JP2019116184A - 尿素堆積物除去制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃費の悪化を抑制しつつ排気温度を上昇させて尿素堆積物を除去することができる尿素堆積物除去制御装置を提供する。【解決手段】尿素堆積物除去制御装置は、ハイブリッドシステムと、内燃機関の排気中に噴射された尿素水によって生成されるアンモニアを用いて排気中のNOxを除去する排気浄化装置と、を備えるハイブリッド車両に適用された尿素堆積物除去制御装置であって、排気中に噴射された尿素水に由来する堆積物が生成されたか否かを判定するとともにバッテリがモータの発電した電力を充電可能な状態であるか否かを判定する判定部と、堆積物が生成され且つバッテリが充電可能な状態であると判定部によって判定された場合に、内燃機関の動力をモータに伝達させてモータを発電させ、モータが発電した電力をバッテリに充電させる制御処理を実行する制御部と、を備える。【選択図】図2

Description

本開示は、尿素堆積物除去制御装置に関する。
従来、バッテリからの電力供給を受けてモータが駆動した場合にモータによって内燃機関の動力がアシストされ、内燃機関の動力がモータに伝達された場合にモータが発電し、このモータが発電した電力がバッテリに充電されるハイブリッドシステムと、排気中に噴射された尿素水の加水分解によって生成されたアンモニアを用いて排気中のNOxを除去する排気浄化装置と、を備えるハイブリッド車両が知られている(例えば特許文献1参照)。
上述したような排気浄化装置において、例えば排気温度が低温の場合に尿素水の噴射量が多いときには、排気中に噴射された尿素水の加水分解が不十分になり、この結果、排気中に噴射された尿素水の一部が変質して排気通路内に付着することで、排気通路内に尿素水に由来する堆積物(以下、「尿素堆積物」と称する)が生成されることがある(例えば、特許文献2,3参照)。
特開2015−59561号公報 特開2013−238205号公報 特開2012−72667号公報
尿素堆積物が生成された場合、この尿素堆積物が排気通路内における排気の流動抵抗となって燃費が悪化するおそれがある。このため、この尿素堆積物は除去されることが望ましい。この尿素堆積物は排気温度を上昇させることで除去することができるが、燃費の悪化をできるだけ抑制しつつ排気温度を上昇させることが望ましい。しかしながら、従来、燃費の悪化を抑制しつつ排気温度を上昇させて尿素堆積物を除去することができる技術は開発されていなかった。
本開示は、上記のことを鑑みてなされたものであり、その目的は、燃費の悪化を抑制しつつ排気温度を上昇させて尿素堆積物を除去することができる尿素堆積物除去制御装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の態様に係る尿素堆積物除去制御装置は、バッテリからの電力供給を受けてモータが駆動した場合に前記モータによって内燃機関の動力がアシストされ、前記内燃機関の動力が前記モータに伝達された場合に前記モータが発電し、前記モータが発電した電力が前記バッテリに充電されるハイブリッドシステムと、前記内燃機関の排気中に噴射された尿素水によって生成されるアンモニアを用いて前記排気中のNOxを除去する排気浄化装置と、を備えるハイブリッド車両に適用された尿素堆積物除去制御装置であって、前記排気中に噴射された前記尿素水に由来する堆積物が生成されたか否かを判定するとともに前記バッテリが前記モータの発電した電力を充電可能な状態であるか否かを判定する判定部と、前記堆積物が生成され且つ前記バッテリが前記充電可能な状態であると前記判定部によって判定された場合に、前記内燃機関の動力を前記モータに
伝達させて前記モータを発電させ、前記モータが発電した電力を前記バッテリに充電させる制御処理を実行する制御部と、を備える。
上記の尿素堆積物除去制御装置によれば、尿素水に由来する堆積物が生成され、且つ、バッテリが充電可能な状態であると判定された場合に、モータが発電した電力をバッテリに充電させつつ、内燃機関の負荷を増大させて排気温度を上昇させることができるので、燃費の悪化を抑制しつつ排気温度を上昇させて尿素堆積物を除去することができる。
実施形態に係るハイブリッド車両の模式的構成図である。 実施形態に係る尿素堆積物除去制御処理のフローチャートの一例である。
