JP2019117966A - 撮像装置、撮像システム - Google Patents

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Fumihiro Kajimura
文裕 梶村
木村 正史
Masashi Kimura
正史 木村
武志 内田
Takeshi Uchida
武志 内田
剛 内藤
Takeshi Naito
剛 内藤
恭輔 佐藤
Kyosuke Sato
恭輔 佐藤
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Abstract

【課題】外部ユニットの装着により放熱効率を可変とする。【解決手段】カメラボディ2の中空円筒部3に、撮影光学系11の光軸10の周りを囲むように、第1開口部32a、第2開口部32b及び第3開口部32cを有する空間部Sが形成される。第3開口部32cに着脱部材35が装着された状態と第3開口部32cに外部ユニット4が装着された状態とでは、第2開口部32bと第3開口部32cとの間における流路方向が切り替わる。【選択図】図5

Description

本発明は空冷ファンを搭載した撮像装置、撮像システムに関する。
近年、撮像装置の発熱を抑えるために空冷ファンなどの冷却構造を備えた撮像装置が提案されている。特許文献1では、カメラボディ内にファンを内蔵し、ボディ内の空気をファンで循環させて冷却を行う装置が提案されている。この構造によれば、カバーガラスの結露防止や発熱源の放熱を行うことができる。
特開2006−10983号公報
しかしながら、近年、撮像装置の高機能化により、撮影される映像の高精細化、高フレームレート化が進展し、それに伴い消費電力が増大し、発生する熱量も増加している。消費電力の高い高精細・高フレームレートの映像を処理する際、従来の構造では十分に放熱できない場合がある。ところで、縦位置ユニットのような外部ユニットを着脱可能な撮像装置も知られている。外部ユニットを着脱可能な撮像装置や、複数の撮影モードを備える撮像装置においては、使用状況によって発熱量が異なる場合がある。
本発明は、外部ユニットの装着により放熱効率を可変とすることを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、第1開口部、第2開口部、及び前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置する第3開口部、を有する空間部を、撮影光学系の光軸の周りを囲むように形成する空間形成部と、前記空間部に配設された第1のファンと、前記空間部に配設され、熱源から伝達される熱を放熱する熱交換部と、を有し、前記第3開口部には、前記第3開口部を塞ぐ着脱部材、または、第4開口部及び第2のファンを有する外部ユニットのいずれかを選択的に着脱可能であり、前記第3開口部に前記着脱部材が装着された状態と前記第3開口部に前記外部ユニットが装着された状態とでは、前記第2開口部と前記第3開口部との間における空気の流れる方向が切り替わることを特徴とする。
本発明によれば、外部ユニットの装着により放熱効率を可変とすることができる。
撮像システムの外観斜視図、側面図、縦断面図である。 外部ユニットが装着された撮像システム、外部ユニットの装着途中の撮像システムの外観斜視図、側面図である。 撮像システムのブロック図である。 図1(b)のA−A線に沿う断面図である。 図2(b)のB−B線に沿う断面図である。 変形例の着脱部材を装着した中空円筒部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の一実施の形態に係る撮像装置を含む撮像システムの外観斜視図、側面図である。この撮像装置は、一例としてデジタルカメラとして構成される。カメラボディ2に、交換可能なレンズ1が装着されて、撮像システムが構成される。図1(c)、(d)は、後述する外殻部32の図示を省略した撮像システムの外観斜視図、縦断面図である。
