JP2019115886A - 触媒材料およびその製造方法 - Google Patents

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光児 吉元
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Serov Alexey
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Abstract

【課題】過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料およびその製造方法を提供すること。【解決手段】触媒材料は、鉄を含有する遷移金属錯体の焼成体であり、鉄の総量に対して、α−Feが18原子%以上である。【選択図】図2

Description

本発明は、触媒材料およびその製造方法に関し、より詳しくは、触媒材料、および、触媒材料の製造方法に関する。
従来、燃料電池として、アルカリ型(AFC)、固体高分子型(PEFC)、リン酸型(PAFC)、溶融炭酸塩型(MCFC)、固体電解質型(SOFC)など、各種燃料電池が知られている。これらの燃料電池は、例えば、自動車用途など、各種用途での使用が検討されている。
例えば、固体高分子型燃料電池は、燃料が供給される燃料側電極(アノード)と、酸素が供給される酸素側電極(カソード)とを備えており、これらの電極は、固体高分子膜からなる電解質層を挟んで対向配置されている。そして、この燃料電池では、アノードに燃料ガスが供給されるとともに、カソードに空気が供給されることによって、アノード−カソード間に起電力が発生して、発電が行われる。
このような固体高分子型燃料電池に使用されるカソードとして、例えば、ピペミド酸系配位子が遷移金属に配位された遷移金属錯体を、窒素雰囲気下、900℃で、焼成することにより得られる焼成体を含有するカソード触媒が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2016−5826号公報
一方、燃料電池の稼働中には、各電極において、過酸化水素が生成する副反応が生じる場合がある。そして、このような過酸化水素が、各電極に含有される金属触媒などに接触すると、雰囲気中に、・OH(ヒドロキシラジカル)、・OOH(ハイドロパーオキシラジカル)、・H(水素ラジカル)などのラジカルが生成する。
ラジカルは、電解質層と電極との界面に侵入して電解質層を劣化させるので、それによって燃料電池の発電性能が低下する場合がある。
本発明の目的は、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料およびその製造方法を提供することにある。
本発明[1]は、鉄を含有する遷移金属錯体の焼成体であって、鉄の総量に対して、α−Feが18原子%以上である、触媒材料である。
本発明[2]は、上記[1]に記載の触媒材料の製造方法であって、
鉄を含有する遷移金属錯体を、非酸化雰囲気中で、200℃以上300℃以下で熱処理する工程を備える、触媒材料の製造方法である。
本発明[3]は、上記[1]に記載の触媒材料の製造方法であって、鉄を含有する遷移金属錯体を、酸化雰囲気中で、85℃以上125℃以下、かつ、12時間以上36時間以下で熱処理する工程を備える、触媒材料の製造方法である。
本発明[4]は、さらに、熱処理により得られる焼成体を、600℃以上1300℃以下で、熱処理する工程を備える、上記[2]または[3]に記載の触媒材料の製造方法である。
本発明の触媒材料によれば、鉄の総量に対して、α−Feが18原子%以上であるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる。
本発明の触媒材料の製造方法によれば、鉄を含有する遷移金属錯体を、非酸化雰囲気中で、200℃以上300℃以下で熱処理する工程、または、鉄を含有する遷移金属錯体を、酸化雰囲気中で、85℃以上125℃以下、かつ、12時間以上36時間以下で熱処理する工程を備えるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
