可視光通信装置およびそれを用いた照明器具に関するものである。
従来から、発光ダイオードを用いた光源から振幅変調した光を出力することによって通信信号(以下、可視光通信信号)を送信可能な照明器具が知られている。
また、近年、この種の照明器具として、図7に示す構成を有する照明光通信装置90が提案されている(特許文献1)。
照明光通信装置90は、定電流源91と、平滑コンデンサ92と、直列接続された複数個の発光ダイオード97を有する負荷回路93と、抵抗器で構成される負荷変動要素94と、スイッチ要素96と、スイッチ要素96のオンオフを切り替える光通信信号S1を発生する信号発生回路(図示せず)とを備えている。
定電流源91は、直流電源81を入力とするDC−DCコンバータ82と、電流検出抵抗83および誤差増幅器84を有するフィードバック回路85と、DC−DCコンバータ82の出力を制御する出力制御部86とを備えている。
DC−DCコンバータ82の出力端間には、平滑コンデンサ92が接続されている。平滑コンデンサ92の両端間には、負荷回路93および電流検出抵抗83の直列回路が接続されている。負荷変動要素94は、一部の発光ダイオード97に並列接続されている。スイッチ要素96は、負荷変動要素94を構成する上記抵抗器と直列に接続されている。
特許文献1には、電流検出抵抗83が、負荷回路93に流れる負荷電流に応じて電圧降下を発生する旨が記載されている。また、特許文献1には、照明光通信装置90が、フィードバック回路85および出力制御部86によって、発光ダイオード97に流れる電流を定電流に制御する旨が記載されている。
また、特許文献1には、スイッチ要素96が、光通信信号S1に応じてオンオフすることで、負荷変動要素94を負荷回路93に付加するか否かを切り替える旨が記載されている。そして、特許文献1には、スイッチ要素96が、負荷変動要素94を負荷回路93に付加するか否かを切り替えることで、発光ダイオード97の負荷特性を変化させることができ、発光ダイオード97に流れる電流を、光通信信号S1の波形に忠実に変調することができる旨が記載されている。
特開2012−69505号公報
上述の照明光通信装置90は、電流検出抵抗83により電圧降下が発生すると、フィードバック回路85および出力制御部86によって、発光ダイオード97に流れる電流を定電流に制御する。
ところで、可視光通信信号(光通信信号S1)は、一般的に、図8(a)に示すように、スタート部(SOF:Start of Frame)と情報部(PAYLOAD)と終端部(EOF:End of Frame)とで、1つのフレーム構造を構成している〔電子情報技術産業協会(JEITA)規格の「可視光IDシステム(JEITA CP−1222)」参照〕。なお、図8(b)は、可視光通信信号のフレーム構造を含む振幅変調された電流の波形を表している。
可視光通信信号のフレーム構造を含む振幅変調された電流は、可視光通信信号のスタート部に、比較的長い間、電流値が小さくなる期間T1が存在する。このとき、上述の照明光通信装置90では、発光ダイオード97に流れる電流が減少するので、フィードバック回路85および出力制御部86によって、発光ダイオード97に流れる電流を定電流に制御する。このため、照明光通信装置90では、DC−DCコンバータ82の出力電圧が上昇する可能性があり、発光ダイオード97に流れる電流の波形に歪みが発生する可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、固体発光素子を用いた光源への出力電流の波形歪みを抑制可能な可視光通信装置およびそれを用いた照明器具を提供することにある。
本発明の可視光通信装置は、光源から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子を含む負荷回路からなる前記光源と、前記光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置から前記光源への出力電流を振幅変調する変調装置とを備え、前記点灯装置は、前記出力電流を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子を制御する第1制御回路とを有し、前記第1制御回路は、前記出力電流を検出する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された前記出力電流の大きさに従って前記出力電流を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、前記フィードバック回路からの上記フィードバック信号に従って前記第1スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御部とを有し、前記変調装置は、前記光源に付加されることで前記光源の負荷特性を変化させ前記出力電流を振幅変調する負荷変動部と、前記負荷変動部により前記出力電流を振幅変調させるために前記光源に前記負荷変動部を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子を制御する第2制御回路とを有し、前記第2制御回路は、前記可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であることを前記第1制御回路に通知するための通知信号を出力する通知部を有し、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記フィードバック回路からの前記フィードバック信号の出力レベルを低下させて前記第1スイッチング素子のデューティ比を小さくするように、前記第1制御回路を制御することを特徴とする。