以下、図面を参照しつつ、本実施形態に係る尿素堆積物除去制御装置について説明する。図1は本実施形態に係るハイブリッド車両1の一部の構成を模式的に示す構成図である。ここで、本実施形態においては、ハイブリッド車両1の動作を統合的に制御する制御装置30が、本実施形態に係る尿素堆積物除去制御装置としての機能を兼務している。但し、この構成に限定されるものではなく、尿素堆積物部除去制御装置は、ハイブリッド車両1の動作を統合的に制御する制御装置30とは別体の制御装置であってもよい。
ハイブリッド車両1は、ハイブリッドシステム10と、排気浄化装置40とを備えている。ハイブリッドシステム10は、内燃機関11と、吸気通路13と、排気通路14と、モータクラッチ15と、モータ16と、インバータ18と、バッテリ19と、各種センサ類(図1では充電量センサ20及び温度センサ21が例示されている)と、制御装置30とを備えている。
本実施形態では、内燃機関11の一例として、軽油を燃料とするディーゼル機関を用いている。吸気通路13は内燃機関11に吸入される吸気が通過する通路であり、その下流側端部が分岐して内燃機関11の各気筒の吸気ポートに接続している。排気通路14は内燃機関11から排出された排気が通過する通路であり、その上流側端部が分岐して各気筒の排気ポートに接続している。
モータクラッチ15は、内燃機関11とモータ16との間の動力伝達を断接する動力断接機構としての機能を有する部材である。具体的には、モータクラッチ15は、内燃機関11の出力軸12(具体的にはクランクシャフト)の一端とモータ16の回転軸17との間に配置されており、制御装置30の指示を受けて切断状態と接続状態とを切り替える。モータクラッチ15が切断状態になった場合、内燃機関11とモータ16との間の動力伝達は不能になり、モータクラッチ15が接続状態になった場合、内燃機関11とモータ16との間の動力伝達は可能になる。なお、内燃機関11の出力軸12の他端(モータクラッチ15が配置されている側とは反対側の端部)には、エンジンクラッチ(図示せず)を介してトランスミッション(図示せず)が接続されている。
モータ16は、バッテリ19の電力によって駆動することで内燃機関11の動力をアシストしたり、内燃機関11によって駆動されることで発電したりすることが可能なものであればよく、その具体的な構成は特に限定されるものではなく、一般的なハイブリッド車両に用いられているモータ(これはモータジェネレータと称されている場合もある)を用いることができる。バッテリ19は、インバータ18を介してモータ16と電気的に接続されている。バッテリ19としては、リチウムイオンバッテリやニッケル水素バッテリ等の種々のバッテリを用いることができる。
充電量センサ20は、バッテリ19の充電量を検出して、この検出結果を制御装置30に伝える。温度センサ21は、内燃機関11から排出された排気の温度を検出して、この検出結果を制御装置30に伝える。なお、本実施形態に係る充電量センサ20及び温度センサ21は、それぞれ、ハイブリッド車両1の始動開始から、常時、バッテリ19の充電量及び排気の温度を検出して、検出結果を制御装置30に伝えている。これにより、本実施形態に係る制御装置30は、バッテリ19の充電量及び排気の温度を常時モニタリングしている。
なお、温度センサ21は、内燃機関11から排出された排気の温度を検出できる箇所に配置されていればよく、その具体的な配置箇所は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、一例として、尿素水噴射弁41の周辺の箇所のうち、尿素水噴射弁41よりも上流側の箇所に配置されている。また、ハイブリッドシステム10は、図1に図示されているセンサ以外にも、例えばアクセル開度を検出するアクセル開度センサや、ブレーキ開度を検出するブレーキ開度センサ、ハイブリッド車両1の車速を検出する車速センサ等の種々のセンサを備えている。
制御装置30は、各種の制御処理を実行するCPU(Central Processing Unit)31と、CPU31の動作に用いられる各種データやプログラム等を記憶する記憶装置32と、を有するマイクロコンピュータを備えている。なお、記憶装置32は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えている。