図1は、触媒材料が用いられる燃料電池の一実施形態を示す概略構成図である。 図2は、非酸化雰囲気中で熱処理することにより得られた触媒材料を用いて作製した3電極型セルの電位、および、過酸化水素発生率と、熱処理温度(一次熱処理温度)との関係を示すグラフである。 図3は、酸化雰囲気中で熱処理することにより得られた触媒材料を用いて作製した3電極型セルの電位、および、過酸化水素発生率と、熱処理温度(一次熱処理温度)との関係を示すグラフである。 図4は、実施例1について、57Feメスバウアースペクトル測定の結果を示すチャートである。 図5は、実施例1について、最小自乗フィッティングにより得られたフィッティング曲線と、Sextet2とを示した図である。 図6は、過酸化水素発生率と、鉄の総量に対するα−Feとの関係を示すグラフである。
本発明の触媒材料は、鉄を含有する遷移金属錯体を、特定の条件(後述)で熱処理することにより得ることができる。
鉄を含有する遷移金属錯体は、鉄を含有する遷移金属が配位子に配位された錯体である。
鉄を含有する遷移金属は、鉄(Fe)を含有し、鉄以外に、例えば、周期表(IUPAC Periodic Table of the Elements(version date 22 June 2007)に従う。以下同じ。)第3〜11族元素などを含むことができ、具体的には、スカンジウム(Sc)、チタン(Ti)、バナジウム(V)、クロム(Cr)、マンガン(Mn)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni)、銅(Cu)、イットリウム(Y)、ジルコニウム(Zr)、ニオブ(Nb)、モリブデン(Mo)、テクネチウム(Tc)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、銀(Ag)、ランタン(La)、ハフニウム(Hf)、タンタル(Ta)、タングステン(W)、レニウム(Re)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt)、金(Au)などを含むこともできる。
鉄を含有する遷移金属は、好ましくは、鉄(Fe)からなる。
配位子としては、例えば、フェナントロリン(例えば、1,10−フェナントロリン)、サルコミン、ナイカルバジン、ピロール、ポルフィリン、テトラメトキシフェニルポルフィリン、ジベンゾテトラアザアヌレン、フタロシアニン、コリン、クロリン、ピペミド酸、または、これらの誘導体が挙げられ、好ましくは、ピペミド酸が挙げられる。
これらの配位子は、単独使用または2種類以上併用することができる。
鉄を含有する遷移金属錯体を調製するには、特に制限されないが、例えば、まず、鉄を含有する遷移金属の塩(例えば、硫酸塩、硝酸塩、塩化物、りん酸塩などの無機塩、例えば、酢酸塩、しゅう酸塩などの有機酸塩など)と、配位子とを、例えば、湿式混合または乾式混合、好ましくは、乾式混合する。
鉄を含有する遷移金属の塩と配位子との配合割合は、配位子100質量部に対して、鉄を含有する遷移金属の塩が、例えば、6質量部以上、好ましくは、8質量部以上であり、例えば、14質量部以下、好ましくは、12質量部以下である。
そして、この方法では、得られた混合物を、特定の条件下で熱処理する。
熱処理条件は、熱処理雰囲気によって調整される。
熱処理雰囲気としては、非酸化雰囲気、または、酸素雰囲気(例えば、空気雰囲気(酸素含有率10%以上30%以下))が挙げられる。
非酸化雰囲気としては、例えば、不活性ガス雰囲気が挙げられる。
不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、アルゴンガスなどが挙げられ、好ましくは、窒素ガスが挙げられる。
非酸化雰囲気中で熱処理する場合には、熱処理条件として、熱処理温度が、200℃以上、過酸化水素の発生を抑制する観点から、好ましくは、230℃以上であり、また、300℃以下、好ましくは、270℃以下、より好ましくは、250℃以下である。
熱処理温度が、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
熱処理温度が、上記の上限を上回ると、過酸化水素の発生を抑制できず、また、酸素還元活性能が低下する。
熱処理温度が、上記の下限を下回ると、触媒活性が低下する場合がある。
また、熱処理時間は、例えば、0.5時間以上であり、また、例えば、4時間以下、好ましくは、2時間以下、より好ましくは、1.5時間以下である。
熱処理時間が、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