この可視光通信装置において、光源から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子を含む負荷回路からなる前記光源と、前記光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置から前記光源への出力電流を振幅変調する変調装置とを備え、前記点灯装置は、前記出力電流を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子を制御する第1制御回路とを有し、前記第1制御回路は、前記出力電流を検出する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された前記出力電流の大きさに従って前記出力電流を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、前記フィードバック回路からの上記フィードバック信号に従って前記第1スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御部とを有し、前記変調装置は、前記光源に付加されることで前記光源の負荷特性を変化させ前記出力電流を振幅変調する負荷変動部と、前記負荷変動部により前記出力電流を振幅変調させるために前記光源に前記負荷変動部を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子を制御する第2制御回路とを有し、前記スイッチング制御部は、前記フィードバック回路からの前記フィードバック信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路の出力を保持するサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド回路の出力に従って前記第1スイッチング素子のデューティ比を制御するデューティ制御部と、前記デューティ制御部の出力に従って前記第1スイッチング素子を駆動する駆動回路とを有し、前記第2制御回路は、前記可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であることを前記第1制御回路に通知するための通知信号を出力する通知部を有し、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記サンプルホールド回路もしくは前記デューティ制御部の動作を一時的に停止させるように、前記第1制御回路を制御することが好ましい。
この可視光通信装置において、前記フィードバック回路は、前記検出抵抗により検出された前記出力電流に対応する検出電圧と予め設定された基準電圧との差分を増幅して前記フィードバック信号を出力する誤差増幅器を有し、前記第2制御回路は、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記誤差増幅器の前記基準電圧を小さくするように、前記第1制御回路を制御し、前記第1制御回路は、振幅変調した前記出力電流が前記スタート部において小さくなるとき、前記誤差増幅器の前記基準電圧を小さくして前記検出電圧と前記基準電圧との差分を小さくすることにより前記フィードバック信号の出力レベルを低下させることが好ましい。
この可視光通信装置において、前記第1制御回路と前記第2制御回路とが、1つの回路により構成されてなることが好ましい。
本発明の照明器具は、前記可視光通信装置と、前記可視光通信装置を保持する器具本体とを備えることを特徴とする。
本発明の可視光通信装置においては、固体発光素子を用いた光源への出力電流の波形歪みを抑制することが可能となる。
本発明の照明器具においては、固体発光素子を用いた光源への出力電流の波形歪みを抑制可能な可視光通信装置を備えた照明器具を提供することができる。
実施形態1の可視光通信装置において、(a)は概略回路図、(b)は第1制御回路の概略回路図である。 比較例の可視光通信装置の概略回路図である。 比較例の可視光通信装置に関し、(a)は可視光通信信号の説明図、(b)は平滑コンデンサの容量が相対的に小さい場合の振幅変調された出力電流の説明図、(c)は平滑コンデンサの容量が相対的に大きい場合の振幅変調された出力電流の説明図である。 実施形態1の照明器具を示し、(a)は上面図、(b)は側面図、(c)は下面図である。 実施形態2の可視光通信装置における第1制御回路の概略回路図である。 実施形態3の可視光通信装置における第1制御回路の概略回路図である。 従来例の照明光通信装置の概略回路図である。 (a)は可視光通信信号のフレーム構造の説明図、(b)は振幅変調された出力電流の説明図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の可視光通信装置10について、図1を参照しながら説明する。
可視光通信装置10は、光源3から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子15を含む負荷回路からなる光源3と、光源3を点灯させる点灯装置1と、点灯装置1から光源3への出力電流I1を振幅変調する変調装置17とを備え、点灯装置1は、出力電流I1を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子Q1と、第1スイッチング素子Q1を制御する第1制御回路2とを有し、第1制御回路2は、出力電流I1を検出する検出抵抗R1と、検出抵抗R1により検出された出力電流I1の大きさに従って出力電流I1を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路4と、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号に従って第1スイッチング素子Q1のオンオフを制御するスイッチング制御部22とを有し、変調装置17は、光源3に付加されることで光源3の負荷特性を変化させ出力電流I1を振幅変調する負荷変動部23と、負荷変動部23により出力電流I1を振幅変調させるために光源3に負荷変動部23を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子Q2と、第2スイッチング素子Q2を制御する第2制御回路14とを有し、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造のスタート部において小さくなるとき、第1制御回路2がフィードバック回路4からの上記フィードバック信号の出力レベルを低下させるように、第1制御回路2を制御することを特徴とする。
