JP2019117218A - トナー、トナー収容ユニット、画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Abstract
Description
近年では、画像形成装置の高速化、省エネルギー化に対する市場からの要求は益々大きくなり、低温定着性に優れ、高品位な画像を提供できるトナーが求められている。
一方、近年の印刷業界では、製版工程の必要がないプリントオンデマンド(POD)分野が成長している。電子写真方式を利用したPODは、少部数印刷、バリアブル印刷を得意とし、軽印刷の代替技術として期待されている。しかしながら、印刷市場が求める印刷品質は、従来の複写機等に要求されるものよりも厳しく、電子写真方式の画像形成装置にとってはまだ幾つかの課題がある。特に、画像の耐摩擦性は重要で、定着工程から排紙された印刷画像が搬送部材と接触し、搬送傷が発生するなどの問題がある。しかしながら、低温定着性を有するトナーは機械的な力に対して変形しやすいことが多く、耐摩擦性の課題は大きい。
また、結晶性部位と非晶部位からなるブロック共重合樹脂を結着樹脂に使用し、低温定着性と耐擦性を両立させる技術(特許文献6参照)も開示されているが、耐擦性の観点ではまだ改善の余地があった。
1)結着樹脂および離型剤を含み、前記結着樹脂として飽和脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位と飽和脂肪族ジオールに由来する構成単位とを有する結晶性ポリエステル樹脂を含有するトナーであって、
前記トナーを、超音波ホモジナイザーにより下記の微粒子除去処理した後の処理後トナーのX線光電子分光法(XPS)によって測定される2価以上の金属元素に由来する表面金属元素量とハロゲン元素に由来する表面非金属元素量とが下記式(A)を満たすトナー。
表面金属元素量>表面非金属元素量 式(A)
微粒子除去処理:
前記トナーを7質量%およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルを0.5質量%含む水分散液を周波数20Hz、出力80W条件で超音波ホモジナイズを行い、処理前後でトナー表面の微粒子の脱離状態に変化がなくなるまで繰り返し処理を行う。
本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意検討した結果、結着樹脂として飽和脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位と飽和脂肪族ジオールに由来する構成単位とを有する結晶性ポリエステル樹脂を含有し、トナー表面に存在する表面金属元素量と表面非金属元素量を特定の関係とすることにより、上記課題を解決できることを見出した。
耐摩擦性の改善には、トナーの結着樹脂に起因する機械的強度、トナー表面の機械的強度の向上、及びトナー表面の摩擦係数を低減する必要があるが、いずれかの改善だけでは低温定着性の発現には不利である。従って、トナーの熱定着時は速やかに溶融粘度が低下し、定着画像の搬送工程で速やかに機械的強度を復元する特性と、トナー同士の溶融阻害が無く、低摩擦係数を有するトナー母体粒子が必要である。
以下、本発明のトナーの構成成分について説明する。
本発明の結晶性ポリエステル樹脂は、高い結晶性をもつために、定着開始温度付近において急激な粘度低下を示す熱溶融特性を示す。このような特性を有する前記結晶性ポリエステル樹脂を用いることで、溶融開始温度直前までは結晶性による耐熱保存性がよく、溶融開始温度では結晶性ポリエステル樹脂の融解による急激な粘度低下(シャープメルト性)を起こし、それに伴い非晶質ポリエステル樹脂と相溶し、共に急激に粘度低下することで定着することから、良好な耐熱保存性と低温定着性とを兼ね備えたトナーが得られる。また、離型幅(定着下限温度と耐高温オフセット発生温度との差)についても、良好な結果を示す。
なお、本発明において結晶性ポリエステル樹脂とは、上記の各成分を用いて得られるものを指し、ポリエステル樹脂を変性したもの、例えば、プレポリマー、及びそのプレポリマーを架橋及び/又は伸長反応させて得られる樹脂は、前記結晶性ポリエステル樹脂には属さない。
飽和脂肪族ジカルボン酸としては、例えば、シュウ酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、1,9−ノナンジカルボン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、1,14−テトラデカンジカルボン酸、1,18−オクタデカンジカルボン酸等が挙げられる。
その他の多価カルボン酸としては、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、マロン酸、メサコニン酸等の二塩基酸等の芳香族ジカルボン酸などが挙げられ、更に、これらの無水物やこれらの低級(炭素数1〜3)アルキルエステルも挙げられる。
3価以上のカルボン酸としては、例えば、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸等、及びこれらの無水物やこれらの低級(炭素数1〜3)アルキルエステルなどが挙げられる。
また、前記多価カルボン酸としては、スルホン酸基を持つジカルボン酸が含まれていてもよい。更に、2重結合を持つジカルボン酸を含有してもよい。
これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
飽和脂肪族ジオールとしては、直鎖型飽和脂肪族ジオール、分岐型飽和脂肪族ジオールが挙げられるが、これらの中でも、直鎖型飽和脂肪族ジオールが好ましく、炭素数が2〜12である直鎖型飽和脂肪族ジオールがより好ましい。前記飽和脂肪族ジオールが分岐型であると、結晶性ポリエステル樹脂の結晶性が低下し、融点が低下してしまうことがある。また、前記飽和脂肪族ジオールの炭素数が12を超えると、実用上の材料の入手が困難となる。炭素数としては12以下であることがより好ましい。
前記飽和脂肪族ジオールとしては、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、1,11−ウンデカンジオール、1,12−ドデカンジオール、1,13−トリデカンジオール、1,14−テトラデカンジオール、1,18−オクタデカンジオール、1,14−エイコサンデカンジオールなどが挙げられる。これらの中でも、前記結晶性ポリエステル樹脂の結晶性が高く、シャープメルト性に優れる点で、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,10−デカンジオール、1,12−ドデカンジオールが好ましい。
その他の多価アルコールとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、3価以上のアルコールが挙げられる。前記3価以上のアルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどが挙げられる。
これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ゲルパーミエーションクロマトグラフィ測定はオルトジクロロベンゼンの可溶分の重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)を正確に測定できれば如何なる条件であってもよいが、本発明における測定条件は以下の通りである。
・ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)測定装置:GPC−8220GPC
(東ソー社製)
・カラム:TSKgel SuperHZM―H 15cm 3連(東ソー社製)
・温度:40℃
・溶媒:オルトジクロロベンゼン
・流速:0.35ml/min
・試料:0.15%の試料を0.4ml注入
・試料の前処理:対象試料をオルトジクロロベンゼンに0.15wt%で溶解後0.2μmフィルターで濾過し、その濾液を試料として用いる。前記試料溶液を100μl注入して測定する。
前記ポリエステル樹脂とは、多価アルコールと、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物、多価カルボン酸エステルなどの多価カルボン酸又はその誘導体とを用いて得られるポリエステル樹脂である。
前記3価以上の脂肪族アルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、ジペンタエリスリトールなどが挙げられる。