また、酸素雰囲気中で熱処理する場合には、熱処理条件として、熱処理温度が、125℃以下、好ましくは、110℃以下であり、また、85℃以上、好ましくは、90℃以上、より好ましくは、100℃以上である。
熱処理温度が、上記の上限以下であれば、酸素雰囲気において、上記の混合物が、担持体(後述)としてカーボンを含む場合に、カーボンが酸化することを抑制でき、また、鉄を含有する遷移金属錯体の分解を抑制することができる。さらに、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
熱処理温度が、上記の下限以上であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
熱処理温度が、上記の上限を上回ると、過酸化水素の発生を抑制できず、また、酸素還元活性能が低下する。
また、熱処理時間は、12時間以上、好ましくは、20時間以上であり、また、36時間以下、好ましくは、30時間以下、より好ましくは、26時間以下である。
熱処理時間が、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
熱処理時間が、上記の下限下回ると、触媒活性が低下する場合がある。
このような熱処理により、まず、上記の混合物が溶融され、鉄を含有する遷移金属に配位された鉄を含有する遷移金属錯体が得られる。その後、鉄を含有する遷移金属錯体が引き続き熱処理されることにより、触媒材料が焼成体として得られる。
また、このような熱処理により、鉄を含有する遷移金属錯体において、鉄は、α−Fe、γ−Feなどに変態する。
具体的には、この触媒材料では、鉄の総量に対して、α−Feが、18原子%以上、好ましくは、25原子%であり、また、例えば、40原子%以下、好ましくは、33原子%以下となる。
鉄の総量に対して、α−Feが、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる。
鉄の総量に対して、α−Feが、上記の下限を下回ると、過酸化水素の発生を抑制できず、また、酸素還元活性能が低下する。
鉄の同定方法については、後述する実施例において、詳述する。
また、必要により、上記の熱処理(一次熱処理)により得られた触媒材料を、さらに、不活性ガス雰囲気で、熱処理(二次熱処理)することもできる。
つまり、この触媒材料の製造方法は、鉄を含有する遷移金属錯体を、非酸化雰囲気中で、200℃以上300℃以下で熱処理(一次熱処理)する工程、および、熱処理(一次熱処理)により得られる焼成体を、特定の条件(後述)で熱処理(二次熱処理)する工程を備えることができる。
また、この触媒材料の製造方法は、鉄を含有する遷移金属錯体を、酸化雰囲気中で、85℃以上125℃以下、かつ、12時間以上36時間以下で熱処理(一次熱処理)する工程、および、熱処理(一次熱処理)により得られる焼成体を、特定の条件(後述)で、熱処理(二次熱処理)する工程を備えることができる。
二次熱処理条件として、非酸化雰囲気中(好ましくは、不活性ガス中)で、熱処理温度は、上記の一次熱処理温度よりも高く、例えば、600℃以上、好ましくは、900℃以上であり、また、例えば、1300℃以下、好ましくは、1100℃以下である。
二次熱処理温度が、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
また、二次熱処理時間は、例えば、0.5時間以上であり、また、例えば、4時間以下、好ましくは、2時間以下、より好ましくは、1.5時間以下である。
二次熱処理時間が、上記の下限以上および上記の上限以下であれば、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を得ることができる。
一方、鉄を含有する遷移金属錯体を熱処理すると、鉄を含有する遷移金属錯体が凝集および粒成長し、その有効表面積が減少して、その結果、触媒活性が低下する場合がある。このような場合には、有効表面積を十分に確保するため、好ましくは、鉄を含有する遷移金属錯体が凝集および粒成長した粒状物に細孔を形成し、多孔質の焼成体を形成する。
多孔質の焼成体を形成する方法としては、特に制限されず、公知の方法が挙げられる。例えば、まず、鉄を含有する遷移金属錯体と可溶性粒子との粒子混合物を熱処理して、触媒材料(焼成物)と可溶性粒子とをランダムに含有する複合物を作製し、その後、複合物中の可溶性粒子を除去する方法が挙げられる。