本実施形態に係る制御装置30は、通常時においては、モータクラッチ15を切断状態にしている。制御装置30は、所定のモータアシスト条件が満たされた場合(例えばハイブリッド車両1の加速時等)、モータクラッチ15を接続状態にして、バッテリ19からの電力供給によってモータ16を駆動させる。これにより、内燃機関11の動力はモータ16によってアシストされる。また、制御装置30は、所定の発電条件が満たされた場合(例えば、ハイブリッド車両1のブレーキ制動時や減速時等)、モータクラッチ15を接続状態にして、内燃機関11の動力をモータ16に伝達させて、内燃機関11の動力によってモータ16を駆動させる。これにより、モータ16は発電(回生発電)を行い、この発電によって得られた電力はバッテリ19に充電される。
また、本実施形態に係る制御装置30は、尿素堆積物を除去するための制御処理(以下、尿素堆積物除去制御処理と称する)を実行するが、これについては後述する。
なお、ハイブリッドシステム10の構成は、バッテリ19からの電力供給を受けてモータ16が駆動した場合にモータ16によって内燃機関11の動力がアシストされ、内燃機関11の動力がモータ16に伝達された場合にモータ16が発電し、このモータ16が発電した電力がバッテリ19に充電されるものであればよく、その構成は、図1に例示したものに限定されるものではない。
排気浄化装置40は、内燃機関11の排気中に噴射された尿素水によって生成されるアンモニア(NH)を用いて排気中のNOxを除去する排気浄化装置である。このような機能を有するものであれば、排気浄化装置40の具体的な構成は特に限定されるものではないが、本実施形態に係る排気浄化装置40は一例として、尿素水噴射弁41と、NOx選択還元触媒42と、アンモニアスリップ触媒43とを有している。
尿素水噴射弁41は、制御装置30の指示を受けて、NOx選択還元触媒42よりも上流側の排気通路14の排気中に尿素水を噴射する。
NOx選択還元触媒42は、尿素水噴射弁41よりも下流側の排気通路14内に配置されており、アンモニアを用いて排気中のNOxを選択的に還元させる触媒である。なお、このNOx選択還元触媒42は、一般に、尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)触媒と別称されることのある触媒である。このNOx選択還元触媒42の具体的な種類は、特に限定されるものではなく、例えば、バナジウム(V)、モリブデン(Mo)、ゼオライト等を用いることができる。
アンモニアスリップ触媒43は、NOx選択還元触媒42よりも下流側の排気通路14内に配置されている。アンモニアスリップ触媒43は、NOx選択還元触媒42を通過したアンモニアを酸化させる酸化触媒である。
尿素水噴射弁41から尿素水が排気中に供給された場合、尿素水中の尿素は加水分解され、その結果、アンモニアが生成される。このアンモニアは、NOx選択還元触媒42の触媒作用の下で、NOxを還元させる。この結果、窒素(N)及び水(HO)が生成される。このようにして、排気浄化装置40は、排気中のNOxの低減を図っている。また本実施形態によれば、アンモニアスリップ触媒43を備えているので、アンモニアがハイブリッド車両1の外部に排出されることが効果的に抑制されている。
続いて、制御装置30が実行する尿素堆積物除去制御処理について説明する。図2は、尿素堆積物除去制御処理のフローチャートの一例である。図2のフローチャートの各ステップは、制御装置30の具体的にはCPU31がプログラムに基づいて実行する。また、制御装置30は、ハイブリッド車両1の始動時(スタートスイッチがONにされたとき)に、図2のフローチャートを最初にスタートする。
ステップS10において、制御装置30は、尿素水噴射弁41から排気中に噴射された尿素水に由来する堆積物(すなわち、尿素堆積物)が生成されたか否かを判定するとともに、バッテリ19がモータ16の発電した電力を充電可能な状態であるか否かを判定する。
まず、尿素堆積物が生成されたか否かの判定手法について説明する。尿素堆積物が生成されたか否かを判定するにあたり、本実施形態に係る制御装置30は、一例として、排気の温度が尿素堆積物の生成される温度範囲内に入っている時間が第1の所定時間以上になっているか否かを判定している。
具体的には、制御装置30の記憶装置32には、この尿素堆積物の生成される温度範囲(以下、生成温度範囲と称する)が予め記憶されている。なお、この生成温度範囲は、尿素堆積物が生成される上限温度(以下、生成上限温度と称する)以下の温度範囲をいう。この生成上限温度の具体的な値は特に限定されるものではないが、本実施形態では一例として、排気中における尿素水の加水分解が不十分になる温度を用いており、具体的には250℃を用いている。すなわち、本実施形態において、尿素堆積物の生成される温度範囲内は250℃以下の温度範囲内である。なお、本実施形態に係る尿素堆積物は、具体的にはシアヌル酸等の堆積物である。