前記3価以上の脂肪族アルコールは、3価以上であれば価数を問わず2種以上併用して用いることができる。但し、前記価数としては3価または4価であることが好ましく、3価であることがより好ましい。価数が大き過ぎると、高分子がスターポリマー形状に近づき、一分子の回転半径が小さくなるため、必要以上に溶融粘度が下がりやすくなる。
5,000≦Mp≦20,000 式(2)
1.5≦(Av×Am)≦15 式(3)
前記式(2)の数値範囲は、最大ピークトップ分子量の数値範囲パラメーターである。前記式(1)および前記式(3)に基づき、必要な機械的強度と溶融粘度から設定される。数値が5,000を下回ると、溶融粘度は低下しやすくなるが十分な機械的強度が確保できず、また、数値が20,000を超えると加熱時の溶融粘度が速やかに低下し難くなる。
前記式(3)は、分岐構造を有するポリエステル樹脂における分岐数に関するパラメーターである。分岐構造を有するポリエステル樹脂において、分岐数および分岐点数は樹脂の機械的強度に影響を与え、また、分子鎖の絡まり度合いに影響する。この数値が1.5より小さい場合、樹脂中の分岐量が不十分となり、本発明の効果は発揮され難くなる。数値が15より大きい場合は、前記式(1)および前記式(2)の範囲内において、分岐間および分岐側鎖の長さが短くなり易くなり、十分な機械的強度が得られにくい。
1,000 ≦Mp/(Av×Am)≦ 3,000 式(11)
10,000 ≦Mp≦ 15,000 式(12)
5.0 ≦(Av×Am)≦ 10 式(13)
以下の3種類の単分散ポリスチレン標準試料のTHF溶液を作成し上記の条件で測定を行い、ピークトップの保持時間を単分散ポリスチレン標準試料の光散乱分子量として検量線を作成した。
溶液A:S−7450 2.5mg、S−678 2.5mg、S−46.5 2.5mg、S−2.90 2.5mg、THF 50mL
溶液B:S−3730 2.5mg、S−257 2.5mg、S−19.8 2.5mg、S−0.580 2.5mg、THF 50mL
溶液C:S−1470 2.5mg、S−112 2.5mg、S−6.93 2.5mg、トルエン2.5mg、THF 50mL
検出器にはRI(屈折率)検出器を用いた。
まず前記トナーのTHF可溶分30mgを1mLの重クロロホルムに溶解させ、基準物質として0.05体積%のテトラメチルシラン(TMS)を添加する。溶液を5mm径のNMR測定用ガラス管に充填し、1H−NMR(JNM−AL400/日本電子株式会社製)を用い、23〜25℃環境にて128回積算でNMRスペクトルを得て、ピークの帰属を行い、全アルコール成分と3価以上の脂肪族アルコールのピーク積分比からモル分率を算出した。
まず、トナー1gを秤量し、100mLのTHF中に投入し、25℃の環境下にて撹拌子を用いて6時間撹拌し、トナーの可溶分が溶解した溶解液を得た。次いで、前記溶解液を目開き0.2μmのメンブランフィルターにて濾過して得られた溶解液を、120℃、10kPa以下の環境下で乾燥させ、THF可溶分を得た。
まず、トナー1gを秤量し、100mLのTHF中に投入し、25℃の環境下にて撹拌子を用いて6時間撹拌し、トナーの可溶分が溶解した溶解液を得た。次いで、前記溶解液を目開き0.2μmのメンブランフィルターにて濾過し、濾過物を再び50mLのTHF中に投入し、撹拌子を用いて1時間撹拌した。この作業を3回繰り返し、得られた濾過物を、120℃、10kPa以下の環境下で乾燥させ、THF不溶分を得た。
ソックスレー抽出法を用いる場合は、トナー1質量部に対してTHF100質量部を用い、10時間還流を行い、THF不溶分を分取することで、THF不溶分を得ることができる。
具体的には、まず、対象試料を直径8mm、厚み1mm〜2mmのペレットに成型する。加圧成型の場合には、ペレット内部に空隙が発生しないように十分に加圧を行う。また、必要に応じて試料を加熱溶融させながら成型した。得られた試料は、装置内にセットされた直径8mmのパラレルプレートに固定し、試料のガラス転移温度以上の温度でパラレルプレートに密着させた後、30℃で安定させた。測定は、周波数1Hz(6.28rad/s)、歪み量0.1%(歪み量制御モード)にて、30℃から200℃まで昇温速度2.0℃/minで行った。
前記金属含有化合物は、単独でトナー粒子中や粒子表面に存在していてもよいし、トナーの母体粒子に使用される結着樹脂やその他の原材料と化学反応した状態で存在していてもよい。シリカや酸化チタンといった公知で用いられる外添剤粒子などの表面に存在した状態であっても構わないが、本発明の効果が発揮され難くなるため、トナーの母体粒子上に存在していることが好ましい。
前記塩を構成する陰イオンとしては、例えば、塩化物イオン、臭化物イオン、ヨウ化物イオン、炭酸イオン、硫酸イオンが挙げられ、これらの中でも、塩化マグネシウムや塩化アルミニウム及びその複合体や多量体が好ましい。
前記フッ素化合物としては、特に制限は無く、例えば、フッ素元素を有するポリマーやオリゴマーの類全般、モノマー化合物が挙げられ、特には、公知のフルオロアルキル基を有する化合物、例えばフルオロアルキル基を有する界面活性剤やフルオロアルキル基を有するカップリング剤およびその反応物などが好ましく使用できる。
シランカップリング剤としては、下記式(4)で表されるものを用いることが好ましい。
(1)トナー試料を7質量%およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルを0.5質量%含む水分散液を調製する。
(2)前記水分散液に対し、周波数20Hz、出力80W条件で所定時間超音波ホモジナイズを行い、処理前後でトナー表面の微粒子の脱離状態に変化がなくなるまで繰り返し処理を行う。
超音波ホモジナイザーとしては、商品名:homogenizer、形式VCX750、CV33、SONICS&MATERIALS有限会社製を用いることができる。超音波ホモジナイズは、該水分散液の液温が40℃以上とならないように適時冷却しながら処理を実施するのがよい。
(3)必要に応じて、前記処理条件(2)で得られた超音波ホモジナイズ後の水分散液に対し、ろ紙を用いた吸引ろ過を行い、イオン交換水で洗浄し、再度該吸引ろ過を行い、得られたトナーを乾燥させ、処理後トナーとする。ろ紙としては、商品名:定性ろ紙(No.2、110mm)、アドバンテック東洋株式会社製を用いることができる。また、イオン交換水での洗浄は2回実施し、遊離した無機微粒子を除去後、トナーを乾燥させるのがよい。
本発明においては、X線光電子分光装置AXIS−Ultra(Kratos社製)を用いて測定を実施した。トナー試料は、アルミ皿内に詰め込み、カーボンシートで試料ホルダに接着させた。測定X線源としてはAlα線(出力105W(15kV、7mA))を用い、Hybrid測定モードにて、0.9mm×0.6mmの分析領域を測定した。パスエネルギーはワイドスキャンで160eV(エネルギーステップ1.0eV)、ナロースキャンで40eV(エネルギーステップ0.2eV)とし、また、相対感度係数としては、Kratos社の相対感度係数を用いた。
なお、非金属含有化合物としてフッ素化合物を用いる場合、表面非金属元素量は、得られた試料のXPSスペクトルにて検出される全元素のスペクトルのピーク面積に対する、F(1s)スペクトルのピーク面積の比率から求められる。F(1s)スペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常683〜687eVにて観察される。
また、金属含有化合物としてフッ素化合物を用いる場合、表面金属元素量は、得られた試料のXPSスペクトルにて検出される全元素のスペクトルのピーク面積に対する、金属元素のスペクトルのピーク面積の比率から求められる。Caスペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常337eV〜357eVにて観察される。Mgスペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常1203eV〜1403eVにて観察される。Znスペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常922eV〜1122eVにて観察される。Feスペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常607eV〜807eVにて観察される。Alスペクトルの結合エネルギーは、結合状態にもよるが、通常64eV〜80eVにて観察される。