可溶性粒子としては、特に制限されないが、例えば、鉄を含有する遷移金属錯体に均一に分散でき、また、上記の熱処理によって融解することなく複合物に均一に分布し、また、熱処理の後に、酸またはアルカリ処理などにより溶解および除去される粒子などが挙げられる。
このような可溶性粒子としては、例えば、シリカ(例えば、フュームドシリカ、コロイダルシリカなどのアモルファスシリカを含む。)、ポリスチレン、ポリイミドなどのポリマー粒子、および、それらの焼成体などが挙げられ、好ましくは、シリカが挙げられる。
これら可溶性粒子は、単独使用または2種類以上併用することができる。
可溶性粒子を、鉄を含有する遷移金属錯体に分散させるには、例えば、上記の鉄を含有する遷移金属の塩と配位子との混合において、さらに、可溶性粒子を混合する。なお、可溶性粒子は、予め鉄を含有する遷移金属の塩および/または配位子に配合されていてもよく、また、鉄を含有する遷移金属の塩および配位子と同時に配合されてもよく、さらに、鉄を含有する遷移金属の塩および配位子の混合物に対して配合されてもよい。
可溶性粒子の配合割合は、例えば、鉄を含有する遷移金属の塩と配位子との総量100質量部に対して、可溶性粒子が、例えば、20質量部以上、好ましくは、30質量部以上であり、また、例えば、50質量部以下、好ましくは、40質量部以下である。
これにより、鉄を含有する遷移金属の塩と配位子と可溶性粒子との混合物を得る。
次いで、この方法では、上記の条件において、鉄を含有する遷移金属の塩と配位子と可溶性粒子との粒子混合物を、上記の条件にて、熱処理(一次熱処理)し、必要により、熱処理後、必要により、熱処理した粒子混合物を粉砕する。これにより、触媒材料(焼成物)と可溶性粒子とをランダムに含有する複合物を得る。
その後、この方法では、複合物中の可溶性粒子を、除去する。
例えば、可溶性粒子としてシリカが用いられる場合には、そのシリカを除去するためには、例えば、複合物を、酸処理またはアルカリ処理する。
酸処理としては、複合物に、例えば、フッ酸、硫酸、硝酸などの酸溶液を含浸させる。また、アルカリ処理としては、複合物に、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ溶液を含浸させる。好ましくは、複合物に、硝酸を含浸させる。
これにより、複合物中の可溶性粒子が溶解されて、細孔が形成され、その結果、多孔質の焼成体が得られる。
その後、この方法では、焼成体を酸溶液またはアルカリ溶液から分離し、必要により、水洗した後、乾燥させる。
乾燥条件としては、乾燥温度が、例えば、70℃以上、好ましくは、80℃以上であり、また、例えば、100℃以下、好ましくは、90℃以下である。乾燥時間は、例えば、5時間以上、好ましくは、10時間以上であり、また、例えば、20時間以下、好ましくは、15時間以下である。
また、上記したように、乾燥後の1次熱処理後の焼成体(一次焼成体)を必要に応じて、二次熱処理することもできる。
このような場合には、二次熱処理後の焼成体(二次焼成体)を、さらに、上記と同様に、酸処理またはアルカリ処理することができる。また、得られた焼成体は、上記と同様に、水洗および乾燥される。
このような多孔質の焼成体によれば、熱処理により、鉄を含有する遷移金属錯体が凝集および粒成長する場合にも、細孔により、鉄を含有する遷移金属錯体の有効表面積が十分に確保されるため、優れた触媒活性を維持することができる。
なお、上記のように、二次熱処理の後に、二次熱処理を酸処理またはアルカリ処理する場合には、二次熱処理前(一次熱処理後、かつ、二次熱処理前)の酸処理またはアルカリ処理を省略することもできる。
なお、可溶性粒子を除去する方法としては、上記に限定されず、可溶性粒子の種類に応じて、例えば、水に浸漬する方法など、適宜選択することができる。
また、このようにして得られた焼成体を、さらに、アンモニア処理することもできる。焼成体をアンモニア処理することにより、鉄を含有する遷移金属錯体の酸素還元活性をさらに向上することができる。
アンモニア処理においては、上記により得られた焼成体を、例えば、アンモニア雰囲気(100%アンモニアガス)下において、熱処理する。アンモニア処理における熱処理条件としては、熱処理温度が、例えば、400℃以上、好ましくは、600℃以上であり、また、例えば、1000℃以下である。熱処理時間は、例えば、0.5時間以上であり、また、例えば、10時間以下、好ましくは、5時間以下である。