制御装置30は、温度センサ21の検出結果に基づいて取得した排気温度が記憶装置32に記憶されている生成温度範囲内(250℃以下)に入っている時間を計測し、この時間を積算する。そして、制御装置30は、この排気温度が生成温度範囲内に入っている時間(積算時間)が第1の所定時間以上になっているか否かを判定することで、尿素堆積物が生成されたか否かを判定する。
続いて、この第1の所定時間について説明する。この第1の所定時間は、尿素堆積物が生成されていると考えられる時間であればよく、この第1の所定時間の具体的な値は特に限定されるものではないが、本実施形態においては以下の手法に基づいて、この第1の所定時間を算出している。
まず、尿素水噴射弁41から排気中に噴射された尿素水の積算量(以下、積算尿素水量と称する)が多いほど、尿素堆積物が生成され易く、また、排気温度が低いほど、尿素堆積物は生成され易い。そこで、本実施形態においては、積算尿素水量と排気温度とに基づいて第1の所定時間を算出する。
具体的には、制御装置30の記憶装置32には、第1の所定時間を積算尿素水量と排気温度とに関連付けて規定したマップが予め記憶されている。このマップは、積算尿素水量が多いほど第1の所定時間が短くなり、排気温度が低いほど第1の所定時間が短くなるように規定されている。制御装置30は、ステップS10において、内燃機関11の始動開始からの積算尿素水量を取得するとともに、温度センサ21の検出結果に基づいて排気温度を取得する。そして、制御装置30は、このようにして取得された積算尿素水量及び排気温度に対応する第1の所定時間をマップから抽出し、この抽出された第1の所定時間をステップS10に係る尿素堆積物が生成されたか否かの判定で用いる。このようにして算出された第1の所定時間は、積算尿素水量が多いほど短い値となり、排気温度が低いほど短い値となる。
そして、制御装置30は、排気温度が生成温度範囲内に入っている時間(積算時間)が、上述した手法で算出された第1の所定時間以上になったか否かを判定し、この結果、この時間が第1の所定時間以上になったと判定した場合に、尿素堆積物が生成されたと判定する。
以上の手法によって尿素堆積物が生成されたか否かを判定することで、精度良く尿素堆積物の生成の有無を判定することができる。但し、尿素堆積物が生成されたか否かの判定手法は上記の手法に限定されるものではない。他の例を挙げると、例えば、第1の所定時間として、予め設定された定数を用いることも可能である。この場合、予め実験、シミュレーション等によって、適切な第1の所定時間(定数)を求めておき、記憶装置32に記憶させておけばよい。
続いて、ステップS10における、バッテリ19がモータ16の発電電力を充電可能な状態であるか否かの判定手法について説明する。本実施形態に係る制御装置30は、この判定手法の一例として、バッテリ19の充電量が所定値よりも小さい値であるか否かを判定することで、バッテリ19がモータ16の発電電力を充電可能な状態であるか否かを判定している。
この充電量の所定値は、バッテリ19の充電量の上限値に相当する値である。この所定値については、予め実験、シミュレーション等によって適切な値を求めておき、記憶装置32に記憶させておけばよい(すなわち、予め設定しておけばよい)。制御装置30は、充電量センサ20の検出結果に基づいてバッテリ19の充電量(現在の充電量)を取得し、この取得された充電量が記憶装置32に記憶されている所定値より小さい値であるか否かを判定する。そして、制御装置30は、この充電量が所定値より小さい値であると判定した場合に、バッテリ19が充電可能な状態である(すなわち、充電できる空き容量がある)と判定する。
ステップS10でNOと判定された場合(すなわち、尿素堆積物が生成されたと判定されなかった場合、又は、バッテリ19が充電可能な状態であると判定されなかった場合)
、制御装置30はフローチャートをスタートから再度実行する(リターン)。
