JP2019115586A - 吸収性物品 - Google Patents

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賢一郎 黒田
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青 石川
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Yuki Noda
祐樹 野田
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Abstract

【課題】着用時の違和感を抑制しつつ、廃棄時に後処理用のテープ部によって清潔に廃棄できる吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品(10)は、表面シート(21)、裏面シート(22)及び吸収コア(23)が重なる本体領域(RA)と、吸収コアの外縁よりも延出し、かつ少なくとも表面シート及び裏面シートが配置された延出領域(RB)と、を有する。延出領域には、非肌対向面が吸収性物品の肌対向面側に向くように折り返し可能に構成されたテープ部(80)と、テープ部を構成しない非テープ部(81)と、が設けられている。テープ部の非肌対向面は、本体領域の非肌対向面及び非テープ部の非肌対向面の少なくとも一方に止着可能に構成されている。【選択図】図3

Description

本発明は、後処理用のテープ部を備えた吸収性物品に関する。
特許文献1及び特許文献2は、後処理用のテープ部を備えた使い捨ておむつや生理用ナプキンのような吸収性物品を開示している。特許文献1の吸収性物品は、着用物品に吸収性物品を止めるための粘着部と、当該粘着部が設けられた裏面シートと、を有し、裏面シートの一部が剥離可能に構成されている。使用者は、吸収性物品の廃棄時に、吸収性物品を折り畳み、かつ剥離した部分(テープ部)を粘着部に止めることによって、テープ部によって吸収性物品を丸めた状態で固定する。
また、特許文献2の吸収性物品は、着用物品に吸収性物品を止めるための粘着部と、当該粘着部が設けられた裏面シートと、を有し、裏面シートの一部がナプキン吸収面よりも前後方向の外側に延出している。この延出した部分の吸収面側に、吸収性物品を丸めた状態で固定するテープ部が設けられている。
実開平4−114317号公報 実開平4−35422号公報
特許文献1に記載のテープ部は、裏面シートの剥離可能な部分によって構成されており、当該剥離可能な部分は、吸収体に重なっている。よって、テープ部が剥離した状態で、吸収体からの体液の漏れや吸収材料が零れることがあり、吸収性物品を清潔に廃棄することができないおそれがあった。
また、特許文献2のテープ部は、ナプキン吸収面よりも延出した部分の吸収面側に設けられている。よって、テープ部は、吸収性物品の着用時に着用者の肌に触れることがあり、装着時の違和感が生じるおそれがあった。
したがって、着用時の違和感を抑制しつつ、廃棄時に後処理用のテープ部によって清潔に廃棄できる吸収性物品が望まれる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、表面シート、裏面シート及び吸収コアが重なる本体領域と、前記吸収コアの外縁よりも延出し、かつ少なくとも前記表面シート及び前記裏面シートが配置された延出領域と、を有し、前記延出領域には、前記非肌対向面が前記吸収性物品の肌対向面側に向くように折り返し可能に構成されたテープ部と、前記テープ部を構成しない非テープ部と、が設けられており、前記テープ部の前記非肌対向面は、前記本体領域の非肌対向面及び前記非テープ部の非肌対向面の少なくとも一方に止着可能に構成されている。
図1は、肌対向面側から見た実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図2は、非肌対向面側から見た実施形態に係る吸収性物品の平面図である。 図3は、前後方向に巻かれた状態の吸収性物品の斜視図である。 図4は、肌対向面側から見た変形例1に係る吸収性物品の平面図である。 図5は、肌対向面側から見た変形例2に係る吸収性物品の平面図である。 図6は、肌対向面側から見た変形例3に係る吸収性物品の平面図である。 図7は、肌対向面側から見た変形例4に係る吸収性物品の平面図である。
(1)実施形態の概要
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