また、この触媒材料は、上記した焼成体以外の成分を含むこともできる。そのような成分として、担持体が挙げられる。
担持体としては、例えば、カーボンブラックなどのカーボンが挙げられる。触媒材料が担持体を含む場合、焼成体は担持体に担持される。焼成体を担持体に担持させるには、公知の担持方法を採用することができる。
例えば、上記の鉄を含有する遷移金属の塩と配位子との混合時において、さらに、担持体を混合した後、上記した熱処理条件にて熱処理する。担持体の混合割合は、配位子100質量部に対して、例えば、10質量部以上、好ましくは、50質量部以上であり、また、例えば、500質量部以下、好ましくは、200質量部以下である。
そして、このような触媒材料の製造方法は、鉄を含有する遷移金属錯体を、非酸化雰囲気中で、200℃以上300℃以下で熱処理(一次熱処理)する工程、または、鉄を含有する遷移金属錯体を、酸化雰囲気中で、85℃以上125℃以下、かつ、12時間以上36時間以下で熱処理(一次熱処理)する工程を備えるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を製造することができる。
また、このような触媒材料の製造方法は、さらに、熱処理(一次熱処理)により得られる焼成体を、600℃以上1300℃以下で、熱処理(二次熱処理)する工程を備えるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる触媒材料を製造することができる。
また、このような触媒材料の製造方法により得られる本発明の触媒材料は、鉄の総量に対して、α−Feが18原子%以上であるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる。
図1は、本発明の触媒材料がカソード触媒として用いられる燃料電池の概略構成図である。
燃料電池1は、固体高分子型燃料電池であって、複数の燃料電池セルSを備えており、これらの燃料電池セルSが積層されたスタック構造として形成されている。なお、図1においては、図解しやすいように1つの燃料電池セルSのみを示している。
燃料電池セルSは、電解質層4と、燃料側電極2(アノード)と、酸素側電極3(カソード)と、燃料供給部材5、酸素供給部材6とを備えている。
電解質層4は、アニオン交換膜またはカチオン交換膜から形成されている。アニオン交換膜としては、酸素側電極3で生成されるアニオン成分としての水酸化物イオン(OH)を、酸素側電極3から燃料側電極2へ移動させることができる媒体であれば、特に限定されないが、例えば、4級アンモニウム基、ピリジニウム基などのアニオン交換基を有する固体高分子膜(アニオン交換樹脂)が挙げられる。カチオン交換膜としては、燃料側電極2で生成されるカチオン成分としての水素イオン(H)を、燃料側電極2から酸素側電極3へ移動させることができる媒体であれば、特に限定されないが、例えば、パーフルオロスルホン酸膜など挙げられる。
電解質層4の厚みは、例えば、5μm以上、好ましくは、10μm以上であり、例えば、50μm以下、好ましくは、35μm以下である。
燃料側電極2は、例えば、触媒を担持した触媒担体などの電極材料により、電解質層4の一方の面に形成されている。また、触媒担体を用いずに、電極材料として触媒粒子を用い、その触媒粒子を、直接、燃料側電極2として形成してもよい。
触媒としては、特に制限されず、例えば、白金族元素(ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)、オスミウム(Os)、イリジウム(Ir)、白金(Pt))、鉄族元素(鉄(Fe)、コバルト(Co)、ニッケル(Ni))などの周期表第8〜10(VIII)族元素や、例えば、銅(Cu)、銀(Ag)、金(Au)などの周期表第11(IB)族元素、さらには亜鉛(Zn)などの金属単体や、それらの合金などが挙げられる。
これらは、単独使用または2種以上併用することができる。
触媒担体としては、例えば、カーボンなどの多孔質物質が挙げられる。触媒の触媒担体に対する担持量は、特に制限されず、目的および用途に応じて、適宜設定される。