光源3は、例えば、複数個の固体発光素子15を備えている。
固体発光素子15としては、例えば、発光ダイオードなどを用いることができる。各固体発光素子15の接続関係は、直列接続としているが、並列接続であってもよいし、直列接続と並列接続とを組み合わせた接続であってもよい。
なお、本実施形態では、固体発光素子15として、発光ダイオードを用いているが、これに限らず、例えば、有機エレクトロルミネッセンス素子、半導体レーザ素子などを用いてもよい。また、本実施形態では、固体発光素子15の個数を複数個としているが、1個であってもよい。
点灯装置1は、交流電源AC1からの交流電流を直流電流に変換する第1変換回路11と、第1変換回路11により変換された直流電流を所定の直流電流に変換する第2変換回路12とを有する定電流源である。
第1変換回路11としては、例えば、AC/DCコンバータなどを用いることができる。
第1変換回路11の一対の入力端間には、交流電源AC1が接続されている。交流電源AC1としては、例えば、商用電源などを採用すればよい。なお、本実施形態では、交流電源AC1を構成要件として含まない。
第2変換回路12としては、例えば、ダイオード(図示せず)と、インダクタ(図示せず)と、コンデンサ(図示せず)と、第1スイッチング素子Q1と、第1スイッチング素子Q1を制御する第1制御回路2とを有するDC/DCコンバータなどを用いることができる。
第2変換回路12の一対の入力端には、第1変換回路11の一対の出力端が接続されている。
第1スイッチング素子Q1としては、例えば、ノーマリオフ型のnチャネルMOSFETなどを用いることができる。第1スイッチング素子Q1のスイッチング周波数は、例えば、40kHz〜200kHzとするのが好ましい。
第1制御回路2は、例えば、第1マイクロコンピュータに、適宜の第1プログラムを搭載することにより構成することができる。上記第1プログラムは、第1制御回路2として用いる上記第1マイクロコンピュータに予め設けられた第1記憶部(図示せず)に、記憶されている。
また、第1制御回路2は、第2変換回路12からの上記所定の直流電流(つまり、点灯装置1からの出力電流I1)を一定にするためのフィードバック制御機能を有している。具体的に説明すると、第1制御回路2は、図1(b)に示すように、点灯装置1からの出力電流I1を検出する検出抵抗R1と、出力電流I1を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路4と、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号に従って第1スイッチング素子Q1のオンオフを制御するスイッチング制御部22とを備えている。
検出抵抗R1の一端は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。検出抵抗R1の他端は、接地されている。
フィードバック回路4は、抵抗R2と、誤差増幅器16と、基準電源VSとを有している。
誤差増幅器16は、検出抵抗R1により検出された出力電流I1に対応する検出電圧と、基準電源VSにより予め設定された基準電圧との差分を増幅する。
誤差増幅器16の反転入力端子は、検出抵抗R1の上記端に接続されている。また、誤差増幅器16の反転入力端子は、抵抗R2を介して、誤差増幅器16の出力端子に接続されている。誤差増幅器16の非反転入力端子は、基準電源VSのプラス側に接続されている。基準電源VSのマイナス側は、接地されている。基準電源VSは、誤差増幅器16の基準電圧を可変とするものである。
スイッチング制御部22は、上記フィードバック信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路5と、A/D変換回路5の出力を保持するサンプルホールド回路6と、サンプルホールド回路6の出力に従って第1スイッチング素子Q1のデューティ比を制御するデューティ制御部7と、デューティ制御部7の出力に従って第1スイッチング素子Q1を駆動する駆動回路8とを備えている。
A/D変換回路5の入力端は、誤差増幅器16の出力端子に接続されている。
サンプルホールド回路6の入力端は、A/D変換回路5の出力端に接続されている。
デューティ制御部7の入力端は、サンプルホールド回路6の出力端に接続されている。
駆動回路8の入力端は、デューティ制御部7の出力端に接続されている。駆動回路8の出力端は、第1スイッチング素子Q1の制御端子(本実施形態では、ゲート端子)に接続されている。
変調装置17は、ダイオードD1と、5個の抵抗R3〜R7と、コンデンサC1と、電源回路13と、第2制御回路14と、4個のスイッチング素子Q2〜Q5と、ツェナーダイオードZD1と、変調抵抗Rxからなる負荷変動部23とを備えている。ここにおいて、以下では、説明の便宜上、スイッチング素子Q2、スイッチング素子Q3、スイッチング素子Q4およびスイッチング素子Q5を、第2スイッチング素子Q2、第3スイッチング素子Q3、第4スイッチング素子Q4および第5スイッチング素子Q5とそれぞれ称する。また、本実施形態では、第2スイッチング素子Q2として、例えば、ノーマリオフ型のnチャンネルMOSFETを用いている。また、本実施形態では、第3スイッチング素子Q3として、例えば、npn型のトランジスタを用いている。また、本実施形態では、第4スイッチング素子Q4として、例えば、pnp型のトランジスタを用いている。また、本実施形態では、第5スイッチング素子Q5として、例えば、ノーマリオフ型のnチャンネルMOSFETを用いている。
ダイオードD1のアノード側は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの高電位側に接続されている。また、ダイオードD1のアノード側は、光源3のアノード側に接続されている。ダイオードD1のカソード側は、抵抗R3の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、コンデンサC1の高電位側に接続されている。コンデンサC1の低電位側は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。