一態様に係る吸収性物品は、前後方向と、前記前後方向に直交する幅方向と、表面シート、裏面シート及び吸収コアが重なる本体領域と、前記吸収コアの外縁よりも延出し、かつ少なくとも前記表面シート及び前記裏面シートが配置された延出領域と、を有し、前記延出領域には、前記非肌対向面が前記吸収性物品の肌対向面側に向くように折り返し可能に構成されたテープ部と、前記テープ部を構成しない非テープ部と、が設けられており、前記テープ部の前記非肌対向面は、前記本体領域の非肌対向面及び前記非テープ部の非肌対向面の少なくとも一方に止着可能に構成されている。
使用者は、廃棄時に、吸収性物品の肌対向面を内側にして吸収性物品を丸めた状態でテープ部を折り返すことにより、吸収性物品の肌対向面側(丸めた状態の内側)にテープ部の非肌対向面を向けることができる。丸められた部分の外側にテープ部を配置することにより、丸められた部分の非肌対向面とテープ部の非肌対向面が向き合って配置される。テープ部を本体領域又は非テープ部に止着することにより、吸収性物品を丸めてテープ部によって固定できる。
テープ部は、吸収コアよりも延出した延出領域に設けられている。よって、テープ部が吸収コアに直接影響せず、吸収コアからの体液の漏れや吸収材料が零れることを抑制できる。また、テープ部の止着面(裏面シート)は、使用時に着用者の肌に向けられない。そのため、吸収性物品の着用時にテープ部の止着面が着用者の肌に触れることによる違和感を抑制できる。よって、着用時の違和感を抑制しつつ、廃棄時に後処理用のテープ部によって清潔に廃棄できる。
好ましい一態様によれば、前記延出領域には、前記吸収性物品の外縁から前記吸収性物品の内側へ向けた方向に延びる引き裂き部が設けられている。
引き裂き部によって延出領域を部分的に引き裂くことにより、当該引き裂かれた部分をテープ部として用いることができる。
好ましい一態様によれば、前記引き裂き部は、前記吸収性物品の外縁に位置する外端から前記吸収性物品の内側に位置する内端縁まで延びており、前記内端縁は、前記延出領域内で終端している。
引き裂き部が延出領域内で終端しており、吸収コアが配置された本体領域に到達していない。そのため、引き裂き部の全域にわたって分断した場合であっても、テープ部が吸収コアに直接影響せず、吸収コアからの体液の漏れや吸収材料が零れることを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記引き裂き部は、一対で設けられており、前記一対の引き裂き部は、前記引き裂き部の延びる延出方向と直交する直交方向に間隔を空けて配置されている。
引き裂き部によって延出領域を部分的に引き裂くことにより、一対の引き裂き部によって挟まれた部分をテープ部として用いることができる。
好ましい一態様によれば、前記引き裂き部は、前記吸収性物品の外縁に位置する第1外端縁から前記吸収性物品の外縁に位置する第2外端縁まで延びている。
引き裂き部によって引き裂くことにより、テープ部を非テープ部から分断できる。よって、廃棄時におけるテープ部の取り付け位置の制限が少なく、吸収性物品を丸めた状態で取り付け易い箇所にテープ部を固定できる。
好ましい一態様によれば、前記延出領域の前記表面シート及び前記裏面シートの少なくとも一つは、繊維を含むシート材であり、前記引き裂き部は、前記繊維の配向方向に沿っている。
このような構成によれば、引き裂き部によって分断する際に、繊維の配向に沿って引き裂き箇所が延び易く、テープ部を容易に設け、廃棄することができる。
好ましい一態様によれば、前記延出領域には、吸収性物品の前後方向の中心よりも後側に位置するヒップフラップが設けられており、前記引き裂き部は、前記ヒップフラップに設けられている。
ヒップフラップは、臀部の側部を覆うように設けられており、体液が直接付着し難い。当該ヒップフラップに引き裂き部を設けることにより、引き裂き部によって延出領域を引き裂く際に、手に体液が付着することを抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記延出領域は、前記吸収性物品の外側に突出した凸部を有しており、前記テープ部は、前記凸部によって構成されている。
凸部は、延出領域において吸収性物品の外側に突出した部分であり、凸部に隣接する領域に対して折り返されやすい。使用者は、凸部を折り返し、テープ部を本体領域又は延出領域に止着することにより、吸収性物品を丸めてテープ部によって固定できる。
好ましい一態様によれば、前記凸部は、前記凸部の幅が短く形成されたくびれ部を有する。
くびれ部は、テープ部を折り返す際の折り返しの基点となり易い。使用者は、容易に凸部によるテープ部を折り返しやすくなる。
好ましい一態様によれば、前記延出領域には、前記凸部の麓部どうしを結ぶ方向に沿って延びる引き裂き部が形成されている。