燃料側電極2の厚みは、例えば、10μm以上、好ましくは、20μm以上であり、また、例えば、200μm以下、好ましくは、100μm以下である。
酸素側電極3は、上記の触媒材料を用いて、電解質層4の他方の面(燃料側電極2が形成される面とは反対側の面)に形成されている。酸素側電極3を形成するには、例えば、触媒材料とアイオノマーとを有機溶媒中に分散して分散液(インク)を調製し、その分散液を、電解質層4の一方の表面に塗布する。なお、酸素側電極3の坪量(電解質層4に対する触媒材料の付着量)は、例えば、0.01〜10mg/cmである。
また、酸素側電極3の厚みは、例えば、0.1μm以上、好ましくは、1μm以上であり、また、例えば、100μm以下、好ましくは、10μm以下である。
燃料供給部材5は、ガス不透過性の導電性部材からなり、その他方の面が、燃料側電極2に対向接触されている。燃料供給部材5には、燃料側電極2の全体に燃料を接触させるための燃料側流路7が、他方の面から凹む葛折状の溝として形成されている。また、燃料供給部材5には、その上流側端部および下流側端部に、燃料側流路7に連通する供給口8および排出口9が形成されている。
酸素供給部材6は、燃料供給部材5と同様に、ガス不透過性の導電性部材からなり、その一方の面が、酸素側電極3に対向接触されている。酸素供給部材6には、酸素側電極3の全体に酸素(空気)を接触させるための酸素側流路10が、一方の面から凹む葛折状の溝として形成されている。また、酸素供給部材6には、その上流側端部および下流側端部に、酸素側流路10に連通する供給口11および排出口12が形成されている。
そして、この燃料電池1では、燃料化合物を含む燃料が、燃料供給部材5の供給口8を介して燃料側流路7に供給され、酸素(空気)が、酸素供給部材6の供給口11を介して酸素側流路10に供給される。
燃料化合物としては、例えば、水素などの気体燃料、例えば、アルコール類、エーテル類、ヒドラジン類などの液体燃料が挙げられ、好ましくは、液体燃料が挙げられ、さらに好ましくは、ヒドラジン類が挙げられる。
ヒドラジン類としては、例えば、ヒドラジン(NHNH)、水加ヒドラジン(NHNH・HO)、炭酸ヒドラジン((NHNHCO)、塩酸ヒドラジン(NHNH・HCl)、硫酸ヒドラジン(NHNH・HSO)、モノメチルヒドラジン(CHNHNH)、ジメチルヒドラジン((CHNNH、CHNHNHCH)、カルボンヒドラジド((NHNHCO)などが挙げられる。
このようなヒドラジン類のうち、好ましくは、炭素を含まないヒドラジン類、すなわち、ヒドラジン、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジンなどが挙げられる。ヒドラジン、水加ヒドラジン、硫酸ヒドラジンなどは、COおよびCOの生成がなく、触媒の被毒が生じないことから、耐久性の向上を図ることができ、実質的なゼロエミッションを実現することができる。
このような燃料成分は、単独または2種類以上組み合わせて用いることができる。
燃料は、上記例示の燃料化合物をそのまま用いてもよいが、上記例示の燃料化合物を、例えば、水および/またはアルコール(例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどの低級アルコールなど)などの溶液(液体燃料)として用いることができる。
また、液体燃料には、添加剤として、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物などが添加することができる。添加剤の添加量は、特に制限されず、目的および用途に応じて、適宜設定される。
そして、例えば、電解質層4がアニオン交換型の固体高分子膜であり、燃料化合物がヒドラジンである場合には、下記式(1)〜(3)の電気化学反応が生じ、起電力が発生する。
(1) N+4OH→N+4HO+4e (燃料側電極2での反応)
(2) O+2HO+4e→4OH (酸素側電極3での反応)
(3) N+O→N+2HO (燃料電池1全体での反応)
すなわち、燃料側電極2では、ヒドラジン(N)と酸素側電極3での反応で生成した水酸化物イオン(OH)とが反応して、窒素(N)および水(HO)が生成するとともに、電子(e)が発生する(上記式(1)参照)。
一方、酸素側電極3では、電子(e)と、外部からの供給もしくは燃料電池1での反応で生成した水(HO)と、酸素(O)とが反応して、水酸化物イオン(OH)が生成する(上記式(2)参照)。生成した水酸化物イオン(OH)は、電解質層4を通過して燃料側電極2に供給される。