電源回路13は、コンデンサC1の両端電圧を所定の直流電圧(例えば、5V)に変換して上記所定の直流電圧を第2制御回路14へ出力する。電源回路13としては、例えば、3端子レギュレータなどを用いることができる。
電源回路13は、コンデンサC1の高電位側に接続されている。また、電源回路13は、コンデンサC1の低電位側に接続されている。また、電源回路13は、第2制御回路14に接続されている。
第2制御回路14は、例えば、第2マイクロコンピュータに、適宜の第2プログラムを搭載することにより構成することができる。上記第2プログラムは、第2制御回路14として用いる上記第2マイクロコンピュータに予め設けられた第2記憶部(図示せず)に、記憶されている。
第2制御回路14は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。
抵抗R4の一端は、電源回路13に接続されている。抵抗R4の他端は、第5スイッチング素子Q5の第1主端子(本実施形態では、ドレイン端子)に接続されている。第5スイッチング素子Q5の第2主端子(本実施形態では、ソース端子)は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。第5スイッチング素子Q5の制御端子(本実施形態では、ゲート端子)は、第2制御回路14に接続されている。
第3スイッチング素子Q3の第1主端子(本実施形態では、コレクタ端子)は、電源回路13に接続されている。第3スイッチング素子Q3の第2主端子(本実施形態では、エミッタ端子)は、第4スイッチング素子Q4の第1主端子(本実施形態では、エミッタ端子)に接続されている。第4スイッチング素子Q4の第2主端子(本実施形態では、コレクタ端子)は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。
第3スイッチング素子Q3の制御端子(本実施形態では、ベース端子)および第4スイッチング素子Q4の制御端子(本実施形態では、ベース端子)は、第5スイッチング素子Q5のドレイン端子にそれぞれ接続されている。
第3スイッチング素子Q3および第4スイッチング素子Q4それぞれのエミッタ端子は、抵抗R5の一端に接続されている。抵抗R5の他端は、抵抗R6の一端に接続されている。
抵抗R6の一端は、ツェナーダイオードZD1のカソード側に接続されている。抵抗R6の他端は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。ツェナーダイオードZD1のアノード側は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。
ツェナーダイオードZD1のカソード側は、抵抗R7の一端に接続されている。抵抗R7の他端は、ダイオードD1のアノード側に接続されている。また、抵抗R7の他端は、光源3のアノード側に接続されている。
また、ツェナーダイオードZD1のカソード側は、第2スイッチング素子Q2の制御端子(本実施形態では、ゲート端子)に接続されている。第2スイッチング素子Q2の第1主端子(本実施形態では、ドレイン端子)は、光源3のカソード側に接続されている。第2スイッチング素子Q2の第2主端子(本実施形態では、ソース端子)は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。
第2スイッチング素子Q2におけるドレイン端子とソース端子との間には、変調抵抗Rxが接続されている。
可視光通信装置10では、第2変換回路12の一対の出力端のうちの高電位側に、光源3のアノード側が接続されている。また、可視光通信装置10では、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に、第2スイッチング素子Q2を介して、光源3のカソード側に接続されている。これにより、可視光通信装置10では、第2スイッチング素子Q2がオン状態のとき、点灯装置1からの出力電流I1によって、光源3を点灯させることが可能となる。
第2制御回路14は、第5スイッチング素子Q5のオンオフを制御するための制御信号を出力する。第2制御回路14は、上記制御信号により第5スイッチング素子Q5をオンすると、第3スイッチング素子Q3がオフ状態、且つ、第4スイッチング素子Q4がオン状態となり、第2スイッチング素子Q2がオフ状態となる。また、第2制御回路14は、上記制御信号により第5スイッチング素子Q5をオフすると、第3スイッチング素子Q3がオン状態、且つ、第4スイッチング素子Q4がオフ状態となり、第2スイッチング素子Q2がオン状態となる。すなわち、第2制御回路14は、上記制御信号により第5スイッチング素子Q5をオン状態にすると、第2スイッチング素子Q2をオフすることが可能となる。また、第2制御回路14は、上記制御信号により第5スイッチング素子Q5をオフ状態にすると、第2スイッチング素子Q2をオンすることが可能となる。
したがって、第2制御回路14は、第2スイッチング素子Q2をオンすると、点灯装置1からの出力電流I1が、光源3と第2スイッチング素子Q2とを介して、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に流れる。また、第2制御回路14は、第2スイッチング素子Q2をオフすると、点灯装置1からの出力電流I1が、光源3と変調抵抗Rxとを介して、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に流れる。これにより、第2制御回路14は、負荷変動部23のインピーダンス成分(本実施形態では、変調抵抗Rxの抵抗値)を光源3に加えることが可能となり、点灯装置1からの出力電流I1を振幅変調することが可能となる。よって、可視光通信装置10では、光源3から照射される光(可視光)からなる通信信号(以下、可視光通信信号)に、例えばデータ信号などを重畳させることが可能となり、可視光通信を行うことが可能となる。なお、本実施形態では、第2制御回路14として用いる上記第2マイクロコンピュータの上記第2記憶部に、可視光通信に必要な識別IDが記憶されている。