引き裂き部によって引き裂くことにより、テープ部の麓部どうしの距離を短くできる。凸部の麓部は、テープ部を折り返す際に基点となって捻れる部分である。当該麓部どうしの距離を短くなることにより、テープ部を折り返す際に捻る領域が短くなり、折り返しやすくなる。また、麓部どうしを繋ぐように引き裂き部を設けることにより、テープ部を分断できる。よって、廃棄時におけるテープ部の取り付け位置の制限が少なく、吸収性物品を丸めた状態で取り付け易い箇所にテープ部を固定できる。
好ましい一態様によれば、前記凸部の突出した突出長さは、前記凸部の麓部どうしを繋いだ距離よりも長い。
凸部の麓部は、テープ部を折り返す際に基点となって捻れる部分又は引き裂かれる部分である。当該麓部どうしを繋いだ距離が短いため、テープ部を折り返す際に捻る領域又は引き裂き部によって引き裂く領域が短くなり、テープ部を使用し易くなる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部の非肌対向面側には、前記吸収性物品を着用物品に止めるための粘着部が設けられている。
テープ部の粘着部によってテープ部を本体領域又は延出領域に固定し、吸収性物品を丸めた状態を維持できる。
好ましい一態様によれば、前記吸収性物品を着用物品に止めるための粘着部を有し、
前記粘着部は、前記吸収性物品の非肌対向面側に配置され、前記吸収性物品の肌対向面側に配置されていない。
吸収性物品の肌対向面側に粘着部が配置されていないため、着用時に粘着部が肌に向けられない。吸収性物品の粘着部が着用者の肌に触れることによる違和感を抑制できる。
好ましい一態様によれば、前記テープ部は、前記本体領域よりも前記前後方向の外側に設けられている。
吸収性物品を前後方向に丸めると、吸収コアの前記前後方向の外端縁は、丸められた状態で表面に露出する。当該露出した部分にテープ部が配置されるため、使用者がテープ部を容易に認識し、テープ部によって吸収性物品を丸めた状態を維持できる。
(2)吸収性物品の構成
以下、図面を参照して、実施形態に係る吸収性物品ついて説明する。吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、母乳パッド、大人用失禁パッド、糞便パッド又は汗取りシートのような吸収性物品であってよい。吸収性物品は、下着のような着用物品の内側に取り付けられて使用される物品であってよい。
なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。したがって、具体的な寸法等は、以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる場合がある。
図1は、肌対向面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品10の平面図である。図2は、非肌対向面側から見た第1実施形態に係る吸収性物品10の平面図である。ここで、「肌対向面側」は、使用中に着用者の肌に面する側に相当する。「非肌対向面側」は、使用中に着用者の肌とは反対に向けられる側に相当する。図3は、前後方向に巻かれた状態の吸収性物品の斜視図である。
吸収性物品10は、前後方向L及び幅方向Wを有する。前後方向Lは、着用者の前側(腹側)から後側(背側)に延びる方向、又は着用者の後側から前側に延びる方向である。幅方向Wは、前後方向Lと直交する方向である。
吸収性物品10は、着用者の肌に向けられる表面シート21と、着用者の肌とは反対側に向けられる裏面シート22と、表面シート21と裏面シート22の間に配置された吸収コア23と、を含む。表面シート21は、使用中に着用者の肌の方に向く。裏面シート22は、使用中に、着用者の肌とは反対側に向けられる。吸収コア23は、体液を吸収する吸収材料を含み、吸収性物品の前後方向Lに沿って延びている。表面シート及び裏面シートの少なくとも一つは、繊維を含むシート材であってよい。また、裏面シートの非肌対向面の少なくとも一部は、テープ部として機能してもよく、フィルムによって構成されてよい。
吸収性物品10は、表面シート21、裏面シート22及び吸収コア23が重なる本体領域RAと、吸収コア23の外縁よりも延出し、かつ少なくとも表面シート21及び裏面シート22が配置された延出した延出領域RBと、を有する。本体領域RAは、吸収性物品10の幅方向Wの中央、かつ吸収性物品10の前後方向Lの中央に位置してよい。延出領域RBは、本体領域RAの外縁よりも外側に位置してよい。延出領域RBには、本体領域RAの吸収コア23が配置されてなくてよい。図2において、本体領域RAと延出領域RBに異なる斜線を付して示す。なお、延出領域RBは、本体領域RAの吸収コア23と異なる吸収部が部分的に配置されていてもよい。この場合、本体領域RAの吸収コア23と、延出領域RBの吸収部と、は、離間しており、連通していない。加えて、吸収部は、後述する引き裂き部とは、離間しており、連通していないことが好ましい。