このような電気化学的反応が連続的に生じることによって、燃料電池1全体として上記式(3)で表わされる反応が生じて、起電力が発生する。
また、例えば、電解質層4がカチオン交換型の固体高分子膜であり、燃料化合物がヒドラジンである場合には、下記式(4)〜(6)の電気化学反応が生じ、起電力が発生する。
(4) N→N+4H+4e (燃料側電極2での反応)
(5) O+4H+4e→2HO (酸素側電極3での反応)
(6) N+O→N+2HO (燃料電池1全体での反応)
すなわち、燃料側電極2では、触媒により、ヒドラジン(N)から、窒素(N)および水素イオン(H)が生成するとともに、電子(e)が発生する(上記式(4)参照)。生成した水素イオン(H)は、電解質層4を通過して酸素側電極3に供給される。
一方、酸素側電極3では、酸素(O)と、燃料側電極2での反応で生成した水素イオン(H)と、電子(e)とが反応して、水(HO)が生成する(上記式(5)参照)。
このような電気化学的反応が連続的に生じることによって、燃料電池1全体として上記式(6)で表わされる反応が生じて、起電力が発生する。
しかるに、燃料電池1の稼働中には、酸素側電極3において、過酸化水素が生成する副反応が生じる場合がある。そして、このような過酸化水素が、酸素側電極3に含有される金属触媒などに接触すると、雰囲気中に、・OH(ヒドロキシラジカル)、・OOH(ハイドロパーオキシラジカル)、・H(水素ラジカル)などのラジカルが生成する。
ラジカルは、電解質層4と酸素側電極3との界面に侵入して電解質層4を劣化させるので、それによって燃料電池1の発電性能が低下する場合がある。
しかし、酸素側電極3は、上記した触媒材料を含んでいるため、過酸化水素の発生を抑制するとともに、酸素還元活性能を向上できる。その結果、燃料電池1は、発電性能の向上を図ることができる。
この燃料電池1の用途としては、例えば、自動車、船舶、航空機などにおける駆動用モータの電源や、携帯電話機などの通信端末における電源などが挙げられる。
以下の記載において用いられる配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなどの具体的数値は、上記の「発明を実施するための形態」において記載されている、それらに対応する配合割合(含有割合)、物性値、パラメータなど該当記載の上限値(「以下」、「未満」として定義されている数値)または下限値(「以上」、「超過」として定義されている数値)に代替することができる。また、以下の記載において特に言及がない限り、「部」および「%」は質量基準である。
1.触媒材料の調製
実施例1(非酸化雰囲気(窒素雰囲気下)、一次熱処理温度200℃、一次熱処理時間1時間、二次熱処理温度1000℃、二次熱処理時間1時間)
シリカ(Cabot社製)10gと、Fe(NO・9HO(SIGMA社製)2.5gと、配位子としてのピペミド酸(SIGMA社製)25gとを、ボールミルにより乾式混合した。
次いで、窒素雰囲気下、200℃において1時間熱処理(一次熱処理)し、得られた複合物を、ボールミルにより粉砕し、粉砕した複合物を、フッ酸(HF)と硝酸(HNO)との混合溶液に浸漬させた。
その後、遠心分離器によって、硝酸(HNO)溶液から複合物を分離し、純水によって洗浄した後、85℃、12時間で、乾燥させた。
次いで、窒素雰囲気下、1000℃において1時間熱処理(二次熱処理)し、得られた複合物を、硝酸(HNO)溶液に浸漬させた。
その後、遠心分離器によって、硝酸(HNO)溶液から複合物を分離し、純水によって洗浄した後、85℃、12時間で、乾燥させた。
これにより、触媒材料を得た。
実施例2(非酸化雰囲気下(窒素雰囲気下)、一次熱処理温度250℃、一次熱処理時間1時間、二次熱処理温度1000℃、二次熱処理時間1時間)
窒素雰囲気下、250℃において1時間熱処理(一次熱処理)した以外は、実施例1と同様に処理して、触媒材料を得た。
実施例3(酸化雰囲気下(空気雰囲気下)、一次熱処理温度100℃、一次熱処理時間24時間、二次熱処理温度1000℃、二次熱処理時間1時間)
空気雰囲気下、100℃において24時間熱処理(一次熱処理)した以外は、実施例1と同様に処理して、触媒材料を得た。
実施例4(酸化雰囲気下(空気雰囲気下)、一次熱処理温度125℃、一次熱処理時間24時間、二次熱処理温度1000℃、二次熱処理時間1時間)