一方、ステップS10でYESと判定された場合(すなわち、尿素堆積物が生成され、且つ、バッテリ19が充電可能な状態であると判定された場合)、制御装置30は、ステップS20を実行する。このステップS20において、制御装置30は、内燃機関11の動力をモータ16に伝達させてモータ16を発電させ、このモータ16が発電した電力をバッテリ19に充電させる制御処理(以下、発電制御処理と称する)の実行を開始する。具体的には、制御装置30は、前述したように、モータクラッチ15を接続状態にして、内燃機関11の動力によってモータ16を駆動させる。この結果、モータ16は発電を開始する。このモータ16が発電した電力はバッテリ19に充電される。
このステップS20に係る発電制御処理が実行されることで、内燃機関11の負荷が増大するので、内燃機関11から排出される排気温度は上昇する。このように排気温度が上昇することで、排気通路14内に堆積した尿素堆積物を分解させて除去することができる。
次いで制御装置30は、ステップS30において、発電制御処理の実行を終了させるための条件(以下、発電終了条件と称する)が満たされたか否かを判定する。この発電終了条件の一例として、本実施形態では、尿素堆積物が消滅したという条件、及び、バッテリ19の充電量が所定値に到達したという条件のいずれか一方が満たされたという条件を用いている。
具体的には、本実施形態に係る制御装置30は、温度センサ21の検出した排気の温度が尿素堆積物の消滅する温度範囲内に入っている時間が第2の所定時間以上になった場合に、尿素堆積物が消滅したと判定する。より具体的には、制御装置30は、温度センサ21の検出した排気温度が前述した生成上限温度(本実施形態では一例として250℃)より高い場合に、排気温度が尿素堆積物の消滅する温度範囲内に入っていると判定する。そして、制御装置30は、この排気温度が尿素堆積物の消滅する温度範囲内に入っている時間(積算時間)が第2の所定時間以上になっているか否かを判定することで、尿素堆積物が消滅したか否かを判定する。
この第2の所定時間は、尿素堆積物が消滅したと考えられる時間であればよく、その具体的な値は特に限定されるものではないが、本実施形態においては、以下の手法に基づいて、この第2の所定時間を算出している。
具体的には、制御装置30は、第2の所定時間について、積算尿素水量と排気温度とに基づいてこれを算出する。より具体的には、制御装置30の記憶装置32には、第2の所定時間を積算尿素水量と排気温度とに関連付けて規定したマップが予め記憶されている。このマップは、積算尿素水量が多くなるほど第2の所定時間が長くなり、排気温度が低いほど第2の所定時間が長くなるように規定されている。制御装置30は、前述した第1の所定時間と同様の手法で、このマップから第2の所定時間を抽出し、これを、ステップS30に係る尿素堆積物が消滅したか否かの判定で用いる。このようにして算出された第2の所定時間は、積算尿素水量が多いほど長い値となり、排気温度が低いほど長い値となる。
以上の手法によって尿素堆積物が消滅したか否かを判定することで、精度良く尿素堆積物が消滅したか否か判定することができる。但し、尿素堆積物が消滅したか否かの判定手法は上記の手法に限定されるものではない。他の例を挙げると、例えば、第2の所定時間として、予め設定された定数を用いることもできる。この場合、予め実験、シミュレーション等によって、適切な第2の所定時間(定数)を求めておき、記憶装置32に記憶させておけばよい。なお、この第2の所定時間は、前述した第1の所定時間と同じ値であってもよく、異なる値であってもよい。
また、制御装置30は、ステップS30において、バッテリ19の充電量が所定値に到達したか否かを判定するにあたり、具体的には、充電量センサ20の検出結果に基づいて取得したバッテリ19の充電量が記憶装置32に記憶されている所定値(前述した上限値)に到達したか否かを判定している。
ステップS30はYESと判定されるまで繰り返し実行される。ステップS30でYESと判定された場合(すなわち、尿素堆積物が消滅したと判定された場合、又は、バッテリ19の充電量が所定値に到達したと判定された場合)、制御装置30は、ステップS40において、発電制御処理を終了する。すなわち、本実施形態に係る発電制御処理は、尿素堆積物が消滅したと判定されるまで、又は、バッテリ19の充電量が所定値に到達したと判定されるまで、継続して実行されている。
なお、制御装置30は、発電制御処理を終了させるにあたり、具体的には、モータクラッチ15を切断状態にすることで、内燃機関11の動力によるモータ16の駆動を停止させて、モータ16の発電を停止させる。ステップS40の後に制御装置30は、フローチャートをスタートから再度実行する(リターン)。