また、表面シート21は、本体領域RAと延出領域RBを含む吸収性物品の全体に設けられた1枚のシートによって構成されてもよいし、本体領域RAに配置された第1表面シートと延出領域RBに配置された第2表面シートとによる複合シートによって構成されていてもよい。このとき、第1表面シートが親水性の繊維を有し、第2表面シートが撥水性を有することが好ましい。第1表面シートによって体液の引き込みを確保できる。また、第2表面シートに体液が付着し難く、テープ部80が汚れ難くなる。すなわち、延出領域RBの少なくともテープ部80に配置される表面シートは、撥水性を有することが好ましい。
吸収性物品10は、ウイング40及びヒップフラップ50を有していてもよい。ウイング40は、使用時に着用物品のクロッチ部の非肌対向面側に折り返される。ヒップフラップ50は、ウイング40よりも後方で、幅方向Wに膨らんだ部分である。ヒップフラップ50は、幅方向Wにおける吸収コア23の外縁よりも外側に膨らんだ部分である。ヒップフラップ50の少なくとも一部は、吸収性物品10の前後方向の中心よりも後側に位置する。ウイング40及びヒップフラップ50は、延出領域RBに設けられてよい。
吸収性物品10は、使用中に着用者の排泄口(例えば膣口)に対向する排泄口対向域S1を有する。排泄口対向域S1は、着用者の股下、すなわち着用者の両足の間に配置される領域であって、吸収コア23が存在する領域に相当する。なお、ウイング40を有する吸収性物品10では、排泄口対向域S1は、ウイング40どうしの間であって、吸収コア23が存在する領域に相当する。
図2に示すように、吸収性物品10は、裏面シート22の非肌対向面側に設けられた粘着部42,52,70を有してよい。粘着部42,52,70は、吸収性物品10を着用物品に止めるための粘着剤が設けられた領域である。粘着部は、本体粘着部70と、ウイング粘着部42と、フラップ粘着部52と、を含んでよい。粘着部は、吸収性物品の非肌対向面側に配置され、吸収性物品の肌対向面側に配置されなくてよい。吸収性物品の肌対向面側に粘着部が配置されていないため、着用時に粘着部が肌に向けられない。吸収性物品の粘着部が着用者の肌に触れることによる違和感を抑制できる。
裏面シート22の非肌対向面側に設けられた粘着部42,52,70によって、吸収性物品10を下着等の着用物品に固定することができる。また、粘着部42,52,70によって、吸収性物品10の使用後に、吸収性物品10を巻いた状態で、後述するテープ部80を止着させ、巻いた状態を維持することもできる。したがって、粘着部42,52,70は、着衣に固定する用途と、後処理用のテープ部80を止着する用途と、の2つに兼用できる。
本体粘着部70は、吸収性物品10の厚さ方向において、吸収コア23と重なる領域、すなわち本体領域RAに設けられている。本体粘着部70は、少なくとも排泄口対向域S1から吸収性物品10の後方へ連続的又は断続的に延びていることが好ましい。本体粘着部70は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔をあけて複数設けられていてよい。他の形態において、本体粘着部70は、幅方向Wに延び、かつ前後方向に間隔を空けて複数設けられてよい。
ウイング粘着部42は、ウイング40に設けられている。ウイング40は、使用中に着用者の着用物品に折り返され、ウイング粘着部42によって着用物品の非肌対向面側に取り付けられる。フラップ粘着部52は、ヒップフラップ50に設けられている。ウイング粘着部42及びフラップ粘着部52は、延出領域RBに設けられている。
吸収性物品10は、幅方向Wに沿って延びた折り目を有していてもよい。図1,2に示す例では、吸収性物品10の折り目は、第1折り目F1と、第2折り目F2と、第3折り目F3と、を有している。第1折り目F1は、吸収性物品10の前端縁E1に最も近い折り目である。第2折り目F2は、吸収性物品10の後端縁E2に最も近い折り目である。第3折り目F3は、第1折り目F1と第2折り目F2の間に配置される。なお、折り目は、4本以上設けられていてもよい。折り目は、吸収性物品の包装時に、吸収性物品の肌対向面側を内側にして吸収性物品10を折り畳むためのラインである。