図2(a)、(b)は、外部ユニットが装着された撮像システムの外観斜視図、側面図である。図2(c)、(d)は、外部ユニットの装着途中の撮像システムの外観斜視図、側面図である。カメラボディ2には、着脱部材35と外部ユニット4とが選択的に着脱可能である。図1(b)ではカメラボディ2に着脱部材35が装着され、図2(a)、(b)ではカメラボディ2に外部ユニット4が装着された状態が示されている。本発明の撮像装置には、カメラボディ2が相当するが、カメラボディ2に着脱部材35が装着されたものが相当するとしてもよい。なお、レンズ1は交換可能であるとしたが、レンズ一体型のカメラを本発明の撮像装置としてもよい。外部ユニット4は、いわゆる縦位置グリップとして構成されるが、カメラボディ2内の放熱を行う冷却ユニットでもある。まず、図3を用いて、カメラボディ2にレンズ1と外部ユニット4とが取り付いて一体化した状態での電気的構成について述べる。
図3は、撮像システムのブロック図である。レンズ1及びカメラボディ2からなるシステムは、以下に説明する撮像部、画像処理部、記録再生部、制御部を有する。撮像部は、光軸10を有する撮影光学系11、撮像素子22を含む。撮像部は、物体からの光を撮影光学系11を介して撮像素子22の撮像面に結像する光学処理系である。記録再生部は、メモリ部24、画像表示部25(図1(d)も参照)を含み、制御部は、カメラ制御部21、操作部26(図1(a)等も参照)、レンズ制御部12、レンズ駆動部13を含む。レンズ駆動部13は、焦点レンズ、ブレ補正レンズ、絞りなどを駆動することができる。
操作部26は、不図示のレリーズボタンを含み、ユーザからの操作部26の操作に応じて撮像動作が制御される。撮像素子22は撮影光学系11から得られた像を取得する。カメラ制御部21、レンズ制御部12及びレンズ駆動部13は、撮影光学系11の状態を変化させることにより画像表示部25に提示される出力画像の状態を調整し、ユーザにピント状態などの情報を提供する。画像処理部23は、内部にA/D変換器、ホワイトバランス調整回路、ガンマ補正回路、補間演算回路等を有しており、記録用の画像を生成することができる。画像処理部23には色補間処理部が備えられており、色補間処理部はベイヤ配列の信号から色補間(デモザイキング)処理を施してカラー画像を生成する。また、画像処理部23は、予め定められた方法を用いて画像、動画、音声などを圧縮する。
カメラ制御部21は、メモリ部24に対する記憶や読み出しを制御するとともに、ユーザに提示する像を画像表示部25に表示する。カメラ制御部21は撮像の際のタイミング信号などを生成して出力する。カメラ制御部21は外部操作に応動して撮像部、画像処理部23、記録再生部をそれぞれ制御する。例えば、操作部26に含まれるレリーズボタンより撮影命令が検出されると、カメラ制御部21は、撮像素子22の駆動、画像処理部23の動作、圧縮処理などを制御する。
カメラ制御部21は、撮像素子22からの信号を元に適切な焦点位置、絞り位置を求める。カメラ制御部21は、レンズ電気接点27を介してレンズ制御部12に指令を出し、レンズ制御部12はレンズ駆動部13を適切に制御する。カメラボディ2は、マイク29(図1(a)等も参照)及び内蔵ファン31を有する。カメラボディ2には、光軸10の軸線方向(光軸方向)における撮像素子22とレンズ1との間に、光軸10及び中空領域を取り囲む中空円筒部3が配置されている。中空円筒部3内には、第1のファンである内蔵ファン31が配設される。中空円筒部3の詳細は図4等で後述する。
外部ユニット4は、外部制御部44と外部ファン41とを有している。外部制御部44はユニット電気接点28を介してカメラ制御部21からの指令を受けて、外部ファン41の駆動を制御する。
図4は、図1(b)のA−A線に沿う断面図である。レンズ1は、カメラボディ2が有する中空円筒部3の先端に接続される。以下、カメラボディ2において、操作部26やマイク29が上方となる姿勢を基準として、上方及び下方を呼称し、光軸10と上下方向とに直交する方向を左右方向と呼称する。
主に図1(c)、(d)、図4を用いて、中空円筒部3の詳細な構成について述べる。中空円筒部3は、いずれも光軸10の周りを囲む形状の内殻部33及び外殻部32を有する。中空円筒部3は外装である外殻部32で覆われており、外殻部32には複数のスリット状の第1開口部32aと第2開口部32bとが隣接して形成されている。また、中空円筒部3の下部には第3開口部32cが形成されている。
内蔵ファン31は、中空円筒部3内の上部において第1開口部32aに近接対向して配されている。また、中空円筒部3の左右の側部には、フィン形状の熱交換部34a、34bが設けられている。外殻部32及び内殻部33で囲まれた略環状の空間部Sは、空気の対流が可能な円筒部流路である。第3開口部32cは、空間部Sにおける、第1開口部32aと第2開口部32bとの間(途中)に位置する。主に外殻部32及び内殻部33が、空間部Sを形成する空間形成部となる。内殻部33には、第1開口部32aと第2開口部32bとの間にリブ33aが延設される(図4)。リブ33aにより空間部Sが仕切られることで、第1開口部32aから第2開口部32bまでの円筒部流路が規定されている。熱交換部34a、34bも円筒部流路の一部を構成する。