可視光通信信号としては、例えば、光源3への影響を抑制するために、電子情報技術産業協会(JEITA)規格の「可視光IDシステム(JEITA CP−1222)」に規定された4値のパルス位置変調(PPM:Pulse Position Modulation)方式が用いられる。
可視光通信信号は、図8(a)に示すように、スタート部(SOF:Start of Frame)と、情報部(PAYLOAD)と、終端部(EOF:End of Frame)とで、1つのフレーム構造を構成している。また、可視光通信信号のスタート部は、プリアンブル部(プリアンブル)と、フレーム部情報(フレームタイプ)とに区分される。ここにおいて、可視光通信信号のスタート部、情報部、終端部、プリアンブルおよびフレームタイプの各々は、電子情報技術産業協会(JEITA)規格の「可視光IDシステム(JEITA CP−1222)」に定義されている。
第2制御回路14は、第2スイッチング素子Q2のスイッチング状態(オン状態またはオフ状態)を制御することによって、点灯装置1からの出力電流I1を、図8(b)に示すように、可視光通信信号のフレーム構造を含む振幅変調した出力電流I1とすることが可能となる。
また、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であることを通知するための、通知信号を出力する通知部18を有している。通知部18は、第2変換回路12の第1制御回路2に接続されている。
また、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、通知部18から上記通知信号を第2変換回路12の第1制御回路2へ出力する。
ところで、本願発明者らは、図2に示す構成を有する比較例の可視光通信装置20を考えた。
比較例の可視光通信装置20は、可視光通信装置10における変調装置17とは異なる構成の変調装置21を備えている。なお、比較例の可視光通信装置20では、可視光通信装置10と同様の構成要素に同一の符号を付して説明を適宜省略する。
変調装置21は、平滑コンデンサC2と、ダイオードD1と、5個の抵抗R3〜R7と、コンデンサC1と、電源回路13と、第3制御回路19と、4個のスイッチング素子Q2〜Q5と、ツェナーダイオードZD1と、変調抵抗Rxからなる負荷変動部23とを備えている。
平滑コンデンサC2の高電位側は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの高電位側に接続されている。また、平滑コンデンサC2の高電位側は、ダイオードD1のアノード側に接続されている。平滑コンデンサC2の低電位側は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。また、平滑コンデンサC2の低電位側は、コンデンサC1の低電位側に接続されている。
第3制御回路19は、例えば、第3マイクロコンピュータに、適宜の第3プログラムを搭載することにより構成することができる。上記第3プログラムは、第3制御回路19として用いる上記第3マイクロコンピュータに予め設けられた第3記憶部(図示せず)に、記憶されている。
第3制御回路19は、電源回路13に接続されている。また、第3制御回路19は、第2変換回路12の一対の出力端のうちの低電位側に接続されている。また、第3制御回路19は、第5スイッチング素子Q5のゲート端子に接続されている。
比較例の可視光通信装置20では、第3制御回路19が、可視光通信装置10における第2制御回路14と同様に、第2スイッチング素子Q2をオンオフすることによって、点灯装置1からの出力電流I1を振幅変調することが可能となる。
よって、第3制御回路19は、可視光通信装置10における第2制御回路14と同様に、第2スイッチング素子Q2のスイッチング状態(オン状態またはオフ状態)を制御することによって、点灯装置1からの出力電流I1を、図8(b)に示すように、可視光通信信号のフレーム構造を含む振幅変調した出力電流I1とすることが可能となる。
比較例の可視光通信装置20では、第3制御回路19により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、比較的長い間、出力電流I1が減少する期間T1(図3参照)が存在するので、第1制御回路2は、点灯装置1からの出力電流I1を一定にするためにフィードバック制御を行う(図3中のT1の期間)。これにより、比較例の可視光通信装置20では、点灯装置1の出力電圧V1が上昇する可能性がある。
また、比較例の可視光通信装置20では、点灯装置1の出力電圧V1が上昇する(点灯装置1からの出力電流I1が増加する)ときに、第2スイッチング素子Q2がオン状態になると(図3中のt1の時点)、出力電流I1が急激に増加する可能性があり、振幅変調された出力電流I1の波形に歪みが発生する可能性がある。これにより、比較例の可視光通信装置20では、受信端末の性能によって可視光通信信号を受信できない場合があったり、受信エリアが狭くなったりする可能性がある。
本願発明者らは、比較例の可視光通信装置20における平滑コンデンサC2の容量を比較的大きくする(例えば、平滑コンデンサC2の容量を、数百μFとする)ことを考えた。これにより、比較例の可視光通信装置20では、図3(c)に示すように、点灯装置1の出力電圧V1が上昇する場合であっても、第3制御回路19により振幅変調された出力電流I1が急激に増加するのを抑制することが可能となり、振幅変調された出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
しかしながら、比較例の可視光通信装置20では、平滑コンデンサC2として、比較的容量の大きなものを使用する必要があるので、可視光通信装置20の大型化が懸念される。
本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14が、振幅変調した出力電流I1が可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、上記通知信号を第2変換回路12の第1制御回路2へ出力する。