本実施の形態の吸収性物品の具体的な構成の一例を示す。表面シートは、目付30g/mのエアースルー不織布(PE/PET)によって構成されてよい。表面シートと吸収コアの間にセカンドシートが設けられてよい。セカンドシートしては、表面シートと同様の材料によって構成されてよい。本体部の幅方向の外側には、表面シートが配置されず、サイドシートが配置されてもよい。サイドシートとしては、目付13g/mのSMS不織布(PP)によって構成されてよい。吸収コアの吸収材料は、針葉樹クラフトパルプと高吸収ポリマーによって構成されてよい。吸収材料全体の重量に対する高吸収ポリマーの重量の比率は、10%であってよい。排泄口対向域S1を含む領域の吸収コアの目付は、周囲の吸収コアの目付よりも高く構成されてよい。排泄口対向域S1を含む領域の吸収コアの目付は、950g/mであってよく、周囲の吸収コアの目付は、300g/mであってよい。裏面シートは、目付23.5g/mのポリエチレンフイルム(非通気タイプ)によって構成されてよい。吸収性物品は、表面シートと吸収コアが厚み方向に圧搾された圧搾部が形成されていてもよい。本体粘着部は、ゴム系のホットメルト型接着剤によって構成されてよい。本体粘着部の目付は、27g/mのであってよい。本体粘着部は、幅方向に空けて6本設けられてよい。各本体粘着部の幅方向の長さは、5mm、各本体粘着部の前後方向の長さは、320mmであってよい。吸収性物品の前後方向の長さは、420mm、吸収性物品の幅方向の長さは、200mmであってよい。後処理用のテープ部材は、目付35g/mのポリエチレンフイルムによって構成されてよい。テープ部の長手方向の長さは、45mm、テープ部の短手方向の長さは、25mmであってよい。
次いで、テープ部80について詳細に説明する。テープ部80は、吸収性物品10の廃棄時に、巻かれた状態の吸収性物品に止着し、吸収性物品10が巻かれた状態を維持するように構成されてよい。延出領域RBは、テープ部80と、非テープ部81と、が設けられている。テープ部80は、テープ部80の非肌対向面(裏面シート22及び粘着部が設けられている面)が吸収性物品10の肌対向面側に向くように折り返し可能に構成されている。テープ部80の非肌対向面が吸収性物品10の肌対向面側に向くように折り返された状態は、折り返し前の状態に対して、テープ部80の表面シート21と裏面シート22が反対側に向いた状態である。
テープ部80が折り返された状態では、テープ部の裏面シート22、折り返されてない非テープ部81の表面シート21、及び本体領域RAの表面シート21は、肌対向面側に向かって配置されてよい。非テープ部81は、テープ部80の折り返しによって、折り返されない部分である。
テープ部80の非肌対向面は、本体領域RAの非肌対向面及び非テープ部81の非肌対向面の少なくとも一方に止着可能に構成されている。テープ部80の非肌対向面は、本体領域RAの非肌対向面に止着してもよいし、非テープ部81の非肌対向面に止着してもよいし、本体領域RAの非肌対向面と非テープ部81の非肌対向面の両方に止着してもよい。
図3に示すように、吸収性物品10の肌対向面を内側にして吸収性物品を丸めた状態でテープ部を折り返すことにより、吸収性物品の肌対向面側(丸めた状態の内側)にテープ部80の非肌対向面を向けることができる。丸められた部分の外側にテープ部80を配置することにより、丸められた部分の非肌対向面とテープ部80の非肌対向面が向き合って配置される。この状態で、テープ部80を、本体領域RA又は非テープ部81に止着することにより、吸収性物品を丸めてテープ部80によって固定できる。
テープ部80は、吸収コアよりも延出した延出領域RBに設けられている。よって、テープ部が吸収コアに直接影響せず、吸収コアからの体液の漏れや吸収材料が零れることを抑制できる。また、テープ部の止着面(非肌対向面)は、使用時に着用者の肌に向けられない。そのため、吸収性物品の着用時にテープ部の止着面が着用者の肌に触れることによる違和感を抑制できる。よって、着用時の違和感を抑制しつつ、廃棄時に後処理用のテープ部によって清潔に廃棄できる。
テープ部80が本体領域RAに対して止着する構成は、本体粘着部70であってもよい。または、テープ部80の非肌対向面側には、吸収性物品10を着用物品に止着するための粘着部が設けられてよい。具体的には、テープ部80のウイング粘着部42又はフラップ粘着部52によって、テープ部80が本体領域RAに止着してもよい。テープ80部の粘着部によってテープ部80を本体領域RAに止着し、吸収性物品10を丸めた状態を維持できる。また、テープ部80が非テープ部81に対して止着する構成は、ウイング粘着部42又はフラップ粘着部52であってよい。他の形態として、テープ部80にフック部材等の止着手段を設け、当該止着手段によって、テープ部80が本体領域RA又は非テープ部81に対して止着してもよい。
テープ部80と非テープ部81の境界には、引き裂き部85が設けられてよい。引き裂き部85は、使用者が延出領域RBを容易に引き裂くことができるように構成されている。引き裂き部85によって延出領域RBを部分的に引き裂くことにより、当該引き裂かれた部分をテープ部80として用いることができる。具体的な引き裂き部85の構成としては、ミシン目、資材の強度を周囲よりも低くした脆弱部、及びこれらの組み合わせを例示できる。ミシン目は、延出領域RBの表面シート21及び裏面シート22を貫通した開口を有してよい。また、脆弱部は、延出領域RBを構成する表面シート21等の資材を拡幅することによって目付を低下させた部分、裏面シート22に開口を設けずに表面シート21に開口を設け、周囲と比較して強度を低くした部分、エンボス等の方法によって熱及び圧力で資材の強度を低下させた部分を例示できる。