空気雰囲気下、125℃において24時間熱処理(一次熱処理)した以外は、実施例1と同様に処理して、触媒材料を得た。
比較例1(窒素雰囲気下、一次熱処理温度900℃、一次熱処理時間1時間、二次熱処理温度1000℃、二次熱処理時間1時間)
窒素雰囲気下、900℃において1時間熱処理(一次熱処理)した以外は、実施例1と同様に処理して、触媒材料を得た。
2.酸素還元活性評価
回転リングディスク電極(Rotating Ring−Disk Electrode:RRDE)を用いて、過酸化水素発生率と、酸素還元の活性を測定した。
触媒材料とアイオノマーを有機溶媒中に分散して調製したインクを、グラッシーカーボン上に滴下し、測定電極(担持量0.51μg/mm)とした。
なお、インクは、触媒材料5mg、アイオノマー(2質量%)0.15ml、有機溶媒0.85mlを混合して調製した。
そして、実施例または比較例の触媒材料を用いて得られた測定電極を用いて、酸素で飽和した1mol/L水酸化カリウム水溶液を入れた3電極型セルを作製した。
3電極型セルにおいて、参照電極には、水銀−水銀酸化物電極(Hg/HgO)、カウンター電極には、白金線を用いた。
測定温度は、30℃で、回転数は、1600rpmとした。走査速度は、0.001V/sとし、高電位から低電位に向けて走査した。
0.6V(vs.Hg/HgO)に設定したリングの電流値から、過酸化水素発生率を換算した。また、電位を測定した。電位の値が高いと、酸素還元活性が優れている。その結果を図2および図3に示す。
3.鉄の同定
実施例1について、メスバウアー分光装置を用いて、鉄を同定した。具体的には、約2.0gの触媒材料を内径18mmの試料ホルダーに詰め(高さ34〜40mm、面密度 〜790mg/cm)、透過法を用いて、室温にて、57Feメスバウアースペクトルを測定した。得られた57Feメスバウアースペクトルを図4に示す。なお、速度校正は−Feのスペクトルを用い、スペクトルの重心位置を速度0mm/sの基準に設定した。測定時間は、20〜30時間とした。
図4に示すように、ピーク解析は、57Feメスバウアースペクトルを、Singlet 1組と、Doublet 3組と、Sextet 2組との足し合わせであると仮定して最小自乗フィッティング(図4における実線)し、ピーク位置を定めた。なお、ピークの形状はローレンツ曲線で表現し、触媒材料の結晶配向性はないもの(ランダム配向)と仮定した。また、Doubletの2本のピークの強度比は1:1に固定し、Sextetの6本のピークの強度比は3:2:1:1:2:3に固定した。
また、Singletは、γ−Feに帰属され、Doubletは、Fe−Nxに帰属され、Sextet1は、FeCに帰属され、Sextet2は、α−Feに帰属される。
また、図5に示すように、フィッティング曲線(図5の実線)をSextet2のピーク面積で割ることにより、α−Feのピーク面積を算出した。
実施例2〜実施例4、および、比較例1についても、同様に、57Feメスバウアースペクトルを測定した。
得られた過酸化水素発生率と、鉄の総量に対するα−Feとの関係を、図6に示す。
鉄の総量に対するα−Feについて、実施例1は、18.6原子%であり、実施例2は、26.8原子%であり、実施例3は、32.4原子%であり、実施例4は、34.8原子%であり、比較例1は、0.5原子%であった。

Claims (4)

  1. 鉄を含有する遷移金属錯体の焼成体であって、
    鉄の総量に対して、α−Feが18原子%以上であることを特徴とする、触媒材料。
  2. 請求項1に記載の触媒材料の製造方法であって、
    鉄を含有する遷移金属錯体を、非酸化雰囲気中で、200℃以上300℃以下で熱処理する工程を備えることを特徴とする、触媒材料の製造方法。
  3. 請求項1に記載の触媒材料の製造方法であって、
    鉄を含有する遷移金属錯体を、酸化雰囲気中で、85℃以上125℃以下、かつ、12時間以上36時間以下で熱処理する工程を備えることを特徴とする、触媒材料の製造方法。
  4. さらに、熱処理により得られる焼成体を、600℃以上1300℃以下で、熱処理する工程を備えることを特徴とする、請求項2または3に記載の触媒材料の製造方法。
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