着脱部材35は、中空円筒部3の第3開口部32cに対してスライドされることで着脱可能である。ユーザは、着脱部材35を下方向にスライドすることで中空円筒部3より取り外すことが可能である。また、ユーザは、着脱部材35を上方向にスライドすることで中空円筒部3に装着可能である。着脱部材35が取り外されることで第3開口部32cが開口状態となる。着脱部材35が取り付いている場合は、着脱部材35も円筒部流路の一部を構成する。
また、図1(d)に示すように、カメラボディ2内には、CPUチップ21a等が実装された実装基板62が配されている。このCPUチップ21aはカメラ制御部21に含まれ、CPUチップ21aが主な発熱源の1つとなる。なお、実装基板62には不図示のメモリICなども実装されており、これらも撮影時に発熱する熱源となる。さらに、実装基板62はアルミニウムなどの熱伝導率の高い材質で構成された熱伝導部であるシャーシ61に取り付けられており、シャーシ61の一端は内殻部33と熱的に接続されている。CPUチップ21a等から発せられた熱は実装基板62、シャーシ61を介して内殻部33に伝えられる。なお、内殻部33にCPUチップ21aの熱量を伝える構成として、例えばCPUチップ21aに、グラファイトシートなどの熱伝導率が高く可撓性のある材質の一端を貼り付け、他端を内殻部33に貼り付ける等が考えられる。
次に、図4を用いて、カメラボディ2に着脱部材35が装着された状態における中空円筒部3での冷却態様について説明する。内蔵ファン31は、回転軸31aを中心に回転する。内蔵ファン31は、回転軸31aに対しスラスト方向(軸線方向)に吸気し、ラジアル方向(径方向)に排気するいわゆる遠心型ファンであり、装置の薄型化に寄与している。内蔵ファン31は、第1開口部32aから矢印51a方向へ空気を導入し、矢印51b方向へ空気を送る。その際、第1開口部32aは空間部Sの内側(空間部内)へ吸気する吸気口となる。内蔵ファン31から送出された空気は、空間部Sにおける内殻部33と外殻部32との間の流路を矢印52方向に流れていく。熱交換部34a、34bには、上述したようにCPUチップ21aなどからの熱がシャーシ61を介して伝達されている。ここでは、熱交換部34aに伝えられた熱が矢印52方向の対流により空冷される。そして、熱交換部34aを通過した空気は、空間部Sにおける第3開口部32c付近、すなわち内殻部33と着脱部材35との間の流路を矢印53方向に通過する。
そして、第3開口部32c付近を経た空気は、空間部Sにおける内殻部33と外殻部32との間の流路を矢印54a方向に流れる。熱交換部34bに伝えられた熱は矢印54a方向の対流により空冷される。そして、矢印54a方向に通過した空気は、矢印55aで示すように、第2開口部32bから中空円筒部3の外部に排気される。その際、第2開口部32bは、空間部S外へ排気する排出口となる。
このように、外部ユニット4ではなく着脱部材35が取り付けられている場合、内蔵ファン31による対流により第1開口部32aから吸入された空気が、矢印51b、52、53、54aの順で通過し、第2開口部32bから排出される。つまり、着脱部材35が装着された状態では、空間部Sにおいて、第1開口部32aを吸気口とし第2開口部32bを排気口とする略環状の流路が形成される。その結果、発熱源で発せられた熱量は、シャーシ61、内殻部33を介して、熱交換部34a、34bに伝えられ、空間部S内の対流により空冷される。
これに対し、第3開口部32cに着脱部材35ではなく外部ユニット4が装着された状態では、空間部Sの一部における、空気の流れる方向、すなわち流路方向が切り替わる。具体的には、空間部Sにおける特に第2開口部32bから第3開口部32cまでの流路における空気の流れ方向が切り替わる。図5を用いて、外部ユニット4の構成を説明すると共に、カメラボディ2に外部ユニット4が装着された状態における中空円筒部3及び外部ユニット4での冷却態様について説明する。