前記その他の樹脂としては、特に制限はなく、公知の樹脂の中から目的に応じて適宜選択することができる。例えば、ポリスチレン、ポリp−スチレン、ポリビニルトルエン等のスチレン又はその置換体の単重合体、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸共重合隊、スチレン−メタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタアクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタアクリル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプロピル共重合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチレン系共重合体、ポリチメルメタクリレート樹脂、ポリブチルメタクリレート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリアクリル酸樹脂、ロジン樹脂、変性ロジン樹脂、テルペン樹脂、フェノール樹脂、脂肪族又は芳香族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹脂など、及び活性水素基と反応可能な官能基を有するように変性されたこれらの樹脂類が挙げられる。
前記黒色用の着色剤としては、例えば、ファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラック(C.I.ピグメントブラック7)類、銅、鉄(C.I.ピグメントブラック11)、酸化チタン等の金属類、アニリンブラック(C.I.ピグメントブラック1)等の有機顔料などが挙げられる。
前記マゼンタ用着色剤としては、例えばC.I.ピグメントレッド1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、21、22、23、30、31、32、37、38、39、40、41、48、48:1、49、50、51、52、53、53:1、54、55、57、57:1、58、60、63、64、68、81、83、87、88、89、90、112、114、122、123、163、177、179、202、206、207、209、211、269;C.I.ピグメントバイオレット19;C.I.バットレッド1、2、10、13、15、23、29、35などが挙げられる。
前記シアン用の着色剤としては、例えば、C.I.ピグメントブルー2、3、15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16、17、60;C.I.バットブルー6;C.I.アシッドブルー45又フタロシアニン骨格にフタルイミドメチル基を1〜5個置換した銅フタロシアニン顔料、グリーン7、グリーン36などが挙げられる。
前記イエロー用着色剤としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー0−16、1、2、3、4、5、6、7、10、11、12、13、14、15、16、17、23、55、65、73、74、83、97、110、151、154、155、180、185;C.I.バットイエロー1、3、20、オレンジ36などが挙げられる。
前記カルボニル基含有ワックスとしては、例えば、ポリアルカン酸エステル、ポリアルカノールエステル、ポリアルカン酸アミド、ポリアルキルアミド、ジアルキルケトンなどが挙げられる。
前記ポリアルカン酸エステルとしては、例えば、カルナバワックス、モンタンワックス、トリメチロールプロパントリベヘネート、ペンタエリスリトールテトラベヘネート、ペンタエリスリトールジアセテートジベヘネート、グリセリントリベヘネート、1,18−オクタデカンジオールジステアレートなどが挙げられる。前記ポリアルカノールエステルとしては、例えば、トリメリット酸トリステアリル、ジステアリルマレエートなどが挙げられる。前記ポリアルカン酸アミドとしては、例えば、ジベヘニルアミドなどが挙げられる。前記ポリアルキルアミドとしては、例えば、トリメリット酸トリステアリルアミドなどが挙げられる。前記ジアルキルケトンとしては、例えば、ジステアリルケトンなどが挙げられる。これらカルボニル基含有ワックスの中でも、ポリアルカン酸エステルが特に好ましい。
前記ポリオレフィンワッックスとしては、例えば、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックスなどが挙げられる。
前記長鎖炭化水素としては、例えば、パラフィンワッックス、サゾールワックスなどが挙げられる。
前記離型剤の融点としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、50℃〜120℃が好ましく、60℃〜90℃が特に好ましい。前記融点が50℃未満であると、耐熱保存性に悪影響を与えることがあり、120℃を超えると、低温での定着時にコールドオフセットを起こし易いことがある。
前記帯電制御剤は、市販品を使用してもよく、該市販品としては、例えば、第四級アンモニウム塩のボントロンP−51、オキシナフトエ酸系金属錯体のE−82、サリチル酸系金属錯体のE−84、フェノール系縮合物のE−89(いずれもオリエント化学工業社製)、第四級アンモニウム塩モリブデン錯体のTP−302、TP−415(いずれも保土谷化学工業株式会社製)、第四級アンモニウム塩のコピーチャージPSY VP2038、トリフェニルメタン誘導体のコピーブルーPR、第四級アンモニウム塩のコピーチャージ NEG VP2036、コピーチャージ NX VP434(いずれもヘキスト社製);LRA−901、ホウ素錯体であるLR−147(日本カーリット株式会社製);キナクリドン、アゾ系顔料、その他スルホン酸基、カルボキシル基、四級アンモニウム塩等の官能基を有する高分子系の化合物などが挙げられる。
前記帯電制御剤は、前記マスターバッチと共に溶融混練させた後、溶解乃至分散させてもよく、あるいは前記トナーの各成分と共に、溶解乃至分散させる際に添加してもよく、あるいはトナー粒子製造後にトナー表面に固定させてもよい。
前記帯電制御剤の前記トナーにおける含有量としては、前記結着樹脂の種類、添加剤の有無、分散方法等により異なり、一概に規定することができないが、例えば、前記結着樹脂100質量部に対し、0.1質量部〜10質量部が好ましく、0.2質量部〜5質量部がより好ましい。前記含有量が、0.1質量部未満であると、帯電制御性が得られないことがあり、10質量部を超えると、トナーの帯電性が大きくなりすぎ、主帯電制御剤の効果を減退させて、現像ローラとの静電的吸引力が増大し、現像剤の流動性低下や画像濃度の低下を招くことがある。
前記外添剤の添加量としては、前記トナーに対し0.1質量%〜5質量%が好ましく、0.3質量%〜3質量%がより好ましい。
前記層状無機鉱物は、厚み数nmの層が重ね合わさって形成される層状の無機鉱物である。前記層状無機鉱物は、層状無機鉱物の層間に存在するイオンの少なくとも一部が有機物イオンで変性された有機変性層状無機鉱物であってもよい。前記「変性された」とは、前記層状無機鉱物の層間に存在するイオンに有機物イオンを導入することと同義であり、広義にはインターカレーションである。
前記層状無機鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、スメクタイト群粘土鉱物(モンモリロナイト、サポナイト、ヘクトライト等)、カオリン群粘土鉱物(カオリナイト等)、ベントナイト、アタパルジャイト、マガディアイト、カネマイトなどが挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記有機変性層状無機鉱物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、これらの前記層状無機鉱物の層間に存在するイオンの少なくとも一部が有機物イオンで変性された有機変性層状無機鉱物などが挙げられる。これらの中でも、スメクタイト系の基本結晶構造を持つスメクタイト群粘土鉱物の層間のイオンの少なくとも一部が有機カチオンで変性されたものが、トナー表面近傍における分散安定性の観点で好ましく、モンモリロナイトの層間のイオンの少なくとも一部が有機カチオンで変性されたもの、ベントナイトの層間のイオンの少なくとも一部が有機カチオンで変性されたものが特に好ましい。前記有機変性層状無機鉱物としては、市販品を用いることができる。該市販品としては、例えば、Bentone 3、Bentone 38、Bentone 38V(以上、レオックス社製)、チクソゲルVP(United catalyst社製)、クレイトン34、クレイトン40、クレイトンXL(以上、サザンクレイ社製)等のクオタニウム18ベントナイト;Bentone 27(レオックス社製)、チクソゲルLG(United catalyst社製)、クレイトンAF、クレイトンAPA(以上、サザンクレイ社製)等のステアラルコニウムベントナイト;クレイトンHT、クレイトンPS(以上、サザンクレイ社製)等のクオタニウム18/ベンザルコニウムベントナイト;クレイトンHY(サザンクレイ社製)等の有機変性モンモリロナイト;ルーセンタイトSPN(コープケミカル社製)等の有機変性スクメタイトなどが挙げられる。これらの中でも、クレイトンAF、クレイトンAPAが特に好ましい。