なお、ステップS10を実行する制御装置30のCPU31は、尿素堆積物が生成されたか否かを判定するとともにバッテリ19が充電可能な状態であるか否かを判定する「判定部」としての機能を有する部材に相当する。また、ステップS20を実行するCPU31は、尿素堆積物が生成され且つバッテリ19が充電可能な状態であると判定された場合に、内燃機関11の動力をモータ16に伝達させてモータ16を発電させ、モータ16が発電した電力をバッテリ19に充電させる制御処理を実行する「制御部」としての機能を有する部材に相当する。また、ステップS30を実行するCPU31は、所定の発電終了条件が満たされたか否かを判定する判定部としての機能を有する部材に相当し、ステップS40を実行するCPU31は、発電終了条件が満たされたと判定された場合に上記の制御処理の実行を終了する制御部としての機能を有する部材に相当する。
以上のような本実施形態によれば、尿素水に由来する尿素堆積物が生成され、且つ、バッテリ19が充電可能な状態であると判定された場合に(ステップS10でYESの場合に)、発電制御処理が実行されることで(ステップS20)、モータ16が発電した電力をバッテリ19に充電させつつ、内燃機関11の負荷を増大させて排気温度を上昇させることができる。このように、排気温度が上昇することで、尿素堆積物を除去することができる。また、モータ16が発電した電力がバッテリ19に充電されるので、排気温度を上昇させることに伴う燃費の悪化が抑制されている。すなわち、本実施形態によれば、燃費の悪化を抑制しつつ排気温度を上昇させて尿素堆積物を除去することができる。
また、本実施形態によれば、上記のように尿素堆積物を除去することができるので、尿素堆積物が排気通路14内に存在することに起因する排気流動抵抗の増大を抑制することができ、この結果、排気流動抵抗の増大に伴う燃費の悪化を抑制することもできる。また、尿素堆積物によって排気通路14を構成する配管に腐食等が発生することも抑制することができる。
また、本実施形態によれば、図2のステップS40で説明したように、尿素堆積物が消滅したと判定されるまで、又は、バッテリ19の充電量が所定値に到達したと判定されるまで、発電制御処理が継続して実行されているので、尿素堆積物が既に消滅したにもかかわらずモータ16による発電が実行され続けるという、無駄な制御を抑制することができ
、また、バッテリ19が過充電状態になることも抑制することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ハイブリッド車両
10 ハイブリッドシステム
11 内燃機関
16 モータ
18 インバータ
19 バッテリ
20 充電量センサ
21 温度センサ
30 制御装置(尿素堆積物除去制御装置)
31 CPU(判定部、制御部)
32 記憶装置
40 排気浄化装置
41 尿素水噴射弁
42 NOx選択還元触媒

Claims (3)

  1. バッテリからの電力供給を受けてモータが駆動した場合に前記モータによって内燃機関の動力がアシストされ、前記内燃機関の動力が前記モータに伝達された場合に前記モータが発電し、前記モータが発電した電力が前記バッテリに充電されるハイブリッドシステムと、前記内燃機関の排気中に噴射された尿素水によって生成されるアンモニアを用いて前記排気中のNOxを除去する排気浄化装置と、を備えるハイブリッド車両に適用された尿素堆積物除去制御装置であって、
    前記排気中に噴射された前記尿素水に由来する堆積物が生成されたか否かを判定するとともに前記バッテリが前記モータの発電した電力を充電可能な状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記堆積物が生成され且つ前記バッテリが前記充電可能な状態であると前記判定部によって判定された場合に、前記内燃機関の動力を前記モータに伝達させて前記モータを発電させ、前記モータが発電した電力を前記バッテリに充電させる制御処理を実行する制御部と、を備える、尿素堆積物除去制御装置。
  2. 前記判定部は、前記排気の温度が前記堆積物の生成される温度範囲内に入っている時間が所定時間以上になった場合に、前記堆積物が生成されたと判定する請求項1記載の尿素堆積物除去制御装置。
  3. 前記判定部は、前記バッテリの充電量が所定値よりも小さい場合に、前記バッテリが前記充電可能な状態であると判定する請求項1又は2に記載の尿素堆積物除去制御装置。
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