図5は、図2(b)のB−B線に沿う断面図である。まず、外部ユニット4の構成と、カメラボディ2に対する外部ユニット4の装着部の構成を説明する。外部ユニット4は、その内部に第2のファンである外部ファン41を有する。外部ユニット4の外装42には、吸気口42aと、スリット状の排気口である第4開口部42bが形成されている。カメラボディ2の第3開口部32cに外部ユニット4の吸気口42aが嵌め込まれることで外部ユニット4が装着される。第3開口部32cからの吸気口42aの係合を解くことで外部ユニット4が取り外される。ユーザは、カメラボディ2の下方から、外部ユニット4を矢印方向(図2(c)、(d))に装着すると、図2(a)、(b)に示す状態となる。
ユニット電気接点28(図1(d)、図3)は、吸気口42aが嵌め込まれる位置において、カメラボディ2及び外部ユニット4に設けられる。カメラ制御部21は、ユニット電気接点28を通じて、外部ユニット4の取り付け状態を検出すると共に、外部ファン41の駆動を指示する。図5に示すように、外部ファン41は、外部ユニット4内の空洞部に配されている。外部ファン41も内蔵ファン31と同様に、回転軸41aに対してスラスト方向から吸気を行いラジアル方向に排気を行う遠心型ファンである。外部ファン41は、回転することで矢印57の方向から吸気し、矢印58方向に排気することができる。外部ファン41は内蔵ファン31よりも大きく、運べる空気の量(流量)が大きい(送風能力が高い)。
また、外部ユニット4内には外部ファン41の駆動及びカメラボディ2への電力供給のための電力を供給する外部電池43が配置される。外部ユニット4内にはまた、カメラ制御部21との通信及び外部ファン41の駆動を制御する外部制御部44が配されている。外部ユニット4の下部には三脚座45が設けられており、外部ユニット4を取り付けたときでも三脚座45を利用して外部ユニット4を三脚に取り付けることができる。外部ユニット4の第4開口部42bに対する左右方向における反対位置には、把持部となるグリップ部42cが配置される。ユーザはグリップ部42cを把持することで縦位置撮影を行いやすくなる。
次に、カメラボディ2に外部ユニット4が装着された状態における中空円筒部3及び外部ユニット4での冷却態様について説明する。中空円筒部3の第3開口部32cに吸気口42aが接続されることにより、中空円筒部3の空間部Sと外部ユニット4の空洞部との間で空気の移動が可能となる。外部ユニット4が装着された状態で、内蔵ファン31と外部ファン41が共に稼働する場合を説明する。
まず、カメラボディ2に着脱部材35が装着された場合(図4)と同様に、内蔵ファン31により第1開口部32aから矢印51a方向へ空気が導入される。その空気は、空間部Sにおける内殻部33と外殻部32との間の流路を矢印52方向に流れ、熱交換部34aにより空冷される。第1開口部32aは吸気口となる。そして、熱交換部34aを通過した空気は、外部ファン41の駆動による吸引力によって矢印56a方向に流れ、第3開口部32cを通過して矢印57方向へ流れて外部ユニット4内に流入する。
一方、外部ファン41の吸引力により、第2開口部32bから矢印55b方向へ空気が導入される。このときの空気の流れの向きは、着脱部材35が装着された場合(図4)とは逆である。従って、第2開口部32bは吸気口として機能する。そして、第2開口部32bから空間部Sへ流入した空気は、矢印54b方向に流れ、熱交換部34bを通過する際に空冷される。そして、熱交換部34bを通過した空気は、矢印56b方向に流れて、熱交換部34aを通過した空気と合流して、外部ファン41の駆動による吸引力によって矢印57方向に流れ、第3開口部32cを通過して外部ユニット4内に流入する。外部ユニット4内に流入した空気は、外部ファン41によって矢印58方向に流れて第4開口部42bから排出される。
このように、外部ユニット4が装着された状態では、中空円筒部3から外部ユニット4に亘って流路が形成される。つまり、空間部Sにおいて、第1開口部32a及び第2開口部32bを吸気口とし、第3開口部32cを通じて第4開口部42bを排気口とする流路が形成される。発熱源で発せられた熱量は、シャーシ61、内殻部33を介して、熱交換部34a、34bに伝えられ、空間部S内の対流により空冷される。
しかも、外部ファン41の稼働により、内蔵ファン31のみの稼働時よりも多くの空気を対流させることができ、空冷による放熱量を増大させることができる。ここで、第1開口部32aと第2開口部32bとの間の流路(熱交換部34aに対応する流路)の流路抵抗をRaとし、第2開口部32bと第3開口部32cとの間の流路(熱交換部34bに対応する流路)の流路抵抗をRbとする。着脱部材35の装着時の空間部Sは、上記2つの流路が直列になったものと把握できるので、その流路抵抗R1は、R1=Ra+Rbとなる。一方、外部ユニット4の装着時の空間部Sは、上記2つの流路が並列になったものと把握できるので、その流路抵抗R2は、式(1)により導出される。