前記水系媒体中にてトナー粒子を造粒するケミカル工法としては、例えば、モノマーを出発原料として製造する懸濁重合法、乳化重合法、シード重合法、分散重合法等;樹脂や樹脂前駆体を有機溶剤などに溶解して水系媒体中にて分散乃至乳化させる溶解懸濁法;樹脂や樹脂前駆体と適当な乳化剤からなる溶液に水を加えて転相させる転相乳化法;これらの工法によって得られた樹脂粒子を水系媒体中に分散させた状態で凝集させて加熱溶融等により所望サイズの粒子に造粒する凝集法などが挙げられる。特に、THFに可溶なポリエステル樹脂と、不溶なポリエステル樹脂をトナー中に含有させることが比較的に容易である溶解懸濁法がより好ましい。
前記界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、リン酸エステル等の陰イオン界面活性剤;アルキルアミン塩、アミノアルコール脂肪酸誘導体、ポリアミン脂肪酸誘導体、イミダゾリン等のアミン塩型や、アルキルトリメチルアンモニム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩、ピリジニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、塩化ベンゼトニウム等の四級アンモニウム塩型の陽イオン界面活性剤;脂肪酸アミド誘導体、多価アルコール誘導体等の非イオン界面活性剤;アラニン、ドデシルジ(アミノエチル)グリシン、ジ(オクチルアミノエチル)グリシン、N−アルキル−N,N−ジメチルアンモニウムべタイン等の両性界面活性剤などが挙げられる。
前記無機分散剤としては、例えば、リン酸三カルシウム、炭酸カルシウム、酸化チタン、コロイダルシリカ、ハイドロキシアパタイトなどが用いられる。
前記有機樹脂微粒子を形成する樹脂としては、水性分散体を形成しうる樹脂であれば、いかなる樹脂であっても使用でき、熱可塑性樹脂であっても熱硬化性樹脂であってもよいが、例えば、ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ケイ素系樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、アニリン樹脂、アイオノマー樹脂、ポリカーボネート樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
前記芯材の粒径としては、平均粒径(重量平均粒径(D50))で、10μm〜200μmが好ましく、40μm〜100μmがより好ましい。前記平均粒径(重量平均粒径(D50))が、10μm未満であると、キャリア粒子の分布において、微粉系が多くなり、1粒子当たりの磁化が低くなってキャリア飛散を生じることがあり、200μmを超えると、比表面積が低下し、トナーの飛散が生じることがあり、ベタ部分の多いフルカラーでは、特にベタ部の再現が悪くなることがある。
前記樹脂層には、必要に応じて導電粉等を含有させてもよく、該導電粉としては、例えば、金属粉、カーボンブラック、酸化チタン、酸化錫、酸化亜鉛などが挙げられる。これらの導電粉の平均粒子径としては、1μm以下が好ましい。前記平均粒子径が1μmを超えると、電気抵抗の制御が困難になることがある。
本発明におけるトナー収容ユニットとは、トナーを収容する機能を有するユニットに、トナーを収容したものをいう。ここで、トナー収容ユニットの態様としては、トナー収容容器、現像器、プロセスカートリッジが挙げられる。
トナー収容容器とは、トナーを収容した容器をいう。
現像器は、トナーを収容し現像する手段を有するものをいう。
プロセスカートリッジとは、少なくとも静電潜像担持体と現像手段とを一体とし、トナーを収容し、画像形成装置に対して着脱可能であるものをいう。前記プロセスカートリッジは、さらに帯電手段、露光手段及びクリーニング手段から選ばれる少なくとも一つを備えていてもよい。
静電潜像担持体101としては、後述する画像形成装置と同様なものを用いることができる。また帯電装置102には、任意の帯電部材が用いられる。
図1に示すプロセスカートリッジによる画像形成プロセスについて説明する。静電潜像担持体101は、時計回りに回転しながら、帯電装置102による帯電、露光手段(図示せず)による露光103により、その表面に露光像に対応する静電潜像が形成される。
この静電潜像は、現像装置104でトナー現像され、該トナー現像は転写ローラ108により、記録紙105に転写され、プリントアウトされる。次いで、像転写後の潜像担持体表面は、クリーニング部107によりクリーニングされ、さらに除電手段(図示せず)により除電されて、再び、以上の操作を繰り返すものである。
本発明に用いられる画像形成方法は、好ましくは一成分現像方式によって画像を形成する工程を有し、静電潜像形成工程(帯電工程と露光工程)と、現像工程と、転写工程と、定着工程とを有し、さらに必要に応じて適宜選択したその他の工程、例えば、除電工程、クリーニング工程、リサイクル工程、制御工程等を含む。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段(帯電手段と露光手段)と、前記静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像手段と、前記可視像を記録媒体上に転写する転写手段と、該記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着手段とを少なくとも有する。さらに必要に応じて適宜選択したその他の手段、例えば、除電手段、クリーニング手段、リサイクル手段、制御手段等を有する。
前記静電潜像形成工程は、静電潜像担持体上に静電潜像を形成する工程である。
前記静電潜像担持体(「電子写真感光体」、「感光体」と称することがある)としては、その材質、形状、構造、大きさ、等について特に制限はなく、公知のものの中から適宜選択することができる。その形状としてはドラム状が好適に挙げられ、その材質としては、例えばアモルファスシリコン、セレン等の無機感光体、ポリシラン、フタロポリメチン等の有機感光体(OPC)、等が挙げられる。これらの中でも、より高精細な画像が得られる点で、有機感光体(OPC)が好ましい。
前記静電潜像形成手段は、例えば、前記静電潜像担持体の表面を一様に帯電させる帯電手段(帯電器)と、前記静電潜像担持体の表面を像様に露光する露光手段(露光器)とを少なくとも備える。
前記帯電器としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、導電性又は半導電性のロール、ブラシ、フィルム、ゴムブレード等を備えたそれ自体公知の接触帯電器、コロトロン、スコロトロン等のコロナ放電を利用した非接触帯電器、等が挙げられる。
前記帯電器としては、静電潜像担持体に接触乃至非接触状態で配置され、直流及び交流電圧を重畳印加することによって静電潜像担持体表面を帯電するものが好ましい。
また、前記帯電器が、静電潜像担持体にギャップテープを介して非接触に近接配置された帯電ローラであり、該帯電ローラに直流並びに交流電圧を重畳印加することによって静電潜像担持体表面を帯電するものが好ましい。
前記露光器としては、前記帯電器により帯電された前記静電潜像担持体の表面に、形成すべき像様に露光を行うことができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、複写光学系、ロッドレンズアレイ系、レーザー光学系、液晶シャッタ光学系、等の各種露光器が挙げられる。
なお、本発明においては、前記静電潜像担持体の裏面側から像様に露光を行う光背面方式を採用してもよい。
前記現像工程は、前記静電潜像を、前記トナーを用いて現像して可視像を形成する工程である。
前記可視像の形成は、例えば、前記静電潜像を前記トナーを用いて現像することにより行うことができ、前記現像手段により行うことができる。