第1制御回路2は、第2制御回路14からの上記通知信号が入力されると、誤差増幅器16における基準電源VSの出力電圧(誤差増幅器16の基準電圧)を低下させる。よって、本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、点灯装置1からの出力電流I1が減少したとしても、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号の出力レベルを低下させることが可能となる。これにより、可視光通信装置10では、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間で、且つ、第2スイッチング素子Q2がオンされたときに、点灯装置1からの出力電流I1が急激に増加するのを抑制することが可能となり、振幅変調された出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
また、本実施形態の可視光通信装置10では、比較例の可視光通信装置20における平滑コンデンサC2を用いることなく、振幅変調された出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となるので、比較例の可視光通信装置20に比べて、可視光通信装置10の小型化を図ることが可能となる。
ここにおいて、本実施形態の可視光通信装置10では、第1制御回路2と、第2制御回路14とを異なる回路により構成しているが、1つの回路(例えば、第1制御回路2および第2制御回路14の両方の機能を有する制御ICなど)により構成してもよい。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、可視光通信装置10の小型化をより図ることが可能となる。
以上説明した本実施形態の可視光通信装置10は、光源3から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子15を含む負荷回路からなる光源3と、光源3を点灯させる点灯装置1と、点灯装置1から光源3への出力電流I1を振幅変調する変調装置17とを備え、点灯装置1は、出力電流I1を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子Q1と、第1スイッチング素子Q1を制御する第1制御回路2とを有し、第1制御回路2は、出力電流I1を検出する検出抵抗R1と、検出抵抗R1により検出された出力電流I1の大きさに従って出力電流I1を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路4と、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号に従って第1スイッチング素子Q1のオンオフを制御するスイッチング制御部22とを有し、変調装置17は、光源3に付加されることで光源3の負荷特性を変化させ出力電流I1を振幅変調する負荷変動部23と、負荷変動部23により出力電流I1を振幅変調させるために光源3に負荷変動部23を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子Q2と、第2スイッチング素子Q2を制御する第2制御回路14とを有し、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造のスタート部において小さくなるとき、第1制御回路2がフィードバック回路4からの上記フィードバック信号の出力レベルを低下させるように、第1制御回路2を制御する。また、フィードバック回路4は、検出抵抗R1により検出された出力電流I1に対応する検出電圧と予め設定された基準電圧との差分を増幅する誤差増幅器16を有し、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造のスタート部において小さくなるとき、第1制御回路2が誤差増幅器16の基準電圧を小さくするように、第1制御回路2を制御する。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、固体発光素子15を用いた光源3への出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
以下では、上述の可視光通信装置10を備えた照明器具30を、図4に基づいて簡単に説明する。
照明器具30は、例えば、ダウンライトであり、図示しない天井材に予め形成された埋込孔(図示せず)に埋め込み配置して用いられる。照明器具30は、可視光通信装置10と、可視光通信装置10を保持する器具本体31とを備えている。
器具本体31は、下面開口した有底筒状(本実施形態では、有底円筒状)に形成されている。器具本体31の材料としては、例えば、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄など)などを用いることができる。
器具本体31の底壁31aの一表面側(図4(b)では、下面側)には、光源3が取り付けられている。また、器具本体31の底壁31aの他表面側(図4(b)では、上面側)には、複数枚の放熱フィン31bが立設されている。
器具本体31の側壁の下端部には、側方へ延設された鍔部31cが形成されている。また、器具本体31の側壁には、複数個(図示例では、3個)の取付ばね32が設けられている。
また、器具本体31の底壁31aには、点灯装置1および変調装置17を収納する箱状(本実施形態では、矩形箱状)の収納部材34が取り付けられている。収納部材34の材料としては、例えば、金属(例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄など)などを用いることができる。
なお、本実施形態では、照明器具30の一例として、ダウンライトを例示しているが、これを特に限定するものではない。