R2=(Ra×Rb)/(Ra+Rb)…(1)
なお、外部ユニット4における吸気口42aから第4開口部42bまでの流路の流路抵抗は、流路抵抗Ra、Rbのいずれよりも小さい。流路抵抗R2は流路抵抗R1よりも小さいので、着脱部材35の装着時よりも外部ユニット4の装着時の方が、空気が流れやすくなり熱交換の効率が上がる。さらに、第1開口部32a、第2開口部32bが共に、外気を取り込む吸気口となるため、熱交換部34a、34bを通過する空気の温度を外気の温度と同程度にすることができる。一方、着脱部材35の装着時は、熱交換部34aで熱交換されて暖められた空気が熱交換部34bを通過するため、外気温度の空気が通過する場合と比較すると熱交換効率が下がる。この点でも、着脱部材35の装着時よりも外部ユニット4の装着時の方が、熱交換効率を向上させることができる。
このように、外部ユニット4を取り付け、外部ファン41を用いて冷却を行うことで、高精細、高フレームレートな消費電力の多い動画撮影においても十分な放熱を行うことができる。一方、消費電力がそれほど大きくない撮影を行う際は、外部ユニット4をつけずに撮影を行うことで、小型軽量な状態で撮影を行うことができる。
ところで、第1開口部32a、第2開口部32bは、中空円筒部3の上部に配置され、上面側を向いている。これにより、ユーザがカメラボディ2を把持した場合でも、ユーザの手や顔に向けて排気が送られることがなく、不快感を与えることを防ぐことができる。また、ユーザの手で第1開口部32a、第2開口部32bが塞がれることが少ないので、空冷のための吸気や排気が妨げられることを防ぐことができる。また、カメラボディ2に装着した外部ユニット4を三脚に取り付けるには、ユーザは、外部ユニット4の下部の三脚座45に三脚を取り付ける。この時、外部ユニット4の第4開口部42bは側方を向いているので、三脚によって第4開口部42bが埋まることはなく、放熱効果が妨げられない。また、第4開口部42bはグリップ部42cを避けた位置に配置されるので、ユーザがグリップ部42cを把持して縦位置撮影を行う際、通常、第4開口部42bが塞がれることがない。
本実施の形態によれば、カメラボディ2の中空円筒部3に、第1開口部32a、第2開口部32b及び第3開口部32cを有する空間部Sが形成される。そして、第3開口部32cに着脱部材35が装着された状態と第3開口部32cに外部ユニット4が装着された状態とでは、第2開口部32bと第3開口部32cとの間における流路方向が切り替わる。すなわち、第3開口部32cに着脱部材35が装着された状態では、第1開口部32aを吸気口とし第2開口部32bを排気口とする流路が形成される。第3開口部32cに外部ユニット4が装着された状態では、第1開口部32a及び第2開口部32bを吸気口とし、第3開口部32cを通じて第4開口部42bを排気口とする流路が形成される。これにより、外部ユニット4の装着により放熱効率を可変とすることができる。
また、外部ユニット4の装着時には、熱交換部34bに対応する流路に第2開口部32bから流入する外気が流れるので熱交換効率が高い。しかも、内蔵ファン31よりも外部ファン41の方が、送風能力が高いので、外部ユニット4の装着時の放熱効率を高めることができる。また、空間部Sは、光軸10の周りを囲むように形成されるので、光路を妨げることがない。また、第1開口部32a、第2開口部32bは、撮像装置の上部に配置されるので、ユーザによって塞がれにくく、しかもユーザに排気がかかりにくい。
ところで、図6に変形例を示すように、着脱部材35の内部に蓄熱材35aを内蔵してもよい。蓄熱材35aを有しても、第3開口部32cに対する着脱部材35の着脱の態様は同じである。蓄熱材35aは着脱部材35の内部に密閉収納されている。蓄熱材35aはパラフィンなどの、相変化時に大きな熱量を必要とする材質で成り、大きな熱量を蓄えることができる。蓄熱材35aに、カメラボディ2のCPUチップ21aなどの熱が伝わることで、周辺部品の温度上昇の速度が遅くなる。従って、カメラボディ2の外装温度の上昇速度を抑えることができる。