前記現像手段は、例えば、前記トナーを収容し、前記静電潜像に該トナーを接触又は非接触的に付与可能な現像器を少なくとも有するものが好適であり、トナー入り容器を備えた現像器等がより好ましい。
前記現像器内では、例えば、前記トナーが混合攪拌され、その際の摩擦により該トナーが帯電し、回転するマグネットローラの表面に穂立ち状態で保持され、磁気ブラシが形成される。該マグネットローラは、前記静電潜像担持体(感光体)近傍に配置されているため、該マグネットローラの表面に形成された前記磁気ブラシを構成する前記トナーの一部は、電気的な吸引力によって該静電潜像担持体(感光体)の表面に移動する。その結果、前記静電潜像が該トナーにより現像されて該静電潜像担持体(感光体)の表面に該トナーによる可視像が形成される。
前記転写工程は、前記可視像を記録媒体に転写する工程であるが、中間転写体を用い、該中間転写体上に可視像を一次転写した後、該可視像を前記記録媒体上に二次転写する態様が好ましく、前記トナーとして二色以上、好ましくはフルカラートナーを用い、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写工程と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写工程とを含む態様がより好ましい。
前記転写は、例えば、前記可視像を転写帯電器を用いて前記静電潜像担持体(感光体)を帯電することにより行うことができ、前記転写手段により行うことができる。前記転写手段としては、可視像を中間転写体上に転写して複合転写像を形成する第一次転写手段と、該複合転写像を記録媒体上に転写する第二次転写手段とを有する態様が好ましい。
なお、前記中間転写体としては、特に制限はなく、目的に応じて公知の転写体の中から適宜選択することができ、例えば、転写ベルト等が好適に挙げられる。
前記転写器としては、コロナ放電によるコロナ転写器、転写ベルト、転写ローラ、圧力転写ローラ、粘着転写器、等が挙げられる。
なお、前記記録媒体としては、特に制限はなく、公知の記録媒体(記録紙)の中から適宜選択することができる。
前記定着工程は、記録媒体に転写された可視像を定着装置を用いて定着させる工程であり、各色の現像剤に対し前記記録媒体に転写する毎に行ってもよいし、各色の現像剤に対しこれを積層した状態で一度に同時に行ってもよい。
前記定着装置としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、公知の加熱加圧手段が好適である。前記加熱加圧手段としては、加熱ローラと加圧ローラとの組合せ、加熱ローラと加圧ローラと無端ベルトとの組合せ、等が挙げられる。
前記定着装置が、発熱体を具備する加熱体と、該加熱体と接触するフィルムと、該フィルムを介して前記加熱体と圧接する加圧部材とを有し、前記フィルムと前記加圧部材の間に未定着画像を形成させた記録媒体を通過させて加熱定着する手段であることが好ましい。前記加熱加圧手段における加熱は、通常、80℃〜200℃が好ましい。
なお、本発明においては、目的に応じて、前記定着工程及び定着手段と共にあるいはこれらに代えて、例えば、公知の光定着器を用いてもよい。
前記除電工程は、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加して除電を行う工程であり、除電手段により好適に行うことができる。
前記除電手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体に対し除電バイアスを印加することができればよく、公知の除電器の中から適宜選択することができ、例えば、除電ランプ等が好適に挙げられる。
前記クリーニング手段としては、特に制限はなく、前記静電潜像担持体上に残留する前記トナーを除去することができればよく、公知のクリーナの中から適宜選択することができ、例えば、磁気ブラシクリーナ、静電ブラシクリーナ、磁気ローラクリーナ、ブレードクリーナ、ブラシクリーナ、ウエブクリーナ等が好適に挙げられる。
前記制御工程は、前記各工程を制御する工程であり、各工程は制御手段により好適に行うことができる。
前記制御手段としては、前記各手段の動きを制御することができる限り特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シークエンサー、コンピュータ等の機器が挙げられる。
スタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置400に原稿をセットした場合は、原稿が搬送されてコンタクトガラス32上へと移動された後で、一方、コンタクトガラス32上に原稿をセットした場合は、直ちに、スキャナ300が駆動し、光源を備える第1走行体33及びミラーを備える第2走行体34が走行する。このとき、第1走行体33から照射された光の原稿面からの反射光を第2走行体34で反射した後、結像レンズ35を介して、読み取りセンサ36で受光することにより、原稿が読み取られ、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの画像情報が得られる。
各色の画像形成ユニット120で形成された各色のトナー像は、ローラ14、15及び16に張架されて移動する中間転写体50上に順次転写(一次転写)され、重ね合わされて複合トナー像が形成される。
<ポリエステル樹脂(L1)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸12質量部、テレフタル酸53質量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物61質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加物99質量部、トリメチロールプロパン0.68重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.45質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させた後、無水トリメリット酸1.5重量部を入れ、常圧にて180℃で3時間反応させ、[ポリエステル樹脂L1]を得た。
得られた樹脂の特性値を表1に示した。
<ポリエステル樹脂(L2)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸12質量部、テレフタル酸53質量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物61質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加物99質量部、トリメチロールプロパン0.72重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.45質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させた後、無水トリメリット酸1.5重量部を入れ、常圧にて180℃で3時間反応させ、[ポリエステル樹脂L2]を得た。
得られた樹脂の特性値を表1に示した。
<ポリエステル樹脂(L3)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸12質量部、テレフタル酸53質量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物61質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加物99質量部、トリメチロールプロパン1.74重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.46質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させた後、無水トリメリット酸1.5重量部を入れ、常圧にて180℃で3時間反応させ、[ポリエステル樹脂L3]を得た。
得られた樹脂の特性値を表1に示した。
<ポリエステル樹脂(L4)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸9質量部、テレフタル酸56質量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物76質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加物83質量部、トリメチロールプロパン2.45重量部、ペンタエリスリトール0.83重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.46質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させた後、無水トリメリット酸1.5重量部を入れ、常圧にて180℃で3時間反応させ、[ポリエステル樹脂L4]を得た。