引き裂き部85を介して延出領域RBが引き裂かれることによって、テープ部80と非テープ部81が分断し、テープ部80が非テープ部81に対して折り返し可能に構成される。図1において、テープ部80に斜線を付して示す。本実施の形態の引き裂き部85は、吸収性物品の外縁10Eから吸収性物品10の内側へ向けた方向に延びている。引き裂き部85の外端縁851は、吸収性物品10の外縁10Eに到達しており、引き裂き部85の内端縁852は、延出領域RB内で終端してよい。すなわち、引き裂き部85の内端縁852は、本体領域RAと平面視にて離間している。引き裂き部85が延出領域RB内で終端しており、吸収コア23が配置された本体領域RAに到達していない。そのため、引き裂き部85の全域にわたって分断した場合であっても、テープ部80が吸収コア23に直接影響せず、吸収コア23からの体液の漏れや吸収材料が零れることを抑制できる。
テープ部80は、引き裂き部85と吸収性物品の外縁10Eによって挟まれた領域である。テープ部80は、引き裂き部85の内端縁852を基点に折り返されてよい。折り返しの基点は、引き裂き部85の内端縁852から吸収性物品の外縁10Eに延びる仮想線FL1となる。なお、仮想線FL1は、使用者の折り返し態様によってずれるものであり、図1に示す位置に限定されない。
引き裂き部85は、表面シート21及び裏面シート22の少なくともいずれか一方の繊維の配向方向に沿っていてよい。不織布等の繊維を有するシートは、繊維の配向方向に沿って裂け易い。引き裂き部85によって分断する際に、繊維の配向に沿って引き裂き箇所が延び易く、テープ部80を容易に設け、廃棄することができる。
引き裂き部85は、ヒップフラップ50に設けられてよい。テープ部80は、吸収性物品10の前後方向Lの中心よりも後側のヒップフラップに設けられる。なお、ヒップフラップ50の少なくとも一部及び引き裂き部85が吸収性物品10の前後方向Lの中心よりも後側に位置していればよく、ヒップフラップ50全体が吸収性物品10の前後方向Lの中心よりも後側に位置してなくてよい。使用者は、通常吸収性物品10を丸める際に、吸収性物品10の前端縁E1又は後端縁かE2ら前後方向Lに丸め始める。そのうち、約8割の使用者は、吸収性物品10の前端縁E1から丸め始める。よって、テープ部80は、前後方向Lの中心に対して後側に位置する領域に設けられていることが好ましい。ヒップフラップ50は、臀部の側部を覆うように設けられており、体液が直接付着し難い。当該ヒップフラップ50に引き裂き部85を設けることにより、引き裂き部85によって延出領域RBを引き裂く際に、手に体液が付着することを抑制できる。テープ部材80の少なくとも一部は、吸収コア23の後端縁を跨いで、または吸収コアの後端縁よりも後側に配置されてよい。
好ましくは、テープ部80は、第1折り目F1〜第3折り目F3のうちの最も後側の第2折り目F2よりも後側に設けられてよい。上述のように、約8割の使用者は、使用後の吸収性物品10を前側から巻き始める。テープ部80が第2折り目F2よりも後側に設けられていることにより、多くの使用者は、吸収性物品10の前端縁E1から丸め始め、巻き終わり部分をテープ部80によって止着できる。
次いで、他の実施形態に係る吸収性物品について説明する。なお、以下の説明において、上述の実施形態と同じ箇所については、同符号を用いて説明を省略する。図4は、変形例1に係る吸収性物品10Aの肌対向面側から見た平面図である。
変形例1に係る吸収性物品10Aのテープ部80は、非テープ部81から切り離し可能に構成されている。引き裂き部85は、吸収性物品の外縁10Eに位置する第1外端縁851Aから吸収性物品の外縁に位置する第2外端縁851Bまで延びている。引き裂き部85によって引き裂くことにより、テープ部80を非テープ部81から分断できる。テープ部80は、分断された状態で、テープ部80の非肌対向面が本体領域RAの肌対向面側に向くように折り返し可能である。テープ部80が分断されることにより、廃棄時におけるテープ部80の取り付け位置の制限が少なく、吸収性物品10を丸めた状態で取り付け易い箇所にテープ部80を固定できる。
引き裂き部85は、本体領域RAよりも後側において、幅方向Wに延びている。吸収性物品を前後方向に丸めると、本体領域よりも後側の領域は、丸められた状態で表面に露出する。当該露出した部分にテープ部が配置されるため、使用者がテープ部を容易に認識し、テープ部によって吸収性物品を丸めた状態を維持できる。