なお、撮像装置の消費電力に応じて、内蔵ファン31及び外部ファン41の駆動をカメラ制御部21と外部制御部44とが協働して制御してもよい。これにより、放熱の必要性に応じて放熱効率を可変にすることができる。例えば、撮影モードが複数あり、各撮影モードに消費電力に差がある場合は、次のように内蔵ファン31と外部ファン41を制御してもよい。その場合、カメラ制御部21は、各モードでの消費電力を推定してもよい。あるいは、消費電力を測定する測定部を設け、測定部からの測定結果をカメラ制御部21が取得してもよい。
例えば、外部ユニット4の装着時において、カメラ制御部21は、消費電力が所定値以上と判定された撮影モードの場合は、内蔵ファン31、外部ファン41の双方を駆動する。その際、内蔵ファン31を最大の第1の回転速度、外部ファン41を最大の第2の回転速度で駆動してもよい。これにより、外部ユニット4の装着状態で最も効率的な放熱を行うことができる。一方、カメラ制御部21は、消費電力が所定値未満と判定された撮影モードの場合は、発熱量が少ないので、内蔵ファン31の駆動を停止すると共に、外部ファン41を駆動してもよい。その際、カメラ制御部21は、外部ファン41を、第2の回転速度よりも遅い第3の回転速度で駆動してもよい。これにより、騒音を抑制することができる。
すなわち、マイク29(図1(a))のように、一般的にマイクは被写体音声の集音効果のためにカメラ上部に配置されることが多い。そこで、カメラ制御部21は、消費電力が低いと判定された場合は、発熱量が少ないので、外部ファン41のみを稼働し、内蔵ファン31を停止する。マイク29近傍の内蔵ファン31が停止されることで、マイク29への内蔵ファン31の駆動音の混入を防ぐことができる。また、外部ファン41を第2の回転速度より遅い第3の回転速度で駆動することで、外部ファン41の駆動音を低減することができる。このように、撮影モード乃至消費電力に応じてファン駆動を行うことで、適切な放熱効果を発揮することができる。
また、内蔵ファン31と外部ファン41とを同時に駆動する場合、第1開口部32aと第2開口部32bとの間の流路の方が、内蔵ファン31が稼働される分、第2開口部32bと第3開口部32cとの間の流路よりも流量が多くなる。外気温度や放熱面積などの条件が同じであれば、流量が大きい方が空冷による放熱能力が大きい。従って、熱交換部34aの方が熱交換部34bよりも放熱可能な熱量が多くなる。そこで、内殻部33から熱交換部34aへの伝熱経路を、内殻部33から熱交換部34bへの伝熱経路よりも大きくして、熱交換部34aに熱がより伝わりやすくしてもよい。このようにすることで、熱交換部34aでの放熱量を大きくすることができる。なお、流路抵抗Raによる圧損が大きくなっても、熱交換部34bに対応する流路と同程度の流量となるように、熱交換部34aのフィンの数を増やして放熱能力を上げ、流路抵抗Raを大きくしてもよい。例えば、流路抵抗Raが流路抵抗Rbよりも大きくなるように、熱交換部34aのフィン数やフィン構造を設計してもよい。熱交換部34a側のフィン数を増やすことで流路抵抗Raは大きくなるが、もともとの流量が大きいので熱交換部34b側の流路と同程度の空気を流すことができる。フィン数を増やすことで、熱交換部34aの放熱面積を増やすことができ、放熱量を増やすことができるので、より放熱効果を上げることができる。
なお、本実施の形態では、内蔵ファン31は、第1開口部32aから空間部内へ空気を導入し、外部ファン41は、外部ユニット内の空気を第4開口部42bから排出する構成とした。しかし、各ファンによる流路方向をこれとは逆にしてもよい。その場合、例えば、各ファンに軸流ファン等を採用してもよい。具体的には、内蔵ファン31は、空間部S内の空気を第1開口部32aから排出し、外部ファン41は、第4開口部42bから外部ユニット4内へ空気を導入するように配置・構成してもよい。そのようにした場合、第3開口部32cへの着脱部材35の装着状態では、第2開口部32bを吸気口とし第1開口部32aを排気口とする流路が形成される。一方、外部ユニット4の装着状態では、第4開口部42bを吸気口とし、第1開口部32a及び第2開口部32bを排気口とする流路が外部ユニット4から中空円筒部3に亘って形成される。このような構成においても、着脱部材35の装着時と外部ユニット4の装着時とで、第2開口部32bと第3開口部32cとの間における流路方向が切り替わる。従って、外部ユニット4の装着により放熱効率を可変とすることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