得られた樹脂の特性値を表1に示した。
<結晶性ポリエステル樹脂(C1)の製造>
窒素導入管、脱水管、攪拌器及び熱伝対を装備した5Lの四つ口フラスコに、ドデカン二酸、及び1,6−ヘキサンジオールを、水酸基とカルボキシル基とのモル比であるOH/COOHが0.9となるように仕込み、チタンテトライソプロポキシド(樹脂成分に対して500ppm)と共に、180℃で10時間反応させた後、200℃に昇温して3時間反応させ、更に8.3kPaの圧力にて2時間反応させて[結晶性ポリエステル樹脂C1]を得た。
得られた樹脂の特性値を表2に示した。
<プレポリマー(H1)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸15質量部、テレフタル酸50質量部、ビスフェノールAのエチレンオキサイド2モル付加物121質量部、ビスフェノールAのプロピレンオキサイド2モル付加物33質量部、無水トリメリット酸1.5重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.44質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させ、[中間体ポリエステル1]を得た。
次いで、冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、[中間体ポリエステル1]と、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を、IPDIのイソシアネート基と[中間体ポリエステル1]の水酸基のモル比(NCO/OH)が、2.1となる量を入れ、50%酢酸エチル溶液となるように酢酸エチルを加えて溶解した。その後、窒素気流下にて80℃まで昇温し、NCO%が0.85%となるまで反応させ、ポリエステル樹脂の反応前駆体である[プレポリマーH1]の酢酸エチル溶液を得た。
なお、前記NCO%は、三角フラスコに得られた反応前駆体の酢酸エチル溶液2.0gを入れ、0.1Mに調整されたジブチルアミンのN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)溶液を15mL加えて十分に撹拌し、次いでTHF85mL、ブロモフェノールブルー液を滴下し、0.1Mに調整された塩酸のメタノール溶液にて滴定を行って算出した。
得られた樹脂の特性値を表3に示した。
<プレポリマー(H2)の製造>
冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、アジピン酸35質量部、イソフタル酸27質量部、3−メチル−1,5−ペンタンジオール57重量部、トリメチロールプロパン2.1重量部、縮合触媒としてオルトチタン酸テトラブチル0.24質量部を入れ、窒素気流下にて2時間かけて200℃まで昇温し、更に8時間かけて230℃まで昇温し、生成する水を留去しながら1時間反応させた。更に、5mmHg〜15mmHgの減圧下にて3時間反応させ、[中間体ポリエステル2]を得た。
次いで、冷却管、撹拌機及び窒素導入管を装備した反応槽中に、[中間体ポリエステル2]と、イソホロンジイソシアネート(IPDI)を、IPDIのイソシアネート基と[中間体ポリエステル2]の水酸基のモル比(NCO/OH)が、2.1となる量を入れ、50%酢酸エチル溶液となるように酢酸エチルを加えて溶解した。その後、窒素気流下にて80℃まで昇温し、NCO%が0.85%となるまで反応させ、ポリエステル樹脂の反応前駆体である[プレポリマーH2]の酢酸エチル溶液を得た。
なお、前記NCO%は、製造例6と同様にして算出した。得られた樹脂の特性値を表3に示した。
<着色剤マスターバッチ(P1)〜(P4)の製造>
[ポリエステル樹脂L1]100質量部、シアン顔料(C.I.Pigment blue 15:3)100質量部、及びイオン交換水50質量部をよく混合して、オープンロール型混練機(ニーデックス/三井鉱山(株)製)にて混練を行った。混練温度は80℃で行い、その後、120℃まで昇温し、水を除去し、樹脂と顔料の比率(質量比)が1:1である[着色剤マスターバッチ(P1)]を得た。
[ポリエステル樹脂L1]を[ポリエステル樹脂L2]〜[ポリエステル樹脂L4]に変更したこと以外は[着色剤マスターバッチ(P1)]と同様にして、[着色剤マスターバッチ(P2)]〜[着色剤マスターバッチ(P4)]を得た。
<ワックス分散液の製造>
冷却管、温度計及び撹拌機を装備した反応容器に、エステルワックス(WEP−3(融点73℃)、日油社製)20質量部、及び酢酸エチル80質量部を入れ、78℃に加熱して充分溶解し、撹拌しながら1時間で30℃まで冷却を行った後、さらにウルトラビスコミル(アイメックス製)にて、送液速度1.0Kg/hr、ディスク周速度:10m/秒間、0.5mmジルコニアビーズ充填量80体積%、パス数6回の条件で湿式粉砕し、酢酸エチルを加えて固形分濃度を調整し、固形分濃度20%の[ワックス分散液]を作製した。
<結晶性ポリエステル樹脂分散液の製造>
冷却管、温度計及び撹拌機を装備した反応容器に、[結晶性ポリエステル樹脂C1]20質量部、及び酢酸エチル80質量部を入れ、78℃に加熱して充分溶解し、撹拌しながら1時間で30℃まで冷却を行った後、さらにウルトラビスコミル(アイメックス製)にて、送液速度1.0Kg/hr、ディスク周速度:10m/秒間、0.5mmジルコニアビーズ充填量80体積%、パス数6回の条件で湿式粉砕し、酢酸エチルを加えて固形分濃度を調整し、固形分濃度20%の[結晶性ポリエステル分散液]を作製した。
<粒径制御剤[樹脂微粒子エマルション]の製造>
冷却管、温度計及び撹拌機を装備した反応容器に、水683部、メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルのナトリウム塩(エレミノールRS−30、三洋化成工業製)11部、スチレン83部、メタクリル酸83部、アクリル酸ブチル110部、過硫酸アンモニウム1部を仕込み、400回転/分で15分間撹拌した後、75℃まで昇温し5時間反応させた。さらに1%過硫酸アンモニウム水溶液30部加え、75℃で5時間加熱し、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸ブチル−メタクリル酸エチレンオキサイド付加物硫酸エステルナトリウム塩の共重合体からなる粒径制御剤[樹脂微粒子エマルション]を得た。[樹脂微粒子エマルション]をLA−920で測定した体積平均粒径は、50nmであった。
<キャリアの製造>
芯材として、Mnフェライト粒子(重量平均径:35μm)5,000質量部、並びに、被覆材として、トルエン300質量部、ブチルセロソルブ300重量部、アクリル樹脂溶液(組成比 メタクリル酸:メタクリル酸メチル:2−ヒドロキシエチルアクリレート=5:9:3、固形分50質量%トルエン溶液、Tg38℃)60重量部、N−テトラメトキシメチルベンゾグアナミン樹脂溶液(重合度1.5、固形分77質量%トルエン溶液)15重量及びアルミナ粒子(平均一次粒子径0.30μm)15重量をスターラーで10分間分散して調製されたコート液を用いて、前記芯材とこのコート液と流動床内において回転式底板ディスクと攪拌羽根を設けた旋回流を形成させながらコートを行うコーティング装置に投入して、当該コート液を芯材上に塗布した。得られた塗布物を電気炉で220℃、2時間の条件で焼成し、[キャリア]を得た。
<トナー1の製造>
撹拌機、及び温度計をセットした容器内に、イオン交換水75質量部、カルボキシメチルセルロースナトリウム1質量部、ドデシルジフェニルエーテルジスルホン酸ナトリウムの48.5%水溶液(エレミノールMON−7、三洋化成工業製)16質量部、及び酢酸エチル5質量部を混合撹拌させ、更に[樹脂微粒子エマルション]を、[樹脂微粒子エマルション]の固形分0.3部相当量を加えて水相溶液を作製した。