また、他の形態としては、引き裂き部85は、本体領域RAよりも幅方向の外側において前後方向に沿っていてもよい。当該他の形態においては、引き裂き部85の第1外端縁851A及び第2外端縁851Bは、ヒップフラップ50に設けられてもよいし、ウイング40に設けられてもよい。
図5は、変形例2に係る吸収性物品10Bの肌対向面側から見た平面図である。変形例2に係る吸収性物品10Bは、一対の引き裂き部85を有している。一対の引き裂き部85は、引き裂き部85の延びる延出方向と直交する直交方向に間隔を空けて配置されている。具体的には、引き裂き部85は、前後方向Lに延びており、幅方向Wに間隔を空けて配置されている。引き裂き部85によって延出領域RBを部分的に引き裂くことにより、一対の引き裂き部85によって挟まれた部分をテープ部80として用いることができる。また、他の形態において、一対の引き裂き部85は、幅方向Wに延びており、前後方向Lに間隔を空けて配置されてよい。
一対の引き裂き部85の外端縁851は、いずれも吸収性物品の外縁10Eに一致しており、内端縁852は、いずれも延出領域RB内で終端している。一対の引き裂き部85の内端縁852どうしを繋ぐ仮想線FL2は、テープ部の折り返し基点となる。
図6は、変形例3に係る吸収性物品10Cの肌対向面側から見た平面図である。変形例3に係る吸収性物品10Cのテープ部80は、凸部82によって構成されている。延出領域RBは、平面視にて吸収性物品10の外側に突出した凸部82を有する。凸部82は、吸収性物品の外側に膨らんだ部分であってよい。凸部82は、膨らみの基点となる一対の麓部83を有してよい。一対の麓部83は、第1麓部831と第2麓部832を有してよい。凸部82は、麓部83どうし(第1麓部831と第2麓部832)を繋ぐ仮想線FL3から外側に位置する部分であってよい。
使用者が、麓部83を基点として凸部82を捻ることによって、凸部82の非肌対向面が吸収性物品10の肌対向面側に向くように折り返し可能である。凸部82は、延出領域RBにおいて吸収性物品10の外側に突出した部分であり、凸部82に隣接する領域に対して折り返され易い。使用者は、凸部82を折り返し、テープ部80の非肌対向面を本体領域RAの非肌対向面又は非テープ部81の非肌対向面に止着することにより、吸収性物品10を丸めてテープ部80によって固定できる。
また、延出領域RBには、麓部83どうしを結ぶ方向に沿って延びる引き裂き部85が形成されてもよい。引き裂き部85は、少なくとも一方の麓部83から他方の麓部83に向かって延びていればよい。引き裂き部85は、一方の麓部83から他方の麓部83まで到達してなくてよい。引き裂き部85によって引き裂くことにより、麓部間の距離を短くできる。凸部の麓部は、テープ部を折り返す際に基点となって捻れる部分である。当該麓部どうしの距離が短くなることにより、テープ部を折り返す際に捻る領域の幅が短くなり、折り返し易くなる。
凸部82の突出した突出長さL82は、凸部82の麓部83どうしを繋いだ距離G82よりも長くてよい。麓部83どうしを繋いだ距離G82は、第1麓部831から第2麓部832を繋ぐ仮想線FL3の距離である。突出長さL82は、仮想線FL3に対して直交する直線に沿った仮想線FL3と凸部82の先端との距離である。凸部82の先端は、凸部82における外縁である。凸部82の麓部83は、テープ部80を折り返す際に基点となって捻れる部分又は引き裂かれる部分である。当該麓部83どうしを繋いだ距離が短いため、テープ部80を折り返す際に捻る領域又は引き裂き部85によって引き裂く領域が短くなり、テープ部80を使用し易くなる。
また、他の形態として、麓部83どうしを繋ぐように引き裂き部85を設けてよい。引き裂き部によって延出領域RBを分断することにより、テープ部80を非テープ部81に対して分断できる。よって、廃棄時におけるテープ部80の取り付け位置の制限が少なく、吸収性物品を丸めた状態で取り付け易い箇所にテープ部80を固定できる。
図7は、変形例4に係る吸収性物品10Dの肌対向面側から見た平面図である。変形例3に係る吸収性物品10Dのテープ部80は、凸部82によって構成されている。凸部82は、凸部82の幅が短く形成されたくびれ部84を有してよい。くびれ部84は、凸部82の幅方向(突出する方向と直交する方向)の長さが、突出する方向において隣接する部分よりも短く構成されている。具体的には、凸部82が前後方向Lに突出した形態にあっては、凸部82の幅方向Wの長さが、前後方向Lにおいて隣接する部分と比較して短い。くびれ部84が折り返しの基点となり易く、使用者は、容易に凸部82によるテープ部を折り返しやすくなる。なお、くびれ部84を有するテープ部80にあっては、くびれ部が折り返しの基点となり易い。よって、くびれ部84に引き裂き部85を設けてもよい。