2 カメラボディ
4 外部ユニット
11 撮影光学系
32 外殻部
32a 第1開口部
32b 第2開口部
32c 第3開口部
33 内殻部
42b 第4開口部

Claims (15)

  1. 第1開口部、第2開口部、及び前記第1開口部と前記第2開口部との間に位置する第3開口部、を有する空間部を、撮影光学系の光軸の周りを囲むように形成する空間形成部と、
    前記空間部に配設された第1のファンと、
    前記空間部に配設され、熱源から伝達される熱を放熱する熱交換部と、を有し、
    前記第3開口部には、前記第3開口部を塞ぐ着脱部材、または、第4開口部及び第2のファンを有する外部ユニットのいずれかを選択的に着脱可能であり、
    前記第3開口部に前記着脱部材が装着された状態と前記第3開口部に前記外部ユニットが装着された状態とでは、前記第2開口部と前記第3開口部との間における空気の流れる方向が切り替わることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第3開口部に前記着脱部材が装着された状態では、前記第1開口部を吸気口とし前記第2開口部を排気口とする流路が形成され、前記第3開口部に前記外部ユニットが装着された状態では、前記第1開口部及び前記第2開口部を吸気口とし、前記第3開口部を通じて前記第4開口部を排気口とする流路が形成されることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光軸方向において前記撮影光学系と撮像素子との間に位置する中空円筒部を有し、
    前記空間部は前記中空円筒部に形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記第1のファンよりも前記第2のファンの方が、送風能力が高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記第1のファンは、前記第1開口部から前記空間部内へ外気を流入させ、
    前記第2のファンは、前記外部ユニット内の空気を前記第4開口部から外へ排出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記第1のファンは、前記第1のファンの回転軸のスラスト方向から吸気しラジアル方向に排気する遠心型ファンであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第1開口部及び前記第2開口部は、当該撮像装置の上部に配置されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1開口部から前記第3開口部までの流路の流路抵抗は、前記第2開口部から前記第3開口部までの流路の流路抵抗よりも大きいことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記着脱部材は蓄熱材を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記外部ユニットは、縦位置グリップであることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記縦位置グリップはグリップ部を有し、前記第4開口部は、前記グリップ部を避けた位置に配置されることを特徴とする請求項10に記載の撮像装置。
  12. 当該撮像装置の消費電力に応じて、前記第1のファン及び前記第2のファンの駆動を制御する制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の撮像装置。
  13. 前記制御手段は、前記消費電力が所定値より高い場合は、前記第1のファン及び前記第2のファンの双方を稼働することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記制御手段は、前記消費電力が前記所定値より高くない場合は、前記第1のファンを停止させると共に前記第2のファンを稼働することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 請求項1〜14のいずれか1項に記載の撮像装置と、前記第3開口部に着脱可能な前記外部ユニットとを有することを特徴とする撮像システム。
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