次に、温度計及び攪拌機を装備した別の容器に、[ポリエステル樹脂L1]84質量部、[ワックス分散液]25質量部、[結晶性ポリエステル樹脂分散液]25質量部、[着色剤マスターバッチ(P1)]12質量部を入れ、固形分濃度が30質量%になるように酢酸エチルを加え、撹拌して十分に溶解させた。更に、TK式ホモミキサー(特殊機化株式会社製)を用いて回転数8,000rpmで撹拌し、均一に溶解、分散させた。更に、イソホロンジアミン(IPDA)を、IPDAのアミノ基と[プレポリマーH1]のイソシアネート基のモル比(NH2/NCO)が、0.98となる量を入れ、TK式ホモミキサーを用いて回転数8,000rpmで30秒間撹拌し、次いで、50%酢酸エチル溶液に調整した[プレポリマーH1]20質量部を加え、TK式ホモミキサーを用いて回転数8,000rpmで30秒間撹拌し、[油相1]を得た。
[油相1]は調整後、即座に前記水相中に[油相1]50質量部を加え、液温30℃〜40℃にてTKホモミキサー(特殊機化株式会社製)で回転数12,000rpmで1分間混合し、乳化スラリーを得た。
次いで、撹拌機、窒素導入管及び温度計をセットした別の容器内に、得られた乳化スラリーを入れ、撹拌しながら50℃まで昇温し、窒素気流下にて酢酸エチルを留去し、10質量%水酸化ナトリウム水溶液を添加してスラリーのpHを12に調整し、45℃環境にて10時間加熱することで、油滴表面に付着している粒径制御剤を溶解させて取り除き、吸引濾過して固形分を得た。
得られた固形分は、以下の(1)〜(5)の操作を行い、表面処理および洗浄処理を行った。
(1)固形分にイオン交換水100質量部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数6,000rpmで5分間)した後濾過し、固形分を得た。
(2)前記(1)で得られた固形分に10質量%水酸化ナトリウム水溶液100質量部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数6,000rpmで10分間)した後、減圧濾過し、固形分を得た。
(3)前記(2)で得られた固形分に10質量%塩酸100質量部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数6,000rpmで5分間)した後濾過し、固形分を得た。
(4)次いで、撹拌機、窒素導入管及び温度計をセットした別の容器内に、前記(3)で得られた固形分とイオン交換水300質量部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数6,000rpmで5分間)した後、トリフルオロプロピルトリメトキシシラン(信越化学社製)をトナー母体粒子に対して0.01質量%を加え、塩化カルシウム(東京化成社製)をトナー母体粒子に対して0.36質量%を加え、50℃で撹拌しながら2時間撹拌した後濾過し、固形分を得た。
(5)前記(3)で得られた固形分にイオン交換水300質量部を加え、TKホモミキサーで混合(回転数6,000rpmで5分間)した後濾過する操作を2回行い、固形分を得た。
洗浄処理した固形分を、循風乾燥機にて45℃で48時間乾燥した。その後目開き75μmメッシュで篩い、[トナー母体粒子1]を作製した。
得られた[トナー母体粒子1]100質量部に、疎水性シリカ(HDK−2000(ワッカー・ケミー社製))1.0質量部、酸化チタン(MT−150IB(テイカ社製))0.3質量部を、ヘンシェルミキサーを用いて混合して、[トナー1]を作成した。
得られたトナーの処方構成、特性値、品質評価の結果を、表4および表5に示した。
[キャリア]100質量部に対し、[トナー1]7質量部を、容器が転動して攪拌される型式のターブラーミキサー(ウィリー・エ・バッコーフェン(WAB)社製)を用いて48rpmで5分間均一混合し、二成分現像剤である[現像剤1]を得た。
また、以上作製した二成分現像剤について、接触帯電方式、二成分現像方式、二次転写方式、ブレードクリーニング方式、及び外部加熱のローラ定着方式を採用した間接転写方式のタンデム型画像形成装置(画像形成装置A)の現像ユニットに装填して画像形成を行い、性能評価を行った。評価結果を表5に示した。
トリフルオロプロピルトリメトキシシランの処理量をトナー母体粒子に対して0.013質量%に、塩化カルシウムの処理量をトナー母体粒子に対して0.44質量%に替えたこと以外は、実施例1のトナー1の製造と同様にして、[トナー2]を作成した。
次いで、[トナー2]を使用するように替えたこと以外は、実施例1の現像剤1の製造と同様にして、[現像剤2]を作成した。
トリフルオロプロピルトリメトキシシランの処理量をトナー母体粒子に対して0.013質量%に、塩化カルシウムの処理量をトナー母体粒子に対して0.80質量%に替えたこと以外は、実施例1のトナー1の製造と同様にして、[トナー3]を作成した。
次いで、[トナー3]を使用するように替えたこと以外は、実施例1の現像剤1の製造と同様にして、[現像剤3]を作成した。
トリフルオロプロピルトリメトキシシランの処理量をトナー母体粒子に対して0.026質量%に、塩化カルシウムの処理量をトナー母体粒子に対して2.00質量%に替えたこと以外は、実施例1のトナー1の製造と同様にして、[トナー4]を作成した。
次いで、[トナー4]を使用するように替えたこと以外は、実施例1の現像剤1の製造と同様にして、[現像剤4]を作成した。
トリフルオロプロピルトリメトキシシランの処理量をトナー母体粒子に対して0.032質量%に、塩化カルシウムの処理量をトナー母体粒子に対して3.00質量%に替えたこと以外は、実施例1のトナー1の製造と同様にして、[トナー5]を作成した。
次いで、[トナー5]を使用するように替えたこと以外は、実施例1の現像剤1の製造と同様にして、[現像剤5]を作成した。
[ポリエステル樹脂L1]の代わりに[ポリエステル樹脂L2]を使用するように替えたこと以外は、実施例3のトナー3の製造と同様にして、[トナー6]を作成した。
次いで、[トナー6]を使用するように替えたこと以外は、実施例3の現像剤3の製造と同様にして、[現像剤6]を作成した。
[ポリエステル樹脂L1]の代わりに[ポリエステル樹脂L4]を使用するように替えたこと以外は、実施例3のトナー3の製造と同様にして、[トナー7]を作成した。
次いで、[トナー7]を使用するように替えたこと以外は、実施例3の現像剤3の製造と同様にして、[現像剤7]を作成した。
[ポリエステル樹脂L1]の代わりに[ポリエステル樹脂L3]を使用するように替えたこと以外は、実施例3のトナー3の製造と同様にして、[トナー8]を作成した。
次いで、[トナー8]を使用するように替えたこと以外は、実施例3の現像剤3の製造と同様にして、[現像剤8]を作成した。
[プレポリマーH1]の代わりに[プレポリマーH2]を使用するように替えたこと以外は、実施例8のトナー8の製造と同様にして、[トナー9]を作成した。
次いで、[トナー9]を使用するように替えたこと以外は、実施例8の現像剤8の製造と同様にして、[現像剤9]を作成した。
トリフルオロプロピルトリメトキシシランの処理量をトナー母体粒子に対して0.011質量%に、塩化カルシウムの処理量をトナー母体粒子に対して0.30質量%に替えたこと以外は、実施例1のトナー1の製造と同様にして、[トナー10]を作成した。
次いで、[トナー10]を使用するように替えたこと以外は、実施例1の現像剤1の製造と同様にして、[現像剤10]を作成した。
以下に、本発明におけるトナーおよび現像剤の品質評価の方法について詳細を説明する。
現像剤を画像形成装置imagio Neo 450改造機(株式会社リコー製)に装填し、再生紙((株)NBSリコー製、再生紙 資源 タイプA、平滑度34s)に、7%チャートの文字画像を印字し、S型摩擦試験器 SUTHERLAND2000 Rub TESTER(Danilee Co.社製)を用いて、加重800gにて上記再生紙で文字画像を50回摺擦し、画像の汚れ具合を下記基準でランク評価を行い、防汚染性を評価した。
また、上述の平滑度とは、紙の表面性を表す指標であり、通常普通紙と言われるものでは、40sより大きく、150s程度までであるが、この範囲では通常の既知のトナーでも十分に定着性を得ることが可能である。しかし、平滑度が40s以下のような表面の粗い紙の場合には、定着性が不十分となりやすい。なお、平滑度の測定方法は、JIS P8119(紙及び板紙−ベック平滑度試験機による平滑度試験方法)に準じて行われる。
〔評価基準〕
◎:全く画像が汚れない
○:目視では殆ど判別できない程の汚れが発生
△:僅かに気になる程度の汚れが発生
×:明らかに問題となる汚れが発生(従来のトナー並)
××:明らかに問題となり使用が難しい程の汚れが発生