以上説明した本実施形態の照明器具30は、可視光通信装置10と、可視光通信装置10を保持する器具本体31とを備えている。これにより、本実施形態の照明器具30では、固体発光素子15を用いた光源3への出力電流I1の波形歪みを抑制可能な可視光通信装置10を用いた照明器具30を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態の可視光通信装置10の基本構成は、実施形態1と同じであり、図5に示すように、通知部18から出力された上記通知信号が、サンプルホールド回路6に入力される点などが実施形態1と相違する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素に同一の符号を付して説明を適宜省略する。
第1制御回路2は、第2制御回路14の通知部18からの上記通知信号が入力されたとき、サンプルホールド回路6の動作を停止させる。言い換えれば、本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14からの上記通知信号が第1制御回路2に入力されると、サンプルホールド回路6が、A/D変換回路5からの入力を無視する。
本実施形態の可視光通信装置10では、第1制御回路2が、第2制御回路14の通知部18からの上記通知信号が入力されたとき、サンプルホールド回路6の動作を停止させるので、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、点灯装置1からの出力電流I1が減少したとしても、フィードバック回路4からのフィードバック信号の出力を一時的に停止させることが可能となる。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間で、且つ、第2スイッチング素子Q2がオンされたときに、点灯装置1からの出力電流I1が急激に増加するのを抑制することが可能となり、振幅変調された出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
以上説明した本実施形態の可視光通信装置10では、スイッチング制御部22が、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路5と、A/D変換回路5の出力を保持するサンプルホールド回路6と、サンプルホールド回路6の出力に従って第1スイッチング素子Q1のデューティ比を制御するデューティ制御部7と、デューティ制御部7の出力に従って第1スイッチング素子Q1を駆動する駆動回路8とを有し、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造のスタート部において小さくなるとき、第1制御回路2がサンプルホールド回路6の動作を一時的に停止させるように、第1制御回路2を制御する。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、固体発光素子15を用いた光源3への出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態の可視光通信装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
(実施形態3)
本実施形態の可視光通信装置10の基本構成は、実施形態1と同じであり、図6に示すように、通知部18から出力された上記通知信号が、デューティ制御部7に入力される点などが実施形態1と相違する。なお、本実施形態では、実施形態1と同様の構成要素に同一の符号を付して説明を適宜省略する。
第1制御回路2は、第2制御回路14の通知部18からの上記通知信号が入力されたとき、デューティ制御部7の動作を停止させる。言い換えれば、本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14からの上記通知信号が第1制御回路2に入力されると、デューティ制御部7が、サンプルホールド回路6からの入力を無視する。
本実施形態の可視光通信装置10では、第1制御回路2が、第2制御回路14の通知部18からの上記通知信号が入力されたとき、デューティ制御部7の動作を停止させるので、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であるとき、点灯装置1からの出力電流I1が減少したとしても、フィードバック回路4からのフィードバック信号の出力を一時的に停止させることが可能となる。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、第2制御回路14により振幅変調された出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間で、且つ、第2スイッチング素子Q2がオンされたときに、点灯装置1からの出力電流I1が急激に増加するのを抑制することが可能となり、振幅変調された出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
以上説明した本実施形態の可視光通信装置10では、スイッチング制御部22が、フィードバック回路4からの上記フィードバック信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路5と、A/D変換回路5の出力を保持するサンプルホールド回路6と、サンプルホールド回路6の出力に従って第1スイッチング素子Q1のデューティ比を制御するデューティ制御部7と、デューティ制御部7の出力に従って第1スイッチング素子Q1を駆動する駆動回路8とを有し、第2制御回路14は、振幅変調した出力電流I1が、可視光通信信号のフレーム構造のスタート部において小さくなるとき、第1制御回路2がデューティ制御部7の動作を一時的に停止させるように、第1制御回路2を制御する。これにより、本実施形態の可視光通信装置10では、固体発光素子15を用いた光源3への出力電流I1の波形歪みを抑制することが可能となる。
なお、本実施形態の可視光通信装置10を、実施形態1で説明した照明器具30に用いてもよい。
1 点灯装置
2 第1制御回路
3 光源