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。例えば、実施形態及び変形例に係るテープ部80は、いずれも引き裂き部を有してもよいし、凸部を有していてもよい。
着用時の違和感を抑制しつつ、廃棄時に後処理用のテープ部によって清潔に廃棄できる吸収性物品を提供できる。
10、10A、10B、10C、10D 吸収性物品
21 表面シート
22 裏面シート
23 吸収コア
80 テープ部
81 非テープ部
82 凸部
83 麓部
84 くびれ部
85 引き裂き部
RA 本体領域
RB 延出領域
L 前後方向
W 幅方向

Claims (14)

  1. 前後方向と、
    前記前後方向に直交する幅方向と、
    表面シート、裏面シート及び吸収コアが重なる本体領域と、
    前記吸収コアの外縁よりも延出し、かつ少なくとも前記表面シート及び前記裏面シートが配置された延出領域と、を有し、
    前記延出領域には、非肌対向面が前記吸収性物品の肌対向面側に向くように折り返し可能に構成されたテープ部と、前記テープ部を構成しない非テープ部と、が設けられており、
    前記テープ部の前記非肌対向面は、前記本体領域の非肌対向面及び前記非テープ部の非肌対向面の少なくとも一方に止着可能に構成されている、吸収性物品。
  2. 前記延出領域には、前記吸収性物品の外縁から前記吸収性物品の内側へ向けた方向に延びる引き裂き部が設けられている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記引き裂き部は、前記吸収性物品の外縁に位置する外端から前記吸収性物品の内側に位置する内端縁まで延びており、
    前記内端縁は、前記延出領域内で終端している、請求項2に記載の吸収性物品。
  4. 前記引き裂き部は、一対で設けられており、
    前記一対の引き裂き部は、前記引き裂き部の延びる延出方向と直交する直交方向に間隔を空けて配置されている、請求項2又は請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記引き裂き部は、前記吸収性物品の外縁に位置する第1外端縁から前記吸収性物品の外縁に位置する第2外端縁まで延びている、請求項2に記載の吸収性物品。
  6. 前記延出領域の前記表面シート及び前記裏面シートの少なくとも一つは、繊維を含むシート材であり、
    前記引き裂き部は、前記繊維の配向方向に沿っている、請求項2から請求項5のいずれかれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記延出領域には、吸収性物品の前後方向の中心よりも後側に位置するヒップフラップが設けられており、
    前記引き裂き部は、前記ヒップフラップに設けられている、請求項2から請求項6のいずれか一項に記載の吸収性物品。
  8. 前記延出領域は、前記吸収性物品の外側に突出した凸部を有しており、
    前記テープ部は、前記凸部によって構成されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  9. 前記凸部は、前記凸部の幅が短く形成されたくびれ部を有する、請求項8に記載の吸収性物品。
  10. 前記延出領域には、前記凸部の麓部どうしを結ぶ方向に沿って延びる引き裂き部が形成されている、請求項8又は請求項9に記載の吸収性物品。
  11. 前記凸部の突出した突出長さは、前記凸部の麓部どうしを繋いだ距離よりも長い、請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  12. 前記テープ部の非肌対向面側には、前記吸収性物品を着用物品に止めるための粘着部が設けられている、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  13. 前記吸収性物品を着用物品に止めるための粘着部を有し、
    前記粘着部は、前記吸収性物品の非肌対向面側に配置され、前記吸収性物品の肌対向面側に配置されていない、請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  14. 前記テープ部は、前記本体領域よりも前記前後方向の外側に設けられている、請求項1から請求項13のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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