現像剤を画像形成装置imagio Neo 450改造機(株式会社リコー製)に装填し、トナーの定着下限温度より10℃高い温度に定着ベルトの温度を設定し、単色モードにて、転写紙(株式会社リコー製、タイプ6200)の両面上に、転写後のトナー付着量が0.40±0.1mg/cm2の全面ベタ画像を、A4横方向に1ジョブあたり5枚出力のサイクルで20枚連続両面出力し、得られた定着画像表面に発生した画像搬送傷(図4、反転装置28の部材との接触によって発生する)の程度をランク見本と比較して評価を行った。評価結果は出力した20枚の画像のおもて面全ての評価結果の平均値とした。なお、定着装置のニップ部を通過する速度は280mm/sで実施した。
〔評価基準〕
◎:ランク5、搬送傷が全く発生しない
○:ランク4、目視する角度によっては搬送傷がごく僅かに認識できるが、許容できる
△:ランク3、搬送傷が僅かに認識できるが、許容できる
×:ランク2、搬送傷がはっきりと認識でき、許容できない(従来技術レベル)
××:ランク1、明らかな搬送傷が発生しており、全く許容できない
現像剤を画像形成装置imagio Neo 450改造機(株式会社リコー製)に装填し、単色モードにて、転写紙(リコービジネスエキスパート株式会社製、複写印刷用紙<70>)上に、転写後のトナー付着量が0.85±0.1mg/cm2のベタ画像(画像サイズ3cm×8cm)を作像し、定着ベルトの温度を変化させて定着を行い、得られた定着画像表面を描画試験器AD−401(上島製作所製)を用いて、ルビー針(先端半径260μmR〜320μmR、先端角60度)、荷重50gで描画し、繊維(ハニコット#440、ハニロン社製)で描画表面を強く5回擦り、画像の削れが殆ど無くなる定着ベルト温度をもって定着下限温度とした。また、ベタ画像は転写紙上において、通紙方向先端から3.0cmの位置に作成した。なお、定着装置のニップ部を通過する速度は、280mm/sである。定着下限温度が低い程、低温定着性に優れる。
〔評価基準〕
◎:定着下限温度が110℃以下
○:定着下限温度が110℃超120℃以下
△:定着下限温度が120℃超130℃以下
×:定着下限温度が130℃超140℃以下
××:定着下限温度が140℃超
各評価の結果を◎:3点、○:2点、△:1点、×:0点、××:0点
とした場合の合計点のうち、
◎◎:9点かつ×がなきこと
◎:8〜7点かつ×がなきこと
○:6〜5点かつ×がなきこと
△:〜4点かつ×がなきこと。
×:いずれかの評価で×、××の評価があること。
10K ブラック用静電潜像担持体
10Y イエロー用静電潜像担持体
10M マゼンタ用静電潜像担持体
10C シアン用静電潜像担持体
14 ローラ
15 ローラ
16 ローラ
17 クリーニング装置
18 画像形成手段
20 帯電ローラ
21 露光装置
22 二次転写装置
23 ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 シート反転装置
32 コンタクトガラス
33 第1走行体
34 第2走行体
35 結像レンズ
36 読み取りセンサ
40 現像装置
41 現像ベルト
42K 現像剤収容部
42Y 現像剤収容部
42M 現像剤収容部
42C 現像剤収容部
43K 現像剤供給ローラ
43Y 現像剤供給ローラ
43M 現像剤供給ローラ
43C 現像剤供給ローラ
44K 現像ローラ
44Y 現像ローラ
44M 現像ローラ
44C 現像ローラ
45K ブラック現像ユニット
45Y イエロー現像ユニット
45M マゼンタ現像ユニット
45C シアン現像ユニット
49 レジストローラ
50 中間転写ベルト
51 ローラ
52 分離ローラ
53 手差し給紙路
54 手差しトレイ
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排出トレイ
58 コロナ帯電装置
60 クリーニング装置
61 現像装置
62 転写ローラ
63 感光体クリーニング装置
64 除電ランプ
70 除電ランプ
80 転写ローラ
90 クリーニング装置
95 転写紙
100A、100B、100C 画像形成装置
101 静電潜像担持体
102 帯電装置
103 露光装置からの露光
104 現像装置
105 記録紙
107 クリーニング部
108 転写ローラ
120 画像形成ユニット
130 原稿台
142 給紙ローラ
143 ペーパーバンク
144 給紙カセット
145 分離ローラ
146 給紙路
147 搬送ローラ
148 給紙路
150 複写装置本体
160 帯電ローラ
200 給紙テーブル
300 スキャナ
400 原稿自動搬送装置(ADF)
Claims (10)
- 結着樹脂および離型剤を含み、前記結着樹脂として飽和脂肪族ジカルボン酸に由来する構成単位と飽和脂肪族ジオールに由来する構成単位とを有する結晶性ポリエステル樹脂を含有するトナーであって、
前記トナーを、超音波ホモジナイザーにより下記の微粒子除去処理した後の処理後トナーのX線光電子分光法(XPS)によって測定される2価以上の金属元素に由来する表面金属元素量とハロゲン元素に由来する表面非金属元素量とが下記式(A)を満たすトナー。
表面金属元素量>表面非金属元素量 式(A)
微粒子除去処理:
前記トナーを7質量%およびポリオキシアルキレンアルキルエーテルを0.5質量%含む水分散液を周波数20Hz、出力80W条件で超音波ホモジナイズを行い、処理前後でトナー表面の微粒子の脱離状態に変化がなくなるまで繰り返し処理を行う。 - 前記処理後トナーのX線光電子分光法(XPS)によって測定される2価以上の金属元素に由来する表面金属元素量が0.21〜1.00atm%であり、ハロゲン元素に由来する表面非金属元素量が0.20〜0.50atm%であることを特徴とする請求項1に記載のトナー。
- 前記トナーのテトラヒドロフラン可溶分(THF可溶分)として、3価以上の脂肪族アルコールを有するポリエステル樹脂を含有することを特徴とする請求項1または2に記載のトナー。
- 前記トナーのTHF可溶分のGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)によって測定される分子量分布における最大ピークトップ分子量(Mp)、前記THF可溶分における3価以上の脂肪族アルコールの平均価数(Av)および前記THF可溶分における全アルコール成分に対する前記3価以上の脂肪族アルコールのモル分率(Am)が、下記式(1)〜(3)を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のトナー。
500≦Mp/(Av×Am)≦3,500 式(1)
5,000≦Mp≦20,000 式(2)
1.5≦(Av×Am)≦15 式(3) - 前記結晶性ポリエステル樹脂の融点が、60℃以上80℃以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のトナー。
- 前記トナーの母体粒子上に、フルオロアルキル基を有する化合物が存在していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のトナー。
- 前記トナーのTHF不溶分がポリエステル樹脂を含有し、前記THF不溶分の動的粘弾性測定装置により測定された0℃以上120℃以下における貯蔵弾性率(G’)が、1×105Pa以上3×107Pa以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のトナー。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のトナーを収容することを特徴とするトナー収容ユニット。
- 静電潜像担持体と、
前記静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成手段と、
前記静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像手段と、
前記可視像を記録媒体上に転写する転写手段と、
該記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着手段とを有し、
前記現像剤が、請求項1〜7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成装置。 - 静電潜像担持体上に静電潜像を形成する静電潜像形成工程と、
前記静電潜像を現像剤を用いて現像して可視像を形成する現像工程と、
前記可視像を記録媒体上に転写する転写工程と、
該記録媒体上に転写された転写像を定着させる定着工程とを有し、
前記現像剤が、請求項1〜7のいずれかに記載のトナーであることを特徴とする画像形成方法。
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