4 フィードバック回路
5 A/D変換回路
6 サンプルホールド回路
7 デューティ制御部
8 駆動回路
10 可視光通信装置
14 第2制御回路
15 固体発光素子
16 誤差増幅器
17 変調装置
22 スイッチング制御部
23 負荷変動部
30 照明器具
31 器具本体
I1 出力電流
Q1 第1スイッチング素子
Q2 第2スイッチング素子
R1 検出抵抗

Claims (5)

  1. 光源から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子を含む負荷回路からなる前記光源と、前記光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置から前記光源への出力電流を振幅変調する変調装置とを備え、前記点灯装置は、前記出力電流を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子を制御する第1制御回路とを有し、前記第1制御回路は、前記出力電流を検出する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された前記出力電流の大きさに従って前記出力電流を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、前記フィードバック回路からの上記フィードバック信号に従って前記第1スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御部とを有し、前記変調装置は、前記光源に付加されることで前記光源の負荷特性を変化させ前記出力電流を振幅変調する負荷変動部と、前記負荷変動部により前記出力電流を振幅変調させるために前記光源に前記負荷変動部を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子を制御する第2制御回路とを有し、
    前記第2制御回路は、前記可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であることを前記第1制御回路に通知するための通知信号を出力する通知部を有し、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記フィードバック回路からの前記フィードバック信号の出力レベルを低下させて前記第1スイッチング素子のデューティ比を小さくするように、前記第1制御回路を制御することを特徴とする可視光通信装置。
  2. 光源から振幅変調した光を出力することによって可視光通信信号を送信可能な可視光通信装置であって、固体発光素子を含む負荷回路からなる前記光源と、前記光源を点灯させる点灯装置と、前記点灯装置から前記光源への出力電流を振幅変調する変調装置とを備え、前記点灯装置は、前記出力電流を一定にする定電流源であり、少なくとも、第1スイッチング素子と、前記第1スイッチング素子を制御する第1制御回路とを有し、前記第1制御回路は、前記出力電流を検出する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された前記出力電流の大きさに従って前記出力電流を一定にするためのアナログ信号からなるフィードバック信号を出力するフィードバック回路と、前記フィードバック回路からの上記フィードバック信号に従って前記第1スイッチング素子のオンオフを制御するスイッチング制御部とを有し、前記変調装置は、前記光源に付加されることで前記光源の負荷特性を変化させ前記出力電流を振幅変調する負荷変動部と、前記負荷変動部により前記出力電流を振幅変調させるために前記光源に前記負荷変動部を付加するか否かを切り替えるための第2スイッチング素子と、前記第2スイッチング素子を制御する第2制御回路とを有し、
    前記スイッチング制御部は、前記フィードバック回路からの前記フィードバック信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路と、前記A/D変換回路の出力を保持するサンプルホールド回路と、前記サンプルホールド回路の出力に従って前記第1スイッチング素子のデューティ比を制御するデューティ制御部と、前記デューティ制御部の出力に従って前記第1スイッチング素子を駆動する駆動回路とを有し、
    前記第2制御回路は、前記可視光通信信号のフレーム構造におけるスタート部の期間であることを前記第1制御回路に通知するための通知信号を出力する通知部を有し、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記サンプルホールド回路もしくは前記デューティ制御部の動作を一時的に停止させるように、前記第1制御回路を制御することを特徴とする可視光通信装置。
  3. 前記フィードバック回路は、前記検出抵抗により検出された前記出力電流に対応する検出電圧と予め設定された基準電圧との差分を増幅して前記フィードバック信号を出力する誤差増幅器を有し、前記第2制御回路は、振幅変調した前記出力電流が、前記可視光通信信号のフレーム構造の前記スタート部において小さくなるとき、前記第1制御回路が前記誤差増幅器の前記基準電圧を小さくするように、前記第1制御回路を制御し、
    前記第1制御回路は、振幅変調した前記出力電流が前記スタート部において小さくなるとき、前記誤差増幅器の前記基準電圧を小さくして前記検出電圧と前記基準電圧との差分を小さくすることにより前記フィードバック信号の出力レベルを低下させることを特徴とする請求項1記載の可視光通信装置。
  4. 前記第1制御回路と前記第2制御回路とが、1つの回路により構成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の可視光通信装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の可視光通信装置と、前記可視光通信装置を保持する器具本体とを備えることを特徴とする照明